JP4514315B2 - パンチ金型及びその金型を使用するパンチ加工方法 - Google Patents

パンチ金型及びその金型を使用するパンチ加工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は潤滑・冷却を行ながらカス上がりを完全に防止し、更にワークにオイルミストが付着しないようにしたパンチ金型及びその金型を使用するパンチ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パンチ加工機、例えばタレットパンチプレスでは(図4)、よく知られているように、一対のパンチ金型とダイ金型が使用され、両者の協働によりワークに対して打抜き加工などのパンチ加工が施される。
【0003】
この場合のパンチ金型としては、例えば図6に示す第1従来技術と図7に示す第2従来技術がある。
【0004】
(1)第1従来技術について。
図6に示す第1従来技術のパンチ金型においては、加工中に、エア供給装置72(図6(A))からオイルミストを含む圧縮空気aが供給され、パンチボディ60内には、この圧縮空気aが通過する空気路66が形成されている。
【0005】
この構成により、例えば打抜き加工時に(図6(A))前記エア供給装置72からオイルミストを含む圧縮空気aが供給されると、この圧縮空気aは、下降中のパンチボディ60内の空気路66を通って縦溝67、63から下部の空間68に到達し、更に刃先62が通過しているストリッパプレート64の貫通穴65の内周に形成された噴出口65Aから噴出する。
【0006】
これにより、圧縮空気aに含まれるオイルミストにより、刃先62とストリッパプレート64間の潤滑・冷却が行われる。
【0007】
パンチボディ60が更に下降して刃先62がワークWを打抜くと(図6(B))、貫通口65から突出した刃先62により、加工中に生じたカスW1が下方に押し出される。
【0008】
そして、加工終了後、パンチ金型が上昇し(図6(C))ストリッパプレート64がワークWから離れると、貫通穴65内の噴出口65Aから噴出した圧縮空気aがカスW1に当たるので、カスW1はダイ70の排出孔71を通って外部に排出される。
【0009】
(2)第2従来技術について。
図7に示す第2従来技術のパンチ金型においては、刃先82とストリッパプレート84の貫通穴85間が密閉され、これによりパンチボディ80の下部とパンチガイド81の下部により気密室88が形成され、刃先82内には気密室86と連通する空気路86が形成されている。
【0010】
この構成により、例えば打抜き加工時に(図7(A))パンチボディ80が下降すると、ワークWで空気路86の出口86Bが閉鎖され、それにより、気密室88内の空気bが圧縮される。
【0011】
この状態で、パンチボディ80が更に下降して刃先42がワークWを打抜くと(図7(B))、空気路86の出口86Bが露呈するので、この出口86Bから圧縮空気bが噴射され、該圧縮空気bにより加工中に生じたカスW1が排出される。
【0012】
そして、加工終了後は、パンチ金型が上昇し(図7(C))、次の加工のために上方で待機する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
(1)第1従来技術の課題。
上記第1従来技術においては(図6)、既述したように(図6(B))、刃先42がワークWを打抜くと、貫通口65から突出した刃先62により、加工中に生じたカスW1が下方に押し出される。
【0014】
しかし、刃先42は加工中の摩擦により加熱され,そのため、カスW1が熱により溶融して刃先42に溶着することがある。
【0015】
この場合、刃先42がワークWを打ち抜いた時点では(図6(B))、噴出口65AがワークWにより閉鎖されているので、圧縮空気aはカスW1に当たらずに、パンチ金型が上昇しストリッパプレート64がワークWから離れた時点で(図6(C))、初めて噴出口65Aから噴出される圧縮空気aが、カスW1に当たる。
【0016】
しかし、カスW1には、パンチ金型が上昇中に噴出した圧縮空気aが当たるので、圧縮空気aの圧力が弱く、しかもこの圧縮空気aは、カスW1の真ん中ではなく周縁に当たる。
【0017】
従って、上記のように、刃先42に溶着したカスW1を吹き飛ばすことができず、また、打抜き時に(図6(B))カスW1が刃先42で下方に押し出されたとしても、既述したように、パンチ金型上昇時に(図6(C))カスW1に当たる圧縮空気aの圧力が弱いことなどから、カス上がりを完全に防止することができない。
【0018】
更に、第1従来技術においては(図6)、パンチ金型が上昇中にも(図6(C))、圧縮空気aが供給されており、そのため、ストリッパプレート64がワークWから離れることにより露呈した噴出口65A(図6(A))から噴出した圧縮空気a中のオイルミストがワークWに付着する。。
【0019】
その結果、該ワークWを搬出後、オイルミストを除去する作業が必要となり、その分全体の加工時間が長くなるなど加工効率が低下することは明らかである。
【0020】
(2)第2従来技術の課題。
上記第2従来技術においては(図7)、既述したように、打抜き時に(図7(B))、刃先83内に形成された空気路86の出口86Bが露呈するので、この出口86Bから圧縮空気bが噴射され、該圧縮空気bにより加工中に生じたカスW1が排出される。
【0021】
しかし、この場合の圧縮空気bの圧力は、気密室88の内圧のみであり、このため該圧縮空気bの圧力はパンチボディ86の径に左右され、カスW1を排出するのには十分でない場合がある。
【0022】
また、パンチ金型の上昇時には(図7(C))、パンチガイド81より先にパンチボディ80が上昇し、そのため、空気路86を介して外気と連通した気密室88が大きくなってその内部は負圧となる。
【0023】
これにより、空気路86を通って気密室88内に外気が吸い込まれ、一旦は排出されかかった(図7(B))カスW1が吸い上げられる危険があり、カス上がりを完全に防止することができない。
【0024】
更に、第2従来技術においては(図7)、気密室88内の圧縮空気bのみが使用され、これにはオイルミストが含まれていず、そのため潤滑・冷却は行われない。
【0025】
上記のとおり、第1従来技術では(図6)、カス上がりを完全には防止することができず、またワークWにオイルミストが付着し、第2従来技術でも(図7)、このカス上がりを完全には防止することができず、更に潤滑・冷却が行われない。
【0026】
本発明の目的は、パンチ加工機において、潤滑・冷却を行いながらカス上がりを完全に防止し、更にワークにオイルミストが付着しないようにすることにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、図1〜図5に示すように、
刃先42を含むパンチボディ44の下部とストリッパプレート38を含むパンチガイド30の下部により気密室36を形成し、該気密室36にいずれも連通する第1空気路34をパンチボディ44内に第2空気路37を刃先42内にそれぞれ設け、パンチボディ44下降時には、エア供給装置41から供給されたオイルミストを含む圧縮空気Aを第1空気路34を介して気密室36に導入し、本来の圧力PO に気密室36による増圧分PS を加えた圧力P=PO +PS の圧縮空気Bを、第2空気路37を介して噴射すると共に、該刃先42の外周には、潤滑・冷却用の溝55を設け、該潤滑・冷却用の溝55は、上死点で気密室36と連通すると共にストリッパプレート38の刃先挿通孔49と対面し下死点でも刃先挿通孔49から外れない位置に設けられていることを特徴とするパンチ金型P(図1、図2)、
及び、刃先42を含むパンチボディ44の下部とストリッパプレート38を含むパンチガイド30の下部により気密室36を形成し、該気密室36にいずれも連通する第1空気路34をパンチボディ44内に第2空気路37を刃先42内にそれぞれ設け、パンチボディ44下降時には、エア供給装置41から供給されたオイルミストを含む圧縮空気Aを第1空気路34を介して気密室36に導入し、本来の圧力PO に気密室36による増圧分PS を加えた圧力P=PO +PS の圧縮空気Bを、第2空気路37を介して噴射するパンチ金型Pを使用するパンチ加工方法において、
(1)パンチボディ44が下降し刃先42がワークWを打抜いてから下死点に到達するまでに、本来の圧力PO と気密室36による増圧分PS を加えた圧力P=PO +PS の圧縮空気Bを噴射し、
(2)パンチボディ44が下死点に到達後上昇しストリッパプレート38がワークWから離れたときに、圧縮空気Aの供給を停止することを特徴とするパンチ加工方法(図5)という技術的手段を講じている。
【0028】
上記本発明の構成によれば、パンチボディ44が下降し刃先42がワークWに食い込んでから打抜く直前まで(図3(A))、第2空気路37の出口37BがワークWで閉鎖されているので、エア供給装置41から供給し第1空気路34を介して気密室36に導入した圧縮空気Aが増圧され、刃先42がワークWを打抜くと(図3(B))、閉鎖されていた第2空気路37の出口37Bが空中に露呈されるので、下死点に到達するまで本来の圧力PO に気密室36による増圧分PS を加えた圧力P=PO +PS の圧縮空気Bが第2空気路37を介して勢い良く噴射されることにより、カスW1が吹き飛ばされ、その後は、パンチボディ44が上昇しストリッパプレート38がワークWから離れる直前まで(図3(C))、圧縮空気Aが噴射されるので、気密室36内で負圧は発生せず、従って一旦吹き飛ばされたカスW1が気密室36側に吸い込まれることがなくなり、刃先42の外周に潤滑・冷却用の溝55を設けることにより(図3(A)〜図3(C))潤滑・冷却を行いながらカス上がりが完全に防止される。
【0029】
更に、上記刃先42がワークWを打抜いてから下死点に到達するまでに(図3(B))、前記した強い圧力P=PO +PS の圧縮空気BでカスW1が吹き飛ばされるので、パンチボディ44が上昇しストリッパプレート38がワークWから離れたときには(図3(D))、圧縮空気Aの供給を停止することができ、そのため第2空気路37を介して圧縮空気A中のオイルミストがワークWに付着することはない。
【0030】
従って、本発明によれば、パンチ加工機において、潤滑・冷却を行いながらカス上がりを完全に防止し、更にワークにオイルミストが付着しないようにすることが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明によるパンチ金型Pの実施の形態を示す全体図である。
【0032】
図1のパンチ金型Pは、例えばタレットパンチプレス(図4)に適用した場合であり、上部フレーム1にはラム2が、上部タレット6には本発明に係るパンチ金型Pが、下部タレット7には該パンチ金型Pと協働するダイ金型Dがそれぞれ取り付けられている。
【0033】
上部タレット6には、貫通孔40が形成され、該貫通孔40の上縁にはリフトスプリング31を介してパンチガイド30が支持され、該パンチガイド30には、ストリッパスプリング43を介してパンチボディ44が支持され、このパンチボディ44とパンチガイド30によりパンチ金型Pが構成されている。
【0034】
上記パンチボディ44の下部には、よく知られているように、刃先42が設けられ、該刃先42は、パンチガイド30のストリッパプレート38に形成された刃先挿通孔49に挿入されている。
【0035】
この構成により、ラム2がパンチヘッド32を打圧してパンチボディ44が下降すると、先にリフトスプリング31が撓み(図3(A))、パンチガイド30が下降してストリッパプレート38がワークWを押さえ、この状態でストリッパスプリング43が撓み、刃先42が刃先挿通孔49を通過してそれから突出してワークWに食い込んだ後ワークWを打抜き(図3(B))下死点に到達する。
【0036】
ラム2には(図1)、空気路33が設けられ、該空気路33の入口33Aは、エア供給装置41に結合し、出口33Bは、該ラム2の下端面であって前記パンチヘッド32との当接位置に設けられている。
【0037】
この構成により、パンチ加工時にラム2がパンチヘッド32を打圧すると、上記空気路33を介してエア供給装置41からオイルミストを含む圧縮空気Aが、パンチ金型Pへ供給されるようになっている。
【0038】
また、上記パンチボディ44内であってそのほぼ中央部には、前記ラム2の空気路33を介して供給されたオイルミストを含む圧縮空気Aを、後述する気密室36に導入する第1空気路34が設けられている。
【0039】
上記第1空気路34の入口34Aは、ラム2との当接位置に設けられ、該第1空気路34は、パンチボディ44内の中央部を下方に垂直に延び、後述する外周環状溝48(図2)の高さ位置で側方に曲折し、その先端の出口34B、34C(図1)からは縦溝35、39が下方に延びており後述する気密室36に連通している。
【0040】
上記刃先42とストリッパプレート38の刃先挿通孔49間は、密閉されており、これにより、刃先42を含むパンチボディ44の下部と、ストリッパプレート38を含むパンチガイド30の下部により気密室36が形成されている。
【0041】
この構成により、エア供給装置41から第1空気路34の入口34Aを介して供給された圧縮空気Aは(図3(A))、前記第1空気路34を通過し、出口34B、34Cから縦溝35、39を通って気密室36に導入される。
【0042】
更に、上記パンチボディ44の下部の刃先42内には(図1)、第2空気路37が設けられ、該第2空気路37の入口37A、37Cは互いに対向して刃先42の側面に設けられて上記気密室36に連通し、出口37Bは、刃先42の下端面に設けられている。
【0043】
この場合、上記第2空気路37の入口37A、37Cは、図3(B)に示すように、該刃先42が下死点に到達しても気密室36に連通する位置に設けられている。
【0044】
この構成により、パンチボディ44が下降し刃先42がワークWに食い込んでから打抜く直前までは(図3(A))、上記第2空気路37の出口37BがワークWで閉鎖されていることから、体積が減少する気密室36内で増圧された圧縮空気Bは、出口34BにおいてワークWに当たってはいるが未だ噴射されない。
【0045】
しかし、パンチボディ44が更に下降し刃先42がワークWを打抜くと(図3(B))、上記第2空気路37の出口37Bが空中に露呈されることから、体積が減少する気密室36からは、該第2空気路37を介して、本来の圧力PO と気密室36による増圧分PS を加えた圧力P=PO +PS の圧縮空気Bが、空中に勢い良く噴射される。
【0046】
これにより、前記本来の圧力PO に気密室36による増圧分PS を加えた圧力P=PO +PS の圧縮空気Bにより、ワークW打抜き中に発生したカスW1が吹き飛ばされるようになっている。
【0047】
更に、上記刃先42の外周には(図1)、潤滑・冷却用の溝55が設けられ、該潤滑・冷却用の溝55は、上死点で気密室36と連通すると共にストリッパプレート38の刃先挿通孔49と対面し下死点でも(図3(B))刃先挿通孔49から外れない位置に設けられている。
【0048】
この構成により、パンチボディ44が下降し、エア供給装置41から供給されたオイルミストを含む圧縮空気Aが気密室36内で増圧されると、その増圧された圧縮空気Bが上記潤滑・冷却用の溝55に入り込み、下降する刃先42とストリッパプレート38の刃先挿通孔49の双方に接触する。
【0049】
そして、この圧縮空気Bの刃先42と刃先挿通孔49の双方に対する接触状態は、刃先42がワークWに食い込んで(図3(A))それを打抜いて下死点に到達し(図3(B))、パンチボディ44が上昇して(図3(C))ストリッパプレート38がワークWから離れ(図3(D))刃先42が上死点に戻るまで継続する。
【0050】
これにより、圧縮空気B中のオイルミストにより、刃先42とストリッパプレート38間の潤滑・冷却が行われるようになっている。
【0051】
一方、前記パンチボディ44内(図2)の第1空気路34の出口34B、34Cは、パンチガイド30の内壁に向かって設けられていると共にパンチボディ44の外周環状溝48に連通し、これにより、出口34B、34Cから出た圧縮空気Aが外周環状溝48を循環することにより、該圧縮空気A中のオイルミストがパンチボディ44とパンチガイド30間の潤滑・冷却を行う。
【0052】
また、上記第1空気路34の出口34B、34Cより上方には、図2に示すように、他の出口34B′がパンチガイド30内壁に向かって設けられていると共にパンチボディ44の他の外周環状溝46に連通し、これにより、出口34B′から出た圧縮空気Aは外周環状溝46を循環し、更に圧縮空気Aは、縦溝47を通って更に上の外周環状溝45を循環することにより、該圧縮空気A中のオイルミストがパンチボディ44とパンチガイド30間の潤滑・冷却を行う。
【0053】
更に、上記第1空気路34の他の出口34B′は、上部タレット6の貫通孔40の内壁に向かったパンチガイド30の出口53を介して該パンチガイド30の外周環状溝50と連通し、これにより、出口34B′から出た圧縮空気Aはパンチガイド30の出口53を通ってその外周環状溝50を循環すると共に、縦溝52を通ってその下の外周環状溝51を循環することにより、該圧縮空気A中のオイルミストがパンチガイド30と上部タレット6間の潤滑・冷却を行う。
【0054】
図4は、本発明をタレットパンチプレスに適用した場合の図であり、該タレットパンチプレスは、センタテーブル10に対向した上部タレット6と下部タレット7を有し、上部タレット6には、前記構成を有する本発明に係るパンチ金型Pが、下部タレット7には、それと対応するダイ金型Dがそれぞれ複数設けられている。
【0055】
以下、上記構成を有する本発明の動作を図5に基づいて説明する。
【0056】
この場合、既述したパンチ金型Pを(図1、図2)使用してワークWの打抜き加工を行うものとし(図3)また、図5の動作制御は、NC装置(図示省略)の判断により行うものとする。
【0057】
(1)パンチボディ44が下降する場合の動作。
【0058】
(1)−(A)刃先42がワークWに食い込んでからそれを打抜く直前までの動作(図3(A))。
【0059】
図5のステップ101において、ワークWを位置決めし、ステップ102において、パンチボディ44を下降させ、圧縮空気Aを供給し、ステップ103において、圧縮空気Aを気密室36内で増圧する。
【0060】
即ち、図4(B)に示すモータMにより駆動軸3を回転させ、チェーン4と5を循環させれば、上部タレット6と下部タレット7が同期回転し、前記本発明に係る所定のパンチ金型Pとそれに対応する所定のダイ金型Dから成る一対の金型を加工位置Kにおいて選択した後に、X軸モータMx(図4(A))とY軸モータMyを駆動し、ボールねじ15と14を回転してキャリッジ12をX軸方向にキャリッジべース11をサイドテーブル10A、10Bと共にY軸レール17に沿ってY軸方向にそれぞれ移動させることにより、クランプ13を移動させ該クランプ13に把持されたワークWを加工位置Kに位置決めする。
【0061】
この状態で、ラム2(図1)を作動してパンチヘッド32を打圧すると、パンチボディ44が下降すると共に、エア供給装置41に連通したラム2側の空気路33の出口33Bと、パンチボディ44側の第1空気路34の入口34Aが結合し、エア供給装置41からは、オイルミストを含む圧縮空気Aが供給される(図3(A))。
【0062】
そして、上記圧縮空気Aは、第1空気路34を通って出口34B、34Cから縦溝35、39を通過し、気密室36に導入される。
【0063】
この場合、図示するように、パンチガイド30のストリッパプレート38は、ダイ金型D上のワークWを押さえつけ、パンチボディ44の刃先42は、ストリッパプレート38の刃先挿通孔49を通過して突出しワークWに食い込んでいる。
【0064】
従って、刃先42内の第2空気路37の出口37Bは、ワークWで閉鎖されており、そのため、気密室36に導入された圧縮空気Aは、逃げ場がなく、該気密室36内で増圧され、本来の圧力PO に気密室36による増圧分PS を加えた圧力P=PO +PS の圧縮空気BがワークWに当たる。
【0065】
また、この場合、前記したように、上記増圧された圧縮空気Bが潤滑・冷却用の溝55に入り込み、該増圧圧縮空気Bが、下降する刃先42とストリッパプレート38の刃先挿通孔49の双方に接触した状態で刃先42がワークWに食い込んでいる(図3(A))。
【0066】
そして、この接触状態は、前記したように、刃先42がワークWを打抜き下死点に到達し(図3(B))、パンチボディ44が上昇して刃先42が上死点に戻るまで継続することにより、圧縮空気B中のオイルミストにより、刃先42とストリッパプレート38間の潤滑・冷却が行われる。
【0067】
(1)−(B)刃先42がワークWを打抜いて下死点に到達するまでの動作(図3(B))。
【0068】
図5のステップ104において、パンチボディ44を更に下降させ、ワークWを打抜き、ステップ105において、本来の圧力PO に気密室36による増圧分PS を加えた圧力P=PO +PS の圧縮空気Bを噴射し、カスW1を吹き飛ばし、ステップ106において、刃先42が下死点に到達したか否かを判断し、到達しない場合には(NO)、ステップ105に戻って同じ動作を繰り返し、到達した場合には(YES)、ステップ107において、パンチボディ44の下降を停止する。
【0069】
即ち、ラム2(図1)を作動し、図3(B)に示すように、パンチボディ44を更に下降させると、気密室36を構成するパンチボディ44も更に下降することにより、該気密室36の体積は益々減少し、それに伴って気密室36内の圧縮空気Aは、益々増圧される。
【0070】
そして、図示するように、刃先42がワークWを打抜くと、刃先42内の第2空気路37の出口37Bが空中に露呈し、そのため、本来の圧力PO に気密室36による増圧分PS を加えた圧力P=PO +PS の圧縮空気Bが、第2空気路37を介して勢い良く噴出し、打抜き加工中に生じたカスW1がこの強い圧力P=PO +PS の圧縮空気Aで吹き飛ばされる。
【0071】
この状態は、刃先42が下死点に到達するまで継続し、下死点に到達するとパンチボディ44の下降が停止する。
【0072】
このように、本発明によれば、既述した本来の圧力PO 、例えば5kg/cm2 に、気密室36による増圧分PS を加えた圧力P=PO +PS の圧縮空気Bが第2空気路37介して噴出する。
【0073】
この場合の圧縮空気Bの圧力P=PO +PS は、上記のとおり、本来の圧力PO に気密室36による増圧分PS を加えたものであり、第2従来技術における(図7(B))圧縮空気bの圧力が内圧のみであってしかもパンチボディ86の径に左右されるのと比較して、著しく大きく、これにより、カスW1は完全に排出される。
【0074】
(2)パンチボディ44が上昇する場合の動作。
【0075】
(2)−A ストリッパプレート38がワークWから離れる直前までの動作(図3(C))。
【0076】
図5のステップ108において、パンチボディ44を上昇させ、ステップ109において、圧縮空気Aを噴射し、ステップ110において、ストリッパプレート38がワークWから離れたか否かを判断し、離れない場合には(NO)、ステップ109に戻って圧縮空気Aを噴射する。
【0077】
即ち、刃先42がワークWを打抜いて下死点に到達すると(図3(B))、今度はラム2を(図1)再度作動してパンチボディ44を上昇させ(図3(C))、ストリッパプレート38がワークWから離れたか否かを判断する。
【0078】
そして、ストリッパプレート38がワークWを離れない場合には、それがワークWを離れる直前まで(図3(C))を介して噴射する。
【0079】
これにより、気密室36内は負圧とならず、一旦吹き飛んだカスW1が(図3(B))気密室36側に吸い込まれることが無くなり、潤滑・冷却用の溝55を設けたことにより(図3(A)〜図3(C))、本発明によれば、潤滑・冷却を行いながらカス上がりが完全に防止される。
【0080】
(2)−B ストリッパプレート38がワークWから離れたときの動作(図3(D))。
【0081】
図5のステップ110において、ストリッパプレート38がワークWから離れたときには(YES)、ステップ111において、圧縮空気Aの供給を停止する。
【0082】
これは、前記したように、刃先42がワークWを打抜いて下死点に到達するまでに(図3(B))、本来の圧力PO に気密室36による増圧分PS を加えた強い圧力P=PO +PS の圧縮空気BでカスW1が吹き飛んで完全に排出されるので、圧縮空気Aは不要となりその供給を停止することとしたのである。
【0083】
これにより、第2空気路37からは、圧縮空気Aが噴出しなくなり、従って、本発明によれば、圧縮空気A中のオイルミストがワークWに付着しなくなる。
【0084】
そして、ステップ112において、NC装置は、加工が終了したか否かを判断し、終了しない場合には(NO)、ステップ101に戻って上記と同じ動作を繰り返し、終了した場合には(YES)、全ての動作を停止する(END)。
【0085】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明の構成によれば、次の効果を奏する。
(1)刃先42がワークWを打抜いてから下死点に到達するまで(図3(B))、本来の圧力PO に気密室36による増圧分PS を加えた圧力P=PO +PS の圧縮空気Bが第2空気路37を介して勢い良く噴射されることにより、カスW1が吹き飛ばされ、その後は、パンチボディ44が上昇しストリッパプレート38がワークWから離れる直前まで(図3(C))、圧縮空気Aが噴射されるので、気密室36内で負圧は発生せず、従って一旦吹き飛ばされたカスW1が気密室36側に吸い込まれることがなくなり、刃先42の外周に潤滑・冷却用の溝55を設けたことにより(図3(A)〜図3(C))、潤滑・冷却を行いながらカス上がりが完全に防止されるようになった。
【0086】
(2)この場合、上記カスW1を吹き飛ばす圧縮空気Bの圧力P=PO +PS は(図3(B))、本来の圧力PO に気密室36による増圧分PS を加えたものであり、第2従来技術における(図7(B))圧縮空気bの圧力が内圧のみであってしかもパンチボディ86の径に左右されるのと比較して、著しく大きく、これにより、カスW1は完全に吹き飛ばされる。
【0087】
(3)更に、刃先42がワークWを打抜いてから下死点に到達するまでに(図3(B))、上記著しく大きい圧力P=PO +PS の圧縮空気BでカスW1が完全に吹き飛ばされるので、パンチボディ44が上昇しストリッパプレート38がワークWから離れたときには(図3(D))、圧縮空気Aの供給を停止することができ、そのため第2空気路37を介して圧縮空気A中のオイルミストがワークWに付着しないようになった。
【0088】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパンチ金型Pの実施形態を示す全体図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】本発明の動作説明図である。
【図4】本発明の適用例を示す図である。
【図5】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】第1従来技術の説明図である。
【図7】第2従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 上部フレーム
2 ラム
6 上部タレット
7 下部タレット
13 クランプ
21 下部フレーム
30 パンチガイド
31 リフトスプリング
32 パンチヘッド
33 空気路
34 第1空気路
35、39 縦溝
36 気密室
37 第2空気路
38 ストリッパプレート
41 エア供給装置
42 刃先
43 ストリッパスプリング
44 パンチボディ
49 刃先挿通孔
55 潤滑・冷却用の溝55
D ダイ金型
P パンチ
W ワーク
W1 カス

Claims (4)

  1. 刃先を含むパンチボディの下部とストリッパプレートを含むパンチガイドの下部により気密室を形成し、該気密室にいずれも連通する第1空気路をパンチボディ内に第2空気路を刃先内にそれぞれ設け、パンチボディ下降時には、エア供給装置から供給されたオイルミストを含む圧縮空気を第1空気路を介して気密室に導入し、本来の圧力に気密室による増圧分を加えた圧力の圧縮空気を、第2空気路を介して噴射すると共に、該刃先の外周には、潤滑・冷却用の溝を設け、該潤滑・冷却用の溝は、上死点で気密室と連通すると共にストリッパプレートの刃先挿通孔と対面し下死点でも刃先挿通孔から外れない位置に設けられていることを特徴とするパンチ金型。
  2. 刃先を含むパンチボディの下部とストリッパプレートを含むパンチガイドの下部により気密室を形成し、該気密室にいずれも連通する第1空気路をパンチボディ内に第2空気路を刃先内にそれぞれ設け、パンチボディ下降時には、エア供給装置から供給されたオイルミストを含む圧縮空気を第1空気路を介して気密室に導入し、本来の圧力に気密室による増圧分を加えた圧力の圧縮空気を、第2空気路を介して噴射するパンチ金型を使用するパンチ加工方法において、
    (1)パンチボディが下降し刃先がワークを打抜いてから下死点に到達するまでに、本来の圧力と気密室による増圧分を加えた圧力の圧縮空気を噴射し、(2)パンチボディが下死点に到達後上昇しストリッパプレートがワークから離れたときに、圧縮空気の供給を停止することを特徴とするパンチ加工方法。
  3. 上記パンチボディが下死点に到達後上昇しストリッパプレートがワークから離れる直前まで、圧縮空気を噴射する請求項記載のパンチ加工方法。
  4. 上記本来の圧力と気密室による増圧分を加えた圧力の圧縮空気は、刃先とストリッパプレートの刃先挿通孔との双方に接触し、該接触状態は、刃先がワークに食い込みそれを打抜いて下死点に到達しパンチボディが上昇して刃先が上死点に戻るまで継続する請求項記載のパンチ加工方法。
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