JP2536278Y2 - 彫刻機 - Google Patents

彫刻機

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JP2536278Y2
JP2536278Y2 JP1991017542U JP1754291U JP2536278Y2 JP 2536278 Y2 JP2536278 Y2 JP 2536278Y2 JP 1991017542 U JP1991017542 U JP 1991017542U JP 1754291 U JP1754291 U JP 1754291U JP 2536278 Y2 JP2536278 Y2 JP 2536278Y2
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cutter
cutting
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Roland DG Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は彫刻機に関し、特に所
望の切込深さと一定の線幅を有するきれいな彫刻面が得
られる彫刻機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年においては、種々の切削加工機が開
発されており、その中に図9に示すような、板状体等の
被加工物の表面に文字等を刻むための彫刻機がある。す
なわち、この彫刻機1は、台部2の上面に、コ字形(上
方から見下した状態)の本体3を、コ字形の両端3aを
前方に向けた状態で配置し、この本体3の両側部4に1
対のガイド棒5を前後(図示のY方向)移動自在の状態
で設けるとともに、このガイド棒5にスピンドルヘッド
6を左右(X方向)に移動自在の状態で設けている。そ
して、スピンドルヘッド6の下部に切削用の刃部7を取
付け、この刃部7の下端部を、台部2に固定したプレー
ト8に押し当てた状態(Z方向)で、スピンドルヘッド
6を前後左右に移動させることによって、プレート8の
表面に文字等を刻むようになっている。
【0003】次に図10を参照して刃部7の詳細を説明
する。図10は図9のXで示した部分の拡大断面図であ
る。図10を参照して、刃部7は、プレート8を切込む
ためのカッタ21の突出穴を有する定量切込装置となる
ノーズガード22と、ノーズガード22をスピンドルヘ
ッド6で支持するためのノーズガードサポート23とを
含む。
【0004】スピンドルヘッド6がプレート8の表面上
を前後左右に動くとき、ノーズガード22の凸面(ノー
ズ25)はプレート8の表面に沿って移動する。ノーズ
ガード22とノーズガードサポート23とはネジで結合
されているため、ノーズガード22を回転させることに
よって、スピンドルヘッド6とノーズガード22の下端
部との高さが調整される。その結果、カッタ21のノー
ズガード22からの突出量、すなわち、カッタ21によ
るプレート8への切込み量が一定に保たれる。この切込
み量を一定に保つため、ノーズガード22の回転位置を
固定する必要がある。そのためにストッパ24が設けら
れている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の彫刻機は以上の
ように構成されていた。カッタ21によるプレート8へ
の切込深さがノーズガード22を用いて一定の値に保た
れていた。
【0006】しかしながら、カッタ21によるプレート
8の切削が行なわれると、切削時に切り粉が発生する。
その切り粉がノーズガード22のノーズ(先端部)25
に付着したり、ノーズ25とプレート8との間に切り粉
が挟まり、プレート8に傷がついたり(かじり)、カッ
タ21による深さがばらつくという問題点があった。
【0007】この考案は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、切込深さを簡単に調節できると
ともに、その切込深さを簡単に一定の値に保ち得る彫刻
機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案に係る、カッタ
を用いてプレート表面を彫刻する彫刻機は、カッタを突
出するための穴を有し、プレートの表面に沿って移動さ
れる定量切込手段を含む。定量切込手段はカッタの突出
方向を中心として回転されることにより、カッタの切込
方向に移動が可能であり、それによってカッタのプレー
トへの切込深さが変化する。彫刻機は定量切込手段の近
傍に設けられ、カッタがプレート表面を切削する際に発
生する切粉を吸引するための吸引手段と、定量切込手段
の回転を阻止する回転阻止手段とを含む。
【0009】
【作用】この考案によれば、定量切込手段がカッタの突
出方向を中心として回転されることによりカッタの切込
方向に移動し、それによってカッタのプレートへの切込
深さが変化する。所定の切込深さに設定された後は回転
阻止手段で定量切込手段の回転が阻止される。
【0010】
【実施例】図1はこの考案に係る彫刻機の要部を示す断
面図であり、図9のXで示す部分に対応する。
【0011】図1を参照して、この考案に係る彫刻機の
刃部7は、カッタ21により発生した切り粉を集塵する
ための開口部27を有するノーズガード22と、切り粉
をホース26を介して図示のない収塵機へ吸引するため
の吸引口28を含むノーズガードサポート23とを含
む。
【0012】カッタ21によりプレート8の表面が切削
されて切り粉が発生するとその切り粉はノーズガード2
2に設けられた開口部27、ノーズ25の先端穴、ノー
ズガードサポート23に設けられた吸引口28およびホ
ース26を介して、図の矢印で示すように図示のない収
塵機へ収塵される。その結果、ノーズ25とプレート8
の表面との間に切り粉が付着することはない。
【0013】図2は刃部7を外から見た図である。カッ
タ21によるプレート8への切込深さを一定に保つよう
にストッパ24によってノーズガード22の回転が阻止
されている。すなわち、ノーズガード22の外周表面に
は図2に示すように複数の溝が形成されており、隣接す
る2つの溝にストッパ24の突出部が係合することによ
ってノーズガード22の回転が阻止される。なお、この
ノーズガード22の外周には1回転すると切込深さが1
ミリ変わるように、たとえば1周を20等分した溝を設
けるのが好ましい。
【0014】図3は図1のIIIから見たノーズガード
22の底部を示す図である。図3を参照して、この実施
例においてはノーズガード22の底面には4つの開口部
27が設けられている。
【0015】図4はこの考案に係る彫刻機の要部を示す
斜視図である。
【0016】図4を参照して、図示のない収塵機へ切り
粉を搬送するホース26の内部にはコイルバネ31が設
けられており、これによって切り粉が収塵される場合の
ホース26の折曲りが防がれる。
【0017】次に図1および図5を参照してノーズガー
ドサポート23とカッタ21の支持方法について説明す
る。図5は図1に示したスピンドルヘッド6とカッタ2
1とを図1の右方向から見た図である。図5を参照し
て、スピンドルヘッド6の下部には、直径の異なる2段
の円筒状段が設けられ、そのうち、上の方の段には平面
部32が設けられる。ノーズガードサポート固定ネジ2
9をノーズガードサポート23の穴を通して平面部32
に押し当ることにより、スピンドルヘッド6にノーズガ
ードサポート23が固定される。
【0018】またカッタ21は図1に示すように下部に
段を有した形状をしており、下部カッタ固定ネジ30が
カッタ21下部の側面に設けられた平面部に当接するこ
とによって、カッタ21がスピンドルヘッド6に固定さ
れる。カッタ21はさらに図4に示すように上部カッタ
固定ネジ36でもスピンドルヘッド6に固定される。
【0019】上記実施例においては、切り粉はノーズガ
ード22、ノーズガードサポート23の内部を通って収
塵装置へ収塵された。
【0020】この考案は上記実施例に限るものではな
く、切り粉は図6〜図8に示すようにノーズガード22
の外部を経由して収塵されてもよい。
【0021】すなわち、図6においては、ノーズガード
22による切込深さに追随できるようなノーズガードカ
バー34をノーズガード22を覆って設け、そこに吸引
口35を設けてそれを介してホース26によって収塵機
へ切り粉が吸引される。
【0022】図7はこの発明のさらに他の実施例を示す
もので、図8は図7におけるVIIIで示す方向の矢視
図である。図7および図8を参照して、この発明のさら
に他の実施例においては、ノーズガード22の外周部に
沿ってこれと同期して上下する吸引リング37が設けら
れる。吸引リング37の内径側には複数の吸引孔38が
設けられ、吸引孔38と吸引口39を介して切り粉が収
塵機へ吸引される。
【0023】なお、図6および図7においては、図1に
示したノーズガードサポート23やカッタ21の固定方
法を示す部分は省略している。
【0024】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、定量切
込手段がカッタの突出方向を中心として回転されること
によりカッタの切込方向に移動され、それによってカッ
タのプレートへの切込深さが変化する。その結果、切込
深さを簡単に調節できる。また、切込深さを設定した後
は、回転阻止手段によって定量切込手段の回転が阻止さ
れるため、その切込深さを簡単に一定の値に保ち得る。
【0025】その結果、所望の深さのと一定の線幅を有
するな切込が可能な彫刻機が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る彫刻機の刃部の詳細を示す断面
図である。
【図2】この考案に係る彫刻機の刃部の外観図である。
【図3】図1のIIIで示す矢視図である。
【図4】この考案に係る彫刻機の要部を示す斜視図であ
る。
【図5】スピンドルヘッドとカッタとを図1の右方向か
ら見た図である。
【図6】この考案の他の実施例を示す断面図である。
【図7】この考案の他の実施例を示す断面図である。
【図8】図6のVIIで示す矢視図である。
【図9】従来の彫刻機の外観を示す図である。
【図10】従来の彫刻機の刃部の詳細を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
6 スピンドルヘッド 7 刃部 21 カッタ 22 ノーズガード 23 ノーズガードサポート 24 ストッパ 25 ノーズ 26 ホース 27 開口部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタを用いてプレート表面を彫刻する
    彫刻機であって、 前記カッタを突出するための穴を有し、前記プレートの
    表面に沿って移動される底部を含む定量切込手段と、 前記定量切込手段は前記カッタの突出方向を中心として
    回転されることにより、前記カッタの切込方向に移動が
    可能であり、それによって前記カッタの前記プレートへ
    の切込深さが変化し、 前記定量切込手段の近傍に設けられ、前記カッタが前記
    プレート表面を切削する際に発生する切粉を吸引するた
    めの吸引手段と、 前記定量切込手段の回転を阻止する回転阻止手段とを含
    む、彫刻機。
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JP2564814Y2 (ja) * 1992-10-01 1998-03-11 三菱マテリアル株式会社 転削工具
WO1995017992A1 (fr) * 1993-12-30 1995-07-06 Horkos Corp Dispositif d'evacuation des copeaux d'une machine-outil
KR101917231B1 (ko) * 2018-04-06 2019-01-24 편장호 절삭유 재순환을 위한 흡입뭉치 및 이를 이용한 절삭유 재순환장치

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