JP2001358196A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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JP2001358196A
JP2001358196A JP2000181436A JP2000181436A JP2001358196A JP 2001358196 A JP2001358196 A JP 2001358196A JP 2000181436 A JP2000181436 A JP 2000181436A JP 2000181436 A JP2000181436 A JP 2000181436A JP 2001358196 A JP2001358196 A JP 2001358196A
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rotary drive
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JP2000181436A
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Kiyohisa Tateyama
清久 立山
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板を安定して保持できる高剛性の基板搬送装
置の提供を目的としている。 【解決手段】本発明の基板搬送装置13A,13Bは、
旋回軸を中心に旋回可能な旋回台40と、旋回台40に
回転可能に設けられた一対の第1の回転駆動軸55と、
一対の第1の回転駆動軸55にそれぞれ個別に取り付け
られた一対の第1のアーム52(56)と、一対の第1
のアーム52(56)によってその両端が支持されると
ともに、基板を保持する第1のハンド42と、旋回台4
0に回転可能に設けられた一対の第2の回転駆動軸65
と、一対の第2の回転駆動軸65にそれぞれ個別に取り
付けられた一対の第2のアーム62(66)と、一対の
第2のアーム62(66)によってその両端が支持され
るとともに、基板を保持する第2のハンド44とを具備
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
(LCD)基板等の被処理体を搬送する基板搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば液晶ディスプレイ(LCD)の製
造においては、ガラス製の矩形のLCD基板にフォトレ
ジスト液を塗布してレジスト膜を形成し、回路パターン
に対応してレジスト膜を露光し、これを現像するとい
う、いわゆるフォトリソグラフィ技術により回路パター
ンが形成される。
【0003】このような回路パターンを形成する処理に
おいて、矩形のLCD基板は、アームを有する搬送装置
により、処理装置内で搬送され、各種の処理を行なう多
数のユニットに対して搬出入される。
【0004】基板を搬送する前記搬送装置としては、従
来、スカラ型のものが良く知られている。このようなス
カラ型の搬送装置の一例が図7および図8に示されてい
る。図示のように、このスカラ型の搬送装置は、基板を
保持する2つのハンド103,103を上下に有してい
る。旋回軸70によって旋回する旋回板80には、第1
および第2の回転駆動軸90a,90bが設けられてい
る。各回転駆動軸90a,90bにはそれぞれ、第1の
アーム100を介して第2のアーム101が設けられて
いる。また、各第2のアーム101にはそれぞれ関節部
102を介してハンド103が設けられている。また、
旋回軸7と同軸的に設けられた駆動軸にはプーリが固着
され、このプーリに掛け渡されたタイミングベルトによ
ってアーム100,101及び間接部102が回動する
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スループッ
トを向上させるために処理の高速化が要求される近年に
おいては、基板の高速搬送とともに、基板を搬送装置に
よって安定して保持することが求められている。
【0006】しかし、従来の搬送装置は、図7および図
8にも示されているように、基板を保持するハンド10
3が1つのアームによって片持ち支持されているため、
特に大型で矩形のLCD基板を高速で且つ安定して支持
する場合には、剛性が十分であるとは言えなかった。
【0007】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、基板を安定して保持
できる高剛性の基板搬送装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の基板搬送装置は、旋回軸を中心に旋回可能
な旋回台と、前記旋回台に回転可能に設けられた一対の
第1の回転駆動軸と、前記一対の第1の回転駆動軸にそ
れぞれ個別に取り付けられた一対の第1のアームと、前
記一対の第1のアームによってその両端が支持されると
ともに、基板を保持する第1のハンドと、前記旋回台に
回転可能に設けられた一対の第2の回転駆動軸と、前記
一対の第2の回転駆動軸にそれぞれ個別に取り付けられ
た一対の第2のアームと、前記一対の第2のアームによ
ってその両端が支持されるとともに、基板を保持する第
2のハンドとを具備することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳細に説明する。
【0010】図1〜図5は本発明の基板搬送装置をLC
D基板の塗布現像処理システム1に適用した一実施形態
を示している。塗布現像処理システム1は、LCD基板
に対してレジスト液を塗布した後、図に2で示す露光シ
ステム(EXP)に一旦受け渡し、この露光システム2
によって露光処理された後の基板を再度受け取って現像
処理を行なう。
【0011】このような一連の処理を行なうため、この
塗布現像処理システム1は、LCD基板のローディング
およびアンローディングを行なうためのローダ/アンロ
ーダ部3と、基板を回転させて洗浄処理を行なうための
第1の回転系プロセス部4と、主に加熱・冷却処理を行
なうための第1の熱系プロセス部5と、基板を回転させ
てレジスト液の塗布(コーティング)および周縁レジス
ト除去処理等を行なうとともに現像処理を行なうための
第2の回転系プロセス部6と、加熱・冷却処理を行なう
ための第2の熱系プロセス部7と、露光システム2との
間で基板の受け渡しを行なうためのインターフェース部
(I.F.)8とを備えている。
【0012】ローダ/アンローダ部3は、カセット載置
台10と搬送部(CS)11とを備えている。カセット
載置台10上には2種類のカセットC1,C2が載置さ
れている。例えば、第1のカセットC1には処理前のL
CD基板が収納され、第2のカセットC2には処理後の
LCD基板が収納される。
【0013】また、搬送部11には、第1のサブアーム
機構13が設けられている。この第1のサブアーム機構
13は、基板を保持できるアーム14を有し、このアー
ム14を旋回させ進退させ上下させることにより、第1
のカセットC1に収納された基板を取り出して第1の回
転系プロセス部4側に受け渡せるようになっている。な
お、全ての処理が終了した基板は、この第1のサブアー
ム機構13によって、例えば第1の回転系プロセス部4
側から第2のカセットC2へと収納される。
【0014】第1の回転系プロセス部4は、第1のサブ
アーム機構13から基板を受け取る第1のメインアーム
機構15を有している。このメインアーム機構15は、
Y方向に沿って延設された第1の中央搬送路16上を走
行するベース17と、このベース17上で旋回、進退、
上下駆動される例えばアーム18とを備えている。
【0015】第1のメインアーム機構15の一方側に
は、中央搬送路16に沿って、例えばブラシスクラバか
らなる2つの洗浄ユニット(SCR)19が並設されて
いる。また、第1のメインアーム機構15の他方側に
は、中央搬送路16に沿って、有機物洗浄を行なうエキ
シマユニット(Excimer Unit)12と、ブラシスクラバ
からなる洗浄ユニット(SCR)19とがそれぞれ並設
されている。
【0016】第1のメインアーム機構15は、ローダ/
アンローダ部3から受け取った基板を各処理ユニット1
2,19若しくは第1の熱系プロセス部5に搬入すると
ともに、必要な処理が施された基板を各処理ユニット1
2,19から取り出して順次別の処理ユニット12,1
9若しくは第1の熱系プロセス部5に搬送するようにな
っている。
【0017】第1の熱系プロセス部5は第1の中央搬送
路16と直列(中央搬送路16の延長線上)に配置され
ている。この第1の熱系プロセス部5には、第2のサブ
アーム機構13Aが設けられている。この第2のサブア
ーム機構13Aは、基板を保持できるアーム14を有
し、このアーム14を旋回させ進退させ上下させること
により、基板を後述する周囲の処理ユニットの所定の装
置に受け渡せるようになっている。
【0018】第2のサブアーム機構13Aの周囲には、
第1のポストベーク処理ユニット20と、アドヒージョ
ン処理/冷却ユニット21と、第2のポストベーク処理
ユニット22と、加熱処理/冷却ユニット23とが、第
2のサブアーム機構13Aを外側から取り囲むようにし
て設けられている。この場合、第1および第2のポスト
ベーク処理ユニット20,22は、ポストベーク処理を
行なう3つの加熱処理装置(POST)を上下3段に積
み重ねることによって構成され、第2のサブアーム機構
13Aを挟んで互いにX方向で向き合うように配設され
ている。また、加熱処理/冷却ユニット23は、第1の
回転系プロセス部4と第1の熱系プロセス部5との間の
基板の受け渡しに使用される(出口を構成する)中継装
置を兼ねる冷却処理装置(EXT COL)と、加熱乾
燥処理を行なう2つの加熱処理装置(HP)とから成
り、これら3つの処理装置を上下3段に積み重ねること
によって構成されている。また、アドヒージョン処理/
冷却ユニット21は、第2の回転系プロセス部6と第1
の熱系プロセス部5との間の基板の受け渡しに使用され
る(出口を構成する)中継装置を兼ねる冷却処理装置
(EXT COL)と、疎水化処理を行なうアドヒージ
ョン処理装置(AD)と、冷却処理装置(COL)とか
ら成り、これら3つの処理装置を上下3段に積み重ねる
ことによって構成されている。なお、アドヒージョン処
理/冷却ユニット21および加熱処理ユニット23は、
第1の回転系プロセス部4の第1の中央搬送路16また
は第2の回転系プロセス部6の後述する第2の中央搬送
路24に接続しており、第2のサブアーム機構13Aを
挟んで互いにY方向で向き合うように配設されている。
【0019】第2のサブアーム機構13Aは、第1のメ
インアーム機構15によって加熱処理/冷却ユニット2
3の中継装置を兼ねる冷却処理装置(EXT COL)
に受け渡された基板を受け取って、これを周囲のユニッ
ト20〜23の処理装置に搬入するとともに、必要な処
理が施された基板を各処理ユニット20〜23から取り
出して順次別の処理ユニット20〜23若しくはアドヒ
ージョン処理/冷却ユニット21の中継台を兼ねる冷却
処理装置(EXT COL)に搬送するようになってい
る。あるいは、この逆の操作を行なうようになってい
る。なお、第2のサブアーム機構13Aによるこれらの
搬送や搬入等は、後述する第2のサブアーム機構13A
における上下2対のハンド42及び44(図3)により
効率的に行われる。
【0020】ここで、図1中、例えば「POST/PO
ST/POST」の表記は、ポストベーク処理を行なう
3つの加熱処理装置(POST)が上下3段に積み重ね
て設置されていることを示している(その他の処理装置
およびユニットについても同様である)。その状態の一
例が図2に明確に示されている。図2は第2のサブアー
ム機構13Aを挟んで互いにY方向で向き合うように配
設されているアドヒージョン処理/冷却ユニット21と
加熱処理ユニット23の処理装置の積み重ね状態を明確
に示している。
【0021】一方、第2の回転系プロセス部6は、Y方
向に沿って延設された第2の中央搬送路24上を走行す
る第2のメインアーム機構25を備えている。この第2
のメインアーム機構25は、第1のメインアーム機構1
5と同様に構成されたベース26およびアーム27を有
している。
【0022】また、この第2のメインアーム機構25の
一方側には、塗布系ユニット群30が設けられている。
この塗布系ユニット群30は、基板にレジスト液を塗布
するレジスト液塗布処理ユニット(CT)と、レジスト
液が塗布された基板を乾燥処理する減圧乾燥処理ユニッ
ト(VD)と、乾燥後の基板の周縁部の不要レジストを
除去するエッジリムーバ(ER)とから成り、これらは
互いに一体となって第2の中央搬送路24に沿って配列
されている。また、第2のメインアーム機構25の他方
側には、第2の中央搬送路24に沿って、露光処理後の
LCD基板を現像処理するための3つの現像処理ユニッ
ト(DEV)31が並設されている。
【0023】第2のメインアーム機構24は、第1の熱
系プロセス部5から受け取った基板を塗布系ユニット群
30に搬入し、処理が施された基板を塗布系ユニット群
30から取り出して第2の熱系プロセス部7側に搬送す
るようになっている。あるいは、第2の熱系プロセス部
7から受け取った基板を現像処理ユニット31に搬入
し、処理が施された基板を現像処理ユニット31から取
り出して第1の熱系プロセス部5側に搬送するようにな
っている。
【0024】第2の熱系プロセス部7は第2の中央搬送
路24と直列(中央搬送路24の延長線上)に配置され
ている。この第2の熱系プロセス部7には、第3のサブ
アーム機構13Bが設けられている。この第3のサブア
ーム機構13Bは、基板を保持できるアーム14を有
し、このアーム14を旋回させ進退させ上下させること
により、基板を後述する周囲の処理ユニットの所定の装
置に受け渡せるようになっている。
【0025】第3のサブアーム機構13Bの周囲には、
プリベーク処理ユニット32と、第1および第2のプリ
ベーク処理/冷却ユニット33,34とが、第3のサブ
アーム機構13Bを外側から取り囲むようにして設けら
れている。この場合、プリベーク処理ユニット32は、
第2の回転系プロセス部6と第2の熱系プロセス部7と
の間の基板の受け渡しに使用される(出口を構成する)
中継装置と、プリベーク処理を行なう2つの加熱処理装
置(PRE)とを上下3段に積み重ねることによって構
成され、第2の回転系プロセス部6の第2の中央搬送路
24と接続するとともに、第2のサブアーム機構13A
を挟んでインターフェース部(I.F.)8とY方向で
向き合うように配設されている。また、第1および第2
のプリベーク処理/冷却ユニット33,34は、プリベ
ーク処理を行なう2つの加熱処理装置(PRE)と冷却
処理装置(COL)とから成り、これら3つの処理装置
を上下3段に積み重ねることによって構成されるととも
に、第3のサブアーム機構13Bを挟んで互いにX方向
で向き合うように配設されている。
【0026】第3のサブアーム機構13Bは、第2の回
転系プロセス部6から受け取ったレジスト液塗布済みの
基板を周囲の処理ユニット32〜34の所定の処理装置
に搬入するとともに、処理済みの基板を処理ユニット3
2〜34から取り出して露光システム2側(インターフ
ェース部8)に移送する。また、第3のサブアーム機構
13Bは、露光済みの基板を露光システム2側から受け
取って、これを再び第2の回転系プロセス部6側に搬送
するようになっている。なお、第3のサブアーム機構1
3Bによるこれらの搬送や搬入等は、後述する第3のサ
ブアーム機構13Bにおける上下2対のハンド42及び
44(図3)により効率的に行われる。
【0027】また、インターフェース部8は、搬送・待
機部37と受け渡し部38とから成る。搬送・待機部3
7は、第2の熱系プロセス部7とインターフェース部8
との間の基板の受け渡しに使用される(出口を構成す
る)中継装置を兼ねる冷却処理装置(EXT COL)
36と、バッファーカセット(Buf)35と、図示し
ない第4のサブアーム機構とを有している。また、受け
渡し部38は、前記第4のサブアーム機構と露光システ
ム2との間で基板の受け渡しを行なわせるための受け渡
し台(図示せず)を有している。
【0028】サブアーム機構、特に熱系プロセス部5,
7に配設された第2および第3のサブアーム機構13
A,13Bは、図3および図4に示されるように構成さ
れた水平スカラ型の基板搬送装置であり、基板を保持す
る2つのハンド42,44を上下に有している。上側の
ハンド42は、その両側の支軸50,50に回動可能に
連結された一対の第1のアーム52,52とこれらのア
ーム52,52に支軸57,57を介して回動可能に連
結された一対の第2のアーム56,56とによって、上
側から吊り下げ支持されている。また、一対の第2のア
ーム56,56はそれぞれ一対の第1の回転駆動軸5
5,55に個別に固定されている。 この場合、第1の
回転駆動軸55,55はそれぞれ、図示しない旋回軸に
よって旋回し且つ上下動する旋回板40の両側から上方
に延びている。
【0029】一方、下側のハンド44は、その両側の支
軸60,60に回動可能に連結された一対の第3のアー
ム62,62とこれらのアーム62,62に支軸67,
67を介して回動可能に連結された一対の第4のアーム
66,66とによって、下側から支持されている。ま
た、一対の第4のアーム66,66はそれぞれ、旋回板
40の両側から上方に延びる一対の第2の回転駆動軸6
5,65に固定されている。
【0030】図示のように、第1の回転駆動軸55と第
2の回転駆動軸65は互いに同軸に配置されている。ま
た、これらの回転駆動軸55,65は、サブアーム機構
13A,13Bの旋回半径の内側で且つハンド42,4
4の外側に位置されている。なお、各回転駆動軸55,
65にはプーリが固着されており、このプーリに掛け渡
されたタイミングベルトによって各アーム52,56,
62,66が回動するようになっている。
【0031】次に、前記構成の塗布現像処理システム1
における処理手順の一例を図5のフローチャートを参照
しながら説明する。なお、フローチャート内の英字記号
は、図1の同符号が付された処理ユニット(処理装置)
で処理が行なわれることを意味している。
【0032】まず、載置台10上の第1のカセットC1
内に収納された未処理の基板が、ローダ/アンローダ部
3から搬送部(CS)11を介して第1の回転系プロセ
ス部4の第1のメインアーム機構15に受け渡される
(ステップS1,S2)。次いで、この基板は、エキシ
マユニット(Excimer Unit)12によって有機物洗浄さ
れ(ステップS3)、その後、例えば第1の熱系プロセ
ス部5の加熱処理/冷却ユニット23の中継装置を兼ね
る冷却処理装置(EXT COL)で第1の冷却処理が
施される(ステップS4)。
【0033】次に、第1の冷却処理が施された基板は、
湿式洗浄ユニット19によってブラシ洗浄(SCR)さ
れ(ステップS5)、第2のサブアーム機構13Aによ
る搬出入動作により、第1の熱系プロセス部5の加熱処
理/冷却ユニット23の加熱処理装置(HP)で第1の
加熱処理(加熱乾燥処理)が施された後(ステップS
6)、アドヒージョン処理/冷却ユニット21の冷却処
理装置(COL)で第2の冷却処理が施される(ステッ
プS7)。その後、基板は、レジストの定着性を高める
ため、アドヒージョン処理装置(AD)で表面の疎水化
処理(AD)が行われた後(ステップS8)、アドヒー
ジョン処理/冷却ユニット21の中継装置を兼ねる冷却
処理装置(EXT COL)で第3の冷却処理が施され
る(ステップS9)。
【0034】次いで、疎水化処理後の基板は、第2のメ
インアーム機構25により第2の回転系プロセス部6へ
と導入され、レジスト液塗布(CT)、減圧乾燥処理
(VD)および基板周縁の不要なレジスト液の除去(E
R)が行われる(ステップS10)。
【0035】このように処理された基板は、プリベーク
処理ユニット32の中継装置を通じて第3のサブアーム
機構13Bにより第2の熱系プロセス部7へと導入さ
れ、このプロセス部7内の任意の加熱処理装置(PR
E)でプリベーク処理(第2の加熱処理)が施される
(ステップS11)。これにより、基板に塗布されたレジ
スト液に含まれる溶剤が揮発される。次いで、この基板
はプロセス部7内の任意の冷却処理装置(COL)で略
室温まで冷却(第4の冷却処理)される(ステップS1
2)。その後、この基板は、第3のサブアーム機構13
Bにより、インターフェース部8の中継装置を兼ねる冷
却処理装置(EXT COL)36に搬入されるととも
に、インターフェース部8を介して露光システム2に受
け渡される(ステップS13)。そして、この露光シス
テム2において露光処理(EXP)が施される(ステッ
プS14)。
【0036】露光処理が行なわれた基板は、タイトラ3
9に挿入されタイトリング処理が行なわれる(ステップ
S15)。その後、基板は、インターフェース部8と第
2の熱系プロセス部7とを介して、第2の回転系プロセ
ス部6に導入され、所定の現像処理ユニット(DEV)
31で現像処理が行なわれる(ステップS16)。この
現像処理ユニット31では、例えば基板が回転された状
態で基板上に現像液が供給されて現像が行なわれる。ま
た、リンス液で現像液が洗い流された後、振り切り乾燥
が行なわれる。
【0037】現像処理された基板は、第1の熱系プロセ
ス部5内に導入され、第1または第2のポストベーク処
理ユニット20,22の加熱処理装置(POST)でポ
ストベーク処理(第3の加熱処理)が施された後(ステ
ップS17)、アドヒージョン処理/冷却ユニット21
または加熱処理/冷却ユニット23の冷却処理装置(C
OLまたはEXT COL)で冷却(第5の冷却処理)
される(ステップS18)。
【0038】以上の処理が全て施された基板は、第2の
サブアーム機構13Aから、第1のメインアーム機構1
5を介して,搬送部11(C/S)に設けられた第1の
サブアーム機構13に受け渡される(ステップS1
9)。そして、この第1のサブアーム機構13によって
ローダ/アンローダ部3に載置された第2のカセットC
2内に収容される(ステップS20)。
【0039】以上説明したように、本実施形態において
熱系プロセス部5,7(あるいはローダ/アンローダ部
3およびインターフェース部8も)に設けられた基板搬
送装置としての第2および第3のサブアーム機構13
A,13B(あるいは第1および第4のサブアーム機構
も)は、基板を保持するためのハンド42(44)が2
つのアーム52,52(62,62)によって両側から
支持されている。したがって、剛性が高く、大型で矩形
のLCD基板を高速で且つ安定して支持することができ
る。また、第1の回転駆動軸55と第2の回転駆動軸6
5は、互いに同軸に配置されるとともに、サブアーム機
構13A,13Bの旋回半径の内側で且つハンド42,
44の外側に位置されている。そのため、ハンド42,
44と回転駆動軸55,65との干渉を防止しつつアー
ム機構の小型化を図ることができる。
【0040】このような特有の構成を成す基板搬送装置
は、本実施形態のように特有の配置構成を成す塗布現像
処理システム1において特に有益である。すなわち、本
実施形態の塗布現像処理システム1では、比較的大型と
なる回転系のユニット、すなわち、洗浄ユニット(SC
R)19、塗布系ユニット群30を構成するレジスト液
塗布処理ユニット(CT)、減圧乾燥処理ユニット(V
D)、エッジリムーバ(ER)、および現像処理ユニッ
ト(DEV)31が中央搬送路16,24に沿って並設
され、回転系のユニットよりも小型の熱系ユニット、す
なわち、加熱処理装置(HP,PRE,POST)、冷
却処理装置(COL)、アドヒージョン処理装置(A
D)が、中央搬送路16,24の延長線上に位置するサ
ブアーム機構13A,13Bの周囲(搬送路16,24
の延長線上の一点の周り)に多段に積み重ねて配置され
ている。つまり、熱系のユニットが集約して一体化され
ることにより、省スペース化および処理の効率化が図ら
れている(フットプリントを低く抑えながら、同時に、
ユニット数を増加させることができる)。したがって、
前記特有の構成によってサブアーム機構13A,13B
の小型化が図られると、前記特有の構成を成す塗布現像
処理システム1のフットプリントの削減がより促進され
るとともに、サブアーム機構13A,13Bの高剛性に
伴って高速搬送が可能になると、ユニット数の増加を可
能にした塗布現像処理システム1によるスループットの
向上がさらに促進される。
【0041】また、本実施形態の塗布現像処理システム
1では、回転系のユニットから成るプロセス部と熱系の
ユニットから成るプロセス部とが中央搬送路16,24
を介して直列的に接続されることによって互いに区分さ
れている。そのため、熱系ユニットから回転系ユニット
への熱的な影響を最小限に抑えることができる。また、
熱系のユニットを集約して一体化すると、ここに電気配
線や配管を集中させることができるため、各種ラインを
コンパクトに配置することが可能になる。
【0042】図6は第2および第3のサブアーム機構1
3A,13Bの変形例を示している。この変形例におい
て、下側のハンド44を動作させるための第2の回転駆
動軸65,65は、上側のハンド42を動作させるため
の第1の回転駆動軸55,55よりも前方側(X方向ま
たはY方向に沿ってずれた位置)であって且つ第1の回
転駆動軸55,55の外側(旋回台40の中心に対して
径方向外側)にオフセットされて位置されている。な
お、それ以外の構成は図3および図4の構成と同一であ
るため、同一符号を付してその説明を省略する。
【0043】この変形例の構成によれば、図3および図
4の構成と同様の作用効果を得ることができるととも
に、第2の回転駆動軸65,65が第1の回転駆動軸5
5,55の外側にオフセットされているため、ハンド4
2,44と回転駆動軸55,65との干渉を確実に防止
することができる。
【0044】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施できることは言うまでもない。例えば、上述した実
施形態では、一対の第1及び第2の回転駆動軸は、それ
ぞれ同期して駆動していたが、それぞれ一方のみが駆動
するものであってもよい(一対の第1及び第2の回転駆
動軸のそれぞれ他方は遊びの状態となる。)。また、前
記実施形態において、2つのアームによってハンドが支
持される基板搬送装置は、サブアーム機構として熱系プ
ロセス部に用いられているが、回転系プロセス部に用い
られても良い。更に、前記実施形態では、本発明をLC
D基板の塗布現像処理システムに適用した例が示されて
いるが、これに限らず、カラーフィルタや半導体ウエハ
等、他の基板の塗布・現像処理システムに本発明を適用
できることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板を安定して保持できる高剛性の基板搬送装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る基板処理装置の
平面図である。
【図2】図1の基板処理装置の熱系ユニットの一部を示
す側面図である。
【図3】図1の基板処理装置に適用される基板搬送装置
の平面図である。
【図4】図3の基板搬送装置の正面図である。
【図5】図1の基板処理装置を用いた処理工程のフロー
チャートである。
【図6】図3の基板搬送装置の変形例を示す平面図であ
る。
【図7】従来のスカラ型の基板搬送装置の一例を示す平
面図である。
【図8】図7の基板搬送装置の動作状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
13A,13B…サブアーム機構(基板搬送装置) 40…旋回台 42,44…ハンド 52,56,62,66…アーム 55…第1の回転駆動軸 65…第2の回転駆動軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回軸を中心に旋回可能な旋回台と、 前記旋回台に回転可能に設けられた一対の第1の回転駆
    動軸と、 前記一対の第1の回転駆動軸にそれぞれ個別に取り付け
    られた一対の第1のアームと、 前記一対の第1のアームによってその両端が支持される
    とともに、基板を保持する第1のハンドと、 前記旋回台に回転可能に設けられた一対の第2の回転駆
    動軸と、 前記一対の第2の回転駆動軸にそれぞれ個別に取り付け
    られた一対の第2のアームと、 前記一対の第2のアームによってその両端が支持される
    とともに、基板を保持する第2のハンドと、 を具備することを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の回転駆動軸と前記第2の回転
    駆動軸は互いに同軸に配置されていることを特徴とする
    請求項1に記載の基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の回転駆動軸は、前
    記旋回台の旋回半径の内側で且つ前記第1および第2の
    ハンドの外側に位置されていることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の基板搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の回転駆動軸の中心は、前記第
    1の回転駆動軸の中心に対して旋回台の径方向外側にオ
    フセットして位置されていることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれか1項に記載の基板搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記一対の第1及び第2の回転駆動軸
    は、それぞれ同期して駆動することを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のいずれか1項に記載の基板搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 前記一対の第1及び第2の回転駆動軸
    は、それぞれ一方のみが駆動することを特徴とする請求
    項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の基板搬送装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009524529A (ja) * 2006-01-25 2009-07-02 プロテダイン・コーポレーション ロボットシステム
JP2011083878A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Kawasaki Heavy Ind Ltd 基板搬送ロボット

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