JP2001515737A - 毛髪化粧料付着システム - Google Patents

毛髪化粧料付着システム

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JP2001515737A
JP2001515737A JP2000510350A JP2000510350A JP2001515737A JP 2001515737 A JP2001515737 A JP 2001515737A JP 2000510350 A JP2000510350 A JP 2000510350A JP 2000510350 A JP2000510350 A JP 2000510350A JP 2001515737 A JP2001515737 A JP 2001515737A
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ソベル,ジョーン ラスカー
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ソベル,ジョーン ラスカー
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Abstract

(57)【要約】 要約書毛髪化粧料付着システムは,毛髪化粧料または髪染料を含む貯蔵室(2)と,貯蔵室(2)内部に配置される第1部分(5.1)と開通口(3)を経由して本体(1)の外部に配置される第2部分(5.2)とを有するアプリケータ筆具(5)と,アプリケータ筆具(5)の第2部分(5.2)を覆うと共に本体に密封状に固着するように形成したキャップ(7)から成る。アプリケータ筆具(5)は,毛管現象によって毛髪化粧料を貯蔵室からアプリケータ筆具(5)の第2部分(5.2)の外表面に移送され,毛髪化粧料が処理すべき毛髪に対して直接接触によって移送できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は,ヘアケアーの技術分野に属し,具体的には染毛剤の様な毛髪化粧
料を毛髪に対して付着する装置および方法に関する。
【0002】
【本発明の背景】
髪染料およびヘアケアー(毛髪手入れ)用化粧品の為のディスペンサー(分液
器)および付着器は,本技術分野で一般に知られている。例えば,米国特許No
.5152305には,毛髪に染料を付着する為のノズルおよびステムを有する
末端キャップ付きチューブ状容器が概ね開示されている。その容器は,圧力を加
えて髪染料をノズル経由で外部に押し出す為にユーザが作動することの出来る可
動ピストンを備えている。
【0003】 米国特許No.5076298には,各吸収性素材を個別に収容する複合貯蔵
区画を備えるチューブ状要素を含む装置が概ね開示されている。夫れ夫れの吸収
性素材は,或る髪染料溶液の別成分を含み得る。髪染料成分は,各吸収剤から複
合枝に提供され,複合枝で混合される。次いで,当該混合液は,複合枝から染め
るべき毛髪に対して付着され得る。
【0004】 米国特許No.4966175には,液状髪染料を貯蔵する為の貯蔵室を備え
る筒状体と,該貯蔵室をトップ部分に連絡する供給手段またはバルブ手段を有す
る装置が概ね開示されている。
【0005】 米国特許No.4958647には,吸収性素材を回転させるモータを含み,
遠心力によって吸収性素材から染料を,その吸収性素材の外側半径方向に位置す
る第2の吸収性素材に移送するようにして成る髪染料ディスペンサー(分液器)
が概ね開示されている。前記第2の吸収性素材は,髪染料を髪に付着する為にデ
ィスペンサーの外側に配置されている。
【0006】 本技術分野の公知の方法および装置には,本明細書に開示する如く,使い易く
て,信頼するに値し,製造コストが低く,使い捨てユニットとして使用可能で,
或いは簡単に再充填可能に構成できる,毛髪に対する髪染料のような毛髪化粧料
を付着する為の装置および方法は開示されていない。
【本発明の目的および要約】
【0007】 本発明の目的は,内部が毛髪化粧料または染毛剤を収容するように形成される
と共に内部と外部を連通する開口部またはポートを備える本体を含む装置を提供
することにある。この装置には,開口部に配置される芯つまりアプリケータ筆具
が含まれ,該芯は本体内部に位置する第1部分と,本体外部に位置する第2部分
とを有し,その芯の第2部分を覆い囲むと共に本体と密閉状に連結する様に形成
されたキャップも含まれる。
【0008】 本発明のもう一つの目的は,所望の色で髪染めするのに成分の混合および注入
を必要とせずに,容易に使え,かつ即座に手に取ることの出来る装置を提供する
ことにある。例えば,所望の染毛剤は本発明に依る容器に入れて使用でき,容器
内の染毛剤に対するアクセスは染毛剤を分液する芯部を備える容器の開口部を経
由してアクセスがなされる。当該容器は,使用者による操作を容易するような形
状にすることも出来る。容器の形状は,細長の筒状形に限定されることなく,奇
抜な,人間工学的な,機能的な又は様式化した形状とデザインを含む何れの形状
でも良い。
【0009】 本発明の更なる目的は,利用者が毛髪の特定位置に染毛剤を定着するのを容易
にする簡便な付着手段を簡便な容器に設けることによって,例えば臨機な手段と
して染毛剤をとりわけ根毛の領域まで塗り上げる優れた手段を提供することにあ
る。加えて,アクセントのある縞模様に染めることも容易に出来る装置を提供す
ることである。
【0010】 本発明の一実施例では,毛髪に対する髪染料付着手段は,容器の内部から毛髪
への髪染料の移送を可能にする毛管現象を提供する芯を含む。
【0011】 本発明のもう一つ実施例では,装置本体の開口部は取外し可能な取付け部品ま
たはカラーを含めることができる。カラーは,ねじや係止溝や押し係合の様な取
外し可能手段によって本体の固定される。芯タイプのアプリケータ筆具は,一端
が本体の内側に位置し,他端が本体の外側に位置するようにカラーを貫通して配
置されている。カラーは取外し可能であるので,本体は髪染め剤で充填および再
充填可能である。又,別の構造では,本体は本装置の底部に設けられた孔を経由
して充填され得る。その底部孔は好ましく密封可能で,密封は例えば密封プラグ
と本体との間のネジ結合や係止溝や押し係合よって行われる。密封プラグは,例
えば接着剤や静電気密封や熱密封で適切に固着され得る。
【0012】 本発明の更なる実施例では,本装置のアプリケータ筆具セクションが,例えば
バルブによって貯蔵室セクションから実質的に隔離されている。バルブは,使用
者による操作によって毛髪化粧料を貯蔵室セクションからアプリケータ筆具セク
ションに流通させるのを可能にする。例えば,使用者は,レバーを押すか,アプ
リケータ筆具の先端を本体の内側へ押すか,本体の側壁を握るかして,通路を開
いて,それを経由して毛髪化粧料を流通させることができる。これによって均質
でない化粧料や,分離する傾向のある毛髪溶液は,本装置のアプリケータ筆具セ
クションに入る直前に揺さぶって混合することが可能である。アプリケータ筆具
セクションに入った際に,混合毛髪溶液はアプリケータ筆具の浸出作用によって
毛髪へ移送させることができる。分離する傾向のある未使用の毛髪溶液の部分は
,バルブによって芯から分離された貯蔵室セクションに留まり,芯により分離溶
液が吸収されない。このことは,芯が例えば毛髪溶液のうち不均衡な分量の一成
分を毛髪へ移送するのを防止するのに役立つ。
【0013】 バルブを備える構造の利点は,分離傾向のある2つ以上の成分からなる毛髪溶
液を単一のアプリケータ筆具内に含ませることができ,外部混合または外部注入
を必要としない。加えて,使用者は自らが選んだ成分で貯蔵室を充填することが
できる。例えば,本発明のアプリケータ筆具システムは,単純な充填操作に従っ
て,複合成分溶液または2つ相違する溶液成分を貯蔵室に追加することを可能に
する。貯蔵室は,一旦充填されたならば,密封状に閉鎖され得る。斯くして,複
合成分溶液は,追加の外部混合および外部注入なしに簡単に貯蔵され,容易にア
クセスされ得る。
【0014】 又,本発明は,上記した毛髪化粧料付着装置を用いて,芯を露出する為に毛髪
化粧料付着装置の本体からキャップを取り除くこと;芯から毛髪に対して毛髪手
入れ溶液を移送する為に芯を毛髪に接触させること;キャップを芯上方から戻し
て本体に係合させ,これによってキャップと本体との間に実質的に気密された閉
鎖を形成して,芯が実質的に気密閉鎖された状態で収容されていること;の過程
から成る髪染め方法を対象としている。本発明の利点は,アプリケータ筆具と貯
蔵室とが一体化されていること,使い捨て可能で又は再充填可能で,使い勝手が
良く,汚れの生じず,漏れや溢れを回避した,機構的に単純で使い易い装置を提
供することにある。斯くして,本装置は,入手可能な他の髪染め器具,とりわけ
例えば別個の取外し可能なアプリケータ筆具に依拠した髪染め器具に関連する問
題を回避する。又,本発明は製造コストが低廉である。
【0015】 以下の詳細な説明および添付図面を参照することによって,本発明の上記した
,又は他の目的や特徴および利点が明らかになるであろう。
【0016】 [発明の詳細な説明] 図1は本発明の第1実施例を示し,参照番号100によって包括的に示される
本装置は貯蔵室2を形成する本体1を有する。貯蔵室2は開口部3を有する実質
閉鎖された区域であって,毛髪化粧料または毛髪手入れ(ヘアケアー)溶液は装
置100から開口部3を経由して毛髪に配給され得る。毛髪化粧料または毛髪手
入れ溶液には,例えば,永久的または半永久的に洗い落とし可能か残留性の髪染
料の様な染毛剤,毛髪漂白剤,毛髪脱色剤,またはコンディシォナーや整髪液の
様な毛髪処理の為の他の溶液が含まれ得る。芯つまりアプリケータ筆具5は,そ
の一部が貯蔵室2内に収容され,また一部が貯蔵室2の外部に配置され,貯蔵室
2内部との相互作用によって毛髪手入れ溶液を吸収してそれを例えば毛管現象に
よって貯蔵室2の外部へ配給する。
【0017】 貯蔵室2の開口部3は,アプリケータ筆具5を支持するように形成され得る。
アプリケータ筆具5は,例えばフェルト,繊維,スポンジラバー,或いは貯蔵室
2から毛髪手入れ溶液を毛管現象によってアプリケータ筆具5の外側露出表面へ
浸出することのできる他の何れの素材であっても良い。アプリケータ筆具5は,
貯蔵室2の開口部3に設けられ,本体1内に位置する第1部分5.1と,本体1
の外側に露出する第2部分5.2を含む。アプリケータ筆具5は,空気圧が貯蔵
室2の外側と内側とで均等になるように開口部3内に適切に嵌着されている。こ
の様な空気圧の均等化作用は,アプリケータ筆具5に溝5.3や他の空隙を適切
に形成することによっても成し遂げられる。空気圧の均等化を可能にすることに
よって,例えば,貯蔵室2の内側から外側へアプリケータ筆具5を経由する毛髪
手入れ溶液の流れを妨げる空気圧の圧力差が回避され得る。
【0018】 尚,アプリケータ筆具5は,例えば不注意にも押し下げられて貯蔵室2内に入
り込まないように開口部3に嵌着されるべきであり,また貯蔵室2内の毛髪手入
れ溶液がアプリケータ筆具5を経由して漏れると言うよりも,むしろ浸透アプリ
ケータ筆具5の毛管現象によって貯蔵室2から外部に移動するように嵌着すべき
である。開口部3は,アプリケータ筆具5を取り囲み,それに対する支持部を提
供するネック部6を含めることができる。
【0019】 開口部3はキャップ7を支承可能に好ましく形成されている。キャップ部7は
,本体1との実質的に密封結合によって,好ましいことに浸透アプリケータ筆具
5の乾燥を防止し,本体1内に貯蔵された毛髪手入れ溶液の蒸発,漏れ又は溢れ
を防ぐ。キャップ部7と本体1との間の適切な連結手段には,例えば平行な係止
溝,ネジおよび押し係合の手段がある。キャップ部7は,本体1に載置されたと
き,本装置を非使用状態にする如くアプリケータ筆具5を実質的に覆う。又,キ
ャップ部7は,毛髪手入れ溶液が付くのが望ましくない表面とアプリケータ筆具
5と不意の接触を防止する。
【0020】 本装置は,図2に示す如く随意に幾つかの特徴を含めることができる。例えば
,貯蔵室2には,毛髪手入れ溶液を吸収して保有する吸収性素材または吸収性パ
ッド4を内蔵させることができる。吸収性パッド4は実質的に貯蔵室2全体に充
填しても良く,毛髪手入れ溶液を吸収して溢れや洩れを防止するのに役立つ。
【0021】 本装置の追加特徴として,開口部3および任意のネック部6が設けられる取外
し可能カラー11が用意されている。該カラー11は,例えば図2に示す如くネ
ジ形成連結部12によって本体1に連結され得る。この取外し可能カラー11は
,本装置内に毛髪手入れ溶液を充填および再充填するのを容易にし得る。本装置
内を充填および再充填する為の追加オプシォンとして,本体1の底部に充填用孔
13を設けることも含まれる。充填用孔13は,ネジ係合,押し係合,または静
電気式または熱式の密封係合によって,本体1と一体化されて本体を密封する。
【0022】 本体1は,毛髪手入れ溶液を実質的に取り囲む内装ケーシング8を随意含める
ことができる。該ケーシングには毛髪手入れ溶液が流通し得る流通孔8.1が用
意されている。該流通孔8.1は,本体1の開口部3と同軸上に配置され又は従
列させられ,よってアプリケータ筆具5を開口部3と流通孔8.1に挿通させる
ことができる。本体1内に配置されるケーシング8は,毛髪手入れ溶液に対する
障壁を提供し,フレキシブルな素材で構成するのが良い。ケーシング8は,内部
に含まれる毛髪手入れ溶液と反応しない素材,例えば本技術分野で周知のプラス
チック,ゴムおよび合成樹脂,並びにセラミックやある種の金属から好ましく形
成される。ケーシング8用の素材の選択は,部分的に毛髪手入れ製品の成分に依
存する。それ故,本体1は,幾つかの適合素材,例えば本技術分野で周知の成型
可能プラスチック,セラミックス及び合成樹脂等から形成できるけれども,毛髪
化粧料または毛髪手入れ溶液の化学的成分との反応性により不適切な素材からも
形成することができる。例えば,本体1は,毛髪手入れ製品と反応する可能性の
ある金属素材から形成することができ,実質上ケーシング8によって毛髪手入れ
溶液から隔てられ得るので,毛髪手入れ溶液の蔓延やそれとの化学反応が防止さ
れる。更に,本体1の形状は,ケーシング8の所望形状に拘わらず,機能的また
は奇抜的なものであろうとどんな形状でも良い。
【0023】 本発明に依る本装置内に保持リング9を組み入れることができ,該保持リング
9は,アプリケータ筆具5の一部の周囲に係留するように形成され,よってアプ
リケター筆具5を貯蔵室2内で位置決めすると共に保持し,アプリケータ筆具5
が不用意に貯蔵室2内に押し込まれるのを防止する。保持リング9は,本体1内
で,例えば図2に示す如く中心位置にアプリケータ筆具5を位置決めする手段を
提供し得る。ケーシング8が保持リング9によって密封されてアプリケータ筆具
5の周りに保持されるように,保持リング9をケーシング8と協調させて構築す
ることは有利で有り得る。又,保持リング9は,例えば本体長手方向への保持リ
ング9の移動を阻止する本体内側壁の溝または突起によって,本体1に対して実
質的に固定状態に,保持され得る。
【0024】 本発明の更なる実施例では,スペーサ10が本体内1に嵌着され得るように形
成されている。このスペーサ10は,他の場合には毛髪手入れ溶液で充填される
本体内一部空間を占める。従って,スペーサの使用は,本体1のサイズ及び形状
とは別個に貯蔵室2のサイズ及び形状を定めることに役立つ。従って,スペーサ
10の使用によって,貯蔵室2内に収容される液体の容量は,本体1によって占
められる空間容量と相違しても良い。スペーサ10は,例えば本体1内に本体1
の形状に応じて形成される単なる空間であっても良い。
【0025】 図3aは,本発明に依る毛髪化粧料付着システムのネック部6から突出するア
プリケータ筆具5端部の別の実施例を示す。アプリケータ筆具5の第2部分5.
2は鋸刃状の先端5.4を有する。鋸刃状の先端5.4は,貯蔵室2からの毛髪
手入れ溶液を毛髪に付着するための変更の形状を呈している。
【0026】 図3bは,アプリケータ筆具5端部の更なる別の実施例を示す。第2部分5.
2は,毛髪化粧料を毛髪に対して付着するのに使用され得る稜線状の先端5.5
を有する。図3cはアプリケータ筆具5端部の側面図を示し,図3aの鋸刃状先
端5.4と図3bの稜線状先端5.5との両者に関し図示したものである。
【0027】 図4は,2つの毛髪化粧料付着システムが結合されて単一のユニットに形成さ
れた本発明の実施例を示す。図4に示す2重構造の装置400は,例えば隔壁4
01によって区分される2つの構成部からなる。2重構造の装置400の一実施
例では,各構成部は図1と図2を参照して説明したのと実質的に同じである。つ
まり,2重構造の装置400の各構成部は,貯蔵室2を備える本体1,アプリケ
ータ筆具5,キヤップ7,及び図1−3で示した他の構成要素のいづれかを含む
。隔壁401は2重構造の装置400の2つの構成部を隔てている。2つの構成
部は,例えば機構的に一体に結合しても良く,或いは成型プラスチックのような
素材から成る単一体として一体的に形成しても良い。
【0028】 2重構造の装置400は,例えば2色の髪染料を使用者にとって利用し易いよ
うにする簡便な方法を提供するのに適している。各段階で付着させる別の成分を
含む2段階付着を必要とする毛髪手入れ製品に対して,毛髪手入れ溶液の2成分
を別個に配給できる装置を提供できる。2重構造の装置400は,別成分を対向
する構成部に配置するのを可能にし,当該目的に適した装置を提供する。
【0029】 図5は,2重構造の装置400’の第2実施例を示し,2重構造の装置400
’の第1構成部が上記した毛髪化粧料付着装置と言うよりも寧ろユーティリテイ
ー収納室1aである。ユーティリテイー収納室1aは例えば押し係合キャップま
たはねじ着け端部7aを含めることができる。押し係合キャップまたはねじ着け
端部7aは,更にユーティリテイー収納室1a内に挿入されるように形成したア
プリケータ・ブラシ405を備え付けるようにしても良い。斯くして,この変更
実施例による本発明に依る2重構造の装置400’は,使用者が都合良くアクセ
スできるように一纏めにした2つの化粧用装置を備える一つの装置を提供する。
ユーティリテイー収納室1aは,例えば爪磨き,マスカラ,又は他の化粧品を受
け容れるように形成して良い。ユーティリテイー収納室1a内に化粧品を収容し
た場合,ユーティリテイー収納室のキャップ7aに備わるアプリケータ・ブラシ
405を用いて化粧品を付着することができる。従って,図1と2を参照して説
明した化粧料付着装置と類似する2つの化粧料付着装置を含む図4の2重構造の
装置400というよりも,本発明に依る図5の実施例の2重構造の装置400’
は,図1または図2のものと類似する1つの化粧料付着装置と,爪磨きやマスカ
ラ等の化粧品用ユーティリテイー化粧用具とを組み合わせてなるものということ
ができる。
【0030】 図6aは,2重構造の化粧料付着装置400’の例示的実施例を示す。この実
施例に於いて,2重構造装置の一方の構成部は図1,2または3のものと同じ様
に構成され,他方の構成部は,毛髪および肌に定着され得る光沢性金属類似物質
や輝く物質を蓄えておき配給することのできるユーティリテイー収納室1bであ
る。少量の光沢性金属類似物質や輝く物質だけをユーティリテイー収納室1bに
収容しても良く,光沢性金属類似物質はそれの付着を容易にする液体またはゲル
状媒質中に浮遊させるようにしても良い。ユーティリテイー収納室1bには輝く
物質を配給する為の特別の蓋7aが備えられ得る。蓋7bは図6bに示す如く開
放状態から図6cに示す如く閉鎖状態にユーティリテイー収納室1bに対して回
転させられる。図6bの開放状態に於いて,蓋7bの大き目の切り欠き410は
,ユーティリテイー収納室1b内部と連通する多数の小孔411を露出させる。
図6cの閉鎖状態に於いて,蓋7bの大き目の切り欠き410は,小孔411が
もはや露出しない様にユーティリテイー収納室1bに対して回転されている。
【0031】 図7は,本発明に依る更なる別の実施例は,図1,2または3を参照して説明
したのと実質的に同じ毛髪手入れ装置に対して,更に一体に連結したブラシ10
5が備えられている。図7の実施例は毛髪手入れ装置とブラシ105とを単一ユ
ニットに備わる有用物を提供する。本体1は,ブラシ105を使用するとき取っ
手として機能し得る。又,ブラシ105を本体に取り付けるようにしても良い。
【0032】 図8は,装置本体1に櫛110を一体に取り付けた装置の別の構成を示す。櫛
110は,装置が櫛110の取っ手として機能するように装置の端部に取り付け
ても良い。図9は図8の装置の正面図を示す。
【0033】 図10は,貯蔵室2を2つに区分するバルブ15を備える本発明の実施例を示
す。貯蔵室2はバルブより上方の分室2.1と,バルブより下方の分室2.2か
ら成る。分室2.2の毛髪手入れ溶液は,使用者が例えば本体1の側壁を握った
際に,バルブ15を流通し得る。図示の例示のバルブに於いて,本体1の側壁を
バルブの領域で握ることによって,バルブ15の一対の対向平面が互い他方に押
し込まれて対向斜面16同士が乗り重なり,これにより対向平面が分離されて毛
髪手入れ溶液の為の流通路が提供される。バルブ15は,本体1内に配置される
別部材要素であっても良いし,本体の一部として例えば射出成型法によって一体
的に構成しても良い。斜面を有するバルブ15は例示的な実施例であって,貯蔵
室2内を区分して分室2.1,2.2を設けるために異なった作動手段を備える
別の種類のバルブを使用しても良い。別の種類のバルブも本発明の精神と範囲に
含まれる。
【0034】 作用に関し,本発明に依る毛髪化粧料付着システムの上記した各実施例は,使
用者がキャップ7を取ってアプリケータ筆具5を露出させることによって毛髪化
粧料を毛髪に対して提供する。アプリケータ筆具5の浸出作用は毛髪化粧料を,
貯蔵室2内に入れられたアプリケータ筆具5の第1部分5.1から第2部分5.
2へ運ぶ。使用者は,アプリケータ筆具5で以って毛髪に接触させることによっ
て,処理すべき毛髪に対して毛髪化粧料を付着することができる。アプリケータ
筆具5は,何れかの態様で毛髪化粧料を付着するのに使用することができる。例
えば,人の頭部上の実質総ての髪の毛をアプリケータ筆具5の繰り返しの運びで
接触させたり,アクセントのある縞状効果またはハイライト状効果のために毛髪
の選択区域のみに接触されたり,毛髪の根毛部分までも塗り上げることができる
【0035】 本発明は様々な変更および他の構造が可能であるけれども,本発明を本書に記
載した特定の実施例に限定する意図はない。むしろ請求項で明示した本発明の精
神と範囲内に入る全ての変更および別の構造を対象とすることが意図されている
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明に依る毛髪化粧料付着装置の一実施例の断面図である。
【図2】は、本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第2実施例の断面図である。
【図3a】は、本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第3実施例の先端鋸刃状のア
プリケータ筆具端部の正面図である。
【図3b】は、本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第4実施例の先端稜線状のア
プリケータ筆具端部の正面図である。
【図3c】は、毛髪化粧料付着装置の鋸刃状先端または稜線状先端を含むアプリ
ケータ筆具端部の側面図である。
【図4】は、本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第5実施例の側面図である。
【図5】は、図4の毛髪化粧料付着装置の変更態様の断面図である。
【図6a】は、本発明に依る毛髪化粧料付着装置の更なる実施例の側面図である
【図6b】は、図6aの毛髪化粧料付着装置の開放状態を示す平面図である。
【図6c】は、図6aの毛髪料付着装置の閉鎖状態を示す平面図である。
【図7】は、本発明に依る毛髪化粧料付着装置の更なる他の実施例の側面図であ
る。
【図8】は、本発明に依る毛髪化粧料付着装置の別の実施例の側面図である。
【図9】は、図8の毛髪料付着装置の正面図である。
【図10】は、本発明に依る毛髪化粧料付着装置の更なる別の実施例の断面図で
ある。
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月16日(2000.3.16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 毛髪化粧料付着システム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】 本発明は,ヘアケアーの技術分野に属し,具体的には染毛剤の様な毛髪化粧
料を毛髪に対して付着する装置および方法に関する。
【0002】
【本発明の背景】 髪染料およびヘアケアー(毛髪手入れ)用化粧品の為のディスペンサー(分液
器)および付着器は,本技術分野で一般に知られている。例えば,米国特許No
.5152305には,毛髪に染料を付着する為のノズルおよびステムを有する
末端キャップ付きチューブ状容器が概ね開示されている。その容器は,圧力を加
えて髪染料をノズル経由で外部に押し出す為にユーザが作動することの出来る可
動ピストンを備えている。
【0003】 米国特許No.5076298には,各吸収性素材を個別に収容する複合貯蔵
区画を備えるチューブ状要素を含む装置が概ね開示されている。夫れ夫れの吸収
性素材は,或る髪染料溶液の別成分を含み得る。髪染料成分は,各吸収剤から複
合枝に提供され,複合枝で混合される。次いで,当該混合液は,複合枝から染め
るべき毛髪に対して付着され得る。
【0004】 米国特許No.4966175には,液状髪染料を貯蔵する為の貯蔵室を備え
る筒状体と,該貯蔵室をトップ部分に連絡する供給手段またはバルブ手段を有す
る装置が概ね開示されている。
【0005】 米国特許No.4958647には,吸収性素材を回転させるモータを含み,
遠心力によって吸収性素材から染料を,その吸収性素材の外側半径方向に位置す
る第2の吸収性素材に移送するようにして成る髪染料ディスペンサー(分液器)
が概ね開示されている。前記第2の吸収性素材は,髪染料を髪に付着する為にデ
ィスペンサーの外側に配置されている。
【0006】 本技術分野の公知の方法および装置には,本明細書に開示する如く,使い易く
て,信頼するに値し,製造コストが低く,使い捨てユニットとして使用可能で,
或いは簡単に再充填可能に構成できる,毛髪に対する髪染料のような毛髪化粧料
を付着する為の装置および方法は開示されていない。
【本発明の目的および要約】
【0007】 本発明の目的は,内部が毛髪化粧料または染毛剤を収容するように形成される
と共に内部と外部を連通する開口部またはポートを備える本体を含む装置を提供
することにある。この装置には,開口部に配置される芯つまりアプリケータ筆具
が含まれ,該芯は本体内部に位置する第1部分と,本体外部に位置する第2部分
とを有し,その芯の第2部分を覆い囲むと共に本体と密閉状に連結する様に形成
されたキャップも含まれる。
【0008】 本発明のもう一つの目的は,所望の色で髪染めするのに成分の混合および注入
を必要とせずに,容易に使え,かつ即座に手に取ることの出来る装置を提供する
ことにある。例えば,所望の染毛剤は本発明に依る容器に入れて使用でき,容器
内の染毛剤に対するアクセスは染毛剤を分液する芯部を備える容器の開口部を経
由してアクセスがなされる。当該容器は,使用者による操作を容易するような形
状にすることも出来る。容器の形状は,細長の筒状形に限定されることなく,奇
抜な,人間工学的な,機能的な又は様式化した形状とデザインを含む何れの形状
でも良い。
【0009】 本発明の更なる目的は,利用者が毛髪の特定位置に染毛剤を定着するのを容易
にする簡便な付着手段を簡便な容器に設けることによって,例えば臨機な手段と
して染毛剤をとりわけ根毛の領域まで塗り上げる優れた手段を提供することにあ
る。加えて,アクセントのある縞模様に染めることも容易に出来る装置を提供す
ることである。
【0010】 本発明の一実施例では,毛髪に対する髪染料付着手段は,容器の内部から毛髪
への髪染料の移送を可能にする毛管現象を提供する芯を含む。
【0011】 本発明のもう一つ実施例では,装置本体の開口部は取外し可能な取付け部品ま
たはカラーを含めることができる。カラーは,ねじや係止溝や押し係合の様な取
外し可能手段によって本体の固定される。芯タイプのアプリケータ筆具は,一端
が本体の内側に位置し,他端が本体の外側に位置するようにカラーを貫通して配
置されている。カラーは取外し可能であるので,本体は髪染め剤で充填および再
充填可能である。又,別の構造では,本体は本装置の底部に設けられた孔を経由
して充填され得る。その底部孔は好ましく密封可能で,密封は例えば密封プラグ
と本体との間のネジ結合や係止溝や押し係合よって行われる。密封プラグは,例
えば接着剤や静電気密封や熱密封で適切に固着され得る。
【0012】 本発明の更なる実施例では,本装置のアプリケータ筆具セクションが,例えば
バルブによって貯蔵室セクションから実質的に隔離されている。バルブは,使用
者による操作によって毛髪化粧料を貯蔵室セクションからアプリケータ筆具セク
ションに流通させるのを可能にする。例えば,使用者は,レバーを押すか,アプ
リケータ筆具の先端を本体の内側へ押すか,本体の側壁を握るかして,通路を開
いて,それを経由して毛髪化粧料を流通させることができる。これによって均質
でない化粧料や,分離する傾向のある毛髪溶液は,本装置のアプリケータ筆具セ
クションに入る直前に揺さぶって混合することが可能である。アプリケータ筆具
セクションに入った際に,混合毛髪溶液はアプリケータ筆具の浸出作用によって
毛髪へ移送させることができる。分離する傾向のある未使用の毛髪溶液の部分は
,バルブによって芯から分離された貯蔵室セクションに留まり,芯により分離溶
液が吸収されない。このことは,芯が例えば毛髪溶液のうち不均衡な分量の一成
分を毛髪へ移送するのを防止するのに役立つ。
【0013】 バルブを備える構造の利点は,分離傾向のある2つ以上の成分からなる毛髪溶
液を単一のアプリケータ筆具内に含ませることができ,外部混合または外部注入
を必要としない。加えて,使用者は自らが選んだ成分で貯蔵室を充填することが
できる。例えば,本発明のアプリケータ筆具システムは,単純な充填操作に従っ
て,複合成分溶液または2つ相違する溶液成分を貯蔵室に追加することを可能に
する。貯蔵室は,一旦充填されたならば,密封状に閉鎖され得る。斯くして,複
合成分溶液は,追加の外部混合および外部注入なしに簡単に貯蔵され,容易にア
クセスされ得る。
【0014】 又,本発明は,上記した毛髪化粧料付着装置を用いて,芯を露出する為に毛髪
化粧料付着装置の本体からキャップを取り除くこと;芯から毛髪に対して毛髪手
入れ溶液を移送する為に芯を毛髪に接触させること;キャップを芯上方から戻し
て本体に係合させ,これによってキャップと本体との間に実質的に気密された閉
鎖を形成して,芯が実質的に気密閉鎖された状態で収容されていること;の過程
から成る髪染め方法を対象としている。本発明の利点は,アプリケータ筆具と貯
蔵室とが一体化されていること,使い捨て可能で又は再充填可能で,使い勝手が
良く,汚れの生じず,漏れや溢れを回避した,機構的に単純で使い易い装置を提
供することにある。斯くして,本装置は,入手可能な他の髪染め器具,とりわけ
例えば別個の取外し可能なアプリケータ筆具に依拠した髪染め器具に関連する問
題を回避する。又,本発明は製造コストが低廉である。
【0015】 以下の詳細な説明および添付図面を参照することによって,本発明の上記した
,又は他の目的や特徴および利点が明らかになるであろう。
【0016】
【発明の詳細な説明】 図1は本発明の第1実施例を示し,参照番号100によって包括的に示される
本装置は貯蔵室2を形成する本体1を有する。貯蔵室2は開口部3を有する実質
閉鎖された区域であって,毛髪化粧料または毛髪手入れ(ヘアケアー)溶液は装
置100から開口部3を経由して毛髪に配給され得る。毛髪化粧料または毛髪手
入れ溶液には,例えば,永久的または半永久的に洗い落とし可能か残留性の髪染
料の様な染毛剤,毛髪漂白剤,毛髪脱色剤,またはコンディシォナーや整髪液の
様な毛髪処理の為の他の溶液が含まれ得る。芯つまりアプリケータ筆具5は,そ
の一部が貯蔵室2内に収容され,また一部が貯蔵室2の外部に配置され,貯蔵室
2内部との相互作用によって毛髪手入れ溶液を吸収してそれを例えば毛管現象に
よって貯蔵室2の外部へ配給する。
【0017】 貯蔵室2の開口部3は,アプリケータ筆具5を支持するように形成され得る。
アプリケータ筆具5は,例えばフェルト,繊維,スポンジラバー,或いは貯蔵室
2から毛髪手入れ溶液を毛管現象によってアプリケータ筆具5の外側露出表面へ
浸出することのできる他の何れの素材であっても良い。アプリケータ筆具5は,
貯蔵室2の開口部3に設けられ,本体1内に位置する第1部分5.1と,本体1
の外側に露出する第2部分5.2を含む。アプリケータ筆具5は,空気圧が貯蔵
室2の外側と内側とで均等になるように開口部3内に適切に嵌着されている。こ
の様な空気圧の均等化作用は,アプリケータ筆具5に溝5.3や他の空隙を適切
に形成することによっても成し遂げられる。空気圧の均等化を可能にすることに
よって,例えば,貯蔵室2の内側から外側へアプリケータ筆具5を経由する毛髪
手入れ溶液の流れを妨げる空気圧の圧力差が回避され得る。
【0018】 尚,アプリケータ筆具5は,例えば不注意にも押し下げられて貯蔵室2内に入
り込まないように開口部3に嵌着されるべきであり,また貯蔵室2内の毛髪手入
れ溶液がアプリケータ筆具5を経由して漏れると言うよりも,むしろ浸透アプリ
ケータ筆具5の毛管現象によって貯蔵室2から外部に移動するように嵌着すべき
である。開口部3は,アプリケータ筆具5を取り囲み,それに対する支持部を提
供するネック部6を含めることができる。
【0019】 開口部3はキャップ7を支承可能に好ましく形成されている。キャップ部7は
,本体1との実質的に密封結合によって,好ましいことに浸透アプリケータ筆具
5の乾燥を防止し,本体1内に貯蔵された毛髪手入れ溶液の蒸発,漏れ又は溢れ
を防ぐ。キャップ部7と本体1との間の適切な連結手段には,例えば平行な係止
溝,ネジおよび押し係合の手段がある。キャップ部7は,本体1に載置されたと
き,本装置を非使用状態にする如くアプリケータ筆具5を実質的に覆う。又,キ
ャップ部7は,毛髪手入れ溶液が付くのが望ましくない表面とアプリケータ筆具
5と不意の接触を防止する。
【0020】 本装置は,図2に示す如く随意に幾つかの特徴を含めることができる。例えば
,貯蔵室2には,毛髪手入れ溶液を吸収して保有する吸収性素材または吸収性パ
ッド4を内蔵させることができる。吸収性パッド4は実質的に貯蔵室2全体に充
填しても良く,毛髪手入れ溶液を吸収して溢れや洩れを防止するのに役立つ。
【0021】 本装置の追加特徴として,開口部3および任意のネック部6が設けられる取外
し可能カラー11が用意されている。該カラー11は,例えば図2に示す如くネ
ジ形成連結部12によって本体1に連結され得る。この取外し可能カラー11は
,本装置内に毛髪手入れ溶液を充填および再充填するのを容易にし得る。本装置
内を充填および再充填する為の追加オプシォンとして,本体1の底部に充填用孔
13を設けることも含まれる。充填用孔13は,ネジ係合,押し係合,または静
電気式または熱式の密封係合によって,本体1と一体化されて本体を密封する。
【0022】 本体1は,毛髪手入れ溶液を実質的に取り囲む内装ケーシング8を随意含める
ことができる。該ケーシングには毛髪手入れ溶液が流通し得る流通孔8.1が用
意されている。該流通孔8.1は,本体1の開口部3と同軸上に配置され又は従
列させられ,よってアプリケータ筆具5を開口部3と流通孔8.1に挿通させる
ことができる。本体1内に配置されるケーシング8は,毛髪手入れ溶液に対する
障壁を提供し,フレキシブルな素材で構成するのが良い。ケーシング8は,内部
に含まれる毛髪手入れ溶液と反応しない素材,例えば本技術分野で周知のプラス
チック,ゴムおよび合成樹脂,並びにセラミックやある種の金属から好ましく形
成される。ケーシング8用の素材の選択は,部分的に毛髪手入れ製品の成分に依
存する。それ故,本体1は,幾つかの適合素材,例えば本技術分野で周知の成型
可能プラスチック,セラミックス及び合成樹脂等から形成できるけれども,毛髪
化粧料または毛髪手入れ溶液の化学的成分との反応性により不適切な素材からも
形成することができる。例えば,本体1は,毛髪手入れ製品と反応する可能性の
ある金属素材から形成することができ,実質上ケーシング8によって毛髪手入れ
溶液から隔てられ得るので,毛髪手入れ溶液の蔓延やそれとの化学反応が防止さ
れる。更に,本体1の形状は,ケーシング8の所望形状に拘わらず,機能的また
は奇抜的なものであろうとどんな形状でも良い。
【0023】 本発明に依る本装置内に保持リング9を組み入れることができ,該保持リング
9は,アプリケータ筆具5の一部の周囲に係留するように形成され,よってアプ
リケター筆具5を貯蔵室2内で位置決めすると共に保持し,アプリケータ筆具5
が不用意に貯蔵室2内に押し込まれるのを防止する。保持リング9は,本体1内
で,例えば図2に示す如く中心位置にアプリケータ筆具5を位置決めする手段を
提供し得る。ケーシング8が保持リング9によって密封されてアプリケータ筆具
5の周りに保持されるように,保持リング9をケーシング8と協調させて構築す
ることは有利で有り得る。又,保持リング9は,例えば本体長手方向への保持リ
ング9の移動を阻止する本体内側壁の溝または突起によって,本体1に対して実
質的に固定状態に,保持され得る。
【0024】 本発明の更なる実施例では,スペーサ10が本体内1に嵌着され得るように形
成されている。このスペーサ10は,他の場合には毛髪手入れ溶液で充填される
本体内一部空間を占める。従って,スペーサの使用は,本体1のサイズ及び形状
とは別個に貯蔵室2のサイズ及び形状を定めることに役立つ。従って,スペーサ
10の使用によって,貯蔵室2内に収容される液体の容量は,本体1によって占
められる空間容量と相違しても良い。スペーサ10は,例えば本体1内に本体1
の形状に応じて形成される単なる空間であっても良い。
【0025】 図3aは,本発明に依る毛髪化粧料付着システムのネック部6から突出するア
プリケータ筆具5端部の別の実施例を示す。アプリケータ筆具5の第2部分5.
2は鋸刃状の先端5.4を有する。鋸刃状の先端5.4は,貯蔵室2からの毛髪
手入れ溶液を毛髪に付着するための変更の形状を呈している。
【0026】 図3bは,アプリケータ筆具5端部の更なる別の実施例を示す。第2部分5.
2は,毛髪化粧料を毛髪に対して付着するのに使用され得る稜線状の先端5.5
を有する。図3cはアプリケータ筆具5端部の側面図を示し,図3aの鋸刃状先
端5.4と図3bの稜線状先端5.5との両者に関し図示したものである。
【0027】 図4は,2つの毛髪化粧料付着システムが結合されて単一のユニットに形成さ
れた本発明の実施例を示す。図4に示す2重構造の装置400は,例えば隔壁4
01によって区分される2つの構成部からなる。2重構造の装置400の一実施
例では,各構成部は図1と図2を参照して説明したのと実質的に同じである。つ
まり,2重構造の装置400の各構成部は,貯蔵室2を備える本体1,アプリケ
ータ筆具5,キヤップ7,及び図1ー3で示した他の構成要素のいづれかを含む
。隔壁401は2重構造の装置400の2つの構成部を隔てている。2つの構成
部は,例えば機構的に一体に結合しても良く,或いは成型プラスチックのような
素材から成る単一体として一体的に形成しても良い。
【0028】 2重構造の装置400は,例えば2色の髪染料を使用者にとって利用し易いよ
うにする簡便な方法を提供するのに適している。各段階で付着させる別の成分を
含む2段階付着を必要とする毛髪手入れ製品に対して,毛髪手入れ溶液の2成分
を別個に配給できる装置を提供できる。2重構造の装置400は,別成分を対向
する構成部に配置するのを可能にし,当該目的に適した装置を提供する。
【0029】 図5は,2重構造の装置400’の第2実施例を示し,2重構造の装置400
’の第1構成部が上記した毛髪化粧料付着装置と言うよりも寧ろユーティリテイ
ー収納室1aである。ユーティリテイー収納室1aは例えば押し係合キャップま
たはねじ着け端部7aを含めることができる。押し係合キャップまたはねじ着け
端部7aは,更にユーティリテイー収納室1a内に挿入されるように形成したア
プリケータ・ブラシ405を備え付けるようにしても良い。斯くして,この変更
実施例による本発明に依る2重構造の装置400’は,使用者が都合良くアクセ
スできるように一纏めにした2つの化粧用装置を備える一つの装置を提供する。
ユーティリテイー収納室1aは,例えば爪磨き,マスカラ,又は他の化粧品を受
け容れるように形成して良い。ユーティリテイー収納室1a内に化粧品を収容し
た場合,ユーティリテイー収納室のキャップ7aに備わるアプリケータ・ブラシ
405を用いて化粧品を付着することができる。従って,図1と2を参照して説
明した化粧料付着装置と類似する2つの化粧料付着装置を含む図4の2重構造の
装置400というよりも,本発明に依る図5の実施例の2重構造の装置400’
は,図1または図2のものと類似する1つの化粧料付着装置と,爪磨きやマスカ
ラ等の化粧品用ユーティリテイー化粧用具とを組み合わせてなるものということ
ができる。
【0030】 図6aは,2重構造の化粧料付着装置400’の例示的実施例を示す。この実
施例に於いて,2重構造装置の一方の構成部は図1,2または3のものと同じ様
に構成され,他方の構成部は,毛髪および肌に定着され得る光沢性金属類似物質
や輝く物質を蓄えておき配給することのできるユーティリテイー収納室1bであ
る。少量の光沢性金属類似物質や輝く物質だけをユーティリテイー収納室1bに
収容しても良く,光沢性金属類似物質はそれの付着を容易にする液体またはゲル
状媒質中に浮遊させるようにしても良い。ユーティリテイー収納室1bには輝く
物質を配給する為の特別の蓋7aが備えられ得る。蓋7bは図6bに示す如く開
放状態から図6cに示す如く閉鎖状態にユーティリテイー収納室1bに対して回
転させられる。図6bの開放状態に於いて,蓋7bの大き目の切り欠き410は
,ユーティリテイー収納室1b内部と連通する多数の小孔411を露出させる。
図6cの閉鎖状態に於いて,蓋7bの大き目の切り欠き410は,小孔411が
もはや露出しない様にユーティリテイー収納室1bに対して回転されている。
【0031】 図7は,本発明に依る更なる別の実施例は,図1,2または3を参照して説明
したのと実質的に同じ毛髪手入れ装置に対して,更に一体に連結したブラシ10
5が備えられている。図7の実施例は毛髪手入れ装置とブラシ105とを単一ユ
ニットに備わる有用物を提供する。本体1は,ブラシ105を使用するとき取っ
手として機能し得る。又,ブラシ105を本体に取り付けるようにしても良い。
【0032】 図8は,装置本体1に櫛110を一体に取り付けた装置の別の構成を示す。櫛
110は,装置が櫛110の取っ手として機能するように装置の端部に取り付け
ても良い。図9は図8の装置の正面図を示す。
【0033】 図10は,貯蔵室2を2つに区分するバルブ15を備える本発明の実施例を示
す。貯蔵室2はバルブより上方の分室2.1と,バルブより下方の分室2.2か
ら成る。分室2.2の毛髪手入れ溶液は,使用者が例えば本体1の側壁を握った
際に,バルブ15を流通し得る。図示の例示のバルブに於いて,本体1の側壁を
バルブの領域で握ることによって,バルブ15の一対の対向平面が互い他方に押
し込まれて対向斜面16同士が乗り重なり,これにより対向平面が分離されて毛
髪手入れ溶液の為の流通路が提供される。バルブ15は,本体1内に配置される
別部材要素であっても良いし,本体の一部として例えば射出成型法によって一体
的に構成しても良い。斜面を有するバルブ15は例示的な実施例であって,貯蔵
室2内を区分して分室2.1,2.2を設けるために異なった作動手段を備える
別の種類のバルブを使用しても良い。別の種類のバルブも本発明の精神と範囲に
含まれる。
【0034】 作用に関し,本発明に依る毛髪化粧料付着システムの上記した各実施例は,使
用者がキャップ7を取ってアプリケータ筆具5を露出させることによって毛髪化
粧料を毛髪に対して提供する。アプリケータ筆具5の浸出作用は毛髪化粧料を,
貯蔵室2内に入れられたアプリケータ筆具5の第1部分5.1から第2部分5.
2へ運ぶ。使用者は,アプリケータ筆具5で以って毛髪に接触させることによっ
て,処理すべき毛髪に対して毛髪化粧料を付着することができる。アプリケータ
筆具5は,何れかの態様で毛髪化粧料を付着するのに使用することができる。例
えば,人の頭部上の実質総ての髪の毛をアプリケータ筆具5の繰り返しの運びで
接触させたり,アクセントのある縞状効果またはハイライト状効果のために毛髪
の選択区域のみに接触されたり,毛髪の根毛部分までも塗り上げることができる
【0035】 本発明は様々な変更および他の構造が可能であるけれども,本発明を本書に記
載した特定の実施例に限定する意図はない。むしろ請求項で明示した本発明の精
神と範囲内に入る全ての変更および別の構造を対象とすることが意図されている
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の一実施例の断面図である。
【図2】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第2実施例の断面図である。
【図3a】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第3実施例の先端鋸刃状のア
プリケータ筆具端部の正面図である。
【図3b】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第4実施例の先端稜線状のア
プリケータ筆具端部の正面図である。
【図3c】 毛髪化粧料付着装置の鋸刃状先端または稜線状先端を含むアプリ
ケータ筆具端部の側面図である。
【図4】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第5実施例の側面図である。
【図5】 図4の毛髪化粧料付着装置の変更態様の断面図である。
【図6a】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の更なる実施例の側面図である
【図6b】 図6aの毛髪化粧料付着装置の開放状態を示す平面図である。
【図6c】 図6aの毛髪料付着装置の閉鎖状態を示す平面図である。
【図7】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の更なる他の実施例の側面図であ
る。
【図8】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の別の実施例の側面図である。
【図9】 図8の毛髪料付着装置の正面図である。
【図10】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の更なる別の実施例の断面図で
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】要約書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【要約】 毛髪化粧料付着システムは,毛髪化粧料または髪染料を含む貯蔵室(2)と,
貯蔵室(2)内部に配置される第1部分(5.1)と開通口(3)を経由して本
体(1)の外部に配置される第2部分(5.2)とを有するアプリケータ筆具(
5)と,アプリケータ筆具(5)の第2部分(5.2)を覆うと共に本体に密封
状に固着するように形成したキャップ(7)から成る。アプリケータ筆具(5)
は,毛管現象によって毛髪化粧料を貯蔵室からアプリケータ筆具(5)の第2部
分(5.2)の外表面に移送され,毛髪化粧料が処理すべき毛髪に対して直接接
触によって移送できる。
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月25日(2000.8.25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 毛髪化粧料付着システム
【特許請求の範囲】
【請求項16】貯蔵室と開口部とを有する本体と,本体開口部に取り外し可
能に結合されて本体と一体化されると共に貫通孔を有するカラーと,カラーの貫
通孔と本体の開口部とを通って延出する芯のうち第1端部が貯蔵室内に配置され
,第2端部が本体の外側に配置され,毛髪化粧料が貯蔵内に含まれていること
から成る毛髪化粧料付着装置を用いた毛髪に対する毛髪化粧料付着方法であって
, 芯の第2端部から毛髪化粧料を毛髪に移送する為に芯の第2端部を毛髪に対して 当て付け ること; 毛髪化粧料の少なくとも一回の再充填または変更を行うため本体の貯蔵室にアク
セスする為にカラーを本体から取り外すこと; そしてカラーを本体に取り外し可能に結合すること; から成る毛髪化粧料付着方法。
【請求項17】毛髪化粧料が1つまたは複数の成分からなり,貯蔵室と開口
部とを有する本体と,本体開口部に取り外し可能に結合されて本体に一体化され ると共に貫通孔を有するカラーと,カラーの貫通孔と本体の開口部とを通って延
出すると共に第1端部が貯蔵室内に配置され,第2端部が本体の外側に配置され
る芯から成る毛髪化粧料付着装置に於いて更に貯蔵室を第1室と第2室とに隔離
するバルブが含まれ,カラーの貫通孔と本体の開口部と連接する第2室に芯の第 1端部が 配置されて成る毛髪化粧料付着装置を用いた毛髪に対する毛髪化粧料付
着方法であって, 毛髪化粧料の少なくとも一回の再充填または変更を行うため本体の貯蔵室にアク
セスする為にカラーを本体から取り外すこと; 第1室内の毛髪化粧料の1つ又は複数の成分が混ざるように毛髪化粧料付着装置
を振ること; 第1室内の毛髪化粧料がバルブを経由して第2室に進んで第1芯端部と接触する
ようにバルブを開放すること; 芯の第2端部から毛髪化粧料を毛髪に移送する為に芯の第2端部を毛髪に対して 当て付け ること; 第1室内の毛髪化粧料が第2室の芯から実質的に隔離されるように閉鎖すること
; から成る毛髪化粧料付着方法。
【請求項18】前記芯はフェルト又は繊維またはスポンジラバーから成る請
求項1による付着装置。
【請求項19】キャップは,前記本体に対して,本体と相互作用する平行
溝によって密封するよう形成されて成る請求項4による付着装置。
【請求項20】前記本体の開口端部は第1ネジ形成部を有し,前記カラーの 連結部 は第2ネジ形成部を有し,第1ネジ形成部が第2ネジ形成部に対して相補
的に螺着されて成る請求項1による付着装置。
【請求項21】前記カラーは,本付着装置の構造的一体性を損ねずに本体 対して 取り外し,取り付けが可能な様に構成されて成る請求項1による付着装置
【請求項22】毛髪化粧料; 内部と,該内部の貯蔵室にアクセスする為の開口部と外部を有する本体; 本体内部に配置されるバルブ要素は,バルブ閉鎖状態に於いて本体内部を,開口 部と連接する第1室と,毛髪化粧料を受け容れる貯蔵室を形成する第2室とに分 け隔てると共に,バルブ開放状態 に於いて本体内部の第1と第2との間に毛
髪化粧料が流れることを可能にしていること; 本体内部の第1に延出する第1端部と,本体の外部に配置された第2端部とを
有する芯,本体の開口部を経由して延出していること; から成る付着装置であって, バルブ要素は,本体内部の第2に隣接する本体外部の表面に対して所定量の力
を加えることによって,バルブ閉鎖状態からバルブ開放状態に移行するように構 されていること; から成る付着装置。
【請求項23】本体は長手方向軸を有し,バルブ要素は,本体内部の第2 に隣接する本体外部の表面に対して本体の長手方向軸に対し実質的に直角な方向 から所 定量の力を加えることによって,バルブ閉鎖状態からバルブ開放状態に移 行するように構成 されていること; から成る請求項22による付着装置。
【請求項24】毛髪化粧料;毛髪化粧料を受け容れる貯蔵室を形成する 内部と,貯蔵室にアクセスする為の開
部とを有して成る本体; 本体の開口端部に対して取外し可能に係合する連結部を有し,本体に取外し可能
に結合されて本体に一体化されると共に貫通孔を具備するカラー; 第1端部と第2端部を有し,カラーを経由して延出する単一体の芯; カラーが本体に取り外し可能に結合されたときに単一体の芯の第1端部は本体の
貯蔵室に配置され,単一体の芯の第2端部は本体の外側に配置され; 毛髪化粧料は単一体の芯の第1端部から単一体の芯の第2端部に運ばれること;
から成る付着装置。
【請求項25】毛髪化粧料が1つまたは複数の成分からなり,貯蔵室を有す ると共に 第一端部が貯蔵室内に配置され第2端部が本体の外側に配置される芯が
通る開口部を有する本体と,芯第2端部を覆い囲むと共に本体を密封するキャ
ップから成る毛髪化粧料付着装置に於いて更に貯蔵室を第1室と第2室とに隔離
するバルブが含まれ,第2室は芯が通る前記開口部と連接し,芯はその第1端部
が第2室に配置されると共に第2端部が本体の外側に配置されて成る毛髪化粧料
付着装置を用いた毛髪に対する毛髪化粧料付着方法であって,貯蔵室の 第1室内の毛髪化粧料の1つ又は複数の成分が混ざるように毛髪化粧料
付着装置を振ること; 第1室内の毛髪化粧料がバルブを経由して第2室に進んで芯の第1端部と接触す
るようにバルブを開放すること; 芯の第2端部を露出するためにキャップを取り除くこと; 芯の第2端部から毛髪化粧料を毛髪に移送する為に芯の第2端部を毛髪に対して 当て付け ること; 第1室内の毛髪化粧料が第2室の芯から実質的に隔離されるようにバルブを閉鎖
すること; キャップを芯の第2端部を覆い戻して,付着装置の本体にキャップを係合させて ,キャップにより本体を実質的に気密閉鎖状態にする こと; から成る毛髪化粧料付着方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】 本発明は,ヘアケアーの技術分野に属し,具体的には染毛剤の様な毛髪化粧料
を毛髪に対して付着する装置および方法に関する。
【0002】
【本発明の背景】 髪染料およびヘアケアー(毛髪手入れ)用化粧品の為のディスペンサー(分液
器)および付着器は,本技術分野で一般に知られている。例えば,米国特許No
.5152305には,毛髪に染料を付着する為のノズルおよびステムを有する
末端キャップ付きチューブ状容器が概ね開示されている。その容器は,圧力を加
えて髪染料をノズル経由で外部に押し出す為にユーザが作動することの出来る可
動ピストンを備えている。
【0003】 米国特許No.5076298には,各吸収性素材を個別に収容する複合貯蔵
区画を備えるチューブ状要素を含む装置が概ね開示されている。夫れ夫れの吸収
性素材は,或る髪染料溶液の別成分を含み得る。髪染料成分は,各吸収剤から複
合枝に提供され,複合枝で混合される。次いで,当該混合液は,複合枝から染め
るべき毛髪に対して付着され得る。
【0004】 米国特許No.4966175には,液状髪染料を貯蔵する為の貯蔵室を備え
る筒状体と,該貯蔵室をトップ部分に連絡する供給手段またはバルブ手段を有す
る装置が概ね開示されている。
【0005】 米国特許No.4958647には,吸収性素材を回転させるモータを含み,
遠心力によって吸収性素材から染料を,その吸収性素材の外側半径方向に位置す
る第2の吸収性素材に移送するようにして成る髪染料ディスペンサー(分液器)
が概ね開示されている。前記第2の吸収性素材は,髪染料を髪に付着する為にデ
ィスペンサーの外側に配置されている。
【0006】 本技術分野の公知の方法および装置には,本明細書に開示する如く,使い易く
て,信頼するに値し,製造コストが低く,使い捨てユニットとして使用可能で,
或いは簡単に再充填可能に構成できる,毛髪に対する髪染料のような毛髪化粧料
を付着する為の装置および方法は開示されていない。
【本発明の目的および要約】
【0007】 本発明の目的は,内部が毛髪化粧料または染毛剤を収容するように形成される
と共に内部と外部を連通する開口部またはポートを備える本体を含む装置を提供
することにある。この装置には,開口部に配置される芯つまりアプリケータ筆具
が含まれ,該芯は本体内部に位置する第1部分と,本体外部に位置する第2部分
とを有し,その芯の第2部分を覆い囲むと共に本体と密閉状に連結する様に形成
されたキャップも含まれる。
【0008】 本発明のもう一つの目的は,所望の色で髪染めするのに成分の混合および注入
を必要とせずに,容易に使え,かつ即座に手に取ることの出来る装置を提供する
ことにある。例えば,所望の染毛剤は本発明に依る容器に入れて使用でき,容器
内の染毛剤に対するアクセスは染毛剤を分液する芯部を備える容器の開口部を経
由してアクセスがなされる。当該容器は,使用者による操作を容易するような形
状にすることも出来る。容器の形状は,細長の筒状形に限定されることなく,奇
抜な,人間工学的な,機能的な又は様式化した形状とデザインを含む何れの形状
でも良い。
【0009】 本発明の更なる目的は,利用者が毛髪の特定位置に染毛剤を定着するのを容易
にする簡便な付着手段を簡便な容器に設けることによって,例えば臨機な手段と
して染毛剤をとりわけ根毛の領域まで塗り上げる優れた手段を提供することにあ
る。加えて,アクセントのある縞模様に染めることも容易に出来る装置を提供す
ることである。
【0010】 本発明の一実施例では,毛髪に対する髪染料付着手段は,容器の内部から毛髪
への髪染料の移送を可能にする毛管現象を提供する芯を含む。
【0011】 本発明のもう一つ実施例では,装置本体の開口部は取外し可能な取付け部品ま
たはカラーを含めることができる。カラーは,ねじや係止溝や押し係合の様な取
外し可能手段によって本体に固定される。芯タイプのアプリケータ筆具は,一端
が本体の内側に位置し,他端が本体の外側に位置するようにカラーを貫通して配
置されている。カラーは取外し可能であるので,本体は髪染め剤で充填および再
充填可能である。又,別の構造では,本体は本装置の底部に設けられた孔を経由
して充填され得る。その底部孔は好ましく密封可能で,密封は例えば密封プラグ
と本体との間のネジ結合や係止溝や押し係合よって行われる。密封プラグは,例
えば接着剤や静電気密封や熱密封で適切に固着され得る。
【0012】 本発明の更なる実施例では,本装置のアプリケータ筆具セクションが,例えば
バルブによって貯蔵室セクションから実質的に隔離されている。バルブは,使用
者による操作によって毛髪化粧料を貯蔵室セクションからアプリケータ筆具セク
ションに流通させるのを可能にする。例えば,使用者は,レバーを押すか,アプ
リケータ筆具の先端を本体の内側へ押すか,本体の側壁を握るかして,通路を開
いて,それを経由して毛髪化粧料を流通させることができる。これによって均質
でない化粧料や,分離する傾向のある毛髪溶液は,本装置のアプリケータ筆具セ
クションに入る直前に揺さぶって混合することが可能である。アプリケータ筆具
セクションに入った際に,混合毛髪溶液はアプリケータ筆具の浸出作用によって
毛髪へ移送させることができる。分離する傾向のある未使用の毛髪溶液の部分は
,バルブによって芯から分離された貯蔵室セクションに留まり,芯により分離溶
液が吸収されない。このことは,芯が例えば毛髪溶液のうち不均衡な分量の一成
分を毛髪へ移送するのを防止するのに役立つ。
【0013】 バルブを備える構造の利点は,分離傾向のある2つ以上の成分からなる毛髪溶
液を単一のアプリケータ筆具内に含ませることができ,外部混合または外部注入
を必要としない。加えて,使用者は自らが選んだ成分で貯蔵室を充填することが
できる。例えば,本発明のアプリケータ筆具システムは,単純な充填操作に従っ
て,複合成分溶液または2つの相違する溶液成分を貯蔵室に追加することを可能
にする。貯蔵室は,一旦充填されたならば,密封状に閉鎖され得る。斯くして,
複合成分溶液は,追加の外部混合および外部注入なしに簡単に貯蔵され,容易に
アクセスされ得る。
【0014】 又,本発明は,上記した毛髪化粧料付着装置を用いて,芯を露出する為に毛髪
化粧料付着装置の本体からキャップを取り除くこと;芯から毛髪に対して毛髪手
入れ溶液を移送する為に芯を毛髪に接触させること;キャップを芯上方から戻し
て本体に係合させ,これによってキャップと本体との間に実質的に気密された閉
鎖を形成して,芯が実質的に気密閉鎖された状態で収容されていること;の過程
から成る髪染め方法を対象としている。本発明の利点は,アプリケータ筆具と貯
蔵室とが統合化されていること,使い捨て可能で又は再充填可能で,使い勝手が
良く,汚れの生じず,漏れや溢れを回避した,機構的に単純で使い易い装置を提
供することにある。斯くして,本装置は,入手可能な他の髪染め器具,とりわけ
例えば別個の取外し可能なアプリケータ筆具に依拠した髪染め器具に関連する問
題を回避する。又,本発明は製造コストが低廉である。
【0015】 以下の詳細な説明および添付図面を参照することによって,本発明の上記した
,又は他の目的や特徴および利点が明らかになるであろう。
【0016】
【発明の詳細な説明】 図1は本発明の第1実施例を示し,参照番号100によって包括的に示される
本装置は貯蔵室2を形成する本体1を有する。貯蔵室2は開口部3を有する実質
閉鎖された区域であって,毛髪化粧料または毛髪手入れ(ヘアケアー)溶液は装
置100から開口部3を経由して毛髪に配給され得る。毛髪化粧料または毛髪手
入れ溶液には,例えば,永久的または半永久的に洗い落とし可能か残留性の髪染
料の様な染毛剤,毛髪漂白剤,毛髪脱色剤,またはコンディシォナーや整髪液の
様な毛髪処理の為の他の溶液が含まれ得る。芯つまりアプリケータ筆具5は,そ
の一部が貯蔵室2内に収容され,また一部が貯蔵室2の外部に配置され,貯蔵室
2内部との相互作用によって毛髪手入れ溶液を吸収してそれを例えば毛管現象に
よって貯蔵室2の外部へ配給する。
【0017】 貯蔵室2の開口部3は,アプリケータ筆具5を支持するように形成され得る。
アプリケータ筆具5は,例えばフェルト,繊維,スポンジラバー,或いは貯蔵室
2から毛髪手入れ溶液を毛管現象によってアプリケータ筆具5の外側露出表面へ
浸出することのできる他の何れの素材であっても良い。アプリケータ筆具5は,
貯蔵室2の開口部3に設けられ,本体1内に位置する第1部分5.1と,本体1
の外側に露出する第2部分5.2を含む。アプリケータ筆具5は,空気圧が貯蔵
室2の外側と内側とで均等になるように開口部3内に適切に嵌着されている。こ
の様な空気圧の均等化作用は,アプリケータ筆具5に溝5.3や他の空隙を適切
に形成することによっても成し遂げられる。空気圧の均等化を可能にすることに
よって,例えば,貯蔵室2の内側から外側へアプリケータ筆具5を経由する毛髪
手入れ溶液の流れを妨げる空気圧の圧力差が回避され得る。
【0018】 尚,アプリケータ筆具5は,例えば不注意にも押し下げられて貯蔵室2内に入
り込まないように開口部3に嵌着されるべきであり,また貯蔵室2内の毛髪手入
れ溶液がアプリケータ筆具5を経由して漏れると言うよりも,むしろ浸透アプリ
ケータ筆具5の毛管現象によって貯蔵室2から外部に移動するように嵌着すべき
である。開口部3は,アプリケータ筆具5を取り囲み,それに対する支持部を提
供するネック部6を含めることができる。
【0019】 開口部3はキャップ7を支承可能に好ましく形成されている。キャップ部7は
,本体1との実質的に密封結合によって,好ましいことに浸透アプリケータ筆具
5の乾燥を防止し,本体1内に貯蔵された毛髪手入れ溶液の蒸発,漏れ又は溢れ
を防ぐ。キャップ部7と本体1との間の適切な連結手段には,例えば平行な係止
溝,ネジおよび押し係合の手段がある。キャップ部7は,本体1に載置されたと
き,本装置を非使用状態にする如くアプリケータ筆具5を実質的に覆う。又,キ
ャップ部7は,毛髪手入れ溶液が付くのが望ましくない表面とのアプリケータ筆
具5と不意の接触を防止する。
【0020】 本装置は,図2に示す如く随意に幾つかの特徴を含めることができる。例えば
,貯蔵室2には,毛髪手入れ溶液を吸収して保有する吸収性素材または吸収性パ
ッド4を内蔵させることができる。吸収性パッド4は実質的に貯蔵室2全体に充
填しても良く,毛髪手入れ溶液を吸収して溢れや洩れを防止するのに役立つ。
【0021】 本装置の追加特徴として,開口部3および任意のネック部6が設けられる取外
し可能カラー11が用意されている。該カラー11は,例えば図2に示す如くネ
ジ形成連結部12によって本体1に連結され得る。この取外し可能カラー11は
,本装置内に毛髪手入れ溶液を充填および再充填するのを容易にし得る。本装置
内を充填および再充填する為の追加オプシォンとして,本体1の底部に充填用孔
13を設けることも含まれる。充填用孔13は,ネジ係合,押し係合,または静
電気式または熱式の密封係合によって,本体1と一体化されて本体を密封する。
【0022】 本体1は,毛髪手入れ溶液を実質的に取り囲む内装ケーシング8を随意含める
ことができる。該ケーシングには毛髪手入れ溶液が流通し得る流通孔8.1が用
意されている。該流通孔8.1は,本体1の開口部3と同軸上に配置され又は従
列させられ,よってアプリケータ筆具5を開口部3と流通孔8.1に挿通させる
ことができる。本体1内に配置されるケーシング8は,毛髪手入れ溶液に対する
障壁を提供し,フレキシブルな素材で構成するのが良い。ケーシング8は,内部
に含まれる毛髪手入れ溶液と反応しない素材,例えば本技術分野で周知のプラス
チック,ゴムおよび合成樹脂,並びにセラミックやある種の金属から好ましく形
成される。ケーシング8用の素材の選択は,部分的に毛髪手入れ製品の成分に依
存する。それ故,本体1は,幾つかの適合素材,例えば本技術分野で周知の成型
可能プラスチック,セラミックス及び合成樹脂等から形成できるけれども,毛髪
化粧料または毛髪手入れ溶液の化学的成分との反応性により不適切な素材からも
形成することができる。例えば,本体1は,毛髪手入れ製品と反応する可能性の
ある金属素材から形成することができ,実質上ケーシング8によって毛髪手入れ
溶液から隔てられ得るので,毛髪手入れ溶液の蔓延やそれとの化学反応が防止さ
れる。更に,本体1の形状は,ケーシング8の所望形状に拘わらず,機能的また
は奇抜的なものであろうとどんな形状でも良い。
【0023】 本発明に依る本装置内に保持リング9を組み入れることができ,該保持リング
9は,アプリケータ筆具5の一部の周囲に係留するように形成され,よってアプ
リケター筆具5を貯蔵室2内で位置決めすると共に保持し,アプリケータ筆具5
が不用意に貯蔵室2内に押し込まれるのを防止する。保持リング9は,本体1内
で,例えば図2に示す如く中心位置にアプリケータ筆具5を位置決めする手段を
提供し得る。ケーシング8が保持リング9によって密封されてアプリケータ筆具
5の周りに保持されるように,保持リング9をケーシング8と協調させて構築す
ることは有利で有り得る。又,保持リング9は,例えば本体長手方向への保持リ
ング9の移動を阻止する本体内側壁の溝または突起によって,本体1に対して実
質的に固定状態に,保持され得る。
【0024】 本発明の更なる実施例では,スペーサ10が本体内1に嵌着され得るように形
成されている。このスペーサ10は,他の場合には毛髪手入れ溶液で充填される
本体内一部空間を占める。従って,スペーサの使用は,本体1のサイズ及び形状
とは別個に貯蔵室2のサイズ及び形状を定めることに役立つ。従って,スペーサ
10の使用によって,貯蔵室2内に収容される液体の容量は,本体1によって占
められる空間容量と相違しても良い。スペーサ10は,例えば本体1内に本体1
の形状に応じて形成される単なる空間であっても良い。
【0025】 図3aは,本発明に依る毛髪化粧料付着システムのネック部6から突出するア
プリケータ筆具5端部の別の実施例を示す。アプリケータ筆具5の第2部分5.
2は鋸刃状の先端5.4を有する。鋸刃状の先端5.4は,貯蔵室2からの毛髪
手入れ溶液を毛髪に付着するための変更形状を呈している。
【0026】 図3bは,アプリケータ筆具5端部の更なる別の実施例を示す。第2部分5.
2は,毛髪化粧料を毛髪に対して付着するのに使用され得る稜線状の先端5.5
を有する。図3cはアプリケータ筆具5端部の側面図を示し,図3aの鋸刃状先
端5.4と図3bの稜線状先端5.5との両者に関し図示したものである。
【0027】 図4は,2つの毛髪化粧料付着システムが結合されて単一のユニットに形成さ
れた本発明の実施例を示す。図4に示す2重構造の装置400は,例えば隔壁4
01によって区分される2つの構成部からなる。2重構造の装置400の一実施
例では,各構成部は図1と図2を参照して説明したのと実質的に同じである。つ
まり,2重構造の装置400の各構成部は,貯蔵室2を備える本体1,アプリケ
ータ筆具5,キヤップ7,及び図1ー3で示した他の構成要素のいづれかを含む
。隔壁401は2重構造の装置400の2つの構成部を隔てている。2つの構成
部は,例えば機構的に一体に結合しても良く,或いは成型プラスチックのような
素材から成る単一体として一体的に形成しても良い。
【0028】 2重構造の装置400は,例えば2色の髪染料を使用者にとって利用し易いよ
うにする簡便な方法を提供するのに適している。各段階で付着させる別の成分を
含む2段階付着を必要とする毛髪手入れ製品に対して,毛髪手入れ溶液の2成分
を別個に配給できる装置を提供できる。2重構造の装置400は,別成分を対向
する構成部に配置するのを可能にし,当該目的に適した装置を提供する。
【0029】 図5は,2重構造の装置400’の第2実施例を示し,2重構造の装置400
’の第1構成部が上記した毛髪化粧料付着装置と言うよりも寧ろユーティリテイ
ー収納室1aである。ユーティリテイー収納室1aは例えば押し係合キャップま
たはねじ着け端部7aを含めることができる。押し係合キャップまたはねじ着け
端部7aは,更にユーティリテイー収納室1a内に挿入されるように形成したア
プリケータ・ブラシ405を備え付けるようにしても良い。斯くして,この変更
実施例による本発明に依る2重構造の装置400’は,使用者が都合良くアクセ
スできるように一纏めにした2つの化粧用装置を備える一つの装置を提供する。
ユーティリテイー収納室1aは,例えば爪磨き,マスカラ,又は他の化粧品を受
け容れるように形成して良い。ユーティリテイー収納室1a内に化粧品を収容し
た場合,ユーティリテイー収納室のキャップ7aに備わるアプリケータ・ブラシ
405を用いて化粧品を付着することができる。従って,図1と2を参照して説
明した化粧料付着装置と類似する2つの化粧料付着装置を含む図4の2重構造の
装置400というよりも,本発明に依る図5の実施例の2重構造の装置400’
は,図1または図2のものと類似する1つの化粧料付着装置と,爪磨きやマスカ
ラ等の化粧品用ユーティリテイー化粧用具とを組み合わせてなるものということ
ができる。
【0030】 図6aは,2重構造の化粧料付着装置400’の例示的実施例を示す。この実
施例に於いて,2重構造装置の一方の構成部は図1,2または3のものと同じ様
に構成され,他方の構成部は,毛髪および肌に定着され得る光沢性金属類似物質
や輝く物質を蓄えておき配給することのできるユーティリテイー収納室1aであ
る。少量の光沢性金属類似物質や輝く物質だけをユーティリテイー収納室1aに
収容しても良く,光沢性金属類似物質はそれの付着を容易にする液体またはゲル
状媒質中に浮遊させるようにしても良い。ユーティリテイー収納室1aには輝く
物質を配給する為の特別の蓋7bが備えられ得る。蓋7bは図6bに示す如く開
放状態から図6cに示す如く閉鎖状態にユーティリテイー収納室1aに対して回
転させられる。図6bの開放状態に於いて,蓋7bの大き目の切り欠き410は
,ユーティリテイー収納室1a内部と連通する多数の小孔411を露出させる。
図6cの閉鎖状態に於いて,蓋7bの大き目の切り欠き410は,小孔411が
もはや露出しない様にユーティリテイー収納室1aに対して回転されている。
【0031】 図7は,本発明に依る更なる別の実施例は,図1,2または3を参照して説明
したのと実質的に同じ毛髪手入れ装置に対して,更に一体に連結したブラシ10
5が備えられている。図7の実施例は毛髪手入れ装置とブラシ105とを単一ユ
ニットに備わる有用物を提供する。本体1は,ブラシ105を使用するとき取っ
手として機能し得る。又,ブラシ105を本体に取り付けるようにしても良い。
【0032】 図8は,装置本体1に櫛110を一体に取り付けた装置の別の構成を示す。櫛
110は,装置が櫛110の取っ手として機能するように装置の端部に取り付け
ても良い。図9は図8の装置の正面図を示す。
【0033】 図10は,貯蔵室2を2つに区分するバルブ15を備える本発明の実施例を示
す。貯蔵室2はバルブより上方の分室2.1と,バルブより下方の分室2.2か
ら成る。分室2.2の毛髪手入れ溶液は,使用者が例えば本体1の側壁を握った
際に,バルブ15を流通し得る。図示の例示のバルブに於いて,本体1の側壁を
バルブの領域で握ることによって,バルブ15の一対の対向平面が互い他方に押
し込まれて対向斜面16同士が乗り重なり,これにより対向平面が分離されて毛
髪手入れ溶液の為の流通路が提供される。バルブ15は,本体1内に配置される
別部材要素であっても良いし,本体の一部として例えば射出成型法によって一体
的に構成しても良い。斜面を有するバルブ15は例示的な実施例であって,貯蔵
室2内を区分して分室2.1,2.2を設けるために異なった作動手段を備える
別の種類のバルブを使用しても良い。別の種類のバルブも本発明の精神と範囲に
含まれる。
【0034】 作用に関し,本発明に依る毛髪化粧料付着システムの上記した各実施例は,使
用者がキャップ7を取ってアプリケータ筆具5を露出させることによって毛髪化
粧料を毛髪に対して提供する。アプリケータ筆具5の浸出作用は毛髪化粧料を,
貯蔵室2内に入れられたアプリケータ筆具5の第1部分5.1から第2部分5.
2へ運ぶ。使用者は,アプリケータ筆具5で以って毛髪に接触させることによっ
て,処理すべき毛髪に対して毛髪化粧料を付着することができる。アプリケータ
筆具5は,何れかの態様で毛髪化粧料を付着するのに使用することができる。例
えば,人の頭部上の実質総ての髪の毛をアプリケータ筆具5の繰り返しの運びで
接触させたり,アクセントのある縞状効果またはハイライト状効果のために毛髪
の選択区域のみに接触されたり,毛髪の根毛部分までも塗り上げることができる
【0035】 本発明は様々な変更および他の構造が可能であるけれども,本発明を本書に記
載した特定の実施例に限定する意図はない。むしろ請求項で明示した本発明の精
神と範囲内に入る全ての変更および別の構造を対象とすることが意図されている
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の一実施例の断面図である。
【図2】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第2実施例の断面図である。
【図3a】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第3実施例の先端鋸刃状のア
プリケータ筆具端部の正面図である。
【図3b】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第4実施例の先端稜線状のア
プリケータ筆具端部の正面図である。
【図3c】 毛髪化粧料付着装置の鋸刃状先端または稜線状先端を含むアプリ
ケータ筆具端部の側面図である。
【図4】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の第5実施例の側面図である。
【図5】 図4の毛髪化粧料付着装置の変更態様の断面図である。
【図6a】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の更なる実施例の側面図である
【図6b】 図6aの毛髪化粧料付着装置の開放状態を示す平面図である。
【図6c】 図6aの毛髪料付着装置の閉鎖状態を示す平面図である。
【図7】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の更なる他の実施例の側面図であ
る。
【図8】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の別の実施例の側面図である。
【図9】 図8の毛髪料付着装置の正面図である。
【図10】 本発明に依る毛髪化粧料付着装置の更なる別の実施例の断面図で
ある。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】毛髪化粧料; 毛髪化粧料を受け容れる貯蔵室を形成する内部と,第1部分と,貯蔵室にアクセ
    スする為の開口部から成る本体; 本体の第1部分に対して取外し可能に係合する第2部分を有し,本体に取外し可
    能に結合されるカラー; カラーに挿通されると共にカラーから延出する第1端部と第2端部を有し,該第
    2端部が毛髪化粧料を毛髪に付着する為の鋸刃状先端を有して成る芯; から構成され, カラーが本体に取外し可能に結合されたときに芯の第1端部は本体の貯蔵室内に
    位置せしめられると共に芯の第2端部は本体の外側に位置せしめられ,また毛髪
    化粧料が芯の第1端部から芯の第2端部に運ばれること; から成る付着装置。
  2. 【請求項2】毛髪化粧料が染毛剤である請求項1による付着装置。
  3. 【請求項3】前記開口部は芯を支持する為のネックを備えて成る請求項1に
    よる付着装置。
  4. 【請求項4】更に芯の第2端部を覆い囲むと共に本体に対し密封状に連結さ
    れるように形成されたキャップを含んで成る請求項1による付着装置。
  5. 【請求項5】前記本体は,キャップ上の対応ネジと係合するネジを有し,キ
    ャップと本体とを密封可能にして成る請求項4による付着装置。
  6. 【請求項6】前記キャップは本体に対して押し係合によって密封して成る請
    求項4による付着装置。
  7. 【請求項7】カラーには,本体の対応ネジと係合するネジが設けらて成る請
    求項1による付着装置。
  8. 【請求項8】更に毛髪化粧料を本体から隔てる為に貯蔵室内に於いて毛髪化
    粧料と本体の間に配置された可撓性プラスチックから成り,該可撓性プラスチッ
    クは本体の開口部と実質同軸で芯の進入を許す孔を有して成る請求項1による付
    着装置。
  9. 【請求項9】更に本体内で貯蔵室に隣接して配置されるスペース形成要素か
    ら成り,本体がスペース形成要素と貯蔵室を包含して成る請求項1による付着装
    置。
  10. 【請求項10】更に毛髪化粧料を吸収するために貯蔵室内に配置される吸収
    性素材から成り,該吸収性素材カラーは芯の第1端部と液的に通じ合っており,
    毛髪化粧料が吸収性素材から芯に流通することが可能であることから成る請求項
    1による付着装置。
  11. 【請求項11】前記本体は,更に前記貯蔵室に隣接すると共に隔壁によって
    前記貯蔵室から隔離された少なくとも1つの追加的貯蔵室を含み,該追加的貯蔵
    室は内部,外部およびこれら内部と外部を連通させるポートを有し,第2の毛髪
    化粧料を受け容れるものであって;また本体は,前記ポートに配置される少なく
    とも1つ追加的芯を含み,該追加的芯は前記追加的貯蔵室内に配置される第1部
    分と,追加的貯蔵室の外側に配置される第2部分とを有して成る請求項1による
    付着装置。
  12. 【請求項12】更に本体に隣接するユーティリテイ収納室を含み,該ユーテ
    ィリテイ収納室は化粧品を収納すると共に,ユーティリテイ収納室に嵌着するユ
    ーティリテイキャップを有して成る請求項1による付着装置。
  13. 【請求項13】前記ユーティリテイキャップは,更に固着されたアプリケー
    タ筆具ブラシを含んで成る請求項12による付着装置。
  14. 【請求項14】前記化粧品は,毛髪または肌を視覚的に目立させる為に小さ
    な,光沢性の,輝く金属類似成分から成る請求項12による付着装置。
  15. 【請求項15】更に本体に隣接して配置されたブラシを含んで成る成る請求
    項1による付着装置。
  16. 【請求項16】更に本体に隣接して配置される櫛を含んで成る請求項1によ
    る付着装置。
  17. 【請求項17】貯蔵室と開口部とを有する本体と,本体に取り外し可能に結
    合されると共に貫通孔を有するカラーと,カラーの貫通孔と本体の開口部とを通
    って延出すると共に第1端部が貯蔵室内に配置され,第2端部が本体の外側に配
    置される芯と,毛髪化粧料が貯蔵槽内に含まれていることから成る毛髪化粧料付
    着装置を用いた毛髪に対する毛髪化粧料付着方法であって, 芯の第2部分から毛髪化粧料を毛髪に移送する為に芯の第2部分を毛髪に対して
    付着すること; 毛髪化粧料の少なくとも一回の再充填または変更を行うため本体の貯蔵室にアク
    セスする為にカラーを本体から取り外すこと; そしてカラーを本体に取り外し可能に結合すること; から成る毛髪化粧料付着方法。
  18. 【請求項18】毛髪化粧料が1つまたは複数の成分からなり,貯蔵室と開口
    部とを有する本体と,本体に取り外し可能に結合されると共に貫通孔を有するカ
    ラーと,カラーの貫通孔と本体の開口部とを通って延出すると共に第1端部が貯
    蔵室内に配置され,第2端部が本体の外側に配置される芯と,毛髪化粧料が貯蔵
    槽内に含まれていることから成る毛髪化粧料付着 装置であって,更に貯蔵室を第1室と第2室とに隔離するバルブから成り,第2
    室は芯が通る開口を有し,芯はその第1端部が第2室に配置されると共に第2端
    部が本体の外側に配置されて成る毛髪化粧料付着装置を用いた毛髪に対する毛髪
    化粧料付着方法であって,毛髪化粧料の少なくとも一回の再充填または変更を行
    うため本体の貯蔵室にアクセスする為にカラーを本体から取り外すこと; 第1室内の毛髪化粧料の1つ又は複数の成分が混合されるように毛髪化粧料付着
    装置を振ること; 第1室内の毛髪化粧料がバルブを経由して第2室に進んで第1芯端部と接触する
    ようにバルブを開放すること; 芯の第2部分から毛髪化粧料を毛髪に移送する為に芯の第2部分を毛髪に対して
    付着すること; 第1室内の毛髪化粧料が第2室の芯から実質的に隔離されるように閉鎖すること
    ; から成る毛髪化粧料付着方法。
  19. 【請求項19】前記芯はフェルトから成る請求項1による付着装置。
  20. 【請求項20】前記芯は繊維から成る請求項1による付着装置。
  21. 【請求項21】前記芯はスポンジラバーから成る請求項1による付着装置。
  22. 【請求項22】キャップは,前記本体に対して,本体と協調する平行溝によ
    って密封して成る請求項4による付着装置。
  23. 【請求項23】前記本体の第1部分は第1ネジ形成部を有し,前記カラーの
    第2部分は第2ネジ形成部を有し,第1ネジ形成部が第2ネジ形成部に対して相
    補的に螺着されて成る請求項1による付着装置。
  24. 【請求項24】前記カラーは,本付着装置の構造的一体性に影響を与えずに
    本体から取り外され得る請求項1による付着装置。
  25. 【請求項25】毛髪化粧料; 内部と,第1部分と,貯蔵室にアクセスする為の開口部と外部を有する本体; 本体内部に配置されるバルブ要素,該バルブ要素は第1閉鎖構成に於いて本体内
    部の第1部分を,本体内部の第2部分から隔離し,該第2部分は毛髪化粧料を受
    け容れる貯蔵室を形成し,バルブ要素は,第2開放構成に於いて本体内部の第1
    部分と第2部分の間に於いて毛髪化粧料が流れることを可能にしていること; 本体内部の第1部分に延出する第1端部と,本体の外部に配置された第2端部と
    を有する芯であって,該芯本体の開口部を経由して延出していること; から成る付着装置であって, バルブ要素は,本体内部の第2部分に隣接する領域に於いて所定量の力を本体の
    外部に対して加えることによって,第1閉鎖構成と第2開放構成の間に於いて偏
    圧されていること; から成る付着装置。
  26. 【請求項26】本体は長手方向軸を有し,バルブ要素は,本体内部の第2部
    分に隣接する領域に於いて本体の長手方向軸所に対して実質的に垂直方向に定量
    の力を本体の外部に対して加えることによって,第1閉鎖構成と第2開放構成の
    間に於いて偏圧されていること; から成る請求項26による付着装置。
  27. 【請求項27】毛髪化粧料; 内部と,第1部分と,貯蔵室にアクセスする為の開口部と外部を有する本体; 本体の第1部分に対して取外し可能に係合する第2部分を有し,本体に取外し可
    能に結合されるカラー; 第1端部と第2端部を有し,カラーを経由して延出する単一体の芯; カラーが本体に取り外し可能に結合されたときに単一体の芯の第1端部は本体の
    貯蔵室に配置され,単一体の芯の第2端部は本体の外側に配置され; 毛髪化粧料は単一体の芯の第1端部から単一体の芯の第2端部に運ばれること; から成る付着装置。
  28. 【請求項28】毛髪化粧料が1つまたは複数の成分からなり,貯蔵室と,第
    一端部が貯蔵室内に配置され第2端部が本体の外側に芯が通る開口部とを有する
    本体と,芯第2端部を覆い囲むと共に本体を密封するキャップから成る毛髪化粧
    料付着装置であって,更に貯蔵室を第1室と第2室とに隔離するバルブから成り
    ,第2室は芯が通る開口を有し,芯はその第1端部が第2室に配置されると共に
    第2端部が本体の外側に配置されて成る毛髪化粧料付着装置を用いた毛髪に対す
    る毛髪化粧料付着方法であって,毛髪化粧料が貯蔵槽内に含まれていること,更
    に貯蔵室を第1室と第2室とに隔離するバルブから成り,第2室は芯が通る開口
    を有し,芯はその第1端部が第2室に配置されると共に第2端部が本体の外側に
    配置されて成る毛髪化粧料付着装置を用いた毛髪に対する毛髪化粧料付着方法で
    あって; 第1室内の毛髪化粧料の1つ又は複数の成分が混合されるように毛髪化粧料付着
    装置を振ること; 第1室内の毛髪化粧料がバルブを経由して第2室に進んで第1芯端部と接触する
    ようにバルブを開放すること; 芯の第2部分を露出するためにキャップを取り除くこと; 芯の第2部分から毛髪化粧料を毛髪に移送する為に芯の第2部分を毛髪に対して
    付着すること; 第1室内の毛髪化粧料が第2室の芯から実質的に隔離されるように閉鎖すること
    ; キャップを芯の第2部分上に戻して,付着装置の本体とキャップとを係合して,
    キャップと本体の間の実質的に気密閉鎖を形成させること; から成る毛髪化粧料付着方法。
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