JP2001354379A - エレベータのかごの出入口開閉装置 - Google Patents

エレベータのかごの出入口開閉装置

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JP2001354379A
JP2001354379A JP2000178846A JP2000178846A JP2001354379A JP 2001354379 A JP2001354379 A JP 2001354379A JP 2000178846 A JP2000178846 A JP 2000178846A JP 2000178846 A JP2000178846 A JP 2000178846A JP 2001354379 A JP2001354379 A JP 2001354379A
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Masahiko Koketsu
雅彦 纐纈
Masao Fujita
政雄 藤田
Hiroshi Ando
宏 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアパネル3の開閉駆動に先立って、開閉方
向とドアモータ10の回転方向とを合せるようにしたエ
レベータのかごの出入口開閉装置を得る。 【解決手段】 ドアモータ10を予め定められた所定方
向へ低速回転させてドアパネル3を駆動し、このドアパ
ネル3によって全閉位置センサ22及び全開位置センサ
23のいずれが作動したかによってドアモータの回転方
向とドアパネル3の開閉方向との関連を検出し、エレベ
ータ制御盤50からの開閉指令信号に対し、上記検出結
果に基いてドアモータ10を回転させて出入口2を開閉
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可逆回転自在な
ドアモータによってドアパネルを駆動してかごの出入口
を開閉するエレベータのかごの開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータのかごの出入口開閉装
置として、例えば、特開平7−137968号公報に
は、エレベータの戸を開閉させるモータ及びこのモータ
に直結されたエンコーダの誤結線を補正するものが開示
されている。即ち、速度指令信号に対してモータの実速
度が示す回転方向が逆方向で上記実速度が加速し、この
加速状態が一定時間以上継続した場合は、誤結線として
検出するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】即ち、上記特許公報に
記載のものは、速度指令信号とモータの回転方向が予め
関係付けられて結線されたエレベータのかごドア装置に
係るものであって、予め想定される現象が検出されたと
きに誤結線として検出するようにしたものである。
【0004】しかしながら、ドアの戸開方向が右方向か
左方向かは、ビルの用途、ビル内におけるエレベータの
設置される位置によって変わる。戸開き方向が変わると
戸閉機構が逆勝手になることから、ドアモータの回転方
向も逆にしなければならない。一方、戸開勝手は、上記
のとおり、ビルの用途及びエレベータの設置位置に合せ
て変わるものである。このため、ドアモータの回転方向
と戸開き方向とを予め関係付けて結線しておくことは煩
雑であり、誤結線が生じ易い。また、特開平7−137
968号公報に開示されているように、結線はしておく
ものの誤結線を想定して、検出手段を講じるのも、作業
効率の点から問題があった。更に、ドアモータの回転方
向を戸開き勝手に合せるための切替えスイッチを予め備
えることも考えられるが、使用頻度の低いことを考慮す
ると得策ではない、という問題があった。
【0005】この発明は、上記問題点を解決するもの
で、ドアモータの回転方向を戸開き勝手に合せるための
切替えスイッチを備えることなく出入口の開閉方向に合
せてドアモータを回転させるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るエレベー
タのかごの出入口開閉装置は、ドアモータを予め定めら
れた所定方向へ低速回転させる調整運転手段でドアモー
タを運転してドアパネルを駆動し、このドアパネルで全
閉位置センサ及び全開位置センサのいずれを作動させた
かによってドアモータの開閉方向を検出し、エレベータ
の制御盤からの開閉指令信号に対し、上記検出結果に基
いてドアモータを回転させて出入口を開閉するようにし
たものである。
【0007】請求項2に係るエレベータのかごの出入口
開閉装置は、ドアモータを予め定められた所定方向へ低
速回転させる調整運転手段でドアモータを運転してドア
パネルを駆動し、このドアパネルで全閉位置センサ及び
全開位置センサのいずれを作動させたかによってドアモ
ータの開閉方向を検出し、ドアパネルが所定距離移動す
るごとに発生するパルス信号を計数してドアパネルが全
閉位置センサと全開位置センサの作動位置間を移動した
ときの距離から戸開き幅を検出し、この戸開き幅に対応
させて開閉速度パターンを生成するようにして、エレベ
ータの制御盤からの開閉指令信号に対し、検出されたド
アモータの開閉方向に基いてドアモータの回転方向を選
択し、生成された開閉速度パターンに従ってドアモータ
の速度を制御して出入口を開閉するようにしたものであ
る。
【0008】請求項3に係るエレベータのかごの出入口
開閉装置は、電源が投入されたときにドアモータを低速
回転させて、ドアモータの開閉方向を検出し、かつ、戸
開き幅に対応した開閉速度パターンが生成されると調整
運転手段によるドアモータの低速回転が解除されるよう
にしたものである。
【0009】請求項4に係るエレベータのかごの出入口
開閉装置は、ドアモータを予め定められた所定方向とこ
の所定方向に対して逆方向へそれぞれ低速回転させて全
開位置センサ及び全閉位置センサが各回転に対応して択
一作動したときにドアモータの回転の開閉方向を検出す
るようにしたものである。
【0010】請求項5に係るエレベータのかごの出入口
開閉装置は、ドアモータを低速回転させてドアパネルを
全閉位置センサの作動位置から全開位置センサの作動位
置まで移動させるのに十分な所定時間を設定しておき、
ドアモータを低速回転で所定方向へ所定時間継続して運
転しても全閉位置センサ及び全開位置センサのいずれも
が作動しなかった場合、並びに、全閉位置センサの作動
位置及び全開位置センサの作動位置のうち、いずれか一
方の作動位置からいずれか他方の全閉位置センサ及び全
開位置センサへ向けてドアモータを低速回転で所定時間
継続して運転しても、他方の全閉位置センサ及び全開位
置センサが作動しなかった場合、いずれも異常信号を発
するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1から図6は、
この発明の実施の形態1を示す。図1は実施の形態1の
全体構成を示すブロック図で、1はエレベータのかご、
2はかご1の出入口、3はかご1の出入口2を開閉する
ドアパネル、10はドアパネル3を駆動してかご1の出
入口2を開閉する可逆回転自在なドアモータ、10aは
ドアモータ10の回転軸、11はドアパネル3が所定距
離移動するごとにパルス信号を発生するパルス発生器
で、この実施の形態1では回転軸10aに直結されてい
る。40は上記パルス信号を計数してドアパネル3の移
動距離を算出するパルスカウンタ、22はドアパネル3
が全閉位置にあるときに作動する全閉位置センサ、23
はドアパネル3が全閉位置にあるときに作動する全閉位
置センサである。
【0012】30はドアモータ10に供給される電源、
31はドアモータ10を制御してドアパネル3で出入口
2を開閉するドアモータ制御手段、38aはドアモータ
10を予め定められた所定方向へ低速回転させる調整運
転手段で、後述の電圧検出手段43が電源30の投入さ
れたことを検出したことにより作動し、開閉方向検出手
段38dがドアモータ10の開閉方向を検出し、かつ、
戸開き幅検出手段38bが戸開き幅Jを検出して開閉速
度パターン発生手段38cが戸開き幅Jに対応させてド
アモータ10に対する開閉速度パターンSPを生成した
ときに解除される。
【0013】38bはドアパネル3が全閉位置センサ2
2と全開位置センサ23の作動位置間を移動したときの
パルスカウンタ40の計数値を読み取って戸開き幅Jを
検出する戸開き幅検出手段、38cは戸開き幅Jに対応
させてドアモータ10に対する開閉速度パターンSPを
生成する開閉速度パターン発生手段、38dは調整運転
手段38aによってドアパネル3を駆動したときの全閉
位置センサ22及び全開位置センサ23の作動状態から
ドアモータ10の開閉方向を検出する開閉方向検出手段
で、具体的には、調整運転手段によってドアモータを予
め定められた所定方向とこの所定方向に対して逆方向へ
それぞれ低速回転させてドアパネルを駆動し、このドア
パネルの駆動によって全開位置センサ及び全閉位置セン
サが各回転に対応して択一作動したとき、ドアモータ1
0の回転方向と全開位置センサ23及び全閉位置センサ
22の作動からドアモータの開閉方向を検出する。
【0014】43は電源30が供給されたことを検出し
て調整運転手段を作動させる電圧検出手段、50はエレ
ベータのかご1の昇降を制御する制御盤で、出入口2の
開閉指令信号をドアモータ制御手段31に発する。51
はドアパネル3が全閉位置から全開位置まで移動しなか
った場合に所定の場所へ異常通報をする警報手段で、具
体的には、調整運転手段38aによってドアモータ10
を低速回転させてドアパネル3を全閉位置センサ22の
作動位置から全開位置センサ23の作動位置まで移動さ
せるのに十分な所定時間TLを設定しておき、調整運転
手段38aでドアモータ10を所定方向へ所定時間TL
継続して運転しても全閉位置センサ22及び全開位置セ
ンサ23のいずれもが作動しなかった場合に異常信号を
発する。また、全閉位置センサ22の作動位置及び全開
位置センサ23の作動位置のうち、いずれか一方の作動
位置からいずれか他方の全閉位置センサ22及び全開位
置センサ23へ向けてドアモータ10を低速回転で所定
時間TL継続して運転しても、他方の全閉位置センサ2
2及び全開位置センサ23が作動しなかった場合も異常
信号を発する。
【0015】図2はエレベータのかごの出入口開閉装置
の正面図を示す。図において、図1と同符号は同一部分
を示す。4はドアパネル3の上方に配設された桁、5は
桁4に水平に取り付けられたレール、6は桁4に取り付
けられてドアパネル3が行き過ぎるのを制限する全閉側
ストッパ、7は同様に全開側ストッパ、8はドアパネル
3の上端に立設されたドアハンガ、9はドアハンガ8に
軸支されドアパネル3を吊持してレール5上を転動する
ローラである。
【0016】12はドアモータ10の回転軸10aに固
着された第1駆動車、13はこの第1駆動車12に巻き
掛けられたベルト、14は桁4の一端部に軸支され、ベ
ルト13が巻き掛けられた第1従動輪、15は第1従動
輪14と同軸に取り付けられた第2駆動車、16は桁4
の他端部に軸支された第2従動輪、17は第2駆動車1
5と第2従動輪16に巻き掛けられて張設されたベル
ト、18はドアハンガ8の上縁に突設されてベルト17
に係止され、ドアパネル3とベルト17を連結する連結
具である。
【0017】21はドアハンガ8の戸先側の上縁に突設
された遮蔽板、22は、詳細を図4(a)に示すとお
り、外形がコ字状をなし、腕部に光電装置が装着されて
いて開口を下側に向けて桁4の側壁に取り付けられた全
閉位置センサで、ドアパネル3が符号3′で示したとお
り、出入口2を全閉したときに、図4(b)に示したと
おり遮蔽板21が上記開口に挿入されて遮光して「O
N」となり、ドアパネル3が全閉位置にあることを検出
する。この全閉位置は全閉側ストッパ6の作用点よりも
距離δだけ手前に設定されている。
【0018】23は同様に構成された全開位置センサ
で、ドアパネル3が出入口2を全開したときに、図4
(d)に示したとおり遮蔽板21が開口に挿入されて遮
光して「ON」となり、ドアパネル3が全開位置にある
ことを検出する。同様に全開位置は全開側ストッパ7の
作用点よりも距離δだけ手前に設定されている。なお、
全閉位置センサ22の作動位置と全開位置センサ23の
作動位置とは戸開き幅Jを隔てる。31はかご1上に載
置されたドアモータ制御手段である。
【0019】図3は実施の形態1の全体構成を具体的に
示すブロック図で、図1及び図2と同符号は同一部分を
示す。32は電源30の交流を直流に変換するコンバー
タ、33はコンバータ32の出力を平滑化するコンデン
サ、34はコンバータ32の出力をON/OFFしてド
アモータ10の電機子電圧を制御するDCチョッパ回路
である。35はCPU、36は処理プログラム及び固定
データ等を記憶するROM、37は処理データ及び入力
データ等を一時的に記憶するRAM、38はEEPRO
M(電気的書換え可能ROM)で、調整運転が行われた
ときにセットされる調整運転フラグFt、戸開き幅J、
開閉速度パターンSPを戸開き幅Jに対応させて生成さ
れた戸閉速度パターンSPcと戸開速度パターンSP
o、調整速度パターンSPt、戸閉回転方向Dd及び所
定時間TLがそれぞれ書き込まれている。
【0020】ここで、戸閉速度パターンSPcは図4に
示したとおり、全閉位置からの距離を基準にしてドアパ
ネル3を全開位置から加速して一定速STcとなり、全
閉位置の所定距離手前で低速SLとなって全閉位置セン
サ22の作動により停止する。戸開速度パターンSPo
は全開位置からの距離を基準にしてドアパネル3を全閉
位置から加速して一定速SToとなり、全開位置の所定
距離手前で低速SLとなって全開位置センサ23の作動
により停止する。ここで、一定速SToは、一定速ST
cよりも高く設定されて開閉時間の短縮化が図られてい
る。調整速度パターンSPtはドアパネル3の位置に無
関係に一定低速SLに設定されている。従って、調整運
転手段38aによる運転では、ドアパネル3は全閉側ス
トッパ6及び全開側ストッパ7に衝当して停止する。一
定低速SLは、上記衝当によって損傷が生じない速度に
設定される。
【0021】39は入出力ポートで、外部装置であるエ
レベータ制御盤50、パルス発生器11、全閉位置セン
サ22、全開位置センサ23及び警報手段51との信号
の授受を行う。40はパルス発生器11からのパルス信
号をカウントしてドアパネル3の移動距離を演算するパ
ルスカウンタ、41は開閉速度パターンSPに従ってド
アモータ10を速度制御するためにPWM信号を発生す
るPWM回路、42はPWM回路41の信号によってD
Cチョッパ回路34のゲートをON/OFF制御するゲ
ート駆動回路である。
【0022】次に、図5に従って動作を説明する。電源
30が供給されていない間は、電圧検出手段43がOF
Fとなっており、処理されることなく終了する。電源3
0が供給されると、手順S11で電圧検出手段43がO
Nとなる。既に調整運転が行われた場合は改めて調整運
転をする必要はないので、手順S12で、調整運転フラ
グFtが「1」にセットされている場合は、処理される
ことなく終了する。まだ調整運転が行われていない場合
は手順S13で、調整速度パターンSPtが速度指令と
して選択され、手順S14でタイマTCがリセットされ
て、改めて時限のカウントを再開する。手順S15で、
ドアモータ10を予め定められた右回転で運転する。手
順S16でタイマTCが所定時間TLを経過したかチェ
ックする。所定時間TLが経過した場合は手順S17で
ドアモータ10を停止させる。
【0023】ここで、所定時間TLは調整速度パターン
SPtに基いてドアモータ10を運転してドアパネル3
を全閉位置センサ22の作動位置から全開位置センサ2
3の作動位置まで移動させるのに十分な時間に設定され
ている。従って、通常は所定時間TL経過後は全閉位置
センサ22及び全開位置センサ23のいずれかが作動し
ていることになる。
【0024】1.ドアモータ10の右回転を戸閉回転方
向Ddに設定する場合 手順S18で全閉位置センサ22が作動している場合
は、手順S19でタイマTCを改めてリセットし、か
つ、パルスカウンタ40をリセットして手順S20でド
アモータ10を右回転で運転する。手順S21で全開位
置センサ23が作動したか調べる。作動していない場合
は、手順S22でタイマTCが所定時間TLを経過した
かをチェックしながら、全開位置センサ23が作動する
までドアモータ10の運転を継続する。
【0025】所定時間TL内に全開位置センサ23が作
動した場合は、手順S23でドアモータ10を停止させ
る。手順S24で、戸閉回転方向Ddは右回転に設定さ
れ、ドアパネル3を戸閉するときはドアモータ10は右
回転となる。手順S25で、パルスカウンタ40の値か
ら戸開き幅Jが設定され、この戸開き幅Jに対応して戸
開閉速度パターンSPが設定される。ここでは、戸閉速
度パターンSPcと戸開速度パターンSPoに分けて設
定される。なお、戸開閉速度パターンSPは、加減速部
分は固定されており、戸開き幅Jに合せて一定速STc
及びSTo部分を変化させて設定される。手順S26
で、調整運転フラグFtがセットされて処理を終了す
る。
【0026】2.ドアモータ10の左回転を戸閉回転方
向Ddに設定する場合 手順S18で全閉位置センサ22が作動していない場合
は、手順S27で、全開位置センサ23が作動していな
いか調べる。全開位置センサ23が作動している場合
は、手順S28でタイマTCを改めてリセットし、か
つ、パルスカウンタ40をリセットして手順S29でド
アモータ10を左回転で運転する。手順S30で全閉位
置センサ22が作動したか調べる。作動していない場合
は、手順S31でタイマTCが所定時間TLを経過した
かをチェックしながら、全閉位置センサ22が作動する
までドアモータ10の運転を継続する。
【0027】所定時間TL内に全閉位置センサ22が作
動した場合は、手順S32でドアモータ10を停止させ
る。手順S33で、戸閉回転方向Ddは左回転に設定さ
れ、ドアパネル3を戸閉するときはドアモータ10は左
回転となる。以下、上記のとおり、手順S25で、パル
スカウンタ40の値から戸開き幅Jが設定され、この戸
開き幅Jに対応して戸開閉速度パターンSPが設定さ
れ、手順S26で調整運転フラグFtがセットされて処
理を終了する。
【0028】3.異常通報の場合 (1)全閉位置センサ22は作動したが、全開位置セン
サ23が作動しなかった場合 手順S18で全閉位置センサ22が作動した後、手順S
20でドアモータ10を左回転させて所定時間TLが経
過したにも拘わらず全開位置センサ23が作動しない場
合は、手順S21及び手順S22を介して手順S34に
移り、ドアモータ10を停止させ、手順S35で異常通
報が発せられる。
【0029】(2)全開位置センサ23は作動したが、
全閉位置センサ22が作動しなかった場合 手順S27で全開位置センサ23が作動した後、手順S
29でドアモータ10を左回転させて所定時間TLが経
過したにも拘わらず全開位置センサ23が作動しない場
合は、手順S30及び手順S31を介して手順S34に
移り、ドアモータ10を停止させ、手順S35で異常通
報が発せられる。 (3)全閉位置センサ22及び全開位置センサ23共に
作動しなかった場合 手順S18で全閉位置センサ22が作動せず、かつ、手
順S27で全開位置センサ23が作動しなかった場合
は、手順S34でドアモータ10を停止させ、手順S3
5で異常通報が発せられる。
【0030】図5に示す動作を要約して図6に示す。即
ち、行欄101で、ドアモータ10を右回転させたとき
に、全閉位置センサ22が作動し、左回転で全開位置セ
ンサ23が作動した場合は、ドアモータ10の戸閉回転
方向Ddは右回転に設定される。行欄102で、ドアモ
ータ10を右回転させたときに、全開位置センサ23が
作動し、左回転で全閉位置センサ22が作動した場合
は、ドアモータ10の戸閉回転方向Ddは左回転に設定
される。行欄103で、ドアモータ10を右回転させた
ときに、全閉位置センサ22は作動したが、左回転で全
開位置センサ23が作動しなかった場合は、異常とされ
る。行欄104で、ドアモータ10を右回転させたとき
に、全開位置センサ23は作動したが、左回転で全閉位
置センサ22が作動しなかった場合は、異常とされる。
行欄105で、ドアモータ10を右回転させたが、全閉
位置センサ22及び全開位置センサ23のいずれもが作
動しなかった場合は、異常とされる。
【0031】上記実施の形態1によれば、エレベータが
現実に据付けられた状態でドアモータ10に電源30が
供給されると、ドアモータ10の回転方向とドアパネル
3の開閉方向とが関連付けられて制御されるので、ドア
モータ10がモータ制御手段31に組み込まれた制御ロ
ジックに反して動作することはない。例えば、モータ制
御手段31は戸閉運転を指令しているのに、ドアモータ
10は戸開き方向へ回転し、このため暴走してドアパネ
ル3が全閉側ストッパ6又は全開側ストッパ7に高速で
衝突する、という不具合を防止することができる。
【0032】また、電源30が投入されると調整運転に
なってドアモータ10の回転方向とドアパネル3の開閉
方向とが関連付けられるので、稼動運転の段階は勿論の
こと、据付け工事の段階から、ドアモータ10の回転方
向とドアパネル3の開閉方向とを関連付けて運転するこ
とができる。更に、戸開き幅Jを検出し、この戸開き幅
Jに対応させてドアモータ10に対する開閉速度パター
ンSPを生成するようにしたので、現実に据付けられた
状態に適した制御が可能となる。
【0033】更にまた、ドアモータ10を右回転と左回
転の双方向に回転させ、全閉位置センサ22及び全開位
置センサ23がそれぞれ作動したときにドアモータ10
の回転方向とドアパネル3の開閉方向とを関連付けたの
で、ドアモータ10の開閉方向の検出のみならず、ドア
パネル3が円滑に動作するか否かも併せて検査すること
ができる。更にまた、調整運転において全閉位置センサ
22及び全開位置センサ23が作動しなかった場合、異
常警報を発するようにしたので、不具合を容易に知得で
き、早急な復旧対策が可能となる。
【0034】なお、上記実施の形態1では、エレベータ
1台について述べたが、一群として管理される複数台の
エレベータにいつて、各台毎の戸開閉方向を検出して一
括して記憶させ、この記憶に基いてそれぞれ戸の開閉制
御を行うようにすることも考えられる。
【0035】
【発明の効果】この発明は上記のとおり構成されている
ので、以下の効果を奏する。請求項1に係るエレベータ
のかごの出入口開閉装置は、ドアモータを予め定められ
た所定方向へ低速回転させる調整運転手段でドアモータ
を運転してドアパネルを駆動し、このドアパネルの駆動
によって全閉位置センサ及び全開位置センサの内のいず
れが作動したかによってドアモータの開閉方向を検出
し、エレベータの制御盤からの開閉指令信号に対し、上
記検出結果に基いてドアモータを回転させて出入口を開
閉するようにしたものである。このため、ドアモータが
エレベータの制御盤からの開閉指令信号に反して動作し
てドアパネルが暴走して衝突し、かごを損傷させる、と
いう不具合を防止することができる、という効果を奏す
る。
【0036】請求項2に係るエレベータのかごの出入口
開閉装置は、ドアモータの開閉方向を検出すると共に、
ドアパネルが所定距離移動するごとに発生するパルス信
号を計数してドアパネルが全閉位置センサと全開位置セ
ンサの作動位置間を移動したときの距離から戸開き幅を
検出し、この戸開き幅に対応させて開閉速度パターンを
生成するようにして、エレベータの制御盤からの開閉指
令信号に対し、検出されたドアモータの開閉方向に基い
てドアモータの回転方向を選択し、生成された開閉速度
パターンに従ってドアモータの速度を制御して出入口を
開閉するようにしたものである。このものにあっても、
上記と同様の効果を奏すると共に、戸開き幅を検出し、
この戸開き幅に対応させてドアモータに対する開閉速度
パターンを生成するようにしたので、現実に据付けられ
た状態に適した制御が可能となる、という効果も併せて
奏する。
【0037】請求項3に係るエレベータのかごの出入口
開閉装置は、電源が投入されたときにドアモータを低速
回転させて、ドアモータの開閉方向を検出し、かつ、戸
開き幅に対応した開閉速度パターンが生成されると調整
運転手段によるドアモータの低速回転が解除されるよう
にしたものである。このため、稼動運転の段階は勿論の
こと、据付け工事の段階から、ドアモータの回転方向と
ドアパネルの開閉方向とを関連付けて運転することがで
きる、という効果も併せて奏する。
【0038】請求項4に係るエレベータのかごの出入口
開閉装置は、ドアモータを予め定められた所定方向とこ
の所定方向に対して逆方向へそれぞれ低速回転させて全
開位置センサ及び全閉位置センサが各回転に対応して択
一作動したときにドアモータの回転の開閉方向を検出す
るようにしたものである。このため、ドアモータの開閉
方向の検出の信頼性向上のみならず、ドアパネルが戸開
き幅の全幅に亘って円滑に動作するか否かも併せて検査
することができる、という効果も併せて奏する。
【0039】請求項5に係るエレベータのかごの出入口
開閉装置は、ドアモータを低速回転させてドアパネルを
全閉位置センサの作動位置から全開位置センサの作動位
置まで移動させるのに十分な所定時間を設定しておき、
ドアモータを低速回転で所定方向へ所定時間継続して運
転しても全閉位置センサ及び全開位置センサのいずれも
が作動しなかった場合、並びに、全閉位置センサの作動
位置及び全開位置センサの作動位置のうち、いずれか一
方の作動位置からいずれか他方の全閉位置センサ及び全
開位置センサへ向けてドアモータを低速回転で所定時間
継続して運転しても、他方の全閉位置センサ及び全開位
置センサが作動しなかった場合、いずれも異常信号を発
するようにしたものである。このため、調整運転におい
て全閉位置センサ及び全開位置センサが作動しなかった
場合、容易に知得でき、早急な復旧対策が可能となる、
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の全体構成を示すブ
ロック図。
【図2】 この発明の実施の形態1のかごの出入口開閉
装置の正面図。
【図3】 この発明の実施の形態1の全体構成を具体的
に示すブロック図。
【図4】 この発明の実施の形態1の動作説明用図。
【図5】 この発明の実施の形態1の動作を示す流れ
図。
【図6】 この発明の実施の形態1の動作を集約して示
す図。
【符号の説明】
1 かご、2 出入口、3 ドアパネル、4 桁、5
レール、6 全閉側ストッパ、7 全開側ストッパ、8
ドアハンガ、9 ローラ、10 ドアモータ、10a
回転軸、11 パルス発生器、12 第1駆動輪、1
3 ベルト、14 第1従動輪、15 第2駆動輪、1
6 第2従動輪、17 ベルト、18連結具、21 遮
蔽板、22 全閉位置センサ、23 全開位置センサ、
30電源、31 ドアモータ制御手段、32 コンバー
タ、33 コンデンサ、34DCチョッパ回路、35
CPU、36 ROM、37 RAM、38 EEPR
OM、38a 調整運転手段、38b 戸開き幅検出手
段、38c 開閉速度パターン発生手段、38d 開閉
方向検出手段、39 入出力ポート、40パルスカウン
タ、41 PWM回路、42 ゲート駆動回路、50
エレベータ制御盤、51 警報手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3F307 AA02 BA01 EA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかごの昇降を制御する制御
    盤から開閉指令信号が発せられると、可逆回転自在なド
    アモータによってドアパネルを駆動して上記かごの出入
    口を開閉するエレベータのかごの出入口開閉装置におい
    て、上記ドアパネルが全閉位置にあるときに作動する全
    閉位置センサと、上記ドアパネルが全開位置にあるとき
    に作動する全開位置センサと、上記ドアモータを予め定
    められた所定方向へ低速回転させる調整運転手段と、こ
    の調整運転手段によって上記ドアパネルを駆動したとき
    の上記全閉位置センサ及び上記全開位置センサの作動状
    態から上記ドアモータの開閉方向を検出する開閉方向検
    出手段とを備え、上記制御盤からの上記開閉指令信号に
    対し、上記開閉方向検出手段の検出結果に基いて上記ド
    アモータを回転させて上記出入口を開閉するようにした
    エレベータのかごの出入口開閉装置。
  2. 【請求項2】 エレベータのかごの昇降を制御する制御
    盤から開閉指令信号が発せられると、可逆回転自在なド
    アモータによってドアパネルを駆動して上記かごの出入
    口を開閉するエレベータのかごの出入口開閉装置におい
    て、上記ドアパネルが全閉位置にあるときに作動する全
    閉位置センサと、上記ドアパネルが全開位置にあるとき
    に作動する全開位置センサと、上記ドアモータを予め定
    められた所定方向へ低速回転させる調整運転手段と、こ
    の調整運転手段によって上記ドアパネルを駆動したとき
    の上記全閉位置センサ及び上記全開位置センサの作動状
    態から上記ドアモータの開閉方向を検出する開閉方向検
    出手段と、上記ドアパネルが所定距離移動するごとにパ
    ルス信号を発生するパルス発生器と、上記パルス信号を
    計数して上記ドアパネルの移動距離を算出するパルスカ
    ウンタと、上記ドアパネルが上記全閉位置センサと上記
    全開位置センサの作動位置間を移動したときの上記パル
    スカウンタの計数値を読み取って戸開き幅とする戸開き
    幅検出手段と、上記戸開き幅に対応させて上記ドアモー
    タに対する開閉速度パターンを生成する開閉速度パター
    ン発生手段とを備え、上記制御盤からの上記開閉指令信
    号に対し、上記開閉方向検出手段の検出結果に基いて上
    記ドアモータの回転方向を選択し、上記開閉速度パター
    ン発生手段によって生成された上記開閉速度パターンに
    従って上記ドアモータを制御して上記出入口を開閉する
    ようにしたエレベータのかごの出入口開閉装置。
  3. 【請求項3】 調整運転手段は、電源が投入されたとき
    に作動してドアモータを低速回転させ、開閉方向検出手
    段が上記ドアモータの開閉方向を検出し、かつ、戸開き
    幅検出手段が戸開き幅を検出して開閉速度パターン発生
    手段が上記戸開き幅に対応させて上記ドアモータに対す
    る開閉速度パターンを生成したときに解除されるものと
    した請求項1又は請求項2に記載のエレベータのかごの
    出入口開閉装置。
  4. 【請求項4】 開閉方向検出手段は、調整運転手段によ
    ってドアモータを予め定められた所定方向とこの所定方
    向に対して逆方向へそれぞれ低速回転させてドアパネル
    を駆動し、このドアパネルの駆動によって全開位置セン
    サ及び全閉位置センサが各回転に対応して択一作動した
    とき、上記ドアモータの回転の開閉方向を検出するもの
    とした請求項1又は請求項2に記載のエレベータのかご
    の出入口開閉装置。
  5. 【請求項5】 調整運転手段によってドアモータを低速
    回転させてドアパネルを全閉位置センサの作動位置から
    全開位置センサの作動位置まで移動させるのに十分な所
    定時間を設定しておき、上記調整運転手段で上記ドアモ
    ータを所定方向へ上記所定時間継続して運転しても上記
    全閉位置センサ及び上記全開位置センサのいずれもが作
    動しなかった場合、並びに、上記全閉位置センサの作動
    位置及び上記全開位置センサの作動位置のうち、いずれ
    か一方の上記作動位置からいずれか他方の上記全閉位置
    センサ及び上記全開位置センサへ向けて上記ドアモータ
    を上記低速回転で上記所定時間継続して運転しても、上
    記他方の上記全閉位置センサ及び上記全開位置センサが
    作動しなかった場合、いずれも異常信号を発する警報手
    段を備えた請求項1又は請求項2に記載のエレベータの
    かごの出入口開閉装置。
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