JP2001511163A - ヘキサメチレンジアミンと2−アミノメチルシクロペンチルアミンを含有する混合物から2−アミノメチルシクロペンチルアミンを分離する方法 - Google Patents

ヘキサメチレンジアミンと2−アミノメチルシクロペンチルアミンを含有する混合物から2−アミノメチルシクロペンチルアミンを分離する方法

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Abstract

(57)【要約】 水の存在下において蒸留することにより分離を行なうことを特徴とする、ヘキサメチレンジアミンと2−アミノメチルシクロペンチルアミンを含有する混合物から2−アミノメチルシクロペンチルアミンを分離する方法。

Description

【発明の詳細な説明】 ヘキサメチレンジアミンと2−アミノメチルシクロペンチルアミンを 含有する混合物から2−アミノメチルシクロペンチルアミンを分離 する方法 本発明は2−アミノメチルシクロペンチルアミン(AMCPA)とヘキサメチ レンジアミンを含有する混合物からAMCPAを分離する方法に関する。 例えばニッケル、コバルト、鉄、ロジウムまたはルテニウムのような金属を基 礎とする触媒の存在下に、アジポニトリルを完全に水素添加し、または部分的に 水素添加して、ヘキサメチレンジアミンをもたらすことは、例えば1988年、 ワインハイムのVCHフェルラーク社刊、K.ヴァイセルメル、H.J.アルペ 編「インドゥストリエレ、オルガニッシェン、ヘミー」第3版、266頁、US −A4601859号、同2762835号、同2208598号各明細書、D E−A848654号、同954416号、同4235466号各公報、US− A3696153号明細書、DE−A19500222号公報、WO92/21 650号公報および独国特願19548289.1号明細書から公知である。 この水素添加方法における副生成物は、ヘキサメチレンイミン(HMI)、1 ,2−ジアミノシクロヘキサン(DACH)およびAMCPAを含有する。 US−A3696153号明細書は、上記方法により得られるヘキサメチレン ジアミンが、副生成物としてAMCPAを含有し、これらの混合物からAMCP Aを分離することが極めて困難であることを開示している。 本発明の目的は、本質的にヘキサメチレンジアミンとAMCPAを含有する混 合物から、技術的に簡単であり、かつ経済的な態様で、AMCPAを分離する方 法を提供することである。 しかるに、この目的は、水の存在下において蒸留することにより分離を行なう ことを特徴とする、ヘキサメチレンジアミンとAMCPAを含有する混合物から AMCPAを分離する方法により達成されることが本発明者らにより見出され た。 アジポニトリルの部分的もしくは完全な水素添加は、公知方法、例えば上述の US−A4601859号、同2762835号、同2208598号各明細書 、DE−A848654号、同954416号、同4235466号各公報、U S−A3696153号明細書、DE−A19500222号公報、WO92/ 21650号公報に記載されたいずれの方法においても、水素添加は、一般的に ニッケル、コバルト、鉄またはルテニウムを含有する触媒の存在下において行な われ得る。 ここで使用される触媒は、担持触媒でも非担持触媒でもよい。使用され得る担 体は、例えば、酸化アルミニウム、二酸化珪素、二酸化チタン、酸化マグネシウ ム、活性炭素、スピネルである。非担持触媒の例としては、ラニーニッケル、ラ ニーコバルトが挙げられる。 この水素添加により、ヘキサメチレンジアミンとAMCPAを含有し、かつ6 −アミノカプロニトリルおよびアジポニトリルを含有しまたは含有しない混合物 がもたらされる。 ヘキサメチレンジアミンとAMCPAを本質的に含有する混合物の分離は、公 知の態様で、例えば上記のDE−A19500222号公報、独国特願1954 8289.1号明細書に記載されているように、蒸留塔または劃壁を有する側流 取出しカラム(ペトリュークカラム)において蒸留することにより、AMCPA 除去における下流精製カラムの凝縮温度が、比較的高く、従って凝縮し易いよう に行なわれ得る。低沸点DACH(もし存在するならば)は、AMCPAと共に 分離するのが好ましいが、DACHの除去は別個のカラムの塔頂においても行な われ得る。 本発明方法によるヘキサメチレンジアミンの精製は、例えばHMIのような低 沸点分(もし存在するならば)の完全な、もしくは部分的な除去により行なうの が好ましい。 ヘキサメチレンジアミンとAMCPAを含有する混合物の場合、ヘキサメチレ ンジアミンに対するAMCPAの予備分離重量割合は、一般的に10から100 00ppm、ことに100から1000ppmの範囲(本発明方法はこの 範囲により限定されるものではないが)である。 上記混合物からのAMCPAの分離は、40から250℃の塔底温度をもたら すべき1から1100ミリバール、ことに1から500ミリバールの圧力におけ る蒸留により行なうのが有利である。 蒸留は、網目板塔、泡鐘塔、充填塔のように、例えば、1979年、ニューヨ ークのジョーン、ウィリィ、アンド、サンズ社刊、カークーオトマー編「エンサ イクロピーディア、オブ、ケミカル、テクノロジー」(第3版)7巻、870− 881頁に記載されている慣用装置により行なわれ得る。 理論棚ごとに、1ミリバール未満、ことに0.5ミリバール未満の圧力降下を もたらす蒸留塔を使用するのが、ことに有利である。 ことに適当な蒸留塔は、金属製充填体、ことに網状充填体を有する充填塔であ る。 本発明方法において、蒸留混合物には、水を、ことに上記混合物に対して0. 01から10重量%、ことに0.1から5重量%の割合の水を添加するのが好ま しい。 この水は、蒸留の前、またはその間に、カラム、好ましくは給送点下方部分、 ことに塔底部分において蒸留混合物に添加するのが好ましい。 本発明方法において、ヘキサメチレンジアミンとAMCPAを含有する混合物 中にDACHおよび低沸点分が存在する場合、AMCPAと水(もし存在する場 合には)が塔頂生成物として得られる。 本発明方法は、複数の、例えば2もしくは3個の蒸留塔で行なわれ得るが、単 一の蒸留塔で行なうのが好ましい。 ヘキサメチレンジアミンは、アジピン酸のようなジカルボン酸で処理して、工 業的に重要な重合体になされ得る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年1月26日(1999.1.26) 【補正内容】 請求の範囲 1.1から1100ミリバールの圧力、40から250℃の塔底温度において 、蒸留混合物に対して0.1から10重量%の水の存在下において蒸留すること により分離を行なうことを特徴とする、ヘキサメチレンジアミンと2−アミノメ チルシクロペンチルアミンを含有する混合物から2−アミノメチルシクロペンチ ルアミンを分離する方法。 2.蒸留装置として蒸留塔を使用することを特徴とする、請求項1の方法。 3.蒸留装置として充填塔を使用することを特徴とする、請求項1または2の 方法。 4.蒸留装置として各理論棚段ごとに1ミリバール未満の圧力降下をもたらす 蒸留塔を使用することを特徴とする、請求項1から3のいずれかの方法。 5.ヘキサメチレンジアミンに対する2−アミノメチルシクロペンチルアミン の分離前の重量割合が、1から10000ppmの範囲であることを特徴とする 、請求項1から4のいずれかの方法。 6.ヘキサメチレンジアミンと2−アミノメチルシクロペンチルアミンを含有 する混合物から、アミノメチルシクロペンチルアミンを分離することにより、ヘ キサメチレンジアミンに対して0から100ppmの範囲における重量割合の2 −アミノメチルシクロペンチルアミンを含有するヘキサメチレンジアミンの製造 方法であって、請求項1から5のいずれかの製造工程を有することを特徴とする 方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AU ,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,GE,HU, ID,IL,JP,KR,KZ,LT,LV,MX,N O,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,TR ,UA,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水の存在下において蒸留することにより分離を行なうことを特徴とする、 ヘキサメチレンジアミンと2−アミノメチルシクロペンチルアミンを含有する混 合物から2−アミノメチルシクロペンチルアミンを分離する方法。 2.蒸留装置として蒸留塔を使用することを特徴とする、請求項1の方法。 3.蒸留装置として充填塔を使用することを特徴とする、請求項1または2の 方法。 4.蒸留装置として各理論棚段ごとに1ミリバール未満の圧力降下をもたらす 蒸留塔を使用することを特徴とする、請求項1から3のいずれかの方法。 5.ヘキサメチレンジアミンに対する2−アミノメチルシクロペンチルアミン の分離前の重量割合が、1から10000ppmの範囲であることを特徴とする 、請求項1から4のいずれかの方法。 6.ヘキサメチレンジアミンに対する2−アミノメチルシクロペンチルアミン の分離後の重量割合が、0から100ppmの範囲であることを特徴とする、請 求項1から5のいずれかの方法。
JP53367398A 1997-02-07 1998-01-17 ヘキサメチレンジアミンと2−アミノメチルシクロペンチルアミンを含有する混合物から2−アミノメチルシクロペンチルアミンを分離する方法 Pending JP2001511163A (ja)

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DE19704618A DE19704618A1 (de) 1997-02-07 1997-02-07 Verfahren zur Abtrennung von 2-Aminomethylcyclopentylamin aus einer Mischung enthaltend Hexamethylendiamin und 2-Aminomethylcyclopentylamin
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