JP3028675U - 缶の巻締装置 - Google Patents

缶の巻締装置

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Publication number
JP3028675U
JP3028675U JP1996001854U JP185496U JP3028675U JP 3028675 U JP3028675 U JP 3028675U JP 1996001854 U JP1996001854 U JP 1996001854U JP 185496 U JP185496 U JP 185496U JP 3028675 U JP3028675 U JP 3028675U
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JP
Japan
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lubricating oil
winding
bearing
roll
winding device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1996001854U
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English (en)
Inventor
芳朗 東郷
浩三 都原
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄肉缶を高速で巻締る場合であっても、缶蓋
のすり傷や巻締部の変形を防止し、潤滑油による缶外面
の汚れを防止して良好な缶胴と缶蓋の二重巻締ができ
る。 【構造】 巻締ロール10、11は、ロール本体14を
ロール軸に軸受するベアリング17が設けられている軸
受空間部が空気供給源及び潤滑油供給源6と連結され、
潤滑油を間歇的の供給するようにする。余剰の潤滑油は
潤滑油タンクに、ミストは回収壁により回収される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、缶胴に缶蓋を二重巻締する巻締装置、特に巻締ロールと内の潤滑油 の回収を容易にした巻締装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の巻締ロール30は、図3に示すように外面に成形型面31が形成され内 部が中空で軸受空間部32となっている巻締ロール33を、ロール軸34にベア リング35を介して回転自在に組み立てて構成されている。そして、ベアリング 35が収納されている軸受空間部32には、腐食防止と潤滑のため、固形に近い 状態の粘稠体であるグリースが充填されている。軸受空間部にこのようなグリー スを充填す理由は、巻締装置の洗浄中の洗浄水や、巻締中に缶詰から飛散した内 容液が巻締ロールと上部カバー36との間から侵入するのを防ぐためである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
缶胴に缶蓋を二重巻締する場合、缶胴に缶蓋を嵌合した状態でリフターとシー ミングチャックで両者を挟持して強制回転させ、巻締ロールが缶蓋の巻締部に圧 接することによって缶の回転に従動して回転しながら巻締部の成形加工を行って いる。その際、巻締ロールは2000回転/分に達するので、良好な巻締を行う には、圧接部で滑りが生じることなく缶蓋巻締部の周速と巻締ロールの周速とが 同速であることが望ましい。 従来の巻締ロールでは、軸受空間部にグリースが充填されているため、回転抵 抗が大きくなり巻締不良が発生する原因となっている。この傾向は、近時缶材の 薄肉化と巻締速度の高速化(例えば1800缶/分)でますます顕著な問題とな っている。
【0004】 本考案は、上記問題点を解決するため考案されたものであり、薄肉缶を高速で 二重巻締でき、潤滑油を回収できる巻締装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の巻締装置は、巻締ロールのベアリングが設けられている軸受空間部と 潤滑油供給源を管路で連結し、管路内に間歇的に液体の潤滑油を供給し、かつ巻 締装置の遠心力を利用して潤滑油を回収するとともに、巻締ロール近傍に軸受空 間部より飛散漏洩したミスト状の潤滑油を真空によって吸引回収する技術手段を 採用することによって、グリースを充填しなくても潤滑が良好にでき前記目的を 達成することができた。
【0006】
【作用】
巻締ロールの軸受空間部に液体の潤滑油を間歇的に供給することによって、巻 締ロールの回転抵抗を小さくし、瞬時に高速回転に達することを可能としたので 薄肉缶を高速で二重巻締することができる。 また、軸受空間部に供給される潤滑油は少量であるが、上部カバーに潤滑油回 収機構と巻締ロール近傍の飛散ミスト回収機構とを設けたことにより缶を汚すお それはない。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の巻締装置の実施例を詳細に説明する。 本実施例の巻締装置は、従来の巻締装置における巻締ロールの軸受空間部に、 グリースを充填する代わりに、適当な時間間隔をおいて管路を介して軸受空間部 に液体の潤滑油を供給するようにしたものである。巻締ロールの軸受空間部に潤 滑油を供給する手段は種々の方法が採用できるが、その一例が図1に概略的の示 されている。
【0008】 図1の実施例においては、エアコンプレシャー1、エアフィルター2、レギュ レータ3からなる空気供給源と、管路4に滴下口が連結されて管路内に重力によ り適量の潤滑油を滴下するように配置された給油器5とからなる潤滑油供給源6 を巻締装置本体のフレームの固定部分に適宜設置し、主軸とともに回転する回転 フレームとの間には、潤滑油を中継するロータリージョイントを適宜設け、潤滑 油を供給するようにしてある。そして、巻締ロール支軸7を支持している回転フ レーム8の外周に設けられた潤滑油通路9に連結され、パイプ12、13を介し て巻締ロール10、11に潤滑油が供給されるようになっている。尚、潤滑油は 加圧空気を介さず、重力により別個の供給路から供給するようにすることも可能 である。
【0009】 巻締ロール10、11の構造は、図2に示されており、外周面に巻締成形型1 5が形成され内部が軸受空間部16となっているロール本体14がロール軸18 にベアリング17によって回転自在に支持されている。本実施例では、前記ロー ル軸18に設けた潤滑油通路19を介して軸受空間部に外部から潤滑油を供給で きる。
【0010】 上部カバー20は固定であり、前記カバーのベアリングの上部内面に位置する 部分にロール軸18と同心の環状の溝21を設け、上部カバー側壁部23と前記 溝21と連通する通路孔22を設ける。前記通路孔22の側壁部23側に潤滑油 回収タンク24を取り付けロール軸を対称に巻締装置の中心側より反対側のタン ク22が位置するよう配置する。この結果、余剰の潤滑油はロール本体14の回 転(自転)により上方の撥ね上げられ溝21に付着する。また、巻締ロールは自 転しながら巻締装置の周囲を回転(公転)する。従って、溝21に溜まった潤滑 油は、この回転による遠心力により通路孔22と通じて外方に排出されタンク2 4に回収される。そして、作業停止時にタンク内の潤滑油は抜き取られることに なる。
【0011】 回転するロール本体14と固定の上部カバー20は、オイルシール26により シールされている。前記オイルシールが摩耗した場合、或いはオイルシールを使 用しない場合等潤滑油がロール本体14と上部カバー20との隙間からミスト状 となって飛散漏洩する。このミストを回収するため前記隙間を囲むように上部カ バー側壁下端部外周に、断面矩形のミストを回収する囲いである回収壁25を設 ける。前記回収壁内は図示しない真空手段によって常に吸引されている。
【0012】 巻締装置内の洗浄を行う場合は、洗浄開始の数秒前より洗浄終了後の数秒間潤 滑油供給ルートに、0.5乃至3.0Kg/mm2の圧縮空気を送り込み巻締ロ ール内を加圧状態とし、ロール本体内部の軸受空間部に洗浄水などの侵入を防ぐ ことができる。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば液体の潤滑油を用いるので、 巻締ロールの回転抵抗が小さく巻締ロールと缶蓋巻締部との滑りが少なく、薄肉 缶を高速で巻締る場合であっても缶蓋のすり傷や巻締部の変形の発生を効果的の 防止して良好な缶蓋の二重巻締ができる。 また、軸受空間部にグリースを充填しなくても、缶から飛散した内容物及び洗 浄水が軸受空間部に侵入することを防止し、且つ余剰の潤滑油、飛散漏洩ミスト 等は強制的に回収することができるので潤滑油が巻締ロールから垂れて缶を汚す おそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る巻締装置の腰部概念図で
ある。
【図2】本考案の実施例に係る巻締ロールの断面図であ
る。
【図3】従来の巻締ロールの断面図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサー 3 レギュレータ 5 給油器 6 潤滑油供給源 9 潤滑油通路 14 ロール本体 15 回収壁 16 軸受空間部 17 ベアリング 19 潤滑油通路 21 環状溝 24 タンク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻締ロールを支持するベアリングが設け
    られている軸受空間部に、潤滑油供給源より間歇的に潤
    滑油を供給する巻締装置において、巻締ロールの上部カ
    バー内面のベアリングが位置する部分に環状の潤滑油受
    溝を設け、前記環状の潤滑油受溝と外部と連結する連通
    孔を上部カバー側壁に設け、前記潤滑油受溝に溜まった
    油を巻締装置の回転による遠心力を利用して巻締ロール
    外部に取り出すことを特徴とする缶の巻締装置。
  2. 【請求項2】 巻締ロールを支持するベアリングが設け
    られている軸受空間部に、潤滑油供給源より間歇的に潤
    滑油を供給する巻締装置において、巻締ロールの上部カ
    バー側壁下端部外周に潤滑油を吸引する回収壁を設けた
    ことを特徴とする缶の巻締装置。
JP1996001854U 1996-02-23 1996-02-23 缶の巻締装置 Expired - Lifetime JP3028675U (ja)

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ID=43163735

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05135229A (ja) * 1991-11-13 1993-06-01 Fujitsu Ltd メモリカード用コネクタ
JP2002011532A (ja) * 2000-06-28 2002-01-15 Amada Co Ltd パンチプレス及びパンチ金型並びに金型カバー

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05135229A (ja) * 1991-11-13 1993-06-01 Fujitsu Ltd メモリカード用コネクタ
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