JP2000030278A - 光学レンズとこれを使用した光学ピックアップ及び光ディスク装置 - Google Patents

光学レンズとこれを使用した光学ピックアップ及び光ディスク装置

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JP2000030278A
JP2000030278A JP10194287A JP19428798A JP2000030278A JP 2000030278 A JP2000030278 A JP 2000030278A JP 10194287 A JP10194287 A JP 10194287A JP 19428798 A JP19428798 A JP 19428798A JP 2000030278 A JP2000030278 A JP 2000030278A
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light
objective lens
lens
light source
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Takatoshi Yamada
隆俊 山田
Yoshio Fukazawa
宣雄 深澤
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学性能を損なうことなく、光学有効面の外
側の光束を排除できるようにした、絞り機能付き光学レ
ンズとこれを利用した光学ピックアップ及び光ディスク
装置を提供すること。 【解決手段】 透明材料から成る光学レンズ24であっ
て、光源側の面24aが、光軸Lからの距離(半径)に
関する関数で定義される回転対称の凸状の非球面であ
り、上記非球面が、定義域にて半径方向に関して段差の
ない曲面とされていると共に、所定半径位置にて、前記
関数の微分係数が不連続な箇所を備える、光学レンズ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミニディスク(M
D),光磁気ディスク(MO),コンパクトディスク
(CD),CD−ROM等(以下、「光ディスク」とい
う)の信号を記録及び/又は再生するための光学ピック
アップで使用される対物レンズ、及びこの対物レンズを
備えた光学ピックアップ及び光ディスク装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク用の光学ピックアップ
は、例えば図5に示すように構成されている。図5にお
いて、光学ピックアップ1は、半導体レーザ素子2,グ
レーティング3,ビームスプリッタ4,対物レンズ5及
び光検出器6から構成されている。
【0003】グレーティング3は、回折格子であって、
半導体レーザ素子2から入射する光ビームを、0次光で
あるメインビームと、プラスマイナス1次光であるサイ
ドビームに分割するものである。ビームスプリッタ4
は、その反射面が光軸に対して45度傾斜した状態で配
設されており、半導体レーザ素子2から出射した光ビー
ムと光ディスクDの信号記録面からの戻り光を分離す
る。即ち、半導体レーザ素子2からの光ビームは、ビー
ムスプリッタ4の反射面4aで反射され、光ディスクD
からの戻り光は、ビームスプリッタ4を透過する。
【0004】対物レンズ5は、凸レンズであって、ビー
ムスプリッタ4で反射された光ビームを、回転駆動され
る光ディスクDの信号記録面の所望のトラック上に結像
させる。さらに、対物レンズ5は、図示しない二軸アク
チュエータによって、二軸方向即ちフォーカシング方向
及びトラッキング方向に移動可能に支持されている。光
検出器6は、ビームスプリッタ4を透過して入射する戻
り光ビームに対して、受光部を有するように構成されて
いる。
【0005】このような構成の光学ピックアップ1によ
れば、半導体レーザ素子2から出射した光ビームは、グ
レーティング3によりメインビーム及び二つのサイドビ
ームに分割された後、ビームスプリッタ4の反射面4a
で反射され後、対物レンズ5を介して、光ディスクDの
信号記録面上のある一点に結像される。光ディスクDの
信号記録面で反射された戻り光ビームは、再び対物レン
ズ5を介して、ビームスプリッタ4に入射する。ここ
で、戻り光ビームは、ビームスプリッタ4を透過して、
光検出器6の受光部に入射する。これにより、光検出器
5の各受光部から出力される検出信号に基づいて、光デ
ィスクDの信号記録面に記録された情報の再生が行なわ
れると共に、フォーカスエラー信号FE及びトラッキン
グエラー信号TEが検出される。
【0006】そして、正確な再生信号の検出のために、
半導体レーザ素子2からの光ビームが光ディスクの信号
記録面の正しい位置にスポットを形成して、正確な記録
信号の再生が行われるように、上記対物レンズ5が、上
記フォーカスエラー信号FE及びトラッキングエラー信
号TEに基づいて図示しない二軸アクチュエータにより
微動されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の光学ピックアップ1においては、上記対物レンズ
5は、一般にプラスチックまたはガラス材料から形成さ
れており、非球面単玉の光学レンズとして構成されてお
り、さらに対物レンズ5により光ディスクDの信号記録
面に照射される光ビームのNA(開口数)を規制するた
めに、図6に示すように、対物レンズ5に隣接して絞り
7が配設されている。これにより、対物レンズ5の光学
有効面の外側で入射しようとする光束は、図7に示すよ
うに、絞り7により遮断されることにより、不要な光束
が光ディスクの記録または再生に影響を与えないように
なっている。
【0008】しかしながら、上記絞り7は、独立した部
品であることから、部品点数が多くなると共に、組立の
際に、対物レンズ5に対して光軸合わせ、所謂芯出し作
業が必要になることから、部品コスト及び組立コストが
高くなってしまうという問題があった。さらに、絞り7
が対物レンズ5に対して芯ずれを生じた場合には、対物
レンズ5の光学有効面外の面形状の影響によって、非対
称収差が発生してしまうという問題があった。
【0009】ところで、光源である半導体レーザ素子2
及び光検出器6は、光ディスクDの信号記録面に対して
共役な位置にあって、光ディスクDから光検出器6に向
かって拡大系を構成している。従って、光ディスクD上
の光照射位置から光軸と垂直な方向に僅かにずれた位置
からの光は、光検出器には到達しない。この点に着目し
て、上述した絞り7の代わりに、図8に示すように、対
物レンズ5の光源側の面の形状を変更して、光学有効面
の外側に、切欠部5aを形成することにより、対物レン
ズ5自体に絞り機能を与える方法も知られている。この
方法によれば、光学有効面の外側で入射しようとする光
束は、対物レンズ5の上記切欠部5aに入射することに
なるので、光ディスクDの信号記録面上のスポット位置
に到達しない。従って、光ディスクDの信号記録面上の
スポット位置に関しては、光学有効面の外側の光束が遮
断されることになり、絞り7と同様の作用が得られるこ
とになる。
【0010】しかしながら、このような切欠部5aを備
えた対物レンズ5は、プラスチック等による成形の際
に、切欠部5aの内側に、曲面が連続しないような急激
な形状の変化として、例えば段部5bがあると、成形後
の収縮等によって、正確な面形状を保持することが困難
である。例えば、図8にて符号Aで示す角部において
は、成形時に歪みを生ずることにより、球面収差が発生
してしまい、対物レンズ5の光学特性が損なわれてしま
うという問題があった。
【0011】本発明は、以上の点に鑑み、光学性能を損
なうことなく、光学有効面の外側の光束を排除できるよ
うにした、絞り機能付き光学レンズとこれを利用した光
学ピックアップ及び光ディスク装置を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、透明材料から成る光学レンズであって、
光源側の面が、光軸からの距離(半径)に関する関数で
定義される回転対称の凸状の非球面であり、 上記非球
面が、定義域にて半径方向に関して段差のない曲面とさ
れていると共に、所定半径位置にて、前記関数の微分係
数が不連続な箇所を備える、光学レンズにより、達成さ
れる。
【0013】請求項1の構成によれば、光源からの光ビ
ームが上記レンズの光源側の面に入射する際、光軸から
所定半径位置より内側での入射光は、非球面の形状に基
づいて、光軸方向に一定距離の位置、例えば光ディスク
の信号記録面上にて集束し、スポットを形成することに
なる。これに対して、光軸から所定半径位置より外側で
の入射光は、非球面の形状が内側の形状に対して微分係
数が不連続であることから、光軸方向に一定距離の位
置、例えば光ディスクの信号記録面上には集束せず、こ
の位置から光軸とは垂直な方向に僅かにずれた位置に到
達することになる。これにより、光学レンズへの入射光
のうち、光源側の面の光軸から所定半径位置より外側で
入射する光束は、これより内側で入射する光束の集束位
置には集束しないことから、上記非球面の形状に基づい
て、所定半径位置より外側の面が絞りとして作用するこ
とになる。
【0014】従って、従来は光学レンズと別体に構成さ
れていた絞りが不要となり、部品コスト及び組立コスト
が低減される。また、絞り機能は、上述した非球面の形
状によって得られることから、所定半径位置における形
状の急激な変化がない。これにより、光学レンズの成形
時の歪みが抑制されるので、光学レンズの光学性能が損
なわれるようなことがない。また、絞り機能が光学レン
ズ自体に備えられることから、絞りの光軸ずれにより非
対称収差が発生することもない。
【0015】また、請求項2の発明は、請求項1の構成
において、上記所定半径位置における微分係数の差が、
0.3以下であることを特徴とする。
【0016】請求項2の構成によれば、所定半径位置に
おける非球面の変化がより一層少ないことから、成形時
の歪み発生がより効果的に抑制されることになる。尚、
この微分係数の差が0.3を越える場合には、所定半径
位置における非球面の変化がやや大きくなるので、成形
時に僅かな歪みが発生することになる。
【0017】本発明による光学レンズは、請求項3の発
明では、請求項1の構成において、上記非球面が、yを
光軸からの距離,zを光軸方向の距離としたとき、
【数3】 で与えられることを特徴とする。
【0018】本発明による光学レンズは、請求項4の発
明では、請求項3の構成において、上記非球面が、y0
を上記所定半径としたとき、y>y0 にて、
【数4】 で与えられることを特徴とする。
【0019】請求項3および4の構成によれば、上記非
球面が、yを光軸からの距離,zを光軸方向の距離,y
0 を上記所定半径としたとき、y≦y0 にて、式3で与
えられ、y>y0 にて、式4で与えられる場合には、所
定半径位置より外側で入射する光束が、この面による屈
折作用によって集束せずに平行光または拡散光となる。
従って、この光束が、所定半径位置より内側で入射する
光束とは別の位置に集光して、別のスポットを形成する
ようなことがない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図4を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0021】図1は、本発明による光学ピックアップの
一実施形態を組み込んだ光ディスク装置の全体構成を示
している。図1において、光ディスク装置10は、光デ
ィスク11を回転駆動する駆動手段としてのスピンドル
モータ12と、回転する光ディスク11の信号記録面に
対して光ビームを照射して信号を記録し、この信号記録
面からの戻り光ビームにより記録信号を再生する光学ピ
ックアップ20及びこれらを制御する制御部13を備え
ている。ここで、制御部13は、光ディスクコントロー
ラ14,信号復調器15,誤り訂正回路16,インター
フェイス17,ヘッドアクセス制御部18及びサーボ回
路19を備えている。
【0022】光ディスクコントローラ14は、スピンド
ルモータ12を所定の回転数で駆動制御する。信号復調
器15は、光学ピックアップ20からの記録信号を復調
して誤り訂正し、インターフェイス17を介して外部コ
ンピュータ等に送出する。これにより、外部コンピュー
タ等は、光ディスク11に記録された信号を再生信号と
して受け取ることができるようになっている。
【0023】ヘッドアクセス制御部18は、光学ピック
アップ20を例えば光ディスク11上の所定の記録トラ
ックまでトラックジャンプ等により移動させる。サーボ
回路19は、この移動された所定位置において、光学ピ
ックアップ20の二軸アクチュエータに保持されている
対物レンズをフォーカシング方向及びトラッキング方向
に移動させる。
【0024】図2は、上記光ディスク装置10に組み込
まれた光学ピックアップ20の構成を示している。図2
において、光学ピックアップ20は、光源としての半導
体レーザ素子21から出射される光ビームの光路中に順
次に配設された、光分割手段としてのグレーティング2
2,光分離手段としてのビームスプリッタ23,光集束
手段としての対物レンズ24と、ビームスプリッタ23
による分離光路中に配設された光検出器24と、から構
成されている。
【0025】ここで、上記対物レンズ24を除く各光学
素子、即ち半導体レーザ素子21,グレーティング2
2,ビームスプリッタ23及び光検出器25は、光学ピ
ックアップ20に設けられたガイド(図示せず)に沿っ
て、光ディスク11の半径方向に移動可能に支持された
光学ベースに、それぞれ固定保持されている。
【0026】上記半導体レーザ素子21は、半導体の再
結合発光を利用した発光素子であり、所定のレーザ光を
出射する。
【0027】グレーティング22は、入射光を回折させ
る回折格子であって、半導体レーザ素子21からの光ビ
ームを、0次回折光から成る主ビーム及びプラスマイナ
ス1次回折光から成るサイドビームの少なくとも3本の
光ビームに分割する。従って、少なくとも3本の光ビー
ムを分割生成できれば、ホログラム素子等の他の分割素
子を用いてもよい。
【0028】ビームスプリッタ23は、その反射面23
aが光軸に対して45度傾斜した状態で配設されたビー
ムスプリッタであり、グレーティング22からの光ビー
ムと光ディスク11の信号記録面からの戻り光を偏光分
離する。即ち、半導体レーザ素子21からの光ビーム
は、ビームスプリッタ23の反射面23aで反射され、
戻り光ビームは、ビームスプリッタ23を透過するよう
になっている。
【0029】対物レンズ24は、プラスチック,ガラス
材料等の透明材料から構成されており、後述するように
光源側の面が非球面である凸レンズであって、ビームス
プリッタ23からの光ビームを、回転駆動される光ディ
スク11の信号記録面の所望の記録トラック上に集束さ
せる。ここで、対物レンズ24は、図示しない二軸アク
チュエータにより、二軸方向即ちフォーカス方向及びト
ラッキング方向に移動可能に支持されている。
【0030】光検出器25は、ビームスプリッタ23を
透過した戻り光ビームに対して、受光部を有するように
構成されている。
【0031】ここで、上述した対物レンズ24は、図3
に示すように、構成されている。図3において、対物レ
ンズ24は、光源側の面24aが、回転対称の凸状の非
球面であって、光軸からの距離(半径)に関する関数、
例えばyを光軸からの半径方向の距離,zを光軸方向の
距離としたとき、式3で与えられる。この関数は、定義
域にて連続していると共に、所定の半径方向位置y0
て、微分係数が不連続になっている。ここで、この対物
レンズ24の定義域とは、対物レンズ24を透明ガラス
にて形成した場合に光源側の硝材の存在する範囲であ
る。また、図示した所定半径方向の位置y0 は、上記定
義域内で、ここを通る光線がマージナル光線となるの
で、レンズの開口数が所定の値(必要な開口数)となる
ようにその位置を決める。
【0032】この微分係数の不連続は、そのy0 の前後
における微分係数の差の絶対値v
【数5】
【数6】 となるように設定されている。これにより、対物レンズ
24は、図4に示すように、その光源側の面が、上記所
定半径位置y0 の外側では、内側と同じ点で集束する面
24bからずれることになり、光ディスク11の信号記
録面上には集束しない。
【0033】ここで、対物レンズ24の光源側の面は、
好ましくは、所定半径位置y0 の外側にて、以下の式
【数7】 で示すように形成されている。さらに、具体的には、対
物レンズ24は、その光源側の面が式8として、
【数8】 で示す関数により定義される。ここで、定数p及びqが
小さい定数とは、もとの非球面からあまり離れないとい
う意味である。これにより、所定半径位置y0 の外側に
入射する光束は、光軸上で、光ディスク11の信号記録
面以外の位置で集束せず、平行光または発散光になる。
【0034】本実施形態による光ディスク装置10は、
以上のように構成されており、次のように動作する。先
づ、光ディスク装置10のスピンドルモータ12が回転
することにより、光ディスク11が回転駆動される。そ
して、光学ピックアップ20が、図示しないガイドに沿
って、光ディスク11の半径方向に移動されることによ
り、対物レンズ26の光軸が、光ディスク11の所望の
トラック位置まで移動されることにより、アクセスが行
なわれる。
【0035】この状態にて、光学ピックアップ20に
て、半導体レーザ素子21からの光ビームは、グレーテ
ィング22により3本の光ビームに分割された後、ビー
ムスプリッタ23の反射面23aで反射され、対物レン
ズ24を介して、光ディスク11の信号記録面に集束さ
れる。光ディスク11からの戻り光は、再び対物レンズ
24を介して、ビームスプリッタ23を透過して、光検
出器25に結像する。これにより、光検出器25の検出
信号に基づいて、光ディスク11の記録信号が再生され
る。
【0036】その際、信号復調器15は、光検出器25
からの検出信号により、トラッキングエラー信号及びフ
ォーカスエラー信号を検出する。そして、サーボ回路1
9は、光ディスクドライブコントローラ14を介して、
サーボ制御を行ない、フォーカシング及びトラッキング
が行なわれる。
【0037】ここで、半導体レーザ素子21からの光ビ
ームは、対物レンズ24の光源側の面24aに入射する
際、光軸から所定半径位置y0 より内側(即ち、光学有
効面)での入射光は、非球面の形状に基づいて、図3に
示すように、光軸方向に一定距離の位置、即ち光ディス
ク11の信号記録面上にて集束し、スポットを形成する
ことになる。これに対して、光軸から所定半径位置y0
より外側での入射光は、非球面の形状が内側の形状に対
して微分係数が不連続であることから、光軸方向に一定
距離の位置、例えば光ディスクの信号記録面上には集束
せず、この位置から光軸とは垂直な方向に僅かにずれた
位置に到達することになる。これにより、対物レンズ2
4への入射光のうち、光源側の面の光軸から所定半径位
置y0 より外側で入射する光束は、これより内側で入射
する光束の集束位置には集束しないことから、上記非球
面の形状に基づいて、所定半径位置より外側の面が絞り
として作用することになる。
【0038】従って、図5に示した従来の光学ピックア
ップ1においては、対物レンズ5と別体に構成されてい
た絞り7が不要となり、部品コスト及び組立コストが低
減される。さらに、絞り機能は、対物レンズ24の光源
側の面24aの上述した非球面の形状によって得られる
ので、所定半径位置y0 における形状の急激な変化がな
い。このため、対物レンズ24の成形時の歪みが抑制さ
れることになる。特に、上記所定半径位置における微分
係数の差が、0.3以下である場合には、所定半径位置
における非球面の変化がより一層少ないことから、成形
時の歪み発生がより効果的に抑制されることになる。
尚、この微分係数の差が0.3を越える場合には、所定
半径位置における非球面の変化がやや大きくなるので、
成形時に僅かな歪みが発生することになる。
【0039】また、絞り機能が対物レンズ24自体に備
えられることから、絞りの光軸ずれによる非対称収差が
防止されることになる。
【0040】上記非球面が、所定半径位置より外側に
て、式7で与えられる場合には、所定半径位置より外側
で入射する光束が、この面による屈折作用によって集束
せずに平行光または拡散光となる。従って、この光束
が、所定半径位置より内側で入射する光束とは別の位置
に集光して、別のスポットを形成するようなことがな
く、光ディスク装置10におけるフォーカスサーチ等に
てフェイント等の不具合の発生が防止されることにな
る。
【0041】上記実施形態においては、光学レンズとし
て光ディスク用の光学ピックアップ20そして光ディス
ク装置10に使用される対物レンズ24の場合について
説明したが、これに限らず、絞りと共に使用される光学
レンズであれば、他の機器等に使用される光学レンズに
対しても本発明を適用できることは明らかである。
【0042】また、上記実施形態による光ディスク装置
10及び光学ピックアップ20においては、光ディスク
再生用の光ディスク装置及び光学ピックアップの構成が
示されているが、これに限らず、光磁気ディスクやCD
−R,CD−RW等の記録及び再生用の光ディスク装置
及び光学ピックアップに対しても本発明を適用できるこ
とは明らかである。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
学性能を損なうことなく、光学有効面の外側の光束を排
除できるようにした、絞り機能付き光学レンズとこれを
利用した光学ピックアップ及び光ディスク装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学ピックアップの一実施形態を
組み込んだ光ディスク装置の全体構成を示すブロック図
である。
【図2】図1の光ディスク装置における光学ピックアッ
プの構成を示す平面図である。
【図3】図2の光学ピックアップにおける対物レンズを
示す断面図である。
【図4】図3の対物レンズの光源側の形状の一例を詳細
に示す部分拡大断面図である。
【図5】従来の光学ピックアップの一例の構成を示す平
面図である。
【図6】図5の光学ピックアップにおける対物レンズ及
び絞りの構成例を示す断面図である。
【図7】図6の対物レンズ及び絞りによる光源からの光
の進路を示す断面図である。
【図8】図5の光学ピックアップにおける絞り機能付き
対物レンズの構成例を示す断面図である。
【符号の簡単な説明】
10・・・光ディスク装置、11・・・光ディスク、1
2・・・スピンドルモータ、13・・・制御部、14・
・・光ディスクトライブコントローラ、15・・・信号
復調器、16・・・誤り訂正回路、17・・・インター
フェイス、18・・・ヘッドアクセス制御部、20・・
・光学ピックアップ、21・・・半導体レーザ素子、2
2・・・グレーティング、23・・・ビームスプリッ
タ、24・・・対物レンズ、24a・・・光源側の面
(非球面)、25・・・光検出器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明材料から成る光学レンズであって、
    光源側の面が、光軸からの距離(半径)に関する関数で
    定義される回転対称の凸状の非球面であり、 上記非球面が、定義域にて半径方向に関して段差のない
    曲面とされていると共に、所定半径位置にて、前記関数
    の微分係数が不連続な箇所を備えることを特徴とする、
    光学レンズ。
  2. 【請求項2】 上記所定半径位置における微分係数の差
    が、0.3以下であることを特徴とする、請求項1に記
    載の光学レンズ。
  3. 【請求項3】 上記非球面が、yを光軸からの距離,z
    を光軸方向の距離としたとき、 【数1】 で与えられることを特徴とする、請求項1に記載の光学
    レンズ。
  4. 【請求項4】 上記非球面が、y0 を上記所定半径とし
    たとき、y>y0 にて、 【数2】 で与えられることを特徴とする、請求項3に記載の光学
    レンズ。
  5. 【請求項5】 光ビームを出射する光源と、 上記光源から出射された光ビームを光ディスクの信号記
    録面上に集束させる対物レンズと、 上記光源と対物レンズとの間に配設された光分離手段
    と、 上記光分離手段で分離された光ディスクの信号記録面か
    らの戻り光ビームを受光する受光部を有する光検出器
    と、 を含んでおり、 上記対物レンズが、 透明材料から成る光学レンズであって、光源側の面が、
    光軸からの距離(半径)に関する関数で定義される回転
    対称の凸状の非球面であり、上記非球面が、定義域にて
    半径方向に関して段差のない曲面とされていると共に、
    所定半径位置にて、前記関数の微分係数が不連続な箇所
    を備えることを特徴とする、光学ピックアップ。
  6. 【請求項6】 光源から出射した光ビームを、光ディス
    クの信号記録面上に集束する対物レンズと、 光ディスクの信号記録面からの戻り光ビームを受光する
    受光部を有する光検出手段と、 上記対物レンズを二軸方向に移動可能な対物レンズ駆動
    手段と、 上記光検出手段の受光部からの信号に基づいて、サーボ
    信号を得る演算部と、 上記サーボエラー信号を上記対物レンズ駆動手段に供給
    するサーボ手段とを含んでおり、 上記対物レンズが、 透明材料から成る光学レンズであって、光源側の面が、
    光軸からの距離(半径)に関する関数で定義される回転
    対称の凸状の非球面であり、上記非球面が、定義域にて
    半径方向に関して段差のない曲面とされていると共に、
    所定半径位置にて、前記関数の微分係数が不連続な箇所
    を備えることを特徴とする、光ディスク装置。
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