JP2014032720A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色収差の大きい対物レンズを使用したときに、簡素な構成で安定したサーボ信号を実現する光ディスク装置を提供する。
【解決手段】記録開始時間(T2)よりも前(T0)に、デフォーカス印加回路111は、フォーカス誤差信号FESに加算するデフォーカス信号DF1を発生し、トラッキング信号ゲイン制御回路113は、トラッキング誤差信号TESに与えるトラッキング信号ゲイン補正量をTG1に変化させる。記録開始(T2)と略同時に、デフォーカス印加回路111から発生するデフォーカス信号を終了させる。フォーカス誤差信号FESのオフセットがなくなった後(T3)に、トラッキング信号ゲイン制御回路113の発生するトラッキング信号ゲイン補正量を基準値に戻す。
【選択図】図4

Description

本発明は、サーボ制御を安定化させて光ディスクへ記録・再生動作を行う光ディスク装置に関する。
光ディスクへ記録・再生動作を行うとき、半導体レーザの発振波長が変化して色収差が発生すると、フォーカシングサーボが不安定になるという問題がある。
この問題に関し特許文献1では、「青紫色半導体レーザと、高屈折率ガラスの対物レンズを使用する光ピックアップ装置において、フォーカシングが追従できない瞬時的な波長変化が起きた場合でもデフォーカスの量を小さく抑えるとともに、温度変化に伴う光源の発振波長変化による球面収差を補正する」ことを課題としている。その解決手段として、「エキスパンダーレンズEXPの回折部は、光源LDから射出された光束の波長に応じて所定の次数の回折光を発生するが、この回折効果を用いて、光源LDの波長が長くなるよう変化した場合に近軸パワーが大きくなり、波長が短くなるよう変化した場合に近軸パワーが小さくなるように波長依存性を持たせ、更に、波長変化に対する回折部の近軸パワーの変化量を、対物レンズOBJの色収差に対して適切な値とすることで、光源LDのモードホップ現象に対して、デフォーカスの発生を小さく抑えることが可能となる。」ことが記載されている。
また特許文献2には、「光記録機器用光ピックアップで、再生から記録に転換する瞬間のレーザーダイオードの波長変化による色収差によって発生するデフォーカスオフセットの影響を除去するように対物レンズを制御して、再生モードから記録モードへの転換時に発生する色収差を補正する」ことを課題としている。その解決手段として、「再生モードから記録モードに転換する前に、光源の出力光パワーが再生光パワーから記録光パワーに変わる時に発生する波長変化に起因した色収差によるデフォーカスを減らす方向に対物レンズにフォーカスオフセットを適用するステップと、対物レンズにフォーカスオフセットを適用した状態で、記録モードに転換して光源から記録光パワーを出力させることによって、デフォーカスを補正するステップと、を含み、再生モードから記録モードへの転換時に発生する色収差を補正する」ことが記載されている。
特開2004−199768号公報 特表2009−540485号公報
光ディスクは、現在CD、DVD、BD(Blu−ray Disc)といった記録容量によって異なる規格のメディアが製品化されている。光ディスクに情報を記録・再生するとき、光ディスク装置に搭載された光ピックアップ装置は、半導体レーザを出射した光ビームを対物レンズを用いて光ディスクの情報層に集光して情報を記録し、あるいは情報層を反射した光ビームを光検出器の受光面で検出することにより、光ディスクに記録されている情報を再生する。その際光検出器の検出信号から、情報再生信号であるRF信号(RF:Radio Frequency)とともに、光ディスク面の垂直方向のフォーカスを合わせるための制御信号であるフォーカス誤差信号(FES:Focusing Error Signal)や、光ディスク面内のトラックを追従するための制御信号であるトラッキング誤差信号(TES:Tracking Error Signal)といったサーボ信号を生成する。
光ディスク装置は、記録時に半導体レーザの発光パワーを大きくして光ディスクの情報層に記録マークを形成する。半導体レーザは、発光パワーを大きくすると出射する光ビームの波長が長波長側にシフトする特性がある。また、光ピックアップ装置の光学部品は、波長シフトによってフォーカス位置が変化する、いわゆる色収差が発生する性質がある。特に対物レンズは焦点距離が小さく、曲率半径が小さいために色収差が大きい。このため、光ディスク装置を再生モードから記録モードにした瞬間、波長変化により光ビームに色収差が発生し、光ディスクの情報層に集光していた光ビームの集光位置がフォーカス方向にオフセットする、いわゆるデフォーカスが発生する。記録時にデフォーカスが発生すると、サーボが不安定になり、記録動作が正常に行えなくなる場合がある。
特許文献1では、光ピックアップ装置に色収差を補正するための光学部品(エキスパンダーレンズ)を採用している。しかし、光学部品が増えることによって光の透過率が低くなり、また光学系が複雑化してコストアップするといった課題がある。
特許文献2では、記録モードに転換する前に対物レンズにフォーカスオフセットを与えて記録モードへの転換時に発生する色収差を補正している。しかし、与えるフォーカスオフセット量が大きいと記録モードへ転換するまでの期間はデフォーカス状態となり、トラッキング誤差信号(TES)の振幅が劣化して、トラッキングサーボが不安定になるという新たな課題が生じる。
上記した課題は、複数の波長に対応する互換レンズの場合はより深刻になる。光学系を共通化するために、例えばDVDとBDといった異なる規格の光ディスクに対し1つの対物レンズを用いて構成とするとき、対物レンズは異なる波長に対応する形状とする必要が生じるために各媒体で発生する色収差量は大きくなり、記録開始時のデフォーカス量が増大するからである。
このような状況に鑑み、本発明の目的は、色収差の大きい対物レンズを使用したときに、色収差を補正するための新たな光学部品を用いることなく、安定したサーボ制御を実現する光ディスク装置を提供することである。
上記目的は、特許請求の範囲に記載する構成により達成できる。その一例を挙げれば、光ピックアップ装置を搭載し光ディスクに情報を記録再生する光ディスク装置において、前記光ピックアップ装置は、光ビームを出射するレーザ光源と、前記光ビームを光ディスクの情報層に集光する対物レンズと、前記光ディスクの情報層を反射した前記光ビームを受光する複数の受光面を有する光検出器と、を少なくとも備え、前記光検出器から検出された信号を用いて、フォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号を生成するサーボ信号生成回路と、前記フォーカス誤差信号を基に、前記対物レンズを前記光ディスクに対してフォーカス方向の位置に制御するフォーカス制御回路と、前記トラッキング誤差信号を基に、前記対物レンズを前記光ディスクに対して所望のトラックの位置に制御するトラッキング制御回路と、前記フォーカス誤差信号に加算するデフォーカス信号を発生するデフォーカス印加回路と、前記トラッキング誤差信号に与えるトラッキング信号ゲイン補正量を発生するトラッキング信号ゲイン制御回路と、前記各回路を制御するコントロール回路と、を少なくとも備え、前記コントロール回路は、前記光ビームをある光強度1から光強度1とは異なる光強度2に変化させる時間よりも前に、前記デフォーカス印加回路から所定のデフォーカス信号を発生させ、かつ前記トラッキング信号ゲイン制御回路から発生するトラッキング信号ゲイン補正量を変化させることを特徴とする。
本発明によれば、色収差の大きい対物レンズを使用したときに、色収差を補正する新たな光学部品を用いることなく、安定したサーボ制御を実現する光ディスク装置を提供することができる。
実施例1の光ディスク装置に搭載する光ピックアップ装置2の光学系を示す構成図。 光検出器17で検出される各種信号のデフォーカス特性を示す図。 図1の光ピックアップ装置2を搭載した光ディスク装置1のブロック構成図。 記録動作時の装置内部の信号波形を説明する図。 記録動作の流れを示すフローチャート。 実施例2における記録動作時の装置内部の信号波形を説明する図。 実施例3に係る光ディスク装置1のブロック構成図。 実施例3における記録動作時の装置内部の信号波形を説明する図。 実施例3における記録動作の流れを示すフローチャート。
以下、本発明を適用した光ディスク装置の実施形態について図面を用いて説明する。なお、各図において同じ作用を示す構成要素については同じ符号を用いている。
図1は、実施例1の光ディスク装置に搭載する光ピックアップ装置2の光学系を示す構成図である。レーザ光源11は、所定の波長の光ビームを発散光で出射する。なお、光ピックアップ装置2では、レーザ光源11に半導体レーザを用いるのが一般的である。レーザ光源11から出射された光ビームは、光ビームスプリッタ12を反射する。光ビームスプリッタ12とは、所定の方向の直線偏光を透過し、所定の方向と直交する方向の直線偏光を反射するように偏光を制御する光分岐素子である。図1中では一例としてプリズムを記載しているが、例えば偏光平板ミラーという形状の光分岐素子でも構わない。
所定の光量の光ビームは、光ビームスプリッタ12を反射してコリメートレンズ14に入射し、残りの光ビームは、光ビームスプリッタ12を透過してフロントモニタ13に入射する。一般に光ディスクの記録再生動作を安定に行うためには、光ディスクに照射する光ビームの光量を所望の値とする必要がある。フロントモニタ13は、レーザ光源11からの光量変化を検出し、これを制御回路にフィードバックすることにより光ビームの光量を所望の値に制御する。コリメートレンズ14は、入射した光ビームを略平行な光ビームとする。コリメートレンズ14を透過した光ビームは、アクチュエータ16に搭載された対物レンズ15を透過して、光ディスク3の情報層4に集光される。
アクチュエータ16は、少なくとも光ディスク面に略垂直な方向(以下、フォーカス方向と記載する)と、光ディスク面に略平行で情報層のトラックに略直交する方向(以下、トラッキング方向と記載する)に、対物レンズ15を駆動できる構成になっている。トラッキング方向の駆動(トラッキング制御)は、トラッキング誤差信号(TES)を用いて行い、フォーカス方向の駆動(フォーカス制御)はフォーカス誤差信号(FES)を用いて行う。なお、本実施例における対物レンズ15は色収差の発生量が大きいレンズであり、例えば1nmの波長変化に対して0.4μm以上の色収差量が発生する特性を有するものとする。
光ディスク3の情報層4を反射した光ビームは、対物レンズ15、コリメートレンズ14を経て、光ビームスプリッタ12を透過し光検出器17に集光する。光検出器17は、光ビームを受光する複数の受光面で構成され、受光面に照射された光量に従ってサーボ信号であるフォーカス誤差信号(FES)やトラッキング誤差信号(TES)、再生信号であるRF信号などが生成される。
本実施例では、フォーカス誤差信号、トラッキング誤差信号、再生信号などの検出方式は特に限定するものではない。一例を挙げれば、光ビームスプリッタ12と光検出器17の間に光学検出レンズ(図示せず)を配置し、光検出器17は田の字型の4分割受光面で構成する。そして、4分割受光面に光ビームを入射させ、対角の受光面の信号和の差動をとってフォーカス誤差信号(FES)を検出し、プッシュプル成分の信号の差動をとってトラッキング誤差信号(TES)を検出し、4分割受光面の総和で再生信号(RF)を検出する構成とする。他にも、レーザ光源11と光ビームスプリッタ12の間に光回折素子を配置したり、光ビームスプリッタ12と光検出器17の間に光回折素子を配置したりする構成も可能である。光検出器17の受光面配置は、田の字型の4分割受光面に限定されないことは言うまでもない。
図2は、光検出器17で検出される各種信号のデフォーカス特性を示す図である。すなわち、対物レンズ15を光ディスク面に略垂直な方向であるフォーカス方向に変位させたとき(デフォーカスさせたとき)の各種信号の変化を示す。図2(a)ではフォーカス誤差信号(FES)21と受光した信号の和を表す和信号22の変化を、図2(b)ではトラッキング誤差信号(TES)の振幅23の変化を示している。横軸は対物レンズ15のデフォーカス量であり、デフォーカス量=0は光ディスク3の情報層4に光ビームが合焦(ジャストフォーカス)している状態である。なお、デフォーカス量がマイナス方向(図中の左側の領域)とは、対物レンズ15のフォーカス位置が情報層4よりも手前側にある状態、デフォーカス量がプラス方向(図中の右側の領域)とは、対物レンズ15のフォーカス位置が情報層4よりも奥側にある状態を意味する。
図2(a)で示すように、一般にフォーカス誤差信号(FES)21はS字状のカーブを示し、デフォーカスが生じるとその方向に応じてプラス/マイナス極性のフォーカス誤差信号(FES)が発生する。また図2(b)で示すように、トラッキング誤差信号(TES)23は、符号24の合焦状態(デフォーカス=0)で振幅が最大であり、デフォーカスが生じると振幅が減少する。
ここで、再生状態から記録状態への動作モード切り替え時の状態変化を説明する。再生時は、ジャストフォーカス位置24にフォーカス制御されている。その状態で記録を開始すると、レーザ光源11の発光パワーが大きくなるために波長は長波長側に変化する。例えばレーザ光源11の発光パワーが大きくなって±5nmの波長シフトが発生するとしたとき、本実施例における対物レンズ15の色収差特性(1nmの波長変化に対して0.4μm以上の色収差量が発生)を想定した場合、色収差量は±2μmに及ぶ。その結果、対物レンズ15による色収差のためフォーカス位置が情報層4よりも奥側に移動し、フォーカス位置はデフォーカスプラス方向に変位する。その際、発生する色収差が小さくフォーカス位置がS字ピークの手前の領域(例えば符号27の位置)に変位する場合は、フォーカス引き込み動作によりジャストフォーカス位置24に戻ることができる。しかし、色収差が大きくフォーカス位置がS字ピークを越えた領域(例えば符号25の位置)に変位する場合は、フォーカス引き込み動作に失敗して正常なフォーカス制御ができなくなる。なお、問題となる色収差はS字ピークとの相対関係で決まるものであり、色収差は小さくても、フォーカス誤差信号のS字ピーク間の許容範囲が小さい場合には同様にフォーカス制御が不安定となる。
この対策として、特許文献2に記載されるように、記録開始直前にデフォーカスマイナス方向に対物レンズ15を駆動させる方法がある。予めフォーカス位置をマイナス方向にオフセットさせることで、記録開始時点で色収差が発生してデフォーカスプラス方向に変位しても、フォーカス引き込みが可能な範囲内に抑え込むようにするものである。例えば、記録開始直前にフォーカス位置を符号26に変位させておき、記録開始後色収差によりフォーカス位置が変位しても、S字ピークを超えない例えば符号27に変位するように調整する。これにより、フォーカス制御が外れることなく、ジャストフォーカス位置24に戻ることができる。
しかしながら、上記の方法によれば、トラッキング誤差信号が劣化する問題がある。図2(b)で示すように、デフォーカス量を与えると一般にトラッキング誤差信号(TES)の振幅23は劣化する。トラッキング誤差信号は光ディスク3の情報層4に合焦している符号24のときに振幅が最大となるが、デフォーカスにより情報層4上の光スポットがぼけてしまうと振幅が小さくなるからである。特に、BDのように開口数NAが大きく、波長λが小さい規格の光ディスクの場合、デフォーカスに対する光ディスク3の情報層4上の光スポット径の変化は大きくなる。つまり、わずかなデフォーカス量であってもスポット径が大きくなり、所望の大きさのトラッキング誤差信号振幅が得られなくなる。
例えば図2(b)において、デフォーカス量を与えて記録直前は符号26の位置に、記録直後は符号27の位置になるようにフォーカス位置を制御したとき、トラッキング誤差信号(TES)の振幅23は減衰して、その許容値(下限値)よりも小さくなると正常なトラッキング制御が行えなくなる。トラッキング制御が不安定になれば、言うまでもなく所望のトラック位置からの記録動作を開始できないことになる。一般にトラッキング誤差信号は、和信号22の信号レベルを用いてゲイン補正(AGC:Auto Gain Control)をかけて補正することが可能であるが、和信号22は図2(a)のようにS字のピーク間ではフラットとなるような信号とするのが一般的なので、この区間でのAGC補正は効果がない。
このように、色収差を補正するときは、フォーカス制御だけでなくトラッキング制御についても安定になるような制御が必要である。これを実現するため本実施例では、記録開始の所定時間前からフォーカス誤差信号にデフォーカス量を印加するとともに、トラッキング誤差信号に対するゲイン補正量を変化させるようにした。以下、本実施例の制御について説明する。
図3は、図1の光ピックアップ装置2を搭載した光ディスク装置1のブロック構成図を示す。
サーボ系の構成では、光ピックアップ装置2の光検出器17から検出された信号は、サーボ信号生成回路101に送られる。サーボ信号生成回路では101では、光ピックアップ装置2より検出された信号に基づいて光ディスク3に適したフォーカス誤差信号(FES)とトラッキング誤差信号(TES)が生成される。フォーカス誤差信号はフォーカス制御回路103に、トラッキング誤差信号はトラッキング制御回路104にそれぞれ入力される。その際、これらのサーボ信号の一部はコントロール回路105にも送られ、色収差の発生に対応して安定に制御できるように、デフォーカス印加回路111とトラッキング信号ゲイン制御回路113を介して処理される。アクチュエータ駆動回路106は、フォーカス制御回路103およびトラッキング制御回路104からの制御信号に基づいて、光ピックアップ装置2内のアクチュエータ16を駆動して対物レンズ15の位置制御を行う。
コントロール回路105はレーザ駆動回路107にレーザ駆動用信号を送り、レーザ駆動回路107は光ピックアップ装置2内のレーザ光源11に適切なレーザ駆動電流を供給する。またコントロール回路105にはスピンドル制御回路108も接続されており、光ディスク3を回転させるスピンドルモータ109の回転制御を行う。
光ディスク3への記録時は、コントロール回路105とレーザ駆動回路107の間に設けられた情報信号記録回路110を用いる。情報信号記録回路110は、コントロール回路105から入力された記録データを基にレーザ発光波形を形成するための信号を生成し、レーザ駆動回路107を駆動させて最適なレーザ光を発光させる。
光ディスク3からの再生時は、光ピックアップ装置2より検出された信号を情報信号再生回路102に入力し、光ディスク3に記録された情報信号を再生する。情報信号はコントロール回路105に送られ、所望の再生情報が得られるように処理される。
本実施例では、色収差を補正するために、デフォーカス印加回路111とトラッキング信号ゲイン制御回路113を設けたことに特徴があり、これらについて説明する。
まず、デフォーカス印加回路111は、レーザ光の発光パワーの変化により発生する色収差を補正するためにフォーカス誤差信号に所定のデフォーカス信号(デフォーカス量)を加算するものである。光ピックアップ装置2の対物レンズ15で発生する色収差量の発光パワー依存性とそのとき加算すべきデフォーカス信号は、予めデータ保存回路112に格納しておく。コントロール回路105は記録開始時において、記録時の発光パワーで発生する色収差量を補正するのに適切なデフォーカス信号をデータ保存回路112から読み出し、デフォーカス印加回路111に入力する。デフォーカス印加回路111は、サーボ信号生成回路101で生成されたフォーカス誤差信号に上記のデフォーカス信号を加算(印加)し、フォーカス制御回路103に供給する。デフォーカス信号を印加するタイミングは、コントロール回路105により所定の期間に制御する。なお、印加するデフォーカス信号(デフォーカス量)は、発光パワーによって発生するフォーカス誤差信号の変位量をリアルタイムで学習し、これを基に最適値を求めるようにしてもよい。
次にトラッキング信号ゲイン制御回路113は、上記色収差の補正に伴い、トラッキング誤差信号に対するゲイン(トラッキング信号ゲイン)を補正するものである。すなわち、サーボ信号生成回路101で生成されたトラッキング誤差信号が、上記したデフォーカス信号印加の影響により劣化するのに対し、振幅を適切な大きさに維持させるための回路である。従来でも、光ディスク3の再生モードと記録モードの期間内はトラッキング誤差信号に対して最適なトラッキング信号ゲインが設定されていた。本実施例では、記録開始前後の限られた期間のみトラッキング信号ゲインを補正するものである。
前記データ保存回路112には、デフォーカスに対して劣化するトラッキング誤差信号の振幅と、振幅補正に必要なトラッキング信号ゲインの補正量を予め格納しておく。コントロール回路105は記録開始時において、デフォーカス印加回路111にて印加されるデフォーカス信号に対応したトラッキング信号ゲイン補正量をデータ保存回路112から読み出し、トラッキング信号ゲイン制御回路113に入力する。トラッキング信号ゲイン制御回路113は、サーボ信号生成回路101で生成されたトラッキング誤差信号に上記のトラッキング信号ゲイン補正量を乗算し、トラッキング制御回路104に供給する。トラッキング信号ゲインを補正するタイミングは、コントロール回路105により所定の期間に制御する。
図4は、記録動作時の装置内部の信号波形を説明する図である。横軸は時間軸を表し、各信号波形について説明する。
(a)は、レーザ発光が記録状態(Write)か再生状態(Read)かを表すライトゲート信号40である。図では、時間T2にて再生状態から記録状態に切り替わる。
(b)は、デフォーカス印加回路111から出力されるデフォーカス信号41であり、サーボ信号生成回路101で生成されるフォーカス誤差信号(FES)に加算される。図では、記録動作開始前の時間T0から記録開始時間T2までの期間、デフォーカス量DF1を与えている。
(c)は、サーボ信号生成回路101で生成されるフォーカス誤差信号に、(b)のデフォーカス信号41を加算したときのフォーカス誤差信号(FES)42を示している。
(d)は、トラッキング信号ゲイン制御回路113から出力されるトラッキング信号ゲイン補正量43であり、サーボ信号生成回路101で生成されるトラッキング誤差信号(TES)に乗算される。図では、通常のトラッキング信号ゲイン補正量を1(基準値)として、記録動作開始前の時間T0から記録開始後の時間T3までの期間、トラッキング信号ゲイン補正量TG1を与えている。
(e)は、サーボ信号生成回路101で生成されるトラッキング誤差信号の振幅に、(d)のトラッキング信号ゲイン補正量43を乗算したときのトラッキング誤差信号(TES)の振幅44を示している。また(e’)は比較用(対策前)として、トラッキング信号ゲイン補正量を常に1(基準値)とした場合のトラッキング誤差信号(TES)の振幅45を示している。
また、(c)における符号46は、フォーカス制御が安定するフォーカス誤差信号(FES)の許容範囲を示す。(e)(e’)における符号47は、トラッキング制御が安定するトラキング誤差信号(TES)振幅の許容値(下限値)を示す。
本実施例の動作を時間経過に沿って説明する。
時間T0より前の再生状態では、フォーカス制御によってフォーカス誤差信号(FES)42は0(ゼロ)、つまりジャストフォーカス位置にある。また、トラッキング誤差信号(TES)の振幅44、45は、再生時のトラッキング信号ゲイン補正量を与えることで所定の振幅を得ている。
記録動作を行うとき、コントロール回路105は記録開始直前の時間T0において、(b)に示すように、記録時の発光パワーで発生する色収差量に応じて最適となるデフォーカス量DF1をデータ保存回路112から読み出し、デフォーカス印加回路111に送る。デフォーカス印加回路111は、サーボ信号生成回路101からのフォーカス誤差信号にデフォーカス量DF1を加算し、フォーカス制御回路103に送る。その結果光検出器17から得られるフォーカス誤差信号42は、(c)に示すように、デフォーカス信号41として加算されたデフォーカス量DF1によって、アクチュエータ16の応答特性に従い徐々に変位していき、時間T1のときオフセット量FE1に達する。なお、このときのオフセット量FE1はフォーカス誤差信号(FES)の許容範囲46を超えないように、デフォーカス信号41で与えるデフォーカス量DF1を設定する。
時間T2のとき、ライトゲート信号40が再生状態から記録状態になり、瞬間的にレーザ光源の発光パワーが大きくなって色収差が発生する。色収差発生によるデフォーカスのため、(c)のように、フォーカス誤差信号42のオフセット量はFE1からFE2に変位する。なお、オフセット量FE2についてもFES許容範囲46を超えないように調整する。ライトゲート信号40が記録状態になった時間T2に同期して、(b)のようにデフォーカス信号41のデフォーカス量をDF1から0に戻す。フォーカス制御が再開されるので、(c)のようにフォーカス誤差信号42はアクチュエータ16の応答特性に従い徐々に変位して、時間T3のときにジャストフォーカス位置に戻る。なおオフセット量FE1やFE2の値は、コントロール回路105で与えるデフォーカス信号DF1によって、任意に設定できる。
一方、トラッキング誤差信号(TES)の振幅は、時間T0で(b)に示すデフォーカス量DF1を与えたためにフォーカスオフセット量が生じ、前記図2(b)に従い減衰する。すなわち、フォーカス誤差信号42の変位に伴いトラッキング誤差信号の振幅は徐々に減少し、例えば図4(e’)のようにトラッキング誤差信号振幅45がTES振幅許容値47を下回ると、トラッキング制御は不安定になる。
これに対し本実施例では、トラッキング信号ゲイン補正量を変化させて対処する。(d)のように、デフォーカス量DF1を印加する時間T0と略同時に、再生時に設定されているトラッキング信号ゲイン補正量(基準値1)よりも大きな補正量TG1(>1)を与える。トラッキング信号ゲイン補正量が増加することで、(e)のように時間T0でトラッキング信号振幅44が増大する。その後フォーカス誤差信号42が徐々に変位して時間T1にてオフセット量FE1となった状態でも、トラッキング誤差信号振幅44はTES振幅許容値47を満足することができる。
時間T2でライトゲート信号40が記録状態になったときも、トラッキング信号ゲイン補正量はTG1の値を継続して与える。時間T2では記録パワーによる色収差のデフォーカスが発生しフォーカス誤差信号42はFE2に変位するが、デフォーカス信号をDF1から0に戻すため、アクチュエータ16の追従によって徐々に変位が小さくなる。フォーカス誤差信号42の変位が小さくなるに従って、トラッキング誤差信号振幅44は、時間とともにトラッキング信号ゲイン補正量TG1の増加分だけ増大する。
時間T3でフォーカス誤差信号42がジャストフォーカス位置に戻るとき、トラッキング信号ゲイン補正量TG1を解除し、元の記録時のトラッキング信号ゲイン補正量(基準値1)に戻す。これにより、トラッキング誤差信号振幅44は記録時の通常の値となる。この時間T3のタイミングは、記録開始時間T2からアクチュエータ16が追従するまでの時間(周波数特性)を予め求め、データ保存回路112に記憶しておく。もしくは、コントロール回路105を用いてリアルタイムで学習することで制御する。
図5は、記録動作の流れを示すフローチャートである。以下の工程はコントロール回路105により制御される。各ステップを順に説明する。
スタート:光ディスク3が光ディスク装置1に挿入され、再生している状態をスタートとする。
S201:光ディスク3に記録を開始するかどうかを判定する。Yesの場合はS202に進む。Noの場合は本動作フローを終了し、再生を継続するか、再生を停止する。
S202:データ保存回路112から、本記録条件のレーザ発光パワーで発生する色収差量とそれに応じた最適なデフォーカス信号(デフォーカス量)DF1を読み出す。また、データ保存回路112から、デフォーカス信号(DF1)に対応したトラッキング信号ゲイン補正量TG1を読み出す。
S203:記録開始直前の時間T0において、デフォーカス印加回路111を介して、所定のデフォーカス信号DF1をフォーカス誤差信号に印加(加算)する。またこれに同期して、トラッキング信号ゲイン補正量をTG1に変化させ、トラッキング信号ゲイン制御回路113を介してトラッキング誤差信号に乗算する。
S204:対物レンズ15が印加したデフォーカス信号DF1に従って所定の位置FE1に変位した後、時間T2にて記録動作を開始する。
S205:記録開始でレーザ発光パワーが大きくなったときに同期して、印加したデフォーカス信号DF1を解除する。
S206:デフォーカス信号解除により、アクチュエータ16が追従してフォーカス制御が安定する時間T3にて、トラッキング信号ゲイン補正量TG1を解除し、通常の値に戻す。その際、トラッキング信号ゲイン補正量としてTG1を印加する時間(T3−T0)は、データ保存回路112から読み出す。
以上のように制御することで、記録動作前後の色収差発生に対し、フォーカス制御だけでなくトラッキング制御についても安定に実行させることが可能となる。
上記した実施例では、トラッキング信号ゲイン補正量を記録直前T0から記録開始T2にかけて固定値TG1としたが、例えば記録直前時T0はTG1、記録開始時T2はTG2といったように、トラッキング信号ゲイン補正量を異なる値としても構わない。記録前後のトラッキング信号ゲイン補正量を独立に設けることで、記録直前のフォーカスオフセット量FE1の補正と、記録直後のフォーカスオフセット量FE2の補正とを、それぞれ最適なトラッキング信号ゲイン補正量で行うことができ、それぞれ最適なトラッキング誤差信号振幅を得ることができる。
また、安定したフォーカス誤差信号を実現するために、デフォーカス印加回路111で与えるデフォーカス信号DF1は、記録動作で発生する色収差量の1/2にすることが望ましい。例えば、色収差量がΔfのとき、図4(b)のDF1を−Δf/2の値に設定する。このときフォーカス誤差信号42には、時間T2で発生するオフセットFE1は−Δf/2に相当し、時間T2で発生するオフセットFE2はΔf/2に相当する。このように設定することで、記録動作前後の対物レンズのオフセット量を最小にすることが可能となる。
また、安定したトラッキング誤差信号振幅を実現するためには、デフォーカス発生により振幅が減少する場合であってもトラッキング信号ゲイン補正量TG1を調整することで、通常のトラッキング誤差信号振幅の1/2以上を確保することが望ましい。
本実施例では、レーザ発光が再生状態から記録状態に切り替えるときの色収差発生を対象に説明したが、これに限らず、記録状態から再生状態に切り替えるときにも色収差が発生する。よって本実施例の制御は、レーザ光源から出射される光ビームが異なる光強度に変化する場合に広く適用できる。
以上説明したように、実施例1における光ピックアップ装置は、光ビームを出射するレーザ光源と、光ビームを光ディスクの情報層に集光する対物レンズと、光ディスクの情報層を反射した光ビームを受光する複数の受光面を有する光検出器と、を少なくとも備える。また、上記光ピックアップ装置を搭載する光ディスク装置は、光検出器から検出された信号を用いてフォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号を生成するサーボ信号生成回路と、フォーカス誤差信号を基に対物レンズを光ディスクに対してフォーカス方向の位置に制御するフォーカス制御回路と、トラッキング誤差信号を基に対物レンズを光ディスクに対して所望のトラックの位置に制御するトラッキング制御回路と、フォーカス誤差信号に加算するデフォーカス信号を発生するデフォーカス印加回路と、トラッキング誤差信号に与えるトラッキング信号ゲイン補正量を発生するトラッキング信号ゲイン制御回路と、これらの各回路を制御するコントロール回路と、を少なくとも備えている。
ここにコントロール回路は、以下の制御を行う。
光ビームをある光強度1から光強度1とは異なる光強度2に変化させる時間よりも前に、デフォーカス印加回路から所定のデフォーカス信号を発生させ、かつトラッキング信号ゲイン制御回路から発生するトラッキング信号ゲイン補正量を変化させる。
対物レンズを所定のデフォーカス信号に応じたフォーカス方向のオフセット位置へ変位を完了させた後に、光ビームを光強度1から光強度2に変化させる。そして、光ビームを光強度1から光強度2に変化させると略同時に、デフォーカス印加回路から発生する所定のデフォーカス信号を終了させる。
対物レンズのフォーカス方向のオフセットがなくなった後に、トラッキング信号ゲイン制御回路の発生するトラッキング信号ゲイン補正量を元に戻す。
デフォーカス印加回路で発生するデフォーカス信号の強度を、対物レンズが光ディスクのフォーカス方向に追従できる範囲内の値に設定する。また、トラッキング信号ゲイン制御回路で発生するトラッキング信号ゲイン補正量を、対物レンズが光ディスクのトラックの方向に追従できる範囲内の値に設定する。
実施例2は、トラッキング制御におけるトラッキング信号ゲイン補正量の信号波形を変更した場合である。なお、光ピックアップ装置や光ディスク装置の構成は実施例1(図1、図3)と同様であり、それらの詳細説明は割愛する。
図6は、実施例2における記録動作時の装置内部の信号波形を説明する図である。各信号波形の種類は図4と同様であり、(a)はライトゲート信号40、(b)はデフォーカス信号41、(c)はフォーカス誤差信号42、(d)はトラッキング信号ゲイン補正量43、(e)はトラッキング誤差信号振幅44である。
本実施例の動作を時間経過に沿って説明する。なお、図4と共通する説明は簡単に行う。
時間T0より前の再生状態では、フォーカス誤差信号(FES)42は0、つまりジャストフォーカス位置にある。また、トラッキング誤差信号(TES)の振幅44は、所定の振幅を得ている。
記録動作を行うとき記録開始直前の時間T0において、(b)に示すように、色収差量に応じて最適となるデフォーカス量DF1をフォーカス誤差信号に加算する。その結果光検出器17から得られるフォーカス誤差信号42は、(c)に示すように、加算されたデフォーカス量DF1によって徐々に変位していき、時間T1のときオフセット量FE1に達する。
またデフォーカス量DF1を印加する時間T0と略同時に、(d)に示すように、トラッキング信号ゲイン補正量43を変化させる。ただし前記図4とは異なり、本実施例のトラッキング信号ゲイン補正量43は、時間とともに線形的に大きくする。そして、フォーカス誤差信号42がオフセット量FE1に変位する時間T1において、トラッキング信号ゲイン補正量43がTG1に達するような勾配とする。このときの時間T1は、アクチュエータ16の周波数特性を基に学習し、トラッキング信号ゲイン補正量TG1とともにデータ保存回路112に記憶しておく。このように、トラッキング信号ゲイン補正量43をフォーカス誤差信号42のオフセット変化に合わせて変化させることによって、(e)に示すように、記録開始直前の期間(T0〜T2)のトラッキング誤差信号振幅44をほぼ一定にすることができる。
時間T2でライトゲート信号40が記録状態になったとき、(b)のようにデフォーカス信号41をDF1から0にする。また、これに同期して、(d)のようにトラッキング信号ゲイン補正量43をTG1から線形的に小さくする。そして、フォーカス誤差信号42がジャストフォーカスとなる時間T3において、元の記録時のトラッキング信号ゲイン補正量(基準値1)に戻すように変化させる。この時間T3も、アクチュエータ16の周波数特性を基に学習しデータ保存回路112に記憶しておく。時間T2ではフォーカス誤差信号42は色収差発生によりFE2に変位するが、デフォーカス信号41をDF1から0とすることで徐々にオフセット量が小さくなる。このようにトラッキング信号ゲイン補正量43をフォーカス誤差信号42のオフセット変化に合わせて変化させることによって、(e)に示すように記録開始直後の期間(T2〜T3)のトラッキング誤差信号振幅44もほぼ一定にすることができる。
以上のように本実施例では、トラッキング信号ゲイン補正量43を、フォーカス誤差信号42のオフセット量に合わせて変化させることで、トラッキング誤差信号振幅44の変動を抑え常にほぼ一定とすることができる。実施例1では、トラッキング誤差信号振幅の変動が大きくなるため信号が飽和する可能性もあるが、本実施例ではトラッキング信号振幅の変化が小さくほぼ一定となっているため、実施例1よりも安定にトラッキング制御を行うことが可能となる。
なお、図6ではトラッキング信号ゲイン補正量43を線形に変化させているが、フォーカス誤差信号のオフセット量の変化を学習して、これに合わせるよう非線形に変化させても構わない。非線形に変化させることで、記録動作前後のトラッキング誤差信号振幅44の変動をより小さくすることができる。また、トラッキング信号ゲイン補正量43を線形に変化するのではなく、時間に応じて階段状に所望の値に変化させても構わない。階段状に変化させることで制御がより簡素化できる。
本実施例における色収差量に対して設定するデフォーカス信号DF1やトラッキング信号ゲイン補正量TG1の大きさについては、実施例1と同様である。
実施例2における光ピックアップ装置およびこれを搭載する光ディスク装置は、実施例1の構成と同様である。ただし、実施例2におけるコントロール回路は、フォーカス誤差信号のオフセット量に合わせてトラッキング信号ゲイン補正量を変化させることで、トラッキング誤差信号振幅を略一定にすることに特徴がある。
実施例3は、トラッキング制御において、トラッキング信号のゲイン補正に代えてトラッキング信号をホールド制御する場合である。
図7は、実施例3に係る光ディスク装置1のブロック構成図を示す。本実施例では、実施例1(図3)におけるトラッキング信号ゲイン制御回路113に代えて、コントロール回路105とトラッキング制御回路104の間にホールド信号回路114を設けたことに特徴がある。ホールド信号回路114は、ホールド信号がONとなっている期間、サーボ信号生成回路101からトラッキング制御回路104に入力するトラッキング誤差信号を保持状態(ホールド)とする機能を有する。
コントロール回路105は色収差を補正するために、実施例1と同様に、記録開始直前にデフォーカス印加回路111を介して所定のデフォーカス信号をフォーカス誤差信号に加算し、フォーカス制御回路103に入力する。このデフォーカス信号を送るタイミングに同期して、コントロール回路105はホールド信号回路114からホールド信号ONを出力させ、トラッキング制御回路104に入力するトラッキング誤差信号を直前に入力した信号にてホールドし、アクチュエータ駆動によるトラッキング制御を停止(トラッキングホールド)させる。このようにトラッキング制御を停止させることで、デフォーカス信号印加によりトラッキング誤差信号が劣化する影響を受けなくする。ホールド信号をONにする期間は、コントロール回路105で所定時間に制御する。
図8は、実施例3における記録動作時の装置内部の信号波形を説明する図である。各信号波形のうち、(a)はライトゲート信号40、(b)はデフォーカス信号41、(c)はフォーカス誤差信号42で、前記図4と同様であり、新たな信号は以下である。
(f)は、ホールド信号回路114で生成されるホールド信号81である。ここでは、ホールド信号81のON/OFFに応じて、トラッキング制御の動作/停止が切り替えられる。
(g)は、サーボ信号生成回路101で生成されるトラッキング誤差信号(TES)82である。トラッキング誤差信号82の0(ゼロ)位置は、トラック中心を光ビームが追従していることを示す。
(h)は、トラッキング制御回路104からアクチュエータ駆動回路106に送られるトラッキングドライブ信号83である。
本実施例の動作を時間経過に沿って説明する。なお、図4と共通する説明は簡単に行う。
時間T0より前の再生状態では、フォーカス誤差信号(FES)42は0、つまりジャストフォーカス位置にある。トラッキング制御に関しては、(g)(h)に示すように、トラッキング誤差信号(TES)82を用いて、光ビームが光ディスク3のトラック中心を追従するようにトラッキングドライブ信号83を供給している。
記録動作を行うとき記録開始直前の時間T0において、(b)に示すように、色収差量に応じて最適となるデフォーカス量DF1をフォーカス誤差信号に加算する。その結果光検出器17から得られるフォーカス誤差信号42は、(c)に示すように、加算されたデフォーカス量DF1によって徐々に変位していき、時間T1のときオフセット量FE1に達する。
またデフォーカス量DF1を印加する時間T0と略同時に、(f)に示すように、ホールド信号81をONにする。トラッキング制御回路104に入力されるホールド信号81をONとすることで、(h)のようにトラッキングドライブ信号83は0(ゼロ)になる。つまりトラッキングホールド状態となり、対物レンズ15のトラッキング方向の追従は停止する。
このように、ホールド信号81をONした瞬間からトラッキング制御が停止されることで、デフォーカス量加算によるトラッキング誤差信号の劣化の影響を受けなくすることができる。ホールド信号81をONの期間では、(g)に示されるトラッキング誤差信号82はトラッキング制御とは無関係となり、対物レンズ15のトラッキング位置は(h)のトラッキングドライブ信号83で決定される。よって(h)のトラッキングドライブ信号83は0(ゼロ)を示すことから、光ビーム位置はトラック内の定位置にあると判断される。
時間T2でライトゲート信号40が記録状態になったとき、(b)のようにデフォーカス信号41をDF1から0にする。これにより徐々にオフセット量が小さくなる。ホールド信号81は、(f)のように時間T2ではONのまま継続する。
時間T3のフォーカス誤差信号42がジャストフォーカスとなるタイミングで、(f)のようにホールド信号81をONからOFFに切り替える。この時点からトラッキング制御を再開し、(g)(h)のように、トラッキング誤差信号(TES)82を用いてトラッキング制御を行う。その際、(c)のようにフォーカス誤差信号42のオフセット量は0になっているので、トラッキング誤差信号82が劣化することはない。トラッキング制御の再開時は、トラッキングドライブ信号83により対物レンズ15のトラック方向ずれを補正する振られ保護処理を行うことで、光ビームをトラック中心に引き込むようにする。
ホールド信号81をONにする時間幅(T3−T0)は、アクチュエータの周波数特性を基に学習しデータ保存回路112に記憶しておく。なお、ホールドを行う期間(T3−T0)は例えば500μs以下の非常に短い時間であるため、ホールド信号をONからOFFに戻した瞬間にトラッキング制御が不安定になることはない。
以上のように、デフォーカス信号41を加算するタイミングと同期してホールド信号81をONにすることで、トラッキング制御は停止されるため、トラッキング誤差信号の劣化の影響をうけることなく記録動作を行うことが可能になる。
図9は、実施例3における記録動作の流れを示すフローチャートである。各ステップを順に説明する。
スタート:光ディスク3が光ディスク装置1に挿入され、再生している状態をスタートとする。
S301:光ディスク3に記録を開始するかどうかを判定する。Yesの場合はS302に進む。Noの場合は本動作フローを終了し、再生を継続するか、再生を停止する。
S302:データ保存回路112から、本記録条件のレーザ発光パワーで発生する色収差量とそれに応じた最適なデフォーカス信号(デフォーカス量)DF1を読み出す。
S303:記録開始直前の時間T0において、デフォーカス印加回路111を介して、所定のデフォーカス信号DF1をフォーカス誤差信号に印加(加算)する。またこれに同期して、ホールド信号回路114を介してトラッキング制御回路104に入力するホールド信号をONとし、トラッキングホールドを開始する。
S304:対物レンズ15が印加したデフォーカス信号DF1に従って所定の位置FE1に変位した後、時間T2にて記録動作を開始する。
S305:記録開始でレーザ発光パワーが大きくなったときに同期して、印加したデフォーカス信号DF1を解除する。
S306:デフォーカス信号解除により、アクチュエータ16が追従してフォーカス制御が安定する時間T3にて、トラッキング制御回路104に入力するホールド信号をOFFとし、トラッキングホールドを解除する。その際、ホールド信号をONにしてからOFFにするまでの時間(T3−T0)は、データ保存回路112から読み出す。
以上のように制御することで、記録動作前後の色収差発生に対し、フォーカス制御だけでなくトラッキング制御についても安定に実行させることが可能となる。
以上説明したように、実施例3における光ディスク装置は、光ピックアップ装置と、光検出器から検出された信号を用いてフォーカス誤差信号やトラッキング誤差信号を生成するサーボ信号生成回路と、フォーカス誤差信号を基に光ディスクに対してフォーカス方向の位置に対物レンズを制御するフォーカス制御回路と、トラッキング誤差信号を基に光ディスクに対して所望のトラックの位置に対物レンズを制御するトラッキング制御回路と、フォーカス誤差信号に加算するデフォーカス信号を印加させるデフォーカス印加回路と、トラッキング制御回路に入力するトラッキング誤差信号をホールドさせるホールド信号回路と、これらの各回路を制御するコントロール回路と、を少なくとも備えている。
ここにコントロール回路は、以下の制御を行う。
光ビームをある光強度1から光強度1とは異なる光強度2に変化させる時間よりも前に、デフォーカス印加回路から所定のデフォーカス信号を発生させ、かつホールド信号回路からトラッキング制御回路に対するホールド信号を発生させる。
対物レンズを所定のデフォーカス信号に応じたフォーカス方向のオフセット位置へ変位を完了させた後に、光ビームを光強度1から光強度2に変化させる。そして、光ビームを光強度1から光強度2に変化させると略同時に、デフォーカス印加回路から発生する所定のデフォーカス信号を終了させる。
対物レンズのフォーカス方向のオフセットがなくなった後に、ホールド信号回路から発生するホールド信号を終了させる。
上記した各実施例の光ピックアップ装置は、1つの光ディスクに対応した特定の波長のレーザ光源を搭載する構成で説明したが、複数の光ディスクの規格に対応した構成とするために、2つ以上のレーザ光源を搭載した構成としても何ら構わない。例えば、BD、DVD、CDの3つの光ディスクの規格に対応した対物レンズを搭載した光ピックアップ装置では、発生する色収差量が大きくなる。また、3つの波長に対応する構成では各波長での透過率が低くなり、レーザ光源の出射光量を大きくしなければならず、色収差量はさらに大きくなる。このような光ピックアップ装置を搭載した光ディスク装置では、本発明は特に有効になる。
本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
1…光ディスク装置、2…光ピックアップ装置、3…光ディスク、4…情報層、11…レーザ光源、12…光ビームスプリッタ、13…フロントモニタ、14…コリメートレンズ、15…対物レンズ、16…アクチュエータ、17…光検出器、101…サーボ信号生成回路、102…情報信号再生回路、103…フォーカス制御回路、104…トラッキング制御回路、105…コントール回路、106…アクチュエータ駆動回路、107…レーザ駆動回路、108…スピンドル制御回路、109…スピンドルモータ、110…情報信号記録回路、111…デフォーカス印加回路、112…データ保存回路、113…トラッキング信号ゲイン制御回路、114…ホールド信号回路。

Claims (7)

  1. 光ピックアップ装置を搭載し光ディスクに情報を記録再生する光ディスク装置において、
    前記光ピックアップ装置は、光ビームを出射するレーザ光源と、前記光ビームを光ディスクの情報層に集光する対物レンズと、前記光ディスクの情報層を反射した前記光ビームを受光する複数の受光面を有する光検出器と、を有し、
    前記光検出器から検出された信号を用いて、フォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号を生成するサーボ信号生成回路と、
    前記フォーカス誤差信号を基に、前記対物レンズを前記光ディスクに対してフォーカス方向の位置に制御するフォーカス制御回路と、
    前記トラッキング誤差信号を基に、前記対物レンズを前記光ディスクに対して所望のトラックの位置に制御するトラッキング制御回路と、
    前記フォーカス誤差信号に加算するデフォーカス信号を発生するデフォーカス印加回路と、
    前記トラッキング誤差信号に与えるトラッキング信号ゲイン補正量を発生するトラッキング信号ゲイン制御回路と、
    前記各回路を制御するコントロール回路と、を備え、
    前記コントロール回路は、前記光ビームをある光強度1から光強度1とは異なる光強度2に変化させる時間よりも前に、前記デフォーカス印加回路から所定のデフォーカス信号を発生させ、かつ前記トラッキング信号ゲイン制御回路から発生するトラッキング信号ゲイン補正量を変化させることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の光ディスク装置であって、
    前記コントロール回路は、
    前記対物レンズを前記所定のデフォーカス信号に応じたフォーカス方向のオフセット位置へ変位を完了させた後に、前記光ビームを前記光強度1から前記光強度2に変化させ、
    前記光ビームを前記光強度1から前記光強度2に変化させると略同時に、前記デフォーカス印加回路から発生する前記所定のデフォーカス信号を終了させ、
    前記対物レンズのフォーカス方向のオフセットがなくなった後に、前記トラッキング信号ゲイン制御回路から発生する前記トラッキング信号ゲイン補正量を元に戻す、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項1に記載の光ディスク装置であって、
    前記コントロール回路は、
    前記デフォーカス印加回路で発生する前記デフォーカス信号の強度を、前記対物レンズが前記光ディスクのフォーカス方向に追従できる範囲内の値に設定し、
    前記トラッキング信号ゲイン制御回路で発生する前記トラッキング信号ゲイン補正量を、前記対物レンズが前記光ディスクのトラックの方向に追従できる範囲内の値に設定する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項2に記載の光ディスク装置であって、
    前記コントロール回路は、前記フォーカス誤差信号のオフセット量に合わせて、前記トラッキング信号ゲイン制御回路で発生する前記所定のトラッキング信号ゲイン補正量を変化させることを特徴とする光ディスク装置
  5. 光ピックアップ装置を搭載し光ディスクに情報を記録再生する光ディスク装置において、
    前記光ピックアップ装置は、光ビームを出射するレーザ光源と、前記光ビームを光ディスクの情報層に集光する対物レンズと、前記光ディスクの情報層を反射した前記光ビームを受光する複数の受光面を有する光検出器と、を有し、
    前記光検出器から検出された信号を用いて、フォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号を生成するサーボ信号生成回路と、
    前記フォーカス誤差信号を基に、前記対物レンズを前記光ディスクに対してフォーカス方向の位置に制御するフォーカス制御回路と、
    前記トラッキング誤差信号を基に、前記対物レンズを前記光ディスクに対して所望のトラックの位置に制御するトラッキング制御回路と、
    前記フォーカス誤差信号に加算するデフォーカス信号を発生するデフォーカス印加回路と、
    前記トラッキング制御回路に入力する前記トラッキング誤差信号をホールドさせるホールド信号回路と、
    前記各回路を制御するコントロール回路と、を備え、
    前記コントロール回路は、前記光ビームをある光強度1から光強度1とは異なる光強度2に変化させる時間よりも前に、前記デフォーカス印加回路から所定のデフォーカス信号を発生させ、かつ前記ホールド信号回路から前記トラッキング制御回路に対するホールド信号を発生させることを特徴とする光ディスク装置。
  6. 請求項5に記載の光ディスク装置であって、
    前記コントロール回路は、
    前記対物レンズを前記所定のデフォーカス信号に応じたフォーカス方向のオフセット位置へ変位を完了させた後に、前記光ビームを前記光強度1から前記光強度2に変化させ、
    前記光ビームを前記光強度1から前記光強度2に変化させると略同時に、前記デフォーカス印加回路から発生する前記所定のデフォーカス信号を終了させ、
    前記対物レンズのフォーカス方向のオフセットがなくなった後に、前記ホールド信号回路から発生する前記ホールド信号を終了させる、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 請求項1、2、5、6のいずれかに記載の光ディスク装置であって、
    前記光ビームの前記光強度1と前記光強度2は、一方は前記光ディスクに情報を記録するときの光強度であり、他方は前記光ディスクから情報を再生するときの光強度であることを特徴とする光ディスク装置。
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