JP2001351466A - クリック機構付き電子部品及びクリック機構 - Google Patents

クリック機構付き電子部品及びクリック機構

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JP2001351466A
JP2001351466A JP2000170493A JP2000170493A JP2001351466A JP 2001351466 A JP2001351466 A JP 2001351466A JP 2000170493 A JP2000170493 A JP 2000170493A JP 2000170493 A JP2000170493 A JP 2000170493A JP 2001351466 A JP2001351466 A JP 2001351466A
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click
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click mechanism
resilient
moving
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JP2000170493A
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English (en)
Inventor
Masahito Suyama
真仁 須山
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Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動型物等の移動部材の操作感覚を良好に保
ったまま、良好なクリック感覚が得られるクリック機構
付き電子部品及びクリック機構を提供する。 【解決手段】 クリック機構は、摺動型物40に設けた
弾発部材47と、固定側の部材に設けた当接部15とを
具備する。弾発部材47の弾接部49を当接部15に当
接した状態で弾発部材47を撓めながら当接した部分が
摺動型物40のスライド方向とは異なる方向に移動し
て、当接部15に設けたクリック用段部15bに係合さ
せることでクリック感覚を生じさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリック機構付き
電子部品及びクリック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スライド式スイッチの中には、摺
動型物をコイルバネなどで一定の方向に付勢しておき、
コイルバネの弾発力に抗して摺動型物をスライドするこ
とで摺動型物に取り付けた摺動子をこれに対向する位置
に設けた基板のスイッチパターンに摺接させてオンオフ
状態を切り換え、一方摺動型物への押圧力を解除するこ
とで前記コイルバネの弾発力によって摺動型物を元の位
置に自動復帰させ、同時に前記スイッチパターンのオン
オフ状態を元の状態に切り換える構造のものがある。
【0003】そして最近、前記摺動型物をコイルバネの
弾発力に抗してスライドしてスイッチのオンオフ状態を
切り換えた際にクリック感覚を生ぜしめて確かにスイッ
チが切り替わったことを実感させる構造のものが要望さ
れている。
【0004】しかしながら、コイルバネの弾発力に抗し
て摺動型物をスライドさせた位置でクリック感覚が生じ
るようにクリック機構を設けると、従来の例えば弾発し
たボールを穴に係合させる構造のクリック機構を取り付
けた場合、クリック感覚が生じた位置に摺動型物を停止
させようとする力が作用するので、クリック感覚が生じ
た後に摺動型物から手を離した際、コイルバネの弾発力
による摺動型物の自動復帰動作の際の抵抗になり、その
動作がスムーズに行えなくなる恐れがあった。
【0005】この欠点を防止するには、コイルバネの弾
発力を強くすれば良いが、そうするとこんどは摺動型物
をスライドさせるための操作力が強くなってしまい、操
作感覚が悪くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、摺動型物等の移動
部材の操作感覚を良好に保ったまま、良好なクリック感
覚が得られるクリック機構付き電子部品及びクリック機
構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、移動部材と、移動部材の移動によってその
電気的出力を変化する電気的機能部と、移動部材を所定
の位置に移動させた際にクリック感覚を発生するクリッ
ク機構とを具備するクリック機構付き電子部品におい
て、前記クリック機構は、移動部材に設けた弾発部材
と、固定側の部材に設けた当接部とを具備し、弾発部材
の弾接部を当接部に当接した状態で弾発部材を撓めなが
ら当接した部分が前記移動部材の移動方向とは異なる方
向に移動して、当接部に設けたクリック用段部に係合さ
せることでクリック感覚を生ぜしめる構造に構成されて
いることを特徴とする。ここで前記弾発部材は移動部材
の移動方向に対して斜めの方向を向くように設置され、
弾発部材の弾接部が当接部に当接して押圧されることで
撓んで移動部材を移動方向とは逆方向に弾発する構造に
構成されていることが好ましい。また前記移動部材を前
記当接部から引き離す方向に弾発する弾発手段を設ける
ことが好ましい。また本発明にかかるクリック機構は、
相対的に移動する第1の部材と第2の部材とを具備し、
第1の部材に弾発部材を設け、第2の部材に当接部を設
け、弾発部材と当接部とは、両者を接近させた際に弾発
部材の弾接部が当接部に当接して弾発部材が撓められな
がら当接した部分が前記接近方向とは異なる方向に移動
して、弾発部材の弾接部が当接部に設けたクリック用段
部に係合することでクリック感覚を生じる構造に構成さ
れていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかるクリック機構付き電子部品の分解斜視図である。
同図に示すようにこのクリック機構付き電子部品は、基
台10上に、フレキシブル基板30と、摺動型物40と
を載置し、その上にケース60を覆って構成されてい
る。以下各構成部品について説明する。
【0009】基台10は略長方形状のモールド樹脂板に
よって構成され、その上面の所定位置には2つの突起状
の固定部11,13が設けられている。またその一端辺
近傍には略平板状の当接部15が立設されている。この
当接部15の一方の面15aは下記する摺動型物40の
弾接部49が当接する当接面となっており、当接面15
aの所定位置にはクリック用段部15bが設けられてい
る。
【0010】フレキシブル基板30は前記基台10の上
面と略同一形状に形成されており、前記基台10の固定
部11,13に対向する位置には取付穴31,33が設
けられ、また取付穴33の近傍には2本のスイッチパタ
ーン35,37が印刷形成されている。なおこのフレキ
シブル基板30上には前記スイッチパターン35,37
に接続される回路パターンが印刷形成されてはいるが、
その表面は絶縁層によって被覆されており、その記載を
省略している。
【0011】摺動型物40は略長方形状のモールド樹脂
板によって構成され、その中央には操作つまみ41が突
設され、またその一側面(前記当接部15に対向する側
の面)からはバネ受け部45と弾発部材47とが突設さ
れ、またその両側には突起51,53が設けられてい
る。摺動型物40の下面には弾性金属板製の摺動子55
が取り付けられている。摺動子55には2本の摺動冊子
57,57が設けられている。
【0012】ここで弾発部材47は、摺動型物40から
突出して摺動型物40の移動方向に対して斜めの方向を
向いて伸び、その先端を弾接部49として構成されてい
る。
【0013】ケース60は金属板を下面が開放された略
箱型に形成して構成されており、その中央には前記操作
つまみ41を挿通する開口61が設けられ、その外周4
隅近傍からは下方向に向かって係止爪63が突設されて
いる。またケース60の一側面(収納する摺動型物40
のバネ受け部45に対向する位置)には内側に向けて半
球状に凹むバネ受け部65が設けられている。
【0014】そして基台10上にフレキシブル基板30
を載せて基台10の固定部11,13を取付穴31,3
3に挿入してその先端を熱カシメすることで固定する。
次にフレキシブル基板30の上に摺動型物40とケース
60を被せ、その際摺動型物40のバネ受け部45とケ
ース60のバネ受け部65の間にコイルバネ70を圧縮
して収納し、ケース60の係止爪63を基台10の下面
に折り曲げて一体化する。これによってクリック機構付
き電子部品が完成する。
【0015】図2は組み立てたクリック機構付き電子部
品のクリック機構の部分を示す要部拡大平面図である。
同図に示すように摺動型物40に何ら負荷がかかってい
ない状態では、摺動型物40はコイルバネ70の弾発力
によって矢印A方向に移動している。このとき弾発部材
47の弾接部49は当接部15の当接面15aに当接し
ている。
【0016】そして図3に示すように摺動型物40をコ
イルバネ70の弾発力に抗して矢印B方向に移動(スラ
イド)すると、弾発部材47の弾接部49が当接部15
の当接面15aに当接して押圧されることで撓められ
て、当接している弾接部49が摺動型物40の移動方向
(B方向)とは異なる方向(垂直なC方向)に移動して
行き、当接部15に設けたクリック用段部15bに係合
することでクリック感覚を生じる。このとき図1に示す
摺動子55の摺動冊子57,57は、両スイッチパター
ン35,37に当接し、両パターン間をオンする。
【0017】この状態で摺動型物40の矢印B方向への
押圧を解除すると、コイルバネ70の弾発力によって摺
動型物40は元の位置に自動復帰しようとする。このと
き弾発部材47は撓んでいるのでこの弾発部材47も摺
動型物40を元の位置に自動復帰させる方向に向けて弾
発する。つまりこのクリック機構は、クリック感覚が生
じた位置に摺動型物40を停止させようとする力はほと
んど作用せず、むしろこの摺動型物40を元の位置に自
動復帰させる力が作用する。従って摺動子40は容易に
元の位置(図2の状態)に自動復帰する。つまりクリッ
ク機構によって摺動型物40の移動が阻害されることは
なく、その動作はスムーズに行える。
【0018】なお当接部15のクリック用段部15bに
係合した弾発部材47の弾接部49がこのクリック用段
部15bから脱出する際は所定の抵抗を生じるが、この
抵抗に対して前記弾発部材47の撓みによる弾発力を強
くしたり弱くしたり同等にすることで、摺動型物40の
自動復帰力を最適なものに調整できる。
【0019】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や材質であっても、本
願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思
想の範囲内である。
【0020】例えば上記実施形態ではクリック機構付き
電子部品としてスライド式スイッチを示したが、スライ
ド式抵抗器に適用しても良く、また回転式電子部品に適
用しても良い。即ち要は移動部材と、移動部材の移動に
よってその電気的出力を変化する電気的機能部と、移動
部材を所定の位置に移動させた際にクリック感覚を発生
するクリック機構とを具備するクリック機構付き電子部
品であれば良い。
【0021】またコイルバネ70による摺動型物40の
弾発位置は摺動型物40の他の位置であっても良く、ま
たコイルバネ以外の弾発手段(例えば板バネなど)を用
いても良い。
【0022】また本発明にかかるクリック機構は、必ず
しも電子部品に適用されるだけではなく、その他の各種
クリック機構を必要とする部材にも適用できる。その場
合、相対的に移動する第1の部材(上記実施形態では摺
動型物40に相当する)と第2の部材(上記実施形態で
は基台10に相当する)とを具備し、第1の部材に弾発
部材を設け、第2の部材に当接部を設けるように構成す
れば良い。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、クリック機構が移動部材の移動の妨げになることは
なく移動部材の動作がスムーズに行え、従って移動部材
の操作感覚を良好に保ったまま、良好なクリック感覚が
得られるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるクリック機構付き
電子部品の分解斜視図である。
【図2】組み立てたクリック機構付き電子部品のクリッ
ク機構の部分を示す要部拡大平面図である。
【図3】クリック機構の動作説明図である。
【符号の説明】
10 基台(第2の部材) 15 当接部(クリック機構) 15a 当接面(クリック機構) 15b クリック用段部(クリック機構) 30 フレキシブル基板 35,37 スイッチパターン(電気的機能部) 40 摺動型物(移動部材,第1の部材) 41 操作つまみ 45 バネ受け部 47 弾発部材(クリック機構) 49 弾接部(クリック機構) 55 摺動子(電気的機能部) 57 摺動冊子(電気的機能部) 60 ケース 65 バネ受け部 70 コイルバネ(弾発手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動部材と、移動部材の移動によってそ
    の電気的出力を変化する電気的機能部と、移動部材を所
    定の位置に移動させた際にクリック感覚を発生するクリ
    ック機構とを具備するクリック機構付き電子部品におい
    て、 前記クリック機構は、移動部材に設けた弾発部材と、固
    定側の部材に設けた当接部とを具備し、弾発部材の弾接
    部を当接部に当接した状態で弾発部材を撓めながら当接
    した部分が前記移動部材の移動方向とは異なる方向に移
    動して、当接部に設けたクリック用段部に係合させるこ
    とでクリック感覚を生ぜしめる構造に構成されているこ
    とを特徴とするクリック機構付き電子部品。
  2. 【請求項2】 前記弾発部材は移動部材の移動方向に対
    して斜めの方向を向くように設置され、弾発部材の弾接
    部が当接部に当接して押圧されることで撓んで移動部材
    を移動方向とは逆方向に弾発する構造に構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のクリック機構付き電子
    部品。
  3. 【請求項3】 前記移動部材を前記当接部から引き離す
    方向に弾発する弾発手段を設けたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のクリック機構付き電子部品。
  4. 【請求項4】 相対的に移動する第1の部材と第2の部
    材とを具備し、第1の部材に弾発部材を設け、第2の部
    材に当接部を設け、弾発部材と当接部とは、両者を接近
    させた際に弾発部材の弾接部が当接部に当接して弾発部
    材が撓められながら当接した部分が前記接近方向とは異
    なる方向に移動して、弾発部材の弾接部が当接部に設け
    たクリック用段部に係合することでクリック感覚を生じ
    る構造に構成されていることを特徴とするクリック機
    構。
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