JPS6288542A - 切削工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の目的 ［産業上の利用分野］ この発明は、特に超精密切削加工における切屑の処理技
術に関するものである。

近年、グイＸ７モンドバイトを用いて旋削加工により、
極めて高精度の平面鏡、球面鏡、非球面鏡等の光学部品
が製作されるＪ：うになった。この加工法は、ガラスや
金属の研磨法に比べて、加工時間が短く、出来上がった
金属鏡の反射率が高く、かつ耐久性があるなど、多くの
優れた特徴を持つており、シー１Ｆ核融合用反射鏡、天
体望遠鏡、Ｘ線ヤ）紫外線望遠鏡、レーＩＪ’加工用反
射鏡等をはじめ、これから多方面に利用されてゆくもの
と思われる。超精密旋盤は、高精度の回転主軸、静圧軸
受、中結晶ダイヤモンドバイ１〜、高剛性ベッドなどに
よって構成され、百分の１μｍのＡｏ−ダーでの加工精
度が実現されている。

この様な超精密旋盤による旋削加工は、ドライまたは揮
発性油の環境下で銅やアルミニウム合金に対して、数μ
ｒｒｔｌ￥度以下の切込みで行なわれ、切屑は箔状で生
じる。しかして、この超精密旋削においてはこの切屑の
処理が特に重要である、。

［従来の技術］ 切屑の初出の良否と仕上面の品位との間には大ぎな相関
がある。すなわち、１，７Ｊ屑のＪＪＩ出が良好でない
場合、ＦＪＪＩＦＩが切削面に当って損傷を与え、良好
イｒ仕上面が得られない。

超精密旋削においては通常、切削点の近くに真空吸引機
の吸入口を置き、切屑を吸いとることによって切屑の初
出が行われる。必要に応じて、切閉息に向けて空気噴流
や切削油のミストを噴射することもある。これらの設定
によって切削点付近に高速の気流が生じ、切屑は、この
気流にのって、切削面に当ることのないように排出され
る。

［発明が解決しようとする問題点］ この従来の切屑排出方法では、第３図示ずように王！′
３２１のまわりに空気の渦２２や澱みを（［じ、しばし
ば切屑がその渦や澱みに巻き込まれ、速やかに排出され
ずに切削面を傷付ける結果となる１゜このような１ｌｆ
ｆｉに陥らないように吸入口の大きさ、形状、位首、角
度等や吸引の強さを調節する。しかしこの調節は非常に
微妙であり、特に切屑が連続的で４１い場合や、連続的
であっても細い場合には大変困難になる。

このようなことから、切屑の排出が容易かつ確実で、切
屑が切削面に当ることのない切屑の処理技術の開発が望
まれている。

この発明は上記の如ぎ事情に鑑みてなされたものであっ
て、切削点のまわりに渦や澱みのない安定な気流を作り
、この気流に沿って切屑を閉面に当てることなく　４ｆ
ｔ実にυ１出することができる切削工具を提供すること
を目的どするものである。

（［１）発明の構成 ［問題を解決するための手段］ この目的に対応して、この発明の切削工具は、切削工具
の刃先の近傍に気流整流面を配設してなることを特徴と
している。

以下、この発明の詳細を一実施例を示１図面について説
明する。

第１図において、１は切削工具であり、切削工具１は回
転する工作物２を切削点３にＪ５いて切削するものであ
る。

切削工具１の近傍には切削点３を挾んで噴射ノズル４及
び吸引ダクト５が配設されている。

吸引ダクト５は切削点３の近傍の空気を吸引して、切削
点３の近傍に気流を形成し、切削点３から発生する切屑
６を気流に沿って流動させ、かつ吸引するものである。

噴射ノズル４は必要に応じて設けるもので、切削点３に
向かって空気を噴射し、気流を形成する。

また、この空気の噴射気流中に必要に応じて切削油のミ
ストを混入する。

切削工具１は第２図に示すようにバイト７及び整流ガイ
ド８とからなっている。

バイト７はシＶンク１１及びシャンク１１の先に取付（
）られた刃先デツプ１２とからなっている。

整流ガイド８はシャンク１１に取付けられて刃先チップ
の両側に翼状に張り出しているが、特に重要な点として
整流ガイド８の表面のうち工作物２に対向する面は気流
整流面１３を成すもので、この気流整流面１３は望まし
くは流線形とするが、この気流整流面１３のほぼ中央部
に刃先チップ１２が突出するために、この気流整流面の
一体連続性は刃先チップ１２の箇所で中断している。

この整流ガイド８はバイト７と一体に形成してもよいし
、また、バイト７とは別体として成形し、バイト７に着
脱可能な構造にしてもよい。

［作用］ このように構成された切削工具１を使用して工作物２の
切削加工をする場合には、吸引ダクト５で空気を吸引す
把と、噴射ノズル４を使用する場合には、その噴射ノズ
ル４から噴射された空気と協働して、切削点３から吸引
ダクト５に達する気流１４が形成される。この気流１４
は気流整流面１３に案内されて整流され、渦や澱みのな
い気流となる。切削点３から発生した切屑６はこの気流
１４に浮遊して流れ吸引ダクト５に吸引される。

（ハ）発明の効果 このように、この発明の切削工具では、切削点から吸引
ダク１−５に達する気流が整流ガイド８の気流整流面１
３によって渦や澱みのない気流に整流され、切削点から
発生した切屑は、この“渦や澱みのない気流によって吸
引ダクト５に運ばれるので、切屑が切削点から容易かつ
確実にＩＪＩ出され、切屑が閉面に当ることがなく、良
好な切削加［をすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係わる切削工具の使用状
態を示す斜視説明図、第２図はこの発明の一実施例に係
わる切削工具の斜視説明図、及び第３図は従来の切削工
具近傍の気流を示す斜？Ｊｌ説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 切削工具の刃先の近傍に気流整流面を配設してなること
   を特徴とする切削工具