JP3243535B2 - 建築用電動シヤツターにおけるリミツト位置の判断装置 - Google Patents
建築用電動シヤツターにおけるリミツト位置の判断装置Info
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Description
れる建築用電動シヤツターにおけるリミツト位置の判断
装置に関するものである。
この種建築用電動シヤツターは、スイツチ操作信号もし
くは遠隔操作信号の入力に基づいて開閉機を自己保持状
に駆動させる一方、開閉機駆動に基づいて開閉作動した
シヤツターカーテンが上限もしくは下限のリミツト位置
に達した段階で開閉機の駆動を自動停止するべく構成さ
れており、このため電動シヤツターにおいては、上記リ
ミツト位置を検出するための検出装置を備える必要があ
る。しかるに従来のリミツト検出装置は、開閉機の正逆
駆動に基づいて往復移動する移動駒と、該移動駒との接
当で切換わるマイクロスイツチとを組み合せて機械的に
構成されるものであつたため、施工時には現場毎に異る
開閉ストロークに対応させるべくいちいち面倒なリミツ
ト調整を行う必要がある許りでなく、定期的なメンテナ
ンスを要する等の欠点も有するものであつた。そこで、
タコジエネレータやエンコーダ等の回転検出装置で開閉
機の回転を検出し、該検出回転の変化(シヤツターカー
テン下端部と床面との接当、もしくはシヤツターカーテ
ン下端部とシヤツターケース下面との接当で発生)に基
づいてリミツト位置判断を行う電気的構成のリミツト検
出装置が提案されているが、このものでは、開閉機保護
回路の稼動による開閉機の停止時、開閉機駆動回路の断
線による開閉機の停止時、制御回路−駆動回路間の断線
による開閉機の停止等、異常発生に伴う開閉機の停止時
であつても、回転変化に基づいてリミツト位置であると
判断してしまうため、警備会社の警備システムやHA
(ホームオートメーシヨン)システムで遠隔操作される
電動シヤツターである場合には、半開停止状態であるに
も拘らず全閉確認信号がフイードバツク出力されてしま
う等の惧れがあり信頼性が問題となつていた。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる建築用電
動シヤツターにおけるリミツト位置の判断装置を提供す
ることを目的として創案されたものであつて、シヤツタ
ーカーテンを開閉作動せしめる開閉機に、該開閉機の回
転検出をする回転検出装置を連繋すると共に、開閉機の
回転変化検出に基づいてシヤツターカーテンの開閉作動
を停止するよう構成してなる建築用電動シヤツターであ
つて、該建築用電動シヤツターには、開閉機の回転変化
検出に基づいて停止した開閉機を僅かに反転駆動させる
反転駆動手段と、該反転駆動を回転検出装置が検出した
場合に開閉作動のリミツト位置であると判断し、反転駆
動を検出しない場合には異常状態であると判断するリミ
ツト位置判断手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。そして本発明は、この構成によつて、異常発生に伴
うリミツト位置の誤検出を確実に防止して遠隔操作側に
誤信号がフイードバツクされる等の不都合を悉皆解消す
ることができるようにしたものである。
明する。図面において、1は建築用電動シヤツターのシ
ヤツターカーテンであつて、該シヤツターカーテン1
は、巻取り軸2に巻取り収納される状態では開口部を開
放する一方、開口部左右両側のガイドレール3に沿つて
垂下する状態では開口部を閉鎖するべく構成されるが、
これらの基本構成は何れも従来通りである。
であつて、該開閉機4は、チエン伝動機構5を介して前
記巻取り軸2に連動連結されることにより電動シヤツタ
ーを構成するが、本発明の開閉機4の駆動軸には、開閉
機4の回転検出を行うための回転検出装置6(タコジエ
ネレータ、エンコーダ等)が連結されている。
U、ROM、RAM等を含む)を用いて構成される制御
部であつて、該制御部7は、開口部近傍位置に設けられ
る開放、閉鎖、停止用の各押釦スイツチPBU、PB
D、PBSからの操作信号、警備システムやHAシステ
ムからの遠隔操作信号、入力電圧の低下および瞬時停電
を検出する電源異常検出回路8、さらに前記回転検出装
置6の回転検出信号等を入力する一方、これら入力信号
に基づく判断で、開閉機駆動回路(自己保持回路)9へ
の作動指令信号、警備システムやHAシステムへの開閉
確認信号等を出力するようになつている。つまり、制御
部7のROM(読み出し専用メモリ)には、開閉および
停止操作信号の入力に基づいて割込的に開閉および停止
作動信号を出力する作動指令信号出力制御や後述するリ
ミツト判断制御等の制御プログラムが予め書き込まれて
いる。尚、制御部7の電源回路には、所定時間以上の電
圧低下および瞬時停電に基づいて供給電源をバツテリに
切換える無停電装置が設けられているものとする。
開閉操作信号の入力に伴い、回転検出装置6の検出回転
が低下したか否かが繰返し判断される。そして、検出回
転が低下した場合には、まず瞬時的な電圧低下もしくは
停電に伴う回転低下であるかを判断し、これがYESの
場合には前記繰返し判断を続行するが、NOの場合に
は、開閉機4を停止した後、これを僅かに反転駆動せし
めるべく開閉機駆動回路9に対して信号出力を行うと共
に、回転検出装置6が開閉機4の反転駆動を検出したか
否かを判断するようになつており、ここで、反転駆動が
検出された場合には、リミツト位置における正常な停止
状態であると判断する一方、反転駆動が検出されない場
合には、異常発生に伴う停止状態であると判断するよう
になつている。即ち、従来のリミツト判断制御では、シ
ヤツターカーテン1下端部と床面との接当、もしくはシ
ヤツターカーテン1下端部とシヤツターケース下面との
接当に伴う開閉機4の回転低下に基づいてリミツト位置
を判断して開閉機4の停止を行うが、開閉機保護回路の
稼動時、開閉機駆動回路の断線時、制御回路−駆動回路
間の断線時等の異常停止時にも開閉機4の回転が低下
し、これに基づいてリミツト位置を誤認する惧れがあ
る。そこで本発明のリミツト判断制御では、異常停止時
には開閉機4が再駆動し得ないことに着目し、停止後に
開閉機4の反転駆動を試みると共に、該反転駆動の有無
に基づいて正常なリミツト停止であるか異常発生に伴う
停止であるのかを判別するようになつており、さらに実
施例においては、正常停止時に、全閉確認信号出力、全
開確認信号出力等を行うリミツト処理を実行する一方、
異常停止時には、異常発生報知信号出力等を行う異常処
理を実行するようになつている。
いて、リミツト判断制御では、シヤツターカーテン1の
接当に伴う開閉機4の回転低下に基づいてリミツト位置
を判断して開閉機4を停止するが、該停止後には、開閉
機4の反転駆動を試みると共に、この反転駆動を確認し
て始めて正常なリミツト位置停止状態であると判断する
一方、反転駆動を確認できない場合には異常発生に伴う
停止状態であると判断することになる。即ち、開閉機保
護回路の稼動、開閉機駆動回路の断線、制御回路−駆動
回路間の断線等の異常発生に伴つて開閉機4が停止した
際、これをリミツト位置における停止であると誤認して
しまう不都合を確実に解消できることになる。従つて、
警備会社の警備システムやHAシステムによつて遠隔操
作される電動シヤツターにあつては、異常発生に伴う半
開停止状態であるにも拘らず全閉確認信号を出力してし
まう等の不都合を確実に防止できる許りか、異常発生も
報知可能となり、この結果、遠隔操作仕様の電動シヤツ
ターにおける信頼性を著しく向上させることができる。
できるものであるから、部品点数を増加させたり構造を
複雑化させることがなく極めて都合が良い許りか、既存
のものであつても制御プログラムの書き換えによつて実
施し得るという利点もある。
低下もしくは停電に伴う回転低下も判別するべく構成さ
れるため、リミツト判断における誤認防止をさらに確実
なものにできる。
れたものであるから、開閉機の回転変化検出に基づいて
シヤツターカーテンの開閉作動を停止するものでありな
がら、開閉機の回転変化検出に基づいて停止した開閉機
を僅かに反転駆動させ、該反転駆動を回転検出装置が検
出した場合に始めてリミツト位置であると判断する一
方、反転駆動を検出しない場合には異常状態であると判
断するべく構成したため、開閉機保護回路の稼動による
開閉機の停止、開閉機駆動回路の断線による開閉機の停
止、制御回路−駆動回路間の断線による開閉機の停止等
に伴う回転変化でリミツト位置を誤検出してしまうこと
がない。従つて、警備会社の警備システムやHAシステ
ムに対して誤つた開閉確認信号を出力するような不都合
を確実に防止できる許りでなく、異常の発生も報知でき
ることになり、この結果、遠隔操作仕様の電動シヤツタ
ーにおける信頼性を著しく向上させることができる。
ミツトスイツチ等の部品を何ら追加することなく行い得
るため、部品点数の増加や構造の複雑化を伴わない許り
でなく、制御プログラムの書き換えによつて既設のもの
でも実施し得るという利点がある。
る。
ートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 シヤツターカーテンを開閉作動せしめる
開閉機に、該開閉機の回転検出をする回転検出装置を連
繋すると共に、開閉機の回転変化検出に基づいてシヤツ
ターカーテンの開閉作動を停止するよう構成してなる建
築用電動シヤツターであつて、該建築用電動シヤツター
には、開閉機の回転変化検出に基づいて停止した開閉機
を僅かに反転駆動させる反転駆動手段と、該反転駆動を
回転検出装置が検出した場合に開閉作動のリミツト位置
であると判断し、反転駆動を検出しない場合には異常状
態であると判断するリミツト位置判断手段とを設けたこ
とを特徴とする建築用電動シヤツターにおけるリミツト
位置の判断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06971292A JP3243535B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 建築用電動シヤツターにおけるリミツト位置の判断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06971292A JP3243535B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 建築用電動シヤツターにおけるリミツト位置の判断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231084A JPH05231084A (ja) | 1993-09-07 |
JP3243535B2 true JP3243535B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=13410726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06971292A Expired - Fee Related JP3243535B2 (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 建築用電動シヤツターにおけるリミツト位置の判断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3243535B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP06971292A patent/JP3243535B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05231084A (ja) | 1993-09-07 |
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