JP2001513203A - 減少したマトリックス効果を有するポリアルデヒドデキストランコーティングを持つ粒子 - Google Patents

減少したマトリックス効果を有するポリアルデヒドデキストランコーティングを持つ粒子

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Abstract

(57)【要約】 本発明はポリアルデヒドデキストランでコーティングした磁性および非磁性粒子の調製物と、それを製造する方法に向けられる。本発明のポリアルデヒドデキストランコーティングした粒子は免疫学的アッセイにおいて使用のために適し、そしてポリアルデヒドデキストランコーティングなしの慣用の粒子に比較してそのようなアッセイにおいて減少したマトリックス効果を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 減少したマトリックス効果を有するポリアルデヒドデキストランコーティング を持つ粒子 技術分野: 本発明は、一般には免疫学的アッセイに用いるための粒子に関する。特定的に は、本発明は免疫学的アッセイにおいてマトリックス効果を減らすようにポリア ルデヒドデキストラン物質でコートされた粒子に関する。 本発明の背景: 磁性であれ非磁性であれ、コロイド粒子を含むポリマー粒子を化合物へ結合す るために使用することは長い間知られ、そして工業的および研究室操作において 使用されている。例えば、球状ポリスチレン−ジビニルベンゼン粒子、メリフィ ールド樹脂は最も初期のそして最も広く使用された近代的基質粒子であった。こ れらの粒子は有機合成において、均質触媒を不均質化するための触媒作用におい て、そして生化学的技術において大きな有用性を見出した。これら初期の粒子は かなり大きかったため、それらは濾過によって容易に分離できた。しかしながら ある分野、そして特に生化学技術においては使用されている材料が微量で高価で あり、または大粒子が使用できない操作に使用すべきため、コロイドサイズの粒 子を使用することが望まれる。しかしながら粒子がコロイドサイズである時、そ れらの液体媒体からの分離は、コロイド粒子がフィルターのポアをコートしそし て詰める傾向があるため、長時間のそして困難なプロ セスになり得る。それ故これらの困難を避けるため磁性コロイド粒子が頻繁に使 用される。 磁性粒子、特にポリマーコーティングを有する磁性粒子の使用は反応容器の片 側へ磁気的に集めることができ、そして反応媒体のバルクは簡単に傾しゃできる 。〔ここで使用する時、語“粒子”または“粒子状基質”またはそのバリエーシ ョンは真球、長球、ビーズおよび他の形状を含む。これらの語は特記しない限り ここでは互換的に使用される。〕磁性粒子は生物学的用途に、特に酵素、抗体お よび他の物質が粒子の表面コーティングへ結合されている場合に特に有用である 。結合した酵素、抗体または他の物質はサンプルから特異性材料を濃縮および分 析するために捕捉し、またはサンプルから望まない材料を捕捉しサンプル中の望 む材料をさらに使用のため残すために使用し得る。 実際上の配慮は医学的および生物学的用途における大部分のポリマーコートし た磁性粒子の有用性を制限する。配慮のための重要なファクターは、均一な粒子 サイズおよび形状、テスト試薬もしくはサンプルが粒子へしっかり結合する必要 性、サンプルを回収できるように粒子または粒子コーティングの生分解性、標準 曲線を決定するため、またはテストサンプル中のある物質の濃度をアッセイする ためサンプルが種々の濃度において、または血清、全血もしくは水のような種々 の媒体中でテストされる時に粒子もしくは粒子コーティングがテスト結果に持つ であろう効果である。多数のタイプの磁性および非磁性粒子が特許および技術文 献に記載されており、そして多くが、当業者に良く知られた供給源から商業的に 入手することができる。磁性および非磁性粒子の例は米国特許Nos.5,16 9,754;5,248,772および5,527,713(’754,’77 2および’713特許、すべてSiiman et al.)およびそれに引用 されている参照に見られ、それらのすべては参照としてここに取入れられる。商 業的に入手できる粒子およびこれら特許に記載されている粒子は生物学的使用に 、特に免疫学的アッセイに有用性を有することが発見されているが、そのような 粒子は“マトリックス効果”を発揮し、そのような粒子の有用性に重大な制限を 課すことも知られている。 “マトリックス効果”は、サンプルが変動するサンプル媒体、例えば血清、全 血および水中において、または単一媒体中変動する濃度においてアッセイされる 時に発生する。アッセイ結果は、溶液媒体および/または濃度に依存してマトリ ックスシフトまたは測定片寄りを示すことができる。特に、残った溶液を特定の 種についてアッセイできるように試薬の過剰を除去するために粒子が使用される 時マトリックス効果が発生する。しばしば時には未知性格の追加の物質も粒子に よって除去される。この除去は変動もしくはマトリックス効果を発生し、そして アッセイ結果を再現し、またはアッセイ結果を日毎のベースでもしくは同じ日に 実施したアッセイ間から相関させることを極めて困難にする。 現在入手し得る粒子はこのマトリックス効果を発揮することが判明した。従っ てマトリックス効果を最小にする粒子を持つことは有益であろう。そのようなマ トリックス効果を最小にする物質から利益を受けるアッセイのタイプは一般に当 業者に知られており、そしてその例は米国特許4,661,408(’408特 許)および5,151,348(’348特許)(共にLau et al.) に見ることができる。 従って本発明の目的は、免疫学的アッセイにおいて使用に適し、そして生物学 的物質と共存し得る磁性および非磁性粒子を提供することである。 本発明の他の目的は、免疫学的アッセイに使用した時、溶液媒体から除去を望 む種を選択的に除去することによってマトリックス効果を最小にする磁性および 非磁性粒子を提供することである。 また本発明の一目的は、抗体、酵素および同様な生化学的物質を有する、免疫 学的アッセイに使用に適した磁性および非磁性粒子を提供することである。本発明の概要 本発明は、デキストランもしくはデキストラン誘導コーティング(ここでは“ デキストランコーティング”)を有し、そして免疫学的アッセイに使用に適した 、コロイドサイズ粒子を含む磁性および非磁性粒子を提供する。本発明の粒子は 、最初複数のペンダントアルデヒド基を有するデキストラン誘導物質を得るよう にデキストランを選択した酸化剤で酸化し、そしてイムノアッセイにおいて有用 なデキストランコーティング粒子を得るようにペンダントアミノ基か、またはア ルデヒド基と反応性の他の官能基を有する磁性または非磁性粒子へ連結すること によって製造される。そのようにコートした粒子は免疫学的アッセイに使用に適 し、そして本発明のポリアルデヒドデキストランコーティングを有しない慣用の 商業的に入手し得る粒子に比較して減少したマトリックス効果を発揮する。 本発明の詳細な説明: 本発明に従ってコーティングされた粒子は、10〜100m2/ gの表面積範囲にある任意のサイズのものでよい。免疫学的アッセイのためには 、10〜60m2/gの範囲内の表面積を有する粒子が好ましい。粒子は磁性ま たは非磁性で良く、免疫学的アッセイにおいてそれらが達成する分離容易性のた め磁性粒子が好ましい。そのような磁性粒子の一例はポリマー材料によって囲ま れる磁性コアを有する粒子を含む。ポリマー材料はイムノアッセイにおける使用 に適した任意のポリマー材料でよく、それらの容易な入手性のためポリスチレン およびポリスチレン−ジビニルベンゼンが好ましい。さらに、ポリマー材料は好 ましくはアルデヒド基と反応性の官能基を持っているか、またはこの分野で既知 の方法によってアルデヒド反応性基を含むように修飾することができる。そのよ うな官能基の例はアミン、ヒドラジン、ヒドラジド、アミノオキシ、シアナイド およびアルコール基を含み、アミン基が好ましい。 もし粒子が磁性であるならば、粒子中に含まれる磁性材料は永久磁石または電 磁石による誘引へ服し得る任意の磁性材料でよい。そのような磁性材料の例は磁 性酸化鉄、磁性酸化クロム、MnFeO4,ZnFeO4,CoFeO4および同 様な磁性材料を含む。 本発明の実施に使用し得る磁性粒子の他の例は、アルデヒド反応性の、または そのようなアルデヒド反応性基を含むように修飾できる表面ペンダント基を有す る酸化クロム粒子である。そのような磁性酸化クロム粒子は、’408特許にお いてLauによって教えられているように、減少した表面を有し、該表面を次に シリカでコートし、そしてさらにシランでコートしたCrO2のコアを含む粒子 を含む。外側のシラン層は、直接または中間カップリング剤を介してコートした コアへ抗体および抗原種、リガンド、ハプテンまたは 連結化合物を含むタンパクを結合することができる。本発明の実施において有用 な連結および/またはカップリング剤は、ジカルボキシル酸および無水物、ポリ アミン、ポリアルデヒド、および2−イミノチオラン塩酸塩、スルホスクシンイ ミジル−4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1−カルボキシレート 、m−マレイミドスクシンイミドエステル、N−スクシンイミジル−(4−イオ ドアセチル)アミノベンゾエートのようなヘテロ二官能性剤、および当業者に知 られた同様な種を含む。 本発明の実施において使用されるデキストラン材料は任意の分子量、例えば約 20,000ないし約2,000,000ダルトン分子量のものでよい。そのよ うな材料は商業的に入手し得る。 一般に、ポリアルデヒドデキストランは部分的開裂およびデキストラン中のグ ルコピラノース環の約2%ないし約20%の酸化によって製造される。しかしな がらデキストラン分子のポリマー構造の破壊の可能性が酸化される環が増加する につれて増加するため、酸化される環のパーセントは好ましくは約2%ないし約 15%、そして最も好ましくは約2%ないし約10%である。 当業者にとってデキストラングルコピラノース環の部分的開裂および酸化のた めに適しているとして知られた任意の酸化剤を本発明の実施に使用することがで きる。そのような酸化剤の例は式XO4 -1(X=Cl,BrまたはI)の過ハロ ゲン酸塩、オゾン、過酸化物および同様な酸化剤を含む。過ヨウ素ナトリウムが 好ましい。本発明の実施において使用される酸化剤の量は、デキストラン分子中 のグルコピラノース環相互を連結する結合手を破断することなく単一グルコピラ ノース環を開環しそして二つのアルデヒド基を含むよ うに酸化することができるとの配慮に基づいている。それ故デキストラン分子の 低分子量種への分解が生じ得る過剰の酸化が生起しないことを確実にするために 環開裂/酸化プロセスにおいて注意が払われなければならない。 部分酸化の結果、生成物はアルデヒド基を含んでいる環線状誘導体によって一 体に連結されたグルコピラノース環、ポリアルデヒドデキストラン材料(PAD )を含んでいる。このPAD材料は、イムノアッセイにおいて使用に適したPA Dコートした粒子を得るためにアミンのようなアルデヒド反応性官能基を有する 粒状基質と反応させられる。そのようなアッセイに使用する時、これらPADコ ートした粒子はPADをコートしなかった同様な粒子に比較して減少したマトリ ックス効果を生ずる。磁性であれまたは非磁性であれ、ポリスチレンラテックス ビーズのような性格上ポリマー性の、または上に記載した磁性酸化クロム粒子の ような性格上非ポリマーのすべてのタイプのPADコートした粒子は、直接また は中間カップリング剤を介して抗体および抗原種、リガンド、ハプテンまたは連 結化合物を含むタンパクを結合することができる。 以下の実施例は本発明を例証するために与えられ、本発明を限定するものとし て解してはならない。例えば2,000,000分子量のデキストランは実施例 に使用した40,000分子量デキストランに代えて使用することができる。こ こで使用する術語水は脱イオン水または蒸留水を指す。 ポリアルデヒドデキストランの製造: 40,000分子量(MW)デキストラン16gを脱イオン水約60mlに溶 解し、そして過ヨウ素酸ナトリウム(NaIO4)2 .1143g(9.88mmol)をかきまぜながら室温(約18〜30℃)で 加えた。反応に用いたデキストラン対NaIO4の比は約10:1である。過ヨ ウ素酸ナトリウムの添加終了後、反応混合物を室温で一夜、約12〜20時間攪 拌した。次に反応混合物を水4Lに対して3回透析した。透析後得られる透析し たポリアルデヒドデキストラン(PAD)含有溶液を凍結乾燥し、乾燥ポリアル デヒドデキストランを得た。 ポリアルデヒド生成度および開環したデキストラン環のパーセントは、メチル オレンジおよびヒドロキシルアミン塩酸塩を含有する標準液の使用によって決定 できる。標準液を調製するため、乾燥ヒドロキシルアミン塩酸塩4.375gと メチルオレンジ約1mgを250ml容積フラスコへ入れる。脱イオン水約20 0mlを加え、ヒドロキシルアミン塩酸塩およびメチルオレンジが溶解するまで フラスコ内容物を渦巻きさせる。得られる溶液のpHを塩化水素または水酸化ナ トリウムの溶液を用いて約4へ調節し、赤と黄の中間の色、すなわちオレンジ色 を有する溶液を得る。生成する溶液の容積を次に脱イオン水を用いて250ml へ調節し、0.25N(規定)オレンジ色ヒドロキシルアミン塩酸塩溶液を得る 。 PAD生成物上に存在するアルデヒド置換の程度は凍結乾燥PAD材料100 mgを0.25Nヒドロキシルアミン塩酸塩標準液25ml中に溶解することに よって決定される。生成する溶液を室温で約2時間静置し、PAD材料が完全に 溶解し、そして赤色が発色することを確実にする。次に溶液はPAD含有溶液の 色が0.25Nヒドロキシルアミン塩酸塩標準液のオレンジ色と一致するまで0 .0100N NaOHを用いて滴定される。アルデヒド置換度は 下式を用いて計算される。 D=〔V×C×MW〕÷100 ここで1.D=パーセントで表わした置換度 2.V=PAD含有ヒドロキシルアミン塩酸塩溶液の色の調節に使用した 0.00100N NaOHの容積 3.C=0.0100,NaOH溶液の濃度 4.MW=デキストラン出発原料の分子量、この実施例では40,000 上の実施例においては、デキストラングルピラノース環の約5%が酸化され、 1分子あたり約24アルデヒド基が発生したことが決定された。 PADクロム粒子の製造: ’408特許に記載されているもののようなペンダントアミン基を有する磁性 クロム粒子はDuPont社から取得し、そして’713特許のカラム10、4 2〜45行に記載されている1×PBS、または’348特許のカラム6、2〜 4行に記載されているPBSのような、適当なリン酸緩衝化食塩水(PBS)で 3回洗った。PAD(MW40,000,−CHO基5.43mmol)のサン プル9.045gと、NaCNBH30.845g(13.5mmol)をPB Sに溶かし、5%クロム粒子150mlをPAD溶液へ加えた。反応混合物を室 温で約48時間機械的に回転した。次に粒子を反応容器の側部へ磁気的に保持し 、反応溶液を傾しゃし、粒子をPBSで3回そして水で3回洗った。代わりに約 2,000ないし約5,000rpm,好ましくは約3,300ないし約3,5 00rpmにおける好ましい遠心法と、上清液の傾しゃを使用する ことができる。次に生成したPADクロム粒子は水60mlで5%w/vへ希釈 された。 記載したように調製されたPADクロム粒子は全血もしくは血清サンプル中の サイクロスポリンAの測定のための免疫学的アッセイに使用される。アッセイを 実施するため、PADクロム粒子5%w/vの60mlサンプルは最初PADク ロム溶液へNaIO40.5885gの添加によって活性化される。得られる混 合物は一夜約12〜20時間室温で機械的に回転される。回転終了後、粒子は反 応容器に磁気的に保持され、溶液が傾しゃされ、粒子はPBSで3回、水で3回 洗浄され、そして最後に5%w/vの粒子溶液60mlをつくるようにPBSで 希釈される。 PADクロム粒子へ結合のためのサイクロスポリンC−CA−IgGの調製: 別の操作において、サイクロスポリンCを当業者に既知の方法によってジカル ボキシル酸またはジカルボキシル酸無水物で誘導体化し、’348特許のカラム 4、28〜34行に記載されているサイクロスポリンCヘミスクシネートに似た 、サイクロスポリンCヘミジカルボキシル酸誘導体CsC−CAを生成させた。 (注:この方法においてサイクロスポリンAも使用し得るが、しかしそれは立体 的に障害されたたった一つのヒドロキシル基を有するため誘導体化することが一 層困難である。サイクロスポリンCは二つのヒドロキシル基を有し、その一つは サイクロスポリンAのように立体的に障害され、他の一つは立体的に障害されて いない。この相違は免疫学的アッセイテスト結果に影響しない。これら実施例に 使用したサイクロスポリンCをサイクロスポリンAで置換することができる。) 次にCsC−CA種は当業者に既知の方法によってアルブミンもしくはグロブリ ンのようなタンパクへ連結された。CsA−CAは基質へカップリングに適した CsA−CA−IgG接合体を形成するようにIgGへ連結された。 好ましい方法においては、サイクロスポリンCは上に記載したCsC−CA種 および’348特許のカラム4、28〜38行に記載されているサイクロスポリ ンCヘミスクシネートに似たサイクロスポリンC−ジアミン−ヘミカルボキシル 酸誘導体CsC−DAを形成するように、当業者に既知の方法によって最初ジア ミンにより、次にジカルボキシル酸もしくはジカルボキシル酸無水物により誘導 体化された。CsC−DA種は次に上に記載したようにIgGへ接合され、そし て最終的にCsC−DA−IgG−PAD−クロムを生成するようにPAD−ク ロムへ接合された。CsC−DA種を形成するためジアミンの使用は、1997 年11月25日に出願された“サイクロスポリン誘導体およびその使用”と題す る同時継続の米国特許出願08/978,051の主題である。 ここでは、CsC−DA−IgG−PAD−クロム粒子およびCsC−CA− PAD−クロム粒子の両方とも非PAD含有粒子例えばCsC−CA−IgG− クロムに比較して減少したマトリックス効果をもたらすことが注目される。ここ に提示したデータは、本発明のCsC−DA−IgG−PAD−クロム粒子およ び先行技術のCsC−CA−IgG−クロム粒子を使用して得られた。 ジカルボキシル酸および酸無水物は、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジ ピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、イソフタル酸およびテレフタル酸ま たは無水物、および同様な種からなる群 から選ぶことができる。酸無水物が好ましい。 CsC−DAを製造するために使用されるジアミンは、一般式H2NCH2−( CH2x−CHy−(CH3z−NH2およびC64+a(NH22の任意のジア ミンであることができる。ここでx=0〜3,y=1または2、そしてy=1の ときz=1またはy=2のときz=1であり、そしてa=0または6である。例 えばエチレンジアミン、フェニレンジアミン、プロピレンジアミン、1,4−シ クロヘキサンジアミン、テトラメチレンジアミンおよび同様なジアミン化合物を 含む。加えて他のポリアミンも本発明の実施に使用し得る。そのような追加のポ リアミンの例はジエチレントリアミン、1,5−ジアミノ−3−(2−アミノエ チル)ペンタンおよび同様なポリアミンを含むがそれへ限定されない。さらにア ミン含有エーテル化合物も本発明の実施に使用することができる。そのような化 合物の例は、エチレングリコール−ビス−(2−アミノエチル)エーテル、エチ レングリコール−ビス−(3−アミノプロピル)エーテルおよび当業者に既知の 類似化合物を含むがそれに限らない。 PAD−クロム粒子へCsC−DA−IgGの結合: PAD−クロム磁性粒子をCsC−DA−IgG接合体と反応させる前にPB Sで3回洗った。洗浄後、5%w/vPAD−クロム粒子の水溶液150mlが つくられ、そしてCsC−DA−IgG300mgを含む溶液150mlがPA D−クロム溶液へ加えられた。CsC−DA−IgG溶液の添加後、NaCNB H3の168mgが加えられ、得られた反応混合物は冷室温約4℃で約48時間 機械的に回転された。回転後、30%水性ウシ血清アルブミン(B SA)120mlとNaCNBH3240mgを反応混合物へ加え、得られた混 合物を追加の16〜20時間機械的に回転した。カップリングまたは接合反応は 次に反応混合物へ2Mグリシン緩衝液420mlの添加および続いて約1時間の 機械的回転により停止された。誘導体化したPAD−クロム磁性粒子は次に手持 ち磁石の使用によって反応容器の片側へ保持され、反応溶液を傾しゃし、粒子を 水で3回、メタノールで3回、そしてPBSで3回洗った。代わりに粒子はここ に記載したように遠心により分離され、上清液を傾しゃした。最後の緩衝液洗浄 後、粒子はサンプルNo.40−101Aと命名されたCsC−DA−IgG− PAD−クロム粒子の5%w/v溶液を与えるようにPBS150mlで希釈さ れた。 PADなしのサイクロスポリンC−クロム粒子: 本発明のCsC−DA−IgG−PAD−クロム粒子と比較のため、クロム粒 子の上にPADコーティングを持たないCsC−CA−IgG−クロム粒子を製 造し、そしてサンプルNo.66−37と命名した。これらの粒子はペンダント アミン基を有する磁性クロム粒子をグルタルアルデヒドと反応させ、次いでCs C−CA−IgG−クロム粒子を生成するようにCsC−CA−IgG−種と反 応させることによって製造された。この二つのタイプの粒子は当業者に既知の方 法および操作、例えば’348特許に与えている方法および操作を用いてサイク ロスポリンAのためのイムノアッセイにおいて比較された。 サイクロスポリンAアッセイ: サイクロスポリンA含有サンプルは次から得た。 サンプルA:Ciba−Corning(冷凍液体TDML2,ロ ット952051)、名目サイクロスポリン与えられず; サンプルB:Baxter Dade(イムノアッセイ対照L1,ロットIAC −116M)、名目サイクロスポリンA値11〜46ng/ml; サンプルC:BioRad(ヒト全血対照、ロット73032L2)、名目サイ クロスポリンA値126〜129ng/ml;および サンプルD:Baxter Dade(TMD Plus XL,ロットTDL 2−206)、名目サイクロスポリンA値147〜175ng/ml サンプル中のサイクロスポリンA含有血球は、サイクロスポリンAを遊離する ため当業者に既知の方法により、例えば洗浄剤による溶解により溶解された。 β−D−ガラクトシダーゼで標識した抗サイクロスポリンA抗体の標準液が当 業者に既知の方法によって調製された。標準液中の抗サイクロスポリン抗体の濃 度は約0.1ないし約3mg/mlであった。標準液は、免疫学的アッセイにお いて使用のため標準液対水1:100または1:300へ希釈された。抗サイク ロスポリンA−β−D−ガラクトシダーゼ接合体はCGC(サイクロスポリン− ガラクトシダーゼ接合体)と命名される。抗サイクロスポリン抗体はポリクロー ナルまたモノクローナルであることができ、そして商業的に入手し得るかまたは 既知の方法により製造することができる。モノクローナル抗体が好ましい。 サイクロスポリンAのための酵素リンクイムノアッセイは当業者 に既知の方法に従って実施された。一般に、本発明の有用性を証するために使用 される操作は’348特許に記載されている操作に従う。例えば、CGCの過剰 量が溶解した血球から得たサイクロスポリンA含有サンプル、サンプルAないし Dへ添加され、そして得られた混合物は0.5〜20分の範囲の時間、一般に1 〜5分インキュベートされた。インキュベーション後、各サンプルは二分割され 、PAD−クロム粒子40−101Aのある量が一方の部分へ添加され、非PA D粒子66−37(すなわちクロム粒子)は他の部分へ添加された。得られた溶 液は未結合CGCが粒子へ結合することを許容するため約1〜10分インキュベ ートされた。粒子は反応容器の片側へ磁気的に保持され、そして反応溶液が傾し ゃされた。得られた反応溶液は次に発色団をつくるためクロロフェノールレッド −β−D−ガラクトピラノシド(CPRG)またはレゾルフィン−β−D−ガラ クトピラノシド(ReG)をβ−D−ガラクトシダーゼ基質として用いてサイク ロスポリンAについてイムノアッセイされた。 代わって、CsC−DA−IgG−PAD−クロム粒子またはCsC−CA− IgG−クロムを含んでいる固相支持体カラムが’384特許に記載のように調 製された。カラムの一対がサンプルAないしDの各自のために使用された。過剰 のCGCを各サンプルへ加え、そしてサンプルを記載したようにインキュベート した。インキュベーション後、サンプルを’384特許に記載されているような 臨床アナライザーへ注入し、記載されているようにカラムを通って溶出され、そ して集められた。溶出後、β−D−ガラクトシダーゼ基質が溶液へ添加され、そ して577nmにおいて吸光度が測定さ れた。 PAD−クロム粒子とクロム粒子を比較するテスト結果のための標準曲線を得 るため、サイクロスポリンAを0、125、350、700および1100ng /ml含有する全血サンプルが調製された。これらのサンプルはCGCを用いて 記載したようにイムノアッセイされ、そして結果が表1および2に与えられてい る。表1および2の結果は、本発明のPAD−クロム粒子40−101Aで処理 されたサンプルは先行技術のクロム粒子66−37で処理された全血サンプルに 比較してより大きい分離応答を与えることを指示する。改良された分離応答は、 PAD−クロム粒子は先行技術のクロム粒子に比較して一層選択的で、CGCを 除去し、他の物質を殆ど除去しない事実によるものと信じられる。 表1 1:300CGC希釈度を用いるサイクスポリンA結果 サイクロスポリンA mA/min ng/ml クロム粒子1 PAD−クロム粒子2 0 107 83 125 126 137 350 153 226 700 183 301 1100 204 333 注:1.クロム粒子はサンプル66−37である。 2.PAD−クロムはサンプル40−101Aである。 表2 1:100CGC希釈度を用いるサイクスポリンA結果 サイクロスポリンA mA/min ng/ml クロム粒子1 PAD−クロム粒子2 0 256 161 125 327 373 350 427 646 700 529 861 1100 585 9703 注:1.クロム粒子はサンプル66−37である。 2.PAD−クロムはサンプル40−101Aである。 3.単色,mA/minは約1200である。 サイクロスポリンAを添加した全血サンプルでの当初テストの後、PAD−ク ロム粒子および先行技術のクロム粒子をサイクロスポリン含有サンプルAないし Dでのバイオアッセイに使用した。これらのバイオアッセイは本出願および’3 48特許に記載されているように実施され、テスト結果は表3に示されている。 結果は、単一の血液源が過剰のCGCを除去するためPAD−クロム粒子で処理 された時は、CGC希釈度1:300と1:100の間に見られるマトリックス 効果が最小化されることを指示する。例えば、Ciba−Corningからの サンプルAおよび過剰のCGCを除去するためのPAD−クロム粒子については 、1:300と1:100 CGCを用いるアッセイ間の差(91.8−66.2=25.6)は、慣用のク ロム粒子が過剰のCGCを除去するために用いられる時の同じアッセイについて の差(209.3−95.6=113.7)より小さい。アッセイ結果が両方の 希釈度において同じでない事実は、過剰のCGCを除去するため粒子がステトサ ンプルへ加えられる時、それらはある未知物質も除去し、それによってテスト結 果に影響することを指示する。しかしながらこれらの結果は本発明のPAD−ク ロム粒子はこのマトリックス結果を最小化することも指示する。 表3 PAD−クロム粒子と慣用クロム粒子との比較 サンプル 粒子 1:300CGC 1:100CGC mA/min1 mA/min mA/min (1:300-1:100) A PAD−クロム2 91.8 66.2 25.6 クロム3 209.3 95.6 113.7 B PAD−クロム 6.6 46.3 39.7 クロム 6.3 −88.9 95.2 C PAD−クロム 99.5 98.0 1.5 クロム 205.7 147.5 58.2 D PAD−クロム 87.5 74.7 12.8 クロム 16.3 98.8 83.5 注:1.“mA/min(1:300−1:100)”は、二つの異なるCGC 希釈度を使用する単一血液サンプルおよび粒状基質についての吸光度の差の絶対 値である。 2.PAD−クロム粒子はサンプル40−101Aである。 3.クロムはサンプル66−37である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ポリアルデヒドデキストランコーティングを有する磁性または非磁性粒子 を含む免疫学的アッセイにおいて使用に適した粒子であって、前記コーティング はポリアルデヒドデキストラン物質と、粒子基材の表面上のアルデヒド反応性官 能基との反応によって形成されている粒子。 2.粒子基材は、磁性材料のコアと、磁性コアをコーティングするポリマー材 料と、そしてポリマー材料からペンダントしているアルデヒド反応性官能基を含 む磁性粒子である請求項1の粒子。 3.粒子基材は、減少した表面を有する酸化クロムコアと、シリカコーティン グと、アルデヒド反応性官能基を有するかまたはアルデヒド反応性官能基を含む ように誘導体化することが可能なシランコーティングを含む磁性粒子である請求 項1の粒子。 4.ポリアルデヒドデキストランは約20,000ないし約2,000,00 0ダルトンの分子量を有する請求項1の粒子。 5.ポリアルデヒドデキストランはデキストラングルコピラノース環の部分的 開裂および酸化によって調製され、前記ポリアルデヒドデキストラン中の部分的 開裂および酸化された環の数は約2%ないし約20%であり、そして前記分子量 は実質上同じに維持されている請求項4の粒子。 6.粒子は、直接または中間カップリング剤を介してポリアルデヒドデキスト ランコーティングへ結合した抗原、抗体、タンパク、ハプテン、リガンドまたは 連結化合物をさらに含んでいる請求項1の粒子。 7.減少した表面を有しそしてアルデヒド反応性官能基を有するコーティング で終わっている−または複数のコーティングでコートされている磁性酸化クロム のコアと、デキストランアルデヒド基と前記アルデヒド反応性官能基の間の反応 によって前記酸化クロム粒子へ結合したポリアルデヒドデキストラン材料を含ん でいるポリアルデヒドデキストランでコートした磁性酸化クロム粒子。 8.ポリアルデヒドデキストラン材料は約20,000ないし約2,000, 000ダルトンの分子量を有する請求項7の粒子。 9.ポリアルデヒドデキストランはデキストラングルコピラノース環の部分的 開裂および酸化によって調製され、前記ポリアルデヒドデキストラン中の部分的 開裂および酸化された環の数は約2%ないし約20%であり、そして前記分子量 は実質上同じに維持されている請求項8の粒子。 10.粒子は、直接または中間カップリング剤を介してポリアルデヒドデキス トランコーティングへ結合した抗原、抗体、タンパク、ハプテン、リガンドまた は連結化合物をさらに含んでいる請求項7の粒子。 11.(a)複数のデキストラングルコピラノース環をデキストラン出発材料 と実質上同じ分子量のポリアルデヒドデキストラン材料を与えるように選択され た酸化剤で部分的に開裂および酸化し、 (b)アルデヒド反応性ペンダント官能基を有する粒子状基材をステップ(a )のポリアルデヒドデキストラン材料でコーティングし、ポリアルデヒドデキス トランでコーティングした粒子を得ることを含んでいるポリアルデヒドデキスト ランでコートした粒子を製造する方法。 12.デキストランは約20,000ないし約2,000,000ダルトンの 分子量を有する請求項11の方法。 13.酸化剤は、過ハロゲン酸塩、オゾン、過酸化物およびデキストラングル コピラノース環を開裂しそして開裂した環をペンダントアルデヒド基を含むよう に酸化することができる同様な酸化剤よりなる群から選ばれる請求項11の方法 。 14.前記方法は、直接または中間カップリング剤を介してポリアルデヒドデ キストランコーティングへ抗原、抗体、タンパク、ハプテンまたは連結化合物を 連結することをさらに含んでいる請求項11の方法。 15.(a)複数のデキストラングルコピラノース環をデキストラン出発材料 と実質上同じ分子量のポリアルデヒドデキストラン材料を与えるように選択され た酸化剤で部分的に開裂および酸化し、 (b)アルデヒド反応性ペンダント官能基を有する磁性酸化クロム粒子をステ ップ(a)のポリアルデヒドデキストラン材料でコーティングし、ポリアルデヒ ドデキストランでコーティングした粒子を得ることを含んでいるポリアルデヒド デキストランでコートした磁性酸化クロム粒子を製造する方法。 16.デキストランは約20,000ないし約2,000,000ダルトンの 分子量を有する請求項15の方法。 17.酸化剤は、過ハロゲン酸塩、オゾン、過酸化物およびデキストラングル コピラノース環を開裂しそして開裂した環をペンダントアルデヒド基を含むよう に酸化することができる同様な酸化剤よりなる群から選ばれる請求項15の方法 。 18.前記方法は、直接または中間カップリング剤を介してポリ アルデヒドデキストランコーティングへ抗原、抗体、タンパク、ハプテンまたは 連結化合物を連結することをさらに含んでいる請求項15の方法。
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