JP2004340934A - エンコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用の光電回路(オプトASIC)に適用できるようにするための光学系の提供。
【解決手段】角度測定装置又はシャフトエンコーダは、測定本体2、および本体2に対して可動な走査ユニット1から成る。本体2には、インクリメンタルトラック200およびアブソリュートトラック20が設けられている。走査ユニット1は、光源11、受光器19を有し、光源から出た光はレンズ13によってコリメートされ、本体2を通過し、レンズ系3、4、300、400によって本体2のリング状のスケールパターンは、長方形に変換されて受光器19(オプトASIC)の受光面に結像される。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載のエンコーダに関する。
このようなエンコーダは、測定本体を有する。この測定本体は、直線に沿って又は曲線に沿って延在する少なくとも1つの測定目盛;光源によって測定目盛を走査する走査装置;光源によって光源から出射されて測定目盛によって変更された評価のための光ビームを用いて受信可能である走査装置の受信ユニット;及び測定目盛の特定のパターンを受信ユニット上に生成するために測定本体と受信ユニットとの間に配置され光学レンズによって形成されたレンズ配置を有する。
このようなエンコーダは、相対移動する2つの物体、例えば工作機械の相対移動する2つの機械部品の相対位置を測定するために使用される。そのため、測定本体が両物体の一方の物体に接合され、走査装置が両物体の他方の物体に接合される。その結果、両物体の相対移動量が、測定目盛を用いて測定本体を走査することによって測定目盛の延在方向(測定方向)に沿って測定することができる。測定目盛が直線に沿って延在するいわゆるリニアエンコーダの場合、両物体の直線的な相対移動を測定することができる。その一方で、いわゆる角度エンコーダは、互いに回転可能な2つの物体の相対位置を測定するために使用される。基本的に、測定目盛は、任意の線に沿って延在できる。相対移動する2つの物体の相対位置が、この線に沿って算出しなければならない。
一方ではリニアエンコーダの測定目盛及び他方では曲線に沿った移動を測定するエンコーダのいろいろな構造の場合、評価のために測定目盛によって(光照射法又は光透過法で)変更された光ビームが受信される受信ユニット(光電検出器)をその都度の測定目盛の結合構造に合わせる必要がある。このことは、特に受信ユニットのビーム感知面の構造及びパターンに対して成立する。一般に、この受信ユニットは、組込まれた適切な光電回路(オプトASIC)によって構成される。異なる光電検出器を異なる結合構造の検出器に対して使用すると、それにしたがって製造コストを上昇させる。
測定目盛によって変更された光から結果として生じる干渉縞を生成するため、分析格子が光によって走査すべき測定目盛と敷設された光電検出器との間に配置されているエンコーダが、ヨーロッパ特許発明第0 801 724 号明細書から公知である。この場合、直線的に延在する干渉縞がリング状の測定目盛によって変更された光から生成されるか、又は、反対にリング状に延在する干渉縞がリニア目盛によって生成された光パターンから生成されるように、この分析格子が形成されている。これによって、例えばリング状の測定目盛を走査する場合、光電検出器によって受信すべき干渉縞を生成することができる。通常、直線の測定目盛の走査時に生成された干渉縞のように、この干渉縞は、同様に直線的に延在している。これによって、一方では測角器、他方ではリニアエンコーダが、光電検出器を使用して1つのタイプと同一のタイプを評価することができる。
エンコーダで回折格子をウェーブフロント補正構造(Wellenfront-korrigierende Struktur)として使用することが、米国特許発明第5,486,923 号明細書から公知である。光電式測角系が、米国特許発明第4,577,101 号明細書から公知である。この光電式測角系の場合、リング状の測定目盛が、円錐形の反射器及びシリンダ状のレンズを使用してリニア光電検出器上に投影される。
この課題は、上述した種類のエンコーダをさらに改良することにある。
この課題は、本発明により、請求項1の特徴を有するエンコーダを提供することによって解決される。
これによって、生成されたパターンが1本の線に沿って延在し、この線の曲線が測定目盛に沿って延在する線の曲線と異なるように、測定目盛の特定のパターンを受信ユニット上に生成するために使用するエンコーダのレンズ配置が構成されている。すなわち、例えば、湾曲したパターンが直線状に延在する測定目盛から受信ユニット上に生成されるか又は直線状に延在するパターン若しくはこれらの上述した曲線と異なる別の曲線のパターンが湾曲した測定目盛から生成される。
したがって、本発明の解決手段は、測定目盛の曲線(この場合、直線状の測定目盛も、任意の曲線を有する目盛としてこの共通の形の中に含まれている)に対するパターンの曲線を処理するための1つのレンズ配置を使用することを提唱する。その結果、いろいろな測定目盛のパターンが、受信ユニットの1つのタイプ及び同一のタイプによって評価され得る。
本発明の解決手段は、特に直線状に延在する測定目盛(いわゆる線形測定系)又はリング特に円形リングに沿って延在する測定目盛、すなわちいわゆる測角測定系を有するエンコーダに対して適している。この場合、これらの測角系は、リング又は円形リングの全ての周囲に沿って延在していない;適切な測定目盛は、リング又は円形リングの一部だけに沿って延在する角度セグメントによって形成してもよい。
リング状に延在する測定目盛が閉じたリングを形成するか又はリングの一部だけを形成するかに関係なく、このような測定目盛は、相前後して配置されたリング状の複数のリングセグメントによって形成される。これらのリングセグメントはそれぞれ、半径方向に特定の大きさを有する。そしてこの大きさの幅(リングの周囲方向沿いの大きさ)が半径方向に異なる、すなわち半径方向に沿って外側に向かって増大する。リング状の測定目盛の直線状に延在するパターンを形成するため、レンズ配置によって受信ユニット上に形成された測定目盛の個々のリングセグメントのパターンがそれぞれ、パターンの直線状に延在する方向に沿って一定の幅、すなわち一定の大きさを有する。そのため、レンズ配置のパターンの大きさは、−測定目盛がリングに沿ってその全範囲又はその一部だけに延在するこのリングの中心線に対して−半径方向に異なる、つまり半径方向に内側から外側に向かって1より大きい値から1より小さい値に減少することが提唱され得る。例えば、パターンの大きさが、測定目盛の中心軸線からその測定目盛の1つの点の間隔に対して逆比例することによって、このことは実現することができる。レンズ配置の個々のレンズの焦点距離が測定目盛の中心軸線に対して半径方向に異なることによって、このことは可能になる。
さらに、リングセグメントのパターンが、重なることなしに、特に直に境を接して相並んで配置されているように、レンズ配置がこのような変換を実施するために構成されている。
反対に、リング状のレンズ配置のパターンの大きさが、レンズ配置の中心軸線に対して半径方向に異なる、特に半径方向に外側に向かって1より小さい値から1より大きい値に減少することによって、湾曲したリング状のパターンを直線状に延在する測定目盛から生成してもよい。この測定目盛は、1本の直線に沿って相前後して配置された目盛(一定の幅のセグメント)によって構成される。
上述した種類のパターンを測定目盛から生成するためには、特に2つのレンズグループを有するレンズ配置が適している。これらのレンズグループは、互いに平行に延在する2つの平面のうちの1つの平面ごとに配置されている。この場合、測定目盛によって変更された光ビームがこれらの平面と交差するように、これらの平面は指向されている。
この場合、光ビームの少なくとも一部が、1つのセルの第1レンズを透過し、引き続きこのセルの第2レンズに到達し、レンズは位置のもう1つ別のセルの第2レンズに到達しないように、両グループのこれらのレンズは、それぞれ対になって1つのセルに統合されていて、1つのセルのこれらのレンズはそれぞれ、両平面に対して垂直に相前後して配置されている。これによって、レンズ配置の異なるセル間のクロストークを阻止しなくてはならない。
クロストークを阻止するため、新たに又は補足的に遮光構造体を使用してもよい。この遮光構造体は、両レンズグループの間に配置されているか又は光ビームが最後に透過するレンズグループの平面に沿って配置されている。この場合、特にレンズ配置のセルごとに、1つの開口部を遮光構造体に敷設してもよい。光ビームが、レンズ配置の一方のセルの第1レンズを透過し、レンズ配置の他方のセルの第2レンズに到達しないように、このような光ビームをこの光構造体を用いて誘導してもよい。
特に両レンズグループはそれぞれ、測定本体に対して平行にかつ走査装置の光感知面に対して平行に配置されている。特にこれらのレンズグループはそれぞれ、リング状に相前後して配置された(リングセグメント状の)レンズから構成される。この場合、両レンズグループの中心点が、直線(共通の軸線)上に又は円セグメント上に存在する。
さらに、両レンズグループの個々のレンズのレンズ中心点を多数の列から成る2次元ラスター内に配置されていること、又は、レンズ中心点がそれぞれ異なる半径を有する多数の同心円に沿って存在することを提唱してもよい。
この場合、2次元ラスターの列が、測定目盛の延在方向に対してほぼ平行に延在でき、異なる列が、測定目盛の延在方向に沿って互いにずれて配置され得、さらに異なる円の中心点が、接線方向に沿って互いにずれて配置され得る。
レンズ自体が、特定に指向した鉛直線を有するシリンダレンズとして特に局所的に形成されている;この場合、これらのレンズは、シリンダ対称的なレンズでもよい。
本発明の好適な実施形によれば、レンズ配置の1つのグループの個々のレンズがそれぞれ、レンズグループごとの延在面に対して垂直に湾曲されている。この場合、レンズの鉛直線が、半径方向に延在し、1つの点で交差する。
この場合、−光学軸線に沿って見ると−このセルの両レンズの鉛直線がそれぞれ、レンズ配置の1つのセル内で完全に等しく相前後して存在し、両レンズの鉛直線がそれぞれ、レンズ配置の別のセル内で光学軸線に対して互いにずれているように、両レンズグループの交点が半径方向に互いに隔てられ得る。これによって、リング状の測定目盛の個々のリングセグメントが、第1パターン面内で重なることなしに直線に沿って相前後して配置され得る。このリング状の測定目盛は、選択された場所に依存するパターン基準に基づいて一定の幅の長方形のセグメントに変換される。
これに対して、第1レンズグループ及び第2レンズグループの鉛直線の交点が半径方向に互いにずれているように、1つのセルのレンズの互いにずれた鉛直線が−光学軸線に沿って見て−交差することがさらに提唱されている。同時に、横の境界線が−光学軸線に沿って見て−1つのセルの両レンズに対して完全に等しく配置されている。これらの境界線は、1つのリング状のレンズグループの個々のレンズを周囲方向に限定する。その結果、1つのセルの両レンズが、−光学軸線に沿って見て−ほぼ完全に等しい。
(多段式の回折構造の形態の)回折レンズと屈折レンズの双方が、光学レンズとして使用できる。
エンコーダの本発明の構成は、光照射法で走査可能である測定目盛でも光透過法でも走査可能な測定目盛でも使用することができる。さらに、エンコーダの本発明の構成は、アブソリュート測定系(アブソリュートコードトラックを有する測定本体)でもインクリメンタル測定系(周期的な測定目盛を有する測定本体)でも使用され得る。
測定本体は、その延在方向に対して垂直に相前後して配置された多数のトラックを有し得る。これらのトラックは、位置測定のために光によって走査可能である。この場合、これらのトラックの少なくとも一部が、1つの共通のレンズ配置によって投影可能であり、及び/又は、これらのトラックの少なくとも一部が、独立したレンズ配置によって投影可能である。この場合、各レンズ配置の両レンズグループがそれぞれ、共通の1つの基板上に配置され得る。
以下で、本発明のその他の特徴及び利点を図面に基づく実施の形態によって詳しく説明する。
図1は、測定本体2及び測定装置に沿って、すなわち円形リングに沿って測定本体2に対して可動なこの測定本体2を走査するための走査ユニット1を有する角度測定用のエンコーダ(すなわち、角度測定装置又はシャフトエンコーダ)を示す。測定本体2は、ここではアブソリュート・シャフトエンコーダの分割板として形成されていて、絶対位置情報を有するコードトラック(PRCトラック)の形態をした測定目盛を有する。この測定目盛は、測定本体2上で走査ユニット1と測定本体2の相対移動用の回転軸線Dの周りに延在する。
半径方向に見て、インクリメンタルトラック200が、アブソリュート位置情報を有するコードトラック20のほかに設けられている。このインクリメンタルトラック200は、同様にリング状にエンコーダの回転軸線Dの周りに延在する。このインクリメンタルトラック200は、周期的な線目盛によって形成される。必要に応じて、測定本体2は、さらなるトラックを有してもよい。
光透過法で測定本体2の両トラック20,200を走査するために使用される走査ユニット1は、光を放射するダイオードの形態をした光源を有し、かつ測定本体2の光源に面しない側面上に光電検出器19を有する。コンデンサーレンズ13が、光源11と測定本体2との間に配置されている。光源11から放出された光ビームLが測定本体2上に照射される前に、このコンデンサーレンズ13は、これらの光ビームLを平行にする。測定本体2の他方の側面上には、2つのレンズ配置3,4,300,400が、測定本体2と光電検出器19との間に配置されている。これらのレンズ配置3,4,300,400は、コードトラック20によって又はインクリメンタル200によって変更された光ビームLを光電検出器19上に投影するために使用される。
図1にしたがって光透過法で作動する位置測定系の場合、光源11から放出されコンデンサーレンズ13によって並行にされた光が、光透過性の測定本体2の透過時にコードトラック20によって又はインクリメンタルトラック200によって変更される。この場合、特定の光パターンが生成される。コードトラック2によって又はインクリメンタルトラック200によって変更された光は、引き続き第1レンズ配置3,4又は第2レンズ配置300,400に到達する。これらのレンズ配置3,4,300,400は、1つの共通の基板上に配置されている。これらのレンズ配置3,4はそれぞれ、2つのレンズグループによって形成される。これらのレンズは、互いに平行に延在する2つの平面のうちの1つの平面ごとに配置されている。レンズグループ3若しくは4又は300若しくは400の各々は、それぞれの平面30又は40内で相前後して配置された多数のレンズ(いわゆるマイクロレンズアレイ)から構成される。これらの平面が測定本体2で変更された光ビームLとほぼ垂直に交差するように、これらの平面は配置されている。両レンズ配置のレンズグループ3,4又は300,400が、これらの平面内で延在する。
特定の間隔で互いに離れて平行に向き合って配置された2つのレンズグループ3,4又は300,400から成るこのような二重レンズアレイの場合、第2レンズグループ4又は400の個々のレンズが、第1レンズグループ3又は300の各々の個々のレンズに精確に割当てられ得る。これによって、正の横倍率(positiver Abbildungsmassstab)、すなわち零より大きいい値、特に1の値を有する横倍率を導波構造なしにレンズによって実現することができる。このような横倍率は、個々のレンズの投影範囲を特定の空間方向で連続して接してつなげることを同時に可能にする。このことは、測定本体2の広い面の走査を同時に僅かな構造高さで可能にし、これによって位置測定系のコンパクトな構造を可能にする。
この場合、横倍率が平均して値1を取るようなレンズ配置の構造が特に好ましい。同じラスター、すなわち個々のレンズの一致する配置が、それぞれのレンズ配置の両レンズグループ3,4又は300,400に対してそれぞれの平面30,40内で使用されることによって、レンズ配置3,4によって検出器19上に生成されたパターンの(適切に走査された)投影範囲が、直接連続して互いに変化する。
図1中で示されたエンコーダの特徴は、光電検出器19が円状の構造面を有するのではなくて、説明した長さ測定系で、すなわち(コードトラック又はインクリメンタルトラックの形態をした)直線状に延在する測定目盛を有するエンコーダで使用されるような直線状に構成されたセンサ面を有する点にある。すなわち、光電検出器19が、オプトASICによって構成される。直線状に構成された表面を有するこのオプトASICは、主に長さ測定系で使用される。このようなASICは、角度測定系やシャフトエンコーダでもさらに使用されることによって、この光電検出器19は、それに応じて安価に大量に製造され得る。このことは、位置測定系に対する製造コストを低減する。
直線状に構成された光電検出器19を図1の角度測定用の位置測定系で使用するためには、図2a,2b及び図3a〜3dに基づいて以下で説明するように、円状のコードトラック20又は円状のインクリメンタルトラック200によって形成された光パターンから直線状に延在するパターンを光電検出器19上に生成することが必要である。そのため、レンズ配置3,4又は300,400の適切な構成が使用される。
図2aは、図1のリング状のコードトラック20のリングセグメント21を示す。リング状のコードトラック20を形成するため、コードトラック20の円周方向Uに沿った各リングセグメント21の大きさa(r)がエンコーダの回転軸線Dからの距離rに依存する。
直線状に延在するパターンを図2aのリングセグメント21から成るコードトラック20から生成するためには、図2a中に示すように個々のリングセグメント21を場所に依存しない幅bを有する長方形のパターン21′に変換する必要がある。この場合、リングセグメント21の長方形のパターン21′の幅bが、半径r0 のときのリングセグメントの幅a(r0 )に一致するように、横倍率が選択される。この半径r0 は、半径方向rに沿って見てリングセグメント20の中心を示す。換言すれば、リングセグメント21が、値r0 から出発して半径方向に同じ値だけ外側と内側に向かって(すなわち、回転軸線dから離れて又は回転軸線dに向かって)延在するように、この値r0 は選択されている。したがって、回転軸線Dからの距離r0 による点が、リングセグメント21、すなわちコードトラック20全体の湾曲した中心線を示す。
長方形のパターン21′を図2aのリングセグメントから提供するため、或るパターンが形成される。このパターンの場合、中心半径値r0 によって規定された中心線の内側に存在するリングセグメント21の範囲が広くされる。その一方で、中心半径値r0 によって規定された中心線の外側に存在するリングセグメント21の範囲が、その大きさa(r)内で狭くされる。中心半径値r0 によって規定された中心線自体上では、リングセグメント21の大きさa(rC )が変換時に変わってはいけない。すなわち、この大きさa(rC )は、変換時に生成された長方形のパターン21′の幅bに一致しなくてはならない。このことは、中心の値1だけ半径に依存して変動する縮尺を有するパターンに相当する。特に円リングのリングセグメントを長方形のパターンに変換するためには、横倍率β (r)=r0 /rが適している。明らかに、別の基準線を中心半径値r0 によって規定された中心線として変換用に使用してもよい。しかしながら以下では、基準点としてのリングセグメント21の中心半径r0 に基づいて例示的に説明する。
横倍率β(r)の半径に依存する実際の変化は、事実上非常に小さい。典型的な(回転軸線Dからのリングセグメント21の中心の距離r0 に相当する)トラック半径がr0 =20mmで(リングセグメント21の半径方向の大きさに相当する)トラック高さが1mmである場合、横倍率β(r)が0.975 〜1.025 で変化する。
図2bは、リングセグメント21をもう一度示す。このリングセグメント21は、半径方向rに内部半径r1 から外部半径r2 まで延在し、中心半径r0 を有する。そしてこのリングセグメント21は、対応する円リングの円周方向Uに沿って半径に依存する変化する幅を有する。このリングセグメント21の全ての点が、場所ベクトルr=r(r,φ)によって記すことができる。すなわち、リングセグメント21の各場所ベクトルrが、半径r及びそれぞれの点の角度位置φによって示される。リングセグメント21の半径方向に延在する角度の半分が存在する(すなわち、リングセグメント21がこの角度の半分の領域から円周方向Uに沿って時計方向にも半時計方向にもそれぞれ同じ値δφ/2だけ延在する)角度をφ0 で示す場合、各場所ベクトルrは以下のように示すことができる:
Figure 2004340934
上で示した場所ベクトルrによって示されるリングセグメント21を投影するため、リングセグメント21のそれぞれ半径方向に延在する全ての点が、一定の幅bを有する長方形のパターン21′上で一定の間隔bの2本の平行な仕切り線に変換する必要がある。リングセグメント21の点rから長方形のパターン21′の点r′に対応する変換が、図2中に示されている。
Figure 2004340934
この場合、r及びφは、リングセグメント21又はパターン21′のそれぞれの点r又はr′の座標を示す。φ0 は、リングセグメント21とパターン21′双方の半径方向に延在する中心線の角度位置を示す。すなわち、角度の半分が、中心の半径値r=r0 を有する点rと同様に変換時に変化しない。
リングセグメント21内で(φ−φ0 )に達する角度が、角度rでr>r0 又はr<r0 に応じてパターン21′内で値(φ−φ0 )*(r0 /r)の角度値に小さく/大きくなることによって、この変換は、半径値rを維持しつつ実行される、すなわち接線的に実行される。
(φ−φ0 )=±δφ/2の場合は以下のように記される:
Figure 2004340934
全ての図面において、ベクトルr,r′等の矢印が、見やすさの理由からエンコーダの回転軸線Dまで引かれていない。ベクトルの出発点は、どんな場合でもこの回転軸線Dでなくてはならない。
すなわち、リングセグメントの各場所ベクトルRは、座標rとφによって示される。この場合、rは、エンコーダの回転軸線Dからのその都度の点の半径距離を示し、φは、円周方向の角度を示す。
少なくとも1つの変換を図2a,2bに基づいて説明する。円形に延在するコードトラック20から直線状に延在するパターンを光電検出器19(図1参照)上に生成するため、コードトラック20の各リングセグメント21が、この変換によって変換される。個々のリングセグメント21を長方形のパターン21′に変換することは十分であるものの、コードトラック20を直線状に延在するパターンに生成することはまだ不十分である。そのため、個々の長方形のパターン21′が重なることなしに隣接するように、これらのパターン21′を直線状に相前後して配置することがことがさらに必要である。以下で、このことを図3a〜3dに基づいて説明する。
図3aは、コードトラック20の多数のリングセグメント21を示す。これらのリングセグメント21は、コードトラックの円周方向に沿って相前後して配置されている。これらのリングセグメント21はそれぞれ、図2a,2bに基づいて説明した結合構造を有する。図3bは、一定の幅の長方形の走査部分を有するバックラスターHの前方の図3aのリングセグメント21を再度有する。個々のリングセグメント21′が、所望の長方形のパターン21′を生成するためにこれらの長方形の走査部分内に配置される必要がある。この場合、図2bに基づいて既に説明した配置b=a(r0 )に応じて、バックラスターHの個々の走査部分の幅が、トラック半径r0 の垂線上のリングセグメント21の幅bに一致するように、この幅は選択されている。
図3cは、バックラスターHの前方のリングセグメント21のパターン21′を示す。これらのパターン21′は、個々のリングセグメント21を長方形のパターン21′に変換することによって生成された。図2a,2bにしたがって変換によって個々のリングセグメント21から生成されたパターン21′が、直線状に相前後するのではなくて、互いに角度を成して配置されていてかつトラック半径r0 に沿って交差することが図3cに基づいて明らかである。隣接した長方形のパターン21′がそれぞれ、角度δφだけ互いに傾いている。この角度δφは、円周方向Uに沿った個々のリングセグメント21の角度の広がり部分に相当する、図2b参照。
この課題は、長方形のパターン21′が引き続きバックラスターH内で直線Gに沿って直線状に相前後して配置されているように、これらの長方形のパターン21′が傾く点にある、図3で参照。この目的のために、長方形のパターン21′のうちの1つのパターンが中央の傾いていない長方形として規定される。そして、その他の全ての長方形のパターン21′が傾けないで規定された中央のパターンに対して平行に延在しているように、これらのその他の全ての長方形のパターン21′をそれぞれの重心の周りで傾斜角度δφの倍数だけ傾ける必要がある。
図3a〜3d中には、相前後して進行する2つの独立した変換ステップとして、長方形のパターン21′を生成し、引き続きこれらのパターン21′を傾けて直線Gに沿って直線状の配置を生成することを示す。以下に、このような変換を詳しく説明する。しかしながら、リング状のコードトラック20を直線に延在するパターン20′に変換することを選択することが同様に可能である。この変換の場合、長方形のパターン21′の形成及びパターン21′の直線の配置が、相前後して独立した変換ステップによって生成されるのではなくて、直接つながって生成される。このことは、リング状のコードトラック20から直線状に延在するパターン20にする投影の選択時の自由度から生じる。
横倍率がβ(r)=r0 /rでなくてはならないことは、長手方向に延在するパターン20′を生成する全ての投影に対して成立する。何故なら、長方形のパターン21′の所望の生成は、この横倍率だけでコードトラック20の個々のリングセグメントから得られるからである。この横倍率β(r)は、コードトラックに割当てられたレンズ配置の第1レンズグループ3又は第2レンズグループ4の横倍率β1 (r)とβ2 (r)から乗算的に構成される。2つの投影の横倍率β1 (r)とβ2 (r)とを乗算的に結合することによって全ての投影の横倍率β (r)=r0 /rを得るための多数の可能性が明らかにある。図3a〜3dに基づいて説明した実施の形態の意味では、以下ではβ2 (r)=−1であり、これに応じてβ1 (r)=−r0 /rである。したがって、リング状のコードトラック20の個々のセグメント21から第1の投影時にすぐにこれに対して設けられている平面30内に配置されたレンズグループ3によって、長方形のパターン21′が、各リングセグメント21から図3b,3cにしたがって生成される。しかしながらこのとき、これらのパターン21′は、図3cで説明したように互いに結合している。この結合は、各長方形のパターン21′に対しては中央の基準パターン21′に対して既に規定した角度δφの整数倍として示すことができる。この場合、傾いていないと規定したパターン21′のn番目の隣のセグメントが、この傾いていないと規定したパターン21′に対してそれぞれ傾斜角度n*δφを有する。
第2の投影が、各長方形のパターン21′の傾斜角度を値零に補正するため、第2レンズ配置4のレンズの鉛直線を規定する条件を満たす必要がある。この条件は、以下で図4a,4bに基づいて詳しく説明する。
図4a,4bに関する以下の構成の出発点は、リング状に延在するコードトラック20直線状に延在するパターン20′上に先に説明したように実行できるようにするためには、コードトラック20に割当てられたレンズ配置の両レンズグループ3,4の個々のレンズをどのように構成する必要があり、どのようにしてこれらのレンズをそれぞれの平面30又は40内で1つのグループに統合する必要があるのかという問題である。
図1に基づいて既に説明したように、レンズ配置3,4が、コードトラック20を光電検出器19上に投影するために使用される。このレンズ配置は、1つの平面30又は40ごとに配置された2つのレンズグループ(レンズアレイ)から構成される。これらのレンズグループは、特に光学軸線に対して垂直に指向されていて、コードキャリヤ2に対して平行であり光電検出器19のビーム感知面に対しても平行である。エンコーダの個々の構成要素のこの平行な配置は、取付けを簡単にする。このような配置の場合、所望の横倍率β(r)=r0 /rを得るため、第1の投影及び第2の投影又は第1のレンズグループ3及び第2のレンズグループ4の焦点距離f1 及びf2 の場所依存性を公知のパラキシャル投影方程式を用いて算定する必要がある。すなわち、f1 =f1 (r)及びf2 =f2 (r)。場所に依存する横倍率が上述したように特に第1の投影によって実現される限り、半径r(すなわち、回転軸線Dからの距離)の依存性を特に第1の投影の焦点距離f1 で考慮する必要がある。
特に、測定本体2の構造体は、測定方向だけに沿って、すなわち測定目盛の延在方向に沿って、すなわち円周方向Uに沿って投影される;この代わりに半径方向rでは、影投影(Schattenprojektion)が使用される。このとき、使用されるレンズ41は、シリンダーレンズ41に類似する。これらのレンズ41の投影軸線が、円周方向Uに沿って指向されている、図4a中の第2レンズグループ4の一部の図参照。これらのレンズ41は、半径rに依存する焦点距離f2 を有し、ここでは変形シリンダーレンズと呼ぶ。図4aにより明らかになるように、これらの個々のレンズ43はそれぞれ、リングセグメントとして形成されていて、円周方向Uに沿って相前後して配置されている。ほぼシリンダ状のレンズの代わりに、この図では、例えばほぼ長方形に形成されたレンズ,楕円状に形成されたレンズ又は半径方向に対称に形成されたレンズを使用してもよい。
レンズ41の投影方向は、図4a中では矢印によって示されている。平面からシリンダ状にアーチ形にされたレンズ41の鉛直線43は、投影方向に対して垂直に延在し、エンコーダの回転軸線又は中心軸線の外側にある1つの共通の交差点MS に集まる、図1参照。個々のレンズ41の半径方向の境界線45は、同様に1つの共通の中心点ML に集まる。この場合、この交差点ML は、回転軸線Dに一致する、図1参照。
第2レンズグループ4のレンズ41のように、レンズ配置3,4の第1レンズグループ3のレンズが、付随する平面30内で適切に形成され配置されている。したがって第1レンズグループ3のこれらのレンズはそれぞれ、リングセグメント状に形成され、円周方向Uに沿って相並んで配置されている同様な変形シリンダーレンズである。主な違いは、レンズのスライス線及びレンズの境界線(1つのレンズからその次のレンズへの移行線)が第1レンズグループ3でこの実施の形態にしたがって1つの同一点MS =ML で交差する点である、図1参照。
注意すべき点は、エンコーダの回転軸線Dからの半径方向の距離rが焦点距離f1 (r)とf2 (r)の測定時に使用されること及びこの計算がそれぞれの軸線の鉛直線に沿って実行される点である。両レンズグループ3,4の個々の変形シリンダーレンズに対して上述した構造上の規則によって、両レンズグループ3,4の個々のレンズの各対が、円リング状に延在するコードトラック20の1つのリングセグメント21の付随する補正した1つの部分パターンを生成することを保証する必要がある。この場合、焦点距離f1 (r)及びf2 (r)が、所望の横倍率β1 (r)及びβ2 (r)を招く。この各対はそれぞれ、第1レンズグループ3の1つのレンズと光学軸線に沿ってその後方に配置された第2レンズグループ4の1つのレンズとから構成され、円リング状に延在するコードトラック20のリングセグメント21の付随する補正した部分パターンを生成する。しかし、直線に沿って延在し連続する補正した全パターン20′が存在するように、これらの個々の部分パターン(リングセグメント21の長方形のパターン21′)を図3c,3dにしたがって向き合って位置決めし指向させる必要がある。さらに、図1,4bに基づいて以下で説明するその他の構成規則を守る必要がある。
コードトラック20から第1レンズグループ3のレンズ31a,31bの鉛直線33a,33b上を進行する光ビームが、円周方向Uで回折しない。パターンの直線状の配置に対して必要な円周方向の回折を、第2レンズグループ4に対応するレンズ41a,41bの鉛直線43a,43bの円周方向のオフセット(Versatz) によって実現する必要がある。この回折は、各半径方向の位置r内の横倍率β(r)によって規定されている。図4b中には、この場合、レンズ配置3,4の2つのセル31a,41a及び31b,41bが示されている。このとき、各セル31a,41a又は31b,41bは、第1レンズグループ3から成る第1レンズ31a又は31b及び光学軸線に沿ってその後方に配置された第2レンズグループ4から成る第2レンズ41a又は41bを有する。図4b中には、1つの物体Oが(投影すべきコードトラック20の一部を示すものとして)セル31a,41aの各々に対してさらに示されている。この物体Oは、(それぞれのセルの両レンズ31a,41a又は31b,41b間の)中間パターンを通じてパターンO′に投影される。
図3cにしたがって明らかになるように、この実施の形態では、横倍率β(r)=r0 /rを有する第1パターンによって生成されたパターン21′(全投影の中間パターン)が、エンコーダの回転軸線Dの半径方向の距離r<r0 に対して互いに重なって配置されている。その一方で、これらのパターン21′は、半径方向の距離r>r0 に対しては互いに離れている。したがって、重ならない並びを実現するため、これらの中間パターンは、中心の円周線r0 の下側の範囲内で(すなわち、r<r0 に対して)傾斜してない中心の基準線に対して外側に向けてずらす必要がある。反対に中心の円周線r0 の上側、すなわちr>r0 に対しては、長方形の中間パターン21′(図3c参照)に対応する範囲を中心の基準パターンに対して内側にずらす必要がある。このことは、第2レンズグループのレンズ41a,41bの鉛直線43a,43bを−光学軸線に沿って見て−r<r0 でそれぞれ付随するレンズ31a,31bに対応する鉛直線33a,33bに対して円周方向に外側に向かってずらす必要があり、r>r0 で円周方向に内側に向かってずらす必要があることを意味する。第2レンズグループ4のレンズの鉛直線が1つの交点MS で交差することによって、このことは実現される。この交点MS は、第1レンズグループ3のレンズに対応する交点MS から半径方向に離れている。この場合、第1レンズグループ3のレンズの鉛直線の交点MS が、レンズの境界線ML の交点とエンコーダの回転軸線Dとで一致する、図1参照。これに対して、第2レンズグループ4のレンズの鉛直線の交点MS は、回転軸線の外側に存在する、つまりレンズグループ4に対応するレンズから見て半径方向に回転軸線Dの下側に存在する。これによって、1つのセルのレンズ31a,40a又は31b,41bの鉛直線33a,43a又は33b,43bが−光学軸線に沿って見て−それぞれ半径r0 の1つの点で交差し、第1レンズグループのレンズの鉛直線に対する第2レンズグループ4のレンズの鉛直線のずれに関する上記の規則に応じて円周方向にr<r0 かr>r0 かにしたがって外側に向かうか又は内側に向かうことが可能である。
所定の半径rに対するレンズ配置3,4の2つのセル31a,41a,31b,41bによる図4b中の断面に基づいて、それぞれのセルの第1レンズ31a,31bの鉛直線33a,33bに対するそれぞれのセルの第2レンズ41a,41bの鉛直線43a,43bのずれδsn 又はδsn-1 が分かる。このずれは、所定の半径rに対して基準セグメントとして使用され(図3c中の中心の中間パターン21′に応じて)傾けるべきでない中間パターンの投影に使用されるセルから対応するセルまでの距離にその都度依存する。ここから、光学軸線に対して垂直な物体Oの投影O′のずれδSn 又はδSn-1 が、その都度投影すべき物体Oに対して生じる。図3c中に示された中間パターン21′の半径に依存する(大きい半径に対して)内側に向かうこのずれ又は(小さい半径に対して)外側に向かうこのずれによって、直線gに沿った長方形のパターン21′の直線状の配置が図3dにしたがって最終的に得られる。
その結果、レンズ配置3,4のn番目のセルに対して−基準要素として規定され中心の傾けるべきでない長方形の中間パターン21′(図3c参照)を投影するセルから見て−第2レンズ41aの鉛直線43aが、r=r0 の中心の円周線と線φ=δφとの交点を通過してn*δφの角度範囲に沿って精確に延在する。このことは、第2の投影に対する横倍率β2 (r)=−1の直接的な結果である。
値c≠1が第2の横倍率β2 (r)=cに基づく場合、それぞれの第2レンズの鉛直線が、1本の線に沿って延在する。この線の傾きは、0°とn*δφとの間でc:1の比内にある。横倍率β2 (r)が一定であってはならない(半径に依存しない)場合、第2レンズの鉛直線が、もはや直線として示されるのではなくて、曲線に沿って延在する。
レンズ配置用のその他の構成規則は、レンズの境界線に関する、図4a中の第2レンズグループ4のレンズ41用のレンズ境界線45参照。コードトラック20の光電検出器19上への特定な投影を実現するためには、レンズ配置(図4b参照)の隣接したセル間のクロストーク(Uebersprechen) を回避する必要がある。すなわち、セル31a,41aの第1レンズ31aを最初に透過する光ビームが、引き続き同じセルの第2レンズ41aに到達するが、隣のセル31b,41bの第2レンズ41bには到達してはならない。(レンズの鉛直線の上述したずれに応じた)第1レンズグループのレンズに対する第2レンズグループのレンズ41のレンズ境界線45(図4a)参照のずれが、クロストークをさらに強くする。それ故に、両レンズグループのこれらのレンズ境界線は、一致し、すなわち−光学軸線に沿って見て−重なり合っていて、特に交差してはならない。このことは、第1レンズグループ3と第2レンズグループ4のレンズ境界線の交点ML が同じ高さ上に存在することを意味する。両中心点ML が、エンコーダの回転軸線D上に存在する。すなわち、レンズの鉛直線の交点MS だけが、半径方向に沿ってずれているものの、レンズ境界線ML の交点はずれていない。すなわち、これらのレンズは、これらのレンズの外側の境界線に対して−光学軸線に沿って、すなわち両レンズグループ3,4の延在面30,40に対して垂直に見た場合−完全に等しい。違いは、それぞれの平面30,40から乖離する第1と第2のレンズグループ3,4のレンズの曲率だけである、すなわちレンズに対応する鉛直線の延在方向にもある。
クロストークを低減するため、遮光要素51から成る遮光構造体5を図5にしたがってさらに設けてもよい。これらの遮光要素51はそれぞれ、第2レンズグループ4の隣接した個別レンズ41間に配置されている、すなわち半径方向に延在するレンズ境界線を包囲する。
横のレンズ境界線の領域内のコントラストの低下(口径食)を阻止するため、第1レンズグループ3のレンズ31,32に対して図6に基づいて例示的に示すように、半径方向に相前後して配置された多数のリング状のマイクロレンズアレイをそれぞれ有するレンズグループ3,4を、投影すべきコードトラック20に割当ててもよい。これらのマイクロレンズアレイは、1つのレンズ幅の半分だけ接線方向に互いにずれている。その結果、個々のレンズ31,32等のレンズの中心点(重心)が、多数の(主に2つの)同心円に沿って配置されている。
レンズグループの説明した構成は、屈折レンズでも回折レンズでも構成され得る。この場合、低い頂点高さの屈折レンズを有する多ステップ状の回折構造も、例えばエンボス技術を用いて可能である。特に合成樹脂基板が、レンズグループのキャリヤとして使用される。
光透過法で作動するエンコーダに基づいて示された上記の測定手段は、同様に光照射法で作動する位置測定系でも使用することができる。このような位置測定系の場合、光源11から放射されコンデンサーレンズ13によって平行にされた光Lが、測定本体2に対応するコードトラック20によって図7にしたがって反射され、次いで2つのレンズグループ3,4から成るレンズ配置によって光電検出器19上に投影される。この場合、これらの両レンズグループ3,4は、互いに平行な2つの平面30,40のそれぞれに配置されている。
この場合、測定本体2が、特に軸半径方向に照射される。その結果、対応するコードトラック20が、平行な投影によってこの方向に投影される。さらに、説明した照射方向は、照射すべき又は投影すべき面の選択時に比較的大きい自由度を呈する。第1の投影の物体の大きい幅が、この利点を強化する。
配置の可能な限りコンパクトな構造に対しては、小さい照射角度を選択する必要がある。そのため、配置の結合構造が、構造的に説明した光透過に近似する。しかしながら、光学軸線が、回転軸線に対して平行に延在するのではなくて、平行化された光の照射角度に応じてこの回転軸線に対して傾いているので、光学軸線に沿って相前後して配置された(角度測定系の回転軸線に対する)互いに適切な半径r,r″等が特定に使用される。この平行化された光は、垂直ではなくて、垂直からそれた照射角度で測定本体2上に照射される。
直線状に延在する測定目盛が直線状に延在する光電検出器上に投影される直線状の測定系(長さ測定系)の研究は、測定本体2と光電検出器19のビーム感知面とに対して平行であるときに、最適な投影光学が得られることを示している。このことは、−ここのように−リング状に延在する測定目盛20が直線状に延在する光電検出器19上に投影される場合に同様に成立する。
したがって、光透過法に関して図1〜6に基づいて説明した測定手段は、光照射法で作動する図7による配置でも、特に鉛直線とレンズの横に半径方向に延在する境界線との延在方向に関して同様に使用され得る。この場合、光学軸線が回転軸線Dに対して非平行に延在しているにもかかわらず、同一の半径rがこの光学軸線に沿って相前後して配置された点に与えられる。したがって、個々の点の半径方向の座標rが、エンコーダの回転軸線からの距離にもはや関係せず、光学軸線に対して平行に延在する意図的に規定された中心軸線からの距離に関係する。その結果、光学軸線に沿って相前後して配置された点が、同一の半径方向の座標rを有する。
光透過法に基づいて説明したように、鉛直線及びレンズの境界線だけが、ここでもレンズの結合構造に関してプリセットされる。その一方で、レンズの曲率が、与えられた縁部条件下で、特に半径に依存する横倍率に関して最適化プログラム(コンピュータプログラム)を用いて規定される。
この説明した測定手段は、図8にしたがってさらに使用できて、比較的大きい曲率半径r1 のリングセグメント61又は比較的小さい曲率半径r2 のリングセグメント71を有するリング状に延在する測定目盛をリング状に延在する投影に変換する。この投影のセグメント81は、投影すべき測定目盛と異なる曲率半径rA を有する。非常に大きい曲率半径rA を有する測定目盛の場合、このことは、曲率半径の拡大を可能にする。非常に小さい曲率半径を有する測定目盛の場合、例えば曲率半径の拡大が実現され得る。そのため、一定幅の長方形のセグメントが測定目盛の個々のリングセグメントから生成されるのではなくて、異なる曲率を有する別のリング状のセグメントが生成されるように、両レンズグループ3,4によって規定される両部分投影の横倍率を選択する必要がある。
最後に、説明した測定手段とは反対に、リング状に延在するパターンが光電検出器上に生成されるように、直線状に延在する測定目盛を変換してもよい。ここでも、両部分パターンの横倍率を適切に選択する必要がある。
角度測定用のエンコーダの横断面を示す。このエンコーダは、光透過法で光学的に走査可能なリング状に延在する1本のコードトラック及びこのコードトラックによって変更された光を光電式の検出器上に投影するためのレンズ配置を有する。 図1のコードトラックのリングセグメント及びこのリングセグメントのパターンを示す。 別の図1のリングセグメント及びリングセグメントのパターンを示す。 図1のコードトラックの円形リングに沿って相前後して配置された多数のリングセグメントを示す。 図3aの配置のパターンを生成するときの変換ステップを示す。この場合、パターンが、直線状に相前後して配置された一定の幅のセグメントによって形成される。 図3aの配置のパターンを生成するときの変換ステップを示す。この場合、パターンが、直線状に相前後して配置された一定の幅のセグメントによって形成される。 図3aの配置のパターンを生成するときの変換ステップを示す。この場合、パターンが、直線状に相前後して配置された一定の幅のセグメントによって形成される。 図1のレンズ配置の1つのレンズグループの平面図である。 図1のレンズ配置の断面を示す。 遮光構造体を有する図1のレンズ配置のレンズグループの一部を示す。 図1のレンズ配置のその他の構成の一部を示す。 光照射法で測定目盛を走査するためのエンコーダを示す。 図2aの変換の別の実施の形態である。
符号の説明
1 走査ユニット
2 測定本体
20 トラック
200 トラック
3 レンズ配置
5 遮光構造体
30 平面
40 平面
300 レンズ配置
4 レンズ配置
400 レンズ配置
11 光源
13 コンデンサーレンズ
19 光電検出器
20 コードトラック
21 リングセグメント
31 レンズ
32 レンズ
41 レンズ
43 鉛直線
45 境界線
31a セル
31b セル
33a 鉛直線
33b 鉛直線
41 個別レンズ
41a セル
41b セル
43a 鉛直線
43b 鉛直線
43 鉛直線
45 レンズ境界線
51 遮光要素
61 リングセグメント
71 リングセグメント
81 セグメント

Claims (26)

  1. −1本の直線に沿って又は1本の曲線に沿って延在する少なくとも1つの測定目盛を有する測定本体を備え、
    −1つの光源によって測定目盛を走査する1つの走査装置を備え、
    −走査装置の1つの受信ユニットを備え、1つの光源によって放射され、測定目盛によって変更された光ビームが、評価のために受信可能であり、
    −測定本体と受信ユニットとの間に配置され、光学レンズによって構成されて、測定目盛の特定のパターンを受信ユニット上に生成するレンズ配置において、
    レンズ配置(3,4)は、測定目盛(20)のパターン(20′)を生成するために構成されていて、このパターン(20′)は、1本の線(G)に沿って延在し、この線(G)の曲率が、測定目盛(20)に沿って延在する線(R)の曲率と異なることを特徴とするエンコーダ。
  2. 測定目盛(20)は、1本のリングの少なくとも一部に沿って、特に1本の円リングに沿って延在することを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ。
  3. 測定目盛(20)のパターン(20′)が、1本の直線に沿って又は1本のリング、特に1本の円リングの少なくとも一部に沿って延在し、その曲率は、測定目盛(20)の曲率と異なることを特徴とする請求項2に記載のエンコーダ。
  4. 測定目盛(20)は、リング状に相前後して配置された複数のリングセグメント(21)によって構成され、これらのリングセグメント(21)はそれぞれ、特定の面積を半径方向に有することを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ。
  5. リングセグメント(21)の幅(a)、すなわち円周方向(U)に沿ったこれらのリングセグメント(21)の面積は、半径方向に変化する、特に半径方向に外側に向かって増大することを特徴とする請求項4に記載のエンコーダ。
  6. レンズ配置(3,4)によって受信ユニット(19)上に形成されたリングセグメント(21)のパターン(21′)がそれぞれ、一定の幅(b)、すなわち一定の面積をパターン(20′)の延在方向に有することを特徴とする請求項4に記載のエンコーダ。
  7. レンズ配置(3,4)によって受信ユニット(19)上に形成されたセグメントのパターンがそれぞれ、リングセグメントとして形成されていて、これらのリングセグメントの面積として円周方向に規定された幅が、半径方向に変化する、特に半径方向に外側に向かって増大することを特徴とする請求項4に記載のエンコーダ。
  8. レンズ配置(3,4)の横倍率(β)が、1本の軸線に対して、特に1本のリングに沿って延在する測定目盛(20)の中心軸線(D)に対して又はレンズ配置の中心軸線(ML −ML )に対して半径方向に変化することを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ。
  9. 横倍率(β)は、1より大きい値から1より小さい値に半径方向に外側に向かって減少することを特徴とする請求項8に記載のエンコーダ。
  10. レンズ配置(3,4)の個別レンズ(31,41)の焦点距離(f)は、測定目盛(20)の軸線(D)に対して半径方向に変化することを特徴とする請求項8又は9に記載のエンコーダ。
  11. レンズ配置(3,4)は、平面(30,40)内に配置された多数のレンズ(31,41)を有すること、及び、測定目盛(20)によって変更された光ビーム(L)がこの平面(30,40)と交差するように、この平面(30,40)は指向されていることを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ。
  12. レンズ配置(3,4)は、レンズから成る2つのグループ(3;4)を有し、これらのグループ(3;4)はそれぞれ、互いに平行に延在する2つの平面(30,40)のうちの1つの平面に敷設されていることを特徴とする請求項11に記載のエンコーダ。
  13. 両グループ(3,4)のレンズがそれぞれ、対になって1つのセル(30a,41a;30b,41b)に統合されていること、及び、1つのセル(31a,41a;31b,41b)のレンズがそれぞれ、両平面(30,40)に対して垂直に相前後して配置されていて、この場合、光ビーム(L)の少なくとも一部が、1つのセル(31a,41a;31b,41b)の第1レンズ(31a,31b)を透過し、引き続きこのセル(31a,41a;31b,41b)の第2レンズ(41a,41b)に到達することを特徴とする請求項11に記載のエンコーダ。
  14. 遮光構造体(5)が、レンズ配置(3,4)に敷設されていることを特徴とする請求項11に記載のエンコーダ。
  15. 遮光構造体(5)は、光ビーム(L)が最後に透過するレンズグループ(4)の平面内に配置されていることを特徴とする請求項14に記載の円コーダ。
  16. 遮光構造体は、両レンズグループ(3,4)間に配置されていることを特徴とする請求項14に記載のエンコーダ。
  17. 一方のセル(31a,41a;31b,41b)の第1レンズを透過した光ビーム(L)が、他方のセル(31b,41b;31a,41a)の第2レンズ(41b,41a)に到達しないように、これらの光ビームは遮光構造体によって誘導されることを特徴とする請求項14に記載のエンコーダ。
  18. レンズから成る両グループ(3,4)は、互いに平行に指向されていることを特徴とする請求項12に記載のエンコーダ。
  19. 両レンズグループ(3,4)の個別レンズのレンズの中心点が、多数のセルから成る2次元ラスター内に配置されていることを特徴とする請求項12に記載のエンコーダ。
  20. 両レンズグループ(3,4)の個別レンズのレンズの中心点がそれぞれ、異なる半径を有する多数の同心円に沿って存在することを特徴とする請求項12に記載のエンコーダ。
  21. 2次元のラスターの列が、測定目盛の延在方向に対してほぼ平行に延在し、これらの異なる列は、測定目盛の延在方向に互いにずれて配置されていることを特徴とする請求項19に記載のエンコーダ。
  22. 個別レンズ(31,41)はそれぞれ、それぞれのレンズグループ(3,4)の延在面(30,40)に対して垂直にアーチ形にされていること、及び、レンズ(31,41)自体の鉛直線(43)が、半径方向に延在することを特徴とする請求項12に記載のエンコーダ。
  23. 鉛直線(43)は、1つの点(MS )で交差することを特徴とする請求項22に記載のエンコーダ。
  24. 両レンズグループ(3,4)の鉛直線の交点(MS )が、半径方向に離れていることを特徴とする請求項23に記載のエンコーダ。
  25. 一方のセルの両レンズの鉛直線が、レンズ配置(3,4)のこのセル内で−光学軸線に沿って見て−完全に等しく相前後して配置されていること、及び、それぞれの両レンズ(31a,41a;31b,42b)の鉛直線(33a,43a;33b,43b)が、レンズ配置(3,4)の他方のセル(31a,41a;31a,41b)内で光学軸線に対して垂直に互いにずれていることを特徴とする請求項24に記載のエンコーダ。
  26. 個別レンズ(31,41)を円周方向(U)に限定する横の境界線(45)が、光学軸線に沿って見て1つのセル(31a,41a;31b,41b)の両レンズ(31a,41a;31b,41b)に対して完全に等しいことを特徴とする請求項13に記載のエンコーダ。
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