JP2001525377A - 製薬用ヒドロゲル配合物、薬剤投与デバイスおよび方法 - Google Patents
製薬用ヒドロゲル配合物、薬剤投与デバイスおよび方法Info
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Abstract
Description
よる薬剤投与を含む種々の状況において有用な製薬用ヒドロゲル配合物に関する
。また該方法は該配合物の製造法および薬剤貯蔵器として新規ヒドロゲル配合物
を含有する電気的輸送による薬剤投与システムにも関する。さらに本発明はポリ
ビニルアルコール系におけるシネレシスを実質的に無くさせる方法にも関する。 背景 皮膚を通る薬剤の投与は多くの利点があり、第1に、該投与手段は薬剤を投与
するのに気持ちが良く、便利でかつ非侵襲的手段である。経口処置の場合に遭遇
する吸収および代謝の変異性速度が避けられ、かつ他の固有の不都合、例えば胃
腸の刺激等も解消される。また経皮薬剤投与は血液濃度に対する個々の薬剤の高
度の抑制を可能にする。
受動的経皮薬剤投与には適しない。該薬剤の経皮投与を達成させるために、この
限界を克服するための1つの方法は完全な皮膚を通して体内に能動的に薬剤を輸
送するための電流の使用である。本発明の方法はこのような投与方式、すなわち
「電気的輸送(electrotransport)」または「イオン導入的(
iontophoretic)」薬剤投与に関する。
」および「イオン導入的(iontophoretic)」という用語は薬剤含
有貯蔵器に加えられる起電力による製薬用活性剤の経皮投与を指すのに用いられ
る。該薬剤は電気泳動、電気的穿孔、電気浸透またはそれらの組合せによって投
与することができる。電気浸透は電気流体動力学、電気対流、および電気誘導浸
透とも呼ばれている。概して、或る種の組織内への電気浸透は、治療力ある種の
貯蔵器に起電力を加えた結果として該種が含まれる溶剤の移行、すなわち他のイ
オン種の電気泳動によって誘発される溶剤流に起因する。電気的輸送プロセスの
間に「電気的穿孔」ともいう一時的に存在する皮膚の小孔形成のような皮膚の或
種の変形または変化が生じることがある。体表面の変形または変化(例えば皮膚
の小孔形成)によって高められる種の電気的補助輸送も本明細書に用いられる用
語の「電気的輸送」中に含まれる。従って本明細書で用いる「電気的輸送」、「
イオン導入」および「イオン導入的」という用語は、(1)電気泳動による帯電
薬剤または作用薬の投与、(2)電気浸透法による無帯電薬剤または作用薬の投
与、(3)電気的穿孔による帯電又は無帯電の薬剤または作用薬の投与、(4)
電気泳動および電気浸透の結合プロセスによる帯電薬剤または作用薬の投与、お
よび/または電気泳動および電気浸透の結合プロセスによる帯電および無帯電薬
剤または作用薬混合物の投与を指す。
いる。英国特許明細書第410,009号(1934)は初期のデバイスの欠点
の1つ、すなわち患者を電流源近くに固定する必要性をなくしたイオン導入によ
る投与デバイスを記載している。電極および投与する薬剤を含有する物質から、
イオン導入による投与に必要な電流をみずから生成じるガルバニ電池を形成させ
ることによって、該デバイスをつくった。このデバイスは、薬剤の投与中に患者
の自由な行動を可能にし、したがって従来のイオン導入による投与システムに比
べて患者の日々の活動を実質的にあまり妨害しないで済んでいる。
電極は体の皮膚のある部分に電気的に密着させるように配設されている。活性又
は供与電極と呼ぶ一方の電極は薬剤を体内に投与する電極である。対電極または
帰電極と呼ぶ他方の電極は体を通って電気回路を閉じる働きをする。患者の皮膚
とともに電極を、電源たとえば電池、通常デバイスを通過する電流を制御し得る
回路と結合させることによって、回路を完成させる。体内に入れるイオン源を正
に帯電させる場合には、正電極(アノード)が活性電極であり、負電極(カソー
ド)は対電極として働き、回路を完成する。投与すべきイオン源を負に帯電させ
る場合には、カソード電極が活性電極であり、アノード電極は対電極として働く
。
性剤の貯蔵器または源を必要とする。該薬剤貯蔵器は、電気的輸送デバイスのア
ノードまたはカソードに結合されて、1種以上の所望の種または作動薬の固定源
または再用源となる。
。電気的輸送薬剤貯蔵器として好ましい物質はポリビニルアルコールであるが、
このポリマーでできているヒドロゲルは不安定でシネレシスを生じ、すなわち水
を浸出させることは周知である。これによってゲルは経時的に収縮して別の表面
相を形成し、したがって配合物のシェルフライフを減少させる。
の米国特許第4,593,053号は、主に高分子量ポリビニルピロリドンから
なるゲルを必要とし、ポリビニルアルコールはゲル中の小部分としてのみ含まれ
る。しかし、ヒドロゲル配合物中に2種以上のポリマーの使用は望ましくない結
果を示すことがある。たとえば、薬剤が一方のポリマーに優先的に溶解する場合
には、ゲル中に薬剤の不均一分布が生じる。ヒドロゲルの光学的透明度が損なわ
れる場合もある。シネレシスを減少させるか又は無くさせるために取られる別の
手段は、配合物中に外部から水分吸収物質、たとえば超吸収性ポリマー、合成樹
脂、高分子量ポリマー酸及び酸性塩、ならびに多価アルコールを加えることであ
る。たとえば、Suzukiらの米国特許第5,346,935号及びYama
zakiらの米国特許第4,978,531号を参照されたい。イオン帯電して
いる添加剤及び付随不純物が電気的輸送による薬剤投与を妨害することがある。
添加剤がヒドロゲル自体の薬剤投与性に悪影響を与えることもある。
薬剤投与システムにも用いられている。たとえば、トリニトログリセロールの経
皮投与用改良流動可能なゲルマトリックスがKeithの米国特許第4,542
,013号に記載されている。該マトリックスは分子量が異なる2種のポリビニ
ルアルコール及びグリセロールを含んでいる。このマトリックスは市販の持效性
製剤よりも「湿潤性が少ない」と記載されており、したがって経皮デバイスの摩
耗性を向上させる。HyonおよびIkedaの米国特許第4,781,926
号は、角質層の膨潤を増し、それによって皮膚からの薬剤の浸透を増大させるた
めに高含水量を有する製薬用ポリビニルアルコールヒドロゲル配合物を記載して
いる。該ゲルは、機械的に強力なゲルを得るために10時間よりも長い期間の解
凍を必要とする凍結−解凍法によって調製される。ポリビニルアルコールは獣医
学的用途のために、埋没させ得る生物活性ペレットを被覆するのに用いることも
できる(Castilloらの米国特許第5,019,185号を参照されたい
)。これらの参考資料は製薬面におけるポリビニルアルコールヒドロゲルに関す
るものであるが、ポリビニルアルコールゲルを含む製薬用ヒドロゲル配合物にお
けるシネレシスの発生を検討したか、またはシネレシスの問題を実質的に解消す
る手段をもたらしたものは誰一人いない。
レシスを検討するための最初の満足すべき試みを示し、したがって少なくとも2
年間のシェルフライフを有する安定な製薬用ヒドロゲルの製造を可能にすること
によって技術における重要な進歩をもたらすものである。 発明の要約 本発明の主目的は、シネレシスに対して安定であり、したがってゲルから液体
を全くといってよいくらい浸出させずに、5℃ないし40℃、典型的には20℃
ないし40℃の範囲の温度において少なくとも6か月間貯蔵させることができる
製薬用ポリビニルアルコールヒドロゲル配合物を提供することにある。
たこのような配合物を提供することにある。
ような配合物を提供することにある。
送による薬剤投与デバイスを提供することにある。
おけるシネレシスを無くさせるために、シネレシスに対して安定なヒドロゲルを
形成させるのに有効なゲルの加水分解度および対応するポリビニルアルコールの
重量パーセントを選択することを含む方法を提供することにある。
ルアルコールヒドロゲル配合物の製造法であって、該方法が公知の量のポリビニ
ルアルコール及び治癒量の薬剤の水溶液を調製し、該溶液を凍結し、さらに該凍
結溶液をわずか5時間解凍することを含む方法を提供することにある。本発明の
別の目的は、熱に不安定な薬剤を含有するヒドロゲル配合物を調製するのに適す
る方法を提供することにある。
ており、またいくらかは下記の検討によって当業者に明らかになるか、もしくは
本発明の実施によって知ることができる。
ルコールヒドロゲル配合物が提供される。該配合物はポリビニルアルコールポリ
マーの加水分解度に対応するヒドロゲル中のポリビニルアルコールの重量パーセ
ントの選択を含む。
に所定量のポリビニルアルコールを溶解し、該ポリマー溶液と治療に有効な量の
薬剤とを混合し、そして解凍を5時間以下の間行う凍結−解凍法によって該溶液
をゲル化させることを伴う。得られたヒドロゲルは機械的に強力で、シネレシス
に対して安定である。該配合物は受動的経皮薬剤投与または電気的輸送による薬
剤投与のための薬剤貯蔵器を作るのに用いることができる。あるいはまた該配合
物を、他の薬剤投与様式に適する製薬用に許容できるキャリヤーと混合すること
ができる。薬剤をヒドロゲル中に含有させる別の方法には薬剤の存在しないゲル
を形成させて、その水を除き、そしてゲルを薬剤水溶液で水和させることを含む
。この方法は熱に敏感な薬剤および/または配合物の添加剤に対してとくに有効
である。 発明の詳細な説明 本発明を詳細に説明する前に、とくに指定しない限り本発明は特定の薬剤、投
与形式、製造法等に限定されず、それ自体様々で有り得ることを理解しなければ
ならない。
他を指すのでない限り、複数の指示物を含むことを付記しなければならない。し
たがって、たとえば「1種の薬剤」に対する記述は2種以上の薬剤混合物を含み
、「1種のキャリヤー」に対する記述は1種以上のキャリヤー等への言及を含む
。
用する。
部的または全身的効果を生じ、そして電気的輸送によって投与することができる
化学物質または化合物を意味する。このような物質の例は後で述べる。
を意味する。
中のペンダント(pendant)酢酸基の加水分解によって生成するポリビニ
ルアルコール中に存在するペンダントアルコール基のモルパーセントを意味する
。
、膣、肛門、口腔からの薬剤投与に適する製薬上許容しうるビヒクル、たとえば
カプセル、軟膏、クリーム、ゲル、エーロゾル、座薬ベース等を意味する。該ビ
ヒクルは無毒で、配合物の他の成分と有害な相互作用を行わない天然または合成
源の物質からなる。本明細書に用いるのに適するキャリヤー物質には水、シリコ
ーン、ワックス、ワセリン、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
リポソーム類、マンニトールおよびラクトースのような糖類およびさらに使用さ
れる特定種類の配合物によって種々の他の物質がある。本明細書で用いられる「
キャリヤー」または「ビヒクル」という用語が、薬剤投与を容易にするのに有効
な安定剤、結晶化防止剤又は他の種類の添加剤を指す場合もある。
在しない」という用語は、pH安定化に用いることが可能な、有り得る高分子緩
衝液を除いて、ポリビニルアルコール以外に約0.1重量%未満、好ましくは約
0.01重量%未満の高分子物質を含む高分子配合物を意味する。
からなる製薬用ヒドロゲルならびに治療上有効な量の薬剤を包含する。当業者に
とって公知の他の添加剤、たとえば可溶化剤、組織浸透促進剤、安定剤、抗菌剤
、抗真菌剤および抗炎症剤のような他の薬剤、薬剤分解防止剤、pH調節剤等を
含むことができる。該配合物は水保持を改善しかつ/またはシネレシスを阻止す
るための公知の他のポリマーを実質的に含まない。しかし、必要ならば、ヒドロ
ゲルの性質に悪影響を与えることなく配合物のpHを調節するために高分子の酸
または塩基を加え得ることが考えられる。
る薬剤投与のシステムにおける薬剤貯蔵器として用いるか、または他の薬剤投与
径路の場合にキャリヤーと混合させるように意図される。新規ポリビニルアルコ
ールヒドロゲル配合物は長期貯蔵期間にわたり機械的結着性ならびに分解および
シネレシスに対する安定性を有する。本配合物の別の特徴は従来のポンプ輸送法
を用いる処理の容易さである。
ールポリマー分散液の粘度平均分子量およびポリマーの加水分解度によって主に
決定される。種々の分子量範囲及び種々の加水分解度を有するポリビニルアルコ
ールは市販供給源から購入することができる。本発明の製薬用ヒドロゲル配合物
に用いられるポリビニルアルコールは約10,000ないし400,000、好
ましくは12,000ないし200,000、もっとも好ましくは15,000
ないし1000,000の範囲の粘度平均分子量を有する。
範囲の貯蔵温度において少なくとも6か月間)においてシネレシスに対して安定
なポリビニルアルコールヒドロゲルを調製する場合には、ポリマーの加水分解度
(Dh)に対応するようにヒドロゲル中のポリビニルアルコールの重量パーセン ト(Y)を選択する。Dhが約95%ないし99.9%の範囲にあるときには、 Yは約10重量%ないし30重量%の範囲にある。Dhが約96%ないし99% の範囲にあり、そしてYが約12重量%ないし25重量%の範囲にあるのが好ま
しい。
法によって調製するのが便利であろう。単サイクル法は最小限の遅滞および操作
によって行うことができ、かつ機械的に安定な無シネレシスゲルを形成させるこ
とができるので好ましい。下記の方法は熱に安定な薬剤を含有するヒドロゲル配
合物を調製するのに有効である。60℃を超える温度においてポリマーを溶解す
るのに十分な時間、典型的には90℃で1.5時間の間、所定量のポリマーを水
性溶剤中で加熱することによってポリビニルアルコール水溶液を調製する。この
ポリビニルアルコール溶液を治療に効果的な量の薬剤および他の所望の添加剤と
混合した後、0℃を下回る温度で該水溶液を完全に凍結させるのに必要な時間の
間凍結させる。典型的には、凍結は約−10℃ないし−35℃の範囲の温度で1
ないし数時間行う。凍結した液は約5℃ないし10℃、典型的には5℃で1ない
し5時間解凍することができる。
返すことができる。凍結−解凍サイクルによるポリビニルアルコールゲルの調製
は、たとえばNambuの米国特許第4,524,064号、第4,664,8
57号及び第4,925,603号、Tanabeらの同第4,735,097
号、Nambuらの同第4,808,353号、Ikedaらの同第4,988
,771号、ならびにKobayashiらの同第5,141,973号に記載
されている。
、許容可能なゲルを得るには単サイクル凍結−解凍法が好ましく、この場合には
濃度Yが5Dh−479に等しい最小でなければならない。Dh値が小さいと、す
なわち加水分解度が約97.5重量%未満であると、多重サイクル凍結−解凍法
(少なくとも6サイクル、好ましくは12サイクル以上を含む)が好ましく、こ
の場合には濃度Yが4.16Dh−385に等しい最小でなければならない。と ころで本発明者らはこのパラメータの範囲内の作業は良好なシェルフライフ及び
安定性を有するゲルをもたらし、かつこのパラメータの範囲外の作業はシネレシ
スして、許容できるシェルフライフまたは安定性を有しないゲルを生じることを
見出した。前記の関係を図1および2のグラフに示す。図1は単サイクル凍結−
解凍法を用いて調製したゲルに関する。図2は多重サイクル法を用いて調製した
ゲルに関する。いずれの場合においても、安定なゲルを生成させるためには、一
定のDhに対して、“Y”値が図示線よりも上になければならない。「該線より も下」の作業はシネレシスする不安定なゲルをもたらす。
ある場合に、投与する治療薬を有しないポリビニルアルコールヒドロゲルの調製
を含むこともある。このヒドロゲルは前記のように調製し、真空で脱水し、そし
て薬剤および他の所望成分の水溶液を乾燥ヒドロゲルに加えることによって再水
和させることができる。
、または小さくさいの目に切断して、包装前に再水和させることができる。
または電気的輸送による薬剤投与システムにおける薬剤貯蔵器として用いられる
。本明細書に記載される本発明の配合物を適当なキャリヤーと混合して別の薬剤
投与形態(たとえば、経口カプセル、局部軟膏、肛門および/または膣座薬、口
部パッチ、またはエーロゾルスプレー)を作ることができることは当業者には理
解されよう。
リマーによって被包するのが好ましい。被包物質の溶解または浸食によって、ヒ
ドロゲルコアが露出し、ゲル中に含まれる薬剤を放出して腸内に吸着させること
ができる。生分解性被覆物質は、被覆される薬剤および所望の放出特性によって
、種々の天然及び合成ポリマーから選ぶことができる。例示的被覆物質にはゼラ
チン、カルナウバワックス、セラック、エチルセルロース、酢酸フタル酸セルロ
ース、酢酸酪酸セルロースがある。薬剤の放出は、ポリマー被覆の厚さおよび溶
解速度を調整することによって制御される。
はクリーム中に均一に分散させるのが好ましい。これら製薬用組成物の調製法は
公知であるか、または当業者には明かであろう。たとえばRemington′ s Pharmaceutical Sciences,18th Ed.(E
aston,PA:Mack Publishing Company,199
0)を参照されたい。
て配合するのが好ましい。座薬は中空の基剤コア中にヒドロゲル配合物を包含さ
せるように形成することができる。配合物中に用いられる活性剤および所望の薬
剤放出プロフィルによって、親油性及び親水性のいずれの基剤を用いることもで
きる。膣および/または肛門に用いるのに適する座薬の配合は当該技術分野の通
常の技術の範囲内にある。
気道疾患用エーロゾルは通常経口投与されるが、特定の鼻の症状および経口投与
すると分解すると思われる薬剤投与の場合には鼻投与が好ましい。
ては公知であり、かつ/または関連する図書及び他の文献に記載されている方法
を用いて作ることもできる。たとえば前記Remington′s Pharm aceutical Sciences の第92章(「エーロゾル」)を参照さ
れたい。エーロゾル配合物はヒドロゲル微粒子、適当なキャリヤーまたは賦形剤
、吸入剤等を含有し、典型的には定量投与デバイスを用いて投与される。
H環境または胃腸管内の酵素(たとえばペプチド及びタンパク質)によって変異
されやすい薬剤に対しては、本発明の口内投与形態の製薬用ヒドロゲル配合物が
好ましい。口内薬剤投与の場合には、ヒドロゲルを、口中に挿入するために積層
パッチに、口腔内投与の場合には接着パッチに包含させるか、または後記のよう
な経皮/経粘膜投与システムにおける薬剤貯蔵器として用いることもできる。
持層と、皮膚または粘膜表面に付着させるための積層構造物中の皮膚に接する接
着剤層との間にサンドイッチさせる。積層構造物は貯蔵器を1個または多数個含
むことができる。デバイスの表面層として働く該積層物中の支持層は、積層構造
物の主要構造要素として機能して、デバイスに多大のたわみやすさを与える。支
持材料用物質は、薬剤及び薬剤含有組成物中の他の成分を実質的に透過させず、
したがってデバイス上面からの成分の損失を防ぐように選ばなければならない。
薬剤投与中に皮膚を水和させるのが望ましいか否かによって、支持層は閉鎖性ま
たは非閉鎖性であることができる。支持物質は好ましくはたわみやすいエラスト
マー材料のシートまたはフィルムで作るのが好ましい。支持層として適当なポリ
マーの例にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等がある。
テムを皮膚に付着させるように、この層をデバイスから除いて、薬剤貯蔵器また
は別個の接触接着剤層の基底面を露出させる。剥離ライナーは薬剤/ビヒクルが
不透過性の物質でつくらなければならない。このようなデバイスは当該技術分野
では公知の通常の方法を用いて加工することができる。
含まれる薬剤組成物は多くの成分を含むことができる。存在することができる他
の成分には防腐剤、安定剤、界面活性剤等がある。
含むことができる。すなわち、若干の薬剤の皮膚に対する本来の透過度があまり
に小さすぎて、治療レベルの薬剤が、破壊されていない皮膚の適度の大きさの面
積を通過できないことがあるので、皮膚透過促進剤を該薬剤とともに同時投与す
ることが必要である。適当な促進剤は当該技術分野では周知であって、たとえば
ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N
−ジメチルアセトアミド(DMA)、デシルメチルスルホキシド(C10MSO)
、C2−C6アルカンジオール類、および1−置換アザシクロ−ヘプタン−2−オ
ン類、とくに1−n−ドデシルシクラザシクロヘプタン−2−オン(商標Azo
ne(登録商標)としてWhitby Research Incorpora
ted,Richmond,VAから市販されている)、アルコール類等がある
。
与または電気的輸送によって投与することができる製薬用化合物または薬品があ
る。概して、この中には、抗生物質及び抗ウィルス薬のような抗感染薬、フェン
タニール、サンフェタニル、ブプレノルフィンを含む鎮痛薬および鎮痛薬混合物
、麻酔薬、食欲抑制薬、抗不整脈薬、テルブタリンのような抗ぜんそく薬、抗け
いれん薬、抗うつ薬、抗糖尿病薬、下痢止め、抗ヒスタミン薬、抗炎症薬、抗偏
頭痛薬、スコボラミンおよびオンダンセトロンのような乗物醉治療薬、制吐薬、
抗新生物薬、抗パーキンソン薬、かゆみ止め、抗精神病薬、解熱剤、胃腸及び泌
尿器胆石形成防止薬を含むけいれん止め、交感神経作用薬、キサンチン誘導体、
ニフェジピンのようなカルシウムチャンネル遮断薬を含む心臓血管作用薬、ベー
タ遮断薬、ドブタミンおよびリトドリンのようなベータ作動薬、抗不整脈薬、ア
テノロールのような抗高血圧薬、リニチジンのようなACE阻害薬、利尿薬、全
般的、局部的、末梢性及び脳の中枢神経系刺激薬を含む血管拡張薬、せき及び悪
寒調剤、うっ血除去薬、特殊症状、副甲状腺ホルモンのようなホルモン類、ビス
ホスホリエート、催眠薬、免疫抑制剤、筋弛緩薬、副交感神経遮断剤、副交感神
経興奮剤、プロスタグランジン、精神興奮薬、鎭静薬及び精神安定剤を含む主要
治癒分野のすべてにおける薬剤があるが、ただしこれらに限定されない。また本
発明は、天然に、化学合成により、または組換えによりできたか否かに関係無く
タンパク質、ペプチド及びそれらの断片の電気的輸送による投与とともに有用で
ある。
くに適することが認められているアルニジタン((−)−(R)−[(3,4−
ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−1イル)メチル]−N′−(1,4,
5,6−テトラヒドロピリミジニル)−1,3−プロパンジアミン二塩酸塩)お
よびその類似体である。該薬剤に関する別の情報はPCT Publicati
on No.WO93/17017(DeBruynら)で知ることができる。
0ダルトン、より典型的には少なくとも約300ないし40,000ダルトンの
分子量を有する。この大きさの範囲のペプチドおよびタンパク質の具体的な例に
はLHRH、ゴセレリン、ブセレリン、ゴナドレリン、ナファレリンおよびロイ
プロリドのようなLHRH類似体、GHRH、GHRF、インスリン、インスル
トロピン、カルシトニン、オクトレオチド、エンドルフィン、TRH、NT−3
6(化学名:[[(s)−4−オキソ−2−アゼチジニル]カルボニル]−L−
ヒスチジル−L−プロリンアミド)、リプレシン、下垂体ホルモン類(たとえば
、HGH、HMG、デスモプレシンアセテート等)、卵胞ホルモン、ANF、成
長因子放出因子(GFRF)のような成長因子、βMSH、ソマトスタチン、ブ
ラジキニン、ソマトリピン、血小板性成長因子、アスパラギナーゼ、ブレオマイ
シンサルフェート、キモパパイン、コレシストキニン、コリオニックゴナドトロ
ピン、コルチコトロピン(ACTH)、エリスロポイエチン、エポプロステノー
ル(血小板凝集阻害薬)、グルカゴン、HCG、ヒルログ、ヒアルロニダーゼ、
インターフェロン、インターロイキン類、メノトロピン類(ウロホリトロピン(
FSH)及びLH)、オキシトン、ストレプトキナーゼ、組織プラスミノゲン活
性剤、ウロキナーゼ、バソプレシン、デスモプレシン、ACTH類似体、ANP
、ANPクリアランス阻害剤、アンジオテンシンII拮抗薬、抗利尿性ホルモン
作動薬、ブラジオキニン拮抗薬、CD4、セレダーゼ、CSl′s、エンケファ
リン類、FAB断片、lgEペプチドサプレッサ、lGF−1、神経栄養性因子
、コロニー刺激因子、副甲状腺ホルモンおよび作動薬、副甲状腺ホルモン拮抗薬
、プロスタグランジン拮抗薬、ペンチゲチド、タンパク質C,タンパク質S、レ
ニン阻害剤、チモシンアルファ−1、血栓溶解薬、TNF、ワクチン、バソプレ
シン拮抗薬類似体、アルファ−1抗トリプシン(組換え型)、およびTGF−ベ
ータがあるが、これらに限定されない。
、ヒドロコルチゾン誘導体、サリチル酸ナトリウム、酢酸、フッ化物アニオン、
リチウム、ペニシリンおよびセファロスポリンおよびデキサメタゾンリン酸ナト
リウムのような抗生物質、ヒドロモルホン、ジアゼパム塩類、抗高血圧薬、気管
支拡張薬、ペプチドホルモン及び調節剤ならびにタンパク質がある。
ルピプラミン二塩酸塩、ヒスタミン二塩酸塩、プロフラビン二塩酸塩およびグス
ペリムス三塩酸塩があるが、これらに限定されない。
とは当業者には理解されよう。何となれば該方法は、この点についてはどのよう
にしても限定されないからである。電気的輸送による薬剤投与システムの例とし
ては、Theeunwesらの米国特許第5,147,296号、Theeuw
esらの第5,080,646号、Theeuwesらの第5,169,382
号、およびGyoryらの第5,169,383号を参照することができる。
イスを示す。デバイス10は上部ハウジング16、回路板集成体18、下部ハウ
ジング20、アノード電極22、カソード電極24、アノード貯蔵器26、カソ
ード貯蔵器28および皮膚に適合性がある接着剤30を含む。上部ハウジング1
6はデバイス10を患者の皮膚に固定するのを助ける側部ウイング15を有する
。上部ハウジング16は射出成形可能なエラストマー(たとえばエチレン酢酸ビ
ニル)からなるのが好ましい。印刷回路板集成体18は個別部品40及び電池3
2に接合された集積回路19を含む。回路板集積体18は開口部13aおよび1
3bを通り抜けるポスト(図示せず)によってハウジング16に結合され、両ポ
ストの両端は回路板集積体18をハウジング16に加熱かしめするために加熱/
溶融する。下部ハウジング20は接着剤30によって上部ハウジング16に結合
され、接着剤30の上面34がウイング15の下面を含めて下部ハウジング20
及び上部ハウジング16の双方に付着している。
バイス10には他の形式の電池を用いることもできる。
及び薬剤/薬品貯蔵器26、28を含み、これらがすべて密封式ユニットに一体
化されている。回路板集積体18の出力口(図示せず)は、導電性接着剤片42
、42′によって下部ハウジング20に形成されたくぼみ25、25′内の開口
部23、23′を経て電極24および22と電気接触する。ついで電極22およ
び24は、薬剤貯蔵器26および28の上面44′、44と直接機械的及び電気
的に接触する。薬剤貯蔵器26、28のボタン面46′、46は接着剤30中の
開口部29′、29を経て患者の皮膚と接触する。
る特徴を有する。押しボタンスイッチ12を押すと、回路板集積体18の電子回
路は所定の長さの投与期間の間、電極/貯蔵器22、26および24、28に所
定のDC電流を送り出す。押しボタンスイッチ12はデバイス10の上面に配設
するのが便利であり、衣服を介して容易に作動できる。押しボタンスイッチ12
を短時間の間、例えば3秒以内に2回押して、薬剤を投与するためにデバイスを
始動させるのが好ましく、それによってデバイス10の不注意の始動の可能性を
できるだけ少なくする。好ましくは、デバイスは明るくなるLED14および/
またはたとえば「ビーパー(beeper)」からの聴取可能な音声信号によっ
て薬剤投与期間の開始の可視的および/または音響的確認を使用者に伝える。薬
剤は、所定の投与間隔で、電気的輸送によって患者、例えば腕の皮膚を通して投
与される。
のが好ましい。両貯蔵器26および28は高分子ヒドロゲル物質からなるのが好
ましい。電極22、24及び貯蔵器26、28は下部ハウジング20によって保
持される。
ウジング16と下部ハウジング20との間に接着的に「封止」される。上部ハウ
ジング16はゴムまたは他のエラストマー物質からなるのが好ましい。下部ハウ
ジング20はくぼみ25、25′をつくるために容易に成形でき、かつ開口部2
3、23′をつくるために容易に切断できるプラスチックまたはエラストマーシ
ート材料(たとえばポリエチレン)からなるのが好ましい。集積されたデバイス
10は耐水性(すなわち飛沫防止)であるのが好ましく、防水性であるのがもっ
とも好ましい。該システムは外形が目立たずに容易に体になじみ、それによって
装着部位およびその周囲に自由に動くことができる。貯蔵器26および28はデ
バイス10の皮膚に接触する側に置かれて、正常の操作及び使用中の偶然的な短
絡を防ぐ為に十分に隔離されている。
患者の体表面(例えば皮膚)に付着する。接着剤面36は、デバイス10が通常
の使用者の機能中は体の適正な位置に確実に留まり、しかし所定の(たとえば2
4時間)装着時間後には適切に除去できる接着剤の性質を有する。上部接着剤面
34は下部ハウジング20に付着して、ハウジングのくぼみ25、25′内の電
極および薬剤貯蔵器を保持するだけでなく、上部ハウジング16に付着した下部
ハウジング20をも保持する。
明のヒドロゲル配合物を含む。約1×10-4Mないし1.0Mまたはそれ以上の
範囲の薬剤濃度を用いることができ、該範囲の下部分が好ましい。
ず後記実施例は本発明を説明することを意図するもので、発明の範囲を限定しよ
うとするものではない。本発明の範囲内の他の態様、利点および改良が本発明に
付随することは当業者にとっては明らかであろう。 実施例 A.ポリビニルアルコール溶液の調製: ポリビニルアルコール(Mowiol28−99,Hoechst−Cela
nese corporation,Specialty Chemicals
Group,Charlotte,NC製;加水分解度は99.2%であった
)の15%、17%および20%水溶液を、混合容器(容量約100cm3)に 計算量の乾燥ポリビニルアルコール粉末を加え、それを徐々に水に溶解して調製
した。各混合物の総バッチサイズは水及びポリビニルアルコールを含めて70グ
ラムであった。容器は回転軸を収容できる穴を有する蓋を備えた。テフロンパド
ルを有する回転軸を可変速度で時計方向及び反時計方向に回転させることができ
るモーターに接続した。容器にジャケットを取付けて、温度を制御するためにジ
ャケット内にシリコーン油を循環させた。容器にポリビニルアルコール粉末及び
水を加えた後、蓋をしてシャフトモーターを回転させ、かつ加熱油の循環を開始
した。混合物の撹拌を続けながら油の温度を90℃に上げた。温度が90℃に到
達後、混合を45分間続け、その時点で混合物は均質で透明になった。 B.凍結−解凍硬化サイクル: A項で記載した混合方法の終わりに、溶液を室温に冷却した。つぎに、凍結−
解凍硬化のために事前に準備したフォームキャビティ(foam cavity
)にそれを移した。各フォームキャビティは、1.9cm(0.75インチ)の
直径、1.0mm(40ミル)の厚さ、および、汚染及び蒸発水分損失を防ぐた
めのシリコーン化ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムのカバーを有
した。典型的な溶液の重量範囲は500ないし600mgであった。次いで溶液
をBemco Freezer Oven(Bemco Inc.,Simi
Valley Calif.)内で−20℃で1時間凍結し、さらに5℃で1時
間解凍した。この凍結−解凍サイクルをある試料の場合には12回繰り返した(
図2参照)。しかし他の試料の場合には、わずか1回の凍結−解凍サイクルを用
いた(図1参照)。後者の場合には、凍結−解凍条件が若干異なり、試料は−2
0℃に12時間曝露してから室温で(冷凍庫から取出すことによって)数時間解
凍した。試料を凍結温度で長時間保持してもゲルのモジュラス、強度またはシネ
レシス特性は変わらなかった。多数の試料を硬化させるのに便利のためにこの方
法を採用した。 C.安定性の検討: 個々のフォームキャビティハウジング内の各硬化ゲル試料をt=0の時点に秤
量した。次いでこれらを種々の条件でエージングした:25℃および40℃にお
いて、試料を1週間目、3週間目、5週間目、10週間目、15週間目、及び2
7週間目に調べた。各時点において、試料を迅速にフォームハウジングから取出
して、ワイプで乾燥して、迅速に秤量した。各時点には個々の条件における4個
の試料の秤量の平均がもたらされた。重量変化は最後の重量と最初の重量から最
初の重量の百分率として計算した。12回の凍結−解凍サイクルを経た試料につ
いては、エージングとして40℃の温度条件のみを用いた。
コールヒドロゲルは外界温度において2年後に10%を上回る重量損失を示して
はならない。2年間のエージング試験は、通常、外界温度よりも高い温度におい
て、より短い時間にわたる重量損失を測定することによって評価する。これらの
試験では、前記のように調製したゲルについて25℃で2年間エージングして見
られると思われる重量損失の推定として、同様のゲルを約6か月間(すなわち2
7週間)40℃の温度を加えた。したがって、外界温度において2年間にわたり
安定と見なされるゲル試料の場合には、40℃において6か月後のゲルの重量損
失が10重量%未満でなければならない。得られた結果は次ぎの通りである。
ついて、ヒドロゲル中のポリビニルアルコールの濃度Yと該ポリマーの加水分解
度Dhとの相関関係を示すグラフである。
について、ヒドロゲル中のポリビニルアルコールの濃度Yと該ポリマーの加水分
解度Dhとの相関関係を示すグラフである。
ることができる電気的輸送による薬剤投与システムの1つの態様の斜視拡大図で
ある。
Claims (36)
- 【請求項1】 水およびポリビニルアルコールを含むヒドロゲル中に治療に
有効な量の薬剤を含む製薬用ヒドロゲル配合物であって、そこにおいて該ポリビ
ニルアルコールは予め定められた加水分解度Dhを有しかつ該ヒドロゲルのY重 量パーセントに相当し、該配合物が 約5℃ないし40℃の範囲の貯蔵温度における少なくとも6か月間の該配合物
の貯蔵したとき、安定なヒドロゲルをもたらしてシネレシスを減少させるかまた
は無くさせるように、Y及びDhが相互に対応するように選ばれることを特徴と する配合物。 - 【請求項2】 Dhが約95%ないし99.9%の範囲にあり、そしてYが 約10重量%ないし30重量%の範囲にある請求項1記載の配合物。
- 【請求項3】 Dhが約96%ないし99%の範囲にあり、そしてYが約1 2重量%ないし25重量%の範囲にある請求項2記載の配合物。
- 【請求項4】 約20℃ないし40℃の範囲の貯蔵温度における少なくとも
6か月間の該配合物の貯蔵したときシネレシスを減少させるかまたは無くさせる
請求項1記載の配合物。 - 【請求項5】 Dhが約97.5重量%を上回り、該ヒドロゲルが単サイク ル凍結−解凍法を用いて調製され、そしてYが約5Dh−479以上であるが該 貯蔵温度における該ヒドロゲル中の該ポリビニルアルコールの溶解度を下回る請
求項1記載の配合物。 - 【請求項6】 Dhが約97.5重量%を下回り、該ヒドロゲルが多重サイ クル凍結−解凍法を用いて調製され、そしてYが約4.16Dh−385以上で あるが該貯蔵温度における該ヒドロゲル中の該ポリビニルアルコールの溶解度を
下回る請求項1記載の配合物。 - 【請求項7】 ポリビニルアルコール以外の高分子物質が実質的に存在しな
い請求項1記載の配合物。 - 【請求項8】 該ポリビニルアルコールが約10,000ないし400,0
00の範囲の粘度平均分子量を有する請求項1記載の配合物。 - 【請求項9】 該ポリビニルアルコールが約12,000ないし200,0
00の範囲の粘度平均分子量を有する請求項8記載の配合物。 - 【請求項10】 該ポリビニルアルコールが約15,000ないし100,
000の範囲の粘度平均分子量を有する請求項9記載の配合物。 - 【請求項11】 電気的輸送による薬剤投与のための薬剤貯蔵器(26、2
8)の形をなす請求項1記載の配合物。 - 【請求項12】 受動的経皮薬剤投与のための薬剤貯蔵器の形をなす請求項
1記載の配合物。 - 【請求項13】 請求項1記載の配合物および薬剤として許容できるキャリ
ヤーを含む薬剤投与システム。 - 【請求項14】 該キャリヤーが経口投与に適し、そして該システムがカプ
セルの形をなす請求項13記載の薬剤投与システム。 - 【請求項15】 該キャリヤーが局部、経皮または経粘膜薬剤投与に適し、
そして該システムが軟膏、ゲルまたはクリームの形をなす請求項13記載の薬剤
投与システム。 - 【請求項16】 該キャリヤーが膣または肛門よりの薬剤投与に適し、そし
て該システムが座薬の形をなす請求項13記載の薬剤投与システム。 - 【請求項17】 エーロゾルスプレーの形をなす請求項13記載の薬剤投与
システム。 - 【請求項18】 該キャリヤーが口内薬剤投与に適し、そして該システムが
口内投与形態を含む請求項13記載の薬剤投与システム。 - 【請求項19】 供与電極(22)、対電極(24)、ならびに該供与電極
(22)及び該対電極(24)と電気的に接続させるように用いられる電源(3
2)を含み、該供与電極(22)がヒドロゲル薬剤貯蔵器(26)に接続されて
いる電気的輸送による薬剤投与デバイス(10)であって、該貯蔵器(26)が
請求項1、5または6記載の製薬用ヒドロゲル配合物を含む電気的輸送による薬
剤投与デバイス。 - 【請求項20】 水およびポリビニルアルコールを含むヒドロゲル中に治療
に有効な量の薬剤を含む製薬用ヒドロゲル配合物のシネレシスを無くさせる方法
であって、そこにおいて該ポリビニルアルコールは予め定められた加水分解度D h を有しかつ該ヒドロゲルのY重量パーセントに相当し、該方法が 約5℃ないし40℃の範囲の貯蔵温度における少なくとも6か月間の該配合物
の貯蔵したとき、安定なヒドロゲルをもたらしてシネレシル(離液)を減少させ
るかまたは無くさせるように、Y及びDhを相互に対応するように選択すること を特徴とする方法。 - 【請求項21】 Dhが約95%ないし99.9%の範囲にあり、そしてY が約10重量%ないし30重量%に範囲にある請求項20記載の方法。
- 【請求項22】 Dhが約96%ないし99%の範囲にあり、そしてYが約 12重量%ないし25重量%の範囲にある請求項21記載の方法。
- 【請求項23】 約20℃ないし40℃の範囲の貯蔵温度における少なくと
も6か月間の該配合物の貯蔵したときシネレシスを減少させるかまたは無くさせ
る請求項20記載の方法。 - 【請求項24】 Dhが約97.5重量%を上回り、該ヒドロゲルが単サイ クル凍結−解凍法を用いて調製され、そしてYが約5Dh−479以上であるが 該貯蔵温度における該ヒドロゲル中の該ポリビニルアルコールの溶解度を下回る
請求項20記載の方法。 - 【請求項25】 Dhが約97.5重量%を下回り、該ヒドロゲルが多重サ イクル凍結−解凍法を用いて調製され、そしてYが約4.16Dh−385以上 であるが該貯蔵温度における該ヒドロゲル中の該ポリビニルアルコールの溶解度
を下回る請求項20記載の方法。 - 【請求項26】 該ポリビニルアルコールが約10,000ないし400,
000の範囲の粘度平均分子量を有する請求項20記載の方法。 - 【請求項27】 該ポリビニルアルコールが約12,000ないし200,
000の範囲の粘度平均分子量を有する請求項26記載の方法。 - 【請求項28】 該ポリビニルアルコールが約15,000ないし100,
000の範囲の粘度平均分子量を有する請求項27記載の方法。 - 【請求項29】 ポリビニルアルコールヒドロゲル中に治療に有効な量の薬
剤を含む製薬用ヒドロゲル配合物の製造法であって、そこにおいて該ポリビニル
アルコールは予め定められた加水分解度Dhを有しかつ該ヒドロゲルのY重量パ ーセントに相当し、該方法が (a)所定量のポリビニルアルコールを含有する水溶液を調製し; (b)治療に有効な量の薬剤を含有する製薬用配合物を、工程(a)で調製した
水溶液と混合し; (c)約0℃を下回る温度で工程(b)の溶液を凍結し;そして (d)5時間を超えない時間の間該凍結溶液を解凍する 工程を含み、 該方法が、約5℃ないし40℃の範囲の貯蔵温度における少なくとも6か月間
の該配合物の貯蔵したとき、安定なヒドロゲルをもたらしてシネレシスを減少さ
せるかまたは無くさせるように、Y及びDhが相互に対応するように工程(a) におけるポリビニルアルコールの量を選択することを特徴とする方法。 - 【請求項30】 工程(d)を1時間を超えない時間の間行う請求項29記
載の方法。 - 【請求項31】 Dhが約95%ないし99.9%の範囲にあり、そしてY が約10重量%ないし30重量%の範囲にある請求項29記載の方法。
- 【請求項32】 Dhが約96%ないし99%の範囲にあり、そしてYが約 12重量%ないし25重量%の範囲にある請求項31記載の方法。
- 【請求項33】 Dhが約97.5重量%を上回り、該ヒドロゲルが単サイ クル凍結−解凍法を用いて調製され、そしてYが約5Dh−479以上であるが 該貯蔵温度における該ヒドロゲル中の該ポリビニルアルコールの溶解度を下回る
請求項29記載の方法。 - 【請求項34】 Dhが約97.5重量%を下回り、該ヒドロゲルが多重サ イクル凍結−解凍法を用いて調製され、そしてYが約4.16Dh−385以上 であるが該貯蔵温度における該ヒドロゲル中の該ポリビニルアルコールの溶解度
を下回る請求項29記載の方法。 - 【請求項35】 下記の (a)所定量のポリビニルアルコールを含有する水溶液を調製してポリビニルア
ルコールヒドロゲルをもたらし、そこにおいて該ポリビニルアルコールは予め定
められた加水分解度Dhを有しかつ該ヒドロゲルのY重量パーセントに相当し; (b)該ポリビニルアルコールヒドロゲルから過剰の水分を除いて所望の乾燥ヒ
ドロゲルを得;そして (c)工程(b)の乾燥ヒドロゲルに薬剤水溶液を加える 工程を含む製薬用配合物の製造法であって、 該方法が、約5℃ないし40℃の範囲の貯蔵温度における少なくとも6か月間
の該配合物の貯蔵したとき、安定なヒドロゲルをもたらしてシネレシスを減少さ
せるかまたは無くさせるように、YおよびDhが互いに対応するように工程(a )におけるポリビニルアルコールの量を選択することを特徴とする方法。 - 【請求項36】 下記の (a)薬剤及び所定量のポリビニルアルコールを含有する水溶液を調製して薬剤
含有ヒドロゲルをもたらし、そこにおいて該ポリビニルアルコールは予め定めら
れた加水分解度Dhを有しかつ該ヒドロゲルのY重量パーセントに相当し;そし て (b)工程(a)で生じた該薬剤含有ヒドロゲルから過剰の水分を除いて、薬剤
含有乾燥ヒドロゲルの形をした製薬用配合物をもたらす 工程を含む製薬用配合物の製造法であって、 該方法が、約20℃ないし40℃の範囲の貯蔵温度における少なくとも6か月
間の該配合物の貯蔵したとき、安定なヒドロゲルをもたらしてシネレシスを減少
させるかまたは無くさせるように、YおよびDhが互いに対応するように工程( a)におけるポリビニルアルコールの量を選択することを特徴とする方法。
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