JP3826819B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクに光を照射して情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光学記録媒体である光ディスクは、動画、音声、コンピューター用データなどの情報信号(データ)保存のために用いられている。また、この光ディスクは、良好な量産性と低コスト性のため、広く普及している。この光ディスクに対しては、記録される情報信号の高密度化、大容量化の要望が強く、近年においてもこの要望はますます強くなっている。
光ディスクにおいて記録される情報信号の記録密度を上げるには、この情報信号の読み出しに用いる光束の短波長化と、該光束を光ディスク上に集光させる対物レンズとして高い開口数(NA)のレンズを使うことの2つが有効である。
このため、CD(Compact Disc)からDVD(Digital Versatile Disc,Digital Video Disc)への発展の過程では、波長が780nmから650nmに短縮され、対物レンズのNAが0.45から0.60に高められたので、記録密度は650MBから4.7GB(片面)へ約7倍の向上が達成されている。
また、記録型の光ディスクシステムは、光磁気方式、相変化方式共に各種あるが、波長とNAは、ほぼ前記の値に近いものが使われている。
これらのシステムにおいては、現在は、ガラスあるいは樹脂を成形した、単玉型の対物レンズが使われている。これは、レンズの両面を非球面形状として収差の補正を行ったレンズであり、成形で作れることから、コストと量産性に優れているため、もっとも普及している。
ここで、光ディスクの記録密度を更に高めて、更に大容量の記憶システムを実現するためには、更に波長の短い、いわゆる青色レーザーと、よりNAの高い対物レンズとの組み合わせのシステムが期待されている。
【0003】
例えば光源の波長が450nm以下で、開口数が0.7以上の対物レンズを用いた光ピックアップにおいては、軸上色収差と、球面収差の色収差を同時に補正することが不可欠である。ここで、軸上色収差とは波長変化による焦点位置の変化であり、球面収差の色収差とは波長変化による球面収差である。なお、本明細書中においては、球面収差の色収差について、波長誤差による球面収差と呼ぶ。
このように光源の波長が450nm以下で、開口数が0.7以上の対物レンズの場合に、軸上色収差と球面収差の色収差の補正が必要になる理由は次のとおりである。
【0004】
第1に、波長が450nm以下では、対物レンズを構成するガラスなどの光学材料の分散が大きくなる。このため、大きな軸上収差が発生すると同時に、球面収差の発生が大きくなる。
【0005】
第2に、対物レンズの開口数が大きくなると、レンズの周辺での屈折角が大きくなるため、僅かな波長変化に対しても、大きな屈折角の変化が生じる。このため球面収差の発生が大きくなる。
【0006】
軸上色収差と波長誤差による球面収差は、色収差という点では共通しているが、次のように異なった理由により生じ、それぞれ特徴を有する。
【0007】
軸上色収差は、ピックアップ装置においては、レーザダイオードにおける高周波重畳による波長に広がりと、光ディスクへの記録時のレーザダイオードにおける急激なパワー変化に伴う急激な波長変化、さらにはレーザダイオードの個体差による波長誤差に由来している。
【0008】
パワー変化による軸上色収差は、パワー変化と同時に発生し、変化が急激であるので、対物レンズを焦点方向に駆動するフォーカスサーボによっては追随することはできない。対応すべき波長の範囲ないし変化幅は、±1〜±2nm程度と狭い。また、レーザダイオードが高周波重畳されている場合には、波長に幅のある光束が同時にレンズに入射されることになるので、特定の波長以外の成分に対して、常に焦点誤差が発生することになる。
【0009】
光ピックアップ装置においては、波長に拡がりがある場合や波長が急激に変化した場合は、軸上色収差によるフォーカス誤差が生じて、特性の劣化を来す。このデフォーカス(焦点誤差)による収差の劣化は、かなり大きいので、補正が不可欠である。
【0010】
一方、波長誤差による色収差は、個別のレーザダイオードの特性のばらつきによる波長のばらつきと、レーザダイオードの温度変化による波長変化とによるものである。
【0011】
この波長誤差による色収差には、一定であるか、変化しても比較的ゆったりとしているという特徴がある。また、対応すべき波長の範囲は、±5〜±10nmくらいと前述した軸上色収差の場合に比べて狭い。
【0012】
このような軸上色収差及び波長誤差による色収差に関連して、特開平6−250081号公報には、貼り合わせ型の色補正素子が提案されている。これは、色補正素子の貼り合わせ面を非球面とすることで、軸上色収差と波長誤差による球面収差を同時に補正可能としたものである。
【0013】
さらに、特開平6−82725号公報に回折面と屈折面を組み合わせた色補正素子が提案されている。この色補正素子の提案者が著した文献「回折光学素子(オプトロニクス社、平成9年)」の「光ディスク用色収差補正レンズ」の章には、この前記色補正素子の構成により、軸上色収差と波長誤差による球面収差を同時に補正可能な構成が示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光ピックアップ装置では、光ディスクに照射したレーザー光がトラックに追随するように、光ディスク上にレーザー光を集光する対物レンズの光ディスクの径方向の位置を制御するトラッキング動作が行われる。以下では、トラッキング動作による対物レンズの移動をレンズシフトと呼ぶ。
【0015】
光源の波長が450nm以下で、開口数が0.7以上の対物レンズを用いる光ピックアップ装置においては、前述のように色補正素子が必要になるが、トラッキング動作の帯域確保のためにアクチュエーターの可動部の重量には制限があるので、色補正素子は光ピックアップ装置に固定される。
【0016】
このため、トラッキング動作によるレンズシフトに応じて、対物レンズと色収差補正素子の光軸がずれ、収差が発生する。すなわち、対物レンズにおいて、コマ収差を主成分とする収差が発生し、光ディスクの記録再生に著しい悪影響を与える。
【0017】
なお、対物レンズと色収差補正素子の光軸がずれた場合の収差増加への対策として、前記特開平6−82725号公報の構成によれば、球面収差の補正は行わず軸上色収差のみを補正する構成が可能であるが、この場合は波長誤差による球面収差を補正することが出来ないという問題がある。また、前記特開平6−82725号公報の構成による球面収差と焦点誤差を同時に補正する構成において対物レンズと色補正素子を共にアクチュエーターで駆動すると、可動部の重量が増加して必要な帯域を確保することができないという問題がある。
【0018】
本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであって、対物レンズと色補正素子の光軸がずれた場合にも、軸上色収差と波長誤差による球面収差を補正し、収差を抑制するような光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、本発明に係る光ピックアップ装置は、回転する光ディスクのトラックに沿って光を照射して情報信号の記録又は再生を行うものであって、集光する光が光ディスクのトラックに沿って照射されるように前記光ディスクの径方向に移動制御される対物レンズと、前記対物レンズの色収差を補正する固定された色収差補正手段と、前記対物レンズの球面収差を補正する固定された球面収差補正手段と、を有し、前記色収差補正手段は、色収差により生じる焦点方向の誤差成分を補正する。
【0020】
好ましくは、前記球面収差補正手段は、前記色収差補正手段による補正後に残った球面収差を補正する。
【0021】
好ましくは、前記色収差補正手段は、入射される光の波長が規準波長から変化すると略球面形状の波面の光を射出する。
【0022】
好ましくは、前記色収差補正手段は、凸レンズの両側をこの凸レンズより分散の大きい凹レンズでそれぞれ挟んで貼り合わせてなるものである。
【0023】
好ましくは、前記凸レンズ及び前記凹レンズの屈折率は、規準波長において略一致しているが、厳密に一致している必要はない。好ましくは、前記色収差補正手段へ入射する光が規準波長から変化すると、略球面波状の波面を有する光を射出する。
【0024】
好ましくは、前記色収差補正手段は、屈折率が略等しい2つの硝材で構成されていて、アッベ数の小さな硝材で作成した凹レンズで、アッベ数の大きな硝材で作成した凸レンズを挟んで、トリプレットである。
【0025】
そして、好ましくは、中心の凸レンズは両側の半径の絶対値が等しく成された両凸レンズである。
【0026】
好ましくは、前記色収差補正手段は、TAF4からなる球面の半径6.5mm及び−6.5mmで厚さ1.0mmの凸レンズを挟んで、TIH14からなる厚さ1.0mmの平凹レンズを両側から貼り合わせたトリプレットである。
【0027】
前記トリプレットの設計値は、凸レンズの屈折率1.81695803、凹レンズの屈折率1.8168461、凸レンズの球面の半径±6.5mm、凸レンズ及び凹レンズの厚さ1.0mmを規準として、好ましくは5%以内の範囲、より好ましくは3%以内の範囲にある。
【0028】
好ましくは、前記トリプレットを構成する凹レンズのアッベ数は40以下、より好ましくは35以下、さらにより好ましくは30以下である。好ましくは、前記トリプレットを構成する凸レンズのアッベ数は35以上、より好ましくは40以上、さらにより好ましくは45以上である。
【0029】
好ましくは、前記凸レンズと前記凹レンズのアッベ数の差が大きくなるにしたがい、前記凸レンズの半径が大きくなる。
【0030】
好ましくは、前記球面収差補正手段は、前記対物レンズに入射される光の波面を変化させるものである。
【0031】
好ましくは、前記球面収差補正手段は、前記対物レンズに入射される光の平行度を変化させるビームエキスパンダーである。
【0032】
好ましくは、波長450nm以下の光を用い、前記対物レンズの開口数は、0.7以上である。
【0033】
前述のような構成を有する本発明に係る光ピックアップ装置は、軸上色収差と波長誤差による球面収差を別々な原理によって補正する。
【0034】
すなわち、軸上色収差すなわち波長変化による焦点位置変化は、通過する光の波面の曲率半径を波長により変化するように為された色収差補正手段によって補正する。色収差補正手段を通過した光は、近軸焦点位置へ収束する球面が略球面の収束波となり、球面収差成分が小さく押さえられた波面形状になるように為されている。
【0035】
ここで、この軸上色収差の補正量は、近軸光線の像面が波長変化した場合に変動しない補正量よりは、過剰に補正を行うことが望ましい。これは、本願の色収差補正素子は球面収差の色収差を補正しないため、近軸光線の像面が一致するようにするのみでは、波面収差が最小とならないためである。そこで、適切な量過剰に補正することで、波長が変化した場合の縦収差の、中心波長の像面からのずれを少なくすることが出来て、波面収差を低く保つことが出来る。
【0036】
色収差補正手段は、波長が基準波長より長くなった場合に、収束波の曲率半径が小さくなるように為されている。これにより、波長が長くなることで、対物レンズの焦点距離が長くなった分を相殺して、基準波長とほぼ同じ焦点面に焦点を結ぶように作用する。したがって、レーザダイオードの波長の急激な変化や、波長拡がりに対応できる。
【0037】
一方、レーザダイオードのばらつきあるいは温度変化のようにゆっくりした波長誤差による球面収差は、対物レンズに入射される光束の平行度を変化させる球面収差補正手段を用い、対物レンズに倍率誤差の球面収差を発生させて、光学系に発生している前記波長誤差による球面収差と相殺させる。このとき、平行度を変化させられた光の波面は、略球面波となる。
【0038】
ここで、仮に特定の量の、波長の変化を考えた場合、軸上色収差の補正を行うことに必要な球面波の極性(収束又は拡散)と、球面収差の色収差を補正する、球面波の極性は逆極性である。前記したように、レーザダイオードの波長の急激な変化や、波長拡がりの幅は狭い。そして、この狭い範囲内では、軸上色収差の変化は巨大であるが、球面収差の色収差の増加は小さい。
【0039】
より大きな波長変化ないし誤差がある場合は、球面収差の色収差の増加が大きくなり補正が必要になる。したがって、光束の平行度を変化させて球面収差を補正する。この動作は、非常にゆっくりした動作ないし、初期設定で行われることは言うまでもない。そしてこの補正が行われた後の急激な波長変化ないし波長拡がりに対しては、色収差補正素子が、基準の状態と同様に対応する。
【0040】
本発明においては、軸上色収差を色収差補正手段で補正し、波長誤差による球面収差を球面収差補正手段で補正する。軸上色収差及び波長誤差による球面収差の補正は、対物レンズにおいて完結しており、他の部分に関わることはない。したがって、本発明においては、対物レンズの光軸と他の光学系の光軸がずれても、収差は抑制されている。
【0041】
前記色収差補正手段を通過した光の波面は、球面波に近い形状とされている。この理由は、レンズシフトが生じた場合に、球面波によって収差の増大を抑えるためである。球面波が入射した場合、レンズシフトは、対物レンズに光が斜め入射した場合と等価(像高特性そのものに相当する)である。ここで、色収差を補正するための球面波の半径は非常に大きいため、レンズシフトによる像高は非常に小さく、収差の増大が抑えられる。
【0042】
また、前記球面収差補正手段も、平行度を変化させた略球面波を発生させる。したがって、前記した理由と同一の理由により、レンズシフトによる収差の発生が抑えられる。
【0043】
なお、色収差補正素子から射出される光の波面が、球面波から著しくずれる場合、さらには波面に前記した球面収差を補正する波面形状を付与した場合は、レンズシフトがない場合にはより優れた特性が得られるが、レンズシフトが生じた場合には、コマ収差等の発生により性能の劣化をきたす。
【0044】
ところで、色収差補正手段によって、基準波長以外では対物レンズに入る光束が平行光でなくなるために、倍率誤差による球面収差が発生する。倍率誤差による球面収差は、対物レンズの単体の波長誤差による球面収差と同じ極性を持っているので、基準波長以外における球面収差は、対物レンズ単体でその基準波長以外の光束を集光した場合に比べて大きくなる。
【0045】
本発明においては、色収差補正手段と球面収差補正手段は、次のように設定されている。まず、球面収差補正手段は、中心波長で収差が最小になるように、光の平行度が設定されている。球面収差補正手段は、色収差補正手段及び対物レンズの両方の球面収差を最小にする。前記中心波長とは、レーザダイオードの波長のばらつきがある場合は、例えばばらついた波長の平均値である。
【0046】
次に、中心波長から僅かにずれた波長に対しては、色収差補正手段は、光の波面の曲率半径を変化させ、軸上色収差に起因する波面収差増加を最小に抑えることで収差の発生を抑圧する。
【0047】
ここで、波長が基準波長でない場合、軸上球面収差を補正するための球面波と、波面誤差及び倍率誤差による球面収差を補正するための球面波は、逆向きである。たとえば、規準波長の長波長側では、軸上色収差を補正するためには収束光が必要であり、球面収差の補正をするためには拡散光が必要である。
【0048】
このずれた波長では、軸上球面収差を最小に抑えるような曲率の波面を発生させるので、前記したように波面誤差及び倍率誤差による球面収差が補正される方向とは逆に収束度が変化するので、この球面収差は増加する。ただし、この球面収差は、軸上色収差を補正しない場合に発生する、デフォーカス(焦点誤差)による収差に比べて遙かに小さく実用上問題にならない。
【0049】
なお、ここで述べた球面収差補正光学系を用いて、対物レンズのばらつきによる球面収差、ディスクの厚さ誤差による球面収差の補正が出来ることは言うまでもない。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光ピックアップ装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0051】
図1は、光ピックアップ装置の概略的な構成を示す図である。
【0052】
光ピックアップ装置10は、回転する光ディスクのトラックに沿って光を照射して情報信号の記録又は再生を行うものであって、集光する光が光ディスクのトラックに沿って照射されるように光ディスクの径方向に移動制御される対物レンズ19と、対物レンズ19の色収差を補正する固定された色収差補正手段となるトリプレット18と、対物レンズ19の球面収差を補正する固定された球面収差補正手段となるビームエキスパンダー17と、を有し、色収差補正手段となるトリプレット18は、色収差により生じる焦点方向の誤差成分を補正する。
【0053】
すなわち、光ピックアップ装置10は、光源となる規準波長403nmのレーザダイオード11と、グレーティング12と、コリメータレンズ13と、ビーム成型及び色消しプリズム14と、偏向ビームスプリッタ15と、ミラー16と、ビームエキスパンダー17と、トリプレット18と、開口数0.7以上の対物レンズ19と、アクチュエーター20とを有している。
【0054】
対物レンズ19は、アクチュエーター20によって支持され、このアクチュエーター20とともに、図示しない光ディスクのトラックに追随するように光ディスクの径方向(トラッキング方向)に移動制御される。
【0055】
これに対して、ビームエキスパンダー17及びトリプレット18は、前記移動部とともに移動することなく、光ピックアップ装置10に固定されている。
【0056】
ビームエキスパンダー17は、一組の凹レンズ及び凸レンズから構成され、光の平行度を変化させる。トリプレット18は、凸レンズの両側をこの凸レンズより分散の大きい凹レンズでそれぞれ挟んで貼り合わせてなる。トリプレット18は、規準波長の403nmにおいてほぼ平行な光を射出する。
【0057】
したがって、対物レンズ19がトラッキング方向に移動(レンズシフト)することにより、対物レンズ19の光軸とビームエキスパンダー17及びトリプレット18の光軸は、ずれることになる。
【0058】
また、光ピックアップ装置10は、コンデンサレンズ21と、フロントモニタフォトダイオード22と、検出レンズチューブ23と、フォトダイオード24とを有している。
【0059】
本実施の形態の光ピックアップ装置10においては、光の平行度を変化させるビームエキスパンダー17と、色収差を補正するトリプレット18によって対物レンズにおける収差を除去する。
【0060】
なお、光の平行度を変化させる手段は、ビームエキスパンダー17に限らないので、以下の説明では必要のある場合を除いてトリプレット18と対物レンズ19のみを取り出して説明する。また、便宜上、トリプレット18及び対物レンズ19を光学系と称することがある。
【0061】
図2は、光ピックアップ装置10の光学系における光路を示す図である。
【0062】
図中のトリプレット24と対物レンズ25は、それぞれ図1におけるトリプレット18と対物レンズ19に対応している。トリプレット24には、光源のレーザダイオード11から射出された光Lが入射する。
【0063】
トリプレット24は、第1の光学材料からなる第1の部材21、第2の光学材料からなる第2の部材22、及び第3の光学材料からなる第3の部材23を貼り合わせてなる。
【0064】
トリプレット24は、光の進行方向に、第1の部材21の第1の面1、第1の部材21と第2の部材22の貼り合わせ面である第2の面2、第2の部材22と第3の部材23の貼り合わせ面である第3の面3、及び第3の部材の第4の面4を有する。対物レンズ25は、第5の面及び第6の面を有する。
【0065】
表1は、対物レンズ25の仕様を示す表である。
【0066】
【表1】
表2は、光学系の設計値を示す表である。
【0067】
【表2】
表3は、第5面の非球面係数を示す表である。
【0068】
【表3】
表4は、第6面の非球面係数を示す表である。
【0069】
【表4】
表5は、光学材料の屈折率とアッベ数を示す表である。
【0070】
【表5】
表5に見られるように、トリプレット24は、TAF4からなる第2の部材22による凸レンズの両側を、TIH14からなる第1及び第3の部材21,23による凹レンズで挟んでなるものである。凹レンズを構成する第1及び第3の部材21,23の分散は、凸レンズを構成する第2の部材22の分散より大きい。すなわち、アッベ数の逆数は分散の目安となるが、第1の及び第3の部材21,23を構成するTIH14のアッベ数は26.52であり、第2の部材22を構成するTAF4の47.49である。
【0071】
図3は、ビームエキスパンダー17による光の平行度の変化を示す図である。
【0072】
図中のAは、規準波長となる403nmの光を用いた状態における光の平行度を示している。この場合、ビームエキスパンダー17は、入射される平行光を、平行光として射出する。ビームエキスパンダー17から射出された平行光は、光学系のトリプレット24及び対物レンズ25を介して光ディスク26に入射する。
【0073】
図中のBは、球面収差を補正するようにビームエキスパンダー17により光の平行度を拡散光に変化させた状態を示す図である。
【0074】
これは、規準波長より波長が長い光が入射したときに、オーバーとなる球面収差を補正するために拡散光を入射し、球面収差をアンダー方向に補正するものである。
【0075】
この場合、ビームエキスパンダー17は、入射される光の平行光を変化させ、拡散光として射出させる。ビームエキスパンダー17から射出された拡散光は、トリプレット24及び対物レンズ25を介して光ディスク26に入射する。
【0076】
図4は、光ピックアップ装置10の光学系の収差の波長依存性を示す図である。
【0077】
符号△を結んだ曲線aは、トリプレットと対物レンズを用いて、基準波長となる403nmの最良像面における各波長の収差を示す。トリプレット18への光の平行度は、平行光であるものとする。これによると、規準波長から±2〜3nmの波長範囲では、十分低い収差に抑えられていることが見られる。
【0078】
また、レンズシフトに関しては、トリプレット18を出た光束が概ね平行光であるから、対物レンズへの入射光の状態がレンズシフトで変化しないために、収差の増加はない。
【0079】
光ピックアップ装置10の周辺温度が大きく変化して、レーザダイオード11の射出するレーザー波長が前述の範囲を超えて変化した場合や、レーザダイオード11の個体差により、波長が基準波長となる403nmから大きく変化した場合を考える。この場合は、収差が増大する。たとえば、レーザダイオード11の波長が408nmの場合は、収差は0.057λとなってしまう。
【0080】
そこで、この場合は、エキスパンダー17によって光の平行度を変化させる。波長が408nmの場合は、光学系の手前の約1450mmの点から出た拡散光束を光学系に入射させれば、良い結果が得られる。図3のBは、光学系に拡散光を入射する場合を示す図である。
【0081】
図4の符号×を結んだ曲線bは、この場合の収差を示すものである。波長が408nmにおいて、収差は0.009λであり、その前後±2〜3nmの波長範囲では、十分低い収差に押さえられていることがわかる。
【0082】
例えば、波長408nmの前後±2nmの範囲では、波長406nmにおいて収差0.023λ、波長410nmにおいて収差0.026λであるので収差は充分に低いといえる。
【0083】
この波長が408nmで1450mmの拡散光が入射された状態で、対物レンズ19を光軸から0.3mmだけレンズシフトした場合の収差の増加は0.01λと、レンズシフトがない場合と比べてその増加は非常に小さく、全く問題のない性能が得られる。
【0084】
なお、本実施の形態と比較するために、トリプレット18などの色補正素子がない対物レンズ19単体の場合の収差を符号□を結んだ曲線c及び符号◆を結んだ曲線dに示す。
【0085】
曲線cは、対物レンズ19を各波長の最良像面で使用した場合の収差である。これに対して、曲線dは、基準波長となる403nmの波長の最良像面における各波長の収差量である。曲線dを曲線cと比較すると、403nmの最良像面においては収差が遥かに大きいことが見られる。
【0086】
図5は、光学系に平行光が入射した場合の縦収差を示す図である。
【0087】
図中の曲線aは波長403nmの場合の収差を示し、図中の曲線bは波長409nmの場合の収差を示す。波長409nmの場合、軸上色収差は補正されているが、大きな球面収差が発生している。
【0088】
図6は、光学系に焦点距離が1450mmの拡散光が入射した場合の縦収差を示す図である。図中の曲線aは波長403nmの場合の収差を示し、図中の曲線bは波長409nmの場合の収差を示す。図5と比較すると、球面収差が大きく改善されたことが示されている。
【0089】
図7は、対物レンズ単体に対する縦収差を示す図である。図中の曲線a,b,cは、それぞれ波長402,403,404nmの場合の収差を示している。波長によって焦点位置が大きく異なっていることが示されている。
【0090】
図8は、対物レンズ及びトリプレットに対する縦収差を示す図である。図7と比較すると、焦点位置がよく揃っていて補正の効果が大きいことが分かる。ここで、この実施の形態の場合、近軸の焦点位置はに関して、やや補正過剰とされている。これは像高のある光線の球面収差による変化と相殺させるためである。
【0091】
図9に、トリプレットを有しエキスパンダーを含まない場合の波長が、409nmの場合の縦収差図を示す。光学系の409nmでの焦点距離は、1641mmである。対物レンズ19の有効径の最外周(図9の最大光線高さに対応する)に相当する光線の高さ1.87mmでの縦収差の量は、焦点距離の約4%である。縦収差は小さい値を示している。これは、波長誤差がある場合でも、焦点方向の変化が支配的で、球面収差の発生が少ないことを示している。すなわち、トリプレットは略球面波の光束を出射していて、色収差補正の効果としては、概ね軸上色収差のみを補正していると言える。
【0092】
このトリプレットは、凸レンズである対物レンズの色収差を補正するために、次のように構成される。まず、設計の基準において、略平行光で出射するように、基準波長で屈折率の差が小さなガラスを選定する。ここで凹レンズは、分散の大きなガラスを用い、凸レンズは、分散の小さなガラスを用いる。このようにすることで、波長が短くなった場合に、凹レンズの屈折率の方が大きくなり、対物レンズの発生する焦点誤差を相殺する効果が得られる。
【0093】
凸レンズと凹レンズのガラスの屈折率は、基準波長において、厳密に一致している必要はない。これは対物レンズに入射する光束が平行光からずれると、球面収差が発生するが、この球面収差は、エクスパンダーにより補正することが出来る。したがって、屈折率が多少異なっていて、平行光でないの光束を発生する補正素子がであても良い。このレンズは、両端が平面であるから、製造しやすくなっている。また、実施例においては、製造のしやすさを考えて、中心のレンズの面の半径は、両側で同じに設定されている。凹レンズのレンズパワー(焦点距離)を保って、両側の面の半径を多少変化させ他も、色収差の補正の効果は変化しない。ただし、波長が変化した場合に、きれいな球面波を発生するためには、
両面の半径の違いは小さい必要がある。
【0094】
さらに、屈折率の違いが大きい場合は、両端を球面とすることで、屈折率差がある場合でも、平行光が出射するようにする事も可能である。この場合も3枚構成であれば、波長誤差により、球面波を発生する。
【0095】
図10は、第1の他の実施の形態の光路を示す図である。
【0096】
第1の他の実施の形態は、図1に示した光ピックアップ装置10において、色収差素子に素子64を用いるものである。この素子64は、回折面と屈折面を組み合わせたもので、トリプレット18によるものと同様な波面を生成する。
【0097】
図中のAに示す第1の他の実施の形態の光学系は、凹レンズ61及び凸レンズ62からなるビームエキスパンダー63と、素子64と、絞り65と、対物レンズ66とを有している。
【0098】
ビームエキスパンダー63及び対物レンズ66は、図1に示したビームエキスパンダー17及び対物レンズ19に対応している。素子64は、図1に示したトリプレット18と同等の機能を有する。絞り65は、格子64から対物レンズ66に入射する光の高さを制限する。
【0099】
光源のレーザダイオードから発した光Lは、ビームエキスパンダー63により平行度を変化され、素子64によって球面状の波面とされ、対物レンズ66によって光ディスク67に集光して照射される。
【0100】
図中のBは、素子64を示す図である。図に示す素子64は説明のために段数を少なく描いてあるが、実際には、数十以上の段数が必要である。
【0101】
素子64による色補正素子は、特開平6−82725号公報の形態として、軸上色収差を補正する波面が発生するように、具体的には輪帯構造にすればよい。当然、屈折面と回折面を別な面の上に形成した素子でも同様である。
【0102】
なお、回折素子による用いた色収差補正素子は、良く知られている上に前記公報に詳細に論述されているので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0103】
図11は、第2の他の実施の形態の光ピックアップ装置の光路を示す図である。
【0104】
第2の他の実施の形態は、図1に示した光ピックアップ装置10において、ビームエキスパンダー17の凸レンズとトリプレット18を兼用したものである。
【0105】
凹レンズ71と素子72は、図1のビームエキスパンダー17の凹レンズと、ビームエキスパンダー17の凸レンズ及びトリプレット18に対応している。
【0106】
素子72は、後段の対物レンズ73側に回折面による凸レンズを有する。これによって凹レンズ71に対応する凸レンズとし、これらによって光の平行度を変化させる。
【0107】
なお、この凸レンズは、回折レンズと凸レンズの組み合わせ型のレンズであっても良いことは言うまでもない。また、素子の両面に回折素子を形成した素子として、片面の回折素子の焦点距離を長くして、回折レンズの輪帯のピッチを広くして加工を容易にすることも可能である。
【0108】
図12は、本実施の形態と比較するための参考例を示す図である。
【0109】
この参考例は、図1に示した光ピックアップ装置10におけるトリプレット18をダブレット81で置き換えたものである。図中で、ダブレット81及び対物レンズ82は、それぞれ図1のトリプレット18及び対物レンズ19に相当している。
【0110】
表6は、ダブレット81の設計値を示す表である。
【0111】
【表6】
参考例においても、レンズシフトがない場合には、ダブレット81によって十分な色収差補正が行える。しかしながら、波長が基準波長からずれた場合にレンズシフトがあると収差が増大してしまう。
【0112】
図13は、参考例の光学系の縦収差を示す図である。
【0113】
これは、ダブレット81を有しビームエキスパンダーを含まない光学系において、波長が、409nmの場合の縦収差図である。ダブレット81の409nmでの焦点距離は、1464mmである。対物レンズ82の有効径の最外周(図9の最大光線高さに対応する)に相当する光線の高さ1.87mmでの縦収差の量は、焦点距離の約24%と非常に、大きな値を示している。これは、波長誤差がある場合に非常に大きな球面収差が発生することを示している。これが原因でレンズシフト時の収差が増大する。
【0114】
なお、この球面収差の形は、ダブレット81の貼り合わせ面の形状を非球面形状等にすることにより設定することができる。そして、球面収差の色収差を改善できる。
【0115】
この場合は、図4の曲線aを、対物レンズ19単体の性能を示す曲線c以上に改善することも可能である。しかしながら、レンズシフトに弱くなるので、対物レンズ82と一体でアクチュエーターに搭載する必要が生じ、周波数特性が確保できない。その取り付け精度も高精度な10ミクロンのオーダーの高い精度が要求されるため、製造が困難になる。
【0116】
なお、以上においては、色収差に着目して論述したが、ここで述べた光学系で補正する球面収差は、波長誤差による球面収差のみに限定されたものではなく、対物レンズ自体の残留球面収差、光ディスクの厚さ誤差による球面収差を同時に補正できることはいうまでもない。
【発明の効果】
前述のように、本発明によると、色補正素子をアクチュエーターと一体として構成する必要がないので、アクチュエーターの重量を低減し、周波数特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ピックアップ装置の概略的な構成を示す図である。
【図2】光ピックアップ装置の光学系における光路を示す図である。
【図3】ビームエキスパンダーによる光の平行度の変化を示す図である。
【図4】光ピックアップ装置の光学系の収差の波長依存性を示す図である。
【図5】光学系に平行光が入射した場合の縦収差を示す図である。
【図6】光学系に焦点距離が1450mmの拡散光が入射した場合の縦収差を示す図である。
【図7】対物レンズ単体に対する縦収差を示す図である。
【図8】対物レンズ及びトリプレットに対する縦収差を示す図である。
【図9】波長が409nmの場合の縦収差を示す図である。
【図10】第1の他の実施の形態の光路を示す図である。
【図11】第2の他の実施の形態の光路を示す図である。
【図12】本実施の形態と比較するための参考例を示す図である。
【図13】参考例の光学系の縦収差を示す図である。
【符号の説明】
11 レーザダイオード
17 ビームエキスパンダー
18 トリプレット
19 対物レンズ
20 アクチュエーター
Claims (7)
- 回転する光ディスクのトラックに沿って光を照射して情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップ装置において、
集光する光が光ディスクのトラックに沿って照射されるように前記光ディスクの径方向に移動制御される対物レンズと、
前記対物レンズの色収差を補正する固定された色収差補正手段と、
前記対物レンズの球面収差を補正する固定された球面収差補正手段と、
を有し、
前記色収差補正手段は、色収差により生じる焦点方向の誤差成分を補正すること
を特徴とする光ピックアップ装置。 - 前記球面収差補正手段は、前記色収差補正手段による補正後に残った球面収差を補正することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
- 前記色収差補正手段は、入射される光の波長が規準波長から変化すると略球面形状の波面の光を射出することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
- 前記色収差補正手段は、凸レンズの両側をこの凸レンズより分散の大きい凹レンズでそれぞれ挟んで貼り合わせてなるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
- 前記球面収差補正手段は、前記対物レンズに入射される光の波面を変化させるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
- 前記球面収差補正手段は、前記対物レンズに入射される光の平行度を変化させるビームエキスパンダーであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
- 波長450nm以下の光を用い、前記対物レンズの開口数は、0.7以上であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
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