JP2002008192A - 交通信号補助用発光装置 - Google Patents

交通信号補助用発光装置

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JP2002008192A
JP2002008192A JP2000192121A JP2000192121A JP2002008192A JP 2002008192 A JP2002008192 A JP 2002008192A JP 2000192121 A JP2000192121 A JP 2000192121A JP 2000192121 A JP2000192121 A JP 2000192121A JP 2002008192 A JP2002008192 A JP 2002008192A
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Kazuhiro Noguchi
和裕 野口
Hidetoshi Nakamura
秀敏 中村
Shuichi Sagawa
就一 佐川
Tatsuo Togo
辰夫 東郷
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Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 単に同期信号モニターによる補助の標示装
置の設置にとどまらず、高齢者等の注意力不足のドライ
バーや子供等歩行者の心理面を含む危険予告を、ドライ
バーや歩行者相互への注意喚起に配慮した信号を補助す
る標示装置として大掛かりな施工工事を伴わずに簡単に
設置できるものとする。 【解決手段】道路付帯施設4(例えば柵用支柱40と柵
体<ビーム>41)等に、発光体ユニット1のケース本
体の裏面に道路付帯施設4である被着体の側面の外形状
に合わせた形状の取着面が形成されて取着され、信号機
3の作動プログラムに対応して交通信号機の作動プログ
ラムに同期の、または時間差を伴った発光標示をさせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行者に対して安
全確保の遵守を助けるとともに運転者に対しても信号の
確実な認知をさせて、ドライバーや歩行者相互への注意
喚起や立地状況に対応したより精度の高い危険予告に配
慮された交通信号の補助設備に関し、より視認性の向上
がなされた標示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日モータリゼイション高度化の中、超
高齢社会の到来を向かえて、道路脇に設置される交通信
号だけでは視認性の点からは十分とはいえなくなりつつ
あり、高齢者ドライバー,高齢歩行者,弱視者,子供等
注意力漫然な状態となり易い人々への視認性の向上がな
された標示設備が要望されるところである。また一方、
近年警察庁の統計によれば交通事故の40%が交差点内
で発生、その原因として注意力漫然(脇見運転など)が
35%を占めている。
【0003】そこで、歩行者信号と呼応して補助する標
示設備が提案されるところとなり、実開平4−4151
1号公報において横断歩道の縁石部分に沿って埋設させ
停止線としてLEDにより信号機と同期した信号を表示
させる歩行者用点滅式停止線装置が、また特開平9−7
3594号公報において歩行者信号と連動して一つの筺
体に発光色の異なるLED等の発光器による発光装置を
歩行者停止位置付近の地面に埋め込まれた歩行者用補助
信号灯が開示されている。さらに、特開平6−1111
83号公報においては、信号機に連動させた光伝送ホー
スを介してその一端から受光した信号機の光源またはそ
の光源と連動する別個の光源からの光によって信号機と
同一情報を表示するようになされた信号機連動標識が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
に提案された信号を補助する標示設備の場合、実開平4
−41511号公報,特開平9−73594号公報に開
示されたものの場合にはいずれも歩行者信号との呼応に
しか配慮がなされず、しかも横断歩道の停止線の付近に
埋設されたものであるために車両に対しては、例えば脇
見運転等運転者の注意力漫然に対しては何ら効力なく、
横断歩道付近での安全を単に歩行者の注意力にのみ期待
するものであって必ずしも十分とはいえず、また地面に
埋設されなければならず設置工事が大掛かりとなるため
据え付け経費が高く必要でもある。また、特開平6−1
11183号公報にて提案されたものの場合にも、第一
の実施例では前2者と同様に地面に埋設され、第二の実
施例でも信号機が別途設けられたいずれも施工経費のか
かるものであり、かつこの公報に示された提案では表示
内容は信号機と同一情報を表示するようになされている
ため、歩行者信号を単に同時に示すだけであって歩行者
と車両の運転者の相互に対して同時に配慮がなされたも
のではなく、あるいは第二の実施例でも設置される立地
に即した緻密な標示情報を提供するものでなく単に同一
信号を標示するにとどまっている。
【0005】そこで、本発明者はかかる従来の上記諸課
題を解決するため鋭意研究に努め、高齢者ドライバー,
高齢歩行者,弱視者,子供等の注意力漫然な状態となり
易い人々への視認性の向上をテーマに、単に同期信号に
よる標示装置の台数増設のみならず、ドライバーや歩行
者の心理的面を含めた危険予告、ドライバーや歩行者相
互への注意喚起にまで配慮させた信号を補助する標示装
置を、地面への埋設等大掛かりな施工工事を伴わずとも
簡単に設置できるものとして、本発明交通信号補助用発
光装置を発明するに至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかるに、上述したドラ
イバー,歩行者相互への注意喚起まで配慮されてより視
認性の向上がなされた信号を補助する標示装置を、大掛
かりな施工工事を伴わずに実現させるため、本発明交通
信号補助用発光装置は交通信号機の近隣に設置される防
護柵や車止め等道路付帯施設に取着され、交通信号機の
作動プログラムに対応して発光体ユニットが発光標示を
するようになされたものである。なお、ここで道路付帯
施設とは歩車道分離用防護柵、車両侵入阻止用車止め、
その他標識標示設備やその支柱、あるいは信号用や照明
用支柱等、道路の周辺において安全確保のために設置さ
れる各設備を指していうものである。さらに、ここにい
う交通信号機の作動プログラムとは、交通管制センター
から各交通信号機へと有線,無線によって発信された交
通信号作動用の制御用プログラム、または個々の各交通
信号機毎に設置される制御盤に設けられて交通信号器へ
と出力される制御パターンによる作動プログラムを指し
ていうものである。
【0007】また、本発明交通信号補助用発光装置にお
いて、交通信号機の作動プログラムに同期の、または時
間差を伴って発光標示をするようになされたものであ
る。
【0008】そしてまた、本発明交通信号補助用発光装
置において、発光体ユニットは発光体とケース本体とを
有し、ケース本体はその裏面に道路付帯施設の柵体や支
柱等の被着体の側面の外形状に合わせた形状の取着面が
形成されたものである。なお、ここで柵体とは適宜間隔
に立設された防護柵用支柱や車止め用支柱間に架設され
る、ビーム(横桟)やプラスチック,金属,無機パネル
等面状パネル、ガードレールやガードケーブルにおける
レールやケーブル、その他縦格子状の柵パネルや縦横の
線材で構成される柵パネルなどを指していうものであ
る。
【0009】なおまた、本発明交通信号補助用発光装置
において、発光体ユニットが被着体に装着具を介して取
着固定されたものである。
【0010】さらにまた、本発明交通信号補助用発光装
置における発光体の発光手段が多色のLED発光装置、
またはエレクトロルミネッセンス(EL)発光装置から
なるものである。
【0011】さらにまた、本発明交通信号補助用発光装
置における発光体の発光手段が光源から出射された光が
基端面より入射されて、その入射された光が側面から放
出されて線状に発光されるようになされたチューブ状発
光体からなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明交
通信号補助用発光装置について詳述する。図1では、本
発明の第一実施形態例の歩行者用の信号とその近隣に設
置された防護柵や車止めに発光体ユニットが取着され、
図2〜4はその説明図面である。また、図5は本発明の
第二実施形態例の道路用予告信号の近隣のガードレール
に発光体ユニットが取着された様子を表し、図6〜8は
その説明用図面である。そして、図9には、本発明の第
一実施形態例、および第二実施形態例における交通信号
補助用発光装置の発光標示パターンを、それぞれの各一
例を示した。また、図10には、本発明交通信号補助用
発光装置の作動系統を、ブロック図に示した。
【0013】図1は、横断歩道を挟んで両側の歩道に沿
って道路付帯施設4としての防護柵(柵用支柱40と柵
体<ビーム>41)と車止め支柱42が設置され、それ
らに発光体ユニット1が取着されている様子を表してい
る。そして発光体ユニット1は、横断歩道を挟んだそれ
ぞれの歩行者信号機31の作動プログラムに対応して発
光標示をするようになされており、ここにおいて、本発
明の第一実施形態例の場合には図9(a)の如き発光標
示のパターンが実行されている。すなわち、同(a)図
上段は歩行者信号機31の標示が「青」→「青点滅」→
「赤」→「青」と変わるパターンを示しており、それに
対応して本発明に係る発光体ユニット1の発光標示は歩
行者信号機31の標示が「青」→「青点滅」に変わる時
点で発光して歩行者信号機31の標示が「赤」を経て
「青」に変わる時点で消灯することを表している。
【0014】図1に表したように、発光体ユニット1は
歩行者が横断を始める手前側に設置された防護柵の柵用
支柱40と柵体<ビーム>41と車止め支柱42とに取
着されてこれから横断を始める歩行者に対して発光標示
によって知らせるとともに、発光体ユニット1が横断歩
道の向こう側の防護柵から車道側に向けても発光標示が
確認出来るように柵用支柱40と柵体<ビーム>41の
両側面に取着されていている。そして、例えば図9
(a)のような発光標示パターンにより、道路付帯施設
4としての防護柵と車止めに取着された発光体ユニット
1が、歩行者信号機31が「青点滅」に変わる時点で例
えば「赤」の小サイクルでの「点滅」を開始したとした
ら、渡り始めている人に対して“急いで渡り切れ”とい
う信号と同時にまだ横断歩道の手前に居る人々に対して
はむしろ“渡り始めるな”という印象を強く与えること
となり歩行者への危険予知を明確にアピールが出来る。
また、車道側に向けても発光標示される警告は、例えば
この横断歩道を横切る道路と直交する車道から左折・右
折によってこの横断歩道に近づいてきたドライバーにと
っても、ドライバーの目線高さでよく見える「赤」の小
サイクルでの「点滅」が心理的にもより危険予知を明確
にアピールすることとなって、ドライバーの見落としと
いう最悪の状況を避けることが出来て信号の変り目の危
険を解消できる。
【0015】なお、交通信号補助用発光パターンについ
ては本発明の第一実施形態例の上記発光パターンに限定
されることなく、個々の交差点の立地状況や交通量、そ
の他時間帯等の条件に応じて綿密に計画されればよく、
交通信号機の作動プログラムに同期での発光標示パター
ンはもとより、交通信号機の作動プログラムと適正な時
間差を伴って発光標示をするようになされればよい。そ
こで、道路付帯施設4への発光体ユニット1の取着につ
いてディテール説明の前に、もう一例交通信号機の作動
プログラムと時間差を伴って発光標示をするケースにつ
いて、図5に表す本発明の第二実施形態例によって説明
する。
【0016】図5は、幹線道路MRにカーブしているが
ゆえに見通しの良くない側道SRが流入するという立地
状況にあり、車両用交通信号32と併せて予告信号機3
3が設置されたカーブ地点において、側道SRに沿って
設けられたガードレールの幹線道路MRへの流入地点の
手前数十メートルと側道SRが流入した流入地点の幹線
道路MRの正面のガードレールに数メートル、それぞれ
に発光体ユニット1が取着されている。そして発光体ユ
ニット1は、幹線道路MR沿いの車両用交通信号32の
作動プログラムに対応して発光標示するようになされて
おり、本発明の第二実施形態例の場合は図9(b)の如
き発光標示パターンが実行されている。すなわち、同
(b)図の上段は、車両用交通信号32の標示が「青」
→「橙」→「赤」→「青」と変わるパターンを示してお
り、それに対応して本発明に係る発光体ユニット1は、
この交差路に向かってくる車両に対し早めの注意警告を
発する必要性から、車両用交通信号32が「青」→
「橙」に変わる前すでにある一定時間前の時点で発光を
開始することを表しており、その後車両用交通信号32
が「赤」から「青」に変わる時点で消灯がなされる。
【0017】ここで、本発明交通信号補助用発光装置の
作動系統について図10のブロック図によって説明す
る。図10において、発光体ユニット1は発光装置制御
盤2からの制御信号による発光標示を行い、発光装置制
御盤2からは交通信号機3の作動プログラムに基づいて
発光標示の各パターン等、作動開始のタイミング、点滅
の長さやサイクル,発光させる色等の実行を具体的に作
動させる信号が発信される。ここにおいて、交通信号機
3の作動プログラムは、交通管制センターから各交通信
号機へ有線,無線によって発信された交通信号作動用の
制御用プログラムの一部から直接発信される場合、ある
いは個々の各交通信号機毎に設置される制御盤内に設け
られて交通信号器へと出力される作動プログラムによっ
て発信される場合のいずれかである。発光装置制御盤2
は、交通信号機の作動プログラムからの信号を受信する
ための受信回路21、車両用交通信号作動との時間差等
作動開始のタイミング、点滅の長さやサイクル、他発光
色の選別を含めた発光パターン等をコントロールするタ
イマー回路22とそれらを具体的に作動させるスイッチ
ング回路23、そしてこれら制御用の電源として電源回
路24等から構成される。なお、電源としては発光体の
規模の比較的小さいものでは太陽電池と付属の充電設備
の伴ったもの、あるいは一般の商用電源から供給され
る。
【0018】続いて次に、道路付帯施設4への発光体ユ
ニット1の取着について詳述する。図2,3,4は、本
発明の第一実施形態例の道路付帯施設4である、防護柵
の柵用支柱40,柵体<ここではビーム>41、車止め
支柱42に発光体ユニット1が取着される様子を示して
いる。
【0019】図2においては、発光体ユニット1はLE
D発光体11とケース本体10から構成され、ここでは
外径寸法の異なる3種のパイプ〔図(b)上左から、防
護柵のビーム41用;42.7mmφ,同柵用支柱40
用;60.5mmφ,車止め支柱42用;76.3mmφ〕
の各側面の外形状に合わせた形状の取着面が形成された
取着ケース101〜103と、それらに共用される発光
体ケース100とにより組み立てられるケース本体1
0、および発光体(ここではLED発光体11)とから
なっており、発光体ケース100はその中にLED発光
体11の配設された基板12とその背後には配線13が
収納され、前面は合成樹脂や強化ガラス製の透明カバー
プレート14で覆われた構成となされている。
【0020】LED発光体11は多色のLED発光体が
配設された発光装置であって、標示しようとする
「青」,「橙」,「赤」等のLED球が目的に応じて配
置されればよく、均等に配置されるだけでなく例えば
“矢印”や“止まれ”のイラストや文字等が表出されて
標示がなされても効果的である。
【0021】さらに、本実施の形態例では発光体の発光
手段に多色のLED発光装置を使用したものであるが、
イラストや文字等の標示表出にはエレクトロルミネッセ
ンス(EL)発光装置が用いられてもよく、例えば柵体
として面状のパネルや格子桟,縦横の線材で構成される
柵パネルに取り付けられたEL発光体ユニットを用い大
面積標示により視認性が向上した発光標示がなされたも
のであってもよい。
【0022】図3において、図2の実施形態例と同様発
光体ユニット1はLED発光体11とケース本体10か
ら構成され、ここでは装着具としてバンド金具50を介
して取着固定がなされ、ケース本体10背面の取着ベー
ス104に組み込まれたバンド51を固定具52で調節
しながら外径寸法の異なる3種のパイプ〔図(b)上左
から、防護柵のビーム41用;42.7mmφ,同柵用支
柱40用;60.5mmφ,車止め支柱42用;76.3
mmφ〕だけでなく、多種の外径寸法のパイプに対して適
用可能となされている。ここで、多種の外径寸法のパイ
プに適用されることから、取着ベース104はゴム製や
ステンレス製の薄板材のプレス品による弾性変形可能な
形状に成形されたもの等が好適であり、本実施形態例の
場合には被着体である柵体や支柱等の42.7mm〜7
6.3mmφに対応させるべく、その取着面は60mmφの
パイプの側面の外形状に合わせた曲率に形成されてい
る。
【0023】なお、図2の実施形態例と同様にそのケー
ス10の中にはLED発光体11の配設された基板12
とその背後には配線13が収納され、前面は合成樹脂や
強化ガラス製の透明カバープレート14で覆われ構成さ
れているが、ケース本体10と取着ベース104とはゴ
ム製等の一体成形品として製作されていてもよい。
【0024】図4の実施形態例は、防護柵を構成する縦
桟等の柵体や支柱に発光体が組み込まれた実施例(ここ
では縦桟44)であり、柵構成材の一部にLED発光体
11が内蔵されて発光体ユニット1となされたものであ
る。このように、柵構成材に発光体が組み込まれた場合
には、発光体ユニット1が柵構成材表面に突出せずに外
観上優れたものとなり、車両等が接触した際にも破損し
難くて好ましい。
【0025】また、図1に示した上述本発明の第一実施
形態例では、発光制御盤を収納した発光装置制御ボツク
ス2は複数の発光体ユニット1を集中制御するため防護
柵用支柱の付近に設置されているが、発光体ユニット1
が小規模での展開の場合には発光制御盤が車止め支柱等
の中に収納されたり、あるいは発光体ユニット1のケー
ス本体10内に制御回路が組み込まれていてもよい。
【0026】続いて、図5に表した本発明の第二実施形
態例のガードレールのレール材43への発光体ユニット
1の取着について詳述する。図6(a)〜(c)は、L
ED発光装置による発光体ユニット1の取付けを、図7
〜8は、チューブ状発光体6について表している。な
お、LED発光装置について、発光体ユニット1のLE
D発光体11とケース本体10,発光体ケース100
(その中にLED発光体11の配設された基板12と配
線13、前面の透明カバープレート14等)の構成は、
ほぼ前述した上述本発明の第一実施形態例のものと同じ
のため詳細説明は省略する。図6中、(a)は発光体ユ
ニット1をガードレールのレール材43に直接固定する
もの、(b)は装着具として引掛け金具53を介して固
定するものであり、その他には(c)締付けバンド54
によるもの等が装着具として適用される。
【0027】以上詳述してきた本発明の第一実施形態
例,第二実施形態例はともに、発光体ユニットのケース
本体の裏面に道路付帯施設の柵体や支柱等被着体の側面
外形状に合わせた形状の取着面が形成されて取着固定さ
れ、またはそれら被着体に装着具を介して取着固定され
るものであることから、設置施工に際して地面に埋設さ
れたり予告信号のような大掛かりな新たな設置工事を必
要とせず、歩車道分離用防護柵、車両侵入阻止用車止
め、その他標識標示設備やその支柱、あるいは信号用や
照明用支柱等、道路の周辺において安全確保のために設
置される道路付帯施設に、場合によってはそれら道路付
帯施設の設置後に後付け施工であっても簡単に設置がで
きることから、据え付け経費が比較的安くてすむ。
【0028】さらに、後付け施工も可能な発光手段とし
て、ガードレールのレール材43に取り付けられたチュ
ーブ状発光体6について、図7〜8によって説明を行
う。図7は、上述の第二実施形態例のLED発光装置に
代わって、発光体ユニットにチューブ状発光体6を適用
したもので、チューブ状発光体6はガードレールのレー
ル材43にチューブブラケット55を介して取着固定さ
れたものである。図8は、チューブ状発光体6を用いた
発光体ユニットを模式図に表したもので、チューブ状発
光体6は可撓性のある透明なチューブのクラッド61
と、その可撓性チューブの中に収容され、可撓性チュー
ブよりも屈折率が高い粘性液体状、固体状、あるいはゲ
ル状の透光体からなるコアー62からなり、光源から出
射された光が基端面60より入射されクラッド61とコ
アー62の境界面で反射し、その反射の繰り返しによっ
てコアーの他端に伝わりつつ一部が側面から放出される
ことで均一に線状に発光されるものである。なお、図8
中の右に示す如くこのチューブ状発光体6の光源ボック
ス65には光源63から出射される光に着色させるため
の着色フィルター64が設けられている。
【0029】このチューブ状発光体6は、ガードレール
のレール材43に沿って容易に曲げることが出来取付け
施工性に優れ、また電気配線の必要がなく耐水性にも優
れ、その柔軟性により車両が接触した場合にも破損し難
いという特性を有している。なお、道路からの泥ハネが
付着しても水洗清掃をしたり、破損防止の意味からもポ
リカーボネート樹脂製等の透明長尺保護管の長手方向に
チューブ状発光体が嵌挿された上取り付けられていても
よく、さらに透明長尺保護管の一側面にガードレールの
レール材43等道路付帯施設の被着体の側面の外形状に
合わせた形状の取着面が形成されて、安定して取着され
て固定がなされていてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明交通信号補助用
発光装置は、交通信号機の近隣に設置される防護柵や車
止め等道路付帯施設に取着され、交通信号機の作動プロ
グラムに対応して発光体ユニットが発光標示をするよう
になされたものであり、既存の防護柵や車止め等を含め
道路付帯施設に取着されるだけでよいので、大掛かりな
施工工事を伴わず少ない施工経費での設置が可能で、よ
り多くの信号設置場所に適用されて信号を補助して安全
に貢献する。
【0031】また、本発明交通信号補助用発光装置によ
って交通信号機の作動プログラムに同期の、または時間
差を伴って発光標示をするようになされた場合には、個
々の交差点の立地状況や交通量、その他時間帯等の条件
に応じて綿密に計画されて、交通信号機の作動プログラ
ムに同期での発光標示パターンはもとより、交通信号機
の作動プログラムと適正な時間差を伴って発光標示をす
るようになされることにより単に信号標示をモニターさ
せるだけでなく、ドライバー,歩行者相互への注意喚起
まで配慮されてより視認性の向上がなされ、交差点等に
おいてより安全が確保されて好ましい。
【0032】そしてまた、本発明交通信号補助用発光装
置における発光体ユニットが発光体とケース本体とを有
し、ケース本体はその裏面に道路付帯施設の柵体や支柱
等の被着体の側面の外形状に合わせた形状の取着面が形
成され、あるいはさらに発光体ユニットが被着体に装着
具を介して取着固定されたものとなされた場合には、道
路付帯施設の柵体や支柱等の被着体に沿って確実に取付
けがなされ、施工性の向上がなされて好ましい。
【0033】さらにまた、本発明交通信号補助用発光装
置における発光体の発光手段が多色のLED発光装置、
またはエレクトロルミネッセンス(EL)発光装置から
なる場合には、上述の綿密な計画によってドライバー,
歩行者相互への注意喚起まで配慮されてより視認性の向
上がなされ、発光体の発光手段が多色のLED発光装置
では「青」,「橙」,「赤」等のLED球が目的に応じ
て配置され効果的で、均等に配置されるだけでなく例え
ば“矢印”や“止まれ”のイラストや文字等が表出され
て標示がなされ視認性が向上され、あるいはエレクトロ
ルミネッセンス(EL)発光装置の場合には大面積でし
かもくっきりとした標示により視認性の向上がなされて
好ましい。
【0034】さらにまた、本発明交通信号補助用発光装
置における発光体の発光手段が光源から出射された光が
基端面より入射されて、その入射された光が側面から放
出されて線状に発光されるようになされたチューブ状発
光体からなる場合には、このチューブ状発光体は、柵な
どに沿って容易に曲げることが出来て施工性に優れ、ま
た電気配線の必要がなく耐水性にも優れ、その柔軟性に
より車両が接触した場合にも破損し難いという利点が活
かせて好ましく、ポリカーボネート樹脂製等の透明長尺
保護管の長手方向にチューブ状発光体が嵌挿された上で
取り付けられる場合には破損防止面からなおさら好まし
く、また道路からの泥ハネが付着した際にも水洗清掃が
簡単でメインテナンスの維持にかかる負担が軽減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の一形態を示す、第一実施形態例を
表わす斜視図である。
【図2】本発明の第一実施形態例に係る、実施形態の一
例の詳細を説明する取付詳細断面図である。
【図3】本発明の第一実施形態例に係る、実施形態の他
の一例の詳細を説明する取付詳細断面図である。
【図4】本発明の第一実施形態例に係る、実施形態のさ
らに他の一例の詳細を説明する斜視図である。
【図5】本発明実施の一形態を示す、第二実施形態例を
表わす斜視図である。
【図6】本発明の第二実施形態例に係る、実施形態の三
例の部分詳細を説明する断面図、および斜視図である。
【図7】本発明の第二実施形態例に係る、実施形態の他
の一例の部分詳細を説明する取付詳細断面図である。
【図8】図6の実施形態例について説明する、断面の模
式図である。
【図9】本発明の第一実施形態例、および第二実施形態
例における交通信号補助用発光装置の発光標示パターン
を表している。
【図10】本発明交通信号補助用発光装置の作動系統を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 発光体ユニット 10 ケース本体 100 発光体ケース 101〜103 取着ケース 11 LED発光体 12 基板 13 配線 14 透明カバープレート 2 発光体制御ボックス 21 受信回路 22 タイマー回路 23 スイッチング回路 24 電源回路 3 信号機 31 歩行者用信号機 32 車両用交通信号機 33 予告信号機 4 道路付帯設備 40 柵用支柱 41 柵体<ビーム> 42 車止め支柱 43 レール材(ガードレール) 44 縦桟 5 装着具 50 バンド金具 51 バンド 52 固定具 53 引掛け金具 54 締付けバンド 55 チューブブラケット 6 チューブ状発光体 60 基端面 61 クラッド 62 コアー 63 光源 64 着色フィルター 65 光源ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東郷 辰夫 滋賀県蒲生郡竜王町大字鏡字谷田731−1 積水樹脂株式会社・竜王工場内 Fターム(参考) 2D064 AA12 AA22 BA01 CA01 CA03 CA09 DB14 EA02 EA03 EA22 EB05 EB07 EB34 EB38 FA06 GA01 GA02 GA03 5H180 AA21 GG08 GG19 HH14 JJ13 JJ25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交通信号機の近隣に設置される防護柵や車
    止め等道路付帯施設に取着され、交通信号機の作動プロ
    グラムに対応して発光体ユニットが発光標示をするよう
    になされたことを特徴とする交通信号補助用発光装置。
  2. 【請求項2】交通信号機の作動プログラムに同期の、ま
    たは時間差を伴って発光標示をするようになされたこと
    を特徴とする請求項1記載の交通信号補助用発光装置。
  3. 【請求項3】発光体ユニットは発光体とケース本体とを
    有し、ケース本体はその裏面に道路付帯施設の柵体や支
    柱等の被着体の側面の外形状に合わせた形状の取着面が
    形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の交
    通信号補助用発光装置。
  4. 【請求項4】発光体ユニットが被着体に装着具を介して
    取着固定されたことを特徴とする請求項1、2または3
    記載の交通信号補助用発光装置。
  5. 【請求項5】発光体の発光手段が多色のLED発光装
    置、またはエレクトロルミネッセンス(EL)発光装置
    からなることを特徴とする請求項3、または4記載の交
    通信号補助用発光装置。
  6. 【請求項6】発光体の発光手段が光源から出射された光
    が基端面より入射されて、その入射された光が側面から
    放出されて線状に発光されるようになされたチューブ状
    発光体からなることを特徴とする請求項3、または4記
    載の交通信号補助用発光装置。
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