JP2001501238A - 固体を含有しないコールタールピッチの製造法 - Google Patents

固体を含有しないコールタールピッチの製造法

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JP2001501238A JP10515739A JP51573998A JP2001501238A JP 2001501238 A JP2001501238 A JP 2001501238A JP 10515739 A JP10515739 A JP 10515739A JP 51573998 A JP51573998 A JP 51573998A JP 2001501238 A JP2001501238 A JP 2001501238A
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ユーカー、カーボン、テクノロジー、コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを変換する方法により、実質的にQ.I.を含有しないコールタールピッチ、および分離されたQ.I.含有コールタールピッチを製造する。脱水されたコールタール、軟質コールタールピッチ、および硬質コールタールピッチは循環ループ中の連続的クロス流濾過に附され、実質的にQ.I.を含有しない流れと、同時にQ.I.を含有する流れとを得る。2つの流れはついでそれぞれさらなる濾過に附され、もし必要であれば、実質的にQ.I.を含有しないコールタールピッチ、および分離されたQ.I.含有コールタールピッチが製造される。

Description

【発明の詳細な説明】 固体を含有しないコールタールピッチの製造法 発明の背景 1. 発明の分野 本発明は、Q.I.固体を含有するコールタールを蒸留して、増加したQ.I .濃度を有するコールタールピッチおよび、同時に、Q.I.を含有しないコー ルタールピッチを製造する連続的方法に関する。 2. 関係する技術の説明 鋼産業のためのグラファイト電極の製造は2種類のピッチ、バインダーピッチ および含浸ピッチ、を必要とする。バインダーピッチを使用して、コークス粒子 から電極を形成させる。形成され、かつ炭素化された電極の中の孔を充填するた めに、含浸ピッチが使用される。コールタールは、最終的にピッチとなる固体の 炭素粒子を含有する。 炭素人工物、例えば、グラファイト電極の製造において、炭素質充填材、例え ば、石油コークスをコールタールピッチのバインダーと混合し、次いで成形し、 炭素化し、グラファイト化してグラファイト生成物を製造する。生成物の強度を 最大するために、コールタールピッチのバインダーは、炭素化後、すぐれた収率 を与えることが重要である。比較的大きい量の不融性炭素固体、すなわち、微細 粒子、一般に「Q.I.」(quinoline insoluble:キノリン不溶物)の存在は、 コークス化収率を増加させかつ、また、グラファイト人工物の強度を改良する微 細炭素粒子源を提供するために、有効なバインダーにとって望ましい。商用コー ルタールバインダーのピッチは、通常6〜20重量%の小さい(ミクロン)サイ ズの粒子の形態のQ.I.を含有する。コークス化炉における石炭の製造の間に 、 これらの粒子は発生する。非常にしばしば、強度を増加させるために、炭素人工 物は炭素化後にピッチで含浸させる。ピッチ含浸剤は炭素物品の初期の炭素化の 間に発生した孔を充填し、最終グラファイト生成物の強度および密度を増加させ る。含浸ピッチは好ましくは不融性固体(Q.I.)を含有しないので、炭素化 された電極の孔の中に容易に浸透することができる。これらの微細固体粒子の存 在はアクセス可能な孔をブロックし、そして人工物の中へのピッチの完全な含浸 を妨害する。 固体粒子はピッチそれ自体から、あるいは蒸留前にコールタールから濾過によ り除去できるが、また、タール蒸留プロセスにおいて中間流を濾過するとき利点 が存在する。 タール蒸留プラントは典型的にはタール脱水塔および1つまたはそれ以上のタ ール精留塔からなる。粗製タールをタンク設備から約65℃において予熱装置を 通して脱水塔に送られ、この脱水塔は約160℃で運転され、粗製タールから水 および軽質油を除去する。脱水されたタールは1つまたはそれ以上の精留塔に行 き、ここでタールはピッチおよび種々の蒸留物にプロセシングされる。 クロス流濾過プロセス、例えば、精密濾過および限外濾過は、数十年の間、フ ィルターケーキを生成しないで、固体を含有しない液体および固体に富んだ液体 を同時にかつ連続的に製造するために商業的に使用されてきている。クロス流濾 過プロセスは、米国特許第5,534,133号明細書(この出願人の譲受人に 譲渡された)(その開示は引用することによって本明細書の一部とされる)に開 示されているように、粗製コールタールの濾過に最近採用された。しかしながら 、このクロス流濾過プロセスは、独立型プロセスとしてのみ開示された。同様に 、米国特許第4,127,472号明細書に開示されているように、コールター ルからQ.I.を除去して固体を含有しない含浸性ピッチを製造する、独立型バ ッチ式プロセスが開発された。この方法はタールを抗溶媒剤で処理してQ.I. を 沈降させ、次いで濾過または遠心によりQ.I.を分離することを含む。分離さ れたQ.I.は廃棄物であり、次いで廃棄しなくてはならない。また、特開平1 (1989)−305,640号明細書には、バッチ式手法において、メンブラ ンフィルターを使用してQ.I.固体をコールタールおよびコールタールピッチ から除去することが開示されている。 現在、増加したQ.I.濃度を有するコールタールピッチおよび、同時に、コ ールタール蒸留プロセスそれ自体からQ.I.を含有しないコールタールピッチ を連続的に提供する既知の方法は存在しない。同時に、含浸剤として使用するた めの本質的に0%のQ.I.のピッチ、およびバインダーとして使用するための 8〜20重量%のQ.I.のピッチを製造することができる、連続的コールター ル蒸留プロセスを有することは非常に有利であろう。 したがって、先行技術の問題および欠点を考慮に入れて、本発明の1つの目的 は、コールタールを、コールタールの商業的直接的蒸留により達成することがで きるよりも大きいQ.I.含量を有する、仕上げられたピッチ生成物に変換する 方法を提供することである。 本発明の他の目的は、キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールター ルを、コールタールの商業的直接的蒸留により達成することができるよりも大き いQ.I.含量を有する、仕上げられたピッチ生成物に変換すると同時に、実質 的にQ.I.を含有しないコールタールピッチを製造する方法を提供することで ある。 本発明のなお他の目的および利点は一部分明らかであり、そして、一部分、こ の明細書から明らかになるであろう。 発明の要約 上記および他の目的および利点は、当業者にとって明らかであり、第1の面に おいて、キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを変換してコ ールタールピッチを製造する方法に関する本発明において達成される。この方法 は、Q.I.を含有するコールタールを実質的にすべての水を除去するために十 分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製造することからなる。クロス流 濾過メンブランフィルターおよびポンプを含む循環ループの中に、加熱脱水され たタールを連続的に供給して、加熱脱水されたタールを連続的に循環させて、( i)クロス流フィルターを経て循環ループを排出される、実質的にQ.I.を含 有しない透過流、および(ii)Q.I.を含有する流れを形成させる。その後 、連続的に、かつ追加の加熱脱水されたタールを循環ループの中に供給すると同 時に、Q.I.を含有する流れの一部分をループから連続的に放出する。その後 、この方法は、実質的にQ.I.を含有しない透過流およびQ.I.を含有する 流れを別々に精留してタール蒸留物画分を分離および除去し、実質的にQ.I. を含有しないコールタールピッチおよび別のQ.I.を含有するコールタールピ ッチを製造することからなる。好ましくは、脱水タールをそのプロセシング温度 (これは約140℃〜180℃の間であることができる)またはそれに近い温度 に維持すると同時に、それを循環ループの中に供給し、かつ約40psigを超 える圧力に維持すると同時に、それを循環ループの中に供給して、実質的にQ. I.を含有しない透過流およびQ.I.を含有する流れを得る。 他の面において、本発明は、最初にQ.I.を含有するコールタールを実質的 にすべての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを 製造し、次いで脱水タールを精留してタール蒸留物画分を分離および除去して、 軟質コールタールピッチを製造することによって、キノリン不溶性粒子(Q.I .)を含有するコールタールを変換する。その後、クロス流濾過メンブランフィ ルターおよびポンプを含む循環ループの中に、軟質コールタールピッチを連続的 に供給して、軟質コールタールピッチを連続的に循環させて、 (i)クロス流フィルターを経て循環ループを排出される、実質的にQ.I.を 含有しない透過流、および(ii)Q.I.を含有する流れを形成する。その後 、追加の軟質コールタールピッチを循環ループの中に供給すると同時に、Q.I .を含有する流れの一部分をループから放出させる。実質的にQ.I.を含有し ない透過流およびQ.I.を含有する流れを別々に精留して追加のタール蒸留物 画分を分離および除去し、実質的にQ.I.を含有しないコールタールピッチお よび別のQ.I.を含有するコールタールピッチを製造する。好ましくは、軟質 コールタールピッチを、それを製造する温度またはそれよりすぐ下の温度に維持 する。それを循環ループの中に供給すると同時に、それを循環ループにおいて、 例えば、約250℃を超える温度および約40psigを超える圧力に維持して 、実質的にQ.I.を含有しない透過流およびQ.I.を含有する流れを得る。 なお他の面において、本発明は、最初にQ.I.を含有するコールタールを実 質的にすべての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたター ルを製造し、次いで脱水タールを精留してタール蒸留物画分を分離および除去し て、硬質コールタールピッチを製造することからなる、キノリン不溶性粒子(Q .I.)を含有するコールタールを変換する方法を提供する。その後、クロス流 濾過メンブランフィルターおよびポンプを含む循環ループの中に、硬質コールタ ールピッチを連続的に供給して、硬質コールタールピッチを連続的に循環させて 、(i)クロス流フィルターを経て循環ループを排出される、実質的にQ.I. を含有しない透過流、および(ii)Q.I.を含有する流れを形成する。追加 の硬質コールタールピッチを循環ループの中に供給すると同時に、Q.I.を含 有する流れの一部分をループから放出させる。その後、実質的にQ.I.を含有 しない透過流およびQ.I.を含有する流れを別々に冷却して、実質的にQ.I .を含有しないコールタールピッヂおよび別のQ.I.を含有するコールタール ピッチを製造する。好ましくは、硬質コールタールピッチを、それを製造 する温度、またはそれよりすぐ下の温度に維持し、例えば約300℃を超える温 度において、循環ループに供給し、そしてそれが循環ループの中に存在するとき 約40psigを超える圧力に維持して、実質的にQ.I.を含有しない透過流 およびQ.I.を含有する流れを得る。 本発明の方法において、コールタール生成物および中間流のすべては、好まし くは、それらが製造される温度またはそれよりちょうど低い温度に維持され、そ して工程のすべては連続的であることができる。また、脱水タールまたはピッチ を連続的に循環させて実質的にQ.I.を含有しない流れおよびQ.I.を含有 する流れを得る工程以外の、工程の少なくとも一部分が連続的でなく、バッチ式 方法で実施することができる。 図面の簡単な説明 新規性があると考えられる本発明の特徴および本発明の特徴を示す要素は、特 に添付された請求の範囲に記載されている。図面は例示のみを目的とし、正確な 縮尺では描かれていない。しかしながら、本発明それ自体は、組織化および操作 法の双方として、添付図面と組み合わせて下記の詳細な説明を参照することによ って最もよく理解することができであろう。 第1図は、本発明において使用される型のクロス流セラミックメンブランフィ ルターの概略的表示である。 第2図は、クロス流セラミックメンブランフィルターを使用する実験システム の概略的表示である。 第3図は、Q.I.を含有するタールを連続的に濃縮すると同時にQ.I.を 含有しないタールを製造する本発明によるシステムの概略的表示である。 第4図は、Q.I.を含有するタールを連続的に濃縮すると同時にQ.I.を 含有しないタールを製造する本発明によるパイロット規模の精密濾過プラントの 概略的表示である。 第5図は、第3図または第4図のシステムを利用するコールタール蒸留プラン トの1つの態様の第1部分の概略的表示である。 第6図は、第5図のコールタール蒸留プラントの第2部分の概略的表示である 。 第7図は、第3図または第4図のシステムを利用するコールタール蒸留プラン トの他の態様の第1部分の概略的表示である。 第8図は、第7図のコールタール蒸留プラントの第2部分の概略的表示である 。 第9図は、第3図または第4図のシステムを利用するコールタール蒸留プラン トのなお他の好ましい態様の概略的表示である。 第10図は、コールタール蒸留プラントにおいて使用するための他の好ましい マイクロ濾過プラントの概略的表示である。 発明の説明 本発明の好ましい態様を説明するとき、第1図〜第10図を参照し、これらの 図面において、同様な数字は本発明の同様な特徴を示す。本発明の特徴は、図面 において必ずしも縮尺通りに示されていない。特記しない限り、本明細書におい て言及されているすべての百分率は重量による。 本発明は、タール蒸留プロセスにおいて内部流をそのプロセシング温度におい て濾過するか、あるいは最終ピッチをそのプロセシング温度またはそれに近い温 度において濾過することによって、固体を含有しないコールタールピッチを製造 する。濾過はタールまたはピッチをそれらの貯蔵温度において濾過するよりも速 い。なぜなら、操作温度は貯蔵温度より高く、かつ粘度は貯蔵温度における生成 物の粘度よりも数倍高いからである。米国特許第5,534,133号明細書に 記載されているようなクロス流濾過は、固体を形成する好ましい方法である。ク ロス流濾過は、フィルターケーキを残さないで、固体を含有しない液体流および 固体に富んだ液体流を同時に製造する。2つの液体流は、固体に富んだバインダ ーピッチおよび固休を含有しない含浸ピッチを好む、電極製作産業の要求に適合 する。 粗製コールタールは通常約65℃において貯蔵され、そしてピッチは通常20 0℃〜250℃において貯蔵される。これらの液体のそれらのそれぞれの貯蔵温 度における粘度は、約50センチポアズ(cps)である。約160℃のプロセ ス温度における脱水タールの粘度は、約10cpsまたはそれ以下である。約3 50℃またはそれを超える製造温度におけるピッチの粘度は10cpsよりかな り低い(粘度はこの高温において測定困難であるので、外挿により決定された) 。ピッチは通常貯蔵前に約250℃またはそれ以下に冷却される。250℃にお けるその粘度は約10〜20cpsである。後述するタール蒸留プラントにおけ る他の中間流の粘度は、また、10cpsまたはそれ以下の範囲である。 本発明の方法は、タール蒸留プラントにおいて中間流の1つをそのプロセシン グ温度において濾過するか、あるいは最終ピッチをそのプロセシング温度または それよりわずかに低い温度において濾過する。好ましい態様において、脱水ター ルをほぼ160℃において濾過する。現在入手可能な標準的装置を約320℃ま での温度において運転することができる。高温に適当な装置はさらに開発される ので、最終硬質ピッチ生成物を濾過することはいっそう有利となることがある。 なぜなら、その体積は脱水タールのわずかに半分であるからである。 使用することが好ましいフィルター要素は多孔質セラミック材料の長いシリン ダーであり、各々は1ミクロンより小さい孔を有するセラミックメンブランでラ イニングされた、いくつかの平行なフローチャンネルを有する。原料液体を高圧 、例えば、100〜200psigにおいてチャンネルを通して反復して輸送す る(循環させる)。フィルター要素の外側の空間を、大気圧に近い、低い圧力に 保持する。差圧はフィルター要素を横切るフローのための推進力である。メンブ ラ ンは液体それ自体を微細孔を通して浸透させるが、固体粒子のフローをブロック する。固体を含有しない液体はフィルター要素の外側に収集されるが、固体に富 んだ液体は循環系から放出される。 多孔質媒質を通る流速は、液体の粘度に逆比例する。粘度が低くなるほど、孔 を通る透過速度は高くなる。U.S.Filterにより製造され、第1図中の 1に概略的に示されているクロス流の立体配置で運転される、商用管状セラミッ クメンブランを使用して、タールの濾過実験は実施された。また、適当なセラミ から入手することができる。3に示す多孔質メンブランは、典型的には、アルフ ァーアルミナ、ジルコニア、またはアルファーアルミナ支持体上に沈着したガン マーアルミナの選択的層から成る。これらの材料により提供される実質的な化学 的安定性は、コールタールの中に存在する芳香族物質を包含する、広い範囲の有 機物質に対して、セラミックメンブランを抵抗性とする。さらに、セラミックメ ンブランは比較的高い温度において安定である。実際的な濾過速度(すなわち、 透過フラックス)を獲得できるように粘度を減少するために、高温の操作(すな わち、>80℃)を必要とする。これは本発明の同時に作用するQ.I.の濃縮 /消耗プロセスをコールタール蒸留プロセスの中に直接組込むことによって達成 することができ、ここで中間コールタール生成物は典型的にはこれらの温度にお いてプロセシングされる。 第1図に概略的に図解されているクロス流濾過において、供給物5はメンブラ ン3の表面に対して(垂直よりむしろ)平行に流れる。供給物流5は透過液(す なわち、濾液)7よりも高い圧力に保持されるので、透過液のクロス流はメンブ ラン3の孔を通過する。メンブランの孔より大きい粒子はメンブランを通過せず 、それゆえ、供給物流の中に止まる。8に示す粒子のあるものはメンブラン表面 に薄層を形成し、これは透過液のフローに対する抵抗を増加させる。しかしなが ら、 管を通る平行なフローはこの層を薄く保持する剪断力をつくる。こうして、フィ ルターケーキはデッドエンド濾過におけるように経時的に連続的に蓄積せず、そ して透過フラックスは実質的に一定の値に到達する。実際には、長期間後、メン ブラン内部の付着のためにフラックスの減少が起こることがある。しかしながら 、長期間の減少速度はデッドエンド濾過におけるフィルターケーキの形成による よりも非常に遅い。 化学的および熱的安定性に加えて、セラミックメンブランは高い強度およびメ ンブランを構成する層間の比較的強い結合を有する。これらの性質により、セラ ミックメンブランは周期的にバックフラッシュして透過フラックスを回復させる ことができる。バックフラッシングは透過液のフローを逆転して、メンブランの 中に捕捉された粒子を除去する。 コールタールからのQ.I.粒子の除去を研究するために使用する実験装置を 第2図に概略的に示す。回転ローブの容積式ポンプ(Jabsco Puref low A1型)10を使用して、Q.I.粒子を含有する液状コールタールま たはコールタール/トルエン混合物35をセラミックメンブランフィルター20 に送出した。この研究において、40〜110psigの間の供給圧力、および 3〜7gpm(ガロン/分)の供給流速を使用した。メンブラン20に送出され る供給物はメンブランにより2つの流れ、増加したQ.I.含量を有する濃縮物 (導入される流れのQ.I.含量に比較して)、およびQ.I.非含有透過液3 0)に分割される。透過液流30を示すように供給タンク50に戻すか、あるい は弁35を通して生成物として進行させる。管状メンブラン20における軸方向 の圧力低下のために、メンブラン20の出口における濃縮物流の圧力はメンブラ ン20の導入口における供給圧力よりも典型的には10〜30psiだけ低い。 透過液流30の圧力を数psigに維持し、供給タンク50に戻すか、あるいは 55に示すようにシステムから取り出す。濃縮物40お よび透過液30の双方を再循環させることによって、供給物中の粒子濃度は実験 の間において一定に維持され、そして透過液30の一部分の取り出しにより、濃 縮物中のQ.I.粒子の濃度は増加する。 実験システムを加熱しかつピッチを高温に維持するために、供給タンク50、 および供給タンクとメンブラン20との間の管53、ポンプ10、および透過液 ライン43を慣用の方法で電気的テープ(図示せず)でトレースし、絶縁した。 タンク中の温度をアテナ(Athena)温度コントローラー(図示せず)でコ ントロールした。バリアック(Variac)(図示せず)で加熱テープへの電 圧入力を変化させることによって、ポンプ10およびプロセスラインへの熱入力 をコントロールした。供給タンク、濃縮物流、および透過液ラインにおける温度 を熱電対でモニターした。メンブラン20の外殻25を透過液で充填することに よって、蓄積した固体を除去するためにバックフラッシングを達成した。供給圧 力よりも20psi高い圧力において窒素の15秒のパルスをメンブランの充填 外殻に加えて、孔を通る透過液のフローを逆転させることができる。 第2図のシステムおよび0.05〜0.2ミクロンの範囲の平均孔大きさを有 するセラミックメンブランを使用する、濾過の試験を実施した。試験において、 運転における初期の透過液フラックスの鋭い減少、引き続いて運転を続けている ときの透過液フラックスの遅い減少(すなわち、平坦化)が示された。透過液フ ラックスの初期の鋭い減少はクロス流濾過プロセスにおいて典型的であり、そし て通常供給物と接触するメンブランの表面における粒子の蓄積に帰属される。保 持される固体の層が一定の厚さに到達するとき、透過液フラックスは経時的に平 坦化する。メンブラン表面における粒子の蓄積は透過液フラックスの減少に関係 づけることができるので、バックフラッシングは透過液フラックスを一時的に増 加させたであろう。0.2ミクロンおよびそれより大きいの孔大きさを有するメ ンブランを使用して固体を含有しない透過液を製造することができるが、これら のメンブランはQ.I.を濃縮する連続流/バックフラッシュ操作において満足 すべきものではなかった。データが示したように、0.2ミクロンのメンブラン と異なり、0.1ミクロンのメンブランは固体で不可逆的に詰まるようにならず 、そしてこのシステムは周期的バックフラッシングを使用して連続的方法で実際 に運転することができるであろう。各場合において、取り出された透過液は0重 量%の固体を含有した。これらの試験の結果が示すように、孔の中への固体の連 行を防止しかつバックフラッシングを使用して連続的運転を可能とするために、 0.1ミクロンまたはそれより小さい孔大きさが必要である。 粗製(原料)タールを使用するQ.I.の濃縮/除去の双方が可能であること が証明された。粗製(原料)コールタールを用いて0.05ミクロン(500オ ングストローム)のセラミックフィルターを使用する実験を実施し、このセラミ ックフィルターは、80〜90℃(貯蔵温度、65℃より高い)(ここでタール は28cpsまたはそれより低い粘度を有する)において、Q.I.粒子による 孔の詰まりの機会を減少させた。結果が示したように、500オングストローム のフィルターメンブランはすべての運転の間において固体を含有しない透過液を 製造することができ、そして透過液を供給タンクへ戻すよりむしろシステムから 取り出すことによって、供給流中のQ.I.粒子を濃縮することができた。また 、供給流速を増加すると、メンブランを横切る透過フラックスが増加することが 示された。高い流速はメンブラン表面におけるフィルターケーキを薄くするので 、この結果が期待される。 第3図を参照すると、コールタール蒸留システムにおいて使用できるQ.I. を含有する液状タールをプロセシングするための、連続運転のQ.I.粒子の濾 過および濃縮ユニットのシステムが100として示されている。ユニット100 はシステム導入口103を含み、導入口103はそうでなければ通常のコールタ ールプロセシングの過程において送出されるQ.I.を含有するコールタール供 給材料を含有する。タール供給材料は中間のコールタール蒸留段階に典型的な8 0〜320℃の範囲の温度であり、タール中で揮発または化学反応を起こさない で、粘度を最小値に減少させる。異なるタールについて最小粘度の特定の温度は 変化し、日常的測定により測定される。弁106を開いて、タール供給物を導管 105を通してポンプ108および質量流コントローラー110により動かして 、ループ導入口114を通して循環ループ112の中に入れる。こうして循環ル ープ112の中に導入された新鮮なQ.I.を含有するタール供給物は、導管1 11を経てメンブランフィルター115の導入口129の中に入り、そしてQ. I.を含有しない液状タール透過液116はフィルター115を118において 、そして循環ループ112を130において排出される。質量流メーター120 で観測すると同時に、対応して循環ループ112に114において導入されるタ ール供給物のフローを調節することによって、所望のQ.I.を含有しない液状 タール透過液の流速を達成し、こうしてループ112中を循環するタールの量は 実質的に一定に止まると同時に、高圧ポンプ122と質量流コントローラー12 3との組合わせにより、ループ112中を高い流速で113に示すようにタール は反復して循環する。ループ112中の液状タールの反復循環の過程において、 この循環する液状タール中のQ.I.の濃度はループ112から透過液が取り出 されるので増加する。導管119中の116において所望のQ.I.を含有しな い透過液の流速が確立されると、弁124は開き、液状タール濃縮物128、す なわち、供給物104より高いQ.I.濃度のタールは、循環ループ112から 126において抜き出される。すなわち、フィルター115の出口125と供給 物導入口114との間のループ112の部分を循環する液状タール中のQ.I. 濃度C1は、液状タール濃縮物128中のQ.I.濃度C2と同一である。液状タ ール濃縮物(高い「Q.I.」)のフローをマスフローメーター130で測定し 、そしてフィルター115の前に循環ループ112の中に導入され るタール供給物の量は対応して増加する。 循環ループから126において放出されるタール濃縮物のQ.I.濃度および 流速は、下記の関係式により決定される: (I) Cc=Cf×Ff f−Fp (II) Ff−Fp=Fc ここで、 Cc=タール濃縮物(128)中のQ.I.濃度(重量%) Cf=タール供給物(104)中のQ.I.濃度(重量%) Ff=タール供給物(104)の流速 Fp=Q.I.を含有しない透過液(116)がフィルターおよび循環ループ を排出される流速、 Fc=タール濃縮物(128)が循環ループから抜き出される流速、 である。 第4図において、パイロット規模の精密濾過プラント100aが示されている 。導管150はコールタール中間生成物を受取り、このコールタール中間生成物 は装填ポンプ152により導管154、158および弁156を通してタール供 給物タンク160に送られる。タール循環ループは、その主要な構成部分として 、セラミックフィルター要素を含有する垂直フィルターモジュール189、ター ル供給タンク160、およびタール循環ポンプ168からなる。追加のシステム 構成部分は、質量流メーター182、191、フローコントロール弁174、流 速コントローラー(図示せず)、圧力トランスデューサー186、圧力コントロ ーラー(図示せず)および圧力コントロール弁196を含む。 フローコントロールループ176は、質量流メーター182、流速コントロー ラー(図示せず)およびフローコントロール弁174からなる。導管170を通 るポンプ168からのタール流が導管178および180を通る2つの流れに分 割されるように、フィルターモジュールを通る循環流速はループにより調節され る。導管178、172および弁176を通る流れを供給タンク160の中に直 接戻す。導管189、184および質量流メーター182を通る流れはフィルタ ーモジュール189の中に入り、導管194、197の中に出て、供給タンク1 60の中に戻る。 圧力コントロールループ195は、圧力トランスデューサー186、圧力コン トローラー(図示せず)および圧力コントロール弁196からなる。 透過液は導管190、192および質量流メーター191を通してフィルター モジュール189を通して出て、導管198を通して供給タンク160の中に戻 すか、あるいは導管199を通して透過液貯蔵タンクに向けることができる。 Q.I.濃縮タールはシステムから弁183および導管181を通して貯蔵タ ンクに取り出すことができる。 前述の濾過システムを使用する本発明は、第5図および第6図に示す典型的な コールタール蒸留システムの中に組込むことができる。その中に示されているよ うに、濾過システム100(第3図)または100a(第4図)を示す中間蒸留 点において使用することができる。 典型的な先行技術のコールタール蒸留プロセスにおいて、粗製コールタールを 65℃における貯蔵タンクから導管202により1系列の熱交換器204を通し て送られ、熱交換器204において、それは約160℃に予熱され、脱水塔20 6に導入される。水、アンモニアおよび少量の油を導管208を通して脱水装置 のオーバーヘッドにフラッシュされ、熱交換器209中を凝縮され、そしてドラ ム210中で2つの液層に分離される。アンモニア水(約5%の粗製コールター ルを含むことができる)は導管212を通して放出される。凝縮した炭化水素は 、約1%の粗製コールタールを含むことができかつ約170℃未満で沸騰し、 一般に軽質油として知られており、導管214を通して還流として脱水装置に戻 され、そして正味の軽質油は導管216を通してタンク設備に放出される。 脱水タールは導管218a、218bおよび218cを通過して、燃焼ヒータ ー220中でタール蒸留物画分の大部分をフラッシングオフするために十分な温 度に加熱され、導管222を通して精留塔224に導入される。精留塔において 、フラッシュされた蒸気は沸騰範囲によりいくつかの蒸留生成物に分離され、蒸 留生成物の沸騰範囲は運転モードに依存して異なる蒸留物において異なることが ある。生成物の名称は変化することさえある。例えば、約170〜200℃の沸 騰範囲を有する石炭酸油(また、フェノール油)は導管226および230を通 過して熱交換器228中で凝縮し、タンク232中で分離され、再循環し、導管 234、236を通して排出される。約200〜230℃の沸騰範囲のナフタレ ン油は導管238を経て取り出される。約230〜300℃の沸騰範囲の洗浄油 (時には軽質洗浄油および重質洗浄おいに分離される)は導管240を経て取り 出され、そして一般に300℃を超える温度において沸騰するクレオソート油( 時にはアントラセン油と呼ばれる)は導管242を経て取り出される。軟質ピッ チは、また、重質タールと呼ばれ、精留塔224から取り出され、導管244a 、244bおよび244cを通過し、通常真空下に、フラッシュドラム246中 で再びフラッシュされ、最終硬質生成物を生成し、最終硬質生成物は導管254 a、254bおよび254cを通して排出される。フラッシュドラム中で分離さ れた蒸気は導管248を通過して熱交換器250に行き、凝縮し、次いで最重質 蒸留物流に添加される。熱い硬質ピッチは、フラッシュドラムを出た後、導入さ れる粗製タールに対してほぼ250℃またはそれより低い温度に冷却され、導管 258を通して貯蔵タンクに送られる。 脱水タールのクロス流濾過によるピッチの製造 第5図および第6図に描写される第1態様において、導管218aを通して排 出される脱水タール流に対してクロス流濾過プラント100または100aによ りタールの蒸留は設置される。脱水タールの典型的な性質は次の通りである。 温度(℃) 粘度(cp) 55 66 80 21 105 9 130 5 155 3 180 2 湿分:最大0.15重量%;密度1.18g/cc 導管218bを通過する代わりに、約160℃の高温の脱水タール流は導管2 18dを通してシステム100または100aに向けられ、ここでシステム10 0または100aは前述したように運転され、そして導管260を通して排出さ れるQ.I.固体を含有しない脱水タールおよび、導入される脱水タールのQ. I.含量に比較して、Q.I.固体に富んだ脱水タールを同時に製造する。固体 に富んだタールは導管218eを通過して導管218cに行き、前述したように 、Q.I.固体に富んだピッチおよびタール蒸留物に蒸留され続ける。第6図に 示すように、固体を含有しない脱水タールは導管260aを通過し、前述したよ うに、同様な下流の精留および他のプロセシング装置の中に導入されるが、ただ し番号は数字2の代わりに数字3で始まる。前述したように、固体を含有しない 脱水タールは固体を含有しないピッチおよびタール蒸留物に蒸留される。 Q.I.に富んだ流れおよびQ.I.を含有しない流れからのタール蒸留物の双 方の組は同等であり、必要に応じて、配合し、使用することができる。 軟質ピッチのクロス流濾過によるピッチの製造 第7図および第8図に描写される他の態様において、導管244aを通してタ ール精留装置244の底部を去る軟質ピッチ流に対してクロス流濾過プラント1 00または100aは設置される。 導管244bを通過する代わりに、軟質ピッチ流は精留システム100または 100aに送出され、ここでシステム100または100aは前述したように運 転され、そして導管260を通して排出されるQ.I.固体を含有しない軟質ピ ッチおよび、導入される軟質ピッチのQ.I.含量に比較して、Q.I.固体に 富んだ軟質ピッチを同時に製造する。固体に富んだタールは導管244eを通過 し244cに行き、前述したように、ドラム246においてQ.I.固体に富ん だ軟質ピッチおよびタール蒸留物にフラッシュされ続ける。第8図に示すように 、固体を含有しない軟質ピッチは導管260bを通過し、前述したように、同様 な下流の精留および他のプロセシング装置の中に導入されるが、ただし番号は数 字2の代わりに数字4で始まる。固体に富んだ軟質ピッチは真空フラッシュドラ ム246(第7図)において、固体に富んだ軟質ピッチ、プラス真空蒸留物流に フラッシュされる。固体に富んだ軟質ピッチは真空フラッシュドラム446(第 8図)において固体に富んだ軟質ピッチおよびタール蒸留物にフラッシュされる 。再び、Q.I.に富んだ流れおよびQ.I.を含有しない流れからのタール蒸 留物の双方の組は同等であり、必要に応じて、配合し、使用することができる。 硬質ピッチのクロス流濾過によるピッチの製造 第9図に描写される他の態様において、導管254aを通してフラッシュドラ ム246の底部を去る硬質ピッチ流に対してクロス流濾過プラント100または 100aは設置される。コールタールピッチの典型的な性質は次の通りである。 軟化点−メットラー(Mettler)℃: 110℃ 室温における密度(g/cm3) :1.34 110℃のSPピッチについての粘度: 160℃ 1100cp 200℃ 100cp 225℃ 30cp 導管254bを通過する代わりに、硬質ピッチ流は約330℃またはそれより 高い高温において導管254dを通して精留システム100または100aに送 出され、ここでシステム100または100aは前述したように運転され、そし て導管260を通して排出されるQ.I.固体を含有しない硬質ピッチ、および Q.I.固体に富んだ硬質ピッチを同時に製造する。濾過システムは導管260 および558を通して排出される固体を含有しないピッチおよび、導入されるピ ッチのQ.I.含量に比較して、固体に富んだ軟質ピッチを同時に製造する。双 方のピッチを所望の貯蔵温度に別々に冷却した後、それらをタンク設備(図示せ ず)に送る。 コールタールを前記Q.I.に富んだ生成物およびQ.I.を含有しない生成 物に変換する方法の説明において、Q.I.に富んだ流れをQ.I.を含有しな い流れと平行して別の装置でプロセシングされると説明される。また、Q.I. を含有しない流れを同一装置でブロックされた基準でプロセシングすることがで きるであろう。換言すると、Q.I.に富んだ流れまたはQ.I.を含有しない 流れの1つをタンク設備に送り、所望の量が完結するまで他の蒸留の間貯蔵する ことができ、次いで貯蔵した流れを蒸留プロセスの所望の点に導入し、硬質ピッ チへの変換を完結する。 さらに、前述のコールタールを変換する方法は、脱水工程および蒸留工程、お よびQ.I.に富んだ流れおよびQ.I.を含有しない流れを製造する精密濾過 の双方について、連続である。精密濾過プロセスは連続的に止まるが、前述の連 続的方法の代わりに脱水工程および蒸留工程の各々についてバッチ式方法を使用 することができる。 実施例1 第3図に示すような液状タールのQ.I.濃縮およびQ.I.を含有しないタ ールの同時の製造のための連続的に精密濾過プラント100において、セラミッ クメンブランフィルター115(U.S.Filter)をステンレス鋼ケース の内側に設置することができ、このフィルターは500オングストロームの公称 孔直径および75ft2の合計の表面積を有する。石炭蒸留プロセスからのコー ルタールの新鮮な供給物は80〜350℃であって粘度を最小とし、「循環」プ ロセスループ112の中に送られ、このループは大きいWAUKESHA容積式 ポンプ122、U.S.Filterセラミックメンブランモジュール115お よびMICRO MOTION質量流コントローラー123を含む。循環プロセ スループの温度は、熱油トレーシングを使用して、同様に80〜350℃の最小 粘度の温度に維持される。 新鮮な供給物104、濃縮物128、および再循環113の流速は、それぞれ 、MICRO MOTION質量流コントローラー110、130、123によ り調節される。透過液の流速をMICRO MOTION質量流コントローラー 120を使用して測定する。新鮮な供給物104および濃縮物128の流速を、 新鮮なコールタール供給物104中で初期のQ.I.レベル、濃縮物128の所 望のQ.I.レベル,および透過液116の流速に従いコントロールする。「再 循環」プロセスループの内側のコールタール111の流速は、非常に高く、新鮮 な供給物104の流速の50〜10,000倍に維持して、管状セラミックメン ブランの内側において乱流をくりかつ維持する。 メンブランフィルターからのQ.I.を含有しない透過液とのシステムの物質 バランスは、下記を与える。 (1) Ff=Fp+Fc (2) Fp×Cf=Fp×Cp+Ec=Fc×Cc(Cp=0) ここでFf、Fp、およびFcは、新鮮な供給物、透過液、および濃縮物のそれぞ れの流速を意味し、そしてCf、CpおよびCcは、対応する固体の重量%を意味 する。前の実施例において示すように、クロス流濾過フィルターでは、Cpは0 に等しい、すなわち、透過液はQ.I.を含有しない。 前の試験から、透過フラックスは、500オングストロームのメンブランを使 用してコールタールを濾過するとき、ほぼ10ガロン/ft2/日(gfd)で ある。透過流速Fpは、下記のようにして決定される: Fp=(透過液フラックス)×(フィルター表面積) Fp=10ガロン/ft2/日×75ft2 p=750ガロンの透過液/日=31.3ガロンの透過液/時 新鮮な供給物が1重量%の固形分(Q.I.)、Cf、を有する場合、3、4 、および5重量%のQ.I.固体を含有するようにタールを濃縮することは、下 記の条件の組に従いシステムを運転することによって達成することができる: c=濃縮物中の固体の重量% f=1重量% 3重量% 4重量% 5重量% 新鮮な供給物の速度 46.9 41.7 39.1 ガロン/時−Ff 透過液の速度 31.3 31.3 31.3 ガロン/時−Ff 濃縮物の速度 15.6 10.4 7.8 ガロン/時−Ff 同様に、1.5重量%の濃縮 − 固体の供給物3、4および5重量%のター ルは下記の運転条件を必要とする。 c=濃縮物中の固体の重量% f=1.5重量% 3重量% 4重量% 5重量% 新鮮な供給物の速度 62.6 50.0 44.7 ガロン/時−Ff 透過液の速度 31.3 31.3 31.3 ガロン/時−Ff 濃縮物の速度 31.3 18.7 13.4 ガロン/時−Ff 上記の典型的な状況において、透過液の速度Fpが31.3ガロン/時に到達 するまで、新鮮な供給物の速度Ffを調節し、ループ112における循環は約10 0,000〜3000,000ガロン/時であり、そして弁124を閉じて循環 ループ112からの濃縮物のフローが存在しないようにする。31.3ガロン/ 分の一定の透過液の流速が得られたとき、弁124を開き、質量流コントローラ ー130の操作により所望のQ.I.濃度に対応する速度Fcで濃縮物を循環ル ープ112から抜き出す。同時に、新鮮な供給物の流速Ffは抜き出されたター ル濃縮物Fcの量により増加される。 実施例2 第4図に示すようなパイロット精密濾過プラントにおいて、150psig( 10バール)までの圧力および175℃までの温度において、いくつかの脱水タ ールを濾過した。モジュール189において、約80cmの高さ、および約12 0cmの高さのものを包含する、いくつかの商用フィルター要素を試験した。大 部分は19のフローチャンネルを含有し、これらのチャンネルは6mmまたは 3.5mmの内径であった。フローチャンネルの内表面上のセラミックメンブラ ンは、0.1マイクロメートルまたはそれより小さい孔大きさを有した。 タールの循環速度はほぼ15gpm〜60gpm(60〜240リットル/分 )の範囲であり、フローチャンネル中でタールの線速度は2m/秒〜8m/秒の 範囲であった。もとのタールは2%〜8%の固体(Q.I.)粒子を含有した。 透過液は固体を実質的に含有しなかった(0.1%より少ない)。 実験の研究の一部分の間において、透過液を固体に富んだタールと再び組合わ せ、そして再び組合わせたタールを再び反復して濾過して、より長い時間にわた る技術的データを得た。同時の商業的運転において、透過液を抜き出し、透過液 の収率がもとのタールの少なくとも10%に到達するまで、固体含量が増加する タールを循環させた。もとのタールの40%より多い固体を含有しない透過液の 収率が得られたが、これは典型的なプラントが生成することが期待される、もと のタールの約10〜20重量%の範囲であろう収率よりも高い。30〜40%の 範囲のQ.I.を含有しないピッチのより高い百分率は、また、望ましさに劣る であろう。なぜなら、これは蒸留プロセスにおいて残留するQ.I.に富んだ流 れの粘度が高いことを意味するからである。 商業的プラントは同一の大きさのフィルター要素を使用することが期待される が、1つのモジュールにおいてそれらのうちのいくつかを有し、所望の容量につ いて必要な数のモジュールを使用するであろう。このようなプラントの1例は第 10図に示されている。プラント100bにおいて、新鮮な供給物(脱水タール 、軟質ピッチまたは硬質ピッチ)を大気圧においてポンプ601を、例えば、1 00ガロン/分において、通過させ、約40psigまたはそれより大きい圧力 に加圧する。次いで供給物は導管602を通して入り、例えば、9000ガロン /分において、高圧および高温に維持された循環する液体のループの中に連続的 に送られる。ループは、循環ポンプ605、複数のフィルターモジュール 610a〜d(各々はセラミックメンブランフィルター612a〜dを含有する )、貯蔵ドラム603および接続パイプ604、615、618およびコントロ ール弁607a〜dおよび614a〜dを含む。この実施例において、循環速度 はフィルターのチャンネル中で線速度が2m/秒〜8m/秒であるような速度で ある。 ループ中で液体を乱流条件下にセラミックフィルター612a〜dのチャンネ ルを通して連続的に送る。循環した液体の小さい部分は、固体粒子が横切るのを 防止するセラミックメンブランを通して透過する。固体を含有しない液体は導管 621a〜d、弁620a〜dおよび導管622を通して透過液ドラム623の 中に収集され、透過液ドラム623は大気圧よりもわずかに高い圧力、例えば、 5〜10psigに維持される。 固体を含有しない液体を使用して、ポンプ626、弁624a〜dおよび導管 621a〜d、フィルターモジュール610a〜dを通して規則的な間隔でバッ クフラッシュする。正味の製造された固体を含有しない液体をドラム623から 導管625、ポンプ630、コントロール弁632および導管633を通してレ ベルコントロール下に放出される。例えば、100ガロン/分について、導入さ れる供給物、Q.I.を含有しない流れは9ガロン/分であることができる。 固体を含有しない液体の一部分がフローとしてループを去るとき、残留する液 体中で固体粒子の濃度は増加する。正味の固体に富んだ液体はループからフロー として、例えば、背圧コントローラー616および導管617により91ガロン /分の速度で放出される。次いで、Q.I.を含有しない流れおよびQ.I.に 富んだ流れの双方を、前述したように、別々にプロセシングしてQ.I.を含有 しないピッチおよびQ.I.を含有するピッチを製造する。 こうして、本発明は、固体(Q.I.)に富んだコールタールピッチ生成物を 製造すると同時に実質的にQ.I.を含有しないコールタールピッチ生成物を製 造する、キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを蒸留する方 法を達成する。脱水および精留の過程を通して取り出された蒸留物および他の生 成物はQ.I.を含有しないので、導入されるタール中のQ.I.は先行技術の プロセスにより製造されたピッチの中に濃縮するので、仕上げられた生成物は導 入されるコールタールのQ.I.含量より高いQ.I.含量を有するであろう。 しかしながら、本発明の方法において、Q.I.を含有する生成物は先行技術方 法から期待されたよりも高いQ.I.濃度を有するであろう。 本発明によるコールタール蒸留の過程における同時のQ.I.の濃縮/消耗手 順の組込みの1つの利点は、内部のフローに対する濾過速度がタールまたはピッ チの貯蔵温度におけるそれらの濾過速度よりも数倍高いことである。フィルター 要素の数はより少なく、そして生成物の1トン当たりの輸送される液体の体積は より小さいであろう。粗製石炭の濾過を越える他の利点は、2相のタール/水の フローの複雑化が回避されることである。 コールタール蒸留の過程におけるこのようなクロス流Q.I.濾過は、炭素お よびグラファイトの製造業者が含浸のために固体を含有しないピッチ、およびバ インダーとして固体に富んだピッチを好むので、商業的要求に適合する。スラッ ジまたは廃棄物に等しいフィルターケーキを形成しないで、Q.I.を除去する ことは、さらなる利益である。 本発明を特に特別の好ましい態様に関して説明したが、前述の説明に照らして 、多数の代替物、変更および変化は当業者にとって明らかとなるであろう。した がって、添付された請求の範囲は、本発明の真の範囲および精神の範囲内に導入 される、任意のこのような代替物、変更および変化を包含すると考えられる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年12月3日(1998.12.3) 【補正内容】 循環ループから126において放出されるタール濃縮物のQ.I.濃度および 流速は、下記の関係式により決定される: (I) Cc=Cf×Ff f−Fp (II) Ff−Fp=Fc ここでCc=タール濃縮物(128)中のQ.I.濃度(重量%) Cf=タール供給物(104)中のQ.I.濃度(重量%) Ff=タール供給物(104)の流速 Fp=Q.I.を含有しない透過液(116)がフィルターおよび循環ループ を排出される流速。 Fc=タール濃縮物(128)が循環ループから抜き出される流速。 第4図において、パイロット規模の精密濾過プラント100aが示されている 。導管150はコールタール中間生成物を受取り、このコールタール中間生成物 は装填ポンプ152により導管154、158および弁156を通してタール供 給物タンク160に送られる。タール循環ループは、その主要な構成部分として 、セラミックフィルター要素を含有する垂直フィルターモジュール189、ター ル供給タンク160、およびタール循環ポンプ168からなる。追加のシステム 構成部分は、質量流メーター182、191、フローコントロール弁174、1 88、流速コントローラー(図示せず)、圧力トランスデューサー186、圧力 コントローラー(図示せず)および圧力コントロール弁196を含む。 フローコントロールループ176は、質量流メーター182、流速コントロー ラー(図示せず)およびフローコントロール弁174からなる。導管170を通 る導管162、166、弁164およびポンプ168からのタール流が導管17 8および180を通る2つの流れに分割されるように、フィルターモジュールを 通る循環流速はループにより調節される。導管178、172および弁17 6を通る流れを供給タンク160の中に直接戻す。導管189、184および質 量流メーター182を通る流れはフィルターモジュール189の中に入り、弁1 93、導管194、197の中に出て、供給タンク160の中に戻る。 圧力コントロールループ195は、圧力トランスデューサー186、圧力コン トローラー(図示せず)および圧力コントロール弁196からなる。 透過液は導管190、192および質量流メーター191および弁185、を 通してフィルターモジュール189を通して出て、導管198を通して供給タン ク160の中に戻すか、あるいは弁187および導管199を通して透過液貯蔵 タンクに向けることができる。 Q.I.濃縮タールはシステムから弁183および導管181を通して貯蔵タ ンクに取り出すことができる。 前述の濾過システムを使用する本発明は、第5図および第6図に示す典型的な コールタール蒸留システムの中に組込むことができる。 硬質ピッチのクロス流濾過によるピッチの製造 第9図に描写される他の態様において、導管254aを通してフラッシュドラ ム246の底部を去る硬質ピッチ流に対してクロス流濾過プラント100または 100aは設置される。コールタールピッチの典型的な性質は次の通りである。 軟化点−メットラ−(Mettler)℃: 110℃ 室温における蒸留(g/cm3) :1.34 110℃のSPピッチについての粘度: 160℃ 1100cp 200℃ 100cp 225℃ 30cp 導管254bを通過する代わりに、硬質ピッチ流は約330℃またはそれより 高い高温において導管254dを通して精留システム100または100aに送 出され、ここでシステム100または100aは前述したように運転され、そし て導管260を通して排出されるQ.I.固体を含有しない硬質ピッチおよび導 管254eを通して排出されるQ.I.固体に富んだ硬質ピッチを同時に製造す る。濾過システムは導管260および558を通して排出される固体を含有しな いピッチおよび、導入されるピッチのQ.I.含量に比較して、固体に富んだ軟 質ピッチを同時に製造する。双方のピッチを熱交換器256、556において所 望の貯蔵温度に別々に冷却した後、それらをタンク設備(図示せず)に送る。 商業的プラントは同一の大きさのフィルター要素を使用することが期待される が、1つのモジュールにおいてそれらのうちのいくつかを有し、所望の容量につ いて必要な数のモジュールを使用するであろう。このようなプラントの1例は第 10図に示されている。プラント100bにおいて、新鮮な供給物(脱水タール 、軟質ピッチまたは硬質ピッチ)を大気圧においてポンプ601を、例えば、1 00ガロン/分において、通過させ、約40psigまたはそれより大きい圧力 に加圧する。次いで供給物は導管602を通して導入され、例えば、9000ガ ロン/分において、高圧および高温に維持された循環する液体のループの中に連 続的に送られる。ループは、循環ポンプ605、複数のフィルターモジュール6 10a〜d(各々はセラミックメンブランフィルター612a〜dを含有する) 、貯蔵ドラム603および接続パイプ604、606、615、618およびコ ントロール弁607a〜dおよび614a〜dを含む。この実施例において、循 環速度はフィルターのチャンネル中で線速度が2m/秒〜8m/秒であるような 速度である。 ループ中で液体を乱流条件下にセラミックフィルター612a〜dのチャンネ ルを通して連続的に送る。循環した液体の小さい部分は、固体粒子が横切るのを 防止するセラミックメンブランを通して透過する。固体を含有しない液体は導管 621a〜d、弁620a〜dおよび導管622を通して透過液ドラム623の 中に収集され、透過液ドラム623は大気圧よりもわずかに高い圧力、例えば、 5〜10psigに維持される。 16. キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを実質的に すべての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製 造し、クロス流濾過メンブランフィルターおよびポンプを含む循環ループの中に 前記加熱脱水されたタールを約140℃を超える温度において連続的に供給して 、前記加熱脱水されたタールを連続的に循環させかつ前記加熱脱水されたタール を約40psigを超える圧力に維持して、(i)前記クロス流フィルターを経 て循環ループを排出される実質的にQ.I.を含有しない透過流、および(ii )Q.I.を含有する流れを形成させ、その後、連続的に、かつ追加の加熱脱水 されたタールを前記循環ループの中に供給すると同時に、前記Q.I.を含有す る流れの一部分を前記循環ループから放出させ、その後、前記実質的にQ.I. を含有しない透過流および前記Q.I.を含有する流れを別々に精留してタール 蒸留物画分を分離および除去し、実質的にQ.I.を含有しないコールタールピ ッチおよび別のQ.I.を含有するコールタールピッチを製造することからなる 、キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有する内部流れをコールタール蒸留にお いでを変換してコールタールピッチを製造する方法。 17. キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを実質的に すべての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製 造し、前記脱水タールを精留してタール蒸留物画分を分離および除去して、軟質 コールタールピッチを製造し、クロス流濾過メンブランフィルターおよびポンプ を含む循環ループの中に前記軟質コールタールピッチを約250℃を超える温度 において連続的に供給して、前記軟質コールタールピッチを連続的に循環させか つ約40psigを超える圧力に前記軟質コールタールピッチを維持して、(i )前記クロス流フィルターを経て循環ループを排出される実質的にQ.I.を含 有しない透過流および(ii)Q.I.を含有する流れを形成させ、その後、連 続的に、かつ追加の軟質コールタールピッチを前記循環ループの中に供給する と同時に、前記Q.I.を含有する流れの一部分を前記循環ループから放出させ 、その後、前記実質的にQ.I.を含有しない透過流および前記Q.I.を含有 する流れを別々に精留して追加のタール蒸留物画分を分離および除去し、実質的 にQ.I.を含有しないコールタールピッチおよび別のQ.I.を含有するコー ルタールピッチを製造することからなる、キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含 有する内部流をコールタール蒸留において変換してコールタールピッチを製造す る方法。 18. キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを実質的に すべての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製 造し、前記脱水タールを精留してタール蒸留物画分を分離および除去して、硬質 コールタールピッチを製造し;クロス流濾過メンブランフィルターおよびポンプ を含む循環ループの中に前記硬質コールタールピッチを約300℃を超える温度 において連続的に供給して、前記硬質コールタールピッチを連続的に循環させか つ約40psigを超える圧力に維持して、(i)前記クロス流フィルターを経 て循環ループを排出される実質的にQ.I.を含有しない透過流および(ii) Q.I.を含有する流れを形成させ、その後、連続的に、かつ追加の硬質コール タールピッチを前記循環ループの中に供給すると同時に、前記Q.I.を含有す る流れの一部分を前記循環ループから放出させ、その後、前記実質的にQ.I. を含有しない透過流および前記Q.I.を含有する流れを別々に冷却して、実質 的にQ.I.を含有しないコールタールピッチおよび別のQ.I.を含有するコ ールタールピッチを製造することからなる、キノリン不溶性粒子(Q.I.)を 含有する内部流をコールタール蒸留において変換してコールタールピッチを製造 する方法。 19. キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを実質的に すべての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製 造し、クロス流濾過メンブランフィルターおよびポンプを含む循環ループの中に 前記加熱脱水されたタールを連続的に供給して、前記加熱脱水されたタールを連 続的に循環させて、(i)前記クロス流フィルターを経て循環ループを排出され る実質的にQ.I.を含有しない透過流および(ii)Q.I.を含有する流れ を形成させ、その後、連続的に、かつ追加の加熱脱水されたタールを前記循環ル ープの中に供給すると同時に、前記Q.I.を含有する流れの一部分を前記循環 ループから放出させ、その後、前記実質的にQ.I.を含有しない透過流を別々 に精留して、タール蒸留物画分を分離および除去して、実質的にQ.I.を含有 しないコールタールピッチを製造する;ことからなる、キノリン不溶性粒子(Q .I.)を含有する内部流をコールタール蒸留において変換してコールタールピ ッチを製造する方法。 20. 前記コールタール流を周囲より高い高温に維持し、そして前記工程の すべてが連続的である、請求項19に記載の方法。 21. 前記コールタール流を周囲より高い高温に維持し、そして前記脱水タ ールを連続的に循環させて前記実質的にQ.T.を含有しない流れおよび前記Q .I.を含有する流れを得る前記工程以外の、前記工程の少なくとも一部分が連 続的でない、請求項19に記載の方法。 22. 前記脱水タールを約140℃を超える温度に維持すると同時に、それ を前記循環ループの中に供給して、前記実質的にQ.I.を含有しない透過流お よび前記Q.I.を含有する流れを得る、請求項19に記載の方法。 23. 前記脱水タールを前記循環ループ中で約40psigを超える圧力に 維持して、前記実質的にQ.I.を含有しない透過流および前記Q.I.を含有 する流れを得る、請求項19に記載の方法。 24. キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを実質的に すべての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製 造し、前記脱水タールを精留してタール蒸留物画分を分離および除去して、軟質 コールタールピッチを製造し;クロス流濾過メンブランフィルターおよびポンプ を含む循環ループの中に前記軟質コールタールピッチを連続的に供給して、前記 軟質コールタールピッチを連続的に循環させて、(i)前記クロス流フィルター を経て循環ループを排出される実質的にQ.I.を含有しない透過流、および( ii)Q.I.を含有する流れを形成させ、その後、連続的に、かつ追加の軟質 コールタールピッチを前記循環ループの中に供給すると同時に、前記Q.I.を 含有する流れの一部分を前記循環ループから放出させ、その後、前記実質的にQ .I.を含有しない透過流を別々に精留して追加のタール蒸留物画分を分離およ び除去し、実質的にQ.I.を含有しないコールタールピッチを製造することか らなる、キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有する内部流をコールタール蒸留 において変換してコールタールピッチを製造する方法。 25. 前記コールタール流を周囲より高い高温に維持し、そして前記工程の すべてが連続的である、請求項24に記載の方法。 26. 前記コールタール流を周囲より高い高温に維持し、そして前記軟質コ ールタールピッチを連続的に循環させて前記実質的にQ.I.を含有しない流れ および前記Q.I.を含有する流れを得る前記工程以外の、前記工程の少なくと も一部分が連続的でない、請求項24に記載の方法。 27. 前記軟質コールタールピッチを約250℃を超える温度に維持すると 同時に、それを前記循環ループの中に供給して、前記実質的にQ.I.を含有し ない透過流および前記Q.I.を含有する流れを得る、請求項24に記載の方法 。 28. 前記軟質コールタールピッチを前記循環ループ中で約40psigを 超える圧力に維持して、前記実質的にQ.I.を含有しない透過流および前記Q .I.を含有する流れを得る、請求項24に記載の方法。 29. キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを実質的に すべての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製 造し、前記脱水タールを精留してタール蒸留物画分を分離および除去して、硬質 コールタールピッチを製造し、クロス流濾過メンブランフィルターおよびポンプ を含む循環ループの中に前記硬質コールタールピッチを連続的に供給して、前記 硬質コールタールピッチを連続的に循環させて、(i)前記クロス流フィルター を経て循環ループを排出される実質的にQ.I.を含有しないピッチ、および( ii)Q.I.を含有するピッチを形成させ、その後、連続的に、かつ追加の硬 質コールタールピッチを前記循環ループの中に供給すると同時に、前記Q.I. を含有するピッチの一部分を前記循環ループから放出させ、その後、前記実質的 にQ.I.を含有しない透過ピッチを別々に冷却して、実質的にQ.I.を含有 しないコールタールピッチを製造することからなる、キノリン不溶性粒子(Q. I.)を含有する内部流をコールタール蒸留において変換してコールタールピッ チを製造する方法。 30. 前記コールタールピッチを周囲より高い高温に維持し、そして前記工 程のすべてが連続的である、請求項29に記載の方法。 31. 前記コールタールピッチを周囲より高い高温に維持し、そして前記硬 質コールタールピッチを連続的に循環させて前記実質的にQ.I.を含有しない 流れおよび前記Q.I.を含有する流れを得る前記工程以外の、前記工程の少な くとも一部分が連続的でない、請求項29に記載の方法。 32. 前記硬質コールタールピッチを約300℃を超える温度に維持すると 同時に、それを前記循環ループの中に供給して、前記実質的にQ.I.を含有し ない透過流および前記Q.I.を含有する流れを得る、請求項29に記載の方法 。 33. 前記硬質コールタールピッチを前記循環ループ中で約40psigを 超える圧力に維持して、前記実質的にQ.I.を含有しない透過流および前記Q .I.を含有する流れを得る、請求項29に記載の方法。 34. キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを実質的に すべての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製 造し;前記脱水タールを精留してタール蒸留物画分を分離および除去してプロセ シング温度において内部タール蒸留中間流を製造し、クロス流濾過メンブランフ ィルターおよびポンプを含む循環ループの中に前記中間流を中間流のプロセシン グ温度において供給して、前記前記中間流を連続的に循環させて、(i)前記ク ロス流フィルターを経て循環ループを排出される実質的にQ.I.を含有しない 透過流および(ii)Q.I.を含有する流れを形成させ、その後、連続的に、 かつ追加の中間流を前記循環ループの中に供給すると同時に、前記Q.I.を含 有する流れの一部分を前記循環ループから放出させ、その後、前記実質的にQ. I.を含有しない透過流を別々に精留して、追加のタール蒸留物画分を分離およ び除去して、実質的にQ.I.を含有しないコールタールピッチを製造する;こ とからなる、キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有する内部流をコールタール 蒸留において変換してコールタールピッチを製造する方法。 35. キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを実質的に すべての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製 造し。前記脱水タールを精留してタール蒸留物画分を分離および除去して、加熱 脱水されたタールを製造し;前記脱水タールを精留してタール蒸留物画分を分離 および除去して、コールタールピッチを製造し、クロス流濾過メンブランフィル ターおよびポンプを含む循環ループの中に前記コールタールピッチを連続的に供 給して、前記コールタールピッチを連続的に循環させて、(i)前記クロス流フ ィルターを経て循環ループを排出される実質的にQ.I.を含有しないコールタ ールピッチおよび(ii)Q.I.を含有するピッチを形成させ、その後、連続 的に、かつ追加のコールタールピッチを前記循環ループの中に供給すると同時に 、前記Q.I.を含有する流れの一部分を前記循環ループから放出させ、その後 、 前記実質的にQ.I.を含有しない透過流を別々に冷却して、実質的にQ.I. を含有しないコールタールピッチを製造することからなる、キノリン不溶性粒子 (Q.I.)を含有する内部流をコールタール蒸留において変換してコールター ルピッチを製造する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 アーウィン、チャールズ、ルイス アメリカ合衆国オハイオ州、ストロングズ ビル、バリー、クリーク、ドライブ、 17100 (72)発明者 リチャード、リーチャン、シャオ アメリカ合衆国オハイオ州、ノース、ロー ヤルトン、ノース、スター、ドライブ、 12731

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを実質的にす べての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製造 し、クロス流濾過メンブランフィルターおよびポンプを含む循環ループの中に前 記加熱脱水されたタールを連続的に供給して、前記加熱脱水されたタールを連続 的に循環させて、(i)前記クロス流フィルターを経て循環ループを排出される 実質的にQ.I.を含有しない透過流および(ii)Q.I.を含有する流れを 形成させ、その後、連続的に、かつ追加の加熱脱水されたタールを前記循環ルー プの中に供給すると同時に、前記Q.I.を含有する流れの一部分を放出させ、 その後、前記実質的にQ.I.を含有しない透過流および前記Q.I.を含有す る流れを別々に精留してタール蒸留物画分を分離および除去して、実質的にQ. I.を含有しないコールタールピッチおよび別のQ.I.を含有するコールタ一 ルピッチを製造することからなる、キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有する コールタールを変換してコールタールピッチを製造する方法。 2. 前記コールタール生成物および流れを周囲より高い高温に維持し、そし て前記工程のすべてが連続的である、請求項1に記載の方法。 3. 前記コールタール生成物および流れを周囲より高い高温に維持し、そし て前記脱水タールを連続的に循環させて前記実質的にQ.I.を含有しない流れ 、および前記Q.I.を含有する流れを得る前記工程以外の、前記工程の少なく とも一部分が連続的でない、請求項1に記載の方法。 4. 前記脱水タールを約140℃を超える温度に維持すると同時に、それを 前記循環ループの中に供給して、前記実質的にQ.I.を含有しない透過流、お よび前記Q.I.を含有する流れを得る、請求項1に記載の方法。 5. 前記脱水タールを前記循環ループ中で約40psigを超える圧力に維 持して、前記実質的にQ.I.を含有しない透過流および前記Q.I.を含有す る流れを得る、請求項1に記載の方法。 6. キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを実質的にす べての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製造 し、前記脱水タールを精留してタール蒸留物画分を分離および除去して、軟質コ ールタールピッチを製造し、クロス流濾過メンブランフィルターおよびポンプを 含む循環ループの中に前記軟質コールタールピッチを連続的に供給して、前記軟 質コールタールピッチを連続的に循環させて、(i)前記クロス流フィルターを 経て循環ループを排出される実質的にQ.I.を含有しない透過流および(ii )Q.I.を含有する流れを形成させ、その後、連続的に、かつ追加の軟質コー ルタールピッチを前記循環ループの中に供給すると同時に、前記Q.I.を含有 する流れの一部分を放出させ、その後、前記実質的にQ.I.を含有しない透過 流および前記Q.I.を含有する流れを別々に精留して追加のタール蒸留物画分 を分離および除去して、実質的にQ.I.を含有しないコールタールピッチおよ び別のQ.I.を含有するコールタールピッチを製造することからなる、キノリ ン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを変換してコールタールピッ チを製造する方法。 7. 前記コールタール生成物および流れを周囲より高い高温に維持し、そし て前記工程のすべてが連続的である、請求項6に記載の方法。 8. 前記コールタール生成物および流れを周囲より高い高温に維持し、そし て前記軟質コールタールピッチを連続的に循環させて前記実質的にQ.I.を含 有しない流れおよび前記Q.I.を含有する流れを得る前記工程以外の、前記工 程の少なくとも一部分が連続的でない、請求項6に記載の方法。 9. 前記軟質コールタールピッチを約250℃を超える温度に維持すると同 時に、それを前記循環ループの中に供給して、前記実質的にQ.I.を含有しな い透過流および前記Q.I.を含有する流れを得る、請求項6に記載の方法。 10. 前記軟質コールタールピッチを前記循環ループ中で約40psigを 超える圧力に維持して、前記実質的にQ.I.を含有しない透過流および前記Q .I.を含有する流れを得る、請求項6に記載の方法。 11. キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコールタールを実質的に すべての水を除去するために十分な温度に加熱して、加熱脱水されたタールを製 造し、前記脱水タールを精留してタール蒸留物画分を分離および除去して、硬質 コールタールピッチを製造し、クロス流濾過メンブランフィルター、およびポン プを含む循環ループの中に前記硬質コールタールピッチを連続的に供給して、前 記硬質コールタールピッチを連続的に循環させて、(i)前記クロス流フィルタ ーを経て循環ループを排出される実質的にQ.I.を含有しない透過流および( ii)Q.I.を含有する流れを形成させ、その後、連続的に、かつ追加の硬質 コールタールピッチを前記循環ループの中に供給すると同時に、前記Q.I.を 含有する流れの一部分を放出させ、その後、前記実質的にQ.I.を含有しない 透過流および前記Q.I.を含有する流れを別々に冷却して、実質的にQ.I. を含有しないコールタールピッチおよび別のQ.I.を含有するコールタールピ ッチを製造することからなる、キノリン不溶性粒子(Q.I.)を含有するコー ルタールを変換してコールタールピッチを製造する方法。 12. 前記コールタール生成物および流れを周囲より高い高温に維持し、そ して前記工程のすべてが連続的である、請求項11に記載の方法。 13. 前記コールタール生成物および流れを周囲より高い高温に維持し、そ して前記硬質コールタールピッチを連続的に循環させて前記実質的にQ.I.を 含有しない流れおよび前記Q.I.を含有する流れを得る前記工程以外の、前記 工程の少なくとも一部分が連続的でない、請求項11に記載の方法。 14. 前記硬質コールタールピッチを約300℃を超える温度に維持すると 同時に、それを前記循環ループの中に供給して、前記実質的にQ.I.を含有し ない透過流および前記Q.I.を含有する流れを得る、請求項11に記載の方法 。 15. 前記硬質コールタールピッチを前記循環ループ中で約40psigを 超える圧力に維持して、前記実質的にQ.I.を含有しない透過流および前記Q .I.を含有する流れを得る、請求項11に記載の方法。
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