JP2001343506A - レンズアレイの製造方法、レンズアレイおよびレンズアレイの遮光処理方法 - Google Patents

レンズアレイの製造方法、レンズアレイおよびレンズアレイの遮光処理方法

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JP2001343506A
JP2001343506A JP2000164437A JP2000164437A JP2001343506A JP 2001343506 A JP2001343506 A JP 2001343506A JP 2000164437 A JP2000164437 A JP 2000164437A JP 2000164437 A JP2000164437 A JP 2000164437A JP 2001343506 A JP2001343506 A JP 2001343506A
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lens
light
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lenses
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Norihiro Imamura
典広 今村
Hisayoshi Fujimoto
久義 藤本
Minori Torama
みのり 虎間
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学特性の優れたレンズアレイを生産効率良
く、安価に製造できるようにする。 【解決手段】凸状のレンズ面11a,11bを有する複
数のレンズ11およびこれら複数のレンズ11を保持す
るホルダ部10を含み、かつこれらホルダ部10と複数
のレンズ11とが一体化されたレンズアレイ本体を、透
光性を有する樹脂により成形する工程と、ホルダ部10
の各レンズ面11a,11bに繋がっている少なくとも
1つの面10a,10bに、遮光膜3を形成する遮光処
理工程と、を有しており、かつ上記遮光処理工程は、各
レンズ面11a,11bを囲むようにホルダ部10に塗
料を塗布する工程と、この塗布された塗料を加熱により
溶融させた後に固化させる工程とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、たとえば画像読
み取り装置に組み込まれることにより、所望の画像を所
定個所に結像させるのに用いられるレンズアレイ、レン
ズアレイの製造方法、およびレンズアレイの遮光処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置やスキャナ装置に組み
込まれる画像読み取り装置においては、ライン状に並べ
られた複数の受光素子を利用することにより、原稿の画
像を主走査方向に1ライン分ずつ読み取る場合が多い。
このような場合、結像用の複数のレンズを備えたレンズ
アレイを用いることにより、原稿の画像を上記複数の受
光素子上に結像させる必要がある。
【0003】そこで、従来においては、図20に示すよ
うなレンズアレイ9がある。このレンズアレイ9は、一
定方向に延びる細長なブロック状のホルダ部90に、円
柱状の複数のセルフォックレンズ(ロッドレンズ)91
を保持させたものであり、これら複数のセルフォックレ
ンズ91は、ホルダ部90の長手方向に一定間隔で列状
に配列されている。図21に示すように、各セルフォッ
クレンズ91は、入射光をこのレンズ内部において蛇行
させるように、その内部の屈折率がその半径方向におい
て異なるように構成されたものである。このため、この
レンズアレイ9よれば、物体a→bの正立等倍像a’→
b’を得ることができる。
【0004】従来において、レンズアレイ9を製造する
には、まず複数のセルフォックレンズ91を個々に製作
する。次いで、インサート成形の手法を用いることによ
り、それら複数のセルフォックレンズ91をホルダ部9
0内に埋設させるようにしてホルダ部90を樹脂成形し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造方法においては、レンズの製造工程とホルダ部
の樹脂成形工程とが個別に行われているために、その製
造作業は煩雑なものとなっていた。とくに、個々のレン
ズは微小なサイズとされるのが一般的であり、しかも1
つのレンズアレイに用いられるレンズの総数も多いため
に、金型を用いてホルダ部を樹脂成形するときに、その
金型内の所定箇所に多数のレンズを位置決め配置する作
業は、甚だ面倒である。したがって、従来においては、
レンズアレイの生産性が悪く、製造コストが高価となっ
ていた。
【0006】従来においては、セルフォックレンズとは
異なるレンズ、たとえばガラス製の複数の凸レンズや、
一定寸法に切断された光学繊維からなるレンズを、樹脂
製のホルダ部に埋設したレンズアレイもある。ところ
が、このようなレンズアレイにおいても、上記したセル
フォックレンズと同様に、多数のレンズを個々に製作し
た後に、それら多数のレンズをホルダ部内に組み込んで
いたために、やはり上記したのと同様に、その製造コス
トが高価となっていた。
【0007】一方、レンズアレイを製造する場合の一般
的な留意事項としては、その生産性を向上させるだけで
はなく、レンズの光学的性能を低下させないように配慮
する必要もあり、このような要請に的確に応える必要も
ある。
【0008】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、光学特性の優れたレンズアレイ
を生産効率良く、安価に製造できるようにすることをそ
の課題としている。
【0009】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0010】本願発明の第1の側面によれば、レンズア
レイの製造方法が提供される。このレンズアレイの製造
方法は、凸状のレンズ面を有する複数のレンズおよびこ
れら複数のレンズを保持するホルダ部を含み、かつこれ
らホルダ部と複数のレンズとが一体化されたレンズアレ
イ本体を、透光性を有する樹脂により成形する工程と、
上記ホルダ部の上記各レンズ面に繋がっている少なくと
も1つの面に、遮光膜を形成する遮光処理工程と、を有
しており、かつ上記遮光処理工程は、上記各レンズ面を
囲むように上記ホルダ部に塗料を塗布する工程と、この
塗布された塗料を加熱により溶融させた後に固化させる
工程とを含んでいることを特徴としている。
【0011】本願発明によって提供されるレンズアレイ
の製造方法によれば、次のような効果が得られる。
【0012】第1に、上記レンズアレイ本体は、金型を
利用した通常の樹脂成形工程によって簡単に成形するこ
とができる。したがって、本願発明によれば、複数のレ
ンズをホルダ部とは別個に製造してからホルダ部内に組
み込んでいた従来のレンズアレイの製造方法と比較する
と、レンズアレイの生産性を飛躍的に高め、レンズアレ
イの製造コストの低減化を図ることができる。
【0013】第2に、本願発明によれば、上記ホルダ部
の上記各レンズ面に繋がっている少なくとも1つの面に
ついては上記遮光膜によって覆われている構成のレンズ
アレイを製造することができる。したがって、画像の結
像に利用されない余分な光が上記ホルダ部を透過して画
像の結像領域に到達するといったことを生じないように
することができ、光学的特性の良いレンズアレイが得ら
れる。
【0014】第3に、上記ホルダ部の所定の面に遮光膜
を形成する場合には、上記各レンズ面を囲むように塗布
された塗料を、加熱することによって一旦溶融させてい
るために、この塗料が仮に上記各レンズ面の外周縁に正
確に一致していないラフな状態に塗布されていた場合で
あっても、この塗料が溶融して流動性を有する状態にな
ったときに、この塗料が上記各レンズ面の外周縁の各部
に対して均一に沿い、あるいは均一に乗り上げるように
することが可能となる。したがって、上記各レンズ面の
周囲の遮光処理を確実に行うことができる。その結果、
上記ホルダ部の上記各レンズ面の近傍部分を光が不当に
透過するといったことを防止し、結像画像の質が劣化し
ないようにすることができる。
【0015】第4に、上記塗料を上記ホルダ部に塗布し
た際に、この塗料の輪郭線が滑らかでない場合であって
も、上記塗料を溶融させれば、その輪郭線を滑らかな線
にすることができる。したがって、上記各レンズ面の露
出部分を真円などの所定形状に規定することが適切に行
えることとなる。加えて、溶融した塗料によって上記複
数のレンズ面を取り囲ませるときには、上記複数のレン
ズ面のそれぞれの露出部分の面積やその形状などに大き
なバラツキが生じないようにすることもできる。したが
って、レンズアレイの光学的特性を一層良くすることが
可能となる。
【0016】本願発明の好ましい実施の形態において
は、上記塗料は、ソリッドインクであり、かつ上記ホル
ダ部に塗料を塗布する工程は、インクジェットプリンタ
を用いて行う。
【0017】このような構成によれば、ソリッドインク
を上記ホルダ部に塗布する作業が、インクジェットプリ
ンタを利用して効率良く行うことができる。また、上記
ソリッドインクは、一般的には、比較的低い加熱温度で
溶融させることができるとともに、溶融後の自然冷却に
よって比較的短時間で固化させることが可能であるた
め、上記遮光処理工程の時間短縮を図るのに好ましい。
【0018】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記ホルダ部には、上記複数の凸レンズどうしの
間を仕切る複数の凹部が形成されており、かつこれら複
数の凹部を規定する壁面にも遮光膜を形成する。
【0019】このような構成によれば、上記複数のレン
ズどうしの間が遮光膜を有する凹部によって仕切られた
構造をもつレンズアレイが製造されることとなり、上記
凹部を利用して上記複数のレンズどうしを光学的に分離
させることが可能となる。すなわち、たとえば1つのレ
ンズに入射した光がその隣りのレンズに混入(クロスト
ーク)することを、上記凹部を利用して防止することが
可能となる。したがって、レンズアレイの光学的特性を
より良いものにすることができる。
【0020】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記レンズアレイ本体は、最終的に得られる複数
のレンズアレイのそれぞれの本体が一体的に繋がった形
態を有しており、かつ上記レンズアレイ本体を複数に分
割する工程をさらに有している。
【0021】このような構成によれば、上記レンズアレ
イ本体から複数のレンズアレイを得ることが可能とな
り、レンズアレイの生産性をより高めることができる。
また、上記レンズアレイ本体の全体のボリュームは、最
終的に得られる個々のレンズアレイのボリュームよりも
大きいために、金型内に溶融樹脂を供給して上記レンズ
アレイ本体を成形するときの樹脂の流れを良好にするこ
とが可能となる。したがって、上記各レンズ面やその他
の緻密な部分の成形も適切に行えることとなる。さら
に、上記レンズアレイ本体を複数に分割する以前におい
て、このレンズアレイ本体に遮光処理を行えば、このレ
ンズアレイ本体の分割後にそれら分割された複数のレン
ズアレイ本体のそれぞれに対して遮光処理を別々に行う
必要がなくなり、レンズアレイの生産性が一層高められ
る。
【0022】本願発明の第2の側面によれば、レンズア
レイが提供される。このレンズアレイは、本願発明の第
1の側面によって提供されるレンズアレイの製造方法に
より製造されたことを特徴としている。このような構成
のレンズアレイによれば、本願発明の第1の側面によっ
て得られるのと同様な効果が期待できる。
【0023】本願発明の第3の側面によれば、レンズア
レイの遮光処理方法が提供される。このレンズアレイの
遮光処理方法は、凸状のレンズ面を有する複数のレンズ
とこれら複数のレンズを保持するホルダ部とを具備して
いるレンズアレイの上記ホルダ部に遮光処理を施すため
の方法であって、上記各レンズ面を囲むように上記ホル
ダ部に塗料を塗布する工程と、この塗布された塗料を加
熱して溶融させた後に固化させる工程と、を有している
ことを特徴としている。このような構成を有するレンズ
アレイの遮光処理方法によれば、本願発明の第1の側面
によって提供されるレンズアレイの製造方法の遮光処理
工程においてみられるのと同様な効果が得られる。
【0024】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0026】まず、本願発明の内容の理解を容易にする
ため、本願発明に係るレンズアレイの製造方法によって
製造されるレンズアレイの具体的な構成から説明する。
【0027】図1〜図4は、本願発明の製造方法により
製造されるレンズアレイの一例を示している。
【0028】これらの図に示されたレンズアレイAは、
一定間隔で直線状の1列に並んでいる複数のレンズ11
と、これら複数のレンズ11を保持し、かつこれら複数
のレンズ11と一体的に繋がって形成されたホルダ部1
0とを含むレンズアレイ本体1を具備して構成されてい
る。このレンズアレイ本体1は、その概略形状が一定方
向に延びた細長ブロック状とされたものであり、透光性
を有する合成樹脂製である。その具体的な材質として
は、PMMA(ポリメタクリル酸メチル(メタクリル樹
脂))、あるいはPC(ポリカーボネート)が用いられ
ている。
【0029】ホルダ部10は、上下厚み方向に対向する
一対の面10a,10b、および幅方向に対向する一対
の面10c,10dを有している。各レンズ11は、そ
れぞれの外周縁がホルダ部10の面10aまたは面10
bに囲まれるようにして繋がっている一対の凸状のレン
ズ面11a,11bを有するとともに、軸Cがホルダ部
10の上下厚み方向に延びる両凸レンズとして形成され
ている。レンズ面11a,11bは、球面状または非球
面状のいずれでもかまわない。レンズ面11a,11b
を球面にすれば、その製造が容易となる。これに対し、
レンズ面11a,11bを非球面にすれば、収差を少な
くすることができる。レンズ面11a,11bのそれぞ
れの直径は、たとえば0.6mm程度である。複数のレ
ンズ11の配列ピッチは、たとえば0.75〜1mm程
度である。
【0030】ホルダ部10の面10a,10bのそれぞ
れには、複数のレンズ11どうしの間を仕切る複数の凹
部14が形成されている。ホルダ部10の面10a,1
0bおよび各凹部14を規定する複数の壁面14aのそ
れぞれには、黒色の塗膜からなる遮光膜3が形成されて
いる(ただし、図1においては遮光膜3を省略してい
る)。この遮光膜3は、後述するように、たとえば2つ
の工程によってそれぞれ形成される2種類の遮光膜3
a,3bを含んで構成されたものである。ホルダ部10
の面10bの長手方向両端部には、凹部13が形成され
ている。この凹部13は、後述するように、このレンズ
アレイAを他のレンズアレイと組み合わせて使用すると
きに利用される部分である。
【0031】次に、レンズアレイAの製造方法の一例に
ついて、図5〜図14を参照して説明する。
【0032】レンズアレイAを製造するには、まず図5
(a),(b)に示すような形態をもつレンズアレイ本
体1’を作製する。このレンズアレイ本体1’は、最終
製品としてのレンズアレイAを複数個取りするためのも
のであり、複数のレンズアレイ本体1を平行に並べて一
体的に繋げたのと略同様な形態をもつシート状またはプ
レート状である。したがって、このレンズアレイ本体
1’は、平行な複数の列に並べられた複数のレンズ1
1、複数のホルダ部10が一体に繋がったホルダ部1
0'、複数の凹部14、および複数の凹部13を備えた構
成を有している。ただし、レンズアレイ本体1’の外周
の4つの側縁部19a〜19dは、複数のレンズ11の
形成領域よりも厚肉とされている。また、複数のレンズ
11どうしの間には、複数のレンズ11の形成領域より
も厚肉の帯状部19eが設けられている。図5(a)に
おいては、互いに隣り合う凹部14とレンズ11の外周
縁とが接触した状態に描かれているが、本実施形態にお
いては、これら凹部14と各レンズ11の外周縁とは、
図1に示したように互いに離れている。
【0033】上記した構成のレンズアレイ本体1’は、
たとえば図6に示すように、金型6を用いて成形するこ
とができる。金型6は、その上型6aおよび下型6bの
キャビティを形成する面に、各レンズ面11a,11b
に対応する多数の凹面11a', 11b'と、各凹部14に
対応する複数の凸部14'と、各凹部13に対応する複数
の凸部13'とが形成されたものである。金型6のキャビ
ティ内に透光性を有する合成樹脂を充填し、その成形を
行うと、上記した構成のレンズアレイ本体1’が得られ
る。レンズアレイ本体1’は、最終的に得られるレンズ
アレイAのレンズアレイ本体1と比較するとサイズが大
きく、金型6のキャビティの容積は大きい。したがっ
て、上記キャビティ内に樹脂を流し込んだときには、そ
の樹脂の流れを良好にすることができ、小径のレンズ面
11a,11bの成形も適切に行うことができる。とく
に、レンズアレイ本体1’は、既述したとおり、その側
縁部19a〜19dや複数の帯状部19eが厚肉とされ
ており、上記キャビティのそれらの部分に対応する箇所
が大きくなっているために、上記キャビティ内の全域に
樹脂を行きわたらせることがより確実化される。
【0034】なお、レンズアレイ本体1’の各凹部14
については、金型を用いて形成するのに代えて、それ以
外の手段によっても形成することができる。たとえば、
各凹部14を有しない構成のレンズアレイ本体を樹脂成
形した後に、エンドミルなどの工具を用いた機械加工、
あるいはエキシマレーザなどを利用したレーザ加工を行
なうことによって、各凹部14を設けることもできる。
【0035】レンズアレイ本体1’を作製した後には、
次のような遮光処理を行う。
【0036】まず、図7に示すように、ホルダ部10'の
面10a,10bのうち、各レンズ面11a,11bの
外周縁を囲む一部の領域に、黒色のソリッドインクを塗
布し、塗膜3a'を形成する。この作業は、たとえばイン
クジェットプリンタ8を利用して行なう。インクジェッ
トプリンタ8は、一般のOA機器としてのインクジェッ
トプリンタと同様に、インクジェットノズル81aを備
えたプリントヘッド81を備えたものである。このプリ
ントヘッド81は、ガイドロッド80の長手方向に移動
自在であるとともに、このガイドロッド80がその長手
方向と直交する水平方向に往復動自在であることによ
り、互いに直交する水平な2方向に移動自在である。イ
ンクジェットプリンタ8は、図示されていないコントロ
ーラの制御により、予め指定された領域に対してソリッ
ドインクをインク滴単位で吹きつけ可能である。
【0037】インクジェットプリンタ8を用いた塗装方
法によれば、ホルダ部10'の所定箇所にソリッドインク
を効率良く塗布することができる。ソリッドインクは、
常温では固形状態にあり、たとえば80°C程度に加熱
すると溶融するものである。このソリッドインクは、溶
融したインク滴状態でホルダ部10'に塗布されると、そ
の後は自然冷却によって急速に固化する。
【0038】図8および図9に示すように、塗膜3a'を
形成するときには、この塗膜3a'がたとえばレンズ面1
1aの外周縁を囲むリング状となるようにソリッドイン
クを塗布する(図8のクロスハッチングで示す部分が塗
装部分であり、図10および図12についても同様)。
その際、塗膜3a'と各レンズ11aの外周縁との間に
は、適当な隙間Laが形成されるようにする。このよう
にすれば、インクジェットプリンタ8の精度誤差に起因
して、各レンズ面11a上にソリッドインクが不当に塗
布されないようにすることができる。図8においては、
塗膜3a'の内周および外周の輪郭線を滑らかな線に描い
ているが、インクジェットプリンタ8から吐出されるイ
ンク滴の径はたとえば40〜50μm程度であり、塗膜
3a'の内周および外周は、実際にはぎざぎざ状である。
したがって、仮に、インクジェットプリンタ8の精度誤
差が微小であったとしても、上記インク滴を各レンズ面
11aの外周縁に正確に沿わせるように塗布することは
困難である。
【0039】塗膜3a'の形成後には、この塗膜3a'を加
熱してそのソリッドインクを溶融させる。すると、図1
0および図11に示すように、流動性を有するソリッド
インク3a"は、ホルダ部10'の面10a上において広が
る。このため、このソリッドインク3a"の一部は、レン
ズ面11aの外周縁に適当量Lbだけ乗り上げる。この
乗り上げ量Lbは、各レンズ面11aの外周縁の各所に
おいて均一となる。また、複数のレンズ面11aのそれ
ぞれにおける乗り上げ量Lbも、各所同一となる。さら
に、ソリッドインク3a"の内周や外周のぎざぎざ状態も
無くなる。
【0040】ホルダ部10'の面10bに形成されている
塗膜3a'については、面10bを下向きのまま加熱させ
てもよいし、あるいはレンズアレイ本体1’を表裏反転
させることにより面10bを上向きにしてから加熱させ
てもよく、いずれであってもよい。ソリッドインク3a"
は、ホルダ部10'に対する接着力を有しているために、
面10bが下向きのまま加熱された場合であっても、こ
のソリッドインクを面10bから滴下させることなく、
レンズ面11bの外周縁を覆うように流動させることが
可能である。
【0041】ソリッドインク3a"の加熱後は、自然冷却
によってこれを再度固化させる。これにより、遮光膜3
aを形成することができる。この遮光膜3aは、図10
および図11に示したように、各レンズ面11aの外周
縁の各所に対して均一な幅で覆い被さるようにして、各
レンズ面11aの周囲を囲み込むリング状である。した
がって、各レンズ面11a上における各遮光膜3aの開
口形状は、軸Cを中心とする円形である。また、複数の
レンズ面11aのそれぞれにおける遮光膜3aの開口径
Dは、各所同一寸法となる。なお、各レンズ面11aの
外周縁が遮光膜3aにより覆われると、各レンズ面11
aの露出部分の直径は、本来の直径よりも小さくなる。
したがって、各レンズ面11aを樹脂形成する場合に
は、遮光膜3aが覆い被さる寸法分だけ予め見越して大
径にしておく。このようにすれば、各レンズ面11aへ
の入射光量が予定光量よりも少なくならないようにする
ことができる。
【0042】本願発明においては、各レンズ面11a,
11bを囲む塗膜3a'を形成する場合に、たとえば図1
2(a),(b)に示すように、塗膜3a'を2つの半円
弧状、あるいは3以上の円弧状に分断させた形態にする
こともできる。このような場合であっても、この塗膜3
a'を加熱して、そのソリッドインクを溶融させたときに
は、互いに分離していたソリッドインクどうしがくっつ
いてリング状になり、図10および図11において述べ
たのと同様な作用が得られることとなる。このように、
塗膜3a'を分断させることによってレンズ面11aの周
辺に塗布されるソリッドインク量をコントロールすれ
ば、ソリッドインクがレンズ面11aの外周縁に乗り上
げる量を調整することができる。このように、本願発明
においては、各レンズ面を囲むようにホルダ部に塗装を
施すときには、必ずしも各レンズ面の全周囲を塗料によ
って隙間なく囲み込まなくてもかまわない。
【0043】上記した遮光膜3aを形成した後には、図
13に示すように、ホルダ部10'の面10a,10bの
残りの部分に黒色塗装を施す。これにより、遮光膜3b
を形成し、遮光膜3a,3bを含む遮光膜3を完成させ
る。この塗装作業は、たとえばソリッドインクよりも廉
価な黒色の油性のインク塗料のインク滴をインクジェッ
トプリンタ8Aを利用して吹き付けることによって行う
ことができる。各レンズ面11a,11bの周辺部分に
ついては既に遮光膜3aが形成されており、その部分に
は黒色塗装を重ねて施す必要はないために、この塗装作
業においては、各レンズ面11a,11bに誤って黒色
塗装を施してしまう虞れは少なく、その作業を迅速に行
うことができる。
【0044】また、この塗装作業においては、各凹部1
4を規定する壁面14aにも塗装を施す。各凹部14の
壁面14aの一部が直立しているなどの理由からその部
分への塗装が難しい場合には、各凹部14内をインク塗
料で満たすようにしてもかまわない。これにより、ホル
ダ部10'の面10a,10bおよび各凹部14を規定す
る壁面14aが遮光膜3によって覆われているととも
に、各レンズ面11a,11bについてはその周縁部が
遮光膜3によってマスキングされた構成のレンズアレイ
本体1’が得られる。遮光膜3は、その遮光性を高める
観点からすれば、黒色またはそれに近い暗色にすること
が好ましいが、本願発明はこれに限定されない。
【0045】上記遮光処理の終了後には、図14に示す
ように、レンズアレイ本体1’の分割作業を行なう。こ
の分割作業は、たとえば複数のレンズ11の列間の符号
Nb−Nbで示す仮想線に沿って、レンズアレイ本体
1’を遮光膜3とともに順次または同時に切断すること
により行う。このような作業により、図1〜図4に示し
た構成を有するレンズアレイAが複数得られることとな
る。
【0046】上記したレンズアレイの製造方法によれ
ば、レンズアレイ本体1’については、金型を用いた通
常の樹脂成形作業により簡単に製造することができる。
また、1つのレンズアレイ本体1’からは、複数のレン
ズアレイAが得られる。したがって、レンズアレイAの
生産性を高くすることができる。とくに、レンズアレイ
Aのホルダ部の外面に遮光膜3を形成する処理は、レン
ズアレイAの複数個分に相当するレンズアレイ本体1’
に対して一括して行っているために、その生産性を一層
高めて、レンズアレイAの製造コストを廉価にすること
ができる。
【0047】次に、レンズアレイAの一使用列について
説明する。
【0048】図15に示すように、2つのレンズアレイ
A,Bを組み合わせたレンズアレイアッセンブリXをつ
くる。レンズアレイBは、その基本的な構成がレンズア
レイAと共通するものであり、一対の凸状のレンズ面2
1a,21bを有する複数のレンズ21と、これら複数
のレンズ21に一体に繋がったホルダ部20とを含むレ
ンズアレイ本体2を有している。レンズアレイ本体2
は、透光性を有する樹脂製である。ホルダ部20の面2
0a,20bには、複数のレンズ21どうしの間の仕切
る複数の凹部24が形成されており、各凹部24を規定
する面24aとホルダ部20の面20a,20bには、
遮光膜3Bが形成されている。このレンズアレイBは、
レンズアレイAについて述べたのと同様な製造方法によ
り製造することができる。なお、レンズアレイBの面2
0aの長手方向両端には、凸部23が設けられており、
この凸部23がレンズアレイAの凹部13に嵌合してい
ることにより、一対のレンズアレイA,Bは、各レンズ
11,21の軸Cどうしが互いに合わされて重ね合わさ
れている。
【0049】図16は、上記したレンズアレイアッセン
ブリXを用いた光学系の一例を示している。この光学系
においては、始点Sから出発した光は、レンズアレイA
の各レンズ11を通過した後に、レンズアレイBの各レ
ンズ21を通過してから結像点Rに達する。この場合、
共通の光軸C上に並ぶ凸レンズとしての2つのレンズ1
1,21により、セルフォックレンズにみられる光の蛇
行現象と同等の現象が得られ、始点Sにある物体(a→
b→c)の正立等倍像(a’→b’→c' )を結像点R
に形成させることができる。換言すると、この光学系に
おいては、レンズアレイAのレンズ面11aは、レンズ
面11b,21aの近傍に物体(a→b→c)の倒立縮
小像を形成する役割を果たし、その倒立縮小像は、それ
よりも後段に位置するレンズ面によって拡大され、かつ
反転される結果、結像点Rには物体の正立等倍像が結ば
れるのである。
【0050】この光学系においては、始点Sからの光が
ホルダ部10の面10aに向けて進行しても、この光は
面10a上の遮光膜3によって遮られる。したがって、
面10aに向けて進行した光がそのまま面10a内に入
射してレンズ11内に進行することはなく、各レンズ1
1内にはレンズ面11aを介してのみ光が適切に入射さ
れる。面10a上の遮光膜3は、始点Sからの光がホル
ダ部10をそのままその厚み方向に透過しないようにす
る役割も果たす。遮光膜3は、レンズ面11aの外周縁
を覆うように設けられており、レンズ面11aの周辺部
分の遮光処理の確実化が図られているために、ホルダ部
10のレンズ面11aの周辺部を結像点Rに向けて光が
不当に透過しないようにすることができる。ホルダ部1
0の面10b上の遮光膜3は、レンズアレイAのレンズ
面11b以外の個所からレンズアレイBに向けて不必要
な光が進行しないようにする役割を果たす。
【0051】既述したとおり、遮光膜3は、各レンズ面
11aのうち、軸Cを中心とする円形部分を露出させて
いるために、各レンズ面11aに対しては軸Cから偏り
を生じないように光を適切に入射させることができる。
また、複数のレンズ面11aのそれぞれの露出部分の直
径(遮光膜3の開口径D)も均一に揃えられているため
に、複数のレンズ11のそれぞれについての入射光量に
バラツキが生じないようにすることもできる。
【0052】各凹部14の遮光膜3は、ある1つのレン
ズ11からその隣りの他のレンズ11に向けて進行しよ
うとする光を遮り、かつ吸収する。したがって、各凹部
14の遮光膜3は、複数のレンズ11どうしの間におい
て光のクロストークを防止する役割を発揮する。レンズ
アレイBの遮光膜3Bは、レンズアレイAの遮光膜3と
同様な役割を果たす。したがって、このレンズアレイア
ッセンブリXにおいては、2つのレンズアレイA,Bの
いずれのレンズアレイ本体1,2も透光性を有する合成
樹脂製とされているにも拘わらず、結像点Rには結像に
無用な光が到達しないようにすることができる。レンズ
面11aに加え、レンズ面11b,21a,21bにつ
いても、遮光膜3または遮光膜3Bによってそれらの周
縁部が各所均一に覆われているために、複数のレンズ1
1のそれぞれ、および複数のレンズ21のそれぞれにお
いて、光の進行の仕方やその通過光量などに大きなバラ
ツキが生じないようにすることもできる。したがって、
鮮明な正立等倍像を形成することが可能となる。
【0053】上記したような光学的特性をもつレンズア
レイアッセンブリXは、原稿画像を1ラインずつ読み取
る画像読み取り装置において、原稿の正立等倍像を所定
の個所に結像させる用途に好適となる。既述したとお
り、レンズアレイAはその生産性が良く、製造コストを
廉価にできるものであり、またレンズアレイBについて
も同様であるから、上記したレンズアレイアッセンブリ
Xを用いれば、画像読み取り装置全体の製造コストを廉
価にすることもできる。
【0054】図17〜図19は、本願発明の他の実施形
態を示している。なお、これらの図においては、上記実
施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同
一の符号を付している。
【0055】図17に示すレンズアレイAaは、ホルダ
部10の面10aのみに複数の凹部14を設けた構成と
されている。このような構成であっても、符号n3に示
すように、各凹部14の遮光膜3が光を遮るために、複
数のレンズ11どうしの間に光のクロストークを生じな
いようにすることができる。もちろん、本願発明におい
ては、上記とは異なり、ホルダ部10の反対の面10b
のみに複数の凹部14を設けた構成とすることもでき
る。本願発明においては、複数のレンズ11間の光のク
ロストークを確実に防止する観点からすれば、ホルダ部
10に複数の凹部14を設けることが好ましいが、各凹
部14を有しないレンズアレイとして構成することもで
きる。
【0056】図18に示すレンズアレイAbは、複数の
レンズ11がホルダ部10の長手方向に複数の列に並べ
られた構成を有している。このような構成によれば、複
数の列のレンズ11を用いて画像の結像を行わせること
ができるために、レンズ列が1列のみとされたレンズア
レイよりも明るい像を結ばせることができる。
【0057】図19に示すレンズアレイAcは、複数の
レンズ11が互いに直交するx方向とy方向とのそれぞ
れに複数列に並んだ面状レンズアレイとされている。
x,yのそれぞれの方向に延びる複数の凹部14は、レ
ンズ11どうしの間を仕切っている。このような構成に
よれば、一定の面積をもつ画像を結像させることができ
る。もちろん、レンズアレイAcを2つ組み合わせれ
ば、一定の面領域の画像を正立等倍に結像させることが
できる。このように、本願発明においては、レンズの具
体的な配置態様や列数などは種々に変更自在である。
【0058】本願発明は、上述した実施形態に限定され
るものではない。
【0059】本願発明においては、レンズアレイ本体の
ホルダ部に遮光膜が形成されることが構成要件とされる
が、この遮光膜は、必ずしもホルダ部の複数の面に形成
されている必要はなく、たとえばホルダ部の1つの面の
みに形成されていてもかまわない。より具体的には、図
2に示す構成を一例として説明すれば、ホルダ部10の
2つの面10a,10bのうち、たとえば面10aのみ
に遮光膜3が形成されている構成とされていてもかまわ
ない。また、面10aに遮光膜3を形成する場合、この
遮光膜3は、必ずしも面10aの全体に形成される必要
もなく、レンズ面11aの周辺の一定領域に限定されて
いてもかまわない。
【0060】本願発明においては、必ずしも最終的に得
られるレンズアレイの複数個分に相応するレンズアレイ
本体を樹脂成形してから、このレンズアレイ本体を複数
に分割する手段を用いなくてもかまわない。本願発明に
おいては、たとえば最終的に得られるレンズアレイの1
つ分に相応するレンズアレイ本体を樹脂成形してから、
このレンズアレイ本体に遮光処理を施すようにしてもか
まわない。
【0061】本願発明は、レンズアレイの具体的な使用
方法や使用形態も問わない。たとえば、本願発明の製造
方法により製造されたレンズアレイは、従来の凸レンズ
アレイと同様に、それ単独で用いることによって、物体
の倒立縮小像を結像させる用途に用いることもできる。
本願発明に係るレンズアレイの各レンズは、両凸レンズ
に代えて、たとえば平凸レンズとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の製造方法によって製造されるレンズ
アレイの一例を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】(a)は、レンズアレイを複数個取りするため
のレンズアレイ本体の一例を示す平面図であり、(b)
は、同図(a)のV−V断面図である。
【図6】図5に示すレンズアレイ本体の樹脂成形工程を
示す断面図である。
【図7】レンズアレイ本体に遮光処理を施す場合の一工
程を示す断面図である。
【図8】レンズアレイ本体に形成される塗膜の一例を示
す平面図である。
【図9】図8のIX−IX断面図である。
【図10】図8および図9に示す塗膜を加熱して得られ
た遮光膜の一例を示す平面図である。
【図11】図10のX1−X1断面図である。
【図12】(a),(b)は、レンズアレイ本体に形成
される塗膜の他の例をそれぞれ示す平面図である。
【図13】レンズアレイ本体に遮光処理を施す場合の一
工程を示す断面図である。
【図14】レンズアレイ本体を分割する工程を示す平面
図である。
【図15】図1ないし図4に示したレンズアレイを用い
て構成されたレンズアレイアッセンブリの一例を示す断
面図である。
【図16】図15に示すレンズアレイアッセンブリの作
用説明図である。
【図17】本願発明により製造されるレンズアレイの他
の例を示す断面図である。
【図18】本願発明により製造されるレンズアレイの他
の例を示す斜視図である。
【図19】本願発明により製造されるレンズアレイの他
の例を示す斜視図である。
【図20】従来のレンズアレイの一例を示す斜視図であ
る。
【図21】図20に示すレンズアレイの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
A,Aa〜Ac レンズアレイ 1 レンズアレイ本体 1’レンズアレイ本体 3 遮光膜 10 ホルダ部 10’ホルダ部 10a,10b 面(ホルダ部の) 11 レンズ 11a,11b レンズ面 14 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:32 B29K 105:32 B29L 11:00 B29L 11:00 (72)発明者 虎間 みのり 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内 Fターム(参考) 4D075 DA32 DB31 DC24 4F206 AF16 AH75 JA07 JL02 JM04 JQ81 JW50 4F213 AA21 AA28 AH74 WA05 WA53 WA58 WA83 WA90 WB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凸状のレンズ面を有する複数のレンズお
    よびこれら複数のレンズを保持するホルダ部を含み、か
    つこれらホルダ部と複数のレンズとが一体化されたレン
    ズアレイ本体を、透光性を有する樹脂により成形する工
    程と、 上記ホルダ部の上記各レンズ面に繋がっている少なくと
    も1つの面に、遮光膜を形成する遮光処理工程と、を有
    しており、かつ、 上記遮光処理工程は、上記各レンズ面を囲むように上記
    ホルダ部に塗料を塗布する工程と、この塗布された塗料
    を加熱により溶融させた後に固化させる工程とを含んで
    いることを特徴とする、レンズアレイの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記塗料は、ソリッドインクであり、か
    つ上記ホルダ部に塗料を塗布する工程は、インクジェッ
    トプリンタを用いて行う、請求項1に記載のレンズアレ
    イの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記ホルダ部には、上記複数の凸レンズ
    どうしの間を仕切る複数の凹部が形成されており、かつ
    これら複数の凹部を規定する壁面にも遮光膜を形成す
    る、請求項1または2に記載のレンズアレイの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記レンズアレイ本体は、最終的に得ら
    れる複数のレンズアレイのそれぞれの本体が一体的に繋
    がった形態を有しており、かつ上記レンズアレイ本体を
    複数に分割する工程をさらに有している、請求項1ない
    し4のいずれかに記載のレンズアレイの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のレ
    ンズアレイの製造方法により製造されたことを特徴とす
    る、レンズアレイ。
  6. 【請求項6】 凸状のレンズ面を有する複数のレンズと
    これら複数のレンズを保持するホルダ部とを具備してい
    るレンズアレイの上記ホルダ部に遮光処理を施すための
    方法であって、 上記各レンズ面を囲むように上記ホルダ部に塗料を塗布
    する工程と、 この塗布された塗料を加熱して溶融させた後に固化させ
    る工程と、 を有していることを特徴とする、レンズアレイの遮光処
    理方法。
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