JP2001514383A - 体液サンプルから分離された粒子状物質由来の単層を自動的に形成するための方法と装置 - Google Patents

体液サンプルから分離された粒子状物質由来の単層を自動的に形成するための方法と装置

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Abstract

(57)【要約】 それぞれの容器内のサンプルの群をバッチ処理する自動装置および方法。粒子物質の単層が、各サンプルからフィルタリングされ、検査のために、対応するスライド上に下ろし置かれる。制御器が、この装置の各メカニズムとサブアセンブリとを協調させ、この装置は、一群の容器(20)を配置する容器サポート、前記容器サポートを前進させるコンベヤ、前記ヘッドステージにおいて、それぞれの容器に係合する一群のヘッド、ポンプ、前記ヘッド群に対応する一群のフィルターであって、前記フィルターの各フィルターが、そのそれぞれのサンプルの前記流れに対応し、サンプル流れの第1の分流の途中に位置し、粒子物質の単層を収集する膜と、前記膜の周りを巡る第2の分流の途中に挿入配置されているフリットとを含む一群のフィルター、第2のパターンで一群のスライドを配置するスライドサポート、および前記スライドサポートをデポジッティングステージへ前進させる第2のコンベヤを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 発明の技術分野 本発明は、粒子状物質の均一な単層を収集するための装置と方法に関する。さ
らに詳細には本発明は、体液由来の細胞の均一な単層を収集し、また細胞学的プ
ロトコルにおいて使用する細胞の単層を作成するための半自動ないしは自動装置
と方法に関する。
【0002】 先行技術の記載 広範な、さまざまな技術の中で、体液由来の物質、典型的には粒子状物質を分
離する能力や機能は、体液中の物質の存在を試験する際の能力の重要な構成要素
となる。非常に多くの場合、サンプル作成に関連して起こる問題により標的細胞
が見えにくくなり、その方法は十分信頼できない、あるいはあまりに経費がかか
りすぎるといった程度のものになってしまう。
【0003】 このような問題は、ちょっと列挙するだけでも、環境試験、放射線研究、癌の
スクリーニング、細胞学的検査、微生物学的検査、危険性のある廃棄物汚染を含
む、検出および/または診断に関わる多くの他の分野に当てはまる。
【0004】 細胞学的検査の場合、細胞のサンプルは患者から得られる。典型的には、サン
プル採取は、子宮頚部サンプルの場合のように、一つの領域を掻爬し、また綿棒
で採取することにより行われるか、あるいは胸腔、膀胱、脊柱管から得られるサ
ンプルなどの体液を収集することによるか、あるいは細針吸引によるかのいずれ
かで行われる。従来の手動式細胞学的検査では、体液中の細胞や砕片を含む粒子
状物質は塗沫により硝子スライド上に移され、またその後空気乾燥される。塗沫
すると、多くの場合、標的細胞を不明瞭にする細胞や砕片の均一ではない密度と
均一ではない分布という結果を生じる。空気乾燥は細胞変形を引き起こし、また
さらに正確な検査を妨げる。従来の自動細胞検査では、サンプルは細胞を濃縮す
るために遠心分離機の中で回転させなければならず、上清は抽出しなければなら
ず、細胞はその後にキャリアーの体液の中に入れて混合しなければならない。こ
の方法は時間がかかり、多くの場合、サンプル毎に30分以上が必要になり、ま
た各サンプル毎に洗浄しなければならないか、廃棄しなければならないかのいず
れかである容器数個へ標的細胞を移すことが必要となり、また、このため、汚染
の可能性が増大する。さらに、結果生じる懸濁液を客観的に評価し、またそのプ
ロセスを繰り返すことが必要かどうかを判定することが経験豊かな開業医には求
められる。フィルター集合体はその後、フィルター上の細胞を分散させ、捕捉す
るために、懸濁液の中に置かれるため、再び、汚染の危険性が増大する。フィル
ターはその後取り外されて、観察するために顕微鏡下のスライドに接触させて置
かれる。
【0005】 こうした努力をすべて行っても、サンプル作成プロトコルの制限要素には、そ
の体液キャリアー(例えば、生理学的体液、生物学的体液、環境的体液)から粒
子状物質を十分に分離することや、容器のために簡単にアクセス可能な形態で粒
子状物質を容易にまた効率的に収集し、濃縮することが含められている。
【0006】 先行技術には、体液中の細胞を分散させるための方法、装置、構造が数多く含
まれている。例えば、米国特許第5,143,627号は、サンプル容器を開け
、懸濁液の中に分散エレメントを挿入し、数分間その分散エレメントを回転する
。先行技術のもう1つの実施例では、Saccomanno法が痰を処理するの
に使用されるが、その方法は時間がかかり、また数多くの処理工程を抱えている
【0007】 新鮮な尿検体を得るために尿を迅速に処理することにより、量的な培養結果、
尿分析、顕微鏡像の精度が確保されることが判っている。新鮮な細胞は保存尿か
ら採られる細胞よりもずっとよく硝子スライドに密着し、また硝子本体上に、よ
り円滑に細胞が広がることを可能にする。処理に遅れると、入院患者ないしは外
来患者のいずれの設定においても怠慢な看護体制であり、また冷凍が不十分な保
存尿の場合には、スライド作成は最適なものにはならないであろう。遅れの問題
に対する公知の解決方法の一つは、尿に化学的な防腐剤を使用することである。
しかし、尿検体の中に液体の防腐剤を入れると、その検体の比重が測定不可能な
レベルにまで上昇し、スライド顕微鏡検査などの伝統的な量的分析のさまざまな
タイプでは、尿の潜在的な有用性を制限してしまうことがある。
【0008】 診断のための微生物学および/または細胞学は、特に臨床病理学の領域におい
ては、診断を細胞や他の顕微鏡分析に基づくものである。診断の精度と最適に解
釈可能な検体の作成は、典型的には十分なサンプル作成に拠る。免疫細胞化学や
画像分析などの新しい方法では、再生可能で、迅速で、バイオハザードからは無
縁であり、また経費がかからない作成法を必要としている。従来の細胞作成技術
は、均一ではない細胞密度、均一ではない細胞分布、空気乾燥の影響の問題に十
分に対処することに失敗している。
【0009】 尿ないしは他の生物学的体液検体容器の多くは、尿ないしは生物学的体液容器
の蓋を取り除くことなく、体液生物学的検体を検査することができるように開発
されている。先行技術のいずれもが、均一な一つの層の中にある細胞を検査用ス
ライドに移し、また一方、同時にそこからその細胞が採取される体液を保存する
という問題点を解決していない。
【0010】 従来、体液サンプルは、収集場所から細胞学研究室まで出荷する間、細胞学的
検体を保存する保存溶液を含む容器を使用して、細胞学的検査のために収集され
る。その上さらに、綿棒、塗沫、液体洗浄、ブラシを使用して、体腔から採取さ
れた細胞学的検体はまた、スライド上、あるいは染色ないしは検査のために膜上
に細胞を移す前に、固定液(例えば、アルコールあるいはアセトン固定液)で容
器の中に保存される。
【0011】 尿ないしは生物学的体液容器の蓋を取り外さずに生物学的体液検体を検査する
ことを可能にする尿ないしは他の生物学的体液検体容器を提供することが所望さ
れている。しかし、先行技術のいずれも、サンプルにおいて、装置の浸水部分な
しで検査用のスライドに、単層の中にある細胞を移すという問題(また汚染の危
険性を増大させる)、またそこから細胞を採取した体液を保存するために、常に
また繰り返して、顕微鏡下スライド上で高品質の単層を形成し、そのサンプルを
処理するという問題を解決してはいない。
【0012】 顕微鏡検査用の粒子状物質を最適に作成するに当たって、もう1つの制限要素
には、顕微鏡用スライドなどに粒子状物質を固定するための溶液および/または
溶液(複数)が含められている。
【0013】 細胞学的材料の検査可能な形態を構成する細胞学的検体は、よく知られている
塗沫ないしは体液技術により作成することができる。こうした検体は染色するこ
と、カバースリップを適用することなどにより、さらに処理される前にかなりの
時間の経過があることがあるので、細胞を保存し、また固定する手段として、細
胞学的材料に固定液を適用することは重要なことである。
【0014】 細胞、細胞集合体、ヒトないしは動物の組織の細胞学的収集から得た小さな組
織断片などの細胞学的材料を適切に固定すること(すなわち、保存すること)は
、疾患、特に癌の正確な診断には不可欠なことである。細胞学的材料は細胞変形
を防ぐため、材料を得た後は可能なかぎり迅速に固定しなければならない。
【0015】 空気乾燥されまたテトラクローム染色された細胞学的検体は、海外では一般的
であるが、米国では一般的には使用されていない。それよりも、アルコール溶液
の中にスライドを浸漬させることによるか、スプレー式固定液でスライドを飽和
させることによるか、あるいはアルコール溶液中に細胞学的材料を直接排出する
ことによるかのいずれかによる湿固定法は、細胞固定の公知の方法である。細胞
固定は、解釈可能なパパニコロー塗沫、ヘマトキシリンおよびエオシンあるいは
他の染色を用いた細胞学的検体スライド作成法にとっては、一つの前提条件であ
る。
【0016】 一般的には、ポリエチレングリコールなどの他の添加剤を加えた、あるいは加
えていない、50%〜90%の範囲にあるアルコール溶液(v/v:メタノール
、エタノール、イソプロパノール)は、湿固定法に使用される公知の溶液である
。50%(v/v)以上のアルコール溶液がタンパク質においては高い値の体液
を収集し、また固定するために使用される場合には、後になって固くなるタンパ
ク質沈渣が形成される。硝子スライドに直接適用することにより、小穿孔フィル
ターを通して細胞ろ過を行うことより、あるいはクロームアルミニウムゼラチン
などの接着剤でコーティングされた硝子スライドの上へ細胞遠心分離をかけるこ
とにより、移送が行われるかどうかにはかかわりなく、タンパク質沈渣は固定細
胞材料を検査用の硝子スライドに移すことを難しくしている。
【0017】 一世紀以上の間、分析的評価のための組織を保存し、また作成するのに使用さ
れる組織固定液の成分は、ホルムアルデヒドをベースにしたものであった。顕微
鏡検査のための薄い切片の組織の組織保存と作成のために用いられる標準的な成
分は、ホルマリンである。ホルマリンはホルムアルデヒドの3〜10%水溶液で
あり、通常は約15%メチルアルコールを含んでいる。アルコールはその溶液の
保存的な特性を改善する。無数の長所、最も著しく高い毒性、刺激特性があるに
もかかわらず、ホルマリンは露出組織表面とのその急速な反応ならびにその後に
最大限度に活用される細胞保存能力のため、典型的な研究室適用において選択さ
れる固定液として残っている。メタノールは組織の構造に悪影響を及ぼし、スラ
イド作成のために簡単に切除するにはあまりに脆く、さらに通常あまりに柔らか
いものにしてしまうことがある。メタノールはまた、色素性アーチファクトない
しは染色に干渉する不純物を産生することがある。メタノールを含むホルマリン
は、容器用に満足できるように切片化し、また染色することができる保存組織を
提供することは決してない。
【0018】 組織学者は長い間、効果的な免疫組織化学的固定液と形態学的固定液を開発し
ようと努力してきた。さらに、組織中の抗原の免疫組織化学的検出と局在化を可
能にする形態学的に詳細な保存組織抗原を保存することが望ましい。
【0019】 こうした固定液はタンパク質不溶性になる。例えば、ホルムアルデヒドは、タ
ンパク質の構造を安定させ、また自己分解的酵素の動きを阻害するゲルの中にあ
る細胞の細胞質を形質転換するために、アルデヒド基と特異アミノ酸の間の共有
結合を形成する架橋試薬として使用されることがある。代替的には、アルコール
が変性によりタンパク質を沈澱させるため、固定液として使用されることがある
【0020】 好適には、固定液は、自己分解や腐敗を遅らせ、形態学的な詳細と抗原性を維
持すべきである。残念なことに、効果的な形態学的固定液は効果的な免疫組織化
学的固定液では必ずしもない。
【0021】 従来の技術とは対照的に、本発明の固体物質作成技術は、均一ではない物質の
密度、均一ではない物質の分布、サンプル作成に関わる数多くの工程のために起
こるサンプルの喪失や汚染といった問題に取り組んでいる。このため、本発明に
よる作成法は、上部形態学、改良された視覚化に裏打ちされた、固体の均等な分
布という結果を生んでおり、またさらに手動で操作する、ないしはサンプルの作
成を行う必要なしに吸光度分析に対してすぐに位置決めがなされ、吸光度分析に
は有用である。
【0022】 発明の概要 本発明は、検出、分析、定量化および/または視覚化の為に物質を収集する装
置および方法に関する。自動化された本発明の装置及び方法は、細胞診に対して
改善された手法にて生物学的、生理学的及び環境的な流体から物質を分離すると
共に粒子状物質を提供する為に特に適している。
【0023】 本発明は、収集装置もしくは測定モジュールにおける液状検体から粒子状物質
の均一層を収集すると共に該粒子状物質の均一層をスライドに移動する半自動お
よび自動装置および方法に関している。本発明に係る斯かる装置は、液体溶液か
ら粒子を分離し、略々既知量の細胞を単層で収集し、且つ、収集された細胞を顕
微鏡用スライドへと移動する比較的に簡素な構造の機構および機能を提供するこ
とにより、細胞学用の細胞および他の粒子を収集する従来の装置に伴う問題を克
服する。本発明の一定の実施例においては、液体サンプル内には当該装置の如何
なる要素も載置されないことから、サンプルの不要な汚染を防止する。更に、本
発明の一定の実施例においては、サンプルを保持する容器は細胞の収集および移
動の間に開成されないことから、当該装置によるサンプル汚染の可能性を排除す
る。本発明の全ての実施例においては、サンプル内における例えば細胞などの粒
子状物質の単層は、フィルターを通して且つフィルターの回りに流体流の2つの
分流を通過させることによりフィルター上に収集される。斯かるフィルターは、
米国特許第5,139,031号、第5,301,685号および第5,471
,994号から公知である。
【0024】 本発明の一実施例に依れば、細胞診用の細胞の単層の収集により、保存薬、作
業者もしくは外部物質による細胞の汚染なしで均一な細胞スライドが獲得され得
る。サンプル容器から細胞学的収集装置への細胞の移動は、収集された検体を注
入したりピペットで移動すること無く実行され得る。
【0025】 本発明はまた、顕微鏡検査用のスライドに対して装置から細胞を直面移動する
のを許容すべく容易に分解され得る細胞収集容器システムにも関している。本発
明の一実施例に係る細胞収集容器は、顕微鏡用スライドに対して移動され得る細
胞の単層を収集する装置および方法を提供する。
【0026】 本発明に係る装置および方法は、サンプル物質を適切に調製する上で熟練技術
者の必要性を回避する。故に、サンプル調製手順における重要な要因としての時
間、費用および専門的知識が排除もしくは減少される。
【0027】 本発明の装置および方法はまたサンプル調製においても利点を提供する、と言
うのも、該装置および方法は新鮮な未処理の細胞、未変更の細胞に使用されるに
適すると共に、固体物質の(約40ミクロン以上までの)薄寸の均一層を提供す
べく特に設計されているからである。本発明の一実施例は特にパパニコラウスミ
ア塗抹標本(Pap smear)用の細胞の収集に有用である。
【0028】 本発明の別の特徴に依れば、上記物質収集装置はまた、サンプル流体を処理す
る取外可能なもしくは一体化された付加的モジュールも含み得る。例えば上記サ
ンプル流体は、上記物質収集モジュールに対し、砕片除去用モジュール、クロマ
トグラフィモジュール、測定モジュール、又は、これらの組合せおよび他の装置
を組合せて処理され得る。これらのおよび他のモジュールもしくは手順は、本発
明に係るサンプル調製装置に取り入れるのが望ましい特徴を提供し得る。適切な
装置の例としては、米国特許第4,953,561号、米国特許第5,224,
489号、米国特許第5,016,644号、米国特許第5,139,031号
、米国特許第5,301,685号、米国特許第5,042,502号、および
米国特許第5,137,031号に開示されたものが挙げられる。
【0029】 例えば、本発明の装置および方法は従来の細菌学および血液学に対して多くの
利点を有し得る。収集された細胞は、放射光源および波長吸収計に対して容易に
アクセス可能な所定領域に在る。細胞は単一層に集中されることから、殆ど常に
それらはひとつの焦点面内に在り、故に、他の粒子による干渉を排除もしくは減
少すると共に適切な読取りを確立する上での熟練者、時間および専門的知識を実
質的に排除する。本発明により達成される最小の物質重畳によれば、重畳した固
体もしくは砕片の凝集塊により重要な固体物質が隠蔽される可能性が殆ど無い様
にして全ての物質が容易に検査されるのが確かなものとされる。本発明の装置の
一定の実施例は、他の自動装置と組合されて使用されることにより所定母集団に
おける任意の固体物質を検出かつ分析し得る。それらはまた、物質の化学組成の
詳細な分析も可能とする。
【0030】 本発明を使用する試験においては、フィルターから顕微鏡用スライドへの単層
細胞の移動は差分的な細胞損失なしで極めて効率的であることが立証された。顕
微鏡検査によれば、スライド上における細胞分布はフィルター上におけるのと実
質的に同一であることが示された。
【0031】 本発明の一定の実施例に係る自動装置は、共通搬送機構上に取付けられた複数
のサンプル容器を同時に処理する。本発明の好適実施例においては、サンプル容
器上のカバーは回転可能な分散要素を備えたもしくは備えない中空管を含み得る
。本発明は上記容器内のサンプルを攪拌することにより、例えば粘液膿性物質サ
ンプルの場合における類粘液質体などの大寸粒子状物質の粉砕、および、流体の
全体に亙る細胞の均等な分布さえも確かなものとする。攪拌は、サンプル容器の
成分間の相対運動、サンプル容器の不均一運動、および/または、容器によりサ
ンプルに加えられた慣性反動力、の結果として生じ得る。
【0032】 本発明の好適な自動化実施例に依れば、サンプル、それらの容器およびフィル
ターは、サンプル流体に関する分散要素の相対回転などの多数の異なる運動に晒
される。これに加え、本発明のこれらの好適実施例は、回転および/または並進
運動などにより細胞移動処理ステージとの間で容器を搬送し得ると共に、顕微鏡
スライドアセンブリと接触するフィルターアセンブリを取り外し且つ位置決めす
る更なる運動を提供し得る。本発明の好適実施例において上記自動化装置は、複
数のフィルターアセンブリを有するプラットフォームと、複数の検体容器を載置
するプラットフォームと、複数の顕微鏡用スライドおよび/またはフィルターを
載置するプラットフォームと、上記フィルターアセンブリプラットフォームの近
傍のフィルターローダー(装填装置、積込み装置)と、上記顕微鏡用スライドプ
ラットフォームの近傍の顕微鏡用スライドローダーと、上記顕微鏡用スライドプ
ラットフォームの近傍の顕微鏡用スライドアンローダー(排出装置、積下し装置
)と、上記種々のアセンブリを操作、監視およびシーケンス処理する制御システ
ムとを含む。
【0033】 上記制御システムは液体流のパラメータを監視することにより粒子状物質の収
集操作を監視することにより、フィルター上に所定量の粒子が収集された時点を
決定する。上記機器の上側アセンブリは、収集された細胞をフィルター表面上に
有するフィルター装置を顕微鏡用スライドに対して当接して位置せしめる。
【0034】 本発明の方法および装置においては、細胞が上記フィルター装置から上記顕微
鏡用スライドへと移動されるときに、細胞がフィルター上に収集された単層分布
を保持することが重要である。故に本発明は、顕微鏡用スライド上に細胞の単層
を生成する細胞収集/移動手段を提供する。
【0035】 本発明に係る機器は、好適には、個々の細胞検体の各々に対し、未使用のサン
プル用小瓶、未使用のフィルターアセンブリ、および未使用の顕微鏡用スライド
を採用する。更に、上記機器が実施する比較的簡素な操作および複数の機能は、
操作者の従事および時間に対する要件を最小化すると共に、保守および準備も最
小化する。
【0036】 本発明の実施例は、可動サンプル容器プラットフォーム、フィルターアセンブ
リと合致係合し得るキャップを有するサンプル容器、可動フィルターアセンブリ
プラットフォーム、上記フィルターに係合し得る一個以上の顕微鏡用スライドロ
ーダー/アンローダーアセンブリ、および、該顕微鏡用スライドローダー/アン
ローダーアセンブリ上に位置せしめられた顕微鏡用スライドを含む。本発明の好
適実施例は上述したサブアセンブリの各々の複数の反復物を含むことから、本発
明の好適な自動化装置は少なくとも2個、典型的には5個以上の検体を同時にも
しくは順次に処理し得る。
【0037】 本発明の付加的な目的および利点は、以下の記述に示されると共に、部分的に
該記述から明らかとなり、又は、本発明を実施することで習得され得よう。本発
明の目的および利点は、添付の請求の範囲にて特に指摘された手段および組合せ
により実現かつ獲得され得よう。
【0038】図面の簡単な説明 本明細書中に取り入れられてその一部を構成する添付図面は、現在における本
発明の好適実施例を示すと共に、上述の概略的記述および以下における好適実施
例の詳細な説明と共に本発明の原理を説明する役割を果たす。
【0039】 図1は、本発明の実施例に係るフィルターアセンブリの分解側面図である。 図2は、本発明の実施例に係るフィルターアセンブリの閉成位置の側面図であ
る。 図3は、本発明の実施例に係る攪拌機構を含む好適な検体容器の側面図である
。 図4は、本発明の実施例に係るフィルターアセンブリの詳細な上面図である。
図5は、本発明の実施例に係るフィルターアセンブリの詳細な底面図である。
図6は、本発明の第1好適実施例の上面図である。 図7は、図6に示された第1好適実施例の側面図である。 図8は、図6に示された本発明の第1実施例に係る検体容器ホルダアセンブリ
の上面図である。 図9は、図8に示されたアセンブリの側面図である。 図10は、図6に示された本発明の第1実施例に係る顕微鏡用スライドターン
テーブルアセンブリの上面図である。
【0040】 図11は、図10に示されたアセンブリの側面図である。 図12は、図6に示された本発明の第1実施例に係るフィルターローダーアセ
ンブリの上面図である。 図13は、図12に示されたアセンブリの側面図である。 図14aは、図6に示された本発明の第1実施例に係る顕微鏡用スライドアン
ローダーアセンブリの上面図である。 図14bは、図14aに示されたアセンブリの側面図である。 図15は、図6に示された本発明の第1実施例に係るフィルターアセンブリお
よび検体容器の詳細な分解側面図である。 図16は、図6に示された本発明の第1実施例に係る顕微鏡用スライドアンロ
ーダーアセンブリの上面図である。 図17は、図6に示されたアセンブリの側面図である。 図18は、図6に示された本発明の第1実施例に係る攪拌アセンブリの上面図
である。 図19は、本発明の第2好適実施例の斜視図である。 図20は、図19に示された第2実施例の正面図である。 図21は、図19に示された第2実施例の右側面図である。 図22は、図19に示された第2実施例の左側面図である。 図23は、図19に示された第2実施例の後面図である。 図24は、図19に示された第2実施例の上側平面図である。 図25は、図19に示された第2実施例に係る容器支持体の詳細な斜視図であ
る。
【0041】 図26は、図19に示された第2実施例に係る第1コンベヤの詳細な斜視図で
ある。 図27は、図19に示された第2実施例に係るサンプリングステーションの詳
細な正面図である。 図28は、図27に示されたサンプリングステーションの詳細な断面図である
。 図29は、図19に示された第2実施例に係るスライドローダーの詳細な上側
平面図である。 図30は、図29に示されたスライドローダーの詳細な斜視図である。 図31は、図19に示された第2実施例に係る吸取器の詳細な透視図である。
図32Aは、図19に示された第2実施例に係るサンプリングステーションへ
と前進せしめられた一群の容器を示す概略図である。 図32Bは、図19に示された第2実施例に係るサンプリングステーションに
て対応容器と流体連通している一群のサンプリング用ヘッドを示す概略図である
。 図32Cは、図19に示された第2実施例に係る夫々のヘッドに対応する一群
のスライドに対して、夫々のサンプルから粒子状物質の単層が移動されているの
を示す概略図である。 図33は、図6の第1実施例に係る好適な流体管理システムの概略図である。
図34は、図19に示された第2実施例に係る好適な流体管理システムの概略
図である。 図35は、図34に示された好適な流体管理システムの詳細図である。
【0042】 図36は、図19に示された第2実施例に係る好適な流体管理システムの詳細
図である。 図37は、本発明に係る好適な制御システムの概略図である。 図38(AおよびB)は、本発明の好適実施例に係る作業流れ図である。左右
に二分割して示すものである。 図39は、本発明の第3好適実施例の断面図である。 図40は、図39に示された第3実施例の詳細な上側平面図である。 図41は、図39に示された第3実施例の詳細な上側平面図である。
【0043】 詳細な説明 本発明に係る装置は、サンプルをバッチ処理する為の自動化収集アセンブリも
しくは機構である。本発明に係る装置は特に、液体から粒子状物質を取出すと共
に該粒子状物質を顕微鏡用スライドまたは他の細胞診用要素へと移動する上で有
用である。上記自動化装置が作動する間、液体、粒子状物質、または、サンプル
を収容する上記サンプル容器はは次の段階もしくはステップのひとつ以上を含み
もしくは包含し得る。すなわち、自動化装置の部位へとサンプルを輸送もしくは
搬送すべく使用された容器を開成し、サンプル内へと延在するサンプル容器カバ
ーを取付け、サンプルとの流体連通との為に上記カバーに関してフィルターアセ
ンブリを位置決めし、上記フィルターアセンブリを介して上記容器から少なくと
もサンプルの一部を吸引することによりサンプル内に含まれた粒子状物質の一部
が上記フィルターアセンブリ内のメンブレンに付着し、上記フィルターアセンブ
リの一部に関して、近傍に、整列して、且つ/又は、着座する位置へと移動可能
な顕微鏡用スライドを配備する段階である。付加的に、機構および/またはサブ
アセンブリは、更に次のものを含み得る。すなわち、使用済みの顕微鏡用スライ
ドを未使用の顕微鏡用スライドと交換する一個以上のサブアセンブリ、上記サン
プルを攪拌する運動変速機、一個以上のフィルターアセンブリローダー、一個以
上のフィルターアセンブリアンローダー、一個以上の顕微鏡用スライドローダー
、一個以上の顕微鏡用スライドアンローダー、一個以上のバーコード読取器、一
個以上のバーコードプリンター、上述の構造のひとつを移動且つ/又は位置決め
する一個以上の搬送機構、上述の構造のひとつ以上を保持、位置決めまたは移動
する一個以上の支持体、上述の構造のひとつ以上を移動もしくは位置決めする一
個以上の電動機、および、上述の種々の構造のひとつ以上を好適には選択的に且
つ/又は順次に操作する一個以上の制御システムである。
【0044】 本発明はまた、本発明に従い配置構成された自動化装置を使用して、細胞など
の粒子状物質を含む液体を処理する方法を包含する。本発明はまた、液体から粒
子状物質を取出すと共に、該粒子状物質を該粒子状物質の細胞診に適した媒体上
に収集する段階も含んでいる。
【0045】 本発明はまた、生物学的、生理学的及び環境的な流体などの流体を収集し、遠
心分離なしで該流体から粒子状物質を取出し、該物質を吟味および試験する自動
装置および方法も包含する。
【0046】 本明細書中で使用される“サンプル(sample)”とは、粒子状物質など
の固体物質と組合された任意の流体であって、当該サンプル内における粒子成分
の特定(identity)する、もしくは存在を確立する目的で当該サンプル
から粒子成分を収集するのが好適である、任意の流体を指す。典型的には、上記
流体成分は液体である。しかし乍ら、上記流体は空気もしくは気体ともされ得る
。一例として、尿などの生物学的流体内における癌細胞もしくは一定のタンパク
質の提供を決定することが望ましいこともある。別の例においては、エレクトロ
ニクス産業にて使用される超純水内における分子混入などの混入物などの性質を
評価することも好適であり得る。限定的なものとしてでは無く、他の代表的流体
としては、血液、脊髄液または羊水などの体液、気管支洗浄液(bronchi
al lavage)、痰、細針吸引液(fineneedle aspiat
e)、地下水、産業処理流体、および、電子的もしくは医療的な透析流体が挙げ
られるが、これらは僅かな例に過ぎない。処理される流体のタイプは本発明を制
限しないことが意図される。
【0047】 本明細書中で使用された如く、“粒子状物質(particulate ma
tter)”とは、収集されると共に好適には細胞診により評価され得る流体中
の任意の物質を指す。限定的なものとしてでは無く、代表的な物質としては、細
胞もしくは細胞断片、蛋白質類、分子、ポリマ、ゴム、安定化剤、酸化防止剤、
促進剤、シリコーン、アルキド、チオコール、パラフィン、熱可塑性プラスチッ
ク、バクテリア、農薬、除草剤などが挙げられる。限定的なものとしてで無く、
特定の代表的なポリマ物質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソ
ブチレン、ポリアクリロニトリル、ポリエチレングリコール、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ポリスルフィド、ポリメタクリル酸メチル、テレフタル酸ポリエ
チレン、ビスフェノールA(一般的な環境汚染物)、エチルセルロース、ニトロ
セルロース、ポリウレタン、およびナイロンが挙げられる。特定の代表的な生物
学的物質としては、転移性および通常の癌細胞の識別を含め癌細胞、タンパク質
、核酸、抗体などが挙げられる。処理される物質のタイプは本発明を制限しない
ことが意図される。
【0048】 本明細書中で使用された“連通し得る”、“連通する”または類似した語句は
、当業者には公知の如く、システムを通じて流体流を確立する一切の手段、構造
または方法を指している。代表的な構造は各図中に示されている。例えば管路は
、対応するコネクタもしくは別の管路を受容/に接続され得るコネクタを有し得
る。本明細書中で使用された如く、コネクタとは、継手を形成し又はそれ自身を
別の部材に接合する一切の構造を指している。これらのコネクタもしくは接続は
、上記装置、アセンブリもしくはシステムの種々の要素を介する流体流路を確立
する。限定的なものとしてで無く、典型的な接続としては、Luer型、ネジ型
、摩擦型などの係合接続、又は、相互に結合されるコネクタが挙げられる。
【0049】 本明細書中で使用された如く、“係合し得る”、“係合”、“係合している”
又は他の類似の語句は、相互に対して整列し、噛合し、合致係合し、又はその近
傍に、それに対してもしくはその内部に着座する相補的構造を指している。代表
的な構造としては、上述のコネクタが挙げられる。
【0050】 本明細書中で使用された如く、“バッチ処理”とは、当該サンプル間の相互混
入なしで一個より多いサンプルに関して個別にかつ同時に実施され得る単一のも
しくは複数の操作を指している。
【0051】 本明細書中で使用された如く、“グループ”とは、バッチ処理時に同一的に且
つ同時に行われ、又は、バッチ処理の間に利用される所定特徴の一定量の例(e
xample)を指している。而して、部分的グループとはその特徴の少なくと
も1個の但し最大有限数の例を指し、且つ、全体グループとはその特徴の最大有
限数の例を指している。
【0052】 サンプル容器およびカバー 本発明に依れば、例えば尿もしくは他の生物学的流体を検体容器内に収集する
ことにより、又は、(パパニコラウスミア塗抹標本に対しては典型的である如く
)検体容器内の適切な流体内にスワブ(swab)もしくはブラシを載置するこ
とにより、従来技術を使用してサンプルが収集される。本発明の最も好適な実施
例において、検体もしくはサンプルは以下で記述される設計態様および機能を有
するサンプル容器内に収集される。上記サンプル容器は典型的にはカバーされる
と共に、以下に記述されるフィルターアセンブリと係合するに適した部分を有し
ている。
【0053】 本発明の好適実施例において、検体カップは、液状検体を収集するチャンバー
と、該チャンバーと、上記流体から粒子状物質を分離すると共に収集部位にて粒
子状物質を収集するフィルターアセンブリとの間の流体連通を確立するカバーと
を含んでいる。本発明の最も好適な実施例において、分離された粒子状物質は本
発明に係るメンブレン上に単層で収集される。本発明の好適実施例はまた、サン
プルと上記フィルターアセンブリとの間の流体連通を確立する中空管を有するカ
バーも含んでいる。更に好適には、上記中空管は上記検体を混合し且つ/又は検
体内の粒子状物質を分散する手段を含んでいる。
【0054】 本発明の好適実施例に依れば、検体容器20は好適には生物学的流体である流
体を保持するに適した任意の容器を含む。容器20は側壁21および底壁22を
含むが、これらは組合されることにより、流体を収集、保持もしくは保管すべく
開放端24を有するチャンバー23を提供する。限定的なものとしてでは無く、
典型的な流体としては、体液などの生物学的流体、廃水流体などが挙げられる。
而して、典型的な体液としては、尿、又は、血液、脳脊髄液(CSF)、気管支
洗浄液、痰もしくは細針吸引液などの他の生物学的流体が挙げられる。
【0055】 上記カップを作成すべく使用される配置構成および材料は、種々の材料、形状
およびサイズの内の任意のものとされ得る。例えば上記カップは、処理されるべ
き流体と適合性のある任意の材料により構成され得る。上記容器、および、上記
底壁に対する側壁の組立ては、任意の従来の組立てとされ得る。図3に示された
如く、更に好適な実施例においては底壁22は円錐状部材である。選択的に、底
壁22もしくは側壁21は、上記チャンバー内に延在する(不図示の)一個以上
の翼板を含み得る。斯かる翼板は、以下に詳述される容器内のサンプルが該容器
の回転により混合されるという本発明の実施例において好適であり得る。
【0056】 本発明の好適実施例において、上記容器のカバーはフィルターアセンブリを受
容し得る中央ウェルを含んでいる。本発明の幾つかの実施例において、上記中央
ウェルは上記検体容器内に延在する中空管とも連通もしくは係合する。選択的に
、上記管の一部は攪拌用もしくは分散用の要素を含み得る。
【0057】 図3に示された如く検体容器20は、検体容器20内からサンプルを吸引する
管25などを含んでいる。好適には管25は中空であると共に両端にて開放しも
しくは開放可能である。示された管25は容器20の底部近傍の開放端26を含
むと共に、該管25内への一個以上の開孔27を含み得る。開放端26および/
または開孔27は、収集チャンバー23からサンプルが吸引されたときに、種々
の流体層並びに粒子状物質および沈降物が同時に試験されるのを許容する。
【0058】 本発明の他の好適実施例においては、容器と夫々のサンプリング用ヘッドとの
間に介在されて、フィルターチャンバーの少なくとも一部を形成する。アダプタ
継手は各容器と共に含まれるか、又は、アダプタのグループが対応するサンプリ
ング用ヘッドのグループと夫々組合される。
【0059】 上記容器および/または該容器内のサンプルに対して攪拌器を回転する構造お
よび手段を配備することも重要である。以下に更に詳述される如く、本発明に係
る代表的装置は、カバー内のカバーを含み、攪拌器は固定された内側カバーに固
定されると共に容器および外側カバーは自由回転し得る。斯かる相対運動はサン
プルに関して攪拌器を移動し、流体内の粒子状物質を分散する。
【0060】 本発明に係る装置はまた、収集チャンバー内に収集された検体を混合すべく配
置構成され且つ/又は混合し得る構造も含み得る。限定的なものとしてでは無く
、代表的構造としては、回転可能なカバーもしくは回転するカバーの一部を有す
る収集チャンバー、収集容器に関して移動可能なカバーもしくはカバー部分、お
よび、収集容器内に延在すると共に検体を混合する一個以上の要素を含む管など
が挙げられる。上記カバーはまた、液体密接シールにてカバーの一部に嵌装係合
する部分も含み得る。上記カバーはまた、液体密接でなく流体密接シールにて該
カバーの一部と嵌装係合する部分も含み得る。
【0061】 本発明の好適実施例において検体カップは、液状検体を収集するチャンバーと
、該チャンバーと流体連通する粒子状物質分離チャンバーであって上記流体内の
粒子状物質を分離すると共に分離された粒子状物質を収集領域に収集する粒子状
物質分離チャンバーとを含む。本発明の最も好適な実施例において、分離された
粒子状物質は上記収集領域上に単層で収集される。本発明の好適実施例はまた、
上記粒子状物質分離チャンバーと流体連通する中空管も含んでいる。更に好適に
は上記中空管は、上記検体を混合し且つ/又は検体内の粒子状物質を分散する手
段を含んでいる。限定的なものとしてで無く、代表的な手段としては、攪拌器、
翼板、ブラシ、スワブ、ブルーム(broom)、スパチュラ(spatula
)などが挙げられる。本発明の好適実施例は、ブラシを有する管を含んでいる。
代表的なブラシは、米国特許第4,759,376号に開示されている。
【0062】 図20に示された如く、本発明に依れば中空管25は少なくとも一個の攪拌用
突起もしくは翼板28などを含む。本発明の好適実施例において中空管25は回
転可能であり、且つ、攪拌器28は液状検体を攪拌すると共に最も好適な実施例
においては細胞および/または粒子状物質を分散し且つ/又は類粘液質体などの
一切の大寸粒子状物質を粉砕する。攪拌器28はまた、管25から独立すると共
にサンプルを攪拌すべく磁界もしくは電界により誘導される本体部を含み得る。
【0063】 本発明の代替実施例において攪拌器28は、ファイバ、ブラシ、スワブ、又は
ブルームなどから成り得る。好適には、斯かるファイバもしくはブラシは、サン
プルが攪拌器、ブラシもしくはブルームに関して渦巻かれたときに容器内の粒子
状物質を分散するに適している。本発明の最も好適な実施例において、ブラシも
しくはブルームは患者からの粒子状物質の収集使用にも適しており、例えば、頚
部ブラシ(cervical brush)もしくはブルームなどである。上記
ブラシは上記カバーの一部に固定され得るか、又は、ブラシの他端の取手の一部
に合致係合するスロットなどがカバーに含まれ得ることが意図される。
【0064】 本発明の好適実施例において、カバーにおけるスロットもしくは開口は、容器
が使用準備されるまで該容器の内部の汚染を保護する取外可能なもしくは貫通可
能な被覆によりカバーされ得る。例えば、頚部サンプルを収集すべくブラシなど
が使用され得ると共に、被覆はカバーから取り外されてそのブラシが容器内に載
置され得る。
【0065】 上述の如く、容器の上側部分と各ヘッドアセンブリの下側部分とは協働してフ
ィルターチャンバーを形成する。各容器および各ヘッドは種々の配置構成とされ
得る。代表的な配置構成は図2乃至図5に示されている。本発明の好適実施例に
おいてチャンバー30は基部31を含むが、該基部31は検体容器20のカバー
により部分的に形成され又は該カバーにより係合される。
【0066】 上記基部31はまた、フィルターアセンブリ33を着座させるに適したウェル
32も画成する。ウェル32は、中空管25と連通するチャネル34などを備え
る。ウェル32は、基部31と一体構造としても良く、又は、別体構造としても
良い。本発明の好適実施例においてウェル32は、基部31内で回転し得る別体
構造である。流体密接組立てを維持し乍ら相対回転の容易性を達成すべくウェル
32は、さね継ぎ(tongue and groove)配置を介して基部3
1と合致係合し得る(図2参照)。
【0067】 図2および図3に示された如く上記チャンバー30は、好適には、ヘッドの下
端における頂部41と、検体容器の部分における基部31とにより形成されたツ
ーピースハウジングである。本発明の好適実施例において、頂部41は基部31
に解除可能に係合し、孔性機構35へのアクセスを提供する任意のハウジング形
状もしくはアセンブリが適切であり得る。頂部41および基部31は、例えばL
uer型(螺条付きもしくは螺条なし)、ネジ山タイプ、摩擦タイプ、傾斜合致
係合接続もしくは(図示された如き)弾性係止(snap fit)などの流体
密接装着を提供する任意の合致係合接続もしくは手段により相互に接続もしくは
締着され得る。
【0068】 本発明の好適実施例に依れば基部31のウェル32は、一個より多い突起61
などを備えたシート60を含んでいる。各突起61は、孔性機構35がシート4
7と共面的に接触するのを防止するに十分なサイズおよび形状とするのが好適で
ある。図示実施例において、各突起61は同心的リングである(図4参照)。以
下に更に詳細に記述される如く、突起61は孔性機構35とシート60との間の
表面張力を遮断することから、使用の間において孔性機構35がシート60から
引張離間されたときに第1孔性媒体36はシート60との接触に留まらない。
【0069】 本発明の好適実施例において各突起60は次のひとつ以上の様式で機能する。
すなわち、突起60は孔性機構35とシート39との間の表面張力を遮断するこ
とから、使用の間において孔性機構35がシート39から引張離間されたときに
第1孔性媒体36はシート39との接触に留まらず、突起60はハウジング内に
おいて上記孔性機構の圧力を均等に分布させることができ、突起60は上記孔性
機構の圧縮を防止もしくは抑圧することができ、且つ、突起60は、収集された
粒子状物質の一切を所定形状もしくは空間分布で分布すべく配置構成され得る。
【0070】 本発明に依れば上記シート39の表面は、上記孔性機構が該シートから離脱す
る機能を促進すると共に収集部位における粒子状物質の所定空間分布を促進し且
つ/又は上記孔性機構の圧縮を防止もしくは抑圧する一種類以上の構造、形状又
は表面組織を含み得る。本発明の一実施例は、上述の突起60の如き同心的突起
を含む。本発明の最も好適な実施例においては、上記シートの表面は日時計もし
くは時計の表面構造の形状とされる。これらの実施例の両者、並びに本明細書中
に開示される他の表面形状は収集部位への所定空間配置での粒子状物質の収集を
促進する。限定的なものとしてでは無く、他の形状としては、格子状、交差斜行
線状など、同心的正方形もしくは矩形、又は、一連の連続的なもしくは分離され
た構造、結節状、隆起状、粒状などが挙げられる。上記シートの表面に対して表
面組織を提供する任意の要素、構造又は化学作用は本発明による使用が適切なこ
とが企図される。
【0071】 本発明の別実施例に依れば、上記シート39および/または下側部分32は選
択的にチャネルなどを含み得る。本発明の好適実施例において上記シート39は
チャネルに向けて僅かに外方に傾斜する。上記シートの僅かな傾斜およびチャネ
ルは上記ハウジングを通る大きな流体流を促進すると共に上記シートの表面張力
を減少し、この両方が、孔性機構ハウジングの下側部分32から該孔性機構が離
脱する能力を助長する。本発明のこの側面は、上記孔性機構の解除を促進する別
の構造である。
【0072】 図5に示された本発明の好適実施例においてフィルターチャンバーアセンブリ
は、基部31と係合すると共に協働してフィルターチャンバー30を形成する頂
部41を含んでいる。該部分41は、孔性機構35と係合すべき形状とされたシ
ート42を含む。本発明の好適実施例において、上記シート42は孔性機構35
をウェル32内に位置決めすることから、夫々の容器からサンプルが吸引されて
いる間に孔性機構35は移動しない。本発明の最も好適な実施例においてシート
42は複数の突起もしくは支柱43を含むが、該突起もしくは支柱43はフィル
ターチャンバー30内において上記フィルターアセンブリを位置決めするサイズ
、形状および個数とされて、上記孔性機構に対する圧力の実質的に均等な分布を
助長すると共に、上記孔性機構を通る流体流と干渉する孔性機構の圧縮を減少も
しくは防止する。代替的に又は付加的に、孔性機構35は図2および図3に示さ
れた如き、上記孔性機構の圧縮を減少もしくは防止する鋸歯状部分63を含み得
る。
【0073】フィルターアセンブリ 本発明では、フィルターアセンブリチャンバー30は、多孔性部材35を収容
するように構成され、多孔性部材35は、粒子物質収集場所36を有し、粒子物
質収集場所36を有し、粒子物質収集場所36は、粒子物質を含むサンプルが、
チャンバー30を通過する際、粒子物質を収集する。
【0074】 または植物を収集する収集場所36を有する多孔性部材35は、収集場所36
が、中空チューブ25と連通するように、液体流経路の途中に配置されることが
可能である。フィルターチャンバー内の多孔性部材35は、好ましくは、液体流
経路の第1および第2の分岐を形成する。第1の分岐39aは、収集場所36を
通り抜けて延び、第2の分岐39bは、収集場所をバイパスする(図1参照)。
【0075】 本発明の好ましい実施例では、多孔性部材35は、物質が自身を通過すること
を阻止するのに適する第1の多孔性媒体37、サンプルが自身を通過するのを可
能にするのに適する第2の多孔性媒体38を含む。第2の多孔性媒体は、サンプ
ルから粒子物質を除去することができることも、できないこともある。本発明の
より好ましい実施例では、第1の多孔性媒体は、粒子物質を捕捉または収集する
のに適し、さらにより好ましくは、均一な単一の層、すなわち単層内に固体物質
を捕捉または収集するのに適する。好ましい実施例は、第1の多孔性媒体のため
のサポートとして適する第2の多孔性媒体も含む。
【0076】 好ましい多孔性媒体は、米国特許第5301685号明細書および米国特許第
5471994号明細書に開示されている。
【0077】 多孔性媒体を形成するのに使用される物質の性質、互いに対するおよび処理す
る液体に対する、多孔性媒体のために選択された物質のコンパチビリティはすべ
て、所与の用途のための多孔性媒体のための粒子物質を選択する際に考慮すべき
要因である。
【0078】 第1の多孔性媒体および第2の多孔性媒体は、本明細書に説明されるように機
能する任意の方法で、配置することが可能である。当業者は、多孔性部材は、特
定の結果を達成するのに必要なように、様々に構成および配置されることが可能
であることが容易に分かる。たとえば、第1および第2の多孔性媒体は、別個の
、互いに間隔を置いて配置されている媒体であることも可能である。2つの媒体
は、一緒に積層されることも可能である。第1の媒体は、第2の多孔性媒体と一
体的であることも可能であり、第2の多孔性媒体と除去可能に係合されることも
可能である。または、収集部材が、前述のように第1の多孔性媒体の機能を模擬
する高密度のゾーンと、前述のように第2の多孔性媒体の機能を模擬する低密度
のゾーンとを含むことも可能である。これらの様々な構成の選択は、当業者には
明白である。多孔性部材の構造および組成の多様性は、以下に詳細に説明される
【0079】 多孔性部材35は、細胞が自身を通過するのを阻止するのに適する密度および
/またはサイズの第1の部分と、液体を通過させるのに適する密度および/また
はサイズの第2の部分とを有する単体構造を含むこともある。
【0080】 好ましい実施例では、多孔性部材は、細胞が自身を通過するののを阻止するの
に適する多孔性ポリカーボネート膜を有する第1の多孔性媒体を有する。多孔性
部材は、さらに、深さフィルターすなわちフリットを有する第2の多孔性媒体を
含むこともある。フリットは、ポリプロピレンまたは高密度ポリエチレンPOR
E7多孔性プラスチックから成ることも可能である。
【0081】 多孔性部材の様々なタイプが、本発明のそれと互換可能に使用されることが可
能である。ポリカーボネート膜が、特に、本発明の細胞学的収集装置での使用に
適するが、他の多孔性膜も適する。
【0082】 多孔性膜は、好ましくは、約0.22ミクロン〜8ミクロンの孔径を有し、よ
り好ましくは、約2ミクロンであり、これにより、多孔性膜は、孔径3ミクロン
より大きい細胞を捕捉することが可能となる。膜は、液体流が自身を通過するの
を可能にし、他方、粒子物質の通過を阻止するのに適する。第2の多孔性媒体は
、液体が自身を通過するのに適し、サンプルから粒子物質を除去することも可能
である。第2の多孔性媒体の孔径は、約5ミクロン〜約60ミクロンであり、好
ましくは、約15ミクロン〜約45ミクロンであり、最も好ましくは、約35ミ
クロンである。
【0083】 当業者は、収集すべき物質のタイプおよび/またはサイズに従って多孔性膜の
孔径と多孔性深さフィルターの孔径とを調整することにより、収集場所14に物
質を収集することが可能となるが、容易に分かる。本発明の好ましい実施例では
、孔径は、物質の均一層、好ましくは、物質の単層が、収集場所に形成されるよ
うに選択される。たとえば、約3μm〜約40μmまたはより小さい孔径が、効
果的であることが示されたが、本発明の好ましい実施例では、第1の多孔性媒体
37は、サンプル内で溶解可能である接着剤を使用して、第2の多孔性媒体38
に接着する。このような溶解可能なSEチェーザには、糖類化合物、ゲルなどが
あるが、これらに制限されない。
【0084】 細胞学的収集装置10は、任意の生物学的液体に使用することが可能であるが
、特に、尿およびその関連細胞からテストサンプルを調製するのと、パパニコラ
ウスミアとに有用である。
【0085】サンプル容器サポート 一群の標本容器は、手作業または機械的に、容器サポート上に位置決めされて
、本発明による自動装置でさらに処理される。容器サポートは、好ましくは、ほ
ぼ平面的な、プラットフォーム、ディスク、シート、棚、トレイなどである。本
発明の好ましい実施例では、サンプル容器は、1つ以上の標本容器を位置決めす
るおよび/または係止するのに適するガイドを含む。本発明のより好ましい実施
例では、容器サポートは、サンプル容器の少なくとも1つのサイズを収容する1
つ以上の凹部またはキャビティを含む。本発明の1つの好ましい実施例では、容
器サポートは、少なくとも2つの異なるサイズを収容する少なくとも2つの凹部
を含む。容器サポートは、好ましくは、可動である、すなわち、軸線の周りを回
転することができるか、または、経路に沿って並進することができる。本発明で
は、容器サポートは、自動装置の他の部材、たとえばサンプリングヘッド、ロー
ダー(積込み装置)またはアンローダー(積下し装置)に隣接させてまたはの近
傍に容器サポートの1つまたは複数の部分を位置合せする1つ以上のステーショ
ンを含む、所定の位置およびステーションへ可動である。
【0086】 本発明の1つの好ましい実施例では、サンプル容器は、容器サポート内で回転
され、撹拌器に固定結合されている容器カバーの一部は、容器の回転に対して相
対的に定置に保持されることも可能である。
【0087】攪拌アセンブリ 本発明の好ましい実施例によるミキサは、そのそれぞれの標本容器内の各サン
プルを撹拌する撹拌器を含むこともある。前述のように、各ヘッドは、サンプル
内に延びている攪拌部材に係合する部分を含む。各ヘッドのこの部分は、運動伝
達装置、たとえば、各ヘッドの部分を回転させる、ベルトを回転させる電動機な
どに接続されている。運動伝達装置は、単一のヘッドに係合することもあるが、
好ましくは、全てのヘッドに係合する。運動伝達装置のベルトは、代替的に、軸
線を中心としての標本容器の回転により、作動されることも可能である。
【0088】 本発明の1つの好ましい実施例では、構造が、収集容器のカバーの一部に係合
し、1つ以上の構造が、1つまたは複数の収集容器を回転させる。本装置は、単
一のまたは2つ以上のサンプル容器を処理するように構成されているか、または
、半自動または自動で作動されることが可能である。
【0089】 本発明のいくつかの実施例では、カバーは、外側定置カバーと内側回転カバー
とを含む。本発明の1つの好ましい実施例では、内側および外側カバーは、第1
の位置では、互いに対して回転不能であり、第2の位置では、互いに対して自由
に回転可能である。
【0090】 本発明の1つの好ましい実施例では、1つの構造または部材が、サンプル容器
を回転させ、他の構造または部材が、サンプル容器の一部、たとえばカバーの一
部に係合して、比較的定置的にその部分を保持する。
【0091】 本発明の最も好ましい実施例は、内側部分またはカバーおよび外側部分または
カバーを有するカバーを含み、カバーを閉じ、カバーのうちの1つのカバーを外
して、カバーが自由に回転可能にすることは、複数ステッププロシージャで行わ
れる。内側および外側カバーが、容器を密封するのに使用される場合、好ましく
は、内側および外側カバーは、互いに対して、自由に回転しない。両方のカバー
は、第1の位置まで容器を密封する。第2の位置では、キャッチまたはシールな
どが、たとえば、外側カバーを付加的に捩り、外側カバーを、内側カバーとのそ
の接続から解放することにより、破壊される。第2の位置では、外側カバーは、
内側カバーに対して、自由に回転する。
【0092】 本発明の1つの好ましい実施例では、カバーは、容器に固定係合する第1の部
分と、容器に対して回転可能である第2の部分とを有する。本明細書では、容器
に対して回転可能とは、第1の部分および第2の部分の相対運動を意味する。第
1の部分は、固定され、第2の部分は、可動であるかまたは、第1の部分は可動
であり、第2の部分は、固定されていることもある。最も好ましい実施例では、
カバーの第2すなわち内側部分は、定置であり、第1すなわち外側部分は、回転
可能である。本発明の1つの好ましい実施例では、撹拌器は、カバーの第2の部
分により係合されているかまたはこれに固定されている。
【0093】 本発明では、第1および第2の部分は、かみ合い係合する個別のカバーである
こともある。たとえば図39において、容器および外側カバー71を密封するの
に使用される内側カバー72は、内側カバー上にスナップばめできる。本発明の
この実施例では、カバーの内面に位置するタブなどが、それぞれのカバーが、第
1の位置にある際、内側カバーおよび外側カバーの相対運動を阻止する。
【0094】 たとえば、タイプを破壊し、または、スペーサーを除去することにより、第1
の位置に外側カバーを動かし、内側カバーと外側カバーとの相対的軸線方向変位
が行われると、外側カバーが、内側カバーに対して回転することが可能となる。
【0095】 本発明の装置は、収集容器の一部を支持、係合、および回転するように構成さ
れ、これにより、サンプルは、本発明により、混合される。例示的な収集容器は
、標本サンプルを収集および保持するのに適する容器またはカップと、容器に対
して回転不能である第1の位置および容器に対して回転可能である第2の部分を
有する位置を有するカバーと、カバーの一部により係合されるまたはこれに固定
され、容器内に延びている撹拌器とを含む。
【0096】 本明細書では、支持、係合、および回転するように構成されているとは、特定
の機能を行う様々な構成を意味する。たとえば、本発明による装置は、少なくと
も1つのサンプル容器を位置決めし、容器のチャンバー部分を回転させる容器サ
ポートと、拡散部材に接続するカバーの一部を係合および固定するスリーブまた
はクランプとを含む。代替的に、サポートは、容器を、固定位置に保持し、プー
リー、スリーブ、またはクランプが、撹拌器に係合する、カバーの部分を係合お
よび回転させる。本発明の1つの好ましい実施例では、スリーブは、カバーの内
側すなわち第2の部分に係合し、カバーの第2の部分を、カバーの第1の部分に
対して定置位置に保持する。
【0097】 図39において、カバー31は、カバーの外側部分が、内側部分に対して動く
ことを可能にする構造および手段を含む。図示のように、カバー31は、外側カ
バー71および内側カバー72を含む。内側カバー72は、好ましくは、チュー
ブ50に固定されているか、または、これに液体接続されている。本発明の1つ
の好ましい実施例では、カバー71は、容器23に締付け固定されると、内側カ
バー72およびチューブ50の周りを回転する。外側カバー71と内側カバー7
2との間のこのような相対運動は、撹拌器51に対して、容器23内のサンプル
を動かす。
【0098】 本発明の1つの好ましい実施例では、カバー内のスロットまたは開口は、容器
が使用のために準備完了まで、汚染から容器の内側を保護する除去可能または貫
通可能なカバリングにより覆われることが可能である。たとえば、ブラシなどが
、頚部サンプルを収集するのに使用でき、カバリングは、カバーから除去でき、
ブラシは、容器内に置くことが可能である。例示的なブラシは、米国特許第47
59376号明細書に開示されている。
【0099】サンプリングステーション 本発明による装置は、対応する標本容器の一部に係合する、一群のサンプリン
グヘッドアセンブリも含む。本発明の好ましい実施例では、ヘッドおよび標本容
器の群の数および配置またはパターンは、互いに対応する。本発明の好ましい実
施例では、各ヘッドアセンブリは、以下に説明されるように、フィルターを収容
するまたはに係合するキャビティを有する部分を含む。最も好ましい実施例では
、サンプリングヘッドアセンブリの一部は、カバーの一部に、かみ合い的および
除去可能に係合し、かみ合い係合において、フィルターアセンブリを位置決めし
収容するチャンバーを形成する。本発明では、フィルターアセンブリおよびチャ
ンバーヘッドは、チャンバーを通り抜ける少なくとも2つの液体流分岐を提供す
る。サンプリングヘッドアセンブリの一部は、好ましくは、1つの方向に可動で
あり、これにより、容器サポート上の標本容器に係合する。本発明の好ましい実
施例では、容器サポートは、逐次的に、定置基準フレームに対して、サンプリン
グヘッドにより係合されるべき位置へ動かされる。
【0100】 本発明の他の好ましい実施例では、アダプターフィッティングが、容器と、そ
れぞれのヘッドとの間に挿入配置され、フィルターチャンバーの少なくとも一部
を形成する。アダプターフィッティングは、各容器において含まれるか、または
一群のアダプターが、それぞれ、対応する群のヘッドに対応される。
【0101】 各ヘッドアセンブリは、ポンプなどに接続されている。本発明のこの実施例で
は、様々な構造が、標本容器から、フィルターチャンバー内のフィルターを通り
抜けて、標本容器から遠ざかって、ポンプへ向かう液体流経路を形成する。
【0102】スライドハンドリング 本発明による装置は、1つ以上のスライドサポートも含む。一群のスライドは
、手作業または機械的に、スライドサポート上に位置決めされて、本発明による
自動装置でさらに処理される。本発明の好ましい実施例では、スライド容器は、
1つ以上のスライドを位置決めおよび/または係止するのに適するガイドを含む
。スライドサポートは、好ましくは、可動である、すなわち、軸線を中心として
回転するか、または、経路に沿って並進する。本発明では、スライドは、自動装
置の他の構成要素、たとえばローダー(積込み装置)またはアンローダー(積下
し装置)に隣接してまたは近傍に、サポートの1つまたは複数の部分を位置合せ
する1つ以上のステージを含む、所定の位置またはステージへ可動である。
【0103】固定液 本発明の組成体には、1種類以上の溶媒を、好ましくはアルカノールを、容積
にて約35%ないし約45%、ケトンを容積にて約2%ないし3%、希釈液、好
ましくはジオールまたはトリオールを容積にて約1%ないし約3%、架橋剤、好
ましくはアルデヒドを容積にて約0.4%ないし約3%、グリセロールを容積に
て約0.5%ないし約2%、1種類以上の界面活性剤及び/または分散剤、好ま
しくは非イオン性のものを容積にて約0.01%ないし約0.05%、及び緩衝
剤を容積にて約45ないし約65%含む。本発明の好適実施例では、組成体のp
Hは約4ないし約7である。
【0104】 本発明はまた、微粒子状物体を均一層内、好ましくは単一層内に集め、そして
細胞を本発明の組成体の中に固定することを含む、細胞学的及び組織学的検査の
為の、例えば細胞等の微粒子状物体を調整する方法も含む。
【0105】 表1は本発明による固定液配合物の成分の濃度範囲、好適範囲をまとめた。
【0106】
【表1】
【0107】 本発明の組成体は、細胞または細胞に浸透し、細胞を脱水し、及び/または細
菌及びウイルスの活動を阻害するための溶媒を1種類以上含む。本発明の好適実
施例では、溶媒はそれ自体はゆっくりと浸透するが、他の試薬と組み合わせると
サンプルを急速に固定するアルカノール類の混合液である。溶媒は沈殿により蛋
白を変性し、グリコールを沈殿し、脂肪及び脂質を溶解する。アルカノールは炭
素を1個から4個有する公知の3種類のアルコール類、例えばメタノール、エタ
ノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノールおよび各種分枝
型ブタノールの何れでもよい。最も好適な溶媒は、メタノールとイソプロパノロ
ール、典型的にはそれぞれが容積にて約30%および約10%である混合液であ
る。
【0108】 ケトンは、グリコーゲンの保存が良好でないことを除き、アルコールと同様の
作用を持つ固定剤である。ケトンは固定剤として作用し、さらに全組成体を細胞
内に浸透させることもできる。
【0109】 希釈液は検体上にコーティングを形成し、乾燥の影響からの保護を助ける。好
適希釈液はジオールまたはトリオールであり、最も好ましいものはポリエチレン
グリコール(PEG)、例えばカルボワックス(Carbowax)とも呼ばれ
るPEG−1500(平均分子量約1450)である。
【0110】 グリセロールはサンプル処理中の細胞の乾燥を阻止する。細胞は長時間固定液
中におかれると、固定のプロセスにより典型的に硬化し、スライド上に展開しに
くくなる。グリセロールは、細胞がスライド上で平坦化するのを助ける。
【0111】 架橋剤は蛋白末端基と反応し分子を架橋し、不溶性産物を生ずる。蛋白基には
、アミノ、イミノ及びアミド、ペプチド、ヒドロキシル、カルボキシル及びスル
フィドリルが含まれる。メチレン架橋もまた、NH2及びNHの様な類似する基
の間に普通に形成されるが、水洗浄により元に戻ると考えられている。ホルムア
ルデヒドの様な一部の架橋剤は防腐薬である。
【0112】 好適な架橋剤はアルデヒド類であり、最も好適なものはホルムアルデヒドであ
る。
【0113】 界面活性剤は、細胞の凝集を軽減するための蛋白及び膜成分の可溶化に用いら
れる非イオン性界面活性剤および分散剤である。好適な界面活性剤はNonid
et P40またはTriton X−100であり、共に公知界面活性剤であ
る。
【0114】 緩衝剤は溶液のpHを約4ないし約7に保ち、さらに輸送用媒体を提供する。
好適な緩衝剤はトリスであり、公知緩衝剤である。本発明によれば、緩衝剤はま
た核蛋白を沈殿させる固定剤と1種類以上の浸透圧維持剤も含む。好適な核蛋白
沈殿剤は氷酢酸であり、典型的には重量で約0.2%ないし約0.3%の範囲で
あり、緩衝液を約7.4ないし約7.8pHを維持するのを助ける。好適な浸透
圧維持剤は典型的には重量で約0.1%ないし約0.2%の範囲のデキストロー
ル、及び典型的には重量で約0.7%ないし約0.8%の範囲にある塩化ナトリ
ウムである。
【0115】 好適実施例では、記載の作用性固定成分は、例えば蒸留水の様な好適溶媒に溶
解でき、その後この液は当業者公知の様々な方法に於いて固定剤として利用でき
る。例えば、固定液は試験施設まで発送または運搬される組織サンプルの保存に
利用できる。この工程では、液体密封性を有する小バイアルまたはジャーに本発
明の試薬を満たし、組織サンプルを試薬の入ったバイアルに入れ、サンプルが更
に処理可能な場所に届けられるまでサンプルを保存する。水またはその他希釈液
も容積にて約80ないし約90%の量で利用できる。組成体の重要な化学及び物
理特性を変化させない何れの好適溶媒も利用できる。
【0116】 本発明の固定剤を用いた研究用に調整された組織は、パラフィンの利用、切片
装置、染色、スライド封入、または顕微鏡または他の検査前に利用されるその他
一般的一連の工程の様な、既知の通常方法による組織学研究用に調整できる。従
って本発明は、それら溶液を使用する多くの既知組織学的方法に利用できる、安
全、便利および効果的な固定液を提供する。
【0117】 液運動構造 本発明の実施態様によれば、自動化措置は装置内にあって様々な圧を変更し、
サンプルを自動化措置部分に通過できる様にするためのエレメントを1以上含ん
でいる。本発明の実施態様によれば、サンプルの液体成分は気体または液体であ
り、使用状況に拠る。例えば、真空をサンプル容器に連絡する導管内に誘導する
ことで、サンプルはフィルターアセンブリを通過し容器内に引き入れられ。また
、陽圧を加えサンプルの未採取部を検体容器に戻す、または濾液を廃棄容器また
はチャンバーに移動させることも望まれるだろう。双方向ポンプは好適な真空/
加圧ポンプの一例である。
【0118】 さらに、例えばヘッドアセンブリの一部の様な、サブアセンブリの一部を洗浄
または濯ぐことも望ましい。本発明の好適実施態様では、ポンプまたは同等物が
濯ぎ液を供給源容器より導管を通しヘッドアセンブリに移動させる。本発明には
、各種供給源容器、圧差発生装置及び自動化措置の指定エレメント間またはエレ
メントに至る液体連絡を確立するための導管を含む。
【0119】 システムを通過する液体の運動は、液体供給源と液体目的部位との圧差を維持
することで作用を受けるだろう。この圧差の確立法の例には、フィルターチャン
バー出口側にあるシステムの何れかの部位に圧を加えること、フィルターチャン
バー出口側にあるシステムの何れかの部位に真空を作用させること、またはオー
トバイアルサングラスフィルター(Genex社製)の様な何れかのタイプのポ
ンプ、重力ヘッド、または圧搾し、力を加えサンプルをフィルター通過させる検
体容器の様な柔軟で圧潰可能な容器が含まれる。
【0120】コントローラー 本発明の好適実施態様では、自動化措置は自動化措置のエレメントを選択的運
動させ、そして位置決めするため、自動化措置の作業を開始し、または中止する
ため、または自動化措置の運転進行をモニタリングするため、コントローラーを
1以上含むだろう。好適なコントローラーの1例は、コンピューターとコンピュ
ータープログラムである。コントローラーの別の利用は当業者にとって明瞭であ
り、本発明に含まれる。代表的コントローラーは以下詳細に記述される。
【0121】ローダー 本発明の好適実施例によれば、少なくとも1のローダーが自動化措置に付属す
るか、またはその一部になるだろう。各種ローダーは自動化措置の運転に合せて
使用されるだろう。例えば、自動化措置は以下のものが1以上含まれる。すなわ
ち、フィルターローダー、顕微鏡スライドローダー、検体容器ローダー、開放検
体容器を位置決めしカバーを乗せるための蓋締め機、検体容器群上のヘッドアセ
ンブリの位置決めと合わせ送り用ローダー、各フィルターアセンブリの位置を対
応スライドまで位置決め、合わせ送り用ローダーである。ローダーの典型例は、
以下詳細に記述される。
【0122】アンローダー 本発明の好適実施例では、少なくとも1のアンローダーが自動化措置に付属し
、または一部となる。各種アンローダーが、自動化措置の運動に合わせ使用でき
るだろう。例えば、アンローダーは上記ローダーが存在するエレメントに利用で
きるだろう。アンローダーの典型例は、以下詳細に記述される。
【0123】トラッキング機構 本発明の好適実施態様では、自動化措置は自動化措置内のサンプル進行を追跡
し、そして/または自動化措置により処理された後のサンプルを追跡するための
トラッキング機構を1以上含んでいる。トラッキング機構の例には、バーコード
の利用が含まれる。本発明の実施態様では、自動化措置は1以上のバーコード読
み取り装置とプリンターを含む。トラッキング機構の典型例は、以下詳細に記述
される。
【0124】その他の構造 本発明の自動化装置はまた、ベルト、モーター、プーリー、対摩滅エレメント
、リフター、輸送機構および支持機構、ならびに導管、濯ぎまたは洗浄ヘッド、
および濯ぎまたは洗浄液の供給源または供給装置(例えば容器)、固定液アプリ
ケーター及び固定液供給源または供給機構(例えば容器)、及び自動化装置のエ
レメントの運動に作用する同等構造体を含む。その他の追加または代用構造体は
当業者にとって明らかであり、本発明の中に含まれる。構造体の典型例は、以下
詳細に記載される。
【0125】運転法 自動化装置の各種エレメントの記述より、各種運転法が利用できることが明確
になるだろう。運転モードの典型例が以下に記述され、工程の特徴、順番及び数
が例示されるだろう。
【0126】 目的の検体を含む検体容器群は、手動またはローダーにより容器キャリアー上
に配置される。本発明の実施態様では、技師は各検体容器について、コントロー
ラー内に以下のパラメータの1以上を入力する。検体のタイプ(例えば喀痰、血
液、尿、脊髄液等)混合速度、混合時間、吸引レベル、吸引時間、固定(例えば
、する又はしない)および乾燥時間。適切なパラメータを自動化装置に入力する
と、装置はサンプル処理を開始する。本発明の好適実施態様では、バーコード読
みとり装置が各容器上のバーコードを検出し、コントローラーが各容器のバーコ
ードに基づき適切なパラメータを選択する。
【0127】 フィルターアセンブリローダーを用い、各サンプルにあったフィルターチャンバ
ー内に適当なフィルターアセンブリ(バーコードと既選択パラメータから受け取
った情報に対応し)を位置させる。
【0128】 次に、容器キャリアーはサンプリングステージ、即ちヘッドアセンブリについ
ての前決定位置に進み、続いてヘッド群が対応する容器群と係合する。
【0129】 続いて、スライド群がスライドキャリアー上にヘッド群に対応するパターンに
配置される。スライド群はデポジッティングステージに進み、ここで対応するサ
ンプルからの微粒子成分の単層が対応するフィルターアセンブリよりスライド上
に移される。
【0130】 コントローラーによりミキサーが始動し、各試薬を攪拌するための攪拌機を駆
動する。次に、コントローラーはポンプを作動し、適当な真空を各ヘッドに加え
、それにより各容器から各サンプルの少なくとも一部を引き取る。
【0131】 各サンプルが容器から各フィルターアセンブリを通過した後、コントローラー
はポンプを停止し、ヘッド群は対応する容器群との係合を解除する。
【0132】 各サンプルの濾液群は対応するスライド群に移動し、係合し、それにより微粒
子体の各単層を各スライドに写した後濾液を各スライドから除く。本発明のある
実施態様では、フィルターアセンブリの一部、典型的にはメンブレン部分を顕微
鏡スライドに係合させたままにする。別の実施態様では全フィルターアセンブリ
を顕微鏡スライドより離す。
【0133】 本発明の好適実施態様では、固定液アプリケーターは、固定液供給を提供し、
微粒子体の単層を各スライドに付着させる。コントローラーは固定液アプリケー
ターを作動し、顕微鏡スライド上に適当量の固定液を計量分配する(例えば4滴
)。ブロッターを用い、過剰の固定液を吸い取り、スライド上に留まる濾液を除
くことができる。
【0134】 本発明の好適実施例では、その上に微粒子体の単層を有する顕微鏡スライドに
マーク、例えばバーコードを入れ、そして容器およびスライド上の対応するバー
コードを、プリンターで印刷して表示する。この様にして、容器とスライド上の
コードを用い、微粒子体の各単層は各サンプルと対応することができる。
【0135】 本発明の好適実施態様では、スライドキャリアーは進められ、手動またはアン
ローダーのいずれかによりスライド群は装置から取り除かれる。
【0136】 本発明の好適実施態様には、各顕微鏡スライドの表面を乾燥させ、そして/ま
たはメンブレンの様なフィルター残存部(存在する場合)を除く、例えば吹き飛
ばすためのブロワーまたはドライヤーも含む。この場合も、コントローラーがブ
ロワー/ドライヤーの運転と、他の装置の機構およびサブアセンブリの運転とを
協調させるだろう。
【0137】 好適実施態様には、各フィルターヘッドに並例する濯ぎカップを含むだろう。
コントローラーが洗浄工程を始動し、濯ぎまたは洗浄を必要とする各ヘッド部分
は洗浄液に運ばれ、これと接触する。
【0138】 好適実施態様はまた、専用カバーまたは未使用カバーで容器をカバーするため
のサブアセンブリを含むだろう。使用済みカバーは廃棄域に移動される。続いて
カバーされた検体容器は、手動またはアンローダーにより自動装置から保管のた
めに取り出される。ここでも、コントローラーは全ての自動化作用を容器への再
カバーと保管とに対して調整する。
【0139】本発明による第1の例示実施態様 図6〜18に示す本発明の第1の例示実施態様によれば、自動装置10は、試
料容器プラットフォーム100の上に配置された1グループの試料容器20と、
フィルターヘッドサポート200上に置かれたフィルターヘッドアセンブリ40
と、顕微鏡スライドサポート300と、を含んでいる。本発明の第1の例示実施
態様では、試料容器サポート100とフィルターヘッドサポート200と顕微鏡
スライドサポート300とは、中心軸すなわちシャフト11の周りを回転する。
図6と7に示すように、自動装置10もまた、少なくとも1つのフィルターアセ
ンブリローダー50と、顕微鏡スライドローダー70と、顕微鏡スライドアンロ
ーダー80と、バーコードプリンター90と、バーコードリーダー91と、固着
液容器92と、空気だめ93と、すすぎ液容器94と、洗浄液容器95と、廃液
容器96と、コントローラー400と、を含んでいる。
【0140】 これらの部品の各々を以下により詳細に説明する。 図示する試料容器サポート100は、試料容器20を受容して位置付けするよ
うになっている1グループの5つの凹部101を含んでいる。図89に示すよう
に、これらの凹部は、2つ以上のサイズの試料容器、すなわち大きいサイズの容
器101と小さいサイズの容器102を受容するように構成してもよい。図8と
9に示す本実施態様では、使用容器サポート100は円形であり、また、中心軸
すなわちシャフト11の周りで上下と軸方向に運動可能である。このような運動
ができるように、この自動装置は1つ以上のベアリング103又は類似物と、シ
ャフト11の上下にサポート100を半径方向に移動するためのステッパ104
又は類似の部品と、を含むことがある。試料カップサポート100は、ベルトド
ライブ105又はギヤもしくは類似物を用いて軸の周りで半径方向に移動し得る
【0141】 図15に示すヘッドアセンブリは、フィルターアセンブリ33と係合し、これ
を位置付けし、また、取り外し可能に保持するようになっている下方部分41を
含むことがある。本発明によるこの第1の例示実施態様では、下方部分41はフ
ィルターアセンブリを流体に対して締まったすなわち液密性シール中にフィルタ
ーセンブリを係合させるが、このような係合は、自動装置が別の動作ステップを
する際にフィルターアセンブリが下方部分41から取り外せるように切り離せる
ようにするのが好ましい。
【0142】 ヘッドアセンブリ200のある部分は、下方部分41が回転可能であるように
ベルト又は類似物を係合するようになっているギヤ又は歯201を含むことがあ
る。上で注記したように、このベルトによって駆動される回転運動は、容器中に
延長している攪拌器が試料を攪拌するように試料カップカバーのある部分に伝達
される。
【0143】 ヘッドアセンブリ200はまた、空気だめ93とすすぎ液容器94と洗浄液容
器95と廃液容器96との内の少なくとも1つとの流体連通を確立する1つ以上
のコンジットを係合するようになっている取付金具202を含むのが好ましい。
空気だめ93との連通を利用して、自動デバイス10が別の動作ステップをする
際にフィルターアセンブリ33を部分41との係合から外すようにしたり、又は
、フィルターアセンブリを部分41から押し出すプランジャ又は類似物を押すよ
うにしてもよい。
【0144】 図15に示すように、フィルターヘッドアセンブリはまた、試料容器の1部分
すなわちカバー97のある部分を係合する1つ以上のバネ203と、フィルター
ヘッドアセンブリの部分41を弾性的に移動できるようにする1つ以上のバネ2
04と、ヘッドアセンブリのある部分の回転運動を可能とする1つ以上のベアリ
ング205と、を含むことがある。本発明の最も好ましい実施形態では、ヘッド
アセンブリ200は円筒形構造中にシリンダを備えている。
【0145】 本発明の好ましい実施形態では、スライドサポートは、フィルター付き又は無
しの顕微鏡のスライドを受容するようになっている複数の半径方向突出部を含ん
でいる。このスライドサポートは容器サポートと同じ軸の周りで回転可能である
【0146】 本発明のこの好ましい実施形態によれば、スライドサポートは、容器サポート
とヘッドアセンブリの間の中間レベルに位置付け可能である。本発明によれば、
顕微鏡スライドサポートは、サポートの1つ又は複数の部分をそれぞれのフィル
ターに隣接して又は近接して整合させる1つ以上の位置を含む決定済みの位置に
移動させることができる。
【0147】 図10〜12に示すように、顕微鏡スライドサポート300は、1グループの
顕微鏡スライドと1グループのフィルターアセンブリ33とを受容するようにな
っている。本発明のある好ましい実施態様では、サポート300は半径方向に延
長する突出部301を含んでいる。より好ましい実施態様では、各突出部301
は、顕微鏡スライドを受容して位置付けするようになっている空洞即ち凹部30
2を含んでおり、また、各突出部は、フィルターアセンブリ33を受容して位置
付けするようになっている空洞即ち凹部303を含んでいる。
【0148】 本発明によれば、顕微鏡スライドサポート300は軸11の周りとこれに沿っ
て縦方向に回転可能である。サポート300の運動を容易とし、また、サポート
300の突出部301上で片持ち負荷又は圧力を指示するベアリングを装備して
もよい。サポート300はまた、ベルトドライブ、ギヤ又は類似物などのトラン
スミッションによって回転可能であり、また、ステッパ又は類似物によって縦方
向に運動可能であったりする。
【0149】 フィルターローダーアセンブリ50は、図7と13に示すように、グループを
成すフィルターアセンブリ33を受容して位置付けし、また、1つのフィルター
アセンブリ33を顕微鏡スライドサポートの凹部中に置くようになっているのが
好ましい。この第1の例示実施態様では、フィルターアセンブリ33は管又はチ
ャネル中に積層され、これによって、モーター又はソレノイドが、穴が空いてい
るプレートを、このフィルター積層物に近い第1の位置からフィルター積層物が
開く第2の位置に移動させる。この開いた位置では、バネ又は類似物が単一のフ
ィルターアセンブリをこの穴を通って顕微鏡スライドサポート上に押す。代替例
としては、バネを用いてこれらフィルターアセンブリの内のたった1つを保持す
るように用い、これによって、穴がフィルターアセンブリの積層物と整合すると
、保持されていないフィルターアセンブリが顕微鏡スライドサポート上に落下す
るようにしてもよい。
【0150】 顕微鏡スライドサポート70は、グループを成す顕微鏡スライドを保持して位
置付けし、また、1つの顕微鏡スライドを顕微鏡スライドサポートの凹部上で移
動させるようになっているのが好ましい。好ましい実施形態では、これらのスラ
イドは、閉じた底部端と、この底部端に隣接して、顕微鏡スライドが1つだけ通
過できる1つ以上のスロット81と、を有する管の中に配置されている。スライ
ドローダーのアームがスライドをこの積層物から顕微鏡スライドサポート上に押
す。アームが後退すると、次に顕微鏡スライドが本来の位置に落下する。
【0151】 本発明はまた、サンプルから微粒子物質を取り除いて、この微粒子物質の例え
ば細胞などが成す単層を顕微鏡スライドに伝達する方法を含んでいる。本発明の
好ましい実施形態によれば、膜を濾過することによって、細胞を顕微鏡スライド
上で最小の重なりで均一に置く方法が提供されている。これによって、明瞭にし
かも最適な診断的正確さでもって観察することができる。
【0152】 本発明を用いる例示の方法は、微粒子物質を含むサンプルを収集用器20に収
集するステップを含んでいる。次に、容器20は、ベース31と、ウェル501
と、フィルターチャンバー30の少なくとも1部分と、の内の1つ以上を含むカ
バーアセンブリ500でふたをされる。
【0153】 サンプルが容器20から押し出されると、図1と2に示すように流体が多孔性
装置35中を流れ、これによって、微粒子物質の単層が収集サイト36上に形成
される。この細胞から成る単層が形成されると、流体の流れが多孔性装置35の
中心部では減少し、多孔性装置のエッジに近づくに連れて増加する。この現象は
少なくとも部分的には、収集された細胞が多孔性装置の表面上で単層を形成する
に連れて、これによって流れが遮断されるからである。単層が多孔性装置の表面
45をほとんど覆うと、流れは第1の多孔性媒体を迂回し、第2の多孔性媒体の
延長した側部領域を通過する。このように、頂部部分の単壁すなわちスカートを
越えて延長する第2の多孔性媒体の領域は、細胞が2層以上で集積されるすなわ
ち収集されるのを防止する通気口(流れに対する低い抵抗を持つ)として動作す
る。流体は多孔性装置との間で所望の回数だけ往復する。
【0154】 次に、第1の多孔性媒体は顕微鏡スライドに押圧されて、収集サイト上の微粒
子物質の単層をスライド上に伝達する。これによって、膜の孔によって干渉され
ることもなくまた処理要件によって遅延することもなく、実践医によって細胞を
細胞学的に検査することが可能となる。
【0155】 図33に、この第1の好ましい実施態様による例示の流体の流れの図を示す。
図37に、この第1の好ましい実施態様によるプロセスを制御する例示装置を示
す。
【0156】本発明による第2の例示実施態様 図19〜31Cに本発明による第2の例示実施態様を示す。容器サポート10
0’がグループを成す3つの容器20を線形パターンとなるように配置している
。容器サポート100’は、容器20と容器サポート100’が相対的に回転し
ないように協働して容器20を保持している。代替例としては、容器20を回転
させる場合に、容器20(例えば、容器20のためのピボット軸を与えるように
持ちリフトピンが挿入されるアパーチュアをベースに空けてもよい)を利用する
ことによって、容器サポートが回転を容易にするようにしてもよい。
【0157】 容器20のグループをそのそれぞれの容器サポート100’中に前進させる容
器コンベヤシステム600が装備されている。少なくとも1つのベルト(図19
〜24には2つ示し、図26には3つ示してある)を駆動するモーターM1を含
む第1のトランスミッションによって、容器サポート100’がコンベヤシステ
ム600の前部602に向かって前進する。
【0158】 コンベヤシステム600の前部602では、容器20中のサンプルが攪拌され
る。ある好ましい実施態様では、モーターM2によって駆動されるトランスミッ
ションは容器20を持ち上げて、容器20の各々と対応するそれぞれの攪拌用モ
ーターM2Aと係合させる。それぞれの攪拌用モーター610は容器20のカバ
ーと係合している。容器20は比較的静止状態に保持したり、そのカバーが攪拌
用モーターM2Aによって回転することによって自身も回転するようにしてもよ
い。
【0159】 攪拌の程度は、試験されるサンプルに従って選択してもよい。モーターM2A
は、これらに限られないが、減速前に所定の時間にわたって維持される所望の一
定速度への加速と、可変の加速及び減速と、回転方向の逆転と、を含む様々なル
ーチン又はこれらの組合せに従って駆動してもよい。攪拌が完了したら、これら
の容器は、モーターM2によって駆動されるトランスミッションによって容器サ
ポート100’中に下げて戻される。
【0160】 少なくとも1つのベルトを駆動するモーターM3を含む別のトランスミッショ
ンは順次、容器サポート100’を個々にコンベヤシステム600の外に出して
サンプリング台620に前進させる。
【0161】 図27に最もよく示すように、サンプリング台620は、1バッチで処理可能
な容器20の数に対応するサンプリングヘッドの622の集合を含んでいる。サ
ンプリングヘッド622の配置もまた、容器サポート100’中の容器20に対
応しており、これによって、容器20は各々がサンプリングヘッド622の個々
の下方で整合するようになっている。サンプリングヘッド622は、モーターM
4によって駆動されるトランスミッション(すなわち、スレッドロッド)によっ
てグループとして縦方向に変移している。バネシステムによって、ヘッド622
が容器20に対して適切に係合することが保証される。
【0162】 図28に示すように、アダプタ700が容器20と組み合い係合している。ア
ダプタ700はフィルターアセンブリ33を固定的に保持しており、自身は容器
20に摩擦力によって保持されている。サンプリングヘッド622は各々が3つ
のポート、すなわち、アダプタ700を介してサンプルと連通する第1のポート
と、ポンプと連通する第2のポートと、アダプタ700をサンプリングヘッド6
22と解放可能に係合させる第3のポートと、を含んでいる。真空源を第3のポ
ートに接続することによって、アダプタ700がサンプリングヘッド622に固
着し、これによって、サンプリングヘッド622は、容器20に対してアダプタ
700を保持している対向摩擦力に逆らって容器20からアダプタ700を分離
させることができる。真空源の接続を外すと、アダプタ700がサンプリングヘ
ッド6222から重力によって分離し、これによって、フィルター33がその個
々の側に位置付けされる。
【0163】 スライドローダーシステム630は、決定されたパターンで少なくとも1つの
スライドサポートベルト300’(2つを図示する)の上に新しいスライドを供
給するマガジン310を含んでいる。スライドサポートベルト300’の突出部
301’によって、スライドマガジン310からスライドを順次に取り外す。ス
ライドサポートベルト300’上のスライドの相互間隔と線形配置とは、各容器
サポート100’中の容器20のグループの間隔と線形配置とに対応している。
【0164】 スライドアンローダーシステム640は、マイン層がスライドに伝達されると
このスライドを収集する別の集合のスライドサポートベルト304を含んでいる
。このスライドサポートベルト304は、サポートベルト300’の突出部30
1’よりも近接している別の集合の突出部305を有している。これらのベルト
30’と304の集合は互いに異なった速度で前後に駆動されて、サポートベル
ト300’上の比較的広く間隔置きされたスライドをサポートベルト304上の
比較的狭い間隔に伝達する。サポートベルト304上のスライド同士間の間隔が
減少することによって、単層をスライドに伝達することを容易にするために加え
られたあらゆる固着液の硬化時間が増大する。
【0165】 サポートベルト304はスライドを収集システム307に移動させる。収集シ
ステム307は、後続の処理、例えば汚染のために、スライドをカセットや他の
装置中に位置付けするための1つ以上の取り扱いアセンブリを含むことがある。
【0166】 容器アンローダーシステム650は、複数の容器サポート100’を編成する
ための、モーターM5によって駆動される別のトランスミッションを含んでいる
。容器アンローダーシステム650の容器サポート100’から、容器20が手
動又は機械によって取り外される。次に、容器サポート100’は再使用されて
、容器20が貯蔵又は廃棄のために前進する。
【0167】 第2の例示実施態様を用いる方法を図32A〜32Cに示す。図32Aでは、
容器サポート100’中の1グループの容器20が第2のトランスミッションに
よってサンプリング台まで前進している。容器20のグループに対応するサンプ
リングヘッド622のグループはそのそれぞれのアダプタ700と整合してこれ
らから間隔を置いて離間されている。スライドサポートベルト300’は容器と
スライドのグループに平行に延長して、アダプタ700のグループの反対側に横
方向に置かれている。
【0168】 図32Bでは、サンプリングヘッド622のグループがそのそれぞれのアダプ
タ700と係合するように変移している。真空源が第3のポートに接続され、こ
れによって、各サンプリングヘッド622をそのそれぞれのアダプタ700にし
っかりと接続するようになっている。サンプルは、各サンプリングヘッド622
をそのそれぞれの容器20に対して回転させることにより混合して、各サンプル
中をさらに攪拌し、これによって微粒子物質を分散させる。真空源が各サンプリ
ングヘッド622の第2のポートに接続され、これによって、各容器20中のサ
ンプルの少なくとも1部分をそのそれぞれのフィルター33を介して引き出し、
これによって微粒子物質の単層を収集する。
【0169】 図3Cに示すように、サンプリングヘッド622がそのそれぞれの容器20か
ら離れるように変移している。各アダプタ700が、各サンプリングヘッド62
2の第3のポートに接続されている真空源によってそのそれぞれのサンプリング
ヘッド622にしっかりと保持されている。スライドサポートベルト300’が
起動されると、それぞれのスライドが書くサンプリングヘッド622の下方で整
合される。サンプリングヘッド622は下降して、単層と接触してこれをそのそ
れぞれのスライドに伝達する。
【0170】 図34〜36に、第2の好ましい実施態様による例示流体の流れを示す。図3
7と38は、第2の好ましい実施態様によるプロセス制御のための例示装置を示
す。
【0171】自動的プロセスの代替構成 さらに、固着液が、単層をスライドに伝達する前及び/又は後にスライドに加
えられる。本発明のある好ましい実施態様によれば、単層がそのそれぞれのスラ
イドに伝達される前に、サポートベルト300’上にある各スライドに対して、
固着液分配器が固着液の少なくとも1滴を加える。オプションとして、固着液の
第2滴目を、単層がそのそれぞれのスライドに伝達された後で、サポートベルト
304上の各スライドに対して加える。
【0172】 図31に最もよく示すように、収集システム307の前にブロッタシステム6
35を設置してもよい。ブロッタシステム635のブロットには、余分の固着液
を吸収するためのテープ供給品636が少なくとも1つは含まれている。加えて
、第2のテープ637供給品によって、単層に付着したまま残っている膜をすべ
て固着して収集するようにしてもよい。もちろん、テープ636と637の双方
を別のスライドに接触する前に前進させ、これによって、単層の相互汚染を回避
する。
【0173】 上述の物質収集装置又はデバイスを、他の適切な濾過デバイスや処理デバイス
と組み合わせて用いてもよい。例示のデバイスは、ハウジング10に取付可能な
他のデブリ及び/又はアセンブリのデバイスやモジュールを含んでいる。一般的
には、これらの追加のモジュールは、取り入れ口と取り出し口を有するハウジン
グを含んでおり、また、ハウジング中の流体の流れ経路上に位置付けされた濾過
部品、アセンブリ部品又は検出部品を含む。例えば、本装置は、取り入れ口と取
り出し口間の流れ経路を輪郭決めする取り入れ口ポートと取り出し口ポートを含
むハウジングと、この流れ経路上に位置付けされたフィルターと、このフィルタ
ーの取り出し口側に置かれた、基板ビードなどの自由移動可能なクロマトグラフ
ィ/分析部品とを備えている。このクロマトグラフィ/分析部品は液体中で物質
を自由に混合してこの物質を捕獲することができ、これによって物質が存在する
か否か分析することができる。適切なデバイスが、米国特許第4,953,56
1号、第5,224,489号、第5,0106,644号、第5,139,0
31号、第5,301,685号、第5,042,502号、及び第5,137
,031号に開示されている。
【0174】 本発明による細胞学的収集装置10はまた、細胞が適当な干渉液によって溶血
されると、生物的流体から新しい細胞及び/又は微生物を分離したり収集したり
て、DNA探索と染色体分析を実行する。
【0175】 細胞学において細胞変動を視覚化する最も広く用いられているステインはパパ
ニコラフ染色手順によるものである。このステインは、産婦人科又は非産婦人科
の双方で応用されるが、基本的には青い核ステインと、オレンジ色、赤色及び緑
色の細胞質対比ステインとから成っている。この核ステインは正常細胞と異常細
胞に関連する色彩パターンを示し、一方、細胞質ステインは細胞の起源を示す助
けとなる。この手順が成功するか否かは、核の詳細の輪郭決めや細胞の識別を含
む多くの要因を観察する能力にかかっている。この染色手順はまた、美容目的で
たぶん目のシミなどを減少させる多色調整をもたらす。
【0176】 細胞の詳細は固着によって異なるので、細胞はスライド上に置かれたら即座に
固着されるようにするのが好ましい。準備と固着間の遅延が長くなりすぎると、
細胞が乾燥状態に曝されるが、これは細胞構造にとって有害である。そのうえ、
空気乾燥アーチファクトは後で顕れる染色結果に悪影響を及ぼしかねない。例外
は、空気乾燥を固着ステップとして用いるライト・ギームサ・ステイン(Wri
ght−Giemsa Stain)で細胞を染色する場合である。
【0177】 本発明による別の実施態様では、細胞の単層が収集サイト上で直接的に固着さ
れる。これは、上述のように最初に細胞の単層を細胞学的収集装置の収集サイト
上に置いて、次に、アルコール他アセトンなどの固着液を含む溶液を細胞学的収
集装置中を通過させる。
【0178】 複数の試料を1つの患者のサンプルから生成することは本発明の範囲に含まれ
る。他のステインを加えるための追加のスライドは容易に準備可能である。例え
ば免疫細胞化学又はin situハイブリッド形成法などの新しい方法による
人体パピローマウイルス試験を追加のスライドに対して実行することが可能であ
る。ガン遺伝子生成物や他の免疫細胞化学的試験が開発されるに連れて、より多
くのスライドが必要となり得る。これらの試験に必要とされる様々な固着ステッ
プはこの手順に容易に組み込むことがで切るが、その理由は、本発明ではスライ
ドをただ1つの方法で固定する必要がないからである。
【0179】 この同じスライド準備手順を、実質的にすべての形態の細胞学に対して用いる
ことができる。さらに、完全に包含された使い捨て式の構成部品を用いることは
生物災害的な関心を提起する。究極には、細胞をより見やすくして、細胞学的な
表示を改善することによって、より一貫したそして信頼性の高い患者の診察をす
ることによって細胞学の役割を拡大するであろう。
【0180】 また、捕獲された微生物を培養基で培養することが可能である。細胞の単層が
細胞学的収集装置中に収集したら、流体を用いて、収集サイトをバックフラッシ
ュし、これによって、収集されたあらゆる微生物を収集サイトから伝達するよう
にしてもよい。
【0181】 バクテリア試験では、第1の多孔性媒体を用いてクアルチュア(Qualtu
re)デバイス(図示せず)で培養して、特定のバクテリアコロニーの存在を決
定することができる。クアルチュアデバイスは、濾過膜と、脱水された選択培地
から成る4つの栄養素パッドとを含むプラスチック製のカプセルである。
【0182】 クアルチュア技法は、寒天プレート法より感度がよく、また、推定診断を下す
のが早い。このデバイスは、ほとんどの場合4〜6時間で1つのステップでバク
テリアのアイソレートをスクリーニングし、分離し、推定診断する。試験の結果
、50ミリメートルの流体からの回復が優れてかつ感度がよいことが分かった。
【0183】半自動装置 一時に1つのサンプルを処理する別の装置を図39〜41を参照して示す。カ
バー又は容器の1部分と係合する構成又は構造は一般的に、このカバー又は容器
のこの部分を位置付け視、固定し、移動させる何らかの部材を含んでいる。例示
の部材は、スリーブと、1つ以上のベルトと、1地上のプーリーと、1つ以上の
弾性バンドと、類似物とを、これに限られないが、含んでいる。
【0184】 本発明によるある好ましい実施態様は、容器と外部カバーとを位置付けして回
転させるサポートスリーブAを含んでいる。本発明による最も好ましい実施態様
では、カバーの外側部分もまた、ゆるんだ位置すなわち第1の位置(図40)で
は、外側カバー71と契合せず、締まった位置すなわち第2の位置(図41)で
は、外側カバーと容器が回転している間に外側カバー71と係合してこれを位置
付けする1つ以上の弾性バンドBを含んでいる。代替実施態様では、ベルトBは
、外側カバーと容器を内部カバー72と管/攪拌器52の周りで回転させる駆動
ベルトである。
【0185】 本発明は特定の好ましい実施態様に関して説明したが、これらの実施態様に限
られることはない。本発明の範囲に収まる代替実施態様や実施例や修正例が、当
業者によって、特に前述の教示から可能である。
【0186】 さらなる利点や修正は当業者には容易に理解されよう。したがって、本発明は
素のより広い態様においては、本書に図示して説明した特定の詳細や代表的なデ
バイスに限られることはない。したがって、様々な修正が、添付の請求の範囲と
その等価物によって定められる一般的に創意ある概念の精神と範囲から逸脱する
ことなく可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 スタフォード,ローランド・ティー アメリカ合衆国フロリダ州32174−4890, オーモンド・ビーチ,サンド・クリーク・ レイン 423 (72)発明者 クリステンセン,ジョン・エム アメリカ合衆国フロリダ州32720,デラン ド,ウェスト・ミネソタ・アヴェニュー 1175,#61 Fターム(参考) 2H052 AE07 AE10

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各容器内の一組のサンプルをバッチ処理するための自動装置
    であって、各サンプルからの粒子物質の単層を検査用の対応するスライド上に置
    くものにおいて、 前記装置が、 第1のパターンである容器の群を配置する容器サポートと、 前記容器サポートを、ヘッドステージに前進させる第1のコンベヤと、 前記容器群に対応し、前記ヘッドステージにおいてそれぞれの容器に係合するヘ
    ッドの群であって、該ヘッドの群のそれぞれがその各サンプルに連通するものと
    、 各サンプルの流れを、各サンプルの容器から、前記サンプルのヘッドを貫流させ
    て生じさせるポンプと、 前記ヘッド群に対応するフィルターの群であって、該フィルターのそれぞれは、
    各ヘッドのサンプルの前記流れに連通し、該フィルターは、それぞれのサンプル
    流の第1の分流中に挿入配置され、各サンプルの粒子物質の単層を収集できるよ
    うになっている膜と、該膜の周りを巡る各サンプルの流れの第2の分流中に挿入
    配置されているフリットと を有しており、 第2のパターンでスライドの群を配置するスライドサポートであって、前記スラ
    イド群は前記ヘッド群に対応するスライドサポートと、 前記スライドサポートを、デポジッティングステージへ前進させる第2のコンベ
    ヤと、 前記容器サポートを前進させる前記第1のコンベヤ、前記容器群に係合する前記
    ヘッド群、各サンプルの前記流れを生じさせる前記ポンプ、および前記スライド
    サポート係合を前進させる前記第2のコンベヤのそれぞれを調整する制御器とを
    具備し、 前記制御器は、自動サンプルスループットを協調させ、各サンプル容器を、対応
    するスライドに相関させる、自動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のパターンが前記第2のパターンに対応する、請求
    項1に記載の自動装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記ヘッドの各ヘッドを各ヘッドの容器へ動かすミ
    キサーを具備し、 前記ヘッド群が前記容器群に係合しているとともに、前記制御器は、付加的に、
    各前記容器に対して前記ヘッドのそれぞれを動かす前記ミキサーを調整する、請
    求項1から請求項3のうちのいずれか一の請求項に記載の自動装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記ヘッドの各ヘッドを回転させる駆動装置を具備
    し、 前記容器群の各容器が前記容器サポートに対して固定されている、請求項3に記
    載の自動装置。
  5. 【請求項5】 前記容器サポートに対して、前記容器群のそれぞれを回転さ
    せる駆動装置と、 前記容器群の各容器のためのそれぞれのカバーと をさらに具備し、 前記カバーの各カバーが回転を防止されている、請求項3に記載の自動装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記ヘッド群に対応する撹拌器の群を具備し、前記
    撹拌器群の各撹拌器は、各ヘッドの容器内の各ヘッドのサンプルに対応し、各ヘ
    ッドのサンプルを攪拌して、各サンプルの粒子物質を拡散させる、請求項1から
    請求項5のうちのいずれか一の請求項に記載の自動装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記容器群を、前記容器サポート上に、前記第1の
    パターンで配置する容器ローダーを具備し、 前記第1のコンベヤが前記容器サポートを前進させるとともに、前記制御器が、
    付加的に、前記容器サポート上に前記容器群を配置する前記容器ローダーを調整
    する、請求項1から請求項6のうちのいずれか一の請求項に記載の自動装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記容器群を、前記容器サポートから、容器アンロ
    ーデングステージで除去する容器アンローダーを具備し、 前記第1のコンベヤが、前記ヘッドステージから前記容器アンローデングステー
    ジへ前記容器サポートを前進させ、 前記第1のコンベヤが前記容器サポートを前進させるとともに、前記制御器が、
    付加的に、前記容器群を前記容器サポートから除去する容器アンローダーを調整
    する、請求項1から請求項8のうちのいずれか一の請求項に記載の自動装置。
  9. 【請求項9】 さらに、前記第2のパターンで、前記スライドサポート上に
    前記スライド群を配置するスライドローダーを具備し、 前記第2のコンベヤが前記スライドサポートを前進させるとともに、前記制御器
    は、付加的に、前記スライドサポート上に前記スライド群を配置する前記スライ
    ドローダーを調整する、請求項1から請求項8のうちのいずれか一の請求項に記
    載の自動装置。
  10. 【請求項10】 さらに、スライドを、前記スライドサポートから、スライ
    ドアンローデングステージで除去するスライドアンローダーを具備し、 前記第2のコンベヤは、前記スライドサポートを、前記デポジッティングステー
    ジから、前記スライドアンローデングステージへ前進させ、 前記第2のコンベヤが前記スライドサポートを前進させるとともに、前記制御器
    は、付加的に、前記スライド群を、前記スライドサポートから除去する前記スラ
    イドアンローダーを調整する、請求項1から請求項9のうちのいずれか一の請求
    項に記載の自動装置。
  11. 【請求項11】 それぞれの容器上の第1の識別子を検出する第1の読取り
    機と、 それぞれのスライド上の第2の識別子を検出する第2の読取り機と、 対応する第1および第2の識別子のリストを提供するプリンターと をさらに具備し、 前記第1および第2の識別子は、それぞれの容器内のサンプルを、それぞれのス
    ライド上の粒子物質の単層に対応させ、 前記制御器は、付加的に、前記第1および第2の識別子を検出する前記第1およ
    び第2の読取り機を調整し、前記対応するリストをマーキングする前記プリンタ
    ーに指令する、請求項1から請求項10のうちのいずれか一の請求項に記載の自
    動装置。
  12. 【請求項12】 前記ヘッド群が、前記容器群に対して、経路に沿って往復
    運動し、 前記デポジッティングステージが、前記経路に沿って位置する、請求項1から請
    求項11のうちのいずれか一の請求項に記載の自動装置。
  13. 【請求項13】 さらに、前記フィルターのうちのそれぞれ異なるフィルタ
    ーをそれぞれ供給する複数のフィルター源と、 各前記フィルターを、前記複数のフィルターのうちの1つのフィルターから、各
    ヘッドの容器に係合する前記ヘッド群の各ヘッドに形成されているフィルターチ
    ャンバーへと搬送するフィルターローダーとを具備し、 前記ヘッド群が前記容器群に係合するとともに、前記制御器が、付加的に、前記
    フィルターを前記複数のフィルター源から搬送する前記フィルターローダーを調
    整する、請求項1から請求項12のうちのいずれか一の請求項に記載の自動装置
  14. 【請求項14】 さらに、スライドに粒子物質の単層を固定する固定剤を供
    給するアプリケータを具備し、 前記第2のコンベヤが前記スライドサポートを前進させるとともに、前記制御器
    は、付加的に、固定剤を供給するアプリケータを調整する、請求項1から請求項
    13のうちのいずれか一の請求項に記載の自動装置。
  15. 【請求項15】 さらに、過剰の固定剤を吸収するブロッターを具備し、 前記制御器は、付加的に、過剰の固定剤を吸収する前記ブロッターを調整し、前
    記アプリケータが固定剤を供給するようにする、請求項14に記載の自動装置。
  16. 【請求項16】 さらに、前記固定剤を乾燥させるブロワを具備し、 前記アプリケータが固定剤を供給するとともに、前記制御器は、付加的に、前記
    固定剤を乾燥させる前記ブロワを調整する、請求項14に記載の自動装置。
  17. 【請求項17】 さらに、スライド上の粒子物質の単層から前記膜を分離す
    るテープを具備し、 前記制御器は、付加的に、前記テープを前進させるように調整する、請求項1か
    ら請求項16のうちのいずれか一の請求項に記載の自動装置。
  18. 【請求項18】 さらに、スライド上の粒子物質の単層から前記膜を分離す
    るブロワを具備し、 前記第2のコンベヤが前記スライドサポートを前進させるようにする、前記制御
    器は、付加的に、前記膜を、スライド上の粒子物質の単層から分離する前記ブロ
    ワを調整する、請求項1から請求項17のうちのいずれか一の請求項に記載の自
    動装置。
  19. 【請求項19】 さらに、前記ヘッド群を浄化する溶液浴を具備し、 前記ヘッド群が前記容器群に係合するとともに、前記制御器は、付加的に、前記
    ヘッド群を浄化する前記溶液浴を調整する、請求項1から請求項18のうちのい
    ずれか一の請求項に記載の自動装置。
  20. 【請求項20】 各前記流れの前記第1および第2の分流が、各前記流れの
    サンプルのための前記フリットを通過する、請求項1から請求項19のうちのい
    ずれか一の請求項に記載の自動装置。
  21. 【請求項21】 各容器内の一組のサンプルをバッチ処理する自動装置であ
    って、各サンプルからの粒子物質の単層を検査用の対応するスライド上に置く自
    動的方法において、 前記方法が、 一群のヘッドを、対応する群のサンプル容器に取り付け、ヘッドの前記部の各ヘ
    ッドは、そのそれぞれのサンプルに対応することと、 各サンプルの流れを、そのそれぞれの容器から、そのそれぞれのヘッドを貫流さ
    せてポンピングすることと、 前記ヘッド群に対応するフィルターの群のそれぞれのフィルターにより、各前記
    流れをフィルタリングし、前記フィルタリングは、各前記流れの第1の分流の途
    中に位置する膜により、粒子物質の単層を収集することと、各前記流れの第2の
    分流の途中に位置するフリットにより前記膜の周りを巡ることとを含むことと、
    粒子物質のそのそれぞれの単層を有する各前記膜を、スライドの群のそれぞれの
    1つのスライドに輸送し、前記スライド群は、前記ヘッド群に対応することと、
    前記取付け、ポンピング、および輸送動作の協調を制御して、自動的に、粒子物
    質の単層を、そのそれぞれのサンプルから、そのそれぞれのスライドに置くこと
    とを含む、自動的方法。
  22. 【請求項22】 さらに、前記取付け、ポンピング、フィルタリング、およ
    び輸送動作のうちの異なる動作で、新たな容器の群を同時に処理することと、 容器の新たな群について、取り付け、ポンピング、フィルタリング、および輸送
    の前記動作を繰り返すことを含み、 前記制御が、付加的に、取付け、ポンピング、フィルタリングおよび輸送の前記
    動作により、容器の各群を同時に処理することを調整する、請求項21に記載の
    自動的方法。
  23. 【請求項23】 あるパターンで容器サポート上に前記容器群を配置するこ
    とと、 前記容器サンプルを、コンベヤにより、前記係合動作へ前進させることと をさらに含み、 前記制御は、付加的に、前記容器群を前記のように配置することと、前記取付け
    、ポンピング、フィルタリングおよび輸送動作により、前記容器サポートを前進
    させることとを調整する、請求項21または22に記載の自動的方法。
  24. 【請求項24】 さらに、前記容器群を、前記容器サポートから除去するこ
    とを含み、 前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリングおよび輸送動
    作により、前記容器群を前述のように除去することを調整する、請求項21から
    請求項23のうちのいずれか一の請求項に記載の自動的方法。
  25. 【請求項25】 さらに、あるパターンで、スライドサポート上に前記スラ
    イド群を配置することと、 前記スライドサポートを、コンベヤにより、前記輸送動作へ前進させることとを
    含み、 前記制御は、付加的に、前記スライド群を前述のように配置することと、前記取
    付け、ポンピング、フィルタリング、および輸送動作により、前記スライドサポ
    ートを前進させることとを調整する、請求項21から請求項24のうちのいずれ
    か一の請求項に記載の自動的方法。
  26. 【請求項26】 さらに、前記スライドサポートから、前記スライド群を除
    去することを含み、 前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリングおよび輸送動
    作により前記スライド群を前述のように除去することを調整する、請求項21か
    ら請求項25のうちのいずれか一の請求項に記載の自動的方法。
  27. 【請求項27】 さらに、各サンプルを、そのそれぞれの容器内で、そのそ
    れぞれの容器に対して、前記ヘッドの各ヘッドを動かすことにより混合すること
    を含み、 前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリングおよび輸送動
    作により前記混合を調整する、請求項21から請求項26のうちのいずれか一の
    請求項に記載の自動的方法。
  28. 【請求項28】 前記混合が、そのそれぞれの容器に対して、前記ヘッドの
    各ヘッドを回転させることを含む、請求項26または27に記載の自動的方法。
  29. 【請求項29】 さらに、それぞれの容器上の第1の識別子を読み取ること
    と、 それぞれのスライド上の第2の識別子を印刷することとを含み、 前記第1および第2の識別子は、それぞれの容器内のサンプルを、それぞれのス
    ライド上の粒子物質の単層に対応させることとを含み、 前記制御は、付加的に、前記読み取りおよび印刷を、前記取付け、ポンピング、
    フィルタリングおよび輸送動作により調整する、請求項21から請求項28のう
    ちのいずれか一の請求項に記載の自動的方法。
  30. 【請求項30】 さらに、前記フィルターを、複数のフィルター源から選択
    することと、 前記フィルターを、前記複数のフィルター源のうちの一のフィルター源から、そ
    のそれぞれの容器に係合する前記ヘッド群の各ヘッドにより形成されているフィ
    ルターチャンバーへ輸送することとを含み、 前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリングおよび輸送動
    作により前記選択および輸送を調整する、請求項21から請求項29のうちのい
    ずれか一の請求項に記載の自動的方法。
  31. 【請求項31】 さらに、固定剤を、そのそれぞれのスライド上の粒子物質
    に添加することを含み、 前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリングおよび輸送動
    作により前記添加を調整する、請求項21から請求項30のうちのいずれか一の
    請求項に記載の自動的方法。
  32. 【請求項32】 さらに、過剰の固定剤を吸い取ることを含み、 前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリング、輸送および
    適用動作により前記吸い取りを調整する、請求項31に記載の自動的方法。
  33. 【請求項33】 さらに、ブロワにより、前記固定剤を乾燥させることを含
    み、 前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリング、輸送および
    適用動作により前記乾燥を調整される、請求項31または32に記載の自動的方
    法。
  34. 【請求項34】 さらに、ブロワにより、前記膜を、スライド上の粒子物質
    のそのそれぞれの単層から分離することを含み、 前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリング、輸送および
    適用動作により前記分離を調整する、請求項31から請求項33のうちのいずれ
    か一の請求項に記載の自動的方法。
  35. 【請求項35】 さらに、テープにより、前記膜を、スライド上の粒子物質
    のそのそれぞれの単層から分離することを含み、 前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリング、輸送および
    適用動作により前記分離を調整する、請求項31から請求項33のうちのいずれ
    か一の請求項に記載の自動的方法。
  36. 【請求項36】 さらに、溶液浴内で前記ヘッド群を浄化することを含み、
    前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリング、輸送動作に
    より前記浄化を調整する、請求項31から請求項35のうちのいずれか一の請求
    項に記載の自動的方法。
  37. 【請求項37】 さらに、各サンプルの、それらのそれぞれの収集されてい
    ない部分を有する容器を貯蔵することを含み、 前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリング、輸送および
    戻し動作により前記貯蔵を調整する、請求項31から請求項36のうちのいずれ
    か一の請求項に記載の自動的方法。
  38. 【請求項38】 さらに、粒子物質のそれぞれの単層がそれぞれ置かれてい
    るスライドを集団的に配置することを含み、 前記制御は、付加的に、前記取付け、ポンピング、フィルタリングおよび輸送動
    作により前記積重ねを調整する、請求項31から請求項37のうちのいずれか一
    の請求項に記載の自動的方法。
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