JP4112776B2 - レンズアレイの製造方法、およびレンズアレイの遮光処理方法 - Google Patents

レンズアレイの製造方法、およびレンズアレイの遮光処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、たとえば画像読み取り装置に組み込まれることにより、所望の画像を所定個所に結像させるのに用いられるレンズアレイの製造方法、およびレンズアレイの遮光処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置やスキャナ装置に組み込まれる画像読み取り装置においては、ライン状に並べられた複数の受光素子を利用することにより、原稿の画像を主走査方向に1ライン分ずつ読み取る場合が多い。このような場合、結像用の複数のレンズを備えたレンズアレイを用いることにより、原稿の画像を上記複数の受光素子上に結像させる必要がある。
【0003】
そこで、従来においては、図19に示すようなレンズアレイ9がある。このレンズアレイ9は、一定方向に延びる細長なブロック状のホルダ部90に、円柱状の複数のセルフォックレンズ(ロッドレンズ)91を保持させたものであり、これら複数のセルフォックレンズ91は、ホルダ部90の長手方向に一定間隔で列状に配列されている。図20に示すように、各セルフォックレンズ91は、入射光をこのレンズ内部において蛇行させるように、その内部の屈折率がその半径方向において異なるように構成されたものである。このため、このレンズアレイ9よれば、物体a→bの正立等倍像a’→b’を得ることが可能である。
【0004】
従来において、レンズアレイ9を製造するには、まず複数のセルフォックレンズ91を個々に製作する。次いで、インサート成形の手法を用いることにより、それら複数のセルフォックレンズ91をホルダ部90内に埋設させるようにしてホルダ部90を樹脂成形していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の製造方法においては、レンズの製造工程とホルダ部の樹脂成形工程とが個別に行われているために、その製造作業は非常に煩雑なものとなっていた。とくに、個々のレンズは微小なサイズとされるのが一般的であり、しかも1つのレンズアレイに用いられるレンズの総数も多いために、金型を用いてホルダ部を樹脂成形するときに、その金型内の所定箇所に多数のレンズを位置決め配置する作業は、甚だ面倒である。したがって、従来においては、レンズアレイの生産性が悪く、製造コストが高価となっていた。
【0006】
従来においては、セルフォックレンズとは異なるレンズ、たとえばガラス製の複数の凸レンズや、一定寸法に切断された光学繊維からなるレンズを、樹脂製のホルダ部に埋設したレンズアレイもある。ところが、このようなレンズアレイにおいても、上記したセルフォックレンズと同様に、多数のレンズを個々に製作した後に、それら多数のレンズをホルダ部内に組み込んでいたために、やはり上記したのと同様に、その製造コストが高価になるという問題があった。
【0007】
一方、レンズアレイを製造する場合の一般的な留意事項としては、その生産性を向上させるだけではなく、レンズの光学的性能を低下させないように配慮する必要もあり、このような要請に的確に応える必要もある。
【0008】
本願発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、光学特性の優れたレンズアレイを生産効率良く、安価に製造できるようにすることをその課題としている。
【0009】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0010】
本願発明の第1の側面によれば、レンズアレイの製造方法が提供される。このレンズアレイの製造方法は、複数のレンズおよびこれら複数のレンズを保持するホルダ部を含み、かつ上記ホルダ部に形成した面から各レンズのレンズ面が突出するようにしてこれらホルダ部と複数のレンズとが一体化されたレンズアレイ本体を、透光性を有する樹脂により成形する工程と、上記各レンズのレンズ面にソリッドインクからなる第1の塗料を塗布することにより、上記各レンズ面を塗膜によりマスクする工程と、上記第1の塗料よりも上記レンズアレイ本体に対する接着力が強い第2の塗料を、上記塗膜によりマスクされた上記各レンズのレンズ面および上記ホルダ部の上記面に連続するようにして、上記ホルダ部の外面に塗布することにより、遮光膜を形成する工程と、上記遮光膜の形成後に、上記各レンズ面から上記塗膜およびこの塗膜上に積層塗布された上記遮光膜を剥離する工程と、を有していることを特徴としている。
【0011】
本願発明の第1の側面によって提供されるレンズアレイの製造方法によれば、次のような効果が得られる。
【0012】
第1に、上記レンズアレイ本体は、金型を利用した通常の樹脂成形工程によって簡単に成形することができる。したがって、本願発明によれば、複数のレンズをホルダ部とは別個に製造してからホルダ部内に組み込んでいた従来のレンズアレイの製造方法と比較すると、レンズアレイの生産性を飛躍的に高め、レンズアレイの製造コストの低減化を図ることができる。
【0013】
第2に、本願発明によれば、上記ホルダ部の外面については上記遮光膜によって覆われているとともに、上記各レンズのレンズ面については上記遮光膜によって覆われていない構成のレンズアレイを製造することができる。したがって、上記各レンズに対しては所望の光を適切に進行させることができる一方、それ以外の余分な光が上記ホルダ部を透過して結像領域に到達するといったことを生じないようにすることができ、光学的特性の良いレンズアレイが得られる。
【0014】
第3に、上記各レンズ面に対する上記塗膜の接着力と、上記ホルダ部に対する上記遮光膜の接着力とを比較した場合、前者よりも後者の方が大きい。したがって、上記ホルダ部の外面から上記遮光膜を不用意に剥離させないようにしつつ、上記塗膜のみを上記各レンズ面から剥離する作業が簡単に行えることとなり、その作業性が良好となる。
【0015】
第4に、上記ホルダ部の外面に上記第2の塗料を塗布するのに先立ち、上記各レンズ面をマスクしているために、上記各レンズ面上に上記第2の塗料が付着することを適切に防止することかできる。したがって、上記各レンズ面が上記第2の塗料によって汚されないようにして、上記各レンズの光学的特性が損なわれないようにすることができる。
【0016】
本願発明の好ましい実施の形態においては、上記各レンズは、凸レンズまたは凹レンズとされている。
【0017】
このような構成によれば、本願発明の製造方法によって製造されるレンズアレイが、凸レンズアレイまたは凹レンズアレイとなる。凸レンズアレイは、それ単独では、倒立縮小像を結像させる用途に利用できるのに加え、複数のものを組み合わせることによって、正立等倍像を結像させる用途にも利用できることとなる。凹レンズアレイは、たとえば色収差を無くすためのいわゆる色消し用のレンズアレイとして利用することができる。
【0018】
本願発明の他の好ましい実施の形態においては、上記ソリッドインクをインクジェットプリンタを用いて上記各レンズ面に塗布する工程を含んでいる。
【0019】
このような構成によれば、ソリッドインクを上記各レンズ面のみに選択的に塗布する作業が、インクジェットプリンタを利用して効率良く行うことかできる。また、上記ソリッドインクは、一般的に、合成樹脂に対する接着力が弱いものであるために、このソリッドインクの塗膜をその後剥離する際の作業性を良好にするのに好都合となる。
【0020】
本願発明の他の好ましい実施の形態においては、上記各レンズ面から上記塗膜およびこの塗膜上に積層塗布された上記遮光膜を剥離する工程は、上記レンズアレイ本体に対して上記遮光膜の上から洗浄液を接触させる機械的洗浄工程、または上記レンズアレイ本体を上記遮光膜の上からブラシで擦る工程を含んでいる。ここで、機械的洗浄とは、所望の物質を溶解するなどしてその物質を化学的に除去するいわゆる化学的洗浄を含まない意であり、たとえば洗浄水の水流を被洗浄物に作用させることによる洗浄、および被洗浄物に接触している洗浄水に超音波振動を付与する超音波洗浄などは、この機械的洗浄の概念に含まれる。
【0021】
このような構成によれば、上記塗膜に対して機械的な力を効率良く作用させることができ、上記塗膜の剥離作業が容易となる。
【0022】
本願発明の他の好ましい実施の形態においては、上記ホルダ部の上記面には、上記複数のレンズどうしの間を仕切る複数の凹部が形成されており、かつこれら複数の凹部を規定する壁面にも上記第2の塗料を塗布する。
【0023】
このような構成によれば、上記複数のレンズどうしの間が遮光膜を有する凹部によって仕切られた構造をもつレンズアレイが製造されることとなり、上記凹部を利用して上記複数のレンズどうしを光学的に分離させることが可能となる。すなわち、たとえば1つのレンズに入射した光がその隣りのレンズに混入(クロストーク)することを、上記凹部を利用して防止することが可能となる。したがって、レンズアレイの光学的特性をより良好なものにすることができる。
【0024】
本願発明の他の好ましい実施の形態においては、上記レンズアレイ本体は、最終的に得られる複数のレンズアレイのそれぞれの本体が一体的に繋がった形態を有しており、かつ上記レンズアレイ本体を複数に分割する工程をさらに有している。
【0025】
このような構成によれば、上記レンズアレイ本体から複数のレンズアレイを得ることが可能となり、レンズアレイの生産性をより高めることができる。また、上記レンズアレイ本体の全体のボリュームは、最終的に得られる個々のレンズアレイのボリュームよりも大きいために、金型内に溶融樹脂を供給して上記レンズアレイ本体を成形するときの樹脂の流れを良好にすることが可能となる。したがって、上記各レンズ面やその他の緻密な部分の成形も適切に行えることとなる。さらに、上記レンズアレイ本体を複数に分割する以前に遮光処理を施せば、上記レンズアレイ本体の分割後にそれら分割された複数のレンズアレイ本体のそれぞれに対して遮光処理を別々に行う必要がなくなり、レンズアレイの生産性が一層高められる。
【0027】
本願発明の第2の側面によれば、レンズアレイの遮光処理方法が提供される。このレンズアレイの遮光処理方法は、複数のレンズとこれら複数のレンズを保持するホルダ部とを具備しており、上記ホルダ部に形成された面から上記各レンズのレンズ面が突出するようにして上記ホルダ部と各レンズとが一体化されたレンズアレイの上記ホルダ部の外面に遮光処理を施すための方法であって、上記各レンズのレンズ面にソリッドインクからなる第1の塗料を塗布することにより、上記各レンズ面を塗膜によりマスクする工程と、上記レンズ面に対する上記第1の塗料の接着力よりも上記ホルダ部に対して強い接着力を発揮する第2の塗料を、上記塗膜によりマスクされた上記各レンズのレンズ面および上記ホルダ部の上記面に連続するようにして、上記ホルダ部の外面に塗布することにより、遮光膜を形成する工程と、上記遮光膜の形成後に、上記各レンズ面から上記塗膜およびこの塗膜上に積層塗布された上記遮光膜を剥離する工程と、を有していることを特徴としている。このような構成を有するレンズアレイの遮光処理方法によれば、本願発明の第1の側面によって提供されるレンズアレイの製造方法のうち、上記レンズアレイ本体のホルダ部の外面に遮光処理を施す工程においてみられるのと同様な効果が得られる。
【0028】
本願発明のその他の特徴および利点については、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0030】
まず、理解を容易にするため、本願発明に係るレンズアレイの製造方法によって製造されるレンズアレイの具体的な構成から説明する。
【0031】
図1〜図4は、本願発明の製造方法により製造されるレンズアレイの一例を示している。本実施形態のレンズアレイAは、一定間隔で直線状の1列に並んでいる複数のレンズ11と、これら複数のレンズ11を保持し、かつこれら複数のレンズ11と一体的に繋がって形成されたホルダ部10とを含むレンズアレイ本体1を具備して構成されている。このレンズアレイ本体1は、その概略形状が一定方向に延びた細長ブロック状とされたものであり、透光性を有する合成樹脂製である。その具体的な材質としては、PMMA(ポリメタクリル酸メチル(メタクリル樹脂))、あるいはPC(ポリカーボネート)が用いられている。
【0032】
各レンズ11は、ホルダ部10の上向きの面10aよりも上方に突出する凸状のレンズ面11aと、ホルダ部10の下向きの面10bよりも下方に突出する凸状のレンズ面11bとを有しており、軸Cがホルダ部10の上下厚み方向に延びる両凸レンズとして形成されている。ただし、各レンズ11を平凸レンズとして形成することもできる。レンズ面11a,11bは、球面状または非球面状のいずれでもかまわない。上記レンズ面11a,11bを球面にすれば、その製造が容易となる。これに対し、上記レンズ面11a,11bを非球面にすれば、収差を少なくすることができる。レンズ面11a,11bのそれぞれの直径は、たとえば0.6mm程度である。複数のレンズ11の配列ピッチは、たとえば0.75〜1mm程度である。
【0033】
ホルダ部10の面10a,10bのそれぞれには、複数のレンズ11どうしの間を仕切る複数の凹部14が形成されている。ホルダ部10の面10a,10bおよび各凹部14を規定する複数の壁面14aのそれぞれには、黒色の塗膜からなる遮光膜3が形成されている(ただし、図1においては遮光膜3を省略している)。ホルダ部10の面10bの長手方向両端部には、凹部13が形成されている。この凹部13は、後述するように、このレンズアレイAを他のレンズアレイと組み合わせて使用するときに利用される部分である。
【0034】
次に、レンズアレイAの製造方法の一例について、図5〜図12を参照して説明する。
【0035】
レンズアレイAを製造するには、まず図5(a),(b)に示すような形態をもつレンズアレイ本体1’を作製する。このレンズアレイ本体1’は、最終製品としてのレンズアレイAを複数個取りするためのものであり、複数のレンズアレイ本体1を平行に並べて一体的に繋げたのと略同様なシート状またはプレート状の形態を有している。したがって、このレンズアレイ本体1’は、平行な複数の列に並べられた複数のレンズ11、複数のホルダ部10が一体に繋がったホルダ部10'、複数の凹部14、および複数の凹部13を備えた構成を有している。ただし、レンズアレイ本体1’の外周の4つの側縁部19a〜19dは、複数のレンズ11の形成領域よりも厚肉とされている。また、複数のレンズ11どうしの間には、複数のレンズ11の形成領域よりも厚肉の帯状部19eが設けられている。
【0036】
上記した構成のレンズアレイ本体1’は、たとえば図6に示すように、金型6を用いて成形することができる。金型6は、その上型6aおよび下型6bのキャビティを形成する面に、各レンズ面11a,11bに対応する多数の凹面11a', 11b'と、各凹部14に対応する複数の凸部14'と、各凹部13に対応する複数の凸部13'とが形成されたものである。金型6のキャビティ内に透光性を有する合成樹脂を充填し、その成形を行うと、上記した構成のレンズアレイ本体1’が得られる。レンズアレイ本体1’は、最終的に得られるレンズアレイAのレンズアレイ本体1と比較するとサイズが大きく、金型6のキャビティの容積も大きい。したがって、上記キャビティ内に樹脂を流し込んだときには、その樹脂の流れを良好にすることができ、小径のレンズ面11a,11bの成形も適切に行うことができる。とくに、レンズアレイ本体1’は、既述したとおり、その側縁部19a〜19dや複数の帯状部19eが厚肉とされており、上記キャビティのそれらの部分に対応する箇所が大きくなっているために、上記キャビティ内の全域に樹脂を行きわたらせることがより確実化される。
【0037】
なお、レンズアレイ本体1’の各凹部14については、金型を用いて形成するのではなく、他の手段によって形成することができる。たとえば、各凹部14を有しないレンズアレイ本体を樹脂成形した後に、エンドミルなどの工具を用いた機械加工、あるいはレーザ加工などを行なうことによって、各凹部14を設けることもできる。
【0038】
レンズアレイ本体1’を作製した後には、次に述べる遮光処理を行う。
【0039】
まず、図7に示すように、レンズアレイ本体1’の各レンズ面11a,11bに塗装を施し、各レンズ面11a,11bを塗膜2によってマスクする。この作業は、たとえばインクジェットプリンタ8を利用して行なう。インクジェットプリンタ8は、一般のOA用などのインクジェットプリンタのプリントヘッドと同様な構成のインクジェットノズル81aを有するプリントヘッド81を備えたものである。このプリントヘッド81は、たとえば水平なガイドロッド80の長手方向に移動自在であるとともに、そのガイドロッド80がその長手方向と直交する水平方向に往復動自在であることにより、互いに直交する水平な2方向に移動自在となっいる。インクジェットプリンタ8は、図示されていないコントローラの制御により、レンズアレイ本体1’の外面のうち、予め指定された領域にインク塗料を所定のドット単位で吹きつけることが可能とされたものである。このようなインクジェットプリンタ8を用いた塗装方法によれば、レンズアレイ本体1’の外面のうち、各レンズ面11a,11bに対してインク塗料をを選択的に塗布することができる。
【0040】
上記インク塗料としては、たとえばソリッドインクを用いる。このソリッドインクは、常温では固形状態にあり、加熱により溶融して流動性をもつものである。このソリッドインクは、溶融状態で各レンズ面11a,11bに塗布されると、その後は自然冷却によって固化し、塗膜2となる。塗膜2の原料としてソリッドインクを用いれば、各レンズ面11a,11bに対する塗膜2の接着力を弱くすることができ、その剥離性を良くすることができる。
【0041】
上記工程の後には、図8に示すように、レンズアレイ本体1’の表裏両面(上下両面)に黒色塗装を施す。この塗装に際しては、たとえばスプレイ式の塗装装置85を用いて行なう。この塗装装置85は、塗料を噴霧するための塗装ヘッド85aが水平なガイドロッド85bの長手方向とこれに直交する水平な方向との2方向に往復動自在とされたものである。このようにしてレンズアレイ本体1’の外表面にスプレイ塗装を施すと、ホルダ部10'の面10a,10b、および各凹部14を規定する壁面14aに、黒色の塗膜からなる遮光膜3を形成することができる。遮光膜3は、各塗膜2上にも形成される。なお、各凹部14の壁面14aが直立しているなどの理由から壁面14aへの塗装が難しい場合には、各凹部14内を塗料で満たし、その後この塗料を乾燥硬化させてもかまわない。
【0042】
遮光膜3を形成するための塗料としては、上記したソリッドインクよりもレンズアレイ本体1’に対する接着力が強い油性タイプのものを用いる。このようにすれば、遮光膜3が塗膜2よりも剥離し難くなる。レンズアレイ本体1’に遮光膜3を形成するための塗装は、上記したスプレイ方式に限定されず、たとえばレンズアレイ本体1’を塗装液中に浸漬させる手段を用いることもできる。遮光膜3は、遮光性を高める観点からすれば、黒色またはそれに近い暗色にすることが好ましいが、本願発明はこれに限定されない。
【0043】
遮光膜3を形成した後には、各レンズ面11a,11bから塗膜2を剥離する。この作業は、レンズアレイ本体1’に対して遮光膜3の上から機械的な力を加えることにより行う。より具体的には、たとえば図9に示すように、レンズアレイ本体1’に向けて洗浄水を噴射させる洗浄処理を行う。既述したとおり、塗膜2は各レンズ面11a,11bに対する接着力が弱いのに対し、遮光膜3はホルダ部10'に対する接着力が強いため、上記の洗浄処理によれば、ホルダ部10'に直接密着している遮光膜3を剥離させることなく、塗膜2とこの塗膜2上に形成されている一部の遮光膜3のみをレンズアレイ本体1’から適切に剥離させることができる。洗浄液としては、他の液体を用いることが可能であり、また洗浄水の水流を利用した洗浄手段に代えて、洗浄水に超音波を作用させる超音波洗浄手段を用いることもできる。さらには、ブラシを用いてレンズアレイ本体1’を遮光膜3の上から擦ることによっても塗膜2を簡単に剥離することができる。
【0044】
上記一連の工程によれば、ホルダ部10'の面10a,10bおよび各凹部14を規定する壁面14aが遮光膜3によって覆われている一方、各レンズ面11a,11bについては露出状態にあるレンズアレイ本体1’が得られる。
【0045】
なお、レンズアレイ本体1’に遮光処理を施す場合に、上記とは異なり、各レンズ面11a,11bにマスクを施すことなく、レンズアレイ本体1’に遮光膜3を形成するための塗装を施した場合には、次のような不具合が生じる。すなわち、たとえば図10に示すように、複数のレンズ面11aの周辺をインクジェットプリンタを用いて黒色に塗装する場合には(同図のクロスハッチング部分が塗装領域であり、これは後述する図11についても同様)、各レンズ面11a上には、符号n1で示すインク滴が付着する虞れがある。このような事態を生じたのでは、各レンズ11の光学的特性が損なわれる。
【0046】
これに対し、上記した本実施形態の手段によれば、そのような虞れはない。本実施形態においては、図11に示すように、各レンズ面11aに塗装を施して塗膜2を形成するときに、各レンズ面11aの周辺に、符号n2で示すインク滴が付着する虞れがあるが、この部分はその後遮光膜3によって覆い隠される部分であるから各レンズ11の光学的特性に悪影響が及ぶことはない。また、仮に、各レンズ面11aからの塗膜2のはみ出し量が多くなり、その部分に遮光膜3が形成されない事態を生じても、各レンズ面11aが遮光膜3によって覆われてしまう図10に示す場合と比較すれば、レンズ11の光学的特性を良好にすることができる。
【0047】
上記遮光処理の後には、図12に示すように、レンズアレイ本体1’の分割作業を行なう。この分割作業は、たとえば複数のレンズ11の列間の符号Nb−Nbで示す仮想線に沿って、レンズアレイ本体1’を遮光膜3とともに順次または同時に切断することにより行う。このような作業により、図1〜図4に示した構成を有する複数のレンズアレイAが得られる。
【0048】
上記したレンズアレイの製造方法によれば、レンズアレイ本体1’は、金型を利用した通常の樹脂成形作業により簡単に製造することができる。また、1つの樹脂成形品1’からは、複数のレンズアレイAが得られる。したがって、レンズアレイAの生産能率は高い。とくに、レンズアレイAのホルダ部10の外面に遮光膜3を形成する処理は、レンズアレイAの複数個分に相当するレンズアレイ本体1’に対して一括して行っているために、その生産能率を一層高めることができ、レンズアレイAの製造コストを廉価にすることが可能である。
【0049】
次に、レンズアレイAの一使用列について説明する。
【0050】
図11に示すように、2つのレンズアレイA,Bを組み合わせたレンズアレイアッセンブリXをつくる。レンズアレイBは、その基本的な構成がレンズアレイAと共通するものであり、一対の凸状のレンズ面21a,21bを有する複数のレンズ21と、これら複数のレンズ21に一体に繋がったホルダ部20とを含むレンズアレイ本体2を有している。レンズアレイ本体2は、透光性を有する樹脂製である。ホルダ部20の面20a,20bには、複数のレンズ21どうしの間の仕切る複数の凹部24が形成されており、各凹部24を規定する面24aとホルダ部20の面20a,20bには、遮光膜3Bが形成されている。このレンズアレイBは、レンズアレイAについて述べたのと同様な製造方法により製造することができる。なお、レンズアレイBの面20aの長手方向両端には、凸部23が設けられており、この凸部23がレンズアレイAの凹部13に嵌合していることにより、一対のレンズアレイA,Bは、各レンズ11,21の軸Cどうしが互いに合わされて重ね合わされている。
【0051】
図14は、上記したレンズアレイアッセンブリXを用いた光学系の一例を示している。この光学系においては、始点Sから出発した光は、レンズアレイAの各レンズ11を通過した後に、レンズアレイBの各レンズ21を通過してから結像点Rに達する。この場合、共通の光軸C上に並ぶ凸レンズとしての2つのレンズ11,21により、セルフォックレンズにみられる光の蛇行現象と同等の現象が得られ、始点Sにある物体(a→b)の正立等倍像(a’→b’)を結像点Rに形成させることができる。換言すると、図14に示す光学系においては、レンズアレイAのレンズ面11aは、レンズ面11b,21aの近傍に物体(a→b)の倒立縮小像を形成する役割を果たし、その倒立縮小像は、それよりも後段に位置するレンズ面によって拡大され、かつ反転される結果、結像点Rには物体の正立等倍像が結ばれるのである。
【0052】
この光学系においては、始点Sからの光がホルダ部10の面10aに向けて進行しても、この光は面10a上の遮光膜3によって遮られ、レンズ11に向けて斜めに進行するようなことはない。したがって、各レンズ11内にはレンズ面11aを介してのみ光が適切に入射される。また、面10a上の遮光膜3は、始点Sからの光がホルダ部10をそのままその厚み方向に透過しないようにする役割も果たす。ホルダ部10の面10b上の遮光膜3は、レンズアレイAのレンズ面11b以外の個所からレンズアレイBに向けて不必要な光が進行しないようにする役割を果たす。
【0053】
各凹部14の遮光膜3は、ある1つのレンズ11からその隣りの他のレンズ11に向けて進行しようとする光を遮り、かつ吸収する。したがって、各凹部14の遮光膜3は、複数のレンズ11どうしの間において光のクロストークを防止する役割を発揮する。レンズアレイBの遮光膜3Bは、レンズアレイAの遮光膜3と同様な役割を果たす。したがって、このレンズアレイアッセンブリXにおいては、2つのレンズアレイA,Bのいずれのレンズアレイ本体1,2も透光性を有する合成樹脂製とされているにも拘わらず、結像点Rには結像に無用な光が到達しないようにすることができ、鮮明な正立等倍像を形成することができる。
【0054】
上記したような光学的特性をもつレンズアレイアッセンブリXは、原稿画像を1ラインずつ読み取る画像読み取り装置において、原稿の正立等倍像を所定の個所に結像させる用途に好適となる。既述したとおり、レンズアレイAはその生産性が良く、製造コストを廉価にできるものであり、またレンズアレイBについても同様であるから、上記したレンズアレイアッセンブリXを用いれば、画像読み取り装置全体の製造コストを廉価にすることもできる。
【0055】
図15〜図18は、本願発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図においては、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
【0056】
図15に示すレンズアレイAaは、ホルダ部10の面10aのみに複数の凹部14を設けた構成とされている。このような構成であっても、符号n3に示すように、各凹部14の遮光膜3が光を遮るために、複数のレンズ11どうしの間に光のクロストークを生じないようにすることができる。もちろん、本願発明においては、上記とは異なり、ホルダ部10の反対の面10bのみに複数の凹部14を設けた構成とすることもできる。本願発明においては、複数のレンズ11間の光のクロストークを確実に防止する観点からすれば、ホルダ部10に複数の凹部14を設けることが好ましいが、各凹部14が設けられていない構成とすることもできる。
【0057】
図16に示すレンズアレイAbは、複数のレンズ11がホルダ部10の長手方向に複数の列に並べられた構成を有している。このような構成によれば、複数の列のレンズ11を用いて画像の結像を行わせることができるために、レンズ列が1列のみとされたレンズアレイよりも明るい像を結ばせることができる。
【0058】
図17に示すレンズアレイAcは、複数のレンズ11が互いに直交するx方向とy方向とのそれぞれに複数列に並んだ面状レンズアレイとされている。x,yのそれぞれの方向に延びる複数の凹部14は、レンズ11どうしの間を仕切っている。このような構成によれば、一定の面積をもつ画像を結像させることができる。もちろん、レンズアレイAcを2つ組み合わせれば、一定の面領域の画像を正立等倍に結像させることができる。このように、本願発明においては、レンズの具体的な配置態様や列数などは種々に変更自在である。
【0059】
図18に示すレンズアレイAdは、凹レンズアレイとして構成されており、各レンズ11Aは一対の凹状のレンズ面11c,11dを有している。このレンズアレイAdは、先に述べた凸レンズアレイとしてのレンズアレイと比較すると、レンズアレイ本体を成形するときにレンズ面を凸にするか凹にするかの相違があるに過ぎず、やはり簡単に製造することが可能である。このレンズアレイAdは、凸レンズアレイと組み合わせて使用することにより、色収差を無くすのに役立つ。
【0060】
本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
【0061】
本願発明においては、レンズアレイ本体のホルダ部に遮光膜が形成されることが構成要件とされるが、この遮光膜は、必ずしもホルダ部の複数の面に形成されている必要はなく、たとえばホルダ部の1つの面のみに形成されていてもかまわない。より具体的には、図2に示す構成を一例として説明すれば、ホルダ部10の2つの面10a,10bのうち、いずれか一方のみに遮光膜3が形成されている構成とされていてもかまわない。面10aのみに遮光膜3を形成する場合には、レンズアレイの製造工程において、面10aとは反対位置に存在するレンズ面11bについては必ずしもマスクを施す必要はない。また、面10aに遮光膜3を形成する場合、この遮光膜3は、必ずしも面10aの全体にわたって形成される必要もなく、レンズ面11aの周辺部分のみでもよい。
【0062】
本願発明においては、最終的に得られるレンズアレイの複数個分に相応するレンズアレイ本体を樹脂成形してから、このレンズアレイ本体を複数に分割する手段に代えて、最終的に得られるレンズアレイの1つ分に相応するレンズアレイ本体を樹脂成形してから、このレンズアレイ本体に遮光処理を施すようにしてもかまわない。
【0063】
本願発明は、レンズアレイの具体的な使用方法や使用形態も問わない。たとえば、本願発明の製造方法により製造された凸レンズアレイは、従来の凸レンズアレイと同様に、それ単独で用いることによって、物体の倒立縮小像を結像させる用途に用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の製造方法によって製造されるレンズアレイの一例を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】(a)は、レンズアレイを複数個取りするためのレンズアレイ本体の一例を示す平面図であり、(b)は、同図(a)のV−V断面図である。
【図6】図5に示すレンズアレイ本体の樹脂成形工程を示す断面図である。
【図7】レンズアレイ本体の各レンズ面にマスクを施す工程の一例を示す断面図である。
【図8】レンズアレイ本体に遮光膜を形成する工程の一例を示す断面図である。
【図9】レンズアレイ本体からマスクとしての塗膜を剥離する工程の一例を示す断面図である。
【図10】本願発明との対比例を示す説明図である。
【図11】本願発明に係る製造方法の途中工程についての作用説明図である。
【図12】レンズアレイ本体を分割する工程を示す平面図である。
【図13】図1ないし図4に示したレンズアレイを用いて構成されたレンズアレイアッセンブリの一例を示す断面図である。
【図14】図13に示すレンズアレイアッセンブリの作用説明図である。
【図15】本願発明により製造されるレンズアレイの他の例を示す断面図である。
【図16】本願発明により製造されるレンズアレイの他の例を示す斜視図である。
【図17】本願発明により製造されるレンズアレイの他の例を示す斜視図である。
【図18】本願発明により製造されるレンズアレイの他の例を示す断面図である。
【図19】従来のレンズアレイの一例を示す斜視図である。
【図20】図19に示すレンズアレイの要部断面図である。
【符号の説明】
A,Aa〜Ad レンズアレイ
1 レンズアレイ本体
1’レンズアレイ本体
2 塗膜
3 遮光膜
10 ホルダ部
10’ホルダ部
11 レンズ
11a,11b レンズ面
14 凹部

Claims (7)

  1. 複数のレンズおよびこれら複数のレンズを保持するホルダ部を含み、かつ上記ホルダ部に形成した面から各レンズのレンズ面が突出するようにしてこれらホルダ部と複数のレンズとが一体化されたレンズアレイ本体を、透光性を有する樹脂により成形する工程と、
    上記各レンズのレンズ面にソリッドインクからなる第1の塗料を塗布することにより、上記各レンズ面を塗膜によりマスクする工程と、
    上記第1の塗料よりも上記レンズアレイ本体に対する接着力が強い第2の塗料を、上記塗膜によりマスクされた上記各レンズのレンズ面および上記ホルダ部の上記面に連続するようにして、上記ホルダ部の外面に塗布することにより、遮光膜を形成する工程と、
    上記遮光膜の形成後に、上記各レンズ面から上記塗膜およびこの塗膜上に積層塗布された上記遮光膜を剥離する工程と、
    を有していることを特徴とする、レンズアレイの製造方法。
  2. 上記各レンズは、凸レンズまたは凹レンズとされている、請求項1に記載のレンズアレイの製造方法。
  3. 上記各レンズ面を塗膜によりマスクする工程は、上記ソリッドインクをインクジェットプリンタを用いて上記各レンズ面に塗布する工程を含んでいる、請求項1または2に記載のレンズアレイの製造方法。
  4. 上記各レンズ面から上記塗膜およびこの塗膜上に積層塗布された上記遮光膜を剥離する工程は、上記レンズアレイ本体に対して上記遮光膜の上から洗浄液を接触させる機械的洗浄工程、または上記レンズアレイ本体を上記遮光膜の上からブラシで擦る工程を含んでいる、請求項1ないし3のいずれかに記載のレンズアレイの製造方法。
  5. 上記ホルダ部の上記面には、上記レンズどうしの間を仕切る複数の凹部が形成されており、かつこれら複数の凹部を規定する壁面にも上記第2の塗料を塗布する、請求項1ないし4のいずれかに記載のレンズアレイの製造方法。
  6. 上記レンズアレイ本体は、最終的に得られる複数のレンズアレイのそれぞれの本体が一体的に繋がった形態を有しており、かつ上記レンズアレイ本体を複数に分割する工程をさらに有している、請求項1ないし5のいずれかに記載のレンズアレイの製造方法。
  7. 複数のレンズとこれら複数のレンズを保持するホルダ部とを具備しており、上記ホルダ部に形成された面から上記各レンズのレンズ面が突出するようにして上記ホルダ部と各レンズとが一体化されたレンズアレイの上記ホルダ部の外面に遮光処理を施すための方法であって、
    上記各レンズのレンズ面にソリッドインクからなる第1の塗料を塗布することにより、上記各レンズ面を塗膜によりマスクする工程と、
    上記レンズ面に対する上記第1の塗料の接着力よりも上記ホルダ部に対して強い接着力を発揮する第2の塗料を、上記塗膜によりマスクされた上記各レンズのレンズ面および上記ホルダ部の上記面に連続するようにして、上記ホルダ部の外面に塗布することにより、遮光膜を形成する工程と、
    上記遮光膜の形成後に、上記各レンズ面から上記塗膜およびこの塗膜上に積層塗布された上記遮光膜を剥離する工程と、
    を有していることを特徴とする、レンズアレイの遮光処理方法。
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