JP2002197712A - 集光光学系、光ピックアップ装置及び再生装置 - Google Patents

集光光学系、光ピックアップ装置及び再生装置

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JP2002197712A JP2000392333A JP2000392333A JP2002197712A JP 2002197712 A JP2002197712 A JP 2002197712A JP 2000392333 A JP2000392333 A JP 2000392333A JP 2000392333 A JP2000392333 A JP 2000392333A JP 2002197712 A JP2002197712 A JP 2002197712A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザ光源の発振波長変化、温度・湿度変化、
光情報記録媒体の透明基板の厚みの誤差等に起因して光
ピックアップ装置の各光学面で発生する球面収差の変動
を、簡易な構成で効果的に補正できる集光光学系および
光ピックアップ装置を提供する。 【解決手段】カップリングレンズ2を構成する2つのレ
ンズ要素2a、2bのうち、少なくとも1つを光軸方向
に沿って変移可能とすることで、集光光学系中の各光学
面、特に対物レンズ1の光学面で生じる球面収差の変動
が補正可能となる。従来の光情報記録媒体より高密度に
情報を記録及び/又は高密度記録された情報を再生する
ために必要な高開口数の対物レンズを用いた場合に問題
となる、レーザ光源3の発振波長の微少変動、及び/又
は温湿度変化、及び/又は光情報記録媒体の透明基板の
厚さの誤差等に起因して対物レンズ1で大きく発生する
球面収差をリアルタイムで補正できるので、常に光情報
記録媒体の情報記録面に適正なスポットを形成すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップ装
置用の集光光学系及び光ピックアップ装置に関し、特に
高密度な情報記録又は再生が可能な光ピックアップ装置
及びその集光光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、短波長赤色半導体レーザの実用化
に伴い、従来の光ディスク(光情報記録媒体ともいう)
である、CD(コンパクトディスク)と同程度の大きさ
で大容量化させた高密度の光ディスクであるDVD(デ
ジタルバーサタイルディスク)が開発・製品化されてい
るが、近い将来には、より高密度な情報の記録又は再生
を可能とする次世代の光ディスクが登場することが予想
される。
【0003】このような次世代の光ディスクを媒体とし
た光情報記録再生装置の光学系では、記録信号の高密度
化を図るため、或いは高密度記録信号を再生するため、
対物レンズを介して情報記録面上に集光するスポットの
径を小さくすることが要求される。そのためには、光源
であるレーザの短波長化や対物レンズの高開口数化が必
要となる。現在、短波長レーザ光源としてその実用化が
期待されているのは、発振波長400nm程度の青紫色
半導体レーザである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザ光源
の短波長化や対物レンズの高開口数化が進むと、通常の
CDやDVDのごとき従来の光ディスクに対して情報の
記録または再生を行うような、比較的長波長のレーザ光
源と低開口数の対物レンズとの組み合わせからなる光ピ
ックアップ装置では、ほとんど無視できる問題でも、よ
り顕在化してくることが予想される。
【0005】その1つがレーザ光源の微少な発振波長の
変動により対物レンズで生じる軸上色収差の問題であ
る。光ピックアップ装置において光源として用いられる
半導体レーザから出射される光束の波長は一般的に単色
であるので、理論上は対物レンズでは軸上色収差は発生
しないと考えられる。しかしながら、実際的には半導体
レーザの特性の一つとして、出力の変化により瞬時的に
波長が数nmほど変化するモードホップ現象を起こす場
合がある、しかるに、対物レンズの軸上色収差が補正さ
れていない場合には、モードホップ現象によって集光位
置が変化し、情報の記録及び/又は再生においてエラー
が生じる可能性がある。
【0006】又、光源の波長が短くなるに従い集光位置
の変化量は大きくなるので、光ピックアップ装置の光源
として発振波長600nm以下の短波長半導体レーザ、
特に発振波長400nm程度の青紫色半導体レーザを用
いた場合は対物レンズで発生する軸上色収差の補正が必
要となる,
【0007】更に、レーザ光源の短波長化と対物レンズ
の高開口数化において顕在化する別の問題は、光源の微
少な発振波長変動によって対物レンズで発生する球面収
差の変動である。光ピックアップ装置において光源とし
て用いられる半導体レーザはその発振波長に±10nm
ほどの個体間のばらつきがある。しかるに、基準波長か
らずれた発振波長をもつ半導体レーザを光源に用いる
と、対物レンズで発生する球面収差は開口数が大きくな
るほど大きくなる。このため、基準波長からずれた発振
波長をもつ半導体レーザを使用できないものとすると、
光源として使用する半導体レーザの選別が必要となる
が、それにより半導体レーザのコストが上昇する。
【0008】又、レーザ光源の短波長化と対物レンズの
高開口数化において顕在化する更に別の問題は、温度・
湿度変化による対物レンズで発生する球面収差の変動で
ある。すなわち、光ピックアップ装置において一般的に
使用されているプラスチックレンズは、温度や湿度変化
をうけて変形しやすく、また、屈折率が大きく変化す
る。プラスチックレンズの温度変化に対する屈折率の変
化は−10×10-5/℃ほどである。屈折率変化により
生じる球面収差は、対物レンズの開口数の4乗に比例し
て発生するので、従来の光ピックアップ装置に用いられ
る光学系ではそれほど問題にならなかった屈折率変化に
よる球面収差の変動も、対物レンズの高開口数化におい
ては無視できない量となる。
【0009】更に、レーザ光源の短波長化と対物レンズ
の高開口数化において顕在化する別の問題は、光ディス
クの保護層(透明基板ともいう)の厚み誤差に起因する
光学系の球面収差の変動である。保護層の厚み誤差によ
り生じる球面収差は、対物レンズの開口数の4乗に比例
して発生するので、対物レンズの開口数が大きくなるに
つれて保護層の厚み誤差の影響が大きくなり、安定した
情報の記録または再生が出来なくなる恐れがある。
【0010】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
み、レーザ光源の発振波長変化、温度・湿度変化、光情
報記録媒体の透明基板の厚みの誤差等に起因して光ピッ
クアップ装置の各光学面で発生する球面収差の変動を、
簡易な構成で効果的に補正できる集光光学系および光ピ
ックアップ装置を提供することを目的とする。
【0011】更に本発明は、レーザ光源のモードホップ
現象に起因して対物レンズで発生する軸上色収差を効果
的に補正できる集光光学系および光ピックアップ装置を
提供することを目的とする。
【0012】又、本発明は、短波長レーザ光源と高開口
数の対物レンズを備え、透明基板厚みの異なる複数の情
報記録媒体に対して情報の記録または再生を行える集光
光学系および光ピックアップ装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の集光光
学系は、光源から出射された発散光の発散角を変えるカ
ップリングレンズと、このカップリングレンズを通過し
た光束を光情報記録媒体の透明基板を介して情報記録面
に集光させる対物レンズとを含む光情報記録媒体の記録
及び/又は再生用の光ピックアップ装置の集光光学系で
あって、前記集光光学系を構成する光学素子の少なくと
も1つの光学面上に輪帯状の回折構造が形成され、前記
カップリングレンズは2群構成であって、前記カップリ
ングレンズを構成する少なくとも1つのレンズ群を光軸
方向に沿って変移させることで、前記集光光学系の各光
学面で生じる球面収差の変動を補正することを特徴とす
る。
【0014】請求項1に記載の集光光学系は、DVDよ
り高密度・大容量の次世代の光情報記録媒体に対する記
録及び/又は再生を行うための光ピックアップ装置に用
いられる集光光学系の好ましい構成に関する。集光光学
系を構成する光学素子の少なくとも1つの光学面上に、
光源の波長が長波長側に微少変動した場合に対物レンズ
のバックフォーカスが短くなるような波長特性をもつ回
折構造を設けることで、青紫色半導体レーザのような短
波長光源を用いた際に問題となる対物レンズで発生する
軸上色収差を効果的に補正できる。上記回折構造を設け
るのは対物レンズより光源側に別途配置されたカップリ
ングレンズ以外の光学素子でもよいが、対物レンズ及び
/又はカップリングレンズに設けるほうが集光光学系の
構成要素を多くすることがないので光ピックアップ装置
を小型化でき好ましい。また、カップリングレンズの光
学面に回折構造を設ける場合に、回折のパワーを2つ以
上の光学面に分担させることができるので、1つの光学
面上に設ける回折構造の最小輪帯間隔を大きくすること
が可能となり、回折効率を高めることができる。
【0015】さらに、カップリングレンズを構成する2
つのレンズ群のうち、少なくとも1つを光軸方向に沿っ
て変移可能とすることで、集光光学系中の各光学面、特
に対物レンズの光学面で生じる球面収差の変動が補正可
能となる。従来の光情報記録媒体より高密度に情報を記
録及び/又は高密度記録された情報を再生するために必
要な高開口数の対物レンズを用いた場合に問題となる、
光源の発振波長の微少変動、及び/又は温湿度変化、及
び/又は光情報記録媒体の透明基板の厚さの誤差等に起
因して対物レンズで大きく発生する球面収差をリアルタ
イムで補正できるので、常に光情報記録媒体の情報記録
面に適正なスポットを形成することができる。
【0016】また、上記のカップリングレンズの変移可
能なレンズ群を光軸に沿って動かすことで、集光光学系
を形成する光学素子の成形誤差に起因して発生した球面
収差も補正可能である。一般に光学素子を金型を用いた
成形法で製造する場合、金型の加工誤差や光学素子の成
形誤差が発生する、例えば、中心の厚さ誤差や光学面の
形状誤差である。これらの誤差によって生じる収差の成
分が3次の球面収差であれば、本発明による集光光学系
では上記のカップリングレンズの変移可能なレンズ群を
光軸に沿って動かすことで補正ができる。したがって、
集光光学系を形成する光学素子の製造時の誤差許容量を
大きくでき、生産性を高めることができる。
【0017】請求項2に記載の集光光学系は、前記光源
は600nm以下の波長の光を出射し、前記集光光学系
中の各屈折面の屈折作用により生じる軸上色収差と、前
記回折構造で生じる軸上色収差とが相殺されることを特
徴とする。
【0018】請求項2にあるように、600nm以下の
発振波長を発生する光源を用いることで、従来の光情報
記録媒体より高密度に記録及び/又は高密度記緑された
情報の再生が光情報記録媒体に対して可能となるが、前
述したように集光光学系、特に対物レンズで発生する軸
上色収差が問題となる。集光光学系の各屈折面で発生す
る軸上色収差と逆極性の軸上色収差を前記回折構造で発
生させることで、集光光学系を介して光情報記録媒体の
情報記録面にスポットを形成したときの波面は軸上色収
差が相殺された状態であり、集光光学系全体として光源
の波長変動の範囲内で良好に軸上色収差が補正された系
とすることができる。
【0019】尚、本発明の集光光学系は、光源の発振波
長の光に対して、厚さ3mmにおける内部透過率が85
%以上である光学材料から形成されることが好ましい。
600nm以下、特に400nm程度の発振波長をもつ
短波長光源を用いた場合は、光学材料の光の吸収による
透過率の低下が問題となるが、集光光学系を上記のよう
な内部透過率をもつ材料から形成することで、記録時に
光源の出力を大きくしなくても高い光量のスポットを形
成でき、また再生時の読み出し信号のS/N比をよくす
ることができる。
【0020】さらに、本発明の集光光学系は飽和吸水率
が0.5%以下の光学材料から形成されることが好まし
い。このようにすると、集光光学系を構成する各光学素
子が空気中の水分を吸収する過程において光学素子中に
吸水率の差による屈折率分布が生じにくく、それによっ
て発生する収差や位相変化にともなう回折効率の低下を
抑えることができる。特に対物レンズの開口数が大きい
と、収差発生や回折効率低下は大きくなる傾向にある
が、上記のようにすることで、それらを十分小さく抑え
ることができる。
【0021】請求項3に記載の集光光学系は、前記カッ
プリングレンズと、前記回折構造が設けてある光学素子
と、前記対物レンズとからなる合成系の軸上色収差が次
式を満たすことを特徴とする。 │△fB・NA2│≦0.25μm (1) ただし、 NA:光情報記録媒体に記録及び/又は再生を行うのに
必要な所定の前記対物レンズの像側開口数 △fB:前記光源の波長が+1nm変化したときの合成
系の焦点位置の変化(μm)
【0022】回折構造の作用を利用して集光光学系の各
屈折面で発生する軸上色収差を補正した場合には、集光
光学系の軸上色収差、すなわちカップリングレンズと回
折構造が設けてある光学素子と対物レンズとからなる合
成系の軸上色収差が請求項3の条件式(1)を満たすこ
とが好ましい。
【0023】請求項4に記載の集光光学系は、前記光情
報記録媒体に記録及び/又は再生を行うのに必要な所定
の前記対物レンズの像側開口数が0.65以上であっ
て、前記光情報記録媒体の透明基板の厚さが0.6mm
以下であることを特徴とする。
【0024】請求項4にあるように、光情報記録媒体に
記録及び/又は再生を行うのに必要な所定の対物レンズ
の像側開口数(NA)を0.65以上に高めることで
(従来の光情報記録媒体、例えばCDでは0.45,D
VDでは0.60である)、情報記録面上に集光するス
ポットのサイズを小さくできるので、従来の光情報記録
媒体より高密度に記録及び/又は高密度記録された情報
の再生が光情報記録媒体に対して可能となる。しかし、
このように対物レンズの開口数を高めることで、光軸に
対して垂直な面からの光情報記録媒体の傾きやそりに起
因するコマ収差の発生が大きくなるという問題が発生す
る。光情報記録媒体の透明基板の厚さを小さくすること
で、このようなコマ収差の発生を抑制できる。対物レン
ズの開口数を0.65以上に高めた場合は、光情報記録
媒体の透明基板の厚さ(t)を0.6mm以下にするこ
とが好ましい(従来の光情報記録媒体、例えばCDでは
1.2mm,DVDでは0.6mmである)。具体的に
は、0.65≦NA≦0.70の場合には0.3≦t≦
0.6mmとするのが好ましく、0.70≦NA≦0.
85の場合は0.0≦t≦0.3mmとするのが好まし
い。
【0025】請求項5に記載の集光光学系は、前記カッ
プリングレンズを構成するレンズ群のうち、光軸に沿っ
て変移可能なレンズ群は正屈折力を有し、次式を満たす
ことを特徴とする。 4≦fCP/fOBJ≦17 (2) 但し、 fCP:前記光軸に沿って変移可能な正屈折力を有するレ
ンズ群の焦点距離(mm) fOBJ:前記対物レンズの焦点距離(mm)
【0026】請求項5にあるように、カップリングレン
ズを構成するレンズ群のうち、正屈折力を有するレンズ
群を光軸に沿って変移可能とした場合、(2)式を満た
すことが好ましい。(2)式の上限を超えないようにす
ると、集光光学系で生じた球面収差変動を補正するため
の変移量が小さくて済むので、全体的にコンパクトな集
光光学系とすることができる。(2)式の下限を超えな
いようにすると、変移可能なレンズ群の屈折力を小さく
抑えることができるので、変移可能なレンズ群での収差
の発生を抑制できる。又、カップリングレンズを構成す
る2つのレンズ群を共に正屈折力を有するものとした場
合は、(2)式を満たすことで、上述した2つのレンズ
群への屈折力の配分をバランス良く行うことができるの
で、それぞれのレンズ群を製造しやすい形状とすること
ができる。
【0027】請求項6に記載の集光光学系は、前記カッ
プリングレンズを構成するレンズ群のうち、光軸に沿っ
て変移可能なレンズ群は負屈折力を有し、次式を満たす
ことを特徴とする。 −20≦fCN/fOBJ≦−3 (3) 但し、 fCN:前記光軸に沿って変移可能な負屈折力を有するレ
ンズ群の焦点距離(mm) fOBJ:前記対物レンズの焦点距離(mm)
【0028】請求項6にあるように、カップリングレン
ズを構成するレンズ群のうち、負屈折力を有するレンズ
群を光軸に沿って変移可能とした場合、(3)式を満た
すことが好ましい。(3)式の下限を超えないようにす
ると、集光光学系で生じた球面収差変動を補正するため
の変移量が小さくて済むので、全体的にコンパクトな集
光光学系とすることができる。(3)式の上限を超えな
いようにすると、変移可能なレンズ群の屈折力を小さく
抑えることができるので、変移可能なレンズ群での収差
の発生を抑制できる。更に、カップリングレンズを構成
する2つのレンズ群のうち、正屈折力を有するレンズ群
の屈折力を小さく抑えることができるので、正屈折力を
有するレンズ群での収差の発生を抑制でき、製造しやす
いものとなる。
【0029】請求項7に記載の集光光学系は、前記対物
レンズが1群1枚構成であって、少なくとも1つの面を
非球面としたことを特徴とする。
【0030】請求項7にあるように、対物レンズを少な
くとも1つの面を非球面とした1群1枚構成とすること
で、1群1枚構成という簡易な構成でかつ球面収差およ
びコマ収差が良好に補正された、従来の光情報記録媒体
より高密度に記録及び/又は高密度記録された情報の再
生が光情報記録媒体に対して可能な光ピックアップに好
適な対物レンズを得ることができる。又、両面を非球面
とすることがより好ましく、それによりさらに精緻に収
差の補正ができる。また、対物レンズを1群1枚構成と
することで、開口数が大きくなってもワーキングディス
タンスを大きく確保することができるので、光情報記録
媒体のそりや傾きによる対物レンズと光情報記録媒体と
の接触を防ぐことができる。
【0031】請求項8に記載の集光光学系は、前記対物
レンズが2群2枚構成であって、第1面から第3面のう
ち少なくとも2つの面を非球面としたことを特徴とす
る。
【0032】請求項8にあるように対物レンズを2群2
枚構成とすることで、光線に対する屈折力を4つの面に
分配することができるので、開口数を大きくしても1面
ごとの屈折力は小さくてすむ。その結果、金型加工やレ
ンズ成形時のレンズ面間の偏芯許容量を大きくすること
ができ、製作しやすいレンズとすることができる。ま
た、光線に対する屈折力を4つの面に分配することで、
第1面から第3面のうち少なくとも2つの面に設けた非
球面の収差補正作用に余裕ができるので精緻に球面収差
およびコマ収差の補正ができる。このとき、少なくとも
第1面と第3面の2つの面を非球面とすることが好まし
い。さらに、第2面も非球面とすることで、第1レンズ
と第2レンズの光軸のずれにより発生する収差を小さく
抑えることができるのでより好ましい。
【0033】請求項9に記載の集光光学系は、前記回折
構造が設けてある光学素子が、プラスチック材料から形
成されているので、回折構造が付加しやすく、さらに金
型を用いた射出成形法等により安価に大量生産すること
ができる。
【0034】請求項10に記載の集光光学系は、前記カ
ップリングレンズを構成するレンズ群のうち光軸方向に
沿って変移可能なレンズ群が、比重2.0以下の材料か
ら形成されていると、変移時における慣性力を小さく抑
えることができ、より迅速な変移が可能となるため好ま
しい。また、上記変移可能なレンズ群を変移させるため
の駆動装置としてのアクチュエータの駆動電流が小さく
てすむので、より小型のアクチュエータを用いることが
できる。
【0035】請求項11に記載の集光光学系は、前記回
折構造で発生するn(nは0,±1以外の整数)次回折
光の光量量が、他のいずれの次数の回折光の光量よりも
大きく、前記集光光学系は、前記光情報記録媒体に対す
る情報の記録及び/又は再生するために回折構造で発生
したn次回折光を、前記光情報記録媒体の情報記録面に
集光することができると、前記回折構造を複数の輪帯か
ら形成した場合に、輪帯間隔を大きくとれるため製造容
易となり好ましい。
【0036】請求項12に記載の集光光学系は、前記カ
ップリングレンズを構成する少なくとも1つのレンズ群
を光軸方向に沿って変移させることで、前記光源の発振
波長の変動に起因して集光光学系の各光学面で生じる球
面収差の変動を補正すると、良好なスポットを光情報記
録媒体の情報記録面に形成できるので、光源の選別が不
要となり好ましい。
【0037】請求項13に記載の集光光学系は、前記対
物レンズは少なくとも1枚のプラスチック材料から形成
されたレンズを含み、前記カップリングレンズを構成す
る少なくとも1つのレンズ群を光軸方向に沿って変移さ
せることで、温湿度変化に起因して集光光学系の各光学
面で生じる球面収差の変動を補正すると、温度変化や湿
度変化によって結像性能の低下が起こりやすいプラスチ
ックレンズであっても、高開口数の対物レンズとして使
用することが可能となるので、光ピックアップ装置の大
幅なコストダウンを図れる。
【0038】請求項14に記載の集光光学系は、前記カ
ップリングレンズを構成する少なくとも1つのレンズ群
を光軸方向に沿って変移させることで、前記情報記録媒
体の透明基板の厚さの変動に起因して生じる球面収差の
変動を補正すると、光情報記録媒体の許容製造誤差を大
きくすることができるので、生産性を高めることができ
る。
【0039】請求項15に記載の集光光学系は、前記カ
ップリングレンズを構成する少なくとも1つのレンズ群
を光軸方向に沿って変移させることで、前記光源の発振
波長の変動、或いは温湿度変化、或いは前記情報記録媒
体の透明基板の厚さの変動のうち少なくとも2つ以上の
組み合わせに起因して集光光学系の各光学面で生じる球
面収差の変動を補正することを特徴とする。
【0040】本発明による集光光学系は、請求項13の
ように温湿度変化、あるいは光情報記録媒体の透明基板
の厚さの誤差、あるいは光源の発振波長の基準波長から
のばらつきの組み合わせによって生ずる球面収差の変動
を補正できるので、常に集光特性の良好な集光光学系を
得ることができる。
【0041】請求項16に記載の集光光学系は、前記光
情報記録媒体が表面側から順に、透明基板と情報記録層
とが、交互に複数積層された構造を有し、前記対物レン
ズを光軸方向に沿って変移させることで各情報記録面に
対して情報の記録及び/又は再生のためにフォーカシン
グさせ、かつ前記カップリングレンズを構成する少なく
とも1つのレンズ群を光軸方向に沿って変移させること
で、各情報記録層での透明基板の厚さの違いによって生
じる球面収差の変動を補正することを特徴とする。
【0042】請求項16に記載の集光光学系は、光情報
記録媒体の表面側から順に、透明基板と情報記録層と
が、交互に複数積層された構造を有する光情報記録媒体
に対して情報の記録及び/又は再生が可能な光ピックア
ップ装置用の集光光学系に関する。かかる集光光学系に
よれば、カップリングレンズの変移可能な光学素子を光
軸に沿って動かすことで、表面から情報記録層までの透
明基板の厚さの違いによる球面収差を補正でき、さらに
対物レンズを光軸方向に変移させれば、所望の情報記録
層に合焦できるので、それぞれの情報記録面上に良好な
波面を形成できる。したがって、光情報記録媒体の片側
の面に2倍、あるいはそれ以上の容量の情報を記録及び
/又は再生が可能となる。
【0043】請求項17に記載の光ピックアップ装置
は、光源と、前記光源から出射された発散光の発散角を
変える2群構成のカップリングレンズと、このカップリ
ングレンズを通過した光束を光情報記録媒体の透明基板
を介して情報記録面に集光させる対物レンズとを含む集
光光学系と、前記情報記録面からの反射光を検出する検
出器と、前記情報記録面に光束を集光させるために、前
記対物レンズを光軸方向及び光軸直角方向に変移させる
第1の駆動装置と、前記カップリングレンズの少なくと
も一つの光学素子を光軸方向に変移させる第2の駆動装
置と、を有し、前記光情報記録媒体の情報記録面に対し
て情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置
であって、前記集光光学系を構成する光学素子の少なく
とも1つの光学面上に輪帯状の回折構造が形成され、前
記第2の駆動装置は、前記カップリングレンズを構成す
る少なくとも1つのレンズ群を光軸方向に沿って変移さ
せることで、前記集光光学系の各光学面で生じる球面収
差の変動を補正することを特徴とする。
【0044】請求項17に記載の光ピックアップ装置
は、DVDより高密度・大容量の次世代の光情報記録媒
体に対する記録及び/又は再生を行うための光ピックア
ップ装置に関する。かかる光ピックアップ装置の集光光
学系を構成する光学素子の少なくとも1つの光学面上
に、光源の波長が長波長側に微少変動した場合に対物レ
ンズのバックフォーカスが短くなるような波長特性をも
つ回折構造を設けることで、青紫色半導体レーザのよう
な短波長光源を用いた際に問題となる対物レンズで発生
する軸上色収差を効果的に補正し、さらに、カップリン
グレンズを構成する2つのレンズ群のうち、少なくとも
1つを光軸方向に沿って変移可能とすることで、集光光
学系中の各光学面で生じる球面収差の変動を良好に補正
することができる。第2の駆動装置は、カップリングレ
ンズを構成する2つのレンズ群のうち、少なくとも1つ
を光軸に沿って変移させるが、このとき、情報記録面上
に集光された光束の集光状態を検出するセンサーでの信
号をモニターしながら集光光学系で発生した球面収差が
最適に補正されるように上記光学素子を変移させる。こ
の第2の駆動装置としては、ボイスコイル型アクチュエ
ーターやピエゾアクチュエーターなどを用いることがで
きる。又、請求項1に記載の発明と同様な作用効果も有
する。
【0045】請求項18に記載の光ピックアップ装置
は、前記光源は600nm以下の波長の光を出射し、前
記集光光学系中の各屈折面の屈折作用により生じる軸上
色収差と、前記回折構造で生じる軸上色収差とが相殺さ
れるので、請求項2に記載の発明と同様な作用効果を奏
する。
【0046】請求項19に記載の光ピックアップ装置
は、前記カップリングレンズと、前記回折構造が設けて
ある光学素子と、前記対物レンズとからなる合成系の軸
上色収差が次式を満たすので、請求項3に記載の発明と
同様な作用効果を奏する。 │△fB・NA2│≦0.25μm (4) ただし、 NA:光情報記録媒体に記録及び/又は再生を行うのに
必要な所定の前記対物レンズの像側開口数 △fB:前記光源の波長が+1nm変化したときの合成
系の焦点位置の変化(μm)
【0047】請求項20に記載の光ピックアップ装置
は、前記光情報記録媒体に記録及び/又は再生を行うの
に必要な所定の前記対物レンズの像側開口数が0.65
以上であって、前記光情報記録媒体の透明基板の厚さが
0.6mm以下であるので、請求項4に記載の発明と同
様な作用効果を奏する。
【0048】請求項21に記載の光ピックアップ装置
は、前記カップリングレンズを構成するレンズ群のう
ち、光軸に沿って変移可能なレンズ群は正屈折力を有
し、次式を満たすので、請求項5に記載の発明と同様な
作用効果を奏する。 4≦fCP/fOBJ≦17 (5) 但し、 fCP:前記光軸に沿って変移可能な正屈折力を有するレ
ンズ群の焦点距離(mm) fOBJ:前記対物レンズの焦点距離(mm)
【0049】請求項22に記載の光ピックアップ装置
は、前記カップリングレンズを構成するレンズ群のう
ち、光軸に沿って変移可能なレンズ群は負屈折力を有
し、次式を満たすので、請求項6に記載の発明と同様な
作用効果を奏する。 −20≦fCN/fOBJ≦−3 (6) 但し、 fCN:前記光軸に沿って変移可能な負屈折力を有するレ
ンズ群の焦点距離(mm) fOBJ:前記対物レンズの焦点距離(mm)
【0050】請求項23に記載の光ピックアップ装置
は、前記対物レンズは1群1枚構成であって、少なくと
も1つの面を非球面としたので、請求項7に記載の発明
と同様な作用効果を奏する。
【0051】請求項24に記載の光ピックアップ装置
は、前記対物レンズは2群2枚構成であって、第1面か
ら第3面のうち少なくとも2つの面を非球面としたの
で、請求項8に記載の発明と同様な作用効果を奏する。
【0052】請求項25に記載の光ピックアップ装置
は、前記回折構造が設けてある光学素子が、プラスチッ
ク材料から形成されたので、請求項9に記載の発明と同
様な作用効果を奏する。
【0053】請求項26に記載の光ピックアップ装置
は、前記カップリングレンズを構成するレンズ群のうち
光軸方向に沿って変移可能なレンズ群は、比重2.0以
下の材料から形成されているので、請求項10に記載の
発明と同様な作用効果を奏する。
【0054】請求項27に記載の光ピックアップ装置
は、前記回折構造で発生するn(nは0,±1以外の整
数)次回折光の光量量が、他のいずれの次数の回折光の
光量よりも大きく、前記集光光学系は、前記光情報記録
媒体に対する情報の記録及び/又は再生するために回折
構造で発生したn次回折光を、前記光情報記録媒体の情
報記録面に集光することができるので、請求項11に記
載の発明と同様な作用効果を奏する。
【0055】請求項28に記載の光ピックアップ装置
は、前記カップリングレンズを構成する少なくとも1つ
のレンズ群を光軸方向に沿って変移させることで、前記
光源の発振波長の変動に起因して集光光学系の各光学面
で生じる球面収差の変動を補正するので、請求項12に
記載の発明と同様な作用効果を奏する。
【0056】請求項29に記載の光ピックアップ装置
は、前記対物レンズは少なくとも1枚のプラスチック材
料から形成されたレンズを含み、前記カップリングレン
ズを構成する少なくとも1つのレンズ群を光軸方向に沿
って変移させることで、温湿度変化に起因して集光光学
系の各光学面で生じる球面収差の変動を補正するので、
請求項13に記載の発明と同様な作用効果を奏する。
【0057】請求項30に記載の光ピックアップ装置
は、前記カップリングレンズを構成する少なくとも1つ
のレンズ群を光軸方向に沿って変移させることで、前記
情報記録媒体の透明基板の厚さの変動に起因して生じる
球面収差の変動を補正するので、請求項14に記載の発
明と同様な作用効果を奏する。
【0058】請求項31に記載の光ピックアップ装置
は、前記カップリングレンズを構成する少なくとも1つ
のレンズ群を光軸方向に沿って変移させることで、前記
光源の発振波長の変動、或いは温湿度変化、或いは前記
情報記録媒体の透明基板の厚さの変動のうち少なくとも
2つ以上の組み合わせに起因して集光光学系の各光学面
で生じる球面収差の変動を補正するので、請求項15に
記載の発明と同様な作用効果を奏する。
【0059】請求項32に記載の光ピックアップ装置
は、前記光情報記録媒体が表面側から順に、透明基板と
情報記録層とが、交互に複数積層された構造を有し、前
記対物レンズを光軸方向に沿って変移させることで各情
報記録面に対して情報の記録及び/又は再生のためにフ
ォーカシングを行い、かつ前記カップリングレンズを構
成する少なくとも1つのレンズ群を光軸方向に沿って変
移させることで、各情報記録層での透明基板の厚さの違
いによって生じる球面収差の変動を補正するので、請求
項16に記載の発明と同様な作用効果を奏する。
【0060】請求項33に記載の再生装置は、請求項1
7乃至32のいずれかに記載の光ピックアップ装置を搭
載した、音声及び/又は画像の記緑、及び/又は、音声
及び/又は画像の再生装置である。
【0061】請求項33の再生装置によれば、音声・画
像の記録装置・再生装置が上述の光ピックアップ装置を
搭載したことにより、DVDより高密度・大容量の次世
代の光情報記録媒体に対して音声・画像の記録または再
生を良好に行うことができる。
【0062】本明細書中で用いる回折構造とは、光学素
子の表面、例えばレンズの表面に、レリーフを設けて、
回折によって光線の角度を変える作用を持たせた形態
(又は面)のことをいう。レリーフの形状としては、例
えば、光学素子の表面に、光軸を中心とする略同心円状
の輪帯として形成され、光軸を含む平面でその断面をみ
れば各輪帯は鋸歯のような形状となっているものを含
む。
【0063】本明細書中において、対物レンズとは、狭
義には光ピックアップ装置に光情報記録媒体を装填した
状態において、最も光情報記録媒体側の位置で、これと
対向すべく配置される集光作用を有するレンズを指し、
広義にはそのレンズと共に、アクチュエータによって少
なくともその光軸方向に作動可能なレンズ群を指すもの
とする。ここで、かかるレンズ群とは、少なくとも1枚
以上のレンズを指すものである。従って、本明細書中に
おいて、対物レンズの光情報記録媒体側の開口数NAと
は、対物レンズの最も光情報記録媒体側に位置するレン
ズ面から光情報記録媒体側に出射した光束の開口数NA
を指すものである。また、本明細書中において光情報記
録媒体に対して情報を記録又は再生する際に必要な所定
開口数とは、それぞれの光情報記録媒体の規格で規定さ
れている開口数、あるいはそれぞれの光情報記録媒体に
対して、使用する光源の波長に応じ、情報の記録または
再生をするために必要なスポット径を得ることができる
回折限界性能の対物レンズの開口数を示す。
【0064】本明細書中において、光情報記録媒体(光
ディスク)としては、例えば、CD-R, CD-RW, CD-Video,
CD-ROM等の各種CD、DVD-ROM, DVD-RAM, DVD-R, DVD-
RW,DVD+RW,DVD-Video等の各種DVD、或いはMD等の
ディスク状の現在の光情報記録媒体および次世代の記録
媒体なども含まれる。多くの光情報記録媒体の情報記録
面上には透明基板が存在する。しかしながら、透明基板
の厚さが殆どゼロに近いもの、あるいは透明基板が全く
ないものも存在もしくは提案されている。説明の都合
上、本明細書中「透明基板を介して」と記載することが
あるが、かかる透明基板は厚さがゼロである、すなわち
透明基板が全くない場合も含むものである。
【0065】本明細書中において、情報の記録及び再生
とは、上記のような光情報記録媒体の情報記録面上に情
報を記録すること、情報記録面上に記録された情報を再
生することをいう。本発明の光ピックアップ装置は、記
録だけ或いは再生だけを行うために用いられるものであ
ってもよいし、記録および再生の両方を行うために用い
られるものであってもよい。また、或る情報記録媒体に
対しては記録を行い、別の情報記録媒体に対しては再生
を行うために用いられるものであってもよいし、或る情
報記録媒体に対しては記録または再生を行い、別の情報
記録媒体に対しては記録及び再生を行うために用いられ
るものであってもよい。なお、ここでいう再生とは、単
に情報を読み取ることを含むものである。
【0066】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。図1は、第1の
実施の形態にかかる光ピックアップ装置の概略的な構成
図である。
【0067】図1の光ピックアップ装置において、光源
である半導体レーザ3と、光源3から射出される発散光
の発散角を変換するカップリングレンズ2(2枚のレン
ズ群すなわちレンズ要素2a、2bからなり、レンズ要
素2aは正屈折力を有し、レンズ要素2bは負屈折力を
有する。以下の実施の形態において同じ)と、カップリ
ングレンズ2からの光束を光情報記録媒体の情報記録面
5に集光する対物レンズ1と、光情報記録媒体の情報記
録面5からの反射光を受光する検出器4とを備えてい
る。カップリングレンズ2と対物レンズ1とで集光光学
系を構成する。
【0068】図1の光ピックアップ装置は、更に、情報
記録面5からの反射光を検出器4に向けて分離するビー
ムスプリッタ6と、カップリングレンズ2と対物レンズ
1との間に配置された1/4波長板7と、対物レンズ8
に前置された絞り8と、シリンドリカルレンズ9と、フ
ォーカス・トラッキング用のアクチュエータ(第1の駆
動装置:以下の実施の形態において同じ)10とを備え
る。
【0069】また、対物レンズ1は、その外周に光軸に
対し垂直方向に延びた面を持つフランジ部1aを有す
る。このフランジ部1aにより、対物レンズ1を光ピッ
クアップ装置に精度よく取付ることができる。又、対物
レンズ1は、2軸アクチュエータ10により、フォーカ
シングのために光軸方向に、及びトラッキングのために
光軸直角方向に変移可能とされている。
【0070】カップリングレンズ2は、入射された発散
光束を光軸に対して、ほぼ平行光束にするコリメートレ
ンズであっても良い。本実施の形態では、半導体レーザ
3の発振波長変化、温度・湿度変化、光情報記録媒体の
透明基板の厚みの誤差等に起因して光ピックアップ装置
の各光学面で発生する球面収差の変動を抑制するため
に、カップリングレンズ2のレンズ要素2aを、アクチ
ュエータ(第2の駆動装置:以下の実施の形態において
同じ)11により、その光軸方向に変移可能としてい
る。
【0071】(実施例)次に、本実施の形態に適用可能
な集光光学系の第1実施例について説明する。第1実施
例及び他の実施例において、半導体レーザ3の光源波長
は405nmであり、対物レンズ1の開口数は0.85
としている。第1実施例における非球面については、光
軸方向をx軸、光軸に垂直な方向の高さをh、面の曲率
半径をrとするとき次式(数1)で表す。但し、κを円
錐係数、A2iを非球面係数とする。
【数1】
【0072】一方、回折面については、回折レリーフを
はずしたマクロ的な形状を示す母非球面と、次式(数
2)の光路差関数Φbとで表す。光路差関数Φbは、基
準波長の回折光に対し回折面によって付加される光路差
をあらわすものとし、光路差関数Φbの値がmλ(mは
回折次数)変わるごとに回折輪帯を設ける。但し、hは
光軸からの距離、b2iは光路差関数の係数である。
【数2】
【0073】第1実施例の集光光学系のレンズデータを
表1に示す。又、本実施例の集光光学系の概略断面図を
図2に示し、球面収差図を図3に示す。本実施例では、
2群2枚構成のカップリングレンズ2の第1面および第
3面に設けた回折構造の作用により、集光光学系で発生
する軸上色収差を捕正している。さらに、表2に示すよ
うに、カップリングレンズ2のレンズ要素2a、2bの
間隔を変えることで、レーザ光源3の波長変動、温度変
化、透明基板の厚さの誤差に起因して集光光学系で発生
する球面収差を補正可能としている。
【表1】
【表2】
【0074】尚、本明細書中(表のレンズデータ含む)
おいて、10のべき乗数(例えば2.5×10-3)を、
E(例えば 2.5×E―3)を用いて表している。
【0075】次に、図1の光ピックアップ装置に用いる
ことができる第2実施例の集光光学系について説明す
る。まず、本実施例の集光光学系のレンズデータを表3
に示す。又、本実施例の集光光学系の概略断面図を図4
に示し、球面収差図を図5に示す。本実施例では、2群
2枚構成のカップリングレンズ2の第3面および1群1
枚構成の対物レンズ1の第1面に設けた回折構造の作用
により集光光学系で発生する軸上色収差を補正してい
る。さらに、表4に示すように、カップリングレンズ2
のレンズ要素2a、2bの間隔を変えることで、レーザ
光源3の波長変動、温度変化、透明基板の厚さの誤差に
起因して集光光学系で発生する球面収差を補正可能とし
ている。また、対物レンズ1に発散光束が入射する場
合、同じ径の絞りを通過する平行光束が入射する場合に
比べて、対物レンズ1の光源側の面の光線通過高さが大
きくなる。その際の高次の非球面によるフレア成分の発
生を抑えるために、本実施例では、光束を規制する絞り
を対物レンズ1の光源側の面の頂点より光情報記録媒体
側に配置している。
【表3】
【表4】
【0076】次に、第2の実施の形態にかかる光ピック
アップ装置について説明する。図6の光ピックアップ装
置は、プラスチックレンズ1a、1bを保持部材1cで
一体に保持した2群2枚構成の対物レンズ1と、光源で
ある半導体レーザ3と、光源3から射出される発散光の
発散角を変換するカップリングレンズ2(レンズ要素2
a、2bとからなる)と、光情報記録媒体の情報記録面
5からの反射光を受光する検出器4とを備えている。対
物レンズ1は、カップリングレンズ2からの光束を光情
報記録媒体の情報記録面5に集光する。
【0077】図6の光ピックアップ装置は、更に、情報
記録面5からの反射光を検出器4に向けて分離するビー
ムスプリッタ6と、カップリングレンズ2と対物レンズ
1との間に配置された1/4波長板7と、対物レンズ1
に前置された絞り8と、シリンドリカルレンズ9と、フ
オーカス・トラッキング用の2軸アクチュエータ10と
を備える。
【0078】また、対物レンズ1は、その保持部材1c
の外周に光軸に対し垂直方向に延びた面を持つフランジ
部1dを有する。このフランジ部1dにより、対物レン
ズ1を光ピックアップ装置に精度よく取付ることができ
る。
【0079】そして、カップリングレンズ2は、入射さ
れた発散光束を光軸に対して、ほぼ平行光束にするコリ
メートレンズであっても良い。この場合は、半導体レー
ザ3の発振波長変化、温度・湿度変化、光情報記録媒体
の透明基板の厚みの誤差等に起因して光ピックアップ装
置の各光学面で発生する球面収差の変動を抑制するため
に、カップリングレンズ2のレンズ要素2aを、その光
軸方向に変移可能としている。
【0080】次に、本実施の形態に適用可能な集光光学
系の第3実施例について説明する。まず、本実施例の集
光光学系のレンズデータを表5に示す。又、本実施例の
集光光学系の概略断面図を図7に示し、球面収差図を図
8に示す。本実施例では、2群2枚構成のカップリング
レンズ2の第1面および第3面に設けた回折構造の作用
により集光光学系で発生する軸上色収差を補正してい
る。さらに、表6に示すように、カップリングレンズ2
のレンズ要素2a、2bの間隔を変えることで、レーザ
光源3の波長変動、温度変化、透明基板の厚さの誤差に
起因して集光光学系で発生する球面収差を補正可能とし
ている。
【表5】
【表6】
【0081】次に、図6の光ピックアップ装置に用いる
ことができる第4実施例の集光光学系について説明す
る。まず、本実施例の集光光学系のレンズデータを表7
に示す。又、本実施例の集光光学系の概略断面図を図9
に示し、球面収差図を図10に示す。本実施例では、2
群2枚構成のカップリングレンズ2の第3面および2群
2枚構成の対物レンズの第1面に設けた回折構造の作用
により集光光学系で発生する軸上色収差を補正してい
る。さらに、表8に示すように、カップリングレンズの
レンズ要素2a、2bの間隔を変えることで、レーザ光
源3の波長変動、温度変化、透明基板の厚さの誤差に起
因して集光光学系で発生する球面収差を補正可能として
いる。
【表7】
【表8】
【0082】次に、図1の光ピックアップ装置に適用で
きる第5実施例の集光光学系について説明する。まず、
本実施例の集光光学系のレンズデータを表9に示す。
又、本実施例の集光光学系の概略断面図を図11に示
し、球面収差図を図12に示す。本実施例では、2群2
枚構成のカップリングレンズ2の第3面および1群1枚
構成の対物レンズ1の第1面に設けた回折構造の作用に
より集光光学系で発生する軸上色収差を補正している。
さらに、表10に示すように、カップリングレンズ2の
レンズ要素2a、2bの間隔を変えることで、片面に透
明基板と情報記録層が3層積層された、いわゆる3層記
録方式の光情報記録媒体に対する情報の記録および/再
生を可能とした。また、第1〜4実施例と同様に、それ
ぞれの情報記録媒体に対して情報の記録および/再生を
行う際の、レーザ光源3の波長変動、温度変化、透明基
板の厚さの誤差に起因して集光光学系で発生する球面収
差も補正可能である。
【表9】
【表10】
【0083】本実施例では、光情報記録媒体を情報記録
層間の透明基板の厚さが0.05mmである3層記録方
式の光情報記録媒体としたが,本実施例による集光光学
系は、例えば上記以外の形態の多層記録方式の光情報記
録媒体に対する情報の記緑および/再生も可能である。
【0084】次に、図1の光ピックアップ装置に適用で
きる第6実施例の集光光学系について説明する。まず、
本実施例の集光光学系のレンズデータを表11,12に
示す。又、本実施例の集光光学系の概略断面図を図13
に示し、球面収差図を図14に示す。本実施例では、2
群2枚構成のカップリングレンズ2の第3面および第4
面に設けた回折構造の作用により集光光学系で発生する
軸上色収差を補正している。さらに、表13に示すよう
に、カップリングレンズ2のレンズ要素2a、2bの間
隔を変えることで、レーザ光源3の波長変動、温度変
化、透明基板の厚さの誤差に起因して集光光学系で発生
する球面収差を補正可能としている。
【表11】
【表12】
【表13】
【0085】以上の第1〜6実施例の集光光学系は、材
料として飽和吸水率が0.01%以下,かつ使用波長領
域での厚さ3mmにおける内部透過率が90%以上であ
るプラスチックを用いているので、吸水による結像性能
へ影響が少なく、かつ光の利用効率が高く、さらに射出
成形によって安価に大量生産ができる。また,比重2.
0以下のプラスチックを用いることで集光光学系全体が
軽量でき、対物レンズ1の駆動機構(アクチュエータ1
0など)や、カップリングレンズ2の駆動機構(アクチ
ュエータ11)への負担を軽減できるため、高速駆動や
駆動機構の小型化が可能である。
【0086】図15は、第3の実施の形態にかかる光ピ
ックアップ装置の概略的な構成図である。図15の光ピ
ックアップ装置は、図1の光ピックアップ装置に対し
て、アクチュエータ11により、カップリングレンズ2
のレンズ要素2aでなく、レンズ要素2bを光軸方向に
変移させる点のみが異なるため、それ以外については説
明を省略する。
【0087】図16は、第4の実施の形態にかかる光ピ
ックアップ装置の概略的な構成図である。図16の光ピ
ックアップ装置は、図6の光ピックアップ装置に対し
て、アクチュエータ11により、カップリングレンズ2
のレンズ要素2aでなく、レンズ要素2bを光軸方向に
変移させる点のみが異なるため、それ以外については説
明を省略する。尚、図15,16の光ピックアップ装置
に対して、第1〜6実施例の集光光学系のいずれも適用
可能である。又、図15,16の光ピックアップ装置の
変形例として、カップリングレンズ2のレンズ要素2
a、2b双方を変移させることで、その間隔を変えるよ
うにしても良い。
【0088】
【発明の効果】本発明によると、レーザ光源の発振波長
変化、温度・湿度変化、光情報記録媒体の透明基板の厚
みの誤差等に起因して光ピックアップ装置の各光学面で
発生する球面収差の変動を、簡易な構成で効果的に補正
できる集光光学系および光ピックアップ装置を提供する
ことができる。
【0089】更に本発明によると、レーザ光源のモード
ホップ現象に起因して対物レンズで発生する軸上色収差
を効果的に補正できる集光光学系および光ピックアップ
装置を提供することができる。
【0090】又、本発明によると、短波長レーザ光源と
高開口数の対物レンズを備え、透明基板厚みの異なる複
数の情報記録媒体に対して情報の記録または再生を行え
る集光光学系および光ピックアップ装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる光ピックアップ装置
の概略的な構成図である。
【図2】第1実施例の集光光学系の概略断面図である。
【図3】第1実施例の集光光学系の球面収差図である。
【図4】第2実施例の集光光学系の概略断面図である。
【図5】第2実施例の集光光学系の球面収差図である。
【図6】第2の実施の形態にかかる光ピックアップ装置
の概略的な構成図である。
【図7】第3実施例の集光光学系の概略断面図である。
【図8】第3実施例の集光光学系の球面収差図である。
【図9】第4実施例の集光光学系の概略断面図である。
【図10】第4実施例の集光光学系の球面収差図であ
る。
【図11】第5実施例の集光光学系の概略断面図であ
る。
【図12】第5実施例の集光光学系の球面収差図であ
る。
【図13】第6実施例の集光光学系の概略断面図であ
る。
【図14】第6実施例の集光光学系の球面収差図であ
る。
【図15】第3の実施の形態にかかる光ピックアップ装
置の概略的な構成図である。
【図16】第4の実施の形態にかかる光ピックアップ装
置の概略的な構成図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 カップリングレンズ 2a、2b カップリングレンズのレンズ要素 3 半導体レーザ(光源) 4 検出器 5 情報記録面 10 2軸アクチュエータ(第1の駆動装置) 11 1軸アクチュエータ(第2の駆動装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA13 LA01 MA03 NA01 NA08 PA03 PA04 PA17 PB03 PB04 QA01 QA03 QA05 QA07 QA13 QA18 QA21 QA25 QA33 QA34 QA41 QA45 QA46 RA04 RA05 RA11 RA12 RA13 RA32 RA41 RA42 RA45 RA46 5D118 AA13 BA01 BB02 BF02 BF03 CD02 CD03 CD08 DC03 DC04 EB01 5D119 AA11 AA22 BA01 DA01 DA05 EC01 EC03 FA05 JA02 JA04 JA44 JA47 JB02 KA02

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射された発散光の発散角を変
    えるカップリングレンズと、このカップリングレンズを
    通過した光束を光情報記録媒体の透明基板を介して情報
    記録面に集光させる対物レンズとを含む光情報記録媒体
    の記録及び/又は再生用の光ピックアップ装置の集光光
    学系であって、 前記集光光学系を構成する光学素子の少なくとも1つの
    光学面上に輪帯状の回折構造が形成され、 前記カップリングレンズは2群構成であって、前記カッ
    プリングレンズを構成する少なくとも1つのレンズ群を
    光軸方向に沿って変移させることで、前記集光光学系の
    各光学面で生じる球面収差の変動を補正することを特徴
    とする集光光学系。
  2. 【請求項2】 前記光源は600nm以下の波長の光を
    出射し、前記集光光学系中の各屈折面の屈折作用により
    生じる軸上色収差と、前記回折構造で生じる軸上色収差
    とが相殺されることを特徴とする請求項1記載の集光光
    学系。
  3. 【請求項3】 前記カップリングレンズと、前記回折構
    造が設けてある光学素子と、前記対物レンズとからなる
    合成系の軸上色収差が次式を満たすことを特徴とする請
    求項2記載の集光光学系。 │△fB・NA2│≦0.25μm ただし、 NA:光情報記録媒体に記録及び/又は再生を行うのに
    必要な所定の前記対物レンズの像側開口数 △fB:前記光源の波長が+1nm変化したときの合成
    系の焦点位置の変化(μm)
  4. 【請求項4】 前記光情報記録媒体に記録及び/又は再
    生を行うのに必要な所定の前記対物レンズの像側開口数
    が0.65以上であって、前記光情報記録媒体の透明基
    板の厚さが0.6mm以下であることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の集光光学系。
  5. 【請求項5】 前記カップリングレンズを構成するレン
    ズ群のうち、光軸に沿って変移可能なレンズ群は正屈折
    力を有し、次式を満たすことを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の集光光学系。 4≦fCP/fOBJ≦17 但し、 fCP:前記光軸に沿って変移可能な正屈折力を有するレ
    ンズ群の焦点距離(mm) fOBJ:前記対物レンズの焦点距離(mm)
  6. 【請求項6】 前記カップリングレンズを構成するレン
    ズ群のうち、光軸に沿って変移可能なレンズ群は負屈折
    力を有し、次式を満たすことを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の集光光学系。 −20≦fCN/fOBJ≦−3 但し、 fCN:前記光軸に沿って変移可能な負屈折力を有するレ
    ンズ群の焦点距離(mm) fOBJ:前記対物レンズの焦点距離(mm)
  7. 【請求項7】 前記対物レンズは1群1枚構成であっ
    て、少なくとも1つの面を非球面としたことを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれかに記載の集光光学系。
  8. 【請求項8】 前記対物レンズは2群2枚構成であっ
    て、第1面から第3面のうち少なくとも2つの面を非球
    面としたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載の集光光学系。
  9. 【請求項9】 前記回折構造が設けてある光学素子は、
    プラスチック材料から形成されたことを特徴とする請求
    項1乃至8のいずれかに記載の集光光学系。
  10. 【請求項10】 前記カップリングレンズを構成するレ
    ンズ群のうち光軸方向に沿って変移可能なレンズ群は、
    比重2.0以下の材料から形成されていることを特徴と
    する請求項1乃至9のいずれかに記載の集光光学系。
  11. 【請求項11】 前記回折構造で発生するn(nは0,
    ±1以外の整数)次回折光の光量量が、他のいずれの次
    数の回折光の光量よりも大きく、前記集光光学系は、前
    記光情報記録媒体に対する情報の記録及び/又は再生す
    るために回折構造で発生したn次回折光を、前記光情報
    記録媒体の情報記録面に集光することができることを特
    徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の集光光学
    系。
  12. 【請求項12】 前記カップリングレンズを構成する少
    なくとも1つのレンズ群を光軸方向に沿って変移させる
    ことで、前記光源の発振波長の変動に起因して集光光学
    系の各光学面で生じる球面収差の変動を補正することを
    特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の集光光
    学系。
  13. 【請求項13】 前記対物レンズは少なくとも1枚のプ
    ラスチック材料から形成されたレンズを含み、前記カッ
    プリングレンズを構成する少なくとも1つのレンズ群を
    光軸方向に沿って変移させることで、温湿度変化に起因
    して集光光学系の各光学面で生じる球面収差の変動を補
    正することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに
    記載の集光光学系。
  14. 【請求項14】 前記カップリングレンズを構成する少
    なくとも1つのレンズ群を光軸方向に沿って変移させる
    ことで、前記情報記録媒体の透明基板の厚さの変動に起
    因して生じる球面収差の変動を補正することを特徴とす
    る請求項1乃至11のいずれかに記載の集光光学系。
  15. 【請求項15】 前記カップリングレンズを構成する少
    なくとも1つのレンズ群を光軸方向に沿って変移させる
    ことで、前記光源の発振波長の変動、或いは温湿度変
    化、或いは前記情報記録媒体の透明基板の厚さの変動の
    うち少なくとも2つ以上の組み合わせに起因して集光光
    学系の各光学面で生じる球面収差の変動を補正すること
    を特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の集光
    光学系。
  16. 【請求項16】 前記光情報記録媒体が表面側から順
    に、透明基板と情報記録層とが、交互に複数積層された
    構造を有し、前記対物レンズを光軸方向に沿って変移さ
    せることで各情報記録面に対して情報の記録及び/又は
    再生のためにフォーカシングさせ、かつ前記カップリン
    グレンズを構成する少なくとも1つのレンズ群を光軸方
    向に沿って変移させることで、各情報記録層での透明基
    板の厚さの違いによって生じる球面収差の変動を補正す
    ることを特徴とする請求項1乃至15記載の集光光学
    系。
  17. 【請求項17】 光源と、 前記光源から出射された発散光の発散角を変える2群構
    成のカップリングレンズと、このカップリングレンズを
    通過した光束を光情報記録媒体の透明基板を介して情報
    記録面に集光させる対物レンズとを含む集光光学系と、 前記情報記録面からの反射光を検出する検出器と、 前記情報記録面に光束を集光させるために、前記対物レ
    ンズを光軸方向及び光軸直角方向に変移させる第1の駆
    動装置と、 前記カップリングレンズの少なくとも一つの光学素子を
    光軸方向に変移させる第2の駆動装置と、を有し、前記
    光情報記録媒体の情報記録面に対して情報の記録及び/
    又は再生を行う光ピックアップ装置であって、 前記集光光学系を構成する光学素子の少なくとも1つの
    光学面上に輪帯状の回折構造が形成され、 前記第2の駆動装置は、前記カップリングレンズを構成
    する少なくとも1つのレンズ群を光軸方向に沿って変移
    させることで、前記集光光学系の各光学面で生じる球面
    収差の変動を補正することを特徴とする光ピックアップ
    装置。
  18. 【請求項18】 前記光源は600nm以下の波長の光
    を出射し、前記集光光学系中の各屈折面の屈折作用によ
    り生じる軸上色収差と、前記回折構造で生じる軸上色収
    差とが相殺されることを特徴とする請求項17記載の光
    ピックアップ装置。
  19. 【請求項19】 前記カップリングレンズと、前記回折
    構造が設けてある光学素子と、前記対物レンズとからな
    る合成系の軸上色収差が次式を満たすことを特徴とする
    請求項18記載の光ピックアップ装置。 │△fB・NA2│≦0.25μm ただし、 NA:光情報記録媒体に記録及び/又は再生を行うのに
    必要な所定の前記対物レンズの像側開口数 △fB:前記光源の波長が+1nm変化したときの合成
    系の焦点位置の変化(μm)
  20. 【請求項20】 前記光情報記録媒体に記録及び/又は
    再生を行うのに必要な所定の前記対物レンズの像側開口
    数が0.65以上であって、前記光情報記録媒体の透明
    基板の厚さが0.6mm以下であることを特徴とする請
    求項17乃至19のいずれかに記載の光ピックアップ装
    置。
  21. 【請求項21】 前記カップリングレンズを構成するレ
    ンズ群のうち、光軸に沿って変移可能なレンズ群は正屈
    折力を有し、次式を満たすことを特徴とする請求項17
    乃至20のいずれかに記載の光ピックアップ装置。 4≦fCP/fOBJ≦17 但し、 fCP:前記光軸に沿って変移可能な正屈折力を有するレ
    ンズ群の焦点距離(mm) fOBJ:前記対物レンズの焦点距離(mm)
  22. 【請求項22】 前記カップリングレンズを構成するレ
    ンズ群のうち、光軸に沿って変移可能なレンズ群は負屈
    折力を有し、次式を満たすことを特徴とする請求項17
    乃至20のいずれかに記載の光ピックアップ装置。 −20≦fCN/fOBJ≦−3 但し、 fCN:前記光軸に沿って変移可能な負屈折力を有するレ
    ンズ群の焦点距離(mm) fOBJ:前記対物レンズの焦点距離(mm)
  23. 【請求項23】 前記対物レンズは1群1枚構成であっ
    て、少なくとも1つの面を非球面としたことを特徴とす
    る請求項17乃至22のいずれかに記載の光ピックアッ
    プ装置。
  24. 【請求項24】 前記対物レンズは2群2枚構成であっ
    て、第1面から第3面のうち少なくとも2つの面を非球
    面としたことを特徴とする請求項17乃至22のいずれ
    かに記載の光ピックアップ装置。
  25. 【請求項25】 前記回折構造が設けてある光学素子
    は、プラスチック材料から形成されたことを特徴とする
    請求項17乃至24のいずれかに記載の光ピックアップ
    装置。
  26. 【請求項26】 前記カップリングレンズを構成するレ
    ンズ群のうち光軸方向に沿って変移可能なレンズ群は、
    比重2.0以下の材料から形成されていることを特徴と
    する請求項17乃至25のいずれかに記載の光ピックア
    ップ装置。
  27. 【請求項27】 前記回折構造で発生するn(nは0,
    ±1以外の整数)次回折光の光量量が、他のいずれの次
    数の回折光の光量よりも大きく、前記集光光学系は、前
    記光情報記録媒体に対する情報の記録及び/又は再生す
    るために回折構造で発生したn次回折光を、前記光情報
    記録媒体の情報記録面に集光することができることを特
    徴とする請求項17乃至26のいずれかに記載の光ピッ
    クアップ装置。
  28. 【請求項28】 前記カップリングレンズを構成する少
    なくとも1つのレンズ群を光軸方向に沿って変移させる
    ことで、前記光源の発振波長の変動に起因して集光光学
    系の各光学面で生じる球面収差の変動を補正することを
    特徴とする請求項17乃至27のいずれかに記載の光ピ
    ックアップ装置。
  29. 【請求項29】 前記対物レンズは少なくとも1枚のプ
    ラスチック材料から形成されたレンズを含み、前記カッ
    プリングレンズを構成する少なくとも1つのレンズ群を
    光軸方向に沿って変移させることで、温湿度変化に起因
    して集光光学系の各光学面で生じる球面収差の変動を補
    正することを特徴とする請求項17乃至27のいずれか
    に記載の光ピックアップ装置。
  30. 【請求項30】 前記カップリングレンズを構成する少
    なくとも1つのレンズ群を光軸方向に沿って変移させる
    ことで、前記情報記録媒体の透明基板の厚さの変動に起
    因して生じる球面収差の変動を補正することを特徴とす
    る請求項17乃至27のいずれかに記載の光ピックアッ
    プ装置。
  31. 【請求項31】 前記カップリングレンズを構成する少
    なくとも1つのレンズ群を光軸方向に沿って変移させる
    ことで、前記光源の発振波長の変動、或いは温湿度変
    化、或いは前記情報記録媒体の透明基板の厚さの変動の
    うち少なくとも2つ以上の組み合わせに起因して集光光
    学系の各光学面で生じる球面収差の変動を補正すること
    を特徴とする請求項17乃至27のいずれかに記載の光
    ピックアップ装置。
  32. 【請求項32】 前記光情報記録媒体が表面側から順
    に、透明基板と情報記録層とが、交互に複数積層された
    構造を有し、前記対物レンズを光軸方向に沿って変移さ
    せることで各情報記録面に対して情報の記録及び/又は
    再生のためにフォーカシングさせ、かつ前記カップリン
    グレンズを構成する少なくとも1つのレンズ群を光軸方
    向に沿って変移させることで、各情報記録層での透明基
    板の厚さの違いによって生じる球面収差の変動を補正す
    ることを特徴とする請求項17乃至31記載の光ピック
    アップ装置。
  33. 【請求項33】 請求項17乃至32のいずれかに記載
    の光ピックアップ装置を搭載したことを特徴とする、音
    声及び/又は画像の記緑、及び/又は、音声及び/又は
    画像の再生装置。
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