JP2001511166A - ヘキサメチレンジアミンを含有する混合物からこれを回収する方法 - Google Patents

ヘキサメチレンジアミンを含有する混合物からこれを回収する方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、以下の組成分、すなわち(I)ヘキサメチレンジアミン、(III)ヘキサメチレンイミン、(IV)2−アミノメチルシクロペンチルアミンおよび1,2−ジアミノシクロヘキサンから成る群から選択される化合物、(V)イミン、(VI)アジポニトリルおよび6−アミノカプロニトリルを含有する混合物(II)から、(a)混合物(II)を蒸留して、(a1)本質的に化合物(III)を含有する低沸点留分、(a2)化合物(I)、(IV)および(V)を含有する中間沸点留分(VII)、および(a3)化合物(V)と(VI)を含有する高沸点留分をもたらし、(b)混合物(VII)を蒸留して、(b1)本質的に化合物(IV)を含有する塔頂生成物、および(b2)化合物(I)および(V)を含有する塔底生成物としての混合物(VIII)をもたらし、(c)混合物(VIII)を蒸留して、(c1)塔頂生成物としての化合物(I)、および(c2)本質的に化合物(V)部分を含有する塔底生成物をもたらすことにより、ヘキサメチレンジアミン(I)を回収する方法。

Description

【発明の詳細な説明】 ヘキサメチレンジアミンを含有する混合物から これを回収する方法 本発明は、以下の組成分、すなわち (I)ヘキサメチレンジアミン、 (III)ヘキサメチレンイミン、 (IV)2−アミノメチルシクロペンチルアミンおよび1,2−ジアミノシク ロヘキサンから成る群から選択される化合物、 (V)イミン、 (VI)アジポニトリルおよび6−アミノカプロニトリルを含有する混合物( II)から、 (a)混合物(II)を蒸留して、 (a1)本質的に化合物(III)を含有する低沸点留分、 (a2)化合物(I)、(IV)および(V)を含有する中間沸点留分( VII)、および (a3)化合物(V)と(VI)を含有する高沸点留分をもたらし、 (b)混合物(VII)を蒸留して、 (b1)本質的に化合物(IV)を含有する塔頂生成物、および (b2)化合物(I)および(V)を含有する塔底生成物としての混合物 (VIII)をもたらし、 (c)混合物(VIII)を蒸留して、 (c1)塔頂生成物としての化合物(I)、および (c2)本質的に化合物(V)部分を含有する塔底生成物をもたらすこと により、ヘキサメチレンジアミン(I)を回収する方法。 例えば、VCHフェルラーク社刊、K.ヴァイセルメル−H.J.アルペ編「 インドゥストリエレ、オルガニッシェ、ヘミー」第4版、270頁から、鉄、コ バルトまたはニッケル触媒の存在下にアジポニトリルを完全に水素添加するこ とによりファイバー中間生成物ヘキサメチレンジアミンを形成することは公知で ある。 アジポニトリルのヘキサメチレンジアミンへの定量的転化の結果、水素添加流 出液は、本質的にアジポニトリルも6−アミノカプロニトリルも含有しない。 ヘキサメチレンジアミンは、例えばGB−A−731819号公報に記載され ているような蒸留、またはUS−A−4282381号明細書に記載されている ような晶出によりファイバーグレードの品質まで精製され得る。 また、例えばUS−A−46018591号、同2762835号、同220 8598号各明細書、DE−A−848654号、同4446893号、954 416号、4235466号各公報、WO92/2160号、DE−A−195 00222号、または独国特願19548289.1号明細書に記載された方法 により、ニッケル、コバルト、鉄、ルテニウムまたはロジウム触媒の存在下に、 アジポニトリルを部分的に水素添加して、二種類のファイバー中間生成物、6− アミノカプロニトリルとヘキサメチレンジアミンおよびさらに未転化アジポニト リルを含有する混合物を形成することも公知である。 この6−アミノカプロニトリルは、環化によりカプロラクタムとすることがで き、あるいはまた重合させて、直接、ナイロン−6を形成することもできる。 この部分的水素添加は、ヘキサメチレンジアミンから分離するの困難な副生成 物、例えばヘキサメチレンイミン、1,2−ジアミノシクロヘキサンおよび2− アミノメチルシクロペンチルアミンをもたらす。テトラヒドロアゼピンおよび二 種類の環式アミンは、ことに、このような不純なヘキサメチレンジアミンから得 られるナイロン−6,6の品質、例えば色調を著しく阻害する。このような理由 から上述した不純物は、残留量割合が数ppm程度になるまで分離、除去されね ばならない。 アジポニトリルの完全な水素添加から得られるヘキサメチレンジアミンを精製 するための公知方法は、これら副生成物の含有量割合が高く、混合割合が相違し 、また6−アミノカプロニトリルとアジポニトリルが存在するために、アジポニ トリルの部分的水素添加により得られる反応混合物の精製には使用され得ない。 そこで、本発明の目的は、ヘキサメチレンジアミン、6−アミノカプロニトリ ルおよびアジポニトリルを含有する、アジポニトリル部分酸化反応混合物から、 技術的に簡単に、かつ経済的にヘキサメチレンジアミンを回収する方法を提供す ることである。 しかるに、この目的は、本明細書の冒頭に記載された方法により達成されるこ とが本発明者らにより見出された。 この混合物(II)は、慣用の態様において、例えば、EP−A−16141 9号、同77911号各公報、US−A−4389348号、同4601859 号各明細書、WO93/1207号、DE−A−4235466号各公報、US −A−276283号、同2208598号明細書、DE−A−848654号 、同4446893号、同954416号、同4235466号、WO92/2 1650号、DE−A−19500222号各公報、独国特願19548289 号明細書に記載された方法により、一般的に、ニッケル、コバルト、鉄、ロジウ ムまたはルテニウム触媒の存在下において、アジポニトリルを部分的水素添加す ることによりもたらされる。この触媒は、担持触媒でも非担持触媒でもよい。適 当な担体は、酸化アルミニウム、二酸化珪素、二酸化チタン、酸化マグネシウム 、活性炭素、スピネルであり、非担持触媒の例としてはラニーニッケル、ラニー コバルトが挙げられる。 水素添加が、液状希釈剤、例えばアンモニアの使用下に行われた場合、このよ うな希釈剤は、例えばDE−A−1950222号公報に記載されているような 慣用の方法で除去され得る。 この混合物(II)は、一般的に、 ヘキサメチレンジアミン(I)を、混合物(II)に対して、ことに5から9 0重量%、 ヘキサメチレンイミン(III)を、(II)に対して、ことに0.1から1 0重量%、 2−アミノメチルシクロペンチルアミンまたは1,2−ジアミノシクロヘキサ ン、あるいはこれらの化合物(IV)を、(II)に対して、ことに5ppmか ら5重量%、 イミン、例えばテトラヒドロアゼピンまたは複数イミンの混合物(V)(この 場合各イミンは個々の化合物として、あるいは付加物、ことにヘキサメチレンジ アミン、6−アミノカプロニトリルのようなアミンとの付加物として存在するこ とができ、本発明においては、これもイミン(V)として扱う)を、(II)に 対して、ことに5から10000ppm、 アジポニトリルおよび6−アミノカプロニトリル(VI)を、それぞれ(II )に対して5から90重量%の量割合で含有する。 この混合物(II)は、本発明方法において蒸留処理(a)に附される。 この蒸留により、実質的にヘキサメチレンイミン(III)が低沸点留分とし て得られる。ただし、この低沸点留分(a1)は、さらに他の化合物、例えば、 水素添加反応に使用されたアンモニアのような液状希釈剤の残渣、水素添加にお いて副生成物として得られる水の残渣を含有していてもよい。 またこの蒸留により得られる中間沸点留分(a2)は、実質的にヘキサメチレ ンジアミン(I)、化合物(IV)および化合物(IVb)を含有する混合物( VII)である。この混合物(VII)中におけるヘキサメチレンジアミン(I )の量割合は、混合物(VII)に対して80から100重量%、化合物(IV )の量割合は、同じく(VII)に対して5ppmからの0.5重量%、化合物 (IVb)の量割合は、同じく(VII)に対して1から10000ppmであ るのが好ましい。 これにより得られる高沸点留分(a3)は、本質的にアジポニトリルと6−ア ミノカプロニトリルを含有する混合物(VI)であって、この混合物から、アジ ポニトリルと6−アミノカプロニトリルが、ことに蒸留により回収され得る。ア ジポニトリルは、上述した部分的水素添加のために有利に循環使用され得る。 この蒸留に使用される装置としては、例えば1979年、ニューヨークのジョ ーン、ウィリイ、アンド、サンズ社刊、カーク−オトマーの「エンサイクロペー ディア、オブ、ケミカル、テクノロジー」第3版、7巻、870−881頁に記 載されているような網目板塔、泡鐘塔またはパッキングを収納する充填塔が適当 である。 塔底から塔頂に向けて1から500ミリバール、ことに5から50ミリバール の圧力降下、1から500ミリバールの塔底圧力、同じく1から500ミリバー ルの塔頂圧力をしめる蒸留装置が好ましい。これにより100から300℃、こ とに150から250℃の塔底温度がもたらされる。 蒸留は2もしくは3個、またはそれ以上の複数カラムで行い得るが、単一カラ ムで行われるのが好ましい。 蒸留が単一カラムで行われる場合、(a1)留分は塔頂生成物、(a2)留分 は側流取出生成物、(a3)留分は塔底生成物として得るのが有利である。 また蒸留が2個のカラムで行われる場合、(a1)と(a2)の混合物を第1 カラムの塔頂生成物として得た後、これを第2カラムで分離し、(a1)留分を 第2カラムの塔頂生成物として得るのが好ましい。 蒸留混合物は、蒸留塔の少なくとも単一レベル、好ましくは第1から第15レ ベル、ことに第1から第7レベル、なかんずく第1、2または3レベルにおいて 、少なくとも5分、好ましくは15分、ことに少なくとも45分の平均滞留時間 を有するのが好ましい。 蒸留混合物は、蒸留塔の少なくとも単一のレベルで取り出され、遅延槽中を貫 流させ、蒸留塔に返還されるのが好ましい。この返還は、上述の取り出しレベル 、またはその上方もしくは下方レベルで行われるのが好ましい。 蒸留塔環流のためには、これを蒸留塔に返還する前に、まず遅延槽中において 貫流させるのが好ましい。 蒸留液の蒸留塔からの取り出し、その遅延槽中における貫流、その蒸留塔への 返還、場合によりさらにその遅延槽中の再循環は、すべて慣用のポンプのような 手段により行われる。この際、返還は、ことに網目板塔の場合、取り出しレベル において、ことに充填塔の場合、これより上方レベルにおいて、またはこれより 下方レベルにおいて行われ得る。 混合物(II)の蒸留は、蒸留条件下において混合物組成分に対して不活性で あり、かつ蒸留条件下において中間沸点留分(a2)の沸点より高い沸点を有す る化合物(IX)を添加することにより有利に行われ得る。 この化合物(IX)としては、芳香族化合物、環式、非環式脂肪族化合物、脂 肪芳香族化合物が適当であり、これら化合物は、単一のアルキル、アリール、シ クロアルキル、アラルキル、エステル、アミド、ニトリルまたはアミノ基を置換 基として持っていてもよく、あるいは同じ、または異なる複数のこれらの置換基 を持っていてもよい。また、この化合物(IX)は、単一の化合物でも、複数化 合物の混合物であってもよい。 例えば分子水素含有ガスにより、触媒の存在下に水素添加することにより、容 易にヘキサメチレンジアミンまたは6−アミノカプロニトリルに転化され得る化 合物(IX)を使用するのが有利である。 この水素添加反応により得られる生成物は、本発明方法において、あらためて 有利に使用され得る。化合物(IX)を含有する混合物は、蒸留により、ことに 塔底生成物として得られる。 この混合物が、さらにヘキサメチレンジアミン(I)を含有する場合には、蒸 留の底部温度を有利に降下させ得る。 化合物(IX)は、慣用の態様で、例えば蒸留、抽出のような物理的方法、水 素添加、化学吸着のような化学的方法により、混合物から回収され得る。 混合物から回収された化合物(IX)は、本発明方法の工程(a)もしくは( c)、またはこれら両工程に有利に返還され得る。 中間沸点留分(a2)と、化合物(IX)との間の沸点の差は、蒸留条件下に おいて、1から200℃、ことに5から100℃であるのが好ましい。アジポニ トリルもしくは6−アミノカプロニトリルまたはこれらの混合物を使用するのが 、ことに好ましい。 化合物(IX)は、蒸留の前またはその間に、混合物(II)に添加され得る 。蒸留前における化合物(IX)の混合物(II)への添加は、慣用の装置中に おいて慣用の態様で行われ得る。蒸留の間における化合物(IX)の混合物(I I)への添加は、化合物(IX)を、蒸留装置、ことにその底部への給送により 行われ得る。 混合物(II)の蒸留は、二酸化炭素の存在下において有利に行われ得る。こ の二酸化炭素は、蒸留の前、またはその間に、蒸留条件下において二酸化炭素を 釈放する化合物、例えば炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニウムまたは尿 素のような化合物、あるいはこれらの混合物の形態で蒸留混合物に添加され得 る。これらの化合物は、混合物(II)の単一もしくは複数の組成分として、純 粋形態もしくは液状希釈剤形態で、あるいは固体状、液体状、好ましくは気体状 二酸化炭素、ことに通常の不純物のみを含有する純粋の気体状二酸化炭素ガスの 形態で添加され得る。蒸留混合物中における二酸化炭素の量割合は、テトラヒド ロアゼピンのようなイミンのイミン機能モル当たり0.1から1000モルの範 囲である。 本発明方法において、中間沸点留分(a2)としての、(I)、(IV)およ び(V)を含有する混合物(VII)は、次の蒸留工程(b)に附される。 この蒸留により、塔頂生成物(b1)として、本質的に2−アミノメチルシク ロペンチルアミン、1,2−ジアミノシクロヘキサンまたはこれらの混合物を含 有する化合物(IV)がもたらされる。この塔頂生成物は、さらにヘキサメチレ ンイミンもしくはヘキサメチレンジアミンまたはこれらの混合物を含有していて もよい。 この蒸留による塔底生成物(b2)は、本質的にヘキサメチレンジアミン(I )とイミン(V)とを含有する混合物(VIII)であって、この混合物(VI II)中におけるヘキサメチレンジアミン(I)の含有割合は50から100重 量%である。 この蒸留用の装置としては、前述した文献「エンサイクロピーディア、オブ、 ケミカル、テクノロジイ」に記載されているような慣用の蒸留塔、例えば網目板 蒸留塔、泡鐘塔、充填塔のいずれもが適当である。 ことに好ましいのは、塔底から塔頂に向けて、0から200ミリバール、こと に0から50ミリバールの圧力降下、3から300ミリバール、ことに1から2 00ミリバールの塔底圧力、1から300ミリバール、ことに1から200ミリ バールの塔頂圧力を示す蒸留装置である。これにより、100から300℃、こ とに150から250℃の塔底温度がもたらされる。 蒸留は2もしくは3個またはそれ以上の複数の蒸留塔で行われ得るが、単一の 蒸留塔で行われるのが好ましい。ことに好ましいのは、各理論棚段毎に1ミリバ ール未満、ことに0.3ミリバール未満の僅少な圧力降下を示し、またことに金 網充填体のような金属板状充填体を配置した充填塔である。 蒸留混合物には、水を、ことに蒸留混合物に対して0.001から10重量% 、ことに0.01から5重量%の水を添加するのが好ましい。水は、蒸留の前ま たはその間に、例えばカラム下方部分に添加され得る。 上述の混合物(VIII)は、本発明方法において蒸留処理(c)に附される 。この蒸留により、塔頂生成物(c1)として、ヘキサメチレンジアミン(I) が、ファイバー形成に適する好ましい純度でもたらされる。また塔底生成物(c 2)は、本質的にヘキサメチレンジアミンより高い沸点を有する化合物(V)部 分およびその他の化合物を含有する。 この蒸留に適する装置は、前述の文献「エンサイクロピーディア、オブ、ケミ カル、テクノロジイ」に記載されているような慣用の蒸留塔、例えば網目板蒸留 塔、泡鐘塔、充填塔である。 ことに好ましいのは、塔底から塔頂に向けて1から1000ミリバール、こと に1から500ミリバールの圧力降下、10から900ミリバールの塔底圧力、 50から500ミリバールの塔頂圧力を示す蒸留塔である。これにより100か ら300℃、ことに150から250℃の塔底温度がもたらされる。 蒸留は、2もしくは3個の複数のカラムで行われ得るが、単一のカラムで行わ れるのが好ましい。 蒸留混合物は、蒸留塔の少なくとも単一レベル、好ましくは第1から第15レ ベル、ことに第1から第7レベル、なかんずく第1、2または3レベルにおいて 、少なくとも5分、好ましくは15分、ことに少なくとも45分の平均滞留時間 を有するのが好ましい。 蒸留混合物は、蒸留塔の少なくとも単一のレベルで取り出され、遅延槽中を貫 流させ、蒸留塔に返還されるのが好ましい。この返還は、上述の取り出しレベル 、またはその上方もしくは下方レベルで行われるのが好ましい。 蒸留塔環流のためには、これを蒸留塔に返還する前に、まず遅延槽中において 貫流させるのが好ましい。 蒸留液の蒸留塔からの取り出し、その遅延槽中における貫流、その蒸留塔への 返還、場合によりさらにその遅延槽中の再循環は、すべて慣用のポンプのような 手段により行われる。この際、返還は、ことに網目板塔の場合、取り出しレベル において、ことに充填塔の場合、これより上方レベルにおいて、またはこれより 下方レベルにおいて行われ得る。 混合物(VII)の蒸留は、蒸留条件下において混合物組成分に対して不活性 であり、かつ蒸留条件下においてヘキサメチレンジアミン(I)の沸点より高い 沸点を有する化合物(X)を添加することにより有利に行われ得る。 この化合物(X)としては、芳香族化合物、環式、非環式脂肪族化合物、脂肪 芳香族化合物が適当であり、これら化合物は、単一のアルキル、アリール、シク ロアルキル、アラルキル、エステル、アミド、ニトリルまたはアミノ基を置換基 として持っていてもよく、あるいは同じ、または異なる複数のこれらの置換基を 持っていてもよい。また、この化合物(X)は、単一の化合物でも、複数化合物 の混合物であってもよい。 例えば分子水素含有ガスにより、触媒の存在下に水素添加することにより、容 易にヘキサメチレンジアミンまたは6−アミノカプロニトリルに転化され得る化 合物(X)を使用するのが有利である。 この水素添加反応により得られる生成物は、本発明方法において、あらためて 有利に使用され得る。化合物(X)を含有する混合物は、蒸留により、ことに塔 底生成物として得られる。 この混合物が、さらにヘキサメチレンジアミン(I)を含有する場合には、蒸 留の底部温度を有利に降下させ得る。 化合物(X)は、慣用の態様で、例えば蒸留、抽出のような物理的方法、水素 添加、化学吸着のような化学的方法により、混合物から回収され得る。 混合物から回収された化合物(X)は、本発明方法の工程(a)もしくは(c )、またはこれら両工程に有利に返還され得る。 ヘキサメチレンジアミン(I)と、上記化合物(X)との間の沸点の差は、蒸 留条件下において、1から200℃、ことに5から100℃であるのが好ましい 。アジポニトリルもしくは6−アミノカプロニトリルまたはこれらの混合物を使 用するのがことに好ましい。 化合物(X)は、蒸留の前またはその間に、混合物(VIII)に添加され得 る。蒸留前における化合物(X)の混合物(VIII)への添加は、慣用の装置 中において慣用の態様で行われ得る。蒸留の間における化合物(X)の混合物( VIII)への添加は、化合物(X)を、蒸留装置、ことにその底部への給送に より行われ得る。 混合物(VIII)の蒸留は、二酸化炭素の存在下において有利に行われ得る 。この二酸化炭素は、蒸留の前、またはその間に、蒸留条件下において二酸化炭 素を釈放する化合物、例えば炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニウムまた は尿素のような化合物、あるいはこれらの混合物の形態で蒸留混合物に添加され 得る。これらの化合物は、混合物(VIII)の単一もしくは複数の組成分とし て、純粋形態もしくは液状希釈剤形態で、あるいは固体状、液体状、好ましくは 気体状二酸化炭素、ことに通常の不純物のみを含有する純粋の気体状二酸化炭素 ガスの形態で添加され得る。蒸留混合物中における二酸化炭素の量割合は、テト ラヒドロアゼピンのようなイミンのイミン機能モル当たり0.1から1000モ ルの範囲である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年12月11日(1998.12.11) 【補正内容】 請求の範囲 1. 以下の組成分、すなわち (I)ヘキサメチレンジアミン、 (III)ヘキサメチレンイミン、 (IV)2−アミノメチルシクロペンチルアミンおよび1,2−ジアミノシク ロヘキサンから成る群から選択される化合物、 (V)イミン、 (VI)アジポニトリルおよび6−アミノカプロニトリルを含有する混合物( II)から、 (a)混合物(II)を、塔底から塔頂へ向けて1から500ミリバールの圧 力降下、1から500ミリバールの塔底圧力、1から500ミリバールの塔頂圧 力、100から300℃の塔底温度を示す蒸留塔で蒸留して、 (a1)本質的に化合物(III)を含有する塔頂生成物としての低沸点 留分、 (a2)化合物(I)、(IV)および(V)を含有する側流取り出し生 成物としての中間沸点留分(VII)、および (a3)化合物(V)と(VI)を含有する塔底生成物としての高沸点留 分をもたらし、 (b)混合物(VII)を蒸留して、 (b1)本質的に化合物(IV)を含有する塔頂生成物、および (b2)化合物(I)および(V)を含有する塔底生成物としての混合物 (VIII)をもたらし、 (c)混合物(VIII)を蒸留して、 (c1)塔頂生成物としての化合物(I)、および (c2)本質的に化合物(V)部分を含有する塔底生成物をもたらすこと により、ヘキサメチレンジアミン(I)を回収する方法。 2. 工程(a)における蒸留混合物の蒸留装置中平均滞留時間が、少なくとも 5分であることを特徴とする、請求項1の方法。 3. 工程(c)における蒸留混合物の蒸留装置中平均滞留時間が、少なくとも 5分であることを特徴とする、請求項1または2の方法。 4. 工程(a)の蒸留において、二酸化炭素を添加することを特徴とする請求 項1から3のいずれかの方法。 5. 工程(c)の蒸留において、二酸化炭素を添加することを特徴とする請求 項1から4のいずれかの方法。 6. 工程(a)において、蒸留条件下で混合物各組成分に不活性であり、かつ ヘキサメチレンジアミン(I)の沸点より高い沸点を有する化合物(IX)を、 蒸留混合物に添加することを特徴とする請求項1から5のいずれかの方法。 7. 工程(c)において、混合物(VII)の沸点より高い沸点を有する化合 物(X)を、蒸留混合物または蒸留装置に添加することを特徴とする請求項1か ら6のいずれかの方法。 8. 上記化合物(X)が、化合物(VI)を含有することを特徴とする請求項 7の方法。 9. 上記化合物(X)が、アジポニトリル、6−アミノカプロニトリルまたは これらの混合物であることを特徴とする請求項7または8のいずれかの方法。 10. 上記化合物(X)が、工程(a3)からの塔底生成物を含有することを 特徴とする請求項7から9のいずれかの方法。 11. 工程(b)において、蒸留混合物に水を添加することを特徴とする請求 項1から10のいずれかの方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AU ,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,GE,HU, ID,IL,JP,KR,KZ,LT,LV,MX,N O,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,TR ,UA,US (72)発明者 ルイケン,ヘルマン ドイツ国、D―67069、ルートヴィッヒス ハーフェン、ブリュッセラー、リング、34 (72)発明者 レーフィンガー,アルヴィン ドイツ国、D―67112、ムターシュタット、 ローゼンシュトラーセ、10 (72)発明者 フォイト,グイド ドイツ国、D―67251、フラインスハイム、 ボルンガセ、13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 以下の組成分、すなわち (I)ヘキサメチレンジアミン、 (III)ヘキサメチレンイミン、 (IV)2−アミノメチルシクロペンチルアミンおよび1,2−ジアミノシク ロヘキサンから成る群から選択される化合物、 (V)イミン、 (VI)アジポニトリルおよび6−アミノカプロニトリルを含有する混合物( II)から、 (a)混合物(II)を蒸留して、 (a1)本質的に化合物(III)を含有する低沸点留分、 (a2)化合物(I)、(IV)および(V)を含有する中間沸点留分( VII)、および (a3)化合物(V)と(VI)を含有する高沸点留分をもたらし、 (b)混合物(VII)を蒸留して、 (b1)本質的に化合物(IV)を含有する塔頂生成物、および (b2)化合物(I)および(V)を含有する塔底生成物としての混合物 (VIII)をもたらし、 (c)混合物(VIII)を蒸留して、 (c1)塔頂生成物としての化合物(I)、および (c2)本質的に化合物(V)部分を含有する塔底生成物をもたらすこと により、ヘキサメチレンジアミン(I)を回収する方法。 2. 工程(a)における蒸留混合物の蒸留装置中平均滞留時間が、少なくとも 5分であることを特徴とする、請求項1の方法。 3. 工程(c)における蒸留混合物の蒸留装置中平均滞留時間が、少なくとも 5分であることを特徴とする、請求項1または2の方法。 4. 工程(a)の蒸留において、二酸化炭素を添加することを特徴とする請求 項1から3のいずれかの方法。 5. 工程(c)の蒸留において、二酸化炭素を添加することを特徴とする請求 項1から4のいずれかの方法。 6. 工程(a)において、ヘキサメチレンジアミン(I)の沸点より高い沸点 を有する化合物(IX)を、蒸留混合物に添加することを特徴とする請求項1か ら5のいずれかの方法。 7. 工程(c)において、混合物(VII)の沸点より高い沸点を有する化合 物(X)を、蒸留混合物または、蒸留装置に添加することを特徴とする請求項1 から6のいずれかの方法。 8. 上記化合物(X)が、化合物(VI)を含有することを特徴とする請求項 7の方法。 9. 上記化合物(X)が、アジポニトリル、6−アミノカプロニトリルまたは これらの混合物であることを特徴とする請求項7または8のいずれかの方法。 10. 上記化合物(X)が、工程(a3)からの塔底生成物を含有することを 特徴とする請求項7から9のいずれかの方法。 11. 工程(b)において、蒸留混合物に水を添加することを特徴とする請求 項1から10のいずれかの方法。 12. 工程(a)を単一の蒸留塔において行い、塔頂生成物として(a1)を 、側流取り出し生成物として(a2)を、塔底生成物として(a3)をもたらす ことを特徴とする請求項1から11のいずれかの方法。 13. 工程(a)を2もしくは3個またはそれ以上の蒸留塔で行うことを特徴 とする請求項1から11のいずれかの方法。
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