JPH056562A - チルト検出装置 - Google Patents

チルト検出装置

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Publication number
JPH056562A
JPH056562A JP18367491A JP18367491A JPH056562A JP H056562 A JPH056562 A JP H056562A JP 18367491 A JP18367491 A JP 18367491A JP 18367491 A JP18367491 A JP 18367491A JP H056562 A JPH056562 A JP H056562A
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JP
Japan
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tilt
light beam
light
objective lens
storage medium
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Pending
Application number
JP18367491A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Ando
秀夫 安東
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH056562A publication Critical patent/JPH056562A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、対物レンズのみを傾ける
方法に適したチルト検出方法を提供することにある。 【構成】 この発明のチルト検出装置においては、その
周辺がハーフミラーで作られた反射面2が対物レンズ3
と一体に傾動可能に保持されている。情報記憶媒体1が
傾くと、反射面2で反射されるチルト検出光ビームの偏
向角が変化され、この変化が光検出器12で検出され
る。チルト検出光ビームの偏向角は、情報記憶媒体と対
物レンズの相対的傾きに対応している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学的に情報を再生
する光ディスク装置における情報記憶媒体の傾きを検出
するチルト検出装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置においては、情報記憶媒
体、即ち、光ディスクが傾くと、光ディスクに集光され
る光ビームにコマ収差が生じ、光ディスク上に形成され
る集光ビームスポットのサイズが大きくなったり、光デ
ィスクから反射された光ビームを検出して発生される光
ビームをトラックに追従させる為のトラック検出信号が
不安定になる虞がある。従来のディスク装置では、この
ような光ディスクの傾きによって生じる光ビームの収差
を補正するために、光学ヘッドまたは光学ヘッドを移動
させるキャリッジ部が傾けられてそのヘッドの光軸が光
ディスクに略直角に維持され、実質的に光ディスクの傾
きが光学的に補正されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、光学ヘッド叉
は、光学ヘッドを移動させるキャリッジ部が傾けられて
光ディスクの傾きが光学的補正される場合には、その傾
ける対象が大きく、かつ重い為に傾き補正動作の応答性
即ち、周波数特性が悪く、高速で光学ヘッド或は、キャ
リッジを傾けることが難しい問題がある。
【0004】また、キャリッジ或は、光学ヘッド自体に
光学ヘッド或は、キャリッジを傾ける機構が必要とされ
るため、光学ヘッド或は、キャリッジが重くなり、高速
アクセスが難しくなる問題もある。
【0005】そこで、これらの弊害を除去するため対物
レンズだけを傾ける傾き補正即ち、チルト補正の方法が
提案されている。例えば、通常の対物レンズを光軸に沿
って移動させるアクチュエータのフォーカス・コイルを
2つに分割し、その各々に流す電流値を変えることによ
り、対物レンズを傾けて傾き補正を実施することができ
る。しかし、このような傾き補正では、傾き検出光学
系、即ち、チルト検出苦学系で情報記憶媒体と対物レン
ズとの間の相対的な傾き量、即ち、チルト量を検出しな
ければならない。このような検出用光学系が光学ヘッド
に付加される場合には、同様に対物レンズを移動するキ
ャリッジ等の重量が大幅に増加され、対物レンズアクチ
ュエータ自体の周波数特性が劣化される問題点がある。
【0006】この発明は、上述したような問題に鑑みな
されたものであって、チルト補正機構として対物レンズ
のみを傾ける方法に適したチルト検出方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、光ビ
ームを情報記憶媒体上に集光する光軸方向に移動可能な
集光手段とこの集光手段ととももに移動可能に支持さ
れ、集光されずに情報記憶媒体に向けられ、これから反
射された光ビームを集光手段と情報記憶媒体との間の相
対的傾動変化に応じて偏向反射する光反射面と、光反射
面で反射した光ビームの偏向変化を検出する光検出器
と、を具備したことを特徴とするチルト検出装置が提供
される。
【0008】
【作用】2回反射後の光の偏向角は、各反射面間の相対
的な角度が一定の場合には、入射光に対する反射面角度
が変化しても不変に保たれる光学的原理を利用して集光
手段と情報記憶媒体との間の相対的傾動変化が検出され
る。
【0009】
【実施例】以下図面を参照してこの発明の実施例を説明
する。
【0010】第1図は、この発明のチルト検出装置の一
実施例を示すブロックであって、この第1図を参照して
チルト検出装置について説明をする。
【0011】良く知られるように情報記憶媒体1、例え
ば、光ディスクから光学的に情報を再生、或は、光学的
に情報を記録する光学的情報再生装置の光学ヘッド30
は、光ビームを発生する光源等の光学系及び情報記憶媒
体からの光ビームを検出する信号検出回路等を含む光ビ
ーム処理部5を備えている。この光学ヘッド30では、
光ビーム処理部5からレーザービーム6が対物レンズ3
に向けて放出され、このレーザービーム6が対物レンズ
3により情報記憶媒体1上に集光される。
【0012】図1に示される光学系においては、対物レ
ンズ3及びこの対物レンズ3と光ビーム処理部5との間
に配置された光反射面、例えばハーフミラー2が同一の
支持部材4により支持固定され、両者は、連動されて傾
動される。対物レンズ3は、光ビームを集光する集光部
3a及びその集光部3aの周囲の平板状フランジ部3b
を有している。また、光反射面2は、厚み1mmの平行
平板上に図2に示すようなパターンが形成されて作成さ
れる。即ち、光反射面2は、その略楕円形の中央部7は
透明に形成されるに対し、その周辺部8は光ビームの通
過並びに反射を許すハーフミラーに形成されている。
【0013】このような光学系においては、光ビーム処
理部5から発生された光ビーム6は、光反射面2及び対
物レンズ3を通過して情報記憶媒体1に向けられる。対
物レンズ3に入射された光ビーム6は、光反射面2の中
央部7を通過して対物レンズ3の集光部3aで集束作用
を受けた集光光ビーム6−aと、光反射面2の周辺部8
を通過して対物レンズ3の外周のフランジ部3bを透過
し、集束作用を受けずに平行光のまま情報記憶媒体1に
到達する平行光ビーム6ーbに分離される。集光光ビー
ム6ーaは、情報記憶媒体1で反射されて光ビーム処理
部5に戻される。これに対して、情報記憶媒体で反射し
て戻された戻り光ビーム6ーbは、対物レンズ3のフラ
ンジ3bを通過して光反射面2の周辺部8に向けられ
る。この光反射面2の周辺8では、光ビーム6−bがそ
のまま透過されるとともにチルト検出光ビーム10とし
て反射されてチルト信号発生部9に向けられる。このチ
ルト検出光ビーム10を利用してチルト信号が下記に説
明する原理で発生される。
【0014】図3、図4、図5には、この発明のチルト
装置の原理が示されている。図3に示す理想状態では、
光反射面2への入射光ビーム6とチルト信号発生部9に
向けられるチルト検出光ビーム10とは、その向きが略
90度を成す関係にある。このような状態から、図4に
実線で示すように情報記憶媒体1が僅かに傾く状態に変
化されると、図4で破線光路から実線で示す光路にチル
ト検出光ビーム10の反射方向が変化し、反射面2での
チルト検出光ビーム10の偏向角が変化される。このチ
ルト検出光ビーム10の変化に対応して、図5で実線で
示されるように光反射面2が情報記憶媒体の傾き角と同
じ角度だけ傾けられると、チルト検出光ビーム光路は、
図5で破線で示される光路から実線で示される光路にに
変化され、反射面2でのチルト検出光ビームの偏向角
は、再び図5に破線で示すように90度に戻される。図
5に示されるように反射面2が傾けられた場合には、チ
ルト検出光ビーム10の光路は、反射面2が傾けられる
前とは異なっている。
【0015】フォーカス補正の為に対物レンズ3が上下
動されると、対物レンズ3とともに反射面2が上下動さ
れることから、チルト検出光ビーム10の光路が同様に
上下動される。反射面2でのチルト検出光ビームの偏向
角を感度良く検出し、かつ、光路が移動される影響を受
けないようにするために、チルト信号発生部9では、集
光レンズ11がチルト検出光ビーム10の光路中に配置
され、集光レンズ11の集光面上に光検出器12が配置
されている。尚、図1中の折り返しミラー13は、チル
ト検出光ビームに十分な光路長を与えるととも光学系を
コンパクトにするために配置されている。また、チルト
信号発生部9は、光ビーム処理部5に連結固定されてい
る。
【0016】光検出器12上は、第6図に示すように2
つの光検出領域12−a,12ーbに分割され、この光
検出領域12−a,12−bの一方或は、両方の上にチ
ルト検出光ビーム10の光ビームスポット10ー1が形
成される。図3に示すようにに反射面2でのチルト検出
光ビーム10の偏向角が90度である場合には、図6に
示すように両光検出領域12−a,12−b上に等しい
大きさで光ビームスポット10ー1が形成され、両光検
出光領域12−a、12ーbからの検出信号のレベルが
等しくなる。これに対して、図4に示すように情報記憶
媒体1が傾いて反射面2でのチルト検出光ビーム10の
偏向角が90度から変化されると、光検出領域12−
a,12−bのいずれか一方に光ビームスポット10ー
1のほとんどが形成され、両光検出光領域12−a、1
2ーbからの検出信号のレベルが異なるようになる。こ
の検出信号の差は、情報記憶媒体1の傾きに相当するこ
とから、検出信号の差を図示しない差分回路から得て、
この差出力に基づいて対物レンズ3及び光反射面2を支
持する支持部材4を傾動させることによって図5に示す
ように反射面2が傾けられてチルト検出光ビーム10の
偏向角が90度に戻される。図5の状態においては、チ
ルト検出光ビームは、図3に示したチルト検出光ビーム
10とは、異なる光路を通ることとなるが、図3に示し
たチルト検出光ビーム10に略平行な光路を通って集光
レンズ11に入射されることから、図6に示すように両
光検出領域12−a,12−b上に等しい大きさで光ビ
ームスポット10ー1が形成される。従って、両光検出
光領域12−a、12ーbからの検出信号のレベルが等
しくなる。
【0017】尚、情報記憶媒体1上には、予めプリグル
ーブと称せられるトラッキングガイドが設けられ、この
トラッキングガイドに対物レンズ3から光ビーム6−b
が入射されると、このトラッキングガイドで光ビーム6
ーbが回折されて回折光成分が生じる。この回折光成分
もチルト検出光ビーム10として反射面2で反射されて
光検出器12に戻されることとなる。第6図に示すよう
に光検出領域12−a,12bには、チルト検出光ビー
ム10のうち0次光10ー1のみが照射され、±1次光
10−2,10−3は、光検出領域12−a,12−b
外に向けらている。このように光検出器12が設計され
ることが、ノイズを発生させない観点から好ましい。
【0018】この発明の応用例を図7を参照して説明す
る。図7に示される光学系では、光反射面2に代えて、
対物レンズ3に比べて小さなハーフプリズム14が用い
られ、これが対物レンズ3に接着固定されている。この
実施例においても、対物レンズ3の周辺に固定されたハ
ーフプリズム14を通った光ビーム6−aは、情報記憶
媒体1で反射されてハーフプリズム14に戻され、この
ハーフプリズム14でチルト検出光ビームとして集光レ
ンズ11に向けて反射される。従って、このような光学
系にあっても既に説明したように情報記憶媒体1のチル
トが検出され、このチルト量に応じて対物レンズ3を傾
けることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、 (1) 対物レンズ及び情報記憶媒体間の相対的傾きが直
接検出されることから、対物レンズのみを傾けてチルト
補正する光学系に適している。従って、チルト補正を従
来よりも大幅に高速で実行することができる。
【0020】(2) チルト検出系がシンプルな構造にな
っているため光学ヘッド全体を重くすることがなく、光
学ヘッドの高速シークに最適である。
【0021】(3) 軽量な光反射面2のみを付加するだ
けであることから、対物レンズ可動部の質量を大幅に増
加することもない。従って、フォーカス/トラック補正
系の応答特性にほとんど悪影響を与えることなく、チル
ト補正を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るチルト検出装置の光
学系を示すブロック図。
【図2】図1に示される反射面を示す平面図。
【図3】図1に示したチルト検出装置の検出原理を示す
概略図。
【図4】図3とともに図1に示したチルト検出装置の検
出原理を示す概略図。
【図5】図3及び図4とともに図1に示したチルト検出
装置の検出原理を示す概略図。
【図6】図1に示した検出器を示す平面図
【図7】この発明の他の実施例に係るチルト検出装置の
光学系を示すブロック図。
【符号の説明】
1・・・情報記憶媒体 2・・・光反射面 3・・・対物レンズ 5・・・ビーム処理部 6・・・レーザビーム 9・・・チルト信号発生部 10・・・チルト検出光ビーム 11・・・集光レンズ 12・・・光検出器 13・・・折返しミラー 14・・・ハーフプリズム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】光ビームを情報記憶媒体上に集光する光軸
    方向に移動可能な集光手段とこの集光手段ととももに移
    動可能に支持され、集光されずに情報記憶媒体に向けら
    れ、これから反射された光ビームを集光手段と情報記憶
    媒体との間の相対的傾動変化に応じて偏向反射する光反
    射面と、光反射面で反射した光ビームの偏向変化を検出
    する光検出器と、を具備したことを特徴とするチルト検
    出装置
JP18367491A 1991-06-28 1991-06-28 チルト検出装置 Pending JPH056562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18367491A JPH056562A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 チルト検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18367491A JPH056562A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 チルト検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH056562A true JPH056562A (ja) 1993-01-14

Family

ID=16139945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18367491A Pending JPH056562A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 チルト検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH056562A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7359294B2 (en) 2002-10-17 2008-04-15 Koninklijke Philips Electronics N. V. Optical scanning device with tilt detection
US7577076B2 (en) 2003-03-14 2009-08-18 Ricoh Company, Ltd. Tilt sensor using diffraction grating

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7359294B2 (en) 2002-10-17 2008-04-15 Koninklijke Philips Electronics N. V. Optical scanning device with tilt detection
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