WO2007069679A1 - イオントフォレーシス用デバイス - Google Patents

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Seiji Tokumoto
Hirotoshi Adachi
Tetsuji Kuwahara
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Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc.
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    • A61P37/02Immunomodulators
    • A61P37/04Immunostimulants

Definitions

  • Patent Document 3 discloses a method of applying a pulse electric field strong enough to destroy the epidermal stratum corneum tissue as a method of enhancing the immune response induced by administration of a DNA vaccine. .
  • the immune response inducing method described in this document since it is necessary to apply a very high electric field to the skin, the skin is painful and in some cases may cause burns.
  • the drug reservoir or similar structure containing the antigen to be delivered can be in the form of any suitable material called a spacer to form a contact between the iontophoretic unit and the skin. Suitable materials include but are not limited to foams, gels and matrices. In addition, it contains optional components such as adjuvants, solubilizers, solubilizers, pH adjusters, preservatives, absorption promoters, stabilizers, fillers, thickeners, and adhesives as a base. In some cases, the active drug can be encapsulated here.
  • suitable skin compatibility particularly mucosal compatibility
  • suitable skin compatibility particularly mucosal compatibility
  • the composition of these spacer layers should of course be given the same electrochemical considerations as in the case of so-called electrophoresis gels, but the type of antigen and Z or adjuvant to be used mainly.
  • the ion mobility or power level is appropriately set to a required value.
  • the spacer layer may contain or attach an antigen and Z or an adjuvant, and may be formed in a multilayer structure in which an ionizable polymer layer, a water absorbing layer or the like is laminated.
  • an ionizable polymer layer a water absorbing layer or the like is laminated.
  • a method for laminating and integrating these a method of laminating and pressure bonding, a method of laminating via a binder, and the like are used.
  • the ionic polymer layer a cation exchange polymer layer containing only cation exchange groups, an anion exchange polymer layer containing only anion exchange groups, and both ion exchange groups are uniformly distributed in the membrane.
  • Peptide compounds particularly those having physiological activity, include oligopeptides, polypeptides and macropeptides having a molecular weight of 100 to 3000000.
  • the peptide-like compound having physiological activity include the following. For example, calcitonin, insulin, angiotensin, vasopressin, desmopressin, ferribrecin, protyrelin, luteinizing hormone-releasing hormone, corticotropin, prolatatin, somatropin, thyrotropin, luteinizing hormone, kallikrein, valathyrin, glucagon, oxytocin, gastrin, secretin Serum gonadotropin, growth hormone, erythropoietin, angiotensin, urogastron, renin, etc.

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Abstract

 本発明の課題は、ポリヌクレオチド、ペプチド抗原、タンパク質ベースのワクチン等の巨大分子抗原をイオントフォレーシスによって外用投与する場合、抗原分子によっては、十分に皮下組織に送達することができずに十分な免疫応答が出ないことであり、その解決手段は、抗原の抗原認識能を増大させるためのイオントフォレーシス用デバイスであって、皮膚に提示される抗原を貯留する抗原貯留槽と、該抗原が皮膚に提示された後、ランゲルハンス細胞を活性化し、抗原の認識能を増大させる、電気刺激を与えるための電極とを含む、前記イオントフォレーシス用デバイスである。      

Description

明 細 書
イオントフォレーシス用デバイス
技術分野
[0001] 本発明は安全かつ効率的な抗原提示による皮膚免疫活性増強のためのイオントフ ォレーシス用デバイスに関する。
背景技術
[0002] 皮膚は、最外層の角質層、表皮、真皮、および皮下結合組織からなる。通常、死細 胞層および脂質二重層からなる角質層は、多くの物質に対して強力なバリアー機能 を示す。表皮層には、ランゲルハンス細胞と呼ばれる抗原提示細胞が存在し免疫機 能を担っている。
[0003] ランゲルノヽンス細胞は、皮膚内に侵入したタンパク質抗原を補足し、内部で分解し 、 MHC分子上にペプチド断片を表出する。 MHC—ペプチド複合体は、輸入リンパ 管から所属リンパ節の皮質下層へと移動し、 T細胞と指状突起細胞とを介して接触す る。ランゲルノヽンス細胞力 このように移動することによって、抗原が皮膚力もリンパ節 内に存在する T細胞へと効率よく伝えられる。ランゲルハンス細胞は、抗原を T細
H H
胞へ提示するために必要な MHCクラス II分子を豊富に有して 、る。これら抗原には 、ポリヌクレオチド(DNAワクチン、 RNAワクチン)、タンパク質ベースのワクチンなど 様々なものがある。
[0004] また、最近では抗原の透過を高める手段としてイオントフォレーシスおよびエレクト口 ポレーシヨン装置による外用投与形態の検討も行われている。これら装置による送達 の利点は多数あり、活性時間が短いペプチドおよび蛋白質性の抗原投与が可能とな る点、また、経口投与に関連した、胃腸および肝臓システムの"初回通過効果"に関 連した問題も排除される点、さらに非経口治療における危険および不便な特徴、例 えば筋肉注射、皮下注射による痛みの回避等など多くの利点がある。
[0005] しかし、エレクト口ポレーシヨン力 比較的高い電場で短時間に表皮角質層組織を 破壊するため、容易にポリヌクレオチド、タンパク質ベースのワクチン等の巨大分子抗 原を皮下組織に導入することができるのに対して、イオントフォレーシスは、低い電場 の影響下で長時間かけて表皮角質層組織を破壊することなく生体膜を通過させるた めポリヌクレオチド、タンパク質ベースのワクチン分子の性質に依存すことが多ぐ投 与する抗原に制限があった。
[0006] 例えば、特許文献 1にはイオントフォレーシスによる送達のための分子としてポリべ プチドまたはタンパク質の等電点が 3. 0より低いかまたは 8. 3より高い等電点のもの が好ましいことが開示されている。これは分子力 イオントフォレーシスの間に移動す るための電荷を必要とするため、プラスかマイナスの静電荷を持つことと、さらに皮膚 全体の pH約 4. 0から約 7. 3の範囲外の等電点を持つことによる分子の正味の電荷 が保障されることが必要であるためである。
[0007] 特許文献 2では、生理活性ペプチド系薬物が皮膚や多孔性器材に吸着することで 投与量が不正確になる問題を解決する手段として、薬物保持部材にイオン性界面活 性剤の表面被覆層を形成してなるイオントフォレーゼ用インターフェイスが開示され ている。し力しながら、このようなイオントフォレーシス製剤においては、薬物の投与量 等を考慮して、イオントフォレーシス製剤のインターフェイスを製造する必要があり、 非常に煩雑である。
[0008] 特許文献 3では、 DNAワクチンの投与で誘発された免疫応答を増強する方法とし て、表皮角質層組織を破壊するのに十分な強さのパルス電場をかける方法が開示さ れている。し力しながら、同文献に記載される免疫応答誘発方法においては、非常に 高い電場を皮膚に適用する必要があるため、皮膚に痛みを与え、場合によっては火 傷を生じさせることもある。
特許文献 1:特許第 2506543号
特許文献 2:特許第 2818771号
特許文献 3:特表 2005— 513062号
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0009] 上述のように、ポリヌクレオチド、タンパク質ベースのワクチン等の巨大分子抗原をィ オントフォレーシスによって外用投与する場合、抗原分子によっては、十分に皮下組 織に送達することができずに十分な免疫応答が出ないことも多ぐ簡便に免疫応答を 増強させることは困難であり、イオントフォレーシスによる抗原の外用投与は、一般性 のあるものではなかった。
課題を解決するための手段
[0010] 本発明は、驚くべきかつ予期しない発見に基づいている。すなわち、従来から知ら れたイオントフォレーシスによるワクチン投与時において、アジュバントがない場合に も十分な免疫応答が出ることを偶然見出した。また、その免疫応答の増加の程度は、 イオントフォレーシスによるワクチン透過量の増加を考慮した以上の免疫応答の増強 が確認されたことにより、イオントフォレーシスによる電気刺激自体に免疫応答を増強 させる作用が判明し、さらに研究を進めた結果、本発明を完成するに至った。
[0011] すなわち、本発明は、抗原の抗原認識能を増大させるためのイオントフォレーシス 用デバイスであって、皮膚に提示される抗原を貯留する抗原貯留槽と、ランゲルノヽン ス細胞を活性ィ匕し、抗原の認識能を増大させる、電気刺激を与えるための電極とを 含む、前記イオントフォレーシス用デバイスに関する。
また、本発明は、抗原貯留槽と電極とが分離した、前記イオントフォレーシス用デバ イスに関する。
さらに、本発明は、抗原貯留槽と電極とがー体ィ匕した、前記イオントフォレーシス用 デバイスに関する。
また、本発明は、電気刺激が、電流値 0. 05〜: LmAZcm2である、前記イオントフ ォレーシス用デバイスに関する。
さらに、本発明は、電気刺激を発生させる回路部が、直流結線、直流結線中にパ ルス発信機構を組み合わせたもの、または直流結線中にパルス脱分極機構を組み 合わせたものである、前記イオントフォレーシス用デバイスに関する。
また、本発明は、抗原貯留槽内に、又は抗原貯留槽外に、アジュバントをさらに含 む、前記イオントフォレーシス用デバイスに関する。
さらに、本発明は抗原貯留槽が経皮注入手段を有する、前記イオントフォレーシス 用デバイスに関する。
また、本発明は、抗原を提示した後、 24時間以内で電気刺激を与える、前記イオン トフォレーシス用デバイスに関する。 さらに、本発明は、電気刺激を与えた後、 24時間以内で抗原を提示させる、前記ィ オントフォレーシス用デバイスに関する。
また、本発明は、経皮を介した電気刺激を用いることにより、抗原の認識能を増大さ せる方法に関する。
さらに、本発明は、経皮を介したイオントフォレーシスで要求される電気刺激力 電 流値 0. 05〜lmAZcm2である、前記方法に関する。
発明の効果
[0012] このイオントフォレーシスの電気刺激による免疫応答増強の利用は、広範な種々の 抗体の免疫性を増強するための安全で有効なアプローチを提供する。すなわち、こ れまで一部の抗体分子についてのみ行われていたイオントフォレーシスによる外用 投与が、本発明により一般的な抗体にまでその利用範囲を広げ、抗原提示による免 疫応答を完成させることができる。さらには、アジュバントとの併用により相乗的な免 疫応答を増強させることが可能となり、これまで免疫応答の出にくかった抗体にも適 応することができるようになった。
なお、特許文献 3で開示している電気パルスによる抗原性増強は、表皮角質層組 織を破壊してワクチンをより多く皮下に送達させているのに対して、本発明は電機刺 激自体に抗原性増強作用があるという点で本質的に相違している。さらに、発明者ら は、電気刺激自体にランゲルノヽンス細胞を活性ィ匕させる作用があることも確認し、こ の電気刺激の電流値が、皮膚に痛みを生じさせることのない 0. 05〜lmAZcm2で ある場合に最も好適であり、かつアジュバントを組み合わせることで相乗的に免疫能 力 Sさらに増大するといつた効果をも奏する。
発明を実施するための最良の形態
[0013] ここでイオントフォレーシスによる抗原および Z又はアジュバントの経皮投与方法と は、送達のためのさまざまな抗原および Z又はアジュバントの封じ込め手段およびィ オントフォレーシス手段を合わせたものを言う。このような手段は、バンデージ、予め 満たされた受動用抗原送達パッチ、予め満たされたイオントフォレーシスによる抗原 送達装置、予め満たされた抗原送達パッチ、 WO2005Z06326に開示されている ような通電するタイプのブリスター製剤、および再使用可能で、かつ再度満たすこと が可能な抗原貯蔵部分を含む、再使用可能なイオントフォレーシスによる抗体送達 装置を含むが、これらに限定されない。
投与方法としては、抗原を経皮投与 (注射、塗布など)後、投与部位 (直下)にイオン トフォレーシスデバイスを使って電気刺激を行う方法、抗原及びアジュバントを経皮 投与 (注射、塗布など)後、投与部位 (直下)にイオントフォレーシスデバイスを使って 電気刺激を行う方法、抗原を経皮投与 (注射、塗布など)後、投与部位 (直下)にアジ ュバントを含むイオントフォレーシスデバイスを使って電気刺激およびアジュバントを 投与する方法、抗原及びアジュバントを経皮投与 (注射、塗布など)後、投与部位 (直 下)にアジュバントを含むイオントフォレーシスデバイスを使って電気刺激およびアジ ュバントを投与する方法、アジュバントを経皮投与 (注射、塗布など)後、投与部位( 直下)に抗原を含むイオントフォレーシスデバイスを使って電気刺激と抗原を投与す る方法などが挙げられる。
さらに、本発明デバイスを使って抗原及び Zまたはアジュバントを投与する方法とし ては、 +/—どちらかの貯留槽 (膜)に抗原を乾燥状態で保持させ、薬物溶解液を充 填する容器を備えたデバイスを使って電気刺激および抗原のみを投与する方法、 + /—どちらかの貯留槽 (膜)に抗原およびアジュバントの両方を乾燥状態で保持させ、 薬物溶解液を充填する容器を備えたデバイスを使って電気刺激および抗原のみを 投与する方法、 +/—どちらかの貯留槽 (膜)に抗原を乾燥状態で保持させ、さらにァ ジュバントを含有する抗原溶解液が充填された容器を備えたデバイスを用いて電気 刺激および抗原およびアジュバントを投与する方法、 +/—どちらかの貯留槽 (膜)に 抗原を乾燥状態で保持させ、さらに壁材の粘着部材にアジュバントを含有させたデ バイスを用いて抗原およびアジュバントを投与する方法、皮膚前処理 (皮膚研磨、角 質層ストリツビング、マイクロ-一ドルなど)後、上記のいずれかのデバイスを用いて電 気刺激および投与する方法などが挙げられる。
支持体層としては、少なくとも抗原および Z又はアジュバントに対して非透過性の 材料が使用される。抗原および Z又はアジュバントや必要に応じて添加された添カロ 剤等の漏洩を防止するためである。その材料の例としては、合成樹脂製のフィルムも しくはシートあるいはフェルト、天然繊維もしくは合成繊維等から形成された織布ゃ不 織布、紙、合成紙等もしくはこれらの複合物やこれらの 1種以上に合成樹脂フィルム をラミネート加工したものが用いられる。具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、 ABS、ポリ塩化ビュル、ポリ塩化ビ-リデ ン、可塑化酢酸ビュルコポリマー、可塑化酢酸ビニルー塩化ビニル共重合体、ポリア ミド、ポリウレタン、セロファン、酢酸セルロース、ェチルセルロース等の合成樹脂製の フィルムやシート等が単独で又はこれらを複数層積層して用いられる。また、これらの 合成樹脂製のフィルムやシート等は、アルミ箔、錫箔等の金属箔ゃ、合成紙等をラミ ネートしたもの、若しくはアルミ蒸着やセラミックコートしたもの若しくはこれらの素材を 積層したものも使用することが可能である。支持体層は、必要に応じて電流分散用導 電層ゃ薬剤を入れて保持するための窪みが形成される。支持体層の形状及び窪み の形状については特に限定するものではないが、一般的には円形あるいは楕円形 や略長方形等に形成されるのが望ましい。
[0015] 送達される抗原を含む薬剤貯蔵部分または類似の構造は、イオントフォレーシスュ ニットと皮膚の間の接触を形成するためにスぺーサ一と呼ばれる適当な任意の材料 の形態で有りうる。適当な材料は、泡、ゲルおよびマトリックスを含むが、これらに限定 されない。また、この中には、アジュバント、基剤として溶解剤、溶解補助剤、 pH調整 剤、防腐剤、吸収促進剤、安定化剤、充填剤、増粘剤、粘着剤などの任意の成分を 含有させることもできるし、場合によっては活性薬物をここに封入させることもできる。
[0016] ここで用いられる抗原は、特に限定されず、ポリヌクレオチド(DNAワクチン、 RNA ワクチン)、ペプチド抗原、タンパク質ベースのワクチンなどが考えられる。具体的に 述べるとタンパク質、多糖、オリゴ糖、リポタンパク質、弱毒化もしくは殺された、サイト メガロウィルス、 B型肝炎ウィルス、 C型肝炎ウィルス、ヒトパピローマウィルス、風疹ゥ ィルスおよび水痘帯状疱疹のようなウィルス、弱毒化もしくは殺された、百日咳菌、破 傷風菌、ジフテリア菌、グループ A連鎖球菌属、レジオネラ 'ニューモフイラ菌、髄膜 炎菌、緑膿菌、肺炎連鎖球菌、梅毒トレポネーマおよびコレラ菌のような細菌、ならび にそれらの混合物の形態の抗原を包含する。抗原性作用物質を含有する多数の商 業的に入手可能なワクチンもまた、本発明で利用性を有するカゝもしれず、そして、ィ ンフルェンザワクチン、ライム病ワクチン、狂犬病ワクチン、麻疹ワクチン、流行性耳 下腺炎ワクチン、水痘ワクチン、天然痘ワクチン、肝炎ワクチン、百日咳ワクチンおよ びジフテリアワクチン、さらには、癌、動脈硬化、神経疾患、アルッノ、イマ一等のワク チン療法で使用される抗原も包含する。また、この抗原は、抗原性 (感作性)を有する アレルゲン物質であってもよぐ多種多様な金属、化学物質がそれにあたる。例えば 、アトピー性皮膚炎の抗原を明らかにするアレルギー検査および治療の場合は、ホコ リ、不活ィ匕ダニ等のハウスダスト、各種の花粉などが使用されてもよい。また、 τ細胞 性介在性の自己免疫疾患または症状に関連する炎症性 T細胞により認識される抗原 も含まれる。
[0017] アジュバントは、免疫原性を高める物質であり、抗原と共に投与された場合、その抗 原に対する応答が増強される。ワクチン接種においては、アジュバントはワクチン用 量及び投与回数を低減させる点で有用である。ここで用いられるアジュバントには、 特に限定はなぐいくつかの例として免疫刺激複合体 (ISCOM)、弱毒化された病原 体またはタンパク質サブユニット抗原を含む多数のワクチン処方物、リン酸アルミ-ゥ ム、水酸化アルミニウムゲルなどのアルミニウム化合物および水中油ェマルジヨン、脂 肪族アルコール類、脂肪酸類、脂肪酸エステル類などが挙げられる。
[0018] 具体的な上記脂肪族アルコール類、脂肪酸類、脂肪酸エステルル類の例を挙げる と、ラウリルアルコール、ォレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ォクチルデ 力ノール、デカノール、ォレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、 ノ レミチン酸、ソルビタンモノラウレート、プロピレングリコールモノラウレート、イソプロ ピルミリステート、ソルビタンモノォレート、モノォレイン酸グリセロール、パルミチン酸 セチル、ォレイン酸ォレイルなどが挙げられる。
[0019] 上記スぺーサ一層としては、抗原および Zまたはアジュバントを付着あるいは分散 もしくは含浸させることができる水溶性'膨潤性乾燥高分子層が好適に用いられる。 水溶性'膨潤性乾燥高分子層としては具体的には、ポリビュルアルコール、ゼラチン 、寒天、デンプン、キサンタンガム、アラビアゴム、トラガカントガム、カラャガム、ェコ 一ガム、ローカストーンガム、ァノレギン酸ナトリウム、ぺクチン、メチノレセノレロース、ェチ ノレセノレロース、プロピノレセノレロース、ェチノレメチノレセノレロース、ヒドロキシェチノレセノレ ロース、ヒドロキシプロピノレセノレロース、カノレボキシメチノレセノレロース、セノレロースァセ テートフタレート、ポリメチルビ-ルエーテル、ポリビュルピロリドン、カルボキシビュル ポリマー、カゼイン、アルブミン、キチン、キトサン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリ ゥム及びその架橋体と必要に応じてグリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレング リコール、 1,3—ブタンジオールおよびソルビトールカ 選ばれる軟化剤の 1種または 2種以上を配合して成形したフィルム状又はシート状あるいは織布又は不織布である 布状に形成したものが好適に用いられる。
[0020] 水溶性'膨潤性乾燥高分子層は、柔軟性のフィルム又はシート状もしくは布状であ つて皮膚に密接して接着し得るものであるため、皮膚接触抵抗が低く抗原および Z 又はアジュバントの経粘膜浸透に効果的であるのみならず、接着テープ等の他の皮 膚接着手段を要せず構造体全体を皮膚に貼着支持し得るという使用上の利点をも 併せ有するものである。特に該高分子層の基材としてカラャガム等の天然榭脂多糖 類を使用した場合は、その天然高分子酸構造による pH緩衝性乃至皮膚保護性、著 しく高い保水能力、適度な皮膚粘着等により、単に電気化学的に良好な導電性ゲル を提供し得るのみならず好適な皮膚適合性特に粘膜適合性が得られるものである。 また、これらスぺーサ一層の組成配合に当たっては、所謂電気泳動用ゲルの場合と ほぼ同様の電気化学的配慮がなされるべきことは当然であるが、主として使用する抗 原および Z又はアジュバントの種類と所要投与量、貼着使用時間、使用電池の出力 及び皮膚接触面積等により、そのイオン'モビリティ乃至電動度が所要値になるように 適宜実施されるものである。
[0021] また、スぺーサ一層に抗原および Zまたはアジュバントを含有又は付着させ、ィォ ン性高分子層、吸水層等を積層した多層構造に形成してもよい。これらを積層一体 化する方法としては、積層圧着する方法やバインダーを介して積層する方法等が用 いられる。イオン性高分子層としては、陽イオン交換基のみを含有する陽イオン交換 高分子層、陰イオン交換基のみを含有する陰イオン交換高分子層、両イオン交換基 が膜内に均一に分布された両性イオン交換高分子層、両イオン交換基が層状に分 布しているバイポーラ—イオン交換高分子層、陽イオン及び陰イオンのそれぞれのィ オン交換基力 クロ層構造を有するポリマー領域にそれぞれ並列に存在するモザィ ク電化イオン交換高分子層等が挙げられる。これらは、抗原および Z又はアジュバン トのイオン性に応じて適宜選択使用される。
[0022] また、イオン性高分子層の製造方法としては、特に限定されるものではないが、例 えば、既成のイオン交換樹脂の微粉末を、ポリエチレン、ポリスチレン、フエノール榭 脂、メチルメタタリレート、合成ゴム等の造膜性の結合剤でコロイド状に分散させた状 態で膜状に成型する方法、ポリオレフイン、ポリ塩化ビュル、フッ素榭脂等のフィルム を、スチレン、ビュルピリジン、ビュルスルホン酸ブチルエステル等のビュル単量体並 びにジビニルベンゼン等の架橋性単量体と重合した後、交換基を導入する方法、ポ リスチレンスルホン酸、ポリビニルイミダゾール 4級塩等の高分子電解質と、アタリ口- トリルと塩化ビニルの共重合体等の不活性な線状高分子とを溶媒に溶解させた後溶 媒を蒸発させる方法、スチレン等のビニル単量体とジビニルベンゼンのような架橋性 単量体等の混合物に、微粉状熱可塑性高分子や、可塑剤を添加しペースト状混合 物とし、これを布、網等の支持体に塗布して膜状に成型し、加熱することによって熱 可塑性高分子をゲルイ匕させると同時に単量体を重合して高分子フィルムとし、これに イオン交換基を導入する方法、スチレン、ジビュルベンゼン、および陰イオン交換基 の場合はこれに塩基性モノマーをカ卩え、これらを共重合させてシート状にしたものに イオン交換基を導入する方法等が挙げられる。イオン性高分子層を電流分散用導電 層に積層する方法としては、吸水層により接着させる方法や電流分散用導電性材料 の塗膏時に積層一体ィヒする方法等種々の方法が用いられる。
[0023] また、抗原および Z又はアジュバント層とは別に活性薬物層を設けてもよい、イオン 性高分子層、吸水層、水溶性 '膨潤性乾燥高分子層に塗着等で固定した薬物の単 体層、もしくは後述の吸水層に例示する材料で形成された 、わゆる薬物保持層に薬 物を液状等にして含有保持させた後乾燥させた複合層等が用いられる。尚、薬物層 中の薬物は乾燥状態で含有及び Z又は付着されて 、ることが望まし 、。薬物の経時 安定性を向上させるとともに薬物の漏洩や変質を防ぐためである。また、薬物層は、 スぺーサ一層の最表面側に設置されると、体内への薬物の吸収を効率よく行うことが でき、かつ薬物の電流分散用導電層での分解を防ぐことができる。電流分散用導電 層に対する吸水層とイオン性高分子層、スぺーサ一層、薬物層等の積層の順序は 薬物の種類や施術内容によって適宜使い分けられるのが望ましい。例えば電流分散 用導電層に吸水層、次いでイオン性高分子層、薬物層を積層した場合は、薬物を早 く吸収させることができ、逆に電流分散用導電層にイオン性高分子層を先に積層した 場合は、薬物をゆっくりと吸収させることができる。
[0024] 吸水層としては、通常不織布、織布、紙、ガーゼ、脱脂綿、連続気泡を有するポリ エチレンあるいはポリプロピレン等のポリオレフインフォーム、ポリアミドフォーム、ポリ ウレタンフォーム等の多孔質膜や、カラャガム、トラガカントガム、キサンタンガム、デ ンプン、アラビアゴム、エコーガム、ローカストビーンガム、ジヨランガム等の天然多糖 類、ゼラチン、ぺクチン、寒天、アルギン酸ソーダ又はポリビュルアルコール及びその 部分ケン化物、ポリビュルホルマール、ポリビュルメチルエーテル及びそのコポリマー 、ポリビニルピロリドン及びそのコポリマー、ポリアクリル酸ソーダ、カルボキシメチルセ ノレロースナトリウム、メチノレセノレロース、ェチノレセノレロース、プロピノレセノレロース、ェチ ノレメチノレセノレロース、ヒドロキシェチノレセノレロース、ヒドロキシセノレロース、ヒドロキシプ 口ピノレメチノレセノレロース、ヒドロキシプロピノレセノレロース、セノレロースアセテートフタレ ート等の水性又は水溶性セルロース誘導体、カルボキシビ二ルポリマー、ポリアクリル アミド及びポリアクリルアミド誘導体、カゼイン、アルブミン、キチン、キトサン、ポリアク リル酸ナトリウム、ポリへマ類、ポリへマ誘導体及びそれらの架橋体と必要に応じてェ チレングリコール、グリセリン等従来公知の可塑剤あるいは軟化剤を混合したもの、水 溶性高分子、及びそのハイド口ゲルが非水下で好適に用いられるが、本発明はこれ に限定されるものではなく、 2種以上の材料を組合せて用いてもょ 、。
[0025] また、導電性を上げるために吸水層中に塩ィ匕ナトリウム、炭酸ナトリウム、クェン酸力 リウム等の電解質を加えることもできる。吸水層をイオン性高分子層や電流分散用導 電層に積層する方法としては、吸水層の材料をイオン性高分子層や電流分散用導 電層に塗着させる方法や、イオン性高分子層や電流分散用導電層に水を含んだ又 は乾燥した吸水層を圧着積層させ乾燥させる方法等が用いられる。
[0026] また、必要に応じてイオン性高分子層ゃスぺーサ一層等の最表面に乾燥した状態 で含有及び Z又は付着された薬物を溶解させるため、適用時にイオン性高分子層 や吸水層、スぺーサ一層、薬物層に水を供給してもよぐそのための水補給層をィォ ン性高分子層や吸水層、スぺーサ一層、薬物層に隣接して設けてもよい。水補給層 としては、例えば、吸水紙等の紙材、ガーゼ等の布材、脱脂綿等の繊維材、合成榭 脂連続発泡体、吸水性榭脂等のスポンジないし、多孔質材等の薬液含浸用吸水性 部材等が挙げられる。薬物の主要な要件は、帯電していること、電荷を運ぶべく修飾 しうること、または他の化合物と例えば疎水性相互作用によりコンプレックスを形成し、 このコンプレックスが電荷を保有し得ること等である力 電荷を必要としな 、場合もあ る。薬物の適切な選択には、個々の導電率に基づく選択、例えば電流を付与した場 合に溶液中で薬物が移動する容易さ、すなわち溶液中での移動性等が含まれる。ま た、必要に応じて充分な導電性を付与するため、塩ィ匕ナトリウム、炭酸ナトリウム、タエ ン酸カリウム等の電解質を加えることも可能である。
[0027] 薬物の量は、患者に適用した際にあらかじめ設定された有効な血中濃度を有効な 時間得られるように、個々の薬物毎に決定され、口腔投与用イオントフォレーシス用 電極の支持体層等の大きさおよび薬物放出面 (又は薬物層)の面積や厚み、イオン トフォレーシス電圧、投与時間等もそれに応じて決定される。
[0028] 薬物層をスぺーサ一層やイオン性高分子層、吸水層に形成する方法としては、薬 物を直接スぺーサ一層やイオン性高分子層若しくは吸水層に塗着する方法や吸水 層を介してイオン性高分子層に塗着する方法が用いられる。薬物の製剤形態は、水 溶液、懸濁液、軟膏、ゲル又はクリーム等のいかなる形態でもよいが、乾燥状態であ ることが特に望ましい。生理活性物質等の高分子量の薬物の保存安定性を向上でき るからである。薬物は、必要に応じて 2種類以上併用することも可能である。また、こ れらの薬物は必要に応じてエステル体に誘導されたィ匕合物、アミド体に誘導された 化合物、あるいはァセタール体に誘導された化合物、あるいは医学的に許容される 無機塩、有機塩の形態でもってスぺーサ一層や薬物層等に含有または付着されても よい。スぺーサ一層や薬物層の最表面に乾燥した薬物を付着させる方法としては、 必要に応じてバインダーと共に噴霧乾燥法や凍結乾燥法等により付着させる方法等 が用いられる。
[0029] 薬物としては水や唾液に溶解、分解するものであれば、あらゆる主要な療法分野に おける療法用薬物、またはそれらの組み合わせを含み、次のものが例示として挙げら れる。麻酔薬、鎮痛薬、抗食欲不振薬 (anorexic)、駆虫薬、抗喘息薬、抗痙攣薬、下 痢止め、抗腫瘍薬、抗パーキンソン病薬、痒み止め、交感神経作用薬、キサンチン 誘導体、心血管製剤例えばカルシウム輸送路遮断薬、解熱薬、 β 遮断薬、抗不 整脈薬、降圧薬、利尿薬、全身,冠血管,末梢血管および脳血管を含めた血管拡張 薬、抗偏頭痛製剤、良い止め、制吐薬、中枢神経系興奮薬、咳および感冒用製剤、 デコジエスタン Hdecogestant)、診断薬、ホルモン、副交感神経抑制薬、副交感神経 作用薬、精神興奮薬、鎮静薬、トランキライザー、抗炎症薬、抗関節炎薬、鎮痙薬、 抗うつ薬、抗精神病薬、鎮暈薬、抗不安薬、麻酔性拮抗薬、抗癌薬、睡眠薬、免疫 抑制薬、筋弛緩薬、抗ウィルス薬、抗生物質、食欲抑制薬、鎮吐薬、抗コリン作用薬 、抗ヒスタミン薬、避妊薬、抗血栓形成薬、抗真菌薬、抗炎症薬等が例示として挙げ られる力 これらに限定されるものではない。これらは単独或いは必要に応じて組み 合わせて使用される。
個々の薬物の例としては下記のものが挙げられる。ステロイド例えば、エストラジオ ール、プロゲステロン、ノルゲストレル、レボノルゲストレル、ノルェチンドロン、酢酸メド ロキシプロゲステロン、テストステロンおよびそれらのエステル、ニトロ化合物等の誘電 体例えば-トログリセリンおよび硝酸イソソルビド類、ニコチン、クロルフエ-ラミン、テ ルフエナジン、トリプロリジン、ヒドロコルチゾン、ォキシカム誘導体例えばピロキシカム 、ケトプロフェン、ムコポリサッカリダーゼ例えばチォムカーゼ、ブプレノルフィン、フエ ンタニール、ナロキソン、コディン、リドカイン、ジヒドロエルゴタミン、ピゾチリン、サル ブタモール、テルブタリン、プロスタグランジン類例えばミゾプロストール、ェンプロス チル、オメブラゾール、イミブラミン、ベンザミド類例えばメトクロブラミン、スコポラミン、 ペプチド類例えば成長開放因子(growth releasing factor)、及び、ソマトスタチン、ク 口-ジン、ジヒドロピリジン類例えば-フエジピン、ベラパミル、エフェドリン、ピンドロー ル、メトプロロール、スピロノラタトン、塩酸-カルジピン、カルシトリオール、チアジド類 例えばヒドロクロ口チアジド、フルナリジン、シドノンィミン類例えばモルシドミン、硫酸 化多糖類例えばへノ^ン画分及び蛋白質、並びにペプチド類例えばインシュリン及 びその同族体、カルシトニン及びその同族体例えばエルカトニン、プロタミン、グルカ ゴン、グロブリン類、アンジォテンシン I、アンジォテンシン II、アンジォテンシン III、リプ レシン、バソプレシン、ソマトスタチン及びその同族体、成長ホルモン及びォキシトシ ン、ラノコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾール、ミコナゾール、ビフォナゾール
、ブテナフィン等の抗真菌薬、並びに必要に応じそれら化合物と薬理学的に受容しう る酸又は塩基との塩類が挙げられる。好ましくは有効薬物は麻酔薬、ホルモン、蛋白 質、鎮痛薬、又は他の低分子量カチオンである。より好ましくは、ペプチド、又はポリ ペプチド類のインシュリン、カルシトニン、カルシトニン関連遺伝子ペプチド、バソプレ シン、デスモプレシン、プロチレリン(TRH)、成長ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン( ACTH)、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH— RH)、成長ホルモン放出ホルモン( GRH)、神経成長因子 (NGF)およびその他の放出因子、アンジォテンシン、副甲状 腺ホルモン (PTH)、黄体形成ホルモン (LH)、プロラクチン、血清性性線刺激ホルモ ン、下垂体ホルモン(例えば、 HGH、 HMG、 HCG)、成長ホルモン、ソマトスタチン、ソ マトメジン、グノレ力ゴン、才キシトシン、ガストリン、セクレチン、エンドルフィン、エンケ フアリン、エンドセリン、コレシストキニン、二ユウ口テンシン、インターフェロン、インター ロイキン、トランスフェリン、エリスロポエチン、スーパーオキサイドデスムターゼ(SOD) 、フィルグラスチム(G— CSF)、バソアクティブ ·インテスティナル'ポリペプチド (VIP)、 ムラミルジペプチド、コルチコトロピン、ゥンガストロン、心房性ナトリウム利尿ペプチド( h— ANP)、ヒスタグロブリン、マクロコルチン、血液凝固駄第 8因子などの生理活性タ ンパク及びこれらの化学修飾ィ匕合物;百日ぜきワクチン、ジフテリアワクチン、破傷風 ワクチン、インフルエンザワクチンあるいはリンパ球増化因子、繊維状赤血球凝集因 子などのワクチン類、等が挙げられる力 これらに限定されるものではない。これらの 中でも特にペプチドホルモンが好まし 、。
ペプチド類ィ匕合物特に生理活性を有するペプチド類ィ匕合物としては、分子量が 10 0〜3000000のオリゴペプチド、ポリペプチド、マクロペプチドのいずれもが用いられ る。生理活性を有するペプチド類ィ匕合物の好ましい具体例としては、次のものが挙げ られる。例えば、カルシトニン、インシュリン、アンジォテンシン、バゾプレツシン、デス モプレシン、フェリブレシン、プロチレリン、黄体形成ホルモン放出ホルモン、コルチコ トロピン、プロラタチン、ソマトロピン、サイロトロピン、黄体形成ホルモン、カリクレイン、 バラサイリン、グルカゴン、ォキシトシン、ガストリン、セクレチン、血清性性腺刺激ホル モン、成長ホルモン、エリスロポエチン、アンジォテンシン、ゥロガストロン、レニンなど のペプチドホルモン及びこれらの化学修飾化合物;インターフェロン、インターロイキ ン、トランスフェリン、ヒスタグロブリン、マクロコルチン、血液凝固駄第 8因子などの生 理活性タンパク及びこれらの化学修飾ィ匕合物;百日ぜきワクチン、ジフテリアワクチン 、破傷風ワクチン、インフルエンザワクチンあるいはリンパ球増化因子、繊維状赤血 球凝集因子などのワクチン類が挙げられる。これらのなかでも特にペプチドホルモン が好ましい。薬物の他添加剤として、必要に応じて水、エタノール等の溶媒、ホスファ ジド酸誘導体、レシチン、セフアリン、ポリアルキレングリコール等の乳化剤、ラウリン 酸メチル、カプリン酸メチル、エイゾン、ォレイン酸、ピロチォデカン、 1 メントールリ モネン、ハツ力油等の吸収促進剤、クロタミトン、エチレングリコール、ジエチレングリコ ール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ レングリコール、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルァセトアミド、ジ メチルラウリルアミド、イソソルビトール、ォリーブ油、ヒマシ油、スクワレン、ラノリン等の 溶解剤または溶解補助剤、更に酢酸セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチル セノレロース、ヒドロキシプロピノレメチノレセノレロース、カノレボキシメチノレセノレロースナトリ ゥム、ステアリルアルコール等の増粘剤、グリセリンモノォレイン酸、グリセリンモノラウ レート、ソルビタンモノラウレート等の刺激低減剤、カラャガム、トラガカントガム、ポリ ビュルアルコールおよびその部分ケン化物、デキストラン、アルブミン、ポリアミノ酸、 ポリビュルピロリドン、ポリ(メタ)アタリレート、ポリアクリル酸及びそのナトリウム塩、ポリ アクリルアミドおよびその部分加水分解物等の親水性および吸収性高分子、グリセリ ン等の種々の可塑剤等を加えることも可能である。これらの添加剤は、薬物毎に最適 と思われる種類および濃度が、治療上有益であり薬理学的に許容されると認められ る範囲において決定される。また必要に応じて充分な導電性を付与するため、塩ィ匕 ナトリウム、炭酸ナトリウム、クェン酸カリウム等の電解質を加えることも可能である。ィ オントフォレーシス用電極は、薬物のイオン性に合わせ、陽極または陰極のどちらに も使用できる。また、必要に応じて、陽極と陰極の両方に同時に使用することもできる 電流分散用導電層に使用される電極材料は、銀、酸化銀、白金、白金黒、アルミ二 ゥム、鉄、鉛、金、銅、モリブデン、チタン、ニッケル、ステンレススティール、パラジゥ ム、イリジウム等の金属や炭素、前述の金属粉体を合成樹脂あるいは天然ゴム中に 混在し必要に応じて架橋された導電性ゴム、エポキシ榭脂ゃ塩ィヒビニル等に銀粉や 銅粉、炭素粉、または炭素繊維等を混ぜたもの等の導電性榭脂等が使用できる。こ の中でも特に銀、酸化銀等が好ましい。電流分散用導電層を支持体層に積層する 場合は電気配線用プリントインク等に電極材料を混合して支持体層に塗膏して乾燥 させる方法や、電極材料を展延し固定する方法、又は電極材料を支持体層に蒸着さ せる方法、若しくは電極材料をフォトエッチングによって作製する方法等公知の方法 が用いられる。電波分散用導電層が複数に分割されている場合には各々の形状に 調整されて支持体層に積層される。尚、電流分散用導電層の種類によって薬物によ る劣化等の影響を防止するため通電性の材質力 なる保護層をスぺーサ一層との間 に部分的又は全面的に積層形成してもよい。また、支持体層と電流分散用導電用の 間にボタン状電池やシート状電池等の軽量電池を配置することにより、イオントフォレ 一シス用デバイスのコンパクトィ匕を図ることができる。
[0033] イオントフォレーシス用電極は、電流発生回路および電源部と接続されるものであ るが、この電流発生回路および電源部はイオントフォレーシス用電極と分離されて接 続コード等で接続されてもよぐまたコンパクトィ匕するためイオントフォレーシス用電極 と一体化されてもよい。一体ィ匕して用いる場合は、粘膜貼着、特に口腔粘膜に貼着 使用し得る軽量な電源を内設した電気回路等が用いられる。電源部の電源としては 小型で軽量のものならば種類のいかんを問わないが、通常、マンガン乾電池、アル カリ乾電池、リチウム電池、ュニカド電池、酸化銀電池、水銀電池、空気電池、アル力 リ 'マンガン電池、プラスチック電池等及びそれらをボタン状やペーパー状に加工し たボタン状電池、シート状電池等が好適に使用される。
[0034] 電気回路部としては、直流結線、直流結線中にパルス発信機構を組合せたもの、も しくはパルス脱分極機構を組合せたもの等が用いられる。イオントフォレーシス用デ バイスに要求される電流値は、通常、 0. 001〜10mA/cm2、好ましくは 0. 01〜2 mAZcm2であり、もっとも好ましくは 0. 05〜: LmAZcm2である。電圧は皮膚とィォ ントフォレーシス用電極との接触面積にもよるが大略 0. 5〜50V程度である。所要の 場合はこれらの軽量電池を数個配置又は数枚積層或いはチップィ匕された増幅素子 等を組み合わせて使用してもよい。また、必要に応じて、定電流素子や通電を表示 する発光素子等を付加してもよ ヽ。
[0035] 脱分極部としては、関導子と電源部との間に接続されたパルス発振機及び関導子 と不関導子との間に接続されたスィッチ部を備えたもの等が用いられる。ノ ルス発振 機は、生理活性物質等の高分子量の薬物の投与量や生体の状況等に応じて周期 的パルス、非周期的ノルス等のように治療パルスを適宜使い分けてもよい。また、パ ルス発振機は、治療パルス立上り立下り時に人体に流れる大きなピーク電流を制限 するための出力制限回路を設けたものであってもよい。
[0036] スィッチ部は治療パルス休止期間中に関導子及び不関導子間にすなわち口腔粘 膜等の粘着に蓄積される分極電圧を除去するものである。この目的で、スィッチ部と しては、 FETスィッチ等のトランジスタスィッチ等が好適に用いられる。系内に直流型 の脱分極機構を備えて!/、るので、投与時に生体への発赤や電機的刺激等の障害を 与えることなく薬物を極めて効率よく浸透させることができる。
[0037] また、イオントフォレーシス用デバイスに、抗原および Z又はアジュバントの投与量 に応じて生体の状況が変化する場合や、生体の状況に応じて抗原および Z又はァ ジュバントの投与量を制御しなくては 、けな 、場合にお 、ては、前記生体状況を監 視しながら出力電流を自動的に制御するためのフィードバック機構を内設したもので あってもょ 、。このように構成した場合は従来の投与方法では到底なし得な力つた生 体状況に応じた最適な抗原および Z又はアジュバントの投与を行うことができる。 さらに、抗原を提示した後、電気刺激を与えるまでの時間は、抗原の種類に応じて 異なるが、 24時間以内、好ましくは 60分以内、さらに好ましくは 5分以内である。また 、逆に、電気刺激を与えた後、抗原提示を行う時間は、抗原の種類に応じて異なるが 、 24時間以内、好ましくは 60分以内、さらに好ましくは 5分以内である。
実施例
[0038] 実施例 1
雄性 7〜8Wの BalbZCマウスの腹部を剃毛し、動物を無処置群、研磨前処理群、 イオントフォレーシス適用群、各処理併用群に分けた。 OVAを 100 /z gZheadにな るように調整し、 Passive群は OVA水溶液 (0. 4%)を 25 μ L塗布し、イオントフォレー シス適用群は、剃毛腹部皮膚に OVA水溶液またはラウリルアルコールを含むエマル ジョン溶液を 50 /z L塗布した後、 3分後に、塗布部位に生理食塩液を不織布に含浸 させたイオントフォレーシス製剤 (不織布製剤: Ag,AgZAgCl 1cm2)を貼付し、直 流電流 (0. 4mAZpatch)を 1時間印加した。尚、ェマルジヨン溶液は、 OVA水溶液 ( 0. 4%)とラウリルアルコールと Tween20(乳化剤)を 1 : 1 : 0. 01の比率で混合しエマ ルジョン化した溶液を調整した。また、研磨処理群は、 3M RED DotTM 2236 を用いて皮膚を 5回擦過した後、 OVA水溶液 (0. 4%)またはェマルジヨン溶液を 50 μ L塗布した。投与は 0、 2、 4Wに行ない、採血は 2、 4、 5Wに行い、 OVA特異的 Ig G抗体価を ELISAにて測定した。結果は 4Wのデータを示す。(表 1)
[0039] [表 1]
Figure imgf000018_0001
[0040] 表 1に示すとおり無処置群(Passive)、研磨前処置群につ!、てアジュバントとして 公知であるラウリルアルコール (LA)を入れた場合と、イオントフォレーシスを適用した 場合でほぼ同程度の抗体価を示した。また、無処置群、研磨前処理群ともにイオント フォレーシスとアジュバントの両方を適応すると、その抗体価は相乗的に大きくなる。
[0041] 実験例 2 雄性 7〜8Wの Balb/Cマウスの両方の耳翼にイオントフォレーシスを各条件(0. 2, 0. 5mA/cm2-30minパルス脱分極通電)で適用し、 24時間後にそれぞれ切除した 耳翼の表皮シートをトリプシン処理し、ランゲルノ、ンス細胞を含む表皮細胞溶液を得 た。これを I— Ad,CD40抗体で染色し、フローサイトメトリーを用いて解析した。コント ロールとしては、無処置の耳翼表皮を用い、研磨は 3M (Red DotTM 2236)の研 磨処理を行って測定した。(図 1)。
図 1に示すとおり 3M (Red DotTM 2236)の研磨処理により活性化されたランゲ ルノヽンス細胞数の増加が認められた力 イオントフォレーシス処理群と比較するとそ の程度はかなり少な 、ことが確認できる。
[0042] 実験例 3
雄性 7〜8Wの Balb/Cマウスの腹部を剃毛し、生理食塩液、または、抗原ハプテ ンである FITC溶液 (5mgZmL in acetone)50 μ Lを経皮投与した。イオントフォ レーシス (IP)併用群は FITC溶液滴下後、直ちに不織布 IP製剤を貼付し、 30分間通 電 (0. 4mAZpatch)を実施した。 5日後にリンパ節(頸部、鼠頸)を摘出し、総リンパ 細胞数をカウントした。(表 2)
[0043] [表 2]
表 2
Figure imgf000019_0001
[0044] 表 2に示すとおり FITC投与群のリンパ球数は生理食塩液適用群に比べて総じて 増加する傾向を示し、イオントフォレーシスとの併用により、さらに増加する傾向を示 した。
[0045] 実験例 4
雌性 7〜8Wのへアレスマウスの腹部皮膚を用い FITC— OVAの皮膚透過試験を 実施。 OVAを 100 /z gZheadになるように調整し、 Passive群は OVA水溶液 (0. 4 %)を 25 L塗布し、イオントフォレーシス適用群は、皮膚に OVA水溶液またはラウリ ルアルコールを含むェマルジヨン溶液を 50 L塗布した後、 3分後に、塗布部位に 生理食塩液を不織布に含浸させたイオントフォレーシス製剤 (不織布製剤: Ag,lcm2 )を貼付し、直流電流 (0. 4mAZpatch)を 1時間印加した (Anodal— IP、プラス側か ら投与)。通電後、不織布製剤は貼付したままで計 6時間透過試験を実施した。尚、 ェマルジヨン溶液は、 OVA水溶液 (0. 4%)とラウリルアルコールと Tween20(乳化剤 )を 1 : 1 : 0. 01の比率で混合しェマルジヨンィ匕した溶液を調整した。また、研磨処理 群は、 3M RED DotTM 2236を用いて皮膚を 5回擦過した後、 OVA水溶液 (0 . 4%)またはェマルジヨン溶液を 50 L塗布した。結果は 6時間までの FITC— OVA の累積透過量を示す。(表 3)
[0046] [表 3] 表 3
Figure imgf000020_0001
[0047] 表 3に示すとおりいずれの投与群においても、アジュバントとして知られたラウリルァ ルコールの併用により、 FITC— OVAの皮膚透過性は上昇する傾向を示した。最も 、高い透過性を示したのは、研磨処理群にラウリルアルコールを併用した群であり、ィ オントフォレーシス適用群は、 Passive群とほぼ同程度の透過性を示した。これらの 結果より、表 1で認められたイオントフォレーシス適用による OVA特異的抗体の抗体 価の上昇は、抗原の経皮吸収性の改善というよりは、皮膚の免疫活性 (抗原認識能) を上昇させたことに起因することが示唆された。
産業上の利用可能性
[0048] 以上のように本発明によれば、このイオントフォレーシスによる免疫応答増強の利用 は、広範な種々の抗体の免疫性を増強するための安全で有効なアプローチを提供 する。すなわち外用医薬品、化粧品あるいはアレルゲン物質の評価、感染症、癌、動 脈硬化症、アルツハイマー病等の脳神経疾患、またはアレルギー等のワクチン治療 等に幅広く利用される。また、 T細胞介在性の疾患、例えば抗炎症性免疫調節の治 療としても利用される。したがって、本発明は、医薬産業およびその関連産業の発展 に寄与するところ大である。
図面の簡単な説明
[0049] [図 1]表皮ランゲルハンス細胞の活性化に及ぼす電気刺激及び研磨の影響 (縦軸は 細胞数の割合を示す。)。

Claims

請求の範囲
[I] 抗原の抗原認識能を増大させるためのイオントフォレーシス用デバイスであって、 皮膚に提示される抗原を貯留する抗原貯留槽と、ランゲルノヽンス細胞を活性ィ匕し、 抗原の認識能を増大させる、電気刺激を与えるための電極とを含む、前記イオントフ ォレーシス用デバイス。
[2] 抗原貯留槽と電極とが分離した、請求項 1に記載のイオントフォレーシス用デバイス
[3] 抗原貯留槽と電極とが一体化した、請求項 1に記載のイオントフォレーシス用デバ イス。
[4] 電気刺激が、電流値 0. 05〜lmAZcm2である、請求項 1〜3のいずれかに記載 のイオントフォレーシス用デバイス。
[5] 電気刺激を発生させる回路部が、直流結線、直流結線中にパルス発信機構を組み 合わせたもの、または直流結線中にパルス脱分極機構を組み合わせたものである、 請求項 1〜4のいずれかに記載のイオントフォレーシス用デバイス。
[6] 抗原貯留槽内に、又は抗原貯留槽外に、アジュバントをさらに含む、請求項 1〜5 のいずれかに記載のイオントフォレーシス用デバイス。
[7] 抗原貯留槽が経皮注入手段を有する、請求項 1〜6記載のイオントフォレーシス用 デバイス。
[8] 抗原を提示した後、 24時間以内で電気刺激を与える、請求項 1〜7のいずれかに 記載のイオントフォレーシス用デバイス。
[9] 電気刺激を与えた後、 24時間以内で抗原を提示させる、請求項 1〜7のいずれか に記載のイオントフォレーシス用デバイス。
[10] 経皮を介した電気刺激を用いることにより、抗原の認識能を増大させる方法。
[II] 経皮を介したイオントフォレーシスで要求される電気刺激力 電流値 0. 05〜: LmA Zcm2である、請求項 10に記載の方法。
PCT/JP2006/324923 2005-12-14 2006-12-14 イオントフォレーシス用デバイス WO2007069679A1 (ja)

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