JPH0620651B2 - 上面規制式座ぐり加工装置 - Google Patents
上面規制式座ぐり加工装置Info
- Publication number
- JPH0620651B2 JPH0620651B2 JP62031613A JP3161387A JPH0620651B2 JP H0620651 B2 JPH0620651 B2 JP H0620651B2 JP 62031613 A JP62031613 A JP 62031613A JP 3161387 A JP3161387 A JP 3161387A JP H0620651 B2 JPH0620651 B2 JP H0620651B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- ring
- jig
- pressure foot
- spot facing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q3/00—Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
- B23Q3/02—Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine for mounting on a work-table, tool-slide, or analogous part
- B23Q3/06—Work-clamping means
- B23Q3/069—Work-clamping means for pressing workpieces against a work-table
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プリント基板、時計基板、およびICパッケ
ージ等のように、板材の表面の所定の位置に同じ深さの
多数の凹所を座ぐり加工によって形成するために使用す
る座ぐり加工装置に関するものである。
ージ等のように、板材の表面の所定の位置に同じ深さの
多数の凹所を座ぐり加工によって形成するために使用す
る座ぐり加工装置に関するものである。
(従来の技術) 第6図は上述した座ぐり加工を施したワーク(板材)W
の一例を示すもので、図中1はワークWの表面に座ぐり
加工によって形成した多数の凹所、2はワークWの四隅
部に設けた位置決め用のピン孔で、従来は図に示すよう
に四個所に設けていた。
の一例を示すもので、図中1はワークWの表面に座ぐり
加工によって形成した多数の凹所、2はワークWの四隅
部に設けた位置決め用のピン孔で、従来は図に示すよう
に四個所に設けていた。
また第7図および第8図は従来の座ぐり加工装置の一例
を示すもので、図中3はスピンドル、4はコレットチャ
ック、5は座ぐり用カッター、6はスピンドルホルダ
ー、7はスピンドルホルダー6の下部にボルト8により
取り付けたフート、9はフート7に接続したダクトホー
スである。
を示すもので、図中3はスピンドル、4はコレットチャ
ック、5は座ぐり用カッター、6はスピンドルホルダ
ー、7はスピンドルホルダー6の下部にボルト8により
取り付けたフート、9はフート7に接続したダクトホー
スである。
また10はワークWを支承する治具プレート、11は治
具プレート10上に載置したワークWを吸着するための
吸引孔で、この吸引孔11は座ぐり加工個所毎にその周
辺に設けた真空吸引溝(図示せず)に接続されている。
12は治具プレート10上に植設した基準ピンで、前記
したワークWのピン孔2をこの基準ピン12に嵌合する
ことによってワークWの位置決めが行われる。13は同
じく基準ピン12に嵌合すると共に、ワークWの上面に
載置したワーク押え板で、このワーク押え板13は前記
座ぐり用カッター5で凹所1を座ぐり加工する場合に邪
魔にならないように格子状に形成されている。
具プレート10上に載置したワークWを吸着するための
吸引孔で、この吸引孔11は座ぐり加工個所毎にその周
辺に設けた真空吸引溝(図示せず)に接続されている。
12は治具プレート10上に植設した基準ピンで、前記
したワークWのピン孔2をこの基準ピン12に嵌合する
ことによってワークWの位置決めが行われる。13は同
じく基準ピン12に嵌合すると共に、ワークWの上面に
載置したワーク押え板で、このワーク押え板13は前記
座ぐり用カッター5で凹所1を座ぐり加工する場合に邪
魔にならないように格子状に形成されている。
そしてこの従来装置で座ぐり加工を行うには、基準ピン
12により位置決めしたワークWを吸引孔11による真
空吸引によって治具プレート10上に密着させると共
に、ワークW上に載置したワーク押え板13によってワ
ークWの浮き上がりを防止して、第8図に示すようにス
ピンドル3に固着した座ぐり用カッター5により座ぐり
加工指令に基いて、所定の座ぐり加工をワークWに施し
ていた。すなわち従来の座ぐり加工はワークWの下面を
基準にして行われていた。
12により位置決めしたワークWを吸引孔11による真
空吸引によって治具プレート10上に密着させると共
に、ワークW上に載置したワーク押え板13によってワ
ークWの浮き上がりを防止して、第8図に示すようにス
ピンドル3に固着した座ぐり用カッター5により座ぐり
加工指令に基いて、所定の座ぐり加工をワークWに施し
ていた。すなわち従来の座ぐり加工はワークWの下面を
基準にして行われていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上述した従来方法である下面基準方式によ
ると、真空発生装置を必要とする上に、ワークの種類が
変る毎に上述した真空吸引用の溝付治具プレート10を
作らねばならず、また押え板13もワークの種類毎に作
り、ワークの一枚毎の加工のたびにその取り付け、取り
外しを行わなければならないと云う不便さがあった。更
に、ワークの上面からの座ぐり寸法の精度(深さ)は、
そのワークの板厚のばらつきにより確保しにくく、また
ワークの上面からの微細な座ぐり寸法の調整を機械的に
簡単に行うことが出来ないと云う問題点があった。
ると、真空発生装置を必要とする上に、ワークの種類が
変る毎に上述した真空吸引用の溝付治具プレート10を
作らねばならず、また押え板13もワークの種類毎に作
り、ワークの一枚毎の加工のたびにその取り付け、取り
外しを行わなければならないと云う不便さがあった。更
に、ワークの上面からの座ぐり寸法の精度(深さ)は、
そのワークの板厚のばらつきにより確保しにくく、また
ワークの上面からの微細な座ぐり寸法の調整を機械的に
簡単に行うことが出来ないと云う問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明においては、座ぐり
用カッターを着脱自在にしたスピンドルのスピンドルホ
ルダーの下部にダクトホースと連通するプレッシャーフ
ートを嵌着し、このプレッシャーフートの下部外周にね
じ部を設け、調整リングを前記ねじ部と螺合し、この螺
合部に止めねじを設け、この調整リングの下面に多数の
鋼球を介して摺動リングを摺動自在に接合し、この摺動
リングを複数個のスプリングにより摺動リングが前記調
整リングの中央に位置すると共に、調整リングの下面に
密着するように付勢して設け、この摺動リングと一体的
にワーク押圧リングを設け、このワーク押圧リングの下
面に空気吸入用の複数個の溝を設け、ワークを弾性体を
介して上下方向に微動し得る治具により支承するように
して上面規制式座ぐり加工装置を構成する。
用カッターを着脱自在にしたスピンドルのスピンドルホ
ルダーの下部にダクトホースと連通するプレッシャーフ
ートを嵌着し、このプレッシャーフートの下部外周にね
じ部を設け、調整リングを前記ねじ部と螺合し、この螺
合部に止めねじを設け、この調整リングの下面に多数の
鋼球を介して摺動リングを摺動自在に接合し、この摺動
リングを複数個のスプリングにより摺動リングが前記調
整リングの中央に位置すると共に、調整リングの下面に
密着するように付勢して設け、この摺動リングと一体的
にワーク押圧リングを設け、このワーク押圧リングの下
面に空気吸入用の複数個の溝を設け、ワークを弾性体を
介して上下方向に微動し得る治具により支承するように
して上面規制式座ぐり加工装置を構成する。
(作 用) 本発明装置は上述のように構成したから、ワークの上面
を基準にして座ぐり加工を行うことができる。したがっ
てワークの板厚にばらつきがあっても、またワークの上
面に凹凸やうねり等がある場合でも、本発明装置によれ
ば、ワーク上面からの座ぐりの深さを一定にすることが
できる。
を基準にして座ぐり加工を行うことができる。したがっ
てワークの板厚にばらつきがあっても、またワークの上
面に凹凸やうねり等がある場合でも、本発明装置によれ
ば、ワーク上面からの座ぐりの深さを一定にすることが
できる。
またその座ぐり深さの調整も、プレッシャーフートと調
整リングとの螺合部のねじの作用によって、容易に微細
な調整を確実に行うことができる。
整リングとの螺合部のねじの作用によって、容易に微細
な調整を確実に行うことができる。
上述のように本発明装置は上面規制方式であるから、従
来の下面規制方式の場合のように、ワークの種類が変る
毎に治具プレートおよびワーク押え板を作る必要がな
く、また真空発生装置も不要となる。したがって本発明
装置よれば、ワークの取り付け、取り外し作業が容易に
なり、この種作業の能率を著しく向上させることができ
る。
来の下面規制方式の場合のように、ワークの種類が変る
毎に治具プレートおよびワーク押え板を作る必要がな
く、また真空発生装置も不要となる。したがって本発明
装置よれば、ワークの取り付け、取り外し作業が容易に
なり、この種作業の能率を著しく向上させることができ
る。
(実施例) 以下、第1図〜第5図について本発明の実施例を説明す
る。図中前記符号と同一の符号は同等のものを示す。
る。図中前記符号と同一の符号は同等のものを示す。
本実施例においては、スピンドルホルダー6の下部に中
空円筒状のプレッシャーフート14の上部を嵌合してボ
ルト15により固定できるようにし、このプレシャーフ
ート14の下端部外周にフランジ14aを設け、このフ
ランジ14aの外周にねじ部14bを形成する。なお1
6はプレッシャーフート14の胴部に接続したダクトパ
イプ、17はこのダクトパイプ16に接続したダクトホ
ースである。
空円筒状のプレッシャーフート14の上部を嵌合してボ
ルト15により固定できるようにし、このプレシャーフ
ート14の下端部外周にフランジ14aを設け、このフ
ランジ14aの外周にねじ部14bを形成する。なお1
6はプレッシャーフート14の胴部に接続したダクトパ
イプ、17はこのダクトパイプ16に接続したダクトホ
ースである。
また第4図に示すように、コレットチャック4が遊嵌す
る中心孔18aを有する円盤上の上面に、前記プレッシ
ャーフート14のフランジ14aが嵌入する環状溝18
bを形成すると共に、この環状溝18bの外周部に前記
ねじ部14bと螺合するめねじ18cを形成し、下面1
8dを平坦にすると共に、その外周部に下方に突出する
突縁18eを設けて調整リング18を一体に形成し、こ
の調整リング18のめねじ18cをプレッシャーフート
14のねじ部14bと螺合することにより調整リング1
8をプレッシャーフート14に取り付ける。19は調整
リング18を固定するため調整リング18の外周部より
ねじ部14bに向ってねじ込んだボルトで、20はボル
ト19の先端部とねじ部14bとの間に介挿したシムで
ある。
る中心孔18aを有する円盤上の上面に、前記プレッシ
ャーフート14のフランジ14aが嵌入する環状溝18
bを形成すると共に、この環状溝18bの外周部に前記
ねじ部14bと螺合するめねじ18cを形成し、下面1
8dを平坦にすると共に、その外周部に下方に突出する
突縁18eを設けて調整リング18を一体に形成し、こ
の調整リング18のめねじ18cをプレッシャーフート
14のねじ部14bと螺合することにより調整リング1
8をプレッシャーフート14に取り付ける。19は調整
リング18を固定するため調整リング18の外周部より
ねじ部14bに向ってねじ込んだボルトで、20はボル
ト19の先端部とねじ部14bとの間に介挿したシムで
ある。
また中心に座ぐり用カッター5を遊嵌する中心孔21a
を有する略リング状の摺動リング21を前記調整リング
18より小径に形成し、この摺動リング21の上面の外
周部に段差部21bを形成し、多数の孔22aを同一円
周上に分布して設けたリングプレート状のリテーナ22
を段差部21bに嵌着し、このリテーナ22の孔22a
内にそれぞれ鋼球23を挿入し、これら鋼球23の上面
が摺動リング21およびリテーナ22の上面よりわずか
に上方に突出するようにする。
を有する略リング状の摺動リング21を前記調整リング
18より小径に形成し、この摺動リング21の上面の外
周部に段差部21bを形成し、多数の孔22aを同一円
周上に分布して設けたリングプレート状のリテーナ22
を段差部21bに嵌着し、このリテーナ22の孔22a
内にそれぞれ鋼球23を挿入し、これら鋼球23の上面
が摺動リング21およびリテーナ22の上面よりわずか
に上方に突出するようにする。
また摺動リング21の下面内周部に段付穴21cを形成
し、この段付穴21c内にリング状のワーク押圧リング
24を嵌着する。そしてこのワーク押圧リング24は、
その下面が摺動リング21の下面より下方にある程度突
出するようにすると共に、第5図に示すように空気吸入
用の複数個(本実施例では4個)の溝24aを渦巻き状
に配置して設ける。なおこのワーク押圧リング24の材
質はテフロン等が適している。
し、この段付穴21c内にリング状のワーク押圧リング
24を嵌着する。そしてこのワーク押圧リング24は、
その下面が摺動リング21の下面より下方にある程度突
出するようにすると共に、第5図に示すように空気吸入
用の複数個(本実施例では4個)の溝24aを渦巻き状
に配置して設ける。なおこのワーク押圧リング24の材
質はテフロン等が適している。
また摺動リング21の下面の3個所に外周より段付き状
に切り込んだ切欠部21dを設け、各切欠部21dの奥
壁部の中央にそれぞれスプリングフック25を突設する
と共に、前記調整リング18の外周部の突縁18eの内
側に6個のスプリングフック26を突設し、各スプリン
グフック25とそれぞれ対応する2個のスプリングフッ
ク26との間にそれぞれコイルスプリング27を張設し
て、摺動リング21が鋼球23を介して調整リング18
の下面18dに摺動自在に接して常に中央に位置するう
に付勢する。
に切り込んだ切欠部21dを設け、各切欠部21dの奥
壁部の中央にそれぞれスプリングフック25を突設する
と共に、前記調整リング18の外周部の突縁18eの内
側に6個のスプリングフック26を突設し、各スプリン
グフック25とそれぞれ対応する2個のスプリングフッ
ク26との間にそれぞれコイルスプリング27を張設し
て、摺動リング21が鋼球23を介して調整リング18
の下面18dに摺動自在に接して常に中央に位置するう
に付勢する。
また第1図および第2図に示すように、ワークWを支承
する治具ボックス28内にワークWを載置する治具プレ
ート29を昇降自在に嵌合し、治具ボックス28の底面
と治具プレート29の下面との間に複数個(本実施例で
は4個)のコイルスプリング30を介挿すると共に、治
具ボックス28の底面に複数個(本実施例では4個)の
弾性体(例えば硬質ゴム)製のストッパー31を立設す
る。32は治具ボックス28の側壁部に設けたスライド
ガイド、33はワークWを定位置に固定するため治具プ
レート29に突設した基準ピンで、本発明の装置では座
ぐり加工時に、プレッシャーフート14によりワーク押
圧リング24を介してワークWを押圧するから基準ピン
33は2本あればよい。
する治具ボックス28内にワークWを載置する治具プレ
ート29を昇降自在に嵌合し、治具ボックス28の底面
と治具プレート29の下面との間に複数個(本実施例で
は4個)のコイルスプリング30を介挿すると共に、治
具ボックス28の底面に複数個(本実施例では4個)の
弾性体(例えば硬質ゴム)製のストッパー31を立設す
る。32は治具ボックス28の側壁部に設けたスライド
ガイド、33はワークWを定位置に固定するため治具プ
レート29に突設した基準ピンで、本発明の装置では座
ぐり加工時に、プレッシャーフート14によりワーク押
圧リング24を介してワークWを押圧するから基準ピン
33は2本あればよい。
また第3図では他の実施例を示すもので、これはワーク
Wを支承する治具ベース34上に、弾性体(例えばゴム
板)製の弾性シート35を重合し、その上にワークWを
載置するようにしたものである。
Wを支承する治具ベース34上に、弾性体(例えばゴム
板)製の弾性シート35を重合し、その上にワークWを
載置するようにしたものである。
いずれにしても本発明においては、ワークWを弾性体を
介して上下方向に微動し得る治具により支承するように
すればよい。
介して上下方向に微動し得る治具により支承するように
すればよい。
つぎに上述のように構成した本発明装置の作用を説明す
る。
る。
第1図〜第3図に示すようにワークWを治具プレート2
9または治具ベース34上の弾性シート35の上に載置
すると共に、基準ピン33によって位置決めし、スピン
ドル3を介して座ぐり用カッター5を回転させながら、
スピンドルホルダー6を下降させると、第2図および第
3図に示すように、カッター5がワークWを切削して所
定の深さに達するとワーク押圧リング24がワークWの
上面を押圧する。この場合ワークWは支承治具の弾性に
よってある程度下降するが、第4図に示すように、座ぐ
り用カッター5の先端とワーク押圧リング24の下面と
の間隔aは一定であるから、座ぐり加工部の深さは常に
ワークWの上面から一定の深さになる。
9または治具ベース34上の弾性シート35の上に載置
すると共に、基準ピン33によって位置決めし、スピン
ドル3を介して座ぐり用カッター5を回転させながら、
スピンドルホルダー6を下降させると、第2図および第
3図に示すように、カッター5がワークWを切削して所
定の深さに達するとワーク押圧リング24がワークWの
上面を押圧する。この場合ワークWは支承治具の弾性に
よってある程度下降するが、第4図に示すように、座ぐ
り用カッター5の先端とワーク押圧リング24の下面と
の間隔aは一定であるから、座ぐり加工部の深さは常に
ワークWの上面から一定の深さになる。
すなわち本発明によれば、ワークWの上面を基準にして
常に一定の深さの座ぐり加工ができるようになる。
常に一定の深さの座ぐり加工ができるようになる。
また座ぐり加工中におけるカッター5の横移動は、ワー
ク押圧リング24の内周面とカッター5間の遊隙によっ
て吸収される。すなわちワーク押圧リング24は一旦ワ
ークWと圧接した後は、ワークWに対して移動しない
が、ワーク押圧リング24と一体に結合している摺動リ
ング21が鋼球23を介して調整リング18の下面18
dに対して摺動するため、カッター5の横移動はこの摺
動によって吸収できる。そして座ぐり加工が終了してカ
ッター5と共にワーク押圧リング24がワークWから離
れれば、摺動リング21はコイルスプグ27の作用によ
って元の中心位置に戻される。
ク押圧リング24の内周面とカッター5間の遊隙によっ
て吸収される。すなわちワーク押圧リング24は一旦ワ
ークWと圧接した後は、ワークWに対して移動しない
が、ワーク押圧リング24と一体に結合している摺動リ
ング21が鋼球23を介して調整リング18の下面18
dに対して摺動するため、カッター5の横移動はこの摺
動によって吸収できる。そして座ぐり加工が終了してカ
ッター5と共にワーク押圧リング24がワークWから離
れれば、摺動リング21はコイルスプグ27の作用によ
って元の中心位置に戻される。
またカッター5による座ぐり深さは前記したように、ワ
ーク押圧リング24の下面からカッター5が下方に突出
する突出長aによって決るが、本発明装置では、ボルト
19をゆるめて調整リング18をプレッシャーフート1
4に対して回転させることにより、両者の螺合部のねじ
の作用によって、前記したカッター5の突出長aを任意
の値に正確に設定することができる。しかもその操作は
容易である。この設定が了ればボルト19を締めつける
ことにより、シム20を介して螺合部を固定すればよ
い。
ーク押圧リング24の下面からカッター5が下方に突出
する突出長aによって決るが、本発明装置では、ボルト
19をゆるめて調整リング18をプレッシャーフート1
4に対して回転させることにより、両者の螺合部のねじ
の作用によって、前記したカッター5の突出長aを任意
の値に正確に設定することができる。しかもその操作は
容易である。この設定が了ればボルト19を締めつける
ことにより、シム20を介して螺合部を固定すればよ
い。
(発明の効果) 本発明装置は上述のように構成したから、ワークの上面
を基準にして座ぐり加工を行うことができる。したがっ
てワークの板厚にばらつきがあっても、またワークの上
面に凹凸やうねり等がある場合でも、本発明装置によれ
ば、ワーク上面からの座ぐりの深さを常に正確に一定に
することができる。
を基準にして座ぐり加工を行うことができる。したがっ
てワークの板厚にばらつきがあっても、またワークの上
面に凹凸やうねり等がある場合でも、本発明装置によれ
ば、ワーク上面からの座ぐりの深さを常に正確に一定に
することができる。
またその座ぐり深さの調整も、プレッシャーフートと調
整リングとの螺合部のねじの作用によって、容易に微細
な調整を確実に行うことができる。
整リングとの螺合部のねじの作用によって、容易に微細
な調整を確実に行うことができる。
上述のように本発明装置は上面規制方式であるから、従
来の下面規制方式の場合のように、ワークの種類が変る
毎に治具プレートおよびワーク押え板を作る必要がな
く、また真空発生装置も不要となる。したがって本発明
によれば、設備費が軽減される上に、ワークの取り付
け、取り外し作業が容易になって省力化が促進でき、さ
らにこの種作業の精度および能率を著しく向上させるこ
とができるというすぐれた効果が得られる。
来の下面規制方式の場合のように、ワークの種類が変る
毎に治具プレートおよびワーク押え板を作る必要がな
く、また真空発生装置も不要となる。したがって本発明
によれば、設備費が軽減される上に、ワークの取り付
け、取り外し作業が容易になって省力化が促進でき、さ
らにこの種作業の精度および能率を著しく向上させるこ
とができるというすぐれた効果が得られる。
第1図は本発明装置を一部断面で示す立面図、 第2図はその作用説明図、 第3図は他の実施例図、 第4図は本発明装置の要部の断面図、 第5図はそのV矢視図、 第6図(a)はワークWの一例を示す平面図、 同図(b)はそのA−A断面図、 第7図は従来装置を一部断面を示す立面図、 第8図はその作用説明図である。 W……ワーク、3……スピンドル 5……座ぐり用カッター、6……スピンドルホルダー 14……プレッシャーフート 18……調整リング、21……摺動リング 22……リテーナ、23……鋼球 24……ワーク押圧リング 25,26……スプリングフック 27……コイルスプリング、28……治具ボックス 29……治具プレート、30……コイルスプリング 31……ストッパー、32……スライドガイド 33……基準ピン、34……治具ベース 35……弾性シート
フロントページの続き (72)発明者 竹中 信孝 神奈川県藤沢市亀井野410−22 (56)参考文献 特開 昭57−107717(JP,A) 実公 昭42−4159(JP,Y1) 実公 昭61−16027(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】座ぐり用カッターを着脱自在にしたスピン
ドルのスピンドルホルダーの下部にダクトホースと連通
するプレッシャーフートを嵌着し、このプレッシャーフ
ートの下部外周にねじ部を設け、調整リングを前記ねじ
部と螺合し、この螺合部に止めねじを設け、この調整リ
ングの下面に多数の鋼球を介して摺動リングを摺動自在
に接合し、この摺動リングを複数個のスプリングにより
摺動リングが前記調整リングの中央に位置すると共に、
調整リングの下面に密着するように付勢して設け、この
摺動リングと一体的にワーク押圧リングを設け、このワ
ーク押圧リングの下面に空気吸入用の複数個の溝を設
け、ワークを弾性体を介して上下方向に微動し得る治具
により支承するようにしたことを特徴とする上面規制式
座ぐり加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62031613A JPH0620651B2 (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 上面規制式座ぐり加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62031613A JPH0620651B2 (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 上面規制式座ぐり加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63200902A JPS63200902A (ja) | 1988-08-19 |
JPH0620651B2 true JPH0620651B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=12336058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62031613A Expired - Lifetime JPH0620651B2 (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 上面規制式座ぐり加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620651B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2958399B2 (ja) * | 1989-03-31 | 1999-10-06 | 日立ビアメカニクス株式会社 | プリント基板の座繰り加工方法および加工装置 |
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1987
- 1987-02-16 JP JP62031613A patent/JPH0620651B2/ja not_active Expired - Lifetime
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