JP2001344798A - 対物レンズ及び光学装置 - Google Patents

対物レンズ及び光学装置

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JP2001344798A
JP2001344798A JP2001101273A JP2001101273A JP2001344798A JP 2001344798 A JP2001344798 A JP 2001344798A JP 2001101273 A JP2001101273 A JP 2001101273A JP 2001101273 A JP2001101273 A JP 2001101273A JP 2001344798 A JP2001344798 A JP 2001344798A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオ
ディスク(DVD)ともに良好に再生できる対物レンズ
を提供する。 【解決手段】対物レンズ3の第1面には輪状の段差部1
1が設けられ、段差部11は第1の波長の光に対して位
相差を生じさせる機能を有し、対物レンズ3の第2面に
は、輪状の段差部及21が設けられ、段差部21は第2
の波長の光に対して位相差を生じさせる機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)及びDVD(デジタルビデオディスク)等の
光ディスクの記録又は再生に適し、回折限界性能を有す
る対物レンズ及び光学装置に関する。なお、CDとは記
録可能なCD−R(コンパクトディスクレコーダブル)
も含むものとする。
【0002】
【従来の技術】従来、0.6mmの厚さの透明基板を有
するDVDと1.2mmの厚さの透明基板を有するCD
を再生する対物レンズが提案されている(特開平10−
255305、特開平11−16190、特開平11−
2759)。
【0003】これらの従来例において、非球面を有する
対物レンズの片面には、光軸を中心とする輪帯状に凹部
又は凸部からなる位相シフタが設けられている。対物レ
ンズの基本的形状はDVDを良好に再生できるように最
適化されており、CDを再生するときには、位相シフタ
で位相を補正することにより収差をできるだけ小さく補
正している。その結果、DVD、CDともに、軸上の収
差、特に軸上球面収差については、良好に補正できてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
では、CDの再生時の軸外コマ収差については、良好に
補正できず、軸外のコマ収差が大きいので、光源、対物
レンズ等が光軸から傾いたとき又は軸ずれが生じたとき
の光学性能の劣化が大きく、光学装置を組み立てる際、
対物レンズ等の位置決めに高精度を要求され、生産性が
悪い問題があった。
【0005】さらに、対物レンズの位置決めに高精度を
要求されるのでレンズや光源を移動させるための機構
(移動機構)の摩耗等によって、対物レンズの光軸から
の傾き又は軸ずれが生じ、光学性能が経年変化的に劣化
する問題があった。
【0006】また、軸外コマ収差が大きいので、実際に
光学装置を作動させる際、対物レンズのオートフォーカ
ス駆動による対物レンズの位置決め、特に軸ずれに対し
許容範囲が狭くなり、そのため、光学性能が劣化する問
題があった。
【0007】本発明は、上記欠点を解消するためになさ
れたものであり、例えば、DVD、CD等の複数種の光
ディスクを記録又は再生するときに、軸上の収差、軸外
の収差の両者とも、良好に補正できる対物レンズ及び光
学装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つの光ディ
スクのそれぞれの記録又は再生時に、それぞれの光ディ
スクに対して異なる波長の光源からの光をそれぞれの光
ディスクの情報記録面に集光させ、それぞれの情報記録
面からの反射光を受光素子に受光させる光学系に用い
る、両面に非球面を有する対物レンズにおいて、第1の
光ディスクの記録又は再生時には第1の波長λ1が用い
られ、第2の光ディスクの記録又は再生時には第2の波
長が用いられ、対物レンズの片面には、光軸を中心とす
る輪状の段差部を備える第1の位相シフタが設けられ、
第1の位相シフタは第1の波長の光に対して第1の光デ
ィスクの記録又は再生時の収差を低減させる位相差を生
じさせる機能を有し、対物レンズの残る片面には、光軸
を中心とする輪状の段差部を備える第2の位相シフタが
設けられ、第2の位相シフタは第2の波長λ2の光に対
して第2の光ディスクの記録又は再生時の収差収差を低
減させる位相差を生じさせる機能を有することを特徴と
する対物レンズを提供する。
【0009】また、2つの光ディスクのそれぞれの記録
又は再生時に、それぞれの光ディスクに対して異なる波
長の光源からの光が対物レンズによりそれぞれの光ディ
スクの情報記録面に集光され、それぞれの情報記録面か
らの反射光が対物レンズを透過して受光素子に受光され
る光学装置において、対物レンズに上記対物レンズを用
いることを特徴とする光学装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の対物レンズの一
実施例を示す断面図であり、光軸4に平行に、かつ、光
軸4を通る断面を示し、光軸4に垂直な方向から見てい
る。方向は図面上での方向(A4を縦方向で見る場合、
左側を上方とし、下方が光源側とする)をいうものとす
る。図2は光源側から見る場合の、図1の対物レンズの
正面図であり、図3は、図2に対する背面図である。
【0011】図1において、11、12、13、14、
15は光軸を中心とする輪状の段差部、21、22、2
3、24、25、26は光軸4を中心とする輪状の段差
部、φ11、φ12、φ13、φ14、φ15はそれぞれ段差部1
1、12、13、14、15の内側の径(直径)、φ16
は第1面の有効径(直径)、φ21、φ22、φ23、φ24
φ25、φ26はそれぞれ段差部21、22、23、24、
25、26の内側の径(直径)、φ27は第2面の有効径
(直径)である。なお、段差部はその角度が直角である
ものに限定されず、なだらかな傾斜のものでもよい。以
下の説明において、特に記載のない場合、距離、間隔、
長さ、厚さ等寸法の単位はmmとする。本発明の対物レ
ンズは、2つの光ディスクのそれぞれの記録又は再生時
に、それぞれの光ディスクに対して異なる波長の光源か
らの光をそれぞれの光ディスクの情報記録面に集光さ
せ、それぞれの情報記録面からの反射光を受光素子に受
光させる光学系に用いる。集光精度を向上させるため、
本発明の対物レンズは両面に非球面を有する。
【0012】第1の光ディスクの記録又は再生時には第
1の波長が用いられ、第2の光ディスクの記録又は再生
時には第2の波長が用いられる。対物レンズの片面に
は、例えば光軸を中心とする輪状の段差部11、12、
13、14、15を備える第1の位相シフタが設けられ
る。第1の位相シフタは第1の波長の光に対して位相差
を生じさせる(第1の波長の光の位相シフト)機能を有
する。第1の波長の光の位相シフトにより第1の光ディ
スクの記録又は再生時の収差、特に軸上の球面収差が低
減する。
【0013】対物レンズの残る片面には、例えば光軸を
中心とする輪状の段差部21、22、23、24、2
5、26を備える第2の位相シフタが設けられる。第2
の位相シフタは第2の波長の光に対して位相差を生じさ
せる(第2の波長の光の位相シフト)機能を有する。第
2の波長の光の位相シフトにより第2の光ディスクの記
録又は再生時の収差、特に軸上の球面収差が低減する。
なお、段差部の数は図1に限定されず、任意に変更でき
る。
【0014】なお、第1の位相シフタを対物レンズの第
1面(光源側の面)に設け、第2の位相シフタを対物レ
ンズの第2面(光ディスク側の面)に設けてもよいし、
第1の位相シフタを対物レンズの第2面に設け、第2の
位相シフタを対物レンズの第1面に設けてもよい。第1
の位相シフタ又は第2の位相シフタを構成する段差部
は、対物レンズの面に設けられる凸部又は凹部によるも
のであってもよい。
【0015】第1の波長の光を位相シフトさせるため
に、第1の波長の光について生ずる位相差が距離に換算
した場合に0.9λ2〜1.1λ2のi倍になるように、
第1の位相シフタが備える段差部の寸法及び形状が決定
されていることが好ましい。ただし、λ2 は第2の波
長、iは自然数である。第1の波長の光について生ずる
位相差をこの範囲にすることにより、第1の光ディスク
の記録又は再生時の収差、特に軸上の球面収差が低減す
る。
【0016】第1の波長の光を位相シフトさせるため
に、第1の波長の光について生ずる位相差が距離に換算
した場合に(i−0.1)λ2〜(i+0.1)λ2にな
るように第1の位相シフタが備える段差部の寸法及び形
状が決定されていることがより好ましい。
【0017】第1の波長の光について生ずる位相差が
0.9λ2〜1.1λ2のi倍になるようにするには、第
1の位相シフタの各輪状の段差部が有する落差γ1と、
λ2と、第2の波長における対物レンズ3の素材の屈折
率n2とが以下の式1を満たすことを要する。
【0018】
【数1】
【0019】第1の波長の光について生ずる位相差が距
離に換算した場合に(i−0.1)λ2〜(i+0.
1)λ2になるようにするには、以下の式2を満たすこ
とを要する。
【0020】
【数2】
【0021】ここで、段差部の輪と別の段差部の輪との
間、又は有効径付近に輪帯状の非球面が設けられている
場合に、これらの非球面を輪帯状非球面と称すると、落
差とは、輪帯状非球面を後述する式5に従って光軸4に
向かって延長し、その延長線と光軸4との交点と、輪帯
状非球面が設けられている対物レンズの面の頂点との間
隔をいい、例えば、図1におけるγ11(段差部11の落
差)が該当する。この間隔は光軸4に沿っている。落差
の考え方については、以下の式3、4についても同様で
ある。
【0022】また、第2の波長の光を位相シフトさせる
ために、第2の波長の光について生ずる位相差が距離に
換算した場合に0.9λ1〜1.1λ1のj倍になるよう
に、第2の位相シフタが備える段差部の寸法及び形状が
決定されていることが好ましい。ただし、λ1 は第1の
波長、jは自然数である。第2の波長の光について生ず
る位相差をこの範囲にすることにより、第2の光ディス
クの記録又は再生時の収差、特に軸上の球面収差が低減
する。
【0023】第2の波長の光を位相シフトさせるため
に、第2の波長λ2の光について生ずる位相差が距離に
換算した場合に(j−0.1)λ1〜(j+0.1)λ1
になるように、第2の位相シフタが備える段差部の寸法
及び形状が決定されていることがより好ましい。
【0024】第2の波長の光について生ずる位相差が
0.9λ1〜1.1λ1のj倍になるようにするには、第
2の位相シフタの各輪帯状の段差部が有する落差γ
2と、λ1と、対物レンズ3の素材の屈折率n1とが下記
式3を満たすことを要する。
【0025】
【数3】
【0026】第2の波長λ2の光について生ずる位相差
が距離に換算した場合に(j−0.1)λ1〜(j+
0.1)λ1になるようにするには第2の位相シフタの
各輪帯状の段差部が有する落差γ2と、λ1と、対物レン
ズ3の素材の屈折率n1とが下記式4を満たすことを要
する。
【0027】
【数4】
【0028】第1の光ディスクを記録又は再生する場合
の対物レンズの開口数NA1と、第2の光ディスクを記
録又は再生する場合の対物レンズの開口数NA2との間
に、NA1>NA2 が成り立つとき、第1の位相シフタ
の段差部のうちの径が最小のものの内径φ1、第1の位
相シフタが設けられている対物レンズの面の有効径φA
(図1におけるφ16に相当する)、第2の位相シフタの
段差部のうちの径が最小ものの内径φ2及び第1の位相
シフタが設けられている対物レンズの面の有効径φ
B(図1におけるφ27に相当する)とが、φ1/φA>φ2
/φBを満たすことが好ましい。
【0029】第2の位相シフタが開口数の小さいNA2
の範囲で収差補正をしなければならないからであり、φ
1/φA>φ2/φBを満たさない場合には第2の光ディス
クの記録又は再生が良好にできないおそれがある。同様
の理由により、NA1>1.2NA2 が成り立つときに
は、φ1/φA>1.2(φ2/φB)を満たすことが好ま
しい。
【0030】1.5t1<t2が成り立つとき、第1の位
相シフタが備える段差部の輪の本数の総計が、3〜10
本であり、かつ、第2の位相シフタが備える段差部の輪
の本数の総計が、3〜10本であることが好ましい。そ
れぞれ3本未満であると軸上球面収差を良好に補正する
ことができないおそれがある。さらに、対物レンズの第
1面及び第2面の有効径が、通常、5.0mm以下であ
ることを鑑みると、それぞれ10本超であると製造する
ことが困難となるおそれがある。好ましくは、第1の位
相シフタが備える段差部の輪の本数の総計が、4〜8本
であり、かつ、第2の位相シフタが備える段差部の輪の
本数の総計が、5〜8本である。
【0031】図4は本発明の光学装置の一実施例を示す
構成図である。図4において、1は光源、2は反射機能
を有する光学媒体、3は対物レンズ、5は補助レンズ、
6は第1の光ディスク、6aは第1の光ディスク6の透
明基板(以下、第1の透明基板という)、6bは第1の
光ディスク6の情報記録面(以下、第1の情報記録面と
いう)、7は第2の光ディスク、7aは第2の光ディス
ク7の透明基板(以下、第2の透明基板という)、7b
は第2の光ディスク7の情報記録面(以下、第2の情報
記録面という)、9は絞り、10は受光素子、S1は光
源1から補助レンズ5の光源側の面(第1面)までの光
軸上の距離、S2は補助レンズ5の光ディスク側の面
(第2面)から対物レンズ3の第1面までの光軸上の距
離である。
【0032】図4に示す光学装置では、第1の波長を用
いて第1の光ディスクの記録又は再生する場合の対物レ
ンズ3の開口数NA1と、第2の波長を用いて第2の光
ディスクの記録又は再生する場合の対物レンズ3の開口
数NA2とが、NA1> NA2を満たす。また、図5は、
図4とは別の実施例を示す構成図である。図5に示す光
学装置では、光源1から光を対物レンズ3のみにより光
ディスクの情報記録面に集光している。
【0033】図4において、光源1からの第1の波長の
光は、順に光学媒体2、補助レンズ5、対物レンズ3を
介して第1の情報記録面6bに導かれ収束する。図5で
は補助レンズ5が設けられていないので、第1の波長の
光は、順に光学媒体2、対物レンズ3を介して第1の情
報記録面6bに導かれ収束する。
【0034】図4において、光源1からの第2の波長の
光は、順に光学媒体2、補助レンズ5、対物レンズ3を
介して第2の情報記録面7bに導かれ収束する。図5で
は補助レンズ5が設けられていないので、第1の波長の
光は、順に光学媒体2、対物レンズ3を介して第2の情
報記録面7bに導かれ収束する。
【0035】第1の情報記録面6bによって反射される
第1の波長の光と、第2の情報記録面7bによって反射
される第2の波長の光とは、ともに来た光路を戻り光学
媒体2により反射されて受光素子10に受光される。
【0036】図4、5の光学装置の光学系は全体で有限
系の光学系を構成している。図4の対物レンズ3は補助
レンズがコリメータレンズである場合には無限系のレン
ズであり、図5の対物レンズ3は有限系のレンズであ
る。光ディスクからみて有限の距離範囲に位置する光源
の光を光ディスクの情報記録面に収束させるためであ
る。対物レンズ3は有限系レンズが使用できる場合であ
っても、有限系対物レンズは無限系として設計され有限
系としても使用できる対物レンズを含むものとする。
【0037】また、第1の情報記録面6bと第2の情報
記録面7bにはデジタル信号を表すマークが記録されて
いる。このマークにより表される1ピットの寸法が数μ
m以下の場合には精確な記録又は再生を行うために、本
発明の光学装置の光学系は回折限界性能を有する。
【0038】光源1は、例えばレーザ光源等が挙げら
れ、第1の光ディスク6がDVD、第2の光ディスク7
がCDと仮定すれば、レーザ光源としては例えばCD用
に波長780nmのレーザ光源、DVD用に波長650
nmのレーザ光源等が挙げられる。なお、光源の波長に
ついては、上述した650nm、780nmに限定され
ない。
【0039】図4に示す光学装置では、第1の透明基板
6aの厚さt1に対して、第1の波長の光が第1の情報
記録面6bに良好に収束するように補助レンズ5と対物
レンズ3との組合せが最適化されており、かつ、第2の
透明基板7aの厚さt2に対して、第2の波長の光が第
2の情報記録面7bに良好に収束するように補助レンズ
5と対物レンズ3との組合せが最適化されている。
【0040】換言すると、図4における補助レンズ5と
対物レンズ3との組合せは、第1の波長、物像間距離及
び第1の透明基板6aの厚さt1に対して適正に収差が
補正されており、第1の波長の光を使用して第1の光デ
ィスク6の記録又は再生を行う光学系の収差特性は軸
外、軸上ともに最適化されている。さらに、図4におけ
る補助レンズ5と対物レンズ3との組合せは、第2の波
長、物像間距離及び第2の透明基板7aの厚さt2に対
して適正に収差が補正されており、第2の波長の光を使
用して第2の光ディスク7の記録又は再生を行う光学系
の収差特性は軸外、軸上ともに最適化されている。補助
レンズ5は、対物レンズ3と組合せて用いたときに収差
が最適になるよう設定されている。
【0041】図5に示す光学装置では、第1の透明基板
6aの厚さt1に対して、第1の波長の光が第1の情報
記録面6bに良好に収束するように対物レンズ3が最適
化されており、かつ、第2の透明基板7aの厚さt2
対して、第2の波長の光が第2の情報記録面7bに良好
に収束するように対物レンズ3が最適化されている。
【0042】換言すると、図5における対物レンズ3
は、第1の波長、物像間距離及び第1の透明基板6aの
厚さt1に対して適正に収差が補正されており、第1の
波長の光を使用して第1の光ディスク6の記録又は再生
を行う光学系の収差特性は軸外、軸上ともに最適化され
ている。さらに、図5における対物レンズ3は、第2の
波長、物像間距離及び第2の透明基板7aの厚さt2
対して適正に収差が補正されており、第2の波長の光を
使用して第2の光ディスク7の記録又は再生を行う光学
系の収差特性は軸外、軸上ともに最適化されている。こ
のようにして、透明基板厚の異なる第1の光ディスク6
と第2の光ディスク7との記録又は再生を良好にする。
なお、上記収差特性には透明基板の厚さのみならず、透
明基板の屈折率もわずかながら影響する。
【0043】図4に示す光学装置では、第1の波長の光
に対して、対物レンズ3の片面の頂点を含む面の非球面
(例えば非球面11a)と対物レンズ3の残る片面の頂
点を含む面の非球面(例えば非球面21a)の組合せ
と、補助レンズ5とで構成する光学系が、第1の光ディ
スク6の情報記録面6bのデータを記録又は再生する場
合に、像高0.05mmにおける軸外コマ収差がRMS
値で0.03λ1以下となるように設定されており、か
つ、第2の波長の光に対して、対物レンズ3の片面の頂
点を含む面の非球面(例えば非球面11a)と対物レン
ズ3の残る片面の頂点を含む面の非球面(例えば非球面
21a)との組合せと、補助レンズ5とで構成する光学
系が、第2の光ディスク7の情報記録面7bのデータを
記録又は再生する場合に、像高0.05mmにおける軸
外コマ収差がRMS値で0.03λ 2 以下となるように
設定されていることが好ましい。
【0044】図4に示す光学装置では、第1の波長の光
に対して、対物レンズ3の片面の、各輪帯状非球面(例
えば輪帯状非球面12a、13a、14a、15a、1
6a)と対物レンズ3の残る片面の頂点を含む面の非球
面(例えば非球面21a)との組合せと、補助レンズ5
とで構成する光学系が、第1の光ディスク6の情報記録
面6bのデータを記録又は再生する場合に、像高0.0
5mmにおける軸外コマ収差がRMS値で0.03λ1
以下となるように設定されており、かつ、第2の波長の
光に対して、対物レンズ3の片面の頂点を含む面の非球
面(例えば非球面11a)と、対物レンズ3の残る片面
の各輪帯状非球面(例えば輪帯状非球面22a、23
a、24a、25a、26a、27a)との組合せと、
補助レンズ5とで構成する光学系が、第2の光ディスク
7の情報記録面7bのデータを記録又は再生する場合
に、像高0.05mmにおける軸外コマ収差がRMS値
で0.03λ2 以下となるように設定されていることが
より好ましい。
【0045】図5に示す光学装置では、第1の波長の光
に対して、対物レンズ3の片面の頂点を含む面の非球面
(例えば非球面11a)と対物レンズ3の残る片面の頂
点を含む面の非球面(例えば非球面21a)との組合せ
が、第1の光ディスク6の情報記録面6bのデータを記
録又は再生する場合に、像高0.05mmにおける軸外
コマ収差がRMS値で0.03λ1 以下となるように設
定されており、かつ、第2の波長の光に対して、対物レ
ンズ3の片面の頂点を含む面の非球面(例えば非球面1
1a)と対物レンズ3の残る片面の頂点を含む面の非球
面(例えば非球面21a)との組合せが、第2の光ディ
スク7の情報記録面7bのデータを記録又は再生する場
合に、像高0.05mmにおける軸外コマ収差がRMS
値で0.03λ2 以下となるように設定されていること
が好ましい。
【0046】図5に示す光学装置では、第1の波長の光
に対して、対物レンズ3の片面の、各輪帯状非球面(例
えば輪帯状非球面12a、13a、14a、15a、1
6a)と対物レンズ3の残る片面の頂点を含む面の非球
面(例えば非球面21a)との組合せが、第1の光ディ
スク6の情報記録面6bのデータを記録又は再生する場
合に、像高0.05mmにおける軸外コマ収差がRMS
値で0.03λ1以下となるように設定されており、か
つ、第2の波長の光に対して、対物レンズ3の片面の頂
点を含む面の非球面(例えば非球面11a)と、対物レ
ンズ3の残る片面の各輪帯状非球面(例えば輪帯状非球
面22a、23a、24a、25a、26a、27a)
との組合せが、第2の光ディスク7の情報記録面7bの
データを記録又は再生する場合に、像高0.05mmに
おける軸外コマ収差がRMS値で0.03λ2 以下とな
るように設定されていることがより好ましい。
【0047】像高0.05mmにおける軸外コマ収差が
0.03λ以下の場合には0.03λ超の場合と比較し
て、光源、補助レンズ、対物レンズ又は光ディスクの、
光軸からの傾き又は軸ずれに対する許容範囲が0.1%
以上拡大する。像高0.05mmにおける軸外コマ収差
のより好ましい範囲は0.01λ以下であり、この場合
には0.01λ超の場合と比較してこの許容範囲が0.
5%以上拡大する。
【0048】図4に示す光学装置における第1の波長の
光と第1の透明基板6aとの組合せに対応する、補助レ
ンズ5と対物レンズ3との組合せの横倍率をβ1 、図5
に示す光学装置における第1の波長の光と第1の透明基
板6aとの組合せに対応する、対物レンズ3との組合せ
の横倍率もβ1と称し、図4に示す光学装置における第
2の波長の光と第2の透明基板7aとの組合せに対応す
る、補助レンズ5と対物レンズ3との組合せの横倍率を
β2 、図5に示す光学装置における第2の波長の光と第
2の透明基板7aとの組合せに対応する、対物レンズ3
との組合せの横倍率もβ2と称すると、下記(A)と下
記(B)との両方の条件を満足することが好ましい。 (A)0.05≦|β1 |≦0.3、 (B)0.05≦|β2 |≦0.3。
【0049】0.05≦|β1|、かつ、0.05≦|
β2|を満足しない場合には、物像間距離が長くなりす
ぎ、光学装置の小型化が困難となり好ましくない。ま
た、|β 1 |≦0.3、かつ、|β2 |≦0.3を満足
しない場合には、収差補正が困難となり好ましくない。
【0050】また、図4に示す光学装置において、光源
1から補助レンズ5の光源1側の面までの光軸上の距離
であるS1について、8mm≦S1≦25mmであること
が好ましい。S1が8mm未満であると収差補正が困難
となるおそれがあり、S1が25mm超であると光学装
置の小型化が困難となるおそれがある。
【0051】また、光学媒体2の例として、例えば、ビ
ームスプリッタ、ハーフミラー、プリズム等が挙げられ
る。光学媒体2は必要に応じて設けられ、図4、5に示
す光学装置において、光学媒体2を設けずに、光源1か
らの光が直接対物レンズ3に照射されるようにしてもよ
い。また、光ディスクの情報記録面のデータを受光素子
に読み込む手段は図4、5に示す手段に限定されない。
【0052】絞り9は開口数(NA)を変化させる機能
を有する。絞り9を設ける理由は、記録又は再生の際、
第1の光ディスク6に使用される開口数と第2の光ディ
スク7に使用される開口数とが異なる場合、絞り9によ
り開口数を調整するためである。第1の光ディスク6に
使用される開口数と第2の光ディスク7に使用される開
口数とが同じである場合には絞り9は通常不要である。
絞り9には、機械的絞り、光学的絞りがあり、特に限定
されない。
【0053】第1の光ディスクに用いる対物レンズの開
口数NA1と、第2の光ディスクに用いる対物レンズの
開口数NA2との間に、NA1>NA2 が成り立つとき、
対物レンズの片面又は両面の光軸を中心とする輪帯状領
域には、第2の波長の光の透過を妨げて開口数NA2
絞り込むための段差部を設け、絞り9の代わりとしても
よい。
【0054】図4では、補助レンズ5を1個のレンズに
よって構成しているが、これに限定されず、補助レンズ
5をそれぞれ複数個のレンズ群によって構成してもよ
い。以上2種類の光ディスクの記録又は再生について述
べたが、これに限定されず、3種類以上の異なる透明基
板の厚さの光ディスクを記録又は再生の対象としてもよ
い。また、本発明における光ディスクは、DVD、CD
に限定されず、他の種類の光ディスクであってもよい。
【0055】図4、5に示す光学装置では、1つの光源
1から、第1の波長の光及び第2の波長の光を発光させ
ている。しかし、これに限定されず、第1の波長の光と
第2の波長の光の光源を別々に分けてもよい。
【0056】補助レンズ5及び対物レンズ3には材料と
して合成樹脂を通常使用する。しかし、合成樹脂に限定
されず、ガラスを用いてもよい。また、本発明の光学装
置は、対物レンズのオートフォーカス駆動を備えてもよ
い。
【0057】
【実施例】第1の光ディスク6としてDVD(t1
0.60mm)を用い、第2の光ディスク7としてCD
(t2=1.20mm)を用いることとし、CD、DV
Dの記録又は再生を前提とした図4に示す光学装置を製
作した。
【0058】DVDの再生又は記録には波長650nm
のレーザー光源、CDの再生又は記録には波長780n
mのレーザー光源を使用した。光学媒体2は厚さ3.0
0mm、材料がBKであるビームスプリッタを用いた。
DVDの透明基板は波長650nmで屈折率1.580
を有するものとして、CDの透明基板は波長780nm
で屈折率1.573を有するものとして、設計した。
【0059】対物レンズ3の有する非球面の形状は、各
輪帯状非球面を含め、下記式5によって決定した。式5
において、iは2,4,6,8,10であり、jは1,
2であり、hは光軸からの高さであり、zj は第j面非
球面の頂点の接平面からその非球面上の高さhの点まで
の距離であり、rj 、kj 、ai,j は第j面の各係数で
ある。
【0060】
【数5】
【0061】「例1(比較例)」対物レンズ3の形状は
図6に示すような形状とした。CD用、DVD用ともに
軸上の球面収差を補正するようには設計せず、軸外コマ
収差が良好に補正されるように設計を行った。
【0062】例1の光学装置及び対物レンズの仕様、諸
数値を表1上段に示す。表1上段において、f1は波長
650nmにおける対物レンズ3の焦点距離、f2は波
長780nmにおける対物レンズ3の焦点距離、d1
対物レンズ3の中心厚、n1は波長650nmにおける
対物レンズ3の屈折率、n2は波長780nmにおける
対物レンズ3の屈折率である。
【0063】例1における対物レンズの第1面の非球面
の諸係数を表1中段に示し、例1における対物レンズの
第2面の非球面の諸係数を表1下段に示す。以下の表に
おいて、E−mは10- mを意味する。ただし、mは自然
数である。
【0064】
【表1】
【0065】補助レンズはコリメータレンズとし、補助
レンズの有する非球面の形状は式5によって決定した。
補助レンズの非球面の諸係数を表2上段に示す。表2上
段において、fC1は波長650nmにおける焦点距離、
C2は波長780nmにおける焦点距離、dCは中心
厚、nC1は波長650nmにおける屈折率、nC2は波長
780nmにおける屈折率である。なお、例2〜5にお
いても表2上段に示す補助レンズを用いた。
【0066】表2上段の補助レンズと、表1の対物レン
ズとからなる光学系の仕様は表2下段のとおりである。
表2下段において、P1は波長650nmにおける、対
物レンズの第2面と第1の光ディスク6の対物レンズ側
の面との距離(作動距離)、P2は波長780nmにお
ける、対物レンズの第2面と第2の光ディスク7の対物
レンズ側の面との距離(作動距離)である。
【0067】
【表2】
【0068】図9にCD用光学系の軸外波面収差特性を
示す。図10において実線はすべての種類の収差を含む
波面収差を示す。また、破線は軸外波面収差のうちの軸
外コマ収差のみを示す。また図10にDVD用光学系の
軸外波面収差特性を示す。実線、破線の意味は図9と同
様である。なお、以下の収差特性図においても実線、破
線の意味は図9と同様とする。各例についての収差特性
図及び後述する表の収差の値はすべて計算値である。プ
ラスチックを射出成形して例1の対物レンズと補助レン
ズとを作製し図4の光学装置を製作して、当光学装置で
DVDとCDとを記録又は再生したところ、両方とも忠
実に記録再生できなかった。
【0069】「例2(比較例)」対物レンズの形状は図
7に示すレンズのような形状とし、基本的な仕様である
表1上段の仕様については例1と同様とした。DVD用
の軸上の球面収差を補正するために、対物レンズの第1
面に第1の位相シフタを設けた。対物レンズの第1面の
形状は図1に示す対物レンズの第1面のような形状であ
り、対物レンズの第2面は例1の対物レンズの第2面と
同様とした。以下、対物レンズの第1面の非球面につい
て図1の符号を用いて説明する。
【0070】対物レンズの第1面の頂点を含む面の非球
面11aは例1の対物レンズの第1面の頂点を含む面の
非球面と同様とした。対物レンズ3の第2面は例1の対
物レンズの第2面と同様とした。輪帯状非球面12aの
非球面の諸係数を表3上段に示し、輪帯状非球面13
a、15aの非球面の諸係数を表3中段に示し、輪帯状
非球面14a、16aの非球面の諸係数を表3下段に示
す。さらに、各落差γ1については表4上段に示す。ま
た、φ11、φ12、φ13、φ14、φ15、φ16については表
4下段に示す。
【0071】
【表3】
【0072】
【表4】
【0073】図11にCD用光学系の軸外波面収差特性
を示す。また図12にDVD用光学系の軸外波面収差特
性を示す。プラスチックを射出成形して、例2の形状の
対物レンズ3と補助レンズ5とを作製し、図4の光学装
置を製作した。DVD、CDについてこの光学装置によ
り記録又は再生を行ったところ、DVDについては忠実
に記録再生できたが、CDについては忠実に記録再生で
きなかった。
【0074】「例3(比較例)」対物レンズの形状は図
8に示すレンズのような形状とし、基本的な仕様である
表1上段の仕様については例1と同様とした。CD用の
軸上の球面収差を補正するために、対物レンズの第2面
に第2の位相シフタを設けた。対物レンズの第2面の形
状は図1に示す対物レンズの第2面ような形状であり、
対物レンズの第1面は例1の対物レンズの第1面と同様
とした。以下、対物レンズの第2面の非球面について図
1の符号を用いて説明する。
【0075】対物レンズの第2面の頂点を含む面の非球
面21aは例1の対物レンズの第2面の頂点を含む面の
非球面と同様とした。対物レンズの第1面の頂点を含む
面の非球面11aは例1の対物レンズの第1面の頂点を
含む面の非球面と同様とした。
【0076】輪帯状非球面22aの非球面の諸係数を表
5左上段に示し、輪帯状非球面23a、27aの非球面
の諸係数を表5右上段に示し、輪帯状非球面24a、2
6aの非球面の諸係数を表5左下段に示し、輪帯状非球
面25aの非球面の諸係数を表5右下段に示す。さら
に、各落差γ2については表6上段に示す。また、
φ21、φ22、φ23、φ2 4、φ25、φ26については表6下
段に示す。
【0077】
【表5】
【0078】
【表6】
【0079】図13にCD用光学系の軸外波面収差特性
を示す。また図14にDVD用光学系の軸外波面収差特
性を示す。プラスチックを射出成形して、例3の形状の
対物レンズと補助レンズとを作製し、図4の光学装置を
製作した。DVD、CDについてこの光学装置により記
録又は再生を行ったところ、CDについては忠実に記録
再生できたが、DVDについては忠実に記録再生できな
かった。
【0080】「例4(実施例)」対物レンズの形状は図
1に示すレンズのような形状とし、基本的な仕様である
表1上段の仕様については例1と同様とした。対物レン
ズの第1面は例2における対物レンズの第1面と同様と
し、対物レンズの第2面は例3における対物レンズの第
2面と同様とした。
【0081】図15にCD用光学系の軸外波面収差特性
を示す。また図16にDVD用光学系の軸外波面収差特
性を示す。プラスチックを射出成形して、例4の形状の
対物レンズと補助レンズとを作製し、例4の光学装置を
製作した。CD、DVDについてこの光学装置により記
録又は再生を行ったところ、ともに忠実に記録再生でき
た。
【0082】「例5(実施例)」基本的な仕様である表
1上段の仕様については例1と同様とし、図1に示す形
状の対物レンズを設計した。
【0083】非球面11aの非球面の諸係数を表7左上
段に、輪帯状非球面12aの非球面の諸係数を表7右上
段に、輪帯状非球面13aの非球面の諸係数を表7左中
段に、輪帯状非球面14aの非球面の諸係数を表7右中
段に、輪帯状非球面15aの非球面の諸係数を表7左下
段に、輪帯状非球面16aの非球面の諸係数を表7右下
段にそれぞれ示す。
【0084】
【表7】
【0085】非球面21aの非球面の諸係数を表8左上
段に、輪帯状非球面22aの非球面の諸係数を表8右上
段に、輪帯状非球面23aの非球面の諸係数を表8左中
上段に、輪帯状非球面24aの非球面の諸係数を表8右
中上段に、輪帯状非球面25aの非球面の諸係数を表8
左中下段に、輪帯状非球面26aの非球面の諸係数を表
8右中下段に、輪帯状非球面2aの非球面の諸係数を表
8左下段にそれぞれ示す。
【0086】
【表8】
【0087】表7、8に記載されていない仕様について
は、例4と同様とした。図17にCD用光学系の軸外波
面収差特性を示す。また図18にDVD用光学系の軸外
波面収差特性を示す。プラスチックを射出成形して、例
5の形状の対物レンズと補助レンズとを作製し、図4の
光学装置を製作した。CD、DVDについてこの光学装
置により記録又は再生を行ったところ、ともに忠実に記
録再生できた。
【0088】「例6(実施例)」図5に示す光学装置
(有限系)に使用する対物レンズであって、光源側の面
に7つの輪帯状非球面を有し、光ディスク側の面に6つ
の輪帯状非球面を有する対物レンズを設計した。対物レ
ンズは、CD用、DVD用ともに軸外コマ収差が良好と
なるように設計した。第1面にCD用としての軸上の特
性を補正するように位相補正の7つの輪帯状非球面を設
け、第2面にDVD用としての軸上の球面収差を補正す
るように6つの輪帯状非球面を設けた。対物レンズの基
本仕様を表9に示す。波長等表9に記載されていない仕
様は、例4と同様である。
【0089】
【表9】
【0090】対物レンズ3の光源側面の頂点を含む面の
非球面を光源側頂点非球面と称し、光源側頂点非球面に
最も近い輪帯状非球面を第1の光源側輪帯状非球面と称
し、対物レンズ3の外周に向かって、第2の光源側輪帯
状非球面、第3の光源側輪帯状非球面、のように順に称
するとき、光源側頂点非球面の非球面の諸係数を表10
左上段に、第1の光源側輪帯状非球面の非球面の諸係数
を表10右上段に、第2の光源側輪帯状非球面の非球面
の諸係数を表10左中上段に、第3の光源側輪帯状非球
面24aの非球面の諸係数を表10右中上段に、第4の
光源側輪帯状非球面25aの非球面の諸係数を表10左
中下段に、第5の光源側輪帯状非球面26aの非球面の
諸係数を表10右中下段に、第6の光源側輪帯状非球面
2aの非球面の諸係数を表10左下段にそれぞれ示す。
【0091】
【表10】
【0092】対物レンズ3の光ディスク側面の頂点を含
む面の非球面を光ディスク側頂点非球面と称し、光ディ
スク側頂点非球面に最も近い輪帯状非球面を第1の光デ
ィスク側輪帯状非球面と称し、対物レンズ3の外周に向
かって、第2の光ディスク側輪帯状非球面、第3の光デ
ィスク側輪帯状非球面、のように順に称するとき、光デ
ィスク側頂点非球面の非球面の諸係数を表11左上段
に、第1の光ディスク側輪帯状非球面の非球面の諸係数
を表11右上段に、第2の光ディスク側輪帯状非球面の
非球面の諸係数を表11左中段に、第3の光ディスク側
輪帯状非球面24aの非球面の諸係数を表11右中段
に、第4の光ディスク側輪帯状非球面25aの非球面の
諸係数を表11左下段に、第5の光ディスク側輪帯状非
球面26aの非球面の諸係数を表11右下段にそれぞれ
示す。
【0093】
【表11】
【0094】対物レンズ3の光源側の面の各落差を表1
2に示す。表12において、各光源側輪帯状非球面は光
源側頂点より光ディスク側に設けられているものとす
る。
【0095】
【表12】
【0096】対物レンズ3のディスク側の面の各落差を
表13に示す。表13において、各ディスク側輪帯状非
球面はディスク側頂点より光源側に設けられているもの
とする。
【0097】
【表13】
【0098】対物レンズ3の各非球面の外周の直径を表
14に示す。
【0099】
【表14】
【0100】図19にCD用光学系の軸外波面収差特性
を示す。また図20にDVD用光学系の軸外波面収差特
性を示す。プラスチックを射出成形して、例6の対物レ
ンズを作製し、図5に示すとおりの光学装置を製作し
た。CD、DVDについてこの光学装置により記録又は
再生を行ったところ、ともに忠実に記録再生できた。
【0101】「例7(実施例)」図5に示す光学装置に
使用する対物レンズであって、光源側の面に7つの輪帯
状非球面を有し、光ディスク側の面に6つの輪帯状非球
面を有する対物レンズを設計した。
【0102】対物レンズは、CD用、DVD用ともに軸
外コマ収差が良好となるように設計した。第1面にCD
用としての軸上の特性を補正するように位相補正の7つ
の輪帯状非球面を設け、第2面にDVD用としての軸上
の球面収差を補正するように6つの輪帯状非球面を設け
た。対物レンズの基本仕様を表15に示す。波長等表1
5に記載されていない仕様は、例4と同様である。
【0103】
【表15】
【0104】対物レンズの光源側面の各非球面の諸係数
を表16に示す。表16の配列は表10と同様である。
【0105】
【表16】
【0106】対物レンズの光ディスク側面の各非球面の
諸係数を表17に示す。表17の配列は表11と同様で
ある。
【0107】
【表17】
【0108】対物レンズ3の光源側の面の各落差は例6
の対物レンズと同様(表12)であった。対物レンズ3
のディスク側の面の各落差も例6の対物レンズと同様
(表13)であった。対物レンズ3の各非球面の外周の
直径も例6の対物レンズと同様(表14)であった。
【0109】図21にCD用光学系の軸外波面収差特性
を示す。また図22にDVD用光学系の軸外波面収差特
性を示す。プラスチックを射出成形して、例7の対物レ
ンズを作製し、図5に示すとおりの光学装置を製作し
た。CD、DVDについてこの光学装置により記録又は
再生を行ったところ、ともに忠実に記録再生できた。
【0110】
【発明の効果】本発明の対物レンズは、その片面に第1
の波長の光に対して位相差を生じさせる機能を有する第
1の位相シフタが設けられ、その残る片面に第2の波長
の光に対して位相差を生じさせる機能を有する第2の位
相シフタが設けられているため、第1の光ディスク、第
2の光ディスクの記録又は再生に際し、軸上の収差、軸
外の収差ともに良好に補正できる。
【0111】したがって、本発明の対物レンズは、経年
変化によって光源や対物レンズが光軸から傾き又は軸ず
れが生じた場合であっても、軸上の収差、軸外の収差と
もに良好であり、高精度化が容易であって、光学性能が
経年変化的に劣化する可能性が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対物レンズの一実施例を示す断面図。
【図2】光源側から見る場合の、図1の対物レンズの正
面図。
【図3】図2に対する背面図。
【図4】本発明の光学装置の一実施例を示す構成図。
【図5】図4とは別の光学装置の実施例の構成図。
【図6】例1の対物レンズを示す断面図。
【図7】例2の対物レンズを示す断面図。
【図8】例3の対物レンズを示す断面図。
【図9】例1のCD用光学系の軸外波面収差特性図。
【図10】例1のDVD用光学系の軸外波面収差特性
図。
【図11】例2のCD用光学系の軸外波面収差特性図。
【図12】例2のDVD用光学系の軸外波面収差特性
図。
【図13】例3のCD用光学系の軸外波面収差特性図。
【図14】例3のDVD用光学系の軸外波面収差特性
図。
【図15】例4のCD用光学系の軸外波面収差特性図。
【図16】例4のDVD用光学系の軸外波面収差特性
図。
【図17】例5のCD用光学系の軸外波面収差特性図。
【図18】例5のDVD用光学系の軸外波面収差特性
図。
【図19】例6のCD用光学系の軸外波面収差特性図。
【図20】例6のDVD用光学系の軸外波面収差特性
図。
【図21】例7のCD用光学系の軸外波面収差特性図。
【図22】例7のDVD用光学系の軸外波面収差特性
図。
【符号の説明】
1:第1の光源 2:光学媒体 3:対物レンズ 5:補助レンズ 6:第1の光ディスク 6a:第1の光ディスク6の透明基板 6b:第1の光ディスク6の情報記録面 7:第2の光ディスク 7a:第2の光ディスク7の透明基板 7b:第2の光ディスク7の情報記録面 9:絞り 10:受光素子 S1:光源1から補助レンズ5の第1面までの光軸上の
距離 S2:補助レンズ5の第2面から対物レンズ3までの光
軸上の距離 11、12、13、14、15:光軸を中心とする輪状
の段差部 12a、13a、14a、15a、16a:輪帯状非球
面 22a、23a、24a、25a、26a、27a:輪
帯状非球面 21、22、23、24、25、26:光軸4を中心と
する輪状の段差部 φ11、φ12、φ13、φ14、φ15:それぞれ段差部11、
12、13、14、15の内側の径 φ16:第1面の有効径 φ27:第2面の有効径 φ21、φ22、φ23、φ24、φ25、φ26:それぞれ段差部
21、22、23、24、25、26の径 φ27:第2面の有効径

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの光ディスクのそれぞれの記録又は再
    生時に、それぞれの光ディスクに対して異なる波長の光
    源からの光をそれぞれの光ディスクの情報記録面に集光
    させ、それぞれの情報記録面からの反射光を受光素子に
    受光させる光学系に用いる、両面に非球面を有する対物
    レンズにおいて、 第1の光ディスクの記録又は再生時には第1の波長λ1
    が用いられ、第2の光ディスクの記録又は再生時には第
    2の波長が用いられ、 対物レンズの片面には、光軸を中心とする輪状の段差部
    を備える第1の位相シフタが設けられ、第1の位相シフ
    タは第1の波長の光に対して第1の光ディスクの記録又
    は再生時の収差を低減させる位相差を生じさせる機能を
    有し、 対物レンズの残る片面には、光軸を中心とする輪状の段
    差部を備える第2の位相シフタが設けられ、第2の位相
    シフタは第2の波長λ2の光に対して第2の光ディスク
    の記録又は再生時の収差収差を低減させる位相差を生じ
    させる機能を有することを特徴とする対物レンズ。
  2. 【請求項2】対物レンズの片面又は両面に凸部及び凹部
    から選ばれる少なくとも1つが設けられることにより、
    段差部の一部又は全部が構成されている請求項1に記載
    の対物レンズ。
  3. 【請求項3】第1の波長λ1の光について生ずる位相差
    が距離に換算した場合に0.9λ2〜1.1λ2の自然数
    倍になるように、第1の位相シフタが備える段差部の寸
    法及び形状が決定されており、 第2の波長λ2の光について生ずる位相差が距離に換算
    した場合に0.9λ1〜1.1λ1の自然数倍になるよう
    に、第2の位相シフタが備える段差部の寸法及び形状が
    決定されている請求項1又は2に記載の対物レンズ。
  4. 【請求項4】第1の光ディスクを記録又は再生する場合
    の対物レンズの開口数NA1と、第2の光ディスクを記
    録又は再生する場合の対物レンズの開口数NA2とが、
    NA1>NA2 を満たし、 第1の位相シフタの段差部のうちの径が最小のものの内
    径φ1、第1の位相シフタが設けられている対物レンズ
    の面の有効径φA、第2の位相シフタの段差部のうちの
    径が最小ものの内径φ2及び第1の位相シフタが設けら
    れている対物レンズの面の有効径φBが、φ1/φA>φ2
    /φBを満たす請求項1〜3のいずれかに記載の対物レ
    ンズ。
  5. 【請求項5】第1の光ディスクの透明基板の厚さt
    1と、第2の光ディスクの透明基板の厚さt2 とが、
    1.5t1< t2を満たしている場合に用いられる対物
    レンズであって、 第1の位相シフタが備える段差部の輪の本数の総計が、
    3〜10本であり、かつ、第2の位相シフタが備える段
    差部の輪の本数の総計が、3〜10本である請求項1〜
    4のいずれかに記載の対物レンズ。
  6. 【請求項6】第1の波長の光と第2の波長の光とがとも
    に、補助レンズ、対物レンズを介して光ディスクの情報
    記録面に集光される光学系に用いられる対物レンズであ
    って、 対物レンズの片面の段差部の輪と別の段差部の輪との間
    に輪帯状非球面が設けられており、第1の波長の光に対
    して、補助レンズと、対物レンズの片面の輪帯状非球面
    と、対物レンズの残る片面の頂点を含む面の非球面との
    組合せが、第1の光ディスクの情報記録面のデータを記
    録又は再生する場合に、像高0.05mmにおける軸外
    コマ収差がRMS値で0.03λ1以下となるように設
    定されており、 対物レンズの残る片面の段差部の輪と別の段差部の輪と
    の間に輪帯状非球面が設けられており、第2の波長の光
    に対して、補助レンズと、対物レンズの片面の頂点を含
    む面の非球面と、対物レンズの残る片面の輪帯状非球面
    との組合せが、第2の光ディスクの情報記録面のデータ
    を記録又は再生する場合に、像高0.05mmにおける
    軸外コマ収差がRMS値で0.03λ2以下となるよう
    に設定されている請求項1〜5のいずれかに記載の対物
    レンズ。
  7. 【請求項7】第1の波長の光と第2の波長の光とがとも
    に、コリメータレンズ、対物レンズを介して光ディスク
    の情報記録面に集光される光学系に用いられる対物レン
    ズであって、 対物レンズの片面の段差部の輪と別の段差部の輪との間
    に輪帯状非球面が設けられており、第1の波長の光に対
    して、コリメータレンズと、対物レンズの片面の輪帯状
    非球面と、対物レンズの残る片面の頂点を含む面の非球
    面との組合せが、第1の光ディスクの情報記録面のデー
    タを記録又は再生する場合に、像高0.05mmにおけ
    る軸外コマ収差がRMS値で0.03λ1以下となるよ
    うに設定されており、 対物レンズの残る片面の段差部の輪と別の段差部の輪と
    の間に輪帯状非球面が設けられており、第2の波長の光
    に対して、コリメータレンズと、対物レンズの片面の頂
    点を含む面の非球面と、対物レンズの残る片面の輪帯状
    非球面との組合せが、第2の光ディスクの情報記録面の
    データを記録又は再生する場合に、像高0.05mmに
    おける軸外コマ収差がRMS値で0.03λ2以下とな
    るように設定されている請求項1〜5のいずれかに記載
    の対物レンズ。
  8. 【請求項8】光源からの第1の波長の光及び光源からの
    第2の波長の光をそれぞれ対物レンズによってそれぞれ
    の光ディスクの情報記録面に集光させる光学系に用いら
    れる対物レンズであって、 対物レンズの片面の段差部の輪と別の段差部の輪との間
    に輪帯状非球面が設けられており、第1の波長の光に対
    して、対物レンズの片面の各輪帯状非球面と、対物レン
    ズの残る片面の頂点を含む面の非球面との組合せが、第
    1の光ディスクの情報記録面のデータを記録又は再生す
    る場合に、像高0.05mmにおける軸外コマ収差がR
    MS値で0.03λ1 以下となるように設定されてお
    り、 対物レンズの残る片面の段差部の輪と別の段差部の輪と
    の間に輪帯状非球面が設けられており、第2の波長の光
    に対して、対物レンズの片面の頂点を含む面の非球面
    と、対物レンズの残る片面の各輪帯状非球面との組合せ
    が、第2の光ディスクの情報記録面のデータを記録又は
    再生する場合に、像高0.05mmにおける軸外コマ収
    差がRMS値で0.03λ2以下となるように設定され
    ている請求項1〜5のいずれかに記載の対物レンズ。
  9. 【請求項9】第1の光ディスクに用いる対物レンズの開
    口数NA1と、第2の光ディスクに用いる対物レンズの
    開口数NA2とが、NA1>NA2を満たしている場合に
    用いられる対物レンズであって、 対物レンズの片面又は両面の光軸を中心とする輪帯状領
    域には、第2の波長の光の透過を妨げて開口数NA2
    絞り込むための段差部が設けられている請求項1〜8の
    いずれかに記載の対物レンズ。
  10. 【請求項10】第1の波長λ1の光について生ずる位相
    差が距離に換算した場合に(i−0.1)λ2〜(i+
    0.1)λ2の自然数倍になるように、第1の位相シフ
    タが備える段差部の寸法及び形状が決定されており、 第2の波長λ2の光について生ずる位相差が距離に換算
    した場合に(j−0.1)λ1〜(j+0.1)λ1の自
    然数倍になるように、第2の位相シフタが備える段差部
    の寸法及び形状が決定されている請求項1、2、4、
    5、6、7、8又は9に記載の対物レンズ。
  11. 【請求項11】2つの光ディスクのそれぞれの記録又は
    再生時に、それぞれの光ディスクに対して異なる波長の
    光源からの光が対物レンズによりそれぞれの光ディスク
    の情報記録面に集光され、それぞれの情報記録面からの
    反射光が対物レンズを透過して受光素子に受光される光
    学装置において、 上記対物レンズに請求項1〜10のいずれかに記載の対
    物レンズを用いることを特徴とする光学装置。
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