JP2007144635A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望するレンチキュラーレンズを形成することが可能なインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
【解決手段】インクジェット記録装置1には、記録媒体Kの搬送方向Xの上流側から、4つの4〜7と、2つの透明インク記録ヘッド8、9とが、この順番に配設されている。有色インク記録ヘッド4〜7と透明インク記録ヘッド8との間と、透明インク記録ヘッド8、9に隣接する下流側とには、それぞれ照射装置12が配設されている。
【選択図】図1
【解決手段】インクジェット記録装置1には、記録媒体Kの搬送方向Xの上流側から、4つの4〜7と、2つの透明インク記録ヘッド8、9とが、この順番に配設されている。有色インク記録ヘッド4〜7と透明インク記録ヘッド8との間と、透明インク記録ヘッド8、9に隣接する下流側とには、それぞれ照射装置12が配設されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、インクジェット記録装置に係り、詳細には、光硬化型透明インクを用いてレンチキュラーレンズを形成するインクジェット記録装置に関する。
従来から、平面上に形成された画像にレンチキュラーレンズを用いて立体視できるようにする手段が知られている。また、レンチキュラーレンズを用いることにより同一平面上での視点を変えることができるので、異なる画像を表示させることも可能である。
このようなレンチキュラーレンズの作成方法として、表面に画像が形成された基材の反対側の面に、レンチキュラーレンズを形成するインクをスクリーン印刷により設ける手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、スクリーン印刷によりレンチキュラーレンズを作成する方法は、画像とレンチキュラーレンズとの位置合わせを高精度に行うことが難しいという問題や、作成工数が多いという問題を有している。
このため、インク吐出の制御が可能な光硬化型インクジェット記録装置を用いて透明インクを吐出し、吐出した透明インクを硬化させてレンチキュラーを形成することにより、画像とレンチキュラーレンズとの高精度な位置合わせが可能となる手段が知られている。
例えば、光硬化性樹脂層を備えた記録部材に、照射位置、照射時間などを制御して光を照射することにより、光硬化性樹脂層を所望する形状に硬化させてレンチキュラーレンズを作成する技術が公開されている(例えば、特許文献2参照)。
また、記録部材に光硬化性樹脂を含む透明インクをドット単位で吐出し、その後、透明インクに光を照射して硬化させることにより、レンチキュラーレンズを作成する技術が公開されている(例えば、特許文献3参照)。この技術は、透明インクを吐出する位置や吐出量を制御することにより、所望するレンチキュラーレンズを形成するものである。
特開2000−155380号公報
特開平11−190883号公報
特開平11−188866号公報
しかしながら、特許文献2のように、記録部材の光硬化性樹脂層を照射することによりレンチキュラーレンズを作成する手段は、高解像度な照射が必要となるために高精度な光学系装置が必要となり、コストが高くなるという問題を有している。
また、特許文献3のように、インクジェット記録装置で光硬化型の透明インクを吐出することによりレンチキュラーレンズを作成する手段は、ノズルの位置や角度によりインクが着弾する位置精度が悪化したり、また、吐出されたインクが着弾してから硬化するまでに広がることにより、所望するレンチキュラーレンズを形成することができないという問題を有している。
本発明は、前記した点に鑑みてなされたもので、所望するレンチキュラーレンズを形成することが可能なインクジェット記録装置を提供することを課題とするものである。
このような課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
ノズルから光硬化型の有色インクを吐出して記録媒体に画像を形成する有色インク記録ヘッドと、ノズルから光硬化型の透明インクを吐出して記録媒体にレンチキュラーレンズを形成する透明インク記録ヘッドと、インクを硬化させる光エネルギーを照射する照射装置とを備えたインクジェット記録装置において、
前記透明インク記録ヘッドは、前記有色インク記録ヘッドから記録媒体に吐出された有色インク上の一列おきに前記透明インクを吐出し、
前記照射装置は、前記透明インクを硬化させる光エネルギーを少なくとも2回照射することを特徴とする。
ノズルから光硬化型の有色インクを吐出して記録媒体に画像を形成する有色インク記録ヘッドと、ノズルから光硬化型の透明インクを吐出して記録媒体にレンチキュラーレンズを形成する透明インク記録ヘッドと、インクを硬化させる光エネルギーを照射する照射装置とを備えたインクジェット記録装置において、
前記透明インク記録ヘッドは、前記有色インク記録ヘッドから記録媒体に吐出された有色インク上の一列おきに前記透明インクを吐出し、
前記照射装置は、前記透明インクを硬化させる光エネルギーを少なくとも2回照射することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
ノズルから光硬化型の有色インクを吐出して記録媒体に画像を形成する有色インク記録ヘッドと、ノズルから光硬化型の透明インクを吐出して記録媒体にレンチキュラーレンズを形成する透明インク記録ヘッドと、インクを硬化させる光エネルギーを照射する照射装置とを備えたインクジェット記録装置において、
前記透明インク記録ヘッドに隣接して前記記録媒体の走査方向下流に前記照射装置を備え、
前記透明インク記録ヘッドは、前記有色インク記録ヘッドから記録媒体に吐出された有色インク上で前記記録媒体の走査方向の一列おきに前記透明インクを吐出することを特徴とする。
ノズルから光硬化型の有色インクを吐出して記録媒体に画像を形成する有色インク記録ヘッドと、ノズルから光硬化型の透明インクを吐出して記録媒体にレンチキュラーレンズを形成する透明インク記録ヘッドと、インクを硬化させる光エネルギーを照射する照射装置とを備えたインクジェット記録装置において、
前記透明インク記録ヘッドに隣接して前記記録媒体の走査方向下流に前記照射装置を備え、
前記透明インク記録ヘッドは、前記有色インク記録ヘッドから記録媒体に吐出された有色インク上で前記記録媒体の走査方向の一列おきに前記透明インクを吐出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置において、前記走査方向と直交する方向の前記透明インク記録ヘッドのノズルの配列が、前記有色インク記録ヘッドのノズルの配列と異なることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記照射装置から光エネルギーを照射するタイミングを制御することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記透明インク記録ヘッドのノズル単位で前記透明インクを吐出するか否かを制御することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項のインクジェット記録装置において、前記透明インク記録ヘッドから吐出する透明インク量を制御することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記照射装置から光エネルギーを照射するタイミング又は照射量の少なくとも一方を制御することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、有色インク上に透明インクを一列おきに吐出し、また照射装置から少なくとも2回透明インクに照射することにより、隣合う透明インクの吐出及び光照射による硬化を分離し、隣接して形成するレンチキュラーレンズを確実に分離して形成することができる効果を奏する。また、濡れ性の高い面上にレンチキュラーレンズを形成することができる効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、隣接して形成するレンチキュラーレンズを確実に分離して形成することができる効果を奏する。また、濡れ性の高い面上にレンチキュラーレンズを形成することができる効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、簡易な構成により透明インクの着弾位置を制御することができるので、レンチキュラーレンズの形状を容易に制御することができる効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、光エネルギーの照射するタイミングにより着弾した透明インクのインク径を制御することができるので、レンチキュラーレンズの形状を容易に制御することができる効果を奏する。
請求項5に記載の発明によれば、透明インク記録ヘッドのノズルからの吐出を制御することにより透明インクの解像度を容易に制御し、レンチキュラーレンズの形状を容易に制御することができる効果を奏する。
請求項6に記載の発明によれば、透明インクの吐出量を制御することにより透明インクのインク径を制御することができるので、レンチキュラーレンズの形状を容易に制御することができる効果を奏する。
請求項7に記載の発明によれば、有色インクへの照射エネルギー量により有色インクの硬化状態を制御することができるので、下面の濡れ性によりインク径が異なる透明インクの特性により、レンチキュラーレンズの形状を容易に制御することができる効果を奏する。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置1の概略構成を示す平面図である。
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置1の概略構成を示す平面図である。
図1に示すように、第1の実施形態におけるインクジェット記録装置は、ライン型の記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置1である。
ここで、ライン型の記録ヘッドとは、記録媒体Kの幅にわたる記録ヘッドであり、この記録ヘッドによって搬送される記録媒体Kにインクが吐出されるようになっている。このインクには、画像を形成する所定色相のインクと、レンチキュラーレンズを作成する透明色のインクとがあり、記録ヘッド毎に吐出するインクが決まっている。
ここで、ライン型の記録ヘッドとは、記録媒体Kの幅にわたる記録ヘッドであり、この記録ヘッドによって搬送される記録媒体Kにインクが吐出されるようになっている。このインクには、画像を形成する所定色相のインクと、レンチキュラーレンズを作成する透明色のインクとがあり、記録ヘッド毎に吐出するインクが決まっている。
このインクジェット記録装置1には、記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する複数の搬送ローラ2が、互いに平行になるように延在している。本実施形態において、搬送方向Xとは、搬送ローラ2が延在している方向と直交する方向である。また、本実施形態において、記録媒体Kの幅方向Yとは、搬送ローラ2が延在している方向であり、また、搬送方向Xと直交する方向である。
搬送ローラ2の間には、搬送ローラ2により搬送される記録媒体Kを裏面から平坦に支持するプラテン3が設けられている。
プラテン3の搬送方向Xの上流側には、4つの記録ヘッド4〜7と、2つの透明インク記録ヘッド8、9とが、上流側からこの順番に配設されている。
記録ヘッド4〜7のプラテン3と対向する面には、図2(a)に示すように、搬送ローラ2により搬送される記録媒体Kに所定色相のインクを吐出する複数のノズル10が、記録媒体Kの幅方向Yに間隔Pで配設されている。本実施形態において、この間隔Pとは、1ピッチである。また、本実施形態においては、記録ヘッド4のノズル10はブラックのインクを、記録ヘッド5のノズル10はシアンのインクを、記録ヘッド6のノズル10はマゼンタのインクを、記録ヘッド7のノズル10はイエローのインクを、それぞれ吐出するようになっている。
記録ヘッド8、9のプラテン3と対向する面には、搬送ローラ2により搬送される記録媒体Kに透明インクを吐出するノズル11が、図2(b)に示すように、記録ヘッド4〜7のノズル10と幅方向Yで同一位置かつ同数、配置されている。
ここで、本実施形態に用いられる「インク」について説明する。
本実施形態に用いられるインクとしては、特に、「光硬化技術−樹脂・開始剤の選定と配合条件及び硬化度の測定・評価−(技術協会情報)」に記載の「光硬化システム(第4章)」の「光酸・塩基発生剤を利用する硬化システム(第1節)」、「光誘導型交互共重合(第2節)」等に適合するインクが適用可能である。
具体的に、本実施形態に用いられるインクは、光としての紫外線の被照射により硬化する性質を具備する紫外線硬化性インクであり、主成分として、少なくとも重合性化合物(公知の重合性化合物を含む。)と、光開始剤とを含むものである。また、本実施形態に用いられる有色インクは、上記に加えて色材を含むものである。ただし、本実施形態に用いるインクとして、上記「光誘導型交互共重合(第2節)」に適合するインクを用いる場合には、光開始剤は除外されてもよい。
本実施形態に用いられるインクとしては、特に、「光硬化技術−樹脂・開始剤の選定と配合条件及び硬化度の測定・評価−(技術協会情報)」に記載の「光硬化システム(第4章)」の「光酸・塩基発生剤を利用する硬化システム(第1節)」、「光誘導型交互共重合(第2節)」等に適合するインクが適用可能である。
具体的に、本実施形態に用いられるインクは、光としての紫外線の被照射により硬化する性質を具備する紫外線硬化性インクであり、主成分として、少なくとも重合性化合物(公知の重合性化合物を含む。)と、光開始剤とを含むものである。また、本実施形態に用いられる有色インクは、上記に加えて色材を含むものである。ただし、本実施形態に用いるインクとして、上記「光誘導型交互共重合(第2節)」に適合するインクを用いる場合には、光開始剤は除外されてもよい。
上記のようなインクを用いる本実施形態では、記録媒体に吐出された有色インクの液滴は、照射エネルギー量により硬化状態が異なるものである。記録媒体に吐出された有色インクは、十分な照射エネルギー量が照射されると完全に硬化するが、完全に硬化する照射エネルギー量が照射されないときは、その照射エネルギー量に応じて、半硬化状態、または未硬化状態となる。
また、透明インクの径は、図3に示すように、透明インクが吐出されてから紫外線を照射されるまでの時間や、透明インクがどのような状態の有色インクの上に吐出されるかによって異なる。そして、透明インクの径を制御することにより、ほぼ半球状のレンチキュラーレンズが作成される。詳細には、吐出されてから紫外線が照射されるまでの時間が長いほど、透明インク径が大きくなる。また、透明インクが吐出されてから紫外線が照射されるまでの時間が同じときは、半硬化状態の有色インク上に吐出された透明インク径よりも、完全硬化状態の有色インク上に吐出された透明インク径のほうが、大きい。そして、透明インクは、紫外線を照射されることにより硬化し、レンチキュラーレンズが作成される。この際に、レンチキュラーレンズは、透明インク1滴により作成されてもよいし、透明インクの吐出が重なることにより作成されてもよい。なお、図3は、透明インク1滴でレンズを作成するときの照射タイミングとレンズ径との関係を示した図である。
また、透明インクの径は、図3に示すように、透明インクが吐出されてから紫外線を照射されるまでの時間や、透明インクがどのような状態の有色インクの上に吐出されるかによって異なる。そして、透明インクの径を制御することにより、ほぼ半球状のレンチキュラーレンズが作成される。詳細には、吐出されてから紫外線が照射されるまでの時間が長いほど、透明インク径が大きくなる。また、透明インクが吐出されてから紫外線が照射されるまでの時間が同じときは、半硬化状態の有色インク上に吐出された透明インク径よりも、完全硬化状態の有色インク上に吐出された透明インク径のほうが、大きい。そして、透明インクは、紫外線を照射されることにより硬化し、レンチキュラーレンズが作成される。この際に、レンチキュラーレンズは、透明インク1滴により作成されてもよいし、透明インクの吐出が重なることにより作成されてもよい。なお、図3は、透明インク1滴でレンズを作成するときの照射タイミングとレンズ径との関係を示した図である。
有色インク記録ヘッド4〜7と透明インク記録ヘッド8との間と、透明インク記録ヘッド8、9に隣接する下流側とには、それぞれ照射装置12が配設されている。これら照射装置12は、記録媒体Kに向かって光を照射するものである。第1の実施形態においては、この照射装置12には、高圧水銀ランプや低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、熱陰極管、冷陰極管等の光源(図示せず)が備えられており、照射装置12から紫外線が照射されるようになっている。
次に、図4参照しつつ、本実施形態におけるインクジェット記録装置1の制御構成について説明する。
インクジェット記録装置1には、インクジェット記録装置1の各部を制御する制御部13が備えられている。制御部13には、回転によって記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する複数の搬送ローラ2が接続されており、搬送ローラ2の回転が制御部13により駆動制御されるようになっている。
また、制御部13には、記録媒体Kに向かって紫外線を照射する照射装置12が接続されており、照射装置12の光源への通電が制御部13により制御されるようになっている。
更に、制御部13には、有色インクを吐出する記録ヘッド4〜7や透明インクを記録媒体Kに吐出する記録ヘッド8、9がそれぞれ接続されており、記録ヘッド4〜7のノズル10や記録ヘッド8、9のノズル11からインクを吐出するタイミングや吐出量等が、それぞれ駆動制御されるようになっている。
更に、制御部13には、有色インクを吐出する記録ヘッド4〜7や透明インクを記録媒体Kに吐出する記録ヘッド8、9がそれぞれ接続されており、記録ヘッド4〜7のノズル10や記録ヘッド8、9のノズル11からインクを吐出するタイミングや吐出量等が、それぞれ駆動制御されるようになっている。
次に、図5を参照しながら、本実施形態に係るインクジェット記録装置1の作用について説明する。
まず、制御部13は、搬送ローラ2を回転させることにより、記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する。
次に、制御部13は、記録ヘッド4〜7を駆動制御し、プラテン3に支持された領域の記録媒体Kに向かって所定の色のインクを吐出させる。記録媒体Kにインクが着弾した後、制御部13は、搬送ローラ2を回転させて記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する。照射装置12の直下に記録媒体Kに着弾したインクが位置したときに、制御部13は、照射装置12を駆動制御し、記録媒体Kに着弾したインクに紫外線を照射する。このとき、制御部13は、照射装置12を駆動制御して、インクが記録媒体Kに着弾してから紫外線を照射するまでの時間(照射タイミング)や、インクに照射する照射エネルギー量を制御し、着弾したインクの硬化状態を制御する。これにより、図5(a)の断面図及び図5(b)の記録媒体K上から見た図の有色インクに示すように、記録媒体K上に画像が形成される。
記録媒体Kに着弾した有色インクへの紫外線の照射が終了した後、制御部13は、搬送ローラ2を回転させて記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する。記録ヘッド8の直下に記録媒体Kに着弾した有色インクが位置したときに、制御部13は、記録ヘッド8を駆動制御し、ノズル11から透明インクを所定量吐出させる。この透明インクの所定量は、透明インクが着弾するインクの硬化状態、透明インクがインク上に着弾してから紫外線が照射されるまでの時間(以下、照射タイミングと称する)、透明インクに照射される照射量、所望する透明インクのインク径により定められる。この透明インクは、先に記録媒体Kに着弾した有色インクと幅方向Y及び搬送方向X共に同位置に吐出され、有色インクの直上に着弾する。透明インクの吐出後、制御部13は、搬送ローラ2を回転させて記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する。
そして、照射装置12の直下に透明インクが位置したときに、制御部13は、照射装置12の照射タイミング、照射エネルギー量を駆動制御し、有色インク上に着弾した透明インクに紫外線を照射する。これにより、図3に示したように、有色インク上に着弾した透明インクのインク径を制御することにより、ほぼ半円球のレンチキュラーレンズを得ることができ、透明インクのインク径がレンチキュラーレンズのレンズ径となる。
このようにして、図5(a)及び図5(b)に示すような1回目の記録が行われ、有色インク上にレンチキュラーレンズが作成される。
そして、照射装置12の直下に透明インクが位置したときに、制御部13は、照射装置12の照射タイミング、照射エネルギー量を駆動制御し、有色インク上に着弾した透明インクに紫外線を照射する。これにより、図3に示したように、有色インク上に着弾した透明インクのインク径を制御することにより、ほぼ半円球のレンチキュラーレンズを得ることができ、透明インクのインク径がレンチキュラーレンズのレンズ径となる。
このようにして、図5(a)及び図5(b)に示すような1回目の記録が行われ、有色インク上にレンチキュラーレンズが作成される。
また、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、先にインクが吐出された有色インクと一つおきの有色インクが記録ヘッド8の直下に位置すると、制御部13は、記録ヘッド8のノズル11から透明インクを吐出させる。この透明インクは、先に記録媒体Kに着弾した有色インクと幅方向Y及び搬送方向X共に同一位置に吐出され、有色インクの直上に着弾する。このように記録ヘッド8により透明インクが吐出される。
制御部13の駆動制御により記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド8から透明インクが吐出されていない有色インクが記録ヘッド9の直下に位置すると、制御部13は、記録ヘッド9を駆動制御し、ノズル11から透明インクを吐出させる。記録ヘッド9から吐出された透明インクは、記録ヘッド8から吐出された透明インクと同様に、有色インクの直上に着弾する。そして、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド9から吐出された透明インクが照射装置12の直下に位置すると、制御部13は、照射装置12を駆動制御し、有色インク上に着弾した透明インクに紫外線を照射する。
このようにして、図5(a)及び図5(b)に示すような2回目の記録が行われ、有色インク上にレンチキュラーレンズが作成される。
制御部13の駆動制御により記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド8から透明インクが吐出されていない有色インクが記録ヘッド9の直下に位置すると、制御部13は、記録ヘッド9を駆動制御し、ノズル11から透明インクを吐出させる。記録ヘッド9から吐出された透明インクは、記録ヘッド8から吐出された透明インクと同様に、有色インクの直上に着弾する。そして、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド9から吐出された透明インクが照射装置12の直下に位置すると、制御部13は、照射装置12を駆動制御し、有色インク上に着弾した透明インクに紫外線を照射する。
このようにして、図5(a)及び図5(b)に示すような2回目の記録が行われ、有色インク上にレンチキュラーレンズが作成される。
以上より、第1の実施形態によれば、有色インク上に透明インクを一列おきに吐出し、また照射装置から少なくとも2回透明インクに光を照射することにより、隣合う透明インクの吐出及び光照射による硬化を分離し、隣接して形成するレンチキュラーレンズを確実に分離して形成することができる効果を奏する。また、レンチキュラーレンズの形状を容易に制御することができる効果を奏する。
なお、第1の実施形態では、有色インクを吐出する記録ヘッド4〜7のノズル10のピッチと同様にノズル11が配設されている記録ヘッド8、9を用いたが、これに限定されず、図2(c)に示すように、記録ヘッド4〜7のノズル10と幅方向Yで同一位置に配設されたノズル14と、この配設されたノズル14から2Pの間隔をあけて配設されたノズル15とによって配列されている記録ヘッドを用いるようにしても良い。
このような記録ヘッドを用いて透明インクの吐出位置及び吐出量を制御することにより、有色インクと透明インクとの解像度が異なるものを生成し、レンチキュラーレンズの大きさを制御することができるようになっている。例えば、図6に示すように、搬送方向X及び幅方向Yにそれぞれ2個の有色インクにて構成される領域の中央に、多量の透明インクを吐出することにより、有色インクのドット径よりも大きな径を有するレンチキュラーレンズを作成することができる。
なお、図2(c)には、2Pの間隔を空けて配設された例を示したが、これに限定されず、Pの間隔を空けてノズルが配設された記録ヘッドを用いて、透明インクを吐出するノズルの間隔が2Pであるように制御するようにしても良い。
このような記録ヘッドを用いて透明インクの吐出位置及び吐出量を制御することにより、有色インクと透明インクとの解像度が異なるものを生成し、レンチキュラーレンズの大きさを制御することができるようになっている。例えば、図6に示すように、搬送方向X及び幅方向Yにそれぞれ2個の有色インクにて構成される領域の中央に、多量の透明インクを吐出することにより、有色インクのドット径よりも大きな径を有するレンチキュラーレンズを作成することができる。
なお、図2(c)には、2Pの間隔を空けて配設された例を示したが、これに限定されず、Pの間隔を空けてノズルが配設された記録ヘッドを用いて、透明インクを吐出するノズルの間隔が2Pであるように制御するようにしても良い。
また、第1の実施形態では、ライン型の記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置を用いたが、これに限定されず、シリアル型の記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置を用いても良い。
<第2の実施形態>
次に、図7を参照しつつ、本発明に係るインクジェット記録装置の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、レンチキュラーレンズが作成される透明インクを吐出する記録ヘッドの数及び照射装置の数、そして、透明インクを吐出する記録ヘッドのノズルの配列が第1の実施形態と異なるものである。また、上記第1の実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
次に、図7を参照しつつ、本発明に係るインクジェット記録装置の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、レンチキュラーレンズが作成される透明インクを吐出する記録ヘッドの数及び照射装置の数、そして、透明インクを吐出する記録ヘッドのノズルの配列が第1の実施形態と異なるものである。また、上記第1の実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本発明に係るインクジェット記録装置の概略構成を示す平面図である。
図7に示すように、第2の実施形態におけるインクジェット記録装置は、ライン型の記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置20である。
図7に示すように、第2の実施形態におけるインクジェット記録装置は、ライン型の記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置20である。
このインクジェット記録装置20には、記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する複数の搬送ローラ2が、互いに平行になるように延在している。そして、搬送ローラ2の間には、搬送ローラ2により搬送される記録媒体Kを裏面から平坦に支持するプラテン3が設けられている。
プラテン3の搬送方向Xの上流側には、4つの有色インク記録ヘッド4〜7と、4つの透明インク記録ヘッド21〜24とが、上流側からこの順番に配設されている。
記録ヘッド4〜7のプラテン3と対向する面には、図8(a)に示すように、搬送ローラ2により搬送される記録媒体Kに所定色相のインクを吐出する複数のノズル10が、記録媒体Kの幅方向Yに間隔Pで配設されている。
記録ヘッド21〜24のプラテン3と対向する面には、搬送ローラ2により搬送される記録媒体Kに透明インクを吐出するノズル11が、図8(b)に示すように、記録ヘッド4〜7のノズル10と幅方向Yで同一位置かつ同数、配置されている。
有色インク記録ヘッド4と透明インク記録ヘッド5との間と、透明インクの各記録ヘッド21〜24と隣接する下流側とには、それぞれ照射装置12が配設されている。これら照射装置12は、記録媒体Kに向かって光を照射するものである。
次に、図9を参照しつつ、本実施形態におけるインクジェット記録装置20の制御構成について説明する。
インクジェット記録装置20には、インクジェット記録装置20の各部を制御する制御部25が備えられている。制御部25には、回転によって記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する複数の搬送ローラ2が接続されており、搬送ローラ2の回転が制御部25により駆動制御されるようになっている。
また、制御部25には、記録媒体Kに向かって紫外線を照射する照射装置12が接続されており、照射装置12の光源(図示せず)への通電が制御部25により制御されるようになっている。
更に、制御部25には、有色インクを吐出する記録ヘッド4〜7や透明インクを記録媒体Kに吐出する記録ヘッド21〜24がそれぞれ接続されており、記録ヘッド4〜7のノズル10や記録ヘッド21〜24のノズル11からインクを吐出するタイミングや吐出量等が、それぞれ駆動制御されるようになっている。
更に、制御部25には、有色インクを吐出する記録ヘッド4〜7や透明インクを記録媒体Kに吐出する記録ヘッド21〜24がそれぞれ接続されており、記録ヘッド4〜7のノズル10や記録ヘッド21〜24のノズル11からインクを吐出するタイミングや吐出量等が、それぞれ駆動制御されるようになっている。
次に、図10を参照しながら、本実施形態に係るインクジェット記録装置20の作用について説明する
まず、制御部25は、搬送ローラ2を回転させることにより、記憶媒体Kを搬送方向Xに搬送する。
次に、制御部25は、記録ヘッド4〜7を駆動制御し、プラテン3に支持された領域の記録媒体Kに向かって所定の色の有色インクを吐出させる。記録媒体Kに有色インクが着弾した後、制御部25は、搬送ローラ2を回転させて記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する。照射装置12の直下に記録媒体Kに着弾した有色インクが位置したときに、制御部25は、照射装置12を駆動制御し、記録媒体Kに着弾した有色インクに紫外線を照射する。このとき、制御部25は、照射装置12を駆動制御して、有色インクが記録媒体Kに着弾してから紫外線を照射するまでの時間(照射タイミング)や、有色インクに照射する照射エネルギー量を制御し、着弾したインクの硬化状態を制御する。
次に、制御部25は、記録ヘッド4〜7を駆動制御し、プラテン3に支持された領域の記録媒体Kに向かって所定の色の有色インクを吐出させる。記録媒体Kに有色インクが着弾した後、制御部25は、搬送ローラ2を回転させて記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する。照射装置12の直下に記録媒体Kに着弾した有色インクが位置したときに、制御部25は、照射装置12を駆動制御し、記録媒体Kに着弾した有色インクに紫外線を照射する。このとき、制御部25は、照射装置12を駆動制御して、有色インクが記録媒体Kに着弾してから紫外線を照射するまでの時間(照射タイミング)や、有色インクに照射する照射エネルギー量を制御し、着弾したインクの硬化状態を制御する。
記録媒体Kに着弾した有色インクへの紫外線の照射が終了した後、制御部25は、搬送ローラ2を回転させて記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する。記録ヘッド21の直下に記録媒体Kに着弾した有色インクが位置したときに、制御部25は、記録ヘッド21を駆動制御し、ノズル11から透明インクを所定量吐出させる。この透明インクの所定量は、透明インクが着弾する有色インクの硬化状態、透明インクが有色インク上に着弾してから紫外線が照射されるまでの時間(以下、照射タイミングと称する)、透明インクに照射される照射量、所望する透明インクのインク径により定められる。この透明インクは、先に記録媒体Kに着弾した有色インクと幅方向Y及び搬送方向X共に同位置に吐出され、有色インクの直上に着弾する。透明インクの吐出後、制御部25は、搬送ローラ2を回転させて記録媒体Kを搬送方向Xに搬送する。
そして、照射装置12の直下に透明インクが位置したときに、制御部25は、照射装置12の照射タイミング、照射エネルギー量を駆動制御し、有色インク上に着弾した透明インクに紫外線を照射する。これにより、図3に示したように、有色インク上に着弾した透明インクのインク径を制御することにより、ほぼ半円球のレンチキュラーレンズを得ることができ、透明インクのインク径がレンチキュラーレンズのレンズ径となる。
また、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、先に透明インクが吐出された有色インクと一つおきの有色インクが記録ヘッド21の直下に位置すると、制御部25は、記録ヘッド21のノズル11から透明インクを吐出させる。この透明インクは、先に記録媒体Kに着弾したインクと幅方向Y及び搬送方向X共に同一位置に吐出され、有色インクの直上に着弾する。
また、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、先に透明インクが吐出された有色インクと一つおきの有色インクが記録ヘッド21の直下に位置すると、制御部25は、記録ヘッド21のノズル11から透明インクを吐出させる。この透明インクは、先に記録媒体Kに着弾したインクと幅方向Y及び搬送方向X共に同一位置に吐出され、有色インクの直上に着弾する。
記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド21から透明インクが吐出されていない有色インクが記録ヘッド22の直下に位置すると、制御部25は、記録ヘッド22を駆動制御し、ノズル11から透明インクを吐出させる。記録ヘッド22から吐出された透明インクは、記録ヘッド8から吐出された透明インクと同様に、有色インクの直上に着弾する。そして、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド22から吐出された透明インクが照射装置12の直下に位置すると、制御部25は、照射装置12を駆動制御し、有色インク上に着弾した透明インクに紫外線を照射する。
このようにして、図10(a)に示すように、1段目の透明インクが記録され、レンチキュラーレンズが作成される。
このようにして、図10(a)に示すように、1段目の透明インクが記録され、レンチキュラーレンズが作成される。
さらに、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド21から透明インクが吐出された有色インクが記録ヘッド23の直下に位置すると、制御部25は、記録ヘッド23を駆動制御し、ノズル11から透明インクを吐出させる。記録ヘッド23から吐出された透明インクは、記録ヘッド21から吐出された透明インクの直上に着弾する。そして、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド23から吐出された透明インクが照射装置12に直下に位置すると、制御部25は、照射装置12を駆動制御し、記録ヘッド23から吐出された透明インクに紫外線を照射する。
また、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド22から透明インクが吐出された有色インクが記録ヘッド24の直下に位置すると、制御部25は、記録ヘッド24を駆動制御し、ノズル11から透明インクを吐出させる。記録ヘッド24から吐出された透明インクは、記録ヘッド22から吐出された透明インクの直上に着弾する。そして、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド24から吐出された透明インクが照射装置12の直下に位置すると、制御部25は、照射装置12を駆動制御し、記録ヘッド24から吐出された透明インクに紫外線を照射する。
これにより、図10(a)に示すように、2段目の透明インクが記録され、有色インク上にレンチキュラーレンズが作成される。また、上記のような動作を繰り返すことにより、有色インク上に着弾する透明インクを重ねることができるので、レンチキュラーレンズの高さを制御することができる。
また、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド22から透明インクが吐出された有色インクが記録ヘッド24の直下に位置すると、制御部25は、記録ヘッド24を駆動制御し、ノズル11から透明インクを吐出させる。記録ヘッド24から吐出された透明インクは、記録ヘッド22から吐出された透明インクの直上に着弾する。そして、記録媒体Kが搬送方向Xに搬送され、記録ヘッド24から吐出された透明インクが照射装置12の直下に位置すると、制御部25は、照射装置12を駆動制御し、記録ヘッド24から吐出された透明インクに紫外線を照射する。
これにより、図10(a)に示すように、2段目の透明インクが記録され、有色インク上にレンチキュラーレンズが作成される。また、上記のような動作を繰り返すことにより、有色インク上に着弾する透明インクを重ねることができるので、レンチキュラーレンズの高さを制御することができる。
以上より、第2の実施形態によれば、有色インク上に透明インクを一列おきに吐出し、また照射装置から少なくとも2回透明インクに照射することにより、隣合う透明インクの吐出及び光照射による硬化を分離し、隣接して形成するレンチキュラーレンズを確実に分離して形成することができる効果を奏する。また、レンチキュラーレンズの形状を容易に制御することができる効果を奏する。
なお、第2の実施形態では、透明インクを吐出する記録ヘッド21〜24のノズル11のピッチが、有色インクを吐出する記録ヘッド4〜7のノズル10のピッチと同様に配設されているものを用いたが、これに限定されず、図8(c)に示すように、ノズル26が記録ヘッド4〜7や記録ヘッド21〜24と幅方向Yに1/2Pずれた位置に、ピッチPの間隔で配設されている記録ヘッドを用いるようにしても良い。
このような記録ヘッドを用いて透明インクの吐出位置及び吐出量を制御することにより、有色インクと透明インクとの解像度が異なるものを生成し、レンチキュラーレンズの大きさを制御することができるようになっている。例えば、記録ヘッド21、22の位置に図8(b)に示すようなノズル11が配設されている記録ヘッドを、そして記録ヘッド23、24の位置に図8(c)に示すようなノズル26が配設されている記録ヘッドを用いて、レンチキュラーレンズを形成しても良い。
このような記録ヘッドを用いて透明インクの吐出位置及び吐出量を制御することにより、有色インクと透明インクとの解像度が異なるものを生成し、レンチキュラーレンズの大きさを制御することができるようになっている。例えば、記録ヘッド21、22の位置に図8(b)に示すようなノズル11が配設されている記録ヘッドを、そして記録ヘッド23、24の位置に図8(c)に示すようなノズル26が配設されている記録ヘッドを用いて、レンチキュラーレンズを形成しても良い。
上記のような場合、図11に示すように、有色インクの直上に記録ヘッド21、22により一段目の透明インク着弾させ、その一段目の透明インク上で、かつ一段目の透明インクから1/2ピッチずれた位置に、記録ヘッド23、24により2段目の透明インクを着弾させることにより、形状の異なるレンチキュラーレンズを生成することができる。
また、図12に示すように、有色インクの直上に記録ヘッド21、22により少量の透明インクを吐出し、有色インクのドット径よりも小さな径を有するレンチキュラーレンズを生成し、更に、そのレンチキュラーレンズ間に記録ヘッド23、24により少量の透明インクを吐出し、小さな径を有するレンチキュラーレンズを作成することができる。
また、図12に示すように、有色インクの直上に記録ヘッド21、22により少量の透明インクを吐出し、有色インクのドット径よりも小さな径を有するレンチキュラーレンズを生成し、更に、そのレンチキュラーレンズ間に記録ヘッド23、24により少量の透明インクを吐出し、小さな径を有するレンチキュラーレンズを作成することができる。
1、20 インクジェット記録装置
2 搬送ローラ
3 プラテン
4〜7 有色インク記録ヘッド
8、9 透明インク記録ヘッド
10 有色インク記録ヘッドのノズル
11、14、15、26 透明インク記録ヘッドのノズル
12 照射装置
13、25 制御部
21〜24 透明インク記録ヘッド
2 搬送ローラ
3 プラテン
4〜7 有色インク記録ヘッド
8、9 透明インク記録ヘッド
10 有色インク記録ヘッドのノズル
11、14、15、26 透明インク記録ヘッドのノズル
12 照射装置
13、25 制御部
21〜24 透明インク記録ヘッド
Claims (7)
- ノズルから光硬化型の有色インクを吐出して記録媒体に画像を形成する有色インク記録ヘッドと、ノズルから光硬化型の透明インクを吐出して記録媒体にレンチキュラーレンズを形成する透明インク記録ヘッドと、インクを硬化させる光エネルギーを照射する照射装置とを備えたインクジェット記録装置において、
前記透明インク記録ヘッドは、前記有色インク記録ヘッドから記録媒体に吐出された有色インク上の一列おきに前記透明インクを吐出し、
前記照射装置は、前記透明インクを硬化させる光エネルギーを少なくとも2回照射することを特徴とするインクジェット記録装置。 - ノズルから光硬化型の有色インクを吐出して記録媒体に画像を形成する有色インク記録ヘッドと、ノズルから光硬化型の透明インクを吐出して記録媒体にレンチキュラーレンズを形成する透明インク記録ヘッドと、インクを硬化させる光エネルギーを照射する照射装置とを備えたインクジェット記録装置において、
前記透明インク記録ヘッドに隣接して前記記録媒体の走査方向下流に前記照射装置を備え、
前記透明インク記録ヘッドは、前記有色インク記録ヘッドから記録媒体に吐出された有色インク上で前記記録媒体の走査方向の一列おきに前記透明インクを吐出することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記走査方向と直交する方向の前記透明インク記録ヘッドのノズルの配列が、前記有色インク記録ヘッドのノズルの配列と異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記照射装置から光エネルギーを照射するタイミングを制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記透明インク記録ヘッドのノズル単位で前記透明インクを吐出するか否かを制御することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記透明インク記録ヘッドから吐出する透明インク量を制御することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記有色インク記録ヘッドに隣接して前記記録媒体の走査方向下流側に前記照射装置を備え、
前記照射装置から光エネルギーを照射するタイミング又は照射量の少なくとも一方を制御することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
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-
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- 2005-11-24 JP JP2005338378A patent/JP2007144635A/ja active Pending
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