JP2002011485A - 水処理方法及び装置 - Google Patents

水処理方法及び装置

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JP2002011485A JP2001064782A JP2001064782A JP2002011485A JP 2002011485 A JP2002011485 A JP 2002011485A JP 2001064782 A JP2001064782 A JP 2001064782A JP 2001064782 A JP2001064782 A JP 2001064782A JP 2002011485 A JP2002011485 A JP 2002011485A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水中のダイオキシン類を低濃度まで効率よ
く分解する。 【解決手段】 ダイオキシン類を含む被処理水を、紫外
線、オゾン及び過酸化水素のうちの少なくとも2つを用
いて促進酸化処理する。被処理水中の残留TOC濃度が
1ng/L以上に維持されるように、脂肪族有機カルボ
ン酸、又は分解過程において酸化されて脂肪族有機カル
ボン酸を生成する有機物を被処理水中に添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばゴミ焼却設
備や最終処分場から出るダイオキシン類を含有する排水
の処理に適した水処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】毒性が高く、しかも難分解性であるダイ
オキシン類は、ゴミ焼却場から排出される洗煙排水や洗
灰排水に多く含まれている。焼却灰は、最終処分場に廃
棄されるが、降雨等によって焼却灰からダイオキシン類
が徐々に滲みだし、地下水等に混入する危険性がある。
このため、ダイオキシン類を含むゴミ浸出水や洗煙排
水、洗灰排水の無害化処理は、環境汚染防止対策上の大
きな技術課題となっている。
【0003】ダイオキシン類を分解して無害化する方法
としては、焼却炉での熱分解、超臨界水による分解、光
分解(紫外線、太陽光)、化学的分解(オゾン、過酸化
水素)、微生物による生物分解等が知られているが、ダ
イオキシン類を含有する有機排水の処理法としては、オ
ゾンを用いた酸化促進処理、特に紫外線、オゾン及び過
酸化水素を組み合わせた3元系処理が、現在最も効果的
とされている(例えば特開平7−108285号公報、
特開平11−33570号公報)。
【0004】ダイオキシン類の3元系処理では、紫外線
による光分解と、オゾン及び過酸化水素の併用により生
成するヒドロキシラジカルによる酸化分解とが組み合わ
される。紫外線による光分解では、ダイオキシン類分子
が脱塩素化により、オゾンによる化学反応で酸化分解さ
れやすいオゾン感応性化合物に変化する。紫外線照射で
エーテル結合が切断された場合は、塩素化フェニールが
生成するが、紫外線照射でダイオキシン類の脱塩素化が
進行する。更に、オゾンと過酸化水素などとの併用で生
成する酸化力の大きい各種ラジカルやオゾンによる反応
によって、脱塩素化された芳香核が開環し、毒性の少な
い生物分解されやすい物質に変化され無害化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】紫外線、オゾン及び過
酸化水素を組み合わせた3元系処理では、このようなメ
カニズムにより、ダイオキシン類の分解処理が進行し、
被処理水中のダイオキシン類の濃度が高い場合は、比較
的高い反応速度でその分解処理が進行する。
【0006】ところが、被処理水中のダイオキシン類の
濃度が50pg−TEQ/L程度まで分解処理が進行す
ると、分解速度の急激な低下が起こる。そして、その後
更にダイオキシン類の分解を進行させるには、反応時間
の増大及び大幅な設備規模の増大が必要になり、薬品類
の使用量も膨大となる。
【0007】ダイオキシン類の排出基準については、最
近、排水基準値が10pg−TEQ/L以下に制定され
た。一方、ゴミ焼却場や最終処分場を新たに建設する場
合の住民合意基準値としては、これより更に低い1pg
−TEQ/Lレベル、場合によっては0.1pg−TE
Q/Lレベルが要求されている。このような極低レベル
にまでダイオキシン類の濃度を低減する場合の反応時間
の増大、設備規模の増大及び薬品使用量の増大は非常に
顕著であり、このことが、ダイオキシン類を含む排水を
酸化促進反応により工業的規模で処理する場合の大きな
問題になっている。
【0008】本発明の目的は、ダイオキシン類のような
難分解性有機物を低濃度まで効率よく分解できる水処理
方法及び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】ところで、ダイオキシン
類を含む被処理水を3元系処理で無害化する場合、その
排水にはダイオキシン類だけでなく、多量の無機塩と数
10mg/L前後のTOC成分が含まれている。紫外線
やオゾン、過酸化水素はダイオキシン類に対して選択的
に反応するのではないため、3元系処理を行っても、そ
の紫外線やオゾン、過酸化水素は、ダイオキシン類の分
解に使用される以外に、共存する有機性のTOC成分の
分解に多く使用されることになる。その結果、ダイオキ
シン類が完全に分解される前に、被処理水中のTOC成
分は殆ど完全に分解されて炭酸ガスと水になり、分析測
定できるTOC値はほぼ0近くになる。
【0010】被処理水中のTOC成分が分解された後
は、紫外線やオゾン、過酸化水素はダイオキシン類に対
してのみに反応し、その反応効率が増大することが予想
される。ところが、事実はこれに反し、被処理水中のT
OC成分が存在する間は、ダイオキシン類の分解処理も
並行してかなりの速度で進行するが、被処理水中のTO
C成分が殆どなくなると、これに伴ってダイオキシン類
の反応速度も急速に遅くなるという、予想とは全く異な
る現象が認められた。
【0011】本発明者らはこの現象に着目し、その原因
を追求するべく種々の実験解析を行った結果、以下の事
実を知見するに至った。
【0012】図1はダイオキシン類を含む被処理水を促
進酸化処理したときのダイオキシン類の濃度、TOC値
及びpHの経時変化を示すグラフである。オゾン濃度及
び過酸化水素濃度は一定である。
【0013】同図に示すように、被処理水中のダイオキ
シン類の濃度が50pg−TEQ/L程度までは、分解
処理が急速に進行するが、それ以降は分解速度の急激な
低下が起こる。また、被処理水のpHは、最初中性か
ら、促進酸化が進行すると酸性側に移行し低下するが、
ダイオキシン類の分解反応が鈍る時期から、逆に増加に
転じる。ダイオキシン類の分解反応が鈍り、pHが増大
を始める時期に、被処理中のTOC成分を測定すると、
そのTOC成分はほぼ消費されていた。
【0014】図2は処理途中に酢酸を添加した場合のダ
イオキシン類の濃度経時変化を、酢酸を添加しない場合
と比較して示すグラフである。オゾン濃度及び過酸化水
素濃度は一定である。
【0015】同図に示すように、ダイオキシン類の分解
反応が鈍り、pHが増大を始める時期に、被処理水中に
酢酸を添加した。そうすると、50pg−TEQ/Lを
過ぎてもなお分解処理が継続され、低濃度まで高い反応
速度が維持された。酢酸の添加量が適正な場合、特に低
い濃度まで高い反応速度が維持された。このように、処
理途中の酢酸の添加により、10pg−TEQ/Lレベ
ルはもとより、1pg−TEQ/L以下の極低濃度ま
で、ダイオキシン類が効率よく分解される。この理由は
以下のように説明される。
【0016】有機物質を含む被処理水の促進酸化処理で
は、下記の化学式1に示す反応が進行することにより、
オゾンによる酸化分解に加えて、生成する各種のラジカ
ル(反応活性種)による強力な分解が行われる。
【0017】
【化学式1】
【0018】上記の化学式1からも分かるように、促進
酸化反応を継続するために、オゾン(O3 )や過酸化水
素(H2 2 )は必要であるが、同時に酢酸(CH3
OOH)も必要である。酢酸(CH3 COOH)が欠乏
すると、オゾン(O3 )や過酸化水素(H2 2 )が存
在していても、ヒドロキシラジカル(・OH)以外のラ
ジカルが十分に生成しない。
【0019】有機物質を含む被処理水の促進酸化処理で
は、この酢酸(CH3 COOH)はTOC成分より供給
される。このため、被処理水中のTOC成分が殆どなく
なった後は、紫外線、オゾン及び過酸化水素を組み合わ
せた促進酸化処理をしても、各種のラジカルは生成せ
ず、また生成したヒドロキシラジカル(・OH)の大部
分はヒドロキシラジカル(・OH)同士の反応で消費さ
れたり、またオゾンの自己分解連鎖反応で消費されるた
めに、処理系内でのオゾン濃度を高く維持できず、ダイ
オキシン類の効率的な分解処理の続行が困難になる。
【0020】しかし、有機物質を含む被処理液の促進酸
化では、多量に生成するヒドロキシラジカル(・OH)
が、下記の化学式2に示すように、、オゾンの連鎖分解
反応で無効に消費されることなく、有機物質と反応し
て、各種の活性種を生成し、これらによるダイオキシン
類の効率的な分解がおこる。更に、オゾンの自己分解連
鎖反応が抑制されるので、系内のオゾン濃度も高く維持
され、より効率的な分解が可能になる。
【0021】
【化学式2】
【0022】本発明はかかる知見に基づいて完成された
ものであり、その水処理方法は、難分解性有機物を含む
被処理水を、オゾン、紫外線及び過酸化水素のうちの少
なくとも2つを用いて促進酸化処理する水処理方法にお
いて、被処理水中の残留TOC濃度が1ng/L以上に
維持されるように、脂肪族有機カルボン酸及び/又は分
解過程において酸化されて脂肪族有機カルボン酸を生成
する有機物を被処理水に含有させるものである。
【0023】本発明の水処理方法によると、ダイオキシ
ン類を含む被処理水を、10pg−TEQ/L以下まで
効率よく促進酸化処理することができ、更には1pg−
TEQ/L以下、更には0.1pg−TEQ/L以下ま
でも効率よく促進酸化処理することができる。
【0024】即ち、被処理水中に含有される脂肪族有機
カルボン酸(Cn 2n+1COOH)は、促進酸化により
酸化され過酸(Cn 2n+1COOOH)を経て分解され
ることによりカルボキシラジカル(Cn 2n+1COO
・)とヒドロキシラジカル(・OH)を生成し(前記7
式及び8式参照)、更にカルボキシラジカル(Cn 2n
+1COO・)は、脱炭酸してアルキルラジカル(Cn
2n+1・)となる(前記9式参照)。また、多量に生成す
るヒドロキシラジカル(・OH)は、カルボン酸からも
水素を引き抜いて有機酸ラジカル(・Cn 2nCOO
H)も生成する(前記式10)。このようにして生成し
た多種・多数のラジカルが、ダイオキシン類等の難分解
性有機物を化学的に攻撃し、反応速度を低下させること
なく分解処理する。
【0025】低濃度の難分解性有機物をヒドロキシラジ
カル(・OH)とオゾン活性種だけで攻撃して分解させ
るよりも、共存する有機成分の促進酸化により多種・多
数の活性種を生成させて、難分解性有機物を分解するこ
とにより、無害化処理を効率よく経済的に行うことが可
能となる。
【0026】被処理水中に脂肪族有機カルボン酸を含有
させる方法としては、脂肪族有機カルボン酸を外部から
添加するのが一般的であるが、被処理水中に、促進酸化
反応により酢酸等の低級脂肪族カルボン酸を生成する有
機物が含まれている場合は、これを利用することも可能
である。また、促進酸化反応により酢酸等の低級脂肪族
カルボン酸を生成する有機物を外部から被処理水中に添
加することで、被処理水中に脂肪族有機カルボン酸を含
有させることも可能である。
【0027】脂肪族有機カルボン酸としては、蟻酸、酢
酸、プロピオン酸等の低級脂肪族カルボン酸が望まし
く、経済性の点から酢酸が特に好ましい。
【0028】促進酸化されて酢酸等の脂肪族カルボン酸
を生成する有機物としては、例えば低級アルコール類
(主にメタノール、エタノール、IPA、エチレングリ
コール等)、芳香族類(主にトルエン、各種フェノール
誘導体等)、ケトン類(主にアセトン、メチルエチルケ
トン等)、更にはアルデヒト類(主にアセトアルデヒ
ト、プロプルアルデヒト等)又はエーテル類(主に酢酸
エチル等)を挙げることかできる。これらはいずれも促
進反応により酢酸等の低級脂肪族カルボン酸を生成する
が、なかでもIPA(イソプロピルアルコール)、エタ
ノールが、アルデヒトを経て低級脂肪族有機カルボン酸
を生成する点から好ましい。
【0029】ちなみに、エタノールは、化学式3に示さ
れる反応により酢酸を生じる。またメタノールは、化学
式4に示される反応により蟻酸を生じる。いずれも、促
進酸化反応により低級脂肪族有機カルボン酸を生成する
が、その過程でオゾン等の酸化剤を消費する。このた
め、これらの有機物を経由せずに直接的に脂肪族有機カ
ルボン酸を含有させることにより、酸化剤の利用効率を
向上させることができる。
【0030】
【化学式3】
【0031】
【化学式4】
【0032】脂肪族有機カルボン酸の添加量は、分解す
るダイオキシン類等の難分解性有機物の濃度や被処理水
中のTOC値とも関係するが、その難分解性有機物を殆
ど分解させるのに必要な量があればよく、過剰に添加し
た場合には、TOC成分の分解に余分の処理が必要にな
る。この観点から、添加量は被処理水中の残留TOC濃
度で1ng/L以上が必要であり、1μg/L以上が好
ましく、1mg/L以上が更に好ましい。残留TOC濃
度の上限についは30mg/L以下が好ましく、10m
g/L以下が更に好ましい。
【0033】促進酸化処理としては、紫外線とオゾン、
紫外線と過酸化水素、或いはオゾンと過酸化水素を組み
合わせた2元系処理でもよいが、オゾンを含む2元系処
理が好ましく、紫外線、オゾン及び過酸化水素を組み合
わせた3元系処理が特に好ましい。
【0034】促進酸化処理に使用するオゾンガスとして
は、オゾン濃度が120g/Nm3以上の高濃度オゾン
ガスが反応性の点から好ましい。
【0035】促進酸化処理に使用する紫外線ランプとし
ては、UV−C出力が0.4W/cm以上の高出力低圧
水銀ランプが反応性の点から好ましい。
【0036】促進酸化処理における水圧は0.05MP
a以上が反応性の点から好ましい。水圧が低すぎると被
処理水へのオゾンの移動速度及び溶解度が小さくなり、
実用面では1MPa以下が好ましい。
【0037】また、本発明の水処理装置は、有機物質を
含む被処理水を、オゾン、紫外線及び過酸化水素のうち
の少なくとも2つを用いて促進酸化処理する処理系と、
該処理系内の被処理水に、脂肪族有機カルボン酸及び/
又は分解過程において酸化されて脂肪族有機カルボン酸
を生成する有機物(例えば低級脂肪族アルコール)を注
入する注入系とを具備している。
【0038】促進酸化処理される被処理水に、脂肪族有
機カルボン酸及び/又は分解過程において酸化されて脂
肪族有機カルボン酸を生成する有機物(例えば低級脂肪
族アルコール)を注入することにより、低濃度まで高効
率な反応が持続されることは前述した通りである。
【0039】前記注入系は、前記処理系における促進酸
化処理部の上流側で脂肪族有機カルボン酸及び/又は脂
肪族有機カルボン酸生成用有機物(例えば低級脂肪族ア
ルコール)を注入する構成が、反応性の点から好まし
い。
【0040】前記注入系は又、被処理水のpHを測定す
る手段を有しており、測定されたpHが所定値以下に管
理されるように、脂肪族有機カルボン酸及び/又は脂肪
族有機カルボン酸生成用有機物(例えば低級脂肪族アル
コール)の注入を行う構成が好ましい。前述したよう
に、被処理水のpHが増大を始める時期と、被処理水中
のTOC成分ほぼ消費される時期はほぼ対応しいてい
る。被処理水のpHを管理することにより、被処理水中
のTOC濃度を管理せずとも、そのTOC濃度を所定範
囲内に維持することができ、これにより装置構成が簡単
になる。
【0041】pHの管理値としては6.5以下が好まし
く、6以下が特に好ましい。このpH値が高いことは、
被処理水中のTOC成分が殆ど分解して存在しない状態
を表し、ダイオキシン類の分解速度は低下する。pH値
の下限については、5以上が好ましい。これ未満では、
被処理水中の有機物濃度が大きく、TOC成分の分解に
多量の活性種が消費される。
【0042】被処理水中の残留TOC濃度がpH値に反
映される理由は次のとおりである。被処理水中のTOC
成分が酸化分解されて有機酸に変化すると共に、ダイオ
キシン類の脱塩素化による塩化水素の生成によってpH
は低下する。しかし、TOC成分が完全に分解されて炭
酸ガスと水になり、且つダイオキシン類の分解速度の顕
著な低下による塩化水素の生成も起こらず、被処理水の
pHは増加するようになる。
【0043】前記処理系は、被処理水を閉ループで処理
する構成でも開ループで処理する構成でもよい。閉ルー
プで循環処理する場合、循環処理しながら被処理水の一
部を処理水として排出することができる。
【0044】前記処理系は又、脂肪族有機カルボン酸及
び/又は脂肪族有機カルボン酸生成用有機物(例えば低
級脂肪族アルコール)の注入部の上流側及び下流側に促
進酸化部を設けた構成とすることができる。この構成は
被処理水を開ループで処理する場合に特に有効である。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0046】図3は本発明の第1実施形態を示す水処理
装置の構成図である。
【0047】第1実施形態の水処理装置は、ダイオキシ
ン類を含む被処理水を収容するタンク1を備えている。
タンク1内の被処理水は、図示されないポンプにより、
反応塔2に循環される。タンク1から反応塔2に向かう
経路には、オゾン注入器3が設けられており、反応塔2
からタンク1に戻る経路には、pH測定器4が設けられ
ている。反応塔2は紫外線ランプ5を備えており、塔内
の被処理水に紫外線を照射する。オゾン注入器3はエジ
ェクタ等からなり、オゾン発生機6で発生させた高濃度
のオゾンガスを被処理水に注入する。
【0048】第1実施形態の水処理装置においては、ダ
イオキシン類を含む被処理水が次のようにして促進酸化
処理される。
【0049】タンク1から導出された被処理水は、過酸
化水素を添加された後、オゾン注入器3で高濃度オゾン
ガスを注入され、反応塔2で紫外線を照射されることに
より、3元系の促進酸化処理を受けて、タンク1に戻
る。これを繰り返すことにより、被処理水中のTOC成
分が分解されていく。同時に、ダイオキシン類もTOC
成分の存在下で高い反応速度で分解されていく。
【0050】被処理水中のTOC成分が減少するにつれ
て、被処理水のpH値が下がり、TOC成分がほぼ分解
されるとpH値が上昇に転じ、同時にダイオキシン類の
分解速度も急激に低下する。そこで、本実施形態では、
反応塔2からタンク1に戻るpH測定器4で被処理水の
pH値を測定し、そのpH値が6.5以下、好ましくは
6以下に維持されるように、タンク1内の被処理水に脂
肪族有機カルボン酸としての例えば酢酸を添加する。
【0051】これにより、被処理水中の残留TOC濃度
が1ng/L以上、特に好ましくは1mg/L以上に維
持される。その結果、被処理水中のダイオキシン類が低
濃度になった後も引き続きダイオキシン類が高い反応速
度で分解され続ける。従って、被処理水中のダイオキシ
ン類が極低濃度まで効率よく分解される。
【0052】図4は本発明の第2実施形態を示す水処理
装置の構成図である。
【0053】第2実施形態の水処理装置は、第1実施形
態の水処理装置と同様、閉ループによる循環処理装置で
あり、第1実施形態の水処理装置とは、被処理水の一部
を処理水として反応塔2から抜き出す点、この抜き出し
に伴ってタンク1に被処理水を補給する点及び脂肪族有
機カルボン酸をオゾン注入器3の上流側で添加する点が
相違する。
【0054】即ち、第1実施形態の水処理装置は、循環
式のバッチ処理装置であるのに対し、第2実施形態の水
処理装置は、循環式の連続処理装置である。
【0055】第2実施形態の水処理装置においても、被
処理水のpH値が6.5以下、好ましくは6以下に維持
されるように、被処理水に脂肪族有機カルボン酸として
の例えば酢酸を添加することにより、被処理水中の残留
TOC濃度が1ng/L以上、特に好ましくは1mg/
L以上に維持され、その結果として被処理水中のダイオ
キシン類が極低濃度まで効率よく分解される。
【0056】図5は本発明の第3実施形態を示す水処理
装置の構成図である。
【0057】第3実施形態の水処理装置は、第1実施形
態の水処理装置及び第2実施形態の水処理装置と異な
り、開ループシステムである。
【0058】この水処理装置では、被処理水は、第1オ
ゾン注入器3a、第1反応塔2a、第2オゾン注入器3
b、第2反応塔2b及びpH測定器4を順番に通過し、
処理水として放流される。第1オゾン注入器3a及び第
2オゾン注入器3bはエジェクタ等からなり、オゾン発
生機6で発生させた高濃度のオゾンガスを被処理水に注
入する。第1反応塔2a及び第2反応塔2bは、紫外線
ランプ5a,5bをそれぞれ備えており、それぞれの塔
内の被処理水に紫外線を照射する。過酸化水素は、第1
オゾン注入器3a及び第2オゾン注入器3bの各上流側
で添加される。脂肪族有機カルボン酸は、第2オゾン注
入器3bの上流側で添加される。
【0059】系外から連続的に導入される被処理水は、
第1反応塔2aで1段目の促進酸化処理を受ける。これ
により、被処理水中のTOC成分及びダイオキシン類が
低減する。1段目の促進酸化処理を受けた被処理水は、
引き続き第2反応塔2bで2段目の促進酸化処理を受
け、これにより、被処理水中のTOC成分はほぼ完全に
除去される。これを放置すると、ダイオキシン類の低濃
度領域での分解が進行しない。そこで、第2反応塔2b
から放流される処理水のpHをpH測定器4で測定し、
その測定値が6.5以下、好ましくは6以下に維持され
るように、第1反応塔2aの下流側で被処理水に脂肪族
有機カルボン酸としての例えば酢酸を添加する。
【0060】これにより、第2反応塔2bでは、被処理
水中の残留TOC濃度が1ng/L以上、特に好ましく
は1mg/L以上に維持される。その結果、被処理水中
のダイオキシン類が低濃度になった後も引き続きそのダ
イオキシン類が高い反応速度で分解され続ける。従っ
て、被処理水中のダイオキシン類が極低濃度まで効率よ
く分解される。
【0061】実施形態1〜3では、反応塔の上流側でオ
ゾンガスの注入を行ったが、反応塔内で散気装置によっ
てオゾンガスの注入を行うこともできる。また、反応塔
内の被処理水に対して過酸化水素の添加やpHの測定、
脂肪族有機カルボン酸の添加を行うこともできる。
【0062】また、脂肪族有機カルボン酸を添加する代
わりに、或いは脂肪族有機カルボン酸を添加することに
加え、促進酸化されて脂肪族カルボン酸を生成する低級
アルコール類等の有機物を添加することもできる。
【0063】
【実施例】ダイオキシン試薬をダイオキシン濃度が10
000pg−TEQ/Lになるように添加した最終埋立
処分場のゴミ浸出水60L(初期pH7.3、初期TO
C10mg/L)をタンクからUV反応塔(UV出力1
70W、170Wの紫外線ランプ1本、主波長254n
m、反応塔容積10L)へ10L/minの流速で連続
的に循環させて促進酸化処理した。オゾンガスは、UV
反応塔の入口側に設けた高圧エジェクタで250g/m
3 (N)の高濃度オゾンガスを0.2Mpa、0.5L
/min(N)で注入した。オゾンの吸収効率はほぼ1
00%であった。
【0064】促進酸化反応開始から1時間後、被処理水
のダイオキシン類の濃度は50pg−TEQ/Lまで低
下し、この時点でTOC値は殆ど0になった。分解率は
99.5%、被処理水のpHは6.5であった。その
後、ダイオキシン類の分解速度は急激に低下し、促進酸
化反応開始から2時間後で20pg−TEQ/L(pH
7.0)、4時間後で10pg−TEQ/L(pH7.
3)となり、その後は殆ど分解反応は進行せず、1pg
−TEQ/Lまで分解処理するのは実質的に困難であっ
た。
【0065】そこで、促進酸化反応開始から1時間後、
TOC成分が殆どなくなり、pHが上昇する傾向にある
被処理水に酢酸30mg/Lを添加し、pH5で反応を
継続させた。TOC値は16mg/Lに上昇した。する
と、促進酸化反応開始から2時間後には、被処理水中の
ダイオキシン類の濃度は0.1pg−TEQ/L以下ま
で低下した。
【0066】上記実施例は、紫外線とオゾンを組み合わ
せた2元系処理であるが、紫外線、オゾン及び過酸化水
素を組み合わせた3元系処理においても、下記のように
有効である。
【0067】上記実施例において、オゾンの添加と共
に、オゾン量の1/4重量に相当する3.75g/hの
過酸化水素を添加しつつ、促進酸化処理を行った。ダイ
オキシン類の濃度は、促進酸化反応開始から1時間後で
40pg−TEQ/L、2時間後で20pg−TEQ/
L(pH7.0)、4時間後で10pg−TEQ/L
(pH7.3)となり、1時間経過後より分解速度は急
激に低下した。また、TOC値は1時間で殆ど0になっ
た。
【0068】そこで、促進酸化反応開始から1時間後、
TOC成分の殆どない被処理水に、前記実施例と同様、
酢酸を30mg/L添加して、促進酸化反応を継続し
た。促進酸化反応開始から2時間後には、被処理水中の
ダイオキシン類の濃度は0.1pg−TEQ/L以下ま
で低下した。
【0069】また、促進酸処理開始から1時間後、TO
C成分が殆どなくなり、pHが上昇傾向にある被処理水
に、酢酸を添加する代わりに、酢酸生成用有機物として
エタノールを30mg/L添加し、反応を継続させた。
TOC値は31mg/Lに上昇した。すると、促進酸化
反応開始後から3時間後には、被処理水中のダイオキシ
ン類の濃度は0.1pg−TEQ/L以下にまで低下し
た。
【0070】また、促進酸処理開始から1時間後、TO
C成分が殆どなくなった被処理水に、酢酸を添加する代
わりに、蟻酸生成用有機物としてメタノールを30mg
/L添加し、反応を継続させた。TOC値は45mg/
Lに上昇した。すると、促進酸化反応開始後から3時間
30分後には、被処理水中のダイオキシン類の濃度は
0.1pg−TEQ/L以下にまで低下した。
【0071】このように、促進酸化工程で、脂肪族有機
カルボン酸を直接的に、又は有機物を介して間接的に添
加して反応を行うことにより、ダイオキシン類の分解速
度が顕著に向上する。これは、TOC成分が欠乏する促
進酸化工程の後期においても、脂肪族有機カルボン酸が
過酸を経て分解してカルボキシラジカルとヒドロキシラ
ジカルを生成し、更に脱炭酸してメチルラジカルとな
り、また、多量に生成するヒドロキシラジカルが酢酸の
メチル基より水素を引き抜いて酢酸ラジカルも生成し、
このような機構で生成した多種・多量のラジカルにより
ダイオキシン類の分解反応が加速されたものと考えられ
る。
【0072】促進酸化工程の前期においては、被処理水
中のTOC成分が酸化分解され酢酸となって上記の効果
を発揮するために、TOC成分が存在している間は、オ
ゾンがTOC成分に消費されるものの、かなりの速度で
ダイオキシン類の分解反応が進行すると考えられる。こ
のため、分解反応の継続には十分な量のオゾンが必要で
あり、この点から高濃度オゾンガスは非常に有効であ
り、とりわけ実施例で使用したような200g/m
3 (N)以上の超高濃度オゾンガスが好ましい。
【0073】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明の水処理
方法及び装置は、ダイオキシン類等の難分解性有機物を
含む被処理水の促進酸化処理で問題になる低濃度領域で
おこる反応速度の極端な低下を防ぐために、この領域で
顕著になるヒドロキシラジカル(・OH)によるオゾン
の自己分解連鎖反応を抑制して反応系でのオゾン濃度を
高く維持し、且つ多様な活性ラジカルを多数生成させる
ことにより、低濃度領域でもダイオキシン類を高い反応
速度で分解することができる。従って、ダイオキシン類
等の難分解性有機物を含む被処理水を経済的に且つ工業
的レベルで処理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】促進酸化処理におけるダイオキシン類の濃度、
TOC値及びpHの経時的な変化を示すグラフである。
【図2】促進酸化処理中に酢酸を添加したときのダイオ
キシン類の濃度の経時的な変化を、酢酸を添加しない場
合と比較して示すグラフである。
【図3】本発明の第1実施形態を示す水処理装置の構成
図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す水処理装置の構成
図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す水処理装置の構成
図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 反応塔 3 オゾン注入器 4 pH測定器 5 紫外線ランプ 6 オゾン発生機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米谷 純 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 (72)発明者 西村 正人 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 Fターム(参考) 4D037 AA15 AB14 BA18 BB02 BB08 CA11 CA12 4D050 AA13 AB19 BB02 BB09 BC09 BD02 BD03 BD06 BD08 CA07 CA13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 難分解性有機物を含む被処理水を、オゾ
    ン、紫外線及び過酸化水素のうちの少なくとも2つを用
    いて促進酸化処理する水処理方法において、被処理水中
    の残留TOC濃度が1ng/L以上に維持されるよう
    に、脂肪族有機カルボン酸及び/又は分解過程において
    酸化されて脂肪族有機カルボン酸を生成する有機物を被
    処理水に含有させることを特徴とする水処理方法。
  2. 【請求項2】 ダイオキシン類を含む被処理水を、オゾ
    ン、紫外線及び過酸化水素のうちの少なくとも2つを用
    いて10pg−TEQ/L以下に促進酸化処理する水処
    理方法において、被処理水中の残留TOC濃度が1ng
    /L以上に維持されるように、脂肪族有機カルボン酸及
    び/又は分解過程において酸化されて脂肪族有機カルボ
    ン酸を生成する有機物を被処理水に含有させることを特
    徴とする水処理方法。
  3. 【請求項3】 促進酸化処理に、オゾン濃度が120g
    /Nm3 以上の高濃度オゾンガスを用いる請求項1又は
    2に記載の水処理方法。
  4. 【請求項4】 促進酸化処理に、紫外線ランプとしてU
    V−C出力が0.4W/cm以上の高出力低圧水銀ラン
    プを用いる請求項1又は2に記載の水処理方法。
  5. 【請求項5】 促進酸化処理における水圧を0.05M
    Pa以上とする請求項1又は2に記載の水処理方法。
  6. 【請求項6】 前記分解過程において酸化されて脂肪族
    有機カルボン酸を生成する有機物は、低級アルコール
    類、芳香族類、ケトン類、アルデヒト類又はエーテル類
    である請求項1又は2に記載の水処理方法。
  7. 【請求項7】 有機物質を含む被処理水を、オゾン、紫
    外線及び過酸化水素のうちの少なくとも2つを用いて促
    進酸化処理する処理系と、該処理系内の被処理水に、脂
    肪族有機カルボン酸及び/又は分解過程において酸化さ
    れて脂肪族有機カルボン酸を生成する有機物を注入する
    注入系とを具備することを特徴とする水処理装置。
  8. 【請求項8】 前記注入系は、前記処理系における促進
    酸化処理部の上流側で脂肪族有機カルボン酸及び/又は
    脂肪族有機カルボン酸生成用有機物を注入する請求項7
    に記載の水処理装置。
  9. 【請求項9】 前記注入系は、被処理水のpHを測定す
    る手段を有しており、測定されたpHが所定値以下に管
    理されるように、脂肪族有機カルボン酸及び/又は脂肪
    族有機カルボン酸生成用有機物の注入を行う請求項7に
    記載の水処理装置。
  10. 【請求項10】 前記処理系は、被処理水を閉ループ又
    は開ループで処理する請求項7に記載の水処理装置。
  11. 【請求項11】 前記処理系は、脂肪族有機カルボン酸
    及び/又は脂肪族有機カルボン酸生成用有機物の注入部
    の上流側及び下流側に促進酸化部を有する請求項7に記
    載の水処理装置。
  12. 【請求項12】 前記分解過程において酸化されて脂肪
    族有機カルボン酸を生成する有機物は、低級アルコール
    類、芳香族類、ケトン類、アルデヒト類又はエーテル類
    である請求項7に記載の水処理装置。
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