JP5526569B2 - 立体画像形成装置及び立体画像形成方法 - Google Patents
立体画像形成装置及び立体画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5526569B2 JP5526569B2 JP2009058882A JP2009058882A JP5526569B2 JP 5526569 B2 JP5526569 B2 JP 5526569B2 JP 2009058882 A JP2009058882 A JP 2009058882A JP 2009058882 A JP2009058882 A JP 2009058882A JP 5526569 B2 JP5526569 B2 JP 5526569B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- forming
- sheet layer
- image
- medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
Description
媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像が形成された前記媒体上にシート層を形成し、更に前記シート層上に複数のレンズを形成するレンズ形成手段と、
前記媒体に形成されるシート層の表面を改質する改質手段と、を備え、
前記レンズ形成手段は、透明樹脂からなる凸形状の第1のレンズを互いに離間した状態で前記シート層表面に形成した後、前記凸形状の第1のレンズ同士の間にさらに透明樹脂からなる凸形状の第2のレンズを形成し、
前記第1のレンズの形成は、前記シート層上の前記第1のレンズに対応する領域を改質した後で、前記改質された領域に前記第1のレンズの形成を行い、
前記第2のレンズの形成は、前記シート層の前記第1のレンズが形成されていない領域を改質した後で、前記改質された領域に前記第2のレンズの形成を行い、
前記画像形成手段は光硬化型の着色樹脂を吐出させる手段であり、
前記レンズ形成手段は光硬化型の透明樹脂を吐出させる手段であり、
更に、前記着色樹脂及び前記透明樹脂を硬化させる光を照射する光照射手段を備えている
構成とした。
この立体画像シートは、レンチキュラーレンズを利用したものであり、媒体であるメディア100上に分割画像である左画像102と右画像103が形成され、この分割画像102、203が形成されたメディア100上にレンチキュラーレンズ110を形成している。レンチキュラーレンズ110は、メディア100に形成したシート層111と、このシート層111上に左画像103及び右画像104に対して1本ずつ形成された複数のレンズ部112とで構成されている。
この立体画像シートは、マイクロレンズアレイを利用したものであり、メディア00上に分割画像104が形成され、この分割画像104が形成されたメディア100上にマイクロレンズアレイ120を形成している。マイクロレンズアレイ120は、メディア100上に形成したシート層131と、このシート層131上に分割画像104に対して1つずつ形成された複数のマイクロレンズ部122とで構成されている。
この立体画像形成装置は、架台200上に、メディア100を保持するステージ201を有し、このステージ201はY軸駆動手段201によってY方向に移動可能に配設されている。また、ステージ201にはメディアを吸引或いは静電力などで吸着保持する吸着手段を備えている。
図4(a)はメディア100上に分割画像102、103を印刷し樹脂インクを硬化する工程である。ここでは、メディア100上に画像印刷用ヘッド212から着色樹脂インク301を吐出させて分割画像102、103を印刷し、硬化用光照射ランプ214から光を照射して分割画像102、103を形成する着色樹脂インク301を硬化させる。
上述した分割画像102、103を形成したメディア100上にレンチキュラー形成用ヘッド213から光硬化型の透明樹脂インク302を吐出し、連続して、硬化用光照射ランプ214により塗布された透明樹脂インク302に光を照射して硬化し、均一な厚さを有する平坦なシート層111を形成する。ここで、シート層111の厚さは透明樹脂の屈折率とレンズ部の曲率半径である程度決められるが、この例では、0.36mm厚とした。また、透明樹脂は着色樹脂と同様に、アクリレート系のUV硬化型インクを使用した。
形成されたシート層111に一対の分割画像102、103に対し、一列おきに光が通るようにストライプの位置合わせを行ったガラス製のマスク304をシート層111上に密着し、表面改質用光照射ランプ215により光を照射し、複数のレンズ部112のうちの一部のレンズ部112Aを形成する領域について表面の濡れ性を変化(この例では親水化)した。また、マスク304のピッチは分割された一対の左右画像102、103と同じピッチであり、この例では1インチに100本のピッチとしている。
図6も参照して、レンチキュラー形成用ヘッド213を用いて、透明樹脂インク302を濡れ性の低い領域305に塗布し、連続して、硬化用光照射ランプ214で光照射して硬化させ、レンズ部112Aを形成する。このとき、透明樹脂インク302は移動するメディア100に対して一定間隔で塗布され、濡れ性の低い領域305全体に広がった後に、光が照射され硬化することにより、均一なかまぼこ状のレンズ部112Aが形成される。
シート層111のレンズ部112のうちの残りのレンズ部(これを「レンズ部112B」とする)を形成する領域に対し、上述した図4(c)の工程と同様に、表面改質用光照射ランプ213を同条件で照射して、シート層111のレンズ部112Bを形成する領域(図5の領域306)を改質した領域305とする(前記の例では水に対する接触角を5度以下とする)。なお、すでに形成されているレンズ部112Aに光が照射されても影響はない。
図7も参照して、レンズ部112Aが形成されていないシート層111上にレンチキュラー形成用ヘッド213を用いて、透明樹脂インク302を塗布し、連続して、硬化用光照射ランプ214で光を照射して硬化させ、レンズ部112Bを形成する。
まず、前記第1実施形態で説明した図4(a)、(b)の工程を実施して、メディア100上に分割画像104を形成した後、均一な厚さを有するシート層111を形成する。その後、図8に示すように、前述した図4(c)の工程をマイクロレンズアレイに適用し、マイクロレンズアレイを構成するマイクロレンズ列1列毎に表面改質用光照射ランプ215により、一部のマイクロレンズを形成する濡れ性の低い部分(領域)307を形成する。残部のマイクロレンズを形成する領域308を含めて他の領域は改質していない。
ここでは、図11に示すように、図4(c)の工程で濡れ性を低下させた部分(改質した領域)307を千鳥状に形成した後、図12に示すように一部のマイクロレンズ122Aを千鳥配置で形成し、最終的に図10で説明したと同様に残りのマイクロレンズ122Bを形成して、マイクロレンズアレイ120を形成するものである。
ここでは、前記第2実施形態において、シート層111上のマイクロレンズ122を形成するすべての領域を一度で濡れ性を低く改質するようにしている。マイクロレンズアレイの場合にはレンチキュラーレンズと異なり、隣接するレンズとの接触部がわずかであり、またレンズ設計によっては隣接するレンズを離れた状態で設計することも可能である。
102、103、104 分割画像
110 レンチキュラーレンズ
111 シート層
112、112A、112B レンズ部
120 マイクロレンズアレイ
122、122A、122B マイクロレンズ
201 ステージ
210 立体画像形成手段
212 画像印刷用ヘッド
213 レンチキュラー形成用ヘッド
214 硬化用光照射ランプ
215 改質用光照射ランプ
301 着色樹脂
302 透明樹脂
Claims (5)
- 媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像が形成された前記媒体上にシート層を形成し、更に前記シート層上に複数のレンズを形成するレンズ形成手段と、
前記媒体に形成されるシート層の表面を改質する改質手段と、を備え、
前記レンズ形成手段は、透明樹脂からなる凸形状の第1のレンズを互いに離間した状態で前記シート層表面に形成した後、前記凸形状の第1のレンズ同士の間にさらに透明樹脂からなる凸形状の第2のレンズを形成し、
前記第1のレンズの形成は、前記シート層上の前記第1のレンズに対応する領域を改質した後で、前記改質された領域に前記第1のレンズの形成を行い、
前記第2のレンズの形成は、前記シート層の前記第1のレンズが形成されていない領域を改質した後で、前記改質された領域に前記第2のレンズの形成を行い、
前記画像形成手段は光硬化型の着色樹脂を吐出させる手段であり、
前記レンズ形成手段は光硬化型の透明樹脂を吐出させる手段であり、
更に、前記着色樹脂及び前記透明樹脂を硬化させる光を照射する光照射手段を備えている
ことを特徴とする立体画像形成装置。 - 前記レンズ形成手段は、前記シート層を形成する手段と、前記レンズを形成する手段とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の立体画像形成装置。
- 媒体に画像を形成する工程と、
前記画像が形成された前記媒体上にシート層を形成する工程と、
前記シート層上に複数のレンズを形成する工程と、を順次行い、
前記レンズを形成する工程は、透明樹脂からなる凸形状の第1のレンズを互いに離間した状態で前記シート層表面に形成する第1の工程と、前記凸形状の第1のレンズ同士の間にさらに透明樹脂からなる凸形状の第2のレンズを形成する第2の工程とからなり、
前記第1の工程は、
前記シート層上に形成する複数のレンズのうちの前記第1のレンズに対応する領域を改質する工程と、
前記改質された領域に前記第1のレンズを形成する工程と、を順次行い、
前記第2の工程は、
前記シート層の前記第1のレンズが形成されていない領域を改質する工程と、
前記改質された領域に前記第2のレンズを形成する工程と、を順次行う
ことを特徴とする立体画像形成方法。 - 媒体に光硬化型の着色樹脂からなる画像を形成する工程と、
前記画像が形成された前記媒体上に光硬化型の透明樹脂からなるシート層を形成する工程とを行う
ことを特徴とする請求項3に記載の立体画像形成方法。 - 前記シート層のレンズを形成する領域を改質する工程では前記領域を親水化又は撥水化することを特徴とする請求項3又は4に記載の立体画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009058882A JP5526569B2 (ja) | 2009-03-12 | 2009-03-12 | 立体画像形成装置及び立体画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009058882A JP5526569B2 (ja) | 2009-03-12 | 2009-03-12 | 立体画像形成装置及び立体画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010211082A JP2010211082A (ja) | 2010-09-24 |
JP5526569B2 true JP5526569B2 (ja) | 2014-06-18 |
Family
ID=42971293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009058882A Expired - Fee Related JP5526569B2 (ja) | 2009-03-12 | 2009-03-12 | 立体画像形成装置及び立体画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5526569B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5508749B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2014-06-04 | 株式会社東芝 | 立体画像印刷装置 |
CN103620468A (zh) * | 2011-06-17 | 2014-03-05 | 柯尼卡美能达株式会社 | 晶片透镜的制造方法及晶片透镜、透镜单元的制造方法及透镜单元 |
JP5910056B2 (ja) | 2011-12-13 | 2016-04-27 | 富士ゼロックス株式会社 | レンズ製造装置 |
JPWO2013094710A1 (ja) * | 2011-12-20 | 2015-04-27 | コニカミノルタ株式会社 | 光学部材の製造方法 |
JP6015559B2 (ja) | 2013-05-27 | 2016-10-26 | 富士ゼロックス株式会社 | レンズアレイ製造装置及びレンズアレイ製造方法 |
US9266352B2 (en) * | 2013-08-23 | 2016-02-23 | Xerox Corporation | System and method for lenticular image printing and print media |
JP5713076B2 (ja) * | 2013-10-03 | 2015-05-07 | ブラザー工業株式会社 | レンチキュラーシート及びレンチキュラーシートの製造方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2670021B1 (fr) * | 1990-12-04 | 1994-03-04 | Thomson Csf | Procede de realisation de microlentilles pour applications optiques. |
JPH0766155B2 (ja) * | 1992-04-03 | 1995-07-19 | グラパックジャパン株式会社 | レンズ付印刷物の製造方法及びレンズ付印刷物 |
JP2000280367A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Seiko Epson Corp | マイクロレンズの製造装置及び製造方法 |
JP4312319B2 (ja) * | 1999-11-10 | 2009-08-12 | 大日本印刷株式会社 | マイクロレンズ基板およびその製造法 |
JP4245329B2 (ja) * | 2002-10-31 | 2009-03-25 | 大日本印刷株式会社 | 機能性素子の製造方法 |
JP2006119548A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 集光部材 |
JP2007144635A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | インクジェット記録装置 |
-
2009
- 2009-03-12 JP JP2009058882A patent/JP5526569B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010211082A (ja) | 2010-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5526569B2 (ja) | 立体画像形成装置及び立体画像形成方法 | |
JP4228845B2 (ja) | マイクロレンズの製造方法、マイクロレンズ、光学膜、プロジェクション用スクリーンおよびプロジェクタシステム | |
US20110049761A1 (en) | Pattern transfer apparatus and pattern forming method | |
US20130004669A1 (en) | Pattern transfer method and apparatus | |
JP4982626B2 (ja) | インクジェットプリンタ、印刷方法および印刷物 | |
TWI244973B (en) | Micro lens and making method thereof, optical device, optical transmitting device, head for laser printer and laser printer | |
JP2011178050A (ja) | 造形方法及び造形装置 | |
JP5506600B2 (ja) | 液体吐出ヘッドの製造方法 | |
JP2011215202A (ja) | インクジェットプリンタおよび印刷物 | |
KR20170034890A (ko) | 미세구조체의 제조방법 | |
KR20140049549A (ko) | 광학 시트의 제조 방법 | |
WO2011122123A1 (ja) | インクジェットプリンタおよび印刷物 | |
JP5402278B2 (ja) | 立体画像形成方法及び立体画像形成装置 | |
KR100600525B1 (ko) | 마이크로 렌즈의 제조 방법 및 마이크로 렌즈, 광학 장치,광전송 장치, 레이저 프린터용 헤드, 및 레이저 프린터 | |
JP2015202689A (ja) | 3次元造形物の製造方法及び3次元造形物の製造装置 | |
JP5482296B2 (ja) | 立体画像形成方法 | |
JP2012144000A (ja) | 印刷方法、印刷装置及び成形印刷物製造方法並びに成形印刷物製造装置 | |
JP5904779B2 (ja) | 液体吐出ヘッドの製造方法 | |
JP5521400B2 (ja) | 立体画像形成装置及び立体画像形成方法 | |
JP2011215201A (ja) | インクジェットプリンタおよび印刷物 | |
JP5533304B2 (ja) | 液滴吐出装置 | |
JP2007245364A (ja) | ノズルプレートの製造方法及び液滴吐出ヘッド並びに画像形成装置 | |
EP4375049A1 (en) | A three-dimensional optical structure and a method for producing a three-dimensional optical structure | |
CN110383168B (zh) | 在压印光刻工艺中配置光学层 | |
JP5760445B2 (ja) | 印刷方法、印刷装置及び成形印刷物製造方法並びに成形印刷物製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130611 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131029 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140128 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140318 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140331 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |