JP2002003588A - 難燃性ポリエステル樹脂及びその接着剤 - Google Patents

難燃性ポリエステル樹脂及びその接着剤

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JP2002003588A
JP2002003588A JP2000189649A JP2000189649A JP2002003588A JP 2002003588 A JP2002003588 A JP 2002003588A JP 2000189649 A JP2000189649 A JP 2000189649A JP 2000189649 A JP2000189649 A JP 2000189649A JP 2002003588 A JP2002003588 A JP 2002003588A
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polyester resin
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Kazunori Komatsu
和憲 小松
Kenji Shiga
健治 志賀
Katsuya Emoto
克也 江本
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の難燃性ポリエステル樹脂と比べ、接着
性、耐加水分解性等に優れた難燃性ポリエステル樹脂及
びその接着剤を得る。 【解決手段】 分子鎖中に含まれるリン原子が0.5w
t%以上であり、かつ塗膜を温度40℃、湿度90%、
100時間の条件で保存したときの分子量低下率が10
%未満、好ましくはグリコール成分の内、炭素数4以上
のグリコールを60モル%以上含み、さらに好ましくは
グリコール成分の内、エチレングリコールの含有量が4
0モル%以下であり、より好ましくは一般式1または2
で示されるリン含有カルボン酸あるいはそのエステル化
物を共重合して得られ、最も好ましくはガラス転移温度
が−15℃以上40℃未満である難燃性ポリエステル樹
脂、及びそれを使用した接着剤。 【化1】 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた接着性、難
燃性を有すると共に、長期間使用しても分子量低下が抑
えられるため優れた耐久接着性を示すリン含有ポリエス
テル接着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な分野で難燃化材料が求めら
れている。例えば、OA機器や家電製品などにおいては部
品の誤動作による異常加熱で万一高分子材料が着火して
も火災の原因とならないようにすることが必要とされて
おり、小火源での短時間加熱後の速やかな自己消化が重
要となってきている。そこで、さらに高度な難燃材料を
開発するためには、難燃化された成形材料等の接着剤に
おいても難燃化技術が必要となってきている。
【0003】これまでの難燃化接着剤には、骨格にハロ
ゲン原子を導入することや、特開昭52−29830号
公報に見られるように、ハロゲン系難燃剤と三酸化アン
チモンを併用する難燃化処方が良く知られている。
【0004】しかし、廃棄物処理時に発生するダイオキ
シン問題が最近の世界的な環境問題への取り組みを加速
しており、ハロゲン系難燃剤使用規制の動きがでてきて
いる。例えば欧州ではエコラベルの動き等である。
【0005】一般的に、ノンハロゲン、低有害、低発煙
化難燃系に関する技術として例えば、リン系難燃剤を添
加する方法が挙げられる。これらは、材料化する際にリ
ン酸エステル等のリン含有添加剤を樹脂に大量に配合す
ることによって難燃性が付与されるものであるので、接
着性、耐熱性や種々の用途特性が低下するだけでなく、
難燃剤自身がブリードアウトする問題の生じることにな
る。
【0006】そこで、ハロゲンフリーでポリエステル樹
脂自体に難燃性を付与する方法としては種々提案されて
いるが、その中でも、リン化合物の共重合による難燃化
技術が、特開昭53−128195号公報、特開昭63
−150352号公報等に提案されている。
【0007】これまでに、種々の用途に用いられてきた
多くのポリエステル系接着剤の中には、用途、使用環境
によって、加水分解を起こし、樹脂の分子量が低下する
場合があった。このことで、凝集力が減少し接着強度が
低下するなど様々な樹脂の特性が損なわれていく。ま
た、ポリエステル接着剤に難燃性を付与するため、含リ
ンジカルボン酸化合物等を共重合することで、さらに樹
脂の耐加水分解性は悪化するという問題が生じてきた。
例えば、特開平10−46474号公報に用いられてい
るポリエステル接着剤についての加水分解性を調べたと
ころ、分子量の低下が認められ長期間使用するための耐
久接着性が不足した。
【0008】また、高度な難燃性を達成するために樹脂
中のリン含有率を向上させるべく含リンジカルボン酸等
を多量に共重合すると、リン含有率とともに加水分解性
は低下した。
【0009】以上のように、従来の技術では十分に加水
分解性を抑えることが非常に難しいため、長期間使用し
ても高い接着強度を保持し、高度な難燃性を実現するリ
ン含有化合物共重合ポリエステル接着剤は未だ提案され
ていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動車部
品、電化製品、フィルム、繊維用途に用いられるポリエ
ステル接着剤に関してであり、環境上問題のあるハロゲ
ンを用いずに優れた難燃性を発現するだけでなく接着
性、耐加水分解性等の性能にも優れたポリエステル接着
剤を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ノンハロ
ゲンで難燃性、耐加水分解性、接着性、機械的特性に優
れたポリエステル接着剤を得るべく鋭意研究を重ねた結
果、本発明に到達した。すなわち、分子鎖中に含まれる
リン原子が0.5wt%以上であり、かつ塗膜を温度4
0℃、湿度90%、100時間の条件で保存したときの
分子量低下率が10%未満、好ましくはグリコール成分
の内、炭素数4以上のグリコールを60モル%以上含
み、さらに好ましくはグリコール成分の内、エチレング
リコールの含有量が40モル%以下であり、より好まし
くは一般式1または2で示されるリン含有カルボン酸あ
るいはそのエステル化物を共重合して得られ、最も好ま
しくはガラス転移温度が−15℃以上40℃未満である
難燃性ポリエステル樹脂、及びそれを使用した接着剤に
関する。
【0012】
【発明実施の形態】本発明において用いられるポリエス
テル接着剤には、ノンハロゲンで難燃性を付与するため
にリン原子を有するモノマーを共重合や変性によって導
入し、分子鎖中にリン原子を含むことが必須である。含
まれるリン原子の量としては、樹脂の重量中0.5wt%
以上で、好ましくは0.7wt%以上、さらに好ましく
は、1.0wt%以上、最も好ましくは2.0wt%以上
である。リン原子含有量が0.5wt%未満であると難
燃性が低く、難燃性接着剤として使用しにくい。これら
の樹脂にリン原子を導入する方法としては一般的な方法
が用いられるが、その中でも特に下記一般式1、また
は、一般式2で示される含リンカルボン酸、あるいはそ
のエステル化物を共重合成分として用いる方法が経済性
等の面より好ましい。
【0013】
【化3】 1,R2:水素原子、または炭化水素基 R3,R4:水素原子、炭化水素基またはヒドロキシ基置
換炭化水素基 l、m:0〜4の整数
【0014】
【化4】 5:水素原子、または炭化水素基 R6,R7:水素原子、炭化水素基またはヒドロキシ基置
換炭化水素基
【0015】R1、R2、R5の具体例としては水素原
子、メチル、エチル、プロピル、フェニルような炭化水
素基である。RとR1は同じであっても良いし、また相異
なっていても良い。R3、R4、R6、R7は水素原子、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、フェニル、ベンジ
ル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、
3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドソキシブチル、2−
ヒドロキシエチルオキシエチルのような炭化水素基また
はヒドロキシ基置換炭化水素基等である。
【0016】リン含有化合物としては、上記式で表され
る化合物以外にも、アルキル−ビス(3−ヒドロキシプ
ロピル)ホスフィンオキサイド、アルキル−ビス(3−
ヒドロキシカルボニルエチル)ホスフィンオキサイド等
(いずれもアルキルはメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル等)、を使用することも好ましい。
【0017】本発明に用いられるポリエステルはその塗
膜を温度40℃、湿度90%、100時間の条件で保存
したときの分子量低下率が10%未満である。その評価
方法を以下に詳細に述べる。まずポリエステルをメチル
エチルケトン、トルエン、シクロヘキサノン、酢酸エチ
ル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、クロロ
ホルム等の溶剤に溶解する。特に溶剤の種類は限定しな
い。次にこのポリエステル溶解ワニスを50μmの二軸
延伸ポリプロピレンフィルム上に塗布し乾燥する。乾燥
塗膜の厚みは30±3μmに調節する必要がある。厚み
が異なると分子量低下率が変化する恐れがあり、注意が
必要である。そのようなフィルムを2枚作成し、1枚
は、その時点で塗膜を剥離してゲル浸透クロマトグラフ
ィにより数平均分子量を測定する。測定の溶媒は溶解可
能なときはテトラヒドロフランを用い、テトラヒドロフ
ランで溶解できないときはトリフルオロイソプロパノー
ルを用いる。数平均分子量はポリスチレン換算値とす
る。この分子量をここではAとする。残った1枚はあら
かじめ温度40℃、湿度90%に調節した恒温恒湿機に
入れる。100時間後取り出し、室温で乾燥した後、塗
膜を剥がして1枚目と同様な方法によりゲル浸透クロマ
トグラフィにより数平均分子量を測定する。この分子量
をここではBとする。分子量低下率は(1−B/A)×
100により算出する。単位は%とする。こうして算出
した分子量低下率が0%に近いほど耐加水分解性が優れ
ているのは言うまでもない。
【0018】分子量低下率が10%未満であれば、接着
剤として実用上全く差し支えない。我々の別の試験では
分子量低下率10%未満の樹脂は常温では少なくとも5
年の耐久接着性を示した。分子量低下率が10%を越え
ると耐久接着性を示す期間は次第に短くなり、20%を
越えると半年から1年が経過すると接着力が低下して使
いものにならない。
【0019】本発明ポリエステルの酸成分の内、芳香族
ジカルボン酸が40モル%以上、好ましくは、55モル
%以上、さらに好ましくは70モル%共重合することが
好ましい。 芳香環濃度を高めておくとさらに、難燃化
効果が向上するからである。これは、ポリエステル樹脂
が芳香族縮合系樹脂、特に酸素含有縮合系樹脂であるた
め、これ自体が炭化皮膜形成能力を有しており、自己消
化性が発現し、さらにリン含有化合物が共重合されてあ
るため、これが、燃焼時に固相でリン酸、ポリリン酸と
なり、脱水剤として作用することによって、炭化皮膜形
成が促進されることになるからである。
【0020】該ポリエステル樹脂に用いられる成分の二
塩基酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オ
ルソフタル酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,
6−ナフタレンジカルボンル酸、4,4’−ジフェニル
ジカルボン酸、2,2’−ジフェニルジカルボン酸、
4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸等の芳香族
二塩基酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカル
ボン酸、4−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボ
ン酸、ダイマー酸等の脂肪族や脂環族二塩基酸を上記範
囲内で共重合することができる。
【0021】また、ポリエステルのグリコール成分の
内、炭素数4以上のグリコールを60モル%以上含むこ
とが好ましい。より好ましくは70モル%、さらに好ま
しくは80モル%である。これは、ポリエステル接着剤
に難燃性を付与するため、含リンジカルボン酸化合物を
共重合すると、さらに樹脂の耐加水分解性は悪化すると
いう問題が生じてきたためである。一般的にリン結合は
加水分解を起こし、リン酸が発生するため、ポリエステ
ル主骨格の加水分解を促進すると考えられる。例えば、
酸成分として芳香族ジカルボン酸より酸性度の高い、脂
肪族ジカルボン酸、または、脂環族ジカルボン酸を60
モル%以上共重合するとエステル基の加水分解性が向上
してしまい好ましくない。
【0022】また、グリコール成分として、炭素数3以
下のグリコールを40モル%以上共重合すると、エステ
ル基濃度が上昇して耐加水分解性が低下するので好まし
くない。炭素数4以上のグリコール成分としては2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオ
−ル、1,3−ブタンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−
ル、1,5−ペンタンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ
−ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペ
ンチルグリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、ジプロピレ
ングリコ−ル、2,2,4−トリメチル−1,5−ペン
タンジオ−ル、シクロヘキサンジメタノ−ル、ネオペン
チルヒドロキシピバリン酸エステル、ビスフェノ−ルA
のエチレンオキサイド付加物およびプロピレンオキサイ
ド付加物、水素化ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイ
ド付加物およびプロピレンオキサスド付加物、1,9−
ノナンジオール、2−メチルオクタンジオール、1,1
0−デカンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3
−プロパンジオール、トリシクロデカンジメタノール、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール等が挙げられる。
【0023】炭素数3以下のグリコールとしてエチレン
グリコ−ル、1,2−プロピレングリコール、1,3−
プロパンジオ−ル等を40モル%未満の範囲内で共重合
することができる。
【0024】ポリエステル接着剤のガラス転移温度は−
15℃以上40℃未満で、好ましくは−10℃以上35
℃未満、さらに好ましくは−5℃以上30℃未満であ
る。ガラス転移温度が−15℃以下になると接着剤の高
温下での弾性率が低下し、接着力が不足することにな
る。例えば、自動車用部品や家電製品の接着剤として用
いる時、夏場の高温環境下での接着強度の低下が起こ
り、部品と部品を十分に接着しておくことが難しくな
る。また、ガラス転移温度が−15℃以下になるとポリ
エステル樹脂のブロッキングがひどくなり、接着剤を塗
布した後、フィルム等の基材の取り扱いが困難となる。
また、ガラス転移温度が40℃を超えると、室温付近で
の弾性率が高くなり、樹脂自体が堅すぎて被着体に対し
て接着性が発現しない。
【0025】本発明樹脂の数平均分子量は8000以上
が好ましい。さらに好ましくは10000以上、より好
ましくは13000以上である。数平均分子量が800
0未満では、機械的強度が不足してしまい、接着性等の
各種用途特性が損なわれる。なお、本発明の樹脂は、難
燃剤併用することでリン含有ポリエステル樹脂の難燃性
効果をさらに高めることができる。例えば、トリフェニ
ルフォスフェート、トリクレジルフォスフェート、トリ
キシレニルフォスフェート、トリエチルフォスフェー
ト、クレジルジフェニルフォスフェート、キシレニルジ
フェニルフォスフェート、クレジルビス(2,6−キシ
レニル)フォスフェート、2−エチルヘキシルフォスフ
ェート、ジメチルメチルフォスフェート、レゾルシノー
ルビス(ジフェニル)フォスフェート、ビスフェノール
Aビス(ジフェニル)フォスフェート、ビスフェノール
Aビス(ジクレジル)フォスフェート、ジエチル−N,
N―ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノメチルフォス
フェート、リン酸アミド、有機フォスフィンオキサイ
ド、赤燐等のリン系難燃剤、ポリリン酸アンモニウム、
フォスファゼン、シクロフォスファゼン、トリアジン、
メラミンシアヌレート、サクシノグアナミン、エチレン
ジメラミン、トリグアナミン、シアヌル酸トリアジニル
塩、メレム、メラム、トリス(β−シアノエチル)イソ
シアヌレート、アセトグアナミン、硫酸グアニルメラミ
ン、硫酸メレム、硫酸メラム等の窒素系難燃剤、ジフェ
ニルスルホン−3−スルホン酸カリウム、芳香族スルフ
ォンイミド金属塩、ポリスチレンスルフォン酸アルカリ
金属塩等の金属塩系難燃剤、水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウム、ドロマイト、ハイドロタルサイト、水
酸化バリウム、塩基性炭酸マグネシウム、水酸化ジルコ
ニウム、酸化スズ等の水和金属系難燃剤、シリカ、酸化
アルミニウム、酸化鉄、酸化チタン、酸化マンガン、酸
化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化モ
リブデン、酸化コバルト、酸化ビスマス、酸化クロム、
酸化スズ、酸化アンチモン、酸化ニッケル、酸化銅、酸
化タングステン、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸亜鉛、メタホ
ウ酸バリウム、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カル
シウム、炭酸バリウムスズ酸亜鉛等無機系難燃剤、シリ
コーンパウダー等のシリコン系難燃剤である。リン化合
物含有樹脂自身の高い難燃性と難燃剤が持つ難燃機構の
複合効果からより高い難燃効果が得られる。
【0026】このポリエステル難燃性接着剤は、必要に
応じ、エポキシ樹脂、酸無水物、イソシアネート化合物
等の硬化剤、スズ系、アミン系等の硬化触媒を使用する
ことができる。特に、エポキシ樹脂は耐熱性を発現する
上で非常に好ましい。
【0027】本発明のポリエステル接着剤は、ポリイミ
ド、ポリエステル等の各種プラスチッックフィルムや
銅、ステンレス、アルミニウム等の金属箔、エポキシ含
浸ガラス布あるいは、エポキシ含浸不織布、ポリエステ
ルやナイロン等の繊維の接着や含浸用樹脂として用いる
ことができる。また、構造材料としてポリエステル等を
ベースにした難燃性プラスチックにも適用できる。
【0028】
【実施例】本発明をさらに詳細に説明するために以下に
実施例を挙げるが、本発明は実施例になんら限定される
ものではない。なお、実施例に記載された測定値は以下
の方法によって測定したものである。
【0029】組成:樹脂を重クロロホルムに溶解し、H
1−NMRにより定量した。 ガラス転移温度:示差走査熱量計を用い、測定試料10
mgをアルミパンに入れ、蓋を押さえて密封し20℃/
minの昇温速度で測定した。
【0030】リン原子含有量:(湿式分解・モリブデン
ブルー比色法によるリンの定量)試料中のリン濃度にあ
わせて試料を三角フラスコに量りとり、硫酸3ml、過
塩素酸0.5mlおよび硝酸3.5mlを加え、電熱器で半日かけ
て徐々に加熱分解した。溶液が透明になったら、さらに
加熱して硫酸白煙を生じさせ、室温まで放冷し、この分
解液を50mlメスフラスコに移し、2%モリブデン酸アン
モニウム溶液5mlおよび0.2%硫酸ヒドラジン溶液2ml
を加え、純水にてメスアップし、内容物をよく混合し
た。沸騰水浴中に10分間フラスコをつけて加熱発色し
た後、室温まで水冷し、超音波にて脱気し、溶液を吸収
セル10mmに採り、分光光度計(波長830nm)にて空試験
液を対照にして吸光度を測定した。先に作成しておいた
検量線からリン含有量を求め、試料中のP濃度を算出し
た。数平均分子量:テトラヒドロフランを溶媒として用
いてゲル浸透クロマトグラフィによりポリスチレン換算
値として求めた。
【0031】以下、実施例により本発明を具体的に例示
する。実施例中に単に部とあるのは重量部を示す。 <リンを共重合した樹脂の合成例1>撹拌器、温度計、
流出用冷却機を装備した反応缶内に、式3のエチレング
リコール溶液(固形分濃度50%)(三光株式会社製G
HM−1)2013部、テトラブチルチタネート0.6
部を仕込み、200℃まで昇温する。次に反応系を25
0℃まで昇温する一方、系内を徐々に減圧していき、6
0分かけて500Paとした。そして、さらに130P
a以下55分間重縮合反応を行い、ポリエステルオリゴ
マー式4を得た。このオリゴマーは、ガラス転移温度7
5℃の淡黄色固体であった。
【0032】別の反応缶にテレフタル酸852部、イソ
フタル酸825部、セバシン酸1166部、無水トリメ
リット酸30部、2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル866部、1,6−ヘキサンジオール1704部、テ
トラブチルチタネート5.46部をオートクレーブに仕
込み、180〜240℃で2時間エステル化反応を実施
した。次いでエステル化反応終了後、ポリエステルオリ
ゴマー(式4)2940部を加え、10分間撹拌した
後、反応系を240℃から275℃に昇温する一方、系
内を徐々に減圧していき、60分かけて500Paとし
た。そして、さらに130Pa以下で65分間重縮合反
応を行い、共重合ポリエステルを得た。
【化5】
【化6】
【0033】共重合ポリエステルはNMR分析の結果テ
レフタル酸23モル%、イソフタル酸19モル%、セバ
シン酸28モル%、式5の成分29モル%(式5は便宜
上ジカルボン酸として表した)、トリメリット酸1モル
%、エチレングリコール8モル%、2−メチル−1,3
−プロパンジオール27モル%、1,6−ヘキサンジオ
ール65モル%の組成を有しており、数平均分子量25
000、リン含有量3.5wt%、ガラス転移温度は6℃
の淡黄色樹脂であった。
【化7】 <リンを共重合した樹脂の合成例2〜6、比較合成例1
〜6>合成例1と同様にして、各原料を用いて表1及び
表2に示す組成のポリエステル樹脂を得た。比較合成例
1〜3はリンを共重合していないか、あるいは共重合が
少ないので本発明の範囲外である。比較合成例4〜6は
後で述べる耐加水分解性が悪いため本発明の範囲外であ
る。
【0034】
【表1】 *1)TPA:テレフタル酸 *2)IPA:イソフタル酸 *3)NDC:2,6−ナフタレンジカルボン酸 *4)DPDA:4,4‘−ジフェニルジカルボン酸 *5)AA:アジピン酸 *6)SA:セバシン酸 *7)DDA:ドデカンジカルボン酸 *8)式5:式5で示されるジカルボン酸 *9)TMA:無水トリメリット酸 *10)EGエチレングリコール *11)2MG:2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル *12)1,3−PD:1,3−プロパンジオール *13)NPG:ネオペンチルグリコール *14)1,6−HD:1,6−ヘキサンジオール *15)ND:1,9−ノナンジオール *16)DDOダイマージオール(ユニケマ社製プリポ
ール2033) *17)PTG:ポリテトラメチレングリコール(分子
量1000)
【0035】
【表2】
【0036】<実施例1> 難燃性:JIS K7201酸素指数法に準じて限界酸素指数
(L.O.I)で評価した。これは、試料が燃焼するために必
要な最低酸素濃度である。この酸素指数が大きいほど難
燃性が高いことを示す。
【0037】接着性:合成例1で得られたポリエステル
接着剤を50μmの2軸延伸PETフィルム上に厚みが3
0μmになるように積層する。接着層同志を合わせ、テ
スター産業社製ロールラミネータを用いて接着した。な
お、ラミネートは温度170℃、圧力0.3mPa、速
度0.5m/minで行った。接着強度は東洋ボールド
ウイン社製RTM100を用いて、25℃及び、60℃雰
囲気下で引っ張り試験を行い、50mm/minの引っ
張り速度でT型剥離接着力を測定した。 分子量低下率:合成例1で得られたポリエステル接着剤
を50μmの2軸延伸PPフィルム上に接着剤を厚みが3
0μmになるように積層する。このフィルムの接着剤面
を上にして40℃、90%の恒温恒湿機に入れ、100
時間静置した。このようにして加速試験したサンプルの
耐加水分解を調べるために、PPフィルムから接着剤を
はがして数平均分子量を測定し、その低下率を算出し
た。 (判定) ◎:分子量低下率5%未満、○:分子量低下率5%以上
10%未満、×:分子量低下率10%以上
【0038】<実施例2〜6、比較例1〜6>表1及び
表2に記載したポリエステル接着剤サンプルの各評価を
実施例1と同様に行った。表3から分かる様に、本発明
のポリエステル接着剤は、従来技術と比較して、難燃性
に優れ、又、耐加水分解性、接着性に優れた性能を有す
ることがわかる。それに対して、表4に見られるよう
に、比較例1〜6は、酸素指数(難燃性)、接着性、耐
加水分解性のいずれかが劣っている。
【0039】
【表3】 *1)40℃、90%RH下保存、100時間後測定 ◎:分子量低下率5%未満、○:5%以上10%未満、
×:10%以上
【0040】
【表4】
【0041】
【発明の効果】本発明は、接着剤や含浸用樹脂等として
用いた場合、高温雰囲気下においても優れた接着性を有
し、高い難燃性を有すると共に、加水分解が少ないた
め、長期間使用できる耐久接着性を実現することができ
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4H028 AA46 4J029 AA01 AA03 AA05 AB01 AB02 AC02 AD01 AD07 AE13 BA01 BA02 BA03 BA04 BA05 BA07 BA08 BA09 BA10 BD02 BD03A BD07A BF09 BF10 BF26 CA02 CA06 CB04A CB05A CB06A CB10A CC05A CC06A CD03 CF08 CH03 DC05 DC09 EF03 HA01 HA03A HB01 HB03A JC562 JF452 KB02 KB03 4J040 ED071 GA28 JB01 LA06 LA08 LA11 MA11 NA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子鎖中に含まれるリン原子が0.5w
    t%以上であり、かつ塗膜を温度40℃、湿度90%、
    100時間の条件で保存したときの分子量低下率が10
    %未満の難燃性ポリエステル樹脂。
  2. 【請求項2】 ポリエステルのグリコール成分の内、炭
    素数4以上のグリコールを60モル%以上含むことを特
    徴とする請求項1記載の難燃性ポリエステル樹脂。
  3. 【請求項3】 ポリエステルのグリコール成分の内、エ
    チレングリコールの含有量が40モル%以下であること
    を特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の難燃性ポ
    リエステル樹脂。
  4. 【請求項4】 一般式1または2で示されるリン含有カ
    ルボン酸あるいはそのエステル化物を共重合して得られ
    る請求項1〜3のいずれかに記載の難燃性ポリエステル
    樹脂。 【化1】 1,R2:水素原子、または炭化水素基 R3,R4:水素原子、炭化水素基またはヒドロキシ基置
    換炭化水素基 l、m:0〜4の整数 【化2】 5:水素原子、または炭化水素基 R6,R7:水素原子、炭化水素基またはヒドロキシ基置
    換炭化水素基
  5. 【請求項5】 ガラス転移温度が−15℃以上40℃未
    満であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の難燃性ポリエステル樹脂。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のポリエ
    ステル樹脂を含有することを特徴とする接着剤。
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