JP2001347946A - 鉄道用警報発生方式 - Google Patents

鉄道用警報発生方式

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JP2001347946A JP2000171802A JP2000171802A JP2001347946A JP 2001347946 A JP2001347946 A JP 2001347946A JP 2000171802 A JP2000171802 A JP 2000171802A JP 2000171802 A JP2000171802 A JP 2000171802A JP 2001347946 A JP2001347946 A JP 2001347946A
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良史 黒澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄道の保守用車両間、線路閉鎖装置と保守用
車両間等の接近警報を、衝突の危険性がある場合に誤り
無く、且つ確実に行わせること。 【解決手段】 各車両には当該車両の位置、速度、進行
方向を検出するセンサ手段と、当該車両の路線情報を提
供するデータベースとを備える。そして、各車両では、
前記センサ手段の検出結果及び前記データベースの路線
情報とから自己状態情報を設定し、この自己状態情報を
他車両に向けて送信するとともに、他車両から他車両状
態情報を受信し、前記自己状態情報と前記他車両状態情
報に基づいて、接近警報条件を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新幹線などの鉄道
線路の保守用車両間、線路閉鎖装置と保守用車両間等の
接近警報を行うための鉄道用警報発生方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から鉄道線路の保守用車両同志の衝
突事故を防止するために、車両に搭載された無線装置の
電波を受信した場合に警報を行う警報発生装置が、各車
両などに設けられている。図17は、従来の警報発生方
式を説明する図である。
【0003】図17において、鉄道線路1703上を移
動する車両1701及び車両1702はそれぞれ特定の
パターン化された警報信号を含む無線通信信号を送信す
るとともに、他の車両から送信された無線通信信号を受
信する。この送受信の通信方式は例えば、間欠発信方式
により行われている。
【0004】そして、車両が他の車両からの無線通信信
号を受信できる電波到達範囲内1704に入ると、その
車両からの無線通信信号を受信するようになる。この無
線通信信号を受信すると、無条件にアラームなどの接近
警報を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の接近警
報方式では、車両の進行方向や、車両相互間の距離など
に関係なく、単純に、他車両からの無線通信信号(警報
信号)を受信したことにより警報を発生している。した
がって、現実的に危険でない場合にも接近警報が誤って
発生されることが多く、正確な接近警報とはなっていな
かった。また、車両のオペレータが、このような誤った
接近警報を迷惑として、接近警報装置を切ってしまう原
因ともなっていた。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、鉄道の保守用車両間、線路閉鎖装置
と保守用車両間等の接近警報を、衝突の危険性がある場
合に誤り無く、且つ確実に行わせることができる鉄道用
警報発生方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の鉄道用警報発生方式は、それぞれ送受信装置を搭載し
線路上を移動する複数の車両間の通信を行って、接近を
警報する鉄道用警報発生方式において、各車両には当該
車両の位置、速度、進行方向を検出するセンサ手段と、
当該車両の路線情報を提供するデータベースとを備え、
各車両では、前記センサ手段の検出結果及び前記データ
ベースの路線情報とから自己状態情報を設定し、この自
己状態情報を他車両に向けて送信するとともに、他車両
から他車両状態情報を受信し、前記自己状態情報と前記
他車両状態情報に基づいて、接近警報条件を判定するこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に記載の鉄道用警報発生
方式は、送受信装置を搭載し線路上を移動する単一また
は複数の車両及び送受信装置を設けた単一または複数の
線路閉鎖装置の間の通信を行って、接近を警報する鉄道
用警報発生方式において、各車両には、当該車両の位
置、速度、進行方向を検出するセンサ手段と、当該車両
の路線情報を提供する車両用データベースとを備え、各
線路閉鎖装置には当該線路閉鎖装置の設置位置を設定す
る位置設定手段と、当該線路閉鎖装置の設置された路線
情報を提供する線路閉鎖装置用データベースとを備え、
各車両では、前記センサ手段の検出結果及び前記車両用
データベースの路線情報とから自己状態情報を設定し、
この自己状態情報を他車両及び線路閉鎖装置に向けて送
信するとともに、他車両或いは線路閉鎖装置から状態情
報を受信し、各線路閉鎖装置では、前記位置設定手段の
設定位置及び前記線路閉鎖装置用データベースの路線情
報とから自己状態情報を設定し、この自己状態情報を車
両及び他の線路閉鎖装置に向けて送信するとともに、車
両或いは他の線路閉鎖装置から状態情報を受信し、各車
両及び線路閉鎖装置では、前記自己状態情報と前記他車
両状態情報或いは他線路閉鎖装置状態情報に基づいて、
接近警報条件を判定することを特徴とする。
【0009】本発明の鉄道用警報発生方式によれば、各
車両・線路閉鎖装置は、自己状態情報を設定するととも
に、他車両・線路閉鎖装置に送信し、他車両・線路閉鎖
装置から受信した他状態情報と自己状態情報とに基づい
て、接近警報条件を判定する。また、この接近判定の条
件は、車両毎の速度に対応したブレーキ制動距離など、
停止に必要となる情報を基に規定される。
【0010】したがって、鉄道の保守用車両間、線路閉
鎖装置と保守用車両間等の衝突の危険性がある場合にの
み、接近警報を発生させるから、オペレータの作業の無
駄を軽減することができる。また、接近警報を実際の運
転状況に則した判定条件に従って正確に行うことができ
るから、安全性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明の適用される、新幹線等の
鉄道線路と、その線路上を移動する保守用車両及び線路
閉鎖装置の状況を概略的に示す図である。なお、地上子
は、キロ程を示すサインポストであり、鉄道線路に所定
距離毎に配置されている。
【0013】各保守用車両には、図2に示されるような
車載用送受信装置が搭載されており、線路閉鎖装置には
図3に示されるような線路閉鎖用送受信装置が設置され
ている。
【0014】図2の車載用送受信装置200は、車載用
送受信機210と、GPSアンテナ220と、無線機ア
ンテナ装置240と、地点センサ250と、速度センサ
260とから構成される。
【0015】車載用送受信機210のGPS受信機21
1は、GPSアンテナ220で受信したGPS信号を受
けて、GPS信号から生成したPPS(Pulse Per Seco
nd)信号を基準信号として制御部212に供給するとと
もに、必要に応じて他の位置信号なども制御部212に
供給する。なお、このPPS信号は1秒ごとに得られる
から、基準信号を例えば2秒ごとに与える必要がある場
合には、GPSデータから同時に得られる時刻データを
利用して奇数秒ごと或いは偶数秒ごとにPPS信号を得
るようにする。
【0016】また、表示操作部230は、LED付の上
下切替スイッチ231,7セグメントLED表示器23
2、LED表示器233、テンキー234を有し、制御
部212と信号のやり取りを行う。
【0017】地点センサ250は、当該車両の線路上の
地点を地上子(サインポスト)からの信号に基づいて検
出して制御部212に供給し、速度センサ260は当該
車両の車輪の回転に伴う検出パルスを検出して制御部2
12に供給する。
【0018】業務用無線機214は、アンテナ241、
アンテナ共用器242、フィルタ243からなる無線機
アンテナ装置を介して、当該車載用送受信機210から
のデータを外部に送信するとともに、外部の他の車両と
か線路閉鎖装置からデータを受信し、制御部212に供
給する。また、スピーカ215が設けられ、業務用無線
機214からの警報信号を受けて、接近警報等を報知す
る。
【0019】車載用送受信機210の制御部212は、
鉄道線路の各路線、路線毎の上り下り別の地上子のキロ
程などの、データベース213を有しており、このデー
タベース213から当該車両の状況が抽出されて利用さ
れる。また、制御部212は、前記した表示操作部23
0からの操作信号や、地点センサ250、速度センサ2
60などの検出信号及びデータベース213からのデー
タに基づいて、自車両の走行している路線や、位置、速
度、方向などのデータを生成する。また、制御部212
は、業務用無線機214を介して、外部の他の車両とか
線路閉鎖装置との送受信によって、時分割多重通信に必
要な通信処理を行う。なお、制御部212から、他の車
両、線路閉鎖装置と接近した場合に、業務用無線機21
4に接続されたスピーカ215に接近警報を行わせるた
めの指令信号及び車両を停止させるためのブレーキへの
指令信号が出力される。
【0020】図3の線路閉鎖用送受信装置300は、線
路閉鎖用送受信機310と、GPSアンテナ320と、
無線機アンテナ341と、から構成される。線路閉鎖装
置は、線路の特定区間を区切って、保守用車両の進入を
禁止するためのものである。従って、その設置される場
所、路線などは、発生した作業毎に決定され、当該線路
閉鎖用送受信装置に設定される。また、その作業の間は
固定的に設置されるから、地点センサなどは設けられて
いない。
【0021】車載用送受信機310のGPS受信機31
1は、GPSアンテナ320で受信したGPS信号を受
けて、GPS時刻信号から生成したPPS信号を基準信
号として制御部312に供給するとともに、必要に応じ
て他の位置信号なども制御部312に供給する。また、
表示操作部330は、LED付の上下切替スイッチ33
1,7セグメントLED表示器332、LED表示器3
33、テンキー334を有し、制御部312と信号のや
り取りを行う。
【0022】業務用無線機314は、無線機アンテナ3
41を介して、当該線路閉鎖用送受信機310からのデ
ータを外部に送信するとともに、外部の車両とか他の線
路閉鎖装置からデータを受信し、制御部312に供給す
る。また、スピーカ315が設けられ、業務用無線機3
14からの警報信号を受けて、接近警報等を報知する。
【0023】線路閉鎖用送受信機310の制御部312
は、鉄道線路の各路線、路線毎の上り下り別の地上子の
キロ程などの、データベース313を有しており、前記
した表示操作部330からの操作信号やデータベース3
13からのデータに基づいて、当該線路閉鎖装置の設置
されている路線や、位置などのデータを生成する。ま
た、制御部312は、業務用無線機314を介して、外
部の車両とか他の線路閉鎖装置との送受信によって、時
分割多重通信に必要な通信処理を行う。なお、制御部3
12から、車両と接近した場合に、業務用無線機314
に接続されるスピーカ315に接近警報を行わせるため
の指令信号が出力される。
【0024】この線路に沿って、作業員が保守作業に携
わるが、図4はそのような作業員が携行する携帯用受信
装置400である。この携帯用受信装置400は、無線
機用アンテナ441と携帯用受信機からなり、送信機能
はなく、車載用送受信装置や線路閉鎖用送受信装置から
送信される電波を所定の受信エリアを持って、受信する
機能のみを有しており、例えば車載用送受信装置等から
送信される電波を受信した際に、車両が接近したことの
警報などを発生して、作業員に注意を喚起するものであ
る。
【0025】図5は、車載用送受信機210の制御部2
12や線路閉鎖用送受信機310の制御部312が有し
ているデータベース213,313の内の路線データベ
ースを説明する図である。
【0026】図5において、路線データベースとして
は、路線の種別R(1)〜R(N)〜R(end)と、
各路線R(N)の上り・下り別の、地上子番号1〜n〜
endと通算キロ程の対応表が用意されている。この地
上子は、その線路の起点(例えば東京駅のホーム)から
所定の距離(通常は1km)毎に設置されており、車両
の通過時に、車両に搭載されている地点センサ250に
よりその地上子の存在を検出して、路線データベースか
らキロ程を得ることができ、正確な位置が検知できる。
車両がその地上子間にある間は、速度センサ260から
のパルス数を検出して、現在位置を下記の式のように算
出する。 P=D(n)+G×(r/R)×m なお、P:現在位置(キロ程)、D(n):地上子nの
キロ程、G:ギア比、r:車輪の円周R:速度センサの
1回転当たりのパルス数、m:地上子n通過後の速度セ
ンサパルス数、である。
【0027】ところで、鉄道線路の構成上、例えば橋梁
の上であるとか、線路の分岐点であるとかの場合のよう
に、地上子が必ずしも一定距離(例えば1km)毎に配
置できない場合があるが、この場合でも地上子番号1〜
n〜endと通算キロ程の対応表とを備えた路線データ
ベースにより、つねに補正された正確な車両位置が検出
できる。
【0028】なお、鉄道線路が途中で分岐する場合の地
点検出の例を図6に示す。図6(a)のように、路線A
から路線Bが分岐している場合を想定すると、同図
(b)の路線Aデータと路線Bデータに示すように、分
岐前の地上子Nから次の地上子間での距離がほぼ距離1
aなら分岐無し(検出した地上子はN+1)とし、もし
そうでなければ路線Bへ分岐したと判断する。勿論、こ
の分岐に関する路線データもデータベース213などに
備えられている。
【0029】図7は、以上のように構成される車載用送
受信装置或いは線路閉鎖用送受信装置からある通信スロ
ットS(i)を使用して送信される、無線通信データの
例を示すものである。通信データとして、図のように、
システムID、基地ID、路線ID、車両IDのほか、
位置情報、速度情報、方向情報及び通信ステータスが、
送信される。なお、通信ステータスは、その時点で受信
できている通信スロット番号と自己が送信する通信スロ
ット番号を表している。
【0030】次に、本発明の実施例に係る鉄道用警報発
生方式の通信方式である、時分割多重通信方式について
説明する。
【0031】まず、この時分割多重通信方式における、
通信サイクルと通信スロットの構成を図8に示してい
る。通信サイクルは、各保守用車両及び線路閉鎖装置の
送受信装置に対して、図8のように、基準信号であるG
PSのPPS信号により各送受信装置それぞれで時刻同
期を取って開始される。そして、各通信サイクル期間を
2秒間とし、通信スロット数として18スロットに分割
する。この18の通信スロットは、車両用に通信スロッ
トS(1)〜S(14)を割り当て、線路閉鎖装置用に
通信スロットS(15)〜S(18)を割り当てる。
【0032】この車両用に割り当てられた通信スロット
S(1)〜S(14)は、特定の車両に固定的に割り当
てられることなく、これらの通信スロットの空き状況に
応じて各車両が空きスロットを取得するように、フレキ
シブルに利用される。一方、線路閉鎖装置用に割り当て
られた通信スロットS(15)〜S(18)は、線路閉
鎖装置が線路閉鎖区間に設置されることから、線路閉鎖
装置の設置時に通信スロットを固定的に割り当てること
になる。
【0033】次に、車両用送受信装置における全体の通
信処理について、順次説明する。図9は、その全体の通
信処理の概要を示す図であり、各車両用送受信装置で同
様に行われる。
【0034】図9において、通信開始に伴い、通信スロ
ットを取得していないので、まず空きの通信スロットの
検出を行う()。この空きスロットの検出は、現在
受信できている全車両の送受信装置からの通信ステータ
スの論理和を取り、全ての車両について無為(論理和が
0)となっている通信スロットを空きスロットと判断す
る。
【0035】この状態を例示すると、車両n,m、kか
ら受信した通信ステータスが次のような場合には、論理
和の結果、第2通信スロット、第7通信スロット及び第
10通信スロットが、空きスロットであると判断され
る。 ・車両nから受信した通信ステータス 00110101001010 ・車両mから受信した通信ステータス 10011000100101 ・車両kから受信した通信ステータス 10110101001010 ・論理和 11111111111
【0036】この空きスロットの検出で、空きの通信
スロットがない場合には、編入不可とする。そして、待
機処理に移り、つぎの通信サイクルで再度空きの通信
スロットの検出を行う。この場合、空きの通信スロット
が検出されるまで、この処理が行われる。
【0037】次に、空きスロットの検出で、空きの通
信スロットがあった場合には、スロット選択処理を行
う。このスロット選択処理では、空きスロットが複数あ
る場合には、例えばその内の若い番号の通信スロットを
自己の通信スロットとして取得し、次の通信処理に移
る。
【0038】ここで、全ての通信スロットが空きの場
合、即ち他の車両からのデータ受信がない場合には、周
辺(電波到達範囲)に送信している他の車両が存在しな
いが、周辺の車両が同時に通信を開始したとき等に、競
合の状態となる可能性を考慮して、乱数に従って通信ス
ロットを選択して取得する。
【0039】通信処理では、取得した通信スロットS
(i)を使用して通信処理を行い、図7で説明したよう
に、通信データとして、システムID、基地ID、路線
ID、車両IDのほか、位置情報、速度情報、方向情報
に、その時点で受信できている通信スロット番号と自己
が送信する通信スロット番号を表す通信ステータスを付
加して送信する。
【0040】この後は、通信サイクル毎に通信処理を行
って、取得した通信スロットでの送信と、他のスロット
での受信とを行う。
【0041】この通信の状態を、全体の時分割多重通信
の状況としてみると、図10に例示されるようになって
いる。即ち、GPSのPPS信号を基準信号とする各通
信サイクルが通信スロットS(1)〜S(n)に分割さ
れ、各車両はそれぞれ取得した通信スロットを使用して
送信し、その他のスロットでは他の車両の送信データを
受信している。
【0042】この通信処理を、例示として図11に示す
ように、通信スロットS(3)を取得した車両について
みると、基準信号であるPPS信号から2つの通信スロ
ット分の時間tselだけ遅延した時点から通信スロッ
トS(3)が始まる。通常行われる通常通信では、基本
的に通信スロットS(3)の開始とともに通信データの
送信を開始する。
【0043】ただ、送信の方法としては、通信スロット
S(3)の開始から所定時間tdだけ遅延させて、通信
データの送信を開始する遅延送信を行えるように構成さ
れている。
【0044】このように、通信サイクル毎に通信処理を
行って、取得した通信スロットでの送信と、他のスロッ
トでの受信とを行い、時分割多重が行われるが、その通
信サイクル毎に、受信データによる通信ステータスをチ
ェックして、他の送受信装置と同じ通信スロットを使用
している競合状態の検出を行う。
【0045】この競合状態の検出は、他の車両からの
データ受信の結果から、受信した通信ステータス中の自
車両の通信スロット(自車両データを送信したスロッ
ト)のビットをチェックすることで、競合状態の有無を
検出する。
【0046】例えば、自車両から第3通信スロットS
(3)を使用してデータを送信したときに次のような通
信ステータス[1011101101111]を付加
して送信したとする。そして、全ての他車両からの受信
データに基づいて、論理和を取った通信ステータス中
の、第3通信スロットS(3)のビットが1であれば競
合なしと判定し、もしこの第3通信スロットS(3)の
ビットが0であれば競合状態が発生していると判定す
る。
【0047】自車両の第3通信スロットS(3)のビッ
トが空きスロットと判定される要因としては、通信の競
合が発生した場合の他に、通信エラーによりデータが破
壊された場合が考えられるが、データ受信時に区別はで
きないので、自車両の通信スロットのビットが有意でな
いときには競合が発生していると判断する。
【0048】ところで、このような複数の車両で同時に
同じ通信スロットS(i)を使用する「競合」は、例え
ば複数の車両において送受信装置を同時に立ち上げた場
合とか、ある通信エリア内に複数の車両が同時期にその
通信エリア外から入ってきた場合など、に競合状態が発
生する。この競合状態の発生する1例を図12に示して
いる。
【0049】図12において、車両Aは第1通信スロッ
トS(1)、車両Bは第2通信スロットS(2)、車両
Cは第3通信スロット(1)、車両Dは第3通信スロッ
トS(3)で、送信した状態を示している。なお、この
例では簡単化のために、その他の通信スロットは空きス
ロットとし、かつ、各車両は隣の車両とのみ通信可能な
距離にあることを想定している。
【0050】この図のように、車両Aは送信した通信ス
テータスが[1100]であるのに、受信した通信ステ
ータスが[0100]であり、自車両が送信した通信ス
ロットS(1)が受信した通信ステータスでは0となっ
ているので、競合が発生していると判定する。また、車
両Cは送信した通信ステータスが[1110]であるの
に、受信した通信ステータスが[0110]であり、自
車両が送信した通信スロットS(1)が受信した通信ス
テータスでは0となっているので、競合が発生している
と判定する。
【0051】競合の検出で、競合なしの判定の場合に
は、通信処理に戻る。通常はほとんどがこの判定とな
る。なお、全ての通信スロットが空きの場合、即ち他の
車両からのデータ受信がない場合には、周辺(電波到達
範囲)に他の車両が存在しないか、或いは周辺には自車
両と同じ通信スロットを使用して送信を行っている車両
がある状態、即ち競合車両のみが存在するか、のいずれ
かである。この時には、後者の競合の状態の可能性を考
慮して、通信サイクル毎に乱数に従って通信スロットを
選択して取得し、次の通信処理に移る。
【0052】もし、競合の検出で、競合していること
が検出されれば、調停処理を行う。調停処理におけ
る具体的な処理内容が図13に示されている。
【0053】図13において、競合ありの判定を受け
て、乱数による振り分け処理1301を行う。この振り
分けは、通常送信1302、遅延送信1303及び送信
規制1304であり、通常送信1302の場合には通信
スロットS(i)の開始とともに通信データの送信を開
始し、無条件に当該スロットを獲得1305して、通信
処理4に戻る。
【0054】遅延送信1303の場合には、図11のよ
うに、通信スロットS(i)の開始から所定時間tdだ
け遅延させて、通信データの送信を開始するが、その遅
延された所定時間tdの間に他の車両からの通信キャリ
アの有無1306を監視し、通信キャリアがない場合に
は、当該スロットS(i)を獲得1305して、通信処
理に戻る。通信キャリアがあった場合には、他車両が
当該通信スロットS(i)を使用しているから、スロッ
ト獲得失敗1307として、空きスロットの検出に回
る。
【0055】送信規制1304の場合には、送信を見送
り、スロット獲得失敗1307として、空きスロットの
検出に回る。
【0056】このように乱数による、通常送信130
2、遅延送信1303、送信規制1304の振り分けに
より、競合状態を解消することができる。万一、複数の
車両での乱数振り分けが同じになったとしても、次の通
信サイクルでも同様に調停処理が行われるから、競合状
態は解消される。
【0057】なお、線路閉鎖装置の送受信装置について
も、車載用送受信装置と同様に、線路閉鎖装置用の4ス
ロット内で動的にスロットが割り当てられる。
【0058】さて、以上のように構成される車両用送受
信装置を搭載した保守用車両、及び線路閉鎖用送受信装
置を設けた線路閉鎖装置、さらにはこれらからの電波を
受信する携帯用受信装置を用いて、時分割多重通信方式
によって、本発明の実施例に係る鉄道用警報発生方式が
実現される。
【0059】図14は、本発明の実施例に係る鉄道用警
報発生方式の動作ブロック図であり、車両に搭載された
送受信装置200を例としている。また、図15は、車
両間の警報発生状態を示す図であり、図16は、車両と
線路閉鎖装置、作業員、或いは駅構内Sとの間の警報発
生状態を示す図である。
【0060】図14において、自己状態検出手段140
1は、地点センサ250、速度センサ260、データベ
ース213などにより、自己の位置、速度、進行方向、
路線ID等の自己状態情報を検出する。そして、この自
己状態情報のデータを自己の通信スロットを用いて、外
部の他の車両、線路閉鎖装置等に向けて、送信する。一
方、自己の位置情報を距離計算手段1403に供給し、
また自己の速度、進行方向、路線ID等を警報条件判定
手段1404及びブレーキ条件判定手段1406に、そ
れぞれ供給する。
【0061】データ受信装置1402は、他車両等から
の状態情報を受信する。この状態情報の受信データは、
自己の使用している通信スロット以外の通信スロットに
より他の車両及び線路閉鎖装置から通信サイクル毎に得
ることができ、そのデータはそれぞれの車両等の位置、
速度、進行方向、路線ID等の状態情報である。そし
て、受信した他車両などの状態情報を車両毎、線路閉鎖
装置毎に、位置情報を距離計算手段1403に供給し、
速度、進行方向、路線ID等を警報条件判定手段140
4及びブレーキ条件判定手段1406に、それぞれ供給
する。
【0062】距離計算手段1403は、自己状態検出手
段1401からの自己位置情報と、データ受信手段14
02からの他車両等(他車両及び線路閉鎖装置)の位置
情報とから、自己車両と他車両等との間の距離を計算
し、警報条件判定手段1404及びブレーキ条件判定手
段1406に距離情報を供給する。
【0063】警報条件判定手段1404は、自己状態検
出手段1401からの自己の速度、進行方向、路線ID
と、データ受信手段1402からの他車両等の速度、進
行方向、路線IDと、距離計算手段1403からの自己
車両と他車両等との間の距離の、各情報を受けて、警報
すべき接近状態にあると判定された場合に警報指令信号
を警報出力手段1405に供給し、警報信号を発生させ
る。
【0064】この警報条件の判定は、自己車両と他車両
等との間の距離や速度、相互の進行方向などのほか、路
線の区別や、上り線・下り線の区別などのデータベース
から得られる情報をも利用して判定される。また、当然
ながら、警報条件の判定には、車両毎の速度に対応した
ブレーキ制動距離など、停止に必要となる条件を考慮し
て決定される。なお、本実施例では、上り線、下り線で
別々の周波数を使用した時分割多重通信方式により他車
両等との通信を行っているから、上り線・下り線の区別
は判定条件から除外されることになる。
【0065】ブレーキ条件判定手段1406は、警報条
件判定手段1404と同様に、自己状態検出手段140
1からの自己の速度、進行方向、路線IDと、データ受
信手段1402からの他車両等の速度、進行方向、路線
IDと、距離計算手段1403からの自己車両と他車両
等との間の距離の、各情報を受けて、ブレーキすべき接
近状態にあると判定された場合にブレーキ指令信号をブ
レーキ信号出力手段1407に供給し、ブレーキ信号を
発生させる。
【0066】このブレーキ条件の判定は、判定手法自体
は警報条件の判定とほぼ同様であるが、警報条件の判定
が事前の警報であり時間的、距離的に多少の余裕を持っ
て判定されるのに比して、現実に車両等と衝突しないよ
うに判定される。
【0067】なお、以上の説明では、車両等の位置、速
度、進行方向を検出するセンサ手段として、地点センサ
250、速度センサ260を用いることとしている。し
かし、これらのセンサに代えてGPSなどの衛星航法シ
ステムの衛星信号受信装置をセンサとして使用すること
もできる。この場合、本実施例において時分割多重通信
方式の基準信号をGPSのPPS信号から得るためにG
PS受信機を各車両に既に設けているから、新たな設備
負担を必要とすることもない。
【0068】図14は、本発明の実施例に係る鉄道用警
報発生方式の動作ブロック図を車両に搭載された送受信
装置200を例に説明したが、線路閉鎖装置に設置され
た送受信装置300の場合には、ブレーキ条件判定手段
1406,ブレーキ信号出力手段1407が不用である
こと、自己状態検出手段1401からのデータに、速度
及び進行方向がないこと、の点で異なるだけで、その他
の点は同じである。
【0069】図15は、車両間の警報発生状態を示す図
であり、同図(a)は車両Aが速度Saで、車両Bが速
度Sbで、互いに接近する方向に走行している場合を示
しており、警報条件を満たしたとき、車両A、車両Bと
も警報信号を発生する。
【0070】同図(b)は車両Aが速度Saで、車両B
が速度Sbで、互いに同一方向に走行している場合を示
しており、速度Sa>速度Sbの状態で、警報条件を満
たしたとき、車両Aは警報信号を発生する。この場合に
は、車両Bは警報を発生しない。
【0071】同図(c)は車両Aが速度Saで走行して
おり、車両Bが停止している場合を示しており、警報条
件を満たしたとき、車両Aは警報信号を発生する。この
場合には、車両Bは警報を発生しない。
【0072】図16は、車両と線路閉鎖装置、作業員、
或いは駅構内Sとの間の警報発生状態を示す図であり、
同図(a)は車両Aが速度Saで走行しており、固定設
置されている線路閉鎖装置C1に接近した場合を示して
おり、車両A及び線路閉鎖装置C1の両方が警報を発生
する。なおC2は線路閉鎖装置である。
【0073】同図(b)は車両Aが速度Saで走行して
おり、線路に沿って作業などをしている作業員が携帯し
ている携帯受信機が、車両Aの送信電波を受信して警報
を発生し、作業員に車両接近を警告する。なお、携帯受
信機は受信専用であるから、車両Aは警報を発生しな
い。
【0074】同図(c)は車両Aが走行して、駅構内S
の一定距離手前に到達したことを位置検知センサ及びデ
ータベースで検知し、一旦停止するとともに、警報を発
生する。
【0075】以上のように、本発明の実施例に係る鉄道
用警報発生方式は、各車両或いは線路閉鎖装置に、当該
車両等の位置、速度、進行方向を検出するセンサ手段
と、当該車両等の路線情報を提供する車両用データベー
スとを備え、線路上を移動する車両及び線路上の特定地
点に設置された線路閉鎖装置の間の通信を時分割多重に
行う。そして、各車両等では、センサ手段の検出結果と
車両用データベースの路線情報とから自己状態情報を設
定し、この自己状態情報を他車両及び線路閉鎖装置に向
けて送信するとともに、また、他車両或いは線路閉鎖装
置から状態情報を受信する。これにより、各車両及び線
路閉鎖装置では、自車両などの自己状態情報と他車両状
態情報或いは他線路閉鎖装置状態情報に基づいて、接近
警報条件及びブレーキ条件を判定する。
【0076】この本実施例の鉄道用警報発生方式によれ
ば、従来の接近警報方式のように、単に、他車両からの
無線通信信号(警報信号)を受信したことにより警報を
発生するのとは異なり、センサ手段の検出結果と車両用
データベースの路線情報とから自己及び他車両等の状態
情報(位置、速度、路線ID等)を正確に把握し、その
上で鉄道の保守用車両間、線路閉鎖装置と保守用車両間
等の衝突の危険性がある場合にのみ、接近警報を発生さ
せるから、オペレータの作業の無駄を軽減することがで
きる。また、接近警報を実際の運転状況に則した判定条
件に従って正確に行うことができるから、安全性を向上
させることができる。
【0077】
【発明の効果】本発明の鉄道用警報発生方式によれば、
各車両・線路閉鎖装置は、自己状態情報を設定するとと
もに、他車両・線路閉鎖装置に送信し、他車両・線路閉
鎖装置から受信した他状態情報と自己状態情報とに基づ
いて、接近警報条件を判定する。また、この接近判定の
条件は、車両毎の速度に対応したブレーキ制動距離な
ど、停止に必要となる情報を基に規定される。
【0078】したがって、鉄道の保守用車両間、線路閉
鎖装置と保守用車両間等の衝突の危険性がある場合にの
み、接近警報を発生させるから、オペレータの作業の無
駄を軽減することができる。また、接近警報を実際の運
転状況に則した判定条件に従って正確に行うことができ
るから、安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される、新幹線等の鉄道線路、及
び保守用車両及び線路閉鎖装置の状況を示す図。
【図2】本発明の鉄道用警報発生方式に用いられる車載
用送受信装置の構成図。
【図3】本発明の鉄道用警報発生方式に用いられる線路
閉鎖用送受信装置の構成図。
【図4】本発明とともに用いられる携帯用受信装置の構
成図。
【図5】路線データベースを説明する図。
【図6】鉄道線路が途中で分岐する場合の地点検出の例
を示す図。
【図7】無線通信データの例を示す図。
【図8】時分割多重通信方式における、通信サイクルと
通信スロットの構成を示す図。
【図9】時分割多重通信方式における、通信処理の概要
を示す図。
【図10】全体の時分割多重通信の状況を例示する図。
【図11】通信スロットと、通常通信、遅延送信との関
係を示す図。
【図12】競合状態の発生する1例を示す図。
【図13】調停処理における処理内容を示す図。
【図14】本発明の警報発生方式の送受信装置の動作ブ
ロックを示す図。
【図15】車両間の警報発生状態を示す図。
【図16】車両と線路閉鎖装置、作業員、或いは駅構内
との間の警報発生状態を示す図。
【図17】従来の鉄道用警報発生方式を示す図。
【符号の説明】
200 車載用送受信装置 210 車載用送受信機 212 制御部 213 データベース 214 業務用無線機 215 スピーカ 220 GPSアンテナ 230 操作表示部 240 無線機アンテナ装置 250 地点センサ 260 速度センサ 300 線路閉鎖用送受信装置 310 線路閉鎖用送受信機 312 制御部 313 データベース 314 業務用無線機 315 スピーカ 320 GPSアンテナ 330 操作表示部 341 無線機アンテナ 400 携帯用受信装置 410 携帯用受信機 441 受信用アンテナ 1401 自己状態検出手段 1402 データ受信手段 1403 距離計算手段 1404 警報条件判定手段 1405 警報出力手段 1406 ブレーキ条件判定手段 1407 ブレーキ信号出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 敦 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 岡部 栄治 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 黒澤 良史 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 山田 哲志 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 佐藤 久嗣 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 内山 弘一 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 立林 清彦 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 Fターム(参考) 5H161 AA01 BB02 BB06 BB09 BB20 CC13 CC20 MM02 NN01 NN11 PP02 PP06 PP12 PP13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ送受信装置を搭載し線路上を移
    動する複数の車両間の通信を行って、接近を警報する鉄
    道用警報発生方式において、 各車両には当該車両の位置、速度、進行方向を検出する
    センサ手段と、当該車両の路線情報を提供するデータベ
    ースとを備え、 各車両では、前記センサ手段の検出結果及び前記データ
    ベースの路線情報とから自己状態情報を設定し、この自
    己状態情報を他車両に向けて送信するとともに、他車両
    から他車両状態情報を受信し、 前記自己状態情報と前記他車両状態情報に基づいて、接
    近警報条件を判定することを特徴とする鉄道用警報発生
    方式。
  2. 【請求項2】 送受信装置を搭載し線路上を移動する単
    一または複数の車両及び送受信装置を設けた単一または
    複数の線路閉鎖装置の間の通信を行って、接近を警報す
    る鉄道用警報発生方式において、 各車両には、当該車両の位置、速度、進行方向を検出す
    るセンサ手段と、当該車両の路線情報を提供する車両用
    データベースとを備え、 各線路閉鎖装置には当該線路閉鎖装置の設置位置を設定
    する位置設定手段と、当該線路閉鎖装置の設置された路
    線情報を提供する線路閉鎖装置用データベースとを備
    え、 各車両では、前記センサ手段の検出結果及び前記車両用
    データベースの路線情報とから自己状態情報を設定し、
    この自己状態情報を他車両及び線路閉鎖装置に向けて送
    信するとともに、他車両或いは線路閉鎖装置から状態情
    報を受信し、 各線路閉鎖装置では、前記位置設定手段の設定位置及び
    前記線路閉鎖装置用データベースの路線情報とから自己
    状態情報を設定し、この自己状態情報を車両及び他の線
    路閉鎖装置に向けて送信するとともに、車両或いは他の
    線路閉鎖装置から状態情報を受信し、 各車両及び線路閉鎖装置では、前記自己状態情報と前記
    他車両状態情報或いは他線路閉鎖装置状態情報に基づい
    て、接近警報条件を判定することを特徴とする鉄道用警
    報発生方式。
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