JP2001342863A - 自動変速機付きエンジンの制御装置 - Google Patents

自動変速機付きエンジンの制御装置

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JP2001342863A
JP2001342863A JP2000166161A JP2000166161A JP2001342863A JP 2001342863 A JP2001342863 A JP 2001342863A JP 2000166161 A JP2000166161 A JP 2000166161A JP 2000166161 A JP2000166161 A JP 2000166161A JP 2001342863 A JP2001342863 A JP 2001342863A
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Yasushi Ouchi
裕史 大内
Toshiaki Date
俊明 伊達
Tatsuya Kujo
達也 久常
Teiji Tsutsui
禎治 筒井
Hiroki Asayama
弘樹 浅山
Kaoru Kondo
薫 近藤
Tatsuo Nakamura
竜夫 中村
Hironobu Sato
広信 佐藤
Koichi Abe
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃費効率を悪化させることなく自動変速機の
直結開始時のショックを確実に低減させた自動変速機付
きエンジンの制御装置を得る。 【解決手段】 エンジン回転数Neを含む回転情報の変
化量を検出する回転変化量検出手段207、217と、
自動変速機111の実際の直結開始に相当した回転変化
量のしきい値THa、THbを演算するしきい値演算手
段210、221と、回転変化量がしきい値を越えた場
合に直結開始タイミングを判定する直結開始判定手段2
11、222とを設け、エンジン制御装置100は、直
結開始タイミングに応答してエンジンの出力トルクTe
を低減補正するトルク補正手段212を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車に搭載さ
れる自動変速機付きエンジンの制御装置に関し、特に燃
費効率を悪化させることなく自動変速機の直結開始時の
ショックを確実に低減させた自動変速機付きエンジンの
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動変速機付きエンジンの制御
装置においては、自動変速機内のトルクコンバータを直
結させるときのショックを低減させるために、直結開始
から直結完了までの直結作動制御時にエンジンの出力ト
ルクを一時的に低減させている。
【0003】また、自動変速機の直結所要時間(直結開
始から直結完了までの時間)は、燃費を向上させるため
には短いことが望ましいが、短時間で急速に直結させる
とトルクショックをともなうので、ショックが発生しな
い程度の長さに設定されている。
【0004】たとえば、特開平3−182646号公報
に記載された制御装置においては、直結所要時間を短縮
したときに発生するショックを回避するために、以下の
ようなトルク補正制御が実行されている。
【0005】すなわち、自動変速機のL/U(ロックア
ップ)遷移状態を検出し、この検出信号に基づいて、L
/U遷移状態となったときにエンジンの出力トルクを低
減補正している。
【0006】このとき、L/U締結時においては、トル
クコンバータの入出力軸間の差回転(エンジン回転数と
タービン回転数との差)が変化するので、トルクコンバ
ータの差回転が所定値以下に変化し始めた状態を検出す
ることにより、L/U遷移状態が検出される。
【0007】また、特開平5−106473号公報に記
載された制御装置においては、L/U手段の締結開始お
よび締結終了を示す検出信号に基づいて、締結開始から
締結終了までの期間にわたってエンジンの出力トルクを
低下させている。
【0008】さらに、特開平5−270297号公報に
記載された制御装置においては、L/U作動開始からト
ルクダウン開始および終了までの時間を記憶して、エン
ジンの出力トルクを低減補正している。
【0009】この場合、トルクダウン開始および終了ま
での時間は、L/U作動開始からのエンジン回転数の回
転変化開始時間(または、回転低下開始時から一定時間
経過後までの計測時間)に基づいて学習補正されてい
る。
【0010】上記制御装置は、自動変速機の直結開始時
に発生するショックを確実に低減させることを目的とし
ているものの、いずれも、十分に目的を達成することは
できない。
【0011】なぜなら、自動変速機の直結開始時のショ
ックを確実に低減させるためには、直結開始ポイントで
あるエンジン回転数の低下開始点を迅速に且つ正確に判
定して、その後のショック発生期間に直ちにエンジン出
力トルクを低減補正する必要があるが、上記公報記載の
制御装置においては、エンジン回転数の低下開始点を迅
速に且つ正確に判定することができないからである。
【0012】たとえば、特開平3−182646号公報
に記載の制御装置では、トルクコンバータの差回転が所
定値以下になった状態を直結開始時点と判定している
が、差回転は、状態を示す指標であって、状態の変化を
示す指標ではないので、直結開始タイミングを迅速に判
定することはできない。
【0013】また、直結開始ポイントを迅速に判定する
ためには、エンジン回転数などの低下量の判定基準値を
できるだけ小さく設定する必要があるが、エンジン回転
数は直結開始ポイント以外でも変動しているので、その
変動を直結開始と誤判定してトルク低減補正することに
よりショックが発生するおそれがある。
【0014】また、上記公報記載の制御装置において
は、判定基準値が一義的に設定されているものと見なさ
れるが、直結開始ポイントのエンジン回転変化量は運転
状態によって異なるので、全ての運転状態で直結開始判
定ポイントを迅速且つ正確に判定することができない。
【0015】また、特開平5−106473号公報に記
載の制御装置では、直結制御の開始から終了までの期間
にわたってトルク補正しているので、非効率なエンジン
制御状態が長期間継続して燃費効率が悪化してしまう。
【0016】さらに、特開平5−270297号公報に
記載の制御装置では、学習情報からトルク補正時期を見
込み制御しているので、トルク補正時期が実際の直結開
始に対応するとは限らず、信頼性が悪いことは明らかで
ある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動変速機付き
エンジンの制御装置は以上のように、直結開始時のショ
ックを回避するためにはピンポイントのトルク低減補正
が必要であるにもかかわらず、迅速且つ正確なピンポイ
ントのトルク低減補正を実現することができないという
問題点があった。
【0018】すなわち、特開平3−182646号公報
の装置では、適正なL/U判定基準値を設定していない
ので、L/U開始状態を迅速に判定することができない
という問題点があった。
【0019】また、特開平5−106473号公報の装
置では、直結制御中の全期間にトルク補正しているの
で、燃費効率が悪化するという問題点があった。
【0020】また、特開平5−270297号公報の制
御装置では、直結開始ポイントを記憶してトルク低減補
正を見込みで制御しているので、直結挙動のばらつきな
どに対応することができず、正確に直結開始ポイントを
特定することができないという問題点があった。
【0021】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、燃費効率を悪化させることなく
自動変速機内のトルクコンバータの直結開始時のショッ
クを確実に低減させた自動変速機付きエンジンの制御装
置を得ることを目的とする。
【0022】また、この発明は、運転状態に応じてしき
い値(判定基準値)を設定することにより、実際の直結
(L/U)開始ポイントを高精度に判定することのでき
る自動変速機付きエンジンの制御装置を得ることを目的
とする。
【0023】また、この発明は、エンジンの運転状態が
トルク補正(点火時期遅角補正)可能な状態かを判定
し、遅角補正が可能な場合にはクイック直結を実行し、
遅角不可の場合にはショックが発生しないように通常直
結を行うようにした自動変速機付きエンジンの制御装置
を得ることを目的とする。
【0024】また、この発明は、直結作動制御開始(直
結駆動デューティ信号の出力開始)から直結開始ポイン
トまでに遅れ時間があることを考慮して、エンジン回転
変化量を判定対象とした場合の回転変動禁止区間を設定
することにより、直結開始ポイントの誤検出を防止した
自動変速機付きエンジンの制御装置を得ることを目的と
する。
【0025】また、この発明は、直結作動制御中のエン
ジン補機(電気負荷など)の入力切換を禁止することに
より、エンジン補機負荷変化による直結作動制御中の回
転変動を抑制して、直結開始ポイントの誤検出を防止し
た自動変速機付きエンジンの制御装置を得ることを目的
とする。
【0026】また、この発明は、発電機(オルタネー
タ)の発電量の急変を禁止することにより、エンジン補
機負荷変化による直結作動制御中の回転変動を抑制し
て、直結開始ポイントの誤検出を防止した自動変速機付
きエンジンの制御装置を得ることを目的とする。
【0027】また、この発明は、直結開始時からのエン
ジン回転数の低下に基づいて直結作動制御中のアクセル
操作(過渡運転状態)を検出して、直結開始タイミング
の判定が困難な状態を判定し、トルク補正(点火時期遅
角補正)を禁止することにより、不要なトルク補正を防
止した自動変速機付きエンジンの制御装置を得ることを
目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る自動変速機付きエンジンの制御装置は、エンジン回転
数を含むエンジンの運転状態を検出する各種センサと、
エンジンの出力側に接続されたトルクコンバータを有す
る自動変速機と、運転状態に基づいてエンジンを制御す
るエンジン制御装置と、エンジン制御装置と関連して自
動変速機の直結機構を制御する自動変速機制御装置とを
備えた自動変速機付きエンジンの制御装置において、エ
ンジン回転数を含む回転情報の変化量を回転変化量とし
て検出する回転変化量検出手段と、自動変速機の実際の
直結開始に相当した回転変化量のしきい値を演算するし
きい値演算手段と、回転変化量がしきい値を越えた場合
に、自動変速機の実際の直結開始タイミングを判定する
直結開始判定手段とを設け、エンジン制御装置は、自動
変速機の直結作動制御中の直結開始タイミングに応答し
て、エンジンの出力トルクを低減補正するトルク補正手
段を含むものである。
【0029】また、この発明の請求項2に係る自動変速
機付きエンジンの制御装置は、請求項1において、回転
変化量検出手段が、エンジン回転数の変化量を回転変化
量として検出するものである。
【0030】また、この発明の請求項3に係る自動変速
機付きエンジンの制御装置は、請求項1または請求項2
において、各種センサが、自動変速機の回転数を検出
し、回転変化量検出手段は、エンジン回転数とトルクコ
ンバータのタービン回転数との差回転の変化量を回転変
化量として検出するものである。
【0031】また、この発明の請求項4に係る自動変速
機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項3ま
でのいずれかにおいて、しきい値演算手段が、エンジン
の運転状態に応じてしきい値を可変設定するものであ
る。
【0032】また、この発明の請求項5に係る自動変速
機付きエンジンの制御装置は、請求項4において、各種
センサが、アクセル開度と、エンジンの発生トルクと、
トルクコンバータの出力トルクと、エンジン回転数とタ
ービン回転数との差回転と、自動変速機の変速比との少
なくとも1つを運転状態として検出し、しきい値演算手
段は、アクセル開度と、エンジンの発生トルクと、トル
クコンバータの出力トルクと、エンジン回転数とタービ
ン回転数との差回転と、自動変速機の変速比との少なく
とも1つに応じて、しきい値を可変設定するものであ
る。
【0033】また、この発明の請求項6に係る自動変速
機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項5ま
でのいずれかにおいて、エンジン制御装置が、運転状態
に基づいて自動変速機のクイック直結許可信号を生成す
るクイック直結許可判定手段を含み、自動変速機制御装
置は、クイック直結許可信号に応答して自動変速機のク
イック直結制御を実行するものである。
【0034】また、この発明の請求項7に係る自動変速
機付きエンジンの制御装置は、請求項6において、自動
変速機制御装置が、運転状態の運転領域を判定する運転
領域判定手段と、運転領域に応じて、自動変速機の直結
制御状態を通常直結制御またはクイック直結制御のいず
れかに選択設定する直結制御選択手段とを含み、直結制
御選択手段は、クイック直結許可信号が入力されない場
合にはクイック直結制御の選択を禁止するものである。
【0035】また、この発明の請求項8に係る自動変速
機付きエンジンの制御装置は、請求項7において、運転
領域判定手段が、自動変速機の直結作動制御中での運転
領域を判定し、直結制御選択手段は、直結作動制御中で
の運転領域が所定範囲内を示す場合はクイック直結制御
を選択し、直結作動制御中での運転領域が所定範囲外を
示す場合はクイック直結制御の選択を禁止するものであ
る。
【0036】また、この発明の請求項9に係る自動変速
機付きエンジンの制御装置は、請求項7または請求項8
において、自動変速機制御装置が、自動変速機の直結制
御状態をトルク補正手段に伝達する直結制御状態伝達手
段を含み、トルク補正手段は、自動変速機がクイック直
結制御状態の場合にはエンジンのトルク補正を実行し、
自動変速機が通常直結制御状態の場合には、エンジンの
トルク補正の実行を禁止するものである。
【0037】また、この発明の請求項10に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項6から請求項9
までのいずれかにおいて、クイック直結許可判定手段
が、エンジンの冷却水温および空燃比の少なくとも一方
の条件に基づいてクイック直結許可信号を生成するもの
である。
【0038】また、この発明の請求項11に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項10において、
クイック直結許可判定手段が、冷却水温および空燃比の
少なくとも一方が所定範囲以外の値を示す場合には、ク
イック直結許可信号の生成を禁止するものである。
【0039】また、この発明の請求項12に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項1
1までのいずれかにおいて、直結開始判定手段が、自動
変速機の直結作動制御中の所定の直結開始判定禁止区間
では直結開始タイミングの判定を禁止するものである。
【0040】また、この発明の請求項13に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項12において、
直結開始判定手段が、運転状態に応じて直結開始判定禁
止区間を可変設定するための直結開始判定禁止区間演算
手段を含むものである。
【0041】また、この発明の請求項14に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項13において、
各種センサが、アクセル開度と、エンジンの発生トルク
と、トルクコンバータの出力トルクと、エンジン回転数
とトルクコンバータのタービン回転数との差回転と、自
動変速機の変速比との少なくとも1つを運転状態として
検出し、直結開始判定禁止区間演算手段は、アクセル開
度と、エンジンの発生トルクと、トルクコンバータの出
力トルクと、エンジン回転数とタービン回転数との差回
転と、自動変速機の変速比との少なくとも1つに応じて
直結開始判定禁止区間を可変設定するものである。
【0042】また、この発明の請求項15に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項12から請求項
14までのいずれかにおいて、直結開始判定禁止区間
が、自動変速機の直結機構の作動遅れ時間に対応して設
定されたものである。
【0043】また、この発明の請求項16に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項1
5までのいずれかにおいて、エンジンの負荷として作用
するエンジン補機と、エンジン補機を駆動するエンジン
補機駆動手段と、エンジン補機の入力状態を検出するエ
ンジン補機入力検出手段とを備え、エンジン補機駆動手
段は、自動変速機の直結作動制御中の所定区間では、エ
ンジン補機の入力状態が変化してもエンジン補機の駆動
切換の実行を禁止するものである。
【0044】また、この発明の請求項17に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項16において、
エンジン補機駆動手段が、直結作動制御中の所定区間で
のエンジン補機のオフからオンへの駆動切換の実行を禁
止するものである。
【0045】また、この発明の請求項18に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項1
5までのいずれかにおいて、エンジンの負荷として作用
するエンジン補機と、エンジン補機を駆動するエンジン
補機駆動手段と、エンジン補機の入力状態を検出するエ
ンジン補機入力検出手段とを備え、自動変速機制御装置
は、自動変速機の直結作動制御中の所定区間でエンジン
補機の入力状態が変化した場合には、自動変速機の直結
制御を解除するものである。
【0046】また、この発明の請求項19に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項18において、
自動変速機制御装置が、直結作動制御中の所定区間での
エンジン補機のオフからオンへの入力状態の変化に応答
して、自動変速機の直結制御を解除するものである。
【0047】また、この発明の請求項20に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項1
5までのいずれかにおいて、エンジンの負荷として作用
するエンジン補機と、エンジン補機を駆動するエンジン
補機駆動手段と、エンジン補機の入力状態を検出するエ
ンジン補機入力検出手段とを備え、自動変速機制御装置
は、運転状態に応じて自動変速機の直結制御状態を通常
直結制御またはクイック直結制御のいずれかに選択設定
する直結制御選択手段を含み、自動変速機のクイック直
結作動制御中の所定区間でエンジン補機の入力状態が変
化した場合には、自動変速機の直結制御状態を解除する
ものである。
【0048】また、この発明の請求項21に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項20において、
自動変速機制御装置が、クイック直結作動制御中の所定
区間でのエンジン補機のオフからオンへの入力状態の変
化に応答して、自動変速機の直結制御状態を解除するも
のである。
【0049】また、この発明の請求項22に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項2
1までのいずれかにおいて、エンジンにより駆動される
発電機と、発電機の発電量を制御する発電量制御手段と
を備え、発電量制御手段は、自動変速機の直結作動制御
中の所定区間での発電量の変化量に上限値を設定したも
のである。
【0050】また、この発明の請求項23に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項22において、
発電量制御手段が、直結作動制御中の所定区間での発電
量の増加量に上限値を設定したものである。
【0051】また、この発明の請求項24に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項2
3までのいずれかにおいて、各種センサが、アクセル開
度を検出し、トルク補正手段は、自動変速機の直結作動
制御中の所定区間でのアクセル開度が所定値以上の場合
には、エンジンのトルク補正の実行を禁止するものであ
る。
【0052】また、この発明の請求項25に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項2
4までのいずれかにおいて、各種センサが、アクセル開
度を検出し、トルク補正手段は、自動変速機の直結作動
制御中の所定区間でのアクセル開度の変化量が所定値以
上の場合には、エンジンのトルク補正の実行を禁止する
ものである。
【0053】また、この発明の請求項26に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項2
5までのいずれかにおいて、トルク補正手段が、自動変
速機の直結作動制御中の所定区間での回転変化量が、し
きい値よりも大きい所定値を越えた場合には、エンジン
のトルク補正の実行を禁止するものである。
【0054】また、この発明の請求項27に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項2
6までのいずれかにおいて、各種センサが、アクセル開
度を検出し、トルク補正手段は、自動変速機の直結作動
制御前の所定区間でのアクセル開度の変化量を記憶する
アクセル変化量記憶手段を含み、直結作動制御前の所定
区間でのアクセル開度の変化量が所定値を越えた場合に
は、エンジンのトルク補正の実行を禁止するものであ
る。
【0055】また、この発明の請求項28に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項18から請求項
26までのいずれかにおいて、直結作動制御中の所定区
間が、自動変速機の直結機構の作動遅れ時間に対応した
直結開始判定禁止区間よりも短い区間に設定されたもの
である。
【0056】また、この発明の請求項29に係る自動変
速機付きエンジンの制御装置は、請求項1から請求項2
8までのいずれかにおいて、トルク補正手段が、エンジ
ンの点火時期を遅角補正することにより、エンジンの出
力トルクを低減補正するものである。
【0057】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図面にしたがって詳細に説明する。図1
はこの発明による実施の形態1を示す構成図であり、図
2は図1内の要部(制御部)を示す機能ブロック図であ
る。
【0058】図1において、エンジン制御装置100に
より制御されるエンジン101と、自動変速機制御装置
110により制御される自動変速機111と、エンジン
101を駆動するアクチュエータと、エンジン101の
運転状態を検出する各種センサとが示されている。
【0059】エンジン101の吸気管には、電子制御ス
ロットル102が設けられている。電子制御スロットル
102には、電子制御スロットル102内のスロットル
弁を駆動するモータ103と、スロットル開度θを検出
するスロットル開度検出手段104とが設けられてい
る。
【0060】エンジン101内の各気筒には、燃料噴射
弁105および点火手段106が設けられている。エン
ジン101のクランク軸には、制御基準位置センサおよ
び回転センサとして機能するクランク角センサ107が
設けられている。
【0061】クランク角センサ107から生成されるパ
ルス信号(クランク角信号)は、エンジン制御装置10
0において、燃料噴射制御および点火制御のタイミング
演算と、エンジン回転数の演算とに用いられる。
【0062】また、エンジン101には、エンジン10
1の冷却水温Twを検出する水温センサ118が設けら
れている。運転者により操作されるアクセルペダル10
8には、アクセルペダル108の踏込量すなわちアクセ
ル開度αを検出するアクセル開度センサ109が設けら
れている。
【0063】エンジン制御装置100および自動変速機
制御装置110は、マイクロコンピュータを含むECU
(電子制御ユニット)により構成されており、情報伝達
手段117を介して互いに接続されている。情報伝達手
段117は、エンジン制御装置100と自動変速機制御
装置110との間の情報伝達を行う。
【0064】エンジン制御装置100は、運転状態を示
す各種センサからの検出情報に基づいて、エンジン10
1に関連したアクチュエータ、たとえば、電子制御スロ
ットル102を駆動するモータ103、燃料噴射弁10
5および点火手段106などを制御する。
【0065】自動変速機制御装置110により制御され
る自動変速機111は、入力側(エンジン101の出力
軸)と出力側(タービン軸)との間に介在されたトルク
コンバータ112と、トルクコンバータ112の結合状
態をデューティ調整する直結クラッチ116とを備えて
いる。
【0066】自動変速機制御装置110は、自動変速機
111内のトルクコンバータ112に設けられた直結ク
ラッチ116をデューティ制御し、エンジン101の出
力軸とタービンとの結合を制御する。
【0067】直結クラッチ116は、自動変速機制御装
置110からの直結制御デューティが最大値に制御され
たときにトルクコンバータ112を完全に直結し、入力
側のエンジン101の出力軸と、出力側のタービン軸と
を直結する。
【0068】自動変速機111内の各軸には、エンジン
回転数Neを検出するエンジン回転センサ113と、タ
ービン回転数Ntを検出するタービン回転センサ114
と、自動変速機111の出力軸回転数を検出する出力軸
回転センサ115とが設けられている。
【0069】エンジン回転数Neは、自動変速機111
の入力回転数として検出され、タービン回転数Ntは、
トルクコンバータ112の出力回転数として検出され
る。また、エンジン回転数Neおよびタービン回転数N
tは、自動変速機制御装置110において、差回転(=
Ne−Nt)の演算に用いられる。
【0070】エンジン101により駆動されるオルタネ
ータ119は、現在の発電量を常にエンジン制御装置1
00に通知しており、エンジン制御装置100により発
電量が制御されている。
【0071】A/C(エアコン)コンプレッサ120
は、エンジン101により駆動されており、オルタネー
タ119などと同様にエンジン補機(負荷)として作用
する。運転者により操作されるA/C(エアコン)スイ
ッチ121は、オン操作時にエンジン制御装置100を
介してA/Cコンプレッサ120を駆動制御する。
【0072】図2において、エンジン制御装置100
は、エンジン補機入力検出手段201、エンジン補機駆
動手段202、発電量制御手段203、クイック直結許
可判定手段204、空燃比演算手段205、エンジン回
転検出手段206、エンジン回転変化量検出手段20
7、エンジントルク演算手段208、直結開始判定禁止
区間演算手段209、しきい値演算手段210、直結開
始判定手段211およびエンジントルク補正手段212
を備えている。
【0073】エンジン制御装置100内のエンジン補機
入力検出手段201は、A/Cスイッチ121の入力状
態を検出する。エンジン補機入力検出手段201に関連
したエンジン補機駆動手段202は、A/Cスイッチ1
21の入力状態および車室内の温度などから、A/Cコ
ンプレッサ120の駆動必要性を判定してA/Cコンプ
レッサ120などを駆動する。
【0074】発電量制御手段203は、オルタネータ1
19の発電量を検出して発電量に応じた制御信号を生成
し、オルタネータ119の発電量を制御する。空燃比演
算手段205は、空燃比センサ(図示せず)からの検出
信号に基づいて空燃比を演算し、空燃比情報をクイック
直結許可判定手段204に入力する。
【0075】クイック直結許可判定手段204は、水温
センサ118からの冷却水温Twおよび空燃比情報など
に基づいて、点火時期遅角補正が可能な運転状態か否か
を判定し、情報伝達手段117を介してクイック直結許
可信号Aを自動変速機制御装置110に入力する。
【0076】クイック直結許可判定手段204は、遅角
補正(トルク低減補正)が可能な運転状態であれば、ク
イック直結許可信号Aを「H」レベルにしてクイック直
結を許可し、遅角補正が不可能な運転状態であればクイ
ック直結許可信号Aを「L」レベルにしてクイック直結
を禁止する。
【0077】エンジン回転検出手段206は、クランク
角センサ107からのクランク角信号に基づいてエンジ
ン回転数Neを検出し、回転変化量検出手段207は、
エンジン回転数Neの変化量ΔNeを検出する。
【0078】エンジントルク演算手段208は、エアフ
ローセンサ(図示せず)からの吸気量およびエンジン回
転数Neに基づいて、エンジン101の出力トルク(エ
ンジントルク)Teを演算する。
【0079】直結開始判定禁止区間演算手段209は、
アクセル開度センサ109からのアクセル開度αおよび
エンジントルクTeに基づいて、直結開始判定禁止区間
τ(以下、単に「禁止区間」ともいう)を演算する。
【0080】また、しきい値演算手段210は、アクセ
ル開度αおよびエンジントルクTeに基づいて、直結開
始判定用の基準値として、エンジン回転変化量ΔNeの
しきい値THaを演算する。
【0081】直結開始判定手段211は、禁止区間τが
経過した後に、エンジン回転数Neの回転変化量ΔNe
がしきい値THaを越えたことを検出して、トルクコン
バータ112の実際の直結開始タイミングを判定する。
【0082】エンジントルク補正手段212は、直結開
始タイミングの判定結果に応答して、ショックを低減す
るために、点火時期を遅角補正することによりエンジン
トルクTeを低減補正する。
【0083】エンジン補機駆動手段202による補機駆
動信号、発電量制御手段203による発電量制御信号、
直結開始判定禁止区間演算手段209による禁止区間τ
およびエンジントルク補正手段212による遅角補正信
号は、自動変速機制御装置110からのクイック直結実
行信号(後述する)に応じて制御される。
【0084】自動変速機制御装置110は、運転領域判
定手段213、直結制御選択手段214、直結状態伝達
手段215、タービン回転検出手段216、差回転変化
量演算手段217、トルコン出力トルク演算手段21
8、出力軸回転検出手段219、変速比演算手段22
0、しきい値演算手段221、直結開始判定手段222
および直結開始判定禁止区間演算手段223を備えてい
る。
【0085】自動変速機制御装置110内の運転領域判
定手段213は、車速、タービン回転数Ntおよびアク
セル開度αなどに基づいて、運転状態の運転領域(直結
領域か非直結領域か)を判定する。
【0086】直結制御選択手段214は、運転領域がク
イック直結を実行すべき領域にあって、且つ、エンジン
制御装置100からクイック直結許可信号Aが入力され
ていれば、クイック直結を選択してクイック直結実行信
号Bを生成し、それ以外の条件下では、通常直結(徐々
に直結状態に移行)を選択する。
【0087】直結状態伝達手段215は、クイック直結
の作動制御中であることを示すクイック直結実行信号B
をエンジン制御装置100に伝達する。これにより、エ
ンジン制御装置100内において、直結開始判定禁止区
間演算手段209は、直結作動制御開始からの禁止区間
τを時間管理し、エンジントルク補正手段212は、ク
イック直結開始を判定したときの遅角補正を実行する。
【0088】差回転変化量演算手段217は、エンジン
回転数Neとタービン回転数Ntとの差回転(Ne−N
t)の変化量を検出する。トルコン出力トルク演算手段
218は、エンジン回転数Neおよびタービン回転数N
tから速度比を演算し、速度比から求めたトルクコンバ
ータトルク比とエンジントルクTeとからトルコン出力
トルク(トルクコンバータ112の出力トルク)を演算
する。
【0089】変速比演算手段220は、タービン回転検
出手段216からのタービン回転数Ntと出力軸回転検
出手段219からの出力軸回転数とから変速比を演算す
る。直結開始判定禁止区間演算手段223は、差回転お
よびトルコン出力トルクに基づいて禁止時間τを設定す
る。
【0090】しきい値演算手段221は、差回転および
トルコン出力トルクに基づいて、直結開始判定用の基準
値として、差回転変化量のしきい値THbを設定する。
直結開始判定手段222は、禁止区間τの経過後に、差
回転変化量がしきい値THbを越えた場合に直結開始と
判定し、エンジン制御装置100内のエンジントルク補
正手段212に直結開始を示す情報を伝達する。
【0091】上記のように、自動変速機制御装置110
は、エンジン制御装置100と関連して、自動変速機1
11の直結機構すなわち、トルクコンバータ112の直
結クラッチ116を制御する。
【0092】次に、図1および図2とともに、図3のタ
イミングチャートを参照しながら、この発明の実施の形
態1によるクイック直結制御時のトルク補正動作につい
て説明する。この発明の実施の形態1においては、直結
開始判定用の情報として、エンジン回転数Neの変化量
ΔNeを用いた場合を例にとっている。
【0093】図3はクイック直結作動制御中の点火時期
遅角補正動作を示し、エンジン制御装置100内で演算
されるエンジン回転数Neに基づいて直結開始の判定を
行う場合を示している。
【0094】図3において、回転変化量ΔNeは、便宜
的に負方向を正方向として記載している。クイック直結
許可信号Aは、エンジン101が遅角補正可能な運転状
態であれば、Hレベル(オン)となる。
【0095】また、クイック直結実行信号Bは、自動変
速機制御装置110がクイック直結の作動制御中(直結
開始から直結完了まで)の期間において、Hレベル(オ
ン)となる。
【0096】自動変速機制御装置110内の直結制御選
択手段214は、エンジン制御装置100からのクイッ
ク直結許可信号Aがオンされたときに、運転状態がクイ
ック直結を行う運転領域であった場合に、クイック直結
を実行すべき状態と判定し、クイック直結実行信号Bを
生成する。
【0097】したがって、図3において、直結制御デュ
ーティは、直結開始判定条件が成立したときにオンされ
て、直結クラッチ116を駆動制御することになる。こ
のとき、直結制御デューティがオンされてから実際に直
結クラッチ116が作動開始するまでには遅れ時間があ
るので、エンジン回転数Neは、直結制御デューティが
オンされてから、遅れ時間の経過後に低下を開始する。
【0098】直結作動制御中において、回転変化量検出
手段207は、エンジン回転数Neの回転変化量ΔNe
を、以下の(1)式により演算する。
【0099】 ΔNe(n)=Ne(n−1)−Ne(n) ・・・(1)
【0100】ただし、(1)式において、ΔNe(n)
は今回演算される回転変化量であり、Ne(n−1)は
前回演算されたエンジン回転数、Ne(n)は今回演算
されたエンジン回転数である。
【0101】なお、具体的には、回転変化量ΔNeは、
クランク角センサ107の検出信号の前回パルス周期T
(n−1)と今回パルス周期T(n)との偏差により算
出される。
【0102】しきい値演算手段210は、直結開始時の
エンジン回転数Neの回転変化(低下)量ΔNeを判定
するためのしきい値THaを、運転状態すなわちアクセ
ル開度αおよびエンジントルクTeを用いて、以下の
(2)式により設定する。
【0103】THa=f(α、Te) ・・・(2)
【0104】(2)式のように、しきい値THaは、ア
クセル開度αおよびエンジントルクTeに基づく2次元
関数fのマップデータにより設定される。
【0105】同様に、直結開始判定禁止区間演算手段2
09は、直結作動制御開始からの直結開始判定禁止区間
(回転変動検出禁止区間)τを、アクセル開度αおよび
エンジントルクTeを用いて、以下の(3)式により設
定する。
【0106】τ=g(α、Te) ・・・(3)
【0107】(3)式のように、直結開始判定(回転変
動検出)を禁止する禁止区間τは、アクセル開度αおよ
びエンジントルクTeに基づく2次元関数gのマップデ
ータにより設定される。
【0108】エンジントルク補正手段212は、禁止区
間τの経過後において、回転変化量ΔNeがしきい値T
Haを越えた場合、すなわち、以下の(4)式の関係を
満たした場合に、自動変速機111の実際の直結開始タ
イミングと判定して、点火時期の遅角補正を行う。
【0109】ΔNe(n)>THa ・・・(4)
【0110】これにより、正確な直結開始タイミングを
ピンポイントで判定し、効果的にトルク低減補正(点火
時期遅角補正)を実行することができる。なお、このと
きの遅角補正量は、運転状態に応じて設定される。
【0111】このように、エンジン制御装置100にお
いて、エンジン回転数Ne(回転情報)の回転変化量Δ
Neを検出し、自動変速機111の実際の直結開始に相
当した回転変化量のしきい値THaを演算し、回転変化
量ΔNeがしきい値THaを越えた場合に、直結開始判
定手段211により直結開始タイミングを判定し、エン
ジントルクTeを低減補正することができる。
【0112】また、直結開始判定用の回転変化量ΔNe
は、エンジン制御装置100内の回転変化量検出手段2
07により、クランク角信号に基づくエンジン回転数N
eから検出されるので、迅速に検出することができる。
【0113】また、エンジン制御装置100内のクイッ
ク直結許可判定手段204は、冷却水温Twおよび空燃
比などの運転状態に基づいて、自動変速機111のクイ
ック直結許可信号Aを生成し、自動変速機制御装置11
0内の直結制御選択手段214は、クイック直結許可信
号Aに応答して自動変速機111のクイック直結制御を
実行するので、運転状態に応じた適切な直結制御を選択
することができる。
【0114】このとき、クイック直結許可判定手段20
4は、冷却水温Twおよび空燃比の少なくとも一方が所
定範囲以外の値を示す場合には、クイック直結許可信号
Aの生成を禁止するので、クイック直結許可信号Aを誤
生成することはない。
【0115】また、しきい値演算手段210は、エンジ
ン101の運転状態(アクセル開度α、エンジントルク
Te)に応じて、しきい値THaを可変設定するので、
直結開始時のエンジン回転数Neの変化(直結開始ポイ
ント)を正確且つ迅速に判定することができ、直結によ
って発生するショックを確実に抑制することができる。
【0116】また、直結開始判定手段211は、自動変
速機111の直結作動制御中の禁止区間τでの直結開始
タイミングの判定を禁止するので、禁止区間τでの回転
変化量ΔNeの微少変動やノイズなどによる直結開始の
誤判定を防止することができる。
【0117】このとき、直結制御デューティのオン後に
設定される禁止区間τは、直結クラッチ116の作動遅
れ時間に対応して設定されているので、エンジン101
の回転変動による直結開始の誤判定を確実に防止するこ
とができる。
【0118】また、禁止区間τは、運転状態(アクセル
開度α、エンジントルクTe)に応じて可変設定するの
で、直結開始の誤判定を確実に防止することができる。
【0119】また、エンジントルク補正手段212は、
エンジン101の点火時期を遅角補正するので、エンジ
ントルクTeの低減補正を迅速に行うことができる。
【0120】また、自動変速機制御装置110内の運転
領域判定手段213は、運転領域に応じて、自動変速機
111の直結制御状態を通常直結制御またはクイック直
結制御のいずれかに選択設定させるので、運転領域に応
じてクイック直結制御を選択することができる。
【0121】また、運転領域判定手段213は、自動変
速機111の直結作動制御中での運転領域を判定し、直
結制御選択手段214は、直結作動制御中での運転領域
が所定範囲内を示す場合はクイック直結制御を選択し、
直結作動制御中での運転領域が所定範囲外を示す場合は
クイック直結制御の選択を禁止するので、運転領域に応
じてクイック直結制御を選択することができる。
【0122】すなわち、点火時期遅角補正は、冷却水温
Twが低い場合や、空燃比がリーン状態の場合には実行
することができないので、直結制御選択手段214は、
エンジン101の運転状態が遅角可能か否かの判定結果
を参照し、遅角可能な場合にはクイック直結制御を実行
し、遅角不可能な場合にはショックが発生しないように
通常直結制御を実行する。
【0123】また、直結制御状態伝達手段215は、自
動変速機111の直結制御状態を示す直結実行信号B
を、エンジン制御装置100内のエンジントルク補正手
段212に伝達するので、クイック直結制御状態の場合
にエンジン101のトルク低減補正を実行し、自動変速
機111が通常直結制御状態の場合には、エンジン10
1のトルク低減補正の実行を禁止して、無駄なトルク補
正を防止することができる。
【0124】なお、図3においては、禁止区間τおよび
しきい値THaを可変設定するための運転状態として、
アクセル開度αおよびエンジントルクTeを用いている
が、他の運転状態を表すパラメータを用いもよく、同等
の作用効果を奏することは言うまでもない。
【0125】また、図1においては、エンジン制御装置
100と自動変速機制御装置110とが分離構成されて
いるが、たとえば1つのマイコン内にエンジン制御機能
および自動変速機制御機能を構成してもよい。
【0126】実施の形態2.また、上記実施の形態1で
は、直結開始判定用の回転情報の変化量として、エンジ
ン回転数Neの変化量ΔNeを用いたが、エンジン回転
数Neとタービン回転数Ntとの差回転Ne−Ntの変
化量を用いてもよい。
【0127】図4は直結開始判定用の情報として差回転
変化量を用いたこの発明の実施の形態2によるクイック
直結制御時のトルク補正動作を示すタイミングチャート
であり、前述(図3参照)と同様のものについては同一
符号が付されている。
【0128】この発明の実施の形態2の構成は、前述
(図1、図2参照)と同様である。この場合、自動変速
機制御装置110内で直結開始判定が行われるので、直
結開始ポイント(たとえば、直結開始フラグなど)は、
自動変速機制御装置110からエンジン制御装置100
に伝達されることになる。
【0129】自動変速機制御装置110内の差回転変化
量演算手段217(図2参照)は、前述のエンジン制御
装置100内の回転変化量検出手段207と同様に回転
変化量の演算機能を有し、エンジン回転数Neとタービ
ン回転数Ntとの差回転Ne−Ntの変化量をエンジン
101の回転変化量として検出する。
【0130】また、差回転変化量演算手段217、トル
コン出力トルク演算手段218および変速比演算手段2
20は、運転状態を検出するための各種センサの一部と
して機能する。
【0131】したがって、各種センサは、アクセル開度
α、エンジントルクTe、トルコン出力トルク、差回転
Ne−Nt、および、自動変速機111の変速比を運転
状態として検出する。
【0132】しきい値演算手段221は、運転状態を示
す情報として、トルクコンバータ112の出力トルク
と、エンジン回転数Neとタービン回転数Ntとの差回
転Ne−Ntと、自動変速機111の変速比とを用い、
これらの運転状態に基づいて、直結開始判定用の差回転
変化量に対応したしきい値THbを演算する。
【0133】直結開始判定禁止区間演算手段223は、
トルクコンバータ112の出力トルクと差回転Ne−N
tとに基づいて、前述(直結開始判定禁止区間演算手段
209)と同様に、運転状態に応じた直結開始判定禁止
区間τを可変設定する。
【0134】直結開始判定手段222は、差回転変化量
がしきい値THbを越えた時点で、自動変速機111の
直結開始状態を判定し、直結開始フラグをエンジントル
ク補正手段212に伝達して点火時期遅角補正を実行さ
せる。
【0135】すなわち、直結クラッチ116による直結
開始時に、差回転Ne−Ntが0となることから差回転
変化量が急減するので、前述と同様に直結開始状態を迅
速に検出することができる。
【0136】なお、ここでは、差回転変化量に基づく直
結開始判定について説明したが、前述のエンジン回転数
Neの変化量ΔNeに基づく直結開始判定を組み合わせ
てもよい。
【0137】すなわち、エンジントルク補正手段212
は、直結開始判定手段211および222の少なくとも
一方から直結開始状態を示す判定結果が得られた場合
に、点火時期の遅角補正を実行してもよい。
【0138】実施の形態3.なお、上記実施の形態1、
2では、直結作動制御中でのエンジン補機(負荷)の入
力状態が変化した場合の処理について詳述しなかった
が、エンジン補機の入力状態が変化するとエンジン回転
数Neが変化して直結開始状態を誤判定するおそれがあ
るので、誤判定を防止することが望ましい。
【0139】図5は直結作動制御中はエンジン補機の入
力を禁止したこの発明の実施の形態3によるトルク補正
動作および補機駆動動作を示すタイミングチャートであ
り、前述(図3参照)と同様のものについては同一符号
が付されている。また、この発明の実施の形態3の構成
は、前述(図1、図2参照)と同様である。
【0140】この場合、エンジン補機がA/Cコンプレ
ッサ120であり、A/Cスイッチ121からのオン信
号がエンジン制御装置100に入力されて、エンジン補
機駆動手段202によりA/Cコンプレッサ120が駆
動される状態を示している。
【0141】エンジン補機駆動手段202は、自動変速
機111の直結作動制御中の所定区間では、A/Cコン
プレッサ120の入力状態が変化しても、A/Cコンプ
レッサ120の駆動切換の実行を禁止する。
【0142】具体的には、エンジン負荷の上昇がエンジ
ン回転数Neの低下を招くので、エンジン補機駆動手段
202は、直結作動制御中の所定区間でのA/Cコンプ
レッサ120のオフからオンへの駆動切換の実行を禁止
する。
【0143】図5において、A/Cスイッチ121は、
直結作動制御中の禁止区間τの間にオンされているが、
A/Cコンプレッサ120に対する駆動出力は、直結作
動制御が完了した(クイック直結実行信号Bがオフし
た)後にオンとなる。
【0144】すなわち、A/Cコンプレッサ120は、
A/Cスイッチ121の操作からわずかに遅れて駆動さ
れることになるが、A/Cコンプレッサ120における
1秒程度の駆動遅れは、格別な支障を招くこともなく全
く問題ない。
【0145】このように、直結作動制御中にエンジン補
機の負荷が変化しても、実際の駆動は所定区間の後に実
行されるので、エンジン回転数Neに影響を与えること
がなく、したがって直結開始ポイントを誤判定するおそ
れはない。
【0146】なお、ここでは、エンジン補機としてA/
Cコンプレッサ120を例にとったが、エンジン回転数
Neに影響を与える他のエンジンの補機の入力状態変化
についても、同様の禁止処理を実行することにより、同
等の作用効果を奏する。
【0147】また、禁止区間τにおいてA/Cスイッチ
121からのオン信号が入力された場合を示したが、ク
イック直結作動制御中(クイック直結実行信号Bのオン
期間)にオン信号が入力された場合には、クイック直結
作動制御中はA/Cコンプレッサ120への駆動出力が
禁止されることは言うまでもない。
【0148】また、図5においては、エンジン回転数N
eの変化量ΔNeに対する影響について示したが、差回
転Ne−Ntに対する影響も同様に回避することができ
る。すなわち、エンジン回転数Neの変化を抑制するこ
とにより、差回転Ne−Ntの変化量に対する影響も抑
制され、直結開始ポイントの判定を的確に行うことがで
きる。
【0149】実施の形態4.なお、上記実施の形態3で
は、エンジン制御装置100を介して駆動制御されるエ
ンジン補機を例にとり、所定区間(直結作動制御中)で
のエンジン補機の駆動出力を禁止したが、エンジン制御
装置100とは無関係に駆動されるエンジン補機を切換
えた場合に、回転変化量に影響を与えない程度にオルタ
ネータ119の発電量を抑制してもよい。
【0150】図6は所定区間での発電量を抑制したこの
発明の実施の形態4によるトルク補正動作を示すタイミ
ングチャートであり、前述(図3参照)と同様のものに
ついては同一符号が付されている。また、この発明の実
施の形態4の構成は、前述(図1、図2参照)と同様で
ある。
【0151】図6において、クイック直結実行時の発電
制御量PWは、要求発電量PWo(実線)に対して、破
線のように抑制されている。オルタネータ119の要求
発電量PWoは、バッテリ電圧の検出値などに基づい
て、エンジン制御装置100により演算されるが、実際
の発電制御量PWは、破線のように制御される。
【0152】一般に、エンジン制御装置100で駆動判
別できないエンジン補機(たとえば、ヘッドライトやパ
ワーウインドウなど)が駆動されると、エンジン負荷が
増大してオルタネータ119の発電量が増加する。
【0153】したがって、エンジン制御装置100は、
要求発電量PWoを参照することにより、クイック直結
作動制御中における負荷の増大を間接的に監視し、エン
ジン(オルタネータ)負荷急変により要求発電量PWo
が急変した場合には、図6内の破線のように発電制御量
PWの変化量を抑制する。
【0154】ここで、発電量抑制中における各演算周期
毎の発電制御量PW(n)は、前回の発電制御量PW
(n−1)に変化量制限値ΔPWを加算し、以下の
(5)式のように算出される。
【0155】 PW(n)=PW(n−1)+ΔPW ・・・(5)
【0156】(5)式において、変化量制限値ΔPW
は、回転変化量ΔNeにあまり影響を与えない程度の小
さい値に設定されている。すなわち、発電量制御手段2
03は、直結作動制御中の所定区間での発電量の変化量
制限値ΔPW(増加量)に上限値を設定している。
【0157】また、(5)式は、発電制御量PW(n)
が要求発電量PWoより小さい範囲内、すなわち、PW
(n−1)+ΔPW<PWoを満たす期間での演算式で
あり、PW(n−1)+ΔPW≧PWoとなった後の発
電制御量PW(n)は、以下の(6)式のように表わさ
れる。
【0158】PW(n)=PWo ・・・(6)
【0159】(6)式では、要求発電量PWoを一定値
としているが、演算タイミング毎に変化する値PWo
(n)として表わされる場合も同様である。
【0160】これにより、オルタネータ119の負荷変
化による発電量の急変を防止して、エンジン回転数Ne
の変化を抑制することができるので、前述と同様に、エ
ンジン回転数Neの変動を防止して、直結開始ポイント
の誤判定を防止することができる。
【0161】なお、図6においては、変化量制限値ΔP
Wにより発電制御量PWを漸増させたが、ΔPW=0と
して、クイック直結作動制御中は、発電制御量PWを全
く変化させないようにしてもよい。この場合、直結完了
後に発電制御量PWが要求発電量PWoに設定されるこ
とになる。
【0162】また、所定区間は、実際に回転変化量ΔN
eに影響を与える区間に設定すればよく、たとえば、禁
止区間τよりもわずかに短い区間に設定してもよい。ま
た、回転変化量は、エンジン回転数の変化量ΔNeに限
らず、差回転変化量であってもよい。
【0163】実施の形態5.なお、上記実施の形態3、
4では、エンジン補機の入力切換時に直結開始判定に影
響を与えないように補機駆動を抑制したが、エンジン補
機の入力切換時にクイック直結制御を禁止してもよい。
【0164】たとえば、自動変速機制御装置110は、
自動変速機111の直結作動制御中の所定区間(<τ)
でエンジン補機の入力状態が(オフからオンに)変化し
た場合には、自動変速機111の直結制御を解除しても
よい。
【0165】また、直結制御選択手段214(図2参
照)を含む自動変速機制御装置110は、自動変速機1
11のクイック直結作動制御中の所定区間でエンジン補
機の入力状態が(オフからオンに)変化した場合に、自
動変速機111の直結制御状態を解除して通常直結制御
に切り換えてもよい。
【0166】実施の形態6.なお、上記実施の形態3、
4では、エンジン補機の入力切換時のトルク補正制御動
作について説明したが、直結作動制御中の所定区間内で
のアクセル開度αの操作量に応じてトルク補正を禁止し
てもよい。
【0167】図7は所定区間(直結作動制御中)にアク
セル開度αの操作量が所定値β以上を示す場合のこの発
明の実施の形態6によるトルク補正禁止動作を示すタイ
ミングチャートであり、前述(図3参照)と同様のもの
については同一符号が付されている。また、この発明の
実施の形態6の構成は、前述(図1、図2参照)と同様
である。
【0168】図7のように、クイック直結作動制御中
(所定区間)に、アクセル開度αが所定値β(アクセル
開度αの操作量のしきい値)以上操作された場合には、
トルク低減補正禁止フラグがオンする。
【0169】これにより、エンジントルク補正手段21
2は、自動変速機111の直結作動制御中のアクセル開
度αが所定値β以上の場合には、エンジン101のトル
ク補正の実行を禁止する。
【0170】図7のように、運転者によるアクセルペダ
ル108の踏み戻し操作時には、エンジン回転数Neが
低下するので、直結開始ポイントでのエンジン回転数N
eの低下と誤判定し、点火時期の遅角補正(トルク補
正)を実行するおそれがある。
【0171】したがって、直結作動制御中(所定区間)
にアクセル開度αが所定値β以上操作された場合には、
直結開始判定が困難なアクセル操作(過渡)状態と判定
し、直結開始ポイント判定に基づくトルク補正(点火時
期遅角補正)を禁止する。
【0172】ここで、クイック直結作動制御開始時点か
らの直結作動制御中のアクセル開度αの操作量をαm
(=αmax−αmin)とすれば、以下の(7)式を
満たす場合にトルク補正が禁止される。
【0173】αm≧β ・・・(7)
【0174】(7)式において、所定値βは、回転変化
量ΔNeに影響を与える程度の最小値に設定されている
ものとする。
【0175】図7の場合は、減速状態を例にとってお
り、アクセル開度αの低減から遅れ時間後にエンジン回
転数Neが低下しているので、点火時期遅角補正(トル
ク低減補正)を実行しなくても、直結開始時のショック
が軽減され、全く支障はない。
【0176】仮に、直結開始によるエンジン回転数Ne
の低下判定が困難であるにもかかわらず、直結開始ポイ
ント以外で遅角補正を実行すると、フィーリングを悪化
させるおそれがあるので、アクセル操作時の遅角補正は
実行しない方がよい。
【0177】なお、ここでは、直結作動制御中の減少側
のアクセル開度αの操作量αmが所定値β以上を示す場
合にトルク補正(遅角補正)を禁止したが、増加側のア
クセル開度αmが所定値β以上を示す場合にトルク補正
を禁止してもよい。
【0178】また、上記(7)式では、クイック直結作
動制御の開始時点からのアクセル開度操作量αmを所定
値βと比較したが、直結作動制御中のアクセル開度αの
変化量Δαを常に検出して、以下の(8)式のように、
アクセル開度変化量Δαを所定値γ(アクセル開度変化
量Δαのしきい値)と比較してもよい。
【0179】Δα≧γ ・・・(8)
【0180】(8)式において、アクセル開度変化量Δ
αは、直結作動制御中における所定の微少時間毎の操作
量に相当する。また、所定値γは、回転変化量ΔNeに
影響を与える程度の最小値に設定されている。
【0181】この場合も、アクセル操作によるエンジン
回転数Neの変化を直結開始ポイントと誤判定してトル
ク低減補正を実行することがないので、運転者のフィー
リング悪化を抑制することができる。
【0182】なお、所定区間は、実際に回転変化量ΔN
eに影響を与える区間に設定すればよく、たとえば、禁
止区間τよりもわずかに短い区間に設定してもよい。ま
た、回転変化量は、エンジン回転数の変化量ΔNeに限
らず、差回転変化量であってもよい。
【0183】実施の形態7.なお、上記実施の形態6で
は、直結作動制御中のアクセル操作を検出したが、直結
作動制御中の所定区間(<τ)での回転変化量ΔNeが
所定値以上の場合に、直結作動制御前のアクセル操作が
あったものと見なして、エンジンのトルク補正の実行を
禁止してもよい。
【0184】図8は所定区間に回転変化量ΔNeが所定
値以上変化した場合のこの発明の実施の形態7によるト
ルク補正禁止動作を示すタイミングチャートであり、前
述(図7参照)と同様のものについては同一符号が付さ
れている。また、この発明の実施の形態7の構成は、前
述(図1、図2参照)と同様である。
【0185】図8において、クイック直結作動制御中の
所定区間に、回転変化量ΔNeが所定値THc(>TH
a)以上変化した場合には、トルク低減補正禁止フラグ
がオンし、点火時期の遅角補正は実行されない。
【0186】すなわち、エンジントルク補正手段212
は、自動変速機111の直結作動制御中の所定区間での
回転変化量ΔNeが、しきい値THaよりも大きい所定
値THc(判定しきい値)を越えた場合には、エンジン
101のトルク補正(点火時期遅角補正)の実行を禁止
する。
【0187】図8のように、クイック直結制御開始前に
アクセルペダル108が踏み戻された場合には、直結作
動制御中の前半からエンジン回転数Neが低下すること
になる。
【0188】直結作動制御中の前半の所定区間でエンジ
ン回転数Neが低下した場合、クイック直結制御開始前
にアクセル操作されたことを推定し、直結開始ポイント
の誤判定による遅角補正を禁止する。
【0189】このとき、エンジン回転数Neは禁止区間
τで低下し始めるので、エンジントルク補正手段212
は、以下の(9)式のように、所定区間の回転変化量Δ
Neが所定値THc以上を示す場合に、直結制御開始直
前にアクセルペダル108が踏み戻されたものと判定し
てトルク低減補正を禁止する。
【0190】ΔNe(m)≧THc ・・・(9)
【0191】ただし、(9)式において、ΔNe(m)
はクイック直結作動制御開始からの所定区間の回転変化
量である。
【0192】このように、直結作動制御中の所定区間で
の回転変化量ΔNeから、クイック直結開始前のアクセ
ル操作を推定することにより、直結開始ポイントを誤判
定してトルク低減補正することを抑制することができ、
フィーリングの悪化を防止することができる。
【0193】実施の形態8.なお、上記実施の形態7で
は、クイック直結開始前のアクセル操作をクイック直結
作動制御中の回転変化量ΔNeから判定したが、非直結
状態においてもアクセル開度αを常に監視し、直結作動
制御前の所定区間でのアクセル開度αの変化量が所定値
を越えた場合に、トルク補正の実行を禁止してもよい。
【0194】また、直結作動制御前の所定区間でのアク
セル開度αの変化量が所定値を越えた場合に、トルク補
正の実行を禁止してもよい。
【0195】この場合、エンジントルク補正手段212
は、自動変速機111の直結作動制御前の所定区間での
アクセル開度αの変化量を記憶するアクセル変化量記憶
手段を含み、直結作動制御前の所定区間でのアクセル開
度αの変化量が所定値を越えた場合には、トルク補正の
実行を禁止する。
【0196】また、所定量のアクセル操作を検出してか
ら所定時間が経過するまでは、クイック直結制御が実行
されても、遅角補正を禁止するようにしてもよい。ま
た、トルク補正の実行を禁止するのみならず、クイック
直結を禁止して通常の直結制御としてもよい。
【0197】なお、上記実施の形態1〜8は、個々に説
明したが、任意に併用することができ、併用により相乗
的な作用効果を奏することは言うまでもない。
【0198】すなわち、運転状態に応じたしきい値TH
aおよびTHbの可変設定、トルク補正の可否に応じた
直結制御モードの切り換え、クイック直結の許可判定条
件の設定、回転変動禁止条件(禁止区間τ)の可変設
定、エンジン補機の切換禁止、補機入力に応じたクイッ
ク直結制御の解除、発電量変化量の制限、過渡アクセル
操作での遅角補正禁止条件などを、任意に組み合わせる
ことができる。
【0199】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、エンジン回転数を含むエンジンの運転状態を検出
する各種センサと、エンジンの出力側に接続されたトル
クコンバータを有する自動変速機と、運転状態に基づい
てエンジンを制御するエンジン制御装置と、エンジン制
御装置と関連して自動変速機の直結機構を制御する自動
変速機制御装置とを備えた自動変速機付きエンジンの制
御装置において、エンジン回転数を含む回転情報の変化
量を回転変化量として検出する回転変化量検出手段と、
自動変速機の実際の直結開始に相当した回転変化量のし
きい値を演算するしきい値演算手段と、回転変化量がし
きい値を越えた場合に、自動変速機の実際の直結開始タ
イミングを判定する直結開始判定手段とを設け、エンジ
ン制御装置は、自動変速機の直結作動制御中の直結開始
タイミングに応答して、エンジンの出力トルクを低減補
正するトルク補正手段を含むので、燃費効率を悪化させ
ることなく自動変速機内のトルクコンバータの直結開始
時のショックを確実に低減させた自動変速機付きエンジ
ンの制御装置が得られる効果がある。
【0200】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、回転変化量検出手段は、エンジン回転数
の変化量を回転変化量として検出するようにしたので、
燃費効率を悪化させることなく自動変速機内のトルクコ
ンバータの直結開始時のショックを確実に低減させた自
動変速機付きエンジンの制御装置が得られる効果があ
る。
【0201】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、各種センサは、自動変速
機の回転数を検出し、回転変化量検出手段は、エンジン
回転数とトルクコンバータのタービン回転数との差回転
の変化量を回転変化量として検出するようにしたので、
燃費効率を悪化させることなく自動変速機内のトルクコ
ンバータの直結開始時のショックを確実に低減させた自
動変速機付きエンジンの制御装置が得られる効果があ
る。
【0202】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1から請求項3までのいずれかにおいて、しきい値演
算手段は、エンジンの運転状態に応じてしきい値を可変
設定するようにしたので、実際の直結開始ポイントを高
精度に判定することのできる自動変速機付きエンジンの
制御装置が得られる効果がある。
【0203】また、この発明の請求項5によれば、請求
項4において、各種センサは、アクセル開度と、エンジ
ンの発生トルクと、トルクコンバータの出力トルクと、
エンジン回転数とタービン回転数との差回転と、自動変
速機の変速比との少なくとも1つを運転状態として検出
し、しきい値演算手段は、アクセル開度と、エンジンの
発生トルクと、トルクコンバータの出力トルクと、エン
ジン回転数とタービン回転数との差回転と、自動変速機
の変速比との少なくとも1つに応じて、しきい値を可変
設定するようにしたので、実際の直結開始ポイントを高
精度に判定することのできる自動変速機付きエンジンの
制御装置が得られる効果がある。
【0204】また、この発明の請求項6によれば、請求
項1から請求項5までのいずれかにおいて、エンジン制
御装置は、運転状態に基づいて自動変速機のクイック直
結許可信号を生成するクイック直結許可判定手段を含
み、自動変速機制御装置は、クイック直結許可信号に応
答して自動変速機のクイック直結制御を実行するように
したので、燃費効率を悪化させることなく自動変速機内
のトルクコンバータの直結開始時のショックを確実に低
減させた自動変速機付きエンジンの制御装置が得られる
効果がある。
【0205】また、この発明の請求項7によれば、請求
項6において、自動変速機制御装置は、運転状態の運転
領域を判定する運転領域判定手段と、運転領域に応じ
て、自動変速機の直結制御状態を通常直結制御またはク
イック直結制御のいずれかに選択設定する直結制御選択
手段とを含み、直結制御選択手段は、クイック直結許可
信号が入力されない場合にはクイック直結制御の選択を
禁止するようにしたので、燃費効率を悪化させることな
く自動変速機内のトルクコンバータの直結開始時のショ
ックを確実に低減させた自動変速機付きエンジンの制御
装置が得られる効果がある。
【0206】また、この発明の請求項8によれば、請求
項7において、運転領域判定手段は、自動変速機の直結
作動制御中での運転領域を判定し、直結制御選択手段
は、直結作動制御中での運転領域が所定範囲内を示す場
合はクイック直結制御を選択し、直結作動制御中での運
転領域が所定範囲外を示す場合はクイック直結制御の選
択を禁止するようにしたので、燃費効率を悪化させるこ
となく自動変速機内のトルクコンバータの直結開始時の
ショックを確実に低減させた自動変速機付きエンジンの
制御装置が得られる効果がある。
【0207】また、この発明の請求項9によれば、請求
項7または請求項8において、自動変速機制御装置は、
自動変速機の直結制御状態をトルク補正手段に伝達する
直結制御状態伝達手段を含み、トルク補正手段は、自動
変速機がクイック直結制御状態の場合にはエンジンのト
ルク補正を実行し、自動変速機が通常直結制御状態の場
合には、エンジンのトルク補正の実行を禁止するように
したので、燃費効率を悪化させることなく自動変速機内
のトルクコンバータの直結開始時のショックを確実に低
減させた自動変速機付きエンジンの制御装置が得られる
効果がある。
【0208】また、この発明の請求項10によれば、請
求項6から請求項9までのいずれかにおいて、クイック
直結許可判定手段は、エンジンの冷却水温および空燃比
の少なくとも一方の条件に基づいてクイック直結許可信
号を生成するようにしたので、燃費効率を悪化させるこ
となく自動変速機内のトルクコンバータの直結開始時の
ショックを確実に低減させた自動変速機付きエンジンの
制御装置が得られる効果がある。
【0209】また、この発明の請求項11によれば、請
求項10において、クイック直結許可判定手段は、冷却
水温および空燃比の少なくとも一方が所定範囲以外の値
を示す場合には、クイック直結許可信号の生成を禁止す
るようにしたので、燃費効率を悪化させることなく自動
変速機内のトルクコンバータの直結開始時のショックを
確実に低減させた自動変速機付きエンジンの制御装置が
得られる効果がある。
【0210】また、この発明の請求項12によれば、請
求項1から請求項11までのいずれかにおいて、直結開
始判定手段は、自動変速機の直結作動制御中の所定の直
結開始判定禁止区間では直結開始タイミングの判定を禁
止するようにしたので、直結開始ポイントの誤検出を防
止した自動変速機付きエンジンの制御装置が得られる効
果がある。
【0211】また、この発明の請求項13によれば、請
求項12において、直結開始判定手段は、運転状態に応
じて直結開始判定禁止区間を可変設定するための直結開
始判定禁止区間演算手段を含むので、直結開始ポイント
の誤検出を確実に防止した自動変速機付きエンジンの制
御装置が得られる効果がある。
【0212】また、この発明の請求項14によれば、請
求項13において、各種センサは、アクセル開度と、エ
ンジンの発生トルクと、トルクコンバータの出力トルク
と、エンジン回転数とトルクコンバータのタービン回転
数との差回転と、自動変速機の変速比との少なくとも1
つを運転状態として検出し、直結開始判定禁止区間演算
手段は、アクセル開度と、エンジンの発生トルクと、ト
ルクコンバータの出力トルクと、エンジン回転数とター
ビン回転数との差回転と、自動変速機の変速比との少な
くとも1つに応じて直結開始判定禁止区間を可変設定す
るようにしたので、直結開始ポイントの誤検出をさらに
確実に防止した自動変速機付きエンジンの制御装置が得
られる効果がある。
【0213】また、この発明の請求項15によれば、請
求項12から請求項14までのいずれかにおいて、直結
開始判定禁止区間は、自動変速機の直結機構の作動遅れ
時間に対応して設定されたので、直結開始ポイントの誤
検出を防止した自動変速機付きエンジンの制御装置が得
られる効果がある。
【0214】また、この発明の請求項16によれば、請
求項1から請求項15までのいずれかにおいて、エンジ
ンの負荷として作用するエンジン補機と、エンジン補機
を駆動するエンジン補機駆動手段と、エンジン補機の入
力状態を検出するエンジン補機入力検出手段とを備え、
エンジン補機駆動手段は、自動変速機の直結作動制御中
の所定区間では、エンジン補機の入力状態が変化しても
エンジン補機の駆動切換の実行を禁止するようにしたの
で、エンジン補機切換に起因する直結開始ポイントの誤
検出を防止した自動変速機付きエンジンの制御装置が得
られる効果がある。
【0215】また、この発明の請求項17によれば、請
求項16において、エンジン補機駆動手段は、直結作動
制御中の所定区間でのエンジン補機のオフからオンへの
駆動切換の実行を禁止するようにしたので、エンジン補
機オンに起因する直結開始ポイントの誤検出を防止した
自動変速機付きエンジンの制御装置が得られる効果があ
る。
【0216】また、この発明の請求項18によれば、請
求項1から請求項15までのいずれかにおいて、エンジ
ンの負荷として作用するエンジン補機と、エンジン補機
を駆動するエンジン補機駆動手段と、エンジン補機の入
力状態を検出するエンジン補機入力検出手段とを備え、
自動変速機制御装置は、自動変速機の直結作動制御中の
所定区間でエンジン補機の入力状態が変化した場合に
は、自動変速機の直結制御を解除するようにしたので、
エンジン補機切換時の誤検出に起因するエンジントルク
の誤補正を防止した自動変速機付きエンジンの制御装置
が得られる効果がある。
【0217】また、この発明の請求項19によれば、請
求項18において、自動変速機制御装置は、直結作動制
御中の所定区間でのエンジン補機のオフからオンへの入
力状態の変化に応答して、自動変速機の直結制御を解除
するようにしたので、エンジン補機オン時の誤検出に起
因するエンジントルクの誤補正を防止した自動変速機付
きエンジンの制御装置が得られる効果がある。
【0218】また、この発明の請求項20によれば、請
求項1から請求項15までのいずれかにおいて、エンジ
ンの負荷として作用するエンジン補機と、エンジン補機
を駆動するエンジン補機駆動手段と、エンジン補機の入
力状態を検出するエンジン補機入力検出手段とを備え、
自動変速機制御装置は、運転状態に応じて自動変速機の
直結制御状態を通常直結制御またはクイック直結制御の
いずれかに選択設定する直結制御選択手段を含み、自動
変速機のクイック直結作動制御中の所定区間でエンジン
補機の入力状態が変化した場合には、自動変速機の直結
制御状態を解除するようにしたので、エンジン補機切換
時の誤検出に起因するエンジントルクの誤補正を防止し
た自動変速機付きエンジンの制御装置が得られる効果が
ある。
【0219】また、この発明の請求項21によれば、請
求項20において、自動変速機制御装置は、クイック直
結作動制御中の所定区間でのエンジン補機のオフからオ
ンへの入力状態の変化に応答して、自動変速機の直結制
御状態を解除するようにしたので、エンジン補機オン時
の誤検出に起因するエンジントルクの誤補正を防止した
自動変速機付きエンジンの制御装置が得られる効果があ
る。
【0220】また、この発明の請求項22によれば、請
求項1から請求項21までのいずれかにおいて、エンジ
ンにより駆動される発電機と、発電機の発電量を制御す
る発電量制御手段とを備え、発電量制御手段は、自動変
速機の直結作動制御中の所定区間での発電量の変化量に
上限値を設定して、発電制御量の急変を禁止したので、
負荷変化に起因する直結作動制御中の回転変動を抑制し
て、直結開始ポイントの誤検出を防止した自動変速機付
きエンジンの制御装置が得られる効果がある。
【0221】また、この発明の請求項23によれば、請
求項22において、発電量制御手段は、直結作動制御中
の所定区間での発電量の増加量に上限値を設定したの
で、負荷変化に起因する直結開始ポイントの誤検出を確
実に防止した自動変速機付きエンジンの制御装置が得ら
れる効果がある。
【0222】また、この発明の請求項24によれば、請
求項1から請求項23までのいずれかにおいて、各種セ
ンサは、アクセル開度を検出し、トルク補正手段は、自
動変速機の直結作動制御中の所定区間でのアクセル開度
が所定値以上の場合には、エンジンのトルク補正の実行
を禁止するようにしたので、アクセル操作に起因する直
結作動制御中の回転変動を抑制して、直結開始ポイント
の誤検出および不要なトルク補正を防止した自動変速機
付きエンジンの制御装置が得られる効果がある。
【0223】また、この発明の請求項25によれば、請
求項1から請求項24までのいずれかにおいて、各種セ
ンサは、アクセル開度を検出し、トルク補正手段は、自
動変速機の直結作動制御中の所定区間でのアクセル開度
の変化量が所定値以上の場合には、エンジンのトルク補
正の実行を禁止するようにしたので、アクセル操作に起
因する直結作動制御中の回転変動を抑制して、直結開始
ポイントの誤検出および不要なトルク補正を防止した自
動変速機付きエンジンの制御装置が得られる効果があ
る。
【0224】また、この発明の請求項26によれば、請
求項1から請求項25までのいずれかにおいて、トルク
補正手段は、自動変速機の直結作動制御中の所定区間で
の回転変化量が、しきい値よりも大きい所定値を越えた
場合には、エンジンのトルク補正の実行を禁止するよう
にしたので、アクセル操作に起因する直結作動制御中の
回転変動を抑制して、直結開始ポイントの誤検出および
不要なトルク補正を防止した自動変速機付きエンジンの
制御装置が得られる効果がある。
【0225】また、この発明の請求項27によれば、請
求項1から請求項26までのいずれかにおいて、各種セ
ンサは、アクセル開度を検出し、トルク補正手段は、自
動変速機の直結作動制御前の所定区間でのアクセル開度
の変化量を記憶するアクセル変化量記憶手段を含み、直
結作動制御前の所定区間でのアクセル開度の変化量が所
定値を越えた場合には、エンジンのトルク補正の実行を
禁止するようにしたので、アクセル操作に起因する直結
作動制御中の回転変動を抑制して、直結開始ポイントの
誤検出および不要なトルク補正を防止した自動変速機付
きエンジンの制御装置が得られる効果がある。
【0226】また、この発明の請求項28によれば、請
求項18から請求項26までのいずれかにおいて、直結
作動制御中の所定区間は、自動変速機の直結機構の作動
遅れ時間に対応した直結開始判定禁止区間よりも短い区
間に設定されたので、直結作動制御中の直結開始以外の
要因による直結開始ポイントの誤検出および不要なトル
ク補正を防止した自動変速機付きエンジンの制御装置が
得られる効果がある。
【0227】また、この発明の請求項29によれば、請
求項1から請求項28までのいずれかにおいて、トルク
補正手段は、エンジンの点火時期を遅角補正することに
より、エンジンの出力トルクを低減補正するようにした
ので、直結開始ポイントの検出時に迅速にトルク低減補
正を実現した自動変速機付きエンジンの制御装置が得ら
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1の要部を示す機能ブ
ロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるトルク補正動
作を示すタイミングチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2によるトルク補正動
作を示すタイミングチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3によるエンジン補機
の駆動切換動作を示すタイミングチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態4によるエンジン補機
の駆動切換動作を示すタイミングチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態6によるトルク補正禁
止動作を示すタイミングチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態7によるトルク補正禁
止動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
100 エンジン制御装置、101 エンジン、106
点火手段、107クランク角センサ、109 アクセ
ル開度センサ、110 自動変速機制御装置、111
自動変速機、112 トルクコンバータ、113 エン
ジン回転センサ、114 タービン回転センサ、116
直結クラッチ、118 水温センサ、119 オルタ
ネータ、120 A/Cコンプレッサ、121 A/C
スイッチ、201 エンジン補機入力検出手段、202
エンジン補機駆動手段、204 クイック直結許可判
定手段、207 回転変化量検出手段、209、223
直結開始判定禁止区間演算手段、210、221 しき
い値演算手段、211、222 直結開始判定手段、2
12 エンジントルク補正手段、213 運転領域判定
手段、214 直結制御選択手段、215 直結制御状
態伝達手段、217 差回転変化量演算手段、218
トルコン出力トルク演算手段、220変速比演算手段、
A クイック直結許可信号、B クイック直結実行信
号、Neエンジン回転数、Nt タービン回転数、PW
発電制御量、PWo 要求発電量、Te エンジント
ルク、THa、THb しきい値、THc 所定値、T
w 冷却水温、α アクセル開度、β 所定値、τ 直
結開始判定禁止区間、θ スロットル開度、ΔNe 回
転変化量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 F02D 29/02 F 29/04 29/04 B 29/06 29/06 E 45/00 362 45/00 362J F02P 5/15 F16H 61/14 601A F16H 61/14 601 F02P 5/15 B (72)発明者 大内 裕史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 伊達 俊明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 久常 達也 兵庫県神戸市兵庫区浜山通6丁目1番2号 三菱電機コントロールソフトウエア株式 会社内 (72)発明者 筒井 禎治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 浅山 弘樹 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 近藤 薫 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 中村 竜夫 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 広信 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 安倍 康一 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3D041 AA25 AA59 AB01 AC01 AC09 AC15 AC18 AD01 AD03 AD04 AD10 AD14 AD22 AD23 AD30 AD52 AE03 AE09 AE15 AE16 AF01 AF03 AF07 AF09 3G022 AA03 CA00 DA02 EA06 EA07 GA01 GA05 GA08 GA09 3G084 AA03 BA03 BA17 BA34 BA36 CA00 DA03 DA05 DA18 EB12 EB13 EB16 EB17 EC02 EC03 EC06 FA06 FA10 FA20 FA34 FA38 3G093 AA05 AA12 BA03 BA14 BA19 CA05 CA08 CB08 DA01 DA05 DA06 DA07 DA14 DB03 DB10 DB25 DB26 EA03 EA13 EB01 EC01 EC04 FA06 FA07 FA09 FA14 FB02 3J053 CA02 CB11 DA06 DA08 EA01 FA03

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン回転数を含むエンジンの運転状
    態を検出する各種センサと、 前記エンジンの出力側に接続されたトルクコンバータを
    有する自動変速機と、 前記運転状態に基づいて前記エンジンを制御するエンジ
    ン制御装置と、 前記エンジン制御装置と関連して前記自動変速機の直結
    機構を制御する自動変速機制御装置とを備えた自動変速
    機付きエンジンの制御装置において、 前記エンジン回転数を含む回転情報の変化量を回転変化
    量として検出する回転変化量検出手段と、 前記自動変速機の実際の直結開始に相当した前記回転変
    化量のしきい値を演算するしきい値演算手段と、 前記回転変化量が前記しきい値を越えた場合に、前記自
    動変速機の実際の直結開始タイミングを判定する直結開
    始判定手段とを設け、 前記エンジン制御装置は、前記自動変速機の直結作動制
    御中の前記直結開始タイミングに応答して、前記エンジ
    ンの出力トルクを低減補正するトルク補正手段を含むこ
    とを特徴とする自動変速機付きエンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記回転変化量検出手段は、前記エンジ
    ン回転数の変化量を前記回転変化量として検出すること
    を特徴とする請求項1に記載の自動変速機付きエンジン
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記各種センサは、前記自動変速機の回
    転数を検出し、 前記回転変化量検出手段は、前記エンジン回転数と前記
    トルクコンバータのタービン回転数との差回転の変化量
    を前記回転変化量として検出することを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の自動変速機付きエンジンの
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記しきい値演算手段は、前記エンジン
    の運転状態に応じて前記しきい値を可変設定することを
    特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載
    の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記各種センサは、アクセル開度と、前
    記エンジンの発生トルクと、前記トルクコンバータの出
    力トルクと、前記エンジン回転数とタービン回転数との
    差回転と、前記自動変速機の変速比との少なくとも1つ
    を前記運転状態として検出し、 前記しきい値演算手段は、前記アクセル開度と、前記エ
    ンジンの発生トルクと、前記トルクコンバータの出力ト
    ルクと、前記エンジン回転数とタービン回転数との差回
    転と、前記自動変速機の変速比との少なくとも1つに応
    じて、前記しきい値を可変設定することを特徴とする請
    求項4に記載の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記エンジン制御装置は、前記運転状態
    に基づいて前記自動変速機のクイック直結許可信号を生
    成するクイック直結許可判定手段を含み、 前記自動変速機制御装置は、前記クイック直結許可信号
    に応答して前記自動変速機のクイック直結制御を実行す
    ることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれ
    かに記載の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記自動変速機制御装置は、 前記運転状態の運転領域を判定する運転領域判定手段
    と、 前記運転領域に応じて、前記自動変速機の直結制御状態
    を通常直結制御またはクイック直結制御のいずれかに選
    択設定する直結制御選択手段とを含み、 前記直結制御選択手段は、クイック直結許可信号が入力
    されない場合には前記クイック直結制御の選択を禁止す
    ることを特徴とする請求項6に記載の自動変速機付きエ
    ンジンの制御装置。
  8. 【請求項8】 前記運転領域判定手段は、前記自動変速
    機の直結作動制御中での運転領域を判定し、 前記直結制御選択手段は、 前記直結作動制御中での運転領域が所定範囲内を示す場
    合は前記クイック直結制御を選択し、 前記直結作動制御中での運転領域が前記所定範囲外を示
    す場合は前記クイック直結制御の選択を禁止することを
    特徴とする請求項7に記載の自動変速機付きエンジンの
    制御装置。
  9. 【請求項9】 前記自動変速機制御装置は、前記自動変
    速機の直結制御状態を前記トルク補正手段に伝達する直
    結制御状態伝達手段を含み、 前記トルク補正手段は、 前記自動変速機がクイック直結制御状態の場合には前記
    エンジンのトルク補正を実行し、 前記自動変速機が通常直結制御状態の場合には、前記エ
    ンジンのトルク補正の実行を禁止することを特徴とする
    請求項7または請求項8に記載の自動変速機付きエンジ
    ンの制御装置。
  10. 【請求項10】 前記クイック直結許可判定手段は、前
    記エンジンの冷却水温および空燃比の少なくとも一方の
    条件に基づいて前記クイック直結許可信号を生成するこ
    とを特徴とする請求項6から請求項9までのいずれかに
    記載の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  11. 【請求項11】 前記クイック直結許可判定手段は、前
    記冷却水温および前記空燃比の少なくとも一方が所定範
    囲以外の値を示す場合には、前記クイック直結許可信号
    の生成を禁止することを特徴とする請求項10に記載の
    自動変速機付きエンジンの制御装置。
  12. 【請求項12】 前記直結開始判定手段は、前記自動変
    速機の直結作動制御中の所定の直結開始判定禁止区間で
    は前記直結開始タイミングの判定を禁止することを特徴
    とする請求項1から請求項11までのいずれかに記載の
    自動変速機付きエンジンの制御装置。
  13. 【請求項13】 前記直結開始判定手段は、前記運転状
    態に応じて前記直結開始判定禁止区間を可変設定するた
    めの直結開始判定禁止区間演算手段を含むことを特徴と
    する請求項12に記載の自動変速機付きエンジンの制御
    装置。
  14. 【請求項14】 前記各種センサは、アクセル開度と、
    前記エンジンの発生トルクと、前記トルクコンバータの
    出力トルクと、前記エンジン回転数と前記トルクコンバ
    ータのタービン回転数との差回転と、前記自動変速機の
    変速比との少なくとも1つを前記運転状態として検出
    し、 前記直結開始判定禁止区間演算手段は、アクセル開度
    と、前記エンジンの発生トルクと、前記トルクコンバー
    タの出力トルクと、前記エンジン回転数とタービン回転
    数との差回転と、前記自動変速機の変速比との少なくと
    も1つに応じて前記直結開始判定禁止区間を可変設定す
    ることを特徴とする請求項13に記載の自動変速機付き
    エンジンの制御装置。
  15. 【請求項15】 前記直結開始判定禁止区間は、前記自
    動変速機の直結機構の作動遅れ時間に対応して設定され
    たことを特徴とする請求項12から請求項14までのい
    ずれかに記載の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  16. 【請求項16】 前記エンジンの負荷として作用するエ
    ンジン補機と、 前記エンジン補機を駆動するエンジン補機駆動手段と、 前記エンジン補機の入力状態を検出するエンジン補機入
    力検出手段とを備え、 前記エンジン補機駆動手段は、前記自動変速機の直結作
    動制御中の所定区間では、前記エンジン補機の入力状態
    が変化しても前記エンジン補機の駆動切換の実行を禁止
    することを特徴とする請求項1から請求項15までのい
    ずれかに記載の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  17. 【請求項17】 前記エンジン補機駆動手段は、前記直
    結作動制御中の所定区間での前記エンジン補機のオフか
    らオンへの駆動切換の実行を禁止することを特徴とする
    請求項16に記載の自動変速機付きエンジンの制御装
    置。
  18. 【請求項18】 前記エンジンの負荷として作用するエ
    ンジン補機と、 前記エンジン補機を駆動するエンジン補機駆動手段と、 前記エンジン補機の入力状態を検出するエンジン補機入
    力検出手段とを備え、 前記自動変速機制御装置は、前記自動変速機の直結作動
    制御中の所定区間で前記エンジン補機の入力状態が変化
    した場合には、前記自動変速機の直結制御を解除するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項15までのいずれか
    に記載の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  19. 【請求項19】 前記自動変速機制御装置は、前記直結
    作動制御中の所定区間での前記エンジン補機のオフから
    オンへの入力状態の変化に応答して、前記自動変速機の
    直結制御を解除することを特徴とする請求項18に記載
    の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  20. 【請求項20】 前記エンジンの負荷として作用するエ
    ンジン補機と、 前記エンジン補機を駆動するエンジン補機駆動手段と、 前記エンジン補機の入力状態を検出するエンジン補機入
    力検出手段とを備え、 前記自動変速機制御装置は、 前記運転状態に応じて前記自動変速機の直結制御状態を
    通常直結制御またはクイック直結制御のいずれかに選択
    設定する直結制御選択手段を含み、 前記自動変速機のクイック直結作動制御中の所定区間で
    前記エンジン補機の入力状態が変化した場合には、前記
    自動変速機の直結制御状態を解除することを特徴とする
    請求項1から請求項15までのいずれかに記載の自動変
    速機付きエンジンの制御装置。
  21. 【請求項21】 前記自動変速機制御装置は、前記クイ
    ック直結作動制御中の所定区間での前記エンジン補機の
    オフからオンへの入力状態の変化に応答して、前記自動
    変速機の直結制御状態を解除することを特徴とする請求
    項20に記載の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  22. 【請求項22】 前記エンジンにより駆動される発電機
    と、 前記発電機の発電量を制御する発電量制御手段とを備
    え、 前記発電量制御手段は、前記自動変速機の直結作動制御
    中の所定区間での前記発電量の変化量に上限値を設定し
    たことを特徴とする請求項1から請求項21までのいず
    れかに記載の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  23. 【請求項23】 前記発電量制御手段は、前記直結作動
    制御中の所定区間での前記発電量の増加量に上限値を設
    定したことを特徴とする請求項22に記載の自動変速機
    付きエンジンの制御装置。
  24. 【請求項24】 前記各種センサは、アクセル開度を検
    出し、 前記トルク補正手段は、前記自動変速機の直結作動制御
    中の所定区間での前記アクセル開度が所定値以上の場合
    には、前記エンジンのトルク補正の実行を禁止すること
    を特徴とする請求項1から請求項23までのいずれかに
    記載の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  25. 【請求項25】 前記各種センサは、アクセル開度を検
    出し、 前記トルク補正手段は、前記自動変速機の直結作動制御
    中の所定区間での前記アクセル開度の変化量が所定値以
    上の場合には、前記エンジンのトルク補正の実行を禁止
    することを特徴とする請求項1から請求項24までのい
    ずれかに記載の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  26. 【請求項26】 前記トルク補正手段は、前記自動変速
    機の直結作動制御中の所定区間での前記回転変化量が、
    前記しきい値よりも大きい所定値を越えた場合には、前
    記エンジンのトルク補正の実行を禁止することを特徴と
    する請求項1から請求項25までのいずれかに記載の自
    動変速機付きエンジンの制御装置。
  27. 【請求項27】 前記各種センサは、アクセル開度を検
    出し、 前記トルク補正手段は、 前記自動変速機の直結作動制御前の所定区間での前記ア
    クセル開度の変化量を記憶するアクセル変化量記憶手段
    を含み、 前記直結作動制御前の所定区間での前記アクセル開度の
    変化量が所定値を越えた場合には、前記エンジンのトル
    ク補正の実行を禁止することを特徴とする請求項1から
    請求項26までのいずれかに記載の自動変速機付きエン
    ジンの制御装置。
  28. 【請求項28】 前記直結作動制御中の所定区間は、前
    記自動変速機の直結機構の作動遅れ時間に対応した直結
    開始判定禁止区間よりも短い区間に設定されたことを特
    徴とする請求項18から請求項26までのいずれかに記
    載の自動変速機付きエンジンの制御装置。
  29. 【請求項29】 前記トルク補正手段は、前記エンジン
    の点火時期を遅角補正することにより、前記エンジンの
    出力トルクを低減補正することを特徴とする請求項1か
    ら請求項28までのいずれかに記載の自動変速機付きエ
    ンジンの制御装置。
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