JP2008181638A - カップリング光学系、光学素子及び光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1のレンズCULの中間面IPを傾けると、中間面IPに入射した光束は、発散光束の状態で光ディスク側光学面S2から出射されることとなる。これにより中間面IPを通過した光束が、対物レンズOLの有効径内に入射することが抑制され、誤検出を抑制できる。尚、中間面IPは、テーパ面に限らず、光源側光学面S1を延長した球面もしくは非球面であっても良い。
【選択図】図2
Description
前記光源と前記対物レンズとの間の非平行な光束中に配置されるパワーを有する第1光学素子と、前記第1光学素子と前記対物レンズとの間に配置される正のパワーを有する第2光学素子からなり、
前記第1光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、
前記光源からの非平行な光束が前記第1光学素子の前記有効径外部に入射した際に、前記第2光学素子を透過した光束が平行な方向よりも光軸に近づく方向に出射される光を低減する低減構造を、前記第1光学素子の前記有効径外部に形成したことを特徴とする。
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記低減構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とするので、前記フランジ面から反射した光束が、光ピックアップ装置の光検出器に受光されることを抑えて、更にエラーの発生を抑制できる。
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記低減構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面は、前記第1光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とするので、前記フランジ部から反射した光束が、光ピックアップ装置の光検出器に受光されることを抑えて、更にエラーの発生を抑制できるので、本発明の効果が高い。
前記光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、前記有効径外部は、光軸に直交する面に対して傾斜した傾斜面を有することを特徴とする。
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記傾斜面が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とする。
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記傾斜面が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面は、前記光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とする。
前記光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、前記有効径外部に、入射光束を散乱させる表面構造を有することを特徴とする。
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記表面構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とする。
前記有効径外部は、前記フランジ部の光源側のフランジ面と、前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記表面構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面は、前記光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とする。
図7は、実施例1にかかる第1のレンズCULの断面図である。実施例1において、有効径外部EOは、第1のレンズCULの光軸Xに直交する面に対して角度θ=15°で傾いている中間面IPを有している。角度θ=15°の傾斜面はいわゆる低減構造を構成している。
但し、 z:非球面形状(非球面の面頂点に接する平面から光軸に沿った方向の距離)
y:光軸からの距離
R:曲率半径
κ:コーニック係数
A4,A6,A8,A10,A12,A14,A16,A18,A20:非球面係数
図8は、実施例2にかかる第1のレンズCULの断面図である。実施例1において、有効径外部EOは、第1のレンズCULの光源側光学面S1を延長した面から構成される中間面IPを有している。光学面S1を延長した面はいわゆる低減構造を構成している。
図9は、実施例3にかかる第1のレンズCULの断面図である。実施例3において、有効径外部EOは、第1のレンズCULの光源側フランジ面FL1と、中間面IPを有している。中間面IPは第1のレンズCULの光軸Xに直交する面に対して角度θ=15°で傾いており、いわゆる低減構造を構成している。また、第1のレンズCULの光源側フランジ面FL1には面粗度が大きくなった表面構造が形成されている。
図10は、実施例4にかかる第1のレンズCULの断面図である。実施例4において、有効径外部EOは、面粗度が大きい表面構造を有する中間面IPを有している。表面構造は入射光束を散乱させ、いわゆる低減構造を構成している。
図11は、実施例5にかかる第1のレンズCULの断面図である。実施例5において、有効径外部EOは、面粗度が大きい表面構造を有する中間面IPを有している。表面構造は入射光束を散乱させ、いわゆる低減構造を構成している。また、第1のレンズCULの光源側フランジ面FL1には面粗度が大きくなった表面構造が形成されている。
AP 絞り
BD 光ディスク
COL第2のレンズ
CUL第1のレンズ
FL フランジ部
FL1 光源側のフランジ面
FL2 光ディスク側のフランジ面
IP 中間面
LD 半導体レーザ
OBJ 対物レンズ
OD 光ディスク
PBS 偏光ビームスプリッタ
PD 光検出器
PL 保護基板
PU1 光ピックアップ装置
QWP λ/4波長板
RL 情報記録面
S1 光源側光学面
S2 光ディスク側光学面
SEN センサレンズ
SP 支持部
X 光軸
Claims (25)
- 光源と、対物レンズとを有し、前記光源から射出された光束を、前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に用いるとともに、前記光源と前記対物レンズとの間に配置されるカップリング光学系であって、
前記光源と前記対物レンズとの間の非平行な光束中に配置されるパワーを有する第1光学素子と、前記第1光学素子と前記対物レンズとの間に配置される正のパワーを有する第2光学素子からなり、
前記第1光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、
前記光源からの非平行な光束が前記第1光学素子の前記有効径外部に入射した際に、前記第2光学素子を透過した光束が平行な方向よりも光軸に近づく方向に出射される光を低減する低減構造を、前記第1光学素子の前記有効径外部に形成したことを特徴とするカップリング光学系。 - 前記低減構造は、光軸に直交する面に対して傾斜した面であることを特徴とする請求項1に記載のカップリング光学系。
- 前記低減構造は、前記光学面を延長した形状の面であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカップリング光学系。
- 前記低減構造は、入射光束を散乱させる表面構造であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカップリング光学系。
- 前記有効径外部に、金型に関する情報が付与されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカップリング光学系。
- 前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記低減構造は、前記光学面の外側に設けられた有効径外部に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカップリング光学系。 - 前記第1光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有するカップリング光学系であって、
前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、
前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記低減構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のカップリング光学系。 - 前記第1光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有するカップリング光学系であって、
前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、
前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記低減構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面は、前記第1光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のカップリング光学系。 - 前記第2光学素子は、前記第1光学素子からの発散光束を平行光束に変換するコリメートレンズであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のカップリング光学系。
- 光源と、対物レンズと、前記光源と前記対物レンズとの間に配置された請求項1〜9のいずれかに記載のカップリング光学系とを有し、前記光源から射出された光束を、前記カップリング光学系及び前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とする光ピックアップ装置。
- 光源と、コリメートレンズと、対物レンズとを有し、前記光源から射出された光束を、前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に用いるとともに、前記光源と前記対物レンズとの間の非平行な光束中に配置するパワーを有する光学素子であって、
前記光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、前記有効径外部は、光軸に直交する面に対して傾斜した傾斜面を有することを特徴とする光学素子。 - 前記傾斜面は、前記光学面を延長した形状の面であることを特徴とする請求項11に記載の光学素子。
- 前記有効径外部に、金型に関する情報が付与されていることを特徴とする請求項11又は12に記載の光学素子。
- 前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記傾斜面は、前記光学面の外側に設けられた有効径外部に形成されていることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の光学素子。 - 前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、
前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、
前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記傾斜面が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とする請求項11〜14のいずれかに記載の光学素子。 - 前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、
前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、
前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記傾斜面が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面は、前記光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とする請求項11〜15のいずれかに記載の光学素子。 - 前記光学素子は、カップリングレンズであることを特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載の光学素子。
- 光源と、コリメートレンズと、対物レンズと、前記光源と前記コリメートレンズとの間に配置された請求項11〜17のいずれかに記載の光学素子とを有し、前記光源から射出された光束を、前記光学素子、前記コリメートレンズ及び前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とする光ピックアップ装置。
- 光源と、コリメートレンズと、対物レンズとを有し、前記光源から射出された光束を、前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に用いるとともに、前記光源と前記対物レンズとの間の非平行な光束中に配置するパワーを有する光学素子であって、
前記光学素子は、光学面と、前記光学面の外側に設けられた有効径外部とを有し、前記有効径外部に、入射光束を散乱させる表面構造を有することを特徴とする光学素子。 - 前記有効径外部に、金型に関する情報が付与されていることを特徴とする請求項19に記載の光学素子。
- 前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記表面構造は、前記光学面の外側に設けられた有効径外部に形成されていることを特徴とする請求項19又は20に記載の光学素子。 - 前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、
前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、
前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記表面構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面には、前記フランジ部に入射した光束を散乱させる表面構造が形成されていることを特徴とする請求項19〜21のいずれかに記載の光学素子。 - 前記光学素子の周囲に設けられたフランジ部をさらに有する光学素子であって、
前記光学面は前記第1光学素子の光源側に位置し、
前記有効径外部は、
前記フランジ部の光源側のフランジ面と、
前記光源側のフランジ面及び前記光学面の間に形成される中間面とを有しており、
前記中間面には前記表面構造が形成されているとともに、
前記光源側のフランジ面は、前記光学素子の光軸に直交する面に対して傾いていることを特徴とする請求項19〜22のいずれかに記載の光学素子。 - 前記光学素子は、カップリングレンズであることを特徴とする請求項19〜23のいずれかに記載の光学素子。
- 光源と、コリメートレンズと、対物レンズと、前記光源と前記コリメートレンズとの間に配置された請求項19〜24のいずれかに記載の光学素子とを有し、前記光源から射出された光束を、前記光学素子、前記コリメートレンズ及び前記対物レンズを介して光情報記録媒体の情報記録面に集光して情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とする光ピックアップ装置。
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A521 | Written amendment |
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