JPH06322294A - 防汚塗料 - Google Patents
防汚塗料Info
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- JPH06322294A JPH06322294A JP5106630A JP10663093A JPH06322294A JP H06322294 A JPH06322294 A JP H06322294A JP 5106630 A JP5106630 A JP 5106630A JP 10663093 A JP10663093 A JP 10663093A JP H06322294 A JPH06322294 A JP H06322294A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 本発明は船舶、橋梁、海上タンクなどの海
中構造物や定置網、養殖網など魚網の海中没入部分によ
る構造物の腐食や船舶の航行の速度の低下、網目閉塞に
よる魚網の被害防止を防止すると共に、環境汚染、安全
衛生の面でも問題のない汚染塗料の提供を目的とするも
のである。 【構成】 本発明の防汚塗料は、Ａ）皮膜形成性樹脂
100重量部、Ｂ）オキシアキレン基およびパーフルオロ
アルキル基を有するオルガノポリシロキサン 0.1〜50重
量部からなることを特徴とするものである。
中構造物や定置網、養殖網など魚網の海中没入部分によ
る構造物の腐食や船舶の航行の速度の低下、網目閉塞に
よる魚網の被害防止を防止すると共に、環境汚染、安全
衛生の面でも問題のない汚染塗料の提供を目的とするも
のである。 【構成】 本発明の防汚塗料は、Ａ）皮膜形成性樹脂
100重量部、Ｂ）オキシアキレン基およびパーフルオロ
アルキル基を有するオルガノポリシロキサン 0.1〜50重
量部からなることを特徴とするものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は防汚塗料、特には海中構
造物や魚網などの腐蝕を防止し、網目閉塞を防止するよ
うにした防汚塗料に関するものである。
造物や魚網などの腐蝕を防止し、網目閉塞を防止するよ
うにした防汚塗料に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】船舶、橋梁、海上タンクなどの海中構造
物や定置網、養殖網など魚網の海中没入部分にはフジツ
ボ、カキ、ホヤ、フサコケムシ、アオサ、アオノリなど
の海中生物が多数付着し、構造物体の腐食や船舶航行速
度の低下、網目閉塞のための潮通し不良による魚類の大
量へい死などの大きな被害を発生させるため、これには
一般に防汚塗料を用いた防止方法が行なわれている。
物や定置網、養殖網など魚網の海中没入部分にはフジツ
ボ、カキ、ホヤ、フサコケムシ、アオサ、アオノリなど
の海中生物が多数付着し、構造物体の腐食や船舶航行速
度の低下、網目閉塞のための潮通し不良による魚類の大
量へい死などの大きな被害を発生させるため、これには
一般に防汚塗料を用いた防止方法が行なわれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかして、この海洋生
物の付着、繁殖を防止する目的では、有機すず化合物や
亜酸化銅などの毒性防汚剤を配合した防汚塗料が塗装さ
れているのであるが、これらの防汚剤は海水に溶解して
魚介類や人体にまで悪影響を及ぼすために、これは環境
汚染、安全衛生の面から社会問題になってきており、こ
の対策が検討されている。
物の付着、繁殖を防止する目的では、有機すず化合物や
亜酸化銅などの毒性防汚剤を配合した防汚塗料が塗装さ
れているのであるが、これらの防汚剤は海水に溶解して
魚介類や人体にまで悪影響を及ぼすために、これは環境
汚染、安全衛生の面から社会問題になってきており、こ
の対策が検討されている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決した防汚塗料に関するものであり、これはＡ）
皮膜形成性樹脂 100重量部、Ｂ）オキシアルキレン基お
よびパーフルオロアルキル基を有するオルガノポリシロ
キサン 0.1〜50重量部とからなることを特徴とするもの
である。
点を解決した防汚塗料に関するものであり、これはＡ）
皮膜形成性樹脂 100重量部、Ｂ）オキシアルキレン基お
よびパーフルオロアルキル基を有するオルガノポリシロ
キサン 0.1〜50重量部とからなることを特徴とするもの
である。
【０００５】すなわち、本発明者らは環境汚染、安全衛
生面から問題のない防汚塗料を開発すべく種々検討した
結果、これについてはアクリル酸エステル、スチレン、
酢酸ビニル、エチレン、プロピレンなどの重合体やポリ
エステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂などの皮膜形成
性樹脂にポリオキシアルキレン基とパーフルオロアルキ
ル基を含有するオルガノポリシロキサンを添加したもの
を防汚塗料とすると、このものは被付着物に高い撥水性
と防汚性を与えるので、これを高い防汚性をもつものと
することができることを見出し、ここに使用する皮膜形
成性樹脂、オルガノポリシロキサンの種類、これらの配
合比などについての研究を進めて本発明を完成させた。
以下にこれをさらに詳述する。
生面から問題のない防汚塗料を開発すべく種々検討した
結果、これについてはアクリル酸エステル、スチレン、
酢酸ビニル、エチレン、プロピレンなどの重合体やポリ
エステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂などの皮膜形成
性樹脂にポリオキシアルキレン基とパーフルオロアルキ
ル基を含有するオルガノポリシロキサンを添加したもの
を防汚塗料とすると、このものは被付着物に高い撥水性
と防汚性を与えるので、これを高い防汚性をもつものと
することができることを見出し、ここに使用する皮膜形
成性樹脂、オルガノポリシロキサンの種類、これらの配
合比などについての研究を進めて本発明を完成させた。
以下にこれをさらに詳述する。
【０００６】
【作用】本発明は防汚塗料に関するものであり、これは
前記したように皮膜形成性樹脂100重量部とオキシアル
キレン基とパーフルオロアルキル基を有するオルガノポ
リシロキサン 0.1〜50重量部とからなることを特徴とす
るものであるが、このものは海中構造物や魚網などに塗
布し、硬化させると、この硬化膜が高い撥水性と防汚性
をもっており、この被処理物が長期にわたって高い防汚
性を示すので構造物の腐蝕や魚網の網目閉塞もなくなる
し、このものは毒性もないので環境汚染や安全性からも
問題がなくなるという有利性を与える。
前記したように皮膜形成性樹脂100重量部とオキシアル
キレン基とパーフルオロアルキル基を有するオルガノポ
リシロキサン 0.1〜50重量部とからなることを特徴とす
るものであるが、このものは海中構造物や魚網などに塗
布し、硬化させると、この硬化膜が高い撥水性と防汚性
をもっており、この被処理物が長期にわたって高い防汚
性を示すので構造物の腐蝕や魚網の網目閉塞もなくなる
し、このものは毒性もないので環境汚染や安全性からも
問題がなくなるという有利性を与える。
【０００７】本発明の防汚塗料はＡ）皮膜形成性樹脂と
Ｂ）オルガノポリシロキサンとからなるものであるが、
このＡ）成分としての皮膜形成性樹脂としては不溶マト
リックス形防汚塗料用樹脂または一般の有機重合体から
なる防汚塗料用樹脂を用いることができる。この前者の
ものとしてはスチレン−ブタジエン系、塩化ビニル系の
樹脂が例示され、後者のものとしてはアクリルまたはメ
タクリル酸エステル、スチレン、酢酸ビニル、エチレ
ン、プロピレンなどの重合体またこれらの共重合体、ポ
リウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、尿素樹脂、アルキッド樹脂およびこれらの樹脂誘導
体などが例示されるが、これらの分子量は強度を十分に
維持できる大きさであればよく、特に制限はない。
Ｂ）オルガノポリシロキサンとからなるものであるが、
このＡ）成分としての皮膜形成性樹脂としては不溶マト
リックス形防汚塗料用樹脂または一般の有機重合体から
なる防汚塗料用樹脂を用いることができる。この前者の
ものとしてはスチレン−ブタジエン系、塩化ビニル系の
樹脂が例示され、後者のものとしてはアクリルまたはメ
タクリル酸エステル、スチレン、酢酸ビニル、エチレ
ン、プロピレンなどの重合体またこれらの共重合体、ポ
リウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、尿素樹脂、アルキッド樹脂およびこれらの樹脂誘導
体などが例示されるが、これらの分子量は強度を十分に
維持できる大きさであればよく、特に制限はない。
【０００８】つぎにここに使用されるオルガノポリシロ
キサンはオキシアルキレン基とパーフルオロアルキル基
を含有するものとすることが必要とされるが、これには
下記の一般式（Ｉ）、（II）で示されるものが例示され
る。この一般式（Ｉ）は式
キサンはオキシアルキレン基とパーフルオロアルキル基
を含有するものとすることが必要とされるが、これには
下記の一般式（Ｉ）、（II）で示されるものが例示され
る。この一般式（Ｉ）は式
【化６】 で示され、このＲｆは炭素数１〜30のパーフルオロアル
キル基でエーテル結合を１個以上含んでもよいものであ
り、Ｑはポリエチレングリコール鎖およびポリプロピレ
ングリコール鎖から選ばれるポリエーテル鎖、Ｒは水素
原子、炭素数１〜４のアルキル基または炭素数２〜３の
アシル基、ｌ、ｍはそれぞれ０または１の整数、ｎは１
〜３の整数であるものであるが、このものは特開平3-4
7,190号、特開平4-99,780号公報に開示されている方法
で合成したものとすればよい。
キル基でエーテル結合を１個以上含んでもよいものであ
り、Ｑはポリエチレングリコール鎖およびポリプロピレ
ングリコール鎖から選ばれるポリエーテル鎖、Ｒは水素
原子、炭素数１〜４のアルキル基または炭素数２〜３の
アシル基、ｌ、ｍはそれぞれ０または１の整数、ｎは１
〜３の整数であるものであるが、このものは特開平3-4
7,190号、特開平4-99,780号公報に開示されている方法
で合成したものとすればよい。
【０００９】また、この一般式（II）は式 M2DaDb PEFc・・・（II） で示されるもので、Ｍはけい素原子に結合した酸素原子
を有する一官能性シロキサン単位で、一般式
を有する一官能性シロキサン単位で、一般式
【化７】 で示され、Ｒ1 、Ｒ2 、Ｒ3 は低数アルキル基または−
Ｘ−Ｑ−Ｒ（Ｘは２価の有機基、Ｑ、Ｒは前記に同じ）
とされるものであり、アルキル基は通常メチル基とされ
るものである。
Ｘ−Ｑ−Ｒ（Ｘは２価の有機基、Ｑ、Ｒは前記に同じ）
とされるものであり、アルキル基は通常メチル基とされ
るものである。
【００１０】また、このＤはけい素原子に結合した２個
の酸素原子を有する二官能性シロキサン単位で一般式
の酸素原子を有する二官能性シロキサン単位で一般式
【化８】 で示され、Ｒ4 、Ｒ5 はアルキル基、アルケニル基また
はアリール基で、通常はメチル基、ビニル基、フェニル
基などから選ばれる基であり、このＤPEはオキシアルキ
レン基を含む二官能性シロキサン単位で、式
はアリール基で、通常はメチル基、ビニル基、フェニル
基などから選ばれる基であり、このＤPEはオキシアルキ
レン基を含む二官能性シロキサン単位で、式
【化９】 で示され、Ｒ6 はアルキル基で通常はメチル基とされる
もので、Ｘ、Ｑ、Ｒは前記したものと同じものであり、
このＦはパーフルオロアルキル基を含む二官能性シロキ
サン単位で、式
もので、Ｘ、Ｑ、Ｒは前記したものと同じものであり、
このＦはパーフルオロアルキル基を含む二官能性シロキ
サン単位で、式
【化１０】 で示され、Ｒ7 はアルキル基、Ｘ、Ｒｆは前記に同じも
のである。
のである。
【００１１】また、このオルガノポリシロキサンはその
分子中にオキシアルキレン基およびパーフルオロアルキ
ル基を含有しているので、これを添加した皮膜形成性樹
脂を塗布し、硬化させた硬化膜は高い撥水性と防汚性を
示すが、このものは全く毒性をもっていないのでこの硬
化膜は環境汚染を起こすことがないし、安全面からも全
く問題のないものとなる。このオルガノポリシロキサン
の皮膜形成性樹脂に対する配合量は、皮膜形成性樹脂 1
00重量部に対し、 0.1重量部未満では少量すぎてこれに
高い撥水性、防汚性を付与することができず、50重量部
を超えると形成された皮膜の機械的強度および硬度の低
下が著しくなるという不利がもたらされるので、 0.1〜
50重量部の範囲とすることが必要とされるが、この好ま
しい範囲は５〜30重量部とされる。
分子中にオキシアルキレン基およびパーフルオロアルキ
ル基を含有しているので、これを添加した皮膜形成性樹
脂を塗布し、硬化させた硬化膜は高い撥水性と防汚性を
示すが、このものは全く毒性をもっていないのでこの硬
化膜は環境汚染を起こすことがないし、安全面からも全
く問題のないものとなる。このオルガノポリシロキサン
の皮膜形成性樹脂に対する配合量は、皮膜形成性樹脂 1
00重量部に対し、 0.1重量部未満では少量すぎてこれに
高い撥水性、防汚性を付与することができず、50重量部
を超えると形成された皮膜の機械的強度および硬度の低
下が著しくなるという不利がもたらされるので、 0.1〜
50重量部の範囲とすることが必要とされるが、この好ま
しい範囲は５〜30重量部とされる。
【００１２】なお、本発明の防汚塗料は前記したように
皮膜形成性樹脂にオキシアルキレン基とパーフルオロア
ルキル基を含有するオルガノポリシロキサンとからなる
ものとされるが、この塗料を海中構造物や魚網に塗布す
る時にこの被処理面にこれを粘着させるための粘着性樹
脂、このものの流動性を改質するための流動改質剤、顔
料さらには有機溶剤などを添加することは任意とされる
が、これらはいずれも公知のものを所要量添加すればよ
い。
皮膜形成性樹脂にオキシアルキレン基とパーフルオロア
ルキル基を含有するオルガノポリシロキサンとからなる
ものとされるが、この塗料を海中構造物や魚網に塗布す
る時にこの被処理面にこれを粘着させるための粘着性樹
脂、このものの流動性を改質するための流動改質剤、顔
料さらには有機溶剤などを添加することは任意とされる
が、これらはいずれも公知のものを所要量添加すればよ
い。
【００１３】
【実施例】つぎに本発明の実施例、比較例をあげるが、
例中の部は重量部を示したものである。 実施例１〜３ 皮膜形成性樹脂としてのアクリル樹脂・アクリディック
Ａ801 ［大日本インキ化学工業（株）製商品名］、次式
例中の部は重量部を示したものである。 実施例１〜３ 皮膜形成性樹脂としてのアクリル樹脂・アクリディック
Ａ801 ［大日本インキ化学工業（株）製商品名］、次式
【化１１】 で示されるポリエーテル変性含フッ素シリコーンオイル
［信越化学工業（株）製］、粘着付与樹脂・ポリブテン
［出光石油化学（株）製商品名］、流動性改質剤・デイ
スパロン4110［楠本化成（株）製商品名］、顔料・ベン
カラおよび有機溶剤・キシレンを表１に量で配合して防
汚塗料３種を調製し、これを20cm×20cmの銅板に塗布
し、硬化させ、この銅版を海中（水深1.5m）に浸漬し、
付着した動植物の量を観測してその汚染効果を評価した
ところ、後記する表２に示したとおりの結果が得られ
た。
［信越化学工業（株）製］、粘着付与樹脂・ポリブテン
［出光石油化学（株）製商品名］、流動性改質剤・デイ
スパロン4110［楠本化成（株）製商品名］、顔料・ベン
カラおよび有機溶剤・キシレンを表１に量で配合して防
汚塗料３種を調製し、これを20cm×20cmの銅板に塗布
し、硬化させ、この銅版を海中（水深1.5m）に浸漬し、
付着した動植物の量を観測してその汚染効果を評価した
ところ、後記する表２に示したとおりの結果が得られ
た。
【００１４】実施例１〜３で使用したポリエーテル変性
含フッ素シリコーンオイルの代わりに、式
含フッ素シリコーンオイルの代わりに、式
【化１２】 で示されるポリエーテル変性含フッ素シリコーンオイル
を用いたほかは実施例１〜３と同様に処理し、表１に示
した配合で防汚塗料を作り、同様の方法で評価したとこ
ろ、後記する表２に示したとおりの結果が得られた。
を用いたほかは実施例１〜３と同様に処理し、表１に示
した配合で防汚塗料を作り、同様の方法で評価したとこ
ろ、後記する表２に示したとおりの結果が得られた。
【００１５】比較例１〜２ 実施例で使用したポリエーテル変性含フッ素シリコーン
の代わりに、式
の代わりに、式
【化１３】 で示されるポリエーテル変性シリコーンオイル・ＫＦ35
4 ［信越化学工業（株）製商品名］を30部添加したほか
は表１に示した配合で防汚塗料を作り、（比較例１）、
これにさらに公知の防汚剤・トリブチルすずフロライド
22部を添加して防汚塗料を作り（比較例２）、これらに
ついての防汚効果を実施例と同じ方法でしらべたとこ
ろ、表２に示したとおりの結果が得られた。
4 ［信越化学工業（株）製商品名］を30部添加したほか
は表１に示した配合で防汚塗料を作り、（比較例１）、
これにさらに公知の防汚剤・トリブチルすずフロライド
22部を添加して防汚塗料を作り（比較例２）、これらに
ついての防汚効果を実施例と同じ方法でしらべたとこ
ろ、表２に示したとおりの結果が得られた。
【００１６】
【表１】
【表２】
【００１７】
【発明の効果】本発明は防汚塗料に関するものであり、
これは前記したようにＡ）皮膜形成性樹脂 100重量部、
Ｂ）オキシアルキレン基およびパーフルオロアルキル基
を有するオルガノポリシロキサン 0.1〜50重量部とから
なることを特徴とするものであるが、このものはこれを
海中構造物や魚網などに塗布し、硬化させると、この硬
化膜が高い撥水性と防汚性を示すので、この被処理物が
長期にわたってすぐれた防汚性を示すし、この海中構造
物は腐蝕しなくなり、魚網も網目閉塞することがなくな
るので、長期間使用できるようになり、このものはさら
に毒性をもなく、安全なものであるので環境汚染や安全
性にも問題がなくなるという有利性を与える。
これは前記したようにＡ）皮膜形成性樹脂 100重量部、
Ｂ）オキシアルキレン基およびパーフルオロアルキル基
を有するオルガノポリシロキサン 0.1〜50重量部とから
なることを特徴とするものであるが、このものはこれを
海中構造物や魚網などに塗布し、硬化させると、この硬
化膜が高い撥水性と防汚性を示すので、この被処理物が
長期にわたってすぐれた防汚性を示すし、この海中構造
物は腐蝕しなくなり、魚網も網目閉塞することがなくな
るので、長期間使用できるようになり、このものはさら
に毒性をもなく、安全なものであるので環境汚染や安全
性にも問題がなくなるという有利性を与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樽見 康郎 群馬県碓氷郡松井田町大字人見１番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 服部 恭裕 東京都千代田区大手町二丁目６番１号 信 越化学工業株式会社本社内
Claims (3)
- 【請求項１】 Ａ）皮膜形成性樹脂 100重量部 Ｂ）オキシアルキレン基およびパーフルオロアルキル基を有するオルガノポリシ ロキサン 0.1〜50重量部 とからなることを特徴とする防汚塗料。
- 【請求項２】Ｂ）成分としてのオルガノポリシロキサン
が一般式（Ｉ） 【化１】 （ここにＲｆはエーテル結合を１個以上含んでいてもよ
い炭素数１〜30のパーフルオロアルキル基、Ｑはポリエ
チレングリコール鎖およびポリプロピレングリコール鎖
から選ばれる少なくとも１種のポリエーテル基、Ｒは水
素原子、炭素数１〜４のアルキル基または炭素数２〜３
のアシル基、ｌ、ｍはそれぞれ０または１の整数、ｎは
０〜３の整数）で示されるものである請求項１に記載し
た防汚塗料。 - 【請求項３】Ｂ）成分としてのオルガノポリシロキサン
が一般式（II） M2DaDb PEFc・・・（II） ｛ここにＭは一般式 【化２】 ［Ｒ1 、Ｒ2 、Ｒ3 はアルキル基または−Ｘ−Ｑ−Ｒ
（Ｘは２価の有機基、Ｑ、Ｒは前記に同じ）で示される
基］で示されるけい素原子に結合した１個の酸素原子を
有する一官能性シロキサン単位、Ｄは一般式 【化３】 （Ｒ4 、Ｒ5 はアルキル基、アルケニル基またはアリー
ル基）で示されるけい素原子に結合した２個の酸素原子
を有する二官能性シロキサン単位、ＤPEは一般式 【化４】 （Ｒ6 はアルキル基、Ｘ、Ｑ、Ｒは前記に同じ）で示さ
れるオキシアルキレン基を含む二官能性シロキサン単
位、Ｆは一般式 【化５】 （Ｒ7 はアルキル基、Ｘ、Ｒｆは前記に同じ）で示され
るパーフルオロアルキル基を含む二官能性シロキサン単
位｝である請求項１に記載した防汚塗料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5106630A JP2865518B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 防汚塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5106630A JP2865518B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 防汚塗料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06322294A true JPH06322294A (ja) | 1994-11-22 |
| JP2865518B2 JP2865518B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=14438440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5106630A Expired - Fee Related JP2865518B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 防汚塗料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2865518B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001060923A1 (fr) * | 2000-02-21 | 2001-08-23 | Daikin Industries, Ltd. | Composition de resine permettant d'empecher la fixation d'organismes aquatiques ou de substances physiologiques |
| JP2003201375A (ja) * | 2002-01-08 | 2003-07-18 | Sumitomo Seika Chem Co Ltd | ポリオレフィン系樹脂組成物 |
| JP2004531600A (ja) * | 2001-03-21 | 2004-10-14 | アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ | 弗素化アルキル−又はアルコキシ−含有ポリマー又はオリゴマーを含む付着防止組成物 |
| US6899955B2 (en) | 2000-06-06 | 2005-05-31 | International Coatings Limited | Antifouling coating composition comprising a fluorinated resin |
| US7664434B2 (en) * | 2004-12-28 | 2010-02-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Charging member, process cartridge and electrophotographic apparatus |
| WO2013092681A1 (en) | 2011-12-22 | 2013-06-27 | Akzo Nobel Coatings International B.V. | A process of selecting and applying a protective coating |
| JP2013237824A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-28 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 含フッ素アルコール化合物を含む硬化性組成物 |
| JP2016210844A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | 住鉱潤滑剤株式会社 | 汚れ付着防止剤組成物 |
| JP2021070719A (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 信越化学工業株式会社 | 塗料添加剤、塗料組成物、及びコーティング層 |
| WO2021084881A1 (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 信越化学工業株式会社 | 水系塗料用添加剤、水系塗料組成物、及びコーティング層 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010254832A (ja) | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 防汚塗料組成物及び防汚方法 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP5106630A patent/JP2865518B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| WO2001060923A1 (fr) * | 2000-02-21 | 2001-08-23 | Daikin Industries, Ltd. | Composition de resine permettant d'empecher la fixation d'organismes aquatiques ou de substances physiologiques |
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