JP2001342825A - 内燃機関の触媒コンバータ - Google Patents

内燃機関の触媒コンバータ

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JP2001342825A
JP2001342825A JP2000161510A JP2000161510A JP2001342825A JP 2001342825 A JP2001342825 A JP 2001342825A JP 2000161510 A JP2000161510 A JP 2000161510A JP 2000161510 A JP2000161510 A JP 2000161510A JP 2001342825 A JP2001342825 A JP 2001342825A
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Japan
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shells
converter
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internal combustion
combustion engine
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JP2000161510A
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Inventor
Kazuhiko Taguchi
和彦 田口
Hiroshi Takemoto
洋 竹本
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Sakamoto Ind Co Ltd
Original Assignee
Sakamoto Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェルの一体化の際に保持材への加圧力を適
正になるように調節でき、しかも、溶接による保持材の
損傷を防止することができる内燃機関の触媒コンバータ
を提供する。 【解決手段】 触媒コンバータ10のコンバータ本体1
1は、一対をなす半割り状のシェル12A,12Bを有
している。これらシェル12A,12Bの周方向の両端
縁には、径方向外側に突出するフランジ13が設けられ
ている。これらフランジ13の突出端には、上方に(シ
ェル12A,12Bの対向方向と平行に、しかも互いに
同じ向きに)突出する連結板部14が設けられている。
これら連結板部14が互いに重ね合わされ、溶接されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の触媒
コンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の触媒コンバータの一例を
示したものである。このコンバータ1は、一対をなす半
割り状のシェル3A,3Bからなるコンバータ本体2
と、このコンバータ本体2に収容された触媒担体4とを
備えている。各シェル3A,3Bの周方向の両端部に
は、径方向外側に突出するフランジ5が設けられてい
る。2つのシェル3A,3Bのフランジ5どうしが合わ
され、溶接されることによって、シェル3A,3Bが一
体になっている。この状態で、コンバータ本体2と触媒
担体4との間に介在された保持材6が、加圧され圧縮さ
れるようになっている。この加圧された保持材6によっ
て、触媒担体4ががたつかないように保持されている。
【0003】図4は、他の従来例を示したものである。
このコンバータ1’のシェル3A,3Bには、フランジ
が設けられていない。それに代えて、下側のシェル3B
の周方向の両端部が、シェル3A,3Bの厚さ分だけ拡
径されている。このシェル3Bの端部と保持材6との間
に上側のシェル3Aの端部が挿し入れられ、保持材6を
圧縮した状態で、シェル3A,3Bどうしが溶接されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す従来のコン
バータ1は、一対のシェル3A,3Bを溶接一体化する
際、フランジ5どうしが当たることによって、保持材6
への加圧力が定まる。この定まった加圧力が小さいと、
触媒担体4を保持できず、がたついてしまう。逆に、加
圧力が大きいと、触媒担体4が割れてしまう。一方、図
4に示す従来のコンバータ1’は、上側のシェル3Aの
挿し入れ量を調節することによって、保持材6への加圧
力を調節することができる。しかし、シェル3Aの周面
に溶接トーチを当てることになるので、セラミック繊維
からなる保持材6が、溶接熱によって焼けたり、裏ビー
ド(シェル3Aの溶接部位の内周に形成される凸部)に
よって凹まされたりするおそれがある。本発明は、上記
事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、シェルの一体化の際に保持材への加圧力を適正に
なるように調節でき、しかも、溶接による保持材の損傷
を防止することができる触媒コンバータを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、筒形状のコンバータ本体と、このコンバ
ータ本体に収容された触媒担体と、この触媒担体と上記
コンバータ本体との間に設けられた筒形状の保持材とを
備え、上記コンバータ本体が、一対をなす半割り状のシ
ェルで構成された内燃機関の触媒コンバータにおいて、
上記一対のシェルが、周方向の両端縁から外側に突出さ
れたフランジと、このフランジの突出端からこれらシェ
ルの対向する方向と平行に突出された連結板部とをそれ
ぞれ有し、上記一対のシェルのフランジが互いに離れた
状態で、上記連結板部が互いに重なり溶接されているこ
とを特徴とする。ここで、上記一対のシェルの連結板部
が、互いに同じ向きに突出されていてもよく、互いに向
き合う方向に突出されていてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に
係る内燃機関の触媒コンバータ10を示したものであ
る。触媒コンバータ10は、筒形状のコンバータ本体1
1と、このコンバータ本体11に収容された触媒担体2
1と、筒形状をなして触媒担体21とコンバータ本体1
1の間に設けられた保持材22とを有している。触媒担
体21は、ハニカム構造体に触媒が担持されたものであ
る。保持材22は、例えばセラミック繊維で形成されて
いる。
【0007】コンバータ本体11は、一対をなして上下
に対向する半割り状のシェル12A,12Bを有してい
る。シェル12A,12Bの周方向の両端縁には、径方
向外側に突出するフランジ13が設けられている。一対
のシェル12A,12Bのフランジ13は、互いに平行
をなし、離れている。これらフランジ13の先端(突出
端)には、上側のシェル12Aについても下側のシェル
12Bについても共に上方に(シェル12A,12Bの
対向方向と平行に、しかも互いに同じ向きに)突出する
連結板部14が設けられている。これら連結板部14
が、コンバータ本体11の径方向にずれて互いに重ね合
わされ、溶接されている。
【0008】触媒コンバータ10の製造方法を説明す
る。先ず、一対のシェル12A,12Bをプレス成形す
る。次に、下側のシェル12Bの内周面に触媒担体21
及び保持材22を載せ、その上に上側のシェル12Aを
被せる。次に、例えば油圧プレス機(加圧手段)でシェ
ル12A、12Bどうしを押し付ける。これによって、
保持材22が加圧、圧縮される。この時、シェル12
A,12Bの連結板部14どうしは、接触状態を維持し
ながら重なり度の大きくなるように相対的にスライドさ
れる。油圧プレス機は、保持材22への加圧力が増大し
ながら適正値に漸近するように制御され、加圧力が適正
値を越えることがないようにされる。これによって、触
媒担体21が過度の圧力で割れるのを防止することがで
きる。
【0009】加圧力が適正値に達した時、その値が維持
されるように油圧プレス機のストロークを固定する。こ
れによって、連結板部14どうしの重なり度が定まる。
しかも、この重なり度に拘わらず、連結板部14どうし
は接触した状態になっている。したがって、保持材22
に適正な加圧力が印加された状態で、連結板部14どう
しを溶接することができる。しかも、保持材22は、連
結板部14の溶接位置aから離れているので、溶接熱で
焼けたり、溶接による連結板部14の裏ビード等の変形
の影響を受けることがない。
【0010】溶接によってシェル12A,12Bどうし
が一体に固定され、触媒コンバータ10が完成する。こ
の触媒コンバータ10を油圧プレス機から外した後も、
シェル12A,12Bの締め付けによって保持材22へ
の上記適正な加圧力が維持される。これによって、保持
材22で触媒担体21をしっかりと保持することができ
る。よって、触媒コンバータ10の内燃機関への搭載
後、触媒担体21が機関の駆動等でがたつき破損するの
を防止することができる。しかも、一対のシェル12
A,12Bの連結板部14を互いに同じ向きに突出させ
たことによって、フランジ13間の間隔、すなわちシェ
ル12A,12Bの周端縁間の間隔を狭くできるので、
保持材22を周方向に広い範囲にわたって加圧すること
ができ、ひいては触媒担体21をより確実に保持するこ
とができる。
【0011】次に、本発明の第2実施形態を、図2に基
づいて説明する。この実施形態において上記第1実施形
態と同様の構成については、図面に同一符号を付して説
明を簡略化する。この第2実施形態に係る触媒コンバー
タ10’は、一対のシェル12A,12Bの連結板部1
4どうしが、互いに向き合う方向に突出されている。こ
れによって、連結板部14が、内燃機関の他の構成部材
にひっかかるのを防止することができる。
【0012】本発明は、上記実施形態に限定されず、種
々の改変が可能である。例えば、フランジ13が、シェ
ル12A,12Bの周端部と鋭角又は鈍角をなすように
突出されていてもよい。第1実施形態の触媒コンバータ
10では、一対のシェル12A,12Bの連結板部14
が、左右両方とも、上に突出されているが、左右の連結
板部の一方が上に、他方が下に突出されるようにしても
よい。第2実施形態の触媒コンバータ10’では、上側
のシェル12Aの連結板部14が、左右両方とも、下側
のシェル12Bの連結板部14より内側に配されている
が、左右の何れか一方が、シェル12Bのものより内側
に、他方が外側に位置されるようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
シェルの一体化の際に保持材への加圧力を適正になるよ
うに調節でき、しかも、溶接による保持材の損傷を防止
することができる。第2の発明では、一対のシェルの周
端縁間の間隔を狭くでき、保持材を周方向に広い範囲に
わたって加圧することができる。第3の発明では、連結
板部が内燃機関の他の構成部材にひっかかるのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る触媒コンバータの
断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る触媒コンバータの
断面図である。
【図3】従来の触媒コンバータの一例を示す断面図であ
る。
【図4】従来の触媒コンバータの他の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
10,10’ 触媒コンバータ 11 コンバータ本体 12A,12B シェル 13 フランジ 14 連結板部 21 触媒担体 22 保持材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状のコンバータ本体と、このコンバ
    ータ本体に収容された触媒担体と、この触媒担体と上記
    コンバータ本体との間に設けられた筒形状の保持材とを
    備え、上記コンバータ本体が、一対をなす半割り状のシ
    ェルで構成された内燃機関の触媒コンバータにおいて、 上記一対のシェルが、周方向の両端縁から外側に突出さ
    れたフランジと、このフランジの突出端からこれらシェ
    ルの対向する方向と平行に突出された連結板部とをそれ
    ぞれ有し、上記一対のシェルのフランジが互いに離れた
    状態で、上記連結板部が互いに重なり溶接されているこ
    とを特徴とする内燃機関の触媒コンバータ。
  2. 【請求項2】 上記一対のシェルの連結板部が、互いに
    同じ向きに突出されていることを特徴とする請求項1に
    記載の内燃機関の触媒コンバータ。
  3. 【請求項3】 上記一対のシェルの連結板部どうしが、
    互いに向き合う方向に突出されていることを特徴とする
    請求項1に記載の内燃機関の触媒コンバータ。
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