JPH084992Y2 - Nc工作機械の自動位置決め装置 - Google Patents

Nc工作機械の自動位置決め装置

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JPH084992Y2
JPH084992Y2 JP8143790U JP8143790U JPH084992Y2 JP H084992 Y2 JPH084992 Y2 JP H084992Y2 JP 8143790 U JP8143790 U JP 8143790U JP 8143790 U JP8143790 U JP 8143790U JP H084992 Y2 JPH084992 Y2 JP H084992Y2
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tool
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悟 坂下
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、NC工作機械において工作物を自動的に位置
決めする装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、NC工作機械でワークを加工する場合には、前工
程で加工した孔を利用してワークを位置決めし、そのNC
工作機械での加工を実施している。
位置決め装置としては、例えば、実開昭64-46141号公
報にワーク方向にスライド可能で且つワーク方向に付勢
された円錐状位置決めピンを使用し、この円錐状位置決
めピンをワークの位置決め孔に嵌合させてワークの位置
決めを行うものが提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来のNC工作機械でワークを加工する場合には、
NC工作機械のテーブル上に設置した治具に設けた位置決
めピンに、ワークの位置決め孔を嵌合して位置決めを実
施しているため、他のワークを加工する場合には、その
ワークに適合した位置決めピンに交換する必要があり、
段取替えに多大の時間を要している。
本考案は前記の課題を解決し、NC工作機械のスピンド
ルに装着した芯出具をワークの位置決め孔に嵌合させて
精度良く位置決めするようにし、治具に設置する粗位置
決めピンは、多種のワークに共通したものとして段取替
えの必要を減少させると共に、芯出具の破損を防止する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案は、NC工作機械のスピンドルに装着するソケッ
トに先端部を円錐状に形成した芯出しピンをバネを介し
て装着して芯出し具を形成すると共に、NC工作機械のテ
ーブルに設置する治具に粗位置決めピンを設けたNC工作
機械の自動位置決め装置である。
前工程で加工した工作物のガイド孔を治具の粗位置決
めピンに嵌入して工作物の位置を粗調整し、この状態で
NC工作機械のスピンドルに装着した芯出し具をNCプログ
ラムにて座標設定した位置決め孔の位置に合わせて設定
し、円錐状に形成した芯出しピンを工作物の位置決め孔
に嵌入すると、芯出しピンの円錐傾斜面が工作物の位置
決め孔の端面に係合して工作物を動かして両者の芯を合
わせ、工作物を正確に位置決めする。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明する。
第1図は、本考案の一実施例の説明図で、第2図はワ
ークの平面図である。第1図のワークWは第2図のI-I
線の断面で示してある。
NC工作機械のテーブル1上にはワーク支持具2と治具
3を設置し、治具3には粗位置決めピン4を取り付け
る。ワークを正確に位置決めする芯出しピン5は、NC工
作機械のスピンドル9に装着するソケットに設置したも
ので、この芯出し具の詳細を第3図に示す。
第3図において、芯出し具の芯出しピン5はその先端
部を円錐状に形成し、その円錐部がワークWの位置決め
孔となるノックピン孔Wcの端部に係合するように形成す
る。芯出しピン5のホルダー6とストレートソケットホ
ルダー7との間にバネ8を介在させ、ストレートソケッ
トホルダー7はNC工作機械のスピンドル9に装着して使
用する。
次に、前記の装置を使用した位置決め作用を説明す
る。
ワークWには第2図に示すように、加工ラインの前工
程でガイド孔Wbとノックピン孔Wcが開けられている。こ
のノックピン孔Wcの座標X,Yを、NCプログラムに座標値
を設定して置く。
ワークWの中心孔Waを治具3の突起に嵌合して中心を
合わせながら、ガイド孔Wbを粗位置決めピン4に挿通し
てワークWの円周方向の位置を合わせて支持具2で支持
する。ガイド孔Wbの直径Dは、粗位置決めピン4の直径
dより大きくしてあるので、この状態でのワークWの円
周方向の位置合わせは粗調整となる。
次に、ワークWのノックピン孔Wcの設定座標値X,Yに
基づいてNC工作機械のスピンドル9の位置を設定してNC
工作機械のスピンドル9に装着した芯出し具を降下させ
ると、芯出しピン5の先端部がノックピン孔Wcの端面に
当たる。芯出しピン5の中心線とノックピン孔Wcの中心
とが正確に一致していなくても、芯出しピン5の降下に
伴って芯出しピン5の中心線とノックピン孔Wcの中心と
が一致するように、芯出しピン5の傾斜面でワークWを
回動してワークWの円周方向の位置を正確に決める。す
なわち、D-dの範囲内の粗調整の位置ずれを芯出しピン
5の円錐部で補正する。
この場合、治具3へのワークWのセットミスがあっ
て、芯出しピン5がノックピン孔Wcに入らないことがあ
っても、芯出しピン5とストレートソケットホルダー7
との間にバネ8を設置してあるので、芯出しピン5やス
トレートソケットホルダー7の破損を防止できる。
ストレートソケットホルダー7は市販品を利用するこ
とができ、芯出し具をNC工作機械のスピンドルに装着
し、NCプログラムによりワークの芯出し位置を設定する
ようにしたので、正確な位置決め装置が安価に得られ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、粗位置決めを多種ワークに共通したものと
して段取替えの必要を減少させて作業能率を向上させる
と共に、正確な位置決め装置が安価に得られ、また、ワ
ークのセットミスがあった場合でも、芯出し具の破損を
防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はワークを第2図のI-I線の断面で示した本考案
の一実施例の説明図、第2図はワークの平面図、第3図
は芯出し具の断面図である。 1:工作機械テーブル、2:支持具 3:治具、4:粗位置決めピン 5:芯出しピン、6:ホルダー 7:ソケットホルダー、8:バネ 9:NC工作機械のスピンドル W:ワーク、Wa:中心孔 Wb:ガイド孔、Wc:ノックピン孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソケットに先端部を円錐状に形成した芯出
    しピンをバネを介して装着した芯出し具を形成すると共
    にNC工作機械のテーブルに設置する治具に粗位置決めピ
    ンを設け、工作物のガイド孔を前記粗位置決めピンに嵌
    入した状態でNC工作機械のスピンドルに装着した前記芯
    出し具の芯出しピンをNCプログラムにて座標設定した位
    置決め孔の位置に合わせて工作物の位置決め孔に嵌入す
    ることを特徴とするNC工作機械の自動位置決め装置。
JP8143790U 1990-07-31 1990-07-31 Nc工作機械の自動位置決め装置 Expired - Lifetime JPH084992Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0438336U JPH0438336U (ja) 1992-03-31
JPH084992Y2 true JPH084992Y2 (ja) 1996-02-14

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