JP2008181638A - カップリング光学系、光学素子及び光ピックアップ装置 - Google Patents

カップリング光学系、光学素子及び光ピックアップ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光検出器の誤検出を抑制して適切に情報の記録及び/又は再生を行えるカップリング光学系、光学素子および光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】第1のレンズCULの中間面IPを傾けると、中間面IPに入射した光束は、発散光束の状態で光ディスク側光学面S2から出射されることとなる。これにより中間面IPを通過した光束が、対物レンズOLの有効径内に入射することが抑制され、誤検出を抑制できる。尚、中間面IPは、テーパ面に限らず、光源側光学面S1を延長した球面もしくは非球面であっても良い。
【選択図】図2

Description

本発明は、カップリング光学系、光学素子及び光ピックアップ装置に関し、特に高密度光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行うのに好適なカップリング光学系、光学素子及び光ピックアップ装置に関する。
波長405nmの青紫色半導体レーザを用いて、情報の記録及び/又は再生(以下、「記録及び/又は再生」を「記録/再生」と記載する)を行う高密度光ディスクには2つの規格がある。これは、NA0.65の対物レンズを使用して情報の記録/再生を行うHD DVD(以下、HDという)であり、NA0.85の対物レンズを使用して情報の記録/再生を行うBlu−ray Disc(以下、BDという)である。HDには、1層あたり15GBの情報の記録が可能であり、BDには、1層あたり25GBの情報の記録が可能である。以下、本明細書では、このような光ディスクを「高密度光ディスク」と呼ぶ。
ところで、特許文献1に示すような一般的な光ピックアップ装置においては、半導体レーザから出射された光束が、カップリングレンズ(コリメートレンズを含む)を介して発散角を適宜変更され、対物レンズに入射するようになっている。
特開2002−082280号公報
ここで、ある使用条件において、カップリングレンズの有効径外を通過する光束が、対物レンズの有効径内に侵入することにより、ゴーストが生じることが判明した。これを、図6を参照して説明する。
図6は、光ピックアップ装置の光学系を示す一例の断面図であるが、理解しやすいように実際の素子間の軸線方向距離は変えて示している。図において、光源Pから照射された発散光束は、点線で示すように進行し、第1のレンズCULで発散角を変更され、第2のレンズCOLで平行光束とされた後、絞りAPで有効径内の光束のみが対物レンズOBJに入射し、光ディスクODの情報記録面に集光されるようになっている。従って、有効径外の光束は、本来的には絞りAPに制限されて、対物レンズOBJに入射することはないはずである。
ところで、ある種のカップリングレンズにおいては、金型を示すマークを付与するために、フランジ部FLと光源側の光学面S1との間に、カップリングレンズの光軸に直交するような中間面IPを設けることが行われている。ところが、このような中間面IPを設けたために、図6で実線で示すように、中間面IPを通過した有効径外の光束の一部が、光ディスク側の光学面S2を通過して屈折されてしまい、収束光として絞りAPの範囲内に入射する場合がある。この有効径外の光束が対物レンズOBJにより集光されると、光検出器に迷光として検出されエラーを生じる恐れがある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、光検出器の誤検出を抑制して適切に情報の記録/再生を行えるカップリング光学系、光学素子及び光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のカップリング光学系は、光源と、対物レンズとを有し、前記光源から射出された光束を、前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に用いるとともに、前記光源と前記対物レンズとの間に配置されるカップリング光学系であって、
前記光源と前記対物レンズとの間の非平行な光束中に配置されるパワーを有する第1光学素子と、前記第1光学素子と前記対物レンズとの間に配置される正のパワーを有する第2光学素子からなり、
前記第1光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、
前記光源からの非平行な光束が前記第1光学素子の前記有効径外部に入射した際に、前記第2光学素子を透過した光束が平行な方向よりも光軸に近づく方向に出射される光を低減する低減構造を、前記第1光学素子の前記有効径外部に形成したことを特徴とする。
本発明によれば、前記カップリング光学系は、前記光源からの非平行な光束が前記第1光学素子の前記有効径外部に入射した際に、前記第2光学素子を透過した光束が平行な方向よりも光軸に近づく方向に出射される光を低減する低減構造を、前記第1光学素子の前記有効径外部に形成したので、前記第1光学素子の前記有効径外部に非平行な光束が入射した場合には、前記第2光学素子を透過した光束が屈折されて対物レンズの有効径内に侵入することが抑制され、従って迷光として光ピックアップ装置の光検出器に検出されることを低減でき、エラーの発生を抑制できる。尚、フランジ部の面と中間面とは連続していても良いし、別々でも良い。
請求項2に記載のカップリング光学系は、請求項1に記載の発明において、前記低減構造は、光軸に直交する面に対して傾斜した面であることを特徴とするので、前記有効径外部を通過した光束を、前記対物レンズの有効径外に入射させることができる。
請求項3に記載のカップリング光学系は、請求項1又は2に記載の発明において、前記低減構造は、前記光学面を延長した形状の面であることを特徴とする。
請求項4に記載のカップリング光学系は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記低減構造は、入射光束を散乱させる表面構造であることを特徴とするので、前記有効径外部を通過した光束を、前記対物レンズの有効径外に入射させることができる。前記低減構造としては、成形に用いる金型の対応する表面をサンドブラスト処理等によって荒らすなどして転写後の面粗度を大きくしたものや、エンボス加工を施したものなどがある。
請求項5に記載のカップリング光学系は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記有効径外部に、金型に関する情報が付与されていることを特徴とするので、かかる情報に基づいて、いずれの金型から成形された光学素子かを容易に判断できる。
請求項6に記載のカップリング光学系は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、前記低減構造は、前記光学面の外側に設けられた有効径外部に形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載のカップリング光学系は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記第1光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有するカップリング光学系であって、前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記低減構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とするので、前記フランジ面から反射した光束が、光ピックアップ装置の光検出器に受光されることを抑えて、更にエラーの発生を抑制できる。
請求項8に記載のカップリング光学系は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、前記第1光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有するカップリング光学系であって、前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記低減構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面は、前記第1光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とするので、前記フランジ部から反射した光束が、光ピックアップ装置の光検出器に受光されることを抑えて、更にエラーの発生を抑制できるので、本発明の効果が高い。
請求項9に記載のカップリング光学系は、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、前記第2光学素子は、前記第1光学素子からの発散光束を平行光束に変換するコリメートレンズであることを特徴とする。
請求項10に記載の光ピックアップ装置は、光源と、対物レンズと、前記光源と前記対物レンズとの間に配置された請求項1〜9のいずれかに記載のカップリング光学系とを有し、前記光源から射出された光束を、前記カップリング光学系及び前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とする。
請求項11に記載の光学素子は、光源と、コリメートレンズと、対物レンズとを有し、前記光源から射出された光束を、前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に用いるとともに、前記光源と前記対物レンズとの間の非平行な光束中に配置するパワーを有する光学素子であって、
前記光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、前記有効径外部は、光軸に直交する面に対して傾斜した傾斜面を有することを特徴とする。
本発明によれば、前記有効径外部が、光軸に直交する面に対して傾斜した傾斜面を有するので、前記第1光学素子の前記有効径外部に非平行な光束が入射した場合には、前記第2光学素子を透過した光束が対物レンズの有効径内に侵入することが抑制され、従って迷光として光ピックアップ装置の光検出器に検出されることを低減でき、エラーの発生を抑制できる。
請求項12に記載の光学素子は、請求項11に記載の発明において、前記傾斜面は、前記光学面を延長した形状の面であることを特徴とする。
請求項13に記載の光学素子は、請求項11又は12に記載の発明において、前記有効径外部に、金型に関する情報が付与されていることを特徴とする。
請求項14に記載の光学素子は、請求項11〜13のいずれかに記載の発明において、前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、前記傾斜面は、前記光学面の外側に設けられた有効径外部に形成されていることを特徴とする。
請求項15に記載の光学素子は、請求項11〜14のいずれかに記載の発明において、前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記傾斜面が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とする。
請求項16に記載の光学素子は、請求項11〜15のいずれかに記載の発明において、前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記傾斜面が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面は、前記光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とする。
請求項17に記載の光学素子は、請求項11〜16のいずれかに記載の発明において、前記光学素子は、カップリングレンズであることを特徴とする。
請求項18に記載の光ピックアップ装置は、光源と、コリメートレンズと、対物レンズと、前記光源と前記コリメートレンズとの間に配置された請求項11〜17のいずれかに記載の光学素子とを有し、前記光源から射出された光束を、前記光学素子、前記コリメートレンズ及び前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とする。
請求項19に記載の光学素子は、光源と、コリメートレンズと、対物レンズとを有し、前記光源から射出された光束を、前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に用いるとともに、前記光源と前記対物レンズとの間の非平行な光束中に配置するパワーを有する光学素子であって、
前記光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、前記有効径外部に、入射光束を散乱させる表面構造を有することを特徴とする。
本発明によれば、前記有効径外部に、入射光束を散乱させる表面構造を有するので、前記第1光学素子の前記有効径外部に非平行な光束が入射した場合に、前記第2光学素子を透過した光束が対物レンズの有効径内に侵入することが抑制され、従って迷光として光ピックアップ装置の光検出器に検出されることを低減でき、エラーの発生を抑制できる。
請求項20に記載の光学素子は、請求項19に記載の発明において、前記有効径外部に、金型に関する情報が付与されていることを特徴とする。
請求項21に記載の光学素子は、請求項19又は20に記載の発明において、前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、前記表面構造は、前記光学面の外側に設けられた有効径外部に形成されていることを特徴とする。
請求項22に記載の光学素子は、請求項19〜21のいずれかに記載の発明において、前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記表面構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とする。
請求項23に記載の光学素子は、請求項19〜22のいずれかに記載の発明において、前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記表面構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面は、前記光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とする。
請求項24に記載の光学素子は、請求項19〜23のいずれかに記載の発明において、前記光学素子は、カップリングレンズであることを特徴とする。
請求項25に記載の光ピックアップ装置は、光源と、コリメートレンズと、対物レンズと、前記光源と前記コリメートレンズとの間に配置された請求項19〜24のいずれかに記載の光学素子とを有し、前記光源から射出された光束を、前記光学素子、前記コリメートレンズ及び前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とする。
対物レンズとは、光ピックアップ装置に光情報記録媒体を装填した状態において、最も光情報記録媒体側の位置で、これと対向すべく配置される集光作用を有するレンズのみを指す場合もあるが、本明細書においては、そのレンズと共にアクチュエータによって少なくとも光軸方向に作動可能な光学素子やレンズを更に有する際には、それらレンズや光学素子を全て含めて対物レンズと呼ぶものとする。
本発明によれば、光検出器の誤検出を抑制して適切に情報の記録/再生を行える光学素子及び光ピックアップ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、光ディスク(光情報記録媒体ともいう)BDに対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。かかる光ピックアップ装置PU1は、各種の光情報再生装置や光情報記録再生装置等に搭載できる。光源としての半導体レーザLDと、対物レンズOBJとの間には、2群のカップリング光学系を構成し、それぞれ正のパワーを有する第1のレンズ(カップリングレンズ又は第1の光学素子ともいう)CUL(光源側)と第2のレンズ(コリメートレンズ又は第2の光学素子ともいう)COL(光ディスク側)とが配置されている。尚、カップリング光学系は3群以上であっても良いし、2群以上のカップリング光学系のうち1つ又は一部を取り出して、カップリングレンズと呼ぶことができる。
半導体レーザLDから射出された発散光束は、偏光ビームスプリッタPBSを通過し、光学素子である第1のレンズCULを通過する際に発散角が変換され、第2のレンズCOLで平行光束とされた後、λ/4波長板QWP、絞りAPを通過し、対物レンズOBJにより、光ディスク(光情報記録媒体ともいう)BDの保護基板PL(厚さt1)を介してその情報記録面RLに集光され、ここに集光スポットを形成する。
そして情報記録面RLで情報ピットにより変調された光束は、再び対物レンズOBJ、絞りAP、λ/4波長板QWP、第2のレンズCOL、第1のレンズCULを透過し、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、センサレンズSENを介して光検出器PDの受光面に入射するので、その出力信号を用いて、光ディスクBDに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器PD上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行う。この検出に基づいて、アクチュエータAC1が、半導体レーザLDからの光束を光ディスクBDの情報記録面上に結像するように対物レンズOBJを移動させるようになっている。
図2は、本実施の形態にかかる第1のレンズCULの断面図である。図2において、第1のレンズCULの光源側の面は、第1のレンズCULの光軸Xを含む光学面(光学機能面ともいう)S1と、第1のレンズCULの周囲において支持部SPにより支持されるフランジ部FLの光源側フランジ面FL1と、光源側光学面S1と光源側フランジ面FL1との間に設けられた中間面IPとを含んでいる。中間面IPには、図示していないが、金型を用いた成形転写時に形成される小さな凹凸が設けられている。かかる凹凸は、金型の識別マークとして機能する。尚、中間面IPと、フランジ部FLの光源側フランジ面FL1とが、それぞれ有効径外部EOを構成する。
本実施の形態においては、中間面IPは、第1のレンズCULの光軸Xに直交する面に対して角度θ=10〜30度で傾いている(テーパ面)。このように中間面IPを傾けると、中間面IPに入射した発散光束が、第2のレンズCOLを介して、対物レンズOLの有効径内に入射することが抑制され、誤検出を抑制できるので、いわゆる低減構造を構成することとなる。尚、中間面IPは第1のレンズCULの光軸Xに直交する面に対して傾いていれば良く、テーパ面の代わりに、光源側光学面S1を延長した球面もしくは非球面であっても良い。
低減構造の別の例として、中間面IPを傾ける代わりに、中間面IPに面粗度が大きくなった表面構造を形成しても良い。具体的には、第1のレンズCULを転写成形する金型(不図示)において、中間面IPを転写する面に予めサンドブラスト加工等を施しておき、その面粗度を大きくしておく。かかる金型を用いて第1のレンズCULを転写成形すれば、中間面IPに面粗度が大きくなった表面構造が形成される。これにより中間面IPに入射する光束を散乱させ、中間面IPを通過した光束が、対物レンズOLの有効径内に入射することが抑制され、更に誤検出を抑制できる。中間面IPの面粗度は、中心線平均粗さRaで2μm以上4μm以下であると好ましい。
又、第1のレンズCULの光源側フランジ面FL1は、一点鎖線で示すように、外方に傾いたテーパ形状とすると、反射光が光検出器PDに入射することが抑制されるので好ましい。又、光源側フランジ面FL1の面粗度を、中間面IP上に形成された表面構造と同様な手法で大きくしても良い。更に、光ディスク側フランジ面FL2を延長して、一点鎖線で示すように光学面S2と交差させてもよい。
以下、本実施の形態に好適な実施例について説明する。尚、これ以降(表のレンズデータ含む)において、10のべき乗数(例えば、2.5×10-3)を、E(例えば、2.5E−3)を用いて表すものとする。
以下の各実施例においては、説明の重複を避けるため同機能部材には同符号を付与し、図2および実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
(実施例1)
図7は、実施例1にかかる第1のレンズCULの断面図である。実施例1において、有効径外部EOは、第1のレンズCULの光軸Xに直交する面に対して角度θ=15°で傾いている中間面IPを有している。角度θ=15°の傾斜面はいわゆる低減構造を構成している。
本実施例にかかる光学系の光学面は、それぞれ式(1)に、表1に示す係数を代入した数式で規定される、光軸の周りに軸対称な非球面に形成されている。
z=(y2/R)/[1+√{1−(κ+1)(y/R)2}]+A44+A66+A88+A1010+A1212+A1414+A1616+A1818+A2020 ・・・(1)
但し、 z:非球面形状(非球面の面頂点に接する平面から光軸に沿った方向の距離)
y:光軸からの距離
R:曲率半径
κ:コーニック係数
4,A6,A8,A10,A12,A14,A16,A18,A20:非球面係数
Figure 2008181638
図3に本実施例にかかる光ピックアップ装置の光路図を示す。半導体レーザLD(発光点P)から射出された発散光束は、実線で示すように進行し、パワーを有する第1のレンズCULを通過する際に異なる発散角を持つように変換される。そして、正のパワーを有する第2のレンズCOLで平行光束とされた後、第1のレンズCULの有効径内の光束のみが絞りAPを通過し、対物レンズOBJにより、光ディスクODの情報記録面に集光されるようになっている。
図4は、実施例1における第1のレンズCULに対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路図であり、図5は、比較例の第1のレンズCULに対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路図である。比較例の第1のレンズCUL'は、中間面IP及び光源側のフランジ面FL1が第1のレンズCULの光軸に直交しており、いずれも光軸に直交した面に対する傾斜面や光学面を延長した形状の面、入射光束を散乱させる表面構造などの、いわゆる低減構造を有していない。一方、それに対して、実施例の第1のレンズCULは、中間面IPが第1のレンズCULの光軸に直交する面に対してθ=15度の角度で傾いている。尚、第2のレンズCOLは本実施例、比較例とも共通である。
図4,5を比較すると明らかであるが、比較例の第1のレンズCUL'の中間面IP及び第2のレンズCOLを通過した光束は、収束光束となるのに対して、実施例の第1のレンズCULの中間面IP及び第2のレンズCOLを通過した光束は、略平行光束になるため、その後絞りAPにより制限され、対物レンズOBJに入射することが抑制される。従って本実施例によれば、中間面IPを通過した光束が迷光として光ピックアップ装置の光検出器に検出されることを低減でき、エラーの発生を抑制できる。
(実施例2)
図8は、実施例2にかかる第1のレンズCULの断面図である。実施例1において、有効径外部EOは、第1のレンズCULの光源側光学面S1を延長した面から構成される中間面IPを有している。光学面S1を延長した面はいわゆる低減構造を構成している。
実施例2にかかる光ピックアップ装置及びカップリング光学系の光学面、及び光路図は実施例1と共通である。
ここで、実施例2における第1のレンズCULに対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路と、比較例の第1のレンズCULに対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路を比較する。比較例は実施例1と対比したものと同じ例を使用し、実施例2と比較例の光路は、図4、5と同様である。
実施例2における第1のレンズCULにおいて、中間面IPが第1のレンズCULの光源側光学面S1を延長した面から構成されているのに対し、比較例の第1のレンズCUL'は、中間面IPが第1のレンズCUL'の光軸に直交している。
比較例における第1のレンズCUL'の中間面IP及び第2のレンズCOLを通過した光束が収束光束となるのに対して、実施例2における第1のレンズCULの中間面IP及び第2のレンズCOLを通過した光束は略平行光束になるため、その後絞りAPにより制限され、対物レンズOBJに入射することが抑制される。従って本実施例によれば、中間面IPを通過した光束が迷光として光ピックアップ装置の光検出器に検出されることを低減でき、エラーの発生を抑制できる。
(実施例3)
図9は、実施例3にかかる第1のレンズCULの断面図である。実施例3において、有効径外部EOは、第1のレンズCULの光源側フランジ面FL1と、中間面IPを有している。中間面IPは第1のレンズCULの光軸Xに直交する面に対して角度θ=15°で傾いており、いわゆる低減構造を構成している。また、第1のレンズCULの光源側フランジ面FL1には面粗度が大きくなった表面構造が形成されている。
実施例3にかかる光ピックアップ装置及びカップリング光学系の光学面、及び光路図は実施例1と共通である。
ここで、実施例3における第1のレンズCULに対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路と、比較例の第1のレンズCULに対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路を比較する。比較例は実施例1と対比したものと同じ例を使用し、実施例2と比較例の光路は、図4、5と同様である。
実施例3における第1のレンズCULにおいて中間面IPが第1のレンズCULの光軸Xに直交する面に対して角度θ=15°で傾いているのに対し、比較例の第1のレンズCUL'は、中間面IPが第1のレンズCULの光軸に直交している。
比較例における第1のレンズCUL'の中間面IP及び第2のレンズCOLを通過した光束が収束光束となるのに対して、実施例3における第1のレンズCULの中間面IP及び第2のレンズCOLを通過した光束は略平行光束になるため、その後絞りAPにより制限され、対物レンズOBJに入射することが抑制される。従って本実施例によれば、中間面IPを通過した光束が迷光として光ピックアップ装置の光検出器に検出されることを低減でき、エラーの発生を抑制できる。
さらに、実施例3における第1のレンズCULには、第1のレンズCULの光源側フランジ面FL1には面粗度が大きくなった表面構造が形成されており、フランジ面に入射する光束を散乱させることができる。これにより、フランジ面を通過した光束が対物レンズOLの有効径内に入射することが抑制され、誤検出をより抑制することができる。
なお、実施例3では、有効径外部EOが表面構造を有するフランジ面FL1と、光軸Xに直交する面に対して傾いている中間面IPを有しているが、中間面IPを光軸Xに直交する面に対して傾ける代わりに、図8に示すように、第1のレンズCULの光源側光学面S1を延長した面としても同様の効果を得ることができる。また、フランジ面FL1に表面構造を形成する代わりに、図2に示すように光軸Xに直交する面に対して傾けても同様の効果を得ることができる。
(実施例4)
図10は、実施例4にかかる第1のレンズCULの断面図である。実施例4において、有効径外部EOは、面粗度が大きい表面構造を有する中間面IPを有している。表面構造は入射光束を散乱させ、いわゆる低減構造を構成している。
実施例4にかかる光ピックアップ装置及びカップリング光学系の光学面、及び光路図は実施例1と共通である。
ここで、実施例4における第1のレンズCULに対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路と、比較例の第1のレンズCULに対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路を比較する。比較例は実施例1と対比したものと同じ例を使用し、実施例2と比較例の光路は、図4、5と同様である。
比較例における第1のレンズCUL'の中間面IP及び第2のレンズCOLを通過した光束が収束光束となるのに対して、実施例4における第1のレンズCULの中間面IPに入射した光束は表面構造により散乱されるため、その後絞りAPにより制限され、対物レンズOBJに入射することが抑制される。従って本実施例によれば、中間面IPを通過した光束が迷光として光ピックアップ装置の光検出器に検出されることを低減でき、エラーの発生を抑制できる。
(実施例5)
図11は、実施例5にかかる第1のレンズCULの断面図である。実施例5において、有効径外部EOは、面粗度が大きい表面構造を有する中間面IPを有している。表面構造は入射光束を散乱させ、いわゆる低減構造を構成している。また、第1のレンズCULの光源側フランジ面FL1には面粗度が大きくなった表面構造が形成されている。
実施例5にかかる光ピックアップ装置及びカップリング光学系の光学面、及び光路図は実施例1と共通である。
ここで、実施例5における第1のレンズCULに対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路と、第1のレンズCULに対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路を比較する。比較例は実施例1と対比したものと同じ例を使用し、実施例2と比較例の光路は、図4、5と同様である。
比較例における第1のレンズCUL'の中間面IP及び第2のレンズCOLを通過した光束が収束光束となるのに対して、実施例5における第1のレンズCULの中間面IPに入射した光束は表面構造により散乱されるため、その後絞りAPにより制限され、対物レンズOBJに入射することが抑制される。従って本実施例によれば、中間面IPを通過した光束が迷光として光ピックアップ装置の光検出器に検出されることを低減でき、エラーの発生を抑制できる。
さらに、実施例5の第1のレンズCULには、第1のレンズCULの光源側フランジ面FL1には面粗度が大きくなった表面構造が形成されており、フランジ面に入射する光束を散乱させることができる。これにより、フランジ面を通過した光束が対物レンズOLの有効径内に入射することが抑制され、誤検出をより抑制することができる。
なお、実施例5では、有効径外部EOが表面構造を有するフランジ面FL1と、表面構造を有する中間面IPを有しているが、フランジ面FL1に表面構造を形成する代わりに、図2に示すように光軸Xに直交する面に対して傾けても同様の効果を得ることができる。
以上の実施の形態はBD専用の光ピックアップ装置を例としたが、例えばHD、DVD、CDのいずれかに対して情報の記録/再生を行う光ピックアップ装置に本発明を適用することもできる。
光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。 本実施の形態にかかる第1のレンズCULの断面図である。 本実施例にかかる光学系の光路図である。 実施例における光学系の第1のレンズCULに対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路図である。 比較例における光学系の第1のレンズCUL'に対して、有効径外の光束を入射させた場合の光路図である。 従来例の光学系の光路図である。 実施例1にかかる第1のレンズCULの断面図である。 実施例2にかかる第1のレンズCULの断面図である。 実施例3にかかる第1のレンズCULの断面図である。 実施例4にかかる第1のレンズCULの断面図である。 実施例5にかかる第1のレンズCULの断面図である。
符号の説明
AC1 アクチュエータ
AP 絞り
BD 光ディスク
COL第2のレンズ
CUL第1のレンズ
FL フランジ部
FL1 光源側のフランジ面
FL2 光ディスク側のフランジ面
IP 中間面
LD 半導体レーザ
OBJ 対物レンズ
OD 光ディスク
PBS 偏光ビームスプリッタ
PD 光検出器
PL 保護基板
PU1 光ピックアップ装置
QWP λ/4波長板
RL 情報記録面
S1 光源側光学面
S2 光ディスク側光学面
SEN センサレンズ
SP 支持部
X 光軸

Claims (25)

  1. 光源と、対物レンズとを有し、前記光源から射出された光束を、前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に用いるとともに、前記光源と前記対物レンズとの間に配置されるカップリング光学系であって、
    前記光源と前記対物レンズとの間の非平行な光束中に配置されるパワーを有する第1光学素子と、前記第1光学素子と前記対物レンズとの間に配置される正のパワーを有する第2光学素子からなり、
    前記第1光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、
    前記光源からの非平行な光束が前記第1光学素子の前記有効径外部に入射した際に、前記第2光学素子を透過した光束が平行な方向よりも光軸に近づく方向に出射される光を低減する低減構造を、前記第1光学素子の前記有効径外部に形成したことを特徴とするカップリング光学系。
  2. 前記低減構造は、光軸に直交する面に対して傾斜した面であることを特徴とする請求項1に記載のカップリング光学系。
  3. 前記低減構造は、前記光学面を延長した形状の面であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカップリング光学系。
  4. 前記低減構造は、入射光束を散乱させる表面構造であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカップリング光学系。
  5. 前記有効径外部に、金型に関する情報が付与されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカップリング光学系。
  6. 前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
    前記低減構造は、前記光学面の外側に設けられた有効径外部に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカップリング光学系。
  7. 前記第1光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有するカップリング光学系であって、
    前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
    前記有効径外部は、
    前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
    前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
    前記中間面には前記低減構造が形成されているとともに、
    前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のカップリング光学系。
  8. 前記第1光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有するカップリング光学系であって、
    前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
    前記有効径外部は、
    前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
    前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
    前記中間面には前記低減構造が形成されているとともに、
    前記光源側のフランジ面は、前記第1光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のカップリング光学系。
  9. 前記第2光学素子は、前記第1光学素子からの発散光束を平行光束に変換するコリメートレンズであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のカップリング光学系。
  10. 光源と、対物レンズと、前記光源と前記対物レンズとの間に配置された請求項1〜9のいずれかに記載のカップリング光学系とを有し、前記光源から射出された光束を、前記カップリング光学系及び前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とする光ピックアップ装置。
  11. 光源と、コリメートレンズと、対物レンズとを有し、前記光源から射出された光束を、前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に用いるとともに、前記光源と前記対物レンズとの間の非平行な光束中に配置するパワーを有する光学素子であって、
    前記光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、前記有効径外部は、光軸に直交する面に対して傾斜した傾斜面を有することを特徴とする光学素子。
  12. 前記傾斜面は、前記光学面を延長した形状の面であることを特徴とする請求項11に記載の光学素子。
  13. 前記有効径外部に、金型に関する情報が付与されていることを特徴とする請求項11又は12に記載の光学素子。
  14. 前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
    前記傾斜面は、前記光学面の外側に設けられた有効径外部に形成されていることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の光学素子。
  15. 前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、
    前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
    前記有効径外部は、
    前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
    前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
    前記中間面には前記傾斜面が形成されているとともに、
    前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とする請求項11〜14のいずれかに記載の光学素子。
  16. 前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、
    前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
    前記有効径外部は、
    前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
    前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
    前記中間面には前記傾斜面が形成されているとともに、
    前記光源側のフランジ面は、前記光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とする請求項11〜15のいずれかに記載の光学素子。
  17. 前記光学素子は、カップリングレンズであることを特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載の光学素子。
  18. 光源と、コリメートレンズと、対物レンズと、前記光源と前記コリメートレンズとの間に配置された請求項11〜17のいずれかに記載の光学素子とを有し、前記光源から射出された光束を、前記光学素子、前記コリメートレンズ及び前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とする光ピックアップ装置。
  19. 光源と、コリメートレンズと、対物レンズとを有し、前記光源から射出された光束を、前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に用いるとともに、前記光源と前記対物レンズとの間の非平行な光束中に配置するパワーを有する光学素子であって、
    前記光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、前記有効径外部に、入射光束を散乱させる表面構造を有することを特徴とする光学素子。
  20. 前記有効径外部に、金型に関する情報が付与されていることを特徴とする請求項19に記載の光学素子。
  21. 前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
    前記表面構造は、前記光学面の外側に設けられた有効径外部に形成されていることを特徴とする請求項19又は20に記載の光学素子。
  22. 前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、
    前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
    前記有効径外部は、
    前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
    前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
    前記中間面には前記表面構造が形成されているとともに、
    前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とする請求項19〜21のいずれかに記載の光学素子。
  23. 前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、
    前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
    前記有効径外部は、
    前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
    前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
    前記中間面には前記表面構造が形成されているとともに、
    前記光源側のフランジ面は、前記光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とする請求項19〜22のいずれかに記載の光学素子。
  24. 前記光学素子は、カップリングレンズであることを特徴とする請求項19〜23のいずれかに記載の光学素子。
  25. 光源と、コリメートレンズと、対物レンズと、前記光源と前記コリメートレンズとの間に配置された請求項19〜24のいずれかに記載の光学素子とを有し、前記光源から射出された光束を、前記光学素子、前記コリメートレンズ及び前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とする光ピックアップ装置。
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