JP2001516934A - 分流強誘電体コンデンサを有する強誘電体メモリ・セルおよびその製造方法 - Google Patents

分流強誘電体コンデンサを有する強誘電体メモリ・セルおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 強誘電体メモリ(436)は、メモリ・エレメント(22)間に分路(26)を含み、メモリ・エレメントに対して読み出しまたは書き込みが行われていないときに、妨害電圧が生ずるのを防止する。典型的な強誘電体メモリは、ソース/ドレイン(25)を有するトランジスタ(24)と、第1電極(27)および第2電極(29)を有する強誘電体コンデンサ(22)と、第2電極に接続されたプレート・ライン(32)とを含む。第1電極はトランジスタのソース/ドレインに接続され、トランジスタがオフのときに隔離されるノード(34)を形成する。分路系は、所定時間中、隔離ノードをコンデンサの第2電極に電気的に直接接続し、この所定時間中、コンデンサの第1および第2電極上の電圧を本質的に等化する。分路は、ショットキ・ダイオード、抵抗素子、および1対のバック・ツー・バック・ダイオード(42、44)、またはトランジスタとすることができる。分路をトランジスタとした場合の実施形態では、分路トランジスタのゲート(171)に接続された分流路(102)が昇圧され、メモリの一部にある各隔離ノード(34)を隣接する隔離ノード(134)に接続する分路トランジスタ(141)があり、8ないし32個の隔離ノード毎に、別の分路トランジスタ(140)が、隔離ノードのチェーンをプレート・ライン(32)に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 1.発明の分野 本発明は、一般的に、強誘電体メモリの設計および製造に関し、更に特定すれ
ば、メモリ・セル内の強誘電体コンデンサ間に分路を含み、強誘電体物質の望ま
しくないスイッチングを防止するメモリ・アーキテクチャに関するものである。
【0002】 2.問題の論述 強誘電体メモリは、長年にわたって知られており、他のメモリに対して多くの
利点をもたらすものである。例えば、1996年10月1日にTakashi
Mihara et al.(タカシ・ミハラその他)に付与された米国特許第
5,561,307号を参照されたい。最も一般的であり商業的に成功した強誘 電体メモリ設計の1つに、強誘電体コンデンサを含むメモリ・セルを利用したも
のがある。その強誘電体コンデンサの一方の電極はトランジスタに接続され、他
方の電極は、従来よりプレート・ラインと呼ばれているラインに接続されている
。この種のメモリの設計および動作は、DRAMと同様であり、したがってこれ
らのメモリは一般的にFeRAMと呼ばれている。DRAMとFeRAMとの間
には少なくとも1つの重要な相違がある。即ち、強誘電体メモリ間に「読み出し
電圧」をかけて、それを読み出さなければならないことである。この相違のため
、従来のDRAMと同じくらい高速で、故障に強く、高密度のFeRAMを設計
するには多くの困難があった。例えば、1995年4月11日にTakashi Mihara et al.(タカシ・ミハラその他)に付与された米国特許
第5,406,510号を参照されたい。
【0003】 FeRAM間に電圧を印加しそれを読み出す必要性に対する解決策の1つは、
プレート・ラインを固定の(一定の)電圧、通常は電源電圧の1/2に等しく保
持することであった。先に引用した米国特許第5,406,510号、および1
991年8月6日にLeonard J.Schween(レオナード J.シ
ュウィーン)に付与された米国特許第5,038,323号を参照されたい。こ
れらの設計では、同じプレート・ラインが、全てのメモリ・セルまたは全てのメ
モリ・セルの少なくとも一部に接続されており、したがって共通またはセル・プ
レート・ラインと呼ばれている。プレート・ラインは、電源電圧Vccの1/2
である定電圧に保持されている。この設計に伴う問題は、コンデンサとトランジ
スタとの間の電気ノードが、回路の残りから分離されているものの、種々の漏れ
経路を通じて電荷を失う可能性があり、ノード上の電圧が、プレート・ラインの
電圧とは異なるレベルに達することである。これは、本質的に、逆バイアスされ
たダイオードおよび「オフ」状態のMOSFETは、強誘電体コンデンサ自体を
通じた漏れに比較して、大量の漏れがあるという事実の結果である。トランジス
タとコンデンサとの間のノード、これをここではTCノードと呼ぶことにするが
、このノード上のゼロ電圧、およびプレート・ライン上の一定の1/2Vcc電
圧によって、書き込みや読み出しが行われていないときに、強誘電体コンデンサ
間に電圧Vfが発生し、この電圧のために強誘電体コンデンサが切り替わり、メ
モリ内に保持されているデータを破壊する可能性がある。
【0004】 FeRAM間に電圧を印加してそれを読み出す必要性に対する別の解決策は、
読み出し/書き込みサイクルのある部分の間においてのみ、共通プレート・ライ
ンにパルスを供給することである。例えば、1989年10月10日にS.Sh
effield EatonおよびTatsumi Sumi et al.(
S.シェフィールド・イートン、タツミ・スミその他)に付与された米国特許第
4,873,664号、1994年2月、ISSCC Digest of T
echnical Papers、pp.268〜269の”A 256kb
Nonvolatile Memory at 3V and 100ns”(
3ボルトおよび100ナノ秒の256kb不揮発性メモリ)を参照されたい。こ
れら双方の設計では、共通プレート・ラインは比較的大きな静電容量を有し、し
たがって、アクセス時間が比較的長く、比較的遅いメモリとなる。加えて、Ea
tonの参考文献では、メモリ・セルのレイアウトは、メモリ・セルの隣接する
行が唯一のプレート・ラインを有することが必要であり、即ち、プレート・ライ
ンを行間で共用すると、隣接する行の読み出しまたは書き込みサイクルの間、選
択されない行が大きく妨害され、これら共用するが選択されない行における情報
が破壊されてしまう。各行毎に唯一のプレート・ラインを設けると、メモリ・セ
ルの各行が必要とする面積が増大する。Sumiの参考文献では、プレート・ラ
インを隣接する2つの行間で共用するが、これらの行の一方だけが選択される。
選択されない行における各強誘電体コンデンサの一方の電極は、プレート・パル
スを受ける。セル構造における内部TCノードの寄生容量のために、内部TCノ
ードは、大きな強誘電体コンデンサと直列の小さなコンデンサとして作用する。
コンデンサと直列の小さな方のコンデンサ間の電圧降下の方が大きいので、TC
ノード上に大きな電圧が発生し、その結果、選択されないセル内の各強誘電体コ
ンデンサ間に比較的長時間にわたって小さな電圧が存在し、そのデータ状態の乱
れの原因となる。
【0005】 前述の問題に対する解決策は、頻繁にTCノードをプレート・ラインの1/2
Vcc電圧にリフレッシュし、読み取りも書き込みもなされていない期間中、ノ
ード上の電圧が決してスレシホルド電圧未満に低下しないようにすることである
。スレシホルド電圧は、メモリ状態の乱れを防止するために、プレート電圧に十
分近づける。ISSCC Digest of Technical Pape
rs、pp.368〜369のHiroki Koike et al.(ヒロ
キ・コイケその他)の”A 60−ns 1−Mb Nonvolatile
Ferroelectric Memory with Non−Driven
Cell Plate Line Write/Read Scheme”(
無駆動セル・プレート・ライン書き込み/読み出し方式による、60ナノ秒、1
Mb不揮発性強誘電体メモリ)(1996年2月)を参照されたい。この結果、
アクセス時間の高速化が得られるが、周辺回路が複雑化し、チップ面積を浪費し
、メモリの密度が低下する。加えて、リフレッシュを行うために正常なメモリ動
作の時間期間を削減しなければならず、このためにメモリ・アクセスが制限され
、待ち時間状態が生ずる。このように、従来のDRAMと同じように高速で、故
障に強く、密度が高いFeRAMをいかにして設計し製造するかという問題が残
されている。
【0006】 3.問題に対する解決策 本発明は、分路を利用し、メモリ・エレメントに書き込みも読み出しも行われ
ていないときに、メモリ・エレメント間の電圧を大幅に低下させるメモリ・セル
の設計を提供する。「分路」が意味するのは、単純なスイッチ、あるいはトラン
ジスタまたはダイオードのような、その他の直接的な電気接続である。ここでは
、「分路」または「分路系」は、システムの電源電圧のような電力源を含まない
ものとする。
【0007】 強誘電体メモリ・エレメントは、メモリ・エレメントに接続されている少なく
とも2つの異なる電極を常に含み、分路は通常この2つの電極に接続する。また
、分路は2つの異なるメモリ・エレメントを接続することも可能である。
【0008】 強誘電体コンデンサをメモリ・エレメントとして利用するメモリ・セルの設計
では、分路はコンデンサの電極を接続することができる。
【0009】 複数の異なるコンデンサに共通のプレート・ラインを利用するメモリ・セル設
計では、分路はTCノードと共通プレート・ラインとの間に接続される。
【0010】 好適な実施形態では、同じ行において隣接するTCノードは、一緒に分流され
、8個ないし32個のメモリ・セル毎にのみ、プレート・ラインに対する1つの
分路がある。これによって、チップ面積を削減する。
【0011】 分路は、受動でも能動でもよい。受動分路の例には、ショットキ・ダイオード
、バック・ツー・バック・ダイオード(back−to−back diode
)、及び読み出しおよび書き込みサイクルの間所望の強制電圧(coersiv
e voltage)の印加を可能とするのに十分大きく、漏れのためにTCノ
ードから漏れていくのと少なくとも同じ位速く、電流がプレート・ラインからT
Cノードに流れるのに十分小さな抵抗を有する抵抗素子がある。能動分路の例は
トランジスタである。
【0012】 分路をトランジスタとし、プレート・ラインを最大電源電圧に上昇させた場合
、分路トランジスタのゲートに接続されている分流路が昇圧される。これによっ
て、最大電源電圧が分路を通過することを確保する。
【0013】 分路系は、セル・トランジスタおよびセル・コンデンサと同じプロセス工程に
おいて形成される。したがって、分路系を製作するために追加のプロセス工程は
不要である。
【0014】 殆どの部分では、分路系は、チップの冗長な領域、または階層構造の別のレベ
ルにおいて、ビット・ラインのようなその他の従来からのセル部品を含むチップ
の領域に配置される。このように、分路系は、通常では追加のチップ面積を殆ど
利用しない。
【0015】 本発明は、スイッチと、第1電極および第2電極を有し、第1電極がスイッチ
に接続され、スイッチがオフのときに隔離されるノードを形成する強誘電体メモ
リ・エレメントと、隔離ノードをメモリの別の電気エレメントに電気的に直接接
続し、第1および第2電極上の電圧を所定時間中本質的に等化する分路系を備え
る強誘電体メモリを提供する。好ましくは、メモリの別の電気エレメントは、第
2電極を構成し、これによって、分路系が、所定時間中、隔離ノードを第2電極
に電気的に直接接続する素子を備える。好ましくは、スイッチは、ソース/ドレ
インを有するトランジスタを備え、メモリ・エレメントがコンデンサを備え、第
1電極および第2電極がコンデンサの電極であり、コンデンサの第1電極がトラ
ンジスタのソース/ドレインに接続され、トランジスタがオフのときに隔離ノー
ドを形成し、分路系が、所定時間中、隔離ノードおよび第2電極を電気的に直接
接続し、第1および第2電極上の電圧を等化する。あるいは、メモリは、隔離ノ
ードの2つを含み、分路系は、これら2つの隔離ノードを電気的に直接接続する
分路素子を備える。
【0016】 また、本発明は、スイッチと、第1電極および第2電極を有し、第1電極がス
イッチに接続され、スイッチがオフのときに隔離されるノードを形成する強誘電
体メモリ・エレメントとを備えるメモリ・セルを含む強誘電体メモリの動作方法
を提供する。この方法は、隔離ノードをメモリの別の電気エレメントに電気的に
直接接続し、所定時間中第1および第2電極上の電圧を本質的に等化するステッ
プから成る。好ましくは、電気的に直接接続するステップは、所定時間中、隔離
ノードを第2電極に接続するステップを含む。あるいは、メモリ・セルは、隔離
ノードの2つを含み、電気的に直接接続するステップは、隔離ノードを電気的に
直接接続するステップを含む。
【0017】 好適な実施形態において、本発明は強誘電体メモリを提供する。これは、ソー
ス/ドレインを有するトランジスタと、第1電極および第2電極を有するコンデ
ンサとを備え、第1電極がトランジスタのソース/ドレインに接続され、トラン
ジスタがオフのときに隔離されるノードを形成し、更に、隔離ノードおよびコン
デンサの第2電極を所定時間中電気的に直接接続し、所定時間中コンデンサの第
1および第2電極上の電圧を本質的に等化する分路系を備えている。好ましくは
、分路系は、ショットキ・ダイオード、抵抗素子、および1対のバック・ツー・
バック・ダイオードから成る群から選択された分路素子を備える。好ましくは、
メモリは、出力電圧を有する電源電圧電源を含み、分路トランジスタがゲートを
含み、分路系は、分路トランジスタのゲートに接続された分流路と、分流路信号
を分流路に印加する信号発生器とを含み、信号が、所定時間の少なくとも一部の
間、出力電圧の電圧より高く昇圧される。好ましくは、メモリは、複数のメモリ
・セルを含み、メモリ・セルの各々が隔離ノードの一方を含み、分路系は、所定
時間中、セルの各々における隔離ノードの一方を、セルの1つの他方における隔
離ノードの1つに電気的に直接接続する第1分路素子と、所定時間中、隔離ノー
ドの少なくとも1つを、コンデンサの第2電極に電気的に直接接続する第2分路
素子とを備える。好ましくは、メモリ・セルの2n個毎に、第2分路素子が1つ あり、nは0から10の整数である。あるいは、メモリ・セルの8ないし32個
毎に、第2分路素子が1つある。好ましくは、メモリは、コンデンサの第2電極
に電圧信号を供給するプレート・ラインを備え、分路系は、隔離ノードおよびプ
レート・ラインを電気的に直接接続する分路素子を備える。好ましくは、メモリ
は、2つのトランジスタ、2つのコンデンサ、および2つの隔離ノードを有する
メモリ・セルを含み、分路系は、2つの隔離ノードを電気的に直接接続する分路
素子を備える。好ましくは、トランジスタおよびコンデンサは、メモリ内の第1
メモリ・セルの一部であり、メモリは、複数のメモリ・セル、およびメモリ・セ
ル内のトランジスタのゲートに接続されている複数のワード・ラインを含み、前
述の所定時間は、本質的に、第1メモリ・セルに接続されているワード・ライン
が選択されていない、メモリのサイクルの全てを含む。
【0018】 更に別の態様において、本発明は強誘電体メモリ・セルを提供する。これは、
第1ソース/ドレインを有する第1トランジスタおよび第2ソース/ドレインを
有する第2トランジスタと、第1電極対を有する第1コンデンサおよび第2電極
対を有する第2コンデンサとを備え、第1電極対の一方が第1トランジスタの第
1ソース/ドレインに接続され、第1トランジスタがオフのときに隔離される第
1の隔離ノードを形成し、第2電極対の一方が第2トランジスタの第2ソース/
ドレインに接続され、第2トランジスタがオフのときに隔離される第2の隔離ノ
ードを形成し、第1隔離ノードおよび第2隔離ノードを電気的に直接接続し、ノ
ード上の電圧を本質的に等化する分路素子を備える。 更に他の態様において、本発明は、第1ソース/ドレインを有するトランジスタ
と、第1電極および第2電極を有するコンデンサとから成るメモリ・セルを含む
強誘電体メモリの動作方法を提供する。第1電極はトランジスタのソース/ドレ
インに接続され、トランジスタがオフのときに隔離されるノードを形成する。こ
の方法は、隔離ノードとコンデンサの第2電極とを所定時間中電気的に直接接続
し、当該所定時間中コンデンサの第1および第2電極上の電圧を本質的に等化す
るステップから成る。好ましくは、メモリは、更に、ビット・ライン、ワード・
ライン、およびプレート・ラインを含み、トランジスタは第2ソース/ドレイン
およびゲートを含み、ビット・ラインを第2ソース/ドレインに接続し、ワード
・ラインをゲートに接続し、プレート・ラインを第2電極に接続する。更に、前
述の方法は、メモリ・セル上において、書き込み/書き換えサイクルを実行する
ステップであって、ワード・ライン上の電圧を上昇させ、書き込み/書き換えサ
イクルの終了時にビット・ライン上の電圧を、プレート・ライン上の電圧と同じ
電圧に調節するステップを含む。好ましくは、メモリは、出力電圧を有する電源
電圧電源と、ゲートを含む分路トランジスタと、分路トランジスタのゲートに接
続された分流路を含み、出力電圧よりも高い電圧を、分流路に印加するステップ
を更に含む。好ましくは、メモリ・セルは、トランジスタの2つ、コンデンサの
2つ、および隔離ノードの2つを含み、電気的に直接接続するステップは、隔離
ノードを電気的に直接接続するステップを含む。
【0019】 更に他の態様において、本発明は、強誘電体メモリ・セルの動作方法を提供す
る。強誘電体メモリ・セルは、第1ソース/ドレインを有する第1トランジスタ
および第2ソース/ドレインを有する第2トランジスタと、第1電極対を有する
第1コンデンサおよび第2電極対を有する第2コンデンサとを備え、第1電極対
の一方が第1トランジスタの第1ソース/ドレインに接続され、第1トランジス
タがオフのときに隔離される第1のノードを形成し、第2電極対の一方が第2ト
ランジスタの第2ソース/ドレインに接続され、第2トランジスタがオフのとき
に隔離される第2のノードを形成する。本方法は、第1隔離ノードおよび第2隔
離ノードを電気的に直接接続し、ノード上の電圧を本質的に等化するステップか
ら成る。
【0020】 また、本発明は、強誘電体メモリの製造方法を提供する。強誘電体メモリは、
ゲートおよびソース/ドレインを有するトランジスタと、ゲートに接続されたワ
ード・ラインと、第1電極および第2電極を有し、第1電極がトランジスタのソ
ース/ドレインに接続され、トランジスタがオフのときに隔離されるノードを形
成するコンデンサと、第2電極および隔離ノードを電気的に直接接続する分路と
を備える。本方法は、導電層を形成し、導電層をパターニングすることによって
、ワード・ラインを製造するステップと、ワード・ラインを製造するステップと
同時に、かつ同一プロセス・ステップにおいて、分流路を製造するステップから
成る。好ましくは、本方法は、更に、第1電極とソース/ドレインとの間にコネ
クタを作成するステップと、コネクタを作成するステップと同時に、かつ同一プ
ロセス・ステップにおいて、ノードと第2電極との間にコネクタを作成するステ
ップと含む。
【0021】 本発明による分路回路は、先に論じた従来技術の各々、および隔離ノードを含
むその他のいずれのメモリ・セルとの組み合わせでも、有利に使用可能である。
Koike et al.(コイケその他)の参考文献に論じられているような
リフレッシュ方式を利用した回路と組み合わせると、周辺回路の簡素化、全チッ
プ面積の縮小、およびサイクル・タイム全体の短縮がもたらされる。Sumi
et al.(スミその他)の参考文献および米国特許第4,873,664号
において論じられているような被駆動プレート・ラインを利用した回路と組み合
わせると、アクセス・タイムの高速化が得られ、メモリ・セルの妨害が防止され
る。先に引用した米国特許第5,038,323号のような、固定プレート電圧
方式と組み合わせると、TCノードからの漏れに起因する妨害を防止する。更に
、この解決策は比較的単純であり、製造が経済的である。本発明の多数のその他
の特徴、目的および利点は、添付図面に関連付けて以下の説明を読むことによっ
て明らかとなろう。
【0022】 (好適な実施形態の説明) 1.概要 図1に注意を向けると、本発明によるメモリ・セル20の一般化した電気回路
図が示されている。メモリ・セル20は、強誘電体メモリ22、スイッチ24お
よび分路26から成る。当技術分野では公知であるが、メモリ・セル20は、メ
モリ・セルのアレイにおける多くのセルの1つであることが好ましい。強誘電体
メモリ・エレメントは、第1端子27および第2端子29を含む。メモリ・セル
20をプログラムするには、ライン30および32を介してメモリ・エレメント
22間に電圧をかける。ライン30に接続されている他のセルにアドレスする際
に、強誘電体メモリ・エレメント22が妨害されるのを防止するために、ライン
30と強誘電体メモリ・エレメント22との間にスイッチ24を挿入し、ノード
34を形成する。これは、スイッチ24が開いている間隔離されている。スイッ
チ24は、好ましくは、ライン28上の信号によって制御される。いずれの実用
的なメモリにおいても、ノード34は、種々の漏れ経路を通じて電荷を拾い上げ
る可能性があり、この電荷が強誘電体メモリ・エレメント22を妨害する虞れが
ある。本発明によれば、ノード34と端子29またはライン32のようなメモリ
の他のエレメントとの間に分路26を接続し、メモリ・サイクルにおける所定時
点または複数の所定時点において端子27および29上の電圧を本質的に等しく
し、ノード34上の電荷または電圧が、強誘電体メモリ・エレメント22を妨害
するのを防止する。強誘電体メモリ・エレメントは、コンデンサ、FET、また
はその他の適した強誘電体エレメントであればいずれでもよい。分路26は、受
動型でも能動型でもよい。受動分路の例には、ショットキ・ダイオード、バック
・ツー・バック・ダイオード(back−to−back diode)、読み
出しおよび書き込みサイクルの間所望の強制電圧の印加を可能とするには十分大
きく、漏れのためにTCノードから漏れていくのと少なくとも同じ位速く、電流
がプレート・ラインからTCノードに流れるには十分小さな抵抗を有する抵抗素
子である。能動分路の例はトランジスタである。スイッチ24は、ダイオード、
トランジスタ、またはその他のいずれかの電子スイッチとすることができる。ラ
イン30は、ビット・ラインとし、ライン32はプレート・ラインとすればよい
が、これらのラインが他のメモリ・ラインであるアーキテクチャも想定している
【0023】 図2は、本発明の好適な一実施形態を示す。図2、および本明細書内の以降の
図では、以前の図(複数の図)において既に紹介したエレメントと同一のエレメ
ントは、当該以前の図(複数の図)において用いたのと同じ参照番号によって識
別することとする。この実施形態では、強誘電体メモリ・エレメント22はコン
デンサであり、端子27および29はコンデンサの電極である。スイッチ24は
、ゲート21、第1ソース/ドレイン25および第2ソース/ドレイン24を有
するトランジスタである。トランジスタ24のゲート21は、ワード・ライン2
8に接続されており、一方のソース/ドレイン23はビット・ライン30に接続
されており、他方のソース/ドレイン25はコンデンサ22の一方の電極27に
接続されている。コンデンサ22の他方の電極29は、一般的にプレート電極2
9と呼ばれており、プレート・ライン32に接続されている。分路26は、バッ
ク・ツー・バック・ダイオード対42および44として示されている。分路26
は、TCノード34とプレート・ライン32との間に接続されている。好ましく
は、トランジスタ21はMOSFETである。強誘電体コンデンサ22は、タン
タル化ストロンチウム・ビスマス、PZT、または集積回路において有用な他の
いずれかの強誘電体材料のような、積層状超格子化合物(layered su
perlattice compound)で作ることができ、電極対27およ
び29の間にある。当技術分野では公知であるが、メモリ・セル40は、通常、
このようなセルの行および列から成るアレイにおける多くのセルの1つであり、
完全な集積回路メモリは、28のようなワード・ラインを複数、および30のよ
うなビット・ラインを複数含む。当技術分野では、かかるメモリで分路26のな
いものを「1T/1C」メモリと呼ぶ。何故なら、これはメモリ・セル20内に
1つのトランジスタおよび1つのコンデンサを利用するからである。プレート・
ライン32は、全てのメモリ・セルに共通としてもよく、メモリ・セルのいくつ
かの行または列に共通としてもよく、あるいはメモリ・セルの各行毎に別個とし
てもよく、メモリ・セルの各列毎に別個としてもよく、あるいは他の構成を有す
ることも可能である。また、当技術分野では公知であるが、回路40は、完全な
メモリ・セルとなることができ、または2T2C(2トランジスタ、2コンデン
サ)セルを有するメモリの場合はメモリ・セルの半分であり、この場合、相補状
態にある同様のセル対が、セル40に対する基準として作用する。特定の層状超
格子化合物、および典型的な集積回路メモリにおけるその使用に関する詳細な論
述については、米国特許第5,519,234号を参照されたい。
【0024】 ノード34は、前述のTCノードと呼ばれるノードである。先に論じたように
、そして当技術分野では公知であるが、ノード34には種々の漏れ経路が出入り
しており、このために電荷がノードから漏れ出す。この漏れのことをここでは、
ノード34の寄生漏れと呼ぶことにする。この漏れに付随して寄生抵抗があり、
ここではノード34の寄生漏れ抵抗と呼ぶことにする。以下で詳細に検討するが
、分路26は、メモリ・サイクルのある部分において、強誘電体コンデンサ22
間の電圧Vfがメモリ・セル40の状態を乱す最小電圧未満となるように、ノー
ド34およびプレート32間の電圧を等化するか、あるいはノード34およびプ
レート・ライン32間の電圧差を少なくとも十分に低く保持する。
【0025】 分路26は、ノード34と端子29との間に直接的な電気接続を与え、強誘電
体メモリ・エレメント22の電子的状態に対する妨害を防止する時間中、ノード
34および端末29上の電圧を本質的に等化するのであれば、いずれの素子とし
てもよい。直接的な電気接続とは、電流が当該接続を通過することを意図したも
のである。したがって、オン状態にあるトランジスタのソースおよびドレイン間
の接続は直接的な電気接続であるが、コンデンサを介した接続は直接的な接続で
はない。「本質的に等化する」とは、ノード34および端子29上の電圧が、妨
害を生じ得ない程小さな電圧差の範囲内で等しいことを意味する。実際の電子素
子では、2つの電圧が正確に等しくなるのは稀にしかあり得ない。例えば、オン
状態にあるトランジスタは、そのソースおよびドレイン間に小さな電圧差を有す
る。何故なら、トランジスタ・チャネルがいくらかの抵抗を有するからである。
実際、超電導体ではない導体はいずれも、電流がそれを通過する際、または電圧
がそれに印加される際に、小さな電圧差を発生する。本質的に、100ミリボル
ト(mv)未満の電圧は、技術的現状の強誘電体コンデンサに対して妨害を生ず
ることはなく、したがって差がこの値以下の量である電圧はいずれも、ここでは
「本質的に等しい」と見なすことができる。好ましくは、分路はコンデンサ間の
電圧差を10mv以下に保持する。即ち、ノード34および端末29上の電圧は
、10mv以内で等しい。当技術分野では公知であるが、強誘電体材料がスイッ
チング電圧に応答するのに要する時間は、材料の温度、コンデンサの厚さ、およ
び印加される電界(電圧)によって異なる。室温において約1850Åの膜圧、
および5ボルトの印加電圧では、技術的現状の強誘電体材料がスイッチングを生
ずるには約1ないし2ナノ秒(ns)を要する。厚さ2400Åのサンプル、印
加電圧3ボルト、および温度−25℃では、同じ材料がスイッチングを生ずるに
は約100nsを要する。約3ボルトの印加電圧および厚さ2400Åの強誘電
体薄膜を用いた、典型的な技術的現状のメモリは、室温では、約10nsないし
20nsでスイッチングを生ずる。したがって、現在における技術的現状の強誘
電体素子では、約3ボルトの妨害に対して、電圧は10ns以下、そして好まし
くは約1ナノ秒以下の内に、等化しなければならない。
【0026】 分路として使用可能な典型的な電子素子は、トランジスタ、ダイオード、およ
び、特に、ショットキ・ダイオード、バック・ツー・バック・ダイオード、およ
び、読み出しおよび書き込みサイクルの間所望の強制電圧の印加を可能とするに
は十分大きく、漏れのためにTCノードから漏れていくのと少なくとも同じ位速
く、電流がプレート・ラインからTCノードに流れるには十分小さな抵抗を有す
る抵抗素子を含む。
【0027】 2.詳細な説明 図2に示す本発明の実施形態において、分路26は、1対のバック・ツー・バ
ック・ダイオード42および44である。ダイオード42および44のカソード
が接続され、ダイオード42のアノードはソース/ドレイン25に接続され、ダ
イオード44のアノードはプレート・ライン32に接続されている。電子工学技
術の分野では公知であるが、ダイオード42および44の各々は、アノードから
カソードへの方向にのみ電流を通過させるように機能し、したがって、このバッ
ク・ツー・バック・ダイオード対は、ノード34からプレート・ライン32への
電流の流れを防止する。しかしながら、逆バイアスをかける場合には、漏れが生
ずるようにダイオードを選択し、実際にはプレート・ライン32およびノード3
4間に十分な電流の流れを可能とし、読み出しまたは書き込みを行っていないと
きに、コンデンサ22間の電圧Vfが、スイッチングを生じさせる電圧である、
コンデンサの強制電圧Vc未満となるようにする。しかしながら、漏れは非常に
小さく、読み出しおよび書き込みサイクルの間コンデンサ22間の印加電圧は、
コンデンサが読み出しおよび書き込みサイクルにおいてスイッチングするのに要
する短い時間中は、強制電圧よりもかなり高めに留まる。好ましくは、ダイオー
ド対42、44の漏れは、TCノード34の寄生漏れの総和よりも100倍以上
大きい。典型的な技術的現状の強誘電体メモリでは、TCノードの漏れは、1平
方センチメートル(cm)当たり約1マイクロアンペアのオーダーである。好ま
しくは、ダイオード対42,44の漏れは、1平方cm当たり1マイクロアンペ
アないし1平方cm当たり1000マイクロアンペアの間であり、最も好ましく
は、1平方cm当たり50マイクロアンペアないし1平方cm当たり150マイ
クロアンペアである。好適な実施形態では、ダイオードの漏れは、1平方cm当
たり約100マイクロアンペアである。
【0028】 好ましくは、ダイオード42および44は、ショットキ・バリア・ダイオード
である。これらを形成するには、好ましくは、プラチナで形成したコンデンサ電
極27および29をダイオードのアノードとして用い、ダイオードの各々のカソ
ードとして作用する、低濃度にドープしたn型ポリシリコンの層と電極を接続す
る。
【0029】 図3は、メモリ・セル52を含むメモリ・アレイ50から成る本発明の別の好
適な実施形態の電気回路図を示す。メモリ・セル50は、分路素子26が、1対
のソース/ドレイン57および58有するトランジスタ56から成ることを除い
て、先に論じたメモリ・セル20および40と同一である。好ましくは、トラン
ジスタ56はMOSFETである。ソース/ドレイン57はノード34に接続さ
れており、ソース/ドレイン58はプレート・ライン32に接続されている。ト
ランジスタ56のゲートは分流路60に接続されている。第2メモリ・セル62
は、そのトランジスタ24のゲート61が異なるワード・ライン68に接続され
、分路トランジスタ66のゲート69が、異なる分流路70に接続されているこ
とを除いて、メモリ・セル52と同一であり、その他の接続部は、共通プレート
・ライン32で反射した、メモリ・セル52のそれらの鏡像である。当技術分野
では公知であるが、ビット・ライン30に接続するメモリ・セル52および62
を含むメモリ・セルの列が多数回複製され、各列が、点線74および76で示す
ように、別個のビット・ラインを有し、メモリ・セル52を含む行のようなメモ
リ・セルの行が多数回複製され、各行が、破線78で示すように、別個のワード
・ラインおよび分流路を有し、行の各対が共通プレート・ラインを共用し、メモ
リ・アレイ50を形成する。当技術分野では公知であるが、メモリ50を動作さ
せるには、書き込みおよび読み出しサイクルの間、それぞれ、信号WLnおよび
CPをn番目のワード・ライン28および共通プレート・ライン32に、ぞれぞ
れ、ICチップ上の回路(図示せず)によって印加し、信号BLmをm番目のビ
ット・ライン30上に印加または発生させる。WLn+1のような同様の信号も
、メモリ・アレイ50の他のワード・ライン、ビット・ライン、およびプレート
・ライン上に印加または発生する。図3に示す本発明の実施形態によれば、本発
明による集積回路メモリ50を動作させるには、ICチップ上の回路(図示せず
)によって、n番目の分流路60に追加の信号SLnを印加する。同様の信号も
、メモリ・アレイ50の他の行78に対応して、70のような他の分流路に印加
される。今論じた信号を発生するための回路については、ここでは詳細に論じな
い。何故なら、かかる回路は当技術分野では周知であるからである。加えて、本
発明を動作させる間、TCノード34およびその他のTCノード上に、信号dn
を発生する。n番目のコンデンサ22間に発生する信号Vfnについては、既に
述べた。
【0030】 図3に示す本発明の実施形態の動作は、典型的な読み出し/書き込みサイクル
中において回路50の種々のエレメント上に印加する信号および発生する信号を
検討することによって、理解することができよう。図3における種々の回路エレ
メントに印加する信号および発生する信号BLm、WLn、SLn、CP、dn
、およびVfnをボルト単位で、時間の関数として表わすタイミング・チャート
を図4に示す。この実施形態では、プレート32は、アレイ50内の全メモリ・
セルに共通となっており、1/2Vccの一定電圧に保持されている。サイクル
の開始前では、SLnは高で、分路抵抗56をオンとし、ノード34をプレート
・ライン32に接続する。したがって、ノード34上の信号dnは、1/2Vc
cよりも僅かに低い電圧となる。Vccからの非常に小さな偏差は、トランジス
タ56間の小さな電圧降下によるものであり、この電圧降下は、ノード34の寄
生漏れ抵抗と直列のその内部抵抗から成る分圧器によって生ずる分圧によるもの
である。サイクルの開始時、SLnは0ボルトに低下し、トランジスタ56をオ
フに切り替え、WLnは高に移行し、トランジスタ24をオンに切り替え、ノー
ド34をビット・ライン30に接続する。当技術分野では公知であるが、ビット
・ライン30は0ボルトに「プリチャージ」されており、フロートされている。
当技術分野では公知であるが、ワード・ラインを昇圧する、即ち、WLnは1.
5Vccに移行する。電圧Vfnがコンデンサ22の強制電圧よりも大きくなる
まで、プレート・ラインが1/2Vccに留まる間、ノード34がビット・ライ
ン電圧に低下することにより、電圧Vfnは負に移行し始める。即ち、回路は、
電圧「読み出し電圧」、即ち、本発明の背景において論じた、メモリ・セルを読
み出すために必要な電圧を発生する。この時点において、コンデンサ22が、電
圧差によって発生した電界の方向と逆の分極方向(polarization
direction)を有する状態、即ち、読み出し電圧とは逆の状態条件(s
tate condition)にある場合、スイッチングを行う。電界と同じ
方向を有する状態にある場合、即ち、読み出し電圧と同じ状態条件にある場合、
スイッチングを行わない。信号BLm、dn、およびVfnは、この時点の後、
サイクルの開始前の強誘電体コンデンサ22の状態に応じて、2つの異なる値の
一方を取る。以前の状態が読み出し電圧の方向と逆である場合の値を実線で示し
、以前の状態が読み出し電圧状態と同一である場合の電圧を点線で示す。同じ状
態条件において、dnおよびBLmはほぼゼロとなる。強誘電体コンデンサ22
の線形容量の結果として、常にビット・ラインにはいくらかの電荷の移転がある
という事実のため、これらは完全にはゼロとはならず、したがって、Vfnはほ
ぼ−1/2Vccとなる。逆の状態条件では、スイッチングする強誘電体コンデ
ンサはスイッチング電荷を与え、このためにビット・ライン電圧BLmが多少上
昇するためノード34の電圧dnがこれ以上低下するのを防止し、コンデンサ2
2間に発生した負電圧Vfnを低下させる。当技術分野では公知であるが、ビッ
ト・ライン30と基準電圧との間に接続されたセンス・アンプ(図示せず)が、
より高い逆状態電圧406を検出した場合、ビット・ラインをVccに持ってい
く。これは、dnをVccに駆動し、Vfnを本質的に+1/2Vccに駆動す
る。センス・アンプがビット・ライン30上で同じ状態電圧408を検知した場
合、ビット・ライン、したがってdnを本質的に0ボルトに持っていき、Vfn
を本質的に−1/2Vccに駆動する。いずれの場合でも、これによってメモリ
をその元の状態と同じ状態に書き換え、同時にビット・ライン30を通じてセル
の元の状態を外部記憶場所に出力する。任意に、一旦メモリ・セルから読み出し
が行われたなら、本質的に図4のBLm曲線上で「OW」で示す時点において、
書き込みを行うことができる。この場合、ビット・ラインは、セルに書き込むデ
ータに応じて、高または低のいずれかに駆動され、対応する効果がdnおよびV
fn上に現れる。任意の書き込みサイクルは、完全なメモリ・サイクルを更に短
縮する。セルの状態を読み出し任意に書き込んだ後、ワード・ライン信号WLn
はゼロに低下し、トランジスタ24をオフに切り替える。すると、BLm信号は
再びゼロに駆動される。これは当技術分野では公知である。本発明の背景におい
て論じた種々の漏れモードによってノード34から電圧が流出する可能性が生ず
る前に、分流路信号SLnは高に移行し、トランジスタ56をオンに切り替え、
dnを本質的に1/2Vccに上昇させ、Vfnを本質的にゼロに低下させる。
これによって、次の読み出し/書き込みサイクルまで、メモリ・セル52の状態
のあらゆる妨害を防止する。
【0031】 本発明による集積回路メモリ50(図3)のレイアウト例500を図5に示す
。当技術分野では公知であるが、レイアウト500は、アレイ50を製造する際
に用いられるマスクを表わし、低濃度にドープしたシリコン基板上に堆積される
、回路の種々の部分を示すとも考えることができる。レイアウト500は、アレ
イの2つの列、単一の行、および別の行の一部を示す。アレイの残りは、単に、
図示した部分の繰り返しである。他の部分を一層明確化するために、ビット・ラ
インを示さない。斜線を付けた水平領域28,70等は、ポリシリコン・ライン
であり、それぞれ、ワード・ラインおよび分流路である。垂直構造504および
505ならびに垂直構造に接続する518のような部分は、高濃度にドープした
アクティブ領域である。ライン28,70等がアクティブ領域と交差する、21
および59のような場所では、トランジスタのゲートが形成される。当技術分野
では公知であるが、ポリシリコンを配しパターニングした後、アクティブ領域を
形成するイオン注入を実行し、ポリシリコンが被覆するアクティブ領域504お
よび505の領域にイオン・インプラントが到達するのを、ポリシリコンが防止
する。電極27および29ならびに強誘電体層510を有するコンデンサ22、
ならびにアクティブ領域23および25やゲート21を有するトランジスタ24
、ならびにアクティブ領域57および58やゲート59を有する分路トランジス
タ56、ならびにプレート・ライン32のような回路の種々の部分は、図3で用
いたのと同じ番号で示す。トランジスタ24のアクティブ領域25、およびトラ
ンジスタ56のアクティブ領域57は、本質的に同一領域であり、コンデンサ2
2の下側電極27の下に位置し、TCノード34を含む。アクティブ領域23へ
のビット・ラインのコンタクト506は、他の層に形成された孔であり、アルミ
ニウム、タングステン、チタン、ポリシリコン、その組み合わせ、または当技術
分野において公知の他の適切な材料のような導電体で充填する。アクティブ領域
58へのプレート・ラインのコンタクト領域522も、他の層を貫通する孔であ
り、好ましくはチタンを含有する同様の導体で充填され、プレート・ライン32
と接触する。上側電極29は、強誘電体層510と接触し、強誘電体層510上
のエッチングされた領域を埋める、プレート・ライン32の一部によって形成さ
れる。プレート・ライン32は、プラチナで形成することが好ましいが、当技術
分野では公知のその他の導電性材料で構成することも可能である。領域516は
、当技術分野では公知であるが、厚いフィールド酸化物領域である。分流路70
は、515においてフィールド酸化物領域516と重複しているので、マスクが
僅かにずれた場合でも、アクティブ領域の注入による望ましくない導通領域は形
成されない。この設計は、分流路70がオンとなりTCノード34を次のセルの
TCノードと接続する間に導通する、小さな望ましくないチャネル領域530を
形成する可能性がある。これは、双方のセルが非選択でも問題を生じない。何故
なら、双方は常にこのときには同一電圧にあるからである。しかしながら、一方
のセルが選択され他方のセルが選択されない場合、選択されないセルのノードは
1/2Vccとなり、選択されたセルのノードはゼロおよび1/2Vcc間で変
動する。これは、選択されないセルに妨害を生ずる虞れがある。領域530は、
「等倍率」の図面では明確に示すことができないので、実際には図に示すよりも
小さい。そして、プレート・ライン32へのコンタクト522が低抵抗コンタク
トの場合、チャネル領域530を介した漏れが妨害を起こすことはなく、回路に
影響を与えない。
【0032】 図5のレイアウトにおいて分路系11が占める領域は、通常ではアレイの行を
1つ置きに分離し行を隔離するための領域である。分路系は、分流路60がVc
cである限り、領域25、59、518、および530を既定の電圧、前述の実
施形態では1/2Vccに保持する。したがって、この領域は、分路系があって
も、1組の行を次の組から隔離するように作用する。実際には、この領域はもう
少し大きめに作られ、分路トランジスタを収容し、必要であれば、追加のフィー
ルド酸化物516を加えてチャネル530を閉じる(close up)ことも
可能であるが、マスクの整合を注意深く制御すれば、余分な領域は不要である。
このように、この設計における分路系11は、チップ上において用いる追加の空
間は、あるにしても、非常に小さくて済む。更に、好ましくは、分流路60およ
び分路トランジスタ56は、ワード・ライン28およびトランジスタ24を形成
するのと同時に、そして同一プロセス工程において作成し、孔522、この孔を
埋めるプラグ、およびプレート・ライン32に対する残りの接続部は、孔506
およびアクティブ領域23へのメタライゼーション接続部を形成するのと同時に
、そして同一プロセス工程において作成する。その場合、分路系11の製造は、
追加の製造プロセス工程を全く必要としない。
【0033】 プレート・ライン32への単一の分路接続137が多くのメモリ・セル104
,105に対応する本発明によるメモリ・アレイ100を図6に示す。この実施
形態では、図2および図3の実施形態におけると同様、基本的なメモリ・セル1
04は、強誘電体コンデンサ22およびトランジスタ24から成り、図1の論述
において説明したように接続されている。また、各メモリ・セル104は、14
0のような分路トランジスタも含む。基本メモリ・セル104は、多くのメモリ
・セルの行170を形成する複数のセル104、105ないし123の1つであ
り、105および123間のセルは、3つのドットで示しており、またセルの列
172内の複数のセル104、108等の1つである。当技術分野では公知であ
るが、複数のかかるセルの行および列がメモリ・アレイ100を形成する。分路
トランジスタ140のソース/ドレイン161は、プレート・ライン32に接続
され、更に直前のメモリ・セル(図示せず)の右側の分路トランジスタ(図示せ
ず)のソース/ドレインにも接続されている。一方、ソース/ドレイン162は
ノード34に接続されている。分路トランジスタ141のソース/ドレイン16
3は、ノード34に接続されており、一方ソース/ドレイン164はノード13
4に接続されている。同様に、行170内の分路トランジスタ142ないし15
9は、セル105ないし123のノード134ないし154間に直列に接続され
ている。分路トランジスタ159のソース/ドレイン168は、プレート・ライ
ン32に接続され、更に次のメモリ・セル(図示せず)における左側の分路トラ
ンジスタ(図示せず)にも接続されている。このように、行170内の分路トラ
ンジスタ140,141等は全て、隔離されたノード34,134等の間に直列
に接続され、161および168のような1つまたは2つのトランジスタのソー
ス/ドレインに接続された、136および137のようなラインが時折あり、ラ
イン136、137はプレート・ライン32に接続されている。好適な実施形態
では、2n個のメモリ・セル毎に、即ち、分路トランジスタ141、142等( 2n+1)個毎に、ソース/ドレインがプレート・ラインに接続されている。n はゼロから10までの整数である。しかし、本発明では、この数は、好ましくは
、分路系101に用いられる材料、セル内で使用される領域とメモリの信頼性と
の間の種々のトレードオフ、メモリを適用する用途、およびその他の設計基準を
含む多くの要因に依存すると考えている。最も好ましくはn=3であり、したが
って、ソース/ドレインは、9つの分路トランジスタ141、142等毎に、プ
レート・ラインに接続される。行170内の全ての分路トランジスタ140、1
41、142、159等のゲート171、172、173、ないし189等は、
分流路102に接続されている。したがって、分流路102が高の場合、分路ト
ランジスタ140、141、142、159等は全てオンに切り替わり、ノード
34,134、ないし158等は全て、ノードが行170内のどこにあるかに応
じて、最大で(2n)/2個のトランジスタを介して、プレート・ライン32に 接続される。同様に、(n+1)番目の行190は、一連の分路トランジスタ1
81、182、183、ないし199等を含み、それらのゲートは全て、アレイ
100内のメモリ・セルの各行毎に分流路103等に接続される。
【0034】 図6の実施形態では、内部TCノードとプレート・ライン間の分路は、1つの
行では時折配置されているだけであり、メモリ記憶状況が場合によっては妨害を
招くという可能性がある。かかる状況は、一方の種類の単一信号、例えば、低信
号が、他方の種類の多数の信号、例えば高信号の間に格納された場合である。こ
の場合、分流路102がオンに切り替わると、1/2Vccよりも高い信号が一
時的に発生し、これがノードに伝わり、低状態に切り替わり、セルを妨害する可
能性があり、更にセルを高状態に再び切り替える可能性もあり得る。同様に、高
信号を有するセルに、低信号を有する多くのセルが隣接する場合も考えられる。
隣接するセルが同じ信号を有する場合、妨害はない。何故なら、セル間に一時的
な電圧があっても、セル内に格納されている状態と同一方向であるからである。
隣接する1つのセルのみが逆符号を有する場合、これも妨害を生ずることはない
。何故なら、正味の信号でみれば、1/2Vccとなるからである。
【0035】 これまでの章で記載した妨害は、サイクルの書き換え段階(rewrite
phase)の後でワード・ラインが低下する前に、ビット・ラインをプレート
・ライン電圧に戻すことによって克服することができる。例えば、以下の図11
の実施形態を参照されたい。これによって、強誘電体コンデンサが高状態または
低状態のいずれを保持していても、いずれの強誘電体コンデンサ間にも電圧がな
いことが保証される。
【0036】 前述の妨害を克服する別の方法は、本発明の関連する好適な実施形態、即ち、
図7に示すメモリ・アレイ700を使用することである。アレイ700の基本メ
モリ・セル704は、4T2C設計である。即ち、4つのトランジスタ724、
754、741、および742、ならびに2つのコンデンサ722および752
を含む。図7の回路を図6の回路と比較すると、図7のトランジスタ724、7
54、741、および742、コンデンサ722および752、ビット・ライン
730および731、ワード・ライン728、分流路702、ならびにプレート
・ライン732間の接続は、図6のトランジスタ24、124、141、142
、コンデンサ22および122、ビット・ライン30および130、ワード・ラ
イン28、分流路102、ならびにプレート・ライン32間の接続と同一である
ことが示される。また、図7における分路系701のエレメントおよび接続も、
図6におけると同一である。即ち、プレート・ライン732に接続するライン7
36、737が時折あり、更に接続部に余分なトランジスタ740があって、7
34のような各TCノードが、それとプレート・ライン732との間に、740
のようなトランジスタを有することを保証する。図7の回路における相違は、ラ
イン730、731、702、728、および732にそれぞれ印加される信号
BLTm、BLCm、SLTn、WLTn、およびCPTnにある。分路系70
1がない場合、図7の回路は、DRAMおよびFeRAM双方において用いられ
ている周知の2T2C設計となり、この場合コンデンサ722およびトランジス
タ724から成る1/2セル705が、コンデンサ752およびトランジスタ7
54から成る1/2セル706に対するダミー即ち相補セルとして作用する。し
たがって、セル704は、前述の2T2Cメモリ・セル設計の改良であり、その
改良の鍵となる部分は、分路系701である。公知の2T2C設計におけると同
様、改良4T2C設計でも、コンデンサ752は常にコンデンサ722とは逆の
状態であり、したがって、読み出しおよび書き込みサイクルの終了時には、ノー
ド734および735の一方は高電圧即ちVcc電圧となり、他方は低電圧即ち
ゼロ電圧となる。つまり、分流路702が高に移行しトランジスタ741がオン
に切り替わると、ノード734および735上の電圧は素早く1/2Vccにな
る。これは、各4T2Cセルに当てはまり、したがって隔離されているノード全
てが1/2Vccとなる。このように、かかる設計では、プレート・ライン73
2への接続736、737等は非常に少ない数で済む。何故なら、プレート電圧
が固定でパルス状でない場合、その唯一の機能は、隔離されているノード734
および735を1/2Vccに保持することであり、読み出しまたは書き込みの
後にこれらを1/2Vccに持っていくことではないからである。
【0037】 メモリ・アレイ100および700のセル・レイアウト例を図8に示す。論述
を容易にするために、直前に説明した図7の回路700について論ずることにす
るが、図6の回路100についても論ずることができることは、当業者には明ら
かであろう。図5におけるように、ポリシリコンのワード・ライン728および
分流路702は、斜線を付けた主水平領域であり、主に垂直に向いた領域803
、804および805は高濃度にドープしたアクティブ領域である。この場合も
、ポリシリコンの下にある領域には、ドープ即ち注入が行われず、ポリシリコン
がアクティブ領域と交差するところには、724および741のようなトランジ
スタの721および771のようなゲートがそれぞれ形成される。ビット・ライ
ン730、731がこのレイアウトに示されている。ビット・ライン730は、
コンタクト806内にあるメタライゼーション導電性プラグを通じてアクティブ
領域723に接触する。この実施形態では、強誘電体コンデンサ722は、厚い
酸化物層830上で、トランジスタ724からある距離だけずれている。かかる
コンデンサ構造に関する詳しい論述については、1995年11月21日に付与
された米国特許第5,468,684号を参照されたい。アクティブ領域725
との接触は、コンタクト・ホール808内にある導電性プラグ、および下側電極
727に接続するメタライゼーション層809を通じて行われる。強誘電体層8
10は下側電極727を覆い、上側電極729は強誘電体層810の上に位置す
る。上側電極およびプレート・ライン732間の接触は、コンタクト・ホール8
22と、当該ホールに突入し強誘電体層510と接触するプレート・ライン・メ
タライゼーションの一部とを介して行われる。分流路702は、フィールド酸化
物領域816と815において重複しているので、マスクが多少ずれた場合、ア
クティブ領域の注入による望ましくない導電性領域は形成されない。トランジス
タ740の分路アクティブ領域770間の接触は、2、4、8、16、または3
2個のセル毎に、分路トランジスタのアクティブ領域770へのコンタクト・ホ
ール840、接続部736を形成するメタライゼーション841、および導電性
プラグがプレート・ライン732に接続するコンタクト・ホール842を介して
行われる。
【0038】 図6および図7の設計に用いるチップ面積は、メモリ・セルへの妨害を回避す
る同等の従来技術のメモリ設計よりもはるかに少ない。余分なMOSFET,即
ち、分路トランジスタ140等が占めるチップ面積は非常に少ない。これらはビ
ット・ライン730および731の下に位置し、セルの設計に既に含まれている
ポリシリコン・ラインを用いるか、あるいは容易に組み込むことができ、これら
は既存のドープしたアクティブ領域を利用し、余分なコンタクトを全く必要とし
ない。セル領域を主に使用するのは、プレート・ラインへの接続部136、13
7、736、737等であり、これらは余分な領域を必要とする。しかしながら
、これらはセル8ないし32個毎にあればよいので、プレート・ラインへの接続
によって使用される余分なセル領域は最小限に抑えられ、従来技術のこの問題に
対する解決策において浪費される領域よりは遥かに少ない。更に、分流路702
および741のような分路トランジスタの製造は、ワード・ライン728および
トランジスタ724と同時にかつ同じプロセス工程において行われ、分路接続構
造850全体、即ち、コネクタ736、コンタクト・ホール840およびこの孔
を満たすプラグ、ならびにコンタクト・ホール842およびこの孔を満たすメタ
ライゼーションは、コンデンサ722およびアクティブ領域725間の接続と同
時に、かつこれを行うために用いられる同じプロセス工程で形成されるので、分
路系701を製造するためには、追加のプロセス工程を必要としない。
【0039】 図9は、プレート電圧CPnを固定した場合のタイミング図、即ち、縦軸に沿
って電圧および横軸に沿って時間を表わし、図6の実施例に対する信号BLm、
WLn、SLn、CPn、SL(n+1)、dnm、d(n+1)m、Vf、お
よびVccを示すグラフである。このタイミング図について論ずるにあたり、セ
ル104および184に言及する。何故なら、他のセルは、そのワード・ライン
およびビット・ラインが選択された場合に同様に動作するからである。図9のタ
イミング図は、2T1Cメモリ・セル104に対して読み出しまたは書き込みが
行われている、即ち、選択されたセルであり、セル184は選択されないセルで
あることを想定したものである。Vccは、メモリの電源がオンになっている限
り、通常サイクル間ではオンのままであるが、サイクルの開始時にオンになり、
サイクルの終了時にオフとなるように示すことにより、サイクル・タイミングと
共に、電力投入および電力遮断のタイミングについても論ずることができるよう
にした。分流路信号SLnおよびSL(n+1)、ならびにアレイ100内の分
流路の残りは、電力投入時にオンとなり電源電圧Vccと共にVccに達する。
これより、分路トランジスタ140、141等および191、192等がオンに
切り替わる。その直後に、プレート・ライン電圧CPnが1/2Vccに達し、
dnmおよびd(n+1)mが1/2Vccに上昇する。何故なら、分路トラン
ジスタ24および191がオンとなり、したがってVfはゼロに留まるからであ
る。セル104の読み出し/書き込みサイクルの丁度開始前に、SLnは低とな
り、トランジスタ140および141等をオフに切り替え、その後直ぐにWLn
が高となり、トランジスタ24をオンに切り替える。BLmは、当技術分野では
公知のプリチャージのために低となっており、したがってdnmはほぼ0ボルト
に向かって低下する。すると、図4の対応する信号について論じたように、信号
BLm、dnmおよびVfが応答し、時点OWにおいて任意の書き込みが再び行
われるが、相違が1つある。この場合、ワード・ライン信号WLnは最初にVc
cに上昇し、次いでブースト回路(図示せず)によって1.5Vccに昇圧され
、メモリ・セル108の状態に応じて、BLmおよびdnmを完全なVcc電圧
に上昇させるか、または完全な0ボルトに低下させ、その結果、Vfが最大Vc
c電圧の1/2に上昇するか、または完全な0ボルトに低下する。WLn信号は
ゼロに低下し、読み出し/書き込みサイクルの終了を開始し、トランジスタ24
をオフに切り替え、ノード34を隔離し、次いで、当技術分野では公知のプリチ
ャージ回路によってBLmが再びゼロに低下し、次のサイクルに備える。次に、
SLnが再びVccに上昇してトランジスタ140および141をオンに切り替
え、dnmを再度1/2Vccに持っていく。このサイクル全体にわたって、選
択されないセルの分流路電圧、即ち、SL(n+1)は高に留まり、d(n+1
)mを1/2Vccに保持する。電力遮断時に、Vccは低下し始め、SLnお
よびSL(n+1)も低下する。Vccの低下が検出されると直ちに、Vccが
ゼロに低下することができる前に、CPnは素早く0ボルトに引き下げられ、d
nmおよびd(n+1)をゼロに引き下げる。次いで、Vcc、SLn、および
SL(n+1)はその0ボルトへの低下を継続する。
【0040】 図10は、プレート電圧CPnをデコードしパルス状に1/2Vccにした場
合のタイミング図、即ち、縦軸に沿って電圧および横軸に沿って時間を取り、図
6の実施例に対する信号BLm、WLn、SLn、CPn、SL(n+1)、d
nm、d(n+1)m、Vf、およびVccを示すグラフである。このタイミン
グ図について論ずるにあたり、再びセル104および184に言及する。何故な
ら、他のセルは、そのワード・ラインおよびビット・ラインが選択され、セル1
04が選択され、セル184が選択されない場合に同様に動作するからである。
前述の論述におけると同様、電力投入および電力遮断サイクルが図に含まれてい
る。この実施形態のタイミングに対する主な相違は、プレート・ライン信号CP
nが、セル104が選択されているサイクル中を除いて低に留まっていることで
あり、その場合、分流路信号SLnがゼロに低下した後に、WLnが上昇するの
とほぼ同時に、1/2Vccに上昇することである。その結果、d(n+1)m
およびdnmは、トランジスタ24がオンに切り替わるまで0ボルトに留まり、
その時、SL(n+1)は未だ高であるので、d(n+1)mはCPnと共に1
/2Vccに上昇し、dnmは本質的にビット・ライン電圧BLmに上昇する。
これは、前述と同様、メモリ・セル104の状態によって異なる。そして、WL
nの低下およびSLnの上昇に続いてCPnがゼロに低下するまで、BLm、d
nmおよびVfの応答は、図9のタイミング図におけると同一である。この時点
で、dnmおよびd(n+1)mは、CPnと共にゼロに低下することによって
応答する。電力遮断は単純であり、SLnおよびSL(n+1)がVccと共に
ゼロに低下する。
【0041】 図11は、プレート電圧CPnをデコードしパルス状にVccにした場合のタ
イミング図、即ち、縦軸に沿って電圧および横軸に沿って時間を取り、図6の実
施例に対する信号BLm、WLn、SLn、CPn、SL(n+1)、dnm、
d(n+1)m、Vf、およびVccを示すグラフである。このタイミング図に
ついて論ずるにあたり、再びセル104および184に言及する。何故なら、他
のセルは、そのワード・ラインおよびビット・ラインが選択され、セル104が
選択され、セル184が選択されない場合に同様に動作するからである。前述の
論述におけると同様、電力投入および電力遮断サイクルが図に含まれている。C
Pn信号は、図9および図10の実施例と比較すると、この実施例ではその大き
さおよびタイミング双方で相違する。プレート・ライン信号CPnは、分流路信
号SLnが低下した後でWLnが上昇するのとほぼ同時に、最大電源電圧Vcc
に駆動され、書き換え/書き込み段階においてWLnが1.5Vccにある間に
再度ゼロに戻る。CPnが最大電源電圧Vccになる結果、BLmおよびdnm
は、それぞれ、1102および1104におけるそれらの初期上昇において多少
高くなり、Vfは読み取りパルス1105において−Vcc付近に移行し、d(
n+1)mは最大電源電圧Vccに移行する。書き換え/書き込み段階の間、即
ち、BLmおよびdnm信号の領域1106、1108において、CPnがゼロ
に低下する結果として、Vfは書き換えまたは書き込みパルス1110において
Vccに上昇し、d(n+1)mは同時にゼロに低下する。書き換え/書き込み
段階中にCPnが最大電源電圧となり再度ゼロに戻ることの別の結果として、メ
モリ・セル108が同一状態にある場合、およびそれが逆の状態にある場合で、
サイクルの異なる部分において書き換え/書き込みが行われることがあげられる
。即ち、同一状態では、書き換え/書き込みは時間領域1111で行われ、逆状
態では書き換え/書き込みは時間領域1112で行われる。また、ノード34お
よびプレート・ライン32は双方とも0ボルトであるので、領域1114におい
て、逆状態の場合にはCPnが低下したとき、同一状態の場合にはゼロに戻ると
きに、プレート・ライン32およびノード34は双方とも最大電圧Vccにある
という事実のために、Vf信号は、最大Vcc電圧に上昇する前に、一時的に時
点1113において0ボルトに戻ることに注意されたい。この実施形態における
別の相違は、CPnが最大電源電圧Vccにあるタイミング・サイクルの部分に
おいて、SL(n+1)信号が昇圧されることである。この昇圧によって、選択
されないセルのノードが最大電源電圧Vccに上昇することを保証する。即ち、
ゲートがVccにあるトランジスタは、通常、最大Vcc電圧が一方のソース/
ドレインから他方に転送されるのを防止する内部電圧スレシホルドを有する。し
かしながら、分流路を昇圧することによって、最大電圧を転送することを可能に
する。これによって、選択された行170と対をなす行190の選択されないセ
ルにおいて、分路トランジスタ191等が最大にオンとなり、プレート・ライン
32上の余分な電圧を分流させ、プレート・ライン32上のより高い電圧によっ
て行190内の非選択セル186等に対する妨害を防止することができる。図1
1の実施形態における更に別の相違は、ビット・ラインがプリチャージ回路によ
ってゼロに戻される領域1116の間、WLnは高に留まることである。これに
よって、dnmは、直ちに時点1118において、前述の実施形態におけるよう
な1/2Vccではなく、ゼロに持っていかれる。電力遮断は、図10における
と同一である。
【0042】 図12は、共用分流路を採用するメモリ・セル・アレイ1200のレイアウト
であり、図13はこのアレイの回路図である。トランジスタ24およびコンデン
サ22は、図5におけるものと同一であり、種々の部分にはそれに応じて番号が
付けられている。分散MOSFETチャネル1211が、分流路1260がアク
ティブ領域の上に位置する、1261のような場所、特に分流路1260が12
32、1230、1231、1233、1235のようなアクティブ領域部分と
交差する場所に形成されている。前述と同様、コンタクト1222がプレート・
ライン32をソース/ドレイン1218と接続する。分流路1260がVccに
ある場合、分散MOSFET1211はオンとなり、ノード34および他の全て
の対応するTCノードをソース・ドレイン1218に、そしてコンタクト122
2を通じてプレート・ライン32に接続する。この分路系は、図5のレイアウト
に関して説明したのと同様に、非常に小型のレイアウトをもたらす。図13は、
図12のレイアウトの等価回路図を示し、対応する部分は、対応する番号で示さ
れている。
【0043】 図14は、集積回路メモリ436の一例を示すブロック図であり、50、10
0、700および1200のような、本発明によるメモリ・アレイが利用されて
いる。簡略化のために、図示の実施形態は、16Kx1のFeRAMとするが、
この素材は多種多様のサイズおよび形式のメモリにも利用可能である。図示の1
6Kの実施形態では、7本のアドレス入力ライン438があり、行アドレス・レ
ジスタ439および列アドレス・レジスタ440に接続する。行アドレス・レジ
スタ439は、7本のライン442を通じて行デコーダ441に接続され、列ア
ドレス・レジスタ440は、7本のライン444を通じて、列デコーダ/データ
入出力マルチプレクサ443に接続されている。行デコーダ441は、128本
のライン446を通じて128x128メモリ・セル・アレイ445に接続され
ており、列デコーダ/データ入出力マルチプレクサ443は128本のライン4
47を通じてセンス・アンプ479およびメモリ・セル・アレイ445に接続さ
れている。信号発生器480が256本までのライン484を通じてアレイ44
5に接続されている。これらのラインは、先に論じた分路およびプレート・ライ
ンであるので、ラインの数は、先に論じた本発明のどの実施形態を利用するかに
よって異なる。例えば、全てのセルに共通プレート・ラインを用い、各行に別個
の分流路を用いた場合、129本のライン484だけがあれば済む。RAS’信
号ライン448は行アドレス・レジスタ439、行デコーダ441、列デコーダ
/データ入出力マルチプレクサ443、および信号発生器480に接続されてお
り、一方CAS’信号ライン449は、列アドレス・レジスタ440、列デコー
ダ/データ入出力マルチプレクサ443、および信号発生器480に接続されて
いる。(ここの論述では、’は信号の反転を示す。)入出力データ・ライン43
5は、列デコーダ/データ入出力マルチプレクサ443に接続されている。また
、メモリ436は、公称出力電圧Vccおよびその他の電力を信号発生器480
および必要に応じてシステムの残りの部分に供給する電源499も含む。
【0044】 メモリ・セル・アレイ445は、128x128=16,384個のメモリ・
セルを内蔵し、従来より16Kと呼ばれている。これらのセルは、52、104
、または704のような、強誘電体スイッチング・コンデンサを用いたセルであ
る。ライン446は、28のようなワード・ラインである。ライン447は、3
0のようなビット・ラインである。
【0045】 図14におけるメモリの動作は以下の通りである。ライン438上に置かれた
行アドレス信号A0ないしA6および列アドレス信号A7ないしA13が、RAS’ およびCAS’信号を利用して、アドレス・レジスタ439、440によって多
重化され、行デコーダ441および列デコーダ/データ入出力マルチプレクサ4
43にそれぞれ渡される。行デコーダ441は、先に論じたWLn信号のような
ワード・ライン信号をワード・ライン446の1つに置く。通常、アドレスされ
ているセルのワード・ライン上に信号を置く。列デコーダ/データ入出力マルチ
プレクサ443は、機能が書き込み機能かまたは読み出し機能かに応じて、列ア
ドレスに対応するビット・ライン447の1つに、ライン435上に入力された
データ信号を置くか、あるいはデータ・ライン435上に、列アドレスに対応す
るビット・ライン447の1つにある信号を出力する。これは、先に論じたBL
m信号のようなビット・ライン信号である。当技術分野では公知であるが、読み
出し機能がトリガされるのは、RAS’信号がCAS’信号に先立つときであり
、書き込み機能がトリガされるのは、RAS’信号の前にCAS’信号が来ると
きである。当技術分野では周知であるが、センス・アンプ79はライン47に沿
って配置され、当該ライン上の信号を増幅する。先に論じたSLnおよびCPn
信号のような分流路信号およびプレート・ライン信号は、CAS*およびRAS* 信号ならびに内部チップ・クロックに基づいて、信号発生器480によって生成
される。したがって、信号発生器480は、分路系11、101、および701
の一部を形成する。メモリによっては、信号発生器480および行デコーダ44
1を結合し単一の信号発生ユニットにする場合もある。行デコーダ441および
信号発生器480の回路は、昇圧された信号を含む、先に論じたワード・ライン
信号、分流路信号、およびプレート・ライン信号を生成するために必要な全ての
回路を含む。この回路は、集積回路メモリ設計の技術分野では公知であり、ここ
ではこれ以上論じないことにする。先に概説した機能を実行するために必要また
は有用な他のロジック、ならびに他の公知のメモリ機能もメモリ436に含まれ
るが、本発明に直接摘要可能ではないので、示すことも論ずることも控える。
【0046】 以上、新規な集積回路メモリ、メモリ・アレイ、およびメモリ・セル、ならび
に新規なメモリ動作方法について説明した。図に示し本明細書において説明した
特定の実施形態は、例示の目的のためのものであって、請求の範囲に記載する本
発明を限定するものと解釈すべきではないことは理解されよう。更に、本発明の
概念から逸脱することなく、記載した具体的な実施形態の多数の使用や修正が今
や当業者には可能であることは明白である。例えば、分流路および分路プロセス
を用いたメモリが、比較的単純かつ経済的に、強誘電体メモリ・セルの読み出し
に伴う問題を解決し、多くのその他の利点を有することが示された今となっては
、分路系の他の実施形態を利用した別のメモリも設計可能である。例えば、強誘
電体メモリではトランジスタ以外にスイッチを用いることは公知である。例えば
、米国特許第2,876,436号を参照されたい。これは、分路26がなく、
トランジスタの代わりにダイオードをスイッチとして用いることを除いて、図1
の「1T/1C」と同一のメモリについて記載する。分路26は、このようなメ
モリでも同一の機能を実行する。更に、メモリにおいて、強誘電体エレメントと
して、コンデンサ以外のメモリ・エレメントを用いることも公知である。例えば
、1996年6月4日にLarry D.McMillan et al.(ラ
リーD.マクミランその他)に付与された米国特許第5,523,964号、1
996年7月30日にTakashi Mihara(タカシ・ミハラ)に付与
された米国特許第5,541,870号は双方共、強誘電体メモリにおいて、メ
モリ・エレメントとしての強誘電体FETの使用を示す。これら双方の特許では
、FETのゲートまたはFETのソースおよびドレインのいずれかにアドレスす
るために1つ以上のトランジスタを用いており、これらのトランジスタが隔離ノ
ードを形成し、ここに開示した分路系はこれらのノードに対する妨害問題を防止
する。同様に、他の機能を追加することも可能であり、更に等価な部分をここに
記載したものと置換することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による、メモリ・セルの一般化した電気回路図である。
【図2】 本発明によるメモリ・セルの好適な一実施形態の電気回路図である。
【図3】 本発明によるメモリ・セル・アレイの別の好適な実施形態の電気回路図である
【図4】 電気ライン上に発生した電圧、および図3の回路のあるエレメント間に発生し
た電圧を、時間の関数として示すタイミング図である。
【図5】 図3の回路のメモリ・セルのレイアウト例である。
【図6】 単一の分流路が多くのメモリ・セルに対応する、本発明によるメモリ・セル・
アレイの好適な実施形態の電気回路図である。
【図7】 本発明による4T2Cメモリ・セル・アレイの好適な実施形態の電気回路図で
ある。
【図8】 図6および図7の回路のレイアウト例である。
【図9】 固定プレート電圧を用いた場合に、図6の回路の電気ライン上に発生した電圧
、およびあるエレメント間に発生した電圧を、時間の関数として示すタイミング
図である。
【図10】 プレート電圧を電源電圧の半分のパルス状とした場合に、図6の回路の電気ラ
イン上に発生する電圧、およびあるエレメント間に発生する電圧を、時間の関数
として示すタイミング図である。
【図11】 プレート電圧を最大電源電圧のパルス状とした場合に、図6の回路の電気ライ
ン上に発生する電圧、およびあるエレメント間に発生する電圧を、時間の関数と
して示すタイミング図である。
【図12】 共用分流路を利用した集積回路メモリ・アレイのレイアウト例である。
【図13】 図12のメモリ・アレイの電気回路図である。
【図14】 本発明によるメモリ・アレイ50、100、700、および1200を使用可
能な、典型的な集積回路メモリの電気ブロック図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月15日(2000.3.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】 (発明の背景) 1.発明の分野 本発明は、一般的に、強誘電体メモリの設計および製造に関し、更に特定すれ
ば、メモリ・セル内の隣接する強誘電体コンデンサの隔離ノード間に分路を含み
、強誘電体物質の望ましくないスイッチングを防止するメモリ・アーキテクチャ
に関するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 前述の問題に対する解決策は、頻繁にTCノードをプレート・ラインの1/2
Vcc電圧にリフレッシュし、読み取りも書き込みもなされていない期間中、ノ
ード上の電圧が決してスレシホルド電圧未満に低下しないようにすることである
。スレシホルド電圧は、メモリ状態の乱れを防止するために、プレート電圧に十
分近づける。ISSCC Digest of Technical Pape
rs、pp.368〜369のHiroki Koike et al.(ヒロ
キ・コイケその他)の”A 60−ns 1−Mb Nonvolatile
Ferroelectric Memory with Non−Driven
Cell Plate Line Write/Read Scheme”(
無駆動セル・プレート・ライン書き込み/読み出し方式による、60ナノ秒、1
Mb不揮発性強誘電体メモリ)(1996年2月)を参照されたい。この結果、
アクセス時間の高速化が得られるが、周辺回路が複雑化し、チップ面積を浪費し
、メモリの密度が低下する。加えて、リフレッシュを行うために正常なメモリ動
作の時間期間を削減しなければならず、このためにメモリ・アクセスが制限され
、待ち時間状態が生ずる。 別の解決策は、セルが選択されないときに、TCノードを接地およびビット・
ラインに接続することである。日本国特許要約書、vol.096、no.11
、1996年11月29日、および日本国特許公開公報第08180671号(
松下電器産業株式会社)、1996年7月12日を参照されたい。しかしながら
、メモリの比較的関連のない3つの部分、即ち、隔離ノード、接地、およびビッ
ト・ラインを接続するには、比較的複雑なレイアウトが必要となり、メモリの密
度を著しく低下させることになる。このように、従来のDRAMと同じように高
速で、故障に強く、密度が高いFeRAMをいかにして設計し製造するかという
問題が残されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 強誘電体メモリ・エレメントは、常に複数のメモリ・エレメントを含み、分路
が通常は2つの異なるメモリ・エレメントを接続する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 複数の異なるコンデンサに共通なプレート・ラインを利用するメモリ・セルの
設計では、TCノードと共通プレート・ラインとの間に第2分路を接続する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 好適な実施形態では、同じ行において隣接するTCノードは、一緒に分流され
、8個ないし32個のメモリ・セル毎にのみ、プレート・ラインに対する1つの
分路がある。これによって、チップ面積を削減する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 強誘電体コンデンサをメモリ・エレメントとして利用するメモリ・セルの設計
では、分路をコンデンサの電極に接続することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 本発明は、スイッチと、第1電極を有し、第1電極がスイッチに接続され、ス
イッチがオフのときに隔離されるノードを形成する強誘電体メモリ・エレメント
と、隔離ノードをメモリの別の電気エレメントに電気的に直接接続し、第1およ
び第2電極上の電圧を所定時間中本質的に等化する分路系を備える強誘電体メモ
リを提供する。好ましくは、メモリは、隔離ノードの2つを含み、分路系は、こ
れら2つの隔離ノードを電気的に直接接続する分路素子を備える。好ましくは、
メモリは、共通プレート・ラインも含み、分路系は、隔離ノードをプレート・ラ
インに接続する第2分路素子を含む。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 また、本発明は、スイッチと、第1電極を有し、第1電極がスイッチに接続さ
れ、スイッチがオフのときに隔離されるノードを形成する強誘電体メモリ・エレ
メントとを備えるメモリ・セルを含む強誘電体メモリの動作方法を提供する。こ
の方法は、隔離ノードをメモリの別の電気エレメントに電気的に直接接続し、所
定時間中第1および第2電極上の電圧を本質的に等化するステップから成る。好
ましくは、メモリ・セルは、隔離ノードの2つを含み、電気的に直接接続するス
テップは、隔離ノードを電気的に直接接続するステップを含む。あるいは、電気
的に直接接続するステップは、所定時間中、隔離ノードを第2電極に接続するス
テップを含む。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 好適な実施形態において、本発明は強誘電体メモリを提供する。これは、各々
、ソース/ドレインを有するトランジスタと、第1電極および第2電極を有する
コンデンサとを備え、第1電極がトランジスタのソース/ドレインに接続され、
トランジスタがオフのときに隔離されるノードを形成する複数のメモリ・セルと
、前記セルの少なくとも2つの隔離ノードを所定時間中電気的に直接接続し、所
定時間中これらノード上の電圧を本質的に等化する分路系を備えている。好まし
くは、分路系は、ショットキ・ダイオード、抵抗素子、および1対のバック・ツ
ー・バック・ダイオードから成る群から選択された分路素子を備える。好ましく
は、メモリは、出力電圧を有する電源電圧電源を含み、分路トランジスタがゲー
トを含み、分路系は、分路トランジスタのゲートに接続された分流路と、分流路
信号を分流路に印加する信号発生器とを含み、信号が、所定時間の少なくとも一
部の間、出力電圧の電圧より高く昇圧される。 好ましくは、前述のメモリは、複数のメモリ・セルを含み、メモリ・セルの各
々が隔離ノードの一方を含み、分路系は、所定時間中、セルの各々における隔離
ノードの一方を、セルの1つの他方における隔離ノードの1つに電気的に直接接
続する第1分路素子と、所定時間中、隔離ノードの少なくとも1つを、コンデン
サの第2電極に電気的に直接接続する第2分路素子とを備える。好ましくは、メ
モリ・セルの2n個毎に、第2分路素子が1つあり、nは0から10の整数であ る。あるいは、メモリ・セルの8ないし32個毎に、第2分路素子が1つある。
好ましくは、メモリは、コンデンサの第2電極に電圧信号を供給するプレート・
ラインを備え、分路系は、隔離ノードおよびプレート・ラインを電気的に直接接
続する分路素子を備える。好ましくは、メモリは、2つのトランジスタ、2つの
コンデンサ、および2つの隔離ノードを有するメモリ・セルを含み、分路系は、
2つの隔離ノードを電気的に直接接続する分路素子を備える。好ましくは、トラ
ンジスタおよびコンデンサは、メモリ内の第1メモリ・セルの一部であり、メモ
リは、複数のメモリ・セル、およびメモリ・セル内のトランジスタのゲートに接
続されている複数のワード・ラインを含み、前述の所定時間は、本質的に、第1
メモリ・セルに接続されているワード・ラインが選択されていない、メモリのサ
イクルの全てを含む。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 更に別の態様において、本発明は強誘電体メモリ・セルを提供する。これは、
第1ソース/ドレインを有する第1トランジスタおよび第2ソース/ドレインを
有する第2トランジスタと、第1電極対を有する第1コンデンサおよび第2電極
対を有する第2コンデンサとを備え、第1電極対の一方が第1トランジスタの第
1ソース/ドレインに接続され、第1トランジスタがオフのときに隔離される第
1の隔離ノードを形成し、第2電極対の一方が第2トランジスタの第2ソース/
ドレインに接続され、第2トランジスタがオフのときに隔離される第2の隔離ノ
ードを形成する。更に、第1隔離ノードおよび第2隔離ノードを電気的に直接接
続し、ノード上の電圧を本質的に等化する分路素子を備える。 更に他の態様において、本発明は、第1ソース/ドレインを有するトランジス
タと、第1電極および第2電極を有するコンデンサとから成るメモリ・セルを含
む強誘電体メモリの動作方法を提供する。第1電極はトランジスタのソース/ド
レインに接続され、トランジスタがオフのときに隔離されるノードを形成し、メ
モリ・セルは、2つのトランジスタ、2つのコンデンサ、および2つの分離ノー
ドを含む。この方法は、所定時点において隔離ノードを電気的に直接接続し、当
該所定時点においてコンデンサの第1および第2電極上の電圧を本質的に等化す
るステップから成る。好ましくは、メモリは、更に、ビット・ライン、ワード・
ライン、およびプレート・ラインを含み、トランジスタは第2ソース/ドレイン
およびゲートを含み、ビット・ラインを第2ソース/ドレインに接続し、ワード
・ラインをゲートに接続し、プレート・ラインを第2電極に接続する。更に、前
述の方法は、メモリ・セル上において、書き込み/書き換えサイクルを実行する
ステップであって、ワード・ライン上の電圧を上昇させ、書き込み/書き換えサ
イクルの終了時にビット・ライン上の電圧を、プレート・ライン上の電圧と同じ
電圧に調節するステップを含む。好ましくは、メモリは、出力電圧を有する電源
電圧電源と、ゲートを含む分路トランジスタと、分路トランジスタのゲートに接
続された分流路を含み、出力電圧よりも高い電圧を、分流路に印加するステップ
を更に含む。
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月17日(2000.3.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項15】 請求項11記載の強誘電体メモリ・セルの動作方法であっ
て、前記スイッチが、第1ソース/ドレイン(25)を有する第1トランジスタ
(24)および第2ソース/ドレイン(125)を有する第2トランジスタ(1
24)を備え、前記第1電極が第1電極対(27、29)を有する第1コンデン
サ(22)の電極、および第2電極対(127、129)を有する第2コンデン
サ(122)の電極であり、前記第1電極対の一方が前記第1トランジスタの前
記第1ソース/ドレインに接続され、前記第1トランジスタがオフのときに隔離
される第1の前記隔離ノード(34)を形成し、前記第2電極対の一方が前記第
2トランジスタの前記第2ソース/ドレインに接続され、前記第2トランジスタ
がオフのときに隔離される第2の前記隔離ノード(134)を形成し、前記電気
的に直接接続するステップが、前記所定時間中、前記第1隔離ノード(34)お
よび前記第2隔離ノード(134)を電気的に直接接続し、前記ノード上の電圧
を本質的に等化するステップを含むことを特徴とする方法。
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月7日(2000.12.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 4)を隣接する隔離ノード(134)に接続する分路ト ランジスタ(141)があり、8ないし32個の隔離ノ ード毎に、別の分路トランジスタ(140)が、隔離ノ ードのチェーンをプレート・ライン(32)に接続す る。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体メモリ(436)であって、スイッチ(24)と、
    第1電極(27)および第2電極(29)を有し、前記第1電極が前記スイッチ
    に接続され、前記スイッチがオフのときに隔離されるノード(34)を形成する
    強誘電体メモリ・エレメント(22)とを備え、前記隔離ノード(34)を前記
    メモリの別の電気エレメント(29、32、141)に電気的に直接接続し、所
    定時間中前記第1および第2電極上の電圧を本質的に等化する分路系(26)を
    特徴とする、強誘電体メモリ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の強誘電体メモリにおいて、前記メモリの前記
    別の電気エレメントが第2電極(29)を構成し、これによって、前記分路系が
    、前記所定時間中、前記隔離ノード(34)を前記第2電極に電気的に直接接続
    する素子(26)を備えることを特徴とする強誘電体メモリ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の強誘電体メモリにおいて、前記スイッチが、
    ソース/ドレイン(25)を有するトランジスタ(24)を備え、前記メモリ・
    エレメントがコンデンサ(22)を備え、前記第1電極(27)および第2電極
    (29)が前記コンデンサの電極であり、前記コンデンサの前記第1電極が前記
    トランジスタの前記ソース/ドレインに接続され、前記トランジスタがオフのと
    きに前記隔離ノード(34)を形成し、前記分路系(11)が、前記所定時間中
    、前記隔離ノードおよび前記第2電極を電気的に直接接続し、前記第1および第
    2電極上の電圧を等化することを特徴とする強誘電体メモリ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、または3記載の強誘電体メモリにおいて、前
    記分路系が、ショットキ・ダイオード、抵抗素子、および1対のバック・ツー・
    バック・ダイオード(42、44)から成る群から選択された分路素子(26)
    を備えることを特徴とする強誘電体メモリ。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、または3記載の強誘電体メモリにおいて、前
    記分路系が分路トランジスタ(191)を備えることを特徴とする強誘電体メモ
    リ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の強誘電体メモリにおいて、該メモリが、出力
    電圧(Vcc)を有する電源電圧電源(499)を含み、前記分路トランジスタ
    がゲート(171)を含み、前記分路系が、 前記分路トランジスタ(191)のゲート(194)に接続された分流路(1
    03)と、 分流路信号(SL(n+1)を前記分流路に印加する信号発生器(480)で
    あって、前記信号が、前記所定時間の少なくとも一部の間、前記出力電圧の電圧
    より高く昇圧される、信号発生器と、 を含むことを特徴とする強誘電体メモリ。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の強誘電体メモリにおいて、該メモリが、更に
    、前記コンデンサの前記第2電極に電圧信号を供給するプレート・ライン(32
    )を備え、前記分路系(101)が、前記隔離ノード(34)およびプレート・
    ラインを電気的に直接接続する分路素子(140)を備えることを特徴とする強
    誘電体メモリ。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、または3記載の強誘電体メモリにおいて、該
    メモリが前記隔離ノードを2つ(34、134)含み、前記分路系が、前記2つ
    の隔離ノードを電気的に直接接続する分路素子(141)を備えることを特徴と
    する強誘電体メモリ。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の強誘電体メモリにおいて、前記トランジスタ
    (24)およびコンデンサ(22)が前記メモリにおける第1メモリ・セル(1
    04)の一部であり、前記メモリが、複数の前記メモリ・セル(104、106
    )と、該メモリ・セル内のトランジスタ(24、126)のゲート(21、12
    1)に接続されている複数のワード・ライン(28、128)を含み、前記所定
    時間が、本質的に、前記第1メモリ・セル(104)に接続されている前記ワー
    ド・ライン(28)が選択されていない、前記メモリのサイクルの全てを含むこ
    とを特徴とする強誘電体メモリ。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の強誘電体メモリであって、第1ソース/ド
    レイン(25)を有する第1トランジスタ(24)および第2ソース/ドレイン
    (125)を有する第2トランジスタ(124)と、第1電極対(27、29)
    を有する第1コンデンサ(22)および第2電極対(127、129)を有する
    第2コンデンサ(122)とを備え、前記第1電極対の一方が前記第1トランジ
    スタの前記第1ソース/ドレインに接続され、前記第1トランジスタがオフのと
    きに隔離される第1の前記隔離ノード(34)を形成し、前記第2電極対の一方
    が前記第2トランジスタの前記第2ソース/ドレインに接続され、前記第2トラ
    ンジスタがオフのときに隔離される第2の前記隔離ノード(134)を形成し、
    前記分路系(101)が、前記第1隔離ノードおよび前記第2隔離ノードを電気
    的に直接接続し、前記ノード上の電圧を本質的に等化する素子(141)を備え
    ることを特徴とする強誘電体メモリ。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の強誘電体メモリにおいて、前記メモリが複
    数のメモリ・セル(104、105)を含み、前記メモリ・セルの各々が前記隔
    離ノード(34、134)の一方を含み、前記分路系(101)が、 前記所定時間中、前記セルの各々における前記隔離ノードの前記一方を、前記
    セルの1つの他方における前記隔離ノードの1つに電気的に直接接続する第1分
    路素子(141)と、 前記所定時間中、前記隔離ノードの少なくとも1つを、前記メモリ・エレメン
    ト(22)の前記第2電極(29)に電気的に直接接続する第2分路素子(17
    1)と、 を備えることを特徴とする強誘電体メモリ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の強誘電体メモリにおいて、前記メモリ・
    セルの2n個毎に、前記第2分路素子(171)の1つがあり、nが0から10 の整数であることを特徴とする強誘電体メモリ。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の強誘電体メモリにおいて、前記メモリ・
    セルの8ないし32個毎に、前記第2分路素子(171)の1つがあることを特
    徴とする強誘電体メモリ。
  14. 【請求項14】 スイッチ(24)と、第1電極(27)および第2電極(
    29)を有し、前記第1電極が前記スイッチに接続され、前記スイッチがオフの
    ときに隔離されるノード(34)を形成する強誘電体メモリ・エレメント(22
    )とを備えるメモリ・セル(104)を含む強誘電体メモリ(436)の動作方
    法であって、前記隔離ノード(34)を前記メモリの別の電気エレメント(32
    、29、134)に電気的に直接接続し、所定時間中前記第1および第2電極上
    の電圧を本質的に等化するステップを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の方法において、前記電気的に直接接続す
    るステップが、前記所定時間中、前記隔離ノード(34)を前記第2電極(29
    )に接続するステップを含むことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項14または15記載の方法において、前記スイッチ
    が、第1ソース/ドレイン(25)、第2ソース・ドレイン(23)、およびゲ
    ート(21)を有するトランジスタ(24)を備え、前記強誘電体メモリ・エレ
    メントが、第1電極(27)および第2電極(29)を有する強誘電体コンデン
    サ(22)を備え、前記第1電極を前記トランジスタの前記第1ソース/ドレイ
    ン(25)に接続して、前記第1トランジスタがオフのときに前記隔離ノード3
    4を形成し、前記メモリが、更に、ビット・ライン(30)、ワード・ライン(
    28)、およびプレート・ライン(32)を含み、前記ビット・ラインを前記第
    2ソース/ドレイン(23)に接続し、前記ワード・ラインを前記ゲートに接続
    し、前記プレート・ラインを前記第2電極に接続し、前記方法が、更に、 前記メモリ・セル上において、書き込み/書き換えサイクルを実行するステッ
    プであって、前記ワード・ライン上の電圧を上昇させ、前記書き込み/書き換え
    サイクルの終了時に前記ビット・ライン上の電圧を、前記プレート・ライン上の
    電圧と同じ電圧に調節するステップを含む、 ことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項14、15または16記載の方法において、前記メ
    モリが、出力電圧(Vcc)を有する電源電圧電源(499)と、ゲート(19
    4)を含む分路トランジスタ(191)と、前記分路トランジスタのゲートに接
    続された分流路(103)を含み、前記出力電圧よりも高い電圧を、前記分流路
    に印加するステップを更に含むことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項14、15、16、または17記載の方法において
    、前記メモリ・セルが前記隔離ノード(34、134)の2つを含み、前記電気
    的に直接接続するステップが、前記隔離ノードを電気的に直接接続するステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項14記載の強誘電体メモリ・セルの動作方法であっ
    て、前記メモリ・セルが、第1ソース/ドレイン(25)を有する第1トランジ
    スタ(24)および第2ソース/ドレイン(125)を有する第2トランジスタ
    (124)と、第1電極対(27、29)を有する第1コンデンサ(22)およ
    び第2電極対(127、129)を有する第2コンデンサ(122)とを備え、
    前記第1電極対の一方が前記第1トランジスタの前記第1ソース/ドレインに接
    続され、前記第1トランジスタがオフのときに隔離される第1ノード(34)を
    形成し、前記第2電極対の一方が前記第2トランジスタの前記第2ソース/ドレ
    インに接続され、前記第2トランジスタがオフのときに隔離される第2ノード(
    134)を形成し、前記電気的に直接接続するステップが、前記所定時間中、前
    記第1隔離ノード(34)および前記第2隔離ノード(134)を接続し、前記
    ノード上の電圧を本質的に等化するステップを含むことを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 ゲート(21)およびソース/ドレイン(25)を有する
    トランジスタ(24)と、前記ゲートに接続されたワード・ライン(28)と、
    第1電極(27)および第2電極(29)を有するコンデンサ(22)から成り
    、前記第1電極が前記トランジスタの前記ソース/ドレインに接続され、前記ト
    ランジスタがオフのときに隔離されるノード(34)を形成する、強誘電体メモ
    リ(436)の製造方法であって、前記メモリが、前記第2電極および前記隔離
    ノードを電気的に直接接続する分路(26)と、前記分路に信号を印加する分流
    路(102)を特徴とし、前記方法が、 導電層を形成し、該導電層をパターニングすることによって、前記ワード・ラ
    イン(28)を製造するステップと、 前記ワード・ラインを製造するステップと同時に、かつ同一プロセス・ステッ
    プにおいて、前記分流路(102)を製造するステップと、 を特徴とする方法。
  21. 【請求項21】請求項20記載の方法であって、更に、 前記第1電極と前記ソース/ドレインとの間にコネクタを作成するステップと
    、 コネクタを作成する前記ステップと同時に、かつ同一プロセス・ステップにお
    いて、前記ノードと前記第2電極との間にコネクタを作成するステップと、 を特徴とする方法。
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