JP2001514272A - オレフィン類の重合 - Google Patents
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Abstract
Description
7,077の利益を請求するものである。
金属重合触媒である少なくとも2種類の重合触媒を用いた方法を用いて多様で有
用な特性を有する重合体を製造することができる。
系を用いた重合方法である。使用する工程条件および選択する触媒系に応じて、
同じモノマー(類)から製造された重合体でさえいろいろな特性を持たせること
ができる。変えることができる特性のいくつかは分子量および分子量分布、結晶
化度、融点およびガラス転移温度である。分枝は、分子量および分子量分布を除
く他の記述した特性の全部に影響を与え得る。
、特定の遷移金属を含有する重合触媒、特に最近の遷移金属、例えばニッケル、
パラジウム、コバルトおよび鉄などを含有する重合触媒が特に有効であることが
知られており、例えば国際特許出願96/23010および97/02298を
参照のこと。また、異なる重合体のブレンド物、例えばこの上に挙げた特性が異
なる重合体のブレンド物の方が「単一」の重合体に比較して有利な特性を示す可
能性があることも公知である。例えば、幅広いか或は二頂分子量分布を示す重合
体の方が狭い分子量分布を示す重合体よりも溶融加工(成形)がより容易であり
得ることが知られている。同様に、熱可塑性プラスチック(thermopla
stics)、例えば結晶性重合体などに弾性重合体(elestomeric
polymers)をブレンドするとしばしばそれが強じんになり得る。
きれば、生得的に重合体のブレンド物をもたらす重合体製造方法は特に有用であ
る。しかしながら、そのような重合では異なる2種類の触媒が互いに妨害するか
或は単一の重合体が生成するような様式で相互作用する可能性があると認識され
るべきである。
ニルであり、 各R54は、独立して、水素またはヒドロカルビルであり、そして 各R55は、独立して、一価の芳香族部分であり、 mは、1、2または3であり、 R53は、水素またはアルキルであり、 各R33、R34、R35およびR36は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換
ヒドロカルビルであり、 各R31は、独立して、炭素原子を2個以上含むヒドロカルビルもしくは置換ヒド
ロカルビルであり、 各R32は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、 Ar2は、アリール部分であり、 R38、R39およびR40は、各々独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカ
ルビルまたは不活性な官能基であり、 R37およびR41は、各々独立して、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また
はESが約−0.4以下の不活性な官能基であり、 各R42およびR43は、独立して、水素、または炭素原子を1から20個含むアシ
ルであり、 Ar3は、アリール部分であり、 R45およびR46は、各々独立して、水素またはヒドロカルビルであり、 Ar4は、アリール部分であり、 Ar5およびAr6は、各々独立して、ヒドロカルビルであり、 Ar7およびAr8は、各々独立して、アリール部分であり、 Ar9およびAr10は、各々独立して、アリール部分、または−CO2R56(ここ
で、R56は炭素原子を1から20個含むアルキルである)であり、 Ar11は、アリール部分であり、 R50は、水素またはヒドロカルビルであり、 R51は、ヒドロカルビルまたは−C(O)−NR50−Ar11であり、 R44は、アリールであり、 R47およびR48は、各々独立して、各アルコキシ基が炭素原子を1から20個含
む1つ以上のアルコキシ基で置換されているフェニル基であり、 R49は、炭素原子を1から20個含むアルキル、またはアリール部分であり、 R13およびR16は、各々独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルで
あるが、但しイミノの窒素原子に結合している炭素原子がそれに結合している炭
素原子を少なくとも2つ有することを条件とし、 R14およびR15は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであるか、或はR14とR15が一緒になって炭素環状環を形成するヒドロカル
ビレンもしくは置換ヒドロカルビレンであり、 R18がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R20が水素、ヒドロカ
ルビルまたは置換ヒドロカルビルであるか或はR18とR20が一緒になって環を形
成しており、 R19がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R21が水素、置換ヒド
ロカルビルまたはヒドロカルビルであるか或はR19とR21が一緒になって環を形
成しており、 各R17は、独立して、水素、置換ヒドロカルビルまたはヒドロカルビルであるか
、或はR17の2つが一緒になって環を形成しており、 R27およびR30は、独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり
、 R28およびR29は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであり、そして nは、2または3である] から成る群から選択される配位子のTi、Zr、Sc、V、Cr、希土類金属、
Fe、Co、NiもしくはPd錯体を含有していて上記オレフィン類に関して1
番目の活性を示す重合触媒、 (b)1種以上の遷移金属を含有していて上記オレフィン類に関して2番目の活
性を示す重合触媒、 (c)上記1番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の1番目の
オレフィン、および (d)上記2番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の2番目の
オレフィン、 を接触させることを含む。
ニルであり、 各R54は、独立して、水素またはヒドロカルビルであり、そして 各R55は、独立して、一価の芳香族部分であり、 mは、1、2または3であり、 R53は、水素またはアルキルであり、 各R33、R34、R35およびR36は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換
ヒドロカルビルであり、 各R31は、独立して、炭素原子を2個以上含むヒドロカルビルもしくは置換ヒド
ロカルビルであり、 各R32は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、 Ar2は、アリール部分であり、 R38、R39およびR40は、各々独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカ
ルビルまたは不活性な官能基であり、 R37およびR41は、各々独立して、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また
はESが約−0.4以下の不活性な官能基であり、 各R42およびR43は、独立して、水素、または炭素原子を1から20個含むアシ
ルであり、 Ar3は、アリール部分であり、 R45およびR46は、各々独立して、水素またはヒドロカルビルであり、 Ar4は、アリール部分であり、 Ar5およびAr6は、各々独立して、ヒドロカルビルであり、 Ar7およびAr8は、各々独立して、アリール部分であり、 Ar9およびAr10は、各々独立して、アリール部分、または−CO2R56(ここ
で、R56は炭素原子を1から20個含むアルキルである)であり、 Ar11は、アリール部分であり、 R50は、水素またはヒドロカルビルであり、 R51は、ヒドロカルビルまたは−C(O)−NR50−Ar11であり、 R44は、アリールであり、 R47およびR48は、各々独立して、各アルコキシ基が炭素原子を1から20個含
む1つ以上のアルコキシで置換されているフェニル基であり、 R49は、炭素原子を1から20個含むアルキル、またはアリール部分であり、 R13およびR16は、各々独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルで
あるが、但しイミノの窒素原子に結合している炭素原子がそれに結合している炭
素原子を少なくとも2つ有することを条件とし、 R14およびR15は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであるか、或はR14とR15が一緒になって炭素環状環を形成するヒドロカル
ビレンもしくは置換ヒドロカルビレンであり、 R18がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R20が水素、ヒドロカ
ルビルまたは置換ヒドロカルビルであるか或はR18とR20が一緒になって環を形
成しており、 R19がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R21が水素、置換ヒド
ロカルビルまたはヒドロカルビルであるか或はR19とR21が一緒になって環を形
成しており、 各R17は、独立して、水素、置換ヒドロカルビルまたはヒドロカルビルであるか
、或はR17の2つが一緒になって環を形成しており、 R27およびR30は、独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり
、 R28およびR29は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであり、そして nは、2または3である] から成る群から選択される配位子のTi、Zr、Sc、V、Cr、希土類金属、
Fe、Co、NiもしくはPd錯体を含有していて上記オレフィン類に関して1
番目の活性を示す重合触媒、 (b)1種以上の遷移金属を含有していて上記オレフィン類に関して2番目の活
性を示す重合触媒、 (c)上記1番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の1番目の
オレフィン、および (d)上記2番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の2番目の
オレフィン、 を接触させることを含むが、但し 上記1番目のオレフィンおよび上記2番目のオレフィンの一方または両方がエチ
レンであり、 上記1番目の重合触媒および上記2番目の重合触媒の1つが上記エチレンから式
R60CH=CH2[式中、R60はn−アルキルである]で表されるオリゴマーを もたらし、そして 分枝しているポリオレフィンが上記重合方法の生成物である、 ことを条件とするオレフィン重合方法にも関する。
ドロカルビルは、炭素と水素のみを含む一価の基を意味する。飽和ヒドロカルビ
ルは、炭素と水素のみを含んでいて炭素−炭素二重結合も三重結合も芳香族基も
含まない一価の基を意味する。本明細書における置換ヒドロカルビルは重合触媒
系の作用を妨害しない置換基を1つ以上(種類の)含むヒドロカルビル基を意味
する。ある種の重合を行う時に存在させるに適切な置換基にはハロ、エステル、
ケト(オキソ)、アミノ、イミノ、カルボキシル、ホスファイト、ホスホナイト
、ホスフィン、ホスフィナイト、チオエーテル、アミド、ニトリルおよびエーテ
ルのいくつかまたは全部が含まれ得る。好適な置換基はハロ、エステル、アミノ
、イミノ、カルボキシル、ホスファイト、ホスホナイト、ホスフィン、ホスフィ
ナイト、チオエーテルおよびアミドである。どの重合の時にどの置換基が有効で
あるかをある場合には国際特許出願96/23010および97/02298を
参考にして決定することができる。(置換)ヒドロカルビレンは、この基が二価
である以外はヒドロカルビルに類似した基を意味する。ベンジルはC6H5CH2 −基を意味し、そして置換ベンジルは、1つ以上の水素原子が置換基(これには
ヒドロカルビルが含まれ得る)により置換されている基である。アリール部分は
、芳香族環の炭素原子が遊離原子価を持つ一価の基を意味する。アリール部分が
含む芳香族環の数は1またはそれ以上であってもよく、これは不活性な基で置換
されていてもよい。フェニルはC6H5−基を意味し、そしてフェニル部分または
置換フェニルは、1つ以上の水素原子が置換基(これにはヒドロカルビルが含ま
れ得る)により置換されている基である。置換ベンジルおよび置換フェニルに好
適な置換基には、この上で置換ヒドロカルビルに関して挙げた基に加えてヒドロ
カルビルが含まれる。特に明記しない限り、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビ
ル、そして炭素原子を含む他の全ての基、例えばアルキル基などが含む炭素原子
の数は、好適には1から20である。
., 74巻, 3120-3128頁(1952), そしてM. S. Newman, Steric Effects in Organi
c Chemistry, John Wiley & Sons, New York, 1956, 598-603頁を参照]。本明 細書の目的で、Es値は上記出版物に記述されている値である。所定の基のEs値
が未知の場合、上記出版物に記述されている方法を用いてそれを測定することが
できる。本明細書の目的で、水素が示す値はメチルが示す値と同じであると定義
する。環のオルソ位に位置する置換基(または−OH基の最も近くに位置する他
の置換基)のEs値の合計が約−1.5以下であるのが好適であり、約−3.0 以下であるのがより好適である。従って、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノ
ールの如き化合物の場合に評価され得るEs値は、2位および6位の置換基であ るt−ブチル基に関するEs値のみであろう。
なアニオンは技術者によく知られており、例えばW. Beck., 他, Chem. Rev., 88
巻, 1405-1421頁(1988), そしてS. H. Strauss, Chem. Rev., 93巻, 927-942頁(
1993)(これらは両方とも引用することによって本明細書に組み入れられる)を 参照のこと。そのような配位しないアニオンが有する相対的配位能力(coor
dinating abilities)が上記文献に記述されており、Bec
kが1411頁に記述しておりそしてStraussが932頁の表IIIに記
述している。配位しない有用なアニオンにはSbF6 -、BAF、PF6 -、または
BF4 -が含まれ、ここで、BAFはテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)フェニル]ボレートである。
対イオンは弱く配位するアニオンである)もまた上記触媒系の一部として存在す
る。「中性のルイス酸」は、(I)からQ-またはS-を引き抜いて弱く配位する
アニオンを生成させ得るルイス酸である化合物を意味する。このような中性のル
イス酸は元々は帯電していない(即ちイオン性でない)。適切な中性のルイス酸
にはSbF5、Ar3B(ここで、Arはアリールである)およびBF3が含まれ る。カチオン性ルイス酸は正電荷を伴うカチオン、例えばAg+、H+およびNa + などを意味する。
基を含まない(即ちQもSもアルキルでもハイドライドでもない)場合にも、ま
た、そのような中性のルイス酸またはカチオン性のルイス酸もしくはブレンステ
ッド酸が金属をアルキル化するか或はハイドライドを金属に付加させる、即ちア
ルキル基またはハイドライドを金属原子に結合させるか、或はアルキル基または
ハイドライド基を付加させる別の(Wとは)化合物を添加する。
物、例えばR9 3Al、R9 2AlCl、R9AlCl2、および“R9AlO”(ア ルキルアルミノキサン)[ここで、R9は、炭素原子を1から25個、好適には 炭素原子を1から4個含むアルキルである]などから選択されるルイス酸である
。適切なアルキルアルミニウム化合物には、メチルアルミノキサン[これは、一
般式[MeAlO]n、(C2H5)2AlCl、C2H5AlCl2、および[(CH3)2 CHCH2]3Alを有するオリゴマーである]が含まれる。金属の水素化物、例 えばNaBH4などを用いてハイドライド基を金属Mに結合させることも可能で ある。
)が国際特許出願96/23010および97/02298(両方とも引用する
ことによって本明細書に組み入れられる)に見られ、そして上記出願に示されて
いる好適な基および化合物が本明細書でもまた好適である。しかしながら、上記
出願に示されている化合物の番号および基(即ちRx)の番号は本明細書におけ る番号とは異なっている可能性があるが、それらは容易に変換可能である。上記
出願にはまたいろいろな配位子の合成も記述されている。
性重合触媒を製造する方法は数多く多様に存在し、それらの多くが国際特許出願
96/23010および97/02298に記述されており、そしてそのような
記述されている方法が本明細書にも適用可能である。それ自身が活性重合触媒で
あり得る「純粋な」化合物を用いてもよいし、或はいろいろな方法で活性重合触
媒をインサイチューで生成させることも可能である。
酸であるか、或は対イオンが弱く配位するアニオンであるカチオン性ルイス酸も
しくはブレンステッド酸である1番目の化合物Wを、式
約+200℃の温度で接触させることにより、オレフィン類を重合させることが
出来、ここで、 Mは、NiまたはPdであり、 R13およびR16は、各々独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルで
あるが、但しイミノの窒素原子に結合している炭素原子がそれに結合している炭
素原子を少なくとも2つ有することを条件とし、 R14およびR15は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであるか、或はR14とR15が一緒になって環を形成するヒドロカルビレンも
しくは置換ヒドロカルビレンであり、 Qは、アルキル、ハイドライド、クロライド、イオダイまたはブロマイドであり
、そして Sは、アルキル、ハイドライド、クロライド、イオダイまたはブロマイドである
。この場合、Wがアルキルアルミニウム化合物であるのが好適である。活性重合
触媒を生成させる他の方法が国際特許出願96/23010および97/022
98およびそれに示されている実施例に見られる。
1番目の重合触媒がどのオレフィンを重合させるかもまた、示されている。本明
細書で用いるに有用なモノマー類にはエチレン、プロピレン、式R67CH=CH 2 [式中、R67は、炭素原子を2から約20個含むn−アルキルである]で表さ れる他のα−オレフィン類、シクロペンテンおよびノルボルネンが含まれる。好
適なモノマー類はエチレン、プロピレンおよびシクロペンテンであり、特にエチ
レンが好適である。
レフィンを同一にし、そしてこのような方法で用いるに好適なオレフィンはこの
直ぐ上に記述した通りである。また、この1番目および/または2番目のオレフ
ィンは1種類のみのオレフィンであってもよく、或は共重合体が生成するように
オレフィン類の混合物であってもよい。特に1番目の重合触媒と2番目の重合触
媒を用いた重合で重合体を同時に生成させる方法の場合はそれらを同じにした方
が好適である。
、上記2番目の活性を示す重合触媒では重合しない可能性があるモノマーを重合
させてもよく、そして/またはその逆を行うことも可能である。そのような場合
には、化学的に異なる2種類の重合体が生成し得る。別のシナリオ(scena
rio)では、2種類のモノマー類を存在させて一方の重合触媒が共重合体をも
たらしそしてもう一方の重合触媒がホモポリマーをもたらすようにするか、或は
いろいろなモノマー類のモル比を変えるか或はそれらから生成する繰り返し単位
が異なる2種類の共重合体が生成するようにすることも可能である。他の類似組
み合わせは技術者に明らかであろう。
ィン、好適にはエチレンのオリゴマー[このオリゴマーは式R60CH=CH2( 式中、R60は、n−アルキル、好適には炭素原子数が偶数のn−アルキルである
)で表される]を生成させる。次に、この方法で用いるもう一方の重合触媒が上
記オレフィンを単独でか或は好適には他の少なくとも1種のオレフィン、好適に
はエチレンと一緒に(共)重合させることで、分枝ポリオレフィンが生成するよ
うにする。1番目の重合型の活性を示す触媒によりオリゴマー(時にはα−オレ
フィンと呼ぶ)の製造は国際特許出願96/23010に見ることができる。
同様に上記特許出願に見られる。簡単に述べると、重合を実施する温度は約−1
00℃から約+200℃、好適には約−20℃から約+80℃である。オレフィ
ンが気体状の場合に用いる重合圧力は臨界的でなく、大気圧から約275MPa
またはそれ以上の圧力が適切な範囲である。モノマーが液体の場合、このような
モノマーは混ぜものなしで使用可能であるが、別の液体(溶媒)を用いて上記モ
ノマーを希釈することも可能である。Wを存在させる場合、W:(I)の比率を
好適には約1以上、より好適には約10以上[Wのみを存在させる時(他のルイ
ス酸触媒を存在させない時)]にする。このような重合はバッチ式か、半バッチ
式か或は連続方法であってもよく、液状媒体中か或は気相(モノマーが必要な揮
発性を示すと仮定して)中で実施可能である。このような詳細もまた国際特許出
願96/23010および97/02298に見られる。
IV)を表示する場合(配位子として包含)、その全部において、R13およびR 16 が各々独立してヒドロカルビルであるのが好適であるが、但しイミノの窒素原
子に結合している炭素原子がそれに結合している炭素原子を少なくとも2つ有す
ることを条件とし、そしてR14およびR15が各々独立して水素またはヒドロカル
ビルであるか或はR14とR15が一緒になって環を形成するヒドロカルビレンであ
るのが好適である。R13、R14、R15およびR16の有用な組み合わせおよび/ま
たは個々の基(groupings)のいくつかを表Iに示す。
Et=エチル、Cl=クロロ、Br=ブロモ、i−Pr=イソプロピル、Ph=
フェニル、そしてAn=1,8−ナフチリレン
、環上に置換基がどれくらいの数存在するかを示す。例えば4−Br−2,6−
MePhは4−ブロモ−2,6−ジメチルフェニルを示す。
るのが好適であり、これはより好適にはNiまたはPd、特に好適にはNiであ
る。
1番目の活性を示す重合触媒はこの上に詳細に記述した触媒である。2番目の活
性を示す重合触媒もまた1番目の活性を示す重合触媒の制限を満たし得るが、化
学的には異なるべきである。例えば、これには異なる遷移金属が存在しそして/
または異なる種類の配位子が用いられておりそして/または同じ型の配位子であ
るが構造が1番目の活性を示す重合触媒と2番目の活性を示す重合触媒の間で異
なっていてもよい。例えば、実施例1では、金属は同じ(Ni)で配位子の種類
も同じ(IV)であるが配位子上の置換基が異なり、その結果、その生成物には
2種類の重合体から成る混合物が存在する。1つの好適な方法では、配位子の種
類を同じにしかつ金属を同じにするが、配位子の置換基を異ならせる。
する系も2種類の活性重合触媒を用いる定義の範囲内に含まれ、この場合には、
元々の活性重合触媒の金属に配位していた元々の配位子が上記別の配位子に置き
換わることで異なる2種類の重合触媒がインサイチューで生成する。本明細書に
示す実施例2および3に、そのようにして異なる2種類の活性重合触媒を生成さ
せる方法を説明する。
ことも可能である。例えば、また、いわゆるチーグラー・ナッタ(Ziegle
r−Natta)および/またはメタロセン(metallocene)型の触
媒を用いることも可能である(実施例4および5を参照)。このような種類の触
媒はポリオレフィン分野でよく知られており、例えばメタロセン型触媒の情報に
関してはAngew. Chem., Int. Ed, Engl., 34巻, 1143-1170頁(1995)、ヨーロッ パ特許出願416,815号および米国特許第5,198,401号、そしてチ
ーグラー・ナッタ型触媒の情報に関してはJ. Boor Jr., Ziegler-Natta Catalys
ts and Polymerizations, Academic Press., New York, 1979(これらは全部引 用することによって本明細書に組み入れられる)を参照のこと。このような種類
の触媒に有用な重合条件と上記1番目の活性を示す重合触媒に有効な重合条件の
多くは一致し、このように1番目の活性を示す重合触媒を用いた時の重合条件と
2番目の活性を示す重合触媒を用いた時の重合条件を容易に近付けることができ
る。メタロセン型またはチーグラー・ナッタ型重合ではしばしば「共触媒」また
は「活性化剤」を用いる必要があり、これは1番目の活性を示す重合触媒を用い
た重合で時にはWが必要であることと同様である。この目的で、多くの場合、両
方の種類の重合触媒とも同じ化合物、例えばアルキルアルミニウム化合物などを
用いることができる。
は、この触媒の各々を用いて生成させることが望まれる重合体の比率、そして各
触媒が工程条件下で示す相対重合速度に依存するであろう。例えば、結晶性ポリ
エチレンの含有量が80%でゴム状ポリエチレンの含有量が20%の「強じんな
」熱可塑性ポリエチレンの製造が望まれておりそして2種類の触媒の重合速度が
等しいと仮定すると、結晶性ポリエチレンをもたらす触媒とゴム状ポリエチレン
をもたらす触媒の使用モル比を4:1にすべきであろう。2種類以上の異なる重
合体を含有する生成物の生成が望まれる場合には、また、2種類以上の活性重合
触媒を用いることも可能である。
重合触媒を用いて生成させる重合体の生成は逐次的であってもよい、即ち2基の
重合槽を直列で使用して触媒の1つ(1番目または2番目のいずれか)を用いて
重合を行った後にもう一方の触媒を用いて重合を行ってもよい。しかしながら、
1番目の活性を示す重合触媒と2番目の活性を示す重合触媒を同じ反応槽(類)
内で用いて重合を実施する、即ち重合を同時に実施する方が好適である。このこ
とは、多くの場合、1番目の活性を示す重合触媒と2番目の活性を示す重合触媒
が互いに相溶しそしてそれらが他の触媒の存在下で異なる重合体をもたらすこと
から可能になる。
布および/または融点および/または結晶化度の程度および/またはガラス転移
温度または他のファクター(factors)の点で異なり得る。共重合体の場
合、異なる重合触媒が、存在するモノマー類を異なる相対速度で重合させるなら
ば、共重合体(複数)に含まれるコモノマーの比率が異なり得る。このようにし
て生成した重合体は成形用樹脂および押出し加工用樹脂として用いるに有用であ
りかつ包装用フィルムなどで用いるに有用である。それらは溶融加工性(mel
t processing)の向上、強じん性および低温特性の向上などの如き
利点を示し得る。
る基をDABの直後に置く。また、化合物中に存在する金属に配位する他の基お
よび/または遊離アニオンも示す。
6/23010を参照のこと。分枝数を、全部、メチレン炭素原子1000個当
たりの分枝数として報告する。
標)撹拌オートクレーブに入れた後、脱気した乾燥トルエンを200mL加えた
。この溶媒を圧力(絶対)が101kPaのエチレンで飽和状態にして50℃に
加熱した。次に、撹拌しながら上記オートクレーブに変性メチルアルミノキサン
(Akzo MMAO−3A;名目上ヘプタン中1.97M;イソブチル基を約
30%含有)を1.0mL注入した。このオートクレーブをエチレンで690k
Paに加圧して50℃で30分間撹拌した。エチレンを排出させた後、メタノー
ルを3.0mL注入して重合を停止させた。このオートクレーブにはポリエチレ
ンのトルエン溶液が入っていた。この重合体溶液をメタノールの中に注ぎ込み、
沈澱した重合体を濾過した後、70℃のオーブンに入れて乾燥させることで、強
じんな半ゴム状のポリエチレンを13.2g得た。DSC(10℃/分):第一
加熱:Tm=35℃(〜1 J/g)、113℃(54 J/g);第二加熱:
Tm=113℃(44 J/g)。GPC(トリクロロベンゼン溶媒;135℃
;線状PE標準):Mn=60,700;Mw=421,000;Mz=1,2
51,000;Mw/Mn=6.9。GPCの図形はピーク分子量が66,00
0と540,000の所に位置する二頂重合体であることを示していた。
−PrPh)2DABMe2]NiBr2のサンプルを5.0mg(0.0080 ミリモル)入れた後、窒素下で、脱気した乾燥トルエンを200mL加えた。こ
の溶液を101kPaのエチレンで飽和状態にして42℃に加熱した。次に、撹
拌しながら上記オートクレーブに変性メチルアルモキサン(Akzo MMAO
−3A;名目上ヘプタン中1.9M;イソブチル基を約30%含有)を1.0m
L注入した。このオートクレーブをエチレンで690kPaに加圧して50℃で
30分間撹拌した。エチレンを排出させた後のオートクレーブには曇ったポリエ
チレン溶液が入っていた。メタノールを用いて重合体を沈澱させた後、真空オー
ブン(70℃)に入れて乾燥させることで、ゴム状のポリエチレンを11.4g
得た。DSC(10℃/分):Tg=−50℃;Tm=37℃(4 J/g)。
GPC(TCB;135℃;PE標準):Mn=267,000;Mw=607
,000;Mz=1,209,000;Mp(ピークmw)=520,000;
Mw/Mn=2.28。
−PrPh)2DABH2]NiBr2のサンプルを4.9mg(0.0082ミ リモル)入れた後、窒素下で、脱気した乾燥トルエンを200mL加えた。この
溶液を101kPaのエチレンで飽和状態にして41℃に加熱した(水浴)。次
に、撹拌しながら上記オートクレーブに変性メチルアルモキサン(Akzo M
MAO−3A;名目上ヘプタン中1.9M;イソブチル基を約30%含有)を1
.0mL注入した。このオートクレーブをエチレンで690kPaに加圧して5
0℃で30分間撹拌した。エチレンを排出させた後のオートクレーブには粒子状
ポリエチレンの懸濁液が入っていた。メタノールを用いて上記重合体懸濁液に沈
澱を起こさせた後、乾燥を真空オーブン(70℃)内で行うことで、結晶性ポリ
エチレンを17.7g得た。DSC(10℃/分):Tm=111℃(109
J/g)。GPC(TCB;135℃;PE標準):Mn=29,000;Mw
=65,000;Mz=147,000;Mp(ピークmw)=53,000;
Mw/Mn=2.24。
mg(0.012ミリモル)の混合物を窒素下で600mLのParr(商標)
撹拌オートクレーブに入れた後、窒素下で、脱気した乾燥トルエンを200mL
加えた。この溶液を101kPaのエチレンで飽和状態にして50℃に加熱した
。次に、撹拌しながら上記オートクレーブに変性メチルアルモキサン(Akzo
MMAO−3A;名目上ヘプタン中1.9M;イソブチル基を約30%含有)
を1.0mL注入した。このオートクレーブをエチレンで690kPaに加圧し
て50℃で30分間撹拌した。エチレンを排出させた後のオートクレーブにはポ
リエチレンの懸濁液が入っていた。メタノールを用いて重合体を沈澱させた後、
真空オーブン(70℃)に入れて乾燥させることで、結晶性ポリエチレンを21
.2g得た。DSC(10℃/分):Tm=119℃(129 J/g)、11
2℃の所にショルダー。GPC(TCB;135℃;PE標準):Mn=27,
000;Mw=180,000;Mz=1,317,000;Mp(ピークmw
)=55,400;Mw/Mn=6.69。GPCの図形は中心が約500,0
00ダルトンの所に位置する高mwのショルダーを伴う二頂であった。
mg(0.014ミリモル)の混合物を窒素下で600mLのParr(商標)
撹拌オートクレーブに入れた後、窒素下で、脱気した乾燥トルエンを200mL
加えた。この溶液を101kPaのエチレンで飽和状態にして50℃に加熱した
。次に、撹拌しながら上記オートクレーブに変性メチルアルモキサン(Akzo
MMAO−3A;名目上ヘプタン中1.9M;イソブチル基を約30%含有)
を1.0mL注入した。このオートクレーブをエチレンで690kPaに加圧し
て50℃で30分間撹拌した。エチレンを排出させた後のオートクレーブには曇
ったポリエチレン溶液が入っていた。メタノールを用いて重合体を沈澱させた後
、真空オーブン(70℃)に入れて乾燥させることで、ゴム状のポリエチレンを
12.3g得た。DSC(10℃/分):Tg=−45℃;Tm=38℃(6
J/g)、117℃(31 J/g)。GPC(TCB;135℃;PE標準)
:Mn=123,000;Mw=553,000;Mz=1,275,000;
Mp(ピークmw)=570,000;Mw/Mn=4.48。GPCの図形は
中心が80,000ダルトンの所に位置する低mwのショルダーを伴う明らかな
二頂であった。
MMAO−3A(Akzo−Nobel Alに関して1.97M)を5mlの
トルエンに入れた溶液を690kPaのエチレンと共に上記反応槽に室温で注入
した。このエチレン圧を1時間の反応全体にわたって一定に維持し、温度が約4
0℃に上昇した。この反応槽の排気を行った後、10% HCl/MeOHを3
ml加えることで重合を停止させた。固体状の重合体をMeOHで洗浄した後、
乾燥させた。白色ポリエチレンの収量2.05g。GPC(135℃のTCB)
Mn 97,900、Mw 358,000。DSC(10℃/分)第二溶融T
m 136℃、ΔHf 216.3 J/g。
MMAO−3A(Akzo−Nobel Alに関して1.97M)を5mlの
トルエンに入れた溶液を690kPaのエチレンと共に上記反応槽に室温で注入
した。このエチレン圧を1時間の反応全体にわたって一定に維持し、温度が約3
5℃に上昇した。この反応槽の排気を行った後、10% HCl/MeOHを2
0ml加えることで重合を停止させた。固体状の重合体をMeOHで洗浄した後
、乾燥させた。白色ポリエチレンの収量9.28g。GPC(135℃のTCB
)Mn=36,000、Mw=359,300。DSC(15℃/分)第二溶融
Tm 133℃、ΔHf 137 J/g。13C NMR:全分枝数(全メチル 基数)10.8;メチル、8.4;エチル、0.4;プロピル、0.3;ブチル
、0.3;アミル、0.4;ヘキシル+およびEOC、2.0。
ニルであり、 各R54は、独立して、水素またはヒドロカルビルであり、そして 各R55は、独立して、一価の芳香族部分であり、 mは、1、2または3であり、 R53は、水素またはアルキルであり、 各R33、R34、R35およびR36は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換
ヒドロカルビルであり、 各R31は、独立して、炭素原子を2個以上含むヒドロカルビルもしくは置換ヒド
ロカルビルであり、 各R32は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、
Ar2は、アリール部分であり、 R38、R39およびR40は、各々独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカ
ルビルまたは不活性な官能基であり、 R37およびR41は、各々独立して、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また
はES が−0.4以下の不活性な官能基であり、 各R42およびR43は、独立して、水素、または炭素原子を1から20個含むアシ
ルであり、 Ar3は、アリール部分であり、 R45およびR46は、各々独立して、水素またはヒドロカルビルであり、 Ar4は、アリール部分であり、 Ar5およびAr6は、各々独立して、ヒドロカルビルであり、 Ar7およびAr8は、各々独立して、アリール部分であり、 Ar9およびAr10は、各々独立して、アリール部分、または−CO2R56(ここ
で、R56は炭素原子を1から20個含むアルキルである)であり、 Ar11は、アリール部分であり、 R50は、水素またはヒドロカルビルであり、 R51は、ヒドロカルビルまたは−C(O)−NR50−Ar11であり、 R44は、アリールであり、 R47およびR48は、各々独立して、各アルコキシ基が炭素原子を1から20個含
む1つ以上のアルコキシ基で置換されているフェニル基であり、 R49は、炭素原子を1から20個含むアルキル、またはアリール部分であり、 R13およびR16は、各々独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルで
あるが、但しイミノの窒素原子に結合している炭素原子がそれに結合している炭
素原子を少なくとも2つ有することを条件とし、 R14およびR15は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであるか、或はR14とR15が一緒になって炭素環状環を形成するヒドロカル
ビレンもしくは置換ヒドロカルビレンであり、 R18がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R20が水素、ヒドロカ
ルビルまたは置換ヒドロカルビルであるか或はR18とR20が一緒になって環を形
成しており、 R19がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R21が水素、置換ヒド
ロカルビルまたはヒドロカルビルであるか或はR19とR21が一緒になって環を形
成しており、 各R17は、独立して、水素、置換ヒドロカルビルまたはヒドロカルビルであるか
、或はR17の2つが一緒になって環を形成しており、 R27およびR30は、独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり
、 R28およびR29は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであり、そして nは、2または3である] から成る群から選択される配位子のTi、Zr、Sc、V、Cr、希土類金属、
Fe、Co、NiもしくはPd錯体を含有していて上記オレフィン類に関して1
番目の活性を示す重合触媒、 (b)上記1番目の活性を示す重合触媒とは化学的に異なりかつ1種以上の遷移
金属を含有していて上記オレフィン類に関して2番目の活性を示す重合触媒、 (c)上記1番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の1番目の
オレフィン、および (d)上記2番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の2番目の
オレフィン、 を接触させることを含む方法。
ニルであり、 各R54は、独立して、水素またはヒドロカルビルであり、そして 各R55は、独立して、一価の芳香族部分であり、 mは、1、2または3であり、 R53は、水素またはアルキルであり、 各R33、R34、R35およびR36は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換
ヒドロカルビルであり、 各R31は、独立して、炭素原子を2個以上含むヒドロカルビルまたは置換ヒドロ
カルビルであり、 各R32は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、
Ar2は、アリール部分であり、 R38、R39およびR40は、各々独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカ
ルビルまたは不活性な官能基であり、 R37およびR41は、各々独立して、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また
はES が−0.4以下の不活性な官能基であり、 各R42およびR43は、独立して、水素、または炭素原子を1から20個含むアシ
ルであり、 Ar3は、アリール部分であり、 R45およびR46は、各々独立して、水素またはヒドロカルビルであり、 Ar4は、アリール部分であり、 Ar5およびAr6は、各々独立して、ヒドロカルビルであり、 Ar7およびAr8は、各々独立して、アリール部分であり、 Ar9およびAr10は、各々独立して、アリール部分、または−CO2R56(ここ
で、R56は炭素原子を1から20個含むアルキルである)であり、 Ar11は、アリール部分であり、 R50は、水素またはヒドロカルビルであり、 R51は、ヒドロカルビルまたは−C(O)−NR50−Ar11であり、 R44は、アリールであり、 R47およびR48は、各々独立して、各アルコキシ基が炭素原子を1から20個含
む1つ以上のアルコキシ基で置換されているフェニル基であり、 R49は、炭素原子を1から20個含むアルキル、またはアリール部分であり、 R13およびR16は、各々独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルで
あるが、但しイミノの窒素原子に結合している炭素原子がそれに結合している炭
素原子を少なくとも2つ有することを条件とし、 R14およびR15は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであるか、或はR14とR15が一緒になって炭素環状環を形成するヒドロカル
ビレンもしくは置換ヒドロカルビレンであり、 R18がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R20が水素、ヒドロカ
ルビルまたは置換ヒドロカルビルであるか或はR18とR20が一緒になって環を形
成しており、 R19がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R21が水素、置換ヒド
ロカルビルまたはヒドロカルビルであるか或はR19とR21が一緒になって環を形
成しており、 各R17は、独立して、水素、置換ヒドロカルビルまたはヒドロカルビルであるか
、或はR17の2つが一緒になって環を形成しており、 R27およびR30は、独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり
、 R28およびR29は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであり、そして nは、2または3である] から成る群から選択される配位子のTi、Zr、Sc、V、Cr、希土類金属、
Fe、Co、NiもしくはPd錯体を含有していて上記オレフィン類に関して1
番目の活性を示す重合触媒、 (b)上記1番目の活性を示す重合触媒とは化学的に異なりかつ1種以上の遷移
金属を含有していて上記オレフィン類に関して2番目の活性を示す重合触媒、 (c)上記1番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の1番目の
オレフィン、および (d)上記2番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の2番目の
オレフィン、 を接触させることを含むが、但し 上記1番目のオレフィンおよび上記2番目のオレフィンの一方または両方がエチ
レンであり、 上記1番目の重合触媒および上記2番目の重合触媒の1つが上記エチレンから式
R60CH=CH2[式中、R60はn−アルキルである]で表されるオリゴマーを もたらし、そして 分枝しているポリオレフィンが上記重合方法の生成物である、 ことを条件とする方法。
ニルであり、 各R54は、独立して、水素またはヒドロカルビルであり、そして 各R55は、独立して、一価の芳香族部分であり、 mは、1、2または3であり、 R53は、水素またはアルキルであり、 各R33、R34、R35およびR36は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換
ヒドロカルビルであり、 各R31は、独立して、炭素原子を2個以上含むヒドロカルビルもしくは置換ヒド
ロカルビルであり、 各R32は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、
Ar2は、アリール部分であり、 R38、R39およびR40は、各々独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカ
ルビルまたは不活性な官能基であり、 R37およびR41は、各々独立して、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また
はES が−0.4以下の不活性な官能基であり、 各R42およびR43は、独立して、水素、または炭素原子を1から20個含むアシ
ルであり、 Ar3は、アリール部分であり、 R45およびR46は、各々独立して、水素またはヒドロカルビルであり、 Ar4は、アリール部分であり、 Ar5およびAr6は、各々独立して、ヒドロカルビルであり、 Ar7およびAr8は、各々独立して、アリール部分であり、 Ar9およびAr10は、各々独立して、アリール部分、または−CO2R56(ここ
で、R56は炭素原子を1から20個含むアルキルである)であり、 Ar11は、アリール部分であり、 R50は、水素またはヒドロカルビルであり、 R51は、ヒドロカルビルまたは−C(O)−NR50−Ar11であり、 R44は、アリールであり、 R47およびR48は、各々独立して、各アルコキシ基が炭素原子を1から20個含
む1つ以上のアルコキシ基で置換されているフェニル基であり、 R49は、炭素原子を1から20個含むアルキル、またはアリール部分であり、 R13およびR16は、各々独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルで
あるが、但しイミノの窒素原子に結合している炭素原子がそれに結合している炭
素原子を少なくとも2つ有することを条件とし、 R14およびR15は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであるか、或はR14とR15が一緒になって炭素環状環を形成するヒドロカル
ビレンもしくは置換ヒドロカルビレンであり、 R18がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R20が水素、ヒドロカ
ルビルまたは置換ヒドロカルビルであるか或はR18とR20が一緒になって環を形
成しており、 R19がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R21が水素、置換ヒド
ロカルビルまたはヒドロカルビルであるか或はR19とR21が一緒になって環を形
成しており、 各R17は、独立して、水素、置換ヒドロカルビルまたはヒドロカルビルであるか
、或はR17の2つが一緒になって環を形成しており、 R27およびR30は、独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり
、 R28およびR29は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであり、そして nは、2または3である] から成る群から選択される配位子のTi、Zr、Sc、V、Cr、希土類金属、
Fe、Co、NiもしくはPd錯体を含有していて上記オレフィン類に関して1
番目の活性を示す重合触媒、 (b)1種以上の遷移金属を含有していて上記オレフィン類に関して2番目の活
性を示す重合触媒、 (c)上記1番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の1番目の
オレフィン、および (d)上記2番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の2番目の
オレフィン、 を接触させることを含む。
ニルであり、 各R54は、独立して、水素またはヒドロカルビルであり、そして 各R55は、独立して、一価の芳香族部分であり、 mは、1、2または3であり、 R53は、水素またはアルキルであり、 各R33、R34、R35およびR36は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換
ヒドロカルビルであり、 各R31は、独立して、炭素原子を2個以上含むヒドロカルビルもしくは置換ヒド
ロカルビルであり、 各R32は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、
Ar2は、アリール部分であり、 R38、R39およびR40は、各々独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカ
ルビルまたは不活性な官能基であり、 R37およびR41は、各々独立して、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また
はES が−0.4以下の不活性な官能基であり、 各R42およびR43は、独立して、水素、または炭素原子を1から20個含むアシ
ルであり、 Ar3は、アリール部分であり、 R45およびR46は、各々独立して、水素またはヒドロカルビルであり、 Ar4は、アリール部分であり、 Ar5およびAr6は、各々独立して、ヒドロカルビルであり、 Ar7およびAr8は、各々独立して、アリール部分であり、 Ar9およびAr10は、各々独立して、アリール部分、または−CO2R56(ここ
で、R56は炭素原子を1から20個含むアルキルである)であり、 Ar11は、アリール部分であり、 R50は、水素またはヒドロカルビルであり、 R51は、ヒドロカルビルまたは−C(O)−NR50−Ar11であり、 R44は、アリールであり、 R47およびR48は、各々独立して、各アルコキシ基が炭素原子を1から20個含
む1つ以上のアルコキシで置換されているフェニル基であり、 R49は、炭素原子を1から20個含むアルキル、またはアリール部分であり、 R13およびR16は、各々独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルで
あるが、但しイミノの窒素原子に結合している炭素原子がそれに結合している炭
素原子を少なくとも2つ有することを条件とし、 R14およびR15は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであるか、或はR14とR15が一緒になって炭素環状環を形成するヒドロカル
ビレンもしくは置換ヒドロカルビレンであり、 R18がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R20が水素、ヒドロカ
ルビルまたは置換ヒドロカルビルであるか或はR18とR20が一緒になって環を形
成しており、 R19がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R21が水素、置換ヒド
ロカルビルまたはヒドロカルビルであるか或はR19とR21が一緒になって環を形
成しており、 各R17は、独立して、水素、置換ヒドロカルビルまたはヒドロカルビルであるか
、或はR17の2つが一緒になって環を形成しており、 R27およびR30は、独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり
、 R28およびR29は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであり、そして nは、2または3である] から成る群から選択される配位子のTi、Zr、Sc、V、Cr、希土類金属、
Fe、Co、NiもしくはPd錯体を含有していて上記オレフィン類に関して1
番目の活性を示す重合触媒、 (b)1種以上の遷移金属を含有していて上記オレフィン類に関して2番目の活
性を示す重合触媒、 (c)上記1番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の1番目の
オレフィン、および (d)上記2番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の2番目の
オレフィン、 を接触させることを含むが、但し 上記1番目のオレフィンおよび上記2番目のオレフィンの一方または両方がエチ
レンであり、 上記1番目の重合触媒および上記2番目の重合触媒の1つが上記エチレンから式
R60CH=CH2[式中、R60はn−アルキルである]で表されるオリゴマーを もたらし、そして 分枝しているポリオレフィンが上記重合方法の生成物である、 ことを条件とするオレフィン重合方法にも関する。
., 74巻, 3120-3128頁(1952), そしてM. S. Newman, Steric Effects in Organi
c Chemistry, John Wiley & Sons, New York, 1956, 598-603頁を参照]。本明 細書の目的で、Es値は上記出版物に記述されている値である。所定の基のEs値
が未知の場合、上記出版物に記述されている方法を用いてそれを測定することが
できる。本明細書の目的で、水素が示す値はメチルが示す値と同じであると定義
する。環のオルソ位に位置する置換基(または−OH基の最も近くに位置する他
の置換基)のEs値の合計が−1.5以下であるのが好適であり、−3.0以下 であるのがより好適である。従って、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール
の如き化合物の場合に評価され得るEs値は、2位および6位の置換基であるt −ブチル基に関するEs値のみであろう。
、ここで、 Mは、NiまたはPdであり、 R13およびR16は、各々独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルで
あるが、但しイミノの窒素原子に結合している炭素原子がそれに結合している炭
素原子を少なくとも2つ有することを条件とし、 R14およびR15は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであるか、或はR14とR15が一緒になって環を形成するヒドロカルビレンも
しくは置換ヒドロカルビレンであり、 Qは、アルキル、ハイドライド、クロライド、イオダイまたはブロマイドであり
、そして Sは、アルキル、ハイドライド、クロライド、イオダイまたはブロマイドである
。この場合、Wがアルキルアルミニウム化合物であるのが好適である。活性重合
触媒を生成させる他の方法が国際特許出願96/23010および97/022
98およびそれに示されている実施例に見られる。
1番目の重合触媒がどのオレフィンを重合させるかもまた、示されている。本明
細書で用いるに有用なモノマー類にはエチレン、プロピレン、式R67CH=CH 2 [式中、R67は、炭素原子を2から20個含むn−アルキルである]で表され る他のα−オレフィン類、シクロペンテンおよびノルボルネンが含まれる。好適
なモノマー類はエチレン、プロピレンおよびシクロペンテンであり、特にエチレ
ンが好適である。
同様に上記特許出願に見られる。簡単に述べると、重合を実施する温度は−10
0℃から+200℃、好適には−20℃から+80℃である。オレフィンが気体
状の場合に用いる重合圧力は臨界的でなく、大気圧から275MPaまたはそれ
以上の圧力が適切な範囲である。モノマーが液体の場合、このようなモノマーは
混ぜものなしで使用可能であるが、別の液体(溶媒)を用いて上記モノマーを希
釈することも可能である。Wを存在させる場合、W:(I)の比率を好適には1 以上、より好適には10以上[Wのみを存在させる時(他のルイス酸触媒を存在
させない時)]にする。このような重合はバッチ式か、半バッチ式か或は連続方
法であってもよく、液状媒体中か或は気相(モノマーが必要な揮発性を示すと仮
定して)中で実施可能である。このような詳細もまた国際特許出願96/230
10および97/02298に見られる。
Claims (21)
- 【請求項1】 オレフィン類の重合方法であって、重合条件下で、 (a) 【化1】 【化2】 [ここで、 Ar1は、遊離原子価がnの芳香族部分、またはジフェニルメチルであり、 各Qは、−NR52R53または−CR54=NR55であり、 pは、1または2であり、 Eは、2−チエニルまたは2−フリルであり、 各R52は、独立して、水素、ベンジル、置換ベンジル、フェニルまたは置換フェ
ニルであり、 各R54は、独立して、水素またはヒドロカルビルであり、そして 各R55は、独立して、一価の芳香族部分であり、 mは、1、2または3であり、 R53は、水素またはアルキルであり、 各R33、R34、R35およびR36は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換
ヒドロカルビルであり、 各R31は、独立して、炭素原子を2個以上含むヒドロカルビルもしくは置換ヒド
ロカルビルであり、 各R32は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、 Ar2は、アリール部分であり、 R38、R39およびR40は、各々独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカ
ルビルまたは不活性な官能基であり、 R37およびR41は、各々独立して、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また
はESが約−0.4以下の不活性な官能基であり、 各R42およびR43は、独立して、水素、または炭素原子を1から20個含むアシ
ルであり、 Ar3は、アリール部分であり、 R45およびR46は、各々独立して、水素またはヒドロカルビルであり、 Ar4は、アリール部分であり、 Ar5およびAr6は、各々独立して、ヒドロカルビルであり、 Ar7およびAr8は、各々独立して、アリール部分であり、 Ar9およびAr10は、各々独立して、アリール部分、または−CO2R56(ここ
で、R56は炭素原子を1から20個含むアルキルである)であり、 Ar11は、アリール部分であり、 R50は、水素またはヒドロカルビルであり、 R51は、ヒドロカルビルまたは−C(O)−NR50−Ar11であり、 R44は、アリールであり、 R47およびR48は、各々独立して、各アルコキシ基が炭素原子を1から20個含
む1つ以上のアルコキシ基で置換されているフェニル基であり、 R49は、炭素原子を1から20個含むアルキル、またはアリール部分であり、 R13およびR16は、各々独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルで
あるが、但しイミノの窒素原子に結合している炭素原子がそれに結合している炭
素原子を少なくとも2つ有することを条件とし、 R14およびR15は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであるか、或はR14とR15が一緒になって炭素環状環を形成するヒドロカル
ビレンもしくは置換ヒドロカルビレンであり、 R18がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R20が水素、ヒドロカ
ルビルまたは置換ヒドロカルビルであるか或はR18とR20が一緒になって環を形
成しており、 R19がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R21が水素、置換ヒド
ロカルビルまたはヒドロカルビルであるか或はR19とR21が一緒になって環を形
成しており、 各R17は、独立して、水素、置換ヒドロカルビルまたはヒドロカルビルであるか
、或はR17の2つが一緒になって環を形成しており、 R27およびR30は、独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり
、 R28およびR29は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであり、そして nは、2または3である] から成る群から選択される配位子のTi、Zr、Sc、V、Cr、希土類金属、
Fe、Co、NiもしくはPd錯体を含有していて上記オレフィン類に関して1
番目の活性を示す重合触媒、 (b)1種以上の遷移金属を含有していて上記オレフィン類に関して2番目の活
性を示す重合触媒、 (c)上記1番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の1番目の
オレフィン、および (d)上記2番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の2番目の
オレフィン、 を接触させることを含む方法。 - 【請求項2】 上記1番目の活性を示す重合触媒がNiまたはPd錯体であ
る請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 上記1番目の活性を示す重合触媒がNi錯体である請求項1
記載の方法。 - 【請求項4】 上記1番目の活性を示す重合触媒中の上記配位子が(IV)
である請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 上記1番目の活性を示す重合触媒中の上記配位子が(IV)
である請求項3記載の方法。 - 【請求項6】 上記2番目の活性を示す重合触媒が上記1番目の活性を示す
重合触媒で定義した如き式で表されるが上記1番目の活性を示す重合触媒とは異
なる請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 上記1番目の活性を示す重合触媒と上記2番目の活性を示す
重合触媒がNiもしくはPd錯体でありそして上記配位子が(IV)である請求
項6記載の方法。 - 【請求項8】 上記1番目の活性を示す重合触媒と上記2番目の活性を示す
重合触媒がNi錯体でありそして上記配位子が(IV)である請求項7記載の方
法。 - 【請求項9】 上記2番目の活性を示す重合触媒がチーグラー・ナッタ型も
しくはメタロセン型重合触媒である請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 上記2番目の活性を示す重合触媒がチーグラー・ナッタ型
もしくはメタロセン型重合触媒である請求項5記載の方法。 - 【請求項11】 上記1番目のオレフィンおよび上記2番目のオレフィンが
各々独立してエチレン、プロピレン、式R67CH=CH2[式中、R67は炭素原 子を2から約20個含むn−アルキルである]で表されるオレフィン類、シクロ
ペンテンまたはノルボルネンの1つ以上である請求項1、3、5、6、8、9ま
たは10記載の方法。 - 【請求項12】 上記1番目のオレフィンおよび上記2番目のオレフィンが
各々独立してエチレンまたはプロピレンの一方または両方である請求項1、3、
5、6、8、9または10記載の方法。 - 【請求項13】 上記1番目のオレフィンおよび上記2番目のオレフィンが
エチレンである請求項1、3、5、6、8、9または10記載の方法。 - 【請求項14】 上記1番目の活性を示す重合触媒を用いた上記重合および
上記2番目の重合触媒を用いた上記重合を同時に実施する請求項1記載の方法。 - 【請求項15】 上記1番目のオレフィンと上記2番目のオレフィンが同じ
である請求項1記載の方法。 - 【請求項16】 オレフィン類の重合方法であって、重合条件下で、 (a) 【化3】 【化4】 [ここで、 Ar1は、遊離原子価がnの芳香族部分、またはジフェニルメチルであり、 各Qは、−NR52R53または−CR54=NR55であり、 pは、1または2であり、 Eは、2−チエニルまたは2−フリルであり、 各R52は、独立して、水素、ベンジル、置換ベンジル、フェニルまたは置換フェ
ニルであり、 各R54は、独立して、水素またはヒドロカルビルであり、そして 各R55は、独立して、一価の芳香族部分であり、 mは、1、2または3であり、 R53は、水素またはアルキルであり、 各R33、R34、R35およびR36は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換
ヒドロカルビルであり、 各R31は、独立して、炭素原子を2個以上含むヒドロカルビルまたは置換ヒドロ
カルビルであり、 各R32は、独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、
Ar2は、アリール部分であり、 R38、R39およびR40は、各々独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカ
ルビルまたは不活性な官能基であり、 R37およびR41は、各々独立して、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また
はESが約−0.4以下の不活性な官能基であり、 各R42およびR43は、独立して、水素、または炭素原子を1から20個含むアシ
ルであり、 Ar3は、アリール部分であり、 R45およびR46は、各々独立して、水素またはヒドロカルビルであり、 Ar4は、アリール部分であり、 Ar5およびAr6は、各々独立して、ヒドロカルビルであり、 Ar7およびAr8は、各々独立して、アリール部分であり、 Ar9およびAr10は、各々独立して、アリール部分、または−CO2R56(ここ
で、R56は炭素原子を1から20個含むアルキルである)であり、 Ar11は、アリール部分であり、 R50は、水素またはヒドロカルビルであり、 R51は、ヒドロカルビルまたは−C(O)−NR50−Ar11であり、 R44は、アリールであり、 R47およびR48は、各々独立して、各アルコキシ基が炭素原子を1から20個含
む1つ以上のアルコキシ基で置換されているフェニル基であり、 R49は、炭素原子を1から20個含むアルキル、またはアリール部分であり、 R13およびR16は、各々独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルで
あるが、但しイミノの窒素原子に結合している炭素原子がそれに結合している炭
素原子を少なくとも2つ有することを条件とし、 R14およびR15は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであるか、或はR14とR15が一緒になって炭素環状環を形成するヒドロカル
ビレンもしくは置換ヒドロカルビレンであり、 R18がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R20が水素、ヒドロカ
ルビルまたは置換ヒドロカルビルであるか或はR18とR20が一緒になって環を形
成しており、 R19がヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、R21が水素、置換ヒド
ロカルビルまたはヒドロカルビルであるか或はR19とR21が一緒になって環を形
成しており、 各R17は、独立して、水素、置換ヒドロカルビルまたはヒドロカルビルであるか
、或はR17の2つが一緒になって環を形成しており、 R27およびR30は、独立して、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり
、 R28およびR29は、各々独立して、水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカル
ビルであり、そして nは、2または3である] から成る群から選択される配位子のTi、Zr、Sc、V、Cr、希土類金属、
Fe、Co、NiもしくはPd錯体を含有していて上記オレフィン類に関して1
番目の活性を示す重合触媒、 (b)1種以上の遷移金属を含有していて上記オレフィン類に関して2番目の活
性を示す重合触媒、 (c)上記1番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の1番目の
オレフィン、および (d)上記2番目の活性を示す重合触媒で重合し得る少なくとも1種の2番目の
オレフィン、 を接触させることを含むが、但し 上記1番目のオレフィンおよび上記2番目のオレフィンの一方または両方がエチ
レンであり、 上記1番目の重合触媒および上記2番目の重合触媒の1つが上記エチレンから式
R60CH=CH2[式中、R60はn−アルキルである]で表されるオリゴマーを もたらし、そして 分枝しているポリオレフィンが上記重合方法の生成物である、 ことを条件とする方法。 - 【請求項17】 上記1番目の活性を示す重合触媒がNiまたはPd錯体で
ある請求項16記載の方法。 - 【請求項18】 上記1番目の活性を示す重合触媒がNi錯体である請求項
16記載の方法。 - 【請求項19】 上記1番目の活性を示す重合触媒中の上記配位子が(IV
)である請求項16記載の方法。 - 【請求項20】 上記1番目の活性を示す重合触媒中の上記配位子が(IV
)である請求項18記載の方法。 - 【請求項21】 上記2番目のオレフィンがエチレンである請求項16また
は20記載の方法。
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