JP3771370B2 - 塗布具付容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、容器に収容された中味液体を容器から直接塗布することができる塗布具付容器に係り、特に、中味液体を塗布面でのばすことができ、塗布面で押圧マッサージをすることができるとともに、必要に応じて中味液体を手にとって使用することができるようにした塗布具付の容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器に収容した中味液体を容器から直接塗布することができるようにした従来の塗布具付容器としては、容器の瓶口に取り付けたスプリング弁の出口側にスポンジを配置し、スポンジを押圧すると弁が開き、中味がスポンジに含まれて塗布することができるようにしたスポンジオンタイプのもの、あるいは、容器の瓶口にロールを取り付けることにより、ロールの回転を利用して中味を塗布することができるようにしたロールオンタイプのものがある。
【0003】
このような従来のものはいずれも容器の中味液体を容器から直接塗布することができると共に、その塗布面で中味液体をのばすことが可能である。しかしながら、前者のスポンジオンタイプのものにおいては、スポンジが構成する塗布面で押圧マッサージを行うと、スプリング弁が開いたままになってしまうために中味液体があふれ出てしまうという不具合がある。又、後者のロールオンタイプのものは弁及び塗布面として機能するボールを利用して押圧マッサージ効果を得ることができるものの、いずれものにおいても中味を手にとって使用することはきわめて困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、容器に収容された中味液体を容器から直接塗布することができることは勿論のこと、中味液体を塗布面でのばすことができ、塗布面で押圧マッサージをすることができるとともに、必要に応じて中味液体を手にとって使用することができるようにした塗布具付の容器を提供せんとするものである。
【0005】
【発明を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明が採った手段は、瓶口( 3 )を覆う中栓( 4 )の天面に複数の突部 ( 7 ) を間隔をおいて突設し、該突部 ( 7 ) と略同一高さに突出した吐出口 ( 6 ) を中栓の中央部に設け、該吐出口 ( 6 ) 及び突部 ( 7 ) の間に、該吐出口 ( 6 ) 及び突部 ( 7 ) の先端を被覆しない状態で、中味液体を含浸し得る弾性体( 8 )を取り付け、該弾性体( 8 )の表面を前記吐出口( 6 )及び突部( 7 )の先端から若干突出させた高さに位置させ、該弾性体 ( 8 ) の表面を肌に押圧することにより弾性体 ( 8 ) が押し潰されて、肌との当接により吐出口を閉止するようにしたことを特徴とする。容器は、ボトル形態、チューブ形態のいずれの形態であっても良い。
【0006】
尚、弾性体をスポンジで構成し、必要に応じて弾性体の表面に不織布、織布、ウレタン等を貼り付けて塗布面を保護することができる。又、中栓に設けた吐出口に密接するシール部をキャップの内奥部に設け、あるいは、キャップの天面の複数位置にマッサージ用突部を設けることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に図を参照しつつ、この発明の好ましい実施の形態を詳細に説明する。図において、(1)はこの発明に係る塗布具付容器を示し、肩こりやむくみ解消用化粧品、かゆみ止めあるいは育毛剤などのような中味液体を収容する容器(2)の瓶口(3)には中栓(4)を取り付けている。尚、容器(2)の瓶口(3)の外周面にはキャップ(5)をねじ込むためのネジ山を設けている。又、容器(2)、中栓(4)及びキャップ(5)は樹脂による成形品で構成される。尚、図示の実施例は、ボトル形態の容器にこの発明を適用した例を示したが、チューブ形態の容器にも同様に適用できるものである。
【0008】
中栓(4)の天面中央には吐出口(6)を設ける一方、この吐出口(6)を包囲する中栓(4)の天面の複数位置にそれぞれ突部(7)を設けている。そして、中栓(4)の天面における突部(7)間の空所に例えばスポンジ等で代表される弾性体(8)を取り付け、この弾性体(8)の表面に不織布(9)を貼付したうえで、弾性体(8)の表面を少なくとも前記吐出口(6)及び突部(7)の先端と略同一高さに位置させる。弾性体の表面は、好ましくは吐出口(6)及び突部(7)の先端から若干突出するようにする。又、弾性体の表面には、不織布に代えて織布あるいはウレタン樹脂等を貼付しても良い。
【0009】
又、キャップ(4)の内奥部には吐出口(6)に密接するシール部(10)を設けることにより、キャップ(5)を瓶口(3)に取り付けるとシール部(10)が吐出口(6)に密接してこれを密閉するようにしている。(11)はキャップ(5)の天面の複数位置に設けたマッサージ用突部である。
【0010】
上記のような構成になる塗布具付容器(1)において、キャップ(5)を取り付けた状態では図2に示したようにキャップ(5)の内奥部に設けたシール部(10)が中栓(4)の吐出口(6)に上方から密接してこれをを閉鎖しているために、容器(2)を逆さまにしても中味液体はこぼれない。
【0011】
キャップ(5)を取ると、図1に示したように中栓(4)が露出する。従って、この状態で容器(2)を逆さまにして図3に示したように弾性体(8)の表面に貼り付けた不織布(9)を肌(12)に押し当てつつ容器(2)をスクイズしてこれを左右方向に移動させると、吐出口(6)から流出した中味液体が弾性体(8)及び不織布(9)に含まれて肌(12)にのばされる。尚、このように容器(2)から肌(12)に直接中味液体を塗る場合は、容器(2)を強く押し当てる必要性がないために、突部(7)が邪魔になることはない。
【0012】
又、中味液体の種類によっては図4に示したように容器(2)を肌(12)に強く押し当てる。すると、同図に示したように弾性体(8)が押し潰されて吐出口(6)及び突部(7)が肌(12)に押し当てられるために、これら吐出口(6)及び突部(7)による押圧マッサージ効果が得られる。尚、このように吐出口(6)及び突部(7)による押圧マッサージ効果を得る場合は、肌(12)への押し当てで吐出口(6)が閉じられるために、中味液体が必要以上に流出してたれ落ちることはない。
【0013】
又、キャップ(5)を取った容器(2)を手のひらのうえで逆さまにしてスクイズもしくは上下に強く振ると、図5に示したように吐出口(6)から中味液体が流出するために、容器(2)の中味液体を手にとって使用することができる。他方、瓶口(3)に取り付けたキャップ(6)の天面を肌(12)に押し当てると、図6に示したようにマッサージ用突部(11)との当接部分が強く押し付けられるために、この突部(11)による押圧マッサージ効果を得ることができる。
【0014】
尚、上記実施形態では中味液体の含浸保持作用に優れたスポンジで弾性体(8)を構成すると共に、その表面に不織布(9)を貼付して弾性体(8)の表面が形成する塗布面の肌あたり性および耐久性を高くするようにしているが、必ずしも不織布(9)を貼付する必要性はなく、スポンジ以外の弾性体を用いることもできる。更に、実施形態においては吐出口(6)を取り囲む位置に3個の突部(7)を設けると共に、キャップ(5)の天面に4個のマッサージ用突部(11)を設けているが、これら突部(7)(11)の位置及び数は実施形態のものに限定されない。更に又、実施形態においては容器(2)を樹脂成形品で構成した場合について説明しているが、例えばガラス瓶を容器として用いたものであってもよい。
【0015】
【発明の効果】
この発明に係る塗布具付容器によれば、容器の中味液体を容器から直接塗布することができることは勿論のこと、中栓の天面を肌に強く押し当てることによって中味液体を塗布しつつ押圧マッサージ効果を得ることができ、あるいは、中味液体を手にとって使用することができる等、中味液体の種類に応じた多様な使用形態を採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る塗布具付容器のキャップを取り外した状態の外観斜視図
【図2】図1に示した容器のキャップを取り付けた状態の断面図
【図3】実施形態による容器を用いて中味液体を直接肌に塗布する状態を示す断面図
【図4】実施形態による容器を用いて押圧マッサージを行なう状態を示す断面図
【図5】実施形態による容器の中味液体を手にとって使用する状態を示す断面図
【図6】実施形態による容器のキャップを利用して押圧マッサージを行なう状態を示す側面図
【符号の説明】
(1) 塗布具付容器
(2) 容器
(3) 瓶口
(4) 中栓
(5) キャップ
(6) 吐出口
(7) 突部
(8) 弾性体
(9) 不織布
(10) シール部
(11) マッサージ用突部
(12) 肌
Claims (9)
- 瓶口( 3 )を覆う中栓( 4 )の天面に複数の突部( 7 )を間隔をおいて突設し、該突部( 7 )と略同一高さに突出した吐出口( 6 )を中栓の中央部に設け、該吐出口( 6 )及び突部( 7 )の間に、該吐出口 ( 6 ) 及び突部 ( 7 ) の先端を被覆しない状態で、中味液体を含浸し得る弾性体( 8 )を取り付け、該弾性体( 8 )の表面を前記吐出口( 6 )及び突部( 7 )の先端から若干突出させた高さに位置させ、該弾性体 ( 8 ) の表面を肌に押圧することにより弾性体 ( 8 ) が押し潰されて、肌との当接により吐出口を閉止するようにしたことを特徴とする塗布具付容器。
- 弾性体がスポンジであることを特徴とする請求項1記載の塗布具付容器。
- 弾性体の表面に不織布を貼り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の塗布具付容器。
- 弾性体の表面に織布を貼り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の塗布具付容器。
- 弾性体の表面にウレタン樹脂を貼り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の塗布具付容器。
- 中栓に設けた吐出口に密接するシール部をキャップの内奥部に設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の塗布具付容器。
- キャップの天面の複数位置にマッサージ用突部を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の塗布具付容器。
- 容器が、ボトル形態を有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の塗布具付容器。
- 容器が、チューブ形態を有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の塗布具付容器。
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