JP3459755B2 - 変位情報測定装置 - Google Patents

変位情報測定装置

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JP3459755B2 JP19051897A JP19051897A JP3459755B2 JP 3459755 B2 JP3459755 B2 JP 3459755B2 JP 19051897 A JP19051897 A JP 19051897A JP 19051897 A JP19051897 A JP 19051897A JP 3459755 B2 JP3459755 B2 JP 3459755B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変位情報測定装置に
関し、特に変位物体(光学スケール)に光を照射した際
に発生する波面分割作用を利用して変位物体の回転情報
や移動等の変位情報の物理量を高精度に求めることので
きるロータリーエンコーダやリニアエンコーダ等に好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりフロッピーディスクの駆動等の
コンピューター機器、プリンター等の事務機器、あるい
はNC工作機械、更にはVTRのキャプステンモーター
や回転ドラム等の回転機構の回転速度や回転速度の変動
量又は直線移動物体の変動量を検出する為の測定手段と
して光電的なロータリーエンコーダやリニアエンコーダ
が利用されてきている。
【0003】図17は特開平6−109484号公報で
提案されている3つの受光素子から成る受光手段からの
出力信号の和信号を用いてコンパレートレベルを設定し
て回転情報を得ているロータリーエンコーダの要部概略
図である。
【0004】同図において81は発光素子、82は透光
部と遮光部を一定のピッチで配列した固定スケール、8
3はV溝を一定の周期で配列した可動スケールである。
可動スケール83は被測定物体(不図示)に連結されて
いる。84a、84b、84cは各々受光素子である。
【0005】可動スケール83は、例えば図3に示すよ
うにV溝の平面部Vaの幅がピッチPに対して1/2、
またV溝を形成している2つの傾斜部Vbの幅が各々1
/4・P有し、各々の傾斜部はV溝の底部と平面部に対
する垂線を結ぶ直線に対して45°の傾きを持ってい
る。
【0006】固定スケール82の透過部と可動スケール
83のV型溝の平面部Vaと傾斜部Vbを通過した光束
を受光素子84a、84b、84cで所定の位相差を付
与した状態で受光し、該3つの受光素子からの信号を用
いることにより、被測定物体の変位方向及び変位量等を
検出している。
【0007】このとき、3つの受光素子84a、84
b、84cで得られた信号の信号処理方法は、発光素子
81からの光束の発光強度の変化、そして光学スケール
の汚れ等による光学特性の変化があっても、信頼性の高
い2値化信号が得られるようにしている。例えば3つの
受光素子84a、84b、84cからの出力信号の和信
号に基づいてコンパレートレベルを設定し、2値化信号
を得ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3はV溝を有する可
動スケールのV溝の断面形状が理想的な場合を示してい
る。しかしながら、一般にはV溝を有する可動スケール
が、スケール成形時における転写性の問題から、例えば
図5に示すようにV溝の傾斜部Vbと平坦部Vaとの界
面である角部が丸くなることがある。このようなスケー
ルを用いた場合、3つの受光素子で検出される信号が、
コンパレートレベルを設定するために必要な所定の比で
検出されず信頼性の高い2値化信号を得ることができな
いという問題があった。
【0009】本発明は、基板面に例えばV溝を形成し、
入射光束を波面分割するようにした光学スケールに光照
射手段から光束を入射させ、該光学スケールで波面分割
した複数の光束を各々、複数の受光素子で受光し、該複
数の受光素子からの信号を用いて変位情報を求める際、
光照射手段からの光束の光学スケールへの入射位置を変
位させ、複数の受光素子からの出力信号レベルを調整す
ることによって信頼性の良い2値化信号が得られ、高精
度な変位情報が得られる変位情報測定装置の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の変位情報測定装
置は、(1-1) 第1,第2光学スケールのうち少なくとも
一方に波長分割作用をするスケール部を設け、光照射手
段からの光束を該第1,第2光学スケールに順次入射さ
せ、該第1,第2光学スケールを介した後に複数に分割
した光束を各々複数の受光素子を有する受光手段で受光
し、該受光手段からの信号を利用して該第1,第2スケ
ールとの相対的な変位情報を求める変位情報測定装置に
おいて調整手段によって該光照射手段からの光束の該第
1,第2光学スケール面上への入射位置を変えて該受光
手段の複数の受光素子で得られる信号の強度バランスを
調整していることを特徴としている。
【0011】(1-2) 筐体内に設けた光照射手段からの光
束を波長分割作用をするスケール部を設けた光学スケー
ルの第1領域に入射させ、次いで該光学スケールの第2
領域に再入射させ、該第2領域から射出する複数の光束
を各々複数の受光素子を有する受光手段で受光し、該受
光手段からの信号を利用して該筐体と該光学スケールと
の相対的な変位情報を求める変位情報測定装置において
調整手段によって該光照射手段からの光束の該光学スケ
ール面上への入射位置を変えて該受光手段の複数の受光
素子で得られる信号の強度バランスを調整していること
を特徴としている。
【0012】特に、構成(1-1) 又は(1-2) において、(1
-2-1) 前記スケール部は平行平面状の基板上に断面が台
形状となるようにV溝を一定の周期で複数形成して構成
されており、該台形状の平面部の幅と、該平面部を挟む
2つの傾斜面の幅との比が変位情報を検出する変位方向
と直交する方向で変化していること。
【0013】(1-2-2) 前記スケール部は円板上に断面が
台形状となるV溝を径方向に沿って放射状に複数形成し
て構成されており、該台形状の平面部の幅と該平面部を
挟む2つの傾斜面の幅との比が径方向に沿って変化して
いること。
【0014】(1-2-3) 前記スケール部は平板上に断面が
台形状となるV溝を変位方向と直交する方向に複数形成
して構成されており、該台形状の平面部の幅と該平面部
を挟む2つの傾斜面の幅との比が変位方向と直交する方
向で変化していること。
【0015】(1-2-4) 前記スケール部はプラスチックに
よるモールド成型より製造されたものであり、該モール
ド成型において、その場合のスリット部の金型の駒加工
を、種々の先端形状を有するバイトを該光学スケールの
法線に対して平行に走らせ、バイト先端形状による溝部
とそれ以外の部分との面積が同一でないこと。等を特徴
としている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
概略図である。図中、1は光照射手段であり、例えばL
EDから成っている。2は固定スケールであり、透明な
円板上に白,黒パターンを放射状に又は放射状の光透過
部2aと幅が一定の光遮光部2bとを形成しており、支
持部材(不図示)に支持されている。3は可動の光学ス
ケールであり、図2に示すように透明な円板(基板)3
c上に一定周期の複数の格子3dを設けた構成より成り
立っている。
【0017】格子3dは平坦部30aとV溝30bから
成っている。固定スケール2はLED1からの光束を振
幅分割して明暗のパターンを光学スケール3面上に投影
している。光学スケール3は固定スケール2からの光束
を3方向に波面分割(光変調)している。
【0018】4は受光手段であり、光学スケール3で光
変調され射出した3つの光束を各々受光する為の3つの
フォトディテクタ(受光素子)4a,4b,4cを有し
ている。この受光手段4からの信号をパルスカウント回
路や回転方向の判別回路を有する信号処理回路(不図
示)等を用いて光学スケール3の、回転情報を得てい
る。
【0019】図2は図1の光学スケール3の要部概略図
である。光学スケール3の格子部3dは内周から外周に
かけて平坦部30aの幅が一定であり、V溝30bの傾
斜面30b−1,30b−2の合計の周方向の幅は外周
に行くにしたがい広くなっている。このようなV溝30
bを有する光学スケール3をモールド成形する場合の金
型の駒加工は、光学スケール3の法線に対して平行に台
形バイトを走らせる。これは、バイトの走り方向が単純
になるため加工が容易になり、溝の加工精度も高くな
る。
【0020】図2(C)は図2(B)のA−A断面図,
図2(D)は図2(B)のB−B断面図である。
【0021】本実施形態ではV溝30bの幅は外周にい
くに従って広くなっている。この為図2(C),(D)
に示すように格子3dの平坦部30aの幅とV溝30b
の傾斜部30b−1と30b−2との合計の幅との比は
光学スケール3の回転中心から周辺にいくに従って変化
している。
【0022】次に本実施形態における光学スケール3の
回転情報の検出方法について説明する。光照射手段1で
あるLEDからの光束を固定スケール2に入射される。
この固定スケール2は振幅回折格子の光学作用を有して
いるため透過部2aを透過した光束は、明るい縞(パタ
ーン)を可動の光学スケール3に投影する。光学スケー
ル3において、明るいパターン2aを透過し、かつ平坦
部30aに入射した光束は、図3に示すように直線透過
し、フォトディテクタ4cに到着する。
【0023】また、明るいパターン2aを透過し、かつ
V溝面を形成する2ツの傾斜面30b−1及び30b−2
に入射した光束は、各々の面に45°の入射角をもって
入射するためそれぞれ異なる方向に大きく屈折して各々
のフォトディテクタ4a及び4bに到達する。
【0024】このように光学スケール3においては、入
射光束に対して異なる方向に傾斜した2つの傾斜面、3
0b−1,30b−2及びV溝30bとV溝30bの間
の平面30aの合計3種の傾き方向の異なる面により、
光束は3つの方向に別れて進み、各々の面に対応した位
置に設けられた各フォトディテクタ4a,4b,4cに
到達する。
【0025】即ち光学スケール3においてV溝30bを
有する格子3dは光波面分割素子として機能する。ここ
で光学スケール3が回転すると各フォトディテクタ4
a,4b,4cで検出される光量が変化する。格子3d
の位置と固定スケール2の位置の相対的変位に応じ、各
フォトディテクタに入射する光量バランスが変化し、そ
の結果、光学スケール3が反時計廻りに回転したとする
と、図4(A)に示すような光学スケール3の回転に伴
う光量変化が得られる。
【0026】ここで横軸は光学スケール3の回転量(変
位量ΔX)、縦軸はフォトディテクタの受光光量であ
る。信号a,b,cはそれぞれフォトディテクタ4a,
4b,4cに対応している。次に、この3つの信号a,
b,cから信号処理回路によりコンパレートレベルCL
を設定し、図4(B)のように変位信号である2値化信
号Sa,Sbを得ている。これより光学スケール3の高
精度の移動情報を得ている。この時、フォトディテクタ
4a,4b,4cで検出される光量の比は、1:1:2
であり、これより信頼性の高い2値化信号Sa,Sbを
得ている。
【0027】図4(A),(B)に示す信号は、光学ス
ケール3の格子3dが理想的に形成されている場合であ
る。これに対して例えば製造誤差等により、図5に示す
ように光学スケール3のV溝30bと平坦部30aの境
目である角部が成形の転写性から図5で示すように丸み
を帯びてしまう場合がある。この場合に3つのフォトデ
ィテクタ4a,4b,4cに入射する光量は、図6
(A)のようになり、フォトディテクタ4a,4b,4
cで検出される光量の比は、1:1:2から大きく外れ
てくる。
【0028】このとき2値化信号Sa,Sbは図4
(B)に比べてパルス幅精度が大きく異なり、理想的な
信号精度を得ることができない。この3つのフォトディ
テクタ4a,4b,4cで検出される光量を常に理想的
な1:1:2の比にするために、本実施形態では光照射
手段1からの光束を固定スケール2、即ち光学スケール
3に入射させるときの入射位置を調整手段(不図示)に
より光照射手段又は固定スケール2と光学スケール3と
の相対的位置を変化させて径方向に移動させ、V溝30
bと平坦部30aから透過する光量のバランスを調整し
ている。
【0029】次に本実施形態において光照射手段1から
の光束を固定スケール2に入射させるときの固定スケー
ル2上への入射位置よってフォトディテクタ4a,4
b,4cで検出される光量を調整する方法について説明
する。
【0030】図2(B)に示すように光学スケール3の
内周側と外周側ではV溝30bの幅と平坦部30aの幅
の比が異なり、図2(B)のA−A方向とB−B方向で
のフォトディテクタ4a,4b,4cで検出される光量
a,b,cの比は、図7(A),(B)のようになる。
【0031】このように入射光束を光学スケール3の径
方向位置で変化させることにより、フォトディテクタ4
a,4b,4cで検出される光量のバランスを調整して
いる。例えば、図6のようにフォトディテクタ4a,4
b,4cで検出される光量比が、1:1:2でない場合
は、固定スケール2と光学スケール3を径方向に移動さ
せ、出力光量の比を調整し光量比が1:1:2となるよ
うにし、これにより、信頼性の高い2値化信号が得てい
る。
【0032】尚、本実施形態においてはスケール(2,
3)又は光照射手段1と受光手段4のいずれか一方向を
径方向に変位させている。又、固定スケールと光学スケ
ールの構成を逆にして、固定スケール2をV溝を有する
構成とし、光学スケール3を振幅格子より構成しても良
い。
【0033】図8は本発明の実施形態2の一部分の要部
斜視図、図9は本発明の実施形態2の一部分の要部断面
図である。本実施形態は図1の実施形態1に比べて光学
スケール3が固定スケールと可動スケールの両方の作用
をし、所謂自己投射方式を採用している点が異なってお
り、その他の構成は基本的に同じである。
【0034】図中1は光源であり、例えばLEDや半導
体レーザで構成し、波長λ(632.8nm)の可干渉
性光束を発している。12はレンズ系であり、球面レン
ズ又は非球面レンズより成り、光源1からの光束を集光
して、後述する光学スケール3に導光している。
【0035】光源1とレンズ系12等は光照射手段LR
の一要素を構成している。3は位相差検出機能と振幅型
の回折格子機能とを有する光学スケールであり、図2
(B)に示すように円板状の基板3cの表面上に一定周
期の複数の放射状格子(スリット数2500又は500
0のV溝格子)より成る格子部3dを設けて構成してい
る。
【0036】このとき格子部3dのうち平面部30aの
幅は半径方向で同じであり、V溝の傾斜面30b−1,
30b−2の合計の幅が半径方向で異なっている。この
為格子部3dは平面部30aの幅に対する傾斜部30b
−1,30b−2の合計の幅の比が半径方向で異なって
いる。
【0037】光学スケール3の基板3cは透孔性の光学
材料、例えばポリカーボやプラスチックより成り、回転
体(不図示)の一部に取り付けており、回転体と一体的
に回転軸3eを中心に矢印16方向に回転している。
【0038】光学スケール3の格子部3dの詳細は図2
(C),(D)で示すのと同様である。即ち、V溝部を
構成する2つの傾斜面30b−1,30b−2と1つの
平面部30aが交互に配列されて格子部3dを形成して
いる。各々の傾斜面30b−1,30b−2はV溝の底
部と中心とを結ぶ直線に対し各々臨界角以上で傾いてい
る。
【0039】本実施形態では光学スケール3からの回折
光のうち0次回折光と±1次回折光の3つの光束を利用
している。ここで、この格子部3dのV溝は光学スケー
ル3に対して放射状に構成されている為、光学スケール
3の内周側と外周側ではピッチが異なっている。
【0040】尚、ここでピッチとは平坦部30aの幅と
2つの傾斜面30b−1,30b−2の幅との合計した
値を言う。
【0041】本実施形態では光学スケール3の材質をポ
リカーボやプラスチックとし、射出成形もしくは圧縮成
形当の製法によって作成している。14は凹面ミラーで
あり、球面ミラー,楕円ミラー,放物ミラー,非球面ミ
ラー等から成っている。凹面ミラー14は格子部3dの
フーリエ変換面に一致している。
【0042】本実施形態ではレンズ系12で集光され、
光学スケール3の第1領域3aに入射した光束101が
光学スケール3の格子部で回折し、このときn次の回折
光(0次と±1次の回折光)が凹面ミラー14の面14
b又はその近傍(凹面ミラー14の瞳位置又はその近
傍)に集光するように各要素を設定している。
【0043】凹面ミラー14の光軸14aと入射光束1
01の中心光線(主光線)は偏心している。凹面ミラー
14は光学スケール3で回折し、集光してきた収束光束
(3つの回折光束)を反射させ、光学スケール3面上の
第2領域3bに3つの回折光に基づく干渉パターン像
(像)を再結像させている。
【0044】このとき光学スケール3が回転方向16に
移動すると再結像した像は回転方向16とは反対の方向
に移動する。即ち、格子部と干渉パターン像は相対的に
光学スケール3の移動量の2倍の値で相対変位する。
【0045】本実施形態ではこれにより光学スケール3
に構成されている格子部の2倍の分解能の回転情報を得
ている。
【0046】4は受光手段であり、光学スケール3の格
子部3dの第2領域3b近傍に形成した干渉パターンと
格子部のV溝との位相関係に基づく光束が第2領域3b
で幾何学的に屈折され、射出した3つの光束を各々受光
する為の3つのフォトディテクタ(受光素子)4a,4
b,4cを有している。この受光手段4からの信号をパ
ルスカウント回路や回転方向の判別回路を有する信号処
理回路103によって処理し、これより回転情報を得て
いる。尚、光源1,レンズ系12,そして受光手段4は
筐体PK内に固定保持されている。
【0047】次に本実施形態における光学スケール(回
転体)3の回転情報の検出方法について説明する。光照
射手段の一要素であるLED1からの光束をレンズ系1
2により凹面ミラー面上14bの反射面4b又はその近
傍に集光するようにしている。この収束光を光学スケー
ル3の格子部3d上の第1領域3aに入射させる。第1
領域3aに入射した収束光のうち図2(C),(D)に
示す格子部3dの平面部30aに到達した光線は該平面
部30aを通過して凹面ミラー14に進み、その面上に
結像する。
【0048】またV溝を構成する傾斜面30b−1に到
達した光線は、傾斜面30b−1の傾斜角が臨界角以上
に設定されている為、図に示すように全反射してV溝を
構成する他方の傾斜面30b−2に向けられ、傾斜面3
0b−2においても全反射する。
【0049】このように最終的に格子部3dの傾斜面3
0b−1へ到達した光線は、光学スケール3の内部に進
入することなく、入射方向に戻されることになる。同様
にV溝を構成する他方の傾斜面30b−2に到達した光
線も全反射を繰り返して戻される。従って第1領域3a
においてV溝を形成する2つの傾斜面30b−1,30
b−2の範囲に到達する光束は、光学スケール3内に進
入することなく反射され、平面部30aに到達した光線
のみが光学スケール3を進むことになる。
【0050】即ち、第1領域3aにおいてV溝型の格子
部3dは透過型の振幅回折格子と同様の光学作用を有す
る。この第1領域3aの格子部3dで光束は回折され、
格子部の作用により0次,±1次,±2次‥‥の回折光
が生じ、凹面ミラー14の面上にその回折光が集光す
る。集光した回折光は、主光線に対して偏芯している凹
面ミラー14によって反射し、光学スケール3の第2領
域3b部で再結像し、光学スケール3面上に像(放射状
の溝の像)を再結像する。
【0051】ここで第1領域3aと第2領域3bは光学
スケール3面の放射状格子の格子部3dに対して半径方
向に異なった(一部が重複していても良い)領域であ
る。このとき、光学スケール3の格子部3dは、第1領
域3aと第2領域3bの格子ピッチが異なる。さらに、
第2領域3bの照射領域においても光学スケール3の内
周側と外周側のピッチが異なっている。
【0052】そこで本実施形態では、格子部3d上の第
2領域3bに第1領域3aの格子部を拡大投影し、光学
スケール3の格子部3dのピッチと同様の像(反転像)
を形成するようにしている。そのために本実施形態では
凹面ミラー14を所望の曲率半径Rに設定し、入射光束
の主光線に対して偏心配置するとともに入射光軸に対す
るずれ量も最適な値にしている。
【0053】これによって第1領域3aの格子部の像が
凹面ミラー14によって第2領域3b面上に再結像する
とき放射状格子の一部のピッチが合致するようにしてS
/N比の良い検出信号を得ている。
【0054】本実施形態では凹面ミラー14で反射し、
格子部3dの第2領域3b上に再結像した3つの光束の
うち、今度は格子部3dで幾何学的に屈折する光束のみ
を用いている。
【0055】第2領域3bにおいては図10に示すよう
に平坦部30aに入射した光束は、図に示すように直線
透過し、受光手段4の中央部のフォトディテクタ4cに
到着する。また、V溝面を形成する2つの傾斜面30b
−1及び30b−2に到達した光線は、各々の面に所定
の入射角を持って入射するため、それぞれ異なる方向に
大きく屈折して受光手段4の両側のフォトディテクタ4
a及び4bに到達する。
【0056】このように第2領域3bにおいて、入射光
束に対して異なる方向に傾斜した2つの傾斜面30b−
1,30b−2及びV溝の間の平面部30aの合計3種
の傾き方向の異なる面により、光束は3つの方向に別れ
て進み、各々の面に対応した位置に設けられた各フォト
ディテクタ4a,4b,4cに到達する。即ち第2領域
3bにおいてV溝の格子部3dは光波波面分割素子とし
て機能する。
【0057】即ち第2領域3bの格子部と、その面上に
結像した干渉パターン像との位相関係に基づく光束が3
方向に偏向され、各フォトディテクタ4a,4b,4c
に入射している。
【0058】ここで光学スケール3が回転すると、各フ
ォトディテクタ4a,4b,4cで検出される光量が変
化する。格子部3dの位置と像の位置の相対的変位に応
じ、各フォトディテクタに入射する光量バランスが変化
し、その結果、光学スケール3が反時計廻りに回転した
とすると、図4(A)に示すような光学スケール3の回
転に伴う光量変化が得られる。ここで横軸は光学スケー
ル3の回転量、縦軸は受光光量である。
【0059】信号a,b,cはそれぞれフォトディテク
タ4a,4b,4cに対応している。尚、逆に光学スケ
ール3が時計廻りに回転した場合は、信号aはフォトデ
ィテクタ4b、信号bはフォトディテクタ4a、信号c
はフォトディテクタ4cの出力となる。これらの信号を
基に実施形態1と同様に光学スケール3の回転角度や回
転量あるいは回転速度や回転加速度等の回転情報を得て
いる。
【0060】本実施形態においても光照射手段1からの
光束の光学スケール3への径方向の入射位置を調整手段
で調整し、受光素子4(4a,4b,4c)で得られる
光量比を調整してS/N比の良い信号を得ている。
【0061】図11は本発明の実施形態3に係る光学ス
ケールの要部概略図である。本実施形態の光学スケール
3はV溝の2つの傾斜部の幅が径方向で等しく、平坦部
30aの幅が径方向で異なっている。即ち、平坦部30
aの幅が中心から周辺部にいくに従って順次拡大してい
る。光学スケールとしての作用は実施形態1,2と同じ
である。
【0062】図12は本発明の実施形態4の要部斜視
図、図13は本発明の実施形態4の一部分の説明図、図
14は本発明の実施形態4の一部分の説明図である。
【0063】本実施形態は変位物体の検出手段として実
施形態1,2のロータリーエンコーダの代わりにリニア
エンコーダを用いそれに伴って変位物体としての光学ス
ケール31の構成を変えた点が異なっているだけであ
り、その他の基本構成は同じである。
【0064】図中31は光学スケールであり、移動物体
(不図示)に対して固定されており、矢印31eに示す
方向(変位方向)に移動している。光学スケール31は
図14に示すように基板31c上に移動方向と直交する
方向にV溝を、その傾斜面の幅が移動方向31eと直交
する方向で異なるように形成した格子部31dを設けて
構成している。格子部31dの平面部31aの幅も移動
方向31eと直交する方向で異なっている。光学スケー
ル31は波面分割作用を有している。
【0065】図15(A),(B)は光学スケール31
の格子部31dの詳細図であり、直線状のV溝部を構成
する2つの傾斜面31b−1,31b−2と1つの平面
部31aが交互に配列されて格子部31dを形成してい
る。V溝の各々の傾斜面31b−1,31b−2はV溝
の底部と平坦部30aの垂線に対し各々臨界角以上で傾
いている。
【0066】本実施形態では光学スケール31からの回
折光のうち0次回折光と±1次回折光の3つの光束を利
用している。ここで、この格子部31dの溝は光学スケ
ール31の移動方向に対して直線状に構成されている。
【0067】尚、本実施形態では光学スケール31の材
質をポリカーボやプラスチックとし、射出成形もしくは
圧縮成形当の製法によって作成している。14は凹面ミ
ラーであり、球面ミラー,楕円ミラー,放物ミラー,非
球面ミラー等から成っている。凹面ミラー14は格子部
3dのフーリエ変換面に一致している。
【0068】本実施形態では図12に示すようにレンズ
系12で集光され、光学スケール31の第1領域31a
に入射した光束101が光学スケール31で回折し、こ
のときn次の回折光(0次と±1次の回折光)が凹面ミ
ラー14の面14b又はその近傍(凹面ミラー14の瞳
位置又はその近傍)に集光するように各要素を設定して
いる。
【0069】図13に示すように凹面ミラー14の光軸
14aに対して入射光束101の主光線101aと凹面
ミラー14で反射し、光学スケール31への再入射光束
102の主光線102aは対称になっている。又、凹面
ミラー14は光学スケール31から透過した収束光束
(3つの回折光束)を反射させ、光学スケール31面上
の第2領域31bに3つの像を再結像させている。この
とき光学スケール31が矢印方向31eに移動すると再
結像した像は矢印方向31eとは反対の方向に移動す
る。即ち、格子部と干渉パターン像は相対的に光学スケ
ール31の移動量の2倍の値で相対変位する。
【0070】本実施形態ではこれにより光学スケール3
1に構成されている格子部の2倍の分解能の移動情報を
得ている。
【0071】4は受光手段であり、光学スケール31の
格子部31dの第2領域31b近傍に形成した干渉パタ
ーンと格子部のV溝との位相関係に基づく光束が第2領
域31bで幾何学的に屈折され、射出した3つの光束を
各々受光する為の3つのフォトディテクタ(受光素子)
4a,4b,4cを有している。この受光手段4からの
信号をパルスカウント回路や移動方向の判別回路を有す
る信号処理103によって処理し、これより移動情報を
得ている。尚、光源1,レンズ系12,そして受光手段
5は筐体PK内に固定保持されている。
【0072】次に本実施形態における光学スケール(移
動体)31の移動情報の検出方法について説明する。光
照射手段の一要素であるLED1からの光束をレンズ系
12により凹面ミラー面上14の反射面14b又はその
近傍に集光するようにしている。この収束光を光学スケ
ール31の格子部31d上の第1領域31aに入射させ
る。第1領域31aに入射した収束光のうち図15に示
す格子部31dの平面部31aに到達した光線は該平面
部31aを通過して凹面ミラー14に進み、その面上に
結像する。またV溝を構成する傾斜面31b−1に到達
した光線は、傾斜面31b−1の傾斜角が臨界角以上に
設定されている為、図に示すように全反射してV溝を構
成する他方の傾斜面31b−2に向けられ、傾斜面31
b−2においても全反射する。
【0073】これによって最終的に格子部31dの傾斜
面31b−1へ到達した光線は、凹面ミラーに進入する
ことなく、入射方向に戻されることになる。同様にV溝
を構成する他方の傾斜面31b−2に到達した光線も全
反射を繰り返して戻される。従って第1領域31aにお
いてV溝を形成する2つの傾斜面31b−1,31b−
2の範囲に到達する光束は、光学スケール31内に進入
することなく反射され、平面部31aに到達した光線の
みが光学スケール31を進むことになる。
【0074】即ち、第1領域31aにおいてV溝型の格
子部31dは透過型の振幅回折格子と同様の光学作用を
有する。この第1領域31aの格子部31dで光束は回
折され、格子部の作用により0次,±1次,±2次‥‥
の回折光が生じ、凹面ミラー14の面上にその回折光が
集光する。集光した回折光は、図13に示すように光軸
14aに対して対称に反射し、光学スケール31の第2
領域31b部で再結像し、光学スケール31面上に像を
再結像させる。
【0075】ここで第1領域31aと第2領域31bは
光学スケール31面の移動方向と直交する放射状格子の
格子部31dに対して異なった(一部が重複していても
良い)領域である。
【0076】本実施形態では、格子部31d上の第2領
域31bに第1領域31aの格子部31dを投影するよ
うにしている。そのために本実施形態では凹面ミラー1
4を所望の曲率半径Rに設定し、入射光束101の主光
線101aと再入射光束102の主光線102aが光軸
14aに対して対称となるようにしている。
【0077】これによって第1領域31aの格子部の像
が凹面ミラー4によって第2領域31b面上に再結像す
るとき放射状格子の一部のピッチが合致するようにして
S/N比の良い検出信号を得ている。
【0078】第2領域31bにおいて傾斜面31bに入
射した光束は、図15(B)に示すように直線透過し、
受光手段4の中央部のフォトディテクタ4cに到着す
る。また、V溝面を形成する2つの傾斜面31b−1及
び31b−2に到達した光線は、各々の面に所定の入射
角を持って入射するため、それぞれ異なる方向に大きく
屈折して受光手段4の両側のフォトディテクタ4a及び
4bに到達する。
【0079】このように第2領域31bにおいて、入射
光束に対して異なる方向に傾斜した2つの傾斜面31b
−1,31b−2及びV溝の間の平面部31aの合計3
種の傾き方向の異なる面により、光束は3つの方向に別
れて進み、各々の面に対応した位置に設けられた各フォ
トディテクタ4a,4b,4cに到達する。即ち第2領
域31bにおいてV溝の格子部31dは光波波面分割素
子として機能する。
【0080】即ち第2領域31bの格子部と、その面上
に結像した干渉パターン像との位相関係に基づく光束が
3方向に偏向され、各フォトディテクタ4a,4b,4
cに入射している。
【0081】ここで光学スケール31が移動すると、各
フォトディテクタ4a,4b,4cで検出される光量が
変化する。格子部31dの位置と像の位置の相対的変位
に応じ、各フォトディテクタに入射する光量バランスが
変化し、その結果、光学スケール31が移動方向31e
方向に移動したとすると、図4(A),(B)に示すよ
うな光学スケール31の移動に伴う光量変化が得られ
る。
【0082】これによって実施形態1と同様にして光学
スケール31の移動情報を得ている。本実施形態におい
ても光照射手段1からの光束の光学スケール31上への
移動方向31eと直交する方向への入射位置を調整して
受光素子4(4a,4b,4c)で得られる光量比を調
整してS/N比の良い信号を得ている。ここで横軸は光
学スケール3の移動量、縦軸は受光光量である。
【0083】尚、以上の各実施形態において基板上に設
けるV溝の代わりに図16に示すような台形溝を用いて
も良い。
【0084】同図において平坦部30aと傾斜部30b
−1,30b−2を通過した光束が各々受光素子4c,
4a,4bに入射している。
【0085】又、本発明の実施形態として図18のよう
に平坦部30aと傾斜部30b−1,30b−2は径方
向に沿って不連続に変化する構成でも構わない。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、基板面に
例えばV溝を形成し、入射光束を波面分割するようにし
た光学スケールに光照射手段から光束を入射させ、該光
学スケールで波面分割した複数の光束を各々、複数の受
光素子で受光し、該複数の受光素子からの信号を用いて
変位情報を求める際、光照射手段からの光束の光学スケ
ールへの入射位置を変位させ、複数の受光素子からの出
力信号レベルを調整することによって信頼性の良い2値
化信号が得られ、高精度な変位情報が得られる変位情報
測定装置を達成することができる。
【0087】特に本発明によれば、光学スケールの転写
性により、3 つの受光手段で得られる光量バランスが理
想的な1:1:2という比を満足することができない場
合でも光束をV溝と平坦部の比が異なった位置に入射さ
せることにより光量バランスが調整可能となり、信頼性
の高い2 値化信号を得られ、移動体の変位情報を高精度
に検出することができる変位情報測定装置を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】図1の一部分の説明図
【図3】図1の一部分の説明図
【図4】図1の受光手段からの出力信号と2値化信号の
説明図
【図5】V溝を有した光学スケールの説明図
【図6】図5の光学スケールを用いたときの受光手段か
らの出力信号の説明図
【図7】本発明の実施形態1における調整手段による受
光手段からの出力信号の説明図
【図8】本発明の実施形態2の要部概略図
【図9】本発明の実施形態2の要部断面図
【図10】図8の一部分の説明図
【図11】本発明の実施形態3に係る光学スケールの説
明図
【図12】本発明の実施形態4の要部概略図
【図13】図12の一部分の説明図
【図14】図12の一部分の説明図
【図15】図12の一部分の説明図
【図16】本発明に係る光学スケールの説明図
【図17】従来のロータリエンコーダの要部概略図
【図18】本発明に係る光学スケールの他の実施形態の
要部斜視図
【符号の説明】
1 光照射手段 2 固定スケール 3,31 可動スケール(光学スケール) 4 受光手段 4a,4b,4c 受光素子 30b V溝 30a 平面部 30b−1,30b−2 傾斜部 12 レンズ系 14 凹面鏡 103 信号処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−109484(JP,A) 特開 昭56−8510(JP,A) 実開 昭61−56575(JP,U) 実開 昭57−146015(JP,U) 特公 昭36−11793(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/26 - 5/38 G01B 11/00 - 11/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2光学スケールのうち少なくと
    も一方に波長分割作用をするスケール部を設け、光照射
    手段からの光束を該第1,第2光学スケールに順次入射
    させ、該第1,第2光学スケールを介した後に複数に分
    割した光束を各々複数の受光素子を有する受光手段で受
    光し、該受光手段からの信号を利用して該第1,第2ス
    ケールとの相対的な変位情報を求める変位情報測定装置
    において調整手段によって該光照射手段からの光束の該
    第1,第2光学スケール面上への入射位置を変えて該受
    光手段の複数の受光素子で得られる信号の強度バランス
    を調整していることを特徴とする変位情報測定装置。
  2. 【請求項2】 筐体内に設けた光照射手段からの光束を
    波長分割作用をするスケール部を設けた光学スケールの
    第1領域に入射させ、次いで該光学スケールの第2領域
    に再入射させ、該第2領域から射出する複数の光束を各
    々複数の受光素子を有する受光手段で受光し、該受光手
    段からの信号を利用して該筐体と該光学スケールとの相
    対的な変位情報を求める変位情報測定装置において調整
    手段によって該光照射手段からの光束の該光学スケール
    面上への入射位置を変えて該受光手段の複数の受光素子
    で得られる信号の強度バランスを調整していることを特
    徴とする変位情報測定装置。
  3. 【請求項3】 前記スケール部は平行平面状の基板上に
    断面が台形状となるようにV溝を一定の周期で複数形成
    して構成されており、該台形状の平面部の幅と、該平面
    部を挟む2つの傾斜面の幅との比が変位情報を検出する
    変位方向と直交する方向で変化していることを特徴とす
    る請求項1又は2の変位情報測定装置。
  4. 【請求項4】 前記スケール部は円板上に断面が台形状
    となるV溝を径方向に沿って放射状に複数形成して構成
    されており、該台形状の平面部の幅と該平面部を挟む2
    つの傾斜面の幅との比が径方向に沿って変化しているこ
    とを特徴とする請求項1又は2の変位情報測定装置。
  5. 【請求項5】 前記スケール部は平板上に断面が台形状
    となるV溝を変位方向と直交する方向に複数形成して構
    成されており、該台形状の平面部の幅と該平面部を挟む
    2つの傾斜面の幅との比が変位方向と直交する方向で変
    化していることを特徴とする請求項1又は2の変位情報
    測定装置。
  6. 【請求項6】 前記スケール部はプラスチックによるモ
    ールド成型より製造されたものであり、該モールド成型
    において、その場合のスリット部の金型の駒加工を、種
    々の先端形状を有するバイトを該光学スケールの法線に
    対して平行に走らせ、バイト先端形状による溝部とそれ
    以外の部分との面積が同一でない事を特徴とする請求項
    1から5のいずれか1項記載の変位情報測定装置。
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