JP2001002350A - エレベーターのドア制御装置 - Google Patents

エレベーターのドア制御装置

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JP2001002350A
JP2001002350A JP11177390A JP17739099A JP2001002350A JP 2001002350 A JP2001002350 A JP 2001002350A JP 11177390 A JP11177390 A JP 11177390A JP 17739099 A JP17739099 A JP 17739099A JP 2001002350 A JP2001002350 A JP 2001002350A
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door
engagement
car door
encoder
car
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JP11177390A
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English (en)
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Kunikazu Koura
邦和 小浦
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベーターのかご戸に装着された係合板
と、乗場戸に装着された係合ローラの取付け位置の点検
を容易にする。 【解決手段】 かご戸と乗場戸は係合板と係合ローラの
係合により連動して出入口を開閉する。係合検出手段1
1は、かご戸駆動用モータ1に結合されたエンコーダ2
からの出力パルスから、かご戸の戸開加速中の速度を求
め、この速度が一時的に低下したとき、係合板と係合ロ
ーラが係合したと検出する。そして、位置検出手段12
は、この係合を検出するまでのエンコーダ2の出力パル
ス2aを計数し、表示器表示手段14は、上記出力パル
ス2aの計数値を係合距離として表示器15に表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
かご戸と乗場戸が連動して開放するように制御する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベーターのかごの出入口にはかご戸
が設けられ、乗場の出入口には乗場戸が設けられる。か
ご戸は一般にかご上に搭載されたモータによって駆動さ
れる。そして、かご戸に設置された係合板と、乗場戸に
設置された係合ローラが、互いに係合することにより、
かご戸と乗場戸は連動して出入口を開閉するようになっ
ている。これらの構成を図2及び図3に示す。図2は昇
降路の横断面図、図3は乗場戸をかご側から見た動作説
明図であり、詳細は後述するので、ここではその要点に
ついて説明する。
【0003】かご戸23には並列した係合板24、24
が設けられており、乗場戸25にはアーム26が枢着さ
れ、アーム26の一端にかぎ部26aが形成され、他端
には係合ローラ27が枢着されている。そして、係合ロ
ーラ27は係合板24、24間に配置されている。かご
22がこの乗場に停止して、かご戸23が開き始め、係
合板24の一方が係合ローラ27に係合すると、アーム
26は回動してかぎ部26aと係合部28との係合は解
除される。以後、かご戸23及び乗場戸25は連動して
全開して行く。
【0004】ここで、係合ローラ27の取付け位置に狂
いが生じると、かご22がこの乗場を通過する際、係合
ローラ27と係合板24が接触して破損する虞れがあ
る。これを防ぐために、係合板24に対して係合ローラ
27を、各階の所定位置に正確に取り付ける必要があ
る。係合ローラ27の取付け位置の点検は、係合ローラ
27と係合板24との相対寸法を測定することにより行
われる。
【0005】しかし、係合板24及び係合ローラ27
は、通常それぞれかご戸23及び乗場戸25の上部中央
付近にあるため、それらの位置関係を直接測定すること
は困難である。そのため、作業者がかご22の上に乗
り、かご22の上から見下ろすことにより点検している
が、作業性が悪く、点検精度にも限界がある。そこで、
例えば特開平3−42489号公報に示されるように、
一定量戸開し、その状態でかご22を低速走行させるこ
とにより、係合板24と各階床の係合ローラ27との係
合度合いを確認する方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターのドア制御装置は、かご22を低速走行させ
て、係合板24と係合ローラ27との係合度合いを確認
するようにしているため、乗場戸25の係合ローラ27
の取付け状態の可否を判断することはできるが、取付け
状態が悪い場合に、どの程度修正すればよいかは不明で
あるので、取付け位置の調整に当たって、同じ作業を何
度か繰り返さなければならず、点検に長時間を要すると
いう問題点がある。
【0007】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、係合板と係合ローラの取付け位置を、短
時間かつ精度高く保守点検できるようにしたエレベータ
ーのドア制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
るエレベーターのドア制御装置は、かご駆動用のモータ
に結合されたエンコーダの出力変化を検出して、かご戸
の係合板と乗場戸の係合ローラとが互いに係合したこと
を検出するようにしたものである。
【0009】また、第2発明に係るエレベーターのドア
制御装置は、第1発明のものにおいて、かご戸全閉位置
スイッチがかご戸の戸開方向への移動を検出してから、
係合板と係合ローラとの係合を検出するまでの間、エン
コーダの出力パルスを計数するようにしたものである。
【0010】また、第3発明に係るエレベーターのドア
制御装置は、第2発明のものにおいて、エンコーダの出
力パルスの計数値を表示器に表示するようにしたもので
ある。
【0011】また、第4発明に係るエレベーターのドア
制御装置は、第1発明のものにおいて、エンコーダの出
力パルスからかご戸の戸開加速中の速度を求め、この速
度が一時的に低下したことを検出するようにしたもので
ある。
【0012】また、第5発明に係るエレベーターのドア
制御装置は、第1発明のものにおいて、エンコーダの出
力パルスからかご戸の戸開加速中の加速度を求め、この
加速度が所定値よりも小さくなったことを検出するよう
にしたものである。
【0013】また、第6発明に係るエレベーターのドア
制御装置は、第1発明のものにおいて、エンコーダが検
出したモータの回転速度を帰還する際のゲインを低く設
定するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図6はこの
発明の第1〜第4発明の一実施の形態を示す図で、図1
は機能構成図、図2はエレベーターのかご及び乗場部分
の横断面図、図3は係合板と係合ローラとの動作説明
図、図4はブロック線図、図5は動作フローチャート、
図6は動作を示す信号波形図であり、図中同一符号は同
一部分を示す。
【0015】図1において、1はかご戸を駆動するモー
タ、2はモータ1に結合されモータ1の回転に対応する
出力パルス2aを出力するパルスエンコーダ、3は制御
装置、4は速度指令値V*及び出力パルス2aを入力し
て、モータ1の駆動速度を制御する速度制御手段、5は
速度制御手段4及び後出するパワー回路8に接続され戸
開閉を制御するパルス幅変調(以下PWMという)指令
信号を出力する電流制御手段、6はPWM指令信号に従
ってゲート信号を出力するゲート信号発生回路である。
【0016】7はドア駆動電源、8は電源7の出力をゲ
ート信号発生回路6の出力に応じてスイッチングしてモ
ータ1への供給電力を調整するパワー回路、9はパルス
エンコーダ2に接続されモータ1の速度の変化を検出す
る速度変化検出手段、10は同じくモータ1の加速度の
変化を検出する加速度変化検出手段で、両検出手段9、
10によりドアの係合を検出する係合検出手段11が構
成されている。
【0017】12は係合検出手段11に接続されリセッ
ト信号13を入力してパルスエンコーダ2からのパルス
を計数する位置検出手段、14は位置検出手段12によ
るパルス計数値を表示器15に表示する表示器表示手段
である。
【0018】図2及び図3において、21は昇降路、2
2は昇降路21を昇降するエレベーターのかご、23は
モータ1により駆動されかご22の出入口を開閉するか
ご戸、24はかご戸23の昇降路21側に並列して設置
された係合板、25はかご戸23と対向して配置され、
乗場の出入口を開閉する乗場戸、26は乗場戸25の上
部に枢持され、ほぼL字状に形成されたアームで、その
一端にかぎ部26aが形成され他端には係合ローラ27
が枢着されている。そして、戸閉状態では、係合ローラ
27は係合板24、24間に間隙を保って配置されてい
る。
【0019】28は乗場の出入口上部に固定され、アー
ム26のかぎ部26aと係合する係合部、29は乗場の
出入口上部に固定され、乗場戸25の全閉位置を検出す
る乗場戸全閉位置スイッチで、29aはその固定接点、
29bは同じく可動接点で、可動接点29bはアーム2
6に設けられている。
【0020】図4において、31はかご戸23の全閉位
置を検出するかご戸全閉位置スイッチ、32は戸開閉指
令信号等を発生するエレベーター制御盤、33はモータ
1の駆動電流を検出する電流検出器、34はCPU、3
5はCPU34の演算プログラムを格納するROM、3
6はCPU34の演算データ等を格納するRAM、37
は電流検出器33のアナログ検出値をディジタル値に変
換するA/Dインタフェース器、38はパルスエンコー
ダ2の出力パルスを計数するパルスカウントユニットで
ある。
【0021】39はかご戸全閉位置スイッチ31及びエ
レベーター制御盤32に接続されデータを入出力する入
出力ポート、40はCPU34の演算結果に従って戸開
閉を制御するPWM指令値を出力するPWMユニットで
ある。
【0022】次に、この実施の形態の動作を説明する
が、まずかご戸23と乗場戸25の係合動作について、
図2及び図3を参照して説明する。 (1) かご戸23及び乗場戸25全閉時(図3
(a)) アーム26は、ばね(図示しない)により反時計方向へ
の力を受け、かぎ部26aは係合部28と係合し、乗場
戸25の戸閉中に、容易に乗場戸25をこじ開けること
ができないように施錠されている。これにより、乗場戸
全閉位置スイッチ29の固定接点29aと可動接点29
bは閉成している。
【0023】かご22がこの乗場に対向し、かご戸23
と乗場戸25が対面したとき、係合ローラ27は係合板
24、24の間に位置する。したがって、両者27、2
4間には何の干渉も生じることはなく、かご22は自由
に昇降することができる。
【0024】(2) 戸開開始時(図3(b)) かご22がこの乗場に停止して、かご戸23が開き始め
ると、係合板24、24も移動し、やがて係合板24、
24の一方が係合ローラ27に係合し、この力によりア
ーム26は時計方向へ回動する。これで、かぎ部26a
と係合部28との係合は解除されるとともに、固定接点
29aと可動接点29bは開放する。以後、かご戸23
及び乗場戸25は連動して全開して行く。なお、全開か
らの戸閉動作については、この発明と直接関係はないの
で、説明は省略する。
【0025】次に、制御装置3の動作を説明する。エレ
ベーター制御盤32から戸開指令信号又は戸閉指令信号
が発生すると、これが入出力ポート39に読み込まれ
る。この戸開指令信号又は戸閉指令信号に対応して、C
PU34はROM35から所定の戸開閉速度パターン
(速度指令値)を読み込む。また、パルスカウントユニ
ット38はモータ1の回転に同期して回転するパルスエ
ンコーダ2の出力パルスを計数する。
【0026】CPU34はパルスカウントユニット38
の計数値に基づいて、かご戸23の位置点及びモータ1
の回転速度を演算して、各位置点でのモータ1の回転速
度が上記速度パターンに従うような速度パターン指令値
を発生する。なお、この動作は図1の速度制御手段4が
実行し、そのプログラムはROM35に格納されてい
る。PWMユニット40は上記速度パターン指令値に応
じたPWM指令値を出力し、このPWM指令値に従っ
て、ゲート信号発生回路6はゲート信号を出力する。
【0027】なお、この動作は図1の電流制御手段5が
実行し、そのプログラムはROM35に格納されてい
る。また、パワー回路8はゲート信号に応じてスイッチ
ングしながら、電流出力をモータ1に供給する。そし
て、パルスカウントユニット38の計数値が所定値に達
すると、かご戸23及び乗場戸25は全開又は全閉した
と判定して、モータ1は停止する。
【0028】このようにして、モータ1の回転速度が制
御されることにより、かご戸23が開閉する。なお、か
ご戸23が全閉しているかは、かご戸全閉位置スイッチ
31で検出され、その状態は入出力ポート39を介して
CPU34に取り込まれる。
【0029】次に、この実施の形態による係合検出動作
を図5及び図6により説明するが、まず図6について説
明する。図6において、横軸は時間tを示し、(a)は
エレベーター制御盤32から出力される戸開指令信号及
びかご戸全閉位置スイッチ31の動作信号、(b)はか
ご戸23の速度(モータ1の回転速度)を示し、Taは
加速区間、(c)はかご戸23の加速度、(d)はパル
スカウントユニット38によるパルスエンコーダ2のパ
ルス値であり、Pはパルス積算値である。
【0030】まず、時刻t=0において、かご戸23及
び乗場戸25は全閉状態であるとする。このとき、
(a)に示すように、エレベーター制御盤32からの戸
開指令信号の波形はオフで、かご戸全閉位置スイッチ3
1はオンの状態になっている。また、モータ1は停止し
ているので、(d)に示すようにパルスエンコーダ2か
らの出力パルスはなく、したがってパルスカウントユニ
ット38のパルス計数値は、後述するようにリセットさ
れたままで、零である。
【0031】時刻t1で、(a)に示すように、エレベ
ーター制御盤32から戸開指令信号が出力されてオフか
らオンになると、制御回路3は戸開動作を開始して、モ
ータ1を駆動し、(b)(c)に示す速度及び加速度で
かご戸23が動き始め、(d)に示すように、パルスエ
ンコーダ2からパルス2aが出力し始める。その後、時
刻t2で、(a)に示すように、かご戸全閉位置スイッ
チ31はオンからオフになる。かご戸23が更に戸開動
作を続け、時刻t3において、係合板24と係合ローラ
27とが係合する。ここで、lは係合板24が係合ロー
ラ27と係合するまでの積算パルス値P、すなわち係合
距離に相当する。
【0032】この係合により、モータ1の駆動負荷が増
大するので、かご戸23の速度(モータ1の回転速度)
vはv1から低下する。これを検出するのが、図1の速
度変化検出手段9である。ここで、v2は時刻t4にお
けるかご戸の速度である。なお、パルスカウントユニッ
ト38は、(d)に示すように、戸開の開始と共にエン
コーダ2から出力されるパルスの計数を開始する。
【0033】すなわち、CPU34の演算において、か
ご戸全閉位置スイッチ31が動作した時刻t2からは、
図1の位置検出手段12のリセット信号13が解除され
るため、位置検出手段12はパルスエンコーダ2からの
出力パルスを計数できる状態となり、この出力パルスを
計数し始めるものである。
【0034】次に、CPU34による動作を図1、図5
及び図6を参照して説明する。なお、図5は図6(b)
における戸開時の加速時に対応するものである。ステッ
プS1でエレベーター制御盤32から戸開指令信号が出
力されたかを判断する。時刻t=0〜t1では戸開指令
信号はまだ出力されていないので、ステップS5へ進
む。ステップS5では位置検出手段12にリセット信号
13が入力し、パルス計数値をリセットし、このフロー
チャートの動作を終了する。
【0035】ステップS1で戸開指令信号の出力を判断
したとき、時刻t1〜t2では時刻t1に戸開指令信号
が出力されているので、ステップS2へ進む。ステップ
S2でかご戸全閉位置スイッチ31がオンからオフにな
ったかを判断し、かご戸23がまだ戸開を開始せず、か
ご戸全閉位置スイッチ31は動作していないと判断し
て、ステップS5へ進み、既述と同様にパルス計数値を
リセットして、このフローチャートの動作を終了する。
【0036】同様に、時刻t2〜t3では戸開指令信号
は既に出力されているので、ステップS2へ進み、かご
戸全閉位置スイッチ31がオンからオフになったかを判
断する。このとき、時刻t2でかご戸全閉位置スイッチ
31がオンからオフに動作しているので、ステップS3
へ進む。同時に、パルスカウントユニット38は、時刻
t2でかご戸全閉位置スイッチ31がオンからオフに動
作した時点で、リセットが解除され、パルスの計数を開
始する。
【0037】ステップS3でかご戸23の速度変化を検
出したかを判断する。時刻t2〜t3では速度変化検出
手段9がかご戸23の速度低下を検出しないので、かご
戸23と乗場戸25は係合していないと判断して、この
フローチャートの動作を終了する。時刻t3以後では、
時刻t3でかご戸23の速度低下が検出されるので、か
ご戸23と乗場戸25は係合したと判断してステップS
4へ進む。なお、この速度変化検出の動作は、速度変化
検出手段9が実行し、そのプログラムはROM35に格
納されている。
【0038】そして、ステップS4において、時刻t2
から時刻t3までに計数したパルス計数値を位置検出手
段12から取り出し、表示器表示手段14により、その
値を表示器15に表示してこのフローチャートの動作を
終了する。なお、この動作は位置検出手段12及び表示
器表示手段14が実行し、そのプログラムはROM35
に格納されている。この後、かご戸23と乗場戸25は
連動して開いて行くが、表示器15の表示値は、ステッ
プS4で表示した値を保持している。なお、この表示器
15の内部パルス計数値は、戸開指令信号がオフしたと
きにリセットされる。
【0039】このようにして、かご戸全閉位置スイッチ
31がオンからオフに動作した時刻t2から、かご戸2
3と乗場戸25が係合し、かご戸23の速度変化が検出
された時刻t3までの間に、パルスエンコーダ2から出
力された積算パルス値lを表示器15に表示することに
より、係合板24と係合ローラ27との係合距離を確認
することが可能となる。また、これにより係合板24と
係合ローラ25の実際の取付け寸法を知ることが可能と
なる。
【0040】実施の形態2.この発明の第5発明の一実
施の形態を示し、図1〜図6を共用する。この実施の形
態では、図5のステップS3でかご戸23の加速度変化
が検出されたかを判断するものである。すなわち、図6
(c)に示すように、時刻t=t2−t3ではかご戸2
3の加速度はα1であるが、時刻t3で係合板24と係
合ローラ27が係合すると、加速度はα1から低下す
る。これを検出するのが、図1の加速度変化検出手段1
0である。ここで、α2は時刻t4における加速度であ
る。
【0041】実施の形態3.この発明の第6発明の一実
施の形態を示し、図1〜図6を共用する。戸開閉制御に
おいて、速度ループのゲインを高くしたり、トルク指令
値を高く設定したりすると、帰還制御により速度は指令
値に追従するため、係合に伴う速度変化が顕著となら
ず、速度の変化検出が困難となる場合がある。実施の形
態3では、通常よりも速度帰還を弱めるため、帰還回路
にゲイン調整手段(図示しない)を設けて、ゲインを低
下させるようにする。また、トルク指令値を低く設定し
てもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1発明
では、かご駆動用のモータに結合されたエンコーダの出
力変化を検出して、かご戸の係合板と乗場戸の係合ロー
ラとが互いに係合したことを検出するようにし、第2発
明では、かご戸全閉位置スイッチがかご戸の戸開方向へ
の移動を検出してから、係合板と係合ローラとの係合を
検出するまでの間、エンコーダの出力パルスを計数する
ようにしたので、係合板と係合ローラの取付け位置を、
目視によらず、短時間かつ精度高く確認することができ
る。
【0043】また、第3発明では、エンコーダの出力パ
ルスの計数値を表示器に表示するようにしたので、表示
器の表示値によって、係合板及び係合ローラの取付け位
置をどの程度修正すればよいかを知ることができる。
【0044】また、第4発明では、エンコーダの出力パ
ルスからかご戸の戸開加速中の速度を求め、この速度が
一時的に低下したことを検出し第5発明では、エンコー
ダの出力パルスからかご戸の戸開加速中の加速度を求
め、この加速度が所定値よりも小さくなったことを検出
するようにしたので、係合板と係合ローラの取付け位置
を、目視によらず、短時間かつ精度高く確認することが
できる。
【0045】また、第6発明では、エンコーダが検出し
たモータの回転速度を帰還する際のゲインを低く設定す
るようにしたので、係合による速度変化を顕著にでき、
係合板と係合ローラの係合距離を確実に求めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す機能構成図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すエレベーター
のかご及び乗場部分の横断面図。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す係合板と係合
ローラとの動作説明図で、(a)は全閉時、(b)は戸
開開始時。
【図4】 この発明の実施の形態1を示すブロック線
図。
【図5】 この発明の実施の形態1を示す動作フローチ
ャート。
【図6】 この発明の実施の形態1の動作を示す信号波
形図。
【符号の説明】
1 かご戸駆動用モータ、2 エンコーダ、2a 出力
パルス、3 制御装置、4 速度制御手段、9 速度変
化検出手段、10 加速度変化検出手段、11係合検出
手段、12 位置検出手段、14 表示器表示手段、1
5 表示器、22 かご、23 かご戸、24 係合
板、25 乗場戸、26 アーム、27係合ローラ、3
1 かご戸全閉位置スイッチ、32 エレベーター制御
盤、38 パルスカウントユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご戸を駆動するモータと、このモータ
    に結合され上記モータの回転に応じたパルスを出力する
    エンコーダとを有し、このエンコーダが検出する上記モ
    ータの回転速度を帰還して上記モータの回転速度を制御
    し、上記かご戸に装着された係合板とこのかご戸に対向
    する乗場戸に装着された係合ローラとが係合して、上記
    かご戸と上記乗場戸とを連動して開放する装置におい
    て、上記エンコーダの出力変化を検出して、上記係合板
    と上記係合ローラとが互いに係合したことを検出する係
    合検出手段を備えたことを特徴とするエレベーターのド
    ア制御装置。
  2. 【請求項2】 かご戸が全閉位置から戸開方向へ移動し
    たことを検出するかご戸全閉位置スイッチを設け、この
    かご戸全閉位置スイッチが上記かご戸の戸開方向への移
    動を検出してから、係合検出手段が上記係合板と上記係
    合ローラとの係合を検出するまでの間、エンコーダの出
    力パルスを計数する位置検出手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載のエレベーターのドア制御装置。
  3. 【請求項3】 表示器を設け、位置検出手段からの出力
    パルスの計数値を上記表示器に表示する表示手段を備え
    たことを特徴とする請求項2記載のエレベーターのドア
    制御装置。
  4. 【請求項4】 係合検出手段として、エンコーダの出力
    パルスからかご戸の戸開加速中の速度を求め、この速度
    が一時的に低下したことを検出する速度変化検出手段を
    用いるものとしたことを特徴とする請求項1記載のエレ
    ベーターのドア制御装置。
  5. 【請求項5】 係合検出手段として、エンコーダの出力
    パルスからかご戸の戸開加速中の加速度を求め、この加
    速度が所定値よりも小さくなったことを検出する加速度
    変化検出手段を用いるものとしたことを特徴とする請求
    項1記載のエレベーターのドア制御装置。
  6. 【請求項6】 係合検出手段が係合板と係合ローラとの
    係合を検出するとき、エンコーダが検出したモータの回
    転速度を帰還する際のゲインを低く設定するゲイン調整
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベー
    ターのドア制御装置。
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