JP2001353311A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001353311A
JP2001353311A JP2000179424A JP2000179424A JP2001353311A JP 2001353311 A JP2001353311 A JP 2001353311A JP 2000179424 A JP2000179424 A JP 2000179424A JP 2000179424 A JP2000179424 A JP 2000179424A JP 2001353311 A JP2001353311 A JP 2001353311A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技制御装置からの賞球制御指令に含まれる
賞球数を累積記憶する賞球数累積記憶手段の累積記憶値
に基づいて、排出制御装置が排出手段からの賞球排出を
制御する遊技機において、賞球排出にトラブルが発生し
た場合でも、本来払い出されるべき賞球数を最大限に払
い出し得るものを提供する。 【解決手段】 未払いの賞球数を累積記憶する貯留カウ
ンタの累積記憶値に基づいて賞球排出を行う遊技機にお
いて、遊技制御装置側において未払いの賞球数を記憶す
る確認カウンタ値が所定の基準値(例えば貯留カウンタ
の上限値)を超えた場合には、賞球制御指令の送信態様
を変更する。例えば、賞球指令信号を送信せずに破棄
し、または送信を待機し、または貯留カウンタの余裕分
だけの賞球数を含む賞球制御指令として送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技制御装置から
の賞球制御指令に含まれる賞球数を累積加算する累積加
算手段の累積記憶値に基づいて、排出制御装置が排出手
段からの賞球排出を制御する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機(例えば弾球遊技機)には、排出
手段から排出されるべき賞球数を遊技制御装置で決定
し、この排出されるべき賞球数を含む賞球制御指令を排
出制御装置へ向けて送信するとともに、送信されてきた
賞球制御指令に含まれる賞球数(排出要求数)の累積記
憶値に基づいて、排出制御装置が、排出手段からの賞球
排出を制御するものがある。この場合、賞球制御指令に
含まれる排出要求数は、排出制御装置に設けられた賞球
数累積記憶手段に積算されていき、排出手段により賞球
排出があると、排出された賞球数は累積記憶値から減算
されていくことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな賞球数累積記憶手段を構成するメモリには、あらか
じめ割り当てられたビット数で表現可能な上限値があ
る。このため、排出手段のトラブル等によって賞球排出
が滞った場合等には、累積記憶値が減算されずに、積算
だけがされていき、ついには積算値がメモリの上限値を
超えてしまう恐れがある。このように積算値がメモリの
上限値を超えると、メモリには、上限値を超えた分のデ
ータしか残らず、残りのデータ(上限値分の賞球数)は
オーバーフローして失われてしまう。これでは、本来払
い出されるべき賞球数が払い出されないまま、大幅に失
われてしまうことになる。
【0004】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、遊技制御装置からの賞球制御指令に含ま
れる賞球数を累積記憶する賞球数累積記憶手段の累積記
憶値に基づいて、排出制御装置が排出手段からの賞球排
出を制御する遊技機において、賞球排出にトラブルが発
生した場合でも、本来払い出されるべき賞球数を最大限
に払い出し得るものを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、遊技球
を排出する排出手段と、この排出手段から排出されるべ
き賞球数を決定する賞球数決定手段と、この賞球数決定
手段により決定された賞球数を含ませた賞球制御指令を
送信する賞球制御指令送信手段と、この賞球制御指令に
含まれる賞球数を累積記憶する賞球数累積記憶手段と、
この賞球数累積記憶手段の累積記憶値に基づいて前記排
出手段を制御する排出制御手段と、前記排出手段により
排出される賞球数を前記賞球数累積記憶手段から減算す
る減算手段とを備えた遊技機において、賞球制御指令に
含まれる賞球数を前記累積記憶値に加算した加算値が所
定の基準値を超えるか否かを判定する判定手段と、この
判定手段により加算値が基準値を超えると判定された場
合にその賞球制御指令の送信態様を変更する送信態様変
更手段とを備えた。
【0006】第2の発明では、前記送信態様変更手段
は、賞球制御指令に含まれる賞球数を前記累積記憶値に
加算した加算値が前記基準値を超える場合に、その賞球
制御指令を破棄する賞球制御指令破棄手段を備えた。
【0007】第3の発明では、前記送信態様変更手段
は、賞球制御指令に含まれる賞球数を前記累積記憶値に
加算した加算値が前記基準値を超える期間中は、その賞
球制御指令の送信を待機する賞球制御指令待機手段を備
えた。
【0008】第4の発明では、前記送信態様変更手段
は、賞球制御指令に含まれる賞球数を前記累積記憶値に
加算した加算値が前記基準値を超える場合に、その賞球
制御指令に含まれる賞球数を前記基準値と前記累積記憶
値との差まで減らして送信する賞球数変更送信手段を備
えた。
【0009】第5の発明では、前記基準値は前記賞球数
累積記憶手段に累積記憶し得る上限値である。
【0010】第6の発明では、前記賞球制御指令送信手
段側に前記賞球数累積記憶手段の累積記憶値に対応する
値をカウントする確認カウント手段を備えるとともに、
前記判定手段はこの確認カウント手段のカウント値に基
づいて判定を行う。
【0011】
【発明の作用および効果】第1の発明では、賞球制御指
令に含まれる賞球数と賞球数累積記憶手段の累積記憶値
の加算値が基準値を超える場合には、賞球制御指令の送
信態様が変更されるので、賞球数累積記憶手段の累積記
憶値が上限値を超えて更新されてしまって、オーバーフ
ローによって、大量の累積記憶値が、対応する賞球排出
がないまま失われてしまうことを未然に防止できる。し
たがって、賞球排出にトラブルが発生して、賞球排出が
なされず、累積記憶値が減算されないまま上限値近くま
で増加してしまった場合でも、賞球数決定手段により決
定された賞球数と、実際に排出される賞球数との誤差を
小さくすることができる。
【0012】第2の発明では、賞球制御指令に含まれる
賞球数を累積記憶値に加算した加算値が基準値を超える
場合には、その賞球制御指令は破棄されるので、複雑な
演算は不要であり、制御を簡略化できる。
【0013】第3の発明では、賞球制御指令に含まれる
賞球数を累積記憶値に加算した加算値が基準値を超える
期間中は、その賞球制御指令の送信が待機されるので
(先延ばしされるので)、賞球数決定手段により決定さ
れた賞球数を、賞球数累積記憶手段に余裕が生じたとこ
ろで送信でき、賞球数決定手段により決定された賞球数
と、実際に排出される賞球数とを一致させることができ
る。
【0014】第4の発明では、賞球制御指令に含まれる
賞球数を累積記憶値に加算した加算値が基準値を超える
場合に、その賞球制御指令に含まれる賞球数を基準値と
累積記憶値との差まで減らして送信するので、少なくと
も基準値分の賞球数排出は確保でき、賞球制御指令をそ
のまま破棄してしまう場合と比較して、賞球数決定手段
により決定された賞球数と、実際に排出される賞球数と
の誤差を、より小さくすることができる。
【0015】第5の発明では、基準値は賞球数累積記憶
手段に累積記憶し得る上限値(最大値)であるので、賞
球数累積記憶手段には最大限賞球数を積み上げていくこ
とができ、排出されないまま失われてしまう賞球数は最
小限とできる。
【0016】第6の発明では、賞球制御指令送信手段側
に確認カウント手段を備えているので、賞球数累積記憶
手段側から累積記憶値に関する情報を受けなくても、賞
球制御指令送信手段側で、判定手段による判定をするこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0018】図1は遊技機(パチンコ遊技機)1にカー
ド球貸ユニット2を併設したCR機を示す。遊技機1の
前面枠3は本体枠(外枠)4にヒンジ5を介して開閉回
動可能に組付けられ、遊技盤6は前面枠3の裏面に取り
付けられた収納フレームに収装される。
【0019】遊技盤6は前面枠3から取り外し可能で、
遊技機本体(弾球遊技機の遊技盤6以外の構成)から分
離することができる。これにより、遊技盤6の種類で決
まる遊技の種類を、遊技盤6を取り替えとともに変更可
能となっている。
【0020】遊技盤6の表面には、表示装置8、大入賞
口を内部に備えた変動入賞装置10、一般入賞口11〜
15、始動口16が配設された遊技領域が形成される。
前面枠3の前面には、遊技盤6の前面を覆うカバーガラ
ス18が取り付けられる。
【0021】また、遊技盤の左上隅には、確認カウンタ
値表示器34が備えられる。この確認カウンタ値表示器
34は、後述する確認カウンタの値(未払いの賞球数に
相当する)を、遊技者に視認可能に表示するものであ
る。
【0022】前面枠3の下部の開閉パネル20には遊技
球を打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル2
2には下皿23、打球発射装置の操作部24等がそれぞ
れ配設される。
【0023】カバーガラス18の枠の上部には、第1報
知ランプ31、第2報知ランプ32が設けられる。これ
ら第1、第2の報知ランプ31、32は、点灯により異
常状態の発生を報知するものである。
【0024】カード球貸ユニット2には、前面のカード
挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード等)
のデータの読込、書込等を行うカードリーダ/ライタと
球貸制御装置が内蔵され、カード球貸ユニット用の操作
パネル26は遊技機1の上皿21の外面に形成される。
【0025】カード球貸ユニット用の操作パネル26に
は、カードの残高を表示するカード残高表示部(図示せ
ず)と、球貸しを指令する球貸しスイッチ28と、カー
ドの返却を指令するカード返却スイッチ30等が設けら
れる。
【0026】図2は遊技機1ならびにカード球貸ユニッ
ト2の裏側を示すもので、遊技盤6の裏面側には、大入
賞口、一般入賞口11〜15、始動口16に入賞した入
賞球を案内する入賞球集合カバー(図示しない)、遊技
を統括的に制御する遊技制御装置100、表示装置8を
制御する表示制御装置150、遊技盤6ならびに前面枠
3の装飾用のランプ等を制御する装飾制御装置200、
スピーカーからの音出力を制御する音制御装置250、
遊技盤用外部端子41等が取り付けられる。
【0027】前面枠3の収納フレームの裏面側には、裏
機構盤35が取り付けられる。この裏機構盤35の中央
部には、遊技盤6の裏面側の各装置(遊技制御装置10
0、表示制御装置150、装飾制御装置200、音制御
装置250等)を点検するための開口窓部が設けられて
いる。
【0028】裏機構盤35の上部には、遊技球を貯留す
る球貯留タンク36、球貯留タンク36の球を半端球検
出スイッチを備えた樋ユニット部(半端センサユニッ
ト)38に導く誘導樋37が取り付けられる。誘導樋3
7ならびに樋ユニット部38は2条の流路に形成され
る。
【0029】裏機構盤35の上部右側には、ターミナル
基板42が備えられる。このターミナル基板42に設け
られた枠用外部出力端子42Aは、管理装置(遊技店に
おいて複数の遊技機1を管理するホストコンピュータ)
への外部信号線が接続され、また外部(遊技店の島設
備)からの電源供給線が接続される中継基板である。遊
技盤6上の遊技制御装置100からの信号送信は、この
枠用外部出力端子42Aを介してなされる。
【0030】裏機構盤35の開口窓部の右側には、樋ユ
ニット部38の球を遊技機前面側の上皿21、下皿23
に払い出す排出装置(排出ユニット600および流路切
換ユニット700)が取り付けられる。
【0031】裏機構盤35の下部には、電源供給装置3
00、排出ユニット600を制御する排出制御装置40
0、打球発射装置500を制御する発射制御装置55
0、カード球貸ユニット用中継基板43等が取り付けら
れる。
【0032】カード球貸ユニット2のカード挿入部25
にカードを挿入して、カード球貸ユニット用の操作パネ
ル26の球貸しスイッチ28を押すと、カード球貸ユニ
ット2から排出制御装置400に球貸し要求が出され、
排出制御装置400により排出ユニット600が駆動さ
れ、排出装置から所定数の貸球が上皿21等に払い出さ
れる。
【0033】また、打球発射装置より遊技領域に発射さ
れた球が一般入賞口11〜15、始動口16、大入賞口
に入賞すると、遊技制御装置100から賞球制御指令が
排出制御装置400に送られ、排出制御装置400によ
り球排出ユニット600が駆動され、排出装置から所定
数の賞球が上皿21等に払い出される。
【0034】図3、図4には、排出ユニット600およ
び流路切換ユニット700からなる排出関連ユニットを
詳細に示す。
【0035】なお、排出ユニット600および流路切換
ユニット700は、2系統の球流路(球流路602、お
よび導入路702から排出路705に至る遊技球流路)
により遊技球排出を行うものであるが、図3、図4に
は、そのうち1系統を断面図で示し、以下の説明ではこ
の1系統について代表して説明をする。なお、他の1系
統は、図3、図4の紙面奥側に並列に設けられている。
また、球流路を2系統設けたのは、遊技球を効率的に排
出するためで、賞球と貸球の区別とは関係しない。
【0036】図示されるように、排出ユニット600と
流路切換ユニット700は、上下に一体に組み付けられ
て、排出関連ユニットを構成している。
【0037】排出ユニット600は、遊技球の排出機構
であって、ケーシング601、球送出部610、排出用
パルスモータ620、ストッパ機構630等から構成さ
れる。
【0038】透明なケーシング601には、球流路60
2が形成されている。上方の樋ユニット部38からの遊
技球は、球入口603から球流路602に導入され、球
出口604から下方の流路切換ユニット700に排出さ
れる。
【0039】球送出部610は、球流路602に臨むよ
うに設けられる。この球送出部610には、スプロケッ
ト(切り欠き円盤)611、612と従動歯車(図示せ
ず)が、ケーシング601内に軸支された同一の回転軸
613に固定されて備えられ、同期回動するようになっ
ている。なお、スプロケット612は、図3、図4には
流路が図示されない側の系統のスプロケットであって、
図示されないもう一つの球流路602に臨むように配設
されている。
【0040】スプロケット611、612外周の歯の間
の部分は、等間隔に並ぶ複数(実施の形態では8個)の
球受部614となっており、これらの球受部614の一
部が、球流路602に臨んでいる。これにより、球流路
602を通過する遊技球は、一つの球受部614に一球
ずつ保持されるようにして、スプロケット611、61
2の回転動作とともに順次送り出される。したがって、
排出ユニット600からは、スプロケット611、61
2の動作量(回転量)に比例した個数の遊技球が排出さ
れることになる。
【0041】なお、2つの系統のスプロケット611、
612は、互いに球受部614の1/2個分だけ位相が
ずれた状態で、回転軸613に固定されている。これに
より、スプロケット611、612からの遊技球の送り
出しは各系統から交互になされ、排出ユニット600か
らの遊技球排出を迅速かつスムーズに行うことができ
る。
【0042】排出用パルスモータ620の回転軸には、
図示されない原動歯車と、ストッパ機構630の回動規
制歯車631とが固定されている。この原動歯車と球送
出部610の従動歯車の間には、伝達歯車622が配設
される。これにより、従動歯車とスプロケット611、
612は、排出用パルスモータ620により一体に回転
駆動される。
【0043】ストッパ機構630は、排出用パルスモー
タ620の回転を規制するもので、回動規制歯車63
1、ストッパ部材633、リターンスプリング635、
ストッパソレノイド636等から構成される。
【0044】回動規制歯車631の外周には、上述した
スプロケット611外周の球受部614と同数のラチェ
ット歯632が、等間隔に形成されている。これらのラ
チェット歯632に、ストッパ部材(フラッパ)633
が係合することにより、回動規制歯車631の回動(図
4における時計回りの回動)が禁止される。なお、回動
規制歯車631とストッパ部材633はラチェット機構
を構成しており、係合時でも逆回転(図4における反時
計回りの回動)は許容される。
【0045】ストッパ部材633は、掛止部634に上
端側が揺動可能に支持され、揺動によりラチェット歯6
32に係脱可能となっているもので、常態ではリターン
スプリング635に付勢されてラチェット歯632に係
合している。
【0046】これに対して、ストッパソレノイド636
に通電すると、ストッパ部材633は、ストッパソレノ
イド636側に吸着され、リターンスプリング635に
抗して後退する。これにより、ストッパ部材633と回
動規制歯車631の係合が解除され、排出用パルスモー
タ620が回動可能となる。
【0047】このようにストッパ機構630を備えるこ
とにより、排出用パルスモータ620が回転の慣性や遊
技球の重みで余分に回転してしまうことを防止でき、ス
プロケット611の回転量を排出制御装置200によっ
て正確に制御できる。
【0048】流路切換ユニット700は、ケーシング7
01に、導入路702から排出路705に至る遊技球流
路を備えている。導入路702は、排出ユニット600
の球流路602の下端に(それぞれの系統毎に)連結し
ている。
【0049】遊技球流路は、賞球としての遊技球が導入
される賞球流路703と、貸球としての遊技球が導入さ
れる貸球流路704に分岐する。賞球流路703、貸球
流路704には、それぞれ賞球検出センサ713、貸球
検出センサ714が備えられ、通過した遊技球の数を流
路毎にカウントできるようになっている。
【0050】賞球流路703と貸球流路704の分岐部
には、流路切換弁720が設けられる。流路切換弁72
0は、回動軸721の回りで回動して、賞球流路703
と貸球流路704の入口を選択的に閉鎖するものであ
る。
【0051】流路切換弁720は、流路切換ソレノイド
(装置)730のプランジャ731に、連係部材72
2、723を介して連係している。
【0052】この流路切換ソレノイド730は、ラッチ
ングタイプのものであり、通電方向の切り換えによりプ
ランジャ731の位置が選択的に変更されるとともに、
通電OFF後にはその時点でのプランジャ731の位置
が保持されるものである。
【0053】詳しく説明すると、プランジャ731は外
周に固定された永久磁石732により磁化されていると
ともに、プランジャ731外周にはソレノイド733が
配設されており、このソレノイド733への通電方向の
切り換えにより、上方または下方に駆動される。また、
プランジャ731の上下にはそれぞれ金属製の固定部材
734、固定板735が備えられ、プランジャ731が
上方に駆動された場合にはその上端部が磁力により固定
部材734に接着し、プランジャ731が下方に駆動さ
れた場合にはその下端部が磁力により固定板735に接
着する。したがって、ソレノイド733への通電をOF
Fした場合でも、プランジャ731の位置は、固定部材
734または固定板735に接着した位置に保たれる。
【0054】連係部材723は軸724に軸支されたも
ので、一端はプランジャ731の下端と接続部材725
を介して連係し、他端は連係部材722に歯合してい
る。連係部材722は、流路切換弁720の回転軸72
1に固定されたもので、流路切換弁720と一体に回動
する。なお、連係部材722は保持スプリング725に
より付勢され、流路切換弁720にぐらつきが生じない
ようにされている。
【0055】このような構成により、流路切換弁720
の弁位置は、ソレノイド733への通電によるプランジ
ャ731の上下動とともに切り換えられるとともに、ソ
レノイド733への通電OFF後にも、通電直前の位置
が保持される。
【0056】すなわち、図3に示すように、ソレノイド
733への通電によりプランジャ731を下方に駆動す
ると、連係部材723は反時計回りに、連係部材722
は時計回りにそれぞれ回動し、流路切換弁720は貸球
流路704を閉鎖して賞球流路703を開放する弁位置
に切り換わる。この結果、導入路702に導入された遊
技球は、総て賞球流路703に流れ込み、賞球検出セン
サ713により検出される。また、この状態でソレノイ
ド733への通電をOFFとしても、プランジャ731
は固定板735と接着した位置に保持されるから、流路
切換弁720もそのまま賞球流路703開放の弁位置を
保持する。
【0057】一方、図4に示すように、ソレノイド73
3への通電によりプランジャ731を上方に駆動する
と、連係部材723は時計回りに、連係部材722は反
時計回りにそれぞれ回動し、流路切換弁720は賞球流
路703を閉鎖して貸球流路704を開放する弁位置に
切り換わる。この結果、導入路702に導入された遊技
球は、総て貸球流路704に流れ込み、貸球検出センサ
714により検出される。また、この状態でソレノイド
733への通電をOFFとしても、プランジャ731は
固定部材734と接着した位置に保持されるから、流路
切換弁720もそのまま貸球流路704開放の弁位置を
保持する。
【0058】賞球流路703と貸球流路704は下流の
排出路705において合流する。遊技球はこの排出路7
05から下方に排出され、上皿21に至る。
【0059】なお、中継基板740は、賞球検出センサ
713による検出信号の排出制御装置400および遊技
制御装置100への送信、貸球検出センサ714による
検出信号の排出制御装置400への送信を中継するもの
である。
【0060】なお、流路切換弁720は、本実施の形態
のようなラッチングタイプのものとは限られず、例え
ば、流路切換ソレノイド730にリターンスプリングを
備えることにより、流路切換ソレノイド730への非通
電状態では一方の弁位置(例えば賞球流路703を開放
する弁位置)に固定され、通電により他方の弁位置に切
り換えられるものとしてもよい。
【0061】図5は、遊技機1の制御系の一部を示すブ
ロック構成図である。
【0062】図示されるように、遊技制御装置100
は、CPU101、ROM102、RAM103、バス
・インターフェイス104等から構成されるもので、排
出制御装置400等の各種制御装置(表示制御装置15
0、装飾制御装置200、音制御装置300は図示を省
略する)に制御指令を送信して、遊技を統轄的に制御す
る主制御装置である。
【0063】CPU101は遊技制御装置100による
制御(遊技制御)を司るIC、ROM102は遊技制御
のための不変の情報(各種プログラム、各種定数等)を
記憶している記憶手段である。また、RAM103は、
遊技制御時にワークエリアとして利用される記憶手段で
あり、バックアップエリアと制御エリアとから構成され
る。ここで、バックアップエリアは、停電時にもデータ
内容がバックアップされ、停電からの再開時にも原則と
してデータ内容が初期化されないエリアで、チェックデ
ータの他、後述する送信準備カウンタ値、確認カウンタ
値等、停電後にも保存されるべき各種データが記憶され
ている。また、制御エリアは、バックアップエリア以外
の領域で、各種タイマ値等が記憶されている。
【0064】遊技制御装置100には、各種入賞口(一
般入賞口11〜15、始動口16、大入賞口等)毎に設
けられて遊技球入賞を検出する入賞検出センサ群50か
らの検出信号が入力される。また、賞球排出がなされる
と、遊技制御装置100には、賞球検出センサ713に
よる検出信号が、中継基板740を介して入力される。
【0065】遊技制御装置100は、これらの入賞検出
等に基づいて、大当たりの抽選や、各種制御装置への指
令信号の送信、各種装置(変動入賞装置10等)の制御
等を行う(遊技制御)。
【0066】具体的に、各種入賞口への遊技球入賞に伴
う排出制御装置400への賞球制御指令の送信は、以下
のように行われる。まず、各種入賞口への入賞がある
と、この入賞数が送信準備カウンタにカウントされる。
この場合、払い出されるべき賞球数は入賞口の種類によ
って異なっていので、送信準備カウンタには、払い出さ
れるべき賞球数の種類毎のカウンタが設けられており、
入賞があった入賞口の種類に対応するカウンタが更新さ
れる。
【0067】図6には、本実施の形態における送信準備
カウンタを示す。図示されるように、送信準備カウンタ
は、7個賞球用カウンタ、10個賞球用カウンタ、15
個賞球用カウンタから構成される。本実施の形態では、
始動口16への遊技球1個入賞に対しては7個の賞球
が、また一般入賞口11〜15への遊技球1個入賞に対
しては10個の賞球が、大入賞口への遊技球1個入賞に
対しては15個の賞球が、それぞれ払い出されるように
なっている。このため、始動口16、一般入賞口11〜
15、大入賞口への入賞に対応して、それぞれ7個賞球
用カウンタ、10個賞球用カウンタ、15個賞球用カウ
ンタが更新されることになる。
【0068】送信準備カウンタは、対応する賞球制御指
令が送信されていない入賞数をカウントするもので、送
信準備カウンタに残数(未送信分データ)があれば、こ
の未送信分データに対応する賞球制御指令が、排出制御
装置400に向けて順次送信される。この場合、賞球制
御指令には、対応する賞球数が排出要求数として含まれ
ることになる。なお、賞球制御指令を受けた排出制御装
置400による賞球排出の制御については後述する。
【0069】確認カウンタは、排出制御装置400に送
信された排出要求数のうち、未だ払い出されていない賞
球数を累積記憶しているカウンタであり、賞球制御指令
の送信毎にこの賞球制御指令に含まれる排出要求数分の
カウントが加算されるとともに。賞球検出センサ713
による検出分が減算される。この確認カウンタの形態と
しては、排出要求数自体を積算して記憶する一つのカウ
ンタからなるものや、排出要求数の種類(個数)毎に件
数を積算して記憶する複数のカウンタからなるもの等が
ある。
【0070】なお、この確認カウンタ値は、遊技制御装
置100により確認カウンタ値表示器34に表示され
る。
【0071】また、確認カウンタは、後述する排出制御
装置400側の貯留カウンタと、同一の形態および同一
サイズのものとなっている。ただし、本発明の適用範囲
は、確認カウンタと貯留カウンタの形態およびサイズが
同一である形態に限られるものではなく、確認カウンタ
は貯留カウンタの値を確認できるものであれば、必ずし
も貯留カウンタと同一の形態およびサイズのものでなく
てもよい後述するように、貯留カウンタには、確認カウ
ンタと同一値が累積記憶される。したがって、本実施の
形態のように排出制御装置400から遊技制御装置10
0に向けての信号送信がなされない形態であっても、遊
技制御装置100側で貯留カウンタの値を認識すること
ができる。
【0072】また、遊技制御装置100は、所定の送信
単位数(例えば10個)の賞球排出が検出される度に、
賞球排出確認信号を、枠用外部出力端子42Aを介し
て、管理装置(遊技店において複数の遊技機1を管理す
るホストコンピュータ)に向けて送信する。
【0073】遊技制御装置100と各種制御装置(表示
制御装置150、装飾制御装置200、音制御装置25
0、排出制御装置400)との通信形態は、遊技制御装
置100から各種制御装置への単方向通信となってい
る。これにより、遊技制御装置100に各種制御装置と
の接続線を通じて不正な信号が入力されないようにで
き、遊技の信頼性を高めることができる。
【0074】排出制御装置400は、CPU401、R
OM402,RAM403、入出力インターフェイス4
04、ドライブ回路405等から構成される。
【0075】CPU401は排出制御装置400による
各種制御(後述するメイン処理、タイマ割り込み処理、
停電割り込み処理等)を司るIC、ROM402はこれ
らの制御のための不変の情報(各種プログラム、各種定
数等)を記憶している記憶手段である。また、RAM4
03は、制御時にワークエリアとして利用される記憶手
段であり、停電時にもデータ内容がバックアップされる
バックアップエリアと、それ以外の制御エリアとから構
成される。バックアップエリアには、チェックデータの
他、後述する排出カウンタ値、貯留カウンタ値等が記憶
されている。また、制御エリアには、各種タイマ値等が
記憶されている。
【0076】排出制御装置400は、排出関連の制御を
行う制御装置であり、遊技制御装置100からの賞球制
御指令またはカードユニット2からの貸球制御指令に基
づいて、ドライブ回路405により、排出ユニット60
0(排出用パルスモータ620およびストッパソレノイ
ド636)および流路切換ユニット700(流路切換ソ
レノイド730)を駆動し、賞球または貸球の排出を行
わせる。
【0077】排出制御装置400は、賞球制御指令を受
けると、この賞球制御指令に含まれている排出要求数
を、RAM403の貯留カウンタに累積記憶する。した
がって、この貯留カウンタと前述の確認カウンタには、
賞球制御指令送信に要するわずかな時間を除いて、同一
の値が累積記憶されていることになる。
【0078】貯留カウンタの形態としては、確認カウン
タと同様に、指令された排出要求数自体を積算して記憶
する一つのカウンタからなるものや、排出要求数の種類
(個数)毎に指令された件数を積算して記憶する複数の
カウンタからなるもの等がある。本実施の形態では、貯
留カウンタおよび確認カウンタは、それぞれ、16ビッ
トから構成され、0〜65535(0〜FFFFH)の
範囲でカウント可能な一つのカウンタからなり、送信さ
れてきた排出要求数が順次累積記憶されるようになって
いる。なお、貯留カウンタおよび確認カウンタの形態等
で特に限定されるものではなく、本発明は、任意の形態
の貯留カウンタおよび確認カウンタ(特許請求の範囲に
おける賞球数累積記憶手段および確認カウント手段)を
持つ遊技機に適用できる。
【0079】また、本発明の特徴となる構成として、貯
留カウンタおよび確認カウンタに対しては、所定の基準
値が設定されている。この基準値は、賞球指令信号の送
信態様を変更するか否かの判定基準となる値で、例え
ば、貯留カウンタの上限値(本実施の形態では、65
535カウント)または貯留カウンタの上限値よりも
小さな所定のボーダー値(例えば、上限値65535カ
ウントよりも小さな65530カウント)があらかじめ
設定されている。
【0080】貯留カウンタに記憶がある場合、排出制御
装置400は、貯留カウンタに記憶されている排出要求
数を排出カウンタに順次設定する。そして、流路切換ソ
レノイド(装置)730のソレノイド733に賞球流路
703開放方向の通電をし、流路切換弁720を賞球流
路703開放側の弁位置とするとともに、排出カウンタ
に設定された値を排出するように、排出用パルスモータ
620にパルス送信を行って、賞球排出を行わせる。
【0081】このように賞球として排出された遊技球
は、賞球検出センサ713により検出される。この検出
信号は、中継基板740を介して排出制御装置400に
入力され、検出された遊技球の数だけ、貯留カウンタ値
が減算される。
【0082】また、貸球制御指令があった場合には、貸
球排出数を排出カウンタに設定するとともに、流路切換
ソレノイド(装置)730のソレノイド733に貸球流
路704開放方向の通電をし、流路切換弁720を貸球
流路704開放側の弁位置とした後、排出用パルスモー
タ620に排出カウンタへの設定分のパルス送信を行っ
て、貸球排出を行わせる。
【0083】このように貸球として排出された遊技球
は、貸球排出センサ714により検出される。この検出
信号は、中継基板740を介して、排出制御装置400
に入力され、検出された遊技球の数だけ、排出カウンタ
値が減算される。
【0084】また、排出制御装置400は、所定の単位
貸球数(例えば、貸球の払出単位である25個)の貸球
排出が検出される度に、枠用外部出力端子42Aを介し
て、管理装置に貸球排出確認信号を送信する。
【0085】なお、排出制御装置400は、異常発生時
に第2報知ランプ32を点灯させ、異常報知を行えるよ
うになっている。また、図示しないが、第1報知ランプ
31(図1参照)は、遊技制御装置100からの指令を
受けた装飾制御装置200により制御される。
【0086】電源供給装置300は、弾球遊技機の各種
装置に電源供給する装置であって、整流回路301、平
滑回路302、電圧変換回路303、304、305、
停電検出回路306、バックアップコンデンサ307等
から構成される。
【0087】整流回路301は、電源供給装置300外
部から供給されてきた24Vの交流電圧を24Vの直流
電圧に変換する回路である。平滑回路302は、この2
4Vの直流電圧を32Vの直流電圧に変換する回路であ
る。
【0088】電圧変換回路303、304、305は、
平滑回路302からの32V電圧を各種装置の駆動に適
した電圧に変換する回路であり、電圧変換回路303か
らは各種センサ(賞球検出センサ713、貸球検出セン
サ714等)へ向けて12V電圧が、また電圧変換回路
304からは各種制御装置に向けて5V電圧が、また電
圧変換回路305からは排出制御装置400のドライブ
回路405に向けて18V電圧が、それぞれ供給され
る。
【0089】停電検出回路306は、停電発生時に平滑
回路302の出力電圧が所定電圧以下へ低下することを
監視することにより、停電発生を検出する回路である。
この停電検出回路306からは、遊技制御装置100の
CPU101、排出制御装置400のCPU401等に
停電検出信号の送信がなされ、CPU101およびCP
U401においては所定の停電割込処理が実行されるこ
とになる(CPU101については図7参照)。なお、
停電時には、電圧の高い電源から順に、所定電圧の供給
ができなくなっていくことになるから、停電検出回路3
06による停電検出後もしばらくの間は、供給電圧の低
い12V電圧、5V電圧等からは電源供給が続き、各種
センサや各種制御装置は動作を続ける。
【0090】バックアップコンデンサ307は、停電発
生時に、遊技制御装置100のRAM103および排出
制御装置400のRAM403にバックアップ電源を供
給するものである。
【0091】図7には、遊技制御装置100における賞
球制御指令送信に関連する処理をフローチャートで示
す。
【0092】電源投入されると、ステップS1において
初期化処理が実行され、RAM101のクリア等の処理
がなされる。なお、RAM101のクリアにおいては、
制御エリアのクリアのみがクリアされ、チェックデータ
に異常が発見されない限り、バックアップエリアのクリ
アはなされない。
【0093】ステップS2では、入賞検出センサ群50
による入賞検出があったか否かの判定がなされ、入賞検
出があれば、ステップS3において、入賞があった入賞
口に対応する送信準備カウンタを+1更新して、ステッ
プS4に進む。一方、入賞検出がなければ、そのままス
テップS4に進む。
【0094】ステップS4では、賞球検出センサ713
により賞球検出がなされたか否かの判定を行い、賞球検
出があれば、ステップS5で確認カウンタを減算して、
ステップS6に進む。一方、賞球検出がなければ、その
ままステップS6に進む。
【0095】ステップS6では、送信準備カウンタに未
送信分のカウントがあるか否かを判定し、未送信分があ
れば、ステップS7で賞球制御指令送信決定処理(図8
のフローチャート等参照)を実行してから、ステップS
2に戻る。一方、未送信分がなければ、そのままステッ
プS2に戻る。
【0096】図8には、賞球制御指令送信決定処理(図
7のフローチャートのステップS7の処理)の処理手順
をフローチャートで示す。
【0097】ステップS11では、送信準備カウンタの
未送信分データの中から、賞球制御指令に含ませて送信
するものを選択し、賞球制御指令に含ませる賞球数Jを
決定する。この場合、どの未送信分データを選択するか
の選択方法(選択基準)は特に限定されず、適宜適当な
選択方法により決定がなされる。具体例としては、例え
ば、以下の(1)〜(4)等が考えられる。 (1)賞球数の大きな未送信分データを優先的に選択す
る。この場合には、例えば、7個賞球用カウンタ、10
個賞球用カウンタ、15個賞球用カウンタにそれぞれ未
送信分データがあれば、まず15個賞球の賞球制御指令
送信が選択され、J=15となる。 (2)賞球数の小さな未送信分データを優先的に選択す
る。この場合には、例えば、7個賞球用カウンタ、10
個賞球用カウンタ、15個賞球用カウンタにそれぞれ未
送信分データがあれば、まず7個賞球の賞球制御指令送
信が選択され、J=7となる。 (3)カウント数(残数)が多い未送信分データから優
先的に選択する。 (4)全く任意に選択する。
【0098】ステップS12では、ステップS11で決
定された賞球数Jを、確認カウンタ値と賞球数Jの加算
値を演算し、この加算値が所定の基準値以下であるか否
かを判定する。加算値(確認カウンタ値+J)が基準値
以下でなければ、ステップS15に進む。
【0099】一方、加算値が基準値以下であれば、ステ
ップS13に進み、確認カウンタにJを加算し、続くス
テップS14において、排出要求数としてJを含む賞球
制御指令を送信し、ステップS15に進む。
【0100】ステップS15では、賞球数Jに対応する
送信準備カウンタ(J個賞球用カウンタ)を−1更新
し、ルーチンを終了する。このように、本実施の形態で
は、選択された未送信分データの賞球数Jと確認カウン
タ値との加算値が基準値以下であれば、この未送信分デ
ータは、対応する賞球制御指令の送信がなされなくても
削除されることになる。
【0101】図9には、本発明の他の実施の形態におけ
る賞球制御指令送信決定処理(図7のフローチャートの
ステップS7の処理)の処理手順をフローチャートで示
す。なお、本実施の形態は、この賞球制御指令送信決定
処理の他は、上記実施の形態と同様のものである。
【0102】ステップS21では、図8のステップS1
1と同様に、送信準備カウンタの未送信分データの中か
ら、賞球制御指令に含ませて送信するものを選択し、賞
球制御指令に含ませる賞球数J(7または10または1
5)を決定する。
【0103】ステップS22では、確認カウンタ値と賞
球数Jの加算値が基準値以上であるか否かの判定を行
い、基準値以上であれば、ステップS23の確認カウン
タへの賞球数Jの加算処理、ステップS24の排出賞球
数をJとする賞球制御指令の送信処理、ステップS25
の賞球数Jに対応する送信準備カウンタ(J個賞球用カ
ウンタ)の−1更新処理を順次実行して、ルーチンを終
了する。
【0104】一方、基準値以上でなければ、そのままル
ーチンを終了する。このように本実施の形態では、選択
された未送信分データの賞球数Jと確認カウンタ値との
加算値が基準値以下の場合には、対応する送信準備カウ
ンタの減算はなされず、結果として賞球制御指令の送信
が待機される(先延ばしされる)ことになる。
【0105】図10には、本発明のさらに他の実施の形
態における賞球制御指令送信決定処理(図7のフローチ
ャートのステップS7の処理)の処理手順をフローチャ
ートで示す。なお、本実施の形態は、この賞球制御指令
送信決定処理の他は、上記各実施の形態と同様のもので
ある。
【0106】ステップS31では、図8のステップS1
1、図9のステップS21と同様に、送信準備カウンタ
の未送信分データの中から、賞球制御指令に含ませて送
信するものを選択し、賞球制御指令に含ませる賞球数J
(7または10または15)を決定する。
【0107】ステップS32では、確認カウンタ値と賞
球数Jの加算値が基準値以上であるか否かの判定を行
い、基準値以上であればステップS33に進み、基準値
以上でなければステップS35に進む。
【0108】ステップS33では、確認カウンタにJを
加算し、続くステップS34では、排出要求数をJとす
る賞球制御指令を送信して、ステップS39に進む。
【0109】一方、ステップS35では、確認カウンタ
の余裕数Hを、基準値から確認カウンタを減算した値と
して算出する。続くステップS36では、この余裕数H
が0であるか否かの判定を行い、0でなければステップ
S37に進み、0であればステップS39に進む。
【0110】ステップS37では、確認カウンタにHを
加算し、ステップS38では、排出要求数をHとする賞
球制御指令を送信して、ステップS39に進む。
【0111】ステップS39では、賞球数Jに対応する
送信準備カウンタ(J個賞球用カウンタ)を−1更新し
て、ルーチンを終了する。
【0112】このように本実施の形態では、本来の賞球
数Jを排出要求数としたならば基準値をオーバーしてし
まう場合でも、確認カウンタ(および貯留カウンタ)に
余裕数Hがある間は、排出要求数をこの余裕数Hと等し
い値まで減らした賞球制御指令を送信する。したがっ
て、排出要求数の送信は、貯留カウンタ値が基準値に至
るまで最大限継続され、本来払い出されるべき賞球数
と、貯留カウンタにカウントされた賞球数の誤差は最小
限となる。
【0113】以上のように本発明によれば、賞球制御指
令に含まれる排出要求数の加算により排出制御装置10
0の貯留カウンタがオーバーフローしてしまう場合に
は、その賞球制御指令の送信態様が変更される(賞球制
御指令が破棄され、または賞球制御指令送信が待機さ
れ、または賞球制御指令に含まれる排出要求数が減らさ
れる)ので、結果として、オーバーフローの原因となる
ような賞球制御指令の送信が行われない。したがって、
貯留カウンタのオーバーフローにより、排出されるべき
賞球数のデータが大量に失われてしまうことはなく、賞
球排出に何らかのトラブルが生じたとしても、少なくと
も基準値分の賞球数データは保存されることになる。
【0114】この場合、前述したように、基準値には、
貯留カウンタの上限値、または貯留カウンタの上限
値よりも小さな所定のボーダー値が設定されているが、
のように基準値を貯留カウンタおよび確認カウンタの
上限値とすれば、貯留カウンタには最大限まで賞球数を
積み上げていくことができ、排出されないまま失われて
しまう賞球数は最小限とできる。
【0115】なお、基準値は、確認カウンタ値表示器3
4の近傍に表示して、確認カウンタ表示器34の表示さ
れたその時点での確認カウンタ値と容易に比較できるよ
うにしてもよい。これにより、遊技者は、確認カウンタ
値と基準値の差が小さくなったときには、遊技球の発射
操作を停止して無駄玉を無くすなど、適切な対応をする
ことができる。
【0116】また、基準値と確認カウンタ値との差分
を、確認カウンタ表示器34に表示するようにしてもよ
い。さらに、この差分が一定値以下となった時点で、特
別な報知を行うようにしてもよい。
【0117】また、貯留カウンタのオーバーフローをよ
り確実に防止するためには、排出制御装置400側でも
貯留カウンタが基準値を超えないように処理されること
が望ましい。例えば、遊技制御装置100からの賞球制
御指令を受けた排出制御装置400が、この賞球排出指
令に含まれる賞球数を加算すると貯留カウンタが基準値
を超えてしまうと判断した場合には、排出制御装置40
0において、その賞球排出指令を破棄してしまうような
処理をすることもできる。これにより、例えば、賞球制
御指令の信号線上にノイズが発生して、誤った賞球制御
指令が排出制御装置400に入力された場合でも、排出
制御装置400側で適切に対処しうる。
【0118】また、今回開示された実施の形態は総ての
点で例示であって制限的なものではない。また、本発明
の範囲は、特許請求の範囲によって示されるもので、特
許請求の範囲内での総ての変更を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遊技機を示す正面
図である。
【図2】同じく遊技機を示す裏面図である。
【図3】同じく排出関連ユニットを示す断面図である。
【図4】同じく排出関連ユニットを示す断面図である。
【図5】同じく制御系を示す構成図である。
【図6】同じく送信準備カウンタを示すの構成図であ
る。
【図7】同じく遊技制御装置における賞球制御指令送信
関連の処理を示すフローチャートである。
【図8】同じく賞球制御指令送信決定処理を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明の他の実施の形態における賞球制御指令
送信決定処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明のさらに他の実施の形態における賞球
制御指令送信決定処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 遊技制御装置 400 排出制御装置 600 排出ユニット 713 賞球検出センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技球を排出する排出手段と、 この排出手段から排出されるべき賞球数を決定する賞球
    数決定手段と、 この賞球数決定手段により決定された賞球数を含ませた
    賞球制御指令を送信する賞球制御指令送信手段と、 この賞球制御指令に含まれる賞球数を累積記憶する賞球
    数累積記憶手段と、 この賞球数累積記憶手段の累積記憶値に基づいて前記排
    出手段を制御する排出制御手段と、 前記排出手段により排出される賞球数を前記賞球数累積
    記憶手段から減算する減算手段と、 を備えた遊技機において、 賞球制御指令に含まれる賞球数を前記累積記憶値に加算
    した加算値が所定の基準値を超えるか否かを判定する判
    定手段と、 この判定手段により加算値が基準値を超えると判定され
    た場合にその賞球制御指令の送信態様を変更する送信態
    様変更手段と、 を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記送信態様変更手段は、賞球制御指令に
    含まれる賞球数を前記累積記憶値に加算した加算値が前
    記基準値を超える場合に、その賞球制御指令を破棄する
    賞球制御指令破棄手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記送信態様変更手段は、賞球制御指令に
    含まれる賞球数を前記累積記憶値に加算した加算値が前
    記基準値を超える期間中は、その賞球制御指令の送信を
    待機する賞球制御指令待機手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記送信態様変更手段は、賞球制御指令に
    含まれる賞球数を前記累積記憶値に加算した加算値が前
    記基準値を超える場合に、その賞球制御指令に含まれる
    賞球数を前記基準値と前記累積記憶値との差まで減らし
    て送信する賞球数変更送信手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記基準値は前記賞球数累積記憶手段に累
    積記憶し得る上限値であることを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいずれか一つに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記賞球制御指令送信手段側に前記賞球数
    累積記憶手段の累積記憶値に対応する値をカウントする
    確認カウント手段を備えるとともに、前記判定手段はこ
    の確認カウント手段のカウント値に基づいて判定を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つ
    に記載の遊技機。
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