JPH1044998A - 列車運行制御装置 - Google Patents

列車運行制御装置

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JPH1044998A
JPH1044998A JP8200320A JP20032096A JPH1044998A JP H1044998 A JPH1044998 A JP H1044998A JP 8200320 A JP8200320 A JP 8200320A JP 20032096 A JP20032096 A JP 20032096A JP H1044998 A JPH1044998 A JP H1044998A
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Kyo Mitsuyoshi
吉 京 三
Yutaka Sakai
井 豊 酒
Hiroo Saito
藤 洋 男 齊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上設備の構成を簡素化することができ、ま
た、柔軟性の高い列車運行制御を行うことが可能な列車
運行制御装置を提供すること。 【解決手段】 制限速度信号作成手段35は、自列車位
置検出手段31、列車位置受信手段33、分岐器転換方
向受信手段34からそれぞれ、自列車位置、他列車位
置、分岐器転換方向を入力し、制限速度信号を作成して
これを列車自動操縦手段36に出力する。列車自動操縦
手段36は、この制限速度信号と自列車速度検出手段3
2からの自列車速度とに基き列車駆動部30を制御す
る。走行進路決定手段40は、自列車位置及び他列車位
置に基いて走行進路を決定する。この決定信号は、設定
要求信号として走行進路設定要求送信手段41及び走行
進路設定要求受信手段42を介して分岐器制御手段21
に送られ、この信号に基き分岐器20が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道、新交通シス
テムあるいは搬送システム等における列車の運行を制御
する列車運行制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、一般的な複線の鉄道の列車運
行に係る設備を示したものである。この図において、軌
道1の途中には、ホーム2a,2bを有する駅3a,3
bが設置されている。駅3a,3bの構内及びその付近
には分岐器制御手段6a,6bにより開通方向が制御さ
れる転轍機5a〜5jが設置されており、これらの転轍
機により決まる進路を列車4a,4bが走行する。列車
4a,4bの位置は列車位置検出手段7により検出され
るようになっている。この列車位置検出手段7として
は、通常、一般的な軌道回路装置が用いられる。列車4
a,4bには、制限速度信号作成手段8a,8bから制
限速度信号が送られるようになっている。この制限速度
信号作成手段8a,8bとしては、地上に設置されてい
る地上信号機が最も一般的である。しかし、近時は、自
動列車制御装置を設置した路線も多くなっており、列車
内の機器に通過地点近傍の制限速度信号が提示される車
内信号方式のものが使用される場合もある。
【0003】現行の鉄道や新交通システムの分野では、
運転士に操縦が任されているものの、上記の図17にお
ける分岐器制御手段6a,6b、列車位置検出手段(軌
道回路)7、制限速度信号作成手段(地上信号機)8
a,8bのような地上に設置された地上装置を主体とし
た、運行ダイヤに基づく列車運行制御が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
安全性の向上、運転士に要求される熟練度及び労力の軽
減、速度制御の自動化による列車運行の高密度化などを
目的として自動列車運転装置の開発及び導入が進められ
ている。
【0005】しかし、従来から行われている列車運行制
御方式は地上設備を主体とするものであり、地上設備の
初期投資やメインテナンスに多くのコストと時間を有す
るものであった。また、従来方式は、運行ダイヤ及び地
上設備を中心にして列車制御を行っているため、個々の
具体的な列車運行状況にかかわらず画一的な制御を行っ
てしまう結果となり、柔軟性の低い方式となっていた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、地上設備の構成を簡素化することができ、また、
柔軟性の高い列車運行制御を行うことが可能な列車運行
制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、軌道上を走行す
る列車の走行進路を制御する列車運行制御装置におい
て、前記列車は、自列車の位置を検出する自列車位置検
出手段と、自列車の速度を検出する自列車速度検出手段
と、他列車の位置情報を受信する列車位置受信手段と、
進路方向前方に位置する分岐器の転換方向についての情
報を受信する分岐器転換方向受信手段と、前記自列車位
置検出手段、列車位置受信手段及び分岐器転換方向受信
手段からの信号に基き自列車の制限速度信号を作成する
制限速度信号作成手段と、前記自列車速度検出手段から
の速度検出信号と前記制限速度信号作成手段で作成され
た制限速度信号とに基き自列車の速度を制御する列車自
動操縦手段と、前記自列車位置検出手段及び列車位置受
信手段からの信号に基き自列車の走行進路を決定する走
行進路決定手段と、前記走行進路決定手段で決定された
信号を前記分岐器を制御する地上側に設けられた分岐器
制御手段へ向けて送信する走行進路設定要求送信手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記列車は、他列車の速度情報を受信し、
この速度情報を前記制限速度信号作成手段及び走行進路
決定手段に出力する列車速度受信手段、を備えたことを
特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記列車位置受信手段及び前記分岐器転換
方向受信手段に代えて、地上側に設けられた中央司令室
の中央監視制御手段及び中央送受信手段を介して、他列
車の位置情報、及び進路方向前方に位置する分岐器の転
換方向についての情報を受信し、これらの情報を前記制
限速度信号作成手段に出力する情報受信手段、を備えた
ことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、軌道上を走行する
列車の走行進路を制御する列車運行制御装置において、
前記列車は、自列車の位置を検出する自列車位置検出手
段と、自列車の速度を検出する自列車速度検出手段と、
他列車の位置情報を受信する列車位置受信手段と、進路
方向前方に位置する分岐器の転換方向についての情報を
受信する分岐器転換方向受信手段と、前記自列車位置検
出手段、列車位置受信手段及び分岐器転換方向受信手段
からの信号に基き自列車の制限速度信号を作成する制限
速度信号作成手段と、前記自列車速度検出手段からの速
度検出信号と前記制限速度信号作成手段で作成された制
限速度信号とに基き、少なくとも自列車の制限速度、走
行進路情報の表示を行う運転士ガイダンス手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記列車位置受信手段及び前記分岐器転換
方向受信手段に代えて、地上側に設けられた中央司令室
の中央監視制御手段及び中央送受信手段を介して、他列
車の位置情報、及び進路方向前方に位置する分岐器の転
換方向についての情報を受信し、これらの情報を前記制
限速度信号作成手段に出力する情報受信手段、を備えた
ことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記制限速度信号作成手段を省略すると共
に、前記中央監視制御手段を制限速度信号作成機能付中
央監視制御手段とし、自列車情報、他列車情報及び分岐
器転換方向情報に基づく前記制限速度信号の作成をこの
制限速度信号作成機能付中央監視制御手段により行い、
この作成した制限速度信号を前記情報受信手段を介して
前記運転士ガイダンス手段に出力する、ことを特徴とす
る。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項4乃至6の
いずれかに記載の発明において、前記運転士ガイダンス
手段は、自列車についての所定の情報を表示する自列車
情報表示枠と、先行列車についての所定の情報を表示す
る先行列車情報表示枠と、先行列車の運転状態を表示す
る先行列車ステータス表示枠と、を含む表示画面を有す
るものである、ことを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項4乃至7の
いずれかに記載の発明において、前記運転士ガイダンス
手段は、前記自列車の操縦に必要な情報を画面表示する
と共に、これらの情報を音声により出力するものであ
る、ことを特徴とする。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項1乃至8の
いずれかに記載の発明において、前記列車は、自列車内
の乗客に知らせるべき到着駅名、到着番線、その他のサ
ービス情報を作成する車内案内放送内容作成手段と、前
記車内案内放送内容作成手段で作成されたサービス情報
を放送する車内案内放送手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0016】請求項10記載の発明は、請求項1乃至8
のいずれかに記載の発明において、前記列車は、駅構内
の利用客に知らせるべき到着番線、発車番線、その他の
サービス情報を作成する駅構内案内放送内容作成手段
と、前記駅構内案内放送内容作成手段で作成されたサー
ビス情報を放送する駅構内案内放送手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0017】請求項11記載の発明は、請求項1乃至8
のいずれかに記載の発明において、前記列車は、自列車
内の乗客に知らせるべき到着駅名、到着番線、その他の
サービス情報を作成する車内案内放送内容作成手段と、
前記車内案内放送内容作成手段で作成されたサービス情
報を放送する車内案内放送手段と、駅構内の利用客に知
らせるべき到着番線、発車番線、その他のサービス情報
を作成する駅構内案内放送内容作成手段と、前記駅構内
案内放送内容作成手段で作成されたサービス情報を放送
する駅構内案内放送手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0018】請求項12記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、前記軌道は、複数の
交差個所を有するネットワーク状のものであって、且つ
出発地から終着地までの経路を複数本有するものであ
り、前記走行進路決定手段は、この複数本の経路のうち
から、所定の演算式に基き求めた評価指標が最小となる
経路を選択するものである、ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。図1は第1の実施形態の構成を示すブロ
ック図である。この図において、自列車位置検出手段3
1により検出された自列車位置信号は、走行進路決定手
段40及び制限速度信号作成手段35に送られるように
なっており、自列車速度検出手段32により検出された
自列車速度信号は列車自動操縦手段36に送られるよう
になっている。列車位置検出手段10は、現行の軌道回
路方式を使用したものであり、これにより検出された列
車位置信号は他列車の列車位置送信手段11及び自列車
の列車位置受信手段33を介して走行進路決定手段40
及び制限速度信号作成手段35に送られるようになって
いる。なお、列車位置検出手段10は他列車ばかりでな
く自列車の位置も検出するものであるが、ここでは列車
位置受信手段33から制限速度信号作成手段35に送ら
れる位置信号は他列車の位置信号であるものとする。
【0020】分岐器20は分岐器制御手段21により転
換方向が制御され、その分岐器転換方向信号は、地上設
備側の分岐器転換方向送信手段22及び自列車側の分岐
器転換方向受信手段34を介して制限速度信号作成手段
35に送られるようになっている。
【0021】制限速度信号作成手段35は、自列車位置
検出手段31からの自列車位置信号、列車位置受信手段
33からの他列車位置信号、及び分岐器転換方向受信手
段34からの分岐器転換方向信号を入力し、これに基づ
き作成した制限速度信号を列車自動操縦手段36に出力
する。列車自動操縦手段36は、自列車速度検出手段3
2からの自列車速度信号と、制限速度信号作成手段35
で作成された制限速度信号とに基づく制御信号を列車駆
動部30に出力し、自列車の自動操縦を行うようになっ
ている。
【0022】走行進路決定手段40は、自列車位置検出
手段31からの自列車位置信号と、列車位置受信手段3
3からの他列車位置信号とに基づいて自列車の走行進路
を決定し、その決定信号を走行進路設定要求送信手段4
1に送るようになっている。走行進路設定要求送信手段
41は、この信号を地上設備側の走行進路設定要求受信
手段42を介して分岐器制御手段21に出力する。そし
て、分岐器制御手段21は、この信号に基づき分岐器2
0の転換方向を制御する。
【0023】なお、本実施形態では、分岐器20として
転てつ器を使用し、分岐器制御手段21として連動制御
装置を使用することとしている。列車位置検出手段10
は、上記したように軌道回路方式のものを使用すること
としているが、この他、LCX(漏洩ケーブル)を用い
た地上方式のもの、あるいは、列車上で計測する車上方
式のものなど種々のものを使用することができる。自列
車位置検出手段31は、車輪の回転数を積分して列車位
置を算出するものであり、車輪の滑走・空転などに起因
する誤差の蓄積を是正するために、列車の存在する軌道
回路番号を受信し、軌道回路の境目で位置の補正が行わ
れるようになっている。また、列車位置信号、列車速度
信号、分岐器転換方向信号、走行進路設定要求信号等
は、有線の電送ラインで送信することのみならず、空間
波や誘導無線等による無線方式で送受信することとして
もよい。
【0024】図2は、制限速度信号作成手段35の詳細
な構成を示すブロック図である。この図に示すように、
制限速度信号作成手段35は、先行列車把握手段40
0、先方転てつ器状態把握手段401、速度制限曲線作
成手段402、制限速度決定手段403により構成さ
れ、転てつ器情報404、車両性能情報405、線路情
報406を入力できるようになっている。転てつ器情報
404には、転てつ器の位置、種類、方向別走行速度制
限値などの情報が含まれており、車両性能情報405に
は、自列車の減速能力や空走時間といったような減速特
性情報などが含まれている。また、線路情報406に
は、線路の勾配、線路のカーブの位置、線路の工事個所
の位置、駅の位置、トンネルの位置等についての情報が
含まれている。
【0025】まず、先行列車把握手段400は、自列車
位置検出手段31からの自列車位置、及び列車位置受信
手段33からの他列車位置を入力して、自列車に一番近
い先行列車を算出する。先方転てつ器状態把握手段40
1は、自列車位置、及び分岐器転換方向受信手段34か
らの転てつ器転換情報を入力し、転てつ器情報404を
参照しながら、自列車の先方の転てつ器の状態を把握す
る。次いで、速度制限曲線作成手段402は、先行列車
把握手段400が把握した先行列車の情報、先方転てつ
器状態把握手段401が把握した先方転てつ器の状態に
ついての情報を入力し、車両性能情報405及び線路情
報406を参照しながら、自列車を先行列車の尾端に停
止させるための速度制限曲線と、転てつ器通過速度を守
るための速度制限曲線とを作成する。そして、制限速度
決定手段403は、各位置における両速度制限曲線の最
小値を、この列車の各位置での制限速度として決定す
る。
【0026】図3は、走行進路決定手段40の機能につ
いての説明図である。走行進路決定手段40は、自列車
位置検出手段31からの自列車位置、及び列車位置受信
手段33からの他列車位置を入力し、各駅毎に設定して
ある走行進路決定点を通過するタイミングにおいて次に
到着する駅を把握する。そして、次に到着する駅の番線
使用状況から自列車の走行進路を、図示した決定ルール
を用いて決定する。この場合は、複線で片側に高々3本
のホームがある場合を想定しており、ルール1〜5まで
の5つのルールの内容を図3に示してある。
【0027】以上述べた第1の実施形態によれば、運行
ダイヤに束縛されない柔軟な列車運行を低コストで実現
することが可能となる。なお、本実施形態では軌道が複
線の場合を想定しているが、単線であってもよい。単線
の場合は、先行列車のみならず、接近中の対向列車の走
行進路を考慮したルールを作成するようにする。
【0028】図4は第2の実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。図4が図1と異なる点は、列車速度検出手
段50、列車速度送信手段51、列車速度受信手段52
が追加されている点である。本実施形態では、列車速度
検出手段50として各列車の車上の速度検出装置を用
い、無線により他列車の列車速度送信手段51から自列
車の列車速度受信手段52に送信を行うことを想定して
いる。
【0029】列車速度検出手段50により検出された他
列車速度は、列車速度送信手段51及び列車速度受信手
段52を介して制限速度信号作成手段35に入力され
る。制限速度信号作成手段35は、速度制限曲線を作成
するときの減速特性及び余裕に、この他列車速度を加味
する。例えば、先行列車が停止している場合または低速
走行している場合は、速度制限と速度制限曲線を作成開
始する点との距離である余裕距離をそうでない場合の2
倍にすると共に減速度を大きくして速度制限曲線を作成
する。一方、先行列車が高速走行している場合は、余裕
距離を1倍とし、減速度を大きくして速度制限曲線を作
成する。
【0030】本実施形態によれば、例えば、走行中の先
行列車がある時点で脱線転覆したとしても、後続列車は
追突することなく停止できるという安全性を確保しつ
つ、列車運転間隔を詰めることができる。
【0031】図5は第3の実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。図5が図4と異なる点は、図4の列車速度
検出手段50、列車速度送信手段51、列車速度受信手
段52の代わりに中央監視制御手段60、中央送受信手
段61、情報受信手段62が使用され、列車位置受信手
段33及び分岐器転換方向受信手段34が削除されてい
る点である。
【0032】本実施形態では、列車位置検出手段10や
分岐器制御手段21による情報を個別に送受信するので
はなく、一旦、中央司令室内の中央送受信手段61を介
してこれらの情報を中央監視制御手段60に渡し、ここ
で必要な加工を施してから、これを各列車の情報受信手
段62を介して制限速度信号作成手段35に送信する構
成としてある。
【0033】本実施形態では、中央監視制御手段60
は、中央送受信手段61を介して送られてくる列車位置
送信手段11及び分岐器転換方向送信手段22からの情
報に基づき、各列車についての先行列車及び先方転てつ
器を判別する。そして、その先行列車の識別名及び尾端
位置と、先方転てつ器の識別名及び開通方向制限速度と
を中央送受信手段61を介して送信する。
【0034】本実施形態によれば、各列車上の制限速度
信号作成手段35の演算内容を簡略化できるので、各列
車に搭載するコンピュータの負荷、サイズ、コスト等の
低減を図ることができる。また、転てつ器が改修された
場合に、各列車の転てつ器の情報を書き換える必要がな
くメインテナンスが容易となる。なお、中央送受信手段
61から情報受信手段62に送信するデータ項目は種々
選択することができる。例えば、先行列車の判別のみを
中央監視制御手段60により行うようにし、先方転てつ
器やその速度制限値については制限速度信号作成手段3
5により判別させるようにしてもよい。
【0035】図6は第4の実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。図6が図1と異なる点は、図1における走
行進路決定手段40及び列車自動操縦手段36が削除さ
れ、その代わりに走行進路設定要求手段72及び列車操
縦手段71が設けられている点と、運転士ガイダンス手
段70が新たに設けられている点である。そして、運転
士ガイダンス手段70には自列車速度検出手段32から
の自列車速度信号と制限速度信号作成手段35からの制
限速度信号とが入力されるようになっている。
【0036】本実施形態では、制限速度信号作成手段3
5の作成結果である制限速度、自列車運転状況、線路や
ホームの使用状況等が運転士ガイダンス手段70により
表示されるようになっている。そして、運転士は、この
運転士ガイダンス手段70の画面を見ながら、列車操縦
手段71により自列車の速度制御を行い、また、走行進
路設定要求手段72により走行進路を決定して転てつ器
転換方向を指令する。
【0037】図7は運転士ガイダンス手段70の表示画
面例を示す説明図である。この図に示すように、画面に
は、先行列車74、軌道75、ホーム76が表示され、
さらに、自列車情報表示枠77、先行列車情報表示枠7
8、先行列車ステータス表示枠79が表示されるように
なっている。
【0038】自列車情報表示枠77には、自列車の現在
先端位置、速度、加減速度等についての情報や力行、ブ
レーキ、蛇行といったノッチ操作状態についての情報が
表示されるようになっている。先行列車情報表示枠78
には、先行列車74の列番(先行列車識別名)、先行列
車74の先端位置及び尾端位置が表示されるようになっ
ている。先行列車ステータス表示枠79には、先行列車
74の運転状態についての情報すなわち「駅停止中」、
「発車」、「減速中」のような情報が表示されるように
なっている。なお、自列車情報表示枠77及び先行列車
情報表示枠78には複数の項目が1つの枠内に表示され
るようになっているが、もちろん、これらの項目を複数
の枠により表示するようにしてもよい。
【0039】本実施形態によれば、運転士が駅ホームの
使用状況に応じて適宜列車の着番線を決定し、車上から
転てつ器の操作の指令を行うことができる。したがっ
て、設備初期投資の低減化を図ることができ、また、列
車運行の遅滞が生じた場合の柔軟な対応が可能となる。
そして、図7に示した運転士ガイダンス手段70の表示
画面例によれば、運転士は自列車及び先行列車の位置や
運転状況を容易に把握することができ、きめの細かい列
車操縦を行うことが可能になる。なお、本実施形態では
運転士ガイダンス手段70が自列車の操縦に必要な情報
を画面表示する場合だけを想定しているが、マルチメデ
ィア機能を利用して、これらの情報をさらに音声出力さ
せるようにすることもできる。例えば、先行列車が緊急
停止した場合には、「先行列車***が緊急停止のため
減速中です。」という音声を流し、先行列車が駅停止中
は「ピッピッピッ」というような音を流すようにするこ
ともできる。
【0040】図8は第5の実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。図8が図6と異なる点は、中央監視制御手
段60、中央送受信手段61、情報受信手段62が追加
され、列車位置受信手段33及び分岐器転換方向受信手
段34が削除されている点である。
【0041】本実施形態によれば、各列車上の制限速度
信号作成手段35の演算内容を簡略化することができ、
各列車に搭載するコンピュータの負荷、サイズ、コスト
等についての低減を図ることができる。また、転てつ器
の改修が行われた場合にも各列車の転てつ器の情報を書
き換える必要がなく、メインテナンスが容易となる。
【0042】図9は第6の実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。図9が図6と異なる点は、中央監視制御手
段60の代わりに制限速度信号作成機能付中央監視制御
手段63を用いることとし、制限速度信号作成手段35
を削除した点である。
【0043】すなわち、本実施形態では、列車位置検出
手段10による列車位置や分岐器制御手段21による転
てつ器転換情報を個別に送信するのではなく、一旦、中
央司令室内の制限速度信号作成機能付中央監視制御手段
63に送信し、ここで先行列車の把握や先方転てつ器及
びその状態の把握を行い、それぞれについての速度制限
曲線を線路データ等を考慮して作成するようになってい
る。そして、各通過地点での制限速度信号が作成され、
この信号が中央送受信手段61及び情報受信手段62を
介して自列車の運転士ガイダンス手段70に送られるこ
とになる。
【0044】本実施形態によれば、列車運行本数が多く
ない場合には、中央のセンター機能において全列車の運
行状況を把握でき、かつ制御も行うことができるので、
その分車上の計算機を小さくすることができ、低コスト
とすることができる。また、情報が集約されるので、メ
インテナンスが簡単となる。
【0045】図10及び図11は第7の実施形態の構成
を示すブロック図である。図10は図1の構成に車内案
内放送手段80及び車内案内放送内容作成手段81を付
加したものであり、図11は図6の構成に車内案内放送
手段80及び車内案内放送内容作成手段81を付加した
ものである。なお、この他、図4,5,8,9の構成に
車内案内放送手段80及び車内案内放送内容作成手段8
1を付加することもできる。
【0046】車内案内放送内容作成手段81は、予め定
められている定位置を列車が通過したタイミングで、分
岐器転換方向受信手段34から受信した転てつ器転換方
向を使用番線表と照らし合わせ、自列車の使用番線を求
める。この使用番線表は、転てつ器転換方向と使用番線
との関係を駅毎にデータベース化しておいたものであ
る。車内案内放送内容作成手段81は、使用番線を求め
た後、音声合成により乗客に対する到着番線の案内放送
文を作成する。車内案内放送手段80は、この案内放送
文に基づき自列車の乗客に対して車内案内放送を行う。
【0047】本実施形態によれば、列車や駅毎に日々到
着番線が変更されても、確実に車内の乗客に対して到着
番線の案内を行うことができ、一定のサービスを維持す
ることができる。また、乗務員は口頭で車内案内放送を
行う手間を省くことができるので、乗務員の労力軽減及
び省力化を図ることができる。なお、この案内放送の内
容は、音声に限られず適当な表示手段により視覚的方法
で乗客に知らせることもできる。例えば、車内の見やす
い位置に設置した表示盤や乗客の手元に取り付けた情報
端末器で表示することもできる。このような表示によ
り、聴覚障害者、高齢者、あるいは車内放送を聞き漏ら
した乗客等のための便宜を図ることができ、サービスを
向上させることができる。
【0048】図12及び図13は第8の実施形態の構成
を示すブロック図である。図12は図1の構成に駅構内
案内放送手段90及び駅構内案内放送内容作成手段91
を付加したものであり、図13は図6の構成に駅構内案
内放送手段90及び駅構内案内放送内容作成手段91を
付加したものである。なお、この他、図4,5,8,9
の構成に駅構内案内放送手段90及び駅構内案内放送内
容作成手段91を付加することもできる。
【0049】駅構内案内放送内容作成手段91は、予め
定められている定位置を列車が通過したタイミングで、
分岐器転換方向受信手段34から受信した転てつ器転換
方向を使用番線表と照らし合わせ、自列車の使用番線を
求める。この使用番線表は、転てつ器転換方向と使用番
線との関係を駅毎にデータベース化しておいたものであ
る。駅構内案内放送内容作成手段91は、使用番線を求
めた後、音声合成により駅構内の利用者に対する到着番
線の案内放送文を作成する。駅構内案内放送手段90
は、この案内放送文に基づき駅構内の利用者に対して駅
構内案内放送を行う。
【0050】本実施形態によれば、列車や駅毎に日々到
着番線が変更されても、確実に駅構内の利用者に対して
到着番線の案内を行うことができ、一定のサービスを維
持することができる。また、駅員は口頭で駅構内案内放
送を行う手間を省くことができるので、駅員の労力軽減
及び省力化を図ることができる。なお、この案内放送の
内容は、音声に限られず適当な表示手段により視覚的方
法で駅構内の利用者に知らせることもできる。例えば、
駅構内の見やすい位置に設置した表示盤等により表示す
ることができる。このような表示により、聴覚障害者、
高齢者、あるいは駅構内放送を聞き漏らした利用者等の
ための便宜を図ることができ、サービスを向上させるこ
とができる。
【0051】図14及び図15は第9の実施形態の構成
を示すブロック図である。図14は図1の構成に車内案
内放送手段80及び車内案内放送内容作成手段81並び
に駅構内案内放送手段90及び駅構内案内放送内容作成
手段91を付加したものであり、図15は図6の構成に
車内案内放送手段80及び車内案内放送内容作成手段8
1並びに駅構内案内放送手段90及び駅構内案内放送内
容作成手段91を付加したものである。
【0052】本実施形態によれば、車内の乗客及び駅構
内の利用者の双方に対して一定のサービスを維持するこ
とができ、また、乗務員及び駅員の双方の労力軽減を図
ることができる。
【0053】図16は第10の実施形態に係る列車運行
制御装置の対象路線例を示す説明図である。この図にお
いて、軌道301は複数の交差個所を有するネットワー
ク状のものとなっており、所定場所に複数の駅303が
設置されている。そして、列車304が出発地であるA
駅から終着地であるH駅に行く場合は複数の経路が考え
られる。本実施形態の走行進路決定手段40すなわち図
1,4,5,10,12,14の走行進路決定手段40
は、これら複数本の経路のうちから最適の経路を次のよ
うなステップを経て選択する。
【0054】(ステップ1)現在、他列車のために走行
を予定している軌道区間を除いたエリアを経路選択エリ
アとして設定する。 (ステップ2)上記の経路選択エリアの中で、同じ軌道
を2度通らないように構成した全ての経路Kiを洗い出
し、各々の出発地から終着地までの道のり(移動距離)
をPiとする。 (ステップ3)各経路Kiについて移動時間Tiを予測
する。 (ステップ4)各経路Kiについての所要エネルギーQ
iを求める。 (ステップ5)次式により評価指標を求め、この評価指
標が最小となる経路Kiを選択する。なお、次式中のw
1,w2,w3は重み係数である。 〔評価指標〕=w1*Pi+w2*Ti+w3*Qi (ステップ6)ステップ5で選択した経路Kiを走行予
定経路として登録する(他の列車に割り当てないように
する。)。
【0055】なお、運行列車数が少ない場合には、終着
地までの走行予定経路を早い段階から特定できるが、運
行列車数が多い場合には、各終着地までの経路のどこか
に他の列車や他の列車の走行予定区間があるため、終着
地までの走行進路を決定できない場合がある。あるい
は、時間の経過と共に、他列車の運行結果によって、よ
り評価指標の値の小さな経路ができる可能性もある。ま
た、一度に遠方までの走行経路をある列車に割り当てて
しまうと、他の列車の走行の妨げとなる場合がある。そ
こで、上記の一連のステップは、定周期ごと又はネット
ワーク状の一定区間通過ごとに行うことが好ましい。
【0056】本実施形態によれば、通常の複線や単線の
路線のみならず、ネットワーク状の軌道システムに対し
ても、運行ダイヤに縛られず柔軟に列車運行制御を行う
ことができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、地上設
備の構成を簡素化することができ、また、柔軟性の高い
列車運行制御を行うことが可能な列車運行制御装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図2】図1における制限速度信号作成手段35の詳細
な構成を示すブロック図。
【図3】図1における走行進路決定手段40の機能につ
いての説明図。
【図4】本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図5】本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図6】本発明の第4の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図7】図6における運転士ガイダンス手段70の表示
画面例を示す説明図。
【図8】本発明の第5の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図9】本発明の第6の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図10】本発明の第7の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図11】本発明の第7の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図12】本発明の第8の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図13】本発明の第8の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図14】本発明の第9の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図15】本発明の第9の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図16】本発明の第10の実施形態に係る列車運行制
御装置の対象路線例を示す説明図。
【図17】従来の一般的な複線の鉄道の列車運行に係る
設備を示す説明図。
【符号の説明】
1 軌道 2a,2b ホーム 3a,3b 駅 4a,4b 列車 5a〜5j 転てつ器 6a,6b 分岐器制御手段 7 列車位置検出手段(軌道回路) 8a,8b 制限速度信号作成手段 10 列車位置検出手段 11 列車位置送信手段 20 分岐器 21 分岐器制御手段 22 分岐器転換方向送信手段 30 列車駆動部 31 自列車位置検出手段 32 自列車速度検出手段 33 列車位置受信手段 34 分岐器転換方向受信手段 35 制限速度信号作成手段 36 列車自動操縦手段 40 走行進路決定手段 41 走行進路設定要求送信手段 42 走行進路設定要求受信手段 50 列車速度検出手段 51 列車速度送信手段 52 列車速度受信手段 60 中央監視制御手段 61 中央送受信手段 62 情報受信手段 63 制限速度信号作成機能付中央監視制御手段 70 運転士ガイダンス手段 71 列車操縦手段 72 走行進路設定要求手段 74 先行列車 75 軌道 76 ホーム 77 自列車情報表示枠 78 先行列車情報表示枠 79 先行列車ステータス表示枠 80 車内案内放送手段 81 車内案内放送内容作成手段 90 駅構内案内放送手段 91 駅構内案内放送内容作成手段 301 軌道 303 駅 304 列車 400 先行列車把握手段 401 先方転てつ器状態把握手段 402 速度制限曲線作成手段 403 制限速度決定手段 404 転てつ器情報 405 車両性能情報 406 線路情報

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道上を走行する列車の走行進路を制御す
    る列車運行制御装置において、 前記列車は、 自列車の位置を検出する自列車位置検出手段と、 自列車の速度を検出する自列車速度検出手段と、 他列車の位置情報を受信する列車位置受信手段と、 進路方向前方に位置する分岐器の転換方向についての情
    報を受信する分岐器転換方向受信手段と、 前記自列車位置検出手段、列車位置受信手段及び分岐器
    転換方向受信手段からの信号に基き自列車の制限速度信
    号を作成する制限速度信号作成手段と、 前記自列車速度検出手段からの速度検出信号と前記制限
    速度信号作成手段で作成された制限速度信号とに基き自
    列車の速度を制御する列車自動操縦手段と、 前記自列車位置検出手段及び列車位置受信手段からの信
    号に基き自列車の走行進路を決定する走行進路決定手段
    と、 前記走行進路決定手段で決定された信号を前記分岐器を
    制御する地上側に設けられた分岐器制御手段へ向けて送
    信する走行進路設定要求送信手段と、 を備えたことを特徴とする列車運行制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の列車運行制御装置におい
    て、 前記列車は、 他列車の速度情報を受信し、この速度情報を前記制限速
    度信号作成手段及び走行進路決定手段に出力する列車速
    度受信手段、 を備えたことを特徴とする列車運行制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の列車運行制御装置におい
    て、 前記列車位置受信手段及び前記分岐器転換方向受信手段
    に代えて、地上側に設けられた中央司令室の中央監視制
    御手段及び中央送受信手段を介して、他列車の位置情
    報、及び進路方向前方に位置する分岐器の転換方向につ
    いての情報を受信し、これらの情報を前記制限速度信号
    作成手段に出力する情報受信手段、 を備えたことを特徴とする列車運行制御装置。
  4. 【請求項4】軌道上を走行する列車の走行進路を制御す
    る列車運行制御装置において、 前記列車は、 自列車の位置を検出する自列車位置検出手段と、 自列車の速度を検出する自列車速度検出手段と、 他列車の位置情報を受信する列車位置受信手段と、 進路方向前方に位置する分岐器の転換方向についての情
    報を受信する分岐器転換方向受信手段と、 前記自列車位置検出手段、列車位置受信手段及び分岐器
    転換方向受信手段からの信号に基き自列車の制限速度信
    号を作成する制限速度信号作成手段と、 前記自列車速度検出手段からの速度検出信号と前記制限
    速度信号作成手段で作成された制限速度信号とに基き、
    少なくとも自列車の制限速度、走行進路情報の表示を行
    う運転士ガイダンス手段と、 を備えたことを特徴とする列車運行制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の列車運行制御装置におい
    て、 前記列車位置受信手段及び前記分岐器転換方向受信手段
    に代えて、地上側に設けられた中央司令室の中央監視制
    御手段及び中央送受信手段を介して、他列車の位置情
    報、及び進路方向前方に位置する分岐器の転換方向につ
    いての情報を受信し、これらの情報を前記制限速度信号
    作成手段に出力する情報受信手段、 を備えたことを特徴とする列車運行制御装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の列車運行制御装置におい
    て、 前記制限速度信号作成手段を省略すると共に、前記中央
    監視制御手段を制限速度信号作成機能付中央監視制御手
    段とし、 自列車情報、他列車情報及び分岐器転換方向情報に基づ
    く前記制限速度信号の作成をこの制限速度信号作成機能
    付中央監視制御手段により行い、この作成した制限速度
    信号を前記情報受信手段を介して前記運転士ガイダンス
    手段に出力する、 ことを特徴とする列車運行制御装置。
  7. 【請求項7】請求項4乃至6のいずれかに記載の列車運
    行制御装置において、 前記運転士ガイダンス手段は、 自列車についての所定の情報を表示する自列車情報表示
    枠と、 先行列車についての所定の情報を表示する先行列車情報
    表示枠と、 先行列車の運転状態を表示する先行列車ステータス表示
    枠と、を含む表示画面を有するものである、 ことを特徴とする列車運行制御装置。
  8. 【請求項8】請求項4乃至7のいずれかに記載の列車運
    行制御装置において、 前記運転士ガイダンス手段は、前記自列車の操縦に必要
    な情報を画面表示すると共に、これらの情報を音声によ
    り出力するものである、 ことを特徴とする列車運行制御装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかに記載の列車運
    行制御装置において、 前記列車は、 自列車内の乗客に知らせるべき到着駅名、到着番線、そ
    の他のサービス情報を作成する車内案内放送内容作成手
    段と、 前記車内案内放送内容作成手段で作成されたサービス情
    報を放送する車内案内放送手段と、 を備えたことを特徴とする列車運行制御装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至8のいずれかに記載の列車
    運行制御装置において、 前記列車は、 駅構内の利用客に知らせるべき到着番線、発車番線、そ
    の他のサービス情報を作成する駅構内案内放送内容作成
    手段と、 前記駅構内案内放送内容作成手段で作成されたサービス
    情報を放送する駅構内案内放送手段と、 を備えたことを特徴とする列車運行制御装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至8のいずれかに記載の列車
    運行制御装置において、 前記列車は、 自列車内の乗客に知らせるべき到着駅名、到着番線、そ
    の他のサービス情報を作成する車内案内放送内容作成手
    段と、 前記車内案内放送内容作成手段で作成されたサービス情
    報を放送する車内案内放送手段と、 駅構内の利用客に知らせるべき到着番線、発車番線、そ
    の他のサービス情報を作成する駅構内案内放送内容作成
    手段と、 前記駅構内案内放送内容作成手段で作成されたサービス
    情報を放送する駅構内案内放送手段と、 を備えたことを特徴とする列車運行制御装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至3のいずれかに記載の列車
    運行制御装置において、 前記軌道は、複数の交差個所を有するネットワーク状の
    ものであって、且つ出発地から終着地までの経路を複数
    本有するものであり、 前記走行進路決定手段は、この複数本の経路のうちか
    ら、所定の演算式に基き求めた評価指標が最小となる経
    路を選択するものである、 ことを特徴とする列車運行制御装置。
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