JPH0535316Y2 - - Google Patents

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JPH0535316Y2
JPH0535316Y2 JP1985135537U JP13553785U JPH0535316Y2 JP H0535316 Y2 JPH0535316 Y2 JP H0535316Y2 JP 1985135537 U JP1985135537 U JP 1985135537U JP 13553785 U JP13553785 U JP 13553785U JP H0535316 Y2 JPH0535316 Y2 JP H0535316Y2
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JP
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sample
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container
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JP1985135537U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、検便を行なう際に試料を採取するた
めに用いられる用具に関し、更に詳述すると、簡
単にかつ指に試料を付着させることなく、また指
に付いている菌を試料に移行させることなく試料
を採取できる上、試料がかなり硬質のものである
場合でもこれを容易に採取し得、しかも採取した
試料を良好に保存して簡単に培養培地に移植させ
ることができる用具に関する。
従来の技術 従来、検便においては検体を耳かき状の道具を
用いて筒状容器に採取した後、この容器から検体
を再び耳かき状の道具を用いて取り出し、これを
培養培地に塗布することが行なわれている。ま
た、検体を小型の蓋付皿型容器に採取することも
行なわれている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の方法においては検体の採
取作業が面倒であり、特に検体が硬質のものであ
る場合にはこれを筒状容器に入れる作業が大変で
あつた。また、採取作業の際に大腸菌等の菌類が
指に付着し易く、衛生上問題がある上、試料の培
養培地への移植作業も面倒であり、しかも移植作
業の際に試料が培地以外の他の部分に付着し易い
ものであつた。
本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、検
便を行なう際に、試料を指に付着させることな
く、しかも指に付いている菌を試料に混ぜること
なく衛生的かつ容易に試料を採取できる上、試料
がかなり硬質のものである場合でも試料を簡単に
採取し得、しかも試料を良好に保存して簡単に培
養培地に移植することができる用具を提供するこ
とを目的とする。
問題点を解決するための手段 即ち、本考案は上記目的を達成するため、検便
を行なう際に試料を採取する用具として、つまみ
体と、プラスチツク製で先端部が試料内に差し込
み可能なパイプ本体の先端側に被検箇所に接触さ
せて試料を移行させるための吸水性及び柔軟性を
有する採取体がパイプ本体の先端開口部を閉塞し
ないように設けられ、かつこのパイプ本体の基端
側が上記つまみ体に取り付けられる採取パイプ体
と内部に保存培地が注入され、上記パイプ体をそ
の先端部が上記保存培地に浸漬されるように出し
入れ自在に封入する容器とから構成されるものを
提供するものである。
作 用 本考案用具は、検便において試料を採取するに
際し、採取パイプ体を取り付けたつまみ体をつか
み持ち、採取パイプ体の採取体を被検箇所に接触
させることにより、容易に試料を採取体に付着さ
せて採取することができる。更に、本考案用具に
おいてはパイプ本体の先端開口部が閉塞されてい
ないので、試料が硬くて採取体に付着しにくい場
合には、採取パイプ体の先端部を試料中に差し込
むことによりパイプ本体先端部内に先端開口部か
ら試料を侵入させることができ、その後採取パイ
プ体を試料から引き抜くことにより、容易に試料
をパイプ本体先端中空部内に詰め込んで採取する
ことができる。しかもこの場合、本考案用具にお
いては採取パイプ体につまみ体が取り付けられて
いるので、指に試料を付着させることなく、かつ
指に付いている菌を試料に移行させることなく、
確実かつ衛生的に試料を採取し得るものである。
また、試料採取後は、容器内に採取パイプ体をそ
の先端部が容器内の保存培地に浸漬するよう封入
することにより、採取した試料を保存培地中で良
好に保存できる。更に、試料保存後は容器から採
取パイプ体を取り出し、保存培地が付着した採取
体を培養培地に接触させることにより、保存培地
中の試料を簡単かつ他の部分に付着させることな
く培養培地に移植することができる。
以下、本考案の実施例につき図面を参照して詳
しく説明する。
第1実施例 第1図は本考案の一実施例に係る検便用試料採
取用具1を示す。
第1図中2は、可撓性を有するプラスチツク製
の容器本体3及びこの容器本体3の開口部を閉塞
するプラスチツク製の逆皿型蓋体4からなる採取
パイプ体封入容器である。上記容器本体3は、円
筒状基部5の先端にこの基部5より細く形成さ
れ、先部が閉塞したカツプ状の保存培地注入部6
が一体に連設されてなるもので、その基端部外周
面には雄ねじ部7が形成されている。なお、容器
本体3の保存培地注入部6内にはグリセリン等か
らなる液状保存培地8が注入されている。また、
上記蓋体4の円筒状周壁9内周面には解放端側に
存して雌ねじ部10が形成され、この雌ねじ部1
0に上記雄ねじ部7を螺合することにより、容器
本体3が蓋体4によつて密閉されるようになつて
いる。更に、蓋体4の上壁11内面中央部には、
後述するパイプ本体基端部内に嵌入される円柱状
突起体12が突設されている。
また、13は上記容器2内に封入された採取パ
イプ体で、この採取パイプ体13は、プラスチツ
ク製の先端部が試料内に差し込み可能なパイプ本
体14の先端部外周面に被検箇所に接触させて試
料を移行させるためのスポンジシート15(吸水
性及び柔軟性を有する採取体)がパイプ本体14
の先端開口部16を閉塞しないように巻き付けら
れて接着されている。なお、パイプ本体14基端
中空部には上記蓋体4の突起体12が嵌入され、
これにより蓋体4に採取パイプ体13が固定さ
れ、蓋体4がつまみ体として構成されていると共
に、採取パイプ体13先端部は容器本体3の保存
培地注入部6内に到達し、保存培地8内に浸漬さ
れている。
上記用具1を用いて検便の試料を採取する場
合、まず蓋体4を回して容器本体3から取り外す
と共に、第2図に示すように蓋体4に固定した採
取パイプ体13を容器本体3内から取り出す。そ
して、つまみ体として構成された蓋体4を指でつ
まんでパイプ体13を保持すると共に、スポンジ
シート15表面を被検箇所に接触させ、被検箇所
に存する試料をスポンジシート15に付着させる
ものである。
また、試料が硬くて上記方法では容易に試料を
スポンジシート15に付着させることができない
場合は、パイプ本体14先端部を試料内に差し込
む。こうすることによつて、パイプ本体14の先
端開口部16からパイプ本体14内に試料が入り
込むので、その後試料からパイプ本体14を引き
抜くことにより、試料をパイプ本体14先端部内
に採取するものである。
上述したようにして試料を採取した後は、採取
パイプ体13を容器本体3内に収納すると共に、
蓋体4を容器本体3に螺合して容器を密閉し、第
1図に示した元の状態にする。この状態で容器を
軽く振盪したり、容器本体3下部をつまみ押すこ
とによりパイプ本体13先端部を側部から押圧す
ると、パイプ本体13先端部は保存培地8に浸漬
しているので、パイプ体13先端部に付着してい
る試料が保存培地8に混合され、これによつて試
料が保存培地8中で保存される。
そして、保存培地8中で保存した試料を培養培
地に移植する場合、上述したようにして容器本体
3からパイプ体13取り出し、先端の保存培地8
が付着したスポンジシート14を培養培地に接触
させるものである。
上記第1実施例の用具1は、蓋体4にパイプ体
13を固定し、蓋体4をつまみ部として構成した
ので、蓋体4を取り外すことにより簡単にパイプ
体13を容器本体3内から取り出すことができる
と共に、蓋体4をつまんだまま容易に試料を採取
できる。
第2実施例 第3図は本考案の他の実施例に係る用具1を示
すものである。なお、第3図において第1図に示
した用具と同一構成の部分には同一参照符号を付
してその説明を省略する。
本実施例の用具1においては、採取パイプ体1
3が蓋体4に予め固定されておらず、容器2と採
取パイプ体13とが互に別体に形成されている。
本実施例のパイプ体13においては、スポンジシ
ート15にゴム製保護チユーブ17が取り外し自
在に嵌挿されており、これによりスポンジシート
15が保護チユーフツクで保護されている。な
お、図示していないが、パイプ体13は適宜包装
体によつて滅菌包装されている。
本実施例の用具1を用いて試料を採取する場
合、まず容器2の蓋体4を取り外し、この蓋体4
の突起体12をパイプ体13の基端中空部内に嵌
入して蓋体4にパイプ体を取り付けると共に、パ
イプ体13から保護チユーブ17を取り外して第
2図に示した如き状態にする。その後は、上記と
同様にして試料の採取及び保存並びに培養培地へ
の移植を行なうものである。
上記実施例の用具1においては、容器2と採取
パイプ体13とを別体に形成し、パイプ体13を
滅菌包装したので、用具1の保存時にスポンジシ
ート15に菌等が付着することが防止される。ま
た、スポンジシート15に保護チユーブ17を取
り付けたので、スポンジシート15が破損し難い
ものである。
なお、上記各実施例においては採取体をスポン
ジシート15で形成したが、紙、織布、不織布等
で形成してもよく、さらにその他の構成について
も本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して
差支えない。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係る検便用試料
採取用具は、簡単にかつ指に試料を付着させるこ
となく、また指に付いている菌を試料に移行させ
ることなく試料を採取できる上、試料がかなり硬
質のものである場合でもこれを容易に採取し得、
しかも採取した試料を良好に保存して簡単に培養
培地に移植させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る検便用試料採
取用具を示す断面図、第2図は同例の用具の採取
パイプ体部分を示す斜視図、第3図は本考案の他
の実施例に係る検便用試料採取用具を示す断面図
である。 1……用具、2……容器、3……容器本体、4
……蓋体(つまみ体)、8……保存培地、13…
…採取パイプ体、14……パイプ体、15……ス
ポンジシート(採取体)、16……パイプ先端開
口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. つまみ体と、プラスチツク製で試料内に差し込
    み可能なパイプ本体の先端側に被検箇所に接触さ
    せて試料を移行させるための吸水性及び柔軟性を
    有する採取体がパイプ本体の先端開口部を閉塞し
    ないように設けられ、かつこのパイプ本体の基端
    側が上記つまみ体に取り付けられる採取パイプ体
    と、内部に保存培地が注入され、上記パイプ本体
    をその先端部が上記保存培地に浸漬されるように
    出し入れ自在に封入する容器とから構成されるこ
    とを特徴とする検便用試料採取用具。
JP1985135537U 1985-09-04 1985-09-04 Expired - Lifetime JPH0535316Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985135537U JPH0535316Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

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JP1985135537U JPH0535316Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

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Publication Number Publication Date
JPS6244235U JPS6244235U (ja) 1987-03-17
JPH0535316Y2 true JPH0535316Y2 (ja) 1993-09-08

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ID=31037813

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