JP2001517746A - 鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元する方法および帯状引張り材並びにこの方法を実施する装置 - Google Patents

鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元する方法および帯状引張り材並びにこの方法を実施する装置

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JP2001517746A JP2000513026A JP2000513026A JP2001517746A JP 2001517746 A JP2001517746 A JP 2001517746A JP 2000513026 A JP2000513026 A JP 2000513026A JP 2000513026 A JP2000513026 A JP 2000513026A JP 2001517746 A JP2001517746 A JP 2001517746A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するために、帯状の引張り材(3)は力導入個所(4)の間のその中央領域(3a)において緊張させられ、大きな変形率を有する第1の接着結合剤によってコンクリート表面に連結される。引張り材(3)の両端領域(3b)は、小さな変形率を有する第2の接着結合剤によってコンクリート表面(2)に連結され、それぞれ引張り材(3)のための後方補強部材を形成する。引張り材(3)の端領域(3b)は緊張されていない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、緊張された帯状の引張り材が結合剤を介して支持構造体のコンクリ
ート表面に連結される、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコン
クリート支持構造体を補強およびまたは復元するための方法に関する。
【0002】 鉄筋コンクリートまたはプレストレストコンクリートからなる支持構造体の支
持能力を高める(補強する)ためにあるいは元の支持能力を回復させる(復元す
る)ために、後で、緊張力を加えた引張り材を支持構造体の外面に取付けること
が知られている。この引張り材を定着するために、例えば鋼製または鉄筋コンク
リート製のブラケットがコンクリート表面にアンカーで固定され、そして引張り
材がこのブラケットの間で緊張させられる。しかし、引張り材の軸線とコンクリ
ート表面の間のオフセット(ずれ)によって、不所望なオフセットモーメントが
生じる。このオフセットモーメントはブラケット定着部で受け止めおよび伝達し
なければならない。更に、引張り材とコンクリート表面の結合を行うことができ
ない。
【0003】 引張り材の軸線とコンクリート表面の間のオフセットによって生じるこの欠点
を回避するために、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリ
ート支持構造体を補強およびまたは復元するためにの冒頭に述べた種類の方法に
おいて、後で、帯状の引張り材をコンクリート表面に接着することが知られてい
る。このような連続する接着結合は特に、コンクリートに亀裂が存在するかまた
は発生し得るとき、およびこの亀裂の開放を防止すべきときに重要である。
【0004】 引張り材を緊張した状態でコンクリート表面に接着すると、緊張力を加えるこ
とによって生じる剪断力によって、接着継ぎ目が持続的に付勢される。接着継ぎ
目のこの剪断応力によるクリープ損失を回避するために、変形率のできるだけ小
さな接着剤が使用される。この接着剤は硬化した状態で充分に剛性のある接着継
ぎ目を生じる。
【0005】 引張り材としては、取扱い上の理由から、特に薄くて比較的軽量の高強度の帯
状体が使用される。高強度の材料からなるこの帯状体は通常は破壊まで弾性的に
変形する。このような高強度の材料の場合には、平坦な降伏、すなわち伸びにわ
たって力がほぼ同じである範囲が生じない。
【0006】 このような性質を有する緊張した帯状の引張り材が、支持構造体の負荷の際に
開放するコンクリート表面の亀裂を架橋すると、上記の剛性のある接着結合の際
に、引張り材が亀裂範囲内で、弾性変形しないで局所的に破壊するように、両亀
裂面を越えて伸びるという危険がある。
【0007】 この延性不足は不利であり、引張り材の利用を制限する。従って、亀裂を架橋
すべき範囲において、所定の変形性を有する接着結合剤、すなわち大きな変形率
を有する接着結合剤を選択しなければならないので、亀裂の開放時に、亀裂の幅
の増大よりもはるかに大きな長さにわたって、引張り材の伸び補償が生じる。し
かし、大きな変形率を有するこのような接着結合剤は、それに伴うクリープ損失
のために、永久固着部として適していない。
【0008】 更に、緊張した引張り材の端部において引張り力が下部構造体に導入されると
いう問題がある。従来のプレストレストコンクリート構造体の場合には、引張り
部材定着部のすぐ後の亀裂形成を防止するいわゆる後方補強部材が設けられてい
る。引張り材が後で取付けられて緊張される場合にも、このような後方補強部材
が必要である。
【0009】 本発明の課題は、上記の欠点を克服し、帯状の引張り材をコンクリート表面に
直接取付ける際にオフセットモーメントを回避しながら、亀裂の範囲内の破壊の
危険を回避し、同時にクリープ損失が生じなくなる、鉄筋コンクリート支持構造
体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するた
めの方法を提供することである。
【0010】 この課題は本発明に従い、引張り材がその長さの中央領域においてのみ緊張さ
せられ、かつ大きな変形率を有する第1の結合剤によってコンクリート表面に連
結され、引張り材がその両端領域において緊張力を加えない状態で、小さな変形
率を有する第2の結合剤によってコンクリート表面に連結されることによって解
決される。第1と第2の結合剤は好ましくは接着結合剤である。
【0011】 引張り材の長さの大部分にわたって延びる緊張された領域において、建物から
結合剤を経て、引張り材とコンクリート表面の間に剪断力が伝達されない。伸び
と特に亀裂がコンクリートに発生するときにのみ、局部的に制限された領域内で
、引張り材とコンクリート表面の間に剪断力が伝達される。しかし、引張り材の
この中央領域において比較的に剪断しやすい結合剤が使用されるので、引張り材
内の伸びの補償は亀裂幅にわたって行われる。それによって、全体として可延性
の状態が生じる。
【0012】 引張り材の両端領域の緊張されていない突出部は、定着部材および後方補強部
材として役立つ。緊張されていないこの領域において、変形率の小さな接着結合
剤、すなわち充分に剛性のある接着結合剤が使用されるので、緊張力がクリープ
損失なしにコンクリートに伝達される。
【0013】 帯状の引張り材を表面と面一に配置することにより、オフセットモーメントの
発生が防止される。特別な定着部材と後方補強部材は不要である。なぜなら、こ
の機能が、緊張していない引張り材の端領域をコンクリート表面に接着固定連結
することにより、きわめて簡単にかつ省スペース的に達成されるからである。
【0014】 本発明による方法の他の有利な実施形は従属請求項の対象である。 本発明は更に、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリー
ト支持構造体を補強およびまたは復元するための帯状の引張り材に関する。緊張
力を加えた状態で結合剤を介して支持構造体のコンクリート表面に連結されてい
る、公知の帯状の引張り材から出発して、本発明による引張り材は、引張り材が
その長さの中央領域においてのみ緊張させられ、かつ大きな変形率を有する第1
の結合剤、特に接着結合剤によってコンクリート表面に連結され、引張り材がそ
の両端領域において緊張力を加えない状態で、小さな変形率を有する第2の結合
剤、特に接着結合剤によってコンクリート表面に連結されていることを特徴とす
る。引張り材は鋼繊維、合成樹脂繊維または特に炭素繊維によって形成すること
ができる。
【0015】 本発明は更に、支持構造体のコンクリート表面に配置された帯状の引張り材と
、この引張り材に作用する緊張装置および端部定着装置を備えた、方法を実施す
るための装置に関する。この装置は本発明に従い、緊張装置が帯状の引張り材に
摩擦的に連結された力導入部材を備え、この力導入部材が支持構造体に固定され
た本体と相対的に引張り材の縦方向に摺動可能であり、力導入部材と本体の間に
緊張駆動装置が挿入可能であり、互いに向き合った、本体と力導入部材の支持面
の間に、少なくとも1個のスペーサが挿入可能であることを特徴とする。
【0016】 緊張した引張り材の中央領域の一方の端部または好ましくは両端部に配置され
たこの緊張装置は、構造的に簡単にかつ省スペース的に、必要な緊張力を引張り
材の中央領域に加えることができる。この場合、力導入個所の向こう側にある引
張り材の両端領域は、緊張されないままである。
【0017】 本発明による装置の有利な実施形は他の従属請求項の対象である。 次に、図に示した本発明の実施の形態を詳しく説明する。 鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリート支持構造体1
を補強または復元するために、この支持構造体のコンクリート表面2には、帯状
の引張り材3が取付けられている。この引張り材は例えば炭素繊維からなってい
る。引張り材3の中央範囲3aは2つの力導入個所4の間で、図1において矢印
5で示した初期緊張力によって予め応力を加えられている。引張り材3は、力導
入個所4の向こう側にある両端領域3bでは、初期応力を与えられていない。
【0018】 帯状の引張り材3は、その中央の緊張された領域3aにおいて、比較的に大き
な変形率(変形係数)を有する第1の接着結合剤によってコンクリート表面2に
連結されている。引張り材3はその両端領域3bにおいて第2の接着結合剤によ
ってコンクリート表面2の連結されている。この第2の接着結合剤ははるかに小
さな変形率を有する。すなわち、この第2の接着結合剤は硬化した状態で充分な
剛性がある。
【0019】 支持構造体1の負荷時にコンクリート表面3に存在または生じる亀裂6が開く
と、接着結合剤の変形性により、亀裂6の両側で引張り材3のひずみ補償が行わ
れる。
【0020】 引張り材3の中央領域3aに初期緊張力を加えるために、両力導入個所4にそ
れぞれ、図2〜6に示すような緊張装置7が配置されている。 各々の緊張装置7は板状の本体8を備えている。この本体はコンクリート表面
2の浅い凹部9の底に固定、特に接着されている。
【0021】 上から見てT字の形をしている力導入部材10は、そのT字の柄の部分10a
が帯状の引張り材3の下面に固定、特に接着され、そして同様にコンクリート表
面2の凹部9内に入るように本体8の切欠き11内に配置されている。引張り材
3に特に接着剤によって連結された力導入部材10の連結表面、すなわちT字の
柄の部分10aの上面は、コンクリート表面2の平面内に位置している。
【0022】 その代わりに、T字形の力導入部材10と帯状の引張り材3の間の連結部を次
のように形成してもよい。 1.T字の柄の部分10aが図示よりも長く形成可能である。 2.第2のT字形の力導入部材(図示していない)が、第1の力導入部材10と 反対の側に配置可能であり、かつ引張り材3と力導入部材10に連結、特に接 着可能である。 3.帯状の引張り材3への力の導入を改善するために、複数の薄板、特に鋼製薄 板が引張り材3に接着可能であり、かつ力導入部材10に連結、例えば同様に 接着または形状補完的に連結可能である。
【0023】 力導入部材10の両T字アーム10bにはそれぞれ、緊張駆動装置12の液圧
式または機械式緊張要素が作用している。図示した実施の形態の場合、緊張駆動
装置12はT字の柄の部分10aの両側に配置された2個の液圧式緊張シリンダ
12aを備えている。この緊張シリンダは両T字アーム10bに作用している。
アングル材状のカバー13は本体8に連結され、緊張駆動装置12を固定するた
めに役立つ。
【0024】 引張り材3はその中央の領域3aをコンクリート表面2に接着した後で、第1
の接着結合剤が硬化する前に、両力作用個所4の緊張装置7の間で緊張させられ
る。
【0025】 初期緊張力を加えた後で、少なくとも一方の力作用個所4で、好ましくは両力
作用個所4で、引張り材3をコンクリート表面に対して機械的におよび形状補完
的に固定するために、互いに向き合った、力導入部材10の支持面10cと本体
8の支持面8aの間に、それぞれ少なくとも1個のスペーサ14が挿入される。
図示した実施の形態の場合には、スペーサ14は複数の薄板片からなっている。
この薄板片によって、力導入部材10は本体8に対してくさび止めされる。
【0026】 くさび止めの後で、他の引張り材を緊張するのに使用するために、緊張駆動装
置12が緊張装置7から取り外される。
【0027】 力導入部材10は好ましくはその下面に同様に、接着結合剤を備えている。こ
の接着結合剤は緊張の後で硬化し、充分な剛性を有する接着結合部となる。
【0028】 引張り材3の端領域3bは接着結合剤によってコンクリート表面2に固定され
る。この接着結合剤は硬化の後で充分な剛性を有する。このようにしてコンクリ
ート表面2に取付けられた端領域3bは、引張り材3の両端のための後方補強部
を形成する。
【0029】 図1に示した上記の実施の形態の場合、中央領域3aのための初期緊張力は、
中央領域3aとそれに続く端領域3bの間にある2つの力導入個所4で加えられ
る。これと異なり、図7では、第1の接着結合剤が中央領域3aにのみ塗布され
た後で、初期緊張力5が引張り材3の端部にある力導入個所4′を経て加えられ
る。この第1の接着結合剤が硬化した後で、引張り材3の端部は、力導入個所4
′に設けられた緊張装置から取り外され、例えば切断される。引張り材3の端領
域3bは上方に折り畳まれ、第2の接着結合剤を塗布され、この第2の接着結合
剤によってコンクリート表面2に固定される。
【0030】 図8には、複数の帯状の引張り材3,3′が順々に積み重ね可能であることを
示している。先ず最初に、最も下側の帯状の引張り材3が既に述べたようにコン
クリート表面2に取付けられる。中央領域3aと端領域3bの下方の接着結合剤
が硬化した後で、第2の帯状の引張り材3′が第1の帯状の引張り材3の上面に
載せられる。この第2の引張り材は大きな変形率を有する接着結合剤を有する(
波線によって示してある)。両端に配置された緊張装置7は必要な緊張力を加え
る。
【0031】 中央領域3a′の下方の接着結合剤が硬化した後で、引張り材3′の端部が上
記のように緊張装置7から分離される。端領域3b′は上方に折り畳まれ、小さ
な変形率を有する接着結合剤が塗布され、コンクリート表面2に接着される。
【0032】 この過程は、複数の引張り材を順々に積み重ねるために複数回繰り返すことが
可能である。この場合、その都度、端領域3b,3b′・・・がコンクリート表
面2に直接固定される。
【0033】 緊張装置7はすべての引張り材3,3′・・・を取付けた後で、コンクリート
表面2から完全に取り外すことができる。その代わりに、基板8だけを残し、緊
張装置7の他のすべての部品を取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 引張り材を取付けた鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンク
リート支持構造体の概略図である。
【図2】 引張り材の一方の力導入個所に配置した緊張装置の出発状態を、図1の矢印I
I方向に見た図である。
【図3】 緊張過程の後の図2の緊張装置を示す図である。
【図4】 緊張装置を図2の矢印IV方向に見た図である。
【図5】 緊張装置を図3の矢印V方向に見た図である。
【図6】 図2〜5の緊張装置の分解図である。
【図7】 変形された方法で取付けられた引張り材を備えた鉄筋コンクリート支持構造体
またはプレストレストコンクリート支持構造体を、図1と同様に示す図である。
【図8】 重ねられた複数の引張り材の端部の概略的な縦断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月23日(2000.3.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項12
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項14
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念に記載した、鉄筋コンクリート支持構造体また
はプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するための方
法に関する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】 鉄筋コンクリートまたはプレストレストコンクリートからなる支持構造体の支
持能力を高める(補強する)ためにあるいは元の支持能力を回復させる(復元す
る)ために、後で、緊張力を加えた引張り材を支持構造体の外面に取付けること
が知られている。この引張り材を定着するために、例えば鋼製または鉄筋コンク
リート製のブラケットがコンクリート表面にアンカーで固定され、そして引張り
材がこのブラケットの間で緊張させられる。しかし、引張り材の軸線とコンクリ
ート表面の間のオフセット(ずれ)によって、不所望なオフセットモーメントが
生じる。このオフセットモーメントはブラケット定着部で受け止めおよび伝達し
なければならない。更に、引張り材とコンクリート表面の結合を行うことができ
ない。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 引張り材の軸線とコンクリート表面の間のオフセットによって生じるこの欠点
を回避するために、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリ
ート支持構造体を補強およびまたは復元するためにの冒頭に述べた種類の方法に
おいて、後で、帯状の引張り材をコンクリート表面に接着することが知られてい
る。このような連続する接着結合は特に、コンクリートに亀裂が存在するかまた
は発生し得るとき、およびこの亀裂の開放を防止すべきときに重要である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 引張り材を緊張した状態でコンクリート表面に接着すると、緊張力を加えるこ
とによって生じる剪断力によって、接着継ぎ目が持続的に付勢される。接着継ぎ
目のこの剪断応力によるクリープ損失を回避するために、変形率のできるだけ小
さな接着剤が使用される。この接着剤は硬化した状態で充分に剛性のある接着継
ぎ目を生じる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 引張り材としては、取扱い上の理由から、特に薄くて比較的軽量の高強度の帯
状体が使用される。高強度の材料からなるこの帯状体は通常は破壊まで弾性的に
変形する。このような高強度の材料の場合には、平坦な降伏、すなわち伸びにわ
たって力がほぼ同じである範囲が生じない。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 このような性質を有する緊張した帯状の引張り材が、支持構造体の負荷の際に
開放するコンクリート表面の亀裂を架橋すると、上記の剛性のある接着結合の際
に、引張り材が亀裂範囲内で、弾性変形しないで局所的に破壊するように、両亀
裂面を越えて伸びるという危険がある。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 この延性不足は不利であり、引張り材の利用を制限する。従って、亀裂を架橋
すべき範囲において、所定の変形性を有する接着結合剤、すなわち大きな変形率
を有する接着結合剤を選択しなければならないので、亀裂の開放時に、亀裂の幅
の増大よりもはるかに大きな長さにわたって、引張り材の伸び補償が生じる。し
かし、大きな変形率を有するこのような接着結合剤は、それに伴うクリープ損失
のために、永久固着部として適していない。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 更に、緊張した引張り材の端部において引張り力が下部構造体に導入されると
いう問題がある。従来のプレストレストコンクリート構造体の場合には、引張り
部材定着部のすぐ後の亀裂形成を防止するいわゆる後方補強部材が設けられてい
る。引張り材が後で取付けられて緊張される場合にも、このような後方補強部材
が必要である。 冒頭に述べた種類の方法(WO97/21009、図5)の場合には、繊維要
素を備えた引張り材がその長さの中央領域において緊張され、支持構造体のコン
クリート表面に接着されている。引張り材はその両端領域において挟持装置内に
収容されている。この挟持装置は塑性変形可能な伝達要素を介して支持構造体に
連結されている。塑性変形可能な伝達要素は、引張り材の中央領域の接着結合剤
の変形率よりもはるかに大きな変形率を有する結合手段を形成する。両端範囲に
おける引張り材の定着部が、その中間領域全体にわたって引張り材が過負荷され
るときにのみ作用し、局部的な過負荷の場合には作用しないので、亀裂の領域に
おける破壊の危険は回避されない。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 本発明の課題は、上記の欠点を克服し、帯状の引張り材をコンクリート表面に
直接取付ける際にオフセットモーメントを回避しながら、亀裂の範囲内の破壊の
危険を回避し、同時にクリープ損失が生じなくなる、鉄筋コンクリート支持構造
体またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するた
めの方法を提供することである。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 この課題は本発明に従い、第2の変形率が第1の変形率よりもはるかに小さい
ことによって解決される。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 引張り材の長さの大部分にわたって延びる緊張された領域において、建物から
結合剤を経て、引張り材とコンクリート表面の間に剪断力が伝達されない。伸び
と特に亀裂がコンクリートに発生するときにのみ、局部的に制限された領域内で
、引張り材とコンクリート表面の間に剪断力が伝達される。しかし、引張り材の
この中央領域において比較的に剪断しやすい結合剤が使用されるので、引張り材
内の伸びの補償は亀裂幅にわたって行われる。それによって、全体として可延性
の状態が生じる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 引張り材の両端領域の緊張されていない突出部は、定着部材および後方補強部
材として役立つ。緊張されていないこの領域において、変形率の小さな接着結合
剤、すなわち充分に剛性のある接着結合剤が使用されるので、緊張力がクリープ
損失なしにコンクリートに伝達される。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 帯状の引張り材を表面と面一に配置することにより、オフセットモーメントの
発生が防止される。特別な定着部材と後方補強部材は不要である。なぜなら、こ
の機能が、緊張していない引張り材の端領域をコンクリート表面に接着固定連結
することにより、きわめて簡単にかつ省スペース的に達成されるからである。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 本発明による方法の他の有利な実施形は従属請求項の対象である。 本発明は更に、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレストコンクリー
ト支持構造体を補強およびまたは復元するための帯状の引張り材に関する。引張
り材の長さの中央領域において緊張させられ、かつ第1の変形率を有する第1の
結合剤によって支持構造体のコンクリート表面に連結され、引張り材の両端領域
で緊張力を加えない状態で、第2の変形率を有する第2の結合剤によってコンク
リート表面に連結されている、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレス
トコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するための帯状の引張り材か
ら出発して、第2の変形率が第1の変形率よりもはるかに小さいことを特徴とす
る。引張り材は鋼繊維、合成樹脂繊維または特に炭素繊維によって形成すること
ができる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 本発明は更に、支持構造体のコンクリート表面に配置された帯状の引張り材と
、この引張り材に作用する緊張装置および端部定着装置を備えた、方法を実施す
るための装置に関する。この装置は本発明に従い、緊張装置が帯状の引張り材に
摩擦的に連結された力導入部材を備え、この力導入部材が支持構造体に固定され
た本体と相対的に引張り材の縦方向に摺動可能であり、力導入部材と本体の間に
緊張駆動装置が挿入可能であり、互いに向き合った、本体と力導入部材の支持面
の間に、少なくとも1個のスペーサが挿入可能であることを特徴とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレー・ハンス−ペーター ドイツ連邦共和国、D−70597 シュトゥ ットガルト、イム・ベッツェンガイエル ン、40 (72)発明者 マイアー・マルクス ドイツ連邦共和国、D−70563 シュトゥ ットガルト、デメートリウスヴェーク、27 (72)発明者 ザンドナー・ディーター ドイツ連邦共和国、D−71384 ヴァイン シュタット、リースリングストラーセ、6 /1 Fターム(参考) 2E176 AA01 BB29

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊張された帯状の引張り材(3)が結合剤を介して支持構造
    体(1)のコンクリート表面(2)に連結される、鉄筋コンクリート支持構造体
    またはプレストレストコンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するため
    の方法において、引張り材(3)がその長さの中央領域(3a)においてのみ緊
    張させられ、かつ大きな変形率を有する第1の結合剤によってコンクリート表面
    (2)に連結され、引張り材(3)がその両端領域(3b)において緊張力を加
    えない状態で、小さな変形率を有する第2の結合剤によってコンクリート表面(
    2)に連結されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 第1の結合剤およびまたは第2の結合剤がそれぞれ接着結合
    剤であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 引張り材(3)が、その中央領域(3a)を第1の接着結合
    剤によってコンクリート表面(2)に接着した後で、この接着結合剤が硬化する
    前に、両力導入個所(4)の間で緊張させられることを特徴とする請求項2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 中央領域(3a)のための緊張力が、その都度中央領域(3
    a)とそれに続く端領域(3b)の間にある2つの力導入個所(4)で加えられ
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1の接着結合剤が中央領域(3a)においてのみ塗布され
    、緊張力が引張り材(3)の端部にある力導入個所(4′)を経て加えられ、第
    1の接着結合剤が硬化した後で、引張り材(3)の端部が力導入個所(4′)か
    ら分離され、引張り材(3)の端領域(3b)が第2の接着結合剤によってコン
    クリート表面(2)に固定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 引張り材(3)が両力導入個所(4)の少なくとも一方で、
    緊張力を加えた後で、コンクリート表面(2)に対して機械的におよび形状補完
    的に固定されることを特徴とする請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 複数の帯状引張り材(3,3′)が順々に重ねて接着される
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 引張り材(3)が力導入個所(4)で緊張力を加える前に、
    コンクリート表面(2)と相対的に摺動可能な力導入部材(10)に接着によっ
    て連結されることを特徴とする請求項4記載の方法。
  9. 【請求項9】 緊張力を加えた状態で結合剤を介して支持構造体のコンクリ
    ート表面に連結されている、鉄筋コンクリート支持構造体またはプレストレスト
    コンクリート支持構造体を補強およびまたは復元するための帯状の引張り材(3
    )において、引張り材(3)がその長さの中央領域(3a)においてのみ緊張さ
    せられ、かつ大きな変形率を有する第1の結合剤、特に接着結合剤によってコン
    クリート表面(2)に連結され、引張り材(3)がその両端領域(3b)におい
    て緊張力を加えない状態で、小さな変形率を有する第2の結合剤、特に接着結合
    剤によってコンクリート表面(2)に連結されていることを特徴とする引張り材
  10. 【請求項10】 引張り材が鋼繊維、合成樹脂繊維または特に炭素繊維から
    なっていることを特徴とする請求項9記載の引張り材。
  11. 【請求項11】 支持構造体のコンクリート表面に配置された帯状の引張り
    材と、この引張り材に作用する緊張装置および端部固着装置を備えた、請求項1
    〜7のいずれか一つに記載の方法を実施するための装置において、緊張装置(7
    )が帯状の引張り材(3)に摩擦的に連結された力導入部材(10)を備え、こ
    の力導入部材が支持構造体(1)に固定された本体(8)と相対的に引張り材(
    3)の縦方向に摺動可能であり、力導入部材(10)と本体(8)の間に緊張駆
    動装置(12)が挿入可能であり、互いに向き合った、本体(8)と力導入部材
    (10)の支持面(8a,10c)の間に、少なくとも1個のスペーサ(14)
    が挿入可能であることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 引張り材(3)に特に接着連結された連結面がコンクリー
    ト表面(2)の平面内に位置するように、本体(8)と力導入部材(10)がコ
    ンクリート表面(2)の凹部(9)内に挿入されていることを特徴とする請求項
    11記載の装置。
  13. 【請求項13】 力導入部材(10)が上から見てT字形であり、そのT字
    の柄の部分(10a)が引張り材(3)に連結、特に接着され、T字の両アーム
    の部分(10b)にそれぞれ、緊張駆動装置(12)の液圧式または機械式緊張
    要素が作用していることを特徴とする請求項11または12記載の装置。
  14. 【請求項14】 T字のアームの部分(10b)が挿入されるスペーサ(1
    4)のための支持面(10c)を形成していることを特徴とする請求項13記載
    の装置。
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