JP2001524939A - ジヒドロポリプレノールの油組成物 - Google Patents

ジヒドロポリプレノールの油組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、nが5ないし7の整数である式(I)のジヒドロポリプレノールおよび医薬上許容される油を含む非経口投与用の油組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 ジヒドロポリプレノールの油組成物 発明の分野 本発明は、非経口適用のための新規な組成物に関する。より詳細には、本発明 は、動物の免疫系を増強するジヒドロポリプレノールの油組成物に関する。 発明の背景 ジヒドロポリプレノールは、齧歯類、牛、子牛、子豚および豚において種々の 病原性微生物に対する非特異的宿主防御を増強することが判明した公知のポリプ レノールのクラスである。宿主の抵抗性を増強するそれら特性のために、これら の化合物は、動物およびヒトの感染を治療およびコントロールするための薬剤と して利用できる。 しかしながら、薬物開発は、最大生物学的活性を有する化合物を単に発見する ことよりも多くを含むということが益々明かになって来ている。強力な活性化合 物が医薬品になり得る前に、多くの他の観点が考慮されなければならない。高度 な重要事項は、活性薬剤の安定性、投与の予定部位からの吸収挙動、活性薬剤の 物理的状態および多くの他関連の考慮である。さらに、バルク薬物のコストのご とき経済的因子は、活性薬剤自体の特性のそれらに対してさらに考慮すべき事柄 である。 これらの問題を認識しつつ、本発明は、医薬的にエレガントであって、前記の 全問題を回避するジヒドロポリプレノールの予期せぬ油組成物を提供する。この 油組成物は、まさにビヒクル(すなわち、油)および効力のあるジヒドロポリプ レノールに成分を限定し;従って、ジヒドロポリプレノールと不利益に相互作用 する成分が少ないので、長期の貯蔵寿命にわたって効力を有する。酸素は油ビヒ クルを介してジヒドロポリプレノールに拡散するのに必要であり、より有利には 、いくつかの油は内因性抗酸化剤を含むために、油組成物は、ポリプレノールの 一次分解経路である酸化からジヒドロポリプレノールをも保護する。加えて、単 一相溶液であるの で、物理的安定性は油組成物と関係しない。他方、例えば、関連技術分野におい て開示された乳剤のごとき他の製剤は二相であり、やがて互いに相互作用する可 能性を有する。 本発明の油組成物は、乳剤製剤より濃縮することができ、その結果動物に注射 すべき量は少なくなるので、投与するのが容易である。例えば、乳剤製剤は通常 10mg/mlで調製されるが、本発明者らの油ベース製剤は少なくとも150 mg/mlとすることができ、容量は15倍低下する。また、この油組成物は、 粘度が典型的に用いられるシリンジおよび針を介して流すのに十分低いので容易 に注射できるが、例えば、ジヒドロポリプレノールを含有する埋め込みペレット は、動物に投与することがより困難である。 最後に、単純な方法が、大製造サイズでのジヒドロポリプレノールの油組成物 を製造するのに利用できるが、より複雑で高価な方法は、しばしば他投薬形態に 必要とされる。 情報の開示 米国特許第4,624,966号は、ヒトおよび動物感染疾患に対する感染防御 剤として有用なβ,γ-ジヒドロポリプレニルアルコール誘導体およびその使用法 を開示する。 米国特許第4,839,389号は、必須成分としてポリプレニルアルコール類 およびレシチンを含むポリプレニルアルコールを含む注射剤を開示する。 米国特許第5,139,740号は、ポリプレニル化合物、界面活性剤および/ または不飽和脂肪酸を含む軟カプセル用組成物を開示する。 米国特許第5,280,048号は、感染に対するポリプレニル化合物の使用法 を開示する。 一般的に注目するさらなる文献は、以下を含む: 発明の概要 本発明の一つの目的は、感染への先天的抵抗力を増大させて動物の免疫系を刺 激し、動物と生物学的に適合するジヒドロポリプレノールおよび油性ビヒクルを 含む医薬組成物を提供することにある。 本発明のさらなる目的は、単回容量が伝統的な投与に用いることができるよう にジヒドロポリプレノールの高薬物負荷を含む油組成物を提供することにある。 本発明の一層さらなる目的は、該組成物が経済的に用時調製用容器に納められ る場合に、適当な貯蔵寿命を得られるように物理的および化学的安定性を保有す る油組成物を提供することにある。 本発明のもう一つの目的は、低粘度を有して該組成物が容易に注射できる油組 成物を提供することにある。 本発明のさらにもう一つの目的は、簡単な方法で製造でき、従って該製品の最 終コストが最小化される油組成物を提供することにある。 本発明の目的は、本発明が、nが5ないし7の整数である式Iのジヒドロポリ プレノールおよび医薬上許容される油をより実質的になる非経口投与用の油組成 物を供することにより達成される。 発明の詳細な記載 驚くべきことに、かつ予期せぬことに、実質的に水を含まない本発明の油組成 物は、式Iのジヒドロポリプレノールの利用を増強することが判明した。それら は、安定であり、投与することが容易で、製造するのに少ないコストでよい薬物 送達ビヒクルを供する。 ジヒドロポリプレノールは、公知化合物のクラスである。動物の免疫系を増強 するそれらの活性および製法は、米国特許第4,624,966号;米国特許第4 ,839,389号;米国特許第5,280,048号に開示され、ここに出典明示 して本明細書の一部とみなす。 本発明の該油組成物を調製するための式Iの好ましいジヒドロポリプレノール は、nが6である式Iの化合物であるジヒドロヘプタプレノールである。 動物は、家畜、家禽および愛玩動物(companionanimal)をい う。しかしながら、本発明は、他の脊椎動物、および無脊椎動物を含む下等種で 行うこともできる。 本発明の該油組成物は、医薬上許容される油と式Iのジヒドロポリプレノール とを合せることによって調製できる。かかる組成物を製造する方法は、伝統的技 術であり、当業者によく知られている。例えば、油の必要重量または容量をガラ スまたはステンレス鋼容器に入れる。該油は滅菌フィルター(0.22ミクロンフ ィルター)に通して容器へ濾過することができる。定まった濃度につきジヒドロ ポリプレノールの重量および容量を計算し、該油を含む容器内へ注ぐ。次いで、 均一な混合物を得るまで2つの溶液を撹拌する。撹拌時間の長さは、容器サイズ および用いられた混合装置のタイプに依存する。一般的に、100mlのバッチ サイズでは約5分間かけて均一溶液が得られ、1000mlのバッチサイズでは 、約30分を必要とするであろう。一旦均一溶液が作成されれば、滅菌フィルタ ー(0.22ミクロンフィルター)を通して濾過し、バイアルへ満たすことができ る。 「医薬上許容される」なる用語は、薬理学的/毒性学的な観点から治療される 対象、および安定性、溶解性およびバイオアベイラビリティに関する物理的/化 学的観点からの製薬化学者に生物学的に適合性であるそれらの特性をいう。 医薬上許容される油は、ヤシ油である。 「ミグリオール(Miglyol)810」、「ミグリオール812」および 「ミグリオール829」なる用語は、Huls社によって商標ミグリオールの下 、販売されている主にトリグリセリドの中間鎖を含む分画され精製された異なる 等級のヤシ油をいう。 本発明の該油組成物は、非経口的に投与されるべき予定の形態において提供さ れる。食用組織に対する損傷を最小限にするために、家畜における好ましい投与 経路は皮下である。しかしながら、筋肉内または他の非経口的投与経路を用いる こともできる。 使用すべき式Iのジヒドロポリプレノールの量および本発明の油組成物の濃度 は、用いられる特定化合物の効力、必要用量、所望の濃度、および/または治療 されるべき特定動物に広範囲に依存して変更または適合できる。一般的に、活性 成分の量は、0.1ないし1000mg/kgの間の範囲にあり、該濃度は1mg /mlないし500mg/mlの間の範囲にあるであろう。濃度の上限は、該油組 成物が注射するにはあまりにも粘性がある場合に達成される。例えば、飼養場の 牛においてウシ呼吸器疾患(BRD)を防止するためにジヒドロヘプタプレノー ルを用いた場合に、該用量は1および10mg/kgの間にあり得る。もう一つ の例では、BRDを防止するために2mg/kgの用量のジヒドロヘプタプレノ ールにて飼養場の牛を治療する場合に、150mg/mlの濃度溶液が好ましい 。従って、1.3mlの1回注射は、治療される平均的な動物に必要とされるジ ヒドロポリプレノールを供するであろう。 本発明の油組成物は、本発明の図示用の、本発明の範囲を限定するものではな い以下の実施例と関連してよりよく理解されるであろう。さらなる詳述なしに、 以下の実施例において供される前の記載および情報を用いて、当業者がその最も 十分な大きさに本発明を実施できると考えられる。 実施例1 0.341gのジヒドロヘプタプレノールを10.997gのミグリオール81 2を含む20mlガラスビーカーに入れる。磁気撹拌捧を加え、30分間溶液を 撹拌する。次いで、溶液を5mlのガラスバイアルに入れ、栓をし、キャップし 、ラベルする。ジヒドロヘプタプレノール濃度は30.1mg/g製剤である。該 製剤を28.2LD50にてPasteurella haemolyticaの攻 撃用量を有する全身性マウス保護試験(Systemic Mouse Prot ection Test)において試験する。 実施例2 0.339gのジヒドロヘプタプレノールを10.997gのミグリオール81 2を含む20mlガラスビーカーに入れる。磁気撹拌捧を加え、少なくとも30 分間溶液を撹拌する。次いで、溶液を5mlのガラスバイアルに入れ、栓をし、 キャップし、ラベルする。ジヒドロヘプタプレノール濃度は26.5mg/ml製 剤である。製剤を12LD50にてPasteurella haemolyti caの攻撃用量を有する全身性マウス保護試験において試験する。 実施例3 1.886gの実施例2の製剤を26.467gのミグリオール810で、ビー カー中の2つの液体を10分間混合することによって希釈する。ジヒドロヘプタ プレノール濃度は9.8mg/mlである。該製剤を10LD50にてPasteu rella haemolyticaの攻撃用量を有する全身性マウス保護試験 において試験する。 実施例4 0.1gのジヒドロヘプタプレノールを20mlガラスビーカーに入れ、続い て9.9gのミグリオール810を添加する。次いで、該バイアルを最大速度に セットされたヤマトボルテックサー(Vortexcer)を用いて1分間ボルテ ックスする。1時間静置後、該バイアルを再び15秒間ボルテックスする。バイ アルに栓をし、キャップし、ラベルする。ジヒドロヘプタプレノール濃度は10 mg/g製剤である。該製剤を22LD50にてPasteurella haem olyticaの攻撃用量を有する全身性マウス保護試験において試験する。 実施例5 0.1gのジヒドロヘプタプレノールを20mlガラスビーカーに入れ、続い て 9.9gのミグリオール810を添加する。次いで、該バイアルを最大速度にセ ットされたヤマトボルテックサーを用いて1分間ボルテックスする。1時間静置 後、該バイアルを再び15秒間ボルテックスする。バイアルに栓をし、キャップ し、ラベルする。ジヒドロヘプタプレノール濃度は10mg/g製剤である。該 製剤を22LD50にてPasteurella haemolyticaの攻撃 用量を有する全身性マウス保護試験において試験する。 実施例6 0.1gのジヒドロヘプタプレノールを20mlガラスビーカーに入れ、続い て9.9gのミグリオール829を添加する。次いで、該バイアルを最大速度に セットされたヤマトボルテックサーを用いて1分間ボルテックスする。1時間静 置後、該バイアルを再び15秒間ボルテックスする。バイアルに栓をし、キャッ プし、ラベルする。ジヒドロヘプタプレノール濃度は10mg/g製剤である。 該製剤を22LD50にてPasteurellahaemolyticaの攻撃 用量を有する全身性マウス保護試験において試験する。 実施例7 0.1gのジヒドロヘプタプレノールを20mlガラスビーカーに入れ、続い て9.9gのサフラワー油を添加する。次いで、該バイアルを最大速度にセット されたヤマトボルテックサーを用いて1分間ボルテックスする。1時間静置後、 該バイアルを再び15秒間ボルテックスする。バイアルに栓をし、キャップし、 ラベルする。ジヒドロヘプタプレノール濃度は10mg/g製剤である。該製剤 を22LD50にてPasteurella haemolyticaの攻撃用量 を有する全身性マウス保護試験において試験する。 実施例8 0.1gのジヒドロヘプタプレノールを20mlガラスビーカーに入れ、続い て9.9gの胡麻油を添加する。次いで、該バイアルを最大速度にセットされた ヤマ トボルテックサーを用いて1分間ボルテックスする。1時間静置後、該バイアル を再び15秒間ボルテックスする。バイアルに栓をし、キャップし、ラベルする 。ジヒドロヘプタプレノール濃度は10mg/g製剤である。該製剤を25LD5 0 にてPasteurella haemolyticaの攻撃用量を有する全身 性マウス保護試験において試験する。 実施例9 0.1gのジヒドロヘプタプレノールを20mlガラスビーカーに入れ、続い て9.9gの大豆油を添加する。次いで、該バイアルを最大速度にセットされた ヤマトボルテックサーを用いて1分間ボルテックスする。1時間静置後、該バイ アルを再び15秒間ボルテックスする。バイアルに栓をし、キャップし、ラベル する。ジヒドロヘプタプレノール濃度は10mg/g製剤である。該製剤を6L D50にてPasteurella haemolyticaの攻撃用量を有する 全身性マウス保護試験において試験する。 実施例10 0.1gのジヒドロヘプタプレノールを20mlガラスビーカーに入れ、続い て9.9gの綿実油を添加する。次いで、該バイアルを最大速度にセットされた ヤマトボルテックサーを用いて1分間ボルテックスする。1時間静置後、該バイ アルを再び15秒間ボルテックスする。バイアルに栓をし、キャップし、ラベル する。ジヒドロヘプタプレノール濃度は10mg/g製剤である。該製剤を9L D50にてPasteurella haemolyticaの攻撃用量を有する 全身性マウス保護試験において試験する。 実施例11 0.1gのジヒドロヘプタプレノールを20mlガラスビーカーに入れ、続い て9.9gの落花生油を添加する。次いで、該バイアルを最大速度にセットされ たヤマトボルテックサーを用いて1分間ボルテックスする。1時間静置後、該バ イアル を再び15秒間ボルテックスする。バイアルに栓をし、キャップし、ラベルする 。ジヒドロヘプタプレノール濃度は10mg/g製剤である。該製剤を25LD5 0 にてPasteurella haemolyticaの攻撃用量を有する全身 性マウス保護試験において試験する。 実施例12 0.1gのジヒドロヘプタプレノールを20mlガラスビーカーに入れ、続い て9.9gの鉱油を添加する。次いで、該バイアルを最大速度にセットされたヤ マトボルテックサーを用いて1分間ボルテックスする。1時間静置後、該バイア ルを再び15秒間ボルテックスする。バイアルに栓をし、キャップし、ラベルす る。ジヒドロヘプタプレノール濃度は10mg/g製剤である。該製剤を9LD5 0 にてPasteurella haemolyticaの攻撃用量を有する全身 性マウス保護試験において試験する。 実施例13 製剤の調製を良好な無菌技術を用いて層流のフローフード中で行う。0.22 ミクロンフィルターを通して濾過した9.02gのジヒドロヘプタプレノールお よび47.73gのミグリオール810を100mlガラスビーカーに入れる。 磁気撹拌捧を加え、溶液を10分間撹拌する。次いで、溶液を50mlの滅菌ガ ラスバイアルに入れ、栓をし、キャップし、ラベルする。定量された濃度は、1 42.2mg/mlである。50mlの滅菌ガラスバイアルに約50mlのミグリ オール810を0.22ミクロンフィルターに通して濾過することによってプラ セボを調製する。バイアルに栓をし、キャップし、ラベルする。該製剤をPas teurella haemolyticaウシ攻撃試験において試験する。 実施例14 製剤の調製を良好な無菌技術を用いて層流のフローフード中で行う。0.22 ミクロンフィルターを通して濾過した21.43gのジヒドロヘプタプレノール およ び110.94gのミグリオール810を200mlガラスビーカーに入れる。 磁気撹拌捧を加え、溶液を10分間撹拌する。次いで、溶液を50mlの滅菌ガ ラスバイアルに入れ、栓をし、キャップし、ラベルする。定量された濃度は、1 49.8mg/mlである。プラセボを0.22ミクロンフィルターに通して濾過 することによって50mlの滅菌ガラスバイアルに約50mlのミグリオール8 10を調製する。バイアルに栓をし、キャップし、ラベルする。該製剤をPas teurella haemolyticaウシ攻撃試験において試験する。 実施例15 全身性マウス保護試験 実施例1〜12の組成物をPasteurella haemolytica マウス全身性保護試験において評価する。この試験において、各マウスに皮下的 に組成物の用量を与え、次いで24時間後P.haemolyticaで攻撃す る。実施例1における攻撃用量は、マウスの50%を殺す必要用量の28.2倍 である(LD50=28.2)。他の実施例の攻撃用量を表1にリストする。用量は 25ないし400mg/kgで変更する。該組成物を投薬に先立って試験される べき油で希釈し、マウス用の注射量を利用する。0mg/kgを受けている群を 対照としてミグリオール812で注射する。用いられたP.haemolyti ca株は、UC6531であり、元々ウシ呼吸器疾患のケースから単離された。 試験株を10%グリセロールを有するトリプチカーゼ・ソイ・ブロス(Bect on−Dickinson Microbiology Systems)に浸け られた3mmのガラスビーズに保持させ、生き返らせるまで−70℃に保つ。7 日後生存したマウスの数を記録する。生存数からED50を計算する。表1に試験 結果をまとめる。 実施例16 Pasteurella haemolyticaウシ攻撃試験 実施例13の組成物をPasteurella haemolyticaウシ 攻撃試験において評価する。この試験において、35ないし50日齢のホルスタ イン種雄牛を処置群に重量によって無作為に割り当てる。15頭の動物をミグリ オール810単独を受けるプラセボ群または油製剤として4mg/kgを受ける 群に割り 当てる。4mg/kgの用量を各動物に皮下投与し、続いて24時間後に攻撃す る。10mlの酸性化(pH4.5)ブレイン・ハート・インフュージョン(B HI)肉汁中の毒性のP.haemolytica(A1)の子牛当り6×106 コロニー形成単位(CFU)の気管内接種よりなる攻撃に続き、4時間後、酸性 化しない10mlのBHI中のP.haemolyticaの子牛当り4×108 CFUの攻撃を行う。10日間にわたり子牛を観察し、体重測定し、安楽死させ 、剖検する。判定基準は、試験中の斃死率、2.27kg増加した子牛数および 計算された肺硬化スコアである。アルファ=0.2を有する斃死率および成長に おいて、21〜23%の差の80%検出力を有するように試験をデザインする。 4mg/kgを受けた群の子牛は死ななかったが、プラセボ群において15頭 の子牛のうち2頭が死亡し、有意差があった(P=0.04、片側)。有意に、 陰性対照(15頭のうち7頭)に比較して4mg/kg群(15頭のうち14頭 )においてより多くの子牛が2.27kg増加した(P=0.006、片側)。肺 障害スコアについては有意差はない。 組成物の実施例14を実施例13に用いられた同一のPasteurella haemolyticaウシ攻撃試験において評価する。ミグリオール810 ビヒクル単独を受けるプラセボ群、油製剤として0.5mg/kg、1mg/kg 、2mg/kg、4mg/kgを受ける群に15頭の動物を割り当てる。ジヒドロ ヘプタプレノールの用量を各動物に皮下的に送達し、続いて24時間後に攻撃す る。子牛を再び10日間にわたって観察し、体重側定し、安楽死させ、剖検する 。判定基準は、試験中の斃死率、2.27kg増加した子牛数および計算された 肺硬化スコアである。差の80%検出力を有するように試験をデザインする。 斃死率は、15頭のうち4頭(プラセボ)、15頭のうち2頭(0.5および 1mg/kg)、15頭のうち0頭(2mg/kg)および1/15(4mg/kg 、攻撃とは無関係の腸捻転から死亡した1頭の動物による)である。統計的に少 数の死亡は、ジヒドロヘプタプレノールの0.5mg/kg以上を受けた群に存在 する(P≦0.11、片側)。2.27kgを超えて体重増加した子牛数は、15頭 のうち3頭(プラセボ)、15頭のうち5頭(0.5mg/kg)、15頭のうち 9頭(1m g/kg)、15頭のうち12頭(2mg/kg)および15頭のうち13頭(( 4mg/kg)である。1mg/kg以上のジヒドロヘプタプレノールを受けたこ れら処置群は、プラセボ群から統計的に差がある(P≦0.03、片側)。肺障 害スコアは、18.9±8.4%(プラセボ)、22.7±16.8%(0.5mg/ kg)、15.6±14.1%(1mg/kg)、17.8±19.9%(2mg/k g)、9.3±10.2%(4mg/kg)である。4mg/kgを投与した子牛の 肺障害スコアは、プラセボ群の子牛より有意に低い(P=0.03、片側)。 表1.全身性マウス保護試験
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: [式中、nは、5ないし7の整数である] で示されるジヒドロポリプレノールおよび医薬上許容される油より実質的になる 非経口投与用の油組成物。 2.nが6である請求項1記載の式Iのジヒドロポリプレノール。 3.ジヒドロヘプタプレノールである請求項1記載の式Iのジヒドロポリプレノ ール。 4.該油が、ヤシ油、サフラワー油、胡麻油、大豆油、綿実油、落花生油または 鉱油である請求項1記載の油組成物。 5.ヤシ油である請求項1記載の油。 6.ミグリオールである請求項1記載の油。 7.落花生油である請求項1記載の油。 8.胡麻油である請求項1記載の油。 9.サフラワー油である請求項1記載の油。 10.式Iのジヒドロポリプレノールが約1mg/mlないし約500mg/ml の濃度で存在する請求項1記載の油組成物。
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