JP2001511465A - 甲殻類および養殖装置の防汚 - Google Patents

甲殻類および養殖装置の防汚

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 イソチアゾロン族およびフラノン族に属する防汚剤と共に担体を含む防汚コーティング組成物であって、上記組成物を養殖海洋動物または養殖水生動物にに施した場合に、組成物が動物に対して実質的に無毒である組成物;および海洋動物もしくは水生動物および養殖装置の汚れを低減または阻害する目的における上記防汚組成物の使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は、海洋動物および水生動物特に甲殻類、ならびに水産養殖用装置の汚
れの機会を低減する組成物および方法に関するものである。
【0002】 (従来の技術) 金額で表すと甲殻類養殖はオーストラリア養殖産業の半額を優に超え、真珠貝
およびシドニーロックカキは最も重要な業種である。1994から95年にかけ
ての全オーストラリア市場価値は302(百万)ドル[全世界では推定6.8(
10億)ドル]であった。養殖産業の他の業種同様に、生物汚れ、すなわち好ま
しからぬ海洋生物の着生および成長がこの産業に対する多大な経済的負担を構成
する。しかし、汚れが道具(ロープ、ペン、トレイ等)に対してのみ問題になる
魚養殖とは異なっては甲殻類養殖における汚れは、動物自体に対してもまた重大
な問題である。その理由は、カキ、イガイ、ホタテガイ等の殻は、汚れを起こす
生物の着生のための表面であるからである。
【0003】 甲殻類の汚れは、それらの成長性、生存性および市場性を低減させる。オース
トラリアおよび全世界における甲殻類産業の場合の汚れによる損害額は相当なも
のである。過去10年間に亘り年間20(百万)から5(百万)ドルに上る、Po
rt Stephens (NSW オーストラリア)河口におけるシドニーロックカキの生産落
ち込みの殆ど全部が、養殖シドニーロックカキの殻上への Pacificカキの”オー
バーキヤッチ”(汚れ)が原因であり、これによりこれらが市販できなくなる。
その上、生物汚れの本当の損害額は推定不能なことが多い。例えばロックカキの
関する生物汚れ防止可能であったなら、これらのカキは潮間よりも寧ろ潮下で成
長し得たはずである。その結果、成長は増進され、市場への出荷時間が著しく短
縮されたことであろう。この種の有利性の損失は汚れに伴う損害額中には含まれ
ないのが普通である。
【0004】 甲殻類についての最近の汚れは各種の方法で制御される。一つの方法は人手に
よる清浄化であるが、これは非効率で費用が掛かる。北オーストラリアの真珠貝
養殖者の場合、養殖者当たり7−14日毎に各貝を取り出して清浄化するのが通
常の業務である。この業種の場合の上記業務に要する費用は、年間8(百万)か
ら20(百万)ドルであり、オーストラリアにおける真珠の全市販額の3−7%
に該当する。汚れ制御の他の方法は、頻繁で長期に及ぶ水上への取り出し、また
は、沸騰点近辺の水中への短期浸漬さえも行われる(両方法ともシドニーロック
カキについて採用される)。
【0005】 生物汚れの最近の制御方法は明らかに非効率的で高価につき、かつ時間の浪費
である。本発明者らは、汚れを少なくとも10週間は阻害する甲殻類の処理方法
であって、処理した甲殻類の生存性に逆効果及ぼさない方法を開発した。この方
法は、生きた動物に適用する目的で設計された最初の防汚コーティングである。
【0006】 (本発明の開示) 最初の観点では本発明は、イソチアゾロン族またはフラノン族に属する防汚剤
および担体を含む防汚コーティング組成物からなり、この場合、この組成物は養
殖海洋動物または養殖水生動物には実質的に施した場合に動物には無毒であるよ
うな組成物に関する。
【0007】 本発明に従った防汚組成物は、この組成物が動物に施されて動物が組成物に曝
される期間中、動物の成長性または生存性に逆効果を及ぼすことなく無毒である
と考えられる。
【0008】 上記動物は好ましくは甲殻類、一層好ましくはホタテガイ、アワビ、イガイ、
ハマグリ、真珠貝、または食用カキである。
【0009】 フラノンは、海洋藻により生産された天然もしくは修飾フラノン、または合成
フラノンもしくはそれらの混合物であってもよい。特に好ましいことが判明した
合成フラノン混合物は、ここでは2/8/1と呼称し、2は[5Z]−3−ブチ
ル−4−ブロモ−5−(ブロモメチリデン)−2[5H]−フラノン;8は3−
ブチル−5−(ジブロモメチリデン)−2(5H)−フラノン;および1は3−
ブチル−4−ブロモ−5−(ジブロモメチリデン)−2(5H)−フラノンであ
る。
【0010】 実質的に無毒な上記担体は、天然、合成または両担体の組み合わせである。こ
の担体は甲殻類の表面に固着もしくは付着でき、かつ、合理的期間に亘り水性環
境中に実質的に付着して留まり得ることが必要である。担体はまた、製剤の防汚
作用に逆効果を及ぼさずに防汚剤と混合できなければならない。適当な天然担体
の例には、「Phytagel」等のヒドロゲル形成性ポリマー、または好ましくは昆虫 Laccifer (Tachardia) lacca Kerr、または Homoptera、 Coccidae族の樹脂状分
泌物(”ラック”甲虫分泌物)であるセラック由来のポリマーが包含される。他
の好ましい担体の例には、ラテックスまたはカゼインゲルが包含されるが、これ
らのみには限定されない。この担体は、コーティングを施す動物には実質的無毒
であらねばならない。
【0011】 イソチアゾロンおよびフラノンの好適な例を図1に示す。イソチアゾロン防汚
剤は「Sea-Nine 211TM」として Rohm and Hass 社により製造される(4,5−
ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリノ−3−オン)である(図3)
【0012】 本発明の最初の観点における好ましい実施態様における防汚剤は、コーティン
グの約1から40%、一層好ましくは約4から20%(w/w)濃度で使用され
る。特に、エタノール(25:75重量:容量基準)中に溶解した乾燥”ラック
”甲虫分泌物を使用した場合、濃度15%が特に有効であることが判明した。本
発明に従ったコーティングを調製するには、防汚剤(天然、合成または市販品)
の混合も使用できることは理解されるはずである。 このコーティングは可塑剤、保存料、溶媒、有機添加剤、希釈剤および水の形
態の他成分もさらに含有できる。
【0013】 第2の観点で本発明は、イソチアゾロン族またはフラノン族に属する防汚剤と
担体とを含む防汚コーティングを用いて、動物表面の少なくとも一部を処理する
ことを包含する、海洋もしくは水生動物の汚れの低減方法または阻害方法に関し
、この場合、上記担体および防汚剤は動物に対して実質的に無毒である。
【0014】 上記動物は、好ましくは甲殻類、一層好ましくはホタテガイ、アワビ、イガイ
、ハマグリ、真珠貝、または食用カキである。
【0015】 コーティングはいずれか適切な手法により動物に施す。 この例中には、ペインティング、吹き付け塗り、静電吹き付け塗り、はけ塗り、
および浸し塗りが包含される。
【0016】 第3の観点で本発明は、海洋もしくは水性動物の汚れを低減もしくは阻害する
目的における、本発明の第1観点に従った防汚組成物の使用に関する。
【0017】 第4の観点で本発明は、水産養殖装置の汚れを低減もしくは阻害する方法に関
する。この方法は、本発明の第1観点に従った防汚コーティング組成物を用いて
養殖装置表面の少なくとも一部を処理することを包含する。
【0018】 処理に適する養殖装置は海洋養殖または水生養殖産業で使用されるいずれの装
置でもよい。この例中には、網、メッシュ、パネル、トレイ、ロープ、フロート
、ポンプ、およびモニター装置が包含される。コーティングはいずれか適切な手
法により装置に施すことができる。手法の例には、コーティング、吹き付け塗り
、静電吹き付け塗り、はけ塗り、および浸し塗りが包含される。
【0019】 本発明の観点の有利な点は、処理装置の重量に対して極めて僅少量の組成物が
使用され、かつ、組成物が海洋および水生動物に対して無毒なことである。重金
属を含有する従来型防汚組成物の伝統的使用は、装置に添加される組成物の重量
の観点、ならびに特に養殖で成長する海洋生物には潜在的に有毒であるという理
由で不満足であることが判明している。
【0020】 第5の観点で本発明は、養殖装置の汚れを低減もしくは阻害する目的における
、本発明の第1観点に従う防汚組成物の使用に関する。
【0021】 本明細書を通じて特に言及がなければ、”を含む”または”含む”もしくは”
含んでなる”なる変型用語は、記載要素、完全体もしくは工程、または要素群、
複数完全体もしくは工程を意味するものと理解されるべきであって、他の要素、
完全体もしくは工程、または要素群、複数完全体もしくは工程のいずれかの除外
を意味するものではない。
【0022】 本発明を一層明瞭に理解するために、図面および実施例を参照して本発明の好
ましい実施態様を次に記載する。
【0023】 (発明を実施するための態様) Jervis Bay試験 方法 試験コーティングは、家具用ワックスおよび艶出し剤に使用されるようなセラ
ックからなり、防汚剤活性成分が均一混合されたものである。次に記載の実施例
における活性成分は「Sea-Nine 211TM」であり、Rohm & Haas 社から市販のイソ
チアゾロン系防汚剤化合物である。しかし、他のイソチアゾロン型活性化合物、
ハロゲン化フラノン等の天然防汚代謝産物、または他の殺生物剤を包含する各種
の活性成分をセラック中に混合できる。本明細書中に含まれるイソチアゾロンお
よびフラノンを図1に示す。セラックについては多くの種類があるが、しかし、
これらの全ては”ラック”甲虫の身体からの分泌物である。本発明における配合
物では、乾燥甲虫分泌物をエタノール中に溶解し(重量:容量基準で25:75
)、活性成分を均一混合し(@15%w:v)、生成溶液をコーティング(次に
記載)、吹き付け、または浸し塗りのいずれかにより動物表面に施す。
【0024】 (ホタテガイ試験) ホタテガイ2匹を使用した野外試験を次に述べる:生きたホタテガイ(Pecten fumatus) 殻、および真珠貝(Pinctada maxima)殻。 (生きたホタテガイの被覆試験) 材料および方法 食用ホタテガイ Pecten fumatus の汚れに関する野外試験を Jervis Bay, NSW
, オーストラリアにおけるNSW Fisheries research scallop aquaculture fa
cility (ホタテガイ養殖機関) で実施した。この試験では三種の処理片を用いた
。 1)対照ホタテガイ(未処理); 2)セラックのみで被覆したホタテガイ(関連図面中で”担体”と呼称);およ
び 3)担体プラス活性成分「 Sea-Nine 211TM 」で被覆したホタテガイ(AIと呼
称) 各処置にはホタテガイ15匹を使用した。ホタテガイの大きさは殻幅1から3
cmの範囲であった。
【0025】 対照コーティング[担体(セラック)のみ]および活性成分処理剤をコーティ
ングブラシで上記ホタテガイ上に被覆した。真珠網中に入れ、かつ水中に再懸濁
するのに先立ってこれらのホタテガイを2分間空気乾燥した。対照ホタテガイは
、対照コーティングおよび活性成分処理剤と同一の被覆条件および乾燥条件にさ
らした。
【0026】 (野外配置) Jervis Bay, NSW, オーストラリアにおいて複数ケージを長い綱に吊した。こ
れらのケージは深さ3から6メートルの間の綱に吊した。8週間水中に放置後、
ホタテガイを取り除き、ホタテガイの生存率および各ホタテガイ(カップ状およ
びフラット状)の個々の弁の汚れをを定量化した。
【0027】 (ホタテガイ殻の汚れの測定) 標準点切断法により汚れを定量化した。殻上に0.5×0.5cmグリッドを
置き、汚れ生物の存在および型を数えた。殻上の汚れ生物の覆い百分率として結
果を表示する。各ホタテガイの2つの半片を”カップ状”および”フラット状”
弁として別個に分析した。しかし、殆どの場合で”カップ状”および”フラット
状”弁の場合で汚れに差異が見られなかったので、個々の汚れ生物の場合の結果
は併合した。ホタテガイ死亡率も記録した。得られたデータは分散分析 (ANOVA)
、続いて Tukeyの多重比較試験により解析した。データは、適用可能の場合はア
ークサイン転換後に解析した。
【0028】 結果 (全汚れ) セラックおよび「Sea-Nine 211TM」(図2中のAI)を用いて処理したホタテ
ガイは汚れ生物の着生および成長を強力に阻止した(単一因子 ANOVA、p= 0.0
001 :図2;プレート 1-3)。全ホタテガイ殻の平均覆い率(%)は未処理対照
の43%に比べて処理殻の場合は10%であった。対照コーティング(”担体”
)ホタテガイもまた対照殻に比べて汚れが著しく少なく(28%)、セラック単
独でも顕著な防汚活性を有することを示す(図2)。標準対照ホタテガイの場合
の死亡率は、ホタテガイ15匹中2匹の死亡(13%)に過ぎなかった。
【0029】 対照ホタテガイの場合のカップ状弁対フラット状弁の汚れ集団における差異は
著しかった(p=0:0001)が、セラックまたはセラック+「 Sea-Nine 21
1TM 」(図3)のいずれかで処理たホタテガイについては差異がなかった。汚れ
生物の分布はこの試験の主目標ではないが、一方、殻の異なった部分上への汚れ
生物の着生性の差異は適切な防汚配合物を設計する上で重要である。したがって
、カップ状およびフラット状両弁の場合の全汚れ結果を示すが、個々の種に対す
る結果はホタテガイの両弁の場合の併合データとして示す。
【0030】 (汚れ生物の個々の分類群の阻害) 全ホタテガイの主たる汚れ生物をホタテガイ殻の覆い率(%)順に並べると、
オイスター(Ostrea angasi)、 苔虫類(Membranipora sp. 他)およびスポンジ
の順であった。二重弁であるチユーブウオーム(Tubeworms) (Electroma geor
giana) およびバルナックル(barnacles) も存在したが、数が少ないので追及
しなかった。
【0031】 (オイスター) オイスターは最も多い汚れ生物であった。覆い率(%)に及ぼすオイスター処
理の影響は顕著であった(単一因子 ANOVA. p= 0.0001 )。AI(セラック+ Sea-Nine 211TM )処理は、相互の差異はなかった(Tukey 試験α=0.05)
担体処理もしくは対照処理よりも一層阻止的であった。AI処理殻の場合のオイ
スターの平均覆い率(%)は担体単独の場合の22%、対照ホタテガイの場合の
19%に比べて4%に過ぎなかった(図4)。
【0032】 (苔虫類) 苔虫類特に外皮で覆われた種は、次の最も普通の主たる汚れ生物であった。上
記処理剤は覆い率(%)に顕著な影響を及ぼした(単一因子 ANOVA, p= 0.000
1 )。しかし、オイスターとは反対に、担体(セラック自体)およびAI処理の
両方が汚れを顕著に阻止し、かつ、両処理間には有意の差異は見られなかった(
Tukey 試験α=0.05)。AI処理殻の場合の平均覆い率(%)は、担体の場合の
3%、および標準対称ホタテガイの場合の10%に比べて僅か1%であった(図
5)。
【0033】 (スポンジ) 三番目に最も普通の汚れ生物はスポンジであった。上記処理はこの場合も覆い
率(%)に著しく影響し(単一因子ANONVA, p= 0.0001 )、かつ、苔虫類の場
合のように、担体処理およびAI処理の両方が、二処理間で顕著な差異なしに著
しい阻止性を示した(Tukey 試験α= 0.05 )。実際のところ両処理がスポンジ
の着生を完全に阻止したが、一方の対照殻の平均覆い率は殻面積の9%(図6)
であった。
【0034】 (Darling Harbour 真珠貝殻試験) 真珠貝殻を、「Sea-Nine 211TM」15%(v/v)含有セラックまたはセラッ
ク単独のいずれかで上記のように被覆した。対照は未被覆であった。この試験で
は殻3個を用いた。Darling Harbour, シドニー,NSW, オーストラリアで海中
トレー中に上記殻を配設し、週毎に写真撮影により汚れをモニターした。次いで
汚れ生物の覆い率(%)を点切断法により写真から推定した。図7に見られるよ
うに、セラック+「Sea-Nine 211TM」は10週(試験の期間)に及び殻の汚れを
顕著に阻害した。対照殻上の汚れ、およびセラックのみで処理した殻は6週以内
に100%の覆い率に達した。その上、処理済み殻に影響する汚れの大半が1個
の殻に限定され、この殻の被覆が適切に実施されなかったことを暗示た。汚れれ
生物は主として藻および珪藻であった。
【0035】 (要約) 「Sea-Nine 211TM」を含むセラックで被覆したホタテガイまたはカキは8−1
0週間、甲殻類の汚れを顕著に阻害することを本発明者らは見いだした。幾つか
の場合、特にある種の無脊椎動物に対してはセラック自体が汚れを著しく阻害し
た。甲殻類の最近の養殖習慣を考慮し、かつ動物を合理的頻度で再被覆するとい
う事実が動物の成長に必要であることを考慮すると、この期間の長さはこの種の
応用の場合に恐らく適当なものであろう。その上、セラックおよび「Sea-Nine 2
11TM」が安価であることを考慮すれば、これらのコーティングは著しい潜在的市
場性がある。
【0036】 (Port Stephens における生カキについての防汚コーティングの野外生物汚
れ試験) 方法および結果 段階I試験 Port Stephens 漁業センターにおけるカキを対称にした防汚コーティングの野
外試験は試験22日目に終了した。図8に見られるように、これは、処理したカ
キ上の汚れ覆いが、異なる速度で、僅かに増加するのと一致した。
【0037】 この試験では、生カキに適用する際の担体コーティング中に均一混合した二種
の活性成分「Sea-Nine 211TM」および「フラノン 281」の防汚効能を試験した。
この二種のAIは、1回塗りおよび2回塗りの両方を採用して担体被膜重量の1
0−15重量%範囲の濃度で試験する。試験は、潮間および潮下両方で実施した
。汚れをモニターする以外に、これらのコーティングおよび使用方法がカキに有
害であるか否かを測定する目的でカキの死亡率もモニターした。
【0038】 試験開始後6週目に汚れ覆い率を先ず測定した。デジタルカメラで野外で被覆
済みカキを写真撮影し、デジタル映像を用いて実験室で汚れ覆いを測定した。汚
れ覆いはカキ上の汚れ生物の覆い率(%)を推定して測定した。観察した汚れの
大半はフジツボおよび少ない百分率での苔虫類とオイスターであった。
【0039】 この試験で平均15%の汚れ覆い率(汚れ覆いの85%阻害に該当)で、対照
に比べて最高の防汚効能を示した処理剤は「Sea-Nine 211TM」15%1回塗りお
よび2回塗りの場合であった。「Sea-Nine 211TM」10%1回および2回塗りも
また、平均汚れ覆い率20%において汚れの発生を顕著に阻害した。これは平均
汚れ覆い率50%を示す未処理対照に比べて優位に対比し得るものであり、さら
に対照セラックが35−40%汚れ覆い率(図8)において汚れを制御すること
を示す。フラノン s2/8/2 15%は、1回および2回塗りの両方の場合で、25
%に近い汚れ覆い率で有効であった(図8に見られるように未処理対照に比べて
50%の低減)。
【0040】 総体的に潮間領域では汚れは殆どなかった。12週後には一つを除く全ての処
理が5%またはそれ未満の平均汚れ覆い率を示した。22週後には、標準対照の
場合に最高汚れ覆い8%、および処理剤の場合に5%未満の汚れ覆い率に達した
【0041】 汚れ試験12週後に、Pacific オイスターの着生が発生した。これにより、オ
イスターバイキヤッチ(oyster bycatch)阻害剤としての各種コーティングの効
能の観察が可能になった。図9は、被覆済みカキ上に着生した新規Pacific オイ
スターの数を示す。コーティング単独を包含するすべてのカキ処理がバイキヤッ
チを強力に阻害した。「Sea-Nine 211TM」または「フラノン 2/8/1」の両方を1
0または15%のいずれかで含有する2回塗り処理剤は最も有効で、バイキヤッ
チの大半を阻害した。
【0042】 カキ死亡率に及ぼすコーティングの影響を測定する実験を開始した。この実験
では、各処置ではカキ10匹に札を付け、被覆し、潮下に配設し、死亡率および
汚れを測定した。2週後、全カキ120匹のうち僅か4匹が死滅し、13週後に
は7匹のみが死滅した。これらの死亡カキを未処理対照を包含する多数の異なっ
た処理剤と対比したところ、死亡率は被覆方法または活性成分が原因ではないこ
とが証明された。
【0043】 (段階II試験) セラック試験(段階II)を30週に亘り実施した。この実験は養殖産業に対
する防汚技法を改良する目的で実施した。パースペックタイル上に「Sea-Nine 2
11TM」を被覆するための担体としてセラックを用い、C9-211 を用いたセラック
が防汚用途に有効か否か、およびセラック配合物からの「Sea-Nine 211TM」の浸
出速度を測定した。
【0044】 汚れ阻害目的の処理結果を図10に示す。最も有効な3種の処理剤(10%2
回塗りおよび15%1回塗りおよび2回塗りの両方)では30週間に亙って汚れ
なしに留まった。この結果は、僅か4週間後に1回および2回塗りの対照の場合
の75%汚れ覆い率と対照的である。
【0045】 図11に示すように浸出の測定は、各処理における「Sea-Nine 211TM」濃度の
減少を測定する目的で実施した。これによれば、同一濃度の各処理の場合の18
週試験期間に亙った規則的浸出速度を示す。浸出速度は15%「Sea-Nine 211TM 」負荷(1回および2回塗り)の場合に最高で、化合物負荷を低めるにつれて低
減する。
【0046】 1日当たりの化合物放出速度は、時間当たりの所定処理の有効性の判定には重
要である(図12)。5%1回塗り、10%1回および2回塗り、ならびに15
%二重塗り処理の場合、1日当たり1−2μg/cm2 の放出速度で最高の初期
低下を示した。この放出速度は各処理に応じて次の16週に亙って変わるが、2
.0μg/cm2 /日(図12)未満に留まる。
【0047】 (魚・ケージ網に対するセラックコーティング・タスマニア野外試験) 方法 (野外試験の設計) 網上のセラック系コーティングの防汚効能を評価する目的でパネル48個を浸
漬した。このパネルは深さ2.5mに浸し、それぞれが50cm×50cm面積
の網部を含んでいた。このパネルを大きなフレーム3本の8mビーム(各ビーム
は平行で2mの間隔を置く)の不特定位置に結び付けた。このフレームをサケ用
ケージカラー以内に繋ぎ、パネルは海流に直角に位置させた。
【0048】 未塗装網、セラックのみで塗装した網(防汚剤を含まず)、および「Sea-Nine 211TM」を含むセラックで被覆した網の相互間の汚れを比較した。セラックの各
種配合物および各種の網寸法で試験して全部で16処理を行った(表1)。各処
理に対し重複3パネルを浸漬した。
【0049】 (コーティング調製および施工) 表22に従ってセラックコーティングを配合した。網片を完全に浸漬し、少な
くとも2分間絶えず撹拌して網を被覆した。試験パネルへの結び付けに先立ち4
8時間網を空気乾燥した。被覆前後の網重量の変化も測定した。
【0050】 (試験パネル上の汚れの定量化) 4週間浸漬および10週間浸漬後に海中接近写真を各パネルにつき撮影した。
「SB-103」ストロボ、「Nikonos」 クローズアップ装備(1:4.5)付き「Ni
konos-V 」カメラおよび100ASAフイルムを用いて撮影した。
【0051】 各サンプリングにおけるメッシュ閉鎖を上記写真の影像分析で定量化した。撮
影中、パネル後方に青いシートを吊し、汚れと網との間に高コントラストの背景
を提供させた。全ての写真を「IBM−pc」 コンピユータ中に走査し、次いで
影像処理ソフトウエア「IDRSI 」(V.4.1)を用いて解析した。青領域の定量化に
は影像分析を用い、各写真中の網メッシュ開口面積を定量化するのに用いた。
【0052】 結果 (汚れ発生速度) 全ての未被覆網、および、セラックのみで被覆した全ての網(防汚剤の添加無
し)では汚れが急速に発生した(図13、14、15)。4週後、一層小さなメ
ッシュは70%を超す率で閉塞し、一層大きなメッシュは20%を超す率で閉塞
した。10週後、一層小さなメッシュは70%が閉塞したが、一層大きなメッシ
ュの閉塞は60%を超える率まで増加した。一層小さなメッシュの閉塞は一般的
には一層速く、その理由は、汚れの付着に供与される表面積が一層大きいからで
ある。
【0053】 (「Sea-Nine 211TM」を用いたセラックの阻害効果) 「Sea-Nine 211TM」を含む全てのセラックコーティングがメッシュ閉塞に関し
て顕著な低減性を示した。一層大きなメッシュに関しては、網の5%未満が4週
後に閉塞した。10週後には、33mmメッシュの20%未満が閉塞し、60m
mメッシュの10%未満が閉塞した。12mmメッシュ上の一層良好なコーティ
ングは4週後に5%未満に閉塞を抑制し、10週後には30%未満に閉塞を抑制
した。
【0054】 (最適コーティング設計) 12mmメッシュ上で一連のセラック系コーティングを評価した。最も有効で
あったのは、15%「Sea-Nine 211TM」を含む標準セラック2回塗りであった。
二番目に最も有効なものは、10%「Sea-Nine 211TM」を含む増粘セラックであ
った。他の「Sea-Nine 211TM」系コーティングの間では顕著な差異はなく、これ
らは全て上記二種の処理剤(図15)よりも効果が少なかった(図15)。
【0055】 (セラック被覆後の網重量の変化) 12mmサケ・ケージ網の場合、標準セラックの1回塗りは約20%の重量増
をみせる。 12mmサケ・ケージ網の場合、標準セラックの2回塗りは約45%の重量増
をみせる。 33mmサケ−ケージ網の場合、標準セラックの1回塗りは約30%の重量増
をみせる。
【0056】 (結論) 暫定的結果によれば、「Sea-Nine 211TM」を用いたセラックは魚・ケージ網の
汚れを著しく低減することを示す。10週間浸漬後、被覆済み60mmマグロ・
ケージ網は僅かに10%閉塞であったが、一方、未被覆網は70閉塞であった。
同一期間経過後、被覆済み33mmサケ・ケ−ジ網の閉塞は20%未満であり、
一方、未被覆網の閉塞は60%であった。
【0057】 評価したコーティングの範囲内では、二つが優れていることを示した(汚れ阻
害の観点で):(1)15%「Sea-Nine 211TM」を用いた標準セラック2回塗り
、および、(2)10%「Sea-Nine 211TM」を用いた増粘セラック1回塗り。
【0058】 セラック系防汚組成物の1回塗りは12mm網の重量を20%だけ増加させ、
また、33mmの網は30%だけ重量増加させる。これは、網重量を100%だ
け増加させる銅系防汚剤よりも著しく少ない。
【0059】 本発明の精神および範囲から逸脱することなく、特定実施態様中に記載のよう
な本発明に対しては、各種の変形および/または修飾がなし得ることは、当業者
に理解し得るところでる。したがって、本発明の実施態様は、あらゆる観点で説
明目的のものであり、制約を意図するものではない。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の場合に適するイソチアゾロンおよびフラノンの例を示す。 図1B(イソチアゾロン)では、R1 、R2 およびR3 は水素原子、メチル、
アルキル、ヒドロキシル、エーテル、ハロゲン、硫黄、窒素またはこれらの組み
合わせのいずれかである。 図1C(フラノン)では、R1 、R2 およびR3 は水素原子、ヒドロキシル
基、アルキル基、エステル基、またはハロゲン化アルケンであり;R1 およびR 2 は共に非置換もしくはハロゲン化アルケンであり、R4 は水素もしくはハロゲ
ン原子、ならびに、R5 は水素もしくはアルキル基である。
【図2】 すべての汚れ生物により被覆されたホタテガイ殻の表面積(%)を示す(デー
タは平均±SE)。 図2(および)図3〜6の実験的処理は、AI=セラックおよび「 Sea-nin
e 211 」により被覆されたホタテガイ、担体=セラックのみ、および対照=未被
覆。
【図3】 あらゆる汚れ生物により被覆されたホタテガイ殻のカップ状弁およびフラット
弁の表面積(%)を示す(データは平均±SE)。
【図4】 オイスターにより覆われたホタテガイ殻の表面積(%)を示す(データは平均
±SE)。
【図5】 苔虫類により覆われたホタテガイ殻の表面積(%)を示す(データは平均±S
E)。
【図6】 スポンジにより覆われたホタテガイ殻の表面積(%)を示す(データは平均±
SE)。
【図7】 10週間に亘る真珠貝殻上の汚れ生物の覆い(%)を示す(データは平均±S
E)。
【図8】 Port Stephens 潮下の被覆されたカキ上の経時的汚れ覆い(%)(平均およ
びS.E.)を示す。
【図9】 18週後の Port Stephens潮下の被覆カキ上に着生したバイキヤッチ(bycatc
h)オイスター数(平均およびS.E.)を示す。
【図10】 30週間以内の防汚活性を示すタイル上の汚れを示す。
【図11】 0−18週におけるセラックからの「Sea-Nine 211TM」の浸出を示す。
【図12】 セラックからの「Sea-Nine 211TM」の放出速度を示す。
【図13】 33mmのサケ・ケ−ジ網のパネル上のメッシュ閉塞水準を示し、各点は3試
料の平均である。
【図14】 60mmマグロ・ケージ網のパネル上のメッシュ閉塞水準を示し、各点は3試
料の平均である。
【図15】 12mmサケ・ケージ網のパネル上のメッシュ閉塞水準を示し、各点は3試料
の平均である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月24日(2000.1.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 生物汚れの最近の制御方法は明らかに非効率的で高価につき、かつ時間の浪費
である。本発明者らは、少なくとも10週間は汚れを阻害する甲殻類の処理方法
であって、処理した甲殻類の生存性には逆効果及ぼさない方法を開発した。この
方法は、生きた甲殻類に適用する目的で設計された最初の抗汚れコーティングで
ある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 (本発明の開示) 最初の観点における本発明は、海洋もしくは水性養殖甲殻類または水産養殖装
置に適用するのに使用される防汚コーティング組成物からなり、この組成物はセ
ラック、ラテックス、カゼイン、ワックス、およびヒドロゲル形成性ポリマーか
らなる群から選択された実質的無毒の担体;ならびにイソチアゾロン族またはフ
ラノン族に属する防汚剤;を含み、この場合の組成物は甲殻類に適用した場合、
甲殻類には実質的に無毒であり、かつ、甲殻類の汚れを低減もしくは妨げる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 本発明に従った防汚組成物は、この組成物が甲殻類に施された場合、甲殻類が
組成物に曝された期間中、甲殻類の成長性または生存性に逆効果を及ぼさずに、
無毒であると考えられる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 甲殻類は好ましくはホタテガイ、アワビ、イガイ、ハマグリ、真珠貝、または
食用カキである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 フラノンは、海洋藻により生産される天然もしくは修飾フラノン、または合成
フラノンもしくはこれらの混合物であってもよい。特に好適であることが判明し
た合成フラノン混合物は、ここでは2/8/1と呼称し、2は[5Z]−3−ブ
チル−4−ブロモ−5−(ブロモメチリデン)−2[5H]−フラノン;8は3
−ブチル−5−(ジブロモメチリデン)−2(5H)−フラノン;および1は3
−ブチル−4−ブロモ−5−(ジブロモメチリデン)−2(5H)−フラノンで
ある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 実質的に無毒なこの担体は、天然、合成または両担体の組み合わせである。こ
の担体は甲殻類等の表面に固着もしくは付着でき、かつ、合理的期間に亘り水性
環境中に実質的に付着して留まり得るべきである。この担体はまた、製剤の防汚
作用に逆効果を及ぼさずに防汚剤と混和できるべきである。適切な天然担体の例
には、Phytagel等のヒドロゲル形成性ポリマー、または好ましくは昆虫 Laccife
r (Tachardia) lacca Kerr、 Homoptera目 、Coccidae 科) の樹脂状分泌物(”
ラック”甲虫分泌物)が包含される。他の適切な担体の例には、ラテックスまた
はカゼインゲルが包含されるが、これらのみに限定されない。この担体は、コー
ティングを施す甲殻類には実質的には無毒であるべきである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 イソチアゾロンおよびフラノンの好適な例を図1に示す。好ましくは、イソチ
アゾロン防汚剤は「Sea-Nine 211TM」として Rohm and Hass 社により製造販
売される(4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリノ−3−オ
ン;図1)である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 本発明の最初の観点における好ましい実施態様における防汚剤は、コーティン
グの約1から40%、一層好ましくは約4から20%(w/w)の濃度で使用さ
れる。特に、エタノール(約10〜50%重量:容量基準)中に溶解した乾燥”
ラック”甲虫分泌物を使用した場合、濃度15%が特に有効であることが判明し
た。本発明に従ったコーティングを調製するには、防汚剤(天然、合成または市
販品)の混合物も使用できることは理解されるはずである。このコーティング中
には、可塑剤、保存剤、溶剤、有機添加物、希釈剤および水の形態における他成
分もさらに含有できる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 第2の観点で本発明は、イソチアゾロン族またはフラノン族に属する防汚剤と
担体とを含む防汚コーティング組成物を用いて、甲殻類表面の少なくとも一部を
処理することを包含する、海洋もしくは水生養殖甲殻類の汚れの低減方法または
阻害方法に関し、この場合、上記担体および防汚剤は甲殻類に対して実質的に無
毒である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 上記甲殻類は、好ましくはホタテガイ、アワビ、イガイ、ハマグリ、真珠貝、
または食用カキである。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 コーティングはいずれか適切な手法により甲殻類に施される。この例中には、
ペインティング、吹き付け塗り、静電吹き付け塗り、はけ塗り、および浸し塗り
が包含される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 第3の観点で本発明は、海洋もしくは水性甲殻類の汚れを低減もしくは阻害す
る目的における、本発明の第1観点に従った防汚組成物の使用に関する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 193/02 C09D 193/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ピーター、ステインバーグ オーストラリア連邦ニューサウスウェール ズ州、ニュータウン、デニソン、ストリー ト、144 (72)発明者 ティモシー、スチュアート、チャールスト ン オーストラリア連邦ニューサウスウェール ズ州、アースキンビル、ロックフォード、 ストリート、141 (72)発明者 ビクター、クリストフ オーストラリア連邦ビクトリア州、レジェ ント、モナッシュ、ストリート、33−35 Fターム(参考) 4H011 AD01 BA01 BB08 BB10 BC19 BC23 DA13 DD01 DH11 DH14 4J038 BA191 BA221 EA011 HA156 JA67 JC18 KA02 KA06 KA10 MA08 MA10 NA05 PA01 PA03 PA06 PB03 PB06 PC10

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソチアゾロン族またはフラノン族に属する防汚剤および担体を含む防汚コー
    ティング組成物であって、養殖海洋動物または養殖水生動物に施こした場合の上
    記組成物が上記動物に対して実質的無毒である防汚コーティング組成物。
  2. 【請求項2】 養殖海洋動物または養殖水生動物が甲殻類である、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ホタテガイ、アワビ、イガイ、ハマグリ、真珠貝、および食用カキからなる群
    から甲殻類が選択される、請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 実質的無毒な担体が、天然担体、合成担体またはこれらの組み合わせ担体であ
    る、請求項1から3のいずれか一項記載の組成物。
  5. 【請求項5】 「Phytagel」を包含すヒドロゲル形成性ポリマー、セラック、ラテックス、お
    よびカゼインからなる群から天然担体が選択される、請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 天然担体がセラックである、請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 セラックをエタノール中に溶解[25:75(w/v)]してなる、請求項7
    記載の組成物。
  8. 【請求項8】 イソチアゾロンが、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリ
    ノ−3−オンである、請求項1から8のいずれか一項記載の組成物。
  9. 【請求項9】 フラノンが、[5Z]−3−ブチル−4−ブロモ−5−(ブロモメチリデン)
    −2[5H]−フラノン;3−ブチル−5−(ジブロモメチリデン)−2(5H
    )−フラノン;および3−ブチル−4−ブロモ−5−(ジブロモメチリデン)−
    2(5H)−フラノンの混合物である、請求項1から8のいずれか一項記載の組
    成物。
  10. 【請求項10】 コーティング組成物の1から40%(w/w)濃度で防汚剤が使用される、請
    求項1から9のいずれか一項記載の組成物。
  11. 【請求項11】 コーティング組成物の4から20%(w/w)濃度で防汚剤が使用される、請
    求項10記載の組成物。
  12. 【請求項12】 コーティング組成物の15%(w/w)濃度で防汚剤が使用される、請求項1
    1記載の組成物。
  13. 【請求項13】 可塑剤、保存料、溶媒、有機添加剤、希釈剤、および水の形態における他成分
    をさらに含む、請求項1から12のいずれか一項記載の組成物。
  14. 【請求項14】 海洋動物または養殖水生動物の汚れを低減または阻害する方法であって、請求
    項1から13のいずれか一項記載の防汚コーティング組成物を用いて動物表面の
    少なくとも一部を処理することを包含する方法。
  15. 【請求項15】 養殖海洋動物または水性動物が甲殻類である、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 ホタテガイ、アワビ、イガイ、ハマグリ、真珠貝、および食用カキからなる群
    から甲殻類が選択される、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 コーティング、吹き付け塗り、静電吹き付け塗り、はけ塗り、および浸し塗り
    からなる群から選択された手法によりコーティングが施される、請求項14から
    16のいずれか一項記載の方法。
  18. 【請求項18】 海洋動物または水生動物の汚れを低減または阻害する目的における、請求項1
    から13のいずれか一項記載の防汚コーティング組成物の使用。
  19. 【請求項19】 養殖装置の汚れを低減または阻害する方法であって、請求項1から13のいず
    れか一項記載の防汚コーティング組成物を用いて養殖装置表面の少なくとも一部
    を処理することを包含する方法。
  20. 【請求項20】 網、メッシュ、パネル、トレイ、ロープ、フロート、ポンプ、およびモニター
    装置からなる群から養殖装置が選択される,請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 コーティング、吹き付け塗り、静電吹き付け塗り、はけ塗り、および浸し塗り
    からなる群から選択された手法によりコーティングが施される、請求項19から
    20のいずれか一項記載の方法。
  22. 【請求項22】 養殖装置の汚れを低減または阻害する目的における、請求項1から13のいず
    れか一項記載の防汚コーティング組成物の使用。
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