JPH0495693A - 軸受部の潤滑油回収方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、工作機械の軸受部に供給される潤滑油の回収
方法に関するものである。

［従来の技術］ 工作機械における主軸の軸受部には、潤滑油が圧送され
又は噴射させて供給され、軸受部を通過した後主軸を保
持するケーシングの側部に設けた排出孔からその潤滑油
を排出させて回収するようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ 前記のような従来の潤滑油回収方法において、前記ケー
シングの排出孔から排出される潤滑油はそのまま垂れ流
しされるため、被加工物に掛かって例えばグラファイト
等の場合には使用出来なくなることがあった。このよう
な不都合を防止するには、ケーシングの排出孔に排油管
を接続して垂れ流しを防止し、被加工物に潤滑油が掛か
らないようにすれば良いが、排油管の流路抵抗によって
潤滑油の排出が円滑に行かず、このため軸受部の温度が
上昇する事態が生しる。

本発明は、このような従来の問題点を解決するためにな
され、軸受部に供給された潤滑油を垂れ流さずに、しか
もケーシングの排出孔から円滑に排出させて回収出来る
ようにした軸受部の潤滑油回収方法を提供することを課
題としたものである。

［課題を解決するための手段］ この課題を技術的に解決するための手段として本発明は
、回転軸のケーシングに排出孔を設け、この排出孔から
前記回転軸の軸受部に供給された潤滑油を排出させて回
収する方法において、前記排出孔に真空ポンプを連結し
て潤滑油を吸引すると共に、この真空ポンプに接続した
排油管から潤滑油を排出させる方法を要旨とするもので
ある。

［作　用コ 真空ポンプによってケーシングの排出孔から潤滑油を強
制的に排出させることが出来、かつ真空ポンプに接続し
た排出管により被加工物から離れた位置に排出させて回
収することが出来る。

［実施例コ 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳しく説明
する。

第１図において、１は工作機械の主軸２を保持するケー
シングであり、主軸２との間に軸受部３が設けられ、こ
の軸受部３に通じる油通路４が形成されると共に、この
油通路４は側部に設けられた排出孔５に抜けるようにな
っている。６は真空ポンプであり、その−側が前記排出
孔５に連結され、他側には排出管７が接続されている。

この場合、真空ポンプ６には送気管６ａが接続され、こ
の送気管６ａから圧縮空気を送り込んで直ちに前記排気
管７側に排気することにより、真空ポンプ内に真空状態
を作れるようにしである。前記油通路４には潤滑油が圧
縮エアーと共に供給され、この潤滑油は前記軸受部３を
通って潤滑作用をした後前記排出孔５から排出される。

この時、排出孔５には前記のように真空ポンプ６が接続
されているので、潤滑油は圧縮エアーと共に強制的に吸
上され、排出孔５からの潤滑油の排出が円滑に行われる
。更に、真空ポンプ６には前記排出管７が接続されてい
るので、この排出管７を介して潤滑油の排出及び回収が
なされる。この場合、かなり大きな径の排出管７を使用
することが可能なので、その管路内の流量抵抗を下げて
潤滑油を効率良く排出させることが出来る。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明方法によれば、主軸のケー
シングに設けられた潤滑油排出孔に真空ポンプを連結し
、潤滑油を強制的に吸引するようにしたので潤滑油の排
出を円滑に行うことが出来、軸受部の温度上昇を未然に
防止して軸受部を保護する効果を奏する。また、真空ポ
ンプに排出管を接続したので、排出された潤滑油を被加
工物から離れた所望の位置塩基いて回収することが出来
、被加工物の潤滑油汚れを防止すると共に潤滑油の回収
を効率良く行なうことが出来る効果も奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の一実施例を示す説明図である。 １・・・ケーシング　　　　２・・・主軸３・・・軸受
部　　　　　　４・・・油通路５・・・排出孔　　　　
　　６・・・真空ポンプ７・・・排出管

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転軸のケーシングに排出孔を設け、この排出孔から前
   記回転軸の軸受部に供給された潤滑油を排出させて回収
   する方法において、前記排出孔に真空ポンプを連結して
   潤滑油を吸引すると共に、この真空ポンプに接続した排
   油管から潤滑油を排出させることを特徴とする軸受部の
   潤滑油回収方法。