JP3375674B2 - 樹脂組成物およびこれを用いた構造物 - Google Patents

樹脂組成物およびこれを用いた構造物

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JP3375674B2 JP09413093A JP9413093A JP3375674B2 JP 3375674 B2 JP3375674 B2 JP 3375674B2 JP 09413093 A JP09413093 A JP 09413093A JP 9413093 A JP9413093 A JP 9413093A JP 3375674 B2 JP3375674 B2 JP 3375674B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環境に影響を与えるこ
となく、水中あるいは水上で使用される各種の構造物が
水中生物の付着によって汚染されることを防止する樹脂
組成物、およびこの防汚性樹脂組成物の硬化物を表面に
配した構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶の船底部、ブイ、防舷材、マリンホ
ース、桟橋の橋脚部等の水上あるいは水中で使用される
各種の構造物には、フジツボ、カキ、ムラサキイガイ、
ヒドロムシ、セルプラ、コケムシ、ホヤ、フサコケム
シ、アオサ、アオノリ等の付着生物が付着し、繁殖す
る。これら付着生物の付着は、例えば、船底において
は、運行速度の低下による燃費の増大を引き起こし、ブ
イ、防舷材等の構造物においては、物理的強度の低下
や、重量の増大による海中への水没に伴う機能の低下等
が引き起こされる。
【0003】このような付着生物の構造物への付着防止
(以下、防汚とする)方法としては、有機スズ化合物や
亜酸化銅を使用する方法が知られている。しかし、特に
有機スズ化合物は、生物へ蓄積されて害を及ぼすことが
わかり、生態系への影響が懸念されることから、その使
用が制限または禁止される方向にある。
【0004】このような社会状況から、付着を防止する
新しい方法が種々検討され、提案されている。その方法
は、大きく次の3種類に分類される。すなわち、特開昭
62−84166号、特開昭62−283167号、特
開昭64−5121号、特開平1−252677号、特
開平1−266171号、特開平1−306479号等
の各公報には、生物が付着しがたい表面を形成する方法
が;また、特公昭52−4577号、特公昭63−24
551号、特開昭63−33304号、特開昭63−3
04069号、特開平1−229028号、特開平2−
36211号、特開平2−69576号等の各公報に
は、少量の防汚剤を有効に使用する方法が;さらに、特
公昭63−6628号、特公昭64−5121号、特開
昭62−298497号、特開平1−229081号等
の各公報には、繊毛等を使用する方法が;それぞれ開示
されている。
【0005】しかし、どの方法も、ゴム状もしくは樹脂
状の面への利用や、ゴム状もしくは樹脂状成形物として
の有効利用には問題がある。また、特公昭52−457
7号公報に開示される方法は、有機スズ化合物を使用し
ているために、環境への悪影響が考えられるという欠点
を有している。
【0006】他方、特公昭61−50984号公報に
は、3−イソチアゾロン誘導体を用いた防汚性のペイン
トが開示されているが、この化合物を含有し、ゴム状も
しくは樹脂状の面に適用可能な組成物や、この化合物を
含有し、可撓性を有するゴム状もしくは樹脂状成形物と
なる組成物についての記載はなく、その効果日数は7か
月にすぎない。また、特開昭60−222063号公報
には、3−イソチアゾロン誘導体のゴムへの利用が開示
されているが、防汚性能に関しては詳しく述べられてい
ない。
【0007】さらに、特開平4−300806号公報に
は、ポリエーテルポリオールまたはポリエステルポリオ
ールを基本骨格とするプレポリマー100重量部に対し
て、N−(2,4,6−トリクロロフェニル)マレイミ
ド3〜50重量部を含有する防汚性の樹脂組成物が開示
されているが、対象とする構造物によっては、可撓性と
十分な防汚効果とを両立することはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、有機スズ化
合物を使用していないにもかかわらず、長期持続性のあ
る防汚効果を示し、かつ、可撓性を有する硬化物となる
樹脂組成物、およびこの樹脂組成物の硬化物を表面に配
した良好な防汚性を有する構造物を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の樹脂組成物の第1の態様は、ポリオール化
合物、エポキシ基含有ポリオール化合物、イソシアネー
ト基含有ポリオール化合物、ウレタン結合およびエポキ
シ基含有ポリオール化合物、(メタ)アクリロイル基含
有ポリオール化合物、およびウレタン結合および(メ
タ)アクリロイル基含有ポリオール化合物から選択され
る1種以上の、ポリエーテル骨格を分子内に有するポリ
オール化合物(A)と、下記式で示される3−イソチア
ゾロン誘導体(B)とを含有し、その含有割合は、前記
ポリオール化合物(A)100重量部に対して前記3−
イソチアゾロン誘導体(B)が3〜50重量部であるこ
とを特徴とする防汚性樹脂組成物を提供する。
【0010】
【化2】
【0011】(上記式中、X1 およびX2 は、それぞれ
単独に、水素、ハロゲン、または炭素数1〜4個の直鎖
または分岐を有するアルキル基であり、Yは、置換基を
有さない直鎖または分岐を有する炭素数1〜14個のア
ルキル基、非置換あるいは置換基としてハロゲンまたは
低級アルキルを有する炭素数1〜9個のアラルキル基、
または非置換あるいは置換基としてフェノキシ、ヒドロ
キシ、トリハロメチル、ハロゲン、低級アルキル、低級
アルコキシを有する炭素数1〜9個のアリール基であ
る。)
【0012】特に、前記ポリオール化合物(A)が、エ
ポキシ基含有ポリオール化合物、イソシアネート基含有
ポリオール化合物、(メタ)アクリロイル基含有ポリオ
ール化合物、およびウレタン結合および(メタ)アクリ
ロイル基含有ポリオール化合物から選択される1種以上
である前記防汚性樹脂組成物を提供する。
【0013】また、本発明の防汚性樹脂組成物の第2の
態様は、前記防汚性樹脂組成物にさらに硬化剤を添加し
てなる防汚性樹脂組成物を提供する。
【0014】さらに、本発明の構造物は、前記防汚性
脂組成物のいずれかを硬化させてなる厚さ1mm以上の硬
化物を、その表面の少なくとも一部に有する構造物を提
供する。
【0015】以下に、本発明の防汚性樹脂組成物(以
下、単に「本発明の樹脂組成物」という場合がある。)
およびこれを用いた構造物について詳細に説明する。本
発明の樹脂組成物の主成分は、硬化することで可撓性を
示す、マトリックスとなるプレポリマーであり、具体的
には、ポリオール化合物[a]、エポキシ基含有ポリオ
ール化合物[b]、イソシアネート基含有ポリオール化
合物[c]、ウレタン結合およびエポキシ基含有ポリオ
ール化合物[d]、(メタ)アクリロイル基含有ポリオ
ール化合物[e]、およびウレタン結合および(メタ)
アクリロイル基含有ポリオール化合物[f]から選択さ
れる1種以上の、ポリエーテル骨格を分子内に有するポ
リオール化合物(A)である。
【0016】ここで、ポリオール化合物[a]とは、具
体的にはポリエーテルポリオールをいう。
【0017】ポリエーテルポリオールとは、例えば、エ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイド、テトラヒドロフラン等のアルキレンオキサイ
ドの1種もしくは2種以上を、開環重合させるか、2個
以上の活性水素を有する化合物に付加重合させるかして
得られる生成物である。
【0018】ここで、2個以上の活性水素を有する化合
物としては、例えば、多価アルコール類、アルカノール
アミン類、多価フェノール類等が例示される。具体的に
は、多価アルコール類としては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、グリセリン、ヘキサントリオール、ト
リメチロールプロパン、ネオペンチルグリコール、1,
6−ヘキサンジオール、1,3,6−ヘキサントリオー
ル、ペンタエリスリトール等が;また、アルカノールア
ミン類としては、エタノールアミン、プロパノールアミ
ン等が;さらに、多価フェノール類としては、レゾルシ
ン、ビスフェノール類等が;それぞれ例示される。
【0019】これらのポリエーテルポリオールのうち、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール、ポリブチレングリコー
ルが好ましく、ポリテトラメチレングリコールが特に好
ましい
【0020】エポキシ基含有ポリオール化合物[b]と
は、前述のポリオール化合物[a]にエポキシ基が導入
された化合物をいう。
【0021】具体的には、ポリオール化合物[a]の水
酸基をナトリウムメトキサイドや水素化ナトリウム等に
よってナトリウムアルコキシドとした後、エピクロルヒ
ドリンを反応させて得られる化合物;ポリオール化合物
[a]の水酸基に、無水マレイン酸、無水フタル酸、無
水トリメリット酸、テトラヒドロ無水フタル酸等の酸無
水物を反応させた後、エポキシ樹脂を反応させて得られ
る化合物; 等が例示される。
【0022】イソシアネート基含有ポリオール化合物
[c]とは、前述のポリオール化合物[a]にイソシア
ネート基が導入された化合物をいう。
【0023】具体的には、ポリオール化合物[a]の水
酸基に、ポリイソシアネート化合物を付加反応させて得
られる化合物である。なお、この付加反応に用いられる
ポリイソシアネート化合物としては、2,4−トリレン
ジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネー
ト、フェニレンジイソシアネート、キシレンジイソシア
ネート、ジフェニルメタン−4,4´−ジイソシアネー
ト、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、およびこ
れらに水添した化合物、エチレンジイソシアネート、プ
ロピレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、1−メチル−2,4−ジイソシアネ
ートシクロヘキサン、1−メチル−2,6−ジイソシア
ネートシクロヘキサン、ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、
2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト等が挙げられる。
【0024】この付加反応の条件は、特に限定されない
が、例えば、その製造原料であるポリオール化合物とポ
リイソシアネート化合物との量比は、ポリイソシアネー
ト化合物中のイソシアネート基1個あたり、ポリオール
化合物中の水酸基が1個以下となる量比が好ましく、
0.95〜0.75個であることがさらに好ましい。
【0025】また、その製造方法も特に限定されず、通
常の製造条件、すなわち、反応温度50〜100℃程
度、常圧下といった条件で反応させればよい。
【0026】ウレタン結合およびエポキシ基含有ポリオ
ール化合物[d]とは、前述のポリオール化合物[a]
に、ウレタン結合およびエポキシ基が導入された化合物
をいう。
【0027】具体的には、前記イソシアネート基含有ポ
リオール化合物[c]のイソシアネート基に、水酸基と
エポキシ基とを含有する化合物の水酸基を付加反応さ
せ、ウレタン結合を形成せしめてなる化合物である。
【0028】なお、水酸基とエポキシ基とを含有する化
合物としては、グリシドール、グリセリンジグリシジル
エーテル等が挙げられる。また、この付加反応の条件
は、特に限定されないが、例えば、80〜100℃で4
〜10時間反応させるのがよい。
【0029】(メタ)アクリロイル基含有ポリオール化
合物[e]とは、前述のポリオール化合物[a]に、ア
クリロイル基またはメタクリロイル基が導入された化合
物をいう。
【0030】具体的には、前記ポリオール化合物[a]
の水酸基と、アクリル酸、メタクリル酸、2−(メタ)
アクリロイルオキシエチルコハク酸、2−(メタ)アク
リロイルオキシエチルフタル酸、2−(メタ)アクリロ
イルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸等の化合物のカ
ルボキシル基とをエステル形成反応せしめてなる化合物
である。このエステル形成反応は、特に限定されない
が、例えば、80〜120℃、10〜20時間という条
件で行なうとよい。
【0031】ウレタン結合および(メタ)アクリロイル
基含有ポリオール化合物[f]とは、前述のポリオール
化合物[a]に、ウレタン結合とアクリロイル基または
メタクリロイルが導入された化合物をいう。
【0032】具体的には、前記イソシアネート基含有ポ
リオール化合物[c]のイソシアネート基に、水酸基と
(メタ)アクリロイル基とを含有する化合物の水酸基を
付加反応させ、ウレタン結合を形成せしめてなる化合物
である。
【0033】なお、水酸基と(メタ)アクリロイル基と
を含有する化合物としては、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート等が例示される。また、この付加反応は、
特に限定されないが、80〜100℃、8〜16時間と
いう条件で行なうのがよい。
【0034】以上説明したポリオール化合物(A)は、
いずれも、ポリエーテル骨格を分子内に有する。そのた
め、これらの化合物と後述する3−イソチアゾロン誘導
体(B)とを有する樹脂組成物を硬化することにより、
防汚成分として配合される3−イソチアゾロン誘導体
(B)を適度に保持および放出し、優れた防汚効果を長
期間に渡って良好に発現することが可能となる。
【0035】本発明の樹脂組成物中の防汚成分は、下記
式で示される3−イソチアゾロン誘導体(B)である。
【0036】
【化3】
【0037】(上記式中、X1 およびX2 は、それぞれ
単独に、水素、ハロゲン、または炭素数1〜4個の直鎖
または分岐を有するアルキル基であり、Yは、置換基を
有さない直鎖または分岐を有する炭素数1〜14個のア
ルキル基、非置換あるいは置換基としてハロゲンまたは
低級アルキルを有する炭素数1〜9個のアラルキル基、
または非置換あるいは置換基としてフェノキシ、ヒドロ
キシ、トリハロメチル、ハロゲン、低級アルキル、低級
アルコキシを有する炭素数1〜9個のアリール基であ
る。)
【0038】このような3−イソチアゾロン誘導体は、
前述の付着生物等を忌避する効果を示すが、極めて低毒
性であり、人体や鳥類に対して殆んど作用せず、環境を
汚染しない成分である。
【0039】上記式で示される3−イソチアゾロン誘導
体において、X1 の具体例としては、水素、クロロ、ブ
ロモ、ヨード、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、t−ブチル基等が好適に例示さ
れる。また、X2 の具体例としては、水素、クロロ、ブ
ロモ、ヨード、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、t−ブチル基、クロロメチル
基、クロロプロピル基、ブロモメチル基、ブロモエチル
基、ブロモプロピル基等が好適に例示される。
【0040】さらに、Yの具体例としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、デシル基、ペンタデシル基、オ
クタデシル基、シクロプロピル基、シクロヘキシル基、
ベンジル基、3,4−ジクロロベンジル基、4−メトキ
シベンジル基、4−クロロベンジル基、3,4−ジクロ
ロフェニル基、ヒドロキシメチル基、クロロメチル基、
クロロプロピル基、ジエチルアミノエチル基、シアノエ
チル基、カルボメトキシエチル基、エトキシエチル基、
2−メトキシ−1−ブロモメチル基、3,3,5−トリ
メチルシクロヘキシル基、フェノキシエチル基、p−ク
ロロアニリノメチル基、フェニルカルバモキシメチル
基、アリル基、プロピニル基、ビニル基、カルボキシエ
チル基、1−イソチアゾロニルエチル基、1,2,2−
トリクロロビニル基等が好適に例示される。
【0041】中でも、X1 およびX2 がクロロ、Yが炭
素数1〜9個の非置換のアラルキル基あるいはアリール
基、特にC8 17であるのが好ましい。このような3−
イソチアゾロン誘導体としては、例えば、4,5−ジク
ロロ−2−n−オクチルイソチアゾリン−3−オンが挙
げられる。
【0042】また、このような3−イソチアゾロン誘導
体は、周囲の環境を汚染するような毒性を持たない。例
えば、4,5−ジクロロ−2−n−オクチルイソチアゾ
リン−3−オンのLD50は、1700mg/kg(雄ラ
ット)、2800mg/kg(雌ラット)である。
【0043】このような、上記式で示される3−イソチ
アゾロン誘導体(B)に含まれる具体的化合物について
は、特公昭61−50984号公報に詳述されている。
【0044】本発明の樹脂組成物においては、3−イソ
チアゾロン誘導体(B)の含有量は、ポリオール化合物
(A)100重量部に対して3〜50重量部、好ましく
は10〜30重量部である。3−イソチアゾロン誘導体
(B)の含有量が3重量部未満では、水中生物の付着防
止効果が示され得ず、一方、50重量部超では、硬化物
が可撓性を示さなくなる。なお、本発明の樹脂組成物に
含有されるポリオール化合物(A)および3−イソチア
ゾロン誘導体(B)は、1種づつには限定はされず、複
数種のポリオール化合物(A)および/または3−イソ
チアゾロン誘導体(B)を混合して樹脂組成物を調整し
てもよい。
【0045】本発明の樹脂組成物の第2の態様は、ポリ
オール化合物(A)と前記3−イソチアゾロン誘導体
(B)とに加え、さらに、ポリオール化合物(A)を硬
化させるための硬化剤(硬化触媒、光重合開始剤等を含
む)を含有する。
【0046】このようなポリオール化合物(A)を硬化
させるための硬化剤は、ポリオール化合物(A)が有す
る反応性官能基の種類に応じて適宜選択される。
【0047】すなわち、ポリオール化合物(A)として
ポリオール化合物[a]を選択する場合は、硬化剤とし
て、前述のポリイソシアネート化合物より選択される。
【0048】また、ポリオール化合物(A)として、反
応性官能基がエポキシ基であるエポキシ基含有ポリオー
ル化合物[b]あるいはウレタン結合およびエポキシ基
含有ポリオール化合物[d]を選択する場合は、硬化剤
として通常のエポキシ樹脂用硬化剤、例えば、エチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン、ジプロピレントリア
ミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、ポリメチレ
ンジアミン、イソホロンジアミン等の脂肪族アミンやジ
アミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホ
ン、メチレンビスオルソクロロアニリン等の芳香族アミ
ン、第2あるいは第3級アミン、さらには前述のエポキ
シ基含有ポリオール化合物[b]についての説明の項で
記載した酸無水物等より選択される。
【0049】さらに、ポリオール化合物(A)として、
イソシアネート基含有ポリオール化合物[c]を選択す
る場合は、硬化剤として,前述のポリオール化合物
[a]についての説明の項に記載した多価アルコール類
や、前述のエポキシ基含有ポリオール化合物[b]用の
硬化剤の項に記載したアミン類等より選択される。
【0050】ポリオール化合物(A)として、反応性官
能基が(メタ)アクリロイル基である(メタ)アクリロ
イル基含有ポリオール化合物[e]、あるいはウレタン
結合および(メタ)アクリロイル基含有ポリオール化合
物[f]を選択する場合は、通常は、硬化触媒であるベ
ンゾイルパーオキサイド、メチルアセトアセテートパー
オキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、アセ
チルアセトンパーオキサイド等の過酸化物や、光重合開
始剤である2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフ
ェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン、2−メチル−1−(4−メチルチオ)フェニル)−
2−モルフォリノプロパノン−1等より選択される。
【0051】本発明の樹脂組成物に、これらの硬化剤、
硬化触媒、光重合開始剤等を含有せしめる場合、それら
の含有量は、3−イソチアゾロン誘導体(B)の特性を
損なわず、かつ、有効な範囲で選択される。また、これ
らは1つのみを添加しても良く、あるいは複数を併用し
てもよい。
【0052】本発明の樹脂組成物には、この他、本発明
の趣旨を損なわない範囲で、充填剤、可塑剤、酸化防止
剤等を含有せしめてもよい。
【0053】本発明の樹脂組成物は、ポリオール化合物
(A)と、3−イソチアゾロン誘導体(B)とを必須成
分として含有し、種々の硬化剤、硬化触媒、光重合開始
剤によって、あるいは硬化のための成分なしに硬化し、
可撓性を有する成形物、塗料となる。なお、樹脂組成物
の構成(一液型か二液型か、あるいは、二液型の場合の
各液の成分構成等)や硬化条件(加熱、光照射等)は、
ポリオール化合物(A)と硬化のための成分との組合せ
に応じて選択される。
【0054】本発明の樹脂組成物の硬化物が極めて長期
間の防汚性を有するのは、3−イソチアゾロン誘導体
(B)が、ポリオール化合物(A)が硬化してできたマ
トリックス(高分子ゲル網目)に、ポリエーテル骨格と
の親和性によって良く保持されると共に、適当量が表面
へ移行し、溶出するためと考えられる。このようにし
て、2年もの長期に渡って付着生物の付着を防止でき
る。
【0055】本発明の構造物は、このような良好な防汚
性を有する前記本発明の樹脂組成物の硬化物を、その表
面の少なくとも1部、好ましくは水面あるいは水中に配
備される部位の全面に設けてなる構造物である。本発明
の構造物が対象とするものには、特に限定はなく、船舶
の船底部、ブイ、防舷材、マリンホース、桟橋の橋脚部
等の、特に水上あるいは水中で使用される各種の構造物
すべてを対とすることができる。
【0056】このような各種構造物の表面に前記樹脂組
成物の硬化物を配して、本発明の構造物とする方法には
特に限定はなく、接着剤等によって貼り付ける方法、基
材のまわりへ直接注型する方法等の公知の方法によれば
よい。
【0057】このような本発明の構造物においては、前
記樹脂組成物の硬化物の厚さは1mm以上である。硬化物
の厚さが1mm未満では、十分な防汚性を発揮することが
できない場合がある。なお、硬化物の厚さを3mm以上と
することにより、より良好な防汚性をより長期的に発揮
することができ、より好適な結果を得ることができる。
【0058】以上、本発明の樹脂組成物、およびそれを
用いた構造物について詳細に説明したが、本発明はこれ
に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、各種の変更および改良を行ってもよいのはもちろん
である。
【0059】
【実施例】以下に、実施例により、本発明を具体的に説
明する。 <実施例> ポリオール化合物(A)として下記〜 の各種のポリ
エーテルポリオールを合成あるいは用意した。これらの
ポリエーテルポリオール、および3−イソチアゾロン誘
導体(B)として4,5−ジクロロ−2−n−オクチル
イソチアゾリン−3−オンを用い、さらに、硬化剤等を
加え、表Aに示す配合組成の樹脂組成物を調製した。得
られた各樹脂組成物について、下記の試験評価を行なっ
た。結果は表に示した。
【0060】(ポリエーテルポリオール) 末端エポキシ基ポリエーテルポリオール:ポリプロ
ピレングリコール#1000(Mw=1000、旭ガラ
ス社製)1モルにヘキサヒドロ無水フタル酸2モルを反
応させ、さらに、エポキシ樹脂(828タイプ、住友化
学社製)2.5モルを反応させ、エポキシ基含有ポリエ
ーテルポリオールを合成した。この化合物のエポキシ当
量は約1000であった。
【0061】 ウレタン結合およびエポキシ基含有ポ
リエーテルポリオール:ポリテトラメチレングリコール
#2000(Mw=2000、三菱化成工業社製)1モ
ルにイソホロンジイソシアネート2モルを反応させ、さ
らに、グリシドール(ダイセル化学社製)2.1モルを
反応させ、ウレタン結合およびエポキシ基含有ポリエー
テルポリオールを合成した。この化合物のエポキシ当量
は1350であった。
【0062】 末端イソシアネート基ポリエーテルポ
リオール:市販のプレポリマーで、ポリエーテル系のハ
イプレンL−100(三井東圧化学社製)をそのまま使
用した。この化合物のイソシアネート%は4.2%であ
る。
【0063】 末端アクリロイル基ポリエーテルポリ
オール:ポリエチレングリコール#1000(関東化学
社製)1モルにアクリル酸2.1モルを反応させた。
【0064】 ウレタン結合およびアクリロイル基含
有ポリエーテルポリオール:ポリテトラメチレングリコ
ール#850(Mw=850、三菱化成工業社製)1モ
ルを4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート2.
05モルと反応させ、さらに、2−ヒドロキシエチルア
クリレート2.1モルを反応させ、ウレタン結合および
アクリロイル基含有ポリエーテルポリオールを合成し
【0065】(性能評価試験) 1)常態物性試験 各樹脂組成物を混練し、150×150×3mmのシー
ト状に加工した後、表Aに示す条件で硬化させた。それ
らの硬化物について、JIS K6301に準じて引張
試験を行ない(2号ダンベル状試験片使用)、引張応力
(M25)および伸び(EB )を算出した。
【0066】2)海中浸漬試験 各樹脂組成物を混練し、シート状に加工した後、表Aに
示す条件で硬化させた。それから、300×300×5
mmの試験片を得た。それらの試験片を、静岡県沼津市
内浦長浜沖(駿河湾内、岸壁より約10m)の水深約1
mの所に沈め、所定期間ごとに引上げ、海中生物の付着
の有無を、下記の基準で評価した。なお、この試験は、
1991年に開始した。
【0067】(生物の付着状態) A:全く付着が認められない状態 B:一度付着した跡が認められるが、その後欠落して付
着が進行しない状態 C:全面積の約1/3に付着が認められる状態 D:全面積の約1/2に付着が認められる状態 E:全面積に渡り、付着が認められる状態 この評価区分で、Aは最も好ましい状態と考えられる。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【表3】
【0071】(表A中の成分の説明) 4,5−ジクロロ−2−n−オクチルイソチアゾリン−
3−オン:ローム&ハース社製 イソホロンジアミン:ヒュルス社製 ジアミノジフェニルメタン:三井東圧化学社製 メチレンビスオルソクロロアニリン:イハラケミカル工
業社製 イルガキュア184:チバガイギー社製 メチルエチルケトンパーオキサイド:日本油脂社
【0072】
【発明の効果】本発明により、生態系への有機スズ化合
物の影響を避けながら、可撓性のある面への利用が可能
な素材や硬化後に複雑な曲面にも対応できる樹脂成形物
となる組成物であって、防汚効果を示すもの、およびこ
れを利用した構造物が提供されるようになる。従って、
本発明の樹脂組成物および構造物を、船舶の船底部、ブ
イ、防舷材、マリンホース、桟橋の橋脚部等の水中構造
物に利用することにより、それらへの水中生物の付着が
防止されるようになる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09D 171/02 C09D 171/02 175/06 175/06 175/08 175/08 (72)発明者 由 良 出 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム 株式会社 平塚製造所内 (56)参考文献 特開 平4−300806(JP,A) 特開 昭53−12937(JP,A) 特開 平2−138102(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 43/80 102 C08K 5/47 C08L 101/00 C09D 5/14 - 5/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオール化合物、エポキシ基含有ポリオ
    ール化合物、イソシアネート基含有ポリオール化合物、
    ウレタン結合およびエポキシ基含有ポリオール化合物、
    (メタ)アクリロイル基含有ポリオール化合物、および
    ウレタン結合および(メタ)アクリロイル基含有ポリオ
    ール化合物から選択される1種以上の、ポリエーテル骨
    格を分子内に有するポリオール化合物(A)と、下記式
    で示される3−イソチアゾロン誘導体(B)とを含有
    し、その含有割合は、前記ポリオール化合物(A)10
    0重量部に対して前記3−イソチアゾロン誘導体(B)
    が3〜50重量部であることを特徴とする防汚性樹脂組
    成物。 【化1】 (上記式中、X1 およびX2 は、それぞれ単独に、水
    素、ハロゲン、または炭素数1〜4個の直鎖または分岐
    を有するアルキル基であり、 Yは、置換基を有さない直鎖または分岐を有する炭素数
    1〜14個のアルキル基、非置換あるいは置換基として
    ハロゲンまたは低級アルキルを有する炭素数1〜9個の
    アラルキル基、または非置換あるいは置換基としてフェ
    ノキシ、ヒドロキシ、トリハロメチル、ハロゲン、低級
    アルキル、低級アルコキシを有する炭素数1〜9個のア
    リール基である。)
  2. 【請求項2】前記ポリオール化合物(A)が、エポキシ
    基含有ポリオール化合物、イソシアネート基含有ポリオ
    ール化合物、(メタ)アクリロイル基含有ポリオール化
    合物、およびウレタン結合および(メタ)アクリロイル
    基含有ポリオール化合物から選択される1種以上である
    請求項1に記載の防汚性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の防汚性樹脂組成
    物にさらに硬化剤を添加してなる防汚性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の防汚性
    脂組成物を硬化させてなる厚さ1mm以上の硬化物を、そ
    の表面の少なくとも一部に有する構造物。
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